日本橋高島屋のマスコットガール
カテゴリー「唐突の人」、久しぶりだ。まあ、北海道在住のうちの母(72歳)のことだ。そしてなぜか映画「ハゲタカ」ネタもちょっとだけあり。例によってまた東京にやって来たのだが、今回は母一人だけでなく旅行友達3人と一緒のツアーで、ホテルは4人で泊まれるスイートに宿泊中なんだという。そしてうちの母が来る時はいつも子ども(11歳)と一緒に3人で泊まれるように大きめの部屋にするのだが、今回は友達と一緒なので私と子どもの部屋だけ同じフロアの別の部屋をとっておいてくれたとのことだった。なのでお泊まりセット持参で子どもと母に会いに行く。子どもがおばーちゃん(母)に洋服を買ってもらう約束をしたということで、お気に入りのブランドが入っている日本橋高島屋で待ち合わせをする。

日本橋……去年秋から何度来た事であろう(笑)。早めに行って、また常盤橋公園に行ってみようかなー、先週はまだ全然咲いてなかった八重枝垂れ桜がそろそろ咲いているかもしれないし(4月1日「お花見日記 [4/1] 常盤橋公園さくらまつり」)。とか思っていたが結局バタバタしててギリギリに日本橋高島屋に駆け込む。日本橋の高島屋って入ってみたのは初めてだが、店員さんがやたらと親切丁寧で驚く。さすが老舗? そして古いデーパートのせいか、エスカレータの所に年期もののマスコットガールの人形が置いてあり目を奪われる。それで母と子どもが子供服売り場に行ってしまったのに、私はこの人形が他にもないかと探して他のフロアをあちこちふらついてみる。

日本橋高島屋のHUGO BOSS 今どきのリカちゃん
そしてふとみるとHUGO BOSSの婦人服売り場が。ええ、映画「ハゲタカ」で鷲津(大森南朋)着用スーツのブランドですよ。体型の問題はこのさい置いておいて(泣)、そういえば最近スーツを全然買ってないから1着くらいちゃんとしたのを用意しておかないとなーと思ってお値段を見てみて挫折。まあHUGO BOSSに近づくこと自体、間違っているのだが。

その後、子供服売り場に行き母達と合流したら、母が言ったのだ。
「○子(子ども)に、おかあさん、一緒にいなくても大丈夫なの?って聞いたらさ」
「ん?」
「おかさんは自由自在だから、って言ってたよ」
「……そうすか」
ついに自由自在とまで言われていたか。

子供服売り場は服だけじゃなくておもちゃなどもあり、超久しぶりにリカちゃん人形等もガン見してみる。リカちゃんママ、こう見えても6児の母なんだよな。日本の出生率低下もリカちゃんママがいれば解消するんじゃなのか。そういえばリカちゃんのボーイフレンドって、今は誰なんだろうと思って見てみたら(リカちゃんママの隣の男の子)、「レンくん」でした。私が子どもの頃は「わたるくん」(立花わたる、小学6年生)だったんだが、その後数々の男性遍歴ののち、現在はレンくん。「ビューティモデルズのヘアスタイリストとしてお手伝いをしてくれている、とってもおしゃれな男の子。将来の夢はヘアスタイリストです」(公式ホームページ)。

さて久しぶりなので家人も交えて4人で夕飯を一緒に食べる事に。
母「場所はどこでもいいよ」
私「ここが日本橋だけど、泊まるホテルは東京駅のいつものところだよね?」
母「いや、東京駅じゃなくて新橋駅だよ」
私「え? いつものホテルじゃないの?」
母「友達と一緒に泊まっているからね。でもいつもと同じ第一ホテルだよ」
私「新橋の?」
母「そう」
私「え? ええ!? 新橋の第一ホテル!?」
ここをお読みいただいている方にはおなじみの(笑)、映画「ハゲタカ」のロケ地の第一ホテル東京が本日の宿泊ホテルでしたよ。くそー、なんでマンダリンオリエンタル東京(劉一華宿泊ホテル)とかフォーシーズンズ丸の内(鷲津政彦宿泊ホテル)じゃないのだ。まあ、多分母はマンダリンもフォーシーズンズの存在も知らないんだろうが。この次の機会のために、今から洗脳しておいた方がいいのか? うまくいけばもしかしてマンダリンやフォーシーズンズのスイートを見れるかも!? なお、子どもが母達が泊まっている部屋を見に行ったのだが「すっごい部屋だった!」と感激してました。

そして夕飯をどこにするか迷って「マンダリンオリエンタル東京の中華(ケシキ)とかどう?」と無駄な提案をしてみるが、地図をチェックしたら日本橋高島屋からだと結構遠いというのがわかったのでそれはやめて、結局高島屋内レストランの鼎泰豊(ディンタイフォン)に決定。子どもは台湾に行ったときにここの小籠包が気に入って確か二人(私と子ども)で4皿だか5皿食べたくらい好きなので喜んでいたし、母も中華なら無問題(なお台湾本店の小龍包は1皿に10個載っていた)。

ところでここで子どもと何故か嵐の大野の話題になったときに母(しつこいようだが、72歳)が「大野って、あのおとなしい子でしょ?」と言ったのである。
私「え? 大野、知っているの?」
母「それくらい知ってるよ」
私「え? じゃあ櫻井とか二宮とか松潤とか区別つくの?」
母「つくに決まってるでしょ!」
はるか大昔から若手タレントおよび俳優にはまったく疎かった母の、この断言ぶりにびっくりだ。もっとも実家のすぐ近所に住んでいる妹が大野のファンで姪っ子が確か相葉のファンだったはずだから、そこらへんから情報を仕入れているのかもしれない。ここは「じゃあV6は? TOKIOは?」と聞いてみたいところだが、「何言ってるの、あんたはHey!Say!Jump!の子たちの区別がつかないのかい?」なんて言われたら全く答えられないので、やめときました。

第一ホテル東京(新橋) 第一ホテル東京(新橋)
そーんな訳で、デューデリではない第一ホテル東京(笑)。ここからちょっとだけ映画「ハゲタカ」のネタバレあり。せっかくなので(せっかく??)鷲津目線で入ってみよう。車で来たら別の入口になるので、記者会見の後、電車に乗ってここまで来たのかしら? あるいは車寄せの入口に回ろうとする車の運転手に「ここでいいからっ」とか言って降りたのかしら。まあとにかくこの入口から入って、ホールに出たところで2階から西野(松田龍平)に声をかけられて上を見る(写真右)。

第一ホテル東京(新橋) 第一ホテル東京(新橋)
ここで振り返ると左手に階段、右手にエレベータがあるのだが、2階に行くぐらいでエレベータを使うからあの体型になっているのかもしれないと思いつつ、これくらい階段使えよと、階段を登る。結構段数あるよ……(34段)。

第一ホテル東京(新橋) 第一ホテル東京(新橋)
階段を上りきって(写真左)、右側が密談場所(写真右)。

第一ホテル東京(新橋)
鷲津「後は向こうがどうでるかだ」
西野「おそらくスタンリーは中国サイドに泣きつくでしょう」
中延「中国にとって、投資銀行のノウハウを持つスタンリーは喉から手が出るほど欲しい存在のはずです」
西野「うん、必ずくいついてくるよ」
鷲津「我々に対抗してきっとホワイトナイトを名乗り出るはずだ」

で? この後この3人はどこに行ったのかしら? 

まあそんなわけでこの次は(スイートじゃないにしても)マンダリンオリエンタル東京かフォーシーズンズ丸の内に泊まることができるよう、母を洗脳しようと目論んでいるところだ。
テーマ:日記
ジャンル:日記
富士山から先週、会社から帰ると自宅のポストにあの母(唐突の人)からの暑中見舞いはがきが来ていた。そういえば8月に富士山に登るって言ってたけど、父親も母親ももうとうに70を過ぎているって言うのに、本当にタフなことである。ワープロ文面の暑中見舞い葉書っつーことは帰宅後すぐに出したのか?と思って消印を見てみる。

差し出し郵便局は富士山頂。え?? 文面をよく読んでみたら「只今私たちは富士山の頂上、剣ケ峰に13時30分に到着しました。天候は晴れです」とある。しかも13時30分の数字のところだけ手書き、天気は晴れマークと雨マークと雲マークの3種類記載されていて晴れマークの所に○がしてある。こりゃ、自宅から数字と天気を入れるだけの文面印刷済みのハガキを持っていって、頂上の郵便局でそこのところだけ書いて出したのね、と思っていたら、ちょうどそこに母から電話が来た。

「富士山の頂上からハガキ出したんだけど」
「あー、今日届いたよ。これって印刷済みのハガキを家から持っていったんでしょ?」
「うん。大変だったよ、郵便局が閉まるのが2時(14時)なんだけど、河口湖側からのぼったから郵便局までぐるっと回らなきゃならなくてさ。頂上に着いてから郵便局まで走ったのさ」
富士山の頂上で必死に走る老夫婦……。いや、父親は多分走らずに見ていただけで、走っていたのは母だけか。
「へぇー、ハガキは一体何枚ぐらいもっていったの?」
「60枚かな」
「……」

もしかしてハガキを出すためにだけに富士山に登ったんじゃないか? 本末転倒??という疑念も湧いたがそれは言わないでおいた。なお、先週同僚のNさんと練馬のS嬢と「マラソンと登山、どっちか選ばなきゃならないとしたらどっち?」という話になったが、3人とも「わざわざ、高い所にのぼる気持ちが全くわからん。たとえ長距離でも平行移動の方がずっとマシ」と意見が一致したのだった。こんな私が富士山に登ることがあるとしたら、多分地球温暖化が進行して水位が上昇して平地にいられなくなった時くらいなもんだろうな。
テーマ:ひとりごとのようなもの
ジャンル:日記
昨日の午前中、暢気にTBSの「サンデーモーニング」を見ながら朝飯を食っていたときの事である。いきなり私の携帯電話が鳴り、見てみたらあの母からでしたよ(カテゴリー「唐突の人」)。

母「あのさ、前に教えてもらったことがあったでしょ」
私「はい?」何を?
母「ほら、文字の大きさを変えるんじゃなくて、文字と文字の間隔を変えて調整するやつ」
私「あーーーーー、WORDのコマンドね」
母「あれ、どうやるんだったっけ?」
朝8時過ぎである。しかも日曜日である。まだ朝飯食っててもバチがあたる時間帯じゃないはずである。なのにいきなり目の前にパソコンがある訳でもないのに(しかもうちで使っているのはMacで、使っているエディタもWORDじゃねぇ)WORDのコマンドを聞かれても。
私「えーと、WORDのファイルを開いたら上の方にツールバーがあるでしょ?」
母「ツールバーって?」
私「文章を入力する画面の一番上の方に、ファイルとか表示とか編集とかって文字が並んでいるでしょ?」
母「じゃ、これからファイル開いてみるわ」
開いてから聞いているんじゃなかったんかいっ。
私「ちょっと目の前でファイル開いている訳じゃないからちょっとあやふやだけどさ、確か書式とかなんとかって文字のところから「段落」とか「フォント」とかって文字を選べるようになっているはず。そこで「フォント」を選ぶと三つタブが並んでいるから、そこで「文字幅と間隔」っていうのを選んで、そこで文字間隔を100%とか80%とか変えるとできるから」
母「じゃ、やってみる。一度やったから出来ると思うんだ」

いちどやってみてから電話してくれよ。てっきり今の季節に急な電話となると、また親戚で不幸があったのかと思うじゃないのーー。しかしそういえば去年の今頃もちょうど似たような電話を受けていたんだったよ……(2006年11月25日「12月、娘達の憂鬱」)。もしかしてすっかり忘れていた私が悪いのか?
テーマ:日記
ジャンル:日記
例によって帯広の母が東京に来たので、今日は子どもと二人で母が泊まっているホテルでのんびりしている(カテゴリー:唐突の人参照)。今回は四国旅行の帰りに東京に立ち寄ったのだという。

私「今度はどこに行ってきたのさ」
母「四国さ」
私「お父と二人でかい」
母「うん、今回は夫婦が3組と姉妹が1組の合計8人で四国に行ったのさ」
私「へぇー」
母「でもみんなもう年取ってすっかりしょぼくれちゃっててさあ。昔はみんな若かったのに」
えーー!? 昔は若かったって、今回一緒に旅行をしたメンバーと旅行サークルを作ったのは10年くらい前だったんじゃないのか?? 一番年若いのがうちの母親(71歳)だそうだから、10年前だってみんなそうとうな年寄りどもだったんじゃないのか?
母「みんなさー、食事時も薬を飲んでるのさ」
私「へぇー。もしかしてYちゃん(←うちの母)以外、全員薬飲んでたの?」
母「そうさー、私以外の7人みんな、どこかここか悪いんだもの」
私「でもまあ、全員旅行ができるくらいには元気なんだ」
母「そりゃそうさ。来年の4月はまた四国に行こうと思ってるけど」
私「え? 今日帰ってきたばかりなのに?」
母「今度は汽車(電車)でぐるっと四国を回るのさ」
うちの母の鉄っちゃんぶりについてはここでもたびたび書いたが、去年の九州行きに次いで今度は四国かよ。
私「……もしかして一人で?」
母「そりゃそうさ。行きたい所に行くときは一人のほうが気楽だし」

まあね。71歳の過酷な鉄子の旅につきあってくれるような、あるいは同年代の同好の士は早々簡単にはみつからないだろうしな。しかし「もしかしてネットで探したら同じような趣味の女の人(←一応ババァとは言わない)はいるかもよ」と言っておいたのだった。
テーマ:今日の出来事
ジャンル:日記
先日、ユニクロのレジ待ち行列に並んでいたところ携帯電話の着信音がなったので見てみると、帯広の母からだった。

私「はい?」
母「あのさ、あの人って誰だっけ?」
私「はい?」
母「あの人さ、あの人」
いきなり、あの人って何だよ! しかも面と向かって話していて、その話の途中で聞くのならまだしも、帯広から遠く離れた東京の地にいる娘にわざわざ電話してきて、挨拶も何の前触れもなくいきなりあの人って。
私「あのー、あの人って誰?」
母「ほら、昔の人で」
昔の人は沢山いますが。
私「それだけじゃ何にも答えられないんだけど」
母「えっと、絵を描いている人で」
昔の人で絵を描いている人、ヒントにしては漠然としすぎだよ。
私「いや、だからそれだけでは誰って言うことができないよ。せめてもう少し名前の一部とかどんな感じの人とかわからないの?」
母「かのうなんだかって、絵描きでいたでしょ?」
私「……ああーーーー、狩野派ね」
母「その狩野なんだかって誰?」
私「いや、狩野派の画家は室町時代から江戸時代までずーーーっと何人も沢山いるから、誰かこの人って特定はできないよ」
母「あら、そうなの?」
私「どうしても探したいんだったらさ、パソコンで調べたら? googleの検索画面を出して、狩って言う字に野原の野の字で、その後半角スペースにして日本画って単語を入れてリターンすれば必ず何かひっかかるから」
母「ふぅん、じゃやってみる」

その後、母からの音沙汰はない。結局狩野誰を調べたかったのか、なんで調べたかったのかまったく不明である。
テーマ:日記
ジャンル:日記
この週末は北海道からあの母がやってくることになっていた(参照:カテゴリー「唐突の人」)。もちろん、東京に桜を見るためだけにだ。母が来たときはいつも母が泊まっているホテルに子供と二人で泊まりに行くのだが、今回も土曜日の夜に東京駅そばのホテルに一泊することになっていた。

と、そこに金曜日の夜、訃報が入った。家人の本家の伯父が亡くなったのだ。そこで家族で北海道の義伯父(という言い方があるのか?)の葬儀に行くことになったのだが、日曜日に通夜、月曜日に告別式なので、今日は予定通りホテルに泊まっている。しかし明日は午前中の飛行機で旭川方面に向かうため(午前便で行ったって現地に着くのは夕方なのだ)、明日は東京駅から直接羽田に向かい、羽田で家人と合流することになった。

そこで久しぶりに喪服を出してみたらクリーニングから戻ってきたままなのだが狭いところに押し込んでいたせいでしわだらけになっていた。あわててアイロンをかけてみるもうまくしわがとれないので、試しに近所のクリーニング屋に電話してみたら、プレスだけもやってくれるという。おお、素晴らしい。何をアイロンかけするんですか?と聞かれて一言だけ(やや暗めの声で)、「喪服です」と答えたのだが功を奏したのだろうか。……もしかしてクリーニング屋のおばさんが同情してくれたのかもしれない。

そんな訳で今、お泊り道具と二人分の喪服一式(喪服も靴もバッグも数珠も、と色々。礼服って本当に面倒くさい……)を大きなかばんに詰めてホテルにいる。かばんだけ見たら台湾3泊4日旅行と全然変わらない。東京と北海道に1泊ずつするだけなのに。ここのホテルはパソコンの無料貸し出しをしてくれるのでこうしてブログの書き込みもできるのだが、子供はやっぱりまたもやアニメ番組ウェブサイトのゲームをやっていやがる(参照:2005年11月23日「お局OL台湾漫遊記」)。

さて今回も母の唐突振りを聞いてみた。
私「この間、本家の伯父さん(←これは私の父方の方の本家の話)の葬式に行ってきたんでしょ?」
母「行ってきたよ。おばちゃん(亡くなった伯父の妻)がもうすっかりしおれているからさ、通夜の前の日に行って徹底的におばちゃんの家の掃除してきたのさ。それで通夜の日に他の○○のおばさんとか、△△のおばさんとか来て、今日はきれいになっているねって驚いてたのさ」
うーむ。本家のおばちゃんはすごくいい人なのだが、非常に大雑把というか、整理整頓とか清潔という概念が薄い人だったのだ。
母「それで(葬儀から)帰ってきて、すぐ石垣島へ飛んだのさ」
私「はい?」
母「女友達4人で南の島に行く計画を立ててたんだけど、その直前に伯父さんが亡くなったから私だけ遅れてツアーに参加したのさ」
私「あー、他の3人はもう南の島に行っていたんだ……」
母「うん、(突然の弔事で)キャンセルしても全然お金は戻ってこないから、行きの飛行機はJALの株主優待券のチケットを使って、2日目からツアーに参加したのさ」
私「え? JALの株なんか持ってたの?」
母「いや、JTBの人が株主優待券チケットなら半額だからって教えてくれたからそれを買ってきたのさ」
私「あー、金券屋から買ったんだ(やるなあ……)。それで石垣島で何をしてたのさ」
母「石垣島1周っていうのは1日目だから参加できなかったんだけど、そのあと他の島を3つくらい回ったよ。西表島とか、あと名前を忘れた島とか。猫(イリオモテヤマネコ)は見れなかったわ」
そうりゃそうだよ、イリオモテヤマネコは現地の人ですら一生に一度見れるかどうかっていうくらいめったに見れない代物らしいからな。
母「それで南の島で3泊してうちに帰ったらすぐ、同じ日に葬儀が3件あったのさ」
私「はい?」
母「1件は父さんが行って、あとの2件は私が行ったんだけど、それぞれ通夜と告別式が同じ会場だったのさ」
私「あー、葬式のはしごをしたんだ」
母「そうなのさー。いや、忙しかったわ~」

そりゃそうだろ。なんだか今回の北海道行きの葬式は、母が持ってきたような気がしないでもない。
テーマ:雑記
ジャンル:日記
新しいPCを買ったのでいままで使っていたデスクトップPCを2月28日までやっていたAppleの下取りキャンペーンで里子に出すことにしたのだが(2月25日「じーちゃんは闇の仕事人」)、6年前に買ったときの箱を出してみて、しみじみ「PowerMac、でかすぎ……」とつぶやいてしまいましたよ。上に乗っているのがこの間買ったノートPC、軽くて小さいわ~。

このデカMacにはずいぶんとお世話になったが、最近では子どもにまで「このパソコン、遅すぎる!!」と文句を言われるようになっていたものだった(8歳のくせして生意気だ。しかも友達に「うちの(私の)パソコンは」とか言ってやがる。おまえのパソコンじゃねぇ!)。まあ遅いのは仕方がないが、やっぱりパソコンって古くなると当たり前だけど色々最新の機器に対応していかなくなったりするし、このデカMacもしょっちゅう挙動不審な動きをしたりCDドライブがイカレてきたりしていて、この2年くらいずっとMac系雑誌をチェックしながら新しいのを買おう買おうと思っていたのだった。

さて、下取り屋さんが予定通りにMacを引き取りにきて、子どもが習い事に行ったのでノートPCを居間のテーブルの上に出して、溜まっているブログのネタを色々メモしていたら、そこにあの母から電話が(参照:2006年11月25日「12月、娘達の憂鬱」)。

母「今度こそパソコンを買おうと思っているんだけどさ」
その話は一昨年から聞いているよ。
私「まだ買ってなかったのかい」
母「昨日電気屋に行って見てきたのさ。それでデスクトップとノートのやつってさ、どっちがいいのさ」
私「……そんなの使い方によるんじゃないの」
母「どう違うの?」
私「デスクトップの方がでかい分性能がいいものもあるし、色々あとからメモリを増やしたりハードディスクを交換したりといったカスタマイズがしやすいんじゃないのかなあ。モニタがでかい方が仕事もしやすいだろうし。ノートは何より小さくて場所をとらないし持ち運びできるのが一番の利点じゃないのかなあ」
すみません、私ごくごく普通の事務職のババァでパソコンのことにそんなに詳しいわけじゃないんですけど。
母「メモリとかなんとかって何さ」
私「えっとー、パソコンを作業机に例えると、メモリは作業場所みたいなもん。作業場所が広い方が色々たくさんの仕事をできるでしょ。ハードディスクは机の引き出しのようなもん。引き出しはたくさんあった方が色々なものを収納できて保存できるでしょ」
母「ふうん。じゃ、やっぱりノートよりもデスクトップの方がいいのかい」
私「でもさ、私もこの間新しいノートPCを買ったけど、私にしても母さんにしても普通に使うんだったらそんな高性能なものは必要じゃないでしょ。それに今使っている7、8年前のWindows98のPCと比べたら今出ている一番安いパソコンでも格段に早くて性能いいから」
母「そうなんだよね、今のパソコン本当に遅いのさ。何かやるとしばらく砂時計が出たままになるから家の中のことやって、また何かやるとまた砂時計出たままになるからまた別のことやってって感じなんだよね」
いくらなんでもそりゃ、遅すぎだっつーの。
母「この間、E(妹の子ども。母の孫)がパソコンでテレビ電話ができるって言っててさ」
私「あーー、なるほど、その一件ね。それで新しいパソコンなのね」

新しいPCを買ったので、skypeという無料でテレビ電話ができるソフトを入れ、札幌のおばあちゃんやK子ちゃんと話した後、子どもが従姉妹のEちゃんに電話して、Eちゃんに指示しながら妹の家のパソコンにskypeをインストールさせて、大好きなEちゃんとテレビ電話で話したばかりなのだ。それでそのときに子どもの近くで監督していた家人が、Eちゃんに(帯広の)ばあちゃんのパソコンにもskypeを入れるよう指示したのだ。

母「そのテレビ電話するならデスクトップでないとだめなのかい?」
私「いや、ノートでもデスクトップでも今出ているパソコンなら何でもOKだよ」
多分。
私「ただしビデオカメラ内蔵型のパソコンじゃないとテレビ電話にはならないから、ビデオカメラが付いてないならEちゃんちみたいにビデオカメラをパソコンにつなぐ必要があるよ」
母「昨日、見たのはNECのやつでVISTAってやつなんだけど。今NECってどうなのさ」
VISTAはNECのパソコンの機種名じゃないから。それに私はここ2年、Macのカタログは見てきたけどWindowsマシンなんかチェックしたことなんかねえよ!
私「……どうなのっていわれても」
だから、私、パソコンのこと、わかりません!
母「他の会社のものとそんなに大差ないのかい?」
私「私や母さんが使うレベルのものなら何買ったって大差はないんじゃないの? ノートPCならソニーのVAIOとかパナソニックのレッツノートが一番人気じゃないかと思うけど」
母「テレビが見られるパソコンはどうなの?」
私「パソコンでテレビを見る必要があるの?」
母「今、2階にある小さいテレビがもうすぐ見られなくなるんでしょ。今テレビ付きのパソコンを買っておけば小さいテレビが使えなくなってもパソコンのテレビで見ればいいんでないかい。でも小さいテレビもまだまだ見られるし、テレビ付きのやつは4万か5万くらい高いのさ」
電気屋のヤツ、パソコンに疎い年寄りに高い値段のパソコンを勧めてやがるのか。だったらちゃんとセキュリティソフトも勧めておけ。
私「アナログ地上波がなくなるのは2011年で、あと4年も先じゃん。必要ないならなくてもいいんじゃないの。それに今必要なくても後で欲しくなったらパソコンにつけるテレビチューナーもあるから、それをつければいいんだしさー。ま、テレビが見られるパソコンはもしかすると普通のパソコンよりはテレビ画面がきれいに映るとか簡単に録画できるとか色々あるのかもしれんけど」
母「そっか、じゃ今はなくてもいいね」
私「ま、とりあえずパソコンを動かす必要が全然ないなら、画面サイズの大きなモニタで大きな文字で読めるようにデスクトップの方がいいかもね」
母「パソコンは動かさないし画面は大きな文字の方がいいわ。じゃ、また明日電気屋に行ってみて見るわ」

おお、今回は前回よりも会話がさくさく進んだような気もするが、気のせいか? なんかもっと大きなことで困ってまた電話がくるような悪い予感もするが、それは考えないことにしておく。
テーマ:日記
ジャンル:日記
11月も後半になり会社で「1年がすぎるのも早いねぇ」「もう、そろそろ年賀状の用意をしなくちゃね」と挨拶のような会話をしていた所、練馬のS嬢が深いため息をついたのだった。

私「あー、お母様の年賀状作りが控えているのね」
S嬢「そうなのよ……。自分のパソコンの使い方ぐらい自分でちゃんと覚えろって口を酸っぱくして言っているし、説明はしてあげるけど一度しかしないからちゃんとメモっとけ、って言っているんだけどねぇ、最終的には結局私がやることになっちゃうんだよね」
Nさん「まあ、Sさんのお母さんの年代の人ががパソコンを使いこなしているだけでも立派だよ」
S嬢「こなしてないよ。使えてないなら使うなっつーの。母親のパソコンね、今年の夏にクラッシュして結局修理しようとしたら、電気屋に新しく買った方がいいといわれて(母親が)怒っているんだよね」
私「なんで?」
S嬢「あのパソコン、5年くらい前に買ったやつなんだけど、まだ新しいのに壊れるのも変だし、直せばまだ使えるのに買い替えるというのも変だっていうのよ。母親の感覚では5年前はつい最近なわけよ。で、つい最近買ったものなのになんで壊れるんだっていうんだけどさ、そんなこと知らないよ!」
練馬のS嬢はご実家の向かい側に住んでいるばかりに、とにかく何かあったらすぐに呼び出しを食らうらしい。そんなS嬢を他人事のようにみていたのだが、つい昨日、うちの母親からも電話があったのだ。

母「あのさ、ちょっと聞きたい事があるんだけど」
私「はい?」
母「筆ぐるめのフォントが少ないんだけど、どうしてなのかな?」
私「ふで? え? 何?」
母「年賀状を作ろうと思ったんだけどさ、筆ぐるめがね、前までは沢山フォントが出て来たのに、今見ると4種類か5種類しか出てこないの。どうしてなのかな」
私「……あー、筆ぐるめっていうのはつまり年賀状ソフトなのね?」
母「そうなのさ」
私「あのー、私は筆ぐるめは使った事がないし、パソコンが目の前にある訳じゃないからよくわからないんだけど……」
しかも私が使っているのはMacintosh OSXで年賀状ソフトは宛名職人、会社ではWindows使っているけどOSはXPで、業務で年賀状ソフトなんか使わないし。でもって母親が現在使っているのはWindows98ですよ。とにかくパソコンはみんな同じだと思っているんだろうな。
母「前は出来たのになんで今は出てこないのかね。前に使ったきり、どこもいじってないんだけど」←人の話を聞いていない。
私「筆ぐるめのツールバーのフォント項目はどうなっているの?」
母「え? スタートメニューの所を探すのかい?」
私「いやいやパソコンのスタートメニューじゃなくて。筆ぐるめのソフトを立ち上げてさ、多分上の方に、ファイルとか編集とか表示って文字が並んでいるんじゃないかと思うんだけど、そこに書体とか文字とかってない?」
母「前に電気屋に(年賀状ソフトで)文字化けした時にどうしたらいいかって説明書はもらったんだよね」←人の話を聞いていない。
私「それは文字化けじゃないでしょ? 文字のデザインの数が少ないって話でしょ?」
母「○○○cacheファイルが壊れている場合があるので削除するといいって書いてあるんだけど、この○○○cacheって何さ?」←人の話を聞いていない。
だから私はWindows でも筆ぐるめでもないっつーの。
私「キャッシュファイルは一時的にデータを保管してあるファイルで、これが壊れているとソフトがうまく動かない事があるから削除してもいいっていうんでしょ?」
母「消しても大丈夫なのかい?」
私「キャッシュファイルなら大丈夫でしょ。それよりもフォント自体は前に使えたのだったら、今もどこかにあるんじゃないの? 私は筆ぐるめなんて使った事がないから全然わからないけどさ、多分フォントを追加するコマンドなんかもどこかにあるんじゃないの?」
母「どこにあるのさ?」
知らないっつーの。
私「どこかにあると思うけど。ないならないで、その年賀状ソフトのCDの中にはフォントも別ファイルで入っているはずだから、フォントだけまた読み込めばいいんじゃないの?」
母「そんなことしたら今まで作った年賀状のやつが消えちゃうんじゃないのかい?」
私「ソフトのCDを差し込んでインストールするかどうか聞いてくるような場合には、NOとかキャンセルとかして、CDの中にあるフォントのファイルを探してみればいいんじゃないの? それにもしもの時のためにデータをどこかにバックアップしておけば万が一前に作ったデータが壊れてもなんとかなるだろうし」
母「ふーん。じゃあやってみる」
私「……」

あまりにも簡単に「やってみる」と言っていたのであきらめたのか、今日は母からの電話がない。多分結局電気屋さんに来てもらっているのではないかと思うが、私に聞くよりもそっちの方が絶対確実だから!
テーマ:日記
ジャンル:日記
帯広の実家の母が来ると母が泊まるホテルに子どもと一緒に泊まりに行くのだが、今回もやはり一緒に夕飯を食った後は母が泊まっている部屋に向かった。子ども(孫)が喜ぶのでいつも結構いい部屋を予約しているのだが、今回もご立派なホテルのスイートで、子どもが広々とした部屋を見て「こんなおうちに住みたいねー」と言っていたのが泣けてくるぜ。

さてそんなご立派なお部屋のじゅうたんの床に直接旅行鞄を置いた私に対して母が文句を言う。
母「床に直接物を置くなんて、汚いじゃないの!」
私「汚いっていったって、部屋は毎日掃除しているでしょ」
母「そんな事いったって、どこをどんな風に歩いてきた人が部屋の中に入るかわからないのに」
私「どこをってったって、ここはスイートルームでしょ。そんなとんでもないところを歩いてきた人が泊まるような部屋じゃないでしょ」
母「何言ってるのさ。うんこ踏んだ靴かもしれないじゃないの!」
私「やーね、うんこ踏んだ人が毎日必ずこの部屋に泊まるわけじゃないし」
母「チリも積もれば山となるじゃないの」
私「ここは改築して間もない新しいホテルだし、しかもここは17階でしょ、ここに来るまでに踏んだうんこだって落ちてるよ」
↑この部屋にうんこ踏んだ人がかなりの頻度で宿泊していると決め付けている私達。
母「そんな事いったって床に置くなんて汚いでしょ」
私「そうかなあ。土間じゃあるまいし」

昨日の朝は昨日で、母とTVのニュースを見ていたら。
母「殺して首を切り落とすだなんて、なんでそういうことするのかねぇ」
私「首を切るの、大変だよね」
母「! あんたなんてこと言うの!」
私「だって、人間の首の骨って、そう簡単には切り落とせないでしょ?」
母「そんな事言って、あんたはこんなことしないでよ!」
私「するわけないでしょ、そんな面倒くさいこと」
母「面倒くさいって……、そんな問題じゃないでしょ」
例の首切り落とし事件の容疑者は看護師だったから血は見慣れていただろうし解剖学的に首の切り落としポイントなんかも熟知していたかも、なんて言ったらさらに呆れられるだろうからそれは言わないで置いたのだが、まあ、こんな調子で色々かみ合わない私達だ。
テーマ:日記
ジャンル:日記
まあ、そんなわけで帯広の実家の母が東京にやってきたので(…と書くとまるで帯広からまっすぐ東京に来たみたいだが、詳細は4月25日「唐突の人 in 熊本」参照)、先週の土曜日に母が泊まっているホテルに出向き、家族で夕飯を一緒に食べた。

私「昨日は(帯広から)朝出るおおぞら(←特急電車の名前)で出発したの?」
母「うん、おおぞらに乗って、南千歳でスーパー北斗に乗って、それから函館からなんとかっていう電車に乗って、途中また乗り換えて……」
私「なんでそんな面倒くさいことを。北斗星(上野~札幌間を結ぶ寝台特急。豪華さがウリ)に乗ればいいじゃん」
母「だって北斗星はこの間乗ったからもういいの」
私「はぁ?」
母「同じものにはもう乗らなくてもいいでしょ。本当は鈍行に乗りたかったんだけど時間がかかるからやめたのさ」
特急乗り継ぎも十分時間がかかってますよ。やっぱり鉄ちゃんなのか?

母「昨日の夜東京に着いてこのホテルに泊まって、そして今日の朝7時13分発ののぞみ(新幹線)に乗って、12時半には福岡に着いたのさ」
私「へぇー、(のぞみって)結構早いもんなんだね」
母「本当はもっと遅い時間に出る電車にしていたんだけど、東京で夕食を食べたいから早い電車に変えたのさ」
私「……東京で夕飯を食べるために、福岡からとんぼ返り……!?」
バラエティ番組で芸能人がよくやっている罰ゲームか!?
母「博多に着いたらとにかくまずはここでしか食べられないものをと思って長浜ラーメンっていうのを食べて、それからすぐに空港に向かったのさ」
私「……せっかく福岡に行ってラーメン、食べただけなの?」
母「だって九州にはこの間行ったから。博多駅から福岡空港まではすぐだったし、6時にはもう東京に着いたよ」
私「……電車にずっと座ってて疲れなかったの?」
母「でも景色を見たり本を読んだり、たまに体を動かしてほぐしたりもしてたよ」
ますます出張感が強い母の旅(2005年11月25日「唐突の人」参照)。

母「明日はせっかく東京に着たんだから東京タワーに行ってみようと思って」
私「へぇー」
東京にはもう50回くらい来ているはずだが、今更東京タワー? リリー・フランキーの本でも読んだか?
母「日曜日だけ、東京タワーの階段を上れるのさ」
私「はい!?」
母「東京タワーの外階段が600段あって、それを天気がいいと日曜日だけ登ることができるので行ってみようと思って」
私「600段の階段のぼり!! なんでまたそんなことを!」
母「だってここでしかできないことやってみたいから」
私「……もしかして苦行が好きなのか!?」
母「この間金毘羅さんに行ったときも他の人達みんな階段はのぼらないでさ、下で待っているから行っておいでって言うんだよね。せっかく来たのになんで登らないんだか」
いやー、私もあの手の段数が多いことで有名な場所の階段のぼりは真っ平ごめんだよ。
母「だからこういうところに行く時は一人でいくことにしているのさ」
私「……」
ちなみに金毘羅宮は奥の院までは1386段だが、御本宮まででも785段ですよ!

なお、T先生のお母様の唐突っぷりを話して(5月11日「杉並の「唐突の人」」)母の反応を伺ってみたところ、「外国は食べ物がまずいからもういい」とのことだった。信じていいんだか悪いんだか。
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今日は小学校のPTA広報部の仕事で先生や用務の方達の写真撮影と、それとは別に学年役員会と言うやつがあるので午後は会社を休んで小学校に向かった。今回一緒に写真撮影をするのは同じ学年の隣のクラスの広報委員のTさん。でもTさんは子どもが通っていた保育園の保母さんで、子どもが年長クラスだった時には担任だったので、つい今も「T先生」と呼んでしまう。

学校の先生や用務の方達は何かと忙しいので授業や用事の合間を縫って撮影したのだが、次の撮影相手が来るまでぼけーっと待っている間にT先生と世間話をしていた。

私「今度北海道にいるうちの母親がさ、電車で帯広から熊本まで行くんだよね」(参照:4月25日「唐突の人 in 熊本」)
T先生「え? 電車で!?」
私「うん、電車で。で、一旦熊本に着いたらすぐに飛行機に乗って東京に戻って、東京で1泊してから北海道に飛行機で戻るのよ」
T先生「ねぇ、それって、熊本に行って観光とかするのがメインなの? それとも帯広から電車で熊本に行くことがメインなの?」
私「電車で行くのが目的みたいよ。熊本は先月観光したから見なくていいんだって」
T先生「あーーー……、お母さん、旅行が好きなんだね」
私「いなくなっているとどこかに行っているみたいだからそうなのかもね」
T先生「うちの母親に似てるわ~。うちもいなくなっているとどこかに行っているんだよね」
私「へぇ~」
T先生のお母様も唐突系?

T先生「ほら、S子ちゃんの担任をしていたときの2月3月って卒園を控えてすごく忙しかったじゃない? だからうちの母親にお願いだから近くにいてって頼んでいたのよ」
T先生に保育園でクラス担任をやっていただいたときはそれはそれはアクティブに活動していたのだ。みんなの写真入りのクラスだよりを毎週更新してクラスに張り出し、文章だけのクラスだよりも毎週発行し、そして連絡帳にも事細かく気づいた事をよくかいてくれていた。また、毎日子どもを連れてくる親や引き取りにくる親にも、忙しい合間を縫ってできるかぎり直接会ってちゃんと挨拶をしてくれたものだった。しかも3人の子の母。うちの子どもが「先生はテレビ何見ているの?」と聞いた時に「ごめんね~、先生テレビ見る時間ないの」と答えていたくらい毎日がハードだったのだ。

T先生「なのにうちの母親ったら旅行に出ちゃって、一人で世界1周してたのよ」
私「えーーーーーー! 世界1周!?」
T先生「まあ、ちょうど仕事を辞めたばかりだったから思い切って行ったみたいなんだけどねぇ」
私「でも世界1周はすごいね! しかも一人で!?」
T先生「父親は家でじっとしている人だからね。この間も何日か母親の姿が見えないから父親にどうしたの?って聞いたらさ」
私「どうしてたの?」
T先生「南極に行っていたんだって」
私「えーーーーーーー!!」
T先生「え? 南極って、普通に旅行で行けるもんなの!?って感じだよね」

T先生のお母様、スケールでかいよ! うちの母親なんかまだまだだなって一瞬思ったが、でもそのうちやりかねないかもしれないのが怖い所だ。
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また例によって唐突の人シリーズ(2月21日「唐突の人 in 富士山」、2005年11月25日「唐突の人」)。

さっき実家の母から電話がかかってきたのだ。
母「連休はどっかに行く予定とかあるの?」
私「いや、どこにも行かないけど」
母「5月の12日にさ、東京の方に行こうと思っているんだけどさ」
お母様、5月12日はもうゴールデンウィークじゃありませんけど。
私「あー、12日って何曜日?」
母「金曜日さ。で、帯広から汽車に乗って熊本に行くんだけど」
私「はい?? 熊本まで電車で!? 一体なんで!?」
念のために書いておくが、出発地は北海道の帯広で、到着地は九州の熊本である。聞いただけで気が遠くなるような距離である。

母「新幹線とかで行けるんだよ」
そんなこと知ってるわい。しかも「カシオペア」とか「北斗星」じゃなくて新幹線かい。
母「(汽車だと)色々見ながら移動できるでしょ。でも夜は見られないからさ、泊まろうと思っているのさ。それで12日にここを出ると東京には夜の7時に着くから東京で1泊して、次の日の朝熊本に出発するのさ。それで熊本に着いたらすぐに飛行機で東京に戻ってくるからさ」
私「えーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
母「それで13日の夜は東京に泊まるんだけど、その時にみんなで食事とか出来るかなとか思って」
私「ちょっと、なんでせっかく熊本に行ったのに熊本で観光しないのよ!?」
母「だって熊本は先月行って、汽車で色々見て回ったから別にもう見なくていいから。だからすぐに東京に戻って1泊して14日に帯広に(飛行機で)戻るのさ」
私「……………………………………………………」
だったら熊本に行かなくてもいいじゃーーーん。

でも彼女は帯広から熊本まで汽車(←もちろん電車ね)で行くという過程が多分大事なのだ。相変わらずの唐突っぷり炸裂ですよ。彼女がやってくる5月がちょっと怖い。
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以前、うちの母の唐突振りを書いたが(11月25日「唐突の人)、今月もまたやっちゃったらしい。先々週妹からメイルが来て、母親が行方不明だというのだ。いや、正確には母から来た電話を取った妹の娘(私の姪っ子)に「今日から三日ぐらい留守にするから」とだけ言って電話を切り姿を消したのだが。

母の唐突さは行動だけではなく、感情面でも回りの人間が一体何故と思うくらい唐突に凄まじい勢いで怒りを爆発させたりするので、妹がもしかして私のほうで何か事件でもあったのかと問い合わせてきたのだが、もちろん事件などは何もない。で、妹が父親に聞いてみたところ「二月の富士山が一番きれいに見えるんだ」って言っていたのだという。

……。どうですかね、この唐突ぶりは。

そして先週母から電話が来たので試しに「富士山、行ったんだって?」と聞いてみたら「あら、なんで知っているの?」だって。もしかして秘密にしておきたかったのか? 「本栖湖の宿に泊まったんだけどさー、富士山きれいだったよ~。東京のホテルにも泊まったんだけど平日だったからさ、あんたのところには連絡しなかったのさ」

……そうですか。いや、ま、ボケて寝込まれるよりはいいけどね。
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帯広から実家の母が来たら、毎回行くコースは決まっている。銀座の伊東屋、IBIZA(鞄屋)、三越か松屋の子供服・玩具売り場、鳩居堂、立田野で釜飯というコースである。そこに最近は銀座のApple Storeが加わっているのは一体何故なのか。まあ、真っ先にストアに飛び込んで行くのは子どもなのだが。

そして、ここでもカートゥーンネットワークのゲームをしてやがるのだった(参照:11月23日「お局OL台湾漫遊記3」)。一方母は、店内にずらっと並んだiMacを見ながら「ここにくるとこれが欲しくなるんだよねぇ」とつぶやく。母はそんなにパソコンを使う方ではない。旅行の前にネットで予約をしたり情報を確認したりし、年賀状作成とあとは趣味のエッセイ書きに使う程度なので、ネット接続もADSLとかの常時接続ではなく電話回線である。まあ今使っているのが7年くらい前に購入したWin98機なので、とにかく場所を取らなくて早くてきれいな現行機種に心動いてるのだろう。もちろん、MacintoshとWindowsの違いなど全く理解していないはずだ。

しかし、帯広にMacintoshを売っている店なんかあるのか? あったとしてももし何かあった時にちゃんと対応してくれないんじゃないのか? そして下手するとそのとばっちりは私の所に来るんじゃないのか!? 自慢じゃないが私はMacを10年くらい使っているが、万年超ビギナーである。電話で泣きつかれても対応できないのは目に見えている。

そこで「これ、欲しくなっちゃった」という母に「いや、今出ているパソコンはどれだって家で使っているやつよりは早いから」、「せいぜいワープロとインターネットと年賀状作成が出来ればいいんだからこれで十分だよね」「だからその程度なら今出ているどの機種でもできるから」、「せめて来年には買い替えたいんだよね」「帯広ではきっと売ってないよ。帯広で買えるマシンにしなよ」などと言って、できればWin機にしろと暗に薦めていると、そこに店員がやって来て「ネットでも購入できますから」と余計な一言を。私以上に超初心者な母に本当にMacを薦めていいもんなのか。

Macユーザーは増えて欲しいが、身内に私以上の超ビギナーユーザは増えて欲しくない我が儘な私だ(←もっと勉強しろ!)。
参照:11月25日「唐突の人
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昨日、実家の母から電話がかかってきた。この週末に(一人で)東京に来るのだ。そして母が来ると私とホテル好きな子どもの3人で、毎回都内のホテルに泊まっている。

母「11月26日土曜日に新橋のホテルだよ」
私「了解。子どもの習い事があるから、(新橋のホテルに行くの)ちょっと遅くなるけど」
母「私も横浜と鎌倉に行ってくるから遅くなるけど夜7時くらいには戻っているようにするから」
私「え?? 一体今どこにいるの?」
母「今、東京だよ。今日は銀座の伊東屋に行って買物してきたよ」
私「あ……、もう来てたんだ……」
母「明日は京都に行ってくるから」
私「は? 日帰りで京都に行ってくるの?」
母「うん、そうなのさ。朝行って夜には戻るから」

彼女は思い立ったら行動する人だ。以前自宅の留守電に彼女からの謎のメッセージが入っていたことがあり、一体どこから電話してきたのかと思っていたら、富士山の頂上から電話をかけてきていたのだった。沖縄とか外国からだったこともある。彼女から電話がかかってくると、きっとどこか帯広の自宅じゃないところにいるのである。そのうち宇宙ステーションから電話がかかってきても、驚かないようになっているかもしれない。

練馬のS嬢「うわー、相変わらずKさん(←私のことだ)のお母さんってアクティブだねー。京都日帰り一人旅??」
Nさん「せっかく行ったのに、なんで京都に一泊しないの?」
私「うーん。多分東京を拠点に気に入ったところや行ってみたいところ回っているって感覚なんじゃないのかなぁ」
Nさん「横浜とか鎌倉とかならともかく、京都って……東京を拠点にちょっと足を伸ばして行くって感覚のところじゃないよねぇ……」
S嬢「でものぞみ(新幹線)で2時間30分くらいで行けるなら不可能じゃないしね」
私「ま、年寄りは朝早いしな」
S嬢「朝8時半には京都に着いちゃっている!?」
私「で、夜9時には東京に戻っている、と」
Nさん「それ、旅行じゃなくて出張だよ……」

という訳でこの週末は子どもと実家の母に体力気力を奪われてすっかりしなびているはずだ。原稿、描けるのか?わし……。

はっ! もしかして今週末も「野ブタ。をプロデュース」が見られないかもしれない!?(←だからさっさとDVDデッキ、買え)
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