コミックマーケット97
もう先々月の話になるけど、12月30日、コミックマーケット97に行ってきました。前回から開催期間が3日間から4日間開催となり、参加者は一般参加者もサークル参加者も入場証代わりのリストバンドが必要となったらしい。でも前回は落選したので今回が色々と初めて。東京オリンピックが終わったら3日間開催に戻るのかなー。4日間開催だと見たいジャンルが散らばりすぎていて、却って参加意欲がダダさがってしまうのだが。

今回の新刊は「オトナの死角」。何が死角かっつーと、年取ると色んなものが「物理的に」見えなくなっちゃうのよというお話。何を描くかは決まっているんだからもっと早くにやっておけばいいのに、今回は印刷屋のスケジュールを睨みつつ、まだ大丈夫、まだ間に合う、ギリギリ大丈夫、などと言っているうちにあっという間に12月中旬に。オフセット印刷の入稿最終締め切りが過ぎて、もう今回は新刊なしかな……でもそれなら次に新刊を出すのはいつになるんだ?……オリンピック前の特別開催のGWのコミケは倍率が高いので落選するはず。となるとその次の2020年冬コミか?……いやいやいや、この際コピー誌でもチラシもどきでもいいから出すか!というわけでいまだかつてないうっすーーいコピー誌の新刊を出してみました(色々反省)。

さてコミケと言えばいつも頼りになるのが同僚で腐女子のM様。子どもが生まれる前からずっとお手伝い頂いているのでもう20年以上になるのだが、今回はスケジュールの都合でお手伝い頂けない事になった。今回のコミケが4日間開催となったため、M様の買いジャンルである「創作(JUNE/BL)」が1日目、私が参加する「創作少女」が3日目という配置でいつもと違って分裂してしまったのだ。M様はご家族の介護がありデイケアなどが休みになる年末に2日も家を空けられないとのことで、1日目は参加するものの3日目はパス。わしらも年をとったものよのうとしみじみしてしまったことである。だいたい年末3日間開催の時は、古参女子が非常に多いジャンルは、家庭の事情などを考慮されてか、みんなまとめて1日目に配置されていたのである。それが今回みたいな配置になると色々困った事になるんじゃ。

なので子どもにアルバイト代を支払って店番を頼もうかと思っていたら、いつものハゲタカ仲間の廃人某嬢より助っ人の申し出があったのである。廃人某嬢も古参の腐女子で、何度もサークル参加や売り子として他のサークルのお手伝い歴もあるエキスパートである。不安はなにもない。しかし常に勢いと熱気があるBL系と、静かで春の日の老人ホームのような創作少女(←他の創作少女サークルに対して非常に失礼)ではギャップが大きいんじゃなかろうか。でも当日、某嬢に一人で店番をしていただいて私が買い物から戻ってから聞いた一言は、そんな勢いとか熱気がどうとかではなかった。「創作少女のお客さまって、ご夫婦の方がすごく多いのね」と予想外の感想。

確かに、創作ジャンルはご夫婦やカップルで、あるいは家族で参加されている方々が他のジャンルよりも多いかもしれない。別にみんなで1冊の本を出しているというのではなく(ごくたまにご家族で出されているサークルもあるが)、メインの担当者を家族やパートナーがサポートをしている例はかなりあると思う。基本的に他のジャンルではよくある「ジャンル移動」があまりないため長く続けていられるし、「創作少女」はオリジナルな少女マンガを作る人/読む人で成り立っているので、実のところ作り手も読み手も性別は問われないジャンル、なので夫婦や家族で活動しやすいのかもしれない(まあ他ジャンルの本が置いてあっても反感は買いにくいのもあるかも)。もちろん、創作に軸足を置きながら他のジャンルでも活動している人も他のジャンルで活動しながらオリジナルを出している人も結構いるけど。その点、BL系は愛を求めてさすらう女子たちのもの(基本的には。もちろん男性もいるし、長く同じジャンルで活動している人もいる)。某嬢によればカップルや家族連れは珍しいとのことだった。

コミックマーケット97
また、弊サークルの新刊発行ペースが1年に1冊というペースもあるせいか、お客様に「どこまで買ったかわからない」と言われる事も多い。毎度の事なので気にしてなかったけど、某嬢によれば「似たような色の表紙だからなのでは?」との事。確かに好きな色を使っているので水色系の表紙が非常に多い。なるほど、次回の新刊はもっと目新しい色合いの表紙にした方がいいかも。水色の反対の色となるとオレンジとか赤? 赤やオレンジの表紙でどんな内容の本にすればいいんだろう。中国とか東南アジア、中近東方面の旅行記とか? 香港だったら久しぶりに行ってみたいけど去年はデモで危険だからと止められ、今年は新型肺炎の流行があるのでとても行けそうにない。は!?……私に身近な「赤」といえば還暦ネタか? 確かに次に出す本は「初めての還暦」にすると冗談で言っていたけど、この際その線でいくか!?

さて。私がいつもコミケで買うのは創作少女、エッセイコミック、旅行記、情報・評論系、珍しい物・偏り過ぎている趣味系で今回情報・評論系が同じ日だったので行ってみようと思いつつ、前日までの疲れがどんと来たのか会場からほとんど動かず、買い物もエッセイコミック系とイラストサークルの本を何冊か買ったきりでほとんど移動をしなかった。各地を転々としていた古参ヲタクのKさんが弊スペースに来てくれたので少し話をしたら、今回は旅行系が4日目配置で、他にもなんだこりゃあ??な配置だらけだったそうだ。4日間開催という変則的なスケジュールだとどうしても弱小ジャンル・小規模ジャンル・絶滅危惧ジャンルは隙間家具的扱いになっちゃうのかも。

特に事件もなく、4日間開催で色々ばらけたせいか、いつもよりも訪問客も少なく、でも廃人某嬢のおかげで付け焼刃で作ったコピー誌の新刊もそこそこはけて、今回のコミケも無事終了した。帰りがけに、同僚M様の腐女子仲間のMちゃん(←紛らわしいが仕方がない)が弊サークルに挨拶に来てくれた。来てくれたというか、隣の隣のサークルでお手伝い参加をしていたのでご近所だったのだが。このMちゃんというのが、年齢が確か私と同じくらいで同人の活動歴も私同様に非常に長い。大昔の某アニメ(昭和40年代)のファンクラブ活動をずっとしていたので、そのアニメ作品名を言えば特定されてしまうくらいの古参だ。私がこのところ、そろそろコミケを引退するかもしれないと同僚M様に言っていたのを聞いていたらしく、「せめてコミケの第100回までは参加しましょうよ。私も頑張りますから」と言われたのだ。コミケ100かあ……。今回が97回で、2020年が98回と99回という事は、第100回は2021年の夏。うーむ、先が長いんだかそうでもないんだか。でもキリはいいのでちょっとした目標にはなるかも。

今回弊サークルにお立ち寄りいただいた皆様、本を手に取ってくださった皆様、ありがとうございました。次回新刊は「初めてのカンレキ」です……本当かよ! まあ、コミケ100迄は当選する限りは参加してみようかなー。
コミックマーケット95
12月29日、今年もコミックマーケット95に行ってきました。私がコミケに初参加したのは1980年の第14回なので、もう38年目、でもトシのせいか早起きして荷物かついで人混みに揉まれて店広げるのが本当にきついわー。そろそろコミケ引退の文字もちらつく今日この頃、これが最後、もしくは次回で最後になるかもと思いつつの参加、よく晴れた東京の空が眩しい(←ただ単に疲れていたせいと思われる)。しかも数年に一度の強烈寒波が押し寄せていると散々言われていたため、今回のコミケでは初めてヒートテック極暖を着用。私は寒がりだけど暑がりでもあるので迂闊に下着にヒートテックなんか着てしまうと、暖かいところでは汗だらけになって却って風邪をひいてしまう。なので着ないようにしていたのだが(大体持っていないので金曜日、仕事納めの後に初めて購入した)、この寒さでは仕方がない。本当に弱っちまってるよ(とほほ)。

しかも当日の朝はお腹の調子が悪く、自宅、自宅最寄り駅、東京駅でトイレに駆け込む。「今、体重を計ってくれれば人間ドックでも少しはセーフだったのに」と心の底から思う。今月初めに受けた人間ドックでは高血圧・高コレステロール・高尿酸値・肥満のおっさんみたいな四重苦で特定保健指導対象になってしまったのだ。東京駅を出た時点でヨレヨレになっていたのでもうタクシーでビッグサイトに向かおうかと思ったくらいだ。結局バスに乗ったけど。会場の東京ビッグサイトの西ホールに着いたらすでに同僚の助っ人M様がお着物姿でスペースの椅子に腰を下ろしていた。なんでも紬だと洋服を着ているよりも暖かいんだという。「へー」といいつつげっそりぼんやりしている私をよそに、今回もM様がちゃちゃちゃっと店のセッティングをするとさっさとお目当のスペースがある東ホールへ行ってしまう。西と東の間には深くて暗い川があるのに(違)相変わらずパワフルなM様。

しかし確実に老いが忍び寄っている私(つか、もう老いに寄り添っているというのが正しい)、40年弱のコミケ参加歴にして初めて参加登録カードを忘れるという大ミステイク。ちゃんとサークル通行証とかその他の物はチェックしていたのになんという事でしょう。まあ、参加登録カードはサークル受付の時に提出するものなので、会場に入ってしまえばなんとかなるものではあるけど。

オトナのお葬式(表紙) オトナのお葬式(裏表紙)
さて今回の新刊は今年の夏の実父の葬式ネタ。実に平和で面白かったのだが、どう描いていいのか難しい。お笑いにしたら不謹慎だし、悲しい感じにしたら他人の不幸ネタなんかわざわざ読んでみようとは思わないし。描き出しに迷いに迷って結局12月に入ってから描き始めたら時間的余裕が全くなくなってしまったのだが、なんとか今回もギリギリで出すことができた。

コミケも高齢化が進んでいるせいか手にとってくださる皆様も「人ごとではない」「そろそろ身内があぶない」「今年、看取りました」などとの声をいただく。しかも今まで更年期障害ネタ(2016年発行「お年頃な女たち」)、老化ネタ(2017年発行「オトナの階段」)、そして今回の葬儀ネタと出しているので「いつも先をいってくださっているので助かります」との声も。ごめん、ハウツー本じゃないからお役には立たないと思うの。私が旅に出ている間にいらした方は「今、終活中です」とおっしゃってて、どうみても40代か50代くらいなのでM様が「まだ若いのに?」と聞いたら「片付けておかないと。ヤバイものとか、ヤバイものとか、ヤバイものとか……」との事。そうね、新刊でも散々書いたけど、生前整理は本当に大事!

そしてヨレヨレのヘトヘト状態だったせいか、300円の本に1,000円札を出されてもとっさに700円のお釣りが出てこない。本格的にまずい。M様にも「認知症のテストって、100から順番に7ずつ引いていくってのがあるんですよね……。危険水域じゃないですか?」と言われる。危険水域どころかもうデッドゾーンだよ! おまけに今回はお金のやりとりをするのにも老眼鏡必須だし、指先が乾燥しきっているのでお札も小銭も本もうまく掴めずオタオタしてしまう。もう、どこをどうとっても高齢化問題だらけの即売会(泣)。

そうこうしているうちにたまに弊サークルで売り子をしてくださるS田さんがやってくる。S田さんはいつも流行りのジャンルに正直な方なので、聞くとその時の流行りが何かわかる。
「今ですか?金カム(野田サトル「ゴールデンカムイ」)ですよ」
「え?(この間まではまっていた)タイバニ(アニメ「タイガー&バニー」)は?」
「7年もやったし、もういいかなと思って。盛り上がるジャンルって終わるのも早いんですよね」
私なんか10年とか20年に一度しか萌えないからいまだに「ハゲタカ」なのに……。
「でもコミケだとサークル数も本も少ないんですよ」
「なんで?」
「コミケよりもオンリー(ジャンルオンリー即売会)の方がサークル数も多いですよ」
「へー、そうなんだ……」
「それに最近は電子化が進んでて」
「あー……」
「でも電子化は電子化で作者がやめちゃうと何も残らないんですよ」
そもそも同人の電子書籍のシステムがよくわかっていないんだが。
「いきなりtwitterのアカウントもpixivの作品もみんな消えて無くなることもあります」
「あ、そうなんだ……」
「その点、本は手元に残りますからね。本で再販するって告知が流れると即売会に殺到して、スペースにたどり着いた頃にはもう売り切れている事もよくあります。でも在庫を抱えるリスクを負いたくないから刷り部数もそんなに多くないし。かといってネット通販ならいいかと思うとそうでもなくて。カートに入れてキーをガンガン打っていても先に進まずに10分で売り切れて買えない事もよくあります」
昔ながらの本を作っている私にはわからない世界だよ。本は作るのも楽しいし、見てもらうのも楽しいからなあ。

久しぶりにN県の中学教師・S川もやってくる。前回、彼氏とラブラブだからコミケに参加しなくなっているのかと思ったら父親が予断を許さない健康状態で、迂闊にコミケの申し込みができないと聞いて驚いたものだが、今回もそうなのかと思ったら全然違った。いつも世界中を旅して旅行記本を出していたのだが、今の学校では残業続きで休みも取れず、旅行が全然できないんだという。
「もう、修学旅行の京都に行くのが唯一の旅行よー。夏休みも全然休みがないんだよ?」
「部活とか? 部は何部の担当なの?」
「美術だよ。辞めたいって言っているんだけど他に美術の資格を持っている先生がいなくて辞めさせてもらえない。他の学校に移る希望を出しているんだけど強く引きとめられててさ。小さい学校だと(資格どうこうは)別にいいんだけどそこそこ大きい学校だからそれぞれ資格を持っている先生は担当になるのよ。一応部員が県大会でも賞をもらえるレベルになったんだけど、本当にもう辞めさせてもらえない」
「じゃ今年のW杯は?南アフリカの時は0泊4日の弾丸ツアーとかに参加してたじゃん?」
「今年の会場のエカテリンブルグはさー、すっごい僻地だからどう見積もっても5日はかかるのよ。モスクワだったらまだセーフだったんだけど、エカテリンブルクはモスクワから行くだけで1日かかるところでさー。だから諦めたよ」
「へぇーーー、S川がW杯を諦めるなんて、ありかよ」
「毎日、8時9時まで学校で残業しても終わらないし。しかも残業代まったくなし」
「話には聞いていたけど中学校はやっぱりすげえブラックだな……」
「そうなの。だから本も出せなくってさ」
「じゃ、いっそそのブラックぶりを描いて本にしたら?」
「さすがそれはできない」
「そういえばS川ももうそろそろ定年でしょ?」
「来年3月までね。65歳まで働ける資格は持っているけど、63歳でやめて、やめたら旅行するんだー……」
「……」
S川も色々大変なようだった。ちなみにお父様は今の所、小康状態とのこと。

今年5月の緊急会議でも会ったハゲタカ廃人の某嬢もやってくる(5月24日「NHKドラマ「ハゲタカ」から11年、映画から9年、2018年の鷲津政彦はどう描かれるのか?」)。某嬢はドラマ「踊る大捜査線」のあの人やドラマ「IQ246」の執事役のあの人の追っかけなので、本日の収穫本ももちろん踊る本やIQ本だ。
「えー、「モンテクリスト伯」じゃないの?」※2018年4月期連続ドラマ
「だって、ドラマはもう終わっているじゃないですか」
「ドラマとしてはモンテの方が格段に面白くてレベル高かったじゃん!」
「あ、そうそう、今度の年始の3時間ドラマにも出ていているので、見てくださいね!」
某嬢は好きな推しの今を見つめる女なのだった。

大学のサークル時代の後輩のAさん(すまん、名前が思い出せない)も来る。今回は一緒に活動をしている友人と自分でそれぞれ店を出しているので2箇所を行ったり来たりしているのだという。
私「え?どことどこ?AさんはFC(ファンクラブ)でしょ?もう一つは?」
Aさん「私は少女漫画FCですけど、もう一つはフィギュアで」
M様「「ユーリ!!! on ICE」(アニメ)?」
Aさん「違います。リアルで」
私「あー、ゆずるとかしょうまとか?」
M様「グランプリファイナルとか見たんですか?」
Aさん「もちろん、見ましたよ!」
M様「じゃあ、世界選手権(2019年世界フィギュアスケート選手権)も?」
Aさん「もちろんチケット取りました!もう大忙しですよ!」
萌えがある生活、それは羨ましいような羨ましくないような(笑)。

そんなこんなで陽も暮れて、弊サークル的には非常に多くの方に新刊を手にとっていただき、ほくほくな気分で会場を後にしたのだった。もう本当に体力気力ゼロだったためM様と二人でタクシーに乗る。「そういえば晴海って今どうなっているのかね?」「コミケが有明に移ってから全然行ってないからさっぱりわかりませんけど」と言っていたら運転手さんが「今、選手村を建設中ですよ」と。おお、晴海も今はオリンピック待ちか。

さて。今回お立ち寄りいただいた皆様、お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。昨日の朝は次の新刊は「さよなら、コミケ。」で作ろうかなと思っていたけど、まだまだ描きたいものもたくさんあるし、決心がぐらつく(笑)。しかもチラシを渡した時は見ないでカバンに詰めていたお客様がしばらく経ってから「チラシを読んだら面白かったので」とか「私が買ったのを読んで友人にもう1冊と頼まれて」と来ていただいたのを見ると、やっぱりまだまだ色々やりたい鴨と思ったり。うううむ。

それでは皆様、こんな弊ブログですが来年もよろしくお願いいたします。どうか良いお年をお迎えください。
オトナのお葬式(表紙) オトナのお葬式(裏表紙)
昨日の夜まで根を詰めて新刊原稿を作っていたので、印刷屋に入稿したらもう真っ白になって燃え尽きてしまいました。まあ、原稿もね、間に合わなくて白い部分がかなり残ってしまったんですがそれはこの際気にしない事にして(←ダメダメ)、今年も冬の舞踏会(コミックマーケット95)に参加します。

12月29日(土曜)西1ホール り02a 風眠舎

新刊は今年夏の葬式見聞録、「オトナのお葬式」です。一昨日、原稿を居間のテーブルの上に出しっぱなしにして描いていたら、子どもがその原稿を写真に撮ってサークルのSNSに「うちのオカン、冬コミ原稿描いてる!」と書き込んだらしい。そしたらなんとそのサークル仲間から見てみたいから予約しますとの連絡が。花の女子大生(←死語)が葬式本を!? まあ葬式の悲しい雰囲気とか寂しい感じは微塵もないからいいのかもしんないが。

そしてこの新刊、度々会社を休んで1日一心不乱に原稿を描いていたのだが、他の事を何もしないでただ原稿を描いていると、食事もちゃんと三度三度食べて、それどころかおやつまで頻繁にかなりの量を食べているのにも関わらず、1日終わりにはぐったりとして時には体重が減っている場合もある。今朝も体重計を見てみたら1kg減ってたよ。しかし根を詰め過ぎたのかいまだに疲れが取れないし何だか腕の震えも少し残っていてうまく物がつかめない(線を引くときに腕が緊張しちゃうのか無駄に力が入るのか?)。もーこの際、確実に痩せるなら原稿ダイエットもありなんじゃね?と思う一方で、トシとるといろんな事がきつくなるってこういう事なのねぇとしみじみだ。

そんなわけで、やっと舞踏会に着てゆく新しいドレスも用意できてホッとしているところです。舞踏会会場においでの際は、弊サークルの新しいドレスもちょいと覗き見してみてください。よろしくお願いいたします(ぺこり)。
コミックマーケット93(C93)
12月30日、今年もコミックマーケット93に行ってきました。先月の記事(2017年11月30日「冬の舞踏会に参加してきます」)で新刊を出すとか出さないとか書いていましたが、まったく新刊の影も形もナッシング。夏コミ(8月13日)に落選したけどその翌週のコミティア(8月20日開催)で新刊出したから今年はもういいっかな?と怠けてしまったのは否めない……。おまけに今月15日の人間ドック受診までに「今年こそ特定保健指導を受けないで済むよう頑張る」とい見当違いな努力を1ヶ月半ほどしていたので、それで昨日のコミケまでに燃え尽きたのもあったなー(遠い目)。

しかも即売会に参加する時はいつも「風のたより」というチラシを作って手当たり次第配布しているのだが、前日の29日になっても全く手をつけていない始末。29日はまだ仕事があったので終わってからチラシの原稿を描くためにとお道具セットを一緒に持っていきましたよ。夕方に超ささやかな納会があり「Kさん(←私のことだ)はやっぱり日本酒でしょ?そのためにわざわざ買って来たんだから」と酒を勧められる。もちろん原稿を描くから酒は飲まないつもりだ。「いやいや、今日は納会だから。日本酒といったらKさんだから」(どんだけ酒飲み伝説が出来上がっているんだ)と言われてついコップで1杯弱(本当に1杯弱、全部で150ccもないくらいだった)飲んで「お疲れ様でした、皆様良いお年を〜」なんつって会社を出て電車に乗ったら、年末なもんで山手線が空いていて椅子に座れたのね。今の部署は月末年末年度末が無茶苦茶忙しいところなので今週色々忙しかったからかなあ……新宿で降りるつもりだったのに、気がついたら目黒でしたよ。オーマイガー。このあと画材屋で30年ぶりくらいに変態に遭ったり(ババア専なのか?)、画材のインクが切れて原稿が描けなくなったり色々あったが省略。

結局チラシが出来たのが29日の夜中になったので、朝一で有明に行く前に新宿近くのキンコーズでコピーをしなくてはならないハメに(泣)。遅刻ギリギリになりそうな朝6時半過ぎ、キンコーズに着いたらコピー機を使っているのは同人のお仲間ばかり。もしかしてこれはコミケ初遅刻か!? じっとりと冷や汗が流れるが、受付で白黒両面コピー機を使いたいと伝えたら、すぐにその時に空いたコピー機に案内してもらえた。……と思ったら順番待ちをしていた人がいて、あと1時間くらい待ちになるかもとのことだった。オーマイガーーーッ。しかしその言葉をきいた私の顔がよほど愕然としていたのであろうか。店員さんがすごく気を使ってくださって「私の誘導ミスですから」となんと受付の中にあるコピー機で店員さんがスキャンして両面コピーして裁断までしてくれたのであっという間にチラシが出来上がってしまったのだった。Mさんありがとう、おかげで遅刻は回避できました! ま、ヤバイ原稿じゃないからできた事かもしれないが(笑)。

しかし東京駅から出ているビッグサイト行きの臨時バスに乗ろうとしたら行列がいつもよりも格段に長く伸びている。最後尾がどこだかもう分からない。キンコーズの店員さんのおかげで遅刻回避できたと思ったのに、これではやはり遅刻か!? もうこの時点ですっかりヘトヘト、tsumireのライフはもうゼロよ! 

……とうとうタクシーに乗ってしまいました。そしたらタクシーの運転手さん、以前は艦これのファンだったそうで、会場近くに住んでいて仕事では何度も東京ビッグサイトに行ったのに、勇気がなくてコミケには行ったことがないという話に。「いやあ、今は普通の人が普通に参加してますから。私はコミケに参加して40年近くになりますけど、随分と参加しやすくなったと思いますよ」と話したり、新しくできた豊洲市場の横を通った時に「来年はこっちの方のこの道が混むと思いますよ」とか夜の銀座のタクシー事情とか色々聞いて、無事東京ビッグサイトに到着。着いたばかりなのにもうなんもかんもやり終えたような感じ(←ダメダメ)。

コミックマーケット93(C93)
無事サークルスペースのセッティングも終えて一息つく。今年10月に出た谷ゆき子の単行本「バレエ星」も一緒に展示する。厚さが5cmもあるので本立てを使わなくても自立する。もちろん私の本じゃないけど(当たり前)ほんのちょびっっっっっとだけお手伝いさせていただいたので、置いてみました(てへっ)。弊サークルが陣取っているジャンルは創作少女漫画なので年寄りが多い(←ヒドイ)。そのせいか立ち寄ってくださるお客様も「懐かしい〜〜」「この漫画、知っています!」「買いました」という声から、なんと「これは、あなたの本なんですか?」という声まで。いや、びっくりだよ……。

疲れてぼんやりとしていたら自宅で大掃除をしているはずの子ども(19歳)から電話が入る。
「○○っていう本、買って来て」
「どこにあるのよ?場所とサークル名がわからないと買えないよ」
「えーと、企業スペースみたい」
「企業スペースは(コミケで)一番混雑するところなのに、人の本を買いに行けるか!」
弊サークルの助っ人・同僚M様に「もう、親に本を買いに行かせるような年になったんですねぇ。あんなに小さかったS子ちゃんが……。Kさんが産休でコミケを欠席したのがついこの間のような気がしてたのに」と言われる。ま、ヨソの子の成長はすごく早く感じるよね……。

コミックマーケット93(C93)
今回は時間がなくて事前にカタログも見ていなかったし、他の情報収集もまったくしてないし、お気に入りのサークルもチェックしていなかった。だからどこに何があるか全くわかっていなかったのだが、サークル受付のところのホワイトボードにこんな地図↑があり、非常に便利だった。どのジャンルがどの日なのかすらわかっていなかったので、この地図を見て初めてテレビ、映画ジャンルがすぐ近くにあると知る。くそーーー、そうと知っていたら事前にサークルチェックをしたのにーー(自業自得)。一応テレビ、映画、芸能ジャンルスペースに行ってみたけど、本やポスターの絵を見ただけじゃなんのドラマなのか映画なのかわかんなかったよ……。orz 「シン・ゴジラ」とか特撮ものとか戦隊ヒーロー物はわかったんだけどなー。

さて、以前はよく大学のサークル時代の仲間でN県の女教師・S川が弊サークルに顔を出していたのだが、最近はとんと姿を見せていない(2010年08月22日「コミックマーケット78に行ってきました。」、2011年01月03日「コミックマーケット79に行ってきました。」)。同僚M様と「彼氏とラブラブで同人どころじゃないのかもねー」と話していたのだが、そのS川がお昼ころに久しぶりにやってきたのである。そしてS川のご無沙汰の理由は彼氏じゃなかった。なんとお父様がお年のせいで色々危機一髪だったようだ。このところ半年先の予定が立たなくてコミケの申し込みをしてなかったのだという。うーむ、わしら、もうそういうお年頃だからね……。ただちゃっかりなのは変わっていなくて、手下(昔の教え子、今は社会人)に行列サークルの本を買って弊サークルに渡しておくよう指示をしていたらしい。手下が「S先生に渡しておいてください」と言い残して去って行き、後から来たS川がそれを受け取ったのだが、なんだかヤバイ物の密売っぽくない?(笑)

そういえば今回驚いたのは「ハゲタカ」本が2冊も売れたことだ。たまたま私が買い物に行っていて、M様が留守番をしていた時にそのお客様がいらしたそうだが、2人とも男性だったという。もうM様と二人で「なんでハゲタカ本だったんですかねぇ??」「なんで今ハゲタカ?」と売っているのにもかかわらず間抜けなことを言い合う。いやお買い上げいただいて非常に嬉しいが(手に取っていただけただけでも十分に嬉しいが)、もうドラマ「ハゲタカ」から10年、映画「ハゲタカ」から8年だもんね、うれしいけどちょっと謎。

そんなこんなで日も暮れて、冬コミも無事終了しM様と別れて帰路につく。でも「ハラ減ったから東京駅で何か食ってから帰ろうかなー」と言ったらM様に「酒は飲んじゃダメですよ。今度乗り過ごしたら高尾とか青梅まで行っちゃいますからね」と釘を刺されたのだった。とほほ。

今回お立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました。一応コミケでは新刊扱いの新刊だったけど、次回は本物の新刊を出ししたい所存です(何だ、それ)。それでは皆様、良いお年を。
オトナの階段
もうね、私も大概なオトシなのでそろそろ同人生活も卒業かなとたまに思ったりする訳ですよ。同人誌に初めて投稿してから44年、コミケに参加して37年(最初の川崎市民プラザが初参加コミケ)、社会人生活よりも長い! 漫画はずっと描き続けていたいし本もまだまだ作っていきたい。でもイベント参加は体力気力が必要なのでなかなかしんどい。まあ今ならネット通販とかダウンロード販売とか、イベントに参加しなくても本を見てもらったり買っていただく手段は沢山ありますが、なんかハードルが高いわー。とはいえ、まだ色々悪足掻きもしてしまうお年頃。また今年も冬の舞踏会のお知らせが来ましたので、夏の舞踏会の後に作った新しいドレスと、冬の舞踏会用にも新しいドレスをまた作って参加の予定です(表現が回りくどいな)。スペースは以下のとおり。

12月30日(土)東京ビッグサイト/東ア35b 「風眠舎」

今年の夏の舞踏会には落選したのでそのすぐ後に参加したCOMITIAで新刊「オトナの階段」を出しました(上記写真)。今年は拙宅のPCもプリンタもiPhoneも超絶不調なため新刊の表紙絵やイラストをスキャンできないし、サイトの更新も出来ずじまいです(とほほ)。なにせPCなんか2度も修理に出したけど、戻って来たPCにバックアップデータをそのまま取り込んだら不具合が再現されてしまうかもしれないから、しばらくはデータを戻さずに様子を見ながら使ってみてくださいと言われて、仕方なくまっさらな状態から色々再構築です(泣)。今年はマシン運が大凶。

とはいえ、できれば次の本も出したい、、、所存でございます。もし奇跡的に出せたら(おいっ)、新刊は「オトナの階段Z」か、もしくは「田舎者、田舎にゆく」になる予定。どうか生暖かい目で見守っていただければと思います。そして12月30日に、お台場でボクと握手!
テーマ:日記
ジャンル:日記
コミックマーケット91
12月30日、今年もコミックマーケット91に行ってきました。まあ、夏のコミケにも参加したのでブログ記事も途中まで書いたのにアップしないまま気がついたらもう12月31日ですよ。月日が経つのは早いもんじゃのう(遠い目)。

なお、会社で私の隣の席の同僚が先々週インフルエンザで休み、先週は毎日一緒に昼飯を食っていた派遣のSさんが初めてインフルエンザにかかって年末年始休暇に突入したんですが、二人とも今までインフルにかかった事がないっていうのね。Sさんなんか周りの皆が全員罹患した時も全く平気だったので上司に「人としてどうなの?」と言われていたくらいだったのに、そのSさんもかかるくらい今年のインフルは強力? 隣にいた私、超濃厚接触者じゃね!? 30万人ものヲタクが全世界から集合するコミケはデンジャラスゾーン、一応マスクをしてそこそこ重装備で参加したんですけど……。弊サークルの配置場所がシャッター前近くだなんて聞いてないよーー。

コミケの開催場所をご存じない方のために説明すると、巨大な倉庫状の東京ビッグサイトの西ホールと東ホールにこれまた巨大な出入り口がありその出入口用のシャッターがあり、通常は閉じられているんですがコミケ開催中はとてつもなく大勢の購入者を捌くために開けっ放しになっているのね。そしてそこから寒気が容赦なく会場内に侵入して来る訳です。しかも昨日の有明の最高気温は8度、でも風が非常に強かったせいで体感温度はもっともっと低くて、凍えるなんてもんじゃない、もうブリザードですよ。お客様に本を手渡しする時も、おつりを渡す時も、チラシを通りすがりの皆様に渡す時も、手がかじかんでうまく渡せない。有明の冬を甘く見てました(泣)。

さて。前回の夏コミで新刊「お年頃な女たち」を出したものの、時間がなかったため初めてオンライン入稿したら、色々手間がかかるだけでなく本文はともかく表紙が大失敗。仕方なく冬コミまでに新たに表紙カバーを作って新刊にかぶせようと思っていたのに何もしないままあっという間に冬コミ当日、予定していた新刊も無く、ちと寂しいサークル参加でしたが、10月に紹介記事を書いた谷ゆき子本「超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界」が出たのでこれを真ん中に置いて、もう他人の褌で大相撲ですよ。

目を引く表紙のせいか、谷ゆき子世代が弊サークルの読者層ドンピシャなせいか、手に取って「懐かしい」「買いました」「気になっていたんですよ、買います」「京都国際マンガミュージアムの展示会に行きました」「正月に同窓会があるので布教してきます」と様々な声をいただきました。しかも午後には本の貸本資料部分の協力者の方にもお立ち寄りいただきました。しかし。「せっかくの記念だから何か買って行きます」と言われてしまい、「いえいえ、お立ち寄りいただいただけでもありがたいのに。お役に立てるかどうかわかりませんがどうぞ」と夏の新刊をお渡しした訳ですよ。今考えりゃね、更年期ネタの本を楳図かずおマニアの方にお渡しするのもどうかと思いますけどね。そしたら「じゃあ、この本はいただくとしても、こっちの本は買わせていただきます」と映画「ハゲタカ」追っかけ本を手に取られたんですよ。更年期ネタよりも更に遠い世界の話なんだけど(遠い目)。せめて引越本(3年前に発行した「引越サイテー伝説」)だったらマシだったのにちょうど完売しちゃってて。あー、もう、S田さん、すみません……。

そういえば私がスペースを留守にしている間に、前回の新刊「お年頃な女たち」を手に取って「お年頃って、どれくらいのお年頃の事ですか?」と聞かれたらしい。留守番の助っ人M様は谷ゆき子本を指差して、「この本に載っている作品が懐かしいと思うくらいのお年頃です」と答えたとの事。ナイスだ!M様。

そして。前回夏コミではいつも弊サークルに顔を見せる新潟の教師・S川が全く姿を見せなかったので、一体どうしていたのかと思ったら、遠距離恋愛中の彼氏とラブラブな日々をすごしていたんだそうで、あー、まー、最近病気だの介護だの訃報だの、明るくないネタが多いわしらの世代では比較的明るいネタだったかしら。そしてS川は毎回かなりワイルドな海外旅行をしてその旅行記本を出しているのだが、最近の世界情勢のせいでS川が行きたい渡航先がことごとく危険レベルが高くなって行けなくなっているのだと言う。「ニュージーランドとか台湾とか韓国なら大丈夫だろうけど、行ってもしょうがないし」と事だ。

そんなこんなでコミケも終了し助っ人M様と会場内のタクシー乗り場に向かったのだが、いつもなら100m以上ある行列がない。あれ?タクシー乗り場の場所が移動したのかと思ったら、別に変わっていなくて行列も4、5人待ちとなっていた。どゆこと!?「ジャンルによってはお昼ぐらいで撤収して午後にはガラーンとしているところもあると聞いたけど、でも今日はそういうジャンルの日じゃないしねぇ」「参加者が少ないという事もないですよね。会場内はいつもと同じでしたし」「不景気だからタクシーで帰る人が減ったという訳でもないよね??」と言いながらタクシーに乗り込んだら、運転手さんの説明で謎が解明。

東京ビッグサイトの東ホールは第1ホールから第6ホールまで6つの会場がありコミケではその全てを使用しているのだが、そこに今年の秋から第7ホールと第8ホールが出来て、そちらの方にもタクシー乗り場が出来たのこと。東京ビッグサイトが建て増ししてたなんて知らなかったよ。有明に向かう途中の道でもあちらこちら工事中なのを目撃したが、2020年の東京オリンピックに向けて着々と進んで行っているのね。ま、東京オリンピックが近づくにつれて会場確保ができないためにコミケの東京圏での開催が難しくなって行っている訳だが。

という訳で。今回、お立ち寄り頂いた皆様、本を手に取っていただきました皆様、ありがとうございました。次回こそは新刊を発行しますのでこれからもよろしくお願い致します(←毎回書いてるけど……)。
コミックマーケット88 コミックマーケット88
8月16日、今年の夏もコミックマーケット88に行ってきました。2年越しの新刊は今回もなかったわけだが(泣)。まあ、今回のコミケ参加は色々ございました。

まずコミケカタログDVD版。前回は参加日の前日の夜中にサークルチェックをし始めたら色々とんでもないことがあって(2014年12月31日「コミックマーケット87に行ってきました。」)、これに懲りてコミケカタログのサークルチェックは前日の夜になってからやるのはやめようと心に誓いました。……なのに参加日の前日の昼間にやっと、コミケカタログDVD版を開こうとしているわたくしです。夜じゃないからまだセーフだもんね、とかのほほんとしていたら大きな落とし穴が待っていたとです。ファイルを開くといつもはWindows用とMacOSX用のフォルダがあるのに今回はMac用のフォルダがない!?前回のアレがあったからもしかしてWindows用とMac用で別売りのDVDになっちゃった?とか思ってサポートページを見てみたら、まさかのMac版のサポート終了のお知らせが……。

「DVD-ROMカタログに収録するカタログブラウザについては、MacOS X版の開発は前回で終了とし、今後はWindow版のみとします」(コミックマーケット88以降のDVD-ROMカタログ収録アプリケーションについて

「……はい?」(by水谷豊)
「早く、言ってよぉおおお」(by松重豊)。

ま、5月にはアナウンスがあったみたいだけど知らなかったよ、ママン……。DVD版冊子の表紙にも小さく「Windows Only」の文字が。今回からサポート終了したならこの「Windows Only」の文字はもっと大きく表示させておいてつかあさい(泣)。2,500円のカタログをまったく開くことができず無駄になったわー(MacにParallels乗せてWindows入れればいいじゃないかというのは置いておいて。拙宅のMacにWindowsを入れる予定はないし、あったとしても今更そんな時間はない)。

同人総合ポータルサイトCircle.msのページにはウェブカタログのアイコンがあったので、MacユーザーのためにDVD版を買ってもウェブの方でサポートしてくれるのね?と思ってみてみたら、新たに課金が必要な模様? 詳しくチェックする時間もないし、もう、心が折れたのでサークルチェックはやめだ。明日は丸腰で勝負だ(←何の勝負?)。

仕方がない、カタログチェックは止めて翌日の参加のためにせめてチラシをつくらなくては。チラシの奥付部分にはいつも新刊・既刊誌の情報を載せているので、ここは前回までの分を流用して加工しプリントアウトしたものをチラシに貼り付ける。……今度はプリンタが絶不調。半分くらいがかすれてきちんと印字されず、何度ヘッドクリーニングしてもきれいにはならない。やっと多少ましな印字が出来るようになったかと思ったら今度はグレーのインクを認識できませんとのエラーメッセージが。チェックしてみてもインクはちゃんとあるのに、なってこったい。もう、あきらめたよ、ここは手書きでいれることにして、とにかくチラシ本文の原稿を描かなくてわ。しかしこれもまた色々あって挫折。もうさー、夏休みの宿題は8月31日にやっちゃだめだよ……。でもとりあえず最低限チェックしたいサーク情報はネット検索しようかと思ったけどその時間もなく、そんなわけで何もかもが丸腰で参加です。

そしてコミケ3日目の当日、東京ビッグサイト西ホールのサークルスペースにたどり着いて準備をするものの、当日のサークル情報を全く仕入れていないのでどこに何があるのか全くわからない。助っ人の同僚M様もお目当てのサークル以外は全くチェックしていないそうで、二人して「今日はここ(西ホール、創作少女漫画)以外は一体何があるんですかねぇ」とか言っている始末。「(ネットの)準備会のページの今日のジャンルコードを見てみたらどうでしょう?」とのM様の提案で本日のジャンル配置をチェック。

「えーと、東(ホール)は……男性向けゲーム、同人ソフト、コスプレ、ギャルゲー……」
「ほとんど男性向けばかりですかねぇ」
「西(ホール)は創作少女漫画と創作少年漫画と学漫(学校の漫研)かぁ。西と東で真逆なジャンル配置だもの、こりゃ今日は客は来ないわ。もともとここは過疎っている所だし東に来た人達が西に流れて来るとは思えないもんな」
「そうですよねえ」
「今日は配るチラシもないし、まあ、まったりボーッとしているしかないわね」
「そうですよね、明らかに違いますもんね」
ちなみにいつも弊スペースに立ち寄ってくれる新潟の女教師S川は前日(2日目)に「進撃の巨人」スペースのとんでもない行列にならんで色々ゲットして昨日のうちにさっさと帰郷、いつも売り子をしてくださる同僚M様の腐女子仲間のS田さんは前日までタイバニとワンピースの本を買いあさっていたけど本日はやっぱりお目当てはまったくないので不参加でした。

しかしまったりと過ごしているわしらの前には常連の皆様が次々といらしてくれて「あのー、新刊は?」「せめてチラシだけでもいただきたいんですが」と声をかけて下さり、本当に有り難いやら申し訳ないやら。しかも久しぶりに参加したので立ち寄らせていただきましたとか、しばらく病欠してましたがやっと復活しましたというお客様が何名もいらして、しみじみと反省したことでございます(とほほ)。

また、弊スペースに並ぶ旅行記本を眺めて最後にハゲタカ本を手に取って下さった外国人のお客様は、たどたどしい日本語で「これも旅行の本ですか?」と。まあ、ある意味、長い旅の物語かもしれん(遠い目)。「いえ、違います、映画作品の追っかけ本です」と答えたけど、ちゃんと伝わったかしら? 取材の腕章をつけていた男性はすっとハゲタカ本を手に取ったかと思うと「これはNHKのドラマのですか?」と直球な質問を。「えーと、NHKドラマと映画の「ハゲタカ」の本ですが、主に映画を追っかけて32回ほど映画館で映画版を見ました」と答えると驚いた勢いでなのか気の迷いなのかハゲタカ本をお買い上げくださいました。32回で驚いたかもしれんが、私の上には40何回と50何回見た人達がいるので私なんかまだまだなのよ、お客様……。

何はともあれお立ち寄り頂きました皆様、ありがとうございました(ペコリ)。この次こそは新刊をちゃんと出します!

コミックマーケット88 コミックマーケット88
さて、同僚M様の腐女子仲間のMちゃんからのタレコミで、この日はラスボス小林幸子が店を出しているということがわかり、前回、前々回のコミケではすごい噂になっていたけど見れずじまいだったためせっかくなので(?)見に行きました。結構な人達がラスボスのスペースで買ったと思われる紙袋を持っていたしね。そして今さらだけどラスボスのスペース、行列がすごい。しかしめっきりコミケ界の状況に疎いので、子ども(16歳)に「ラスボス見てきたけど一体何のサークルかわからんわ」とLINEを送ったら「あー、ボーカロイドじゃね?」と返信が。へぇーーーー。

コミックマーケット88 コミックマーケット88
そんな子どもへのお土産は彼女が好きな「ラブライブ」のフレーム切手セット、2,000円也。郵便局のおじさんたちが頑張って営業していました。他にも鉄な切手とかムーミンやスヌーピーの切手等、普通の郵便局ではすでに売り切れになっているような切手もあって心動いたけど、何分にもこの日は銀行からお金をおろすのを忘れて参加した為(←どんだけ間抜けなんだか)購入は断念いたしました。

こんな感じで日は暮れて、夏コミ参加の一日は終了、翌日月曜日は仕事の締め日だった為に休む訳にはいかず、ああ、どこでもドアがあったらいいのにーーと思いつつ汗だくになって出社。そしたら同僚達に「例のイベントに行ったんですか?」と聞かれた挙げ句「テレビのニュースに映っているすごい混雑を見て、きっとあの中にいるんだろうなあと思っていました」とか言われちゃったのな。うーむ、それは去年の4月の皇居乾門の通り抜けの時(2014年5月20日「2014年春の花見、皇居乾門通り抜けの1日」)にも、今年6月の鳥獣戯画展の時(5月31日「東京国立博物館 特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」」)にも言われた訳だが。決して行列や混雑が好きな訳じゃないのよ、端から見たらそうは思われないかもしれないけど(とほほ)。
コミックマーケット87 コミックマーケット87
12月28日(日)、第87回コミックマーケットに参加してきました。またもや予告していた新刊「お年頃な女達」をやはり出せなかった上に、いつもは必ず発行しているチラシ(風のたより)も発行できずじまいで、「あのー、新刊は?」と聞いて下さった方に買い込んだお菓子を渡して「まあまあまあまあ、これで」「とっておいて♡」(←おばちゃん風)とごまかし三昧。今回は本当に新刊を発行する予定でいたのにもかかわらず、仕事が忙しくて毎日夜の11時12時に帰宅する毎日じゃあやっぱり無理だったよ、ママン……。当日スペースにお立ち寄りいただいた皆様、既刊を手に取っていただきました皆様、お買い上げいただきました皆様、本当にありがとうございました。

さて例によってサークルカタログチェックを参加日前日の夜11時にはじめた私、でもサークルカタログのDVDを立ち上げて過去のチェックリストを読み込めば3分で終了だもんね、と思っていた私が甘かった……。今回からWEB認証とシリアルコードの入力が必要になったのね。でもWEB認証のパスワードを忘れてしまったために何度かあれこれ入力していたら5回目でロックされて、30分後に再度要入力と警告されてしまった也。とほほ。パスワードをとにかく思い出せないので再発行の手続きをしたものの、ロックされているので30分後に再度要入力と再度警告。あーー、もういいよ、カタログチェックしなくても別に困らないもんねっっ! ……とか言いつつ30分後になんとか再発行したパスワードを入力してWEB認証を終了しカタログを立ち上げたら、ツールバーのメニューに使用できないようになっている項目が沢山ある訳ですよ。なんだこりゃ?と思って初めてマニュアル読んでみたら「Macintosh OS X版カタログブラウザは従来のカタログブラウザにあった機能「過去のチェックリストの読み込み」が未実装であることを予めご了承下さい」との文字が。

なんじゃそりゃぁぁぁぁああああっ!(←松田優作で)

あの3cmはある分厚い紙のカタログではなくDVD版を買うメリットは、検索が便利とか、軽いとか、チェックしたサークルを場所毎にきちんと印字してくれるとか色々あるけど、一番は過去のチェックリストを読み込んで過去にチェックしたサークルが今回はどこに配置しているかを表示して印字してくれることなのに、拙宅のMacでは非対応ですと!? Oh! My God!

しかしもう夜中の0時過ぎ、そんな事を呪っている暇はない。明日は朝5時起きなのだ。仕方なく前回のカタログDVDを発掘し、前回のチェックリストをプリントアウトし、それを見ながら一つ一つそこから今回のカタログDVDで検索ですよ。もうさー、Windows版は定価の2,500円でいいだろうけど、Mac版は1,000円でも高いわっ!

なんとか今回のサークルチェックを終了し、やっと就寝。当日は助っ人の同僚M様にカタログの件を話して「それはひどいですねー」とか言っていた訳ですが。帰宅後、次のコミケはいつだったっけな?と公式HPをチェックしてみたら、カタログのMac版未対応の件のお詫びと12月15日付けの修正プログラムが載っていましたよ……。orz 修正プログラムを立ち上げたら普通に過去のチェックリストの読み込みが出来ましたの……。まーねー、サークルチェックはもっと早くにやっておけっつーことですね。

コミックマーケット87 コミックマーケット87
さて今回はNHKが取材ではなく企業ブースで出展しているというのがちょっと話題になっていたので、見に行ってきました。時刻はもう午後3時過ぎだというのに、サークルスペースよりも企業ブースの方が人ごみと行列がすごい。企業ブースにはこれっぽちも興味はないけれど、NHK好き者としては見ておかねばなるまい(←何の義務感?)。でも人ごみと行列をかき分けてたどり着いたNHKブースは……あー、うーん……、えっとー……、大学の文化祭の展示みたいだった。行列ナッシング。同じく企業ブースで出展していたTBSの行列はすごい事になっていたけど、NHKはナッシング。

……せっかくコミケに来ているのにさー、コミケでしか出来ない事をやってみましょうよ、NHKさん。今回の展示では例え赤字になったとしても、もっとニッチな方向やマニアックな路線を狙って徹底した方が、絶対話題になって結局はお得だと思うんだけどなー。あるいは一般的な路線だったとしても色々TV界の歴史的な遺産を溜め込んでいて、それをかなり著作権フリーで使えたりするわけだからそれを利用したりとかさー。とりあえず出店すればOKとか、萌えキャラは春ちゃんで十分でしょとか、2015年の大河ドラマをアピールしとけばOKじゃ全然ダメですよ。

そんなこんなでコミケを終了し、新刊を出してもいないのにヘトヘトになって助っ人M様と一緒にタクシー売り場に並んでいたら、2組程前に並んでいたのは70歳前後の老夫婦(風)。

M様「あれは、今回の参加者ですよね?」
私「一般の人ではなさそうだよね。孫のサークルを手伝ってきたとか?」
M様「ご夫婦、ですよね?」
私「仲良さそうだしね。もしかして兄弟とか? 今日スペースの近くの通路の隅っこで、見た目50代前後らしい男女7、8名のグループが何やら久しぶりに会った感じで立ち話していたから、そういう昔からサークル活動をしてきた仲間というセンもないでもないかも」
M様「それにしてもあの荷物……」
私「カートに積んである荷物はいかにも在庫っぽいよね?あの包み方とか」
M様「ダンナさん(風)が持っている紙袋、会場内で見かけましたよ」
私「奥さん(風)があんだけの荷物をカートに載っけて引っ張っているという事は、奥さんがサークルの主催者かなあ?」
M様「70歳前後くらいですかねぇ?私が見たサークルではあそこまでのおトシの方は見かけなかったですけど」
私「ま、私だってコミケに参加して30年以上だもん、もっと上の世代の人だっているよ。現に確実に60歳以上と見受けられる売り子の人を見かけたよ」
M様「ジャンルは一体なんでしょう?気になりますね」
私「普通に考えたらあの年代なら創作とか文芸かなあ。SFとかもあるかもしれないけど奥さんの方がやっているんだとするとそのセンはないか。「JUNE」の時代からの腐女子とか?」
M様「歴史物とか鉄方面とか?」
私「意外と「黒子のバスケ」だったり?」
M様「タイバニ(「TIGER & BUNNY」)とかテニプリ(「テニスの王子様」)や「銀魂」でバリバリだったら驚きですよね」
私「せめて西(館)か東(館)か、聞いてみたいね」
M様「でもあのおトシでも二人揃ってコミケに参加ってすごいですね」
私「楽しそうな感じでいいよね」
M様「これ、ネタにして下さいよ。誰か教えてくれるかもしれませんよ」
私「そっかあ」

という訳で、ご存知の方がいたらこっそり教えて下さい(笑)。

そして次回こそは本当に新刊を出しますので、皆様、どうかよろしくお願い致します。
テーマ:同人活動日記
ジャンル:アニメ・コミック
コミックマーケット86
もう9月になったというのに今更ですが、8月16日(土)、第86回コミックマーケットに参加してきました。このところ年2回開催のコミケで2回に1回は落選しているので今回は1年ぶりの参加、しかし例によって予告していた新刊「お年頃な女達」はやはり出せなかったので超まったりな1日でした。当日スペースにお立ち寄りいただいた皆様、既刊を手に取っていただきました皆様、お買い上げいただきました皆様、本当にありがとうございました。新刊がない夏、日本の夏……(違)。ええ、今回も次回こそと心に誓いました。

当日は例によって日頃の仕事疲れが溜まっていたせいか朝からもうヘトヘトで、しょっぱなから会場までタクシーに乗ってしまいました。そしたらその運転手さんは晴時代からコミケ客を運び続けて24年という方で、私もコミケには30年以上になりますとか、晴海は狭かったとか暑かったとか、当時は朝からタクシーに乗るなんてなかったんですけどとか、つい懐かし話になってしまいました。そうこうしているうちに東京ビッグサイト到着。

スペースに行くといつもの助っ人M様がすでに待機中。今回はいつもM様と一緒に今どきのハヤリネタ情報をタレこんでくれるS田さんが仕事の都合で来れなくて、別の方に来ていただいたので目新しいお話は何もなかったのですが、いつも早めに弊スペースに立ち寄ってくれるN県の鋼の中学教師・S川の姿が見えない。S川については「コミックマーケット78に行ってきました。」参照。
私「今年の夏はカトマンズに行っているってメールに書いてあったけど、さすがのS川も旅の疲れから昨日に引き続いて連チャンでの参加は出来なかったの鴨」
M様「でもあのS川さんですよ?」
私「でもS川、私と同い年だからね、そろそろ弱ってきているかもよ。前に南アフリカでやっていたワールドカップを見に行った時もちょっと寝込んだって言っていたし」
M様「どうですかねぇ……」
とか言っていたらS川から「今、進撃本(「進撃の巨人」)の行列に並んでいるから、もう少し後で行く」とのメールが。
私「……やっぱり、S川だよね。地球最後の日が来てもS川だけは生き残るよ」
M様「カトマンズから帰ってきて風邪をひいていたとか書いてありますよ」
私「でも結局コミケに来て大行列に並んでいるし」
という訳で、昼頃に収穫物を持ってS川登場、このタフさは見習いところだ。無理だけど。

そして子ども(15歳)からはコミケの様子はどう?感想教えて」というメールが来ていたので、帰宅後に「別に、普通」と答えたら非常に不満だったらしい。でも別に事件もなく、自分のスペースに行列ができる事はないけど新刊がなくても既刊はそこそこ売れたし、大手の行列に並んで本を買う事はなかったけど地道に面白い本やお仕事をしっかりしている本を発掘できてよかったし、古い友人達とも再会してあれこれ話して平和だったし、私としては満足だったのだが。そしたら「コミケスタッフ、何か名言言ってなかった?」だと。コミケスタッフは名言を言うのが仕事じゃねーよ(笑)。

そんな訳で次回こそはと思いつつ、今日もちょっとだけ新刊用の資料集めをしておりました。この調子で続けたいと思うものの、、、、、会社の仕事がなー、これからもまだまだ忙しいけど(泣)。
テーマ:同人イベント
ジャンル:アニメ・コミック
コミックマーケト84
この間のCOMITIAは絶不調のためお休みしてしまいました(5月4日「COMITIA104は欠席します。」)。なので夏の舞踏会は絶対参加しますよ、もちろん新刊を携えてね!とか言ってたんですが、これで落選したら今年は超ほら吹き野郎になっちゃうよなあ、でもここ数ヶ月本当に体調不良だしさー、描きたい事は山ほどあるしネタも盛り沢山なんだけどなあとかうだうだしていたら、5月31日にサークル情報登録&当落情報検索システムから連絡がきちゃったよ。

 8月11日(日)東地区“ヤ”ブロック-50a

今回こそはなんとかゆるゆるとながらも、夏の舞踏会には新しいドレスで参加します、多分参加すると思う、参加するんじゃないかな、ま、ちょっと覚悟しておけ……って、さだまさしか!? いや、まあ、鋭意努力する所存です(てへっ)。
テーマ:日記
ジャンル:日記
明日5月5日は東京ビッグサイトで自主制作漫画誌展示即売会COMITIA104が開催され、私も参加準備をしていましたが、今回は残念ながら体調不良のため、欠席をいたします。

体調不良っつうても別に死ぬような肉体的な部分の病気じゃなくて、だるいとか、疲れやすいとか、鬱鬱しやすいとか、眠りが浅いとか、どう考えても「お年頃」だろ??(いわゆる更年期障害とか老人性の初期鬱??)という状態なので、結局はやる気の問題なのかもしれん。でもまあね、この1年半ほど本当に仕事の方が忙しくて大変だったのがやっと山を越えて少し楽になったせいか、ちょっとガタガタっと来てしまった模様。何せ今年は花見もろくに出来なかったからエネルギー補充もほとんど出来なかったし(泣)。なのでとにかくまずはちょっと長く休みを取れる時にちゃんと休んで、花を見て、映画を見て、「ハゲタカ」を見て(笑)、今日は新しいPCも買ったので休みの間にあれこれいじくって、しっかり充電して次回に備えたいと思います。

この間の冬コミでは散々「5月のCOMITIAでは新刊出しますから!」と言っていたのに、こんな調子なので4月に入って新刊の原稿の下書きに入った辺りからまったくペンが進みませんでしたよ(とほほ)。でもまー、今回のこの体調不良ももちろん次の次の新刊のネタにするべくメモして資料もあさり始めているので、皆様、どうか生温かく見守ってやっていただけると非常にうれしいです(ペコリ)。
テーマ:日記
ジャンル:日記
コミックマーケット83
2012年12月30日(日)は第83回コミックマーケットに参加してきました。今年は夏コミ落選だったので1年ぶりの参加でしたが、当日スペースにお立ち寄りいただいた皆様、既刊を手に取っていただきました皆様、お買い上げいただきました皆様、本当にありがとうございました。今回は本当に新刊を出したかったんですが、ギリギリまで頑張ったもののやはり間に合わず断念しましたが、下書きまでは入っているのでこれから完成させて、5月5日開催のコミティアには出します(←本当だ)。

さて、コミケ前日に超久しぶりに大学時代のサークル仲間(美術研究部)と会って飲んだくれたのだが、まあ、みんな見事にまん丸(←人のことは言えない)。もちろん私も会う前から「すごいメタボっぷりだからとりあえずマツコ・デラックスでイメージしておいて」と姑息なイメージ操作を忘れない。なので再会した時は「なんだ、全然太ってないじゃない」という社交辞令をいただきました(む、虚しい……)。集まったメンバー4名のうち3名で学生時代は漫画同人誌を出していたので、「じゃ来年は久しぶりに新刊をだそう」という話になったのだが。サッカーを追っかけて世界中を駆け巡り旅行記を描くN県の教師S川(「今年はどこに行ったの?」と聞いたら「何言ってんだよ、ロンドンに決まっているだろ」と言われたよ……)、プロも認めるプラモ研究家のT君、映画「ハゲタカ」追っかけ日記とか入院日記とかダイエット日記とかのエッセイ漫画本の私に、イラストだったら何か描けるかもというNさん、本当に出すんだとしたらターゲットが全くもって曖昧な本になりそうだな。ジャンルは学漫(学校の漫画系サークル)、、、、か?

そんな訳でコミケ当日の朝、さして飲まなかったのに早朝起床が本当につらい。子ども(中二)には「冬コミ、いいなあ。私も行きたい」というので拒否したら「じゃあお土産よろしく」「お土産って?おやつか?」「東方(東方Project)の同人誌」「はぁ? 東方のどこのサークルの本よ? 第一東方って今日なの?」「わからないけど何か買って来て」「なにーー、出かける直前にそんな曖昧な事いわれても応えられるかあああああ!」と言って家を出たのだった。

朝から色々疲れたのでもう東京駅からタクシーに乗り「東京ビッグサイトまでお願いします」っつうたらすかさず「西館ですか?東館ですか?」と聞かれる。有明往復し慣れているのね。ギリギリの時間に会場に着くと既に助っ人の同僚M様とM様のご友人の絶賛タイバニ(TIGER & BUNNY)萌え中のS嬢が待っていた。

S嬢「今日はこんな天気(小雨)ですけど昨日は晴れてよかったですよ」
私「タイバニ本、昨日は豊作だった?」
S嬢「そりゃあもう♡♡この天気が昨日だったら本が濡れて大変な事になってなってました」
私「今日はやっぱり昨日や明日よりもオタクパワーが弱いのかもね」
コミケは全国のオタクパワーによって必ず晴れるということになっているのだが、初日の昨日は今が旬の「TIGER & BUNNY」があり、3日目の明日は男性向けのあれやらこれやらがあるが、2日目の今日は東ホールはともかく、西ホールは創作系(漫画だけではなく各種創作物)やJUNE、ゲームも歴史やRPG中心なのでオタクパワーが一番ない日とも言える(当社比)。
M様「そうですよね、JUNEなんか年齢層高めで私も買いに行くサークルが年々減ってきていますもん」
S嬢「いや、これは……黒バスがないからですよ!」
私、M様「あ、そっかあ、なるほど!」
黒バスとは「黒子のバスケ」という作品の事で、コミケを始めとする一連のイベントに対して「黒子のバスケ」を参加させないようにという脅迫があったらしく、結局コミケでも「黒子のバスケ」サークルの参加見合わせと「黒子のバスケ」同人誌・グッズ等の頒布、委託の見合わせの通達があったのだ。

 コミックマーケット83における『黒子のバスケ』サークル・頒布物対応に関する緊急のお知らせ(コミックマーケット準備会)

S嬢「東ホールの片方半分がない訳ですもん、そりゃ雨も降りますって」
私「へぇーー、そんなに勢いのあるジャンルだったのか」
S嬢「今が一番勢いがありますけど、スペースなんか人がいなくてテーブルと椅子だけがあって、でもチラシもその上の乗ったままになってました」
私「ゴーストタウンだな」
S嬢「まさにそうでしたね」

そして例によっていつものようにN県の教師S川がスペースにやってきたが、どうも今回は今ひとつ勢いがない。どうしたのかと思ったら、どうやら二日酔だった模様。地球が滅亡してもS川だけは生き残ると思っていたのに、意外だ。それとも恋する女はか弱くなるのか?(←前日、S川の年下の彼氏に電話して、すっかり酔っぱらったT君が「S川さんとちゃんと結婚する気があんのか!?」と説教したという顛末あり(笑))。

そんなこんなでイベントも無事終了し有明からタクシーに乗ったら。運転手がこれまたコミケによくいるマシンガントーク系オタクにそっくりで、まあ、だだ滑りしながらしゃべるしゃべる。しょっぱなから「今日は女子会だったですよね? いやね、何で今日はこんなに人が集まるか調べて今日ならバッチリだと思って来たんですよ、同人誌を持った女性が多いイベントならやはりタクシーに乗りますからね。明日は男子会ですよね。(じゃあ昨日は何だったんですか?の問いに)昨日は男女混合ですね。他のヤツら何のイベントなのか調べもしないでくるんですが私は違いますよ。(中略)この手のイベントではおもちゃショー
がA級ですね。いやコミケはS級ですよ。B級なのがモーターショウですね。モーターショウに来てタクシーに乗る客って遠くから来る観光客ですからね、行き先が浅草とか上野になっちゃうんですよ。(後略)」。いつもだったら東京駅に着くまで熟睡のわしらだが寝させてなんかくれねえ。私も話のタネになるかと思って色々聞いてはいたが、東京駅に着いたらわしらもうすっかり疲れてぐったりですよ。年末年始休暇中でよかった……。

色々反省の多かった今回の有明舞踏会、次回こそは新しい衣装で参加を、と心に誓ったのでございます。
コミックマーケット83
いよいよ冬の舞踏会の季節になりました。そして今回は来てしまいました、お城の舞踏会の招待状が。夏は久しぶりに落選したのでこれは引越に専念しろという神様のお告げ?とばかりにひたすら引越準備にあけくれていました。新刊? いや、落選したし。引越もあっててんてこ舞いだったし。もちろん相変わらず仕事忙しいしー。などと言い訳をしていましたが、今回はいよいよ本当にちゃんと新刊を出さなきゃ絶体絶命、でもそんな時間、ナッシング(泣)。ちなみにスペースは以下の通り。

 12月30日西地区“か”ブロック-23b「風眠舍」

いやいや時間がないから新刊出せないなんて言っていたら未来永劫何もできないままですよ、いかんいかん。しかし平日は夜遅くまで仕事しているし、帰宅したらもうやたら眠くて何もしたくないし何も出来ずに寝てしまう。じゃいっその事夜はさっさと寝て、朝早く起きて一日1ページずつでも描かなくては、っつー事で昨日は午後10時に就寝。iPhoneの快眠アプリをとりあえず午前5時にセット。本当は7時間以上寝ると腰が痛くなるので6時間後の午前4時に起きた方がいいのだが、初日なのでちょっと遅めにセット(←しょっぱなからもうゆるい)。

そして本日午前5時、快眠アプリの起床音楽が鳴って一旦目が覚めたのだが……まわりがまだ真っ暗だし、ちょっと寒いし、なによりもまだ時間があるし、まだちょっと寝ててもいいよねと二度寝しちゃったのな。そんで午前6時、いつもと同じ時刻に携帯のアラームが鳴ってまた目が覚めたのだが、快眠アプリで起こされるよりも今一つすっきりしない目覚めなもんだから、つい後30分くらいまだ寝てようかなあああとうすらぼんやり思いつつ三度寝に突入。いや、もうそろそろ起きなきゃまずい時間なのだが。

しかし浅い眠りの中で変な夢を見てしまい、夢の中で自分に「んな訳、ねーだろ!」と思い切り突っ込んで、それでやっと目が覚めたよ、ママン……。ちなみに見た夢の内容は、妹(北海道在住)がすごく深刻な顔で悩んでいて何事かと思ったら「ユル・ブリンナーが生きているのか死んでいるのか不明なのでどうしたらいいのか、とユル・ブリンナーの孫に相談されている」と言うのである。そんでWikiを見てみたら確かに生死が不明となっていると書いてある。しかしなんでユル・ブリンナー? なんで孫があなたに? んな訳ねーだろっっっ!と叫んでいたのね。

他人の夢の話ぐらいつまらないものはないので普段はこんな話はしないのだが、本日の昼飯の時に三度寝したあげく夢の中で自分につっこんだ勢いで起きちゃったよ、という話をランチ仲間にしたら、まあ例によって「ユル・ブリンナーってつるっぱげだよね」「夢の中でもやっぱりハゲなんですね」「そこで突っ込んでよかったですね。でなけりゃまだ寝てたってことですね」と皆に言われる始末(ちなみに30代前半の同僚には「ユル・ブリンナーって誰ですか?」と言われ、Nさんが「見事なハゲ頭の大昔の外国の俳優」と説明してたが)。うーむ、なんでこんな夢なのか全くもって意味不明だが、とりあえず明日の朝は三度寝はしたくないものだ。

と言う訳で今日はちょっと遅いけど明日の朝こそは早く起きるためにもう寝ます。おやすみなさい。
テーマ:日記
ジャンル:日記
COMITIA100
先日5月5日、第100回COMITIAに行ってきました。とか言ってて忙しくてすっかり忘れていたけど冬コミ(第81回コミックマーケット、2011年12月29日~31日開催、12月30日に参加)に行ってきた話を今回は全然書いてなかった……。うーん(遠い目)、もうほとんど覚えてないけど冬コミは、

・前回の夏コミでiPhoneにサークルカタログのアプリを入れている人がすごく便利そうだったので12月29日の夜中の夜中にアプリをダウンロードして色々やってみたけど、マニュアルを全然見ないでやっているせいか(←ダメダメ)うまくサークルカタログが表示されず、結局いつもどおりにコミケカタログのCDをPCに読み込んでピックアップしたサークルのリストをプリントアウト、、、、しようとしたらプリンタが半分イカれててうまくいかず参加日前日の夜中に凹みまくり(とほほ)。

・1年で一番仕事が忙しい時期に、社歴30年以上の大お局様のK池さんがいきなり退職し、派遣の人がいきなり会社に来なくなって鼻血が出そうなくらい忙しくて毎日泣きながら夜中まで仕事をしていたため新刊無し、もうこの状況じゃチラシを作るのも今回こそは絶対無理! ……とか思ったが、さすがに新刊だけでなくチラシもないのはツライので、これまた前日の夜中からチラシ原稿を描いて翌朝(コミケ当日)コピーというドタバタぶり。しかしなんだ、やれば出来るじゃん私!(←色々間違っちゅう)。

・夏コミではジャンルコードがまだないのにもかかわらず超爆発状態だったタイバニ(Tiger&Bunny)のフィーバーっぷりが今回も相変わらずただごとじゃなかった(らしい。←助っ人の同僚M様の友達のタイバニ廃人さんやお立ち寄りいただいたお客の皆さんからの情報)。弊スペースに来てくださった古参特濃ハゲタカ廃人のRさんが「いままでこんなメジャーなジャンルにはまった事なかったから」と言ってらしたのが超印象的(笑)。

・しかし積もり積もった仕事の疲れ+前日夜中の各種格闘(笑)に疲れてスペースでは生ける屍だった(←いつものことだがなー)。

そんなこんなでこれじゃいかん、今度こそもっとちゃんと新刊を出さねば、ということで申し込んだコミティアだったわけですが……、もちろんこの半年の状況(平日は残業三昧、休日は疲れて寝たきり三昧)からいってやっぱり新刊は出せませんでした(泣)。

COMITIA100 COMITIA100
コミティアとコミケの違いは、コミティアは創作同人誌即売会(コミティア公式では「自主制作漫画誌即売会」と言っている)で、コミケは何でもありのお祭りイベント。コミケは日本全国(最近は世界各国)から同人者他が集結するので、こういっちゃなんだが「玉石混淆」。思わぬ拾い物があったり、久しぶりに昔からの友人達と再会したり、私の知らない世界(笑)を色々垣間みることができたりして売り手としても買い手としても楽しいイベント。でもコミティアはオリジナルな創作物オンリーの即売会なので、30年、ごく普通の創作少女漫画を描いてきた(←ホントか!?)描き手としてとてつもなく刺激を受ける場所。忙しくてなかなか参加できないが、できればこれからも1年に1回は参加したいと思っている。

さてそんなコミティアも今回は第100回ということで記念企画が色々あったようだ。……「ようだ」って他人事だが、一人でサークル参加していると売り子に専念するため見に行く事ができないので遠くから見ていただけだが、開会する前にざっくり見てきたら、歴代のコミティアカタログやポスターが展示してあってどれも懐かしい。いったいいつからサークル参加していたんだったっけ?とチェックしてみたら第6回(1987年3月15日)からでした。もう25年か。一般参加していた第3回(1985年9月)からだと27年、長いような短いような? 

・今回は100回記念ということでサークル数が非常に多く、留守番担当の助っ人がいてくれたとしてもとても全部は回れなかったであろう規模。弊スペースに来て下さったお客様も言っていたが「これだけ大きくなると回りきれなくて、結局カタログであらかじめチェックしておいたサークルを回るのが精一杯」になってしまうのが残念。即売会が大きくなると、ふらっととサークルを見て回って知らなかったけど面白い本やすごく刺激的な本を発掘するという楽しみ方がなかなか出来ないような気がする。……って、それはもしかして私のトシのせいか!?

・入口に樽酒があった。閉会後に鏡開きをする予定だったそうで私も今回は最後まで参加していようと思ったのだが、体調不良で(疲れがたまっていたせいか猛烈に眠かったよ、ママン……)午後3時すぎに店仕舞して会場を出たので見ていない。うーーむ、残念。

・弊スペースにお立ち寄りくださった皆様との「今回は新刊は?」「すみません、ないです」「一番新しいのはどれですか?」「えっとー、2年前に出た本です」という毎度の会話(とほほ)だけでなく、テーブルの上の本をざっくり見て「やっぱり?」というお客様に「ははは」と笑って誤摩化したり、さらには一言だけ「ない?」というお客様に一言だけ「次は必ず!」と宣言したり。いやあ、ホント、ネタだけはどんどんたまっていくんだがなあ(遠い目)。

・100回記念企画展示の歴代の開催回ポスターがすごくよかった。絵やレイアウトもすばらしいのだが、いまさらながらにコピーがいい。何か描いてみよう、何か作ってみようという気になるコピーの数々。帰りがけにもう1回見て、やっぱりこの次こそは頑張ろうと思った次第でございます。

わざわざお立ち寄り下さった皆様、本当にありがとうございました。この次は堂々と「新刊有ります」の看板を掲げたい(←悲願)。
テーマ:ヘタリア
ジャンル:アニメ・コミック
コミックマーケット81
色々忙しくてFacebookもtwitterもmixiも、自宅に届く新聞すらろくすっぽチェック出来ない今日この頃、コミケの当落チェックももちろん忘れていましたよ! そんで例によって「コミックマーケット81当落システム」で検索してみたら、当選しちゃってたんだけど……(遠い目)。今回のスペースは以下の通り。

 風眠舎 12月30日(金)西地区 ら42a

書きたいネタは沢山あるし、「ハゲタカ廃人日記2」も是非出したい所だが(需要は非常に少ないが(笑))、先週までも残業三昧だったけど、多分明日からはもっと仕事がハードになりそうな予感(泣)(参照:10月25日「ウワァァァァァン!ヽ(`Д´)ノ」)。でもせっかく毎回スペースに来て下さる方々に今度こそちゃんとした新刊をドヤ顔で差し出したい(はい?)。4コマ漫画を1日1本ずつ描いたら、ギリギリの最終入稿日(←ギリギリの日程でカウントするな)の12月23日(12月24日の午前中に大阪市内到着必須)まで54日あるから54本、1ページ2本だから27ページ、表紙は去年入稿済みだから(泣)、中表紙と奥付を入れて8で割り切れる数(面付けは8ページ単位)は24ページか32ページ、編集する時間を入れると32ページ(中表紙+奥付+4コマ60本)は無理だから24ページ(中表紙+奥付+4コマ44本)ならいける? とか皮算用な私です。

そんな計算している間にとっとと描きやがれ!と一応自分を叱咤しているふりしてみたり(てへっ)。