えええええええええーーーーーーー!!!

 ・作家の氷室冴子さん死去(時事通信)
 ・「なんて素敵にジャパネスク」 作家の氷室冴子さん死去(朝日新聞)

一体なんで最近作品を書いてないんだろうとずっと疑問に思っていて、たまにコバルトをチェックしたり、Amazonで新刊が出てないのかチェックしてたり、どこかに消息が載っていないのかGoogleで検索したりしてたのだが、まさか闘病生活を送ってらしたとは。どこかのエッセイで、別の作家さんと仕事が来なくなったらどうしようって教員免許とか持っている資格をお互い指折り数えてみたなんて文章を書いていたから、もし小説を書かなくなっているんだとしても、どこかでひっそりと小学校教師なんかをやってたりして、とか思っていたのだが。

氷室冴子はもちろん「なんて素敵にジャパネスク」や「銀の海 金の大地」のような小説も面白いけど、「いっぱしの女」とか「冴子の東京物語」とかのエッセイがこれまた面白いので、読んでおけ(←誰に言っているのか?)。特に「冴子の母娘草」はおすすめだ。これは母と戦う自立した女性の戦いの記録で、経験者ならもう泣けてきちゃうね(もちろん中身は泣かせが入っているようなものではなく、大笑いできるエッセイなのだが)。他のエッセイも普通におもしろいが、東京暮らしをしている北海道人ならなおのこと納得できるポイント多し。

あと、「銀の海 金の大地」は確か10巻目で第1部完とかなっていたんじゃなかっただろうか。続きとかそのうち書くんだろうなあとか思っていたのに。あ、そうそう、氷室冴子原作の「ライジング! 」も絶対オススメだ。宝塚をモデルにした舞台で女優をめざす女性の物語、とかかくとすごくつまらないのだが、ただ単に普通に舞台女優とかテレビタレントとかを目指すのとは訳が違う宝塚ならではの厳しい掟とか、主人公の栄光と挫折と這い上がるまでの苦闘とか(少女マンガだからそこのところはもちろんソフトにだが)描かれていて読み応えがあってよろしいですよ。未読の方は、是非この機会に漫画喫茶とかで読んで見て見て下さいよ。

まだ51歳なのに、早すぎる。

ご冥福をお祈りいたします。
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別に映画マニアでもなんでもないのだが、やっぱり横溝正史シリーズは好きだったしね。

 映画監督の市川崑さん死去(朝日新聞)

特にあの「犬神家の一族」(1976年、角川春樹事務所)は色々思い出深い。湖の湖面から生えているかのように逆さまになった男の足の映像、ゴムマスクのスケキヨ、筆で描いたような昭和の世界の光と陰、余韻が残るラスト、美しいメロディーの主題曲(この曲はiPodに入れて今でも時々聴いているのだ)、そして金田一耕助(石坂浩二)がいると必ず起こる殺人事件(←一説には金田一耕助犯人説もあるが)。やっぱりいいわねぇ。もっともこの映画以降、横溝シリーズ映画はキャストを見ただけですぐに犯人が分かってしまうようになったというのもなんだが。

この映画が好きだったので一昨年のリメーク版もぜひとも見たいと思っていたのだが、結局見ずじまいのままだ。によれば「なんでまた同じものをつくったのか、わけわからん」と言っていたけど、私はわかるような気がする。ほとんど大抵の物をつくる人たちって、何かの作品を完成させたとたんに「ああすればよかった」「こうすればよかった」って思うんだよ。だからこんどこそは「あそこをこうして、ああしたい」「あのとき出来なかったアレをこうしたい」ってなると思うんだよなあ(憶測だけど)。もちろんそれがまた新しい作品をつくる原動力にもなるわけだけど、でもどうしてもこだわりがある作品ってあるものだもね。画家が同じモチーフで何枚も同じような絵を描くことができ、ミュージシャンがカバーだのリミックスだの別テイクだのと似たような曲を量産できるのに、非常に多くの時間と人手とお金を使う映画はそうそう自由にリメークなんて出来ないことを思えば、自分の過去の作品をリメークすることができた市川監督は幸せなのかもね。

……と、気持ちはわかるけど、どこ見てもこのリメーク版の評価は非常に低いので別にもう見なくてもいいや。あ、そうそう、そういえば「スケキヨだ~」っていう台詞も結構流行ったけど、「水島、一緒に帰ろう!」(ビルマの竪琴)っていう台詞も一部で流行ってたんだっけな(←市川崑監督は数々の名作映画を製作しているというのに、この感想はいかがなものか)。

ご冥福をお祈りいたします。
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風邪ひいて2日程寝込んでいたらすっかり浦島。

 訃報:鳥海尽三さん78歳=シナリオ作家(毎日新聞)

鳥海尽三氏というのはただのシナリオ作家じゃないですよ、我が愛する「科学忍者隊ガッチャマン」(1972年~1974年)の企画・脚本家さんですよ。ガッチャマン放映時にはすでに結構なアニメオタクと化していた私だが、スタッフロールを真剣に見るようになったのはやっぱりこの作品からだったかもしれない。

ところでガッチャマン本放送時というのはまだビデオデッキが一般には普及してなかったし、もちろん一般庶民である私のうちにもなかったので、当時どうしてもガッチャマンを少しでも手元に残しておきたかった私は何をしたか。まず録音、そしてテレビ画面のカメラ撮影、さらに物語の速記ですよ。速記って何やったかというと、録音してある音だけでは時間が経つにつれきっと画面の記憶が薄れるに違いないと思って(画面をカメラで撮影するにしたってお小遣い事情からそうそう何枚も撮れる訳ではなかったので1話につき数枚ずつしか写せなかった)、誰が何をしたかとか情景描写や背景説明等こと細かく描写していたのね。それを録音したテープに写真と一緒にセットにして保管してたもんだったな……。今みたいにすぐにありとあらゆる資料が簡単に手に入る時代に生まれ育った皆様には想像もつかないであろうバカっぷりだが(遠い目)。ま、探せば今でもそのカセットテープは自宅の魔窟の中に多分あるはず(←もっと大馬鹿)。何もかもが懐かしい……。

ご冥福をお祈りいたします。
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いやー、この間阿久悠が亡くなったばかりで(8月1日「作詞家・作家の阿久悠さん死去」、9月8日「NHK、二つの阿久悠特集番組」)、今度はあのピンクレディーや桜田淳子、山口百恵の振り付けをした土居甫が。

 ピンク・レディー振り付けの土居甫さんが死去(朝日新聞)

夕食時に夕刊をみていて、つい「え!?」って言ってしまいましたよ。カラオケもやらないし、ピンクレディーや山口百恵の歌をフリつきで歌った事も全くないのに、結構驚きが大きかったなあ。

なお、私が「え!?」と言ったので子どもが「なになに?」と聞いてきて、「ピンクレディーとか山口百恵の曲の振り付けをしていた人が亡くなったのよ。山口百恵って知ってる?」と聞くと、「知ってるよー、ちびまる子ちゃんでやっているもん」と答えたのだった。ちびまる子ちゃん(実写版)なー、いつも百恵だの秀樹だののネタが登場するのだが、今週はまる子とたまちゃんが「恋のインディアン人形」(リンリンランラン)を一緒に歌っていたのを見てちょっと驚いたのだが(「ちびまる子ちゃん」って、昭和の色んなビミョーな文化遺産をこんなドラマの形で残そうとしているような気さえしてきたよ)、今検索してみたら、その「恋のインディアン人形」がダウンロード配信していることにもビックリだ。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
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30代ならピンクレディの思い出かもしれないけど、私(40代後半)の場合はもちろん沢田研二ですよ!

 作詞家・作家の阿久悠さん死去「UFO」「北の宿から」(朝日新聞)

「悪魔のようなあいつ」(TBS、1975年)主演のジュリーの背後で流れる 「時の過ぎゆくままに」(このドラマの原作も阿久悠) 、浅丘ルリ子と原田芳雄のラブストーリー「冬物語」(日本テレビ、1972年)でフォー・クローバーズが歌う主題歌「冬物語」、ドラマ自体は好きじゃなかった「おれは男だ!」(日本テレビ、1971年)の主題歌「さらば涙と言おう」、「スター誕生」で桜田淳子が歌う「私の青い鳥」(同い年なんだがな……)、今や魔女俳優と化した夏木マリの「絹の靴下」、でもって毎週必ずラジオリクエストした(北海道には「ベストテン北海道」という番組があったのだ)フィンガー5の「個人授業」、などなど。そういえば「宇宙戦艦ヤマト」(1974年)も阿久悠ですよ。

思い出はつきないけれど。ご冥福をお祈りいたします。
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この間5月12日にやった「トリビアの泉スペシャル」のナレーションは別の人だったから気になっていたんだけど、お亡くなりになっていたとわ。

 声優の中江真司さん死去 「トリビアの泉」ナレーション(朝日新聞)

任天堂のTVCMとかも中江さんだったけど(脳トレとか常識力とかはじめてのWiiとかみんな中江さんだよね)、まあなんといっても一番は仮面ライダーの「仮面ライダー本郷猛は改造人間である。彼を改造したショッカーは、世界征服を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由のために、ショッカーと闘うのだ」ですよ。淡々として事務的な、それでいて味わいがあるあの声が聞けなくなったのは実に残念。

ご冥福をお祈りいたします。
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ああ、またラブリーなジジィが一人……。

 植木等さん死去 80歳 「無責任男」で一時代(朝日新聞)

ううう、わたしゃクレージーキャッツが大好きで「ベスト・コレクション」も持っていたし、小林信彦の「テレビの黄金時代」(主にクレイジーキャッツの活躍した時代を描いている)や「日本の喜劇人」(文藝春秋、エノケン、ロッパからクレイジーキャッツ、萩本欽一、たけしまでを描いた昭和芸能史)、「喜劇人に花束を」(新潮社、植木等、藤山寛美、伊東四朗を重点的に描いている。最初に出た単行本のタイトルは「植木等と藤山寛美 喜劇人とその時代」で、伊東四朗編を追加し増補改題)は何度も何度も読んだもんさー。なお上記「テレビの黄金時代」は非常に丁寧に昭和芸能史を描いているが、同名の内容が全く別なキネマ旬報社の復刻版「テレビの黄金時代 」は著者のTVの黄金時代(TV草創期)に対する熱気が伝わってくる作品で、こちらの本の方がクレイジーキャッツ色が強いかも。

子どもの頃父親に連れられて見た映画「日本一の裏切り男」(1968年)は今でもパチンコ屋でパチンコの玉に埋もれてヘラヘラしていた植木等の顔が忘れられない。通貨切替って言葉はこの映画の中で初めて聞いた言葉だった。テレビドラマではやっぱり「ビッグマネー」(2002年、フジテレビ、原作:石田衣良、出演:長瀬智也、長谷川京子、原田泰造他。あ、これも経済ドラマだ!)の伝説の相場師役が印象的。バラエティはもちろん「シャボン玉ホリデー」かな。「ザ・ヒットパレード」は歌が中心のせいかそれほど見た記憶が無い(参照:2006年6月10日「ザ・ヒットパレード~芸能界を変えた男・渡辺晋物語~」)。

私は日本のコメディアンの中では渥美清が1番、2番目が植木等、3番4番が無くて5番目が伊東四朗、10番目ぐらいが高田純次なのだが、ふと思ったけどこの4人ってどこか冷徹に世の中を見ているところがあるように感じられる人たちだな。

ご冥福をお祈りいたします。
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