毎週視聴しているTBSの「サンデーモーニング」という番組では、毎年最終週にその年に亡くなった方々を取り上げる「墓碑銘」というコーナーがあり、これがはじまると今年もいよいよあと僅かとしみじみ実感します。それでその年の訃報を色々確認してしまうわけです。

 「墓碑銘2016」(2016年12月31日)
 「墓碑銘2015」(2015年12月31日)

今年取り上げられたのは以下の方々(肩書き、年齢は番組で表示されたもの)。

俳優 神山繁(87歳)
元イラン大統領(ラフサンジャニ師 82歳)
俳優 松方弘樹(74歳)
タレント 藤村俊二(82歳)
映画監督 鈴木清順(93歳)
作曲家 船村徹(84歳)
歌手 かまやつひろし(78歳)
俳優 渡瀬恒彦(72歳)
歌手 チャック・ベリー(90歳)
詩人 大岡信(86歳)
漫才師 京唄子(89歳)
歌手 ペギー葉山(83歳)
落語家 三遊亭円歌(85歳)
元横綱 佐田の山(79歳)
女優 月丘夢路(95歳)
元財務相 与謝野馨(78歳)
俳優 ロジャー・ムーア(89歳)
元沖縄県知事 大田昌秀(92歳)
女優 野際陽子(81歳)
元ドイツ首相 ヘルームート・コール(87歳)
フリーアナウンサー 小林麻央(34歳)
元プロ野球監督 上田利治(80歳)
中国民主活動家 劉暁波(61歳)
医師 日野原重明(105歳)
作曲家 平尾昌晃(78歳)
女優 ジャンヌ・モロー(89歳)
元首相 羽田孜(82歳)
日本原水爆被害者団体協議会 谷口稜曄(88歳)
歌手 三條正人(74歳)
フランス文学研究者 篠沢秀夫(84歳)
歌手 はしだのりひこ(72歳)
曽我ひとみさんの夫 チャールズ・ジェンキンス(74歳)

これらの訃報は亡くなった日順に並んでいるので並び順自体に他意はないだろうけど、セレクトにはいつも多少政治的なニュアンスが漂うので、まあ最後に挙げるのはジェンキンスさんじゃなくて別の人でもよかったのではという気もします。

ここで取り上げられなかった方では、海老一染之助(日本の太神楽曲芸師、兄弟コンビ海老一染之助・染太郎の弟)、渡部昇一(日本の英語学者、評論家)、野村沙知代(日本のタレント、元プロ野球監督野村克也の妻)、キム・ジョンヒョン(韓国のシンガーソングライター、アイドル、SHINeeメンバー)なども今年亡くなっています。

-----------------------
今年は一昨年みたいな「あの人の名前が何故ない!」ということはなかったけど、私的には以下の皆様の訃報が多少なりとも印象的でした。データはWikipediaからいただいています。敬称略。

・1月3日 - 神山繁、日本の俳優

超古い作品になってしまうけど神山繁と言えばやっぱり「ザ・ガードマン」です。子どもの頃、金曜日の夜は「ザ・ガードマン」、土曜日の夜は「キイハンター」だったものです。ま、私的にはドラマ「ハゲタカ」(2007年、NHK)の三葉銀行の頭取役ですが(笑)。

藤村俊二
・1月25日 - 藤村俊二、日本の俳優、声優、タレント

いい感じのゆるい、というか力の抜けた感じのキャラがよかったですね。

名作の舞台裏「黄金の日日」
・2月2日 - 近藤晋、日本のテレビ・映画プロデューサー

近藤さんはNHK大河ドラマ「黄金の日日」のプロデューサーで、情文ホールで開催された「公開セミナー 第31回 名作の舞台裏「黄金の日日」」(2012年2月23日)の時にもお姿があって、まだまだ現役なんだなと思ったものです。

・2月5日 - 吉村芳之、日本の映画監督、テレビディレクター

吉村さんはNHKの大河ドラマ、時代劇で演出を数多く担当されていました。有名どころだと「独眼竜政宗」(1987年、NHK)や「北条時宗」(2001年、NHK)、「風神の門」(1980年、NHK)、「テンペスト」(2011年、NHK)ですが、私的には「土曜ドラマ 外事警察」(2009年、NHK)です。


・2月11日 - 谷口ジロー、日本の漫画家

言わずと知れた「孤独のグルメ」の作者ですが、私が好きなのは「坊ちゃんの時代」5部作。最初は生真面目すぎる描線やキャラクタが好きじゃなかったんですが、この「坊ちゃんの時代」はその硬さが作品にとてもマッチしていました。

・2月13日 - 金正男、北朝鮮の第2代最高指導者金正日の長男、第3代最高指導者金正恩の異母兄

別にファンでもなんでもないですが、ディズニーランドに行きたいとか言って日本で密入国容疑?で拘束された時(2001年)のビジュアルは、本当にインパクトがありましたよねぇ……。

ディック・ブルーナ
・2月16日 - ディック・ブルーナ、オランダのグラフィックデザイナー、絵本作家

あのミッフィーちゃんの作者。もう15年くらい前にオランダのユトレヒトに行ったら町中がディック・ブルーナ仕様になっていたんですよ。出身地なせいかありとあらゆるところにブルーナの絵があって、駅前の公衆トイレも丸ごとブルーナ仕様。オムツ替えスペースも広めで高さもいい感じで、さすがこっちの公共施設は違うなと思ったけど、トイレの便座の位置がすっげー高かった。私だって一応身長164cm(当時)なので低い方じゃないのに、便座に座ると足が床につかねぇー。このあいだ安住アナも日曜天国で言っていたけど(2017年7月9日「安住紳一郎 一泊四日のオランダ弾丸出張を語る 」miyearnZZ Labo)オランダは高身長がデフォルトなので、男性の方がトイレでは大変そう(笑)。

・3月4日 - 津雲むつみ、日本の漫画家

代表作はやはり「俺は男だ!」でしょうか。あの「風と共に去りぬ」が週刊セブンティーンで連載された時は映画と結構話が違うじゃーーーんと驚いたもんでした。65歳、まだまだ若いですよね。

三遊亭圓歌
・4月23日 - 3代目三遊亭圓歌、日本の落語家

三遊亭圓歌は歌奴時代に「山のアナ、アナ、アナ」で一躍有名になりましたが、何分にも田舎に住んでいたので生で聞くまで落語って昔の面白おかしい話や人情話ばかりかと思っていました。生で落語を聞いたのは圓歌が初めてでネタは「中沢家の人々」でしたが、落語があんなにもおかしくて面白いものだとは知りませんでした。寄席で腹がよじれるほど爆笑したのも初めてでした。

日下武史「生命果てる日まで」
・5月15日 - 日下武史、日本の俳優、声優

劇団四季の創立メンバーとして、名バイプレイヤーとして有名でした。代表的な作品に何があったっけ?とチェックしたら「獅子の時代」(1980年、NHK)とか「ポーツマスの旗」(1981年、NHK)とか「山河燃ゆ」(1984年、NHK)とかドラマは全部覚えているのに、日下さんがどの役だったか全く覚えていない……。orz でも劇団四季の舞台装置家・金森馨の物語「生命果てる日まで」(1981年、テレビ朝日)の金森馨役は記憶にあります。

・5月23日 - ロジャー・ムーア、イギリスの俳優

007シリーズの中ではロジャー・ムーアとピアース・ブロスナンのボンドがイギリスっぽくて好きです。特にロジャー・ムーアの「007 私を愛したスパイ」は本当に面白かった。007シリーズの中でも映画として一番好きなのは「スカイフォール」なんだけど、ダニエル・クレイグのボンドはいつ見てもロシアのスパイっぽく見えるんだよなー。

・6月13日 - 野際陽子、日本の女優、元NHKアナウンサー

野際陽子については「野際陽子さん死去」(2017年6月18日)で書きました。その時も書いたけど、次に「ガラスの仮面」をドラマ化された時でも野際陽子にまた月影先生を演ってほしかったデス。

・6月16日 - ヘルムート・コール、ドイツの政治家、第6代首相

東西ドイツ統一時の首相ですが、なんとなく好きでした。

・7月15日 - マーティン・ランドー、アメリカ合衆国の俳優

マーティン・ランドーといえば「スパイ大作戦」(1966-1969年)、「スペース1999」(1975-1977年)です。でも「エド・ウッド」のベラ・ルゴシ役の怪演も印象的でした(この役でアカデミー賞助演男優賞を受賞)。

犬養道子「花々と星々と」
・7月24日 - 犬養道子、日本の評論家、犬養毅の孫

犬養道子の名前を初めて見たのは子どもの頃に見たドラマ「花々と星々と」(1978年、NHK)でした。でも異母妹が安藤和津、従姉の娘が緒方貞子とは知りませんでした。すごいご一族で……。

・7月27日 - サム・シェパード、アメリカ合衆国の俳優、劇作家

サム・シェーパードは私が愛する映画「ライト・スタッフ」でナイスな一匹狼、チャック・イェーガーを演じた俳優(本当は劇作家)ですよ!

・8月3日 - 倉嶋厚、日本の気象学者、気象庁鹿児島地方気象台元台長、元日本放送協会解説委員

昔、NHKのお天気おじさんといえば倉嶋さんでした。

・8月10日 - 阿部進、日本の教育評論家

阿部進には何の思い入れもないですが、私が子どもの頃に「カバゴン」として有名でした。

・8月19日 - ブライアン・オールディス、イギリスの小説家
・9月8日 - ジェリー・パーネル、アメリカ合衆国のSF作家

ブライアン・オールディスは「地球の長い午後」、ジェリー・パーネルは「神の目の小さな塵」の単行本をそれぞれ買いましたが、どちらも途中でリタイアした過去あり(←ダメダメ)。

・11月21日 - デヴィッド・キャシディ、アメリカ合衆国の俳優、歌手、ミュージシャン

デヴィッド・キャシディは中学時代に一番仲が良かったMちゃんがすごいファンで、つきあってテレビドラマ「パートリッジ・ファミリー」とか見た記憶があります。当時クラスの女子はみんな新御三家(野口五郎、西城秀樹、郷ひろみ)に夢中だったのに目もくれず、海外ドラマや外国映画の俳優さんが好きだったMちゃんはすごく大人びた子だったなあ。ちなみに今年はMちゃんから喪中欠礼はがきが来てたんだった。わしらももうそういうお年頃……。

・12月2日 - はしだのりひこ、日本のフォークソング歌手・作曲家、元ザ・フォーク・クルセダーズメンバー

はしだのりひこには特に思い入れはないですが(さっきから何気に失礼?)、何年か前にNHKで「フォーククルセダーズ新結成記念解散音楽會」の再放送をやっていて非常に面白かったです。もうフォーククルセダーズも加藤和彦が既に亡くなっているので北山修だけになったのね。なお北山修は自切俳人(ジキルハイド)名でやっていたオールナイトニッポンを10代の頃に聞いていて、番組内でよくかかっていた超ヘンテコな曲「世界は君のもの」が好きでした。最近の北山修のビジュアルってストレンジラブ博士(映画「博士の異常な愛情」に出てくるマッドサイエンティスト)に似ているなあとか思ったり。

・12月16日 - 早坂暁、日本の小説家、脚本家

早坂暁については先日「作家・脚本家の早坂暁さん死去」(2017年12月24日)であれやこれや書きました。

自分も年寄りになっているんだから当たり前なんだけど、よくお名前やお顔を見て身近に感じてきたような方々がゴッソリ亡くなられている感があります(しんみり)。皆様のご冥福をお祈りいたします。
テーマ:ひとりごとのようなもの
ジャンル:日記
うちのホンカン
気になるおじいちゃん、俳優の大滝秀治さんが亡くなられましたが。

 ・俳優の大滝秀治さん死去 87歳、名脇役として活躍(朝日新聞)
 ・大滝秀治さん、最後まで「舞台に立ちたい」(朝日新聞)
 ・高倉健:大滝秀治さん死去にコメント 「静かなお別れができました」(毎日新聞)

私が子どもの頃からおじいちゃんで、私がおばちゃんになった今もおじいちゃんなので、未来永劫「おじいちゃん」なのかと思っていたよ……。新聞記事によると20代の頃から老人役をやっていたのね。

さて大滝秀治と言えば高年齢道産子(笑)にとっては「うちのホンカン」(1975年〜1981年、HBC)ですよ。TBS東芝日曜劇場で放映されましたが制作は北海道放送(HBC)で舞台も北海道。訥々とした頑固な駐在さんの大滝秀治のキャラが立っていたドラマでした。
花神
↑出演作NHK大河ドラマ「花神」(NHK、1977年)

北の国から
↑「北の国から」(フジテレビ、1981年)。上の切り抜きの写真にはどちらにも写ってないけど。

そして昨日の午後、会社のPCのモニタの右端に表示させている最新ニュースで訃報を見てあら〜と思っていたら、近くの席でやはり大滝秀治ネタでの会話が盛り上がっている様子なのでちょっと聞き耳を立てていたら……なんか違う。……ちょっとちょっと君たち、それは大滝秀治ではなく笠智衆ですから!! なお、この訃報を聞いて隣の席のY岡さん(老け専)は「大滝秀治って、おまえの話はつまらん、の人ですよね!」と言ってました。「おまえの話はつまらん」はこれ↓。


キンチョーCM「つまらん」編。大滝秀治と一徳のコンビが実にナイス。

ご冥福をお祈り致します。
テーマ:TV番組
ジャンル:テレビ・ラジオ
大野靖子関連新聞記事(1983年)
ここんとこNHK大河ドラマの脚本家の方には文句しか言ってないような気がしますが、この方のドラマは本当に骨太でございました(上の写真は1984年の正月ドラマについての1983年の新聞記事)。

 脚本家の大野靖子さん死去(朝日新聞)

「73年の「国盗り物語」で女性で初めて大河ドラマを執筆。芸術祭大賞の「天城越え」や、大河ドラマ「花神」、連続ドラマ「ザ・商社」など大作を数多く手がけた」(朝日新聞より)ですよ。「国盗り物語」(NHK、1973年)は、今まで親が見ていたからただ見ていただけの大河ドラマから、意識して大河ドラマをみるようになった最初の作品のような気がする。そして「花神」(NHK、1977年)は「黄金の日日」(NHK、1978年)の次に好きな作品でした。私はドラマや映画を見てもほとんど泣いたことがないのだが(血も涙もない人間なので(笑))、「花神」の最終回は涙が止まらず、しかし親の前でドラマを見て泣いているなど見られたくなくて我慢してたのに結局泣きながら見て、母親に「あんた、何泣いているのさ」といわれて泣きながらも非常にムッとしたのも遠い思い出……(笑)。

そしてこの間ワダベンの訃報記事を書いたばかりですが(1月27日「お蔵出し・和田勉特集」)、そのワダベンと組んだ作品が「ザ・商社」と「天城越え」ですよーー。近日中にワダベンを偲んでNHK放送博物館のライブラリで「ザ・商社」とか見てみる予定でしたが、偲ぶ人が増えちゃった……(ん??)。

国取り物語(1973年)
「国取り物語」(NHK、1973/01/07~1973/12/23、演出:斎藤暁、村上佑二、伊豫田静弘、原作:司馬遼太郎「国盗り物語」「尻啖え孫市」「新史太閤記」「梟の城」「功名が辻」、脚本:大野靖子、出演:平幹二朗、池内淳子、中野良子、高橋英樹、江守徹、近藤正臣他)

花神(1977年)
「花神」(NHK、1977/01/02~1977/12/25、演出:斎藤暁、村上佑二、江口浩之、原作:司馬遼太郎、脚本:大野靖子、出演:中村梅之助、中村雅俊、田村高廣、浅丘ルリ子、宇野重吉、米倉斉加年、高橋悦史、秋吉久美子、尾藤イサオ、西田敏行、高橋英樹、松平健、森田順平、E・H・エリック、石橋蓮司、入川保則、田中健、加賀まりこ、志垣太郎、森次晃嗣、中丸忠雄、大滝秀治、金田龍之介、范文雀他)

ザ・商社
「ザ・商社」(NHK、1980/12/05~1980/12/13、原作:松本清張「空の城」、脚本:大野靖子、演出:和田勉、出演:山崎努、片岡仁左衛門、夏目雅子他)

戻り川心中(1982年)
「戻り川心中」(テレビ朝日、1982/07/03、演出:渡邉祐介、原作:連城三紀彦、脚本:大野靖子、出演:田村正和、紺野美沙子、大谷直子、宮下順子、叶和貴子、地井武男他)

炎熱商人(1984年)
「炎熱商人」(NHK、1984/05/03、演出:樋口昌弘、平山武之、原作:深田祐介、脚本:大野靖子、出演:緒形拳、松健、中条きよし、トニー・マベッサ、市原悦子、高峰三枝子、勝野洋他)

樋口一葉(1985年)
「樋口一葉 われは女成りけるものを…」(NHK、ドラマ人間模様、1985/11/23~1985/12/21、脚本:大野靖子、演出:村上佑二、出演:大原麗子、石坂浩二、高峰三枝子、蟹江敬三他)

ご冥福をお祈りいたします。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
細川俊之
どうも今年の大河にも今三つハマれそうにないし、今期のドラマもパッとしないし、いっそ2004年の大河「新撰組!」のDVD借りて来て1話から見てみようかなーとか思って(ちなみに何故今「新撰組!」かっつーと、放映時は第1話の慎吾ちゃんのテンションの高さについて行けず1話で挫折したものの、年末の総集編をちょっとだけ見て「これは全部見なくちゃな作品だ」と思って総集編を見るのを止めて、そのうちDVDを第1話から借りてちゃんと見ようと思ってそのままになっていたのだ)、先日買った「NHK大河ドラマ50作パーフェクトガイド―〈花の生涯〉から〈江~姫たちの戦国~〉まで (ステラMOOK)」をパラパラとめくってボケっとしていたところに。

 俳優の細川俊之さん死去 「ショーガール」出演(朝日新聞)

トシとると本当に名前をよく知っている俳優さんの訃報を聞く事が多くなるわね……。しかも去年の谷啓に続いての事故死(のような?)とは。

細川俊之と言えばあのルックスもさることながらあの独特の美声ですよね。そういえば映画版のアニメ「あしたのジョー」の力石徹の声はこの人だったそうですね(映画版は見てないけど)。私的には「日本沈没」(1974年、東宝)の助教授役や「悪魔のようなあいつ」(1975年、TBS)の後半に出て来る中国人役、「真田太平記」(1985年、NHK、何せ真田幸村ファンなので(笑))、「存在の深き眠り」(1996年、NHK、大竹しのぶが二重人格の主婦、細川俊之は精神科医、大竹しのぶの夫が中村梅雀で、すっげーガッツリドラマだった)あたりがよく覚えているけど、いまだに忘れられない作品は「火曜日の女シリーズ/ある朝突然に…」(1972年、日本テレビ)である。忘れられないといいつつ、殺人犯に仕立て上げられて逃亡する浜美枝とその親友役の佐藤友美は強烈に覚えているのに細川俊之が今ひとつうっすらとしか覚えてないけど(笑)。大河ドラマでも所々で登場していて、独特の存在感で光ってました。非常に残念です。ご冥福をお祈り致します。
テーマ:ドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
日本沈没1973
映画「日本沈没」は草なぎ剛版の「日本沈没」じゃなくて、小林桂樹版「日本沈没」が鉄板ですからっ! じゃなくて。

 ・俳優の小林桂樹さん死去 86歳、「社長シリーズ」(朝日新聞)
 ・俳優の小林桂樹さん死去 代表作に「裸の大将」など(北海道新聞)

まあ、もうおトシでしたけんど。

で、「日本沈没」ですよ。お若い方はご存じないでしょうけど、小松左京の原作が1973年に発表された時は空前の大ベストセラーだったんですよ。そんで1973年の12月にお正月映画として公開されたんですが、うちの父親がパニック映画とか怪獣映画とかが好きだったので父親に連れられて見に行った記憶があります。私は「地球最後の日」というジュブナイルSFが大好きで出版社と翻訳者が違う本を、大人向け原作文庫本と洋書版含めて5冊持っているくらいディザスター物が好きなので、多分この時もそういう「地球最後の日」的展開の映画を見るつもりでいたんだと思います。

しかしこの映画のポイントは、沈んでゆく日本のスペクタクル映像ではなく、ましてや主人公・小野寺(藤岡弘)と玲子(いしだあゆみ)のラブストーリーでもなく、日本と言う国が消滅しようとしている空前絶後の危機に対して、日本人を生き残らせようとギりギリまで手を尽くして戦い続けるオッサン達の、実に見応えがあるドラマだったんですよ。私のジジィ萌えはここから始まったといっても過言ではない(←非常にどうでもいい情報)。

日本が沈没するであろうことを発見した田所博士(小林桂樹、当時50歳)の偏屈ジジィっぷりが実にナイスでしたが、このいまだかつてない、最初で最後のトンデモ事態に冷静に対応する山本総理(丹波哲郎、当時51歳)、総理付きの秘書官?中丸忠雄(当時40歳)、学者陣の夏八木勲(当時34歳)、滝田裕介(当時43歳)、中条静夫、二谷英明(竹内均先生もご出演されてましたが、もちろん全く萌えませんでした)、海外との交渉に当たる外交特使に中村伸郎(当時65歳)、日本を陰で動かしている渡老人に島田正吾(当時68歳)、他にもがんばるオヤジ満載な映画で、しかも日本が沈没した後、遠い目をしながら世界各地をさすらう日本人達の映像で終るので、またその世界を放浪する日本人がどうなるのかも気になる映画でした(原作者の構想ではまず沈没した後の世界を漂流する日本人というのがあったらしい)。

そういえば当時、最後の最後、もうこれ以上ここに留まっていては助からないというところで、引きこもっていた田所博士を総理とか主人公とかが助けに来るんですけど(←あんまり覚えてない)、田所博士は日本に残る事を選択するんですよ。たしかここで、田所博士と一緒なら沈んでもいいかも、と思ったんだった(笑)。「JOKER」の伊達さん(堺雅人)に撃たれたいと言っていたNさんを笑える立場じゃなかったよ……(参照:9月16日「ジョーカー 許されざる捜査官 最終回」)。

おっと、「日本沈没」語りが長くなってしまった。真実味がないかもしれないけど、本当に、ご冥福をお祈り致します。
テーマ:日記
ジャンル:日記
クレイジーキャッツ
私の好きな、クレイジーキャッツのメンバーがまた一人。

 クレージーキャッツ・俳優の谷啓さん死去 78歳(朝日新聞)

植木等とハナ肇以外にあとどなたが亡くなっていたんだっけ? などと不謹慎な検索をしてみたり。

1993年9月10日 ハナ肇死去
1994年6月22日 石橋エータロー死去
1996年11月5日 安田伸死去
2007年3月27日 植木等死去
2010年9月11日 谷啓死去

犬塚弘さんと桜井センリさんがご健在で何より。そりゃ皆さん、おトシですけど(そしていくら私でもクレイジー全盛時代(昭和30年代)の記憶はないですけど)、寂しい限りです。ご冥福をお祈り致します。
テーマ:日記
ジャンル:日記
川本喜八郎
暑さでボケっとしてて読んでない新聞が溜まってて今日まとめてチェックしてたら。

 人形美術家・アニメ作家、川本喜八郎さん死去 85歳(朝日新聞)

まあ、もうおトシだった訳ですけど。NHKの「人形劇 三国志」(1982年10月2日~1984年3月24日)は毎回非常に楽しみにしてみてました。最初は進行役が紳助・竜介だったもんで全く興味がなかったんですが、たまたま総集編みたいなのを見たらこれが結構面白かったんですよ。私は「三国志」をちゃんと読んだ事がないので、「三顧の礼」とか「泣いて馬謖を斬る」みたいな中国古典由来のことわざは全部この人形劇で色々知りました(色々間違っちゅう?)。でもなんといってもこの「人形劇 三国志」は、諸葛孔明がかっこよかった、に尽きます(笑)。

この「人形劇 三国志」は子ども向けのせいか、はたまた原作の「三国志演義」がそうだからなのかわからんですが、主役の劉備と諸葛孔明のライバルの曹操は悪役として描かれていましたけど、今なら曹操の方が格段に面白そうなキャラクタですねえ。

ご冥福をお祈り致します。
テーマ:日記
ジャンル:日記
映画「ハゲタカ」DVDがキターーーーーーッ!と大騒ぎしていて、色々ニュースを見逃してましたよ。

 ・鬼太郎の「目玉おやじ」声優の田の中勇さん死去(朝日新聞)
 ・鬼太郎役・戸田恵子が目玉おやじ役・田の中勇さん死去を追悼「大好きでした…」(ORICON STYLE)

つい先日も何かでチェックして、声優さんの現役期間は長いとはいえやっぱりこのトシで現役ってすごいよなあ、でも鬼太郎の目玉オヤジはこの人しかいないし、とか思ったばかりだったのだが。長い間に何度かリメイクされるアニメの「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役の声優が次々とそれなりに交代しても(野沢雅子→戸田恵子→松岡洋子→高山みなみ→野沢雅子?)、目玉オヤジだけはずっとそのままで田の中勇だった。だからこそ最近のやたらとポップな画面のアニメになっても「ゲゲゲの鬼太郎」は「ゲゲゲの鬼太郎」でありえた、とも思えたのだが(見てないが、最近製作された「墓場鬼太郎」はかなり原作漫画をそのままアニメ化したような作品らしい)。

「ルパン三世」の山田康雄とか、目玉オヤジの田の中勇とか、ロジャー・ムーアの広川太一郎とか、切っても切り離せない役柄の声を演じた方の訃報を聞くと、なんだかそのキャラクター自体がいなくなってしまったかのような喪失感が大きいよなあ……しみじみ。

ご冥福をお祈り致します。
テーマ:日記
ジャンル:アニメ・コミック
まあね、今日はどこを見てもこのニュースだらけなのは仕方ないと思う。

 ・マイケル・ジャクソンさん死去(スポニチ)
 ・マイケル・ジャクソンさん急死(朝日新聞)

別にファンだった訳ではないが、やっぱり『ビートイット』とか『スリラー』は今見ても(聞いても)いいもんね。会社でも「せめて『BAD』あたりで(整形を)やめときゃよかったのにね」というのが大方の意見だ。なお、昼飯を買いにフロアからエレベータに乗って大局様のK池さんとマイケル・ジャクソンの噂話をしていたところ、エレベータを降りる直前に、ドア前にいた定年間近でメタボオヤジのYさん(ビジュアルは太めの波平さん)がくるりと振り向いて「え?マイケル、死んだの?」と言ったのにはびっくりだ。「マイケル・ジャクソンが死んだの?」じゃなくて、「マイケル、死んだの?」。しつこいようだが、波平が振り返って、「マイケル、死んだの?」ですよ。マイケルは君の心のアイドルだったのか?

ところで同僚のH田は今年の4月、育児休職から復帰して会社に出て来たのだが、何かの用事のついでのメールに「私と大お局様のK池さんと、(総務の「上から目線女王」の)T藤さんと(超メタボオヤジの総務部長の)Aさんはマイケルと同じトシだよ」と書いたところ、「それは今年一番ビックリのニュースです!」と書いて来たのだった。そのビックリポイントは何だ?
テーマ:日記
ジャンル:日記
オーマイガーッ! 年末調整でヘロヘロになっている間にベルクカッツェ様がお亡くなりになっていたなんて!

 「ガッチャマン」のベルクカッツェ役・寺島幹夫さんが死去(毎日新聞)

あのラブリーなカッツェの声がもう聞けないなんて。私はアニメの声優には全く興味がないのだが大平透(もちろん南部博士役ね。ホーマーや喪黒福造でもいいけど)と寺島幹夫は別ですよ。シリアスな「ガッチャマン」の世界の中で非常に重要な悪役を演じながらも、たまに部下にも侮られるような軽さやボケ(ガッチャマンに秘密基地を攻撃された手下どもが「逃げた方がいいのか?」「でもカッツェが逃げてないんだ、大丈夫だろう?」なんて会話をしている)が実にようございました。

ご冥福をお祈りいたします。
テーマ:今日のつぶやき。
ジャンル:日記
緒形拳もうおトシだとはいえ、なんだかいきなり感もないわけではないような。

 緒形拳さん死去 71歳 銀幕・TV・舞台…幅広く活躍(朝日新聞)

先日会社で、(少年隊の)東と(TOKIOの)松岡で「必殺仕事人」が復活するらしいという話を昼飯時に話していて、練馬のS嬢が「中村主水の仕事人が好きだったのでこれはちょっと楽しみかも」と言うので、「何言っているのよ、必殺と言えば一番最初の「必殺仕掛人」でしょ!! 仕事人なんか仕掛人のpart2だよ」と言って、S嬢とNさんにポカーンとされたばかりだ。「必殺と言えば、あの曲、そして緒形拳の藤枝梅安だよ」と力説したばかりだったんだが。そんな訳で練馬のS嬢は今朝のニュースでこの訃報を聞いた時に、真っ先に「Kさん(←私の事だ)が泣いているかも」と思ったそうだ。いや、ま、泣いてはいないけどさ。

「黄金の日日」(1978年、NHK大河ドラマ)の時の秀吉は本当によかったわ~。この時は高橋幸治の織田信長もこれまたすっごくよかったんだけど、それは置いておいて。助左(6代目市川染五郎、現松本幸四郎)がなんかの戦いで藤吉郎(後の秀吉・緒形拳)とともに命からがら逃げ出して、友好を深めるものの、出世するに従って他の者の言う事等聞かぬ独裁者となっていく秀吉の様がそれはそれはよかったですよ。あの時(命からがら逃げ出した時)の事を思い出してくれと助左が秀吉からもらって大切にしていた誓いの六文銭(だったっけな?)を秀吉に差し出すが、なんだこんなものと六文銭を投げつける、そしてそれを拾う石田三成(近藤正臣)、熱い思いは秀吉から助左へ、そして三成へと渡され、やがて三成は関ヶ原の戦いで散ることになり、助左は日本を脱出する……ボケの進捗著しい私だが、このドラマの場面はどれもこれも忘れられない。

最近の作品ではもちろん去年のNHK大河ドラマ「風林火山」ですよ。この際Gacktの上杉謙信は置いておいて(っつーか、置いておくしかないが)、その参謀役の宇佐美定満(緒形拳)と出て来ると場面がぐっと引き締まって重みがでてきたもんね。「風林火山」はごっつい野郎満載のドラマで実に見応えがあったけど、それもやっぱり緒形拳のような優れたサブがいてこそだよね。

さてその緒形拳は今週から始まるドラマにも出ていたのだが。
練馬のS嬢「緒形拳も「ゲゲゲの鬼太郎」が遺作だと思ってたら、「風のガーデン」が遺作になるんだね。鬼太郎じゃなくてよかったよね。しかもクランクアップしていたっていうのは自分の死期を判っていたんじゃないかって感じだよね」
私「何日か前にテレビに出ていた場面を見たけど、重病そうには見えなかったけどね」
Nさん「でもドラマの挨拶でなんだか悟っていたようなことを言ってたみたいよ」
S嬢「そうそう、なんか自分の死を予測していたようなコメントだった」
私「へぇー」
S嬢「それにしてもすごいタイミングで亡くなったよね。これじゃあどうしたって「風のガーデン」、見て見たくなるじゃない?」
Nさん「そうだよね、私も見て見たくなっちゃったもん」
私「私も第1回目はとりあえず予約録画だな。でもさー、このドラマ、中井貴一の他に誰が出ているの?」
S嬢「誰だっけ」
私「中井貴一が主役じゃ、今ひとつぱっとしないよね」
S嬢「でも中井貴一はいい役者さんだよ」
私「私もそうは思うけどさ、ジャニタレとか今風の若手イケメンとか出てないじゃない?」
S嬢「うちの母親に言わせると、お父さん(佐田啓二)の方がずっといい男だったって言っているけどね」
私「黒木メイサと……他に誰だったっけ……」
S嬢「えっとね…………、そうだ、大滝秀治!」
私、Nさん「…………」
私「なるほど、今度のドラマはフケ専には堪えられないドラマだっていうことなんだね」

ご冥福をお祈りいたします。
2008年10月8日:
フジテレビでは追悼番組として「古畑任三郎スペシャル 黒岩博士の恐怖」を再放送の予定。

 フジ緒形さん追悼番組に「古畑任三郎SP」(サンケイスポーツ)
テーマ:ドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
今朝、ワイドショーで流れていたニュースで。

 歌手の日野てる子さん死去 ハワイアンでヒット曲(朝日新聞)

聞いたときに、そういえばそういう方が昔いたな、と思ったのだが、同じく見ていた家人が「知らない」と言ったのである。え??昭和33年生まれで小学生時代は歌謡曲にはほとんど興味がなかった私が知っているのに、昭和38年生まれの家人は知らない??

っつーことで会社で聞いてみましたよ。
大お局様のK池さん(昭和33年)「聞いたことはあるような気がするけど、思い出せないわ」
K辺くん(昭和40年)「誰ですか? それ」
Y岡さん(昭和43年)「全然知らないです」

うーむ、日野てる子は「1965年から1967年の間、NHK紅白歌合戦に連続出場」(Wikipediaより)ということなので、1968年(昭和43年)や1965年(昭和40年)生まれじゃあそりゃ知らないよな。

練馬のS嬢(昭和39年)「全然知らない」
Nさん(昭和35年)「知ってる」

おお、日野てる子を知っている世代と知らない世代の境目は1960年(昭和35年)から1964年(昭和39年)ということに。そこでS嬢が1962年(昭和37年)生まれの部長のH野さんと、1961年(昭和36年)生まれの課長のY田さんにきいてみると「知らない」との答えが。念のために同じく1962年(昭和37年)生まれのT田にも聞いてみるが、同じく「知らない」との答えが返ってきた。するってえとやはり境目は1960年~1961年か。どこかにこの年代の同僚がいないかと探してみるが、いない……(←仕事中に何しているんだか)。

あれ? そういえば一番身近にいる彼女が1961年生まれじゃなかったっけか? 最近私以上にボケが結構進んでいるような気がしないでもないが、とにかく直接電話して聞いてみた。

「あのさー、日野てる子って知っている?」
「うーん、なんだっけ。聞いたことがあるような気がする」
「名前は聞いたことがある?」
「うん、そんな気がする。どんな歌歌ってったっけ?」
「歌は全然覚えてないけどさ」
「ハワイアンじゃないよね?」
「あ、そうそう、ハワイアンの格好をしていた」
「髪にハイビスカスみたいな花をさしていた人?」
「そうそう」
「あ、あの人が日野てる子かあ」

境目の1961年生まれらしい回答に、非常に満足だ。ちなみに誰に聞いたかというと、帯広の妹でした。

真剣みが全く感じられないだろうけど、日野てる子さんのご冥福をお祈りいたします。
テーマ:日記
ジャンル:日記
故・深浦加奈子あの印象的な名脇役の深浦加奈子さんが死去。48歳だよ!

 ・闘病しながら活動、俳優の深浦加奈子さん死去(朝日新聞)
 ・名脇役の48歳深浦加奈子さん、がんで死去(サンケイスポーツ)

一番最近の出演作で印象的だったのは「SP」(フジ、2007年)の病院占拠事件の話の時の看護婦さん(とは今は言わないか)役だが、あの「野ブタ。をプロデュース」(日テレ、2005年)ではたまーに出て来る修二(亀梨和也)の世界中を飛び回る母親役も印象的だった。そういえば初めて彼女の出演作を見たのは「影武者徳川家康」(テレビ朝日、1998年、高橋英樹主演)だったが、今まで見た事が全くなく、しかも主役でもなんでもなかったのに存在感がとてもある女優さんでちょっとびっくりしたもんでしたよ。こんな若さで亡くなったとは、とても残念だ。

ご冥福をお祈りいたします。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
えええええええええーーーーーーー!!!

 ・作家の氷室冴子さん死去(時事通信)
 ・「なんて素敵にジャパネスク」 作家の氷室冴子さん死去(朝日新聞)

一体なんで最近作品を書いてないんだろうとずっと疑問に思っていて、たまにコバルトをチェックしたり、Amazonで新刊が出てないのかチェックしてたり、どこかに消息が載っていないのかGoogleで検索したりしてたのだが、まさか闘病生活を送ってらしたとは。どこかのエッセイで、別の作家さんと仕事が来なくなったらどうしようって教員免許とか持っている資格をお互い指折り数えてみたなんて文章を書いていたから、もし小説を書かなくなっているんだとしても、どこかでひっそりと小学校教師なんかをやってたりして、とか思っていたのだが。

氷室冴子はもちろん「なんて素敵にジャパネスク」や「銀の海 金の大地」のような小説も面白いけど、「いっぱしの女」とか「冴子の東京物語」とかのエッセイがこれまた面白いので、読んでおけ(←誰に言っているのか?)。特に「冴子の母娘草」はおすすめだ。これは母と戦う自立した女性の戦いの記録で、経験者ならもう泣けてきちゃうね(もちろん中身は泣かせが入っているようなものではなく、大笑いできるエッセイなのだが)。他のエッセイも普通におもしろいが、東京暮らしをしている北海道人ならなおのこと納得できるポイント多し。

あと、「銀の海 金の大地」は確か10巻目で第1部完とかなっていたんじゃなかっただろうか。続きとかそのうち書くんだろうなあとか思っていたのに。あ、そうそう、氷室冴子原作の「ライジング! 」も絶対オススメだ。宝塚をモデルにした舞台で女優をめざす女性の物語、とかかくとすごくつまらないのだが、ただ単に普通に舞台女優とかテレビタレントとかを目指すのとは訳が違う宝塚ならではの厳しい掟とか、主人公の栄光と挫折と這い上がるまでの苦闘とか(少女マンガだからそこのところはもちろんソフトにだが)描かれていて読み応えがあってよろしいですよ。未読の方は、是非この機会に漫画喫茶とかで読んで見て見て下さいよ。

まだ51歳なのに、早すぎる。

ご冥福をお祈りいたします。
テーマ:今日の出来事
ジャンル:日記
別に映画マニアでもなんでもないのだが、やっぱり横溝正史シリーズは好きだったしね。

 映画監督の市川崑さん死去(朝日新聞)

特にあの「犬神家の一族」(1976年、角川春樹事務所)は色々思い出深い。湖の湖面から生えているかのように逆さまになった男の足の映像、ゴムマスクのスケキヨ、筆で描いたような昭和の世界の光と陰、余韻が残るラスト、美しいメロディーの主題曲(この曲はiPodに入れて今でも時々聴いているのだ)、そして金田一耕助(石坂浩二)がいると必ず起こる殺人事件(←一説には金田一耕助犯人説もあるが)。やっぱりいいわねぇ。もっともこの映画以降、横溝シリーズ映画はキャストを見ただけですぐに犯人が分かってしまうようになったというのもなんだが。

この映画が好きだったので一昨年のリメーク版もぜひとも見たいと思っていたのだが、結局見ずじまいのままだ。によれば「なんでまた同じものをつくったのか、わけわからん」と言っていたけど、私はわかるような気がする。ほとんど大抵の物をつくる人たちって、何かの作品を完成させたとたんに「ああすればよかった」「こうすればよかった」って思うんだよ。だからこんどこそは「あそこをこうして、ああしたい」「あのとき出来なかったアレをこうしたい」ってなると思うんだよなあ(憶測だけど)。もちろんそれがまた新しい作品をつくる原動力にもなるわけだけど、でもどうしてもこだわりがある作品ってあるものだもね。画家が同じモチーフで何枚も同じような絵を描くことができ、ミュージシャンがカバーだのリミックスだの別テイクだのと似たような曲を量産できるのに、非常に多くの時間と人手とお金を使う映画はそうそう自由にリメークなんて出来ないことを思えば、自分の過去の作品をリメークすることができた市川監督は幸せなのかもね。

……と、気持ちはわかるけど、どこ見てもこのリメーク版の評価は非常に低いので別にもう見なくてもいいや。あ、そうそう、そういえば「スケキヨだ~」っていう台詞も結構流行ったけど、「水島、一緒に帰ろう!」(ビルマの竪琴)っていう台詞も一部で流行ってたんだっけな(←市川崑監督は数々の名作映画を製作しているというのに、この感想はいかがなものか)。

ご冥福をお祈りいたします。
テーマ:日記
ジャンル:日記