意味不明なタイトルだ。でも超久しぶりにスクリーンで映画「ハゲタカ」を見られるみたいなんですよ。

上映プログラム決定!!全国コミュニティシネマ会議2022イン盛岡開催記念フィルム上映会
日程:2022年11月19日[土]
会場:岩手県公会堂 大ホール
(1)14:00『息子』(1991/監督:山田洋次/121分)
(2)16:30-『ハゲタカ』(2009/監督:大友啓史/134分)
上映後、大友啓史監督のトークあり(トーク予定:60分)
料金(各作品):一般 1000円、高校生以下 500円

岩手県公会堂の大ホールってどのくらいの大きさなんだろう。ふと、子供の頃小学校の体育館で映画を見たことがあったよなと思い出しつつ、それよりは格段にでかいはず。何たって大友さんは盛岡の星! そして久しぶりにでかい鷲津を見られるかもしれないのに(もしかするとあまりでかくないかも知れないけど)、やっぱり岩手は遠いしなーと迷うあたり、私もすっかり老いたものです。11年前なら名古屋にまでだって大友Dを追っかけて行ったのにーー(2011年02月23日「生大友Dを見に3 「NHK大河ドラマ「龍馬伝」の舞台裏、そして演出家の仕事」」)。

行くか行くまいか。まあ、もし見に行ったら、その時はまたここに観戦記(違)を書きます。ところでどうやって行けばいいんだろう?って地図を見てみたけど、やっぱり岩手、遠いな。
岩手公会堂
テーマ:日々のつれづれ
ジャンル:日記
ステラ2007年2月23日号 宝島2007年5月号
今年も6月6日がやってきました。2009年公開の映画「ハゲタカ」から、もう13年ですよ……。拙宅では当時小学生だった子供が去年大学を卒業してもう社会人、いやー、月日が経つのは早いわー(しみじみ)。そして相変わらずと言うか、もちろんと言うか、映画「ハゲタカ」関係の新しい情報は全くなし!寂しいけど仕方がないわね。今年こそ6月6日はスルーだなと思っていたのですが。公式より(←ちょっと違う)アナウンスが!

バブル崩壊後の日本を舞台に企業買収劇と人間ドラマを描いた「ハゲタカ」を再放送!(NHKドラマ情報)
6月20日(月)、6月27日(月)、7月4日(月)の21時から2話ずつ放送(全6回)、NHK BSプレミアム、NHKBS4K

2018年のテレビ朝日版「ハゲタカ」放送終了後にあったNHK版再放送アナウンスでは「NHKの「ハゲタカ」が帰ってきた!! 」(NHKドラマトピックス)と、NHKの皆さんもテレ朝版を見て思うところが色々あったのねと思わせられる煽り文句でしたが、今回はシンプル(笑)。放送予定期間がフジ月9の空白期間なのはたまたまか? 再放送の放映時刻って割と不遇な時間帯が多いのに、BSプレミアムとはいえゴールデンタイムでの放送、この機会にぜひとも皆様に見ていただきたい所存です。

そして今年も貼っておきますよ、鷲津さんシリーズ。

【ハゲタカ】いけいけ!鷲津さん! 【ハゲタカ】いけいけ!鷲津さん!

【ハゲタカ】せつない!鷲津さん! 【ハゲタカ】せつない!鷲津さん!

【ハゲタカ】映画だよ!鷲津さん! 【ハゲタカ】映画だよ!鷲津さん!

【弊ブログの映画公開記念記事】
2010年から毎年6月に書いている記事の一覧ですが、最初の頃の熱気というか、暑苦しさと言ったら。

とうりゃんせ信号の劉一華
2021年6月17日「6月6日、あの橋の畔で

映画「ハゲタカ」
2020年6月6日「映画「ハゲタカ」公開から11年、今年の6月6日は中延じいやを偲んで。

映画「ハゲタカ」公開10周年記念
2019年6月5日「あの、熱い夏の日々から10年、長かったのか、短かったのか。

映画「ハゲタカ」公開9周年記念
2018年6月5日「すべての「ハゲタカ」に花束を

映画「ハゲタカ」公開8周年記念
2017年6月6日「恋は、遠い日の花火ではない。

映画「ハゲタカ」公開7周年記念
2016年6月6日「湖南省の青い空など想像してみたり

2015年6月6日「萌えは大切。大事な事だから2回言います。

映画「ハゲタカ」公開5周年記念
2014年6月6日「映画「ハゲタカ」公開から5年、「鷲津ファンドとの出会いが全てを変えました」

映画「ハゲタカ」公開4周年記念
2013年6月6日「No HAGETAKA, No Life.

ハゲタカ公開3周年記念
2012年6月6日「2009年6月6日から3年、病は重いままです(笑)

映画「ハゲタカ」公開2周年記念
2011年6月6日「映画「ハゲタカ」公開日の2009年6月6日から2年

映画「ハゲタカ」公開日の2009年6月6日から1年
2010年6月6日「映画「ハゲタカ」公開日の2009年6月6日から1年
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
油断してたら6月6日なんか過ぎちゃってもう6月17日だったよ!「あの橋の畔で」というのは私が子どもの頃に見ていたTVドラマのタイトルです。確か近藤正臣と大谷直子が出ていて、「君の名は」みたいなすれ違いのドラマだったような(新海誠のアニメではなく、大昔の菊田一夫原作のドラマの方)。でも今回の記事にはなんの関係もありません。あと今更気にする人はいないと思いますが、以下は映画「ハゲタカ」のネタバレ全開です。未鑑賞の場合はご注意。


さて、NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」からもう14年、映画「ハゲタカ」公開から今年の6月6日で12年になりました。早いもんだ。っつーか本当にあっという間でした。映画公開10年目までは弊ブログでも記念日として毎年何かの記事は書いていました。でも昨年6月はもう11年目だし、書く事ないわーと思っていたら、我らの中延じいや(志賀廣太郎)がお亡くなりになってしまわれて(泣)。それで追悼記事を書きました(2020年6月6日「映画「ハゲタカ」公開から11年、今年の6月6日は中延じいやを偲んで。」)。12年目の今年、本当にもう書く事なし!と思っていたのですが。

常盤橋公園の工事看板 閉鎖中の常磐橋
そしたらなんと、この10年、修復工事のため閉鎖されていた常磐橋の工事が完了して、橋が開通したと廃人某嬢よりタレコミがあったんですよ。常磐橋と言えば映画「ハゲタカ」で鷲津政彦(大森南朋)と戦った劉一華(玉山鉄二)が最期を迎えた場所。その常磐橋はこの10年、封鎖され柵や工事ゲート越しにしか見ることができませんでしたが、ついに開通とな?これはちょっと行ってみなくてはと10年ぶりにデューデリしてきました。

2009年の常盤橋公園あたり
これは2009年の常盤橋公園周辺地図。劉一華定宿のマンダリンオリエンタル東京は右上の日本橋三井タワー(青いピン)、左下に郵便局とコンビニがあり、そこから矢印の方向に北上して信号をわたったところが以下の写真のA地点。公園の入り口で刺されたところがB地点、倒れてたどり着いた常磐橋がC地点。その先に日本銀行があります。

とうりゃんせ信号の劉一華 日本パーキングセンター
橋につながる常盤橋公園もずっと工事中だったのでここも新しくなっているだろうなあとは思っていましたが、他も思いのほか変わっていました。このとおりゃんせ信号、ここは変わらないだろうと思ったら、ここからしてすっかり面替わり。日本パーキングセンターがなくなっている!

常盤橋公園と渋沢栄一像 常盤橋公園前の劉一華
面白くも何ともない常盤橋公園
常盤橋公園入口には、今年のNHK大河ドラマの主人公・渋沢栄一像。その前を通ってB地点の常盤橋公園へ、と思ったけど公園はまだ一部工事中。まだこれから変わるのかもしれんけど、あんなに緑あふれていた公園は周囲を残してほとんど緑もなく、面白くもなんともない場所になっていました。

あの日の朝、マンダリンに長く逗留していた劉一華は、ホテルのコンシェルジェにでもたのめばすぐに出してもらえるのに、わざわざホテルの外にある郵便局(かコンビニの宅配受付?)からあのダーウィンのメモが書き込んであるアカマ自動車再建案の文書を出したのでしょうか。中国側に知られたくなかったか、あるいはまだ少しの迷いがあってたどり着くまで考えようと思ったのか、はたまた決意を新たにするためだったのか。ま、書類はコンシェルジェに渡していつもの散歩に出ただけかもしれんですけど。

アカマ自動車再建案 アカマ自動車ロビーの鷲津
再建案が入っていた水色の封筒に「料金別納郵便」か「料金後納郵便」らしき文字が見えるので郵便局の窓口から出したのか?と思ったけど、鷲津が芝野(柴田恭兵)に文書を渡す場面を見返してみたら、再建案文書の他にも書類があったのでただ単に再建案は特別に水色の封筒に入れて他の書類と一緒に出したのかもしれません。あるいは劉一華が送った再建案文書を鷲津ファンドで分析して、その分析資料を鷲津が追加してアカマの新社長になる芝野に渡したと考えられなくもないけど。

それで帰りにマンダリンまでちょっと近道をしようと思ったのか(今、地図をみるとそんなに近道にはなってないので定例の散歩コースだったのかも)常盤橋公園を通り、そこでいまや飛ぶ鳥を落とす勢いの(え?)滝藤賢一演じる謎の男に襲われます。謎の男というか、普通のスーツを着ているサラリーマン風なのに通りすがりのよさげなスーツの男をいきなり襲うってどゆこと?でも映画はリーマンショック(らしき状況)や派遣切りなども描いているので、そういう事態でいきなりどん底に落とされた人だったのか。それとも色々切羽詰まって脅しのためナイフは持っていたけど財布だけ狙うつもりだったのか。当時は中国側による他殺説なんてえのもあったけど、わざわざ殺すかな?そしてあの程度の刃渡りのナイフで死ぬか?というのも置いておいて(刺されどころが悪かったのだと思われる)。瀕死の劉一華は常磐橋にたどり着き、一番手前の橋の柱にたどり着いたところで最後に鷲津に電話をします。

当時の常磐橋入り口 2021年の常磐橋入り口
当時の常磐橋 2021年の常磐橋
常磐橋から公園を見る 現在の常磐橋から公園を見る
当時の常磐橋 2021年の常磐橋
そんな訳で2010年にハゲタカ廃人な皆さんと「遠足」した時は、ここらへんで刺されて、ここらへんで小銭が飛び散って、ここの緑色のロープに劉一華がもたれかかって♡などとワイワイ言っていた公園は、ロープもなくなり赤土の地面もコンクリートで覆われ、橋の入り口の堤に門番のようにそびえたっていた大木も無くなり(正確にはちっちゃい木に植え替えられている模様)、すっかり面替わりしていました。左側が当時の橋の写真、右側がほぼ同じ場所の現在。

常盤橋復元の跡 常盤橋復元の跡
橋の石材はできる限りオリジナルの物を使っているそうですが、すっかりきれいになっています。欠けている部分もきれいにそのまま。

常磐橋を渡りきって日本銀行を見る
劉一華が渡りきる事が出来なかった常磐橋を渡って(D地点)、静かに日本銀行とマンダリンを眺めてきました。12年経っても日本銀行とマンダリンは相変わらずでした。

常磐橋修復については以下に記事があります。
・「お見せします!都内最古の石橋の裏常磐橋」(広報千代田 4月20日号)
都内最古の石橋 常磐橋の修復完了(千代田区広報)
東日本大震災で被災の常磐橋 アーチ元通り、10日から開通 千代田区、公園の整備終え(東京新聞)

こちらは個人サイトの模様。参考になります。
常盤橋門跡-本来の姿を取り戻した常磐橋と実業家「渋沢栄一」(ひとりで東京歴史めぐり)

6月6日は12年目の映画「ハゲタカ」に思いを馳せてしみじみしていたんですが、「ハゲタカ」の監督の大友Dがこのところ「るろうに剣心」の宣伝のためテレビやら雑誌の記事やらウェブ記事やら出ずっぱりなので、つい、つぶやいたんですが。

映画「ハゲタカ」公開12周年

でも緊急事態宣言中でも劇場はオープンOKなのに、お芝居よりも格段に安心安全な映画館が閉鎖されたり時短という事態になっていたのも、演劇人は政財界に食い込んでいたけど映画人はあんまり食い込んでなかったからじゃないか?と思うので、大友Dには頑張っていただきたいと思ってます。

多分、来年もひっそりと6月6日を迎えていると思いますが、その頃には今はコロナ禍で全く会えないままのハゲタカ廃人な皆さんと再会できたらいいなあ……。


2021/6/23追記:
suikaさんのコメントもあったことだし、久しぶりに「いけいけ!鷲津さん!」と「せつない!鷲津さん!」と「映画だよ!鷲津さん!」を載せちゃうよw




テーマ:日々のつれづれ
ジャンル:日記

今年も6月6日がやってきました。そう、映画「ハゲタカ」(2009年、東宝)の公開記念日です。去年、10年を区切りとしてもうそろそろ公開記念日特集はやらないとかなんとか書いたような気もするし、なんたってもう11年目ですから今年はスルーしようかと思っていたんですが。先日、我らが政彦ぼっちゃま(鷲津政彦:大森南朋・演)のじいやこと中延さんの中の人、志賀廣太郎さんがお亡くなりになってしまったんですよ……。

志賀廣太郎さん死去 “遅咲きの名脇役”昨年4月に脳梗塞、復帰かなわず…
・「俳優の志賀廣太郎さん死去 「三匹のおっさん」など出演」(2020/4/30、朝日新聞
・「志賀廣太郎さん死去 “遅咲きの名脇役”昨年4月に脳梗塞、復帰かなわず…」(2020/5/1、スポニチ

体調を崩されて舞台やドラマの撮影を降りられたときいてからずっと心配してましたが、中延じいやがとうとう……(泣)。せっかく鷲津が焼け野原から戻ってきてもじいやがいないなんて、なんてことだーーーー。政彦だって、ないちゃうぞ!……想像できないけど。

ドラマ「ハゲタカ」
ではここでドラマ「ハゲタカ」(2007年、NHK土曜ドラマ)と映画「ハゲタカ」の中延さんを偲んでみましょう。なお、原作「ハゲタカ」(真山仁)の中延さんはドラマと同じく不動産のエキスパートという設定ですが、じいや感はゼロ。つーか、じいや感はドラマが進むにつれてにじみ出てきちゃったのね。

ドラマ「ハゲタカ」 ドラマ「ハゲタカ」
左はドラマ第1話の会議場面、キリッとしています。その後はアラン(ティム)と一緒に鷲津をサポート。でもデューデリとはいえ池袋のラブホに行ったり、ライバルの三葉銀行との勝負に勝つためにサウナで怪しい会話をしたりして、前半はまだじいやと言うよりは結構オヤジ感の方が強め。

ドラマ「ハゲタカ」 ドラマ「ハゲタカ」
やっぱり鷲津に三島製作所についてこっそり調べて、とか言われて調べてみたら鷲津のトラウマな過去が見えてきちゃったあたりから、じいや感がマシマシですよね。第5話ではこんな会話をしたりして、
中延「本当に、大丈夫ですか?これからやろうとしている事はホライズン本社への重大な裏切り行為になります。相当危ない橋を渡ることになりますが」
鷲津「……覚悟の上です」
あんた(鷲津)が覚悟しているのはいいけど中延さんが巻き込まれてるんだから、バレたら中延さんだってヤバいよ、鷲津!そして最終回では三島製作所にいく鷲津に付き添って「ようやくですね」なんて声掛けして見送るじいや。でもちょっと心配そう(笑)。

映画「ハゲタカ」
そして2年後、映画で戻ってきた鷲津と中延さん、中延さんのじいや感は半端ないです(笑)

さて、私にとって志賀廣太郎さんと言えば「ハゲタカ」の中延さんですが、長くサブの役者さんとしてご活躍されていたので出演作も結構多いです。でも訃報を聞くまで俳優になる前は演劇科の先生だったなんて知らなかったよ。Wikipediaを見る限りでは、「大学では演技の他に狂言、日舞、バレエ、体操などを学」び、「素晴らしいと思える先生に多数出会ったことから大学に残ることを決め」、ドイツの専門学校で「演技の基礎と考えていた体操を1年近く学び、あちこち移動した後、ウィーンで日本人補習授業校の小中学生の国語教師を務め」、帰国してから「母校の演劇科にて非常勤講師を務め」、40前に見たお芝居を学校の「教材としての使用を申し出る。しかし同時に自分が演じていない台本を学生に教えられないという思いが生じ、酔った勢いで平田に「次の舞台に出たい」と言ったところ出演が決まり、1990年、41歳で」デビュー、ってそうとう理屈っぽいんだか、やると決めたら突っ走るんだかよくわからない。

志賀さん、2019年NHK大河ドラマ「いだてん」でも春野先生役(スヤさん(綾瀬はるか)のお父さん役。つうことは四三(中村勘九郎)の義父役)を予定していましたが、体調不良のため降板しています(涙)。代役はドラマ「ハゲタカ」では芝野先輩(柴田恭兵)の同僚役だった佐戸井けん太さん。

・「志賀廣太郎、19年大河『いだてん』体調不良で降板 代役は佐戸井けん太」 (2018/4/26、ORICON NEWS

その前に「きのう何食べた?」(2019年、テレビ東京)でシロさん(西島秀俊)の父親役で出演していましたが、5話まで出演してやはり降板しています。

・「志賀廣太郎 テレ東「きのう何食べた?」を降板 脳梗塞のため緊急手術」(2019/4/9、スポニチ

あー、そういえば思い出したくもないけど2018年のテレビ朝日版「ハゲタカ」では、中延さん役はNHK版「ハゲタカ」で遠山弁護士役を演じた光石研さんでした。

とても寂しい6月6日になってしまったけど、志賀廣太郎さんのご冥福をお祈りいたします。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
映画「ハゲタカ」公開10周年記念
今年も6月6日がやってきました。そう、2009年に映画「ハゲタカ」が公開された日です。実際に私が映画を見たのは公開から2週間以上経った6月24日でしたが、何はともあれ、この日をひっそりと祝いたい。

最初はNHKドラマ版すごくよかったしと何も考えずに見て、その時点では別に「すげぇ!」とか「ハゲタカ、サイコー!」とは微塵も思わず(第1回感想)、なんだろうこれは?と思って再度みて(第2回感想、この時点では鷲津政彦ではなく中の人の大森南朋が好きなんだと誤解している)、やっぱり、んんん??と3度みて(第3回感想、同じ映画を3回も見たと同僚に言えないでいる(笑))、4度見て(第4回感想、色々深読みしはじめている)、5度見て(第5回感想、翻訳としての字幕ではなく聴覚障害対応の字幕が素晴らしすぎという代物だった)、結局映画館で32回(「ハゲタカ映画祭」を入れたら33回)見てしまいました。人見知りで出不精で面倒くさがりな私が、生まれて初めてオフ会に参加し、弊ブログにコメントをくださる皆様達とロケ地巡りをしたり、鷲津のお誕生会をしたり、大友D(映画「ハゲタカ」の大友啓史監督)を追いかけて名古屋まで行ったり、あの劉一華の故郷・茨城県湖南省の一本道まで行ってみたり、みなさんとおバカなハゲタカ遊びをしたりであっという間に10年が過ぎてしまいました。

あの、熱い夏の日々から10年が経って、昔のような行動力はもうすっかりなくなってしまいましたが、今でもやっぱり映画「ハゲタカ」が好きで、絶対におつきあいはしたくないけど、あの偏屈で細かいことにうるさそうな男、鷲津政彦が相変わらず好きな私です(笑)。毎年6月6日には映画公開を記念して、ブログのデザインを変え記念記事を書いていましたが、それも10年を区切りにして最後にしよう、最後はちょっと気の利いたデザインのビジュアルにして最後にしよう、と思っていたのに。なんだかんだといつもの怠け癖が出て何もしないまま以前のデザインを流用してお茶を濁しているという体たらく。だめじゃん。まあPC版のブログデザインを変えても、今はほとんどの人がスマホで見ているはずだからそんなのわかんないんだよなー。一応スマホ版のデザインもハゲタカ仕様にしてみましたが、いつもスマホで見ている皆さんはたまにはPC版ビューでちょいと見てみてください。

あ、そうそう、去年は民放局で新しい「ハゲタカ」ドラマの放映があって私的に超激震でした。しかし。NHK版「ハゲタカ」をこよなく愛している私ですが、面白ければ全然OK、NHK版を超えるドラマ、バッチコイと思っていたのに、あんなにすげー傾(かぶ)いたドラマを見るとは思わなかったなあ。まあ、ある意味、新しかったかも(遠い目)。そして去年に秋には久し振りにNHK版ドラマ「ハゲタカ」の再放送がありました。NHKさんの告知がね、「NHKの「ハゲタカ」が帰ってきた!! 」でしたからね、それだけでもう嬉しくなったものです。

今週は久しぶりに映画「ハゲタカ」を見直してみようかと思いつつ、やはり映画は映画館で見たいのです。大友さん、なんとかお願いいたします!

【弊ブログの映画公開記念記事】
映画「ハゲタカ」公開10周年記念
2019年6月5日「あの、熱い夏の日々から10年、長かったのか、短かったのか。」(この記事です)

映画「ハゲタカ」公開9周年記念
2018年6月5日「すべての「ハゲタカ」に花束を

映画「ハゲタカ」公開8周年記念
2017年6月6日「恋は、遠い日の花火ではない。

映画「ハゲタカ」公開7周年記念
2016年6月6日「湖南省の青い空など想像してみたり

2015年6月6日「萌えは大切。大事な事だから2回言います。

映画「ハゲタカ」公開5周年記念
2014年6月6日「映画「ハゲタカ」公開から5年、「鷲津ファンドとの出会いが全てを変えました」

映画「ハゲタカ」公開4周年記念
2013年6月6日「No HAGETAKA, No Life.

ハゲタカ公開3周年記念
2012年6月6日「2009年6月6日から3年、病は重いままです(笑)

映画「ハゲタカ」公開2周年記念
2011年6月6日「映画「ハゲタカ」公開日の2009年6月6日から2年

映画「ハゲタカ」公開日の2009年6月6日から1年
2010年6月6日「映画「ハゲタカ」公開日の2009年6月6日から1年
テーマ:日々のつれづれ
ジャンル:日記
ハゲタカ再放送
タイトルはNHKドラマトピックスの見出しです。2007年に放映されたNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」の再放送が決まったようです。

NHKの「ハゲタカ」が帰ってきた!! (NHKドラマトピックス)

もう、「ハゲタカ」の新しいネタは本当に何もない、と嘆いていたら、テレビ朝日で全く新しいキャストによる新しい「ハゲタカ」のドラマが始まるというニュースは本当に大衝撃でした。それでハゲタカなお仲間とあーでもないこーでもないと言っていましたが(2018年5月24日「NHKドラマ「ハゲタカ」から11年、映画から9年、2018年の鷲津政彦はどう描かれるのか?」)、まあ、テレビ朝日版は結局あんな感じでした。私はハゲタカ廃人ではありますが子どもの頃からのドラマ好きなので、ドラマが面白ければどんな「ハゲタカ」でも全然OKだったんですが、残念ながら渡鬼みたいな「ハゲタカ」でした。それはそれで新しいのかもしれませんがちょいと違うんじゃないのかなーと思っておりました。

そんなしょぼくれた私の前にドラマ「ハゲタカ」再放送のニュースが! しかも私の誕生日を真ん中に挟んで2日に分けて3回分ずつの放送。誕生日プレゼントをありがとう、NHK! しかしお知らせのタイトルが泣かせるよね、「NHKの「ハゲタカ」が帰ってきた!! 」ってえのが。この際だからついでに「今日も、どこかでNHK『ハゲタカ特別編・NHKを買収せよ』」も再放送希望。

NHK BSプレミアムで1日3本ずつ放送 全6回
・2018年11月4日(日) 午前0時15分から
・2018年11月11日(日) 午前0時15分から

そこに新しい「ハゲタカ」はないけれど、でもいいの。11月の放送を楽しみに待っています。どうかこのスケジュールの期間に大事件や大事故が起こりませんように。拙宅のブルーレイ録画機が壊れたりしませんように。そしてキャストの誰かが事件を起こしたりしませんように(←おいっ)。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
真山仁トークイベント「ハゲタカ視点で斬る「日本のクライシスマネジメントの盲点」」(9月13日) 真山仁トークイベント「ハゲタカ視点で斬る「日本のクライシスマネジメントの盲点」」(9月13日)
9月13日(木)、我らが愛する「ハゲタカ」の原作者、真山仁さんのトークイベントに参加してきました。このイベント、8月3日発売の「ハゲタカ」シリーズの新刊「シンドローム」に合わせて本当は8月8日開催予定だったのが、前日に関東地方に台風直撃の可能性ありという事で延期になっていたものです。真山さんは去年12月のトークイベントの時に「2018年はハゲタカイヤーになる」と言っていたのですが、今年5月のテレビ朝日版「ハゲタカ」製作のニュースにはそりゃもう大驚愕、わしら緊急ミーティングですよ(2018年5月24日「NHKドラマ「ハゲタカ」から11年、映画から9年、2018年の鷲津政彦はどう描かれるのか?」)。

8月のトークイベントの前にはそこらへんも突っ込んで質問しなくてはとか思っていましたが、延期になって9月の開催、結局テレビ朝日版「ハゲタカ」も先々週で終わってしまいました。残念ながらドラマ的に特にどうこう言いたくなるような作品でもなかったし、なんだったら私なんか「ハゲタカ」じゃなくて「木曜時代劇 旗本鷲津政彦 禿鷹見参!」とか言っていたし、もちろんあの綾野鷲津に全く萌えなかったし、近所の本屋で買った「シンドローム」も本が重くてまだ全然読んでないしで、当初ほどの勢いは全くなかったです(笑)。

場所はいつもの池袋ジュンク堂、しかし真山さんのトークイベントっていつも結構人が集まるけど当日申し込んでもまだ大丈夫なくらいのゆるさだったのに、今回は開催の3日前に念のためにジュンク堂に電話確認してみたらなんと満員御礼。こ、こ、これはもしかして今期のドラマ「ハゲタカ」の綾野剛ファンが殺到しているのでは!?と思ったけど……いや、全くそんな感じはなかったです。新刊を発売したばかりなので濃いめの真山さんファンが多かったようでした。

さて当日、時間通りに真山さんと講談社担当編集の国兼氏が登場し、最初に真山さんと今回の新刊の紹介から始まりました。例によって必死になって走り書きをして覚えているうちにと帰宅してすぐに文字起こししたんですが、記憶はアルコールのように蒸発しやすく記録は古代ローマ文字のように意味不明。なので細かい言い回しは実際とは違うかもしれませんが、まあ、だいたいこんな感じっつー事で、忖度して読んでいただければと思います。なお前半はドラマ「ハゲタカ」の話で後半は新刊「シンドローム」について、そしてその後に質疑応答が15分ほどありましたが、後半と質疑応答部分は省略します。
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(真山)1ヶ月前に本当は行われる予定だったけど台風で延期になって、おかげ様であの日予定されていたドラマの打ち上げに参加することができた。日頃の行いはこういう所に出るのかと(笑)。今回は史上最高、60人くらいが集まった。みんなの熱気に負けないように頑張りたい。

(国兼)今日のテーマ「ハゲタカ視点で斬る「日本のクライシスマネジメントの盲点」」、最近数多く起きている災害、この間北海道でも大規模な停電があり、その話も後でしていただきますが、まずはホットな話題という事で、先週最終回のドラマ、最終回は視聴率も伸びて11.9%、綾野剛の「ハゲタカ」、大人気ですが真山さんの評価はどうですか?

(真山)元々オファーいただいたのは去年の年末、「シンドローム」が夏に出るって決まってから。テレビ朝日の方から平成の30年を総括するドラマをやりたい、経済が大混乱した30年、それには「ハゲタカ」がふさわしいのではないかというっとりするようなお話があった。11年前のNHK版の「ハゲタカ」と雰囲気とやろうとしているコンセプトは同じだけど、中身はまったく別物。今回は原作に大変寄り添って作られている。脚本家が大変だったと思う。その時は安請け合いした後で後悔したけど、平成をやる以上、今、現代の鷲津が何をしているかを描きたいと。「シンドローム」は2011年で、7年後(2018年)となったらまだ何もない、本にもなってないものをやりたい、全8話のうち最後の2話を現代でやりたいと。誰がやるのかなと思ったらプロット書いてくださいと言われて。5作目の「シンドローム」の後のハゲタカ6作目、7作目を考えていたところだった。ハゲタカ7なら2018年になるかなと思って書いた。今回ドラマが好評だったのは(まだ原作には出てこない)読んだことがない鷲津がいるというのがよかったのかな。一つ間違って欲しくないのはNHK版もテレビ朝日版も私が原作であるという意味で、どちらも大変素晴らしい、と。

(国兼)テレビ朝日版は原作に寄り添った作品になって。

(真山)今回のドラマは「ハーディ」の松平貴子という存在を残してくれた事、日光という場所、イヌワシという存在、(原作では)初期の頃非常に重要だった。NHKの弁護をすると、(NHKのスタッフは)イヌワシウォッチャーのおじいさんまで見つけてきて、イヌワシの映像を沢山持ってて準備していたんだけど、ホテルとうまくいかなくてロケ地が見つからなかったのと、色々な事情で、相当ロケハンしていたのに全然使えなかった。今回初めてああいう場所でイヌワシの映像を見て、(原作では)殺伐とした会議室の場面の中にああいう風景を確信犯的に入れたんだけど、原作の読者も映像で見る事ができてよかったんじゃないかと。

(国兼)主演が綾野剛さんというのにびっくりしました。イメージが……。

(真山)綾野剛さんが演じると聞いて「(鷲津を)20代がやるの?」と言ったら「綾野さんは36歳です」と。大森さんがやった時よりも1歳若いだけだった。大森さんがやった時も本当は40代なんだけど若くなっちゃった。11年前の大森さんと今の綾野さんでは5歳くらい若いように見えるけど、年齢的には問題ない。綾野さんは若く見える部分を上手に生かしていたと思う。大森さんもすごい色々考えてるけど、綾野さんはオタクのようにすごく原作を全部読み込んでいて、脚本と原作との差などを撮影現場に行った時に色々聞かれた。

(国兼)ドラマ第1話で綾野剛いいじゃないかと評判になってましたが、「IN★POCKET」(2018年8月号、真山仁、綾野剛)対談の時に役作りについて熱く語っていたという話で(「IN★POCKET」の対談の一部抜粋はテレビ朝日「ハゲタカ」公式サイトに掲載。「綾野 剛(鷲津政彦役)×真山 仁(原作者)対談インタビュー【『IN★POCKET』(講談社)2018年8月号より転載、一部を抜粋】」)。

(真山)対談の前に2回撮影見学に行った。行くとものすごい勢いで(綾野剛が)「これ、いいですかね?」と色々聞いて来る。それで対談の時に(撮影の時に)何を考えてやっていたのかと聞いてみた。「このドラマのキーポイントは怒りだと思う。復讐とかの個人的な怒りではなく社会に対する怒りだと思う」と言っていて、僕も表ではそういう事を言ってこなかったけどそう思って書いてきた事を言われてびっくりした。それで十分、あとは好きにやっていいよと言った。でも彼は製作発表会の時に「ハゲタカ」は希望のドラマだと言っていた。それで対談の時に怒りがエンジンなのに希望って言うのはすごいねと言ったら「怒りは希望のためにある」と言っていた。すごい。

それから原作の中にある冴えない男というのをやってみたいと言っていた。でも色々話し合って現在の形にしたと。それに異論はなかったけど、今回のドラマの鷲津はマンガっぽくないかと思うかもしれない。でも(原作でも)最初の頃、バブルが弾けた後の暗い時代だから現代の歌舞伎のように作っていて、メリハリが効いた、いそうでいなさそうなキャラクターの作り方をしていた。社会からはみ出た人たちが気を込めてやる事で、社会の真実が出るようにやっている。そうしないとこの暗い話は終わる。だからどれだけ傾(かぶ)いてくれるかが重要だった。第3話だったか小林薫との場面で「ハゲタカー」という所、「もっと傾(かぶ)いていいですか?」と自分の判断で脚本にない感じで言っていた。

(国兼)今までは大森南朋さんだったけど、これからはあの綾野剛さんの鷲津政彦が「ハゲタカ」の鷲津として、読む人の頭に思い浮かぶ事になるのでは。

(真山)あのキャスティングを見た人は記憶の更新がされる。(鷲津政彦は)大森さんが綾野さんになり、(芝野健夫は)柴田さんが渡部さんになり、(飯島亮は)中尾さんが小林さんになる。第1話を見た時にそう思った。綾野さんのものすごい傾(かぶ)き方に対して渡部さん小林さん沢尻さんの抑えた演技、特に渡部さんはものすごい当たり役になったんじゃないのか。彼は「外事警察」(2009年、NHK)というドラマをやったけど「外事警察」のプロデューサー(訓覇圭)は「ハゲタカ」のプロデューサー。先生どうしますか?これNHK超えちゃいますけどと笑ってたけど(笑)。みんなNHKを意識して、わかっていてそうじゃないものを自然に出しているのが、俳優ってすごいなと思った。

綾野剛「ハゲタカ」 綾野剛「ハゲタカ」
綾野剛のあの指を組む仕草は鳥の羽ばたきなんですよ。そしてこうして(メガネの上から)メガネを抑えるのも鳥の羽を表している。あの鷲津の眼鏡はすごい揉めた。眼鏡はやめてくれと直前までみんなで説得した。眼鏡のことを聞いたら、真山さんが反対してプロデューサーが反対してNGがくるの分かっていた、でも素顔の鷲津、自分と敵の間にフィルタをかけたかったという。自分の弱さや感情を隠すためにどうしてもフィルタが欲しかった、だから仕事をする時は眼鏡をするけど、眼鏡をはずしていると父親の事とか松平貴子の事を考えている。髪の毛が半分かかっているのも半分隠したいんだと。色々考えている。ここまで説明されたら、もうどうぞどうぞと(笑)。

朝日新聞 撮影5分前「ハゲタカ」
(2018/7/22 朝日新聞朝刊より)
できる俳優さんってその役を生きる。完全に鷲津として生きているなと。全部説明できちゃう。確かに過剰というのはあるけど、小説が過剰だから。あれが過剰というならそれは原作者が悪い。
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以上。後半の新刊「シンドローム」についての話も鷲津の活躍ぶりや原発問題だけでなく先日の北海道胆振東部地震のブラックアウトの話とかもあって面白かったですが、ちょっと力尽きたので今回はここまでということで。トークイベントの一番のテーマ部分を省略っていかがなものかと思いつつ、すまんです(てへっ)。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
ドラマ「ハゲタカ」キャスト対比表 ver.1
(キャスト対比表:2018/7/25更新)
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我らが愛する「ハゲタカ」が新キャストでリメイクされると聞いて早や2か月弱。夏の新ドラマもそろそろ始まっています。今度の「ハゲタカ」もサブキャストが非常に充実しているご様子。そこで新旧キャストざっくり一覧表は上記の通り。真山さんの原作、2007年のNHK版、そして今度のテレビ朝日版の3種類。まだドラマが始まっていないので暫定版です。原作をナナメ読みしながら作っていたけど途中で飽きちゃったのでちょっと適当なところもあるかも。許して。

NHK版は原作を改変しているので、三島由香や西野治のような原作には出てこないキャラも沢山出ています。またNHK版の中延さんはドラマ後半になると鷲津の執事のようなキャラになっていますが(演じるのは志賀廣太郎)原作では鷲津のスタッフで不動産のエキスパート、今度の「ハゲタカ」では光石研です。

まー、こんな感じで比べていたんですが、ここにきて嘘か本当かまったくわかりませんが、リメイク版「ハゲタカ」ではもともと鷲津政彦を内野聖陽で予定していたという説が。さらに織田裕二も候補だったと。サイゾーの記事なのでほぼガセネタかもしれませんが。Wikipediaには「誤報や作為的な報道の多さなどは群を抜いており」なんて書かれていたり(笑)。

織田裕二、「月9」主演予定も“爆死確実”!? 内輪すら「時代遅れ」と揶揄する泥舟ぶり(サイゾーウーマン)

私は俳優としての綾野剛はともかく、今度の「ハゲタカ」の鷲津役に綾野剛というのがどうもしっくりこなかったんですが、ここにきてなるほどと思いました。今度の「ハゲタカ」は原作の「ハゲタカ」「ハゲタカII」の他に真山さんのオリジナル原案による2018年の鷲津が描かれると公式発表されています。そのキャストに内野聖陽(49歳)や織田裕二(50歳)が考えられていたということは、今度の「ハゲタカ」は当初の予定ではドラマ後半部分の2018年の描写(おっさん鷲津の描写)の方に重点を置いていたという事ではないでしょうか? それならNHK版「ハゲタカ」では描かれていない部分ですから、そこの部分で全く新しい、テレビ朝日版鷲津政彦が描かれることになったのではないのか?(あくまでも推測)。

また、原作の真山さんは昨年12月のトークショーで「ハゲタカ5」の後の鷲津には「そろそろ正義の味方をやめてほしい。神でも何でもない。バルクセールをやってぼろもうけしていた(昔の)鷲津に戻ってほしい」と言っていました。今度の「ハゲタカ」の公式ページには「この夏、伝説の“企業買収者”が腐った組織のトップを叩きのめし、痛快に日本企業を甦らせる!誰もが待ち望んでいたダークヒーロー登場」とあります。今度の「ハゲタカ」は原作の前半部分で若き悪鷲津を、ドラマ後半には現代の悪鷲津が活躍するという算段だったのでは? まだ見ていないから適当なことを書いていますが。それが上記二人に比べればまだ若い綾野剛(36歳)になったということは、後半の現代の描写よりもまだ若い時分の鷲津の描写の方に重点が置かれているのか?(あくまでも推測)。それがなぜなのかは全く分かりませんが。

役者としての内野聖陽は特に好きでも嫌いでもないですが、「真田丸」の時の徳川家康は前半ではコミカルパートを担当し(←本人はそのつもりはないかもしれないけど)後半はいい感じの狸オヤジだったので、今度の「ハゲタカ」でもいい感じのおっさん悪鷲津を演じてくれたかもしれないと妄想すると、ちょっと残念(笑)。まあね、もちろんわしらが望んでいたおっさん鷲津は大森南朋だったんですが、それは言わない約束よね……(泣)。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ

さて今年も映画「ハゲタカ」公開記念日の6月6日がやってきました。去年までは「新しい「ハゲタカ」情報が何もない」「本家NHKでのドラマ再放送すらない」「名画座での上映もない」「大友D(大友啓史監督)の他の作品がカンヌで賞でも取ってくれれば一番最初の監督作品である「ハゲタカ」の上映もあるのに」などとぶーたれておりました。しかし今年は違う。

ドラマ「ハゲタカ」がテレビ朝日でリメイク

……。orz わしら、こんな新しい情報を待っていたんじゃないんだよう。NHKのあの「ハゲタカ」の、大森南朋が演じる鷲津政彦の、あの「ハゲタカ」を待っていたんだよう。もう今度の綾野剛「ハゲタカ」が「相棒」や「ドクターX」みたいに定番ドラマになったりしたら、NHK版「ハゲタカ」は完全に過去のものになっちゃうわね。それでも今度の新しい「ハゲタカ」が面白いドラマになっていたら、もちろん見ますよ。それに今度の「ハゲタカ」に興味を持った人は、きっと11年前のNHK版ドラマや9年前の映画版にも興味を持つはず。少しでもNHK版「ハゲタカ」が再び日の目をみることができれば嬉しい限りです。

また、映画だったら何十年ぶりかの続編というケースもめずらしくないわけですよ。「ウォール街」(1987年)の続編で「ウォール・ストリート」(2010年)とか、「ロッキー」(1976年~2006年)の次世代の物語の「クリード チャンプを継ぐ男」(2015年)とか。もっとも、上記作品の続編では元の主人公は落ちぶれているわけだが……(だめじゃん)。テレビでも「HERO」とか「デスノート」とか「花より男子」とかみたいなのもたまにあるし。希望はゼロではないよね(遠い目)。……いや、もうほとんどゼロなのはわかっているけど、今日ぐらい夢見ていたいの……。

そんなわけで今回は思い出の写真を折りたたみ先に貼っておきます。今までの記念日記事は下の方に。そして万が一、今度の新しい「ハゲタカ」からNHK版「ハゲタカ」に興味を持たれた皆様には、まずNHKオンデマンドをおススメします。ドラマ「ハゲタカ」は特選ライブラリーなのでちょっとお高いですが特選ライブラリーの全作品見放題で1か月972円です(第1話第2話第3話第4話第5話第6話)。

【ナイスな「ハゲタカ」動画】
【ハゲタカ】いけいけ!鷲津さん!(ニコニコ動画)
【ハゲタカ】せつない!鷲津さん!(ニコニコ動画)
【ハゲタカ】映画だよ!鷲津さん!(ニコニコ動画)
今日もどこかでNHK(ニコニコ動画)
久しぶりにニコ動の鷲津さんシリーズを見たけど、このシリーズはやっぱりいいですね。最初コメント邪魔とか思ったけど、読むとコメントも面白いし。「ネジになりたい」とか「買い叩かれたい」とか「瀕死の私もぜひ」とか「上司だったら部下を育てなさそう」とか(笑)。でもコメント多数の「抱いてーー」という気持ちにはやっぱり微塵もならんな。つか、鷲津は好きだけどお付き合いはしたくないし。

【弊ブログの映画公開記念記事】
映画「ハゲタカ」公開9周年記念
「すべての「ハゲタカ」に花束を」(この記事。2018年6月5日から6月9日までこのトップでした)

映画「ハゲタカ」公開8周年記念
2017年6月6日「恋は、遠い日の花火ではない。

映画「ハゲタカ」公開7周年記念
2016年6月6日「湖南省の青い空など想像してみたり

2015年6月6日「萌えは大切。大事な事だから2回言います。

映画「ハゲタカ」公開5周年記念
2014年6月6日「映画「ハゲタカ」公開から5年、「鷲津ファンドとの出会いが全てを変えました」

映画「ハゲタカ」公開4周年記念
2013年6月6日「No HAGETAKA, No Life.

ハゲタカ公開3周年記念
2012年6月6日「2009年6月6日から3年、病は重いままです(笑)

映画「ハゲタカ」公開2周年記念
2011年6月6日「映画「ハゲタカ」公開日の2009年6月6日から2年

映画「ハゲタカ」公開日の2009年6月6日から1年
2010年6月6日「映画「ハゲタカ」公開日の2009年6月6日から1年
   
テーマ:邦画
ジャンル:映画
東京タワー
超大げさなタイトルですが気にしない。

「ハゲタカ」、テレビ朝日で連続テレビドラマ化のニュースで大激震ですよ、ハゲタカ廃人界隈では(2018年5月17日「今度の「ハゲタカ」も腐った日本を買い叩くのか?」)。それで、「これはこの件について話さずにはいられない!」と、いつものハゲタカ遠足のメンバーを緊急招集、日曜日はのんびりダラダラしている私ですが5月20日、真昼間から東京タワー近くのカラオケルームに他の皆様と駆けつけて徹底討論してきました。今回参加のメンバーは、かつて弊ブログで「ハゲタカ」について熱くしつこく書き込んでいた時に負けず劣らず熱いコメントを下さった皆様、nanakoさん、むぎこがしさん、Mackyさん、夜になってから廃人某嬢、そして私の計5名。ほぼこのメンバーで2月に鷲津の誕生日を祝ったばかりだというのにな。

そしていまさらですが「ハゲタカ」についてのミニ復習。原作は真山仁の「ハゲタカ」シリーズ。
・2004年、小説「ハゲタカ」発行
・2006年、小説「バイアウト」(のちに「ハゲタカII」に改題)発行
・2007年、NHK「土曜ドラマ ハゲタカ」放映(小説「ハゲタカ」「バイアウト」を実写ドラマ化)
・2009年、小説「レットゾーン」発行
・2009年、映画「ハゲタカ」公開(原作では「レットゾーン」相当)
・2013年、小説「グリード」発行
・2015年、小説「スパイラル」発行(外伝、主人公は芝野健夫)
・2017年、小説「ハーディ」発行(外伝、主人公は松平貴子)
・2018年、小説「シンドローム」発行予定
・2018年、テレビ朝日「ハゲタカ」放映予定

おまけ、NHK版ドラマ「ハゲタカ」のミニ知識
・放映:2007/2/17~2007/3/24、NHK「土曜ドラマハゲタカ ROAD TO REBIRTH」全6話
・原作:真山仁、脚本:林宏司、制作:訓覇圭、演出:大友啓史(1)(6)、井上剛(2)(3)、堀切園健太郎(4)(5)
・出演:大森南朋(鷲津政彦)、柴田恭兵(芝野健夫)、栗山千明(三島由香)、志賀廣太郎(中延五郎)、嶋田久作(村田丈志)、松田龍平(西野治)、中尾彬(飯島亮介)、ティム・ウェラード(アラン・ウォード)、イアン・ムーア(アルバート・クラリス)、小市慢太郎(野中裕二)、大杉漣(塚本邦彦)、田中泯(加藤幸夫)、菅原文太(大木昇三郎)、光石研(遠山鎌一郎)、松重豊(大賀康男)、他

おまけその2、映画「ハゲタカ」のミニ知識
・公開:2009年6月6日、134分、東宝系で配給
・原作:真山仁、脚本:林宏司、企画・プロデューサー:訓覇圭、遠藤学、監督:大友啓史
・出演:大森南朋(鷲津政彦)、柴田恭兵(芝野健夫)、玉山鉄二(劉一華)、栗山千明(三島由香)、志賀廣太郎(中延五郎)、嶋田久作(村田丈志)、松田龍平(西野治)、中尾彬(飯島亮介)、遠藤憲一(古谷隆史)、 高良健吾(守山翔)、小市慢太郎(野中裕二)、他

当日の朝、今日は一日外出して夜は遅くなるからと子ども(19歳)に言ったところ
「(日曜日の夜なのに遅いって)珍しいね」
「今日は緊急会議だから」
「あ、ハゲタカか……」
と言われた私です。そしてこの話をこの日のメンバーに言ったら
「なんてお母さんのことをよく分かっているんだ」
「やっぱり気がついたらお母さんがずっとハゲタカ萌えだったからね」
「普通、いないよね、こんなにどっぷりハゲタカにはまっているお母さんって」
……と。いないか? 

さて会議室(カラオケルームだけど)に集合したらドラマ「ハゲタカ」のDVDをプレイヤーにセットしてBGMのつもりで流していたのに、ついつい見入ってしまう私たち。
「やっぱり鷲津、かっこええわー」
「NHKの「ハゲタカ」ってドラマ本編といい、音楽といい、こういうカメラアングルといい、他にないよね」
「キャストがまた素晴らしいよ。この時(2007年)はそれほど目立ってなくても今は大活躍している人達が沢山出ているし」
「大森南朋が大森南朋じゃなくて、本当に鷲津だもんね。どこにも大森南朋がない」
「まあ、普段の大森南朋が(略」
「みんな、若いねー」
などとやっぱりうっとりしてしまうわけです。

そして食事が出てきたのでまずはスパークリングワインで乾杯。
「乾杯。……って何に?」
「こんな形でとは思わなかったけど、「ハゲタカ」の再来に」
「そうね……」
「そして私たちの「ハゲタカ」に、乾杯」

あ、そうそう、乾杯の前にnanakoさんが言った一言が強烈でした。
「そんなに(原作通りの)冴えない小男(というキャラの鷲津)がいいならもう温水(洋一)さんでいいじゃないっ!」(笑)
真山さん(真山仁)原作の「ハゲタカ」の中で描かれている鷲津政彦は「小柄で貧相な男」。それが今度のテレビ朝日のドラマでは綾野剛である。

山田章博版鷲津政彦
これは小説の「ハゲタカ」の挿絵担当の山田章博画伯による鷲津。冴えない小男といっても山田画伯の絵だとやはり美しくなってしまうんですが。

綾野剛「ハゲタカ」
こちらは5月16日のサンケイスポーツとスポーツ報知の新ドラマ「ハゲタカ」の記事のところ。

なお綾野剛の鷲津政彦について色々ぶーたれているわしらですが、別に綾野剛をディスっているわけではありません。それはそれ、これはこれ(笑)。以下、与太話が続きますので折りたたみます。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
久しぶりの「ハゲタカ」ネタだというのになんという事でしょう。「ハゲタカ」がテレビ朝日で連続ドラマ化とのニュースです。

・「ハゲタカ」綾野剛主演で連ドラ!オリジナルエピソードも描く(シネマトゥデイ)
・綾野剛、「ハゲタカ」でテレ朝系連ドラ初主演(スポーツ報知)
・綾野剛でハゲタカ!企業買収劇9年ぶり実写化、テレ朝系「木9」で7月スタート(サンケイスポーツ
・綾野剛:テレ朝連ドラ初主演で企業買収のダークヒーローに 「ハゲタカ」を再ドラマ化(MANTANWEB)

鷲津政彦を綾野剛かああああ。……いや綾野剛キャストに他意はない。私的には朝ドラ「カーネーション」の周防さんやTBSドラマ「コウノドリ」の鴻鳥先生よりも、壮絶ダメ映画「ガッチャマン」のコンドルのジョー役の方が悪い意味で印象的だったけど、それは置いておいて。あと私的には新しい鷲津には星野源がおススメなんだけどそれも置いておく(2017年3月10日「中の人の話」)。上記の記事を読むと原作者の真山さん(真山仁)はやる気満々のようで、ドラマの後半部分は真山さんが書き下ろしたオリジナルで、2018年の鷲津を描くとのことです。

まあね、我らが大森南朋の鷲津はもうじじぃだしね(←ひどい)、NHKスタッフに任せていたらまた原作からは遠いものになってしまうし。真山さん的には映像化するなら今度は原作通りにしてほしいだろうし(推測)、もしかしたら悲願だったかも(憶測)。おまけにドラマ版の方が国際的にも高く評価されちゃって、ぐぬぬぬ、ってところだったかも(推測)。でも今は違いますよね。真山さんのトークイベントには何度か参加したけど、その時に来場者から「ハゲタカ」の次の映像化は?と聞かれると、映像化のお話はお待ちしていますよと答えていたのは冗談だけではなかったんでしょうね。そして本当に7月からテレビ朝日で実写化です。

わたしゃ昨日の朝、出勤準備前に風呂につかってのんびり本日のtwitterを読んでいたら、このニュースでいきなり脳天大打撃、溺れそうになりましたよ。ご存知の方もいるとは思いますが、ここ8年ほど6月6日は映画「ハゲタカ」公開記念日(2009年6月6日に映画公開)なので弊ブログを特別仕様にしています(2017年6月6日「恋は、遠い日の花火ではない。」)。もう5月も下旬だし今年はどんなふうに模様替えしようかなーとか、いつものハゲタカ廃人な皆様と集まって何しようかなー、前に作った「ハゲタカ」すごろくは作るの楽しかったなー(2015年6月30日「廃人たちの夜は更けて」)、今度は「ハゲタカ」かるたにしてみようかなーとか、薄らぼんやり考えていたところにこの大事件、昨日はすっかり取り乱してしまいました(笑)。

私はドラマは面白ければ(楽しいとか興味深いとかだけではなく、考えさせられるとか驚いたとか全然別の視点があって目から鱗だったとか、全部含めて「面白い」なら)OKなので、愛するNHK版「ハゲタカ」と全く違ってもそれは別にかまわない。また、私の場合は映画萌えでドラマ萌えではないので他の廃人の皆様よりはまだ耐性があるかも。でもさ。そうはいってもね……。本当にフラットな視線で新しい「ハゲタカ」を見られるか?(遠い目)

新ハゲタカ 鷲津政彦
つうかさ、今度の「ハゲタカ」は原作にかなり近いものになるんだろうと勝手に思っていたけど、そしてNHK版「ハゲタカ」をテレビ朝日版「ハゲタカ」で上書きするためには、本当に原作通りに作るか全く別の全く新しい「ハゲタカ」を作るしかないんじゃないかと思っているんですが。昨日一瞬だけ見た番宣のこの写真、どうですか? どう見てもNHK版を意識しすぎじゃ?(左・綾野剛の鷲津政彦、右・大森南朋の鷲津政彦)

ステラ2007年2月23日「ハゲタカ」特集号 綾野剛「ハゲタカ」
こちらは左がドラマ「ハゲタカ」特集号の2007年のNHKステラ、右がスポーツ報知の綾野剛「ハゲタカ」。

私は面白ければOKなので、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。でも私のNHK版「ハゲタカ」、NHK版鷲津(大森南朋)は、永久に不滅です!(笑)
長嶋茂雄 我が巨人軍は永久に不滅です
テーマ:ドラマ・映画
ジャンル:テレビ・ラジオ
映画「ハゲタカ」公開8周年記念
↑2017年6月6日〜6月11日までのブログトップ


非常に思わせぶりなタイトルですが別に私に色恋沙汰があるわけではなく、今でも映画館で映画「ハゲタカ」を見たいのに……とひっそりと思ってたら、ふと20年以上前のサントリーのTVCMのフレーズが思い浮かんだだけなのね。全く関係ないけど。

さて。月日が経つのは本当に早いもので、あの燃えるような暑い夏の日々から8年が経ちました。映画「ハゲタカ」が2009年6月6日に公開されてから、映画館で32回も「ハゲタカ」を見たり、超人見知りで超出不精な私がハゲタカ廃人な皆様とロケ地巡りをしたり、「ハゲタカ映画祭」に参加したり、映画「ハゲタカ」のDVD発売日までカウントダウンして見たり、ドラマ「ハゲタカ」で鷲津がテーブルの上に置く260円の正しい置き方の作法を研究したり、名古屋まで大友Dのお話を聞きに行ったり、茨城県湖南省まで劉一華を追っかけてみたり、冷やし「ハゲタカ」を作ったり、ハゲタカすごろくを作ったり、なんやかんやで8年が経ちました。いやー、この8年、本当に色々ありました(遠い目)。

しかし。2010年2月の日本アカデミー賞受賞記念上映から7年、劇場での映画「ハゲタカ」が全くないとは何事か!? どゆこと? わたしゃ相変わらず名画座の上映情報に目を光らせているというのに、上映情報ナッシングだよ。今年は銀座の会議室にスクリーンを張って、やや大きい鷲津を堪能したけど(2月28日「NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」放映10周年記念のあれやこれやなど」)、やっぱり劇場のでかいスクリーンで再びでかい鷲津を見たい!と相変わらず思っている私です。

でもきっと、世界のケイシ・オオトモが、アカデミー賞(←もちろんアメリカのね)を受賞したり、カンヌで何か賞をとったりしたら、池袋の文芸坐とかキネカ大森とか飯田橋ギンレイホールで特集上映があったり、あるいはケイシ・オオトモの出身地、盛岡で「大友啓史映画祭」が開かれたりして、そこで映画監督第1作として映画「ハゲタカ」が上映されるはず。それまで気長にお待ちしております。大友D、是非ともよろしくお願いします。

そんなこんなで映画「ハゲタカ」公開8周年に密かに乾杯。今年は超手抜きで2011年のブログトップを再利用しております。ちなみに今までの公開記念記事は以下の通り。また、今回は今まで書いた「ハゲタカ」関連の記事もいくつかピックアップしてみましたので、まあ、見てみてつかあさい。

◆映画公開記念
映画「ハゲタカ」公開7周年記念
2016年6月6日「湖南省の青い空など想像してみたり

2015年6月6日「萌えは大切。大事な事だから2回言います。

映画「ハゲタカ」公開5周年記念
2014年6月6日「映画「ハゲタカ」公開から5年、「鷲津ファンドとの出会いが全てを変えました」

映画「ハゲタカ」公開4周年記念
2013年6月6日「No HAGETAKA, No Life.

ハゲタカ公開3周年記念
2012年6月6日「2009年6月6日から3年、病は重いままです(笑)

映画「ハゲタカ」公開2周年記念
2011年6月6日「映画「ハゲタカ」公開日の2009年6月6日から2年

映画「ハゲタカ」公開日の2009年6月6日から1年
2010年6月6日「映画「ハゲタカ」公開日の2009年6月6日から1年

◆鑑賞記からチョイス。
2009年6月26日「映画「ハゲタカ」」(←一番最初の鑑賞記)
2009年7月8日「映画「ハゲタカ(字幕版)」5回目鑑賞
2009年7月15日「映画「ハゲタカ」6.5回目鑑賞(ハゲタカ映画祭)
2009年09月22日「映画「ハゲタカ」21回目鑑賞(深谷シネマは遠かった編)
2009年11月26日「映画「ハゲタカ」25回目鑑賞(聖地・池袋を目指せ)
2010年2月18日「映画「ハゲタカ」32回目鑑賞

◆おバカな追及編
2009年8月9日「映画「ハゲタカ」14回目鑑賞(鷲津政彦甘党疑惑)
2009年9月28日「映画「ハゲタカ」22回目鑑賞「劉の眼鏡編」
2010年8月8日「映画「ハゲタカ」特別編集版、カットされたのはここだ!
2011年3月6日「「260円」の正しい置き方
2011年3月22日「ホルンは「彼」のために鳴り響く
2011年7月22日「青い鷲津政彦は美しかったか?解読編その3(やっぱり全然解読してねーけど)

◆色々出歩きました。
2009年10月31日「思いがけずもデューデリ三昧
2009年11月15日「東京・丸の内「ハゲタカ」ロケ地ツアー
2010年2月22日「あの道のずっと遠くに……茨城県湖南省への道
2010年3月11日「ハゲタカ廃人的大人の遠足 中編
2010年7月29日「灼熱熱風地獄のハゲタカ廃人的大人の遠足 前編
2010年8月4日「灼熱熱風地獄のハゲタカ廃人的大人の遠足 後編
2011年5月28日「ハゲタカ廃人名古屋珍道中記(2011年2月19日)
2011年2月28日「NHK放送博物館で例のアレを見る
2011年6月16日「映画公開2周年記念、ハゲタカ廃人的大人の遠足【追記あり】
2012年10月20日「生大友Dを見に6 茅ヶ崎で質問攻めのランチ
2013年5月7日「生大友Dを見に7「大友啓史の役者論(4月27日)」

◆映画を見るために必死。
2009年8月27日「どこでもドアがあったなら。

◆DVD版にまつわるエトセトラ
2010年1月15日「もういくつ寝ると……。
2010年1月19日「映画「ハゲタカ」DVD その1 コメンタリ編

◆ハゲタカであそぼ
2010年8月20日「冷やし「ハゲタカ」、はじめました。
2011年3月12日「鷲津政彦であそぼ 1.神経衰弱編
2014年6月29日「5年目はひっそりと。
2015年6月30日「廃人たちの夜は更けて

◆脱線しています(笑)
2011年11月26日「ふりかけろ!
テーマ:日本映画
ジャンル:映画
さて。前の記事で「なお、もし今「ハゲタカ」を新たに作るとすると鷲津はいったい誰が演るのか?という話にもなったのだが、それはまた別記事で」と書いた件(2月28日「NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」放映10周年記念のあれやこれやなど」)。

鷲津政彦 芝野健夫 西野治 劉一華
今のところ、真山仁の原作「ハゲタカ」の映像化作品は、2007年放映のNHKのテレビドラマ「土曜ドラマ ハゲタカ」と、2009年公開の映画「ハゲタカ」のみだ。この両作品で主役の鷲津政彦を演じたのが大森南朋、そのライバルでありビジネス・パートナーの芝野健夫役に柴田恭兵、鷲津を追いかけ追い越そうとする若手がドラマでは松田龍平、映画では玉山鉄二だった。

ドラマ・映画の後日談なら当然、今までの鷲津の中の人の大森南朋にやっていただきたいところだけど、新たに作るとなると原作者の真山さんは今度こそは原作どおりのキャラで原作どおりのストーリーでやってほしいんじゃないかと思う。少なくとも真山さんのトークショーで何度かお話を聞いた限りでは。ジョークだと思うけど今度はフジテレビあたりでとも言っていたので(2013年11月4日「ハゲタカ第四弾『グリード』発売記念小説家・真山仁トークイベント」)、原作どおりに鷲津がスーパーマンみたいな活躍をしてちょっとしたカタルシスを得られるような映像化作品を望んでいるのかもしれないし、原作どおりの恋愛描写もガッツリ入れてほしいのかもしれない(推測)。

と言っても真山さんは別にNHKの「ハゲタカ」を否定しているわけでもディスっているわけでもなく、○○の誰それと言われるような、この作品はこの人と言ってもらえるような作品があるのは非常にありがたい事だし、やはりそれはNHKのおかげだとも言っている。でもさー、デビューしてまもない頃に作品を映像化された事はともかく、原作の骨格は変えてはいないとは言え、物語も設定も大きく変えられた映像化作品が国内だけでなく国際的にも高く評価されてしまった……というのは、原作者にとっては微妙すぎるなんてものじゃないだろうと思うですよ(しつこいようだけどあくまでも推測です)。

原作の鷲津は「これといって特徴がない、街ですれ違っても気づかないほど印象が薄い」「貧相に見えていたのに対峙してみると大きく感じる人物」という描写があり、なおかつぱっと見「貧相な小男」というビジュアル。しかも関西弁だったり(小説の中でも多分ほとんど使ってないと思うけど。でも母親にまーくんとか言われてる場面にはズッコケたよ(笑))。このお話は主人公が目立ちすぎてはいけないけど存在感はとても必要な、非常に難しいお話でもある。原作は物語が進むにつれて原作者の真山さんも「スーパーマンみたいな鷲津」とか言っているけど、すくなくとも最初のほうの「ハゲタカ」の鷲津はそうではなく、日本経済のどん底とその再生を描いた、その象徴的キャラクターである。

前に確か大友Dだったかが、(視聴者に)こいつ(鷲津)は一体何者なんだとという得体の知れない怖さを出したかったキャスティングだって言っていたけど、実力はあるもののほとんど無名だった大森南朋を鷲津にキャスティングしたのはやっぱりすごいと思う。私はNHK版鷲津(大森南朋)をこよなく愛する者ではあるけど、多分NHK版の続編よりは原作「ハゲタカ」を最初から映像化する話のほうが遥かに可能性は高いと思う。そこで、もし今「ハゲタカ」を新たに作るとすると鷲津はいったい誰が演るのか?な訳ですよ。

この話題は度々廃人な集まりの時に上るネタで、今までも西島秀俊や玉木宏、香川照之、長谷川博己などの名前が挙がり、今回もディーン・フジオカとか若い時の堤真一とか色々あがったのだが、私がふと思いついたのは星野源である。

星野源(「逃げるは恥だが役に立つ」)
去年の10月期TBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は本当に面白いドラマだった。脚本と演出が隅々まで神経が行き届いた作品だったけど、役者さんたちもメインからサブまで本当によかった。何よりもこのドラマの主人公の一人、津崎平匡というキャラクターに星野源という役者さんを得たことがその成功の一番の要因だったと思う(私的には星野源の平匡と石田ゆり子のゆりちゃんがこのドラマの肝だと思う)。

「逃げ恥」の製作エピソードについては星野源がオールナイトニッポンで語っているものが面白い。。

星野源『逃げるは恥だが役に立つ』第7話ラストの意味を語る
星野源『逃げるは恥だが役に立つ』を振り返る

そこで鷲津な訳だが。原作での経歴は元ジャズピアニストで現在は金融の世界に名を轟かす天才的ファンドマネージャー、初期の「ハゲタカ」では確か30代前後の「貧相な小男」とある。でも、多分物語をぶち壊さないためには目を引くビジュアル、例えばイケメンであるとか表情が特徴的であるとか露出が非常に多い役者さんであるとかではないほうがいいような気がする。後期(現在)はともかく、初期の原作「ハゲタカ」の物語の展開は鷲津の物語になっているんだけどその実、鷲津という人物そのものを描写しているわけではない。というか初期の「ハゲタカ」において鷲津政彦は日本経済のメタファにしか過ぎない。主人公でありながらその主人公の物語、鷲津の物語になってはいけない。これは相当難しい役なので、私としては、30代の実力派俳優でなおかつ印象的過ぎないビジュアル(つまりイケメンでも変顔でもない)というので、ふと、星野源が浮かんだのである。……あー、えっと、星野源ファンの皆さん、すみません。彼は非常に魅力的な人だとは思うけど美青年ではないと思うの。つか、ニャンコ先生に似てない?(←ひどい)

ちょっとこれは、見てみたいと思いませんか?(笑)

役者としての星野源は「昨日のカレー、明日のパン」(2014年、NHK)で主人公(仲里依紗)の病気で亡くなった夫役でほぼ幽霊みたいなキャラもよかった。主人公は夫の父(鹿賀丈史)と二人暮らしで、夫が亡くなってからそれなりの時間がたって気になる男性も現れて、でもまだ主人公の中には夫の面影が残っている、という非常に微妙なキャラ。主人公の回想場面や現実の妄想場面で登場する夢の中の人みたいなもんだから、生身の人間らしくはあってはいけないけど主人公の行動には微かに影を落とすキャラ。あるいは「コウノドリ」(2015年、TBS)のツンデレ医師もちょっと新鮮でした。

松田龍平(「あまちゃん」) 平岳大 鈴木亮平
今ふと更に思いついたのだが、松田龍平はどうだろう? 平岳大とか、もしかすると鈴木亮平でも悪くないかも? 松田龍平だと線が細すぎではあるけど掴みどころがない感じがでるしピアノも似合いそう。ただし原作後半のスーパーマン的鷲津からは程遠いかも。平岳大なら内に熱いものを秘めていながら表面的には冷徹な感じも出せそう。鈴木亮平だと何でもありというか、「俺物語」で20kg太って「天皇の料理番」でも10何kgだか痩せたりする人だから、原作や脚本を徹底的に読み込んで見る人が驚くようなデニーロアプローチをしてきそう(笑)。

誰が鷲津を演るにしろ民放で「ハゲタカ」が製作されるとなると問題はCMである。お願いだから絶望の淵に立たされた主人公の場面のすぐ後に同じ役者さんが「この洗濯洗剤ならこんなに真っ白に!」と言っていたり、主人公が反撃の機会を窺っている緊迫した場面のすぐ後に「今日は家族で焼肉パーティ!」とかやらないでほしい。というかCM流すならできればドラマの雰囲気に合わせるか、せめてドラマの出演者を使わないCMにしてほしいわ。その方が視聴者だってスポンサーに好意的になると思うんだけど。

一番の望みはNHK版鷲津による映画「ハゲタカ」の続編だけど、その可能性が限りなく低いのなら(泣)せめて新しい鷲津で新しい「ハゲタカ」もそれなりに楽しみにしてみたい。……ええ、こんなおバカな妄想で気を紛らわすくらい、ハゲタカ飢餓状態です……。


コメント欄より超どうでもいい追記(2017/3/12):
平岳大「下町ロケット」 平岳大「下町ロケット」 平岳大「医龍」
左から不憫ぶりが話題になったNHK大河ドラマ「真田丸」の武田勝頼役の平岳大、TBSドラマ「下町ロケット」のチョイ悪の平岳大、そして出演者・平幹二朗の青年時代役で出演したフジテレビ「医龍4」の平岳大。

おまけ:
長谷川博己「シン・ゴジラ」 長谷川博己「夏目漱石の妻」 長谷川博己「獄門島」
左から映画「シン・ゴジラ」のハセヒロ、NHK土曜ドラマ「夏目漱石の妻」ですごい顔芸だったハセヒロ、そしてNHKBSプレミアムドラマ「獄門島」で未だかつてない狂気の金田一耕助を演じたハセヒロ。
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映画「ハゲタカ」
先週の日曜日、2月19日は鷲津政彦の48歳の誕生日だった。

もはや鷲津って誰なのよ? というくらい新しい話を聞かないが、鷲津政彦は小説・TVドラマ・映画「ハゲタカ」の主人公で、四六時中不機嫌な顔をしているファンドマネージャーである(上記写真参照。幣ブログにコメントを下さるoha〜さん曰く「いつもぶんむくれている顔」)。2009年公開の映画「ハゲタカ」のラストで「見に行きますよ、焼け野原を、資本主義のね……」と言って日本から去って以来、戻ってきたという話を聞かない。しかし鷲津を待ちわびるハゲタカ廃人たちはひっそりと集っては、「戻ってこいよ〜」と毎年彼の誕生日を祝っていたのである。

しかし48歳かあ。まあ、私よりは遥かに年下なんだけど男性にとっては結構中途半端なトシなんじゃね?(←非常に失礼)同い年の有名人に誰がいるかしらね?とチェックしてみたら吉田栄作と福山雅治とぐっさん(山口智充)、武豊が鷲津と同じ年生まれで同じ学年ですよ。学年が一つ下になると画伯(田辺誠一)、KABA.ちゃん、ミッチー(及川光博)、槇原敬之、ライムスター宇多丸が鷲津と同じ1969年生まれ。鷲津と福山雅治が同い年か……(←比べるのが間違っている)。

ステラ2007年2月23日「ハゲタカ」特集号 ドラマ「ハゲタカ」車内吊り広告
また今年の2月はTVドラマ「ハゲタカ」が2007年2月17日にNHKで放映されてちょうど10年、鷲津の誕生日だけでなく10周年記念の祝いもかねて、私もご近所の廃人の皆様とひっそりとお祝いをいたしました。写真左は当時のNHKステラ「ハゲタカ」特集号のもの、右は電車内吊広告の模様(2011年1月に閉鎖したNHK「ハゲタカ」スタッフブログより)。ドラマはリアルタイムで見ていてすごい面白いドラマだと思ったけど、そん時はまさかその後の映画版を見てこんな事になるとは微塵も思っていなかったわけだが(笑)。

ドラマ「ハゲタカ」第6話
お祝いの夜の部はドラマ放映10周年記念という事で、ドラマ第6話のロケ地、銀座の水響亭に決定、その前にハゲタカで遊びたい私はあれもやってみたいこれもやってみたいと企画を練っておりました。午後はざっくりロケ地めぐりをして、3時くらいから会議室を借りてハゲカタ遊びを何かやる。お遊び案としてはハゲタカネタのカルタ大会もしくは神経衰弱大会、あるいはハゲタカネタのジグゾーパズルの組み立ての三つ。

カルタ大会は絵札と読み札を作るのは簡単だし楽しいが、実際にプレイするとなると読み札の読み手が必要になりその人が楽しめない事になる。なのでスマホのアプリでかるた用の読み上げソフトをダウンロードしてみた(アプリ名は「みんなでかるた」)。録音した一文をランダムに再生してくれるのでドラマや映画のそれぞれの場面の声を採取すれば、皆で面白く遊べる代物になったと思ったのだが、、、、これがすげー難しかった。自分の声で「腐ったこの国を買い叩く」とか「あなたが、私を変えたんだ」とか吹き込めばすぐに完成するけど、自分の声でハゲタカ台詞を聞かなきゃならないなんて罰ゲーム以外の何者でもない。だからDVDの音声からアプリに入力しようと思ったのだが、そんなうまく台詞だけを抽出するなんてど素人の私にはかなりハードルが高かったよ……。

そして神経衰弱。これは以前「鷲津政彦神経衰弱案」を書いたことがあるが(2011年3月12日「鷲津政彦であそぼ 1.神経衰弱編」)、神経衰弱用のハゲタカネタトランプを作るのはすごく面白そうなものの、実際にプレイするとなると記憶力衰弱甚だしい私に楽しめるかどうかが非常に疑問。

最後にハゲタカネタのジグゾーパズル。これは図案を考えて業者のウェブページでデータをアップロードして発注すれば2〜3営業日くらいですぐにできるものなので、図案さえ完成させればOKだし、1000ピースもあれば皆でおしゃべりしながらダラダラと少しずつ組み立てていけば3時間くらいは遊べそう。お値段も1000ピースものでもそんなにお高くないし。

常盤橋の今 ナンパストリートの今
通りゃんせ信号の今 常盤橋公園の今
そんな訳で当日は軽くロケ地めぐりをした後に会議室を借りてハゲタカ遊び(ほぼジグソーパズル案で決まり)、夜はお誕生会というスケジュールにしてみた。その後ロケ地めぐり用にあちこち下見に行ってみたら、今の時期はそりゃ工事が多いわけだが、2020年に合わせてなのかあちこち軒並み工事中だ。常盤橋公園(映画ロケ地)は相変わらずだし、ナンパストリート(丸の内通り、ドラマロケ地)も通りゃんせ信号前のビル(日本パーキングセンター、映画ロケ地)も工事中で見る影もなし。ただでさえ寒くてロケ地めぐりをするのはどうかなあと思っていたところに(おいっ!)、肝心の場所がドラマや映画場面を思い起こさせる場所になってないのはいかがなものか。しかも聞いたところによるとドラマ第4話ロケ地の日比谷公会堂も工事中とのこと。
(※ドラマロケ地情報は「全国ロケ地ガイド」さんを、映画ロケ地情報はmixi映画「ハゲタカ」コミュ情報を勝手に参照)

まあそんな迷い道な状況を今回の参加メンバー、通称「鷲津ファンド秘書室(仮)」の皆さんに投げてみたら、「ロケ地もお召しかえの最中と言うことですし、遠足(←ロケ地めぐりの事)はまた暖かくなってからにして久しぶりに「ハゲタカ上映会」で盛り上るというのはダメですか?」という魅力的な提案が(by 劉一華)。

銀座の良さげな貸し会議室
そうなのよ、外はまだ寒いしね。じゃあ午後は通しで上映会いっちゃう? ドラマ全6話分で6時間、映画2時間半でどれをどう見るのか迷うけど。ビデオ上映が可能で、ジグソーパズルができる広いテーブルがあって、夜の部の銀座・水響亭に近い貸し会議室を検索、なかなか良さげな場所があったので申し込む前にお願いして、実際に上映可能かどうか必要な機材を持ち込んで下見をしてみる。

会議室で持ち込んだ拙宅のMacBookProに会議室備品のプロジェクタをセットし、ロールスクリーンを下ろしDVDをセットして映し出してみると。こ、これは……、ナイス過ぎる。今までせいぜいカラオケボックスの48インチとか52インチモニタで見ていた鷲津が、でかいスクリーン(当社比)でぶんむくれている! これはいいですよ。でもせっかくのでかい鷲津を堪能するならやはり室内は暗くしたほうがいいので、そうなるとパズルなんかできないなあ。じゃあパズルはやめにして、上映会オンリーで行くか。

ドラマ「ハゲタカ」放映10周年記念&鷲津政彦お誕生会
という訳で2月25日の午後、銀座の貸し会議室に集合した鷲津ファンド秘書室のメンバー合計6名、スクリーンに映し出される大きなぶんむくれ鷲津の姿に感動、、、、、よりもみんな昼飯も食わずに駆けつけたので銘々買ってきたランチを頬張りつつ、おやつを広げてバリボリしつつ、いつものように画面に総ツッコミですよ。鷲津が決め台詞を言うともはや笑いが起こり、イライラすると物に当たる鷲津の癖に対して文句を言い、喫煙場面では「ここで吸っちゃだめでしょ」「灰が(2階から1階に)落ちてるよ!」と注意し、旅先での服装にケチをつける。皆、本当に鷲津を愛しているのに突っ込まずにはいられない(中には鷲津ではなく劉一華萌えもいたけど)。いつか本当に鷲津が戻ってきたら直接本人に嵐のごとくツッコミそうで怖い(←……えー、廃人の戯言なので許してください)。

ドラマ「ハゲタカ」資料
今回の上映会では23日の夜中にふと思いついて私の手持ちのドラマ「ハゲタカ」の資料をまとめたものを作成したのだが、写真を多用しているので帰りの電車の中などで読むときに気が引けたら何なので写真も文字も何も入れない表紙をつけてみた。そしたら今回の参加者のnanakoさんに「大丈夫ですよ、「ハゲタカ」を知っている人なんていませんから」と言われたのだった。ま、そうだよね(遠い目)。

夜は鷲津が飯島さん(中尾彬)に「我々はハゲタカだ。最後までハゲタカなりのやり方を通させていただきます」と宣言したバー「水響亭」でのディナー。いつものように駄話(←失礼)を繰り広げつつ、廃人たちの夜は更けていくのだった。

なお、もし今「ハゲタカ」を新たに作るとすると鷲津はいったい誰が演るのか?という話にもなったのだが、それはまた別記事で(→3月10日「中の人の話」)。
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映画「ハゲタカ」公開7周年記念
↑2016年6月6日〜6月12日までのブログトップ

映画「ハゲタカ」公開7周年記念
前の記事を書いたのは3月末だよ! もうブログも飽きたか放置しているんだろうと思われているかもしれんが、残念ながら飽きてもないし放置もしてない。ネタは山ほどあるし書きたい事も沢山あるから時間さえあればどんどん更新したいのよ。一日48時間ほしい。でも仕事が一日24時間だったりしたらやだな……。

そんなこんなで映画「ハゲタカ」公開から今日で7周年、ひっそりとひっそりと相変わらず追いかけております。7周年記念なのでもう少し芸のあるブログトップにしようかと思っていたのですが、何分にもこのところ色々あってヘロヘロのボロボロなため(先週の金曜日はもうぶっ倒れるかと思ったわ)、今回はこんな感じで。最初は上の写真を加工してもっと真っ青な空の下、真っ赤な車の後ろ姿の写真で何かやってみようと思ったんだけど、最近の中国ときたら黄砂だのPM2.5だので青い空感もなかったのね。そんな訳で今回は珍しく芝野先輩&鷲津コンビの写真にしてみました。出遅れたので今回は今週末までこのトップにしておきます(←6月12日終了)。

それにしても相変わらず映画「ハゲタカ」の再上映の噂もなければNHKでのドラマ「ハゲタカ」の再放送もまったくなし。お寂しい限りです。とかいって民放とかでいきなりまったくの新キャストで恋愛要素たっぷりな「ハゲタカ」をやられてもびっくりだが。

まあとにかく、映画「ハゲタカ」7周年に、密かに乾杯。
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