先週携帯電話をどこかに落としてしまったが翌日見つかったという話を書いたが……、その時に色々始めて知ったことがあった。

携帯電話がないことに気がついた翌朝、まず自宅最寄り駅のN交番に行って遺失物届けを出した。おまわりさんは丁寧で、親切、記入見本を出して「同じように書いてくださいね」と言って用紙を渡してくれる。記入見本は記入しなきゃならないところが赤字ではっきりわかりやすく書いてあり、携帯電話の記入見本もあったのでほぼその通りに記入する。その間おまわりさんはどこかに電話して「こういう携帯電話の落し物なんですが、そちらに届いていますか?」と確認している。「今のはどこにかけたんですか?」「O署です。この近辺の落し物は一旦O署に集められるので、聞いてみましたがまだないようですね」。素早い対応に感心。

それからJRのN駅の駅員さんに届け出る。ガリ版で刷ったか、コピーを500回くらい繰り返したみたいな感じで記入項目が並んでいるA6くらいのわら半紙みたいな用紙に必要事項を記入する。私が書いているのを見ながら、駅員さんは「メーカーはどこですか? ストラップとかついていますか?」と色々確認してくる。「ここで届出をしたら、他の駅ではもう届出を出さなくてもいいんですか?」と聞くと、「落し物は全部パソコンに入力して検索しますからここで届出を出せば、他では出さなくても大丈夫ですよ。でも他の駅でも届出を出したほうが、探す人がそれだけ多くなりますから、もしかすると見つかる可能性は高くなるかもしれないですね」とのこと。ふむふむ。よろしくお願いして電車に乗る。

昨日と同じルートを通って、S駅でも届出を出そうかと思ったが、朝のS駅はむちゃくちゃ込んでいるのでやめて、会社の最寄り駅のI 駅で届出を出して見る。I 駅の遺失物担当事務の人は、心底やる気がなさそうな感じだった。窓からは明るい朝の日差しが差し込んでいるのに、そこだけ淀んで黄昏ている。

「昨日の夜9時頃、携帯電話を駅構内か電車内で落としてしまったみたいなんですが」
「メーカーは? どこの製品? 折りたたみ? 色は?」
「auのH社製の折りたたみで、色はターコイズブルーです」
「それ、どんな色?」
「えっとー、……緑かかった深い水色、でしょうか」
「……こんなかにある?」とパソコン画面を見せてくれる。画面には20種類くらいの色見本が出ているが、もちろんターコイズブルーなんていうややこしい色はない。
「……強いて言えば、緑でしょうか……」(緑じゃあないんだけど)
「じゃあ、緑色の携帯で探して見るね。……ないみたいですね。電話番号は?」
「090-××××-××××です」
「……やっぱりないですね。じゃあ見つかったら連絡しますので、ここに連絡先を書いてください」
と、出されたB5横長のすごく昔っぽい台帳のフォーマットは、N駅の物とは全然違う。とりあえず記入して、お願いしますと言いながら出てきたが、あのやる気のなさ加減で本当に見つかるのか疑問に思う。

そしてI 駅そばの交番で遺失物届けを出す。おまわりさんはデビッド伊東を薄くしたような感じの、やはりあまりやる気がなさそうな感じの若者だ。私が届け出用紙に記入している間にも次から次と道を聞いてくる人がやってくる。書き終わって用紙を渡したら、とりあえず確認して「じゃあ、見つかったらぁご連絡しますねぇ」と期待感を削ぐような調子で言われる。なんだかもう本当に見つからないような気がしてきた。

そしてすっかり疲れて会社に着くと、N駅の駅員さんからS駅に携帯電話が届いているとの電話があったとの事。夕方早引けしてS駅に向かう。S駅の遺失物担当の人は人当たりがよさそうで手馴れている感じ。私の前に2人ほど落し物をした人が並んでいたが、A4くらいの何も書いてないわら半紙みたいな紙に忘れ物の特徴をささっと書いて、奥に引っ込んで確認し戻ってきて「まだ、ないみたいですね」と告げると、落とした人は「そうですか……。どうもすみません」と言って引き下がっていた。えええ? そこで引き下がっていちゃ、落し物は見つからないんじゃないの? とりあえず届け出とかしないの? でも私の前の二人は二人ともすぐに諦めて出て行ってしまった。駅員さんもN駅やI 駅みたいに「ここに書いて」と記入用紙を出すこともない。数が多いからすぐに諦めちゃう人を深追いしないのか?

私の番になり、携帯電話が届いていると連絡があった旨伝えると、奥に引っ込んで「これですね」と言って取り出してくれた。携帯電話にはプリントアウトされた伝票が付いていて、発見された日時や場所、電話の特徴、電話番号が記載されていた。多分このデータがJRの落し物ネットワークに載っているのね。受け取った携帯電話の電源は切ってあった。まあ、電源が入りっぱなしだとうるさいし、2、3日したら消耗してパワーオフになり、物によってはデータが消えてしまうものもあるから、拾われた携帯電話はまず電話番号だけ調べて電源オフにしておくのだろう。しかしこれだけ色々な携帯電話があると、その操作も色々覚えていなくちゃならないから担当の人も大変だな。私なんかいまだに自分の携帯電話の操作も覚えていないのに。

戻ってきた携帯電話を鞄に入れ、その日の夕方少しだけ反省した。
「次に携帯電話を買うときは、もっと他人に説明しやすい色にしておこう」(←違う)。
さて、今日は押し入れの中にずっとしまってあった照明器具3点を捨てようと、押し入れの奥を発掘してみる。なんで使いもしない照明器具がしまってあるかというと、これは現在の家に引っ越してきた時に元々ついていた物だったのだが、ちょっと古ぼけている感じだったので、照明器具は自分たちがそれまで使っていた物を使うことにし、元々の原住民の照明器具様は押し入れに隠居してもらうことにしたのだ。再度引っ越しする時には部屋を必ず現状復帰しなくてはならないので、捨てる訳にはいかない。しかし。現在の家に引っ越してきて既に10年以上たっているので、これはもう、捨てちゃってもいいんじゃないか、引っ越す時には今の照明器具を置いて行けばいいであろう、と決意。

で、押し入れの奥を発掘。あれれ??? 保管してあったはずの照明器具が影もかたちもない。そのかわり、すっかり忘れていたブツを発見。着物の着付け関連グッズがごっそり入った段ボール箱だ。わざわざ「確認日付:1998年8月」とか書いてある。……そういえば出産直前に、人生の中でこれ以上ないっ!というくらいの大掃除をして捨てられる物はとにかくどんどん捨てたんだった。照明器具は多分その時に既に捨ててしまっていたのであろう(もはやそんなこともすっかり忘れていたとわ)。でも着付け教室に通っていた時に使っていた物や購入した物はまだ捨てられなくて、とりあえず取っておいたんだな、きっと。

うーーーん。これはきっと多分もう使わない。しかも開けてみたらなんかとんでもない色とか匂いがしていそう……。想像するだけでも廃棄決定だが、とにかく一度は見て確認してみなくてはならない。燃えるゴミと燃えないゴミに分別しなくちゃならないし。……でも、なんか、見たくもない感じもするし。

と言う訳で今週は保留にしてしまった。多分、来週は捨てるはず。いや、ほんと。
2005022501s.jpg子どもと一緒に保育園の行き帰りに通りかかる古いお屋敷には、梅やらコブシやら色々な木が植えられていて季節ごとにそれぞれの花が楽しめる。なんだか見た目は金田一耕助が出てきそうな家だが、一応杉並区の住宅街の真ん中だ。最近ではもう少しでコブシか木蓮が咲きそうな感じだったが(私は花が咲いてみないと区別がつかない)、今朝東京にしては久しぶりに結構な量の雪が降ったので、梅やコブシ(あるいは木蓮)もすっかり雪をかぶっている。子どもたちは大喜びで雪合戦をしたらしく、保育園から戻ってきた着替えは泥だらけになっていた。東京なんかのささやかな雪で、雪合戦なんかするなよーーーー。
とうとう、この4月から小学生になる子供用の学習机の置き場所を作らなくてはならなくなった。漫画本や布地やパソコン、その他のガラクタで魔窟と化している私の(部屋の)領土は、すでに、子供に少しずつ奪われつつあり、それに合わせて私も随時本やガラクタの整理もしてきた。しかし、学習机設置は彼女の領土内では王城築城ということである。王城を築くとなると、領土と国境の根本的見直しを図らないことにはもはや無理である。とにかく狭いのだ。

というわけで、徹底的な掃除と整理整頓だ。いっぺんにはできないので少しずつ徹底的にやっていく予定(……だが、本当に大丈夫か??)。

で、昨日は袋物とフロッピーディスクを廃棄した。袋物というのはそのうち使うだろうと思って溜め込んでいたデパートの紙袋やら本屋や画材屋でもらったB5~A2サイズくらいの各種ポリ袋などである。これがまた結構な量があり、それなりに使うときは使うのだが、使わないときは使わない(当たり前)。絶対必要だとわかっていて時間があるときにはユザワヤで買うことにし、3分の2ほど捨てる(←まだまだ捨て方が甘い)。スーパーの袋もこまめに使っているのだが、とにかく溜まる一方なのでこれもまとめてどどんと捨てた。マイバッグを持参しスーパーではレジ袋をもらわないようにしてエコスタンプをためるのが一番いいのだろうが、そんな面倒くさいことはやってられないのだ。地球にやさしくない私。

フロッピーディスクには各種のデータが入っていたが……だいたい今うちにあるパソコンにはフロッピーディスクドライブが付いてないから使いようがない代物だったのだ。でも、昔作った同人誌のデータや漫画関係のデータが入っていたのでなかなか捨てられなかった。それをついに捨てた(←もっと早くに捨てろ!)。

あと、布のハギレの小さいのも捨てた。小物とか雑貨とか微妙に何かに使えそうなくらいの大きさなので、雑巾でも作ればよかったのかもしれないが、面倒くさいからこの際捨てる。「いつかそのうち使えそうだから」という言葉は禁句にする、、、予定だ(←まだ、きっぱりと断言できていない)。

今、少しだけ達成感があるが(雀の涙以下、ミジンコ以下のだ)、道のりは果てしなく遠い。「地球滅亡まであと何日、ヤマトよ、イスカンダルへ急げ」な気分。じゃあ、学習机はガミラス? 孫に学習机を買うために上京する予定のうちの母親はデスラー総統か??
先日のドラえもん仕様のiPodに続いてハローキティ仕様のiPod(miniでしかも6G)が出るとな。いや、ハローキティには何の興味もないが(というか、かなり嫌い)、実家の母がキティラーなので、日頃何かと気にかけてもらっているお礼に、もしiPodを使うようならプレゼントしてもいいのだが。しかし彼女はCDすら聞かず、いまだにレコード(あの黒い円盤ですよ)をプレイヤーできいているくらいだから、間違ってもiPodを使うようなことはないであろう。それはそれで残念なような……。

……でもよくよく考えたら、彼女のパソコンのOSはWindows98だった(iPod専用ソフトiTunesが使えるのはXPから)。だめじゃん。
携帯電話をなくしてしまった。昨日帰宅してから充電しようとバッグの中を探してみたがないので、いつものように自宅の固定電話から自分の携帯に電話をかけてみる。こういう時、携帯電話って本当に便利。大抵はバッグの中か、うっかり置いた玄関の下駄箱や台所からいつものメロディが聞こえてくる。こんな感じで自宅の鍵やテレビのリモコンも電話で呼び出せると便利でいいんだが。

それはさておき。昨日の夜はいつものメロディがどこからも聞こえてこない! そして電話のメッセージは「auお留守番サービスです。伝言メッセージがある場合は…」と言っている。あああああああーー、そういえば昨日の夜は9時近くまでずっと会議だったので、サイレントモードにしてズボンのポケットに入れておいたんだった。しかし今、ズボンのポケットの中にもジャケットのポケットの中にももちろんない。鞄の中身を全部ひっくり返して見てもどこにもない。

……どこかに落っことしちゃったのねぇ……。

最後に使ったのは。……会議が終わって会社を出て歩きながら自宅に電話をして、そしてそのまままたズボンのポケットに入れたんだった。I 駅から山手線に乗ったらすいていたので椅子に座っていっきに本を読む。S駅で中央線に乗り換えたら夜の9時を過ぎていたのに、むちゃくちゃ込んでいた。そして帰宅後、携帯電話・行方不明発覚。落としたとしたら山手線で座ったときか中央線の中でだろう。一心不乱に本を読んでいたのでポケットからこぼれ落ちたのに気がつかなかったのだ。

あーー、どうせなくなるなら携帯電話ではなくiPodだった方がまだましだ。

え!? 今の自分の心の中のつぶやきにちょっと驚く。iPodより、携帯電話のほうが大事? iPodは去年の7月、第4世代の20Gが出たときにすぐに買ったもので消費税込みで3万円以上したものだ。それに引き換え携帯電話の方は機種変更で2万円以上だったが、ポイントが溜まっていたので実際には6000円ぐらいで去年の7月に買ったもの。値段で言えばiPodの方が大事、といえるのだが、でもiPodの音楽データはパソコンの方にも入ってるので、もう一度買い換えれば同じ状態に戻すことができる。しかし携帯電話はそうはいかない。では失くしたのが定期券だったら? これも金額的にはかなり痛いが、それでも再発行すればすむだけだ。

私の場合、めったに電話はかかってこないし自分からもそんなにはかけない。携帯電話でのメイルも日本語入力が鬱陶しいので使わない。ウェブページも駅すぱあとの時刻表検索と着メロサイトをたまに見るぐらい。iPodがあるから携帯電話で音楽も聞かない。携帯電話でゲームもしない。携帯電話のデジカメは画素数が小さいから使わない。でも、携帯電話には友人知人、親戚家族、同僚、その他よく使う店の電話番号やメイルアドレス、そして3か月分ほどのスケジュールを入れていたのである。これらの情報を失ったのがやはり大打撃である。私の中での携帯電話の地位はそれほど高くないと思っていたのに、なんだか失ってみて初めてあなたの愛の大きさを知ってしまったの、という状況だ。とほほ。

そして昨年新しい携帯電話を買って3日目で紛失してしまった同僚S嬢の話を思い出す。電話番号とメイルアドレスを変えたくないからと再購入の手続きに行ったら、前回の機種変から3日目での再機種変扱いということで6万円かかったそうだ。それでも格段にお安い新規購入扱いで電話番号とメイルアドレスを変えて、友人・知人、親戚・家族、同僚その他の皆様方にいちいち番号とアドレスが代わったことを連絡することを思えばまだましだ、と言っていた。確かにな……。

今朝、自宅の最寄り駅の交番で届出をして、JRでも手続きをし、さらにI 駅の交番でも届出をして会社に着いたときは「もう、いいやっ、時間の無駄だからさっさと新しい携帯にしちゃおうっ」という気分になっていた。新しいのは、メガピクセル携帯にしちゃおうかな、それともauデザインプロジェクトのtalbyもいいかもとか考えながら、部署のドアを開けると。

「Kちゃん(←私のことだ)、JRから電話が来て、落とした携帯電話、S駅に届いてるってさ」
「……%*●◎◇☆&▼※¢$‡♪……、あ、ラッキー……」

失ったと思っていた愛が戻ってきた時、思いのほか複雑な心境になってしまった私だ。
救命病棟24時第7回目(2月22日)。今回は松嶋菜々子の悲嘆絶叫場面オンパレードかぁと思いながら見ていたら、ちゃんと「救命病棟」していてびっくりだ(こんなことで驚くのもどうかと思うが)。しかも主役はやっぱり江口洋介?と思わせるようなドラマ進行で、(別に主役はどっちでもいいんだが)救命病棟物を見たい私としては結構満足。キャラクタの動かし方に一部疑問がないでもないけど、ドラマ的には結構しまってきたという感じ(←えらそーー)。

でも、あの目つきが悪くてチョビヒゲ生えている先生(名前も役名も覚えていない……)は、なんか不自然な感じ。ドラマの流れ的には自分も被災者なんだって患者に言って励ますのは不自然じゃないんだけど、今回のこの人の演じ方はなんか中途半端な感じだった。今までのクールさが結局中途半端だったということなのか?? ただ単にいろんな迷いを抱えているということを表現しきれていなかったのか?? それとも表現しようとしてああなったのか? 江口洋介の後ろで松嶋菜々子とのやりとりを聞いていた時から、ちょっと浮いているような感じが漂っていたが、大泉洋が患者の蕎麦屋のおじさんに「ぼくんちね、焼けちゃってたんですよー」と言う台詞の後の、自分ちのマンションもぶっ壊れちゃって母親が途方にくれているという告白は、結構肝心なところなのに、今ひとつという感じだ。もしかすると一番難しい役どころだったのだろうか。その点、仲村トオルは脱線しているのかと思いきや、結構着々とキャラクタ像を築いていっているよな。

あと、今回は、高松英郎(石黒賢の父役)とか米倉斉加年(石黒賢の子供の頃からのかかりつけの医者?)とか懐かし目のサブキャラ役者の方々を久しぶりに見た。もしかすると2時間ドラマとか帯ドラには出ているのかもしれないけど、そっちはみてないので、高松英郎、地獄車!(「柔道一直線」……ふ、古すぎ)とか、米倉斉加年、大昔に見たNHKの大河ドラマ以来だよーとか、全然関係ない感想をいだきつつ見てしまいました。それから蕎麦屋の奥さん、どこかで見た人だけど誰だっけ~? と思って調べて見たら円城寺あやでした。他にも前々回まで出ていた深浦加奈子(平田満の病院の看護婦。って、私全然役名を覚えてないな)とか最初のほうに出ていた渡辺典子(仲村トオルの妻)とか、脇はクセのある俳優や懐キャラ多し。

ところで今週号の、あのananの巻末インタビューはなんとヨウ様(大泉洋)でしたよ。出世したなあ、ヨウちゃん……(と、まるでご近所のおばさんのよう)。
20050222123000.jpg2月は豆まきで酒が飲めるぞ~、酒が飲める、飲めるぞ、酒が飲めるぞ~、3月はひな祭りで酒が飲めるぞ~、酒が飲める、飲めるぞ、酒が飲めるぞ~

今日は木川屋さんから日本酒が届いた。年に何回かやっている清酒の頒布会の1回目の酒だ。720ml瓶が1ヶ月1回につき2~3本ずつ、3ヶ月1クールで1万5千円とお安くはないんだけど、どれもおいしいし頒布会だけでしか売ってない珍しいお酒などもあるので毎回申し込んでいる。先々月の人間ドックでは連チャンの忘年会のすぐ後だったせいか、なんと糖尿疑惑が指摘されてしまったが、それも先月の再検査では無事クリアしたので、心置きなく飲める。今回の人間ドックの反省は「忘年会シーズンに人間ドックのスケジュールを入れない」だ(←違う)。
20050222120148.jpg新宿駅構内の弁当屋が先週14日までは「バレンタインデー弁当」を出していたのに翌日には「合格祈願弁当」を出していたと先週書いたが、昨日見たらまた新しくなっていた。「合格祈願弁当」から「さわやか義経弁当」に。弁当屋、頑張ってるなー。便乗できる時に思い切り便乗しまくり。NHK大河ドラマの「義経」は今年いっぱいやっているから、弁当の売れ行きもよければこれは今年いっぱい販売しているかもしれないが。
20050221102947.jpg「花よりも花の如く第3巻」(成田美名子、花とゆめCOMICS、白泉社)は、能役者が主役でストーリーも能の話がメインの、多分かなり地味といっていい作品である。しかも主役の憲人(けんと)がこれまた地味で真面目なキャラで、他の作品にも出ていたハデハデな弟・西門(さいもん)と比べるとなおさらその地味さ加減が際立つ。でもこれがまたきっかりしっかり真面目に描かれているのだ。この作者は本当に生真面目だ。デビュー作からずっとフォローしているが一貫している。どんなにおちゃらけたキャラやストーリーであろうとも、根っこがものすっごく真面目。最初の頃はこなれていない物語やその堅さゆえに、絵だけで評価していたものだったが、こんだけそれが一貫していると、それはそれでやはりすごいと思う。また絵が、隅々まで丁寧に描かれとても美しい(といっても息苦しく感じるようなきっちりさ加減ではない)。雑誌連載中に追いかけるほど熱中できるわけではないが、本が出たらしっかり押さえておきたい作品だ。

で、コミックスの最終ページに月刊誌メロディの広告が載っていた。現在新章アメリカ編(憲人、ニューヨークの舞台に立つ)を連載中とのこと。なんだ、いきなり派手だな。その下にはよしながふみ「大奥」の広告! これは1回だけ立ち読みをしたことがあるが(←いい大人なんだからちゃんと買えよ)、なんと男女逆転のパラレルワールド物で、女性の将軍に対して男性だけの大奥があり、将軍の寵愛を競うという力技な作品である。もう少しメロディをこまめにチェックして見てもいいかな。

で、その隣には清水玲子「秘密」近日スタート予定と! 「秘密」は現在2巻まで発行されているが、たまにしか本誌に載らないのでコミックスもたまにしか出ない。これは……死者の脳に電気刺激をあたえることで死者が生前に見たものをそっくり再現し、その死の謎を解き明かすという物語だ。非常に面白かったので友人にオススメしたら「このスプラッタぶりはちょっと……」と言われてしまった。まあ、出てくる犯人が猟奇殺人犯ばかりなので、切り刻まれた臓器場面なんかがごっそり山盛り出てくる。でも清水玲子の端正な絵は悲惨なスプラッタさよりもなんだか生物の教科書の解剖図みたいな感じで、目を背けるようなものではない(と、私は思うんだが)。それよりもストーリーをしっかり味わってほしい。人間の生とは、記憶とは、心とはなんなのか。考えさせられる作品だ。結構クールな絵柄なのにキャラがまた実にナイスなリアクションだし。よし、「秘密」の連載が始まったらメロディ買っちゃうよ。

20050221102959.jpg最後に「エロイカより愛をこめて第31巻」(青池保子、プリンセスコミックス、秋田書店)。これは……実は28巻ぐらいから買っても全然読んでいないままついに先週31巻を買ってしまった。いかん。なんだか中学生の参考書状態で、いつでも読めるし後でまとめて読もうと思っているうちにずるずる31巻になってしまった。でも、今アマゾンの書評でチェックしたら、今回の31巻はは番外編や短編ばかりを集めた本らしい。あーー、せめてこれくらいはクリアしとかないと、つん読本がさらに増えてしまうーー。

ここ数年、日曜日の朝は7時30分に子どもに起こされる。戦隊ヒーロー番組が始まるのだ。ヨソのオタクでは、男の子がいるご家庭は「ウルトラマン」や戦隊物で休みの日の親の朝の眠りを妨げられ、女の子がいるご家庭は「怪傑ゾロリ」や「二人はプリキュア」で朝の眠りを妨げられる。うちは一応女の子なのだが、両方見ているのでとにかく有無を言わさず休みの日の朝は早い。「女の子なんだから戦隊ヒーロー物や仮面ライダーは見なくてもいいでしょ」とは口が裂けてもいいたくないが、しかし今週から始まった「魔法戦隊マジレンジャー」は、今までの戦隊物のなかでもひときわとほほ感が強く、見始めたばかりなのに頼むからチャンネル変えてくれーーーーと心の中で叫んでしまったよ。

子どもが初めて戦隊ヒーロー物の「ハリケンジャー」を見るようになった頃は、「へぇー」という感じで、そのうち何とはなしに子どもと一緒に見るようになった。その次の「アバレンジャー」も始まったばかりの頃は「なんちゅうネーミングじゃ」とは思ったものの、やはり子供と一緒に結構見てしまった。その次の「デカレンジャー」でも「おいおい」とは思ったもののわりと一緒に見てしまっていた。なんだかんだと言いつつもいつの間にか番組に慣れてしまっていた。

しかし、今度のマジレンジャーはどうなのか。戦隊ヒーロー物って朝からむやみやたらにテンションが高い上に、「俺はマジだぜーー!」とか「青の魔法使い! マジブルー!」と叫びながら変身する登場人物たち、「魔法パワーってすごい!」と演技力ゼロで感心する登場人物たち……。日曜日の朝から果てしなく脱力感に襲われる私だが、もしかするといつものようにあと1ヶ月もすれば慣れてしまうのだろうか。テレビ朝日のバカドラマには目がない私だが、さすがにこっちの世界には馴染めそうにないような気がするのだが。
目が飛び出るというのは大げさだが、くしゃみをするとコンタクトレンズがズレたり目から飛び出したりするのである。コンタクトレンズを使用して30年ほどになるが、2、3年前まではそんなことはなく、この1、2年で多くなってきたような気がする。一瞬の目の動きに合わせて動くコンタクトレンズの動きに、目が付いていけなくなっているのだろうか。そしてそれは老眼の始まりと一致しているような気がする……。

私は裸眼で視力0.01という驚異的な目の悪さで、眼鏡やコンタクトレンズをはずすとほとんど物が見えない。だから出産したばかりの3時間おきに授乳して眠ってオムツ替えて授乳して眠ってという時期などは、眠っている時もずっと眼鏡をしていたくらいだ。お風呂に入る時も子どもと一緒に入る時は眼鏡をして入る。そんな私は常に「そんだけ近眼がひどいと老眼が始まるのも遅いよ」といわれ続けすっかり油断していた。

目がいいと評判の同僚Kさんは私と同い年だ。2、3年ほど前何かの書類を彼女に渡した時に、彼女が確認のために書類を離して見ていたのを目撃した時「何? もう老眼なの~?」とせせら笑っていたのに、先日昼飯時に私の携帯電話が鳴り、バッグから取り出して差出人の名前を確認していたら、一緒に飯を食っていた連中からズバリ指摘されてしまった。

「ちょっとちょっと、今、携帯を(目元から)離して文字読んでたよ」
ガーン。

目がよくても悪くても老眼の始まりは一緒だった上に、私の場合コンタクトレンズズレまくりというおまけつきだ。いいことまったくなし。この調子でいくとそのうち咳をしてもズレ、しゃっくりをしても飛び出るようになるんじゃないのか? 最近はとにかくくしゃみが出そうな時は飛び出し防止のため、目をぎゅっとつぶる。なんだかちっちゃな子どものようだ。
東京ではあちこちで梅の花もちらほら見られるので、ちょっと季節感を出してトップ写真を変えてみた。素材はgrassさんの写真素材を少し加工。今までの写真は1月に帯広空港近辺で撮影したものなので、北海道では今でもそんなに変わってないと思うけど、東京では雪なんか全然降らないからな。

季節感といえば。昨日の夕方のJR高田馬場駅の混雑はすごかった。駅構内一杯満員電車のような人の波で、駅の外にまで人があふれ出ていた。もちろん早稲田大学の受験生達だ。ああああー、そういやあ2月はこれがあったんだっけなと思いつつ人波の切れ目を探して蠢くが、本当に満員電車のようにぎっしり人が詰まっていて前に進めない。いったんとにかく駅の外に出てぐるっと遠回りしない限り地下鉄東西線への乗換えなんかできそうにない。私は急ぐのだ、時間がないんだよう!

「すみませんすみませんすみません!」を連発しながら無理やり分け入って進む。おばさんパワー全開だ(←と、学生どもは私のことを見ていたであろう)。行く手にはびったりくっついて離れないカップルもいたが(キミたち、受験は本当に大丈夫だったのかね?)、無視して二人の仲を裂きつつ前に進む。受験生団子をやっと通り抜けた時はもうへとへとだった。今月は多分あと3,4回あるはずだ。日程を調べて高田馬場乗換えではなく、新宿乗換えで帰ろうかどうか検討中だ。
20050217102121.jpgJR新宿駅ホーム内の弁当屋のポスター。14日まではかわいいハート型の器に入った「バレンタイン弁当」を売っていたが、昨日見たら「合格祈願弁当」に変わっていた。「体調作りに最適な素材を使い、縁起をかついだ弁当を受験生のお母さんの気持ちになって作りました。」ですってよ、奥様。つーことは、バレンタイン弁当の時はよく見なかったのだが、「恋する女の子の気持ちになって作りました」とか書いてあったのだろうか。ちなみに隣の冬ソナ弁当のポスターには「ヨン様の気持ちになって作りました」とは書いていない。

救命病棟24時第6回目(2月15日)。ついに(やっと)石黒賢、ご退場。こういっちゃなんだけど、メインキャラの身内の震災死亡者という役割だけのためにいただけで、結局いなくてもよかったキャラのような気もする。これが舞台だと、多分この役をやる人が居なくてもメインキャラの芝居だけで十分表現できちゃっていたような、陰のうすーーーーい存在だったような(それを言っちゃあおしまいか)。

ドラマのほうは、多分そういうこともあるだろうなということも織り交ぜつつも(遊び気分のボランティア志望者とか)、ああ??ということもかなり目に付く。石黒賢の容態急変に、(ドラマ的にはアリの光景なのかもしれないけれど)なんで医師が勢ぞろいして見守っているのか? 見ていて「ちょっとちょっと、他にも患者さん達待っているでしょ、あなたたち」と心の中で言ってましたよ。しかも霊安室が一杯になっているってことは重症患者だって他にもっといるんじゃないのか? 

これでもかこれでもかみたいな泣かせの場面を用意されているのが、これまたどうにも……。石黒賢御臨終の場面では「あんた、もしかして前の病院抜け出さなきゃ助かってたんじゃないのーーーー?」とつい言いたくなってしまいました。江口洋介のキャラはどんどん薄くなっていくし、仲村トオルはいい人キャラになりそうだし、きっとあの茶髪の次男坊は最後に医者を目指すようになるんだろうし。

来週は葬式と松嶋の泣きの場面これまた山盛りのようで、「救命病棟」や震災ドラマを見たい私としては、モチベーション下がりまくりだ。

でも、仲村トオルが避難所の人たちに「あんたたち、3日分の備蓄はちゃんと用意してあったのか?」と叫んだ時は「あ、やべぇ、救急袋1年以上放置したままだよ」と少し反省してしまいました。
20050216102622.jpg安野モヨコの作品は今まで一度も読んだことがなかったが、帰りがけに立ち寄った書店で「監督不行届」(安野モヨコ、FEELコミックス、祥伝社)を何とはなしに買い、そのまま電車の中で一気に読んでしまった。

オタク四天王の一人であるカントクくん(庵野秀明)と結婚したロンパース(安野モヨコ)がいかにしてオタ嫁道を突き進み道を究めるのか、実に楽しく面白く読めた。特に実在の人物をモデルにしているとはいえ、カントクくんのキャラが秀逸。また、ロンパースも一応社会に適応しているオタクというキャラだが、これだけ濃いオタクと一緒に暮らしていけるというのは、やはり通常時血中オタク濃度が高いからだろう。

しかし巻末の庵野秀明インタビューやフィルモグラフィーはいらない。インタビューで作品を面白くするために協力したと言っているから、共同制作者みたいな立場から一言言いたいというのもあるだろうし、巻頭にこの作品がフィクションであると断っているのにもかかわらず、ロンパースのキャラを著者本人と誤解する人も多分居るだろうから、本当の彼女はもっと繊細でやさしいんですよ、と言いたい気持ちはわかる。でもそれは余計だ。解説やインタビューは作品理解の一助にはなるが、作品は作品だけで勝負すればいいんであって、現にこの作品は作品だけで十分に面白い。言い訳は不要だ。

それに、この庵野秀明のページがないほうが「監督不行届」ってタイトルがすごく生きると思うんだけど。

昨日、久しぶりにこのページのアクセスログを見てみてびっくりした。ここのページも私の本サイトもそんなにアクセスがないのでたまにしかみないのだが、Googleなどで検索をしてここにたどり着いた皆様の検索ワードで「森昌子 自殺」というのが先週末からこの月曜日に掛けて4、5件ずつあったのである。そのネタで書き込んだのは先々週で、先週末まではその検索ワードがアクセスログに入っていたことはなかった。多分週末のニュースダイジェスト番組や「お父さんのためのワイドショー講座」とか、あるいは週末に掛けて目立った週刊誌の見出しから検索を掛けてみた皆様方なのではないかと思うが、本当にお気の毒である。

自殺説関係のネタは何もない上に、結局更年期の話だったからなぁ。どこかで誰かがブログが増えるにつれ、情報検索を阻害されるようになると書いていたが、本当にそうなっているようで、すまんかったなぁと思う。でも、結構面白いのでブログはやめないけどな。

なお、他には「新しいPowerBook」とか「新十郎捕物帖・快刀乱麻」とか(時代劇マニアだね)、「ハゲ マニア」なんていう検索ワードもあった。私の他にもハゲマニアがいるのか? それともここをよく読んでくれている同僚H田がわざと検索してみているのか? ちょっと謎だ。
百年の誤読」(岡野宏文、豊崎由美著、ぴあ)をやっと読み終えた。前回、Amazonの書評では後半失速するらしいと書いたが、そんなことはなかった。ただ、前半部分に見られた聞いてスカッとするような罵倒が少なくなり、語りのトーンも少し違ってきたのは確かで、そこら辺が物足りなく感じることもあるかもしれない。でもこれはもしかすると、著者たちが後半部の各作品群をそれぞれリアルタイムで読んでいたことが関係しているのではないだろうか。何はともあれ面白く読めた。

次は「本棚探偵の冒険」(喜国雅彦、双葉社)にとりかかっているが、最近とにかく本を読むのがすっかり遅くなってしまってなかなか前に進まない。今週末には続編の「本棚探偵の回想」ともども図書館に返却しなきゃならないに、ちゃんと読み終えられるのか、怪しい(しかしこの本を図書館から借りて読むのは、もしかして邪道か……?)。時間が惜しくて通勤途中はもちろん、トイレで用を足している時にも読んでいたら、子供に「こんな所にご本、置かないでよ」としかられてしまった。だって時間がないんだよう。許してくれ。
20050214070837.jpg昨日は子供のリクエストで「二人はプリキュア」柄の敷布団カバーを作り、ついでにパジャマ袋も作った。子どもはすっかり気に入ったようで、自分の部屋(というか、本棚と箪笥で区切ったコーナー)に布団セットを敷いて昼寝のフリをしてみたり、出してあるパジャマを全部パジャマ袋に詰め込んでみたり、本棚や箪笥をきちんと整理整頓し(←一応本人はそのつもり)見出しを付けてみたり、お気に入りのパワーパフガールズグッズも専用のかごに分けて置くようにしたようだ。そして、先週プリキュア掛布団を作ってからというもの、今まで親子3人川の字になって寝ていたのに、自分の部屋で一人で寝るようになったのである。まあ、何せ一国一城の主だしな。

しかし彼女の欲望は果てしない。「もっと部屋を広くしたいの!」と箪笥と本棚の位置も少しずつずらし始めているのだ。現在、私のパソコンと本棚と各種のガラクタを置いてある部屋は、着々と子供に領土を侵食されつつある。
昨日やっと「ハウルの動く城」を見に行った。

んんんんんーーーー。なんなんだろう、あの作品は。表面上はきっと「悪魔と契約した魔法使いが、魔法で90歳の老婆に姿を変えられた少女と知り合って、やがて人間の心を取り戻すまで」という話なんだろうけど、なんだかさっぱり理解できない。だいたいハウルというキャラの行動がよくわからない。また、ソフィーもハウルの城で掃除婦をやるようになってから生き生きとしているというのはよくわかるけど、でもそれまでの生活でものすごーーーーーく悩んでいたとか、ものすごーーーーーーく(彼女もまた)無為に生きていたとかいうのがまだまだ十分に描けていない(と私は思う)から、なんだか彼女の行動にも納得できないし、またラブストーリーとしても納得できないところが多々あったように思う。他のキャラにしても同様。もしかして原作がこういう話なのか??

ビジュアルはさすがにすごい。原作がどうなのか知らないけれど、特にあのお城のガラクタさ加減は実にいい感じ。また、木村拓哉の声が予想外によかった。最初キャスティングを聞いた時は、「おいおい、キムタクかよー。で、なんで倍賞千恵子なの」と思ったけれど、あの映画の中では十分はまっていたと思う。

まあ、DVDが出たら、赤色偏向していなければ買うでしょう、多分。
20050213184106s.jpg昨日は押し入れからひな人形を出して組み立てた。何せ自宅が滅茶苦茶狭いので、ひな人形も小さいタイプでしかも組み立て式。玄関に飾って子ども(6歳)と「灯りをつけない、ぼんぼりに~、お花をあげない、桃の花~」と二人で歌っていた。屈折親子……。

そして今日は明日のバレンタインデーのためにチョコレートの買い出しに行った。子どもは父親にプレゼントするチョコは一目見て、「あ、これね」とゴディバのちょっと高めの物を指示。「え”、お父さん、そんなに食べないんじゃないかなー。こっちのもっと小さい方はどう?」とよりお手頃価格の物をアドバイスするも無視され、「これ!」と意見を曲げない。結局当初指定のチョコを買い、それから今度はじっくりと自分が食べるチョコを物色。しかし気に入った物がないらしく、吉祥寺中をあちこち歩き回ってしまった。最後に駅ビルで不本意ながらもどうにか自分用のチョコを買い(私に買うよう指示し)家路に着いた。私は何も買わないのにすっかり疲れてしまいました(チョコは食べない)。
20050212175833.jpg先日、縫い物仲間の同僚H田にちょっぴりだけ自慢しつつ、結局袖口と裾縫いを残していた親子ペアTシャツを無事完成させた。ペアといっても別に親子でお揃いで着たくて縫っているのではなく、縫い物をしていると子どもが必ず同じ物を欲しがるので仕方なく作っている。しかも出来上がるとたまにペア着用も強制される始末。とほほである。

20050212173452.jpgこの連休は久しぶりに縫い物三昧ができた。ペアTシャツと同じく去年裁断したまま放置してあった子ども用Tシャツと人形用の服をこれまたやっと完成させることができた。

20050212173511.jpgさらに、今は子ども用の布団カバーを縫っている最中だ。子ども用の布団カバー用布地はとりあえず去年3mほど買ってきてそのままにしてあったのだが、先週末に掛け布団カバーにしたら、今度は敷き布団カバーもリクエストされてしまい、仕方なく同じ布地を吉祥寺のユザワヤに買いに行った。すると、去年買った布地柄の「二人はプリキュア」(テレビ朝日、毎週日曜日8時~8時30分)は先週から「二人はプリキュア/マックスハート」にバージョンアップしたせいか、旧柄がまったくない。仕方なく新柄の方で買ってきたが、布地屋も切り替え、早いな。まあ、子どもは新柄でも旧柄でも気にしないようなので、いっそのこと枕も表は旧柄、裏は新柄でひっくり返してつかえるような物を作ろうかとも思っている。でも、できるかなー。

20050210154028.jpg久しぶりに「住宅都市整理公団」のページをのぞいたら、本日夜開催のイベントの案内が。

「団地ナイト」(もっぱら団地を話題としたスライド&トークショー)in 新宿ロフトプラスワン

おおまかな内容は

・素敵な団地紹介&鑑賞ポイント解説
・団地マニアじゃない人を団地に無理やり連れて行くとどうなるか
・いろんな作品に見る、団地のイメージをあれこれ賞賛・揶揄する

とのこと。しかもゲストはあのスキージャンプ・ペアの真島会長とWebやぎの目の林氏。これっぽちも団地マニアじゃないけど、ちょっと面白そう。さらにおみやげとして団地ペーパークラフトとかもいただけるそうですよ。でも気がつくのが遅かったよ……。

20050210113606.jpg実は読み終わってなくてまだ進行中の本「百年の誤読」(岡野宏文、豊崎由美著、ぴあ)。去年読んだ「「文学賞メッタ斬り!」」(大森望、豊崎由美著、PARCO出版)が面白かったので続けて図書館にリクエストし先日借りてきたばかり。中身は、1900年から2000年までの、20世紀の百年間に日本文学史上で話題となった本、またベストセラーの歴史を刻んだ本を、10年きざみで10冊ずつ、計100冊取り上げた書評対談集。「文学賞メッタ斬り!」の方は少しは文学的な知識や情報がないと楽しめないかもしれないが、この本は100年間の本100冊の紹介でもあるのであんまり知識がなくてもOK。とにかく面白おかしく読める。

昔「あらすじで読む名著」とか言う感じの本があって、子供時代からずっとSFやミステリー、ノンフィクション、エッセイばかり読んできて文学方面の基礎教養のない私はいっちょ読んで見るかと思いつつまだ読んでないのだが、この本1冊で十分なような気がする(もしかすると文学的知識と教養はかなり間違って身に付けてしまうかもしれないが)。

見出しを見るだけでもどんな本なんだと思うものばかり。
・駄目男ぶり爆裂、「田園の憂鬱」(佐藤春夫、1918)
・トンデモ本に近い?「友情」(武者小路実篤、1919)
・タワケモノ文学の先鋒「侍ニッポン」(郡司次郎正、1931)
・バカ者どもの饗宴「人生劇場」(尾崎士郎、1935)
・「夫婦善哉」は上方のだめんず(織田作之助、1940)

「智恵子抄」(高村光太郎、1941)なんか、
岡野「傲慢な上にイヤらしい。斉藤なずなが漫画「千年の夢」でこの二人のことを描いているんだけど、その中で、智恵子がたまに画業に打ち込んでいたら、光太郎が後ろからやって来て<智恵さん、御飯を作りましょうか>っていうシーンがあるんだよ。でも智恵子は「作りましょうか」って言われたら、やっぱり昔の女性だからさ「いえ、私が」って答えちゃうだろ。その調子で何かしてほしい時は「~しましょうか」って切り出す男だったって描き方に納得」
豊崎「「金」にそのイヤらしさが出ていますね。<智恵子よ、/夕方の台所が如何に淋しからうとも/石炭は焚こうね。>ってとこに。で、たった十四行の詩なのに最後に畳みかけるように<少しばかり正月が淋しからうとも、/智恵子よ、/石炭は焚かうね。>ですよ。これ、きっと、千恵さんが石炭焚くのを忘れたもんだから、指先が凍えて創作活動に支障をきたしたことがあるんですよ。だもんだから、執拗に<焚かうね><焚かうね>って。てめぇで焚けっ!」

……と、こんな感じ。Amazonの書評によれば、後半少し失速するらしいが前半こんだけ面白ければOK。この調子で世界文学も「誤読」してくれないだろうか。

Young Youで連載中の「ハチミツとクローバー」(羽海野チカ)がTVアニメ化されるというニュースは、いまだにYoung Youだけは毎月買って読んでいるので本誌で見て知っていたが、どうも着々と進行しているようで(←当たり前)。当然、漫画作品とアニメ作品は別物だろうし、漫画作品の方のあの雰囲気をアニメに期待しても無駄だとはわかっているんだけど……、できればそっとしておいて欲しかった……。

公式サイト:http://www.hachikuro.net/

関係ないけど「笑う大天使(ミカエル)」(川原泉、白泉社)の映画化には、特にコメントなし。
好きな食べ物を食べる時、好きな物を後に残しておいて一番最後に食べる人と、一番最初に食べる人とがいる。

友人A「最後に食べる。楽しみは最後に取っておきたいから」
友人B「最初に食べる。最初のほうが空腹だからおいしいものがよりおいしく食べられるから」
私の妹「最初に食べる。食べている途中で地震とか起こって好きなものが食べられなくなったら悔しいから」
と様々。私は「目の前にあるものから食べる」と言って「あんたって、そんなやつ」と言われたことがある。

さて今日のお昼、一緒に昼飯を食っていた同僚がその時食べていたベーコン入りペペロンチーノの厚切りベーコンを1枚だけ残して、一番最後にそれを食べていた。「それって、好きなものだから最後に食べたの? それとも残そうと思ってたけどやっぱり食べちゃったの?」と聞くと「昔は好きな物を最後に食べていたんですよ。でも最近あまり多くは食べられなくなってきたので、好きな物は最初の方に食べるようになったんです。でも、やっぱり楽しみも最後に残しておきたいので好きな物を少しだけ最後に食べるようになりました」。

年とると、こういう折衷タイプも出てくる。
昨日は7時から「鬼平犯科帳スペシャル」(フジテレビ、19時~21時)が見たかったのだが、私にはほとんどチャンネル権がないので、結局子供と一緒に「焼きたてジャパン」(TV東京、19時~19時30分)と「ミルモでポン」(TV東京、19時30分~20時)を見た。見てみるとこれはこれで結構面白い。そういえばチャンネル権って、多分他の家ではもうないのではないだろうか。うちはTVが1台しかなく、録画機器もなく、さらに家族が皆見たいテレビ番組を主張するので、たまにチャンネル権争奪戦が生じるのである。

さて、「救命病棟24時第5回目」(2月8日)。結局石黒賢は死ぬのか? 生きるのか? ヨウ様(大泉洋)は仲村トオルにお笑い担当部門をすっかり乗っ取られていないか? で、現時点で主人公は江口洋介なの? それとも松嶋菜々子なの?

ドラマ(病院)のほうは、地震から何日か経過したせいなのか落ち着きを取り戻しつつある感じで、緊迫感はない。サブキャラのそれぞれ個々のエピソードで話が進むが、これはこれでいいんじゃないかという気もしてきた。今までの話(part1~スペシャル版まで)を全く見ていないのでよくわからないのだけど、「救命病棟」といっても「ER」みたいなスピーディなドラマ運びと緊迫感は期待しちゃだめだってことなのか? あと、なんだかどんどん江口洋介の影が薄くなっていっているような気がするのは気のせいか? 石黒賢が死ぬかと思わせといて、実は江口洋介が最後にドドン、といくとか?? 主役が江口から松嶋に移行している途中だからなのか?? でも、まあ、来週もお楽しみ、ということで。
私は20年以上同じメイルアドレスを使っているせいか、スパムメイルが1日に100通前後来る。スパムが来始めたばかりの頃はどれも英文の物ばかりだったので読まずにゴミ箱に捨てた。私に本当に読んで欲しいなら日本語で書け、日本語で! と思っていたのである。

それから次にきたのは中国語のメイルだった。もちろん読まずに捨てた。次にきたのは「未承諾広告」とサブジェクトに入った日本語のメイルだった。当然読まずに捨てた。

最近くるようになったスパム、迷惑メイルは巧みである。サブジェクトに「メイルアドレス変更しました」とあるから見てみたりすると、やっぱり出会い系サイトの宣伝だ。あるいは「先日の件で」とか「11日なら時間有ります」なんてサブジェクトで見知らぬアドレスからだと、同僚が社外から仕事の用件で自宅用のメイルアドレスを使って送ってきたのかなと思って見てしまう。やられた、、、という感じだ。先日来たメイルはさらにうまく、サブジェクトは「あの~?」というもので以下のような内容だった。

「メールくれましたよね?最初は迷惑メールかと思ってたんだけどよく見たらそんな変なアドレスじゃないのでメール返してみたんですが、
以前どちらかのチャットか何かでお話したかたですか??」

ちょっと考えて、いえ違いますよ、間違いメイルですよと返事をしそうになったではないか。もちろん捨てたが、もしかするうっかり間違えて送ったメイルの返事も邪険に扱っているのかもしれない今日この頃だ。まあ、この20年間間違いメイルなんて2、3回しか送ったことないけど。
朝日新聞を読んでいたら「大きな湯船に入ると、ストレス解消やアルツハイマーの改善に効果がある」との記事が(記事の本題は、だから厚生労働省は銭湯を健康拠点に健康教室や実践指導するというもの)。日々ボケの進捗著しい私にとっては朗報である。

元々物忘れの激しい性格だったが、年を取ってさらに磨きがかかった感じで、同僚にはついに「それは危険水域でしょ」と言われる始末。このボケをなんとかせねば、せめて大人の頭脳ドリルなんかを買ってくいとめなきゃな、と思っていてもそれすらも忘れてしまう毎日だ。

どうも意識しないで繰り返す行動に一番ボケ症状が出るらしく、先日は歯磨きをした直後に「あれ、歯磨きしたっけ?」と思ったときは自分のボケっぷりが本当に怖くなってしまった。漫画のように頭に眼鏡を乗っけたまま「眼鏡どこだっけ」と探すのもザラ。友人に話すと「~したっけ?と思うだけまだまし」とか慰められるけど、あんまり慰めになっていません(号泣)。ちなみに同僚は「広いお風呂でストレス解消になるだけでなく、ジジババが集まっておしゃべりするのもいいのかもよ」と言っていた。うーん、そうかもな。同じくジジババが集まっておしゃべりをする場といえば病院もそうだけど、一応病気じゃないと行かないしね。
20050207063925.jpg休み明けの日の朝、同僚H田がやってくる。
「どうですか? 進みましたか?」
「いやー、それが行き詰まっちゃってさー。あれから全然進んでない」
「私はもう1枚行きましたよ」
「うぉーー、負けた。どんどん先を越されちゃってるよー」
ドラクエの話ではない。

私もH田も休みの日は(たまに)縫い物をしているのだが、進捗著しいH田に比べ、私の方は出張だの子どもの保育園でのイベントだの大掃除だの(1月になってから障子の張替え8枚もしちゃったよ)でまったくはかどらないのである。でもこの土曜日にはやっと裁断したまま放置してあった自分用と子供用のTシャツに手をつけて、H田にちょびっとだけ自慢できるくらいには進んだのだ。やっほー! やったぜ、自分! でも袖口と裾縫いがまだだけどな。続きはまた来週(……って、できたらいいな。せめて半袖の季節が始まる前に……泣)。