DSs.jpg日頃あまりのボケっぷりに非常に危機感を抱いている私だが(実際に同僚Nさんには「ちょっとそれ、危険水域だよ」と指摘されているのだ)、先々週札束を握り締めて(←大嘘)ゲームソフト屋に飛び込んだと書いていたゲームソフト脳を鍛える大人のDSトレーニング」をついに購入した。

先々週近所のゲームソフト屋に飛び込んでソフトがなかったときは何も言わずにすごすごと引き下がったのだが、翌日意を決して(←というほどのもんではない)聞いてみたら、現在どこの店でもかなり在庫切れになっているのだという。「そんなに売れているんですか?」と聞くと「メーカー側の出荷見積もりが少なすぎたんじゃないでしょうかね。今週末か月末には入荷すると思います」というのでそれから毎日チェックするようにして、やっと先週末購入、新しいソフトには私よりも子どものほうがやる気満々だった。

いやぁ、これはいいですよ、なかなか。まず脳年齢チェックで3種類の問題が出るのだが、このうち答えを声に出して言う問題は(うちのDSだけの問題なのかもしれないが)音声認識度合いが結構低くて、答えを言っても認識してくれないこともあったが、他の書き取り問題は付属のペンで流して書いた字でもどんどん認識していく。最後に脳年齢を診断されて、私の場合「47歳」と出た。まー、現在のボケっぷりもまだ悲観するレベルではないということだろうか。

その後、プレイヤーの生年月日なのどのデータを入れて能力トレーニングを開始するが、簡単な足し算や掛け算、あるいは単語暗記などの簡単な問題が次から次と出てくるのでタッチペンで書き込んでいくと、最後に「徒歩級」とか「新幹線級」とかの判定をしてくれる。データは1日に1回だけ保存すすので後からやり直しても新しいデータには書き換わらない。出されている問題をクリアしていくと、さらにプレイできる(?)問題も増えていくし、しかもトレーニングが終わると夏休みのラジオ体操みたいにカレンダーに(済)マークがついてそれなりの達成感もある。ところどころ川島教授の薀蓄が入ったり、あるいは気まぐれに「昨日の晩御飯はなんでしたか?」とか「ではコアラの絵を描いてみましょう」と言ってきたりするし、プレイする時間によっては「またお会いしましたね。夕日が目にしみますね」などとお愛想も言ってくるので結構楽しい。

1日1回10分程度やるだけで、すくなくともボケの進行度合いはスピードが鈍ってきているような気もする。まあ、何よりも前回書いたように、本と違って答え合わせをしなくてすむというのが何よりだ。そして2800円というのは、この内容では十分お手ごろだと思う。お勧めかも。ところで能力トレーニングの判定で「徒歩級」と出ると通り過ぎる人のシルエットが出るのだが、これをペンでタッチすると「タラッラッタラ、タ」とマリオのテーマの口笛が聞こえてくるのだ。これもまた楽しい。

追記:(200.6.6/21:28)
今日、帰宅してから今日の分のトレーニングをしたら例の気まぐれ問題で「うなぎの絵を描いてみましょう」というのが出て来たのに何も考えずに適当に描いたら、「皆の絵が出そろいましたね。比べてみましょう」と、家族全員のヘタレ絵がいっぺんに出て来て驚いた。「皆で絵を見てお話をしてみましょう」って、いいですから、そこまで気を使ってくださらなくても。「コミュニケーションが脳の働きを活発にさせます」って、あなた、あんなヘタレ絵を見たら、まず一同「……」ですよ(泣)。
タイガー&ドラゴン第8話(6月3日放映)。

今回のネタは「出来心」、最終回まで後わずかというこの時期にサゲが2種類あるというこの噺をネタに物語を描くという構成のうまさに感心した。片方のサゲ(「ほんの出来心で」)はどん兵衛(西田敏行)の持ちネタ、しかしもう片方のサゲ(「裏は花色木綿」)はかつてどん兵衛とコンビを組んでいた組長(笑福亭鶴瓶)が使っていたサゲで、だからどん兵衛は使わなくなったのだという。今回は色々なコンビの色々なつながりが描かれたが、中でもポイントになるのは、やはり「親」「子」つながりである虎児(長瀬智也)とどん兵衛、虎児と組長のコンビ、そして組長と銀次郎、どん兵衛と竜二(岡田准一)の親子コンビであろう。

銀次郎(塚本高史)が自分の生き方に悩んだ挙句にやらかした大失敗から敵対する神保組に捕まってしまい、彼を助け出すために日向(宅間孝行)と虎児は2人だけで乗り込むが、しかし彼がやるはずだった高座の時間も刻一刻と迫ってくる。時間になっても現れない虎児の穴を埋めるために、じゃんぷ(荒川良々)が噺をやったりどん兵衛が歌ったりと手を尽くし、もうそろそろ駄目だというところで組長が高座に上がって虎児の穴埋めに話し始めた。なんで組長がこの場にいたのかよくわからないが、ぎりぎりになって傷だらけになって駆けつけた虎児に、組長は「子分の穴を埋めるのは親分の務め」と言う。二人の「父」に見守られて噺を始める虎児。

虎児が選んだ「出来心」のサゲは「ほんの出来心で」ではなく「裏は花色木綿」だった。 どん兵衛に「今おまえがあるのは謙ちゃん(組長)のおかげ。高座にあがっているのは謙ちゃんの代わりにあがっているというくらいの気持ちでやれ」と言われたからというのもあるが、やはり彼の前にある二つの道の行く先を示しているようにも思える。虎児はやはり落語の道は選ばないのか、堅気に戻ることはないのか。残りはあとわずか、あたしゃ最終回(饅頭)が怖い。