花より男子 第2話(10月28日放映)。

司(松本潤)に拉致されて道明寺家のお屋敷の中に連れ込まれたつくし(井上真央)は、眠っている間に最高級エステで磨きをかけられ着せ替え人形のようにゴージャスな衣装を着させられていた。そして目覚めてびっくりしているつくしに、司が「(前回のラストで言い放った)宣戦布告を取り消せ」と命令し「人の心なんて金の力で簡単に動かせる」と言い放つ。しかしつくしは「世の中にはお金でどうにも出来ないものだってある。私は絶対に負けない!」と言って部屋を出る。

わ、わかりやすすぎる司の心理描写。今までは自分の周りには確かに金で動く人間ばかりだったし、金の力で欲しい物はなんでも手に入った(と思っている)。今回も本当はつくしの喜ぶ顔が見たかったのに、まるで小学生の男の子が好きな子をついいじめてしまうかのような反応をしてしまう司。ある意味可愛そうな子であり、まあ、ピュアという言い方もできるのかもしれないけど……でもー、こう言っちゃ何だけど、マツジュン、アイドルとしてはかなり致命的なレベルでふっくらしてないか? だからつい「何甘えてんだかクソガキが」とか思っちゃうんですが。

さて部屋を出てお屋敷内をさまようつくし、でかくて長いテーブルがいくつも並んだ食食堂を見て「ハリーポッターかよ!」、お屋敷の全景を見て「世界遺産かよ!」とさま~ず三村状態。翌日学校に行くとカフェテリアの窓ガラスに「中絶5回」「淫乱」と書かれているという相変わらずわかりやすいいじめが展開されている。ここの学校の人たちってのいじめって成金タイプだよな。わかりやすくて下品でおおっぴら。怒るつくしは黙っていつもの非常階段で「っつーか、私は処女だっつーーーーの!」と叫ぶ(おいおい)。しかし叫んでから花沢類(小栗旬)がいつもの場所にいたんじゃなかったか!?とぎょっとして見てみるといないのでほっとしていると、後ろから「ふーん、処女なんだ」と類の声が。今までの登場シーンを振り返ってみても、類が王子様に見えてしまうのは仕方なかろう。

その後つくしは、学校での振るまいを謝りに来た桜子(佐藤めぐみ)と仲良く話しているところを司に目撃され、翌日今度は桜子のロッカーに赤札が貼られて桜子へのいじめ攻撃が始まる。それに対して反撃したつくしが司の靴をソースか何かで汚してしまう。「靴を舐めろ」という司に(こ、古典的っつか、実に漫画みたいっつーか)、桜子のために屈服しようとするつくし。しかしここでまたもや王子様の類登場ですよ。小栗旬、役どころおいしすぎ。しかし類の心はここにあらず。学園の卒業生で世界的モデルとして活躍中の藤堂静(佐田真由美)に夢中なのだった。

静の帰国記念パーティに招待されたつくしは、ここでもいつもの3人娘にいじめられるが、またしても類(と静)に救われる。静のコーディネイトで美しいドレスを着て登場したつくしに類が「可愛いじゃん」と言うとつくしもにっこり、それに対して心穏やかではないおぼっちゃまくんの司が「誰に断ってこの女に声かけてんだよ。(つくしは)俺が赤札を貼った女だぞ」。しかし静に「素直じゃないわね。司だって可愛いって思ったでしょ」と指摘され「俺にそんな口を利くのは許さない」と言う司、「なら俺は、静にそんな口を利くお前を許さない」と返す類を司が殴ろうとして失敗し、倒れたはずみで司とつくしがキスですよ。ひゃっほう~! ほんとに漫画だよ!

漫画作品を実写化してとてつもなく陳腐なドラマになるのもあるけれど、これはそのまま楽しめる作品だ。いや、原作は見てないけどね。この実に漫画的なはじけっぷりが来週も楽しみです。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
野ブタ。をプロデュース 第3回目(10月29日放映)。先週の第2回目は保育園の同窓会に行っていて見られなかった(10月24日「だからピーナッツや天童よしみは違いますから!」)。つくづくやっぱり録画機器が欲しい! と思ったのだが、でも第3回目放送予定の昨日の夕方、「女王の教室」の時同様に1回目と2回目の再放送があった。ラッキー! ……にもかかわらず、今度は子どもの習い事のためにまたしても見られなかったのだ。もう見るなって事か?

第3回目は学校祭ネタ。実行委員のバンドー(水田芙美子)に勝手に幽霊屋敷の準備と運営を押し付けられる野ブタ(堀北真希)と彰(山下智久)。クラス行事なのに他の連中は手伝おうとせず、修二(亀梨和也)は八方美人が災いして色んな連中にあれこれ仕事を頼まれ断る事が出来ずに無茶苦茶忙しい。

山下智久、第1回目の時よりもずっとましなキャラですよ! これくらいならまだ許せるよ……って、もしやそう思わせるための第1回目の演技? 原作では野ブタが男の子で彰的なキャラクタは登場しないらしいが、ドリカム編成にして、主人公が異性をプロデュースすることで確かに同性をプロデュースするよりも色々な場面で立ち止まって考えるシーンが多くなり、しかもそれを解説したり反映させるキャラが存在する事で、うまくいけばドラマに幅が出てくるってことか?(でもうまくいかなきゃ収拾がつかなくなる?)

しかし修二がセバスチャン(木村祐一)と担任の横山(岡田義徳)のトリオで歌う歌が何故に「真夜中のギター」(吉岡治作詞・河村利夫作曲)? 

♪街のどこかに 寂しがりやが一人
 今にも泣きそうに ギターを弾いている
 愛をなくして 何かを求めて
 さまよう 似たもの同士なのね
 ここへおいでよ 夜は冷たく長い
 黙って夜明まで ギターを弾こうよ

ま、結局「一人じゃない」ってことなんだろうけど、 修二はもちろんセバスチャンや担任の横山だって自分の世代の歌じゃないんじゃないのか?

さて、せっかく野ブタと彰と修二の3人で作ったおばけ屋敷のセットは学祭の前日に何者かによって壊されてしまう。しかし野ブタはそれでもおばけ屋敷をやると言う。修二は学祭に来ていた他校の生徒をアルバイトに雇ってなんとかセットを直し、カップル限定としお化け屋敷のラストを野ブタが修正した事で大人気のイベントとなる。そしてアルバイトの他校の生徒達3人が実は……20年前の卒業生の生霊だった事が分かる。なんかこのオチがちょっと「すいか」っぽいような気もする。

野ブタが各エピソードごとに少しずつ何かを言えるようになり、自分から前向きに進んでいこうとする様子、たとえ引きつった笑顔であろうと一生懸命笑おうとし、たとえどもりながらでもみんなに「おはよう」と挨拶をするようになり、義理の父親にほんの少し自分の気持ちを伝える事ができるようになる。野ブタのその一つ一つのがんばりぶりが見ていて嬉しい。そして、野ブタがお化け屋敷の出口の鏡に書いた言葉。

 今、手をつないでいるその人に出会えたのは、
 キセキのような、かくりつです。
 光の中に出ても、その手をはなすことのないように。

こんな言葉を書けるのももしかして、野ブタは元々本当は光の中にいる人だからなんじゃないのかという気もする。そして野ブタの変わり様によって彰と修二も明らかに変わっていく……。実は修二と彰が野ブタをプロデュースするのが主眼ではなく、「野ブタ。プロジェクト」によって野ブタを含む他の人たちが変わっていくことが主眼なんだね。特に修二はバカにしていた野ブタと彰がおばけ屋敷をちゃんとやりとげた事で、反対に自分は結局何もやり遂げてはいない、表面だけうまくみんなに調子良く合わせているだけの自分に不安になってゆく。

1回目に見た時よりもずっと、この3人のキャラクタや心の動きや変化が楽しめましたよ。キャサリン(夏木マリ)やゴーヨク堂店主(忌野清志郎。でもちょっとわざとらしいけど)を始めとする脇のキャラも面白いし、小ネタも楽しいし(呪と書こうとして祝と書いちゃうとか、豊臣秀吉をHIDEKICHIと思い込んでいたとか)これは来週も楽しみだ。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
営業ものがたり」(西原理恵子、小学館、71p、880円)。「サイバラ「ものがたり」3部作・完結編! 2005年コミック界最大の話題となったサイバラ版『PLUTO』…「うつくしいのはら」を収録。手塚治虫文化賞同時受賞から始まった、巨匠・浦沢直樹氏へのサイバラひがみ攻撃は、必見である! 」(出版社紹介より)

うーむ。ビミョーだ。やっぱり実録ギャグpartと「うつくしいのはら」や「ぼくんち番外編」のような叙情系シリアスpartが一緒になっているというのがどうも……。まあ、「うつくしいのはら」は西原が「なんでPLUTO(リメイク化)の話を私じゃなくて浦沢の所に持っていったんだ」という挑発から、担当者がじゃあっていうんで手塚プロからOKを取り付けて描くことになった作品で、しかもそれまでの一連の流れをギャグpartで描いているので入っているべき作品なのだろうが、私はまあ、毛色が明らかに違う作品が一緒になっている本は(よほどの寡作な人でない限り)実はちょっと好きじゃない(他の人は多分そんなこと全然気にしないだろうが)。

さて、実録partを読むと、面白おかしく読めるものの、やはり自分の血肉を削って作品を作り出すギャグ作家ってつらいよなとか思ってしまう。特に西原理恵子の場合、ここ数ヶ月実録ネタを描いたばかりに色々あってついに体を壊して(鬱病だったけ?)休業していたことを思うと、読者としても結構複雑だ。でも営業っててっきり、西原が上京してきてから「売れっ子」になるまでに出版社に持込したり小さなカット仕事をやっつけたりという、成り上がり物語が描かれているのかと思っていたのに違ってましたよ。去年から今年にかけて発行された「女の子ものがたり」「上京ものがたり」の営業行脚でしたね。いや、これはこれで面白いけどさ。

「うつくしいのはら」は、全く無駄な戦いの虚しさとその戦いの中でも美しいものを美しいと感じるもの達の物語いう点以外では、「PLUTO」とは一見何にも関係なさげな物語だが、「PLUTO」に登場する心あるロボット達の「命」と「心」の重さと、時空を超えて生と死を共有する少女と兵士の一瞬の思いが重なる美しい物語だ。でもこれは……この作品のためには、これだけで絵本のような形式で読めるのが一番いいんじゃないのかなぁ。
テーマ:雑記
ジャンル:日記
花より男子 第1話(TBS、10月21日22時~放映)。女の子がキーパーソンとなる学園物でいじめとその逆襲、「野ブタ。をプロデュース」とやたらとかぶる設定で、そのうちどちらかを見なくなるだろうとは思いつつ、試しに見てみたのだが、思っていたよりは面白かった。これは本当に漫画みたいなドラマだ。漫画が原作なんだから当たり前かもしれないが、主人公つくし(井上真央)が叫ぶ「ありえねーーーっつーーーの!」という現実離れした状況が気楽に楽しめる。何よりこのつくしというキャラが結構痛快で、そしてこのつくしを演じている井上真央が実に魅力的だ。

松本潤は私はあの手の濃い顔は好きではないのだが、このドラマの中ではまあ、いいんじゃないだろうか(←えらそー)。そしてこのところ期待値の高い小栗旬はおいしいキャラでこの先がちょっと楽しみだ(「電車男」の時のアスキーアート職人の役の時の方がかっこ良かったが)。実は原作は読んでいないし読もうと思った事もないのだが、これはちょっと読んでみたくなりました。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
子どもと出かける時には小さなバッグを持たせるのだが、デパートででかたまごっちをやっている時や玩具売り場にいる時など、必ずそのバッグを私が持たされる事になるので、子ども用の肩掛けバッグを作ってみた。

型紙はrollさんのタタンバッグ(ポシェットより少し大きめのショルダーバッグ)。バッグ本体はそのままの大きさで、肩ひもだけ子どもに合わせて少し短くしてみた。玉縁付きのバッグははじめてだったが、はじめてにしてはまあまあだろうか。縫い目はガタガタだけど。まあ、子どもは気にしないはずだ。出来上がりを見てみると、玉縁の布地は濃い目の赤やオレンジにしてみてもよかったかも。中のポケットは2口つけてその横にパスケースのチェーンもひっかけられるようなストラップもつけてみた(見えないけど)。バッグ入れ口のストラップ止め用のボタンをつけなくてはならないのだが、かわいいのがちょっとみつからないのでまだつけていない。
布地は表地は去年キンカ堂で買ったバーゲン品のインテリアファブリック、裏地はCHECK & STRIPEのコード入りピンク。

さて、子ども用で練習したところで(おいっ!)、自分のを作るとするか。

追記:(2005.10.27)
今日、子どもとちょっと外出する用があり、少し子ども用の荷物があったので早速このバッグを持たせてみたのだが……。

ガーーーン。なんだか田舎の中学生のようですよ……。

多分子どもの体の大きさからするとちょっと大きめでしかも肩ひもの幅も結構あるので、田舎の中学生がよく掛けている白いキャンバス地のショルダーバッグっぽい印象になってしまうのだ。結構色々入るので子どもは気に入って使ってくれているが、白地ベースのプリント地ではなくせめて色無地の布地を使った方がまだよかったかなーとちょっと反省。

あと、子ども用の場合、動くたびにかぶせ布(バッグのフタ部分)のところがパカパカ動くので、かぶせ布とバッグ本体のところにマジックテープなどでちゃんと止められるようにしておいた方がよかったかも。デザイン的にはよくても子ども用と大人用ではやはり見た目も使い勝手も随分違って来ちゃうんだな。これまた反省。
テーマ:雑記
ジャンル:日記
昨日の夜、自宅最寄り駅のすぐそばで火事があった。駅周辺には高層マンションが建っているので炎は見えなかったが煙は随分と高くもうもうと立ち上り、自宅前の道を何台も何台も消防車が走っていった。出火元からそれほど延焼することもなく(といっても店舗兼住宅等4棟が焼けた模様、医療機関に搬送された負傷者は1名、そして出動した消防車は33台! すげぇ……って、あの狭い駅前の道路の一体どこにそんなに駐車することが出来たのか?)、そして死者がいなかったようなのが何よりだったが、駅前一帯はしばらく消火活動のため停電状態だったという。

消防車が次々と通り過ぎてからしばらくして今度はヘリコプターが上空を飛んでいたのだが、あんまりうるさいので一体何台飛んでるんだと思ってベランダに出て見てみたら1台きりしか飛んでいない。1台なのにすぐ近くだとこんなにうるさいものなのかとちょっと驚いた。

阪神大震災の時に上空を何台もの報道ヘリが飛んでいたせいで、助けを求める被災者の声が聞こえなかったという記事を何度か読んだことがあったが、いやぁ、1台でこんだけうるさければ3台も4台も飛んでいればそりゃ何にも聞こえないだろうっていううるささだ。

さて、昨日飛んでいたヘリは消防のヘリだったのか、結構長めに上空を旋回した後出火地点近くで滞空し、しばらくの間ライトで出火地点あたりを照らし出していたのだった。現場検証のため?? 初めて見た光景だった。
テーマ:日々のつれづれ
ジャンル:日記
8月末に神宮外苑の自転車教室にちょこっと行ってみたが(8月28日)、その後イベントや雨天続きでなかなか行けないでいるうちに、うちの母親から誕生祝の子供用自転車が届いてしまった。子どもは自宅の駐輪場に置いた自分の自転車に(鍵をかけたままなので動かないのだが)毎日乗ってみている。そこで、昨日は天気もよく子どものやる気も満々なので神宮外苑の自転車教室に再度チャレンジしてみた。

前回も書いたが、ここは最初はペダルなしの自転車に乗り、地面を足で蹴ってから足が地面につかずにまっすぐに自転車を漕げるようになると、ペダル付きの自転車に代えてくれる。子どもは前回40分ほどペダルなしの自転車を漕いだせいか、今回は最初から結構長く地面に足が付かずに乗れている。そしてコースを1周すると私のところにやってきて、ガイドのおじさんに聞こえるように「ね、上手でしょ!」とアピールしている。おじさんがニコニコしながらも「あともう少しだな」と言うと少しガッカリするので、その度に「数数えていたけど、10秒以上は足がつかないでいられた方がいいよ」とか「足はつかないでいられても、まっすぐに運転できてないじゃない。ふらつかずにまっすぐ運転できるようにならないとね」と一応アドバイスしてみる。子どもは「わかった!」と言いながら結構根気よくまたコースをまわり始める。

今回はなんと大人の人も何人か来ていて、ペダルなしの自転車で練習していた。おばちゃんが多かったが、何を思って一念発起したのだろうか。しかし子どもと違ってすぐにはうまくいかないようで、「ずっと練習しているのに」とおばちゃんがガイドのおじさんに泣き言を言うと「今まで何十年も乗ってなかったんだからさ、5歳や6歳の子みたいにはすぐには乗れないよ」と慰められている。また、別のオバちゃんはどうやら自分が自転車に乗れないのは乗っている自転車のせいだと苦情を言っていたらしく「それは自転車のせいじゃなくて、まず最初は足が地面に着くような自転車に乗って練習しているんだから」と説明されている。相手が大人だと教えるほうも結構大変かも。

午前中50分ほど練習した子どもはもうそろそろと思ったのか、おじさんに「もう、ペダルつけてもいいでしょ」と直接交渉をし「自信あるか? じゃあ、お昼休憩の後にペダルつきの自転車にしよう」と約束をとりつけていた。早々とお昼ごはんを食べ終わると、お昼休憩から早めに戻ってきていた別のおじさんに「さっきペダルつき(の自転車)にしてくれるって言ったよ」と言ってペダルつき自転車を持ってきてもらっていた。

まず自転車は必ず左から乗って必ず左から降りるよう注意を受け、そして自転車を止めたままペダルを漕ぎ、ブレーキをかけたら必ず地面に足を付ける練習をしてから、コースに出る。おおお、ふらついているけどちゃんと自転車漕いでいるよ。いやあ、自転車教室様様だな。自宅で練習するとなるとずっと付きっ切りで自転車を支えてやらなきゃならなかったところだ。おじさん、ありがとう!

さてさらにやる気満々、チャレンジスピリッツ200%な子どもは今度は乗り方教室の外の周回サイクリングコースに出たがったので、貸し自転車を借りて広いコースに出ることにした(乗り方教室も貸し自転車も無料、お休みの日のお手ごろなレジャーだな)。ここは平日は首都高の外苑出口に繋がる自動車道なので広々としている。まだ少しふらついている子どもの運転でも全然OK。しかし昨日は本当に天気と気温がいい感じだったので、貸し自転車もほとんど出払っていて、乗れそうな自転車がなかなかない。子どもは「もっと女の子っぽいやつの方がよかったのに!」と文句をいいながらごっつい青い自転車にさっさと乗って漕ぎ出していく。私の方は26型の自転車が全然ないので仕方なく24型の自転車の高さを変えてもたくさしているうちに、気が付くと子どもの姿を見失ってしまった。

「えーーー、ちょっとどこにいるの!?」とあわてて追っかけてみても姿がない。まあコース外に出ることはないだろうが、乗れるようになったばかりなんだからもしや転倒してたりして?と気を揉みながらも全速力で追跡、まだ姿がない。いい加減息切れしてきた頃に、既に1周してスタート地点で呑気に私を待つ子どもの姿を発見、「お母さん、遅いね~」と一言言われてもうガックリだよ。

この後、私もお尻が痛くなってきたので何度か「もうそろそろ帰ろうか」と声をかけるも、「まだ乗る」と主張し、結局10週近くコースを回ってからやっと「おうちに帰る」と言い出す。ただし「おうちに帰ってから自転車に乗るからね」と宣言されてしまったが(これは家に着く頃にはもう暗くなっているからダメと却下)。

さて、自転車教室のほうでは、まだ乗れずにすっかり疲れたらしいおばちゃんが「朝からずっと乗っているのに……」とぶつぶついいながらも「また来週来ます」と言って去っていったのだった。大人になってから何か新しいことを始めるって、やっぱり大変だよな。
テーマ:育児日記
ジャンル:日記
一昨日の土曜日は一日フル稼働で走り回っていた。まず午前中は保育園の運動会があり、子どもは卒園生として競技に参加し、午後は学童クラブの子ども縁日で、子どもはお店を出して売り子をしていた。その後子どもは習い事に行って、夜は保育園の時に同じクラスだったメンバーで同窓会があった。

この同窓会、ほとんど全員に近いメンバーがお母さんお父さん子連れ兄弟連れで参加した上に、保育園の先生達も参加したので、総勢50名くらいの大パーティになった。しかもその半分近くが子ども達なので、もう阿鼻叫喚の大騒ぎ。いやあ、居酒屋でよかったよ、これがレストランなんかだったらあっという間に追い出されていたな。

さて前回の同窓会(4月11日)の時にも来ていた茶髪のヤンママ(高校3年生の時に妊娠して卒業式の時はかなりおなかが大きかったという)と話していたら、ヤンママのお母様が私と同い年であるということが判明。「うわぁ、おかぁさんと呼んでもいいですかぁ~」と冗談で言われたけど、心の中ではかなりがちょーーーーんだよ~。

そしてこれまでにその風貌(長髪、ヒゲ、サングラス、そしてかなり年輩っぽい)から謎のオヤジとして「もしかしてミュージシャンなんじゃないの?」「いや、霊媒師って話も聞いたけど」などと私達に勝手に色々詮索されていたかずきくんパパ、この時の同窓会にはママしか参加していなかったのだが、ついに正体が判明した。警備員さんだった。私も他のママ達も普通の職業なのにびっくりして「えーー」と言ってしまった。そしてたっくんママが「あの束ねた長髪は何か言われたりしないの?」と聞くと、かずきくんママは「でも昔はもっと長くて腰まであったから」とこともなげに言う。腰までの長い髪!? 一体いつの時代のヒト? と思っていたらこれまたあっさりと「あのヒト、昔ヒッピーだったから」に一同「えーーーーーーっ!!」「ヒッピー!!」。

いつもこの手のママ達の集まりになると長老扱いされてしまう私もつい聞いてしまいましたよ、「パパ、一体何歳なの!?」「52歳よ」「じゃあ、ママは?」……私と同い年でした。そして茶髪のヤンママからまたしても「おかぁさんと呼んでもいいですかぁ~」発言が。「なんだ、長老ママが他にもいたじゃん」と言う私に、たっくんママは「でもかずきくんの上には年の離れたお姉ちゃんがいるからね」と釘を刺したのだった。

さて、その後の2次会では子ども連れでカラオケボックスへ。子供達は大部屋のパパ達に押し付けて、ママ達は別の部屋で小学校での話やら何やらで盛り上がる。もちろんカラオケボックスなので曲リストの分厚い本をめくり入力する曲も探しながら。そしてまたもやたっくんママが「くーちゃんママ(←私の事だ)も歌えるような曲にしないとね」と余計な気遣いをしてくれる。ちなみたっくんママは30代後半なので実のところそんなに大きく私とトシの差があるわけではない。

たっくんママ「ピーナッツの曲とかどう?」
私「いや、それは私よりも上の世代だから」
たっくんママ「うーん、じゃあ天童よしみとかは?」
私「それも違うから。そういう気遣いはまったく無用だから」
たっくんママ「うーん、じゃあ、何がいいかなあ」
私「だから、私のことは考えなくていいから。曲だけなら50年前の曲から、『恋のマイアヒ』もサンボマスターもORANGE RANGEもちゃんと把握しているから。歌えるかどうかはまた別の話だから」
たっくんママ「わかった、みんな全員で歌える歌はこれだっ!」(←聞いていない)

と彼女がリクエストした曲は倖田來未の「キューティーハニー」。もちろん、そこにいた子どもともども全員で合唱したのだった。最後に「これならどう?」とたっくんママがリクエストした山口百恵の曲が流れ出した時に2次会もお開きとなり、「次は忘年会だね~」と言いながらそれぞれ帰宅したのだった。そして私はたっくんママにリベンジすべく、今日はオリコンチャートをチェックしてみたりするのだった。
テーマ:育児日記
ジャンル:日記
会社で昼飯を食っていたらいつの間にやら、社内のキング・オブ・バカ、筆頭バカは誰かという話になった。

練馬のS嬢「K川さんとK浦さんと○さんでは誰が一番バカ?」
K川さんは部長だった人だが今は退社していない。K浦さんはあまりの馬鹿っぷりに関連会社のS社に飛ばされてしまった人、○さんは今、会社で結構重要なポジションにいる人だ。
私「やっぱ、ダントツはK浦さんだね。彼と話をしていると気が遠くなりそうになるよ。何に対しても理解力がまったくない。最初の頃は、もしかして私のほうがちゃんとした日本語をしゃべってないんじゃないのかと疑問に思ったくらい」
Nさん「そんなにバカなんだ……。話したことないんだよね」
私「K川さんはパッと見、バカに見えないけど、話してみると根本的に馬鹿なんだってわかるな。勘違い野郎だし」
Nさん「みんなにすごく嫌われているのに、会社辞める人がいると花束持って行ってプレゼントしてたよね。SちゃんもTもそりゃもう嫌がってたよ」
H杉「でも、そのK川さんの前で本人に馬鹿って言っちゃったんですよね?」
私「いや、直接目の前で言ったんじゃなくて、近くにいるのを知らなくて、K川さんって本当に馬鹿ですよね~って言ったら、パーティションの裏にいたの。丸聞こえだったのよ。○さんも馬鹿だけどやっぱりK浦さんには負けるかなぁ」
S嬢「○は本当に頭悪いよね。でもK浦さん、上智出身なんでしょ?」
私「うん。信じられないよねぇ、あんなに馬鹿なのに。そのネタを教えてくれたK池さんについ、K浦さんって裏口入学?って聞いちゃったよ」

S嬢「そういえばうちの部にいる4年目くらいのK脇がこれまたすごい馬鹿でさぁ、使い物にならなくて使い物にならなくて(上司の)Iさんなんかあれじゃあ新入社員以下だっていつも言っているよ。でもヤツは学習院なんだよね」
私、H杉、Nさん「へぇーーーー」
S嬢「どこの学習院? って感じだよ、もう」

Nさん「R子とK浦さんではどっちが馬鹿?」
R子は私と同い年のお局事務職だが、今はK浦さんと同じ関連会社にいる子だ。考えて仕事をするということが出来ないらしく、彼女がファイルした書類はすっごい滅茶苦茶になっているのだという。
私「やっぱりK浦さんかなぁ。R子は馬鹿っていうより、頭が悪いんだよねぇ」
S嬢「あああー、わかるわかる」

H杉「Tさんはどうなんですか? 日本語通じないですけど」
Tは事務職の女の子なのだが、……1聞いて10質問し100誤解するという子だ。
私「Tは……話全然通じないよねぇ(遠い目)」
Nさん「あーーー、Tか……(内線)電話かかってくると即座に切りたくなるよね」
私「(私の上司の)K井さんなんか、Tが名乗っただけで電話切っているよ」
S嬢「でもさ、一緒に仕事をしたことがあるからわかるんだけど、彼女は馬鹿というジャンルじゃないんだよね……」
私、Nさん「馬鹿というジャンルじゃない!」
H杉「ああ……。言えば(仕事は)一応ちゃんとやりますものね」
S嬢「あれはねぇ、病気の一種だと思うな。もうしょうがないんだよ」

Nさん「そんなにすごい馬鹿のK浦さんって、全然話したことないんだよね。私も体験してみたいわ。馬鹿って本人に言っちゃいそうだけど」
H杉「大丈夫ですよ、何言ってもこたえない種類の人ですから」
私「そうそう、ぬかに釘っていうかね。会議のときにあまりにも馬鹿だからかなり罵倒にちかい言葉を彼に投げつけたんだけど、全然平気なの。『ははは、Kさん(←私の事だ)はキツイなぁ~』だって」
S嬢「『私がキツイんじゃなくて、あなたがユルイんです』って、ちゃんと言った?」
私「いやぁ、もう脱力して何も言えなかったよ」
S嬢「なるほど、そういう(性格の)人じゃないと、(馬鹿でも)生きてゆけないんだね」

というわけで、社内のキング・オブ・バカはK浦さんに決定した。以上、実話に基づいたフィクションである、と一応言い逃れしておく。
テーマ:日記
ジャンル:日記
日本テレビのドラマ「野ブタ。をプロデュース」を見ていると、主人公の名前が呼ばれるたびに、ちょっとギクッとする。主人公の名前は桐谷修二(演じているのはKAT-TUNの亀梨和也)という。

当サイトのURLを見ていただくと分かると思うが、私が通常使っている名前が桐谷(kiritani)なのだ。戸籍上の苗字は別だが、自宅でも会社でもずっと使い続けている名前だ。しかも、このドラマの桐谷は「キリタニ」と読むのである。この名前を「キリタニ」と読む自体珍しい。私は学校でも会社でも同人誌即売会でも、初めての人に「桐谷」をそのまま素直に「キリタニ」と呼ばれたことがないのだ。

高校時代、学年が変わって新しい教科の先生がやってきて出欠を取ると、必ず「キリガヤ」さんか「キリヤ」さんと呼ばれた。その度に「キリタニです」と訂正しなければならなかった。何度も何度も新しい教科の先生がやってくるたびに「キリタニです」と訂正していると、そのうちクラスメイトも私の名前が呼ばれる頃合になると、くるぞくるぞという期待感?のようなものをいだいて出欠を待ってたりするようになる。私は私で面倒くさくなってしまって「キリヤ」とか「キリガヤ」といわれてもそのまま返事してしまうこともあるのだが、その度にご丁寧にも今度はクラスメイトが「キリタニさんですよ」と訂正してくれたりしたものだった。

そういえば「トウヤ」と呼ばれたことも何度かあったが、なんで、素直に「キリタニ」って読まないのかなー。人の名前の読みは本当に色々あるけれど、「桐谷」はかなり難易度は低いと思うのだが。

さて。というわけでふと思いついて全国の桐谷さんのウェブページを勝手にピックアップしてみた(紹介記事は除く)。もちろん、親戚でも知り合いでも何でもないお方たちだが。

キリタニネット(どうやらイラストレータの方の模様)
強羅温泉 桐谷箱根荘(女将の俳句の部屋なんてのがありますよ)
桐谷太郎のホームページ(東大の学生さんらしい)
桐谷工房(作家さんらしい)
KiriLog(桐谷晃司)(ネットベンチャーの社長さん!)
桐谷鉄工(読んでそのまま、鉄工所)
おいでませ桐谷家(普通の個人のウェブページだが2年前から放置っぽい)

ちなみに、「日本人の姓氏」ランキングによれば桐谷(きりたに)は第2326位(もちろん、1位は鈴木、2位は佐藤、3位は田中)だそうだ。
テーマ:雑記
ジャンル:日記
北海道でだけ、今日から「水曜どうでしょう2005年新作」の放送がスタートするそうだ(今夜11時15分より)。洋ちゃんのアイドル本の発売日が今日だったのは、これに合わせていたのね(10月9日)。

ところで東京で放映されるのは一体いつ??
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
イチローが人気ドラマ「古畑任三郎」の犯人役で俳優デビュー(サンケイスポーツ、10月18日)

来年1月の「古畑任三郎スペシャル」で、ゲストに(ってことは犯人役にってことか?)第1夜が石坂浩二と藤原竜也、第3夜が松嶋菜々子というのは聞いていたが、中日にイチローがくるとわ。ちなみに古畑は今度のやつでついに本当の最後だとか。

「古畑任三郎 vs SMAP」以来、2度目の本人設定(イチロー役をイチローがやる)ということは、なんかちょっと不吉な予感も。SMAPの時はドラマとしての出来はなんだ、こりゃ?という感じで「SMAPだからあまり好き勝手なことは出来なかったのか?」と思ったものだが。

あとせっかく古畑最後の事件となるなら、犯人役だけでなく被害者役もちょっと凝ったキャストにしてほしいなぁ。過去の古畑で一度逮捕されているけど「振り返れば奴がいる」の鹿賀丈史とか、「新選組」の子孫って設定で新選組に出ていてやっぱり殺されちゃった役の人とか、あるいは目撃者役で「やっぱり猫が好き」の恩田三姉妹を登場させるとか。そしてもちろん、今度こそ「赤い洗面器を頭の上に乗せた男」のオチを言ってもらうのだ。
テーマ:日記
ジャンル:日記
昨日一昨日と会社の健康診断の受付をやっていたのだが、その前に社員それぞれの受診票を色々振り分ける作業があった。男性と女性では健診時間が違うので、受診票も男女別に分けなくてはならないのだが……今年4月の個人情報保護法成立があったので、健診機関から届いた受診票は例年と違ってすべて1枚ずつA4サイズの窓付き封筒に入っている。封筒の窓から見えるのは名前だけである。

一応全社員の名前は頭の中に入っているのだが、それが男か女かとなるとそこまでは覚えていない。しかたなく名前だけをを頼りに区分けしていったのだが、これが思いのほか難航。

ユイって名前で男! チトセって名前でまた男! チヒロも男! ケイも男! ユウもこれまた男! カオルなんか3人いるのに3人とも男、ハルカも2人いるけど2人とも男! これはどっちだ? と思うたびにいちいち調べてみなくちゃならないので面倒くさいのだが、これに1文字だけのイレギュラーな名前(←失礼)が加わる。

「丘」と書いて「タカシ」、読めねーよ。「優」と書いて「オサム」だったり「マサル」だったり「ユウ」だったり。「光」は「ヒカリ」が女で「ヒカル」と「アキラ」が男……。

さらに韓国系・中国系の社員の名前なんか男・女以前に名前の読みとか名前と苗字の区切りがもうわからん(一応読み仮名もついてはいるが)。

おまけに。今年の春に苗字じゃなくて名前が変わった男性がいるのだ。前の名前はものすごっく強そうな明らかに男とわかる名前。新しい名前はかなり女性寄りな名前だ。例えば「カオル」なら男50%で女50%くらいだろうし、「シズカ」なら男10%で女90%でどちらかといえば女性寄りの名前だろって感じだが(←数字は適当だし、男でシズカって亀井静香しか聞いたことがないが)、「カオル」よりも「シズカ」に近い感じ。

もちろん親からもらった名前が嫌いで名前のほうを変えてしまう人はたまにいるのだが、名前から受ける性別の印象までガラッとかわる人は今までなかった。気になったので人事部のM君に聞いてみたが「一応戸籍上は男性ですよ」というので、「本当のところはどうなの?」と言うと「聞けるわけないじゃないですか!」と言っていたのだ。しかしその「彼」を目撃した練馬のS嬢によれば「かなり女の子っぽい子だった」とのことだ。

そこでこの男女別の振り分けをしている時に、前任者のH岡くんにも「この○くん、男の方でいいんだよね?」とつい聞いてしまいましたよ。H岡君も「一応男性ですね、今のところ」と言っていたが。

さて、昨日までの健診の受付でじっと実際の健診者の顔を見たのだが、……「ユイ」も「チトセ」も「チヒロ」もすっげーごっついよ! ネカマに騙された男性の気持ちがちょっとだけ理解できたような気がした一日だった。
テーマ:雑記
ジャンル:日記
野ブタ。をプロデュース 第1話(日本テレビ、10月15日21時~放映)。

ど、どうも微妙な感じ。いじめっ子を人気者に仕立て上げるという一種のサクセスストーリーには興味があるが、いじめられっ子が人気者になっていくプロセスをきちんと描こうとするとやはりいじめ場面をガンガン入るのが当たり前なのだろうが、私はTVでわざわざいじめ場面なんか見たくはないのだ。前クールの「女王の教室」を見なかったのもいじめを見たくなかったからだ。まあ、今回は結構大っぴらで分かりやすいいじめなのでまだ大丈夫だが、これからまだまだエスカレートするならもしかするとリタイアかも。

でも他のところはわりとよかったと思う。主人公?桐谷修二(亀梨和也)には全然期待してなかったけどまあまあだったし、こういう年頃の子どもが意味のないルール(学校に行く前にあの柳の木に無事タッチすれば一日なんとかなる、とか)を自分に課して遊ぶのもよく分かるし(私なんか大人になってもたまにやってる……)、野ブタ(堀北真希)をプロデュースするに至る経過も結構納得できる。また、いじめっ子バンドー(水田芙美子)をうまく出し抜いて、美男美女以外は立ち読み禁止の本屋ゴーヨク堂(店主:忌野清志郎)で野ブタを2時間以上無事立ち読み成功させるあたりなども楽しめたので、こんな感じでいってくれるといいのだが。

そして野ブタが修二たちにプロデュースされてもいいと思うあたり、バンドー達に追われてかくまってもらったゴーヨク堂で、自分で自分のための世界を作ることが出来るのだと知り、「つらいことや嫌なことがあっても頭の中ではいくら人殺しをやってもOK、実際に行動しなくても思っただけでそれで切り替えて、次にいける」という教頭キャサリン(夏木マリ)を見、そして引っこ抜かれてなくなったはずの(修二の)柳の木が別の場所に植えるために船に乗せられて移動しているのを見た時に、野ブタが「誰にも引っこ抜かれない、大きな木になれる」かもと思うあたりの描写などもよかった。

ただなー。脇のキャラのセバスチャン(木村祐一)やキャサリンはいい味出してたけど、主人公もどき?の草野彰(山下智久)のあの演技は本当にどうかと思う。多分野ブタをプロデュースすることで、本音を隠してうまく世渡りをする修二も、決められた未来に対して無力なあまり無気力風にタリラリラ~ンと生きている彰も変わって行くという流れで、こういうキャラを作ったのかもしれないが、これはいくらなんでも目の前にいたら殴ってやりたくなるようなキャラだ。もっともそれだけにシャキッと変わった時には劇的に見えるかもしれないが。

こういう面白いところとあんまり見たくないところがブレンドされていて、ビミョーな感じを生んでいるのかもしれない。それにしても今回、ラストで「しかしこの時の俺にはまるでわかってなかった。この先俺達は、途方も無く暗くて深い、人の悪意というものと戦わなければいけないということに」という修二の不吉なナレーションが入るのがこれまたやな感じ。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
昨日、久しぶりにちゃんと家計簿をつけていて、ふと思ったのだが。

今は小学校の給食費って口座引き落としなので(少なくともうちの子どもが通っている区立の小学校では)、子どもや親が直接現金を持って学校にいくという事がない。だから大昔のドラマや漫画みたいにろくでなしの父親が、母親が一生懸命内職やら何やらやって貯めた子どもの給食費をむしり取り、家を出て行く父親の足にすがって母親(や姉とか)が「あんた、それだけは持って行かないで、それは○○の給食費なんだよ!!」という台詞を言うようなシチュエーションが生じないよなーーと。いや、実にくだらない事だが。

あと、昔の公立学校の給食費っていくらぐらいだったのだろうか。今は1ヶ月3,900円なのだが(しつこいようだが、子どもが通っている学校では)、これじゃあ、むしりとってもパチンコなんか1時間もできないよなぁ。でもむしり取った金で、星一徹みたいなオヤジがジャンボ宝くじを10枚とか13枚とか買ってたりしたら(しかも「バラですか? 連番ですか?」と窓口嬢に聞かれて「連番で」とかいいながら)それはそれで何とも言えない光景のような気もするが。
追記:(2005.10.17)
今日昼飯時に昔の給食費ってどうだった? とみんなに聞いてみたところ、私より5歳年下の練馬のS嬢にも8歳年下のH杉にも「えーーー、私のときは給食費はもう振込みだったよ」と言われたのだった。がちょーん。
テーマ:育児日記
ジャンル:日記

「あの家は
夢をみるのです
幸福な夢です」

今の季節になると思い出す。金木犀の束を抱えた少女、幽霊屋敷のビクトリアンハウス、そして、時の狭間に少女のための時空を作り出してしまった男の物語を(「星の時計のLiddell」内田善美)。

ちょっと気取ってみました。まあ、この作品を読むまで私は金木犀とという花を知らなかったのだが。東京は思いのほか、桜の木と金木犀の木が多くて結構驚く。特に今の季節、ここにもあそこにも金木犀があったのか、というくらい、あちらからもこちらからも金木犀の香りが漂っている。という訳で私は春は桜を、そして秋は金木犀の花を探して散歩している。子どもには「えーーーーっ、またぁ?」と非難されつつ。

ところでトップ画像の金木犀は昨日までは去年近所で咲いていた金木犀、今日差し替えてみたのは今日写した同じ場所の金木犀。去年も今年も金木犀は雨の中で咲いていた。

これは近所の塀のところに咲いていた花。名前は知らない。東京に来たばかりの頃、北海道に比べて住宅街の中にあまりにも多くの花が咲いているのを見て、植物図鑑や花の本などを買って来て名前を調べたので、春の花は割と名前を知っているのだが、夏の暑さにへこたれて、秋にはもうどうでもよくなったのか、秋に咲く花の名前はほとんど知らない。

これも何の木かよくわからない(無知すぎ)。

推奨定位置:ごま豆腐の上。

こう、すっかり整ってよそ行き風の木は、観賞用としてはどうかと思う。

これは近所の出来たばかりのゴージャスマンションの入口に植えられていた金木犀。もしかして東京では新しい家とか建てると金木犀を植えるのがお約束なのか? それともよく生け垣などに使われる青木よりも花が咲く分、芸がある常緑樹だから?
テーマ:雑記
ジャンル:日記
少女漫画雑誌「ヤングユー」が今月号(11月号)で休刊になるらしい。いやーーーー、びっくり。「ヤングユー」を少女漫画誌と言っていいのかもよくわからないが、少女漫画は卒業したけど面白いちゃんとした大人の女性向けの漫画が読みたい人向けの雑誌なのだ。もちろんレディースコミックではない(漫画評論家の藤本由香里氏は「ヤングレディース誌」と言っていたような気もするが)。

私が気に入って買う雑誌はよく休刊になるのだが(筑摩書房「頓知」とかカジュアル法律雑誌「ワトソンJAPAN」、ゲーム雑誌「電撃王」、女性誌「UNO」、リニューアル前の「CREA」とか色々)、「ヤングユー」は今年の初め頃まで毎月必ず買っていたのに、なんだか忙しさにかまけて買わないでいたらなくなってしまうとわ! 読んでいる雑誌が休刊ではなく読まなくなった雑誌が休刊になるっつーのは久しぶりだ(←びっくりのしどころが間違っています)。

載っている作品もそんなにはずしてはいないんだけどなー。ハチクロだって人気だしアニメ化やドラマ化された作品も多いし。でも同じ集英社から出ている「コーラス」との違いがわかんなくなってきたようにも思うし(どちらかというと「ヤングユー」は働く女性寄りだったかも)、結構増刊号が出ていて本誌が薄まった感はしていたのだが、休刊とは驚いた。

今月は久しぶりに買って読もうかと思っていた矢先に休刊とわ。……はっ! もしかして私が買うから休刊に??(←違います)
テーマ:雑記
ジャンル:日記
このところの特番でチャンネルをどこに変えても出演している人、レイザーラモンHG。私は別に好きでも嫌いでもないのだが(受け答えやその場の空気の読み方から言って、多分すごく真面目な人なんじゃないかと思うが)、さすがに子どももTVに向かって言ってましたよ。

「もう、いい加減にしてよ!!」

7歳児にこんなこと言われるハードゲイ……。

ところで先生にハードゲイってなに? と質問する子供が多くてとある教育委員会が吉本に抗議をしたら、吉本興業では「HGはハードな芸風の略」と答えたとか。ナイス、吉本。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
同僚の練馬のS嬢は、社内で2番目に百貫デブのH岡くんと同じ大学の出身で1学年か2学年先輩だったそうだ。しかし「同じ大学だったなら顔ぐらい知っているんじゃないの? あんだけ太っていれば目立つだろうし」と言うと、「だって校内に相撲部があったから、あれくらいのデブはごろごろしていて、覚えてなんかいないわよ。それにデブは嫌いだから目に入らなかったし」とのことだ。

もともとのデブ嫌いに加えて、S嬢とH岡くんはかつて同じ部署で仕事をしていたこともあったせいもあり、「あんな愚図で無能なやつは嫌いだね」ときっぱりご発言。確かに今一緒の部署でH岡くんと仕事をしている私も彼の仕事っぷりは色々疑問だが、さすがにS嬢ほど無碍にはできない。

さてH岡くんは、大学での先輩でなおかつ職場でも厳しい先輩であったせいか、S嬢が近づいてきただけで滝のような汗をダーーーーーーッっと流す。それはそれは面白いぐらいに汗を吹き出すので傍で見ているとまるで漫画みたいだ。しかしH岡くんはS嬢に決して怯えているわけではなく、彼女に対してどちらかというと「お姉さま」のような心情を抱いているらしく、どんなにS嬢に冷たくあしらわれてもへこたれることがない。

それであるときに同じ部署の人が彼に、S嬢の冷たいあしらいぶりについて聞いてみたところ、こう言ったそうだ。

「Sさんもいつかきっと、必ず僕のことをわかってくれるはずですよ」

この話を聞いたわしらは椅子からずり落ちそうになっただよ。なんだか、盲目の愛? 人間の無理解力のパワーのすごさ? もちろんS嬢は

「H岡を理解することなんか未来永劫ない! しようとも思わない!」

と言っている。
テーマ:日記
ジャンル:日記
JR東日本の中央線快速の新型車両導入のニュースは新聞で目にしたが(10月5日朝日新聞)、別に鉄ちゃんじゃないので「ふぅん」程度の感想だったのだが。

しかし今度の車両はすごいらしい。JR東日本のウェブページのデータによれば、なんと、空気清浄機付! そして「優先席エリアの明確化」ということで、なんだかここは隔離地帯ですぜという感じのエリアカラー(いやぁ、これはかなり心理的に座りにくいよ)、腰掛幅の拡大(430mm→460mm)、床面高さを低くし(ホームとの段差を 80mmmから30mmって、子供連れにはこの数字は結構でかいですよ)、まだ乗った 事ないんだけど女性専用車両の荷棚・吊手位置を低くし、等々色々盛り沢山の模様(ちなみになんで女性専用車両に乗らないかと言うと、朝は時間が1分でも惜しいので乗換駅や降車駅の階段に一番近いドアの車両に乗るからだ)。

これで信号故障やら架線トラブルやら人身事故やらでしょっちゅう遅れたり止まったりするのなくなればもっといいんだが。
テーマ:日々のつれづれ
ジャンル:日記
先々週は子どもの7歳の誕生日だったが、父方のおばあちゃんからお祝いに地球儀をもらった。しかし子どもには用途が理解できなかったのかしばらく部屋の隅に置いてあった。せっかくいただいたのにこんな事じゃいかーーーんと、子どもが大好きな「リサとガスパール」や「マドレーヌ」の舞台のフランスはここだよ、と地球儀を指差して教えると興味を持ち出した様子。

私「(先月買った絵本の「リサニューヨークへいく」で)リサが行ったニューヨークはここ、マドレーヌが行ったハリウッドは……文字が見当たらないけど、ロサンゼルスのとこだよ」
子ども「へぇーー」
私「ほら、TVでやってたでしょ、地震があったインドとパキスタンのカシミール地方はここだよ」
子ども「あ、ほんとだ」
ちょうどTVでニュースをやっていたので色々地名が出てくる。
子ども「じゃあ、大阪は……(阪神優勝関係のニュース)、ここだ!」
場所が見つかるとちょっとうれしそう。TVでは北朝鮮ネタをやっている。
子ども「北朝鮮は?」
私「去年行った韓国の隣だよ、ここだ」
子ども「日本と近いね」
TVではバリ島で起こった爆破テロの事件のニュースにきりかわる。
子ども「バリ島は?」
私「インドネシアだから……」
子ども「ここだ! ちっちゃいねー」
おおおお、実に教育的な光景。もしかしたら私のアルツ(←もう危険水域とまで言われたボケっぷりは8月30日分参照)のトレーニングにもなるかしら。
子ども(TV画面を指差して)「アルカイダだって。どこ?」
私「……いや、アルカイダは地名じゃないから」

ま、もしかしたら10年後くらいには地名になってるかもしれんけどな。
テーマ:育児日記
ジャンル:日記
今日本屋さんでチラッと見かけた新刊案内のポスター、一瞬韓流スターか大昔のジャニーズ系タレントの自伝かと思いましたよ。そしたらなんと洋ちゃん特集の本だったとわ。んーーーーー、しかしどうでしょう、このポスターのこのポーズは……。もしかしたら大泉洋だから「買って、お願い……」と言っているポーズなのかもしれんが。

タイトルは「鈴井貴之編集長 大泉洋」(新潮社)で10月19日発売予定。新潮社のウェブページに載っていた目次は以下の通り。

・はじめに 鈴井貴之編集長より
・大泉洋さんへのlOの質問
・子猫ちゃんたちに捧ぐ/魅惑の大泉洋/グラビア撮り下ろし
・札幌一日観光/With鈴井貴之~鈴井&大泉、北海道を語る
・1週間「食」日記/料理撮影:大泉洋
・抜き打ち!持ち物検査/大泉さんの所持金はいくら?
・大泉洋を占いつくす/人相、手相、星占い、九星気学、カバラ占星術
・ご両親インタビュー!!
・僕たちの大泉洋/鈴井亜由美 クリエイティブオフィスキュー取締役、北村一輝 俳優、PUFFY 大貫亜美、吉村由美、根本要 スターダストレビュ一、高坂希太郎 マッドハウス、「茄子アンダルシアの夏」監督、藤村忠寿、嬉野雅道 HTB「水曜どうでしょう」ディレクター
・舞台裏秘話/「COMPOSER」ができるまで
・Yo's Favorite/大泉洋が愛する食べ物、お笑い、テレビドラマ、映画、コミック、音楽、そして……
・大泉洋作品リスト/DVD、CD、本、スープカレー
・生い立ちから将来まで、すべて語りつくすロングインタビュー/大泉洋という人生 そして、その後 さらに、これから
・大泉洋年譜/テレビ、ラジオ、舞台、等々、仕事と人生の記録
・編集後記/鈴井貴之編集長

……いやぁ、完璧にアイドル本だよね……。
テーマ:日記
ジャンル:日記
北海道の実家から母親が来ていて、昨日は子どもと一緒に夕飯を食ったりホテルに泊まったりして過ごしていたのだが、さっき電車の中で母親が私を見て言ったのだった。

「あんた、おなかがおおきいのかい?」
「!! めっそうもない! これは自腹ですからっ!」

確かに腹はでているのだが、まぎれもなく中年太り! 実は一個も入ってないですから! いくら私でもこのトシでは第2子ご懐妊は(妊娠自体は可能でも育児が)無理ですから。

でもうちの親がそう疑うくらい微妙な太り方をしているってことだな。なんだろ、大昔の飢饉の時の絵で描かれている餓鬼みたいな腹、っつーことかな。前回来た時にも

「そんなみっともない腹、裾が長めの服を着るかして隠した方がいいんじゃないのかい」

と言われたのだが。とほほ。なんとか善処します。
テーマ:今日のできごと
ジャンル:日記
オッケー シロ犬イチローをめぐる冒険」(いのうえさきこ、ぴあ、2005年、998円)。タイトルだけ見ればお犬様ラブラブな本かと思うかもしれないが、表紙には筆字でばかでかく「オッケー」と書いてあってその横に桶の絵が描いてあり、すっごく小さな字で「シロ犬云々」が書いてあるのだ。つまり表紙の絵が中身をそのまま表現しているように、全編オヤジギャグ・駄洒落炸裂で、それをそのまま漫画にしている本なのだ。

もう、脱力ものの駄洒落オンパレード。ゆるゆるなネタの花盛り。最近ゆるゆるでぬるま湯なモノが「癒し系」としてもてはやされているようだが、私は最初っから最後までゆるいのは駄目だ。あまりにもばかばかしくて肩からひゅぅ~~っと力が抜けてしまうようなゆるゆるが好きだ。と書くとこの作品をまったくほめてないような気もするのだが、いや、面白いんですよ、本当に。もうね、花見の場所取りをしている人のすぐ横に相撲取りがいたり(関取……)、シスターが大勢川流れしていて「尼の川」とかさ。グッズ例ではこんな感じ。↓
熱湯風呂野球スポーツタオルこっちは「熱湯風呂野球スポーツタオル」というタオルのイラスト。右で頭を洗っているのが洗髪ピッチャーだって……。まあ、全編こんな感じ。既刊の「もっと大まかに生まれた女」他も買っちゃおうかどうか検討中。
テーマ:日記
ジャンル:日記
電車男 もう一つの最終回スペシャル(10月6日放映)。先月終了した電車男(フジテレビ)のスペシャル版。最初「電車男・アナザーストーリー」というタイトルを聞いて、3月に放送された「救命病棟24時・アナザーストーリー」を思い出してちょっと嫌な予感がしていたのだが、いやあ、そんな心配はナッシングでしたよ。まあ、劇団ひとりが主役ってどうよ、とは思っていたが。

もちろんこの手のスペシャルにお約束の総集編はさすがにもうご馳走様なのだが、でもそれだけではなく、その時その裏側では何が起こっていたか、たとえば秋葉原大集合の時にはネット住民はどのようにして電車男への呼びかけを行なったかとか、ギター男(劇団ひとり)と同時進行していた阪神男(六角精児)の恋や電車男(伊藤淳史)とエルメス(伊藤美咲)のその後なども描かれていた。電車男とエルメスのその後編はもう勝手にやってろって感じだ。

まあ、内容から言っていっそのこと前回の最終回と今回のこれを合わせて2時間スペシャルにするとか、あるいは今回はもっと陣釜(白石美帆)さんや桜井(豊原功補)、周辺住民の描写を中心にして総集編シーンはなくてもよかったような気もする。でも今回これはこれでテンポもよく、十分に楽しめた。総集編部分を除けば、これはもしかして電車男のパロディ作品と言ってもいいのかもしれない。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
前回多分見ないと書いたが(10月3日)、昨日ついうっかり「赤い運命」の第2話を見てしまいました。ただし10分ほどだが。いやー、テレ朝のニュースステーションが巨人の監督ネタばかりやっているんで、もう寝ようと思い、その前にちょっとだけ船越さんのお姿を見てみようかしらとTBSを見てみたのだが……10分でもうごちそうさまでした。

いやぁ、なんというか……。旧作の「赤い運命」とは違うとか、まあ色々感想を読みましたが、これは比べるような種類のもんではないのではないだろうか。もとより旧作への思い入れもないし、アレはアレ、コレはコレと思って見たのだが、これは「赤い運命」のリメイクではなく、2時間ドラマ「赤い運命」のスペシャル拡大版なんじゃないのか? 新作ファンの皆さんには悪いけど、もう、全体に2時間ドラマテイストがぷんぷんしていたような気がするのだが。

まず、画面がすっごくクリアで鮮明でフィルム画面じゃない点で旧作と比べようなどとは微塵も思わなくなりましたよ。そして出てきた榎木孝明、この人ってもう少し演技が達者な人かと思っていたんだけど、すっげー硬くて一本調子な演技。で、そのあとにMr.2時間ドラマの船越さんですよ。まぁ、船乗り姿も結構イカスかも(←死語ではなく化石語)。でもこれは、検事のいいお父さんvs殺人犯の悪いお父さんじゃなくって、浅見光彦vs火災調査官・紅連次郎(もしくは京都府警の北村警部?)という気がしてきちゃって、素直に見られない……。

主役の綾瀬はるかには、特にコメントなし。一生懸命なのねーーーという感じはわかります(中途半端にいつも開いた口が気になるが)。それにひきかえ佐藤千亜妃は、あちこちで芝居が下手すぎとか大根とか書かれているのを見たけど、それ以前の問題じゃないのかなぁ。陰が薄すぎですよ。存在感がないというか、役者さんやタレントとしてのオーラが感じられないというか。新人だから仕方ないのかもしれないけど、深キョンだってデビューしたばかりの頃はそれはそれはすんごい大根で、台詞も棒読みだったけど(今もそんなに上手い訳ではないが)、まあ仕方がないかと思わせるものがあったのに、申し訳ないけどこの彼女にはそう思えない。

そして、ナレーション……。あのはっきりくっきり画面で石坂浩二の声がすると、えっと、私が今見ているのは「浅見光彦・隠岐伝説殺人事件 笑いながら死んでいく男たち!後鳥羽上皇の怨念が連続殺人を誘う 神秘の島で50年前の悲恋が解く謎」(もしくは「火災調査官・紅蓮次郎 完全密室無人出火のトリック!14年間燃え続けた炎の関係を見た!」)を見ているんだっけ? もしかして「渡る鬼は世間ばかり秋の拡大スペシャル」を見ているんだっけ?という気になるのだった。

今回10分しか見なかったのだが(←見ているうちには入りませんからっ!)船乗りの船越さん、偏屈じじぃの神山繁、挙動不審の渡辺いっけい、無駄に情熱的な玉木宏と結構満遍なく、ちょうどおいしいところを見れたような気がする。でももしかして「赤い運命」全編、おいしかったのかしら? もしかして私、一番おいしいところを見逃してる?
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
雑誌日経エンタテインメント第1回エンタ!検定をやってみた。

私は65点でした。全国順位(10月5日現在)4342位(13063人中)

[講評]
あなたは「エンタの玄人」
あなたは忙しい仕事や勉学のかたわら、世間の流行情報チェックを怠らない努力家に違いありません。ジャンル別にみると、「映画」が好きですね。「テレビ」「書籍」「芸能」は平均的に知っています。「音楽」にはあまり興味がないようです。仲間内で、あなたの好きなジャンルの話題になった場合、率先して盛り上げましょう。情報は発信する人に集まってくるものです。ちなみに、解答の傾向としては、特に「海外」ネタに詳しいですね。

いや、別に努力はしてませんが。

映画はあまり見ていないのだが、答え合わせしてみたらほとんど正解。またバストアップ写真「この胸は、誰のものか選びなさい。」でも合ってましたよ。無意識のうちにじっと見ちゃっていたのだろうか。ま、ボイン(←死語)はハゲと並んで結構好きかも。でも「世界3大映画祭が開かれる「ベルリン」「カンヌ」「ベネチア」の場所を正しく示している地図を選びなさい。」なんて絶対無理だって。地理と世界史は一番苦手だったしな。そして文化放送の筆頭株主がどこの団体かというのは当てずっぽうで答えたのだが、「えーーー、そうだったの?」とちょっとびっくり。

音楽は本当に知らない問題ばかりだった。ケツメイシのアルバムジャケット(どれもほとんど同じレイアウト)を発表順に並べてって、そんなの知らん。曲は割りと知っているほうだと思うのだが、その背景なんかには全く無知でしたよ。ま、必要ないしな。

なお、同僚のY男(45才)は鬼束ちひろを「おにたばちひろ」、元ちとせを「げんちとせ」と読み、「ZARDって一体何?」と聞いてまわりのみんなを驚かせた挙句、「ねぇ、それほんとに流行ってるの? みんな俺にウソついてない?」とまで言っていたのだった。
テーマ:音楽・映画・アニメ
ジャンル:日記
10月2日の朝日新聞のコミックス紹介欄に載っていたアレ………「暴れん坊本屋さん」(久世番子、新書館、126p、2005年、672円)。「切なくも心暖まる作品を描くマンガ家、久世番子。実は彼女にはもうひとつの顔があった! ある時は自分の本を勝手に大量に発注し、ある時はマナーの悪いお客に呪いの電波を送り、ある時は注文した本が届かないと暴れる。そう、彼女は「暴れん坊本屋さん」だったのだ!! マンガ家兼書店員の久世番子が本屋さんの本音や裏話を描いた赤裸々エッセイコミック登場!! 」(出版社作品紹介より)。

先々週だか先週だか近所の書店で見かけて手に取ったものの、主人公のキャラ(なんかオバQ風)がちょっと好きになれない感じかもと思って一旦棚に戻してしまったのだが……。先日の新聞を見てやはり買ってしまいましたよ。ちなみに新聞には、書店員が客から「新聞に載っていたアレないか?」と詳細不明の本を問い合わせられて困っていると「書店員なんだからなんとかできるはずだろ」といわれるエピソードの一部を紹介して、最後にこの本を書店で探すときはくれぐれも「新聞に載っていたアレ」と言わないように、と載っていたのだ。

また紹介記事には、プロの漫画家でありながら本屋さんでアルバイトしているのもビミョーだが、と書いてあったが、三浦しをん(作家)だって割と最近まで本屋でバイトしていたしね。たとえ重労働で薄給でも本屋さんの仕事は本好きには一度はやってみたい仕事だ。私はやったことないけど(そういえば妹が大昔にやっていたな)。

なかなか濃いエピソード満載で、本屋さんで仕事をした事がある人だけでなく、本好きな人も結構楽しめる一冊だ。
テーマ:漫画・コミック・アニメ
ジャンル:日記
忘備録:10月発売のコミック新刊

5日 お伽もよう綾にしき 1[ひかわきょうこ]花とゆめコミックス
15日 女たちの都[松苗あけみ]あおばコミックス
15日 文鳥様と私 7[今市子]あおばコミックス
26日 営業ものがたり[西原理恵子]コミック単行本
28日 社長DEジャンケン隊 1[現代洋子]ビッグコミックススペシャル
31日 ドクター秩父山だっ!![田中圭一]ぶんか社コミックス
下旬 魔法使いの娘 3[那州雪絵]ウィングスコミックス
下旬 赤々丸 1[内田美奈子]

このところ雑誌の立ち読みをしていないので、新刊コミックスの内容がほとんど分からない。新刊の中身をパラパラ見ることが出来ればいいのだが、最近はどこもビニールパックしてあるのでそれも出来ないし。まんがの森のように短時間の立ち読みOKとか、会社の近くの書店のように新刊の見本が出ていると買いやすいのだが、そうはいかないことが多いのでちょっとしたギャンブルだ。

最近、ひかわきょうこの作品を全く読んでいない。しばらく前に連載していた「彼方から」はファンタジーが苦手なので手にとっていなかったのだが、今回は時代劇風ファンタジー? 出版社の新刊案内には「人里離れた庵で育った身寄りのない鈴音は、もののけを出してしまう不思議な力を持っている。しかし鈴音は、幼い頃に父親代わりになってくれた亡き新九郎の教えを守り、この力を抑えて平穏に暮らしていたが…!? 鈴音と新九郎のふしぎの恋草子&冒険絵巻」とある。ひかわきょうこは「ちょっとフライデー」とか「女の子は余裕!」みたいな"正しい少女漫画"を久しぶりに読んで見たいのだが。

松苗あけみの「女たちの都」(←ババァ三姉妹の物語)は既に持っているのだが、今月のこれは単なる再販? 新しい話が載っているならぜひとも読みたいのだが。「ドクター秩父山だっ!!」「赤々丸」も同様。特に「赤々丸」は作品にはもう興味がないが、内田美奈子の最近の動向を知りたい。

鳥には(鳥だけではなくペット全般)興味ないのだが、今市子の文鳥本はペットへの愛だけではなく、鳥に翻弄される飼い主達のあたふたぶりが楽しめる作品だ。

西原理恵子の「営業ものがたり」はここ数ヶ月で出た「上京ものがたり」や「女の子ものがたり」系列の作品、かな? サイバラのウェブページに載っている表紙をみると「毎日かあさん」っぽいようにも思えるが。

「社長DEジャンケン隊」は多分「おごってジャンケン隊」のセレブバージョン? 多分安心して読めるエッセイコミックだ。

ところで今日、白泉社のメロディ最新号の案内を見たら、「大奥」(よしながふみ、最新号の話はちょうど先月出たコミックスの続きから始まっている)の内容予告は「時代はさかのぼり家光の時代が舞台に! 新主人公・慶光院が、大奥の創設者・春日局と対面。二人の出会いが、大奥の秘密を解くカギに! 」ですと。おおおお、これは立ち読みせねば(←大人なんだから買え)。
テーマ:雑記
ジャンル:日記
TBSでリメイクが進んでいる「赤いシリーズ」第2弾、『赤い運命』(TBS、10月4日~6日放映)。昔の『赤い運命』ではけなげな山口百恵と絵に描いたようにいじわるな秋野暢子、誠実そうな宇津井健と悪人顔の三国連太郎というわかりやす~い対比だったが、これがまた現代風に描かれるとなるとどうなるもんだか。まあ、多分見ないけど。赤いシリーズファンの同僚のH杉に聞いてみた(前回の『赤い疑惑』ネタは6月16日)。

私「どう? 今度は『赤い運命』だってよ」
H杉「見ませんよ! 赤いシリーズは百恵ちゃんがいてこそなんですから。だいたいこの綾瀬なんとかって子、知らないし」
私「ふーーーん。この新しいキャスト、誰が誰なんだ?」
H杉「多分、榎木孝明がいいやつですよ」
私「いいやつって……」
おまえは小学生か。
H杉「だから、ほら、宇津井健役ですよ」
私「宇津井健役って、役名じゃないよ。船越英一郎も出るんだね」
H杉「それは悪いやつですよ」
私「悪いやつって、H杉……」
H杉「ほら、三国連太郎役ですよ」
私「だからそれは役名じゃないから。船越英一郎もアタックNo.1以来悪人顔がサマになってきちゃったみたいだな。船越さんだけは見てみたいけど、他はどうでもいいや」
H杉「今度のキャストは前回(赤い疑惑)以上に、知らない人ばっかりなんですよね。秋野暢子役の子も誰だか知らないし(←だから、秋野暢子役じゃないから)。とりあえず皆ホリプロみたいですけどね。船越英一郎もホリプロなんじゃないですか?」
私「えー、そうなの?」
H杉「ほら前回の藤原なんとかとか、このあとの『赤い衝撃』の深キョンとかみんなそうですよ」

ホリプロのウェブページでチェックしてみたら確かにホリプロでした。伊集院光とか筒井康隆とか湯浅卓もホリプロなんだな。市村正親とか鹿賀丈史や鶴見辰吾もホリプロだから、今回の三国連太郎役は(←だから役名じゃないから!)市村正親や鶴見辰吾でもいいかもね。

H杉「そういえば『赤い運命』の時の百恵ちゃんの相手役は三浦友和じゃないんですよね」
私「南條豊だって。地味だなー」
H杉「覚えてないですよ。他に『赤い絆』の時も友和じゃないですよ」
私「『赤い絆』って、どんな話だったっけ?」
H杉「百恵ちゃんの実母が左幸子で、元は赤線にいたんだけど成り上がっていいとこの奥様になっているんですよ」
私「赤線! そりゃえらい時代がかっているな」
H杉「私も始めて見たときは、赤線って何?と思いましたもん。確か相手役の国広富之が売り出し中だったんですよ」
私「へぇーーー。で、このあとの『赤い衝撃』ってどんな話だったっけ?」
H杉「百恵ちゃんが短距離走か何かの選手で、友和に銃で撃たれて下半身不随になっちゃうんですよ。でも深キョンの相手役は一体誰になるんですかねぇ」
私「若手だと妻夫木聡もホリプロだけど、深キョンと妻夫木の取り合わせってあるのかなぁ……」
H杉「ま、私は見ないですけどね」

あくまでも「赤いシリーズ」は百恵ちゃんのみ! なH杉なのだった。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記