今日は子ども(2年生)の小学校で運動会があったので行って来た。台風が直撃しているのにも関わらず開催強行した去年に比べれば天気も楽勝だったし(2005年9月26日「台風17号接近中でもとにかく運動会決行」)、暑くもなく寒くもなくなかなかの運動会日和だった。

まあ、運動会自体に特に感想はないのだが、各競技種目やその合間にかかる曲がなかなかナイスでしたよ。子どもの学年でやったダンスの曲は「宙船」だし、行進曲もアップテンポな「ジュピター」とか「フィーバーとフューチャー」(GYM)や「青春アミーゴ」(修二と彰)だったりで子どもは大喜びだ。しかも1年生の競技・玉入れでは、玉入れのネットの回りで踊る時は「チェッチェッコリ、チェッコリサ、リサンサマンガン、サンサマンガン」とおなじみの曲が流れて子ども達が腰に手を当てて踊っていたのだが、曲調がいきなり変わり「リンダ、リンダーー!!」とブルーハーツで突撃モードに入って玉入れタイムが始まったのだ。なかなかやるなあ、選曲の人。

5年生6年生の組体操では今度はQUEENのメドレーですよ。組体操なんざやっている本人達に取っては「やってられっか、こんなこと」な気分なものだが、それでも曲がまだましなら救われるというものだ。
子ども「体操の時にクイーンの曲ばっかり流れていたね。"Don't stop me now" とか」
子どもはナイナイの岡村がやっていたTVCMで流れていたこの曲が好きなのだ。
私「"Don't stop me now" なんて流れてたっけ?」
子ども「ほらゆっくりした曲のやつだよ」
私「ああ、他はちゃんと歌詞が入っている曲が流れてたけど、合間にバラード調の曲だけのが流れてたね。最初が"Born to love you"で、次が"We Will Rock You"で、その後か」
ちなみにその後には「伝説のチャンピオン」だった。
子ども「玉入れの曲もすごかったよね。チェッチェッコリの後にいきなりリンダ、リンダーって入ってさ」
私「あれはよかったね」
子ども「チェッチェッコリの間の曲(間奏?)がユーロビートみたいだよね」
私「はい……??」
子ども「テクノビートみたいっていうか」
私「……」
ごめん、私いまだにユーロビートもテクノビートもわかってないや。もしかすると子どもが言っているユーロビートとは「おいでよ どうぶつの森」の中でさすらいのギター弾き・とたけけが演奏する「ユーロビート」って曲の事だったかもしれないが(子どもはこの曲もヒジョーに気に入っているのだ)。

こうして運動会は午後3時頃にやっと終わったのだが、一日運動会に参加していた子どもは当然としても、1日ずっと立ちっぱなしで見ていた私もすっかり疲れてしまい、帰宅したら二人でガーっと眠りこけてしまったのだった。まあ、競技に参加した訳じゃないから学童クラブのミニ運動会のときみたいに1週間も後を引くという事がないのが幸いだ(参照:6月3日「人生で一番玉入れと綱引きをした日」)。
先日、腐女子の同僚M様に、TBSのオタク特集か何かで、腐女子→貴腐人→汚蝶腐人とランクアップしてゆくというのを説明していたそうだが、これは本当に腐女子の皆様の間で使われている言葉なのか?と聞いてみたところ、M様は「貴腐人」すらはじめて聞いたということだ。いや、私は3、4年前に「腐女子」という単語と一緒に「貴腐人」の方は聞いた事があるけどさー、さすがに「汚蝶腐人」の方は初耳だったのだが、でもいくら腐っているっていったってこの「汚」を使わなくたっていいんじゃないのか。

その後会社で萌えプレを見てたら「Kさん、なんだか最近やおいづいてませんか? もしかして……」とあらぬ誤解を受けてしまいましたよ。私もファンクラブ活動時代を入れると同人活動は30年になるけど、残念ながらやおいにもJUNEにもBLにもただのエロパロにも全く心惹かれないんだよ(コミケにも25年間ひたすら創作少女漫画一筋で参加しているという絶滅危惧種だし)。ただ面白そうなものがあれば近づいてのぞいてみるだけなのさ。

という訳で10月発売のコミック新刊チェック。

5日 玄椿 7[河惣益巳]
6日 働きマン3[安野モヨコ]
13日 のだめカンタービレ 16[二ノ宮知子]
13日 30婚 miso-com 2[米沢りか]
19日 なんて素敵にジャパネスク 人妻編 4 [山内直実/氷室冴子]
21日 B級グルメ倶楽部 2[今市子]ダリアコミックス
28日 文鳥様と私 8[今市子] あおばコミックス
下旬 パーム 29 午前の光3 [獣木野生]
下旬 暴れん坊本屋さん 3 [久世番子]

今月発売予定が延びていた「働きマン」はもちろん即買い。のだめは同僚H杉に先日15巻分どどーんと貸してあげたらすっかりハマってしまって「次の巻は私が買いますから!」とまで言っていた。米沢りかのこの作品はまったく見た事はないのだが、とりあえず中身をちょっと見てみてから(中身をちょっと見がこれまたできないけど)。今市子の本は……最近惰性で買っちゃってるよなー。いかんなー。「B級グルメ倶楽部」の第1巻なんてどんな話だったかも覚えてないや。

今月はエメラルドコミックス/ハーレクイン・シリーズからこんな本が。
14日 舞踏会の夜は更けて [スーザン・マッカーシー/別府ちづ子]
うわー、別府ちづ子なんて30年ぶりくらいに見た名前だよ。

14日 来訪者 1[浪花愛]桃園コミック
「来訪者」の一番始めの話はかつて名作といわれたエッセイコミック(多分)。まだ読んだ事がないのだ。でも買うかどうかは未定。

19日 積極 -愛のうた- [谷川史子]クイーンズコミックス
あれ? しばらく見てないうちに谷川史子はりぼんを卒業したのか??(雑誌を読んでないので本当にわからない)。それともりぼんとは別の谷川史子??

そして11月29日、まだ2ヶ月後さきの話だがいよいよ「大奥」(よしながふみ)の第2巻が出るらしい。今の所これが一番待ち遠しいかも。

なお、今月の宿題本のうち、「20世紀少年」(浦沢直樹)は2巻目の途中まで読んだのだが、これは走り出すまでに時間がかかる作品だなぁ。面白そうな雰囲気と謎をまんべんなく散りばめられてよさげなのに、思ってたほどにはまだまだノレなかったというか。それからそのうち読もう読もうと思っていた「リアル」(井上雄彦)の第6巻が11月17日に発売予定。色んな読んでみたい本が、全然読まないうちにどんどんハードルが高くなって行ってしまう~~。
テーマ:腐女子日記
ジャンル:日記
子どもの夏休みの親子読書感想文が終わってほっとしていたのに、担任の先生ときたら今月もまた、親子読書感想文を出せと言ってきやがったのだ(いや、すごくいい先生なんだけどね……)。親子読書感想文というのは、親が子どもに本を読んであげて、子どもが感想と絵を描き、親はどういう点を読み取って欲しいかとか読んであげた感想などを書くという極悪な代物だ。何度も書いているが、学校を卒業して感想文を書かずに済むようになってほっとしているのに、親に感想文なんか書かせるなっつーの!!

しかし今は便利なことに、こんなサイトが。
小学生・中学生のための 著作権フリー!! 自由に使える読書感想文
【例文つき!】5分で完成!読書感想文
夏休み特別企画 よいこの読書感想文 小川洋子『博士の愛した数式』

もちろんどのサイトも「感想文を書いて無駄な時間をすごすよりももっと有意義な夏休みを過ごして欲しい」とか「まるままパクっちゃうと色々大変なんだよ」と注意事項が載っていて、これまたナイス。自由に使える読書感想文サイトさんなんか、PDF形式の感想文(PDFってところがまた素晴らしい。簡単にコピペはできないっつーことだもんね)の前に感想文を書くポイントなどが簡単に書いてあるのだ。

「さて、『羅生門』のように、読むこと自体が苦痛となる作品が課題図書になっている場合、感想文中に「おもしろくない」や「読む気がしない」などのマイナス表現の使用は避けるようにしてください。教えて系のサイトで、「思ったことを書くのが読書感想文です」や「つまらないと感じたらそれを正直に書くようにしましょう」などの回答を見かけます。しかし、これは自分が評価される立場にいない外野の人間による無責任な回答です。「おもしろくない」「つまらない」「読む気がしない」「分からない」と書いた時点で、読書感想文は負けです。読書感想文は自分の考えを主張する作文ではありません。センセイをよろこばし、高い評価を得るために書くものと理解してください。」(羅生門)

「ある程度の年齢を重ねた僕のような人間には、どうしてもあの友情劇がウソっぽく見えてかないません。「ほんまかいな?」というのが正直な感想です。そこで、ここに掲載してある読書感想文は、定番の「友情賛美」ではなく、人を信じることのすばらしさと、人にだまされる現実の間に揺れ動く心を描写してみました。ただ、『走れメロス』を課題図書に選ぶセンセイは、純粋に「友情のすばらしさ、人を信じるすばらしさ」を子どもたちに理解してほしいと思う純朴な方たちです。これを選ぶかどうかは、センセイの性格を考慮してください。」(走れメロス)

などなど。肝心の感想文のほうはたまたまなのかわざとなのか「お探しのページが見つかりませんでした。」というページが出現してしまうのだが、これらの紹介文だけでも読書感想文という名の創作として非常に楽しめていいですよ。

しかし、親子読書感想文は「親はどういう点を読み取って欲しいか」「読んであげた感想」を書かねばならないので、ストレートな読書感想文よりも性質が悪くて、しかも丸写しやパクリができないんだよなー(しみじみ)。先日行った小学校の保護者会のときにクラスの他のお母さん達が書いた夏休みの分の親子読書感想文を見ることが出来たのだが……、みんな、すごいよ。ちゃんと先生に受けるポイントを押さえてて、しかも短文ながらなかなか完成度の高い文章ばかりで感心することしきりである。あーあ、明日が提出締切日なんだよな。やだなー、もうっ(←子どもかっ!)
私は他人の顔と名前と属性をきちんと覚えていられる人には本当に心底感服する。どこかのホテルのドアマンをしている人は5000人のお客様の名前と顔と会社名だけでなく、癖とか好みとか前回の利用はいつだったかまで覚えているそうだが、この人なんかもう、神である。別にこのレベルにまで至らなくても接客業をされている皆様の記憶力もそれなりに結構すごくて、私はこれまたヒジョーに感心している。

自宅近くでよく色々な人に挨拶をされるのだが、私はその人の顔はかろうじて覚えているものの、名前とかどこの人だったかまるで思い出せず適当に挨拶を返すだけだ。そしてすれ違って1時間位してから「あーーー、いつも行っている化粧品屋のおばさんだった!」とか「子どものかかりつけの病院の調剤薬局の人だった!」とか「米屋のお兄さんだった!」とかがざらである。当日思い出せなくて翌日や3日後にやっと思い出すことだってある。なのに化粧品屋のおばちゃんとかお姉さんなんか、私が店の中に入っていくと「いらっしゃいませ、K様」と即座に顧客台帳を開き始めるのだ。いやー、真似できねー。別の店でもいつも私が買っている商品が棚にないと「お探しの品はこちらですか?」とさっといつもの品物を出されたことがある。今はもう無い店だが本屋で「(いつも買っている雑誌が)入荷したよ」と声をかけられたこともある。客商売の皆様ってすごいなー。

さて、今日の昼のことだが、昼飯を買いに会社の近所のカレー屋に行った。いつもは会社の裏にあるコンビニで弁当を買うのだが、2週間3週間に1回、歩いて5分くらいのところにあるこの店でテイクアウトのカレーライスを買うのだ。私はいつもグリーンベーコンカレーという野菜とベーコンがたっぷりのカレーを買うのだが、夏の間はサマーカレーという茄子とかオクラとかトマトとかの夏野菜たっぷりのメニューをやっているので、この3ヶ月ほどずっと毎回サマーベーコンカレーを頼んでいた。しかし今日行ったところサマーメニューが終わっていた。それで私はいつものやつを頼もうとしたところ「グリーンベーコンカレー」という言葉が出てこなかったのだ。でもいつもの店員さんは私がメニューを見て「えっと……」と言ったところ、「グリーンベーコンカレーですか」と聞いてきたのである。それで「はい、グリーンベーコンカレーで」と言うと「(いつもと同じ)辛さ普通で?」「(いつもと同じ)ご飯は普通盛りで?」「(いつもと同じ)トッピングなしで?」と聞いてきたので、もちろん私は「はい、お願いします」とだけ答えて代金を支払ったわけですよ。

こうしてあちこちで顔を出すたび「いつものやつ、ひとつ」風に処理してもらえるのはヒジョーに楽なのだが、もしかしてこれって自分のボケを促進している?
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先週は学童クラブ父母会の会長として地域子育てネットワークなんたらかんたらというかいに会社をさぼって出席し、土曜日にはPTAの広報部の定例会、そして今日は今週末の運動会のための運動会特集号を出すための広報部臨時集会で、また会社をさぼって行って来た。これが終わったのが10時だったので、おや、これならもしかしたらギリギリで映画を見てから会社に午後出社しても間に合うかもと思い、久しぶりに見て来た。

で、ユースケ・サンタマリア主演の邦画「UDON」である。なぜこれかというと、わりと見たいと思っていた映画のうち、すぐに見れて会社に間に合うのがこれだったから。「時をかける少女」も見てみたかったが時間が微妙だったし、オダギリジョーの「ゆれる」も見たかったが吉祥寺でやってないし、一応前売り券を買ってある「ゲド戦記」は貴重な時間をつぶすにはあまりにも駄作すぎる(らしい)ので今回はパス。

ストーリーはお笑い芸人としてスターになる夢を抱いて渡米したユースケ・サンタマリアが夢破れて自分の故郷香川県に戻って来て、地元のタウン誌に同じ編集部の小西真奈美とともにたずさわり、一大うどんブームを巻き起こす、というもの。予備知識がほとんどなく見たので、監督が香川県出身であるかどうかなんてまったく知らなかったのだが、見ていて、これは多分出身なんだろうなぁ、うどんが好きで皆に知ってもらいたくてたまらないんだろうなあというのがよく伝わってくる。全体がとても落ち着いた色調で描かれていて時間もゆったりと流れてゆく。

まあ、結構面白かったのだが別にわざわざ映画で見なくてもという気はする(かといって私はTVでは映画はみないのだが)。スポットゲストにフジテレビ系映画には必ず出てくるいつものメンバー(寺島進とかアリtoキリギリスの小さいほうとか八嶋智人とか大泉洋とか色々)が出てくるのは楽しいが、なんだかすごくテレビ的な映画だったような気がする。でもテレビだったらもう少し短くてもいいしなあ。前半の地元タウン誌の話と、後半のうどん職人の父が作っていたうどんを再現すべく奮闘する部分が、なんかどっちかにしぼればよかったんじゃないかという気もした。でも物語的にはうどんを作る話の方がメインのはずなんだから、前半部分をなんとかすべきだったのかな。それから今更いうまでもないことだが、大画面で見るとユースケ・サンタマリアってつくづく変な顔……。

私はうどんとそばがあれば、ほとんどそばの方を食べるのだが、今回は見ている間中ずっと「うどん食いたい!」と思いつつけていたので、見終わったら勿論讃岐うどんの店にGO、映画に出て来たような素うどんはなかったので五目うどんを頼んだけど、おいしゅうごさいました。
私の席に同僚の練馬のS嬢がやってきて新情報を提供してくれる。
「新しく来た監査役の人、シンヤ・フレーバーがすごいよ」
「えっ!?」
「さっきうちのフロアに来ていたんだけどさ、最初異臭が漂ってきたから何かと思ったら新しい監査役だったのよ」
「そんなにすごいの?」
「かなりシンヤだったね」
「うわー」

シンヤとは数年前までうちの会社にいたオヤジであるが、これがまた常に凄い匂いを放っていたのだ。シンヤの近くに行くと必ず彼の匂いが移って「あ、シンヤの所に行ってきたね」とわかるし、彼がエレベータ等を利用するとエレベータ内の残り香がまた凄かったのだ。

「しかしさ、あのシンヤ臭ってのはただの加齢臭じゃないよねぇ」
「整髪料の匂いと、あとやっぱりオヤジ本人の個人臭かな」
「その人本来の個人臭に、ベースコートで加齢臭が加わり、トップコートのポマードで『シンヤ臭』が完成するってぇ訳か」
「しかし、あそこまですごい匂いなのに家族は誰も注意しないのかな」
「もう慣れちゃってるんじゃないの?」

慣れって、恐ろしい。自分も老化著しいんだからあまり人のことは言えないのだが、しかしこの臭いに慣れてしまうとわ。

さて、この監査役の人を見たことがなかったので私はどの人だかまったく知らなかったのだが、先日はっきりわかりました。上から降りてきたエレベータに乗ったところオヤジが一人既に乗っていたのだが、これが凄まじいシンヤ・フレーバーだったのだ。鼻が曲がりそうでした(泣)。うわーーっ、この人が例の監査役!? 臭いですぐにわかりましたよ。いやぁ……、なんというか、自分も気をつけないとね……(でもここまでの臭気を放つのはちょっとやそっとでは無理のような気も)。
テーマ:日記ですが何か?
ジャンル:日記
あの、アメリカの独立記念日7月4日の名物イベントであるホットドッグ早食い競争でこのところ毎年優勝している大食い・早食いプリンスこと小林尊さんがまたもや新記録を樹立ですよ。

 早食い世界新!小林尊さんが4人組圧倒、エビドッグ41個ペロリ

「ロブスターをコッペパンに挟んだ“エビドッグ”の早食い世界大会が当地で行われ、長野市出身の小林尊(たける)さん(28)が地元の4人組を圧倒、10分間で41個を平らげる世界新記録を樹立して優勝した。ホットドッグ早食い大会6連覇中のフード界の“プリンス”が、海の向こうでまたまたデッカイ勲章を手にした。」

1対4で戦って優勝ですよ。それにしても何故こんなに食っているのにこの体型なのだーーーーー! 体脂肪率は10%以下ですってよ、奥様。もう、腹に寄生虫でも飼っているのか? 海外では「TSUNAMI」の異名を持っているって……プリンスが歩いた跡には草も生えないってやつか?

参照:プリンス・小林尊氏のブログ
ロイス・マクスター・ビジョルドのマイルズシリーズの最新刊「メモリー 上巻
メモリー 下巻」がやっとでた。本国ではすでにこの後4冊も出ていて、なおかつ日本での翻訳の方も順調に進んでいるのに、すぐには出せない出版社の事情って一体なんだ。2年以上も空白があったんだから次はサクサクと出して欲しいものだ。

さて、今回は今までの宇宙活劇とは打って変わって、マイルズがしでかした大きなミスによって今まで10年以上も努めて来たバラヤー機密保安庁の職務を失ってしまう。何よりも失いたくなかったデンダリィ隊に二度と戻る事が出来なくなり失意のあまり館にひきこもってうじうじするマイルズに、皇帝の婚約話とかつての上司イリヤンの身に起こったとんでもない事件の解決にかかわり、無事解決したときに彼には新しい道が開けていた。

この物語、あの活動的だったマイルズが未だかつてないほどうじうじしまくり(いや、内省と考察の日々?)なのだが、それでも引き込まれ読ませられるのはやはりビジョルドの描く世界とキャラクターが実に魅力的だからだ。今回は主役マイルズがうじうじしている分、皇帝ぶりが板についているグレゴールとか、相変わらずのイワンのバカとか、その他なじみのキャラの行動や発言がまた楽しい。私としてはマイルズシリーズの一番最初の物語の「名誉のかけら」と物語的にはその次の物語になる「バラヤー内乱」が一番好きなので、今回マイルズの母のコーデリアと父のアラールの出番が非常に少ないのがちと残念だ。

中盤からの、マイルズの元上司イリヤンを襲った奇禍を解決すべく皇帝グレゴールからオールマイティな力を授けられて事件を解決してゆくあたりは、SFミステリーとしても楽しめる(でも犯人はやっぱり最初に予想した通りの人物だったけど)。そして最後にマイルズには今までとは違った道が開けてきて、新しい章がこれからまた始まるような終わり方をするに至る。30歳になって、宇宙での秘密任務の遂行に熟練してきたのにもかかわらず、今までのような気持ちで隊を率いることが出来なくなっている自分を実は自覚していたマイルズだが、ここで折り返し地点に入ったということだろうか。

次回からは新たな中年(?)マイルズの活躍が見られると思うと楽しみだが、次こそはさっさと出してほしいものだ。
テーマ:日記
ジャンル:日記
宇野千代と同じように、別の意味でもしかして死なないんじゃないかと思っていた方が(最近はすっごく痩せ細っちゃってはいたけど)。

 ・俳優の丹波哲郎さん死去 「007」などに出演(朝日新聞)
 ・俳優の丹波哲郎さんが死去(日経新聞)

丹波哲郎といえばもちろん「KEY HUNTER(キイハンター)」(1968年4月6日~1973年4月7日、TBS)ですよね。え? 知らない? 私なんざこのドラマで「国際警察」とか「インターポール」なんていう悪と戦う(しかも実在する)国際組織の名を知ったもんでしたよ。もっともほんの子どもの頃からジジィ萌えだった私が丹波さんのファンだったか、というとそんなことはなく、キイハンターに指令を出す仲谷昇とか、実は途中からレギュラーになったインターポール本部の中丸忠雄のファンだった訳だが。

その後の「アイフル大作戦」(1973年、TBS)とか「バーディ大作戦」(1974年、TBS)はいまいちだったな。なんか「キイハンター」のバッタもんっぽくて。まあ、ほとんどの人にとって丹波哲郎といえば、もしかすると「Gメン75」(1975年5月24日~1982年4月3日、TBS)だったかもしれないが、残念ながら私はほとんど見てない。あとは非常に存在感のあった「真田太平記」(1985年、NHK)の真田昌幸役とか。忘れられないのは初代「日本沈没」の山本総理役とか。なお、「大霊界」はパス。

しかしWikipediaの丹波哲郎のエピソード項目が結構すごい。「出演依頼は二度断り三度目に応諾する」(三顧の礼ですかっ)「5ページ以上台詞のある仕事は受けない」「スピード違反で捕まった際、付き人が警察に説得しても駄目だという時に、丹波が下車し「Gメンの丹波だが」と真顔で警察官の前に立ちはだかった」とか。

ご冥福をお祈りいたします。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
かつてテレビからその「ボンッ」というサウンドロゴが聞こえるとついつい振り向いてしまったのは、ソニーのPlaystationだった。銭湯でバスケットボールをやらかす「TOTAL NBA'97/銭湯プレイ編」とかゴルファーやキャディさんたちが真剣にテレビの前でプレイしている「みんなのゴルフ2/みんなで仲良くみんゴル編」とか、勇者様が勝手に人んちに入って家捜ししちゃう「ドラゴンクエスト」のCMとか。でも今、つい振り向いちゃうのはやっぱりDSの「ジョン…」というサウンドロゴだもんね。もっともDSの場合はあまり凝ったCMはなくてストレートに内容を訴えるCMが多いのでTVCMとしての面白みはそんなにないのだが、DSのソフト自体が面白そうというのがよくわかる、「正しいTVCM」になっている。

さて最近の面白CMでついつい見てしまうものといえば。

・ビーイング
 ショッカー戦闘員たちが「この仕事は、オレを輝かせているんだろうか」とか「もっと女性が多い職場につきたい」、「この仕事はオレじゃなくてもいい気がする」、「うちの職場は無責任な上司が多すぎる」、「こうやって、土日を使ってまでする仕事だろうか」とか言っているCM。彼らも労働者だもんね。でも労働基準法違反な職場じゃないかとは思うが、悪の組織だから関係ないのか。そういえば大昔「科学忍者隊ガッチャマン」を見てたとき、悪の組織ギャラクターの隊員達の仕事っぷりが色々うかがえるしみじみした台詞が沢山あって、悪の組織もそれなりに維持していくのが大変なんだなぁと思ったものでしたよ。

・ANA旅割・エコ割
 西岡徳馬がサンタモニカのビーチでくつろいでいるかと思いきや実は日本で、監督に「どうしてもサンタモニカじゃないって感じがでちゃう!」といわれると「だってサンタモニカじゃないもん」と文句をいうやつとか、今流れているデスラー総統が「ふっふっふっ、ヤマトの諸君、ひさしぶりだな。……あれ? 誰もいない……」 とつぶやくやつとか。でもデスラーの声はケチケチせずに(?)オリジナルの伊武雅刀にしてほしかったが。

・東京ガス
 信長と秀光が妻夫木聡の前で仲良く料理をしたあげく、最後に信長が「片づけしておいて」と言ったときに光秀が妻夫木の「気まぐれですよねぇ」という台詞に頷くと信長が振り向いて「何? 謀反?」と聞くバージョンもいいけど(ピエール瀧、すっかり信長役にはまっちゃって)、妻夫木聡と誰だか知らない女の人のわざとらしいお芝居風のCMも結構いい。最近はウェブページを見ろってCMが多いけど、これはお芝居をしている女性が監督に「ここがわからないんですけど」と聞くことでウェブに持っていこうとするのがなかなかナイス。でもこれってもしかして東京ローカルCM?

あと資生堂UNOの木更津キャッツアイバージョンが、本編を見ていたらもっと楽しめるんだろうになぁ、と思うとちょっと悔しい(DVDででも見ればいいだけの話なんだが、見るヒマがないのだーー)。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
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先日放映された「電車男デラックス」では秋葉原が観光地化されてきたためにオタクの皆様があまりにも居づらくなって地下に潜った、というエピソードが入っていたそうだが(見てないからわからんが)、実際にかなり居心地は悪くなっているらしい。

 やっぱり秋葉原は居心地が悪くなった?

歩いていると一般の人に「あーオタクっぽい人がいるー」と後ろ指をさされるんですってよ。いくら動物園で珍獣を見たのと同じって言ったって(これは上記記事内コメント)、人間に対してそれをやるのは失礼だというのは当たり前だと思うがな。

「商業地域化が進んだ結果、こうなることは見えていた」とか「今になって居心地悪くなったわけじゃなくて10年位前から素人さんが進出してきている」とか「(人を指差すなんて)親の教育がなってないからだ」とかメイドの定義(メイドと家政婦は違うとか)とか色々賑わっている模様。

でも私なんざ東京に来てびっくりしたのは他人への無関心振りというか、東京の人って見て見ぬフリをすることがすごく多いということだ。だからとても変な格好をしている人がいてもあまりあからさまにジロジロ見ることも少ないし、ましてや指差してわざわざ「変」とか言ったりしなかったように思うのだ。どこかのテレビだったか雑誌だったかで時代劇の侍の格好をして渋谷とか新宿を歩くと言う企画があったが、ものの見事にスルーされていたというのを見たことがある。しかし東京以外のところから来たアクティブな観光客の皆様は違うな。噂の観光地に来て、噂の珍獣を見れば、指差しもするというものではなかろうか。わざわざ来ているんだからきっとトラベラーズ・ハイになっちゃっているだろうし。
自分の覚え書きと言うかメモ代わりに。10月30日に「現代漫画博物館」(編/小学館漫画賞事務局・編集委員/竹内オサム・米沢嘉博・ヤマダトモコ、小学館、516p、4,410円)という資料本が出るらしいのだが、これが結構資料としてかなりイケそうな代物っぽいので、お値段は高めだけどちょっと期待しています。

「現代漫画史を通覧できる初の漫画百科本! 戦後から現代までの各漫画賞受賞作品を中心に、漫画史に残る代表作約700作品を、図版と初出・終了データ入りで全解説!豊富なカラー図版、「作家人名事典」「現代漫画史年表」「各漫画賞受賞作品完全リスト」付!

第1章 (1945~1958)戦後漫画の出発――赤本漫画と月刊誌の時代
第2章 (1959~1969)少年・少女週刊誌と青年誌の誕生――漫画の高度成長
第3章 (1970~1980)表現の進化と多様性――漫画の革新と成長
第4章 (1981~2000)コミックマーケットの成長と成熟――巨大化と国際化の時代
第5章 (2000~2005)新しい時代を目指して」

だそうですよ。漫画資料本フェチにはちょっと涎が出そうかも(って、そんなの私だけか)。編集委員に藤本由香里が入っているともっとよかったけど。

メモついでに。「働きマン第3巻」(安野モヨコ)は発行日変更で10月6日発行、「のだめカンタービレ第16巻」(二ノ宮知子)は10月13日発行。
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毎日通勤途中で見かける化粧品屋に貼ってある資生堂の発毛促進剤のポスター。三浦カズの髪型が志茂田景樹っぽいなーといつも思って通り過ぎていたのだが、先日ポスターと全く写真のチラシが新聞に入っていた。今までコピーなんか気にして見ていなかったのだが、「自分を、信じてる。」って入ってますよ!

自分を信じてる、って……。その発毛促進剤を信じて使うとか、よく効きますよとか、大人気ですよ、とかじゃなくって、薄毛は信心の問題だと。なんだかミニトマトの種を鉢に植えて「育ってくれるはず。私、信じてるから」みたいな。だからもし発毛しなかったら、それは化粧品が悪いんじゃなくて、自分を信じてなかったのがいけないってことだね。いやはや。
テーマ:日記
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先週まで会社の同じフロアで仕事をしていたAさんは派遣社員で、多分30代半ばだとは思うのだが、非常に地味でおとなしい人だった。しかし練馬のS嬢に言わせると「間違いを指摘しても謝らずに、そうですかとしか言わないのよ」「今時あんな変な地味な服を着ている人っていない」「何を言ってもはぁとか、そうですかとしか言わなくて全く覇気がない。絶対変」「歩き方がモサーーッとしていて牛みたい」ということで、彼女とNさんの間でAさんは「牛さん」という名前になっていた。

しかしAさんは契約が切られたのかそれとも本人の事情もあったのかは不明だが(何せ他の人ともあまり話をしない人だったので情報が入ってこないのだ)、先週末でうちの会社での仕事がおしまいだった。でも最後の最後までお局様を色々を怒らせていたようで、今度はNさんが怒っていたのだった。なんでもNさんが7Fからエレベータに乗って1Fに行こうとしてエレベータの「閉」ボタンを押そうとしたら、向こうからAさんがやってきてエレベータに乗りそうな感じだったので「開」ボタンを押して彼女が乗るまで待っていてあげたところ、Aさんは走ってエレベータに乗り込むでもなく相変わらずもたーーっとゆっくり歩いてエレベータに乗り込み、しかも「すみません」の一言もなかったそうだ。この程度のことではめったに怒らない温厚なNさんもさすがに「人が待っててあげてるんだから急いでほしいよねっ、それに一言ぐらいなんか言ったってバチはあたらないと思うんだけど」とのことだった。

こんなことでそんなに怒らなくてもと思うかもしれないが、まあ、これはほんの一例っつーか、年季を経て社内の荒波にもまれて滅多な事では動じないお局様を怒らせるからにはそれなりの失礼な小ネタの蓄積があるのだ。そして今日はAさんの代わりに新しく来た派遣社員のYさんがS嬢の新たな怒りを買っていた。

S嬢「給与明細の件で電話したら牛さんの代わりの新入りが出たんだけど、もうね、電話の応対からしてダメだね」
私「え? どんな感じなの?」
S嬢「派遣社員特有の、どうでもいい感じみたいな。微妙に横柄」
いや、派遣社員がすべてそうだというわけではないのだが。
Nさん「へー」
S嬢「それで今回これこれこうなっているんだけど、今までと違うのはどうしてですかって聞いたらさ、保留ボタンを押さずに隣に色々聞いていたみたいで、それが全部筒抜けなのよ。なんか私が勝手なこと言っているけどどうしたらいいんですかみたいなニュアンスで聞いているのよ!」
私「えーーっ!?」
S嬢「しかも散々待たせた挙句いきなりブチッっと電話を切りやがったのよ、ブチッとね!」
私、Nさん「うわーっ、知らないって、怖い!!」
Nさん「Sさんを怒らせるなんて……」
私「この社内でSさんとNさんを怒らせたら事務職なんてやっていけないじゃーん」
↑もちろん冗談だが、S嬢は自分が短時間でささっときちんと仕事をこなす人なだけに、きちんと挨拶や応対が出来なかったり、ちゃんと仕事をしない社員には本当に厳しいのだ。
S嬢「それですぐに(Yさんの指導をしている)Y岡からすみませんって電話が入ってさ、保留ボタンと他のボタンを間違えて押しちゃったみたいでって言ってたのよ」
私「まあ、来たばっかりだしね」
S嬢「それで話を聞いたら、(先週まで)引継ぎ作業をやっていたはずの牛さん(Aさん)がちゃんと引継ぎをやってなくてそれで間違いが生じたらしくてさ、Y岡に今後こういうことがないようきちんと指導してくださいねっっ!ていってやったのよ」
私「怖っっ!」

でも、牛さんと呼ばれていたAさんのすぐそばで仕事をしていた社歴25年以上の大お局様のK池さんは「Aさんは仕事は早くて完璧で、あれはすごかったよね」と言うし、その隣の席でK池さんの仕事のサポートをしている派遣のMさんも「Aさんはスペシャリストですよ。自分の後に来る人のために完璧なマニュアルを残した上に、誰それがこういう用件で来そうだからという予定リストまで作ってあったんですよ。事務職の鑑ですよ」とのことだ。もっともMさんがK池さんに「じゃあ、Aさんみたいな人が部下だったらよかったんじゃないですかぁ?」というと「一緒に仕事するなら、明るい人の方がいいわ」ときっぱり断言したのだった。いやぁ、世の中仕事の能力だけじゃ渡っていけないっつーか、なんというか。
結婚できない男 第12回(最終回、9月19日放映)。「別に結婚しなくたっていいじゃーん」と言っていた私だが、今回のこのラストには納得ですよ。ウェブページだか情報誌だかで最終回に信介(阿部寛)と夏美(夏川結衣)が結婚するというのを読んでいたので、最終回でバタバタと一気に結婚式になだれ込むんじゃせっかく今まで一つ一つ積み木を重ねていくように独身男女の生活ぶりを描いてきたのが、台無しになるんじゃないのかとか思っていたのだが、結婚式どころかそれよりももっともっと前の段階で、今までのペースを崩すことなく進んで、そして終わっていたのでちょっと安心しました。

このドラマ、阿部ちゃんなしには成立しないドラマだったけど(だってあんな偏屈な男、阿部ちゃんのビジュアルと好感度と演技力がなけりゃ見ようって気にならないもんね)、今回の夏美先生との会話振りがまたぎこちなくてよかったなぁ。まるで中学生みたい……と思ったところで、もしかして信介ってあの年でチェリー・ボーイ?という疑惑も生じるのだが、それは置いておく。あの偏屈な男が数々のエピソードを経て、自分の信念やポリシーを多少曲げても他人と一緒にくらしたいと思い、なおかつ、それをちゃんと相手に伝えようとする過程が、実に「信介らしく」てよかった。

夏美先生も信介同様に結構偏屈なところがあっても、日常生活では大人の余裕をかましてて(いつもの信介との会話で最後に「しません」「できません」とニッコリ否定する時の言い方がまたナイスだ~。今回のこのドラマでは私はかなり夏美先生萌えだったかも)、でも色々ちょこっと悩んだりして、ちゃんと等身大の40代前後の独身女性を描いていたのがよかった。だって今までTVドラマに登場する30代40代の独身女性って、なんかもう達観してたり、むちゃくちゃあせってたり、ヒステリババァだったりして、そういう一面もあるけどそんな風に極端な形でマンガ的に描かなくたっていいんじゃないのか?と思うことが結構あったからなー。

さて、非常にほほえましい形のハッピーエンドで終わったものの、まあ、物足りないっちゃあ物足りないけど、でもフジテレビですからね、きっと続編かスペシャルは絶対あるよなぁ。その時も是非とも二人のその後をバタバタ駆け足で描いたりせずに、彼らの今までのペースで描いてくれるよう、切に望む次第でございます。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
先日同僚のM様がやってきて言ったのだ(M様については8月28日「「再び「エマ」森薫」」、2005年8月15日「コミックマーケット68に行ってきました1」参照)。

M様「今、腐女子仲間から「封殺鬼」全28巻が回ってきているんですよ」
M様の腐女子ネットワークはまあ801本に限らず、元本の資料本から純粋に面白い本までさまざまな本が一杯詰ったダンボール箱が日本国内だけでなく海外も含めて行き来しているのだ。ちなみに「封殺鬼」の作者は、霜島ケイ、版元は小学館キャンパス文庫、内容は「現代に生きる“鬼”たちを描く怪奇幻想ワールド」だそうで。
私「あー、名前は聞いたことがあるんだけどねー、それってそっち系の話なの?」
M様「いえ、そんなことはありません。でも腐女子が読めばそっちの香りがむんむんですね」
私「腐女子の皆様は過剰な読み解きをするからな。で、面白いの?」
M様「結構、面白いですよ。特にヨコシマな目で読むと」
私「残念ながら私はそっちのヨコシマ・アイは持ってないからなー。読んでみたほうがいいと思う? オススメ?」
M様「Kさん(←私のことだ)はダメです。だってもう9月ですよ、9月! 12月まであともう少しじゃないですか。28巻も読んでいたら何も進みませんよ!」
私「あ……」
12月にはもちろん有明のお城で舞踏会ですよ(参照:5月30日「有明城からの召集令状」)。
私「えっとー、でもね、今朝は画材屋のToo.のサイトで原稿用紙の値段をチェックしたよ」(←会社で何をやっているんだか)
M様「はい?」
私「私、Too.の漫画用原稿用紙が一番気に入っていたのに、このところどこの画材屋に行っても売ってないのよ。それで仕方なく他のメーカーの原稿用紙を使ってみたんだけど使い勝手が悪くてさー。でも今朝チェックしてみたらちゃんとToo.のサイトで原稿用紙を扱っていたのよ。ほら、少し前進しているでしょ?」
M様「原稿用紙の在庫をチェックしただけじゃ何も進んでませんから。表紙は入稿済みなんですから、ちゃんと本文も入稿しないと!」

という訳でM様に同人誌の進捗状況をチェックされている今日この頃だ。ところで、このところここのアクセス解析のサーチワードに「マイボス 兄貴×和弥」とか「ミキオ×マキオ」とか「マイボス 弟×兄」ってえのがあるんですけどーーー。やっぱ、兄が受なんすか? 今日見たら「榊×桜小路」というのもありましたが、ここはあの腹黒さを秘めた笑顔からいって「桜小路×榊」の方がアリなんじゃないんですか?? まあ、私は腐女子じゃないんで、そういう設定にはまったく萌えないし、そういう目的があって見に来てくださった皆様にはお役に立てなくて申し訳ないが。

しかしなんだな、他のドラマだと「結婚できない男 ロケ地」とか「阿部寛 ハゲ」とか「岡田准一 ドラマのだめ」というごく普通の検索ワードが並ぶのに(え?)、「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」はタイトルのほかに「同人」とか「やおい」とか「×」が入っていることが多いよ。マイボス、ヨコシマ率高し!(マイボスの次にヨコシマ率が高いのは当然、「タイガー&ドラゴン」と「クロサギ」だが)。
テーマ:腐女子日記
ジャンル:日記
先週届いたザ・テレビジョン(←定期購読しているのだ)の秋の新番組特集号を見ても、今三つ、萌えないなぁ。別にマイボス燃え尽き症候群じゃないんだが、うーむ。

10月16日、月9フジ、「のだめカンタービレ」(出演・玉木宏、上野樹里、瑛太、竹中直人、小出恵介ほか、原作・二ノ宮知子、脚本・衛藤凛、演出・武内英樹他)、「二ノ宮知子の人気コミックをドラマ化。オーケストラを結成した個性的な音大生達が恋とクラシック音楽に邁進し、青春を謳歌する姿をギャグ満載で描く。「電車男」の武内英樹らが演出を担当」(ザ・テレビジョン番組紹介より)。この期の月9があの「のだめ」ですよ。どうでしょう。素行は評判悪い(らしい)けど演技力は評判いい(らしい)上野樹里はともかく、玉木宏はどうなのかなー。「トップキャスター」の時のギャグの滑りっぷりからいくとちょっと痛そうなんだけど。体のいい音楽系ラブストーリーに収まってめでたしめでたしにならない事を祈る。

10月17日、火9フジ、「役者魂」(出演・松たか子、森山未來、加藤ローサ、藤田まこと、香川照之、脚本・君塚良一、演出・若松節朗、P・高井一郎ほか)、「孤独な芸能マネージャーが偏屈なベテラン俳優とふれあい、一生懸命生きる事の素晴らしさに気づいて行くハートフルコメディ。松たか子が3年ぶりに連ドラ出演、「踊る大捜査線」の君塚良一が4年ぶりに連ドラ脚本を担当」(ザ・テレビジョン番組紹介より)。松たか子と香川照之、君塚良一というラインナップには心惹かれるが、脇をもっと癖のある俳優さんで固めてくれたらもっとよかったんだが。

10月10日、火10フジ、「僕の歩く道」(出演・草なぎ剛、香里奈、佐々木蔵之介、加藤浩次、須賀健太、小日向文世、大杉漣、長山藍子、脚本・橋部敦子、演出・星譲ほか、P・重松圭一)、「"僕"シリーズ最終章。先天性の障害のため6歳児ほどの知能しかない自閉症の青年が、純粋かつ懸命に生きる姿を描く」(ザ・テレビジョン番組紹介より)。超真面目路線のドラマはパス。

10月11日、水10日本テレビ、「14歳の母」(出演・志田未来、田中美佐子、生瀬勝久、山口沙弥加、三浦春馬、高畑淳子、北村一輝、室井滋、脚本・井上由美子、P:村瀬健)、「14歳にして妊娠した少女の姿を通じ、命の重さや愛とは何かを問いかけるニューマンドラマ」(ザ・テレビジョン番組紹介より)。お、重い! 重すぎだよ、このドラマ。多分見てみたら絶対見応えがあるんだろうけどなー、やっぱ重いよ~。

10月12日、木9テレビ朝日、「だめんず・うぉ~か~」(出演・藤原紀香、山田優、宮迫博之、三浦理恵子、青木さやか、田辺誠一、原作・倉田真由美、脚本・田辺満ほか、演出・片山修ほか、P・五十嵐文郎)、「倉田真由美の実話コミックドラマ化したラブコメディ。ダメ男ばかりを好きになってしまう女=通称・だめんず・うぉ~か~たちが悪戦苦闘する姿を、女の本音トーク満載で描く」(ザ・テレビジョン番組紹介より)。物語にもキャストにも全然心惹かれない。
 
10月12日、木10TBS、「嫌われ松子の一生」(出演・内山理名、要潤、小池栄子、鈴木えみ、萩原聖人、谷原章介、北村一輝、原作・山田宗樹、脚本・成瀬活雄、演出・酒井聖博ほか、P・貴島誠一郎)、「人に裏切られ続けながら、不器用に生きた女性の生涯を描く」(ザ・テレビジョン番組紹介より)。映画版は無茶苦茶ポップな演出で(演出はなんと「下妻物語」とスマップ・ガッチャマンの中島哲也)ものすっごっく暗い話を楽しく見せてくれたらしいが、連ドラでやるとなるとどうなんでしょう。でもこの期一番のイケメン率高し。

10月12日、木10フジ、「Dr.コトー診療所2006」(出演・吉岡秀隆、柴咲コウ、時任三郎、大塚寧々、蒼井優、堺雅人、泉谷しげる、筧利夫、小林薫、原作・山田貴敏、脚本・吉田紀子、演出・中江功ほか)、「南海の孤島で医療に取り組む医師と島民とのふれあいを描く続編」(ザ・テレビジョン番組紹介より)。2003年の前作を全く見てないのだが、このキャストから言って手堅いドラマなんだろうなー。

10月20日、金9テレビ朝日、「家族 妻の不在・夫の存在」(出演・竹野内豊、渡哲也、石田ゆり子、劇団ひとり、脚本・清水有生、演出・唐木希浩ほか、P・中込卓也ほか)、「それぞれの事情で妻を失った男二人が過酷な現実にもがきながら本当の家族の姿に気づいて行くホームドラマ、竹野内が初の子持ち役に挑戦。脚本は「3年B組金八先生」第7シリーズの清水有生」(ザ・テレビジョン番組紹介より)。「過酷な現実」ってなんだ?と思ってあらすじ読んでみたら竹野内は会社を辞めた日に子どもを置き去りにされて妻が家出、渡哲也の方は定年退職後に妻死亡という設定。別にまだまだ過酷じゃないじゃん。

10月13日、金10TBS、「セーラー服と機関銃」(出演・長澤まさみ、堤真一、中尾明慶、田口浩正、小泉今日子、緒方拳ほか、原作・赤川次郎、脚本・いずみ吉紘、演出・平川雄一朗ほか)、「25年前に映画が大ヒットした作品を長澤まさみ主演でドラマ化」(ザ・テレビジョン番組紹介より)。ヤクザの若頭役の堤真一がちょっと面白そう。田口浩正はボウズ頭で「アキバ系だが社交的、手先が器用で情報通」なヤクザというのもいいかも。……って、ちょっとマイボス後遺症か?

10月14日、土9日本テレビ、「たったひとつの恋」(出演・亀梨和也、綾瀬はるか、戸田恵梨香、田中聖、平岡佑太ほか、脚本・北川悦吏子、演出・岩本仁志、P・西憲彦)。「船の修理工場を切り盛りする貧乏な青年と、裕福な家庭のお嬢様に夜恋を北川悦吏子が描く正統派ラブストーリー」(ザ・テレビジョン番組紹介より)。うわーー、身分違いの恋ってやつですか? 北川悦吏子といえば「ロング・バケーション」「Beautiful Life」「空から降る一億の星」「オレンジデイズ」ですよ。ロンバケ以外見てないけど(「空から…」は最終回だけ見て、はぁあああ??と思ったが)。泣きが入るラブストーリーはパスだなあ。田中は見てみたいけど(え?)。

10月21日、土9NHK、「魂萌え!」(出演・高畑淳子、高橋恵子ほか、原作・桐野夏生、脚本・斉藤樹実子、演出・吉川邦夫)「老いと孤独に向き合いながらも必死に生きる女性の姿を描く」(ザ・テレビジョン番組紹介より)。これは桐野夏生の原作の方を読んでみたいと思っていたんだけど、ま、どうせ裏は亀梨のドラマだし、もしかしたら見るかも。

10月15日、日9TBS、「鉄板少女アカネ!!」(出演・堀北真希、塚本高史、片瀬那奈、竜雷太、陣内孝則、原作・青木健生、ありがひとし、脚本監修・秦建日子、脚本・松田知子ほか、演出・倉貫健二郎ほか、P・橋本孝ほか)、「料理に情熱を注ぐ少女が父を捜しながら全国を巡り、料理の腕を磨く"青春料理"コメディ」(ザ・テレビジョン番組紹介より)。「17歳の少女が、たった一枚の鉄板を武器にして、フレンチ・中華・和食など錚錚たる一流料理人たちに勝負を挑み、血の滲むような努力と、さまざまなアイディアと、そして料理に対する真っ直ぐな想いによって、激闘の末、勝利を収めていく……。そんな痛快で、前向きで、そして手に汗握るスリリングなドラマを日曜の夜にお届けします。」(番組ウェブページより)。脚本が「アンフェア」「ドラゴン桜」の秦建日子で、おおぉ!?と思ってよく見てみれば脚本監修。なんだそりゃー。堀北真希と塚本高史は見てみたいけど、日曜日のこの時間は風呂に入っているしなあ。

今の所、積極的に見たい!というのはないけど、とりあえず「のだめ」と「役者魂」、「魂萌え!」、「セーラー服と機関銃」は第1回目は見るかなー。もしかすると「Dr.コトー診療所2006」と「鉄板少女アカネ!!」も間違ってみちゃうかも(って、なんだかんだ言って見るのかよっ)。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
マイ☆ボス マイ☆ヒーロー 第10回(最終回、9月16日放映)。ついに終わっちゃったよ、マイボス。もうマキオ(長瀬智也)の「はにゃ?」な顔やシリアスな28歳のダークサイドの顔も、和弥(田中聖)のはじけっぷりも、見る事は出来ないのね。寂しい……しかしだからといって安易に続編とか映画版とかは作ってくれなくて結構。面白かったドラマはよほどの事がない限り、そっとしておいて欲しい。原作の方の韓国映画版はpart2が出来ているようだけど。

さて、今回はタイトルロゴもいきなりしょっぱなから入り、マキオは学校やクラスメイトを守るため、学校に乗り込んできた北極会熊田一家と乱闘になる。クラスメイトが見守る中、背中の彫り物も露になって、クラスメイト同様見ているこっちもビックリだ。今までマキオの着替えのシーンがなかったのはクラスメイトにばれないようにというのと最後に視聴者にもクラスメイトと同様のショックを与えるためだったのね(とか言っててもしかしてどこかに入れ墨姿のマキオのシーンとかあったっけ?)。警察に連行され拘置されたマキオは退学処分となる。マキオの正体を知ってショックを受けるクラスメイト達。一方マキオも拘置所で絶望のあまり眠る事が出来ない。

しかし事件が起こる前にマキオが書いた交換日記を読んだ担任の鉄仮面(香椎由宇)が、拘置所に面会にやってくる。先週の様子から、また今までの堅物っぷりからもっとスクエアな反応をするかと思っていたけど、常軌を逸する型破りな熱血生徒マキオと過ごした1年が、マキオ同様に彼女も変えていた。今までのどの先生も匙を投げていたマキオのバカっぷり(とグレっぷり)に鉄仮面が正面から体当たりしてくれた事が、マキオにはこれ以上はないくらい嬉しい事だった。号泣しながら百合子(鉄仮面)に感謝と別れを告げたマキオは、あんなにも楽しく生き生きと過ごせた「青春時代」と決別し、……すっかり熟睡。

保釈後は高校に入る前の元の生活に戻り、屋敷で学校用品の整理をしているところに桜なんとか(手越祐也)とひかり(新垣結衣)がやってくる。マキオのやくざなコスチュームを正面から変と言いながらも「でもどんな服を着てても僕にとってマッキーはマッキーだから」という桜なんとか。そして翌日の卒業式への参加を誘うが、マキオは「ぼくたちは住む世界が違う」と断る。んー、最終回に至っても桜小路のこの大事な台詞にも今ひとつ共感できないのはやはり演技がヘタだからか? 全然気持ちがこもってないように見えるのはもしかして私の方が腹黒いからか? 

いよいよ卒業式の日、クラスで鉄仮面がマキオの交換日記を読み上げ、今更ながらに自分達が一緒にこの1年を過ごしてきたのはヤクザの若頭ではなく一人のクラスメイトだったことに気がつく生徒達。桜なんとかと星野くん達が迎えに行ってマキオはクラスメイト達と再会し、鉄仮面とクラスメイトが作った手づくりの卒業証書を受け取る。クラスの一人一人に言葉をかけるマキオ、桜小路の名前は覚えてないくせに他の皆の名前はちゃんと覚えているのかいと思ったら、ちゃっかりひかりに「桜小路の気持ちも分かってくださいよ」と言う時はちゃんと言ってるやんけ。つまり桜なんとかとキモロンゲ(なぜーーー?)は特別でわざとだったんだな。その後本人にはやっぱり桜なんとかって言っているし。

さて、マキオはその後3代目襲名披露の席を飛び出して(ミキオはどうしたんだ?)、また高校生活を始める訳だが、1年間弱で裏口入学をしないでちゃんと高校入学できるほどの学力がついたのか? それともこんどは別ルートの裏口入学なのか? 27歳で高校3年もきつかったのに29歳で高校1年はもっときついんじゃないのかとか思わないでもない。こういうラストももちろんアリだが、さっさとヤクザの道を継いで時折「青春時代」を思い出す、という感じで終わった方が美しかったかもね。

何はともあれ土曜日が楽しみだった3ヶ月が終わってしまった。はぁ~。次回は亀梨と綾瀬はるかのラブストーリー? いいよ、別に。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
先週末、というか今週初めというか9月10日にJR池袋駅東口にあった新栄堂書店が閉店してしまった。手ごろな場所にあった手ごろな大きさの書店で、非常に重宝していたのですごく残念だ。閉店してしまってから入り口の扉に貼ってあった挨拶文を見てみたら、「60年間ありがとうございました」と書いてある。あーーー、終戦直後からずっとここで本屋さんやってたのね、初めて知りましたよ。この本屋さん、1階から4階までの店舗なので町の小さな本屋さんよりは大きいサイズの店だが、こじんまり具合が実に手ごろで、新刊や雑誌、話題の本やメジャーな本を探す時には本当に便利だった。コミック売り場は3階にあり、なおかつエスカレータがないので3階まで階段を上ると息切れしたもんだが、小さな店の癖になかなか憎い品揃えだったし、手作りポップもナイスだったし、1階の文庫本の棚は出版社別ではなく、完全に著者名別に並べてあったのでこれまた著者が分かっているときなど便利だった。クロワッサンや日経エンタテインメント、TVブロス、オレンジページCookingなど出たらすぐ買う雑誌は全部ここで買っていたし。

池袋は何せ書店激戦区で、超大型書店のジュンク堂(アジアで一番の売り場面積だったっけ?)、芳林堂、リブロ、東武百貨店の旭屋書店と大型書店が並ぶ中、このこじんまりぶりでは勝てなかったのかなー。一応閉店理由のところには建物の老朽化のためと書いてあり、すぐ隣の同じビルのドトールも閉店しているから、ビル自体の建て直し計画はあるのだろうけど。私のようなフルタイム会社員でなおかつ子どもがまだ小さいとなると実のところ本屋もろくろく行けないので、会社の帰りがけの5分、ちょっと立ち寄れる店は本当に便利だっただけに残念だ。他の店は、店が広すぎて目的の本にたどり着くまでに時間がかかるし、デパートに入っている本屋はその本屋にたどり着くまでに5分以上かかってしまうのでなかなか行きづらい。また戻ってこないかなー。

さて、池袋といえばジュンク堂だが。私は今まで地下のコミック売り場に行ったことが全くなかった。理由はコミックはコミック専門店(まんがの森とか芳林堂コミックプラザとかその他色々。まだ乙女ロードを物色したことはないが)で買えばいいやと思っていたのと、開店当初(1997年)のコミック売り場の評判はそれほどいいものではなかったということ、そしてジュンク堂は駅からちょっと遠くて(といっても5分くらいだが)行く時はあまり時間がないので目的の単行本を探す時だけほとんど1階~2階を瞬間的に眺めて電光石化で本を買っていたのだ。しかし、今日仕事の都合で目白警察によったついでに(え? ついで??)初めてジュンク堂のコミック売り場に行ってみたのだが。

ジュンク堂コミック売り場、すげーーーー。コミック、漫画文庫本、ライトノベル、画集、イラスト集、ゲーム攻略本、漫画関連図書の数が沢山、っつーだけじゃない。平台だけでなく棚差しの本も半分以上表紙を見せる形で置いてあってわかりやすいし、色々ポップや内容見本、原画見本などがついていて読んでみたいという意欲が非常にそそられる。久世番子の「暴れん坊本屋さん」なんか内容見本の他に出版社のポップが2個もついていてそのうち1個には「早く買わないと売り切れる!!!…ってことはないけれど、返品されるわよ!!(←一番大きい文字)」と書いてあるのが泣ける。ここがこんなに充実してたとはなー、いやはやうかつでしたよ。展示してあるサイン入り色紙はともかく、貼ってある原稿原画は期間ごとに替えているのかどうかはしらないが、今日は「サルまん」の原稿がずらっと展示してあり、しかも竹熊健太郎のスク水表紙で話題となった雑誌IKKIの、その表紙の拡大垂れ幕のようなものまでありましたよ。

そういえばコミック売り場ではないがついこの間まで「萩尾望都ラララ書店」というイベントを開催していて、萩尾望都がセレクトした本屋コミックが置いてあり、たまに萩尾望都が店長として顔出しをしてたりしたらしい。他にも(もちろん参加できないけど)イベントが色々あるし。ここがせめて、新栄堂の位置にあったら、毎日通うんだがなーーー。残念。
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今日9月15日はつい最近までは敬老の日だったのだ。いったいいつからなんだよ、日にちじゃなくて曜日指定の祝日になっちゃったのは。月曜が休みでもそんなにハッピーじゃないぞ。

練馬のS嬢「うちの母親なんかさ、なんでわざわざ月曜日にするの、金曜日だっていいじゃないのってブリブリ怒っているよ」
Nさん「結局いつにしてもいいようなどうでもいい日なんだろうね。それにしても月曜日がお休みの3連休ってあんまり嬉しくないよねぇ。なんでだろ」
S嬢「そうだね、金曜日が休みの3連休の方がずっと得した気分だよね」
私「結局月曜日が休みでも、気分や体が休んだ気になってないんじゃないのー」
Nさん「そうだよね、月曜日の祝日って、なんか平日感があるよねぇ」
S嬢「やっぱ、花金なんだね」
私「日曜日になってサザエさんが始まると、翌日休みでも条件反射でまた明日から会社かーって思うのに、月曜日もまた、明日は会社かーって思っちゃうしね」
Nさん「そっか、金曜日が休みだと木曜日に明日は休みだって思えた上に、金曜日も土曜日も明日も休みって思えるところがお得感があるんだな」

まあ、なんだかんだいいつつも休みがあるに越したことがないが、でも子どもが家にいると全然休んだ気にならん。さて、まあお年寄りを敬うにはまず老人の気分を味わってみて、っつーことで、世の中にはこんなグッズが。

 お年寄り体験スーツ

「急速に高齢化社会に進みつつある時代にあって、今こそ、人と高齢者にやさしさが求められています。 それは、人々の健康や幸福な暮らしに思いやりをはぐくむ環境作りです。そのために坂本モデルは努力します。 そこで、「お年寄り体験スーツ」はお年寄りの生活をより身近に感じるために、また、お年寄りの気持ちをより理解するために開発された体験学習教材の決定版です。」

坂本モデルっていうのはこのスーツを製作している医療器具メーカーなのだが、他にも看護実習モデル人形NEWともこのように、リアルすぎる若いお嬢さんのマネキンとか(乳房の形は新形式を採用し、一段とリアル感が増大しました。実習に適した軽さ、スムーズな動き、柔らかな皮膚、筋肉・骨格の自然な表現を最高度に追及しました、とのことだ。オランダの奥さんじゃありません)、でんちゅうくんとかあり、電柱って何?と思って見てみたら臀部注射練習用おケツモデルだったわけですよ。

まあ、私なんかお年寄り体験スーツを着なくても、日頃の怠けっぷりと肥満から実質かなりお年寄り状態な訳だが。
Wikipediaによれば対義語とは、「北極」と「南極」、「ある」と「ない」のように、意味が対照的または意味が反対であるものをいう。漢字二文字の対義語は4のパターンに分かれる。

・「短所」と「長所」のように漢字一字が違うもの
・「拡大」と「縮小」のように漢字二文字が違うもの
・「成功」と「失敗」のように全体として対義のもの
・「平凡」と「非凡」のように打ち消しの漢字(不、無、未、非)を使ったもの

「お嬢様」の反対は「お坊ちゃま」? 「ご主人様」の反対は「召使い」?「奴隷」(え?)?「女主人」? では「メイド」の反対は? 「ボーイ」とか「ウェイター」とか「ご主人様」ではなく「執事」なのか??? いや、まあ、どうでもいいことだけど。

10月25日発売予定の「ゼロサムオリジナルアンソロジーシリーズ Arcana」(一迅社発行)のテーマは「執事」だそうですよ。執筆者は峰倉かずや、高河ゆん、高山しのぶ、宮本福助、灰原薬、東山和子、佐伯弥四郎、よねやませつこ、南条つぐみ、他の予定。執事といえば私のような老け専でなくても、老眼鏡の紳士を想定するもんじゃないかと思うのだがどんなもんだろう……。そんなにジジィの執事萌え人口があるのか? それとも召使的立場の男性がいい、という話? 
結婚できない男第11回(9月12日放映)。このところ忙しくて録画しておいた先週分をまだ見てないのだが、同僚の練馬のS嬢からさくっとあらすじを聞いたところでは、先週は信介(阿部寛)にゆさぶりをかけるのが摩耶(高島礼子)だったそうだが、今週はみちる(国仲涼子)というところか? それにしても1週見てないだけなのに、夏美先生(夏川結衣)、結構信介を色々お見通し状態で驚きだ。これは先週分をやっぱり見てみた方がいいかなー。

このドラマの進行(先週分は見てないけど)、結構計画的に着実に信介がより深く他人とかかわり合うようになっていく過程が描かれているよなー。「金魚」から「犬」へ、「犬」から「人」へ、あるいは口から飛び出す言葉が心とは裏腹だったり極端な物言いをしてしまう小学生の男の子のような信介が、「自分が言ってしまった言葉で人を傷つけてしまう」ことをはっきりと自覚し、「言葉できちんと伝えること」の重要さを今さらながらに(だって、信介40歳だし……)実感してゆく様子などが、階段を1段ずつ登ってゆくようにしっかりと描かれてゆく。

今回はこの期に及んで(え?)みちるが信介を好きになると言う展開に。しかしみちるをつけまわしていたストーカーを撃退するシーン、台詞はみちるの心を打つのに十分だったけど、私はそれよりも阿部ちゃんのあのへっぴり腰に萌えましたよ。何するかわからないストーカーだったら男だってやっぱり怖いわけだし、でも言うべきことを言わないとストーカーにだって伝わらないし。へっぴり腰になりつつもきっぱりと、自分のためにストーカーに近づくなと言ってくれたらそりゃ心が動くっつーものですよ。しかし、あのストーカー、あれだけでちゃんと撃退できたのか? まさか来週すごくいいシーンに凶器を持って乱入、なんてないよね?

「結婚できない男」も残すところあと1回。えーーーー? あと1回で結婚にまで至るのか? 結構いい線いっているとはいえ、今はまだそれよりももっと前の前の段階じゃないのか? でもって私としては別に結婚しなくてもいいじゃーんとか思っているのだが(仲良くなるだけで十分、見ていて楽しい気分になる二人だし)、ドラマ的にはそうはいかないのか? さて来週は一体どうなる?

夏美先生の今週の読書は「サイボーグ009」。いつも結構手堅い作品をセレクトしているなー。でもあの白っぽい表紙の単行本ってどのバージョンなんだろう。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
昼飯時にいつものメンバーとTVドラマの話題になり。

Nさん「昨日は子どもがどうしても見たいっていうから、「サプリ」見ちゃったよ」
私「あー、私は風呂から上がったら先に上がっていた子どもがフジを入れていたんで、最後のほうだけ見ちゃったよ」
Nさん「昨日は亀梨が伊東美咲を諦めるってシーンで終わってたね」
練馬のS嬢「そしてまた、ぶりぶり怒りながら見たんだ」
私「そりゃそうだよ。今まではっきりとはそれらしいこと言ってなかったくせに、瑛太のやつ、転勤になったからいきなり中国だかどこだかについてこいって言っていやがるんだもん、行くかっつーの」
S嬢「ははは。でもさ、これが20年前くらいだったら「素敵!」とか言いながら見てたんじゃないの?」
私「うーん、どうだろ。だいたい20年前って恋愛物のドラマって見てなかったような気がする」
Nさん「トレンディドラマの頃とか?」
私「トレンディドラマはバブル(1988年~1991年くらい?)のころでしょ? 見てなかったなぁ」
S嬢「「東京ラブストーリー」って、20年位前だっけ? カーンチって……」
「カーンチ」の次の台詞(「ねぇ、セックスしよう」)はさすがにS嬢でも言えなかったか。ふっ……。
私「それもバブルの頃じゃないの~?」
Nさん「「男女7人夏物語」って20年前?」
S嬢「それくらい前かもね。「101回目のプロポーズ」は?」
私「それもバブルの後くらいじゃないかなぁ。それにしても武田鉄也が主人公のラブストーリーなんてみたくないよなぁ。なんであんなにヒットしたんだろ」
Nさん「そうだよねぇ」
私「20年前ったら何してたかなー」
S嬢「刑事ドラマは見てたと思うけど。でも私はMデパートに入社したばかりで、仕事が終わるのが夜8時過ぎで、それから飲み歩いていたからテレビドラマなんか全然見てなかったな」
私「んー。私は「ベストヒットUSA」とか「ザ・ベストテン」とかの音楽番組やドキュメンタリーを中心に見ていたような気がする。あと「真田太平記」とか「独眼流正宗」みたいなNHKの時代劇とか。それから追っかけやってコンサートとか行ったな」
S嬢「誰の?」
私「フィル・コリンズ」
Nさん「あーーーー、そういえばあの頃はそうだったねーー」
私「Nさんは同じ頃ヒューイ・ルイスの追っかけだったよね」
Nさん「そうだったねぇ……。コンサート、行ったよ……」
遠い目をする私とNさんだ。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
マイ☆ボス マイ☆ヒーロー 第9回(9月9日放映。おお、ゾロ目だ)。色々忙しくて感想を怠けていたらあっという間に来週は最終回ということに。早い! 早すぎる! 名残り惜しすぎる! 子ども(7歳)は来週が最終回であると言う事実に衝撃を受けているぞ。どうやら他の番組はともかく、このドラマはずっと続くもんだと思っていたらしい。ふっ……、どんな楽しいことにも必ず終わりはあるのさ~(←気取って言うようなことでもない)。

今回はマキオ(長瀬智也)の卒業試験、関東鋭牙会におけるマキオとミキオ(黄川田将也)の跡目争い、そしてバレンタインのチョコ獲得競走の三つ巴の抗争(??)が、なんと「仁義なき戦い」のテーマと文字で(しかも多分ナレーションもそんな感じで)煽られている。ああ、このバカバカしいノリもあと1回だけなのね。やっぱり本当に名残惜しいわ。

卒業試験では出題問題に「はにゃ……問題がちょっとわかる……。今、頭ん中の小人たちが脳みその引き出しを開けたり閉めたりしている!」と頑張って回答するマキオ(私の頭の中の小人さんはきっとずっと昼寝をしっぱなしなんだろうな)。でも数学のあの問題(分数の足し算とか……)はいくらなんでもやさしすぎだろ。にもかかわらず42点な訳だが。しかし8ヶ月前に比べれば格段に出来るようになって、無事卒業試験も通過する。

そして鋭牙会の跡目相続は選挙で決めると宣言した父親(市村正親)により、2月14日の投票日までに各種アピール活動をするマキオとミキオ。ミキオに堅気の道を選べば桜なんとか(手越祐也)や梅村ひかり(新垣結衣)とも今までのような生活を続けることができると言われたマキオは、夕暮れの教室で一人煩悶する。そして「俺の夢はあくまでボスだ。誰かのヒーローなんかじゃねぇ」「でも俺は、こっから先どんな人間になったとしても、この高校生活をぜってー忘れねー」と涙ぐみ、「あと1ヶ月。俺はこの学生生活を精一杯過ごそう。みんなと一緒に卒業しよう。みんなと忘れられない思い出を作ろう。たとえもう二度と会えなくなったとしても一生胸に刻めるように」と決意する。結局跡目相続選挙の方は3387票(マキオ)対3378票(ミキオ)という僅差でマキオが勝つ。しかし、これがどこかの王子様が正体を隠して一般庶民の間に潜り込んだって話だったとしたら、この先きっと彼はいい王様になるだろうねって話だが、きっといいヤクザの親分になるよね、っていうのはどんなもんなんだか……。

それにしてもなんだかミキオの真意がわからんよ。子どもの頃にマキオにおもちゃもクワガタも消しゴムも母親も取られた恨みが大きいのか、それともマキオの現在の学校でのごく普通の平凡な幸せをそのまま持ち続けて欲しいと思っているのか、はたま実はもっと腹黒でそう思わせといて実は純粋に跡目を狙っているだけなのか。桜なんとかとミキオについては今ひとつ分かりにくいところがあるよなぁ。桜なんとかは台詞に表情や演技がついていってない感じだし(って、ヘタクソっつーことか?)。

バレンタイン抗争はおまけみたいなもんかな。義理チョコを4個もらってミスター3年A組なったキモロンゲ(諏訪部祐樹)よりも、ひかりからもらったたった一つの本命(??? 50%がた義理みたいなもん?)チョコっつーか。

しかし、このドラマ自体の面白さもさることながら、私は誰かの秘密の正体は実は……という展開の話がすごく好きだ。紫のバラの人が実は速水真澄だとか、タイガーマスクの正体が実は伊達直人だったとか(古っっ)、赤い彗星のシャアが実はセイラと兄妹でキャスバル・レム・ダイクンだったとか(←どうなの、このセレクトは……)。このドラマもついにマキオの正体が学校の皆にばれて、なおかつ敵対する北極会が学校に乗り込んできて(なんで学校に乗り込んでくるかなーー)、マキオ絶体絶命、来週は一体どうなるのか!? という昔ながらのもったいつけぶりがまた素敵過ぎる! 来週が待ちきれないよっ!
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えーーーー、一体なんで!? 

 アニメ「おじゃる丸」原案者・犬丸りんさん死亡 自殺か

「NHKの人気アニメ「おじゃる丸」の原案者、犬丸りんさん(48)が10日、東京都武蔵野市の5階建てビル屋上で倒れているのが見つかり、病院に搬送されたが死亡していたことがわかった。自宅に「仕事ができない」などと書かれた遺書が数通残っていたことなどから、警視庁は自殺とみている。」

クリエイターにはわしら一般庶民にははかりしれない苦悩があるんだろうけど、びっくりだよ。

ご冥福をお祈りいたします。
最近、TV番組に出ているエアギター世界選手権第4位の金剛地武志が結構気に入っていたのだが(あああー、どうしていつも変な人にばかり目が行ってしまうのーー)。

 ・「ダイノジ」おおちがエアギター世界一(日刊スポーツ)
 ・エアギタージャパン オフィシャルサイト

「世界大会には13カ国の代表が参加し、おおちは予選を1位で通過していた。体形をさらに暑苦しくするトラ柄セーターで1分間の演技をこなし、会場から「折れるギターが見えた」とまで言わしめる迫力のステージを展開した。審査員からも「シンプルで伝統的なギタリング」が絶賛された。賞品として「フライング・フィンランド」と呼ばれるカスタム仕様の透明ギターと、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイから特製アンプが贈られた。」

「折れるギターが見えた」って……。エアギター始めて1ヶ月の日本の芸人さん(しかも本物のギターは弾けないという)が1位ですってよ。金剛地、立つ瀬が無い。でももしかして金剛地のエアギター啓蒙活動の成果だと思って本人は喜んでいるのかなあ。しかし今年は多分この新人さんが出てきたせいで、去年一昨年とずっと4位だったのが、今年は5位。頑張れ、金剛地。ギター系(っつーか音楽演奏関係)にはこれっぽちも興味が無い私だが、応援だけは密かにしてるから。
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さてついに最終巻となった「ハチミツとクローバー第10巻」(羽海野チカ、集英社)。終わらない、ずっと続くかのように思えた夏休みの物語がついに終わった。うーん、まあ妥当な線なのかもしれないけど、奇人変人の森田を応援していた私としては、ちょっとチッって感じだ。以下多少ネタバレがあるので折り畳んでおきます(とか言って大した事は書いてないが)。
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さて、昨日はお仕事で受験をしてきたのだが(7月15日「30年ぶりの受験勉強」)、よくよく考えてみると、本当にちゃんとした試験を受けるのは久しぶりだ。しかし学生の時と違って、緊張感がねーよ……嫌な社内伝説に残るかもというプレッシャーは大きかったのだが(9月1日「今まで不合格だったのはHさんだけなんだよね」)、相変わらずほとんと一夜漬け状態というか、先週は会社では一応テキストを開いて読んでいたのだが、3行読むと眠くなりこっくりこっくりやってしまうので他の仕事をして、またテキストを開くとまた3行で眠くなりまた他の仕事をやり……という状況で進みやしない。そんなんで試験日前日の金曜日の夜になってやっと過去問にとりかかる。そしてびっくりしたのは、今までの実際の試験での出題問題、ほとんどが過去問の焼き直しじゃないのか!? ということだ。なんだ、もっと早くに過去問やってりゃよかったよ……。

そんな訳で昨日の午後、試験会場の早稲田大学に向かった。うわー、早稲田大学なんて生まれて初めてだよ。近くにある現代マンガ図書館なら何度も行った事があるのだが。出願書類に載っていた地図をたよりに、これなら歩いても近そうだと思って高田馬場から歩いてみたのだが、……遠いよ! 20分以上かかっちまったよ。そしてなんとかたどりついた大学の受験棟は、これまた飾り気も洒落っ気もまったくなく昔ながらの素っ気ない作りの教室が並んでいて、なんだか懐かしいぐらいだった。

指定されている教室の指定されている座席に着いて見回すと、受験者はやっぱり大学受験なんかと違って、若い人からジジババまでと幅広く、しかも数も結構多くて欠席者も少ない。試験の15分前にに試験官が説明を始めたが「衛生管理者試験は国家試験なので」という台詞で驚く。そういや私、国家試験って受けるの初めてじゃないか? 運転免許は持ってないし、珠算2級とか日本舞踊名取りとか英検4級(!?)って国家試験じゃないしな。図書館司書は単位を取っただけだし。保険の代理店資格も国家試験じゃないはずだし。

それはともかく問題用紙とマークシートの解答用紙が配られ、時間になると試験が始まった。問題は……あーーーー、微妙に過去問と違うーー(←当たり前だ)。なんか微妙に新しい問題もあるし。試験問題は5択の30問なのだが、試験時間はなんと3時間である。えーーー、こんなのわかる問題はすぐ書けるし、わからない問題はいくら考えたってわかんないんだから1時間で十分じゃないのか? でも試験開始から60分は教室を出られないので、今回は見直しまでしてしまったよ。勿論見直してみてもわからない問題はやっぱりわからないままだが。一応全部マークシートは塗りつぶしたが社内伝説に残るか否かはまだわからない。結果がわかるのは来月10月になってからだという。そして、昼飯の時に一応、午後は試験だからと思ってビールは飲まなかったので(偉いぞ、私)、帰ったら思いっきり飲むぞ、とか思いながら教室を出たのだった。
今日、例の試験が終わった帰りに高田馬場の芳林堂で買った一冊「おしりのふた」(桐島いつみ、朝日ソノラマ、710円)、内容は「ある日…突然……「私、痔主さまになりました……」実は女性に多いらしい『痔(ぢ)』。そして、桐島さんもそのひとり。初めての肛門科体験、おしりを刺激しないひと工夫などなど、痔主・桐島いつみの脱力エッセイ。読者を絶叫させたあの甘えん坊旦那も大活躍!!」(出版社商品紹介より)という痔ネタから体にまつわる雑多なネタをまじえて色々描かれているのだが、いやー、いくら桐島いつみでもここまでぶっちゃけなくても。面白おかしいからいいんだけど、でもこれは引いちゃう人もいるかもなー。だいたいこの表紙がもう、ミもフタもないしね。

私も予告で痔主ネタの本というのはわかっていたのだが、内容まではまったく知らなかったので、一緒に買った「ハチミツとクローバー第10巻」と「カトリーヌあやこが見た!0勝2敗1分。」とメロディ10月号をレジに差し出した時に「カバーはどうしますか?」と聞かれ、カトリーヌあやこの本は通勤時に読もうと思ったので「0勝2敗1分。」だけカバーをかけてもらったのだが……店員さんは「なんで桐島いつみの方にかけないのか?」と思ったかも。あるいはもしかしてハチクロとカトリーヌの本はカモフラージュだと思われたんじゃないのかという気がしてきましたよ(ほら、エロ本を普通の本でサンドイッチにしてレジに出す、というやつですね)。ま、私は買いたい本があればカモフラージュなんか一切せんがな。

痔が出来たので病院で診てもらってお尻丸出しのところで看護婦さんに「私マンガ好きでよく読むんですよー、どこに描いているんですかー?」と聞かれてしまう話など、「結婚できない男」の阿部ちゃんを思いだしてしまいましたよ。また、太ったせいで屁の通り道が変わってしまってヒジョーに不愉快なのでダイエットを決意するとか。いやあ、なんというか。いやはや、ははは……(←でもお尻のオデキネタと毛深ネタにはかなり共感だっ)。
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底辺女子高生会社帰りに何気に手に取ってみたエッセイ本「底辺女子高生」(豊島ミホ、幻冬舎文庫、2006年、246p、520円)、内容は「「本当の私」なんて探してもいません。みっともなくもがいてる日々こそが、振り返れば青春なんです―。「底辺」な生活から脱出するため家出した高校二年の春。盛り下がりまくりの地味な学祭。「下宿内恋愛禁止」の厳粛なる掟。保健室の常連たち。出席時数が足りなくて、皆から遅れた一人きりの卒業式。最注目の作家によるホロ苦青春エッセイ」(Amazon商品紹介より)。

あまりにも地味すぎる青春時代を送った著者のその地味青春時代を描いたエッセイなのだが、現在23歳(執筆時。現在は24歳)で、ここまでちゃんと振り返って面白おかしく描けるっていうのは結構才能があるんだろうなぁ(←えらそー)。現在このお年のお嬢さんが高校時代はテレビを見ずにラジオを聴いていたとか(しかもリクエストはがきをバンバン出していた)、球技大会では地味女子が集まって卓球をやったとか、高校生時代にクラスの男子としゃべったのは3回だけだとか、ホントにそりゃ地味だよねって話だ。もちろん基本は高校時代のクラスの中に自分の居場所がなくて(「見つけ出せなくて」ではなく「なくて」)、いたたまれない日々を過ごしてしまった著者の「底辺女子高生」時代をヒジョーにネガティブに描いているのだが、でも面白おかしい。そして本人が後書きで書いているように、今振り返ってみれば本人が当時思っていたほどには全然どん底じゃないし(だいたい「女子高生」であるだけでもう、非どん底は保証されているようなもんだしな)。でも書いてあるエピソードの一つ一つが、40代のババァにもそうだったよなぁと思わせられるのはなかなかのもんですよ。本人が描いている挿絵もなかなかナイス。

著者のメッセージは「今すごくつらくても、そのうちなんとかなるよ」ということで、現役の学生さんが買えるようにと文庫で出したそうだ。でも、全部ウェブで見られるんだよな……(私も本を買ってから気がついたよ)。ま、私は文章はウェブで読むよりも紙媒体で読むほうが好きだし、自宅でいちいちPC立ち上げる時間あんまりないし、本だと電車の中で読めるからいいんだけど。

 ・底辺女子高生(幻冬舎ウェブマガジン)
 ・告知板としま(豊島ミホサイト)
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