今年の景品はピカチュウのパスケース毎年過酷な修行をせまられるポケモンスタンプラリーだが(2006年7月30日「ポケモンスタンプラリー2006に行ってきました」、2005年7月30日「ポケモンスタンプラリーに行ってきました」)、子どもは早々と「今年も行くからね!」と宣言、ただし今年は仲良しのこっちゃんと一緒に行くと言っていたのである。いくらなんでも小学3年生の子が2人だけでJRの各駅を回るのは難しいんじゃないのか?と思っていたら、こっちゃんのお母さんが付き添ってくれるという。ああ、なんて素晴らしい~、今年はあのスタンプラリー地獄から解放されるのね、と思っていたところに私の入院騒ぎですよ(7月26日「しばらくシャバをはなれていました。」)。

私の入院中は、子どもは北海道の母に預かってもらっていたのだが、もし万が一私の入院が長引くようなことがあれば、スタンプラリーの参加もナシになるところだったのである。しかし何事も予定通りに進んで私も先週の木曜日に無事退院し、子どもも北海道から戻ってきて、スタンプラリーへやる気満々。入院前はせめて午後は私が子どもに付き添おうかと思っていたのだが、やはり今は、日常生活には支障がないものの、体力的にさすがにスタンプラリーはきつすぎで(ビリーズブートキャンプみたいなもんだからな)、こっちゃんのお母さんにくれぐれもよろしくお願いしますと言うばかりである。

そんな訳で昨日、子どもは意気揚々とスタンプラリーに出発したのだが、直前になって一緒にいくはずのこっちゃんのお母さんが仕事が入ったために行けなくなり、急遽こっちゃんのおばあちゃんがつきそってくれることになったために、「おばあちゃんがついていってくれるんだから、くれぐれも走ったり無理したりしないようにね!」と注意していたのである。子どもは「わかったわかった」と面倒くさそうに返しながらも、随時「今、新宿でゴールした」「今、原宿でお昼食べている」と報告の電話を入れてくれていた。

ポケモンスタンプラリーは、いつもならゴール駅で景品と全駅制覇用のスタンプ帳をもらったら、午後4時に終了するまで各駅を回ってスタンプを押しまくるので、昨日も子どもが帰ってくるのは早くても4時過ぎだろと思って暢気に構えていたら、なんと1時過ぎに帰宅したのである。

「一体、どうしたのよ。新宿(ゴール駅)の後、色々な駅を回るんじゃなかったの?」
「いや。原宿でご飯食べておしまい」
「えーーー? どうして?」
「だって、こっちゃん達に、もう勘弁してよーって言われたんだもん」
「……」

そりゃま、そうだよな、こっちゃんは鉄分ゼロみたいだし、うちのこどもみたいな変なコンプリート癖もないみたいだからな。あとは「今度はお母さんと行く」と言い出さない事を祈るばかりだ。まあ言われたところで今年はムりだけどな。なお、今年のゴール賞品はピカチュウのパスケース、今まで一番実用的な賞品かも。
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毎日かあさん 第4巻 出戻り編なんとコメントしていいのか、難しい1冊「毎日かあさん 第4巻 出戻り編」(西原理恵子、毎日新聞社、880円)。

これは毎回面白育児漫画エッセイとして読んでいるのだが、今回はなんといっても西原の元・夫である"鴨ちゃん"の死が描かれているために(3月20日「カメラマンの鴨志田穣さんが死去」)、なんとも講評しがたい出来になっているのである。なんというか、あまりにもあざとすぎるという言い方も出来るし、作者である西原も描く事で乗り越えることができるものもあるのだろうとは思うし、知りたいと思う読者のリスエストに応えようとしている西原のサービス精神もあるのだろう。多分プロフェッショナルである西原は読者が思っているよりもはるかに強くたくましいのだとは思うのだが。

なんとなく、全く関係はないのだが(本当に心底関係ないのだが)「エースをねらえ!」(山本鈴美香)の第2部、死ぬ直前の宗方仁と、宗方の次に岡ひろみのコーチとなった桂大悟との最後の会話を思い出しちゃったよ。桂の目の前で倒れた宗方が、確か「俺の死が、(ひろみの成長のために必要な)最後のチャンスだ」と言うのである。うーむ。読者を泣かせただけで終わらせないで欲しい、次の「毎日かあさん 第5巻」も楽しみにしてるからさ、とか思う今日このごろ。
テーマ:日記
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随分とこのブログに新しい書き込みをしていない……ってことはさぞかし同人誌の原稿の方も進んでいる事だろうとか思われていたかもしれませんが、実はしばらくシャバを離れていました。先週の水曜日(7月18日)に定期検診に行っている病院で、いきなり「来週の手術、いかがですか?」と聞かれて、迷った挙げ句OKして、木曜日に会社の上司に報告し仕事の引き継ぎをし、金曜日(7月20日)に手術前検査、日曜日(7月22日)に入院、月曜日(7月23日)に手術で、今日さっき退院してきたばかりという訳よ。

別に死ぬような病気じゃないので、来年の夏に手術しましょうと前々から言われていたのだけど、それがいきなり「先生のスケジュールの都合で来週、どうですか?」には、さすがの私もびっくり仰天ですよ。でも今回を逃すと来年はもう出来るかどうかわからないとか言われちゃったもんだから、さっさと受けてきてしまいました。実は病院にパソコンも持って行ったのだけど、よりによって病院に着いたとたんに壊れてしまったので、使わずじまいで実に静かで平和な入院生活を送ってました。……原稿、ちょこっとだけ進んだけどな。

開腹手術ではなく腹腔鏡下手術だったので回復も早く、手術の翌日から病院内を歩き回り、手術後3日目の本日には退院して、今自宅で久しぶりにパソコンに向かっている訳ですが、会社の連中には散々「もう若くないんだから無理するな」と言われたのを受けて、あと3、4日はおとなしくしている予定です。子どもは仲良しさんと一緒に明後日、ポケモンスタンプラリーに行くって言ってるけど、さすがに今年はつきあえねぇ(仲良しの子のお母さんが付き添ってくれるという話だけど、その後どうなったかな)。

ま、そんな訳で同人誌の原稿が出来るかどうかは微妙な今日この頃、入院前にスパーキーはなんだか謎の液体を吐いていきなりご臨終となり(入院前に不吉!)、さっき帰宅してみたらスパイクはモスラになっていて卵まで生んでいるけどずっと静止状態のスパイクモスラが生きているのか死んでいるのかはまったく不明、という我が家の蚕たちの状況もご報告しておきますだ(7月13日「お蚕様がおこもりになられました。」、7月16日「スパーキーは意外とグルメ」)。
テーマ:日記
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子ども(8歳)が学校から持ち帰った蚕のうち、大きい方(スパイク)はすでに繭になったものの(7月13日「お蚕様がおこもりになられました。」)、小さい方(スパーキー)は相変わらずマイペースというか、非常にゆっくりしたテンポで桑の葉を食べるせいか、未だまゆを作る気配がない。

そんなスパーキーもこの2、3日は箱の中に入れた桑を食べる気配が全然なく、といって繭を作り始めるような気配もなく、じっとしているばかりで私は密かに心配していたのであるが、今朝近所の(歩いて30分だが)公園から桑の葉をいただいてきて箱の中に入れてみるとあらびっくり、ちゃんとガツガツ食ってますよ。この2、3日は学校からもらった桑の葉を入れていたのだが、もう学校でも葉っぱを入手するのが困難なのかちょっと痛みかけでところどころに赤い点などあったりしたのだ。新鮮な葉っぱがおいしかったのか気がつくと葉っぱがかなり減っていてちょっと安心。

でもこいつも一体いつになったら繭を作り始めるのかなー。来月中旬には1週間程北海道に行っているのだが、まさか北海道にまで持って行く訳にもいかないので、それまでになんとか決着がついてほしいものだ。
先ほどの中越地方で地震の被害を受けられた皆様にはお見舞い申し上げます。……とあらかじめお断りして。

さっきの地震でそっち方面に住む大学時代からの同人仲間のS川に、大丈夫かと電話してみた。S川については「コミックマーケット68に行ってきました2」(2005年8月15日)、「昨日から北海道に来ています。」(2005年8月16日)参照。電話は最初は全然つながらなかったのだが、今回は10分程でつながったのが、前回の2004年の地震よりは被害がひどくなかったからなのか、それとも前回以来災害体制が整っていたからなのか、たまたまなのかは不明。

私「地震の方、どうだったのよ?」
S川「いや、私が住んでいるところは震度5だったからさー、本棚の同人誌がバラバラ落ちた程度だったよ」
私「あー、その程度で済んだならよかったよ」
S川「いや、本当、大丈夫、ありがとう」
私「そういや、8月19日のスペースはどこらへんなの?」
S川「8月19日? ああ、夏コミは今回落ちたのよ」
私「えーー、珍しいじゃない」
S川「いや、最近は3年に1回は落ちるね」
私「ふーん、じゃチケット1枚あるから送ろうか?」
S川「おおっ、ありがとう! 助かるよ。じゃ、ついでに地震見舞いにカタログの方も送って~」
私「お前と言うヤツは……。わかったよ、じゃ、地震見舞いにコミケカタログ2冊ね? 重いヤツ(冊子版。1冊2kg弱ある)? 軽いヤツ(CD-ROM版)?」
S川「重いヤツで。CD-ROM版だと職場でプリントアウトしなくちゃならないからさ、肩身が狭くて」
私「え? S川んち、パソコンないの?」
S川「いや、あるんだけど古い機種でさ、対応してないのよ」
コミケカタログのCD-ROM版はMacitoshはもちろんのこと、Windows 98にだって対応しているのにどんだけ古いマシンを使っているんだ。

さてその後、私がS川に電話するのを見ていた子ども(8歳)が、テレビで余震が続いていると言うニュースを見て、「S川さんにまた電話しなくてもいいの?」と言う。どうやら子どもは被災地にいる人に電話してみたくてたまらないらしい。
子ども「電話してみなよ」
私「さっき大丈夫だって言っていたから大丈夫でしょ」
子ども「もし死んじゃってたらどうする?」
私「いや、S川は死なないから大丈夫」

S川なら地球最後の日が来たって死なないから大丈夫、とは思ったが、それは口に出しては言わなかった私だ。
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受験の神様 第1回(7月14日放映、日本テレビ、21時)。サブタイトル(「目指せ名門中! 熱血父子vs.冷酷女家庭教師 300日バトル勃発!!」)、なげぇーー。2時間ドラマかっつーの。それにしても最近の子役はうまいよなあ。梅沢勇(山口達也)の小学6年生の息子役・広(長島弘宜)といい、「山田太郎物語」の兄弟たちといい、演技が自然だから話に引き込まれてちゃいますよ。

さて妻がいきなり出て行ったためにずっと親子二人暮らしをしていた勇と広だったが、勇はどうやらスポーツができるから一流商社にも入社できたという、脳みそ筋肉なおバカさん。一方広は6年生になると友人たちがみんな受験体制に入ったために、大好きな野球が出来なくなってしまうが、野球名門校の早田中学の野球部を見に行った事で、この中学に入りたい、受験したいという気持ちに火がついてしまう。しかし6年生の4月と言う時期に火がついてもすでに遅く、いい塾は定員オーバー、そうでないところは勇でさえも首をかしげるようなところしか残っていず、最後の頼みの綱として、「受験の神様」と呼ばれている伝説の女子中学生・菅原道子(成海璃子)に家庭教師を依頼するのだが……。

菅原道子というネーミングが安易かどうかはともかく、なかなか興味深いキャラで、親に土下座させるのも別にそれで優越感に浸ろうとか何かではなく、多分親の覚悟の程を見てみたいからなのね。だから頭を下げていても土下座さえしとけりゃいいんだからという気持ちでいるような親の依頼は拒否するのね。それに子どもにまず「あなたは受験したいの? それとも勉強したいの?」と聞くあたり、ただ単に受験のテクニックを教えるだけでもなさそうだし。でも図書館で騒ぐ同級生にビンタを張ったり、修学旅行を一緒に行かないかと誘うクラスメイトに「意味わかんない」と言うあたり、コミュニケーションを拒否しているんだか能力がないんだかよくわからないなあ。この道子の家族がどうなっているのかも気になるところだ。

また、広が受験を目指す流れも自然でよかった。野球がしたい→友達と一緒に中学でも野球をやりたい→早田中学の野球部がかっこ良かったから受験したい→中学受験の基礎段階の問題がわからないままなのが悔しい→勉強したい、中途半端で投げ出したくはないという広の気持ちに道子も応えて家庭教師を引き受ける事になる。しかし中学3年で「受験の神様」かー。本人が「出来る」というのと「教える能力がある」っていうのは別だとは思うけど、道子の場合は両方あるってことかね。でもってエスカレータ式の学校で本人は大学を卒業するまで受験はないから出来る事なんだろうけど。

そういえば今N県で公立の中学教師をやっている友人のSなどは「中学は絶対私立にしておけ!」って言ってったっけな。でも私は北海道出身なので今三つ、私立信仰がないんだよなあ(北海道では公立の学校に行くのがデフォルトで、私立の学校に行くのは、すっっっっごく頭がよくて親が熱心か、公立を落ちたからかのどちらか)。まあ、それはともかく、なかなか面白うございました(BGMが微妙に「野ブタ。をプロデュース」に似ていたけど)。難なのはNHKの「新・マチベン」と同じ曜日の同じ放送時間っつーことだ。ま、「新・マチベン」はあと3回で終わるからいいけど。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
子ども(8歳)が自宅に持ち帰っていたお蚕様だが(6月21日「おかいこ様がやってきた」)、いよいよ繭になりましたよ!

一昨日の夜のことだが、大きい方(名前はスパイク)が桑の葉を全然食べなくなりどうしたのかなあ?と思っていると、立ち上がって(本当にほとんど立ち上がった状態)しばらくじっとしていたり、かと思うと入っている箱の周りをぐるぐる移動したりして、今までに無く活発な動きをしていたのである。それでしばらくじっと見ていたら箱の隅に糸を張り始めたのである。おお、これは繭か? 繭作りをはじめたのか? と期待をしながら見ていると、まるで私たち(私と子ども)の視線を感じたかのごとく、繭作りをやめてまたふらふらし始めるのだった。

そうこうしているうちに家人が帰宅してお蚕様が入っている段ボール箱を覗き込んで、紙で作った繭作り用の枠のようなものを箱の中に入れると、子どもが抗議する。「変なもの、入れないでよ!」。しかし、翌日見てみたらちゃんと、その紙の枠の中でせっせと絹糸を吐いていたのだった。

そして昨日帰宅すると、すっかり繭が出来上がっていた。あと何日くらいでモスラが出てくるのかなー。ソレは見たいような見たくないような……。なお、もう一匹の小さい方(名前はスパーキー)はまだ繭になる気配はないが、桑の葉を食べるスピードが非常に遅いので、時たま私が取ってきた桑の葉(7月8日「桑の葉ハンター」)がもしかすると本当は桑じゃなかったんじゃないのか?という疑惑にとらわれて、ちょっとビビッてしまう小心者の私だ。
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PSPにはそれほど魅力を感じてはいなかったのだが。

 軽量・薄型に進化し、ビデオ出力機能を標準搭載した新型 PSP カラーバリエーションとともに9月発売決定(Playstation.com)

今度は今まで以上に薄くなって、テレビに出力できてUSB充電が出来ると。値段が書いてないから変わらないとすると2万円前後。コレが魅力的かどうかはともかく、もし買っちゃったら「ぼくのなつやすみ」と「どこでもいっしょ- レッツ学校!」と「ポポロクロイス物語 ~ピエトロ王子の冒険~」と「僕の私の塊魂」をやりたいなーーーーと遠い目をしてしまう、わたくし。いや、もちろん逃避さ、逃避。それ以前にDSの「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」を買うのを、毎日帰宅時にゲームソフト屋の前を通りながらじっと我慢しているしーー。ああ、早く人間になりたい……(←違う)。
追記:7月18日

 SCE、薄型の新「PSP」の国内発売は9月20日。19,800円-「サプライズはワンセグ」。FF VII版を先行販売(AV WATCH)
 新PSPは9月20日、19800円。現行PSPは実質値下げでフェイズアウト(Engadget Japanese)

でもワンセグって意外と見ないもんなんだよな。旅行とか行列するときなら大活用だろうけど。
テーマ:日記
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ホタルノヒカリ 第1回(7月11日放映、日本テレビ、22時)。別にちゃんと仕事をして誰に迷惑をかけている訳でもないんだし、その生活を本人が気に入っているんだから別に干物女でも全然いいじゃーーーん、恋なんかしなくたって別に困らないし、昼間っからビール飲んでたっていいじゃん……と思った私は年代物の干物女なのか? でも税金も年金もきちんと払い、ゴミは決められた日に出し、近所の人には挨拶をし、電車の中ではお年寄りに席を譲り、ちゃんと社会人として真っ当なんだからいいじゃんかよう。

iMacがずらりと並ぶ職場(インテリア事業部門)でてきぱきと仕事をこなす雨宮蛍(綾瀬はるか)は家に帰ると干物女と化し、シミのついたTシャツに穴のあいたジャージ、髪を輪ゴムでとめて(輪ゴムで髪を止めるのは取る時痛いからやめたほうがいいですよ)尻をボリボリかきながらスルメをかじりビールをぶはっと飲む女。そこに大家(ボンちゃん)の息子・高野誠一(藤木直人)が拠所ない事情で家を追い出されて実家である高野家にやってくる。最初は蛍のあまりの生活ぶりに自分に対する嫌がらせかと思っていた高野だったが、蛍が好き好んでやっているのだと知って、「君は干物女だ。君は女として終わっている。一緒に暮らそう」と提案する。一方蛍は海外から戻ってきた手嶋マコト(加藤和樹)にいきなりキスをされたことで恋に落ちてしまう。

……別にいいじゃん、恋なんかしなくてもーーー。干物女だけで十分ネタはおいしいよ。綾瀬はるかのドラマをちゃんと見たのは今回が初めてだけど、意外にハマっていたし……でもそれじゃドラマにならないか。最初は「プロポーズ大作戦」よりも生き生きとしているフジッキー(フジッキー比)との恋愛ドラマかと思ったらそうじゃなくて、弁当をくすねようと思って会議室でかいがいしくお昼の準備をしている蛍を誤解しているらしい手嶋との恋愛話が進むのか? 次週予告の蛍と高野が同居しているのを誤魔化そうとするらしいシーンを見て、つい百万年ほど大昔にやっていた「奥様は18歳」(1970年、TBS)を思い出しちゃったよ。時代は変わったな……(しみじみ)。

また、蛍が久しぶりにキスされたことでうろたえるところ(キスしたら妊娠しちゃう!とか、夜中に部屋で浮かれて踊っちゃったりするところとか)や、「マコト」という単語につい反応したりするところなんかほほえましいっつーか、ガツガツしてないところがよろし。しかも常に人に見られるという状況から降りているために他人に見つめられると自分以外の誰かを見ているんじゃないかと思ってキョロキョロしちゃうあたりも、干物っぷりの一端がうかがえてナイス。でも最後に「私は恋に落ちたんですーー」と漫画みたいな泣きながらの宣言はどうかと思いましたが。このまま普通の恋愛モードに進展するよりももう少し綾瀬の干物っぷりを楽しみたいし、干物が通り一遍の「ステキ女子」にこれからなっていくんだとしたらそれはそれでつまらないので、できれば干物女のままで恋愛を成立させていって欲しい。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
Amazonでは商品をショッピングカートに入れると「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というメッセージが出て類似商品を推薦してくれるが。

 マンガ評価共有サイト「マンガぽーる」登場(Garbagenews)
 マンガぽーる

このマンガぽーるでは、登録してあるコミックスをクリックすると、評価者の年齢別の評価が表示され、さらにAmazonみたいにその作品を高評価している人が他に高評価しているタイトル一覧も出てくるのである。例えば「動物のお医者さん」なら「おたんこナース」(佐々木倫子)とか「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子)、「ポーの一族」なら「ちびまる子ちゃん」(さくらももこ)や「幽☆遊☆白書」(冨樫義博)という具合に。

残念ながら今のところ登録者数が少ないらしいのが難だな。だからその作品を高評価している人が他に高評価しているタイトル一覧を見ても、ちょっと納得できなかったりすることもあるのだが。

なお「47~51歳の女性によるランキング」では
1.「MASTERキートン」勝鹿北星(原作)、浦沢直樹
1.「動物のお医者さん」佐々木倫子
3.「巨人の星」梶原一騎(原作)、川崎のぼる
3.「Yaiba」青山剛昌
3.「鉄腕アトム」手塚治虫
3.「ジャングル大帝」手塚治虫
3.「リアル」井上雄彦
3.「スラムダンク」井上雄彦
3.「Monster」浦沢直樹
3.「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦

と、非常にオーソドックスなラインナップ。ふっ、これから私がもっと違う路線の作品もどんどん評価してこのランキングを塗り替えちゃうぜ。
テーマ:つぶやき
ジャンル:日記
忘備録:7月発売のコミック新刊ラインアップ

5日 玄椿 8[河惣益巳]
6日 夫すごろく[堀内三佳]
6日 ふたりごと自由帳[小坂俊史/重野なおき]
上旬 貧乏セレブ[橋本正枝] ウンポコ・エッセイコミック
17日 おうちがいちばん 2 [秋月りす] バンブーコミックス
17日 女いっぴき猫ふたり 2[伊藤理佐]
19日 嫁タイム ~子供なんか大キライ!番外編~ [井上きみどり]
19日 小1タイム ~子供なんか大キライ!番外編~[井上きみどり]
19日 なんて素敵にジャパネスク 人妻編 5[山内直実/氷室冴子]
26日 萩尾望都パーフェクトセレクション 1 トーマの心臓 1[萩尾望都]
26日 萩尾望都パーフェクトセレクション 2 トーマの心臓 2[萩尾望都]
26日 バカでも描けるまんが教室[新條まゆ/飯塚裕之]

「夫すごろく」は巻数表記がなかったのだが、もしかして第6巻? 「ふたりごと自由帳」の小坂俊史は4コマ漫画のファンなのでコミックスは結構持っている方なのだが、これは重野なおきとともに同人誌で描いていたものをまとめたものらしい。橋本正枝の作品って1度も読んだ事がないのだが「貧乏セレブ」と言うタイトルで、「暴れん坊本屋さん」を出したウンポコということでちょっと期待してみる。

伊藤理佐の「女いっぴき猫ふたり」は第1巻を読んだ時に、あの絵に、ここまで手を抜くか~と思ったのだが、でもそれでも読ませられるのすごいですよ。そんな訳で第2巻もきっと「素面で描いている?」って絵なんじゃないかとは思うけど、でも多分買ってしまうだろう。

19日には「なんて素敵にジャパネスク 人妻編 」が出るけど……氷室冴子って今、何してるのかなあ。せめて「冴子の母娘草」とか「冴子の東京物語」とか「いっぱしの女」みたいなエッセイをまたどこかで出してくれないかなあ。

新條まゆには全くなんの興味もないのだが……でもあのまゆたんの「バカでも描けるまんが教室」って一体何!? という好奇心だけで多分買っちゃうだろうな。中身は全編、こんな感じ? それはそれでまあ面白いかも。

ところで今週末はいよいよあのハチクロの羽海野チカの新連載「3月のライオン」がヤングアニマルで始まるらしい。主人公はなんと棋士? 予告カットの主人公らしきキャラはどことなくハチクロの森田っぽいが。煽り文句は「閃光の一手!! 将棋界と東京の下町を舞台に羽海野チカの最高の技法が紡ぎ出す優しさあふれるラブストーリー」ということだそうですよ。今週7月13日発売の第14号から。特別付録・特製「3月のライオン」クリアファイルつき。

あとは、うーん……。

5日 ゴルゴ13 145 ヨハネ伝第十一章十章[さいとう・たかを]
13日 王家の紋章 52[細川智栄子あんど芙~みん]

「ゴルゴ13」、145巻だって。「王家の紋章」、52巻だって。すげーーー。絶対買わないけど。
追記:2007年7月17日
21日 毎日かあさん4 出戻り編[西原理恵子]

Amazonの紹介文では「第1巻で別れた夫・鴨ちゃんが帰ってきた!4人家族に戻った一家の、世界をマタにかけた大騒動。夫婦がパワフルなら子供もパワフル。シリーズ最強の笑いが弾ける第4巻です。鴨ちゃんとの輝く日々を描く、渾身の20ページにおよぶ描き下ろしを収録!」とあるんだけど、この表紙がね……なんか表紙見ただけで泣けてくるのに、中身が中身だもんね……。もしかすると病気で死んでいく家族との別れの場面も、西原ならではの凄まじい攻撃的描写で描かれるのかもしれないけれど。
テーマ:日記
ジャンル:日記
いや、私の別れの挨拶ではなく。今朝、出社したら先週末付けで退職した派遣のOさんから写真のようなブツが机の上に乗っていたのである。挨拶文は

「お疲れ様です。Oです。
 私は本日が最終日となりました。
 後任担当者に引継ぎはしてありますが、私のつたない
 引継ぎのため、上手くできないこともあるかもしれませんので、
 フォローをよろしくお願いいたします。
 短い間でしたが、大変お世話になりました。
 ありがとうございました。   O」

Oさんは30代半ばの派遣さんだったが、非常に気さくで、そしてサバサバしていて(あのサバサバ具合が実によかった)、それでいて仕事はしっかりこなし、そしてオシャレさんだった。会社の管理中枢部門の事務職だったので電話応対が非常に多かったのだが、さっぱりしていてそれでいて落ちついた感じの彼女の声に癒されていた人も多かったらしい(ということは彼女の退職が決まってから判明したのだが)。私はたまに彼女がボソッとつぶやくユーモアのある、でも軽い毒のある台詞が結構気に入っていたし、気合が入り過ぎないシンプルなオシャレ具合(服装の色合いのコーディネイトとか、服装に合わせて眼鏡のフレームを変えたりとか)が好きだった。

Oさんは去年の12月に来たばかりだが社内でも評判はよく、今回会社から派遣契約継続の打診をされたものの、契約更新を拒否したのだという。「やっぱりあの部署じゃやってらんねーと思うよね」「上がキャンキャンうるさいもんね」「物事を合理的に割り切れる人だから、今回もすっぱり決められたんだろうねぇ」「サバサバしていてよかったのに~」という私たちの声をヨソに、彼女はあっさりと去って行ってしまったのだった。ふと、この間まで放映していたテレビドラマ「ハケンの品格」を思い出しちゃったが、やっぱりできるハケンさんは、仕事ができるだけでなくコミュニケーション能力も優れているんだよねぇ。

しかもこの挨拶文、短いながらもなかなか見事ですよ。今朝は(同い年の)大お局様のK池さんと二人で「私たちも定年退職する時はちゃんと挨拶しなくちゃね」「あと12年弱だね」などと確認しあったのだった。
テーマ:日々のつれづれ
ジャンル:日記
7月8日現在の蚕小学校の桑の木子ども(8歳)が学校から持ち帰った蚕たちだが(6月21日「おかいこ様がやってきた」)スローペースながらも少しずつ成長している。エサとなる桑の葉は子どもが毎日学校からもらってくるのだが、学校には桑の木が2本しかないのに、その2本が今やすっかり丸裸である(写真右。葉がほとんど残っていない)。それで自宅や近所に桑の木がある保護者がボランティアで毎日桑の葉を持ってきてくれているらしいのだが、それも最近は数が少なくなってきているらしい。いつももらってばかりで申し訳ないのでちったあ自分たちで探そうかと思い「この近所で桑の木がある場所ってどこらへんなんですかねぇ?」と聞いてみたところ、隣のクラスのM先生が声をひそめて「実はS公園にあるって噂ですよ」「あー、川の向こうの?」「子どもたちがあるって噂を聞きつけて取りに行っているみたいですよ」。……別にそんなにこっそり教えてくれなくてもいいのに。もしかして公共スペースの物だから窃盗にあたるのかな?? それを教えたりすると窃盗教唆になっちゃうのか?

とにかくS公園に行ってみる。しかし木は沢山あるものの……桑の木がどれだかわからねぇーーー。覚えているのは葉っぱの特徴だけだが、よくよく見てみても、桜、キンモクセイ、ハナミズキ、椿、とりあえず桑じゃないのが明らかな木のどれかしかない。もしかしてここも子どもたちにやられてすっかり裸になっちゃって見つけられないのか? そういえば同僚の練馬のS嬢も小学生時代に蚕を育てた時は桑の葉の調達に苦労した、って言ってたっけなあ。

Z公園の桑の木さて、このところ私は土日の朝は朝食前に近所の(といっても歩いて30分以上かかるが)Z公園に散歩に行っている。そこで季節の花を眺めながら公園の池を1周して自宅に戻るのだが、もしかしてここなら桑の葉もあるんじゃないか!?と思って昨日の朝はキョロキョロとかなり挙動不審な動きをしながら散歩をしていたのだった。すると、それらしき木を発見。葉の形は今までもらってきたものとほぼ同じ。木の幹は確か白っぽくて、太い幹から伸びている若い幹は扇の骨みたいな感じで広がっていたっけな? と思い試しに3枚程取ってみた。他にも桑疑惑の木が何本があったが、どうも確証が持てない。子どもの頃に蚕を育てる実習をやっていたらきっとこんなのすぐにわかるんだろうけどなあ。

桑の実?さらに池をぐるっと散歩していると、かなり桑の木確率が高そうな木を発見。実がなっているよ! そうか、この実が桑の実かどうか調べてみればいいいのね。とりあえずこっちの木は写真を撮っておく。帰宅してから、最初に取った葉を蚕の箱の中に入れてみるとちゃんと食っていた。よかった、やっぱりさっきの木は桑の木だったのね。そしてネットで「桑の実」を検索してみると、撮った写真と同じような写真が桑の実として載っているサイトがあった。おお、この木も桑の木でいいのね? しかし、熟した桑の実、ブラックベリー類と全然区別がつかないんだけど。今日、図書館で植物図鑑を調べてみたら(←もしかして蚕に結構ハマってる??)、いちじくは桑科イチジク種目とかって書いてあるしさ。熟した桑の実によく似た実なら、結構ご近所にたくさんあるんだけど、あれは桑の木なのかそうでないのか皆目わからん(桑の木だったとしても、ヨソのおタクの庭の葉っぱをこっそりもらってくるわけにはいかないが)。

でも、子どものクラスでも2名程もう繭になった蚕がいるらしいから、桑の葉の調達もあとしばらくのことかもしれない。担任の先生に聞いてみたら、蛾になるまでを観察すると言う事なので、モスラの誕生まで見守んなきゃならないらしいのが難だが。なお、すでに繭になっているTくんのうちでは蚕に「かいこ」と「まゆこ」という名前をつけているということだ。なんで女の子の名前なのかなー。
テーマ:雑記
ジャンル:日記
山田太郎ものがたり 第1回(7月6日放映、TBS、22時)。実はこの間原作の第1巻を読んだのだが……1巻を見る限りではごく普通の、まあまあ面白いけど、あちこちで絶賛されている程のものは全然感じなかった。もっともAmazonのレビューでも1巻目はそれほど面白い訳ではないとか1巻目はょっと毛色が違うと書いてあるので、2巻目以降も読んでみなければ評価は出来ないのかもしれない。ただ、登場人物達による誤解とか勘違いと設定のギャップからくるギャグで成り立っているような話には魅力を感じないので、原作(の第1巻)には心引かれる物がなく、そんなわけで今回はまったく期待せずに見たのだが。

うーむ、なるほど、実にこれはもう漫画だよっっ!!と言わせるようなドラマ作りはやはりフジテレビよりはTBSの方が格段にうまいんだね。今回のこのドラマ、フジの「花ざかりの君たちへ」とは逆に、物語にもキャラにもキャストにも別段何の魅力も感じなかったのだが、ドラマとしてのバカバカしさがつきぬけているから、その先をもう少し見てみたいという気になってしまう。例えば山田家の絵に描いたような貧乏ぶり、「ALWAYS 三丁目の夕日」だってもう少しマシじゃないかと思えるくらいの記号的貧乏表現が実にナイスですよ。でもだからといってツギハギの衣装を着させたり汚くしたりしないところなんかも節操(?)があっていいし、それに一場面一場面の作りが丁寧で「花ざかりの君たちへ」比)、場面の切替や構成がリズミカルで見ていて楽しい。

でも山田太郎役の二宮和也にはまったくの王子様感が感じられなかったのだが。そういう設定(容姿端麗、学力優秀、運動神経抜群の完璧人間)だとはいえ、(そして私の好みの問題もこの際置いておいて)女子が気絶するくらい素敵であるとかセレブだと誤解してもしかたないようなオーラを漂わせているというのがまったく納得できない~。ポスターなどでは二宮がビンボー貴公子で櫻井翔(御村託也役)がセレブ貴公子と表記されているけど、二宮のビンボー貴公子には納得だ。もしかすると大泉洋の次にねずみ男をやらせたら(以下略)。

また、太郎が兄弟の学校の教材費や食費のために一生懸命夜中も働いて貯めたお金を、経済観念がなさすぎる母親(菊池桃子)にあっさりとつまらない買い物をされてなくなってしまっても、へこたれずに前向きなのがすごいですよ。しかしあの母親にはイライラさせられるなあ。いっそのこと母親に見つからないように銀行口座に入れておいて通帳とキャッシュカードは常に太郎が持ってうればいいんじゃないのか? 他にも山田家の生活保護費って一体いくらくらいなんだとか、あの一軒家の固定資産税は払えているのかとか色々思うけど、でもこの際そういうこまかいことは抜きで、この絵に描いたようなビンボーぶりや他のキャラたちの誤解や妨害のバカバカしさが楽しみだ。

……ドラマ本体じゃなくてドラマのバカバカしさを楽しむのは邪道だろうけど、でもTBSのこの系列(「花より男子」「タイガー&ドラゴン」「ドラゴン桜」「特急田中3号」)のドラマはやっぱり捨てがたい。それにしても公式ウェブページには写真の加工なのかあるいはイラストなのか、桜井と二宮の写真(もどき?)が載っていてビックリだ。もっともジャニーズタレント出演の今までのドラマのように主役二人の写真が全くない、となるとウェブページが成り立たないかもしれんけど。

ところで今日、子ども(8歳)の学童クラブで保護者会があったので先生に色々話を聞いた後、ジャニファンのU先生(20代後半・女性)に「山田太郎ものがたりは見たんですか?」と聞いたところ「もちろん、見ましたよ!」との返事が。「後半はもう泣いちゃいましたよ」というから一体あのドラマのどの部分で泣けるのか!?と思ったら兄弟愛の部分で大泣きしちゃったらしい。人それぞれ見所は違うもんだなあ。でもU先生も「ニノはとてもじゃないけど王子様には見えませんよね」と言っていたが。
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今やっている「仮面ライダー電王」の次のシーズンの話ではなく、2年前に封切られた映画版「仮面ライダー THE FIRST」の続編の話だそうで。

 “子供に不適切”な最新版『仮面ライダー』が発表(オリコンスタイル)

「話題のPG-12指定(PG=Parental Guidance=親の指導の略/12歳未満=小学生以下の鑑賞には不適切な表現が含まれ、成人保護者の同伴が適当)について田崎竜太監督は「真剣に描く場合、ショッカーのバイオレンス性が出てくる。そのバイオレンス性を押して、逃げずに描写したらPG-12に踏み込んだ。新たな世界が広がるのでは? と思い、恐れずにいった」と理由を語った」(オリコンスタイル)

……なんだ、もっと別な理由でPG12指定になったのかと思ったのに。ほら、「仮面ライダークウガ」(2000年、オダギリジョー、葛山信吾主演)とか「仮面ライダーアギト」(2001年、賀集利樹、要潤主演)みたいな明らかに腐女子路線狙いの新作かと思ったよ……。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス 第1回(7月3日放映、フジ、21時)。しょっぱなから「この作品はフィクションですので多少のことは大目に見てください」の注意書きが……。まあ、原作がどうなっているんだか読んでないからわからないけど、しみじみ感心しちゃうくらい、すっごい昔ながらの展開だ。原作自体は1996年から2004年まで連載されていたからそれほど昔の話でもないのに、女子連中の熱狂振りとか、登場人物たちのほとんどコスプレに近いような衣装とか、男子校に男装して紛れ込んだ女子である主人公の前に次から次と裸の男がやってきたり、牛乳をブハッと吐いたり、出てくる歌が「恋の季節」だったり、寮長同士の対立とか、絵に描いたような嫌がらせとか、もう、昔ながらの漫画的記号表現の大盤振る舞いにびっくり。これは原作がそうだからなのか、それともドラマオリジナルなのか。今回のこのドラマを見て、ドラマ自体には残念ながら期待していたほどには惹かれなかったのだが、原作の方は見てみたいという気になりましたよ。

さて、芦屋瑞稀(堀北真希)はあこがれのハイジャンプ選手・佐野泉(小栗旬)に会うために、アメリカから日本の男子校に男装してもぐりこみ(何故そこまで?)、同じクラス、寮の同じ部屋になったものの(偶然にしても程があるっつーか)、佐野はハイジャンプを辞めていた。そこでなんとか彼に再びジャンプしてもらいたい瑞稀は「(寮対抗の)マラソン大会優勝したら、また飛んでくれないかな」と佐野に告げて大会に出場するが、他の寮のメンバーによる妨害工作(これがまた漫画みたいな……)のために怪我をして完走することが出来なかった。血を流しながらも死に物狂いで走る瑞稀のために途中で引き返した同じ寮の中津(生田斗真)は、瑞稀を背負って保健室に向かう佐野を見送る。佐野は瑞稀を応援するみんなの声に一瞬、かつての自分へ掛けられた声援を思い出していた。しかし保健室で気が付いた瑞稀に声をかけた梅田(上川隆也)の言葉、「男子校にどうして女の子がいるのかな?」って、あんた一体堀北に何やったの!?

小栗旬、優しくない花沢類(「花より男子」)て感じが漂うなあ。無口っぷりといい他人への攻撃振りといいちょっと被ってないか? 堀北真希の男子ぶりは思っていたよりはサマになっているけど、でもやっぱり女子にしか見えないような気がする。まあ、ジャニーズだったらあんな感じの男子はいくらでもいるのかもしれないけど。でもそれよりも問題なのは(←あくまでも私の場合の話だが)イケメン若手男子の顔の区別がつかねーーー(ダメじゃん)。

あと、「花より男子」(TBS、2005年、2007年)の時には「もう漫画だよ、これは!」というのが無茶苦茶楽しめたのだが、このドラマの場合はそれがどうもまだあまり生きてないような気もするなあ。どうせやるならもっと極端にやってくれた方がいいのに(もしかするとフジテレビ的には十分ふざけすぎているのかもしれないけれど)、なんか吹っ切れていない感じ。漫画的な設定ながらも中途半端な感じが残った「ヒミツの花園」(フジ、2007年)を思い出すし。今後の展開が気になるので多分来週も見るとは思うけど、もし先に原作の方を全部読んじゃったら見なくなってしまうかも。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
牛に願いを Love&Farm 第1回(7月3日放映、フジ、22時)。子ども(8歳)が「探偵学園Q」とこの「牛に願いを」のどっちを見るか真剣に悩んでいたので、「探偵学園Q」なんぞこれっぽちも見たくない私としては「お母さんも牛の方はリアルタイムでみたいから、探偵の方を録画しておいて好きなときに見ればいいじゃん」と誘導、しかしドラマが始まった10時過ぎには子どもはすっかり寝ちゃってましたよ。やっぱ子ども向きの放映時間じゃないのかもね。しかし何故かドラマが終わった11時過ぎにいきなりむくっと起き上がって「牛に願いをを見られなかった!!!」と悔しがっていたが、何がそんなに君の見たいという意欲を掻き立てているのかね? もしかしてタイトル?

さて。物語は東京の酪農系大学の3年生たちが、北海道の牧場などで3ヶ月間の実習生活をすごすというもの。しかし、いくら北海道でも携帯電話はみんな普通に使ってるんだから、ああいう緊急事態の時(牧場でオーナーも誰もいないのに牛の出産が始まってしまう)はとにかくまずは病院にいる大杉漣(主役・玉山鉄二の父親役)に電話しろよ、と思ってしまったんですが。もっとも学生達だけで牛の出産の介助するシーンなんかは「動物のお医者さん」を思い出して、ついつい本棚の奥にしまってあるコミックスを手に取りたくなっちゃったよ。そういえば酪農(??)漫画の名作「動物のお医者さん」がテレビドラマ化されたときは(2003年、テレビ朝日)、漫画をそっくりそのまま(本当にそっくりそのまま)映像化することで、少なくとも原作ファンの反感を大きく買うことは無かったよなとかも思い出したり。

それにしても3年生の実習の時になって、いくら今まで授業をサボり続けていたからとはいえ、あそこまでほとんど素人状態って、あるのかなあ?? 酪農系大学のカリキュラムがどうなっているのか全然わからないけど、仮に2年生までは基礎理論とか教養授業だったとしても、もう少し知識があるのが普通のような気もするんだけど。

でも景色はすっごくきれい。北海道のどこでロケしているんだろう、あの感じでいくと美瑛あたりか?と思ったら遠景シーンなどはやっぱり美瑛だったようで、他も旭川の近くの西神楽とか(母方の伯父さんが住んでいるところだ)士別あたりで撮影しているようだ。また登場人物たちも玉山鉄二や小出恵介、中村獅童はともかく、相武紗季も戸田恵梨香も香里奈も気の毒なぐらいに日に焼けちゃって(もしかして全部メイク?)農大生っぽい雰囲気をかもしだしている。戸田恵梨香なんかこのところ都会のこじゃれた女の子の役(「野ブタ。をプロデュース」「ギャルサー」「ライアーゲーム」)が多かったのに。

強烈に惹かれるものはないものの、とりあえずもしかすると来週も見るかも。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
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100万年ほど昔、漫画関係の書誌を作ろうと思って国会図書館に行ったときは、コンピュータ検索も一部出来ていたけど、ほとんどはまだ紙の分類カードで蔵書を調べたもんでしたよ。それが今や自宅にいながらにして国会図書館のデータが検索できるようになっただけでも、すごいこっちゃと思っていたのに、著作権保護切れの大正期の著作そのものを見ることまでできるようになったなんて、本当にまあ、ありがたやありがたや。

 ネット上で大正時代の図書1万5700冊を追加提供開始(Garbagenews)
 国立国会図書館近代デジタルライブラリー

近代デジタルライブラリーはウェブデザインも美しくて趣があって実によろし。使い方としてはGarbagenewsで紹介されているように、もし確実に書名が分かっているのでないなら、収録書籍のCSVファイルをダウンロードしてから検索してみた方がいいかも。試しにトップページで「漫画」で検索してみたら以下の蔵書が出てきたので、有名な「北斎漫画」なんぞを見てみました。

1. 一瓢雑話 / 今泉秀太郎述他,誠之堂, 明34.9
2. 浮世漫画 / 江島伊三郎画,万笈閣, 明12.11
3. 永濯漫画. 初編 / 鮮斎永濯画,松崎半造, 明18.2
4. 永濯漫画. 2編 / 鮮斎永濯筆,松崎半造, 明治23
5. 応用漫画 / 荻野一水画,山田芸艸堂, 明36.12
6. 家庭十二ケ月. 1-3月の巻,啓成社, 明43
7. 画法指南初心漫画 / 鈴木万吉編,鈴木万吉, 明21.12
8. 暁斎漫画初篇 / 河鍋暁斎画,牧野吉兵衛, 明14.10
9. 吟光漫画 / 安達吟光画,井口松之助, 明24.11
10. 山水花鳥早引漫画. 第〔2〕-4編 / 葛飾為斎筆他,文永堂, 明13-14
11. 松谷漫画. 第1編 / 山本松谷画,東陽堂, 明32
12. 草汁漫画 / 小川茂吉画,日高有倫堂, 明41.6
13. 象牙の塔を出て / 厨川白村著. - 13版,福永書店, 大正9
14. 大日本風俗漫画 / 渡辺イウ画,渡辺イウ, 明20.7
15. 道雲漫画新図考 / 中住道雲著,石塚書舗, 明43.12
16. 日清戦争漫画,耕書堂, 明28.1
17. 罵倒漫画 / 飯沢天洋著,日高有倫堂, 明43.8
18. 北斎漫画 / 葛飾北斎画,片野東四郎, 明11
19. 北斎漫画早指南 / 葛飾北斎画,富山堂, 明25.8
20. 漫画一年 / 小杉未醒著,左久良書房, 明40.1
21. 漫画天地 / 小杉未醒著,左久良書房, 1908.1. - (未醒漫画集 ; 第2篇)
22. 漫画と紀行 / 小杉未醒著,博文館, 明42.5
23. 名流漫画 / 森田太三郎著・画,博文館, 明45.7

さすが国会図書館の職員さんのお仕事は丁寧で社会保険庁とは違うね(当たり前!)。
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新マチベン~オトナの出番~ 第1回(6月30日放映、NHK、21時)。NHKのこの土曜夜9時のドラマ枠は渋い作品や手堅い作品が多い。去年の「マチベン」もついこの間やっていた「ハゲタカ」も見応えがあって面白いドラマだった。今度の「新マチベン」もそれなりに期待して見てみたのだが……、いや、面白いんだけど、メインの登場人物がオヤジばっかって、渋過ぎ! そりゃ私はフケ専だから気にしないけどさ、やっぱりメインの視聴者層は団塊の世代なのか?

司法修習を終えたばかりの60代の新米弁護士、徳永源太郎(渡哲也)、堺田春樹(石坂浩二)、岡村重勝(地井武男)の3人組は、堺田が(余裕で)用意したオフィスで弁護士としての仕事を始めることになる。しかし徳永などは、年とっているせいか新米の癖してムダにプライドが高くて最初は堺田の誘いすら拒否していたくらいだったが、そうはいってもこのトシではどこの弁護士事務所でも雇ってもらえず、かといって独り立ちして仕事をするほど経験も人脈もなく、ほどなく飛び込んだ依頼を処理するためにも結局オヤジ3人組で弁護士事務所を始めることになった。この事務所の維持費とか、どうしているのかしら。コピーを何枚も取っているだけで「大丈夫?」とつい心配してしまいますよ。堺田は余裕のよっちゃんだろうけど。

でもリストラサラリーマン(技術者)からガードマンの仕事をしながら15年かかって弁護士になった庶民派の岡村、画廊経営を経て若き日の夢を実現させようとしているおぼっちゃまの堺田、そして真面目というか堅物で、何か訳ありで新聞記者を辞めて弁護士を目指した社会派の徳永、となかなかいい取り合わせですよ。この組み合わせだと普通の大学や弁護士事務所を経験しただけの若造とは一味も二味も違う弁護が出来るんじゃないですかね。

そして飛び込んできた痴漢事件の被害者・及川玲子(黒木瞳)の依頼。でも黒木瞳の登場の仕方がいかにももったいぶって訳あり風なので、最初っからただの痴漢被害者になんか見えやしねー。そして裁判が進むにつれやはり実は痴漢の被害には遭っていなかった事がわかる。しかし玲子の「私は傷つけられたんです」という言葉で、痴漢による物ではないにせよ、加害者扱いをされた土井猛(鶴見辰吾)、もしくは土井の会社に謝って欲しい何かがあるらしい事がわかる。玲子の別れた夫・川端仁(小日向文世)が何やら衝撃の告白をしたところで次週に続く……ですよ。予告では高校生っぽい女の子が飛び降り自殺をしているようなシーンがあったから、もしかするとそれが玲子の死んだ娘なのか。それと土井がどう関係しているのか。

それにしても痴漢冤罪というとつい「それでもボクはやってない」(2007年、周防正行監督)を思い出す。あの映画の中では「やっていない」という状況証拠を丹念に重ね、不可能であると再現実験ビデオを作製して訴えても結局無罪が認められないんだから、今回のこのドラマの中の痴漢事件なんか絶対痴漢で立件されちゃうじゃんとか思いつつ見てたけど、でも土井サイドの弁護士は実に優秀なので、来週はどうやら立場が逆転してしまうようだ。大丈夫か、オヤジ3人組。そして来週は裏で日テレの新ドラマ(「受験の神様」)も始まっちゃうよ!
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