「目に見えない攻防戦」といっても前回の続きではない。

この間会社で、グループ長のMさんがあちこちの机の上のPCを確認して資産チェックをやっていた。会社で購入したPCには資産番号シールが貼ってあり、季節ごとにそれをチェックするのであるが、今回は個人情報保護関連のセキュリティチェックらしく、資産番号だけでなくPCのシリアル番号までいちいちチェックしている。

ふと見ると私の隣の机(現在空席)の上に置いてあるPCをMさんだけでなく課長のUさんとか大お局様のK池さんとか年寄りがとりかこんでなにやら言っている。

Mさん(46歳)「こんな小さな字、読めないよ」
Uさん(48歳)「あー、俺もダメ」
K池さん(48歳)「もう、年寄りばかりなんだから! ……私も読めないけど」
派遣のMさん(35歳)「私、読めますからよみましょうか?」

資産番号シールに記入してある番号は手書きなので一応読める大きさの文字なのだが、工場出荷時にメーカーが貼り付けたシリアル番号シールの文字が小さすぎて読めないらしい。見てみたところ文字の大きさは3mm程度で、私(48歳)もかろうじてまだ読める大きさだったが(とほほ)、それでもパッと見て瞬時には判断できない。

私「でもこの大きさの文字ならまだいいよね。iPodのシリアル番号なんか絶対読めないもんね」
Mさん「そうそう! iPodのシリアル番号は読めないよね~」
私「この間調子が悪くてApple Careに電話したら(iPodの)シリアル番号を読み上げてくださいって言われたんだけど、小さすぎて全然読めなくて、結局隣にいた練馬のS嬢に代わりに読んでもらったくらいだよ」
Mさん「だってさー、もう1mmぐらいしかないんじゃないの? あの大きさは」

iPodのシリアル番号(背中の下の方に刻印してあるのだが、本当に小さい文字なのだ)の大きさは極悪。まあそれはともかく、結局PCのシリアル番号の方は若手の派遣社員の子に読み上げてもらうという体たらく。いやはや年寄りばかりの会社って……。

なお、タイトルを「目に見えない攻防戦」から「目が見えない攻防戦」に訂正いたします。
テーマ:日記
ジャンル:日記
「有閑倶楽部」(一条ゆかり、集英社)の赤西の方は警視総監の息子の松竹梅魅録役だそうですが、あの漫画、別に魅録が主人公な訳じゃないしなあ。あえていえば6人が主人公、強引に言えば剣菱悠理か菊正宗清四郎か?という感じだと思うんだが。それに魅録が一番魅力的か?といわれるとこれまた(それぞれのシュミの問題とはいえ)、どうかな?と思うし。なんで魅録なんだろうと思って考えてみたのだけど、もしかして赤西の現在の髪型から魅録を割り当てたのか?(清四郎はオールバック、美童は金髪の長髪)。

 有閑倶楽部:赤西仁主演でドラマ化 演出は「バンビ~ノ!」、脚本は「ごくせん」(まんたんウェブ)

10月16日からの日テレの連ドラだから(火曜日午後10時)、他のキャストもそんなにハズレではないんじゃないかとは思うけど(あくまでも予測)、できれば手堅いところを押さえて欲しいなあ(ささやかな希望)。なお、20年前にドラマ化された時(1986年、フジテレビ)に魅録役をやったのは、このところ「電車男」「時効警察」でぶち切れ気味のあの豊原功輔さんですよ。

一方、今月出た「働きマン第4巻」を昨日は定期健診で行った病院の待合室で読んで、非常に堪能したわけだが。

 働きマン:菅野美穂主演でテレビドラマ化 日テレ系で10月スタート(まんたんウェブ)

菅野美穂か……。菅野美穂自体は結構好きな方なんだけど、このキャスティングはちょっと微妙かも。あと漫画原作のドラマでは「医龍」もパート2が10月から始まる模様。キャストは前回と同じ。
テーマ:TV番組
ジャンル:テレビ・ラジオ
このところ順調にレコーディングダイエットを進めていたオタキング・岡田斗司夫が体重推移時の写真を掲載しているのだが……健康的に1年間で50kgやせたせいか、まるっきり別人ですよ、これは。パスポート見せても入国・出国審査でひっかかるんじゃないのか? この減量経過がはっきり分かる写真の列挙は説得力があるなあ。でもってこのダイエットを記録した本「いつまでもデブと思うなよ」が出ているが、この本はタイトルがまたナイス。内容もいままでの減量の経過・その方法だけでなく「スタートの方法」「段階ごとの注意点」なども載っているとのことだ。

さて私のほうは半年で約5kgほど減りましたが……しかし先月入院・手術したせいで医者から1ヶ月は激しい運動をしないようにと言われてしまっていたので丸々1ヶ月怠けっぱなし。そのせいなのかどうなのか気が付いたらまた1kg増加だ。ゆ、油断できやしねぇ。なお、看護婦さんには「自転車に乗るのも1ヶ月は控えてください」って言われたのだが、坂道を子どもを2人くらい乗せて走るわけでもなく、平らな道をただちんたらちんたら、季節の花を観賞しながら休み休み乗っているだけなのに、それでもやっぱり自転車だとそんなに運動量が大きいのか?

そんな訳で先週の土曜日から、また近所の30分フィットネスクラブに行くのを再開したのだが、「先月はちょっと入院してて運動を控えろって言われました」と言ったら非常に心配されてしまって(当たり前か)、「まだゆっくり、無理せずいきましょうね」と言われてしまった。それでまず再開初日はゆるめぬるめで軽くこなしていたのだが。

昨日は運動を終えて帰り際にインストラクタの人に「大分調子が戻ってきたみたいですね」と言われたので「土曜日は久しぶりだったのでぬるめにやってたんですけど」と言ったら、「いや、なんだか大変そうでしたよ」と言われてしまったのだった。くそー、本人ゆるめのつもりだったのに、傍から見たらいっぱいいっぱいに見えていたのかー。不覚。
テーマ:つぶやき
ジャンル:日記
このところ色々忙しくてろくすっぽドラマが見られないでいたら、ほとんどのドラマが見なくてもいいやって感じになってしまった。そんな中現在かろうじて見ているのが「風林火山」と「山田太郎ものがたり」だ(この間終わった「パパとムスメの7日間」が意外と面白く、結局最後まで見てしまったが)。あ、そうそう、「花ざかりの君たちへ」は子どもが見ているからそのまま見るともなしに見ているのだが、いつも思うのは「お前ら、学生だったらもっと勉強しろ!」だ。

風林火山 第34回(8月26日放映)。全国10万人の真田ファン(←この数字にまったく根拠なし)と佐々木蔵之介ファンにはこたえられない回。ふふふ。前回前々回前々々回分をビデオで飛ばし見したので、今ひとつ真田幸隆(佐々木蔵之介)の失策で砥石城での戦いに負けたというのがよくわからなかったが、今回は真田家の家族ぐるみっつーか一族ぐるみの活躍で砥石城を取り戻し、それによって真田家がかつて失った本来の所領(真田郷)を取り戻すというお話。幸隆が砥石城を落とすために、少しずつ少しずつ交渉の駒を進めていくのがみどころだけど、臆面もなく幸隆が妻の忍芽(清水美砂)に「おまえがいないとだめなんだ」なんて言うあたりとか、陰でそれを黙って見守る山本勘助(内野聖陽)と、反対に「わしにはよう言わん(そんな事言えねーよ)」とつぶやく相木市兵衛(近藤芳正)もナイス。

あ、そうそう、このドラマの客寄せパンダのガックン(長尾景虎役・Gackt)はなー、なんですかねぇ、彼を俳優とか思っちゃいけないのかね。もう、あれはああいうものだと思って見るしかないのかね。なんかヘタとかなんとかとういうレベルじゃないみたいなんだよなあ。超越しているというか。まあ、長尾景虎が信仰する毘沙門天の化身だからしょうがないと言われりゃおっしゃるとおりというか。でも軍師役で緒形拳(宇佐美定満役)がついていてこれがまた渋くていいので、相殺というところか(え??)。

そしてこのところ毎回気になっていたのが小笠原長時(今井朋彦)ですよ。だって小笠原長時役の今井朋彦がずっとエステーの消臭プラグのTVCMで殿様役で出ているもんだから、このドラマの中でやっぱり殿様役で出てきても、なんかインチキ感がぬぐえないというか、そこがまた面白くてつい見ちゃう(経歴なんか見ると舞台で活躍しているちゃんとした俳優さんではあるんだけど)。今回、村上義清(永島敏行)に見捨てられたことでしばらく出番がないかもしれないのがちょっと寂しいかも。でも小笠原長時は随分と長生きしたみたいだし、この後上杉謙信(長尾景虎)に付くようなのでそのうちまた姿を見られるかもしれないのが楽しみだ(それにしても私って、シュミ悪いなー)。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
先週はずっと毎日子ども(8歳)に「(夏休みの宿題の)読書感想文はちゃんとやったの?」「(夏休みの宿題の)自由研究はちゃんとやったの?」とネチネチ言い続けていたのだが、こーゆー母親って、本当にやだな。だいたい自分が読書感想文書くのが大嫌いなのに、なんで子どもに書かせなくちゃならないかなー(別に子どもが書かないでも私は平気だが、あとで子どもがパニックを起こして大騒ぎになるのが嫌)。自由研究だってできれば本人がやる気をだして製作できるようなものが見つかるまで、見守っててやりたいところだ。

毎年恒例のエピソードだが、一昨日は「ちびまる子ちゃん」も「サザエさん」もやっぱり宿題をまだやってないというネタをやっていた。しかしカツオくんはさすが5年生、相変わらずのチャッカリぶりで波平さんやマスオさんをだまくらかしてなんとか宿題をやってもらえそうになり、しかし結局は毎度の事ながら自力でやるハメに。一方ちびまる子ちゃん(子どもと同じ3年生)は親友のたまちゃんの宿題を3日かけて丸写ししてましたよ。どっちも自由研究や読書感想文が出てこないのが不満だ。

さて子どもの方はやっと先週末から自由研究にとりかかりはじめたのだが、「何やればいいのーー?」と私に聞いてきやがる。知るか。「○○ちゃんとか△△ちゃんとか、他の子は自由研究には何やっているの?」と聞いたら「知らない」と答え、「じゃ、いいや、キッズgooで検索するから」とパソコンへ直行。くーーー、今どきのガキは本当に楽しやがって。しかしちゃんと検索しているかと思いきや、気がついたらいつもやっているゲームの音が聞こえてくる。

「こらーーーーっ! ちゃんと検索するんじゃなかったんかいっ!」
「今やろうと思ったんだけど……」
「私は超能力者じゃないんだからアンタの心の声は聞こえてこないの! 今やろうと思ったかどうかなんてわからん! 今やってなきゃそれはやってないってことなの!」
「はーい……」

というわけで学研の「夏休み自由研究プロジェクト2007」やキッズgooの「夏休み島2007」の「すぐできる自由研究」のページをじっと見て、紙粘土で作る水族館に決定。ちなみに自由研究も読書感想文も工作も夏休み中の天気情報も全部リンクしてあるページまであって、今は本当に便利になっったよなあ。なお、読書感想文参考サイトとしては上記リンクページにぜーんぜん載ってないけど、そして前にも紹介したけど「自由に使える読書感想文」がナイス。なんたって読書感想文のパクリがばれた時用の「反省文の書き方教室」まであるし、何より、「読書感想文をさっさと片付けて今年の夏はエンジョイしよう」という煽りがいいですよ。ま、「読書感想文ジェネレーター」もなかなかいいけど(実用的かどうかは微妙)。

そんな訳で紙粘土を買ってきて魚を作り始めたわけだが、なんかもう、何からどうやっていいんだかすらわからないようで「お母さん、助けて~」というので、仕方なくパンをこねて作る要領で平べったい楕円を作り、そこから魚の形になるように余計なところを定規で(本当は粘土ベラで)そぎ落とし、そこから形を整えるようにと指導する。しかしだめだなー、見ているとついつい子どもが作る紙粘土の魚の形がものすごくいびつなのが気になって手を出しそうになっちゃって。いかんいかん。

さらに「おかあさん、見本作ってよー」と泣きついてくる。「じゃ、見本だからね、ちゃんと自分で作らなきゃだめだよ」といいながら一体それなりのものを作ってやったら、さっさと自分が作った魚の仲間に入れているのである。「お母さんが作った見本のヤツを入れたら、他の人が作ったってすぐにバレちゃうでしょ」と言ったところ、「じゃ、形をちょっと崩すから大丈夫」とところどころ捻じ曲げたりしてるのである。こいつーーー、こういう悪知恵だけ働かすようになりやがって。

その後(翌日)、乾いた粘土細工に絵の具で色を塗ろうとしたら、今度は絵の具がない色があったために中断。そのまた翌日は集中力がかけたのか、今度は読書感想文の方を始める。ただし本を読み始めるところからだが。今度の日曜日が始業式だというのに、なかなか進まねぇー。

同僚のNさん(娘は小学3年生)と私の今日の昼飯時の第一声は、「宿題、やった……?」でしたよ。まったくもう、夏休みの宿題なんかやらなくてもいいのが大人の特権なんじゃなかったのか!?
テーマ:日記
ジャンル:日記
メルマガは何件か登録してあるので毎日何かかにか来るのだが、今朝見たクロワッサンのメルマガに載っていた今週号の記事紹介(いつもは読み飛ばすのだが)。

 考えていますか? 100歳までの生活設計 Part 2(クロワッサン、多分タイアップ記事)

100歳まで……。考えてねーよ。そりゃ冗談で「100歳まで生きるから」とは言っているけど、実際100歳まで回りに迷惑をかけることなく健康で小金もあってピンピンしていられるならまだしも、そうでないなら適当な頃合にポックリ、が理想的だよな。

そういえばさっき同僚のM様と「昨日の夕方に犬の散歩をして帰宅したら体から塩が吹いていたんですけど、よりによってこんな暑い日の真昼間に犬の散歩をしている人がいたんですよ」とか話していたのだが。M様のお知り合いの身内の方にちょっとボケが入り始めた人がいて、1日に犬を何度も何度も散歩させてしまっていたそうだ。家族が「おばあちゃん、さっき散歩に行って来たばかりでしょ」と注意したら「まだ今日は行ってない」と主張して犬を日に何度も連れ出してしまうのだとか。うーむ、さっき食ったことを忘れて「食べさせてもらえない」というお年寄りの話はよく聞くけど、犬の散歩方面でボケを発揮する人の話は初耳だ。こういうのって、人によって色々違うのかなあ。
テーマ:日々のつれづれ
ジャンル:日記
今朝会社に行ったところ、いつもガンガンに入っている冷房がこころなしか温度設定が高めになっていた。まあ、今朝は最高気温も以前よりは低めになっていたからそこら辺を考慮して室内温度を調整しているのかと思っていたのだが、昼食を食べ終わってから作業場所である7Fでエレベータを降りたところ、廊下が真っ暗なのである。一瞬降りるフロアを間違えたかと思ったが、壁に7Fの表示があるので間違いはない。もしかして電球切れとか一部だけ停電なのか?と思い、座席に着いてから「もしかして廊下の電球が切れてるの?」と大お局様のK池さんに聞いてみた。すると。

K池さん「あら、いやだ。節電のお知らせを見てないの?」
私「え? そんなアナウンス、見てないよ。なんなのよ?」
K池さん「あー、マネージャクラスに回っていた回覧(メイル)なんだけど、節電のため使ってない場所の電気は切りましょうって出ているわよ」
派遣のOさん「あ、東電から節電の要請があったそうです」
私「東電からの要請で工場のラインを止めた企業があったってニュースは見たけどさー、うちの会社にもそんなのが来ていたの?」
K池さん「契約している企業全部にそういう要請を一応しているんじゃない?」
私「へぇー。それで今朝も冷房の温度が高めになっていたのか。で、K池さんが廊下の電気切ったの?」
K池さん「違うわよ、私じゃないわよ」
私「じゃ、Oさん?」
派遣のOさん「いえ、私はしてません」
Y岡さん「私もそんなアナウンスが流れていた事すらしらなかったです」
派遣のMさん「私はそんなことしません」
腐女子のM様「もちろん、私じゃありません」
契約社員のNさん「……」←もちろん自分はやってない、という笑顔で。
K池さん「じゃ、こういうこと(ビルの施設管理)担当のUさんがやったんじゃないの?」
私「えーー、Uさんの性格からいってそんなこまめなことやりそうにないけどなあ」
派遣のOさん「じゃ、誰が電気を消したんですかね」
K池さん「じゃ、Sさんじゃないの?」
Sさんというのは私達の上司というか一番上の人なのだが……
私「取締役がやる? そんなこと?」
派遣のOさん「いくらなんでもやらないですよねぇ」
私「じゃ、誰が廊下の電気を消したのかなあ」
K池さん「向こうの島の経理の人たちとか?」
私「あのヒトたちはそんなことしないって」
K池さん「もっと向こうの品質管理室の人たちとか? Iくんとかやりそうじゃない?」
私「それこそ絶対ない!」
Iくんも細かいところに気が回る人だが、一応役員である。

というわけで節電に協力している犯人(←犯人呼ばわり!)が誰だかわからなかったのだが、次に用事で下の階に降りてからまた7Fまで戻ってきたら今度は廊下の電気が煌煌とついているのである。

私「ちょっと、廊下の電気がついているよ、今度は誰がつけたのよ?」
K池さん「節電のアナウンスを知らない誰かが、あまりにも暗すぎるからつけちゃったんじゃないの?」
派遣のOさん「私じゃ、ないですよ」
派遣のMさん「もう節電に飽きたのかもしれないですよ」
私「なんだよ、そりゃ」

そして1時間後にトイレに行こうと廊下に出たら、今度はまたもや誰かが電気を切ったらしくまっくらなのである。そしてそのまた1時間後、またもや電気がついていたのだが、それから郵便局に行こうと廊下に出た時には再び電気が消えていたのだ。

私「一体、誰がやらかしているのかなあ」
派遣のOさん「どちらも意地になっているんですかねぇ」
私「うーん。別にどっちでもいいんだけどさー、廊下で一体、誰と誰が目に見えないこの攻防戦を繰り広げているのかは気になるよね」
派遣のOさん「もう、このフロアの人じゃないかもしれないですよねぇ」
私「でもさ、他のフロアは節電どころかどこも電気が全部ついているんだよね。だから犯人はきっとこのフロアの人だと思うんだけどなあ」

さてその後、この犯人達はどうやら妥協策を出したようだ。帰りがけにトイレに行こうと廊下に出たら、廊下の照明がなんと、半分だけついていたのだった。その後廊下の照明がどうなったのかは不明である。
テーマ:今日の出来事
ジャンル:日記
久しぶりに「今日のアルツ」の出番だ。いや、アルツ状態は24時間1年中全開なのだが。

先日、コミケに参加するのに当たって、帯広の実家でCD-ROM版のコミケカタログというやつをチェックしていたのである(参照:7月16日「じゃ、地震見舞いに例のカタログを2冊……」)。今回は昨年暮れの冬コミが不参加だったので1年ぶりの参加である。買いたい新刊もあるしチェックしておきたいサークルも結構あって、チェックリストのサークル数もいつもよりも格段に多くなってしまった。

そして東京に帰宅した翌日の8月18日土曜日、翌日のコミケ参加のために、北海道帰省の間持ち歩いていたWindowsのノートPCをプリンターに接続し、チェックしたサークル情報をプリントアウトしようとしたところ、なんたらかんたらがありませんというメッセージが出てプリントアウトが全くできない。

実はこのノートPC、どうも調子が無茶苦茶悪くて北海道帰省の直前に一度再インストールして、かなりきれいに身を洗い清めた代物なので、プリンタに接続する前にまずプリンタのドライバのインストールからはじめたのである。それでプリントが出来ないっつーことはもしかしてドライバのアップデートが必要なのか?と思い、アップデートしたものの、やはり同じメッセージが出てプリントアウトが全く出来ない。じゃWindowsのアップデートとかもしておいた方がいいかぁ?と思いWindows Updateをかけるものの、やはりプリントアウトが出来ない。コミケ参加日は翌日19日である。冊子版のカタログがもう手に入らない以上、CD-ROM版でサークル情報をプリントアウトするしかないのだが、それが出来ないとなると……

仕方がない、MacBookの方にCD-ROM版をインストールしてまた最初からサークル情報をチェックするしかないか、まあMacの方には過去のコミケカタログのチェックリストが入っているから、まったく何もない状態からチェックするよりも楽だし(最新のカタログをインストールすると、なんと自動的に過去にチェックしたサークルを探し出してきてくれるのである)と思いカタログのCDメディアを探す。探す。探す。……が、ない。カタログのCD-ROMがないっっっ! 

ガーン……。

たしかこの前チェック終わったからもう見ないや、と思ってどこかに放り投げたはず……。だからこの魔窟(漫画の本だの布地だのパソコン関係のブツだの古いノートや着せ替え人形のコレクションだの同人誌の在庫だの購入した同人誌の山だの)のどこかにあるはずなのである。しかもそれはこの1日くらいの出来事だから、魔窟の地層の比較的上部に堆積しているはずだ。しかし、探してもない。全然ない。まったくない……。

よく子どもが目の前にあるのに全然見ていなくて「あれがない、これがない、お母さん助けて~」と大騒ぎするのを、「目の前にあるのに、よく見て捜してから人に頼め!!」とか叱っているのにこの体たらく。とほほ。

こうなったらWinノートに入っているチェックリストを手書きで写すか、とか一瞬思ったものの、このチェックリストはCSVファイルなのでExcelで開くことが出来るのである。結局MacBookの方にチェックリストのデータを送り、MacBookの方で見やすいような形にExcelで編集し、プリントアウトして8月19日には持っていくことが出来たのだった。普通にカタログをプリントアウトできていれば、サークルカット付きの見易い会場マップの形で出せたのだが、この際何もないよりはマシだ。

私「そーんなこんなでさー、この間のMacBook再起動事件(8月10日「色々てんやわんやな日々」)についで、とほほな話なわけよ」
M様「それは大変でしたねぇ。私も最初にまずインストールができなかったんですよ。それで色々見てみたら、CD-ROM上からインストーラを起動しないとインストールが終わらないって仕様だったみたいなんですよね。ちゃんと書いておけって思ったら、カタログソフトのサポートページの一番上に書いてありました」
私「へぇー」
M様「でも私がサポートページをチェックした時には載ってなかったんですよ!」
私「よっぽど同じ問合せが殺到したのかねぇ」
M様「まったくもう」
私「うちの魔窟のコミケカタログも……昨日はあんだけ探してもなかったけど、きっと今日帰宅したら絶対目の前にあったりするんだよねぇ」
M様「探し物って、そういうもんですよね。捜している時はなくって、捜す必要がなくなったら出てくるんですよねぇ(参照:3月25日「お局様の情報共有」)」
まったりとした有明会場で、しばし遠い目をしていたわしらだった。

そして帰宅後、件のCD-ROMは、もう、開いた口がふさがらない場所から発掘されたのである。それは魔窟の地層からではなく、なんと帯広から宅配便で送って8月19日の夜東京の自宅に届いた荷物の中(でかい旅行鞄)の一番上に乗っていたのである。そういえば件のCD-ROMは、東京に戻る直前までノートPCと一緒の鞄の中に入れておいて手荷物として持ち帰る予定だったのだが、帯広の実家を出る直前に、「やっぱりもう使わないからいいや」と宅配便で発送する旅行鞄の中に放り込んだのだった……。

そりゃ見つからないはずだよ。「使わないからいいや」と放り投げたのは魔窟じゃなくてクロネコヤマト行きにした旅行鞄の中だったんだから。しかしそんな基本的なことを忘れて必死になってさがしていたんだから、とほほ指数はかなり上だよ。あー、これからこんなことがもっともっと増えていくのね。ふぅ……。
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私なんざ普通のパソコンのモニタで文章を読むのも苦手なのに(だから長い文章だとプリントアウトして読むこともある)、わざわざNintendo DSで読書をするかよ(しかも昔の日本文学を)、とか思わないでもないけど、でもあのDSの大きさが文庫本ライクだから、これはこれで合っているのかもね。著作権切れのフリー図書とはいえ、100冊(+30冊)だったらお気楽お手軽だしね。

という訳でDSソフト「一度は読んでおきたい日本文学100選」(スパイク)の公式ウェブページでは、【「なんでワザワザDSデ読書」疑問解決Flashを観てプレゼントをGet】キャンペーンを開催中。

 「なんでワザワザDSデ読書」疑問解決Flashを観てプレゼントをGet

「なんでわざわざDSで読書しなけりゃならんのよ」ページでは1.「DSで読書したら疲れるでしょマジで」、2.「100冊(+30冊)なんて到底読めません」、3.「DSならではの特徴とかあるなら教えてみ」、4.「結局トータルどうなのよ」というごもったもな疑問に答えてくれる。そして「ワザワザ最後まで全話見終えた人には、総勢73名に当たる豪華(!?)プレゼントに応募できるとか」というのでチェックして応募したのだが、私はこの豪華(!?)(←ママ)プレゼントのうち、芥川龍之介Tシャツが欲しいなー。表が芥川龍之介の顔で裏には「羅生門」の一節がプリントアウトされているというヤツ。ソフトは別に買わなくても応募できるというのもナイス。

できればこの文豪シリーズTシャツは商品化してほしいところだ。太宰治なら裏面は「生まれてきてすみません」とか「人間失格」っていう大文字タイプ。森鴎外なら(顔写真がつまらないけど)裏面は思い切って「ヰタ・セクスアリス」の一節とか? ちなみに日本の文豪のうち川端康成とか三島由紀夫とか谷崎潤一郎はまだ死後50年たってないので、多分まだまだフリーでは読めない(三島は2020年、川端は康成は2022年、谷崎は2015年である)。
テーマ:日記
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日曜日(8月19日)はもちろん、例によって有明の西の海で同人誌売りをしていた。今回はちゃんと新刊もあるので(なんと1年半ぶりだ)大手を振って参加できる。足取りも心持軽く、朝6時30分に家を出て中央線に乗ると、なんと座れた、ラッキー。毎回(年に2回だが)ほぼ同じ時間帯の電車やバスに乗るのだが、今まで座れたことなど全くないのにこれは幸先いいかも。そして7時過ぎに東京駅について、有明ビッグサイト直行の臨時バス待ちの行列に並ぶ。50m以上の行列になっていたがバス乗車列が私の前で一旦区切られたために、なんとこの臨時バスでも座れてビックリだ。あー、これで今日の運は全部使い果たしたかもしれない(←スケール、ちいせぇ)。

7時45分、有明会場に着くと西2ホールに直行する。「創作少女漫画」はいつもは東ホールに配置されるので西ホールに来たのはもう10年ぶりくらいだ。なにもかもが懐かしい……ということはあまりない。さっさとサークルスペースのセッティングを行ない、次回第73回の申込書を購入する。まずチェックするのは次回開催日12月29日~31日の3日間のうち、「創作少女漫画」が何日目に配置されるかである。これが去年同様3日目の12月31日だったら次回参加はナシである。いくらなんでも大晦日にコミケになんざ参加してられねぇ。恐る恐るジャンル配置コード表を開いて見てみる。なんと、2日目の12月30日である。ラッキー。今度こそ今日の運を使い果たしてしまったかも。やっぱり私の怨念(え?)が通じたのか(2006年8月17日「コミックマーケット70に行ってきました。」)、それともババァ参加者が著しく多い創作少女漫画ジャンル全体の怨念が通じたのか(もちろん同様にババァが多い創作JUNEも2日目である)。

さて、そうこうするうちにいつものメンバー、腐女子の同僚M様とN県の中学教師・S川がやってくる。S川は毎回コミケの前か後にハードスケジュールの海外ツアーに参加しているのだが(参照:2005年8月16日「昨日から北海道に来ています。」)、今回は15日まで10日間ほどタジキスタンに行っていたのだという。そして帰国したその足でサッカー会場に向かって応援三昧、翌日は仕事(弁論大会に出場する生徒の指導をしていたそうだ)、そしてその翌日からコミケ参加3連荘である。普通の人間ならとっくのまに疲労困憊で死んでいるはずだが、S川は地球最後の日が来たって死なないから大丈夫、と思っていたら今回はなんだか様子が違う。さすがのS川もタジキスタンで生気を吸い取られたらしく「私、今日(生理が)3日目だから大変なのよ」と大声で叫びやがる。おいおい、いくら回りはババァばかりだとはいえ、もう少し考えて発言しろ。しかしこんなに弱っているS川を見たのは初めてだ。やはりさすがのS川も寄る年波には勝てないか。

午前10時、開会のアナウンスが流れ、参加者達の拍手が起こる。ここでいつもだったら野郎どもの怒涛の行進(連中はお目当てのサークルにバッファローのごとく突進していくのである)が始まって会場全体が揺れるのだが、若いモンや男性が多い東ホールと違って、ここ西2ホールは参加サークルのほとんどが創作少女漫画を始めとして女性系のサークルばかりなせいか、行列もおとなしめで、会場内の雰囲気も実にまったりとしている。いつもの東ホールのような非常に殺伐とした雰囲気がなく、なんだか時が止まっているかのようだ。このまったり感はなんか懐かしいような……。そしてこうしてみてみると年寄り、多っ!(もちろん、私もその一人だがな)。老人ホームって、もしかしてこんな感じか? 私がコミケに始めて参加したのは川崎市民プラザ時代(1980年~1981年)だから、そろそろ30年近くになりますよ。年寄りが多くなるわけだよな……(遠い目)。

本を買いに来てくれるお客さんも、コスプレじゃなくて本物の年寄りだ(多分)。あの白髪や顔の表情から言って多分私と同年代か私より年上の人たちがかなり多いと思われる。あ、いや、もちろん若いお客さんも沢山いましたよ!(←とってつけたようなフォロー)。もっとも大学時代の漫研の後輩の子達もスペースに来てくれたのだが、私よりも年下のくせしていったい今までどんな苦労をしてきたのよというような容貌になっていたので見た目だけでは判断できない。しかし、コミケ会場で日本の少子高齢化を実感するようになるとわ(いや、西2ホール以外は若者だらけなのだが)。

これは有明会場内にあったコーヒー飲料「聖地の珈琲」。土産に買っていく地方のオタクをあてこんでいるのだろうが、別にどこも売り切れには全然なってなかったな。

あ、そうそう、肝心なことを書き忘れていた。今回スペースにお立ち寄りいただいた皆様、本当にありがとうございました。次回も頑張って新刊出します!(←この勢いも元気も今のうちだけだが)。もっとも私が買物に出ていて席を外している間に何人かのお客さんに、「あ、本当に新刊出ている!」と叫ばれてしまったそうだ。あーあ、いつも「(新刊)出す出す」とホラ吹いちゃっているから信頼性が薄いんだよなあ……。でもそんなの関係ねぇ! そんなの関係ねぇ!(←小島よしおで)。
テーマ:腐女子日記
ジャンル:日記
書きたいネタは山ほどあるのだが、書く時間がないっ! さて、日曜日に有明会場で同僚M様から教えていただいたネタ。おいしい猫鍋の作り方、ですってよ。
 

……疲れた脳天に安らぎを。なごむわ~。ちなみにメイキング映像も有(「ねこ鍋~補足~」)。
テーマ:日記
ジャンル:日記
「ぴあ」か。何もかもが懐かしい……。って、別に廃刊になったわけじゃねー。でも最初に記事見出しの「「ぴあ」表紙描き約32年 及川正通さん」の文字だけ見えたときは、え? 訃報?と思ってしまいましたよ。

 ・「ぴあ」表紙描き約32年 及川正通さん、ギネス認定(朝日新聞)
 ・雑誌表紙イラストの連続制作期間が世界一! 及川正通、ギネス認定(ぴあ)

私が大学に入学が決まって東京に出てきたころは(1978年)「ぴあ」は月刊誌だったし、ライバル誌で「シティロード」とか「アングル」とかあったなあ。そういえばYMOをはじめてみたのもぴあの表紙(1980年5月号あたり)でで、当時YMOなんて見たことも聞いたこともなかったので「なんじゃ、こりゃ!?」と思ったものだったが、確かその1ヶ月か2ヶ月くらいして「夜のヒットスタジオ」にYMOが初めてテレビ出演して「なるほど、これだったのか」と納得したしだいだ(YMOは曲に乗ってコマ送り撮影みたいな感じで登場していた)。でもその年の夏休みに帯広に帰省したら、妹がYMOのカセットテープをガンガン聴いていたが(私はもっぱら歌謡曲か映画主題歌、アニソンばかり聴いていたからなー)。

アングルがどういう雑誌だったかもはや全然印象に残ってないが、当時のぴあは情報中心で見やすく、シティロードは映画評論や読み物が充実していたのを覚えている。今で言うなら「ザ・テレビジョン」vs.「TVブロス」みたいなもんか?(違うか)。大学時代はよく名画座に映画を見に行ったので、ぴあかシティロードをかわりばんこに買っていたのだが、それがいつのまにやら買うのはぴあだけになっていたものだった。

ぴあが月刊から隔週刊になった時は友人と「何も1週間おきに出さなくてもいいのにねぇ」とか言っていたのに、ぴあが隔週刊になってみると、やっぱり月刊誌のシティロードは情報が遅すぎるように感じたし、本の装丁もちょっとダサいように感じられて(もともとサブカル系なんだからそこを気にしちゃいかんのだろうが)結局、ぴあを週刊誌になるまで買い続けていたように思う。

今は……週刊の情報誌なんて「ザ・テレビジョン」くらいしか買ってないなあ。だいいち映画情報なんて、映画館情報も映画批評も感想も全部ウェブで見れちゃうもんね。こーんな感じで「華氏451」(1966年、イギリス、フランソワ・トリュフォー監督)みたいな世界にならなくても、一部ではペーパーレス化が進んでいくのかもね。もっとも会社では個人情報保護法のせいか、(余計な情報流出をふせぐために)これっぽちもペーパーレス化が進んでないが。
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世界各国の飲酒が許される最低年令がわかる地図あまりにも暑いので(え?)昼間っから平然とビールをガンガン飲んで、盆休み中で北海道にいるというのにどんどん届く仕事のメールを酒気帯びで返事を書いている私だ。しかし東京で返事を読んでいる同僚はまさかアルコール漬けとは思うまい。

さて世の中にはこんな地図が。

 世界各国の飲酒が許される最低年令がわかる地図(GIGAZINE)

でもって「アルコール類の飲酒・購入の最低年齢を設けている国々の例」なんてのを見ると、世の中には購入年齢、販売年齢、飲酒年齢と結構細かく分かれていたりして、なかなか、へぇーである。

それにしても本日も北海道はあちこちで最高気温34度ですってよ。暑さに慣れている本州の人ならともかく、慣れてない北海道の人間にとっちゃ地獄だよ! そんなわけで今日はこんなニュースも。

 札幌連日30度超え、火災報知器大量誤作動(日刊スポーツ)

「落雪を防ぐため平らで薄いトタン屋根の家屋が多く、室内の温度が上がりやすいのが原因。天井の火災報知器周辺では70度近くに達していたという」だって。うがーーーっ。そりゃ人も死んじゃうって。
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「戦後少女マンガ史」米沢嘉博一番最初に出た新書版(新評社、1980年発行)の原著も持っているのに、なぜまたもや買うのかといえば、ほかの人にもぜひとも読んでほしいからに他ならない。という訳で今月、ちくま文庫からあの世紀の名著(←え? 言いすぎ?)「戦後少女マンガ史」(米沢嘉博、924円、393p)が出た。原著と違うのはさまざまな人の手によって書誌データ・年表他データの訂正が加えられていることと、巻末に米沢夫人によるあとがき「文庫版へのあとがき アベ荘の日々」4p、そして編者による解説「基底をつくる力」7pが載っていることだ。

何分にも1980年までの少女漫画史を扱っているので、いまどきの若いお嬢さんにはもはや古代史を習うようなもんかもしれないけれど、日本史の授業だって普通、現代史をやらずに第二次世界大戦が終わったところまでを習うようなもんだし(え?)、少女漫画史の基本バイブルだと思って、まずは手にとって見てほしい(別にAmazonでまとめて20冊買いでもいいがな)。

私はこの本が出たときの感激は今でも忘れられない。本当にちゃんと少女漫画のことを、ちゃんと読んでちゃんと書いてくれた本が初めて発行されたのである。それまでそれなりに漫画を扱った本や特集は出ても、少女漫画は「漫画」扱いされていなかったし、取り上げられれていてもほんのちょっとだけで、少女漫画をこよなく愛する私としては、非常に悔しく残念な思いをしていたのだ。

昨年米沢嘉博氏が亡くなったときも、私は30年近く参加し続けているコミケの代表者としてよりも、漫画評論家としての氏が亡くなったことのショックのほうが大きかったくらいだ。

この原著が出た後にさまざまな漫画評論本が出て、私はどれも結構面白く読んだが、少女漫画に関してはこの本がいまだに一番だと思う。ずっとこの本の続きが出るのを楽しみにしていたのに、それはもう二度とかなわないのが本当に悲しい。なお、この本の編集者は、私がこの本に次いで少女漫画評論本として大好きな「私の居場所はどこにあるの?」(藤本由香里、学陽書房、1998年発行)の著者の藤本由香里氏である。

米沢嘉博氏にはもう二度と会えないが、この本は幸せな再生を果たしている。
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金剛地武志は密かに(密かでもないか)応援していたのに、引退とわ。でも、ま、エアギターの大会にはでないというだけなら別にいいっかあ。

 金剛地武志がエアギター引退「普通のギタリストに戻ります」(Oricon Life)

普通の(エア)ギタリストってなんだよ。なお東京地区予選第2位突破のガチャピンさんはこの「エアギター2007 ジャパンファイナル」では第3位。昨年度世界王者ダイノジのおおちもうかうかしてられねえ。
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同人誌の原稿があがったら絶対買おう、北海道帰省の際にプレイしようとずっと思って我慢していたNintendo DSの「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」をやっと買って、この北海道滞在中にプレイしている。まだはじめたばかりで(昨日からなので)、多分全行程の10分の1も行ってないレベルである。

……で、面白いっちゃあ面白いのだが、「ゼルダの伝説 時のオカリナ」(Nintendo64)絶対主義者の私としては、どだい「ゼルダの伝説」を携帯ゲーム機でやること自体、多分普通の人よりも格段にストレスがかかってしまっているような気がする。かつて据え置き型ゲーム機(Nintendo64)のテレビ画面で、ゼルダの広々とした空間を自由に駆け巡り、代わる景色の美しさにハイラル平原の中で立ち尽くして夕日や朝日をずっと眺めていた記憶が思い起こされる。もちろんこのDSのゼルダだって十分に美しく十分に広々とした空間を感じさせてくれる。しかし目に映るは携帯ゲーム機の小さなディスプレイ画面である。もっと大きな画面でプレイしてみたいとか、思う(DSを大画面モニタにつなげばいいという問題ではない)。

また、ほとんどすべての操作がタッチペンで行われることに関しては、かなりの人がプレイ前には懸念を感じていたものの慣れるにしたがって気にならなくなったとコメントしているが、残念ながら私はあのタッチペンでの操作にまだ慣れる事ができない。もともと脳トレ系のゲーム以外はほとんどタッチペンを使わずに十字キーや右側のボタンだけで動かしているために、今回のこのソフトでタッチペンばかり使うことに非常にストレスがかかっている(じゃ、やるなよ、って話だが)。はじめたばかりなので仕方がないのかもしれないが、このところいろんなものに馴染むまでに非常に時間がかかることを思えば(やっぱりトシなのか……)、エンディングまでに慣れる事ができるのかどうかも不明だ。

とか文句をいいつつも、まあ、それなりに楽しんではいる。たまにダンジョン内を行ったり来たり繰り返すが面倒になることもあるが、まだまだ「大いなる冒険が待っている」という最近ではめったに味わうことができない経験を楽しんではいる。そういえば最近この手のアクションアドベンチャー物って全然プレイしていなくて本当に久しぶりだったしなー。キャラクタも曲も見たり聞いたりするのがどれもとても懐かしいし。

なお、一昨日一応買っておいて「今回はなるべく最後の最後まで見ない」とか思ってしまっておいた攻略本「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 (任天堂ゲーム攻略本Nintendo DREAM) 」は早くも一番最初のボス戦(火焔幻術師・ブレイズ)のところで開いてしまったことを告白しておく。……難易度は結構低目という評判なのに、だめじゃん。
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東京の今日の最高気温は37度近く、全国各地でもすごいことになっていたらしい。土日には毎朝近所の公園を散歩するのが日課だったものの、先月の入院・退院以来怠けていたのだが、今朝久しぶりに朝の散歩に行ってみたら‥‥早朝だと言うのに汗をじっとりかいてしまう暑さですよ。東京、とにかく暑すぎ。今日から北海道に帰省するというと、会社の連中はみんな「涼しくていいわねえ」というのだが、しかし今までの経験から言って、私が北海道に帰ると、北海道の気温が上昇する! ‥‥ま、北海道の暑さのピークのときにたまたま帰っているというだけの話だが。

さて今日の羽田はこんな状況↑。去年も書いたが(2006年8月14日「まるで人がゴミのようだ」)お盆の帰省のピーク時は本当にすごいことになってますよ。

まあ、そんなわけであまりにも暑いので昼飯の時にビールをガブガブ飲んでたら、家人に「昼真っからビール飲んで‥‥」と白い目で見られたものの、家人が仕事場に向かうと、空港内の喫茶店に入ってまたもやビールだ。‥‥だって、今日はもう神様が「水の替わりにビールを飲んでもよろしい」といっているような天気なんだからしょうがない(空港内は空調が効いているんだから天気は関係ないはずというツッコミは却下)。しかし飲みすぎたのであろうか、札幌行きの飛行機に乗ったら一気にガーッと眠ってしまいましたよ。

さて今日は子どもの父方のおばあちゃんちに子どもと二人でお邪魔するというスケジュールなのだが‥‥やっぱり札幌、暑いじゃん。誰だよ、北海道なら涼しいだなんて言っているやつは。それでも札幌はまだましで(夜はやっぱり涼しいしね)、来週行く予定の帯広なんざ、最高気温34度って、何事だ。やっぱり地球の温暖化が進んでいるのか。「不都合な真実」あたりは一応、見ておいたほうがいいのか? そしてやっぱりちゃんとエコな生活を心がけなきゃいかんのか?(面倒くさがりの私には色々無理なのだが)。

さて左の写真はそんな札幌のおばあちゃんちでいただいた日本一だか世界一だか(スイーツのコンテストで1位になったそうだ)になったというプリン。札幌のおばあちゃんは料理が本当においしいので、たらふく食べて満腹になったところで食後のデザートとしていただいたのだが、もちろんビールのつまみとして食っていた私だ。
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てんやわんや、ってもしかして死語? せっかく原稿が終わってホッとしたのもつかの間、自宅のパソコンが絶不調でトホホの連続ですよ(はぁ……)。まあ、原稿入稿前じゃなくてよかったとも言えるけど、普通に使っている限りでは特に異常はないので、今の状態が入稿前に始まっていてもあまり問題はなかったかもしれない。

はじまりは去年の夏に買ったiPod(第5世代iPod,30G,BLACK)である。まず、自宅のMacintoshに繋いだら同期しない。普通まずPCに繋ぐとすぐにiTunes(アップル開発の動画、音楽の再生・管理ソフト、iPodはiTunesで管理する)が立ち上がって同期するのだが、全然立ち上がらない。仕方がないので手動でiTunesを立ち上げると、「iTunesは問題のあるiPodを見つけました。iTunesでご利用になる前に、このiPodを復元してみる必要があります」とメッセージが出る。そこでリセットや復元をしても同様のメッセージしか出ないために、Apple Careのデスクに電話してみたところ、あっけなく修理交換しますと言われてしまったのである。

それで、iPod30GをAppleに送った後に、ふと思いついてずっと使ってなかった子どものiPod shuffleをMacに繋いでみたところ、なんてこったい、同じメッセージが出やがりますよ。っつーことは問題はiPodではなくiTunesの方だったんかい。仕方なく、今度はiTunesを入れ替えることにしてみる。

しかしこれが。古いiTunesを削除して、新しいiTunesをAppleからダウンロードすると、「ディスクイメージがマウントできません」というメッセージが出て開けないのである。何度やっても、別のブラウザでダウンロードしてもとにかく開けない。そんな訳でまたもやAppleに今度はiTunesのサポートの件で電話してみたところ、私が既に試した方法のほかに、QuickTime(Appleが開発した、マルチメディアを扱うためのソフトウェア)のバージョンを確認したり、無線LANを有線にしてみたりした挙句に、「ご契約のプロバイダにセキュリティを強化されていないか確認してみてください。あとはネット喫茶などでメディアにiTunesを落として、それを入れてみてください」と言われたのである。

ご契約のプロバイダはexciteだが、セキュリティ強化なんて話は聞いてないし、ためしにiTunes以外のソフトをダウンロードしてみたらちゃんとできるのだから、プロバイダの問題ではない。ネット喫茶でダウンロードしてくるのも面倒くさいので去年iPodを買った時についてきたiTunes+iPodのソフトのメディアをMacに突っ込んでみる。すると、これが全然認識しないのである。うがー、問題はiPodでもiTunesでもなくパソコンの方だったんかい。

念のために、他のCDやDVDを突っ込んでみると、どれもこれも全く認識しなくて、デスクトップにアイコンが表示されない(レンズクリーナーも入れてみたがもちろん効果なし)。ただしディスクユーティリティ(ハードディスクの検証や修復、バックアップなどを行なうMac用のソフト)でチェックするとHD上では認識されているのであるが、ファインダー(Windowsの「エクスプローラ」と同じようなもの)には表示されないので結局何も操作できない。

これはいよいよ修理かも、と思い念にためにLacieの外付けハードディスクにバックアップを取ろうとしたら。しくしく。外付けHDまで認識しません(デスクトップ上に表示されない)。もちろん、ディスクユーティリティでは認識するので、「復元」コマンドを使って全データのバックアップを試みてみたところ、「復元に失敗しました」というメッセージが出て、バックアップも失敗。一応ディスクユーティリティで外付けHDを検証してみるが異常はなしと出る。

ガーン……。今まで作ったり描いたり撮ったりしたデータが全てパァになってしまうかも?? 写真は去年の分まではメディアに落としてあるが、同人誌のデータやウェブページのデータは随分昔に保存したきりだ。外付けHDもバックアップをとるときに前のデータを消してからやるので、先月バックアップした分を消したまま、新しい分がバックアップできない状態になっているので、現状ではどこにもデータが残ってないことになる。

こうなったら空のメディアを突っ込んでみたらどうだろう、と思ってMacに突っ込んでみたら、空のCDやDVDならちゃんと表示されるので、やった、これで必要最低限のデータはメディアに落とせる、と思ったのもつかのま、「データのコピーに失敗しました」みたいなメッセージが出て、またもやバックアップ失敗~(泣)。とにかく修理の前にバックアップだよ、おっかさん。
同人誌原稿執筆のためしばらく間引き運転をしていた当ブログだが、やっと今朝、本文原稿が完成して、先ほど原稿を宅配便で印刷屋に送ってきました。や、やった……、万歳、自分! ビバ、自分!

という訳で有明の舞踏会でお出しするブツは以下の通り。

 小さな風の絵本2(A5、全52p、創作少女漫画ジャンルだけど中身はエッセイ漫画)

メルヘンちっくな誌名(もう、25年以上使い続けているから今さら変えるのもなんだし、第一、表紙原稿の入稿締切日に入院をしていたので、他の名前に出来なかったのだーーー)に合わず、不健康ネタ、ダイエットネタ満載の病気な1冊となりました。なお、夏コミの配置

 8月19日(日曜日) 西2ホール い43a(サークル名:風眠舎)

でございます。もしお立ち寄りいただくことがあればお声かけ下さい。サークル名も実にメルヘンチックな名前だが、これまた25年以上使い続けているので(略)。なお夏バテで半分死んでる可能性大だが、その時は生暖かく見守ってやってください……。
テーマ:雑記
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忘備録:8月発売のコミック新刊ラインアップ

4日 夏目友人帳 4[緑川ゆき]
17日 花よりも花の如く 5[成田美名子]
23日 働きマン 4[安野モヨコ]
24日 萩尾望都パーフェクトセレクション3 11人いる![萩尾望都]
25日 カルバニア物語 11[TONO]
25日 幻月楼奇譚 2[今市子]
29日 僕のやさしいお兄さん 1[今市子]花音コミックス
30日 さらい屋五葉 3 [オノナツメ]
下旬 パーム 30 蜘蛛の紋様 1[獣木野生]
下旬 GENTE 1 リストランテの人々[オノナ ツメ] エフコミックス

今月の目玉は「働きマン4」あたりかなー。萩尾望都パーフェクトセレクションは買おうと思いつつまだ第1巻目も第2巻目も買ってないのだが。「カルバニア物語」も結構楽しみな1冊。こんだけいいかげんに描いていながら(←非常に失礼です!)、キャラの魅力が立っているからとはいえ(話も面白いんだけど)、ちょっとフェミが入っている人にはオススメな作品である。

今市子なー……。この間出た「百鬼夜行抄」の最新刊もそのあとに出たなんたらという本も買ったんだけどまだ読んでいねぇ。もうそろそろやめてもいいんじゃないかと(略)。

もう20年以上も描かれ続けている大河ドラマ「パーム」も、やっと後半の半ばを過ぎたいうところか。一時期は作者が環境問題にのめりこんだせいで話が中だるみしまくったが、このところ前回の話の「午前の光」もさくさく進んでいるので、今度もテンポよく進むのではないかと期待。でも話が進むということは、いよいよラストストーリー「TASK」に近づき、そこで非常に重要な登場人物の死も描かれるということなのでそれはそれで寂しくはあるのだが。

「GENTE 1 リストランテの人々」は「リストランテ・パラディーゾ」の続編。フケ専・ジジィ好きにオススメの1冊。

今月は北海道に帰省するので、多分妹のところで何か新規開拓本をチョイスして見る予定。
テーマ:腐女子日記
ジャンル:日記
30代ならピンクレディの思い出かもしれないけど、私(40代後半)の場合はもちろん沢田研二ですよ!

 作詞家・作家の阿久悠さん死去「UFO」「北の宿から」(朝日新聞)

「悪魔のようなあいつ」(TBS、1975年)主演のジュリーの背後で流れる 「時の過ぎゆくままに」(このドラマの原作も阿久悠) 、浅丘ルリ子と原田芳雄のラブストーリー「冬物語」(日本テレビ、1972年)でフォー・クローバーズが歌う主題歌「冬物語」、ドラマ自体は好きじゃなかった「おれは男だ!」(日本テレビ、1971年)の主題歌「さらば涙と言おう」、「スター誕生」で桜田淳子が歌う「私の青い鳥」(同い年なんだがな……)、今や魔女俳優と化した夏木マリの「絹の靴下」、でもって毎週必ずラジオリクエストした(北海道には「ベストテン北海道」という番組があったのだ)フィンガー5の「個人授業」、などなど。そういえば「宇宙戦艦ヤマト」(1974年)も阿久悠ですよ。

思い出はつきないけれど。ご冥福をお祈りいたします。
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昨日から会社に復帰したのだが、私があまりにも病み上がりには見えないようで、会う人会う人に「夏休みをとっていただけにしか見えない」と言われる。実は私もそんな気がしているのだが、でも再来週はやっぱり本物の夏休みをとって北海道に帰るのだ。なお、8年前に胆嚢ポリープで入院・手術した時も開腹ではなく腹腔鏡下手術だったために回復が早く、病院の同じ部屋に入院していた人の娘が毎日お見舞いに来ていたのだが、その人に「手術したの、全然気が付きませんでしたよ!」と言われた過去がある私だ。

さて昨日の昼は同僚の練馬のS嬢やNさんに入院ライフを色々話していたのだが、S嬢がふと、「Kさん(←私のことだ)、ちゃんと選挙に行ったでしょ?」と言い出した。

私「そりゃ、選挙には必ず行くよ」
S嬢「Kさんは真面目だからな」
真面目だからという問題じゃねぇーー、国民の権利だよ! しかし私が歩いていて10m先に横断歩道があれば道を斜めに渡ったりせず必ず横断歩道を渡り道は一直線か直角に進む、と信じているS嬢は断言するのだった(たまたま一度目撃されただけなのに~)。
私「今回、もし腹腔鏡下手術からいきなり開腹手術に変わったら入院期間が延びて投票できなくなるじゃん。だから入院前に一瞬、期日前投票をしちゃおうかと思ったけど、さすがに面倒くさいからそれはやめたのよ」
Nさん「えーーーっ!」
S嬢「うわーーー、Kさん、国民の鑑だね」
私「え? じゃ、Nさんは選挙に行かなかったの?」
S嬢「もちろん」
Nさん「私は仕方なく行って来たけどさ」
何が仕方なく、なのであろうか。投票した方が夜の選挙特番を楽しめるじゃないか(結局、テレビかいっ!)。

さて今度の日曜日は同人誌原稿の最終締切日直前(いや、本当はもう締め切りなんだけど、印刷会社に会員登録しておくと、〆切が金の力でちょっとだけ延びるのだ)だというのに、子どもと一緒にポケモンスタンプラリーだと、同人仲間のM様に言ったところ、「今、地下鉄でもスタンプラリーをやっているようですよ」とのタレコミが。

 ジブリの絵職人 男鹿和雄展 開催記念「東京メトロ 2007 SUMMER スタンプラリー」

「内容的に子供向けじゃないみたいですけど、でも、Kさんのお子さんには見せないようにしないと」と、もし同人誌がちゃんと完成しないと有明で言い訳三昧担当になってしまう助っ人のM様は、ひっそりとつぶやいたのだった。
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