12月30日、昨日は一日有明の舞踏会に行ってました。でも舞踏会に着てゆく新しいドレスがなく、有明の城ではそれはそれは肩身の狭い思いをしたのでございます(←自業自得)。

コミケでは新刊がなくてもチラシだけは毎回必ず発行しているのだが、29日正午の時点でチラシじゃなくて年賀状を作るのが精一杯という有様。もう今回は諦めようかと一瞬思ったが、午後なんとかチラシに取りかかり午後6時30分にチラシ原稿を完成させたもののタイムアウトでコピーする時間がなく、30日当日朝早く起きてコピーする事にする。でも、家の中の片づけやら何やらで寝たのは12時過ぎですよ。

そして30日、朝4時30分起床。朝じゃねーよ、まだ夜中だよ。この日は私が一日外出しているだけでなく、家人も仕事に行っているので、子ども(9歳)は「コミックス3冊」の約束で1日家でおとなしく留守番だ。そのため子どもの昼飯用に弁当を作っていたら、なんと子どもが起きてきて「弁当はいらないから」と宣言する。「えー? 本当に大丈夫?」「私、自分で作るから大丈夫」「ガスの火は使っちゃダメだよ」「もちろん」となんだか自信たっぷりですよ。その自信は一体どこから来るのだ。しかし余計な手間が減ったので洗濯など片づけてやっと6時、自宅を出発。

コピー自体は5分で終わるのだが、問題は東京駅近くのキンコーズ(コピー屋)が開いているかどうかだ。いや、年中無休なので店は開いているのだが、この日の早朝はきっと当日コピー誌を作る同人野郎どもでごった返しているはずなのだ。だとするとコピーはいつも行っている西新宿店に行ったほうが早いかなあ、でも西新宿に行くと大幅に時間のロスになるのだが。最大限遅くても8時50分ころまでに有明に着いていなくてはアウトだ(サークル入場は9時まで)。そこで東京(京橋)店の方に電話して聞いてみると「今、白黒コピー機は1台空いてます」という。おや? 有明に近いだけにもしかして皆、用心して避けているのか?

しかし6時55分、東京駅近くのキンコーズに着いたら、コピーは3人待ちでしたよ。3人待ちっつーてもね、近所のコンビニや図書館のコピー機の3人待ちとは訳が違うよ。一人30分以上当たり前だからな。しかもよく見たらここの白黒コピー機、2台しかなかったよ……。結局1時間待ちで7時55分にコピー機に辿り着き5分でコピー終了。もうね、前にコピーしていたお姉さまがたに心の中で何度も「すいません、私のコピー5分で終わるんですが、ちょっとだけ貸していただけませんかーーー!?」と絶叫していたよ。しかしとにかく次回はけっしてここは使うまいと心に誓う。

8時、京橋の朝日が眩しい……。もう時間がないし風邪と睡眠不足で疲労困ぱいのためタクシーに乗って有明に向かう。しかし何てこったい、この日のこの時間帯の有明に向かうルートには築地があり、渋滞だよ! そうだよね、明日は大晦日だよ、明後日はもう元旦だよ、清く正しい日本の皆様は新年の準備に余念が無いのねぇ、ふっ……(遠い目)。ま、思っていたよりもサクサク進んでなんとか渋滞ゾーンを抜け出し、8時20分有明到着。もう、この時点ですっかり燃え尽きちゃっていた私だ。その2につづく
テーマ:同人活動日記
ジャンル:アニメ・コミック
この所の忙しさときたら、もうどうにもこうにもですよ。そんな中今月号の「メロディ」を買ってきてほくほくと清水玲子の「秘密」を読み終わったら最後のページに告知が。

 清水玲子「秘密」が2008年春にテレビアニメ化決定(にゅーあきばどっとこむ)

えぇーーーーーーーーーーーーーーーー!? あの内容の作品を何でまたアニメ化しようだなんて思うかね。だって、常に死体がてんこもりですよ? しかも青木や岡部さんはともかく、薪さんのあのキャラの声は一体誰がやるのーー!? なんか男性がやっても女性がやっても違和感があるような気がするんだけど。うーむ……。
テーマ:腐女子日記
ジャンル:日記
先週金曜日の午後は今年の7月に受けた手術の3ヶ月検診に行ってきたのだが、……年末の、しかも連休前の病院の待合室は満員電車のようでしたよ。大病院のだだっ広いフロアの4分の1が私がかかっている婦人科の領土なのだが、今まで行ったどの病院よりも待合室においてある椅子やソファの数がおおいというのに待っている人でびっちりと埋まり、壁にもたれかかって待っている人たちも多数。いつもは12時40分頃に受付を済ますとだいたい3時半くらいには診てもらえるのだが、この日は……夕飯の時間までに診てもらえそうな気が全くしない。なんだか気が遠くなってしまいそうでしたよ

婦人科はそれぞれ予約制の先生とか腹腔鏡外来、再診、リプロ(主にハイリスク妊娠)など色々分かれているのだが、腹腔鏡外来は午後からのみなので受付番号は1番から始まる。私の受付番号は婦人科3(腹腔鏡外来)の21番、21番目ならまだいい方と思うかもしれないが、この病院の待ち時間の長さは尋常ではなく、いつも3時間待ちがザラだ。しかたなく昼飯を食べた後昼寝をしてふと気がつくと午後3時、おっと、もしかして名前をとっくの間に呼ばれた後だったかな??と思って待ち番号掲示板を見たら今呼ばれているのは16番だったよ……。

しかたなく買ったばかりの三浦しをんのエッセイの新刊を読み始める。早く帰れたら近所の内科に行ってインフルエンザの予防接種をしようと思っていたのに、これじゃあ今日帰れるかどうかもわからねぇ。そんなこんなで名前を呼ばれたのが午後5時30分、本日は5時間待ちときたよ……。待ち時間の最高記録かも。

呼ばれて診察室に入ると、この日の担当医はどこかで見たことがあるような気がする……。はっ、5ヶ月前のとある水曜日、来年の夏に受ける予定の手術のため暢気に定期検診を受けにきた私に対していきなり「この手術を執刀されるT先生の予定がですね、来週の月曜日空いているんですよ、それで月曜日、手術受けてみませんか?」と驚天動地の提案をしてくれた、あの先生だよ! この病院では特に指定をしない場合は定期的に通っていても診てくれる先生がいつも違うので、面倒なので指定せずに診察受付をしている私の場合、診てくれる先生はいつも違う。だから5ヶ月前と同じ先生になることはめったにないのだが、今回はあの時のK先生でしたよ。

K先生に内診台で診てもらう時に、ついでなので「おなかにですね、手術のときに貼った絆創膏(10cm×15cmくらい)の後がくっきり残っちゃってるんですけど」と訴えてみる。術後1ヶ月検診の時にもそのときの先生に訴えてみたのだが「これはヨード焼けですね。次の3ヶ月検診の時にまだ残っていたらその時に先生に言ってください」と言われたのだ。K先生は「あー、確かに残っていますねぇ。これは……徐々に薄くなっていくと思いますが本格的に直すなら皮膚科で診てもらった方がいいでしょう。皮膚科に紹介状書きますか?」と言うので「徐々にうすくなるならいいです」と諦める。まあ、いまさらこの腹を誰かに見せる訳でもないし。

K先生は診察の後、「今回、特に大きな問題はありません」というので、ついつい「じゃあ小さい問題はあったのか? 皮膚に絆創膏の後がくっきり残っているのはどうでもいい問題か?」とか思ったものの、先週見た「医龍2」でやってたみたいなすごい難手術をガシガシこなしているこの病院じゃあ、そりゃだぶついた三段腹の絆創膏痕なんざあまりにちっせい問題だよな、とつぶやきつつ病院を後にしたのだった。まあ、夕飯までには帰れてよかったよ。でも待ち時間が5時間もあったんだったらいっそのこと、来年の年賀状をここで書いたらよかったかもと思った次第だ。
テーマ:日記
ジャンル:日記

さあ、よいこのみんなのところにはサンタさんがきたかなあ? 今朝見たらうちに子ども(9歳)のところにはサンタさんからのプレゼントが届いていて、そりゃあもう大喜び。こんな風に世界中の子ども達から感謝されるサンタさんって、プレゼントする方がもっともっと凄まじく大変だとはいえ、幸せだよね。そんなサンタさんの動向をNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)は今年もしっかり追跡中。NORADていうとついつい「ウォーゲーム」(1983年、アメリカ)って映画を思い出しちゃうけどね。これはNORADの戦略コンピュータにそうとは知らずに侵入したパソコンオタクの高校生が、あやうく第3次世界大戦を起こしかけてしまう、というお話だったけど、このコンピュータの人工知能を開発したフォルケン博士役のジョン・ウッドっていう渋くてナイスなジジイが出ていて(以下略)。

しかしなんだね、サンタ問題というのは結構厳しい自己反省の強制と、サンタに選別される(評価される)という恐怖を含んでいる問題であるということに、今回始めて気がついたよ。先週子どもがあーーーんまりにもひどい部屋の散らかしっぷり、宿題の怠けっぷり、反省のなさぶりに思い切り叱った挙句、「そんなんじゃサンタさんは来ないかもねぇ」と言うとどうやらそれがかなりこたえたらしい。しかもその後更に追い討ちをかけるように家人が「悪い子のところにはプレゼントじゃなくて石炭を持ってくるんだからね」と言うと、子どもはもう大泣きですよ、1時間以上も。サンタに選ばれないかもしれない(評価されない)、というのは子ども心には相当ダメージが大きいもんだったんだね。プレゼントをもらえないというのは、ただ単に欲しいものがもらえないというだけでなく、サンタに評価してもらえなかった(認めてもらえなかった)という事でもあったわけですよ。じゃあ、評価はしても褒賞があたえられない場合もあるのか?なんつー大人な問題はこの際置いておくが。

今朝、プレゼントをもらってウキウキの子どもに「おかあさんはサンタさんにどんなものをもらったことがあったの?」と聞かれたので、「お母さんはサンタさんにプレゼントはもらったことはない」と答えるとそりゃまあ、驚いてました。「あのねぇ、サンタさんも昔から日本にプレゼントをしに来てくれていたわけじゃないの」という説明は、私がとんでもない年寄りに見えて仕方がないのだが、でも事実だし。もっとも私の年代でも他の子のところにはサンタは来ていたのだ。「おばあちゃん(うちのあの母親)にサンタは外国の人だから日本人には関係ないって言われてたから、お母さん、サンタさんを信じたことなかったし、サンタさんは信じている子のところにしか来ないからうちには来なかったのよ」と答えておいたのだが、それは聞いてないようだった。

……ところで上記文章をとりあえず書いたのが今朝7時、でもって今サンタの足取りをチェックしてみたら、なんと「Santa has completed his deliveries this year」なんてメッセージが出ているよ! 日本じゃまだこれから今夜プレゼントをもらう子どもたちもいるのに(と、今日学童クラブに行った子どもが言っていた)、こんなに早くお仕事終わらせちゃあダメだよ、サンタさん!
テーマ:クリスマス
ジャンル:日記
何かと忙しくバタバタしているこの時期に、暢気に「ザ・テレビジョン」の年末年始番組特集を見ていたりする私だが……もちろん、逃避だ! しかしこうして特番をチェックしていても、12月31日から1月6日まで北海道に帰省しているので見られるかどうかもわからず、しかも子どもや家人が予約録画をバンバン入れていたりするので、私が番組録画の予約を入れられるような余地があるのかどうかも不明だ。DVDレコーダ買ったときは250Gもありゃあ十分じゃんとか思ったのは大きな間違いだったよ……。

12月22日~24日各日16時、NHK「ハゲタカ」(再放送)

12月23日18時30分、テレ朝「M-1グランプリ」今年は審査員に中田カウスは出るのか?

12月23日19時、TBS「2007総決算! さんまのからくりTV超特大号」他のコーナーには全く興味がないのだが、実は「東京替え歌選手権」だけは結構すき。多分M-1の方をみてるだろうけど。

12月27日25時、フジ「たけしのコマネチ大学数学科 祝!国際エミー賞ノミネート記念スペシャル」勉強系バラエティ番組は数多くあるが、これはなんだかすごく真面目に数学の勉強をやっている番組。ただしこの回は多分エミー賞ノミネートネタばかりになるのだろうけど。

12月29日21時、フジ「人志松本のすべらない話 ザ・ゴールデン」もうそろそろ飽きてきた気もする。

12月30日22時、TBS、「イカ天2007復活祭 名物バンド激レア映像今夜限りの大放出SP」これは画質を上げて録画しておきたいところだが、そんなことしたら他の番組を録画する余地がなくなっちゃうのがジレンマだ。HDDではなくDVDに直接録画すりゃあいいんだろうけど、DVDレコーダのマニュアルがどっかにいっちゃって見当たらなくて、未だに使い方を全然マスターしてないのが完全にダメダメ。

12月30日23時、NHK「サラリーマンNEO 年の瀬スペシャル」

12月31日13時55分、NHK「風林火山総集編」えーーー、今の大河ドラマの総集編って、大晦日にやるもんだったの!? 昔はもう少し前にやってたんだけどなあ。この時刻、ちょうど羽田から乗ったANA便が千歳空港について、JRに乗り換えようとしているくらいの時間だ。み、見られない。

12月31日17時、NHK教育「今日は一日"みんなのうた"三昧」「放送46年目を迎えた「みんなのうた」の名曲たちを一挙放送する」(ザ・テレビジョン1月14日号より)。「みんなのうた」なんて全く見ないけど、46年間のヒット曲とか名曲をCMなしで楽しめるのもNHKならでは。

12月31日21時、日テレ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 大晦日年越しスペシャル!! 絶対に笑ってはいけない病院24時」「今までのシリーズと大きく異なるのは、ダウンタウン、山崎邦正、ココリコの5人全員が対象となっていること。罰ゲームではなく、5人は「ガース黒光り記念病院」に研修に来た新人看護師という設定」(ザ・テレビジョン1月14日号より)。150台のテレビカメラと5人を無理矢理笑わせようとするゲストが60人だと。この番組を2時間以上見るのはきついような気もするけど、裏の紅白、K-1、ハッスル祭り、お笑い芸人100人がひたすらくじ引きをしている番組(「1億分の1の男」)よりはマシか。でも今はCSもスカパーもWOWOWもケーブルテレビも充実しているから民放にこだわる必要はまったくないけど。まあ、私は毎年12月31日はさっさと寝ちゃっているが。

12月31日23時45分、NHK「ゆく年くる年」年越しは静かに厳かに。もちろん、もう寝(以下略)。

1月1日21時、日テレ「はじめてのおつかい! 爆笑!お正月スペシャル」正月の番組タイトルに「爆笑」を使うのは禁止だ。私はまったく興味がないのだが、子ども(9歳)が好きで、毎回録画しては何度も見直している。

1月4日8時35分、NHK「ワースト脱出大作戦」「アンケート調査により、47都道府県の中で最下位となった地域住民の名誉挽回に懸ける運動を追う」実は県民性物は結構好きなんだが、真面目にはやらないでほしい。

1月4日,1月5日21時、フジ「のだめカンタービレ in ヨーロッパ」懐かしい……。竹中直人のミルヒーに対抗するのはウエンツとベッキーというニセ外国人枠(なんだ、それ)のホープの二人。この3人が本物の外国人と言う設定で本場のおフランスでご活躍ですよ。なお、東京だけなのかもしれないが1月2日~1月3日まで「のだめカンタービレ」全話再放送予定。

1月5日21時、テレ朝「鹿鳴館」三島由紀夫原作、出演者は田村正和に柴田恭平、風間杜夫、橋爪功、黒木瞳だもんね、むちゃくちゃクサそうというか、あまりにも芝居がかりすぎた演技と演出(←あくまでも私の想像だが)はちょっと見てみたい気もする。リアルタイムではもちろんのだめの方を見ちゃうが。

でも年末年始は結局テレビすら見ずにボケッと過ごしている確率90%。特に帯広の実家にいる年始後半は食っちゃ寝食っちゃ寝生活にどっぷりとつかっているものと思われる。……人間失格。
風林火山 第50回(12月16日放映)。他のドラマの最終回はそうでもないのだが、やっぱり大河ドラマの最終回はいよいよ今年も終わりに近づいてきたのだとしみじみ実感させられる(そして年賀状をなんとはせねば!とあせり始める時期でもある)。まあ、今回は戦国時代最大の激戦といわれた(←と、ナレーションで言っていた)川中島の戦いで山本勘助(内野聖陽)が命を落とすまでなので、回想シーンがやたらと多いよ~。しかも完全に死ぬまでに時間がかかるので回想シーンも長い長い。でももう少し川中島の戦いの後の武田家のその後なんかの描写があるのかと思いきや、全然なくてドラマ終了後のミニコーナー「風林火山紀行」で軽く説明があっただけだった。まあ、主人公が山本勘助だから仕方ないのかもしれないけど、武田家のその後については本編に入れておいて欲しかったかも。

最終回といっても最初から見てたわけでも毎回必ず見ていたわけでもなかったし、しかも歴史的事実に基づいたドラマで話の流れは見えていたので、最後まで淡々と見ていたのだが、それでもやっぱり今回は勘助の部下である伝兵衛(有薗芳記)と太吉(有馬自由)の2人の活躍には心打たれましたよ。死屍累々となった戦場で、伝兵衛は勘助の体(胴体)を捜しだし、一方太吉の方は奪われた勘助の首を上杉軍から取り戻し無事陣中に戻るわけですよ。この場面のちょっと前に、武田信繁(嘉島典俊)と諸角虎定(加藤武)の首を上杉軍から取り返したという場面があり、実況検分が終われば結構簡単に返してもらえるもんなのねと感心していたところだ(もちろん戦国時代からではあるのだろうけど)。伝兵衛も太吉も勘助にとっては家族であり戦友でもある存在、そしてこのドラマの最初から結局最後の最後まで勘助を支え続けてきた地味な二人だったが、こうして最後までしっかりと描いていたのがよかった。

でもって、平蔵(佐藤隆太)ですよ。随分と前に最後に勘助を討つのは平蔵ではないかと書いたりしたが、今回まさにそうなりそうな場面で、平蔵の方が真田軍の矢を受けてぶったおれてしまって勘助は結局上杉方に討たれてしまう。しかし平蔵もしぶとい。まあ矢を打たれただけだからショック症状さえでなければ傷は大したことはなかったのかもしれない。それに最後の場面で戦場の魔法使い(緑魔子)が平蔵のそばにいたっていうことは、平蔵は助かって多分のちのち山本勘助伝説を語り継ぐようになるという暗示なのかもしれない。

そして、Gackt(上杉謙信役)だが。軍師・宇佐美(緒方拳)の制止も振り切って、戦場で酒飲みながらの敵陣まで突っ走ってますよ。酒気帯び運転! 酒気帯び戦闘! そしてとっておきの名場面にもなっている信玄との一騎討ち、……まあ、見応えはあったけどねー、でもGacktだし。どうも最後の最後まで人間には見えなかったよ。もしかすると本当に何か人間じゃない物の化身だったのかもね。それに引き換え真田幸隆様(佐々木蔵之介)は(以下略)。

あー、しばらくはこんなにムサくるしくて渋いオヤジばかりが出てくるドラマは見られないわね。この次の「篤姫」は女ばっかりだしなー、どうせ「大奥」だしなーとか思いつつ予告を見ていたら、幕末なもんだからやっぱり野郎どももちゃんと出てくる訳ですよ(当たり前だ)。玉木宏(坂本龍馬)や堺雅人(徳川家定)、 松田翔太(徳川家茂)じゃちょっと物足りないけど(よっちゃん-- 岡田義徳も出るけどね)。まあ、とりあえずは第1回だけは見てみる事にしてみよう。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
ガリレオ 第10回(最終回、12月17日放映)。このドラマってもしかして、昔、科学が明るい未来をもたらすと考えられていた時代の夢物語のパロディだったんじゃないのかという気がしてきました。例えば湯川(福山雅治)なんぞは、「鉄腕アトム」(原作は1951年発表、舞台は21世紀)の時代の科学者(お茶の水博士や天馬博士)みたいなわかりやすくて明快な(あるいは実に記号的な)科学者像を演じているような気がする。だからこのドラマがドラマ的には底が浅いとか、科学考証的におかしいとかいうのはどうでもいいことなんじゃないのか、という気持ちにさえなってきちゃったなあ。

今回は湯川の助手の栗林(渡辺いっけい)がいかに湯川を崇拝しているかがよくわかりました。凡人である(もしかして凡人以下かも……)栗林にとって天才科学者である湯川は、自分の上司であると言う以前に、どんなに努力しても手が届かないあこがれの存在でもあったのね。だから天才をわずかでも支える礎になりたかった。光輝く天才の前で、自分はちっぽけな石ころでしかないと自覚した時、栗林のように天才を支えるか、あるいは京子(本上まなみ)のように積極的にコトに関わろうとするしかないのか……。でもなー。一番の問題は(当初の設定にあったような「変人」らしさを微塵も感じさせなかったというのはこの際置いておいて)、ハタから見て湯川が天才に見えなかったことかもね。だからパロディにしか見えないっつーかね。もちろんこれはこれでこのドラマの「様式美」を突っ込んで楽しめたので面白かったけど。

でもさすがにあの東京の半分が吹っ飛ぶという爆弾がカーテンの陰から出てきたときは、その昔ながらのマッドサイエンティストチックな紹介っぷりといい、本当に昔のアトムの中のメカみたいなフォルムといい、ちょっと空いた口がふさがりませんでしたよ。あくまでも漫画的というか。しかも最後の最後で爆弾のカバーをはずすと爆弾の導線が沢山出てきて「赤を切るか青を切るか」というお決まりのシーンですよ。そこまでやってくれなくてもいいよ、と心の中でつぶやいてしまいました。

そして話の方は結局なんだか全然わからない。2件の殺人事件は木島(久米宏)が直接手を下した犯人じゃなかったにしても、薫(柴咲コウ)を誘拐した上に、危険な爆発物を製造し作動させようとしたのは罪に問われるはずだろうに、いったいあの後どうなったんだか。久米さんのお芝居はヘタクソだけどこれはこれで臭さがなかなか魅力的、でも木島の人間像も今ひとつよくわからんかったしなあ。なんか死ぬ覚悟は出来てたみたいだけど、でも東京都民の半分を巻き込むなよって感じだし。

ドラマ的には唐沢寿明が犯人役だった第1回が一番面白かったかなあ。でも来週から突っ込んで遊べるドラマがなくなるのはちょっと寂しいかもね。さてドラマが終わった事だし、今度は原作の方を読んでみるか。
テーマ:ガリレオ
ジャンル:テレビ・ラジオ
高校時代、友人達が誕生祝いにくれた物デアゴスティーニといえば、こんなものまで毎週出すんかい!?という企画もので有名な出版社で(出版社、じゃあないのかな?)、ついこの間「週刊 昭和タイムス 64年の記録と記憶」が出たときは結構心動いたものだ。そんなデアゴスティーニから今度は「隔週刊 科学忍者隊 ガッチャマン DVDコレクション」が2008年2月5日に発刊。

 隔週刊 科学忍者隊 ガッチャマン DVDコレクション(デアゴスティーニ)

まあ、興味がない人には全くもってどうでもいい話であるが、「科学忍者隊ガッチャマン」「科学忍者隊ガッチャマンII」「科学忍者隊ガッチャマンファイター」の3部作を完全コンプリート。んーーー、でも私が認めるガッチャマンは一番最初の「科学忍者隊ガッチャマン」だけなのさ。だから別に3部作そろわなくてもいいんだが、コラムとか特集記事の内容によっちゃあ一応見てみたいと、ちょっと心が動いている。

そして応募券を集めてもらえる全員プレゼントのパーフェクト・フィギュア・コレクション第1弾は「大鷲の健&スペシャルディスプレイスタンド」、第2弾は「コンドルのジョー&みみずくの竜」、第3弾は「白鳥のジュン&燕の甚平」……なんでだ、なんで南部博士がないのだ!!(ま、心の中では、ちぇっ、やっぱりなとは思っているが)。ガッチャマン放映当時、クラスの女子は健派とジョー派に別れていたもんだったが、私は南部博士一筋だったものよ……(遠い目)。しかし創刊号は特別価格で790円だけど、通常価格1,790円に、やっぱり現実に帰るのだった。買っても置く場所ないしな(←負け惜しみ?)。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
もういくつ寝ると、おーしょーおーがーつーー(←半分自棄気味)。本当にまあ、月日が流れるのは早いもんで、今週来週は今期ドラマの最終回ウィーク、そして来月からはまたもや新ドラマが始まってしまいますよ。ついていけてない私……。

1月7日、TBS月8「水戸黄門 第38部」(出演・里見浩太朗、原田龍二、合田雅吏他)。1月始まるとすぐに水戸黄門も始まっちゃうというのは、これを心から楽しみにしているお年寄りへの心遣いだよね。TBSの水戸黄門公式ホームーページを見てみると、第1部から第37部までのデータやらポスターをみることができるのもすごい。さすが国民的時代劇。

1月14日、フジ月9、「薔薇のない花屋」(脚本・野島伸司、P・関卓也、稲田秀樹、演出・中江功他、出演・香取慎吾、竹内結子、釈由美子、松田翔太、寺島進、三浦友和他)。「物語は、小さな花屋を営みながら8歳になる一人娘を男手ひとつで育てている物静かな男(香取慎吾)の元に、ある日突然、盲目の美しい女性(竹内結子)が現れるところから始まります。ヒューマンラブをテーマに、香取さん親子と二人を取り巻く様々な人たちにより様々な愛の形が描かれます」(番組公式ホームページより)。うーん、地味。でもって脚本が野島伸司かあ。慎吾ちゃんももう父親役をやるようなトシになったのね。しみじみ。

1月8日、フジ火9、「ハチミツとクローバー」(原作コミック・羽海野チカ、脚本・金子茂樹、演出・谷村政樹、松山博昭、P・瀧山麻土香他、出演・成海璃子、生田斗真、原田夏希、向井理、成宮寛貴他)。美大生たちの青春ドラマ、というと月並みな表現になってしまうが、言わずと知れたハチクロですよ。でも山田役が成宮寛貴かよーーーーと一抹の落胆を禁じ得ない。はぁ……。山田役には一番期待していたのだが。でも演出はあの「のだめカンタービレ」の演出家、これはもしかして期待してもいいかも?

1月15日、日テレ火10「貧乏男子 ボンビーメン」(脚本・山岡真介、演出・猪股隆一、P・櫨山裕子他、出演・小栗旬、八嶋智人、山田優)。「人がいいために他人の借金を背負ってしまう「等身大のバカ」が借金の返済のためにさまざまなことに挑戦するコメディ」(Wikipediaより)。「花より男子」や「有閑倶楽部」なんぞではセレブライフを思い切りバカバカしく描いてくれたものだが、今度は反対にどんなどん底ぶりを見せてくれるかが見所か?  

1月、フジ火10、「あしたの喜多善男・世界一不運な男の、奇跡の11日間」(原案・島田雅彦「自由死刑」、脚本・飯田譲治、演出・下山天他、P・豊福陽子他、出演・小日向文世、松田龍平、小西真奈美、栗山千明、要潤、生瀬勝久他)。「「あしたの喜多善男」は、島田雅彦氏の小説「自由死刑」をもとに、「沙粧妙子-最後の事件-」「ドラゴンヘッド」などで知られる飯田譲治氏が脚本を担当した。主人公、喜多善男(きた・よしお)は45歳、妻(小西真奈美)に逃げられバツイチ、借金まみれ。11日後に迫った親友の命日に自分も死のうと決めたところから物語が動き出し、思いがけない波瀾万丈な人生が始まる」(サンケイスポーツ)。いやあ、あの小日向さんが主役ですよ、主役。世の中イケメンばかりが主役の座を占めるとは限らないというのはなかなか面白いじゃありませんか。もちろん、押さえで松田龍平、要潤とか入っている訳だけど。

放映中、テレ朝水9、「相棒(第6シリーズ)」(出演・水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、高樹沙耶他)。土曜日とかに再放送しているのをたまに見るとコンスタントに面白いというか安心して見られる刑事ドラマなんだけど、でも続けてみようという気に(あるいは録画して見ようという気に)なかなかならない。

1月9日、日テレ水10「斉藤さん」(原作コミック・小田ゆうあ、脚本・土田英生他、P・西憲彦他、演出・久保田充・岩本仁志他、出演・観月ありさ、ミムラ、佐々木蔵之介、古田新太他)。「世の中には、腹立たしいことがヤマとある。なのに…。我々ダメな一般人はついつい見て見ぬフリを決め込んでしまうもの。悲しいかな。今や、日本全国日和見主義。しかし! ここに、世の悪に敢然と立ち向かっていく命知らずの女性がいた! 彼女の名は……『斉藤さん』。悪いことを悪いと言って、何が悪い? 「KY」(空気読めない)という言葉がはやるように、いまの日本、何事もまわりの様子をみながら行動するのが無難で当たり前という風潮。そこに斉藤さんは斬り込みます」(日テレ公式ホームページより)。キャッチフレーズは面白そうなんだけどなあ、でも主演が観月ありさだし。 演出が「野ブタ。をプロデュース」「受験の神様」の人だけど、……パス。

1月17日、NHK木8、「鞍馬天狗」(原作・大佛次郎、脚本・古田求、川上英幸、演出・野田雄介他、出演・野村萬斎、京野ことみ、緒方直人他)。「鞍馬天狗」、私の時代劇好きの原点ですよ。前にも書いた事があると思うけど、1969年のNHK版(高橋英樹主演)、1974年の日テレ版(竹脇無我主演)、1981年のTBS版(草刈正雄主演)、1989年のフジテレビ版(中井貴一主演)、全部見ていた私は鞍馬天狗マニア? それともただのバカ? ただ木曜夜8時はつい「うたばん」の方を見ちゃうんだよな。

放映中、TBS木9「3年B組金八先生」(原作・小山内美江子、脚本・清水有生、演出・今井夏木他、P・柳井満、出演・武田鉄矢他)。いまさらだが金曜日の夜8時じゃなくても金八。しかもこれは来年の3月まで半年間放映するドラマだったのね。

1月、テレ朝木9「交渉人~THE NEGOTIATOR」(脚本・寺田敏雄、演出・松田秀知他、P・五十嵐文郎、出演・米倉涼子、筧利夫、高橋克実、安めぐみ、陣内孝則他)。「事件が終わってから動き出すのではなく、まさに犯罪が行われている現場に出向き、犯人と対峙するSITは、犯人と粘り強い交渉を行うなど、最前線で命がけの任務にあたっている。その任務の特異性から滅多に日の目を見ることのないSITの日常を鮮やかに描く『交渉人~THE NEGOTIATOR~』が、この冬、木曜ドラマに登場!」(番組公式ホームページよりより)。スタッフは米倉/松本清張三部作のスタッフだそうだが、私は見てなかったしな。映画「交渉人 真下正義」が面白かったのでそんな展開を期待できればいいんだけどどうかなあ?

1月、フジ木10、「鹿男あをによし」(原作・万城目学、脚本・相沢友子、演出・鈴木雅之、村上正典、P・土屋健、出演・玉木宏、綾瀬はるか)。「人間関係のもつれから神経衰弱扱いされ、奈良にある女子校に常勤講師として期間限定で赴任することになった“おれ”。古の都・奈良で英気を養い、研究室に戻る予定だった“おれ”を待っていたのは、生意気な女子高生と癖のある同僚教師たちと鹿。その鹿が「先生、出番だよ」と語りかけてきたことから“おれ”の奈良ライフは波乱に充ち満ちたモノになっていく…」(フジテレビ番組紹介より)。原作では歴史オタクの藤原君がドラマ版では女性(綾瀬はるか)に変更になり、鹿男役が玉木宏、って……ファンタジーにも程があるような気がするが。でも演出が鈴木雅之(「古畑任三郎」「HERO」「ショムニ」など)ってことはフジも結構力が入っているのかなあ。とりあえず第1回目は見てみよう。

1月17日、TBS木10、「だいすき!!」(原作コミック・愛本みずほ、脚本・篠崎絵里子、演出・竹村健太郎、P・山本和夫他、出演・香里奈、平岡佑太、紺野まひる、岸本加世子他)。「軽度の知的障害を持つ福原柚子は、同じ作業所に通う沢田草介との間の子供を妊娠していた。しかしその矢先に草介は交通事故で他界してしまう。周辺の人から「子育ては無理」と諭されるも柚子は子供を生んで育てていく決心をする。そこから、柚子のお母さんとしての日々が始まる」(Wikipediaより)。お、重そう……。パス。

1月11日、TBS金10「エジソンの母」(原案・山口雅俊、脚本・大森美香、演出・武藤淳、P・加藤章一、出演・伊東美咲、清水優哉、坂井真紀、谷原章介、杉田かおる、松下由樹他)。「このドラマは現代のエジソンとも言える才能を(たぶん)持ったひとりの少年の担任となってしまった女教師・規子の視点から、少年の小学校で巻き起こる大騒動、その子を排除しようとする周囲の親や教師たちと、少年の可能性を信じて見守ろうとする少年の母の闘いの様子をコメディタッチで描く」(番組紹介ホームページより)。Wikipediaにはわざわざ「近年の金曜ドラマとしては珍しく、このドラマはジャニーズ事務所所属の芸能人を一切使用していない」なんて書いてありますよ。確かに最近のドラマは必ず誰か入っているもんね。でも勢いのある若手俳優を選ぶとなると事務所のしがらみを抜いたとしても、どうしても入ってきちゃったりするんじゃないのかなあ。

1月18日、テレビ東京金8、「幻十郎必殺剣」(原作・黒崎裕一郎「冥府の刺客」、出演・北大路欣也、戸田菜穂、尾美としのり他)。「元南町奉行所同心・神山源十郎(北大路欣也)は、同僚を殺害した罪で死刑を執行されたが、実際に首をはねられたのは身代わりの罪人。この世によみがえった源十郎は、自分が罠にはめられていたことを知らされ「幻十郎」として悪に向かい豪剣をふるっていく」(スポーツ報知)。この世の影として生きることになった男の復讐の物語、ってどこかで聞いた話のような……「モンテクリスト伯」か?

テレ朝金9「4姉妹探偵団」(原作・赤川次郎「三姉妹探偵団シリーズ」、出演・夏帆、中越典子、加藤夏希、市川由衣、吉沢悠、生瀬勝久、室井滋他)。原作では三姉妹なのを四姉妹に変更って、数が多けりゃいいのか? ここに生瀬勝久が出て来るって事は多分とんちんかんなことをやらかす刑事役?

1月11日、テレ朝金11「未来講師めぐる」(脚本・宮藤官九郎、P・中込卓也、出演・深田恭子、勝地涼、武田真治、黒川智花、正名僕蔵、星野源、田口浩正、船越英一郎、地井武男)。「「未来講師めぐる」は、クドカンこと宮藤官九郎のオリジナル脚本によるコメディー。深キョン演じる主人公の進学塾の英語講師・吉田めぐるは24歳の誕生日をきっかけに、満腹になると周りの人の20年後が見えてしまうおかしな能力に目覚める。塾の生徒や恋人の知りたくない?未来が見えてしまうことに悩みつつも、持ち前の正義感で恋に仕事に奮闘するコメディー」(スポーツ報知)。「モップガール」に続いて深夜枠はまたもや時間SFファンタジー? 深キョンvsクドカンは見てみたいような、どうでもいいような……。まあ第1回目は録画して見てみます。

1月12日、日テレ土9「1ポンドの福音」(原作コミック・高橋留美子、出演・亀梨和也、黒木メイサ、小林聡美、もたいまさこ、岡田義徳、高橋一生、田中要次)。「亀梨演じる畑中耕作は、19歳でボクシングのプロテストに一発合格。デビュー戦を1ラウンドKOで飾り、天性の逸材と騒がれるが、その後は連敗…。減量中に我慢できず、ラーメン、カツ丼、ハンバーグを平らげ、試合中も食べ物に気を取られノックアウトを食らう筋金入りの根性なしボクサーなのだ」(スポーツ報知)。ボクシングブームだから?? 亀梨には何の興味もないけど脇役トリオ岡田義徳(よっちゃん!)・高橋一生(「風林火山」「医龍2」)・田中要次(「あるよ」)は見てみたい。あと小林聡美ともたいまさこがでるならいっそ室井滋も出せばいいのに。

1月19日、NHK土9、「フルスイング」(原案・門田隆将「甲子園への遺言~高畠導宏の生涯」、脚本・森下直他、出演・高橋克実、伊藤蘭、塚本晋也、本田博太郎他)。「「教える」ことに人生の全てを捧げた一人の男がいました。打撃コーチ高畠導宏さん。七つのプロ球団を渡り歩き、落合、イチロー、小久保、田口を始め、30人以上のタイトルホルダーを育てた名伯楽は、58歳で福岡の高校の教師になりました。高畠さんは30年のコーチ人生で培った優れたコーチング力で、悩める思春期の子どもたちと現場の教師たちを大きく変えていきます。自ら、悩み、迷い、葛藤する姿をさらけ出す素敵さ。高みから何かを教えるのではなく、「生きる力」を伝えようとする熱意。「俺だけの先生」「私だけの先生」と子どもたちに思わせる「好きにならずにいられない」教師の姿がそこにありました。わずか1年でがんに倒れ、志半ばで逝去した新米教師「高さん」と、彼の思いを受け止め、成長していく子どもたちと教師たちの感動の実話をドラマ化します。」(NHK番組紹介より)。え? 主演が高橋克実? 高橋克典の間違いじゃない?? さすがNHK、やることが大胆。この間の「新・マチベン」といい今度の「フルスイング」といい、頑張るオジサンたちを応援している?(高橋克実、全然関係ないけど、私よりも年下なんだよなー。ガックリ)。

1月6日、NHK日8、「篤姫」(原作・宮尾登美子「天璋院篤姫」、脚本・田渕久美子、演出・佐藤峰世、P・佐野元彦、出演・宮あおい、堀北真希、瑛太、稲森いずみ、高畑淳子、堺雅人他)。来年のNHK大河ドラマは江戸幕府13代将軍・徳川家定の正室である天璋院(篤姫)が主人公。今やっている「風林火山」がむさ苦しい野郎ばかりのドラマなのに対して今度は女ばっかり、大奥がメインの舞台。幕末ものは嫌いじゃないんだけどこれにはあまり心惹かれない……。

1月20日、TBS日9「佐々木夫妻の仁義なき戦い」(脚本・森下佳子、演出・平川雄一朗、那須田淳、P・高橋正尚、出演・稲垣吾郎、小雪、小出恵介、酒井若菜、古田新太、山本耕史、桜井幸子、江波杏子、西村雅彦、藤田まこと他)。「性格が正反対の弁護士夫婦が繰り広げる、夫婦げんかや離婚戦争の騒動を描くラブコメディー」(Wikipediaより)。ゴローちゃんには何の魅力も感じないが、なんだか他のキャストがすごい。

1月ドラマは「あしたの喜多善男」「鞍馬天狗」「鹿男あをによし」あたりかなあ。「ハチミツとクローバー」「貧乏男子 ボンビーメン」「未来講師めぐる」「1ポンドの福音」はとりあえず第1回目だけ見てから様子見、「篤姫」も1回目のみチェック、なんだかんだいいつつ感想は書かないけど「フルスイング」はひっそり見ているかも。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
もうすぐクリスマス、でもそんなの関係ねぇ!

 東京坊主コレクション縁起.jp)

東京坊主コレクション、略してTBCですよ。12月15日に「世界の平和を願う」坊主の皆様のイベントが築地本願寺で開催されるそうですよ。「あまりの問い合わせの多さに担当者もビックリ!!そこで、当初計画にはなかった”法要ライブ中継”を緊急実施!」ですって。まあ、お寺さんも随分とポップになりましたよ。

お買い物で国際協力(国際協力バザー)だそうです。坊主カフェのアピールは「TOKYO BOUZ COLLECTIONにはたくさんのお坊さんが来ていますが、このカフェにくるとお話することができます。普段、なかなか近寄りにくいお坊さんたちと、会話を楽しんでみませんか。今まで持っていたものとは違う価値観や物の見方を得られるかもしれませんよ」。ちょっと心動いている私だ。しかし真剣な東京坊主コレクションの皆様にしてみれば、カテゴリが「ハゲ・ヅラ・毛髪系」なのは不本意だろうが。

東京坊主コレクション追記2007年12月15日:心惹かれつつも大掃除をしていた私は、とりあえず写真だけ見て、「来年は行ってみようかなあ」などとつぶやいてみた。

 色とりどりに仏教ショー 宗派超え「東京ボーコレ」(北海道新聞)

ボーコレだそうですよ。
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昨日の夕方、子ども(9歳)から電話があり、「今学校から帰るところなんだけど、6時半からパソコン使ってもいい?」と聞いてきた。自宅のPC(MacBook)には家族のアカウントを作ってあるのだが、「パソコンはお母さんのものだから、使うときは必ずきちんと断ってからにしろ。でないと未来永劫貸してやんない」と言っているのでいちいち連絡してくるのだ。「ちゃんと宿題やったあとならいいよ」と言うと「くーちゃんとskypeするんだ!」「くーちゃんて、誰よ?」「K君のことだよ。知らないの?」知るわけねーだろっ!

そんな訳で会社帰りに駅前の西友で買物をして帰宅すると、子どもが誰かと電話をしていた。
子ども(電話)「だからそこからインストールできるから」
私「……?」
子ども(電話)「えっと、くーちゃんはWindowsでしょ? マイク? わからない? えっとー、skype音声テスト通話っていうのでまずしゃべってみて、それでちゃんと自分がしゃべった言葉がskype音声テスト通話で聞ければskypeはちゃんと使えるから」
私「……」
子ども(電話)「あ、今お母さんが帰ってきたから聞いてみるね」
子ども「くーちゃん、今skypeをダウンロードしてインストール中なのね」
私「なんだよ、skypeは(すでに使いこなしているのかと思いきや)これからなのかい」
子ども「で、どの画面を出すとskype音声テスト通話になるのかって」
私「今インストール中ならインストールが終わってからでないと使えないじゃん」
子ども「え?そうなの?」
子ども(電話)「インストールが全部終わってからでないとダメだって。……うん、じゃ明日ね」

うーん、こいつ、あと5年くらいしたらエロゲーのダウンロードの指南をしているんじゃないのか? と思ってしまいましたよ。まあ、エロゲーは別にやってもいいんだけど、悪い病気(コンピュータウィルス)は持ち込まない、泥棒(著作権法違反)はしない、やりすぎない(自己管理をしっかりする)、掲示板などで暴れない、とかちゃんと注意しとかなきゃなと思った夜である。
テーマ:今日の出来事
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ガリレオ第9回(12月10日放映)。このドラマ、全11回かと思っていたらなんと全10回で次回は最終回ですよ、早っっっ。最終回は21時~22時9分までとあまり延長しないようだ。映画化されるっつーんだから最終回はもっとリキが入っているのかと思ったけど。それにしてもなんで久米宏? インチキ臭さがキャスティングのポイントかなあ?とか思っていたら。

 久米氏フジ「ガリレオ」で29年ぶりドラマ(日刊スポーツ)

「最終話という舞台に、最高のスリルを作り上げるためには、久米さんが持っておられる圧倒的な知性以外には考えられませんでした。最強の対戦相手に身震いしています」(福山雅治談)。「久米さんの理知的でスマート、かつユーモアのセンスにあふれるところなどは、木島のイメージにぴったり。これはいい、と思ってさっそく久米さんサイドに交渉したところ、最初は驚いた様子でしたが、興味を持っていただけて、このような豪華かつ異色のキャスティングが実現しました」(鈴木P談)。……え? 私は久米宏がドラマやるなら赤サギ(結婚詐欺師)あたりが適役かと思っていたのだが。

でもまあ、湯川(福山雅治)も天才と認めるかつての恩師・木島(久米宏)との対決、そしてそこで明らかになる湯川の過去という図式はなかなか楽しみではある。今回は楽しい実験教室もあったし(あれ、学生たちがほんと、いい迷惑だよな)、栗林(渡辺いっけい)の恒例のボヤキもよかったし(さすが20年も助手やっていると色々過去の出来事に関わってきているわけね)、久しぶりに草薙(北村一輝)も出てきたし、もしかして謎解きも次回持ち越し??とか思ったら、とりあえずデスマスクの謎部分は解決していたし(必要性はよくわからんかったが。被害者の死亡日時の特定に必要、というには大げさすぎるような気がするけど)、内海(柴咲コウ)が人に謎解きをお願いしている立場の癖して図々しいのがどうかと思うけど、なかなか最終回に向けて面白い展開でした。

最終回予告では「小型核爆弾」とか言ってたので、私は一瞬「太陽を盗んだ男」(1979年、監督・長谷川和彦、出演・沢田研二、キティ・フィルム)を思い出してしまいましたよ。あれは手作り原爆の話だったけどな。湖の爆発の正体は手作り中性子爆弾っつーことかしら(まさか)。まあ何はともあれ、次週最終回に期待。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
風林火山 第49回(12月9日放映)。いよいよ来週が最終回。1年間も続くドラマを通して見たなんて本当に久しぶりだったなあ……とかいいつつ飛び飛びにしか見てなかったのだが。さすが最終回に向けて回想シーンも多くなり、山本勘助(内野聖陽)も多分リアルなんだろうけどドラマの主人公としてどうよな風貌(ハゲ、眼帯、真っ黒、人相悪すぎ)な訳だけど、回想シーンの勘助は(メイクのせいもあるのだろうけど)ちゃんと若い姿だったのには感心。やっぱり少しずつ年を重ねてきていたのね(当たり前だ)。また武田信玄(市川亀治郎)の弟・信繁(嘉島典俊)はこころなしかふっくらとした顔になってていて、もしかしてオヤジ(っつーても37歳という設定だが)という役柄に合わせての役作り?とか思いましたよ。

ハゲ祭り続行中の「風林火山」、しかし勘助は怪物のようだし、信玄は肖像画そのままとはいえ首が短いせいか鎧を着ているせいかなんか置物みたいな感じがあるんだよなあ。その点我らが真田幸隆様(佐々木蔵之介)のハゲっぷりの美しいこと。チラッと見た後頭部に微かに10円ハゲのような箇所があったような気がするので、もしかしたら本当に剃っているのかなあ(信玄と勘助はリアル坊主)。蔵之介には次回も是非ハゲ、ちがう、僧侶の役なんかをやってみていただきたいところだ。あとできれば駒井政武(高橋一生、やっぱりヒゲは変)と馬場信春(高橋和也)にも(以下略)。

今回は川中島の戦い編。出陣に当たって香坂弾正(田中幸太朗)が勘助に「お先に参ります。父上ご武運を」とか言っている訳ですよ。まあ、勘助の養女のリツ(前田亜季)の婚約者なんだから義理の父親であることには変わりはないんだけど、でも香坂弾正といえば歴史上、信玄の愛人として有名だった人ですよ。そして現代において日本の同性愛者の皆様が結婚相手と思う相手と家族になるために養子縁組をすることがあるということを考えると、この「父上」発言にはただならぬものを感じるね(はっ、腐女子入ってた??)。

一方、上杉謙信のGacktだよ。見てて「ちゃんと髪の毛はしばっておけ」と思った私は偏屈なのか? しかも陣中で琵琶をビロンビロン鳴らしててうるせーーーっ!(基本的に、Gacktの謙信が嫌いなんだな)。

で、海津城に陣を張っている武田軍は、軍勢を二手に分けて真田・相木(近藤芳正)らの別働隊を夜中に上杉軍が陣取っている妻女山へ接近させ、夜明けと共に一斉に攻めて、驚いた上杉勢が妻女山を下りたところを平地に布陣した本隊が挟撃するという作戦(啄木鳥戦法)をとったが、謙信の軍師・宇佐美(緒形拳、渋くてカッコエエ)に見破られていて、妻女山を襲撃した時はもぬけの殻となっていた。ここで一瞬「こういう時に携帯電話があれば便利だったのに~」とか思ったうえに「あ、真田っち? なんか上杉ったら全部こっちの方に軍勢集めちゃってたみたーい、ごめんねー」「ウソ、マジヤバじゃね?」という会話まで浮かんでしまった私は時代劇を見る資格なし。だいたい携帯電話がある現代の戦争でも、傍受される危険がある携帯電話なんか使わないっつーの。

さて来週はいよいよ最終回。こんな渋い男優さんてんこ盛りなドラマもしばらくは見られないわね。来年から始まる「篤姫」は大奥がメインになるだろうから、女優さんの方が多いだろうしね。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
ポーの一族(セレクション)萩尾望都のパーフェクトセレクションですよ! と言う訳で先月出た「ポーの一族第1巻 (フラワーコミックススペシャル) 」(萩尾望都、小学館、1,680円)だが、夢のような1冊なんですよ。作品の完成度の高さは今更言うまでもないが、さすがパーフェクトセレクションというだけあって、作品発表当時の形をかなり忠実に再現している上に、何よりも素晴らしいのは作品の発表順にそれぞれの作品が収録されていることだ。

一番最初に「すきとおった銀の髪」、そして「ポーの村」「グレンスミスの日記」、それから「ポーの一族」ですよ。私が持っている単行本は一番最初に出たフラワーコミックス版のみなので、他の作品集の収録順番がどうなっているのかまったくわからないが、この「ポーの一族」は発表順に読むのが正しい形なのだ。ひそかに縁取られてゆくバンパネラの一族の物語が、過ぎ行く時間の中で偶然にすれ違い、ほんの一瞬ともに過ごした人間達(バンパネラではない者)の目を通して描かれてゆく。それは遥か遠い、別の世界の夢物語の世界、そういう序章があってバーーーーンと第1章の「ポーの一族」が入ってくる。そして第2章のエドガーとメリーベルの物語(「メリーベルと銀のバラ」)の後に、現代編(といっても1959年だが)の「小鳥の巣」が入る。この3部作が1冊の本にぴったり収まっているのも素晴らしい。

「ポーの一族」は本来この3部作で終わるはずの物語だった。もちろん作者の中には数々のエピソードが渦巻いていただろうけど、萩尾望都自身はこの3部作で終わるのが一番美しい形であると思っていたのではないだろうか。別冊少女コミック1973年7月号で「小鳥の巣」の連載を終えた萩尾望都は半年以上仕事を休んでいたのだが、戻ってきてから描いた作品のタッチはずいぶんと変わってしまっていた。この大きな空白の後に描かれた数々の作品に、私は随分と違和感を覚えたものだった。しかしファンの要望は大きく、ついに別コミの1975年1月号にポーシリーズの新作である「エヴァンズの遺書」が発表される。でも私としてはたいそう複雑な気分がしたものだった。ポーシリーズはまだまだいくらでも見たい、でもこの物語は「小鳥の巣」で完全に終わっていたのに、と。まあ、そんな訳でポーシリーズ正編であるこの3部作までを1冊の本に収めてあるのは、実に正しい編集なのだ。

ポーの一族1しかしね、もちろん不満もかなりある。まず一番は当時の雑誌掲載ページを完全収録とか言いながら、タイトルロゴが何の変哲もない普通の文字になっていることだ。左の写真(連載当時の切り抜き)を見てもらえばわかると思うが、当時の別冊少女コミックの作品タイトルロゴは結構凝った形のものが多く、当時の形で収録したというなら、当時のロゴをそのまま乗せて欲しかった。しかも1回目だけではなく、連載2回目、3回目分にもちゃんと。それでこそ当時の気分を味わえるというものである。

また、この作品は一番最初の単行本(フラワーコミックス版)に収録された時に、(多分ページ調整のために)そこそこ加筆されているのだが、気分的には出来れば雑誌掲載時の形に近いものにしておいてくれるともっとよかったかも。例えば「ポーの一族」第2話と第3話の区切りに入れられているp.134とか、「ポーの一族」第4話の最初に入っているp.169~p.171、および第4話の表紙位置とか。まあ、これは実にどうでもいいことだけど。

ポーの一族(予告、カット切り抜き)左写真は連載当時の次号予告や口絵ページを切り抜いたもの。当時は今みたいに簡単に作品が単行本化されることはなかったから、気に入った作品があればスクラップして取っておくしかなかったのだが、萩尾望都作品は人気がなかったせいかいつも雑誌の一番最後にあって、スクラップが本当にしやすかったものだ。

なお、おまけでついている口絵カラー4ページは別にどうでもいいや。作品連載時に作品の一部として載ったもんじゃないし。口絵1ページ目は多分別コミ1972年12月号に載った漫画家競演の1973年カレンダーの一部。2ページ目3ページ目は一番最初の萩尾望都全集収録の「ポーの一族」の表紙として使われたもの(確かこれを4分割して表紙に使っていたんじゃなかっただろうか)、4ページ目の絵は覚えているがいつのものだか思い出せない。5ページ目は萩尾望都の初めてのコミックスとなったフラワーコミックス版「ポーの一族」第1巻の表紙である。

さて、「小鳥の巣」のラストの(そしてこのコミックス最後の)ナレーション、「バンパネラの血は、キリアンの体内に深く沈んで存在した。それは潜在的な因子として子孫にうけつがれてゆき……」「それはもっとのちの話になる」、すっかり忘れていたが、もしこの物語(キリアン子孫編)があるなら、やっぱり今でも読んでみたい!
医龍 Team Medical Dragon2 第9回(12月6日放映)。先週は野口(岸部一徳)が心臓を押さえてぶっ倒れたところで「つづく」となった訳だが、今週はそれを木原(池田鉄洋)が発見して鬼頭(夏木マリ)に知らせようとするのを野口が止める。野口がニトロを飲むシーンで、そういや7月期の月9では井上真央が心臓病でニトロのペンダントをしてたっけとふと思い出してしまいましたよ。方や月9の井上真央、方やこんなにも憎々しいオヤジに成長した岸部一徳、野口に寄り添う池田鉄洋、実は野口の隙を窺っている?夏木マリのトリオ。すげー対比だ。月9じゃあり得ないかも。

北洋病院では、朝田(坂口憲二)のチームが発進していた。朝田が第2回目あたりでつぶやいていた「時間がない」というのはこのこと(2年前にバチスタ手術をした患者の病状が悪化し、余命2ヶ月という状態)だったのね。外山(高橋一生、「風林火山」ではヒゲオヤジになっちゃってるけど、やっぱりヒゲはない方がいいわ~)へのコンプレックスですっかりやさぐれている伊集院(小池鉄平、このドラマの中ではもう、「紅一点」としかいいようがない存在と化している)を松平(佐藤二朗)が 「お前は並だな、だからいいんじゃないか。自分の限界を知っている、だからいいんじゃないか。自分に誠実である事は自分にしかできない。お前はそれをやっている。胸を張れ」と声をかける。なるほど、松平復活のエピソードは伊集院復活のエピソードの伏線でもあったのね。

さて不安狭心症だった野口はかつて大学で同期だった北洋の善田(志賀廣太郎)に泣きながら「死にたくない、助けて下さい」と土下座する。うひゃー、ここで野口と院長のすっげーカップリングが誕生しちゃうの!? と思った私の脳みそは完全に腐れているのかもしれない(だって「自分を救える医師は世界に1人しかいない」なんて殺し文句をつぶやいたりしているしーー)。朝田が野口の手術をすることになり、反対するチームのメンバーに朝田は「目の前に患者がいたら手を差し伸べる。それが医者だからだ」と告げる。片岡(内田有紀)の医者である父親が同じ台詞を言っていたようだが、片岡には他にも移植を待っていた(待っている?)家族のエピソードが何か眠っていそうな感じ。

2日後(3日後?)に控えている明真病院のサイトビジットを成功させるために開胸部分を細小にした手術を受け、本当にサイトビジットにはちゃんと復帰していた野口だが、実際の所どうなのかねぇ。私は腹腔鏡手術(内視鏡手術)を2回受けて(しかも内臓の一部を摘出しただけ)、2回とも次の日にはピンピンして病院内の売店に買い物に行ったりしたもんだけど、腹腔鏡手術は腹に穴開けるだけだかんね。その点野口の手術の切開部分は結構大きめだったし、しかも色々手を加えているわけだから、その部分の治癒だって、野口がトシくっている事も考えればそうそう簡単じゃないような気もするけどな。

無事復帰した野口はもちろん、条件を出して野口の手術を受け入れた片岡をさっくり裏切って平然と「喉元過ぎれば熱さ忘れるって言葉、知ってる? 僕、人一倍喉が短いみたい」なんつってますよ。まあ、野口はやっぱりこうでなくっちゃね。来週は鬼頭と朝田のチームの激突? この濃さ、毒々しさ、禍々しさが癖になっちゃうよな。
あの、バブルな頃に放映されていた「三宅裕司のいかすバンド天国」(TBS、1989年2月11日~1990年12月29日)が一夜だけ復活。

 イカ天17年ぶり復活!秘蔵VTR放出(スポーツニッポン)

な、懐かしい……、元旦の「輝く!日本イカ天大賞」、武道館まで見に行ったわ~。イカ天キングになった、たまのライブ、吉祥寺の曼荼羅IIまで見に行きましたよ。萩原健太も中島啓江も吉田建も伊藤銀次もこの番組で生まれて初めて見たんでした。BIGINが「恋しくて」を歌ったときはスタジオがシーーーーーンと静まり返ったもんだったなー。12月30日、他にも色々特番をやっていると思うので、すでにチャンネル権がなさそうな気がする。今から、友達か同僚にに録画を頼んでおくか。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
高橋書店の広告1高橋書店の広告2今朝、会社に向かう途中の地下道の壁に貼ってあったポスター。手帳や日記、カレンダーなど手堅い商品のラインナップで有名な高橋書店の広告ですよ。小島よしおを使って、よりによってコピーが「2008年のあなたは、白紙だ」。それって、来年の小島よしおの事、言っている? 「来年消えていそうなタレント」度No.1の小島よしおを使うとは、なんて大胆な。

まあ、びっくりしたので地下道でこの写真を写していたら、会社に到着してからとある部署の部長に「さっき、写真撮ってた?」と聞かれてしまいました。「え? 見てたんですか?」と聞くと「なんで写しているんだろうと思って。あんなところで写真撮るなんて、もしかして身内なのかなとか」「……いや、違いますから。ちょっと参考資料にと思って撮ってただけです」と答えたのだが、これまたびっくりな予想だ。

そんな訳で昼飯時に地下道にこんなポスターがあったよと同僚のNさんや練馬のS嬢に報告したところ、Nさんは「え? でも今一番、来年消えていそうなタレント第1位はムーディ勝山なんだって」と、これまた予想外の反応でしたよ。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
ガリレオ 第8回(12月3日放映)。このドラマが始まる前は何せ原作が東野圭吾だから、ミステリーとしてけっこうしっかりした作りの地味目だけど手堅い感じのドラマを期待していたような気がするなあ(遠い目)。それが今やキャラいじりやらお約束やらをそれなりに楽しむドラマになってしまったとはこれいかに。今回は釈由美子の部屋で(だったっけな?)流れていたテレビ番組を一瞬だけ見た子どもが、「今映ってたの、「すべらない話」だったよ!」とツッコミを入れていたし、湯川(福山雅治)が「わかった」とつぶやくと家人は「まだ9時30分だから早すぎる」とか言っているし。月9ってこういう風に楽しむもんなんだったっけ?

そういえば同僚のNさんのダンナさん(昔暴走族の総長だか副長だか旗振りだかをやっていたという、大柄でちょっと強面の人。ただし先日受けた人間ドックでメタボ宣言をされたそうだ)がこの間「ガリレオ」を見ながらぼそっとつぶやいていたそうである。「福山雅治、ずるいよなあ……」と。

私「ズルいって何が??」
Nさん「歌もうまくて芝居もちゃんとやっててあんなにかっこいいのはズルいんだって」
私「えーーーー!?」
Nさん「そういやガリレオを率先して見ているのはダンナなんだよね」
私「うわぁ、Nくん、もしかして福山に憧れているのかねぇ」
Nさん「そうかもね」
私「でもさあ、普通、憧れないよねぇ?」
Nさん「あんだけ違っちゃうとねぇ……。メタボオヤジのくせに」

元暴走族・現メタボオヤジも惹き付ける福山の魅力炸裂ドラマ? しかしくどいようだが、今回も謎がわかったときに書きなぐるあの数式、やっぱり全然必要ないと思うのだが。だって人間が瞬間移動したのではなく、ただ単に実は錯覚だったというだけの話でしょ? そこに一体どんな数式が?? あと、偽装工作のためとはいえすでに死んでいる人を268回もメッタ刺しってぇのも怖いよなあ。憎しみがあったとしてもそこまで包丁もって振り上げ続けていると途中で疲れてきちゃうしね(←そういう問題ではない)。

なお、このドラマのすぐあとにやっていた「SMAP×SMAP」では「ゴロリオ」っつーのをやっていて、サブタイトルは「須磨る」。タイトルバックもそっくりそのまま。子どもに「須磨るって、一体何?」と聞かれたが、知るかよ。あの湯川先生の研究室とかガリレオの方のセットを借りているのかなあ。慎吾ちゃん、犯人のくせに(「ガリレオ」第4話)柴咲コウ役をやっているし、でもなんだか怖くてちょっと沙粧妙子入っていましたよ。
テーマ:ガリレオ
ジャンル:テレビ・ラジオ
テレビ番組はどれも主題歌込みで覚えているのだが。

 作曲家の三沢郷さん死去 「デビルマン」ほか主題歌多数(朝日新聞)

「デビルマン」「サインはV!」「アテンション・プリーズ」「エースをねらえ!」など名曲多数。

「V・I・C・T・O・R・Y、サインはV!」ですよ。victoryのスペルが書けるのも全部この歌のおかげ(いや、作詞は岩谷時子ですが)。「裏切り者の名を受けてすべてを捨てて闘う男~」の「デビルマン」ですよ。「コートでは誰でも一人、一人きり、私の愛も私の苦しみも誰もわかってくれーなーい」の「エースをねらえ!」ですよ(でも別にコートの中じゃなくたって他人は他人のことを理解なんかできないが。ちなみにこちらの作詞は東京ムービー企画室)。「陽に光り、ひらける波を今私は見る、アテンションプリーズ~アテンションプリーズ~」ですよ。あーー、昨日何食ったかもすぐに思い出せないのに、こんなことだけはすぐ出てくるのね。

ご冥福をお祈りいたします。
テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
SP 第3回(11月17日放映)~4回(11月24日放映)、第5回(12月1日放映)。もうっ、まとめちゃって。3回目を見たときはもちろん「つ、つづくだと!? 前後編ならまだしも、3話完結かよっ!?」と驚いたもんです。特に第3回はこれで終わってくれると思って見ていたんで特にね。しかも(特に第3回で)、最初に入る前話までのまでのダイジェスト長過ぎ。もしかしてDVDボックスにする時にDVD1枚にエピソード1話になるように調整しているのか? それともご親切でやっているのか? なんか水増し感がありましたよ。第2エピソード最終話の第4回はそうでもなかったし、第5回は新しいエピソードに入ったのでこれまたこの手の水増しはなかったけど、でも次回あたりは危ないかな。

さてこのドラマ、久しぶりに見た本格アクション物、そして岡田准一(井上薫役)と堤真一(井上の上司・尾形総一郎役)の活躍、他の癖のあるSP連中の挙動不審さ加減を楽しみに見てはいるものの、なんだか細かいところに納得がいかない。だいたいこのドラマで言っているテロリストって何!?

まずプロの殺し屋なら。目的は対象を「生命反応をなくすために殺す」場合と、対象を「消すために殺す」場合があり、前者は文字通り死に至らしめることが第一の目的であるため、殺した後に事故死や自殺、病死に見せかけることがある。後者は「対象が死んだ」ということがアナウンスさえされれば、本当に死んでいる必要はない(とは言ってもやっぱり広く世間にその死が広まるためには死に方も問題なわけだから、よほどの事がない限り実際に殺されちゃうわけだが)。

そしてテロリストっつーのはプロの殺し屋とは違って、「一般に恐怖心を引き起こすことにより、特定の政治的目的を達成しようとする組織的暴力行為、またはその手段を指す」(Wikipediaより)わけですよ。このSPでは何らかの権力の手先となってマルタイ(護衛対象者)を抹殺しようとする連中が次から次と出てくる訳だけど、この連中自体はどうみたってテロリストじゃないと思うんだよなあ。ただの請け負いの殺し屋だったり、頭がおかしくなりかけているところに色々そそのかされて半分愉快犯的な殺しをやっちゃう連中にしか見えないのだが(この連中に政治目的は何もない。多分)。もちろんその連中を操る謎の組織がテロ組織と言えなくはないのだろうけど、世界中で起こっているテロ事件報道を見るにつけ、なーんか違う、という気がするのだが。

岡田准一と堤真一がカッコええからなんか色々誤摩化されちゃっているような気がするなあ(斜めに見過ぎか……)。

さて新エピソードに入った第5回では、刑務所で服役中の井上の父母を殺した犯人(平田満。これまたテロリスト呼ばわりされている)を尾形が訪ねて殺しの謎を探ろうとしているが、犯人は全ての謎を自らに抱え込んで何も語ろうとしない。尾形が何故その場に居合わせたのか、そして尾形はどのように井上を拾い上げたのか、20年前に現在総理となっている男(山本圭)は一体何を画策したのか。ザ・テレビジョンを見ると全11回となっているのでここら辺の謎はまだまだ小出しにされるのね。すっきりしなくてフラストレーションがたまるわー。

ところで今回のマルタイ役のラーメンズ片桐、ついついMacのTVCM(「Get a Mac」)のパソコン君の方を思い浮かべてしまうのだが。
テーマ:SP
ジャンル:テレビ・ラジオ
医龍 Team Medical Dragon2 第8回(11月29日放映)。サブタイトルの「絶対に許せない麻酔医!!」ときたらやっぱり小高(大塚寧々)のことかと思いきや、まったくの別人。しかしね、急な手術が入って小高の帰りが遅くなってしまったために息子の智樹(本郷奏多)が喘息の発作で倒れたままになっていて、しかも腕の悪い麻酔医の手にかかって半身麻痺になったからって、黒田(野村宏伸、本当に久しぶりに見たわ)が元妻の小高を許せないっていうのはお門違いだろ。あんただって遅れていたじゃないの。それにだいたい、ベビーシッターは私も子どもが小さい頃はよく利用したけど、たとえ約束の時間が来たとしても、保護者の手に引き渡して確認もしないままそのまま帰っちゃうなんて、ちゃんとしたシッター業者ならあり得ないがなあ。

それはともかく。今回は院長・善田(志賀廣太郎)と野口(岸部一徳)の間に何か確執があったらしいことがわかるが、院長が野口の事を悪く言うのはわかるけど、野口が「憎んでも憎み足りないヤツ」なんて言うなんて、いったいどんな事があったのか気になるところだ。もしかして野口があんな性格になったのも全部院長先生のせい? 一方片岡(内田有紀)は院長の「移植を心待ちにしている患者」という言葉に反応する。身内に移植待ちの人がいるのか、それとも移植待ちをしているうちに死んでしまった人がいるのか。

ところでバーで並んで座っていた荒瀬(阿部サダヲ)と小高、小高の方が手前で荒瀬が奥の方だったのに、荒瀬の顔、でかっっ! 遠近感が狂ってるんじゃないかと思ったくらいだ。

まあ黒田と小高の息子・智樹の手術は、途中で小高が麻酔医として参加した事で無事成功し、小高もチーム入りですよ。私も何度も外科手術は受けているけど、手術の前日までに担当の執刀医の他に麻酔医もわざわざ挨拶と説明に来ていて、なんで麻酔医までこんなに丁寧に説明してくれるんだろうとかいつも思っていたもんだったが、このドラマを見ると手術における麻酔医のポジションってすっごく重要な物だったっていうのがよくわかるなあ(私が無知すぎなのか?)。でもって、Gメン75みたいにみんなが並んで廊下を歩くシーンに小高も仲間入り、こういうチームって言うのは大抵奇数なんだが数えてみたら6人、あれ? 足りない? と思ったらすっかり自信喪失してしまった伊集院(小池徹平)が屋上でやさぐれてましたよ。

さて来週は朝田のチームと鬼頭(夏木マリ)のチームの対決? でも心臓移植っていうのは、心臓を取り出すチームと心臓を移植するチームの二つのチームの連携が必要な手術らしいから対決ってことはないよなあ。しかもいきなり野口の心臓発作で「つづく」ですよ。ここに片岡の身内の移植待ちの患者が入ってくるのか? 来週も目が離せない……とか言いつつもチャンネル権を奪われてまたもや土曜日視聴になっちゃうんだろうが。

あ、そうそう、院長先生のためらいがちなウィンウィン、ヘタするとよぼよぼなじいさんの腕が震えているだけのように見えなくもないですよ。