配達あかずきん 成風堂書店事件メモ 1近所の本屋の何軒かでちょっとイチオシ的な雰囲気を漂わせながら陳列してあったこの本、「配達あかずきん 成風堂書店事件メモ 1」(原作:大崎梢、絵:久世番子、 新書館)だが、昨日行った本屋では見本誌が出ていたので手にとってみてみたものの、見本誌では本の5分の1くらいまでしか読めなかったので、ちょっと興味を引かれて「今月のチャレンジ本」に買ってみた。あの「暴れん坊本屋さん 」の久世番子作品だが、私は久世番子のシリアス物は1冊も読んだ事がない(っつーか「暴本」しか読んだ事ない)。

「本屋の謎は本屋さんが解かなきゃ!」。とある駅ビルの6階にある成風堂書店を舞台に、しっかり者の書店員・杏子さんと勘の良いアルバイト大学生・多絵ちゃんが、書店で起こる謎や事件を鮮やかに解き明かす!! 大崎梢原作の本格書店ミステリ小説を「暴れん坊本屋さん」でおなじみの久世番子が完全コミカライズ!! 」(Amazon出版社/著者からの内容紹介)

なるほど、これは本好き、本屋好きなら楽しく読める本かも。絵柄からしてほのぼのコミックかと思っていたのだが(裏表紙に書いてある「本格ミステリのコミカライズ」という紹介文や、帯の「本屋の謎は本屋さんが解く!」というのを全然読んでなかったので)、読み始めたらちゃんとしたミステリでびっくりだ。もちろんほのぼの系のミステリで、読後感も悪くなく、また、本屋さんならではの苦労ネタなども散りばめてあって結構面白く読めた。1話読み切りで5編収録されているが、これは続きも読んでみたいかも。この作者ならではのカバー下のお遊びも相変わらず健在だが、でもカバーを取った本体の表紙にタイトルが全く入っていないのはいかがなものか。