Z公園1流星の絆 最終回(12月19日放映)。あーー、とうとう終わっちゃった……。面白かったなあ。こんだけシリアスな背景と暗い影をもつキャラクター達を描きながら、ところどころに挟まれるコメディパートとのバランスが本当に絶妙で、本筋のミステリーを壊す事なくおちゃらけすぎる事もなくうまくブレンドされていて、素晴らしゅうございました。また、前回までは犯人捜索の謎を追う経緯を描きながらもちょっとミステリー色は薄かったのだが、今回は解決編(最終回)だけあって殺人現場に残された傘の謎から、功一 (二宮和也) が真犯人に気づくまでちゃんとミステリーしてたよ。もっとも功一が柏原(三浦友和)に話があると二人で戸神邸から離れたのが昼間だったのに、ジョージクルーニーに着いたらあたりは真っ暗で、二人してどんだけ歩いたんだよとか思いましたが。

でも今回一番気になったのは、あの時点で犯人が逮捕されてちゃんと時効が停止したのかどうかという事だ。確か時効成立の時刻までに送検・起訴をしてなくちゃいけないんじゃなかったっけか?  時効成立サスペンスの名作「田舎刑事 時間よ、とまれ」(テレビ朝日、1977年)の場合は確か犯人が逃亡中に海外に行っていた期間があったために結局本当の時効が延長されていたわけだけど、柏原の場合子どもの病気があったからそれはないだろうしね。もしかして萩村宛の報告書と一緒に起訴に必要な書類も準備してあったとか?(でも死ぬつもりだったんだからそれはないようなあ……)。ううむ。

そして屋上で語る三浦友和を見て、そういえばかつての赤いシリーズもTBSの金曜夜10時(あれ?9時だったっけ? 10時は「ザ・ガードマン」だったっけ?)だったよなあとしみじみいたしました。友和初登場の「赤い衝撃」(1976年11月5日~1977年5月27日)からもう32年ですよ。ほんとにまあ、渋いおっさんになっちゃって。なんか主役でも脇でもない感じの独特のポジションにいるよなあ、結構。

今回はアリアケ3兄弟(二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香)や戸神親子(柄本明、要潤)、刑事組(三浦友和、設楽統)もよかったけど、本筋には全然関係ない人たちもよかったですよ。ジョージ(尾美としのり )の毎回のノリも、結局最初から最後まで一体何者だったのかわからなかったサギ(中島美嘉)も、そして詐欺被害者の中でダントツの登場率の妄想係長・高山久伸(桐谷健太)も、その他諸々の皆さんもブラボー。でも桐谷健太、「ROOKIES」でも結構キャラが立っていたのに、もうこの妄想係長のイメージが強力すぎて、しばらくはテレビで見ても「妄想係長の人」って言っちゃいそうだ。

Z公園3ところでドラマの最後の方で、池のある公園で語る泰輔と功一を見て思わず「あーーーーーっ!」と叫んでしまったよ。こ、こ、この公園は私が土日によく散歩に行く公園ですよ! ←左の写真の右側の枯れ木が11月29日に行った時はそれはそれは紅葉がきれいで、何枚か写真を撮ったのだが(↑一番上の写真)、ドラマの中の同じ場所の紅葉の赤さから言って私が散歩に行った前後の時期に撮影をしていたんじゃないだろうか。この公園は桜の木が沢山あって花見の名所として知られているのだが、モミジ(楓?)の木はそんなにはないので、すぐにどこかわかるのだ。しかしこの間の土日に行ったら紅葉はかけらもなくってすっかり枯れ木だらけになっていたが。

Z公園2そして11月末に行った時はこのモミジの木の下にダンボールの猫の家があったのだが、先週行ったらなくなってたなー。撮影のためにどけちゃったのかなあ。

さて今クールのドラマもあらかた決着がついたようだし(でも「ブラッディ・マンディ」の最終回とその前とそのまた前の回をまだ見てない私。だめじゃん……)、そろそろ来年1月からのドラマもチェックしてみるかぁ。
テーマ:流星の絆
ジャンル:テレビ・ラジオ
流星の絆 第9回(12月12日放映)。先週の金曜日はすっかり飲んだくれていたために(12月16日「お局様の忘年会」)このところ冬ドラマで唯一リアルタイムで見ていた「流星の絆」を見ることが出来なかった。まあ、土日に見ればいいさとか思っていたのだがなんだかんだと忙しくて見られないまま、今日最終回ですよ。で、今朝は録画しておいて明日2回分をまとめて見ればいいっかあ……とか思ったものの、やっぱり最終回はリアルタイムで見たい! しかしもう7時55分、会社に行かなくちゃいけない時間だ、夜は子ども(か家人)にチャンネルを独占されてて9時10時くらいまで私にチャンネル権はない、第一、夜はメシの支度だの後片付けだの風呂だの片付けだのしていて10時くらいまで落ち着く時間もないのだ。

しかしだからといってミステリーなのに一番盛り上がる最終回の前の分を見ずに最終回を見るなんてえ選択肢はない。でももう見る時間はない。今日は金曜日なので子どもも家人も既に家を出ている……。会社に電話しましたよ、「すみません、今日はちょっと急用が出来て10時出社になります」と。そして第9回をバッチリ視聴、いよいよこれからという場面で「続く」となって「チッ」と心の中で舌打ちをして家を出たのだった。会社に着いたら大お局様のK池さんが「電車が遅れたの? もしかして病院とか行ってたの?」と心配してくれてたので、「ごめん、録画して全然見てなかった先週分の「流星の絆」を見てから家を出た」と正直に告白した私だ。ついこの間まで年末調整をまじめにやって残業三昧だったんだし、いいよね?

さて「流星の絆」だが、いやぁー、しし座流星群を一緒に見に行ったという「流星の絆」で結ばれていたのは、有明3兄弟だけでなく、戸神親子(要潤、柄本明)もまた「流星の絆」で結ばれていたのね。まあ戸神政行の方は結局殺人現場の方に居たわけだけど。ニノ、(主に昼飯時に)貧乏神みたいとか言っちゃってすまんかった。「可哀相な顔」がよく似合っていたよ。そして要潤、使いでがある本当にいいキャラになっちゃって。「動物のお医者さん」の時に二階堂役をやったときは「なんでまた??」とか思ったものの、その後ライトな王子様ポジションを経て、前回の「あしたの、喜多善男」の時のクールな悪役ときて今回のピュアな好青年役、もうおばちゃんもすっかり「You、静奈(戸田恵梨香 )と幸せになっちゃいな」とつぶやきたくなるくらいだ。

さて次回(っつーても今晩なわけだが)予告での功一(二宮和也)の裏切られたっぽい台詞から行くと、これはもう犯人は柏原(三浦友和)かジョージ(尾美としのり)しかいないような気がするんだが、一体どうなるんだろう? でもこの2人のうちのどちらかだとしたら全然動機がわからんな。柏原だとするともしかして死んだ息子がらみ?? ジョージだとすると動機はまったくわからないけど登場頻度が多い割には人間とか背景があまり描かれてないのも気になる。うーむ。まあ、今日は万全の体制でテレビの前にいるために、もちろん残業はしないよ!
テーマ:流星の絆
ジャンル:テレビ・ラジオ
オーマイガーッ! 年末調整でヘロヘロになっている間にベルクカッツェ様がお亡くなりになっていたなんて!

 「ガッチャマン」のベルクカッツェ役・寺島幹夫さんが死去(毎日新聞)

あのラブリーなカッツェの声がもう聞けないなんて。私はアニメの声優には全く興味がないのだが大平透(もちろん南部博士役ね。ホーマーや喪黒福造でもいいけど)と寺島幹夫は別ですよ。シリアスな「ガッチャマン」の世界の中で非常に重要な悪役を演じながらも、たまに部下にも侮られるような軽さやボケ(ガッチャマンに秘密基地を攻撃された手下どもが「逃げた方がいいのか?」「でもカッツェが逃げてないんだ、大丈夫だろう?」なんて会話をしている)が実にようございました。

ご冥福をお祈りいたします。
テーマ:今日のつぶやき。
ジャンル:日記
11月のうちに早くも忘年会を決行した会社のおツボネーズ(私、鎌倉夫人のNさん、練馬のS嬢、T田の4人)だが(11月24日「今年もあと1ヶ月ちょっと。」)、もちろんそんなのは第1弾で、「じゃ、忘年会真打ちっつーことで」と先週の金曜日にまたもや忘年会part2ですよ。今回はT田が参加できず、技術職課長のM姉(48歳、独身、貫禄あり)といつもの私ら3人で飲むことになったが、M姉が仕事の打ち合わせがあるために夜の7時からでないと参加できないと言う。

S嬢「どうする? (会社が終わる)5時30分にいつものようにダッシュして、第1候補のイタリアンで7時までゆっくりと飲んで待ってる?」
Nさん「ゆっくり、って言ってもねぇ。私達いつもガーーーーーッと飲んじゃうからねぇ」
私「M姉が来る頃にはすでに出来上がっているよね」
S嬢「ちびちび飲んで待っているってことなんかできないからね。ましてやイタリアンじゃそんなにちびちび時間をかけてゆっくりと待つのもできなさそうだし、つまみっぽい食べ物も少ないだろうし」
Nさん「いっそイタリアンをやめて居酒屋で待ってる?」
私「どちらにしてもM姉が来る頃には私達、出来上がっているよ」
Nさん「じゃあ集合時間を7時にして予約でも入れておく?」
S嬢「でもさー、12月だから予約入れちゃうと2時間ぐらいで追い出されるちゃうじゃん。かといって7時じゃ予約を入れないと、金曜日だしボーナスの後だし忘年会まっさかりだから、空いてる店がなくなってるよね」
私「金曜日の夜7時に行っても客がいなくて入れる店で、なおかつ4時間ぐらい粘れる店?」
Nさん「じゃ「S」じゃん」
「S」とは会社の近所にある居酒屋だが、アル中のオヤジが残業の合間に会社を抜け出してちょっと一杯を飲むような店だ。「どんな風なのか、一度行ってみたい」というNさんのリクエストにより、何年か前の忘年会はここでやったことがあるが、まあ、1回やればもう十分。

私「やっぱりつまみと酒がおいしくないと」
S嬢「じゃ「G」になっちゃうじゃない」
「G」は先月の忘年会で行った店で、夜中から客が集まる店なせいか金曜日の夜6時前に行っても客が私達しかいなかった上に、帰る頃(10時過ぎ)になっても客がまだ他に誰も来てなかったのだが、酒もつまみもそれはそれはおいしい店だったのだ。しかしここでは一人当たり1万3千円もかかってしまったので、そうそう行けるもんではない。

Nさん「予約を入れたら大抵2時間くらいしか飲めないのが問題だよね」
S嬢「そんなの2時間ですむ訳ないじゃないのよねえ」
私「私達、結構「ラストオーダーですが」って言われるよね」
S嬢「ラストオーダーどころか「会計だけでも先に済ませて下さい」って店員に泣きつかれた事だってしょっちゅうだし」
Nさん「気がつくと回りには誰もいなくなっててね」
私「なのに私達のテーブルの上には空の酒瓶が何本も転がっていたり」
S嬢「もう、隣のテーブルの椅子が片付けられてテーブルの上に乗せられていたりね」
私「そうそう、他のテーブルはライトまで消されちゃってたりしてさ」
……ただのアル中OL3人組か!?

結局、デパートのレストラン街にあるベトナム料理の店なら閉店時間が11時だしデパートに来ている客層からいっても2時間3時間を過ぎたあたりで混雑するからと追い出されることはないだろうと7時に予約して、現地集合し忘年会Part2を決行したのだった。もちろん今回も「ラストオーダーですが」という台詞も聞いたし、店を出た時は廊下まで薄暗かったような気もしたが、まあ、関係ないよね。そんな訳で今日のお昼の話題は「新年会、どうする?」だったが、……50%くらいは本気だったかも。
テーマ:日記
ジャンル:日記
会社では年末調整の季節なもんで、12月に入ってから残業三昧でヘトヘトだよ。今年は8月に新刊出したし、まあ今度の年末の舞踏会には新刊なくてもいいよね? できたら作りたいけどさ、とか暢気に考えていたけど、完全に、物理的に絶対ムリ! 

ところで年末調整とは何かというと、サラリーマン(給与所得者)のための税金精算システムだ。税金っつーのは1年間の総所得(収入から必要経費他を引いた金額)が確定した時点(つまり年末の給与支給日)で年税額も決定するので、生命保険料やら損害保険料やら個人年金やらの控除や、扶養親族分の控除等を現状と照らし合わせて12月までに支払った税金との差額を精算するのである。あーー、漢字多いなあ。そんなわけで社員には11月中に保険料控除や扶養控除の異動申告書を提出してもらい、それに合わせて12月次に給与データを色々修正するのだが。いやー、年末調整の書類(特に扶養控除異動申告書)って、社員の皆様の家庭状況が色々見えてきちゃうのね。

ある社員は身上異動届(社員の戸籍簿のようなもの。結婚や出産、離婚、扶養家族の異動などをその都度記入して提出してもらう)が出てなくて、転勤でもなくて、出産のための里帰りでもないようなのに、奥さんと子どもが全然別の場所に新規に別居。これはもしかして離婚の予感? またある社員はひっそり「配偶者の有無」の欄の「有」が「無」になっていて、え? この人離婚してたの!?と驚く。

またある社員の扶養家族欄を見て、あーー、新人研修の時に新人同士で出来ちゃった結婚をして研修スタッフの間で大騒ぎになったあの時の子がもう4歳かあ、とか。さらに社内結婚したN子、技術者なのにあーーーーんまりにも仕事が出来ないもんだから「じゃあ、庶務でもやります」と宣言して事務職の女子から総スカンをくらって、事務職になってもやっぱり仕事できなくてプッツンとか言われた挙句、妊娠して会社を辞めていったけど、ダンナさんの扶養控除申告書を見たらもう3人の子の母親かあ、とか。妊娠6ヶ月目まで妊娠に気が付かずに、つわりの時は飲みすぎ、胎動の時は胃の調子が悪いとずっとおもいこんでいたあのKさんが、第4子妊娠で休職かあ、とか色々しみじみ。

さて、社員から届いた年末調整の書類はちゃんと必要事項が記入されているかどうか、必要な証明書類が添付されているかどうか、計算式と金額は合っているかどうかチェックして、不備があれば該当社員に電話やメール等で連絡して確認することになっている。しかし私が練馬のS嬢が所属する部署の社員に電話をすると最初のうちはなんとかつかまったのだが、そのうち皆だんだんと電話にでなくなるのである。困って担当庶務のS嬢に電話したら私が名乗る前に大笑いである。内線電話のディスプレイに誰からかかってきた電話なのか番号が表示されるために、皆怯えて私からの電話に出なくなっているのだと言う。な、なんでだ、決して詰問調ではなく、やさしく不明な点を問い合わせているだけだというのに!

しかもS嬢の部署の部長のIさんは「Kさん(←私の事だ)から電話がかかってきても、僕、絶対取らないから! Sさんが電話を取ってもいないって言ってね!」と言ったと言う。おまけに問合せの電話が結局私ではなく大お局様のK池さんがしたので、それはそれは本当にほっとした顔をして、「もしかしてSさんが僕への電話はKさんではなく他の人に電話してくれるように言ってくれたの?」とまで真面目な顔で言ったそうだ。ひ、ひどい!

しかし怯えるI部長なんざまだかわいい方である。ちゃんと記入方法を説明した文書と記入見本を一人一人に配布し、今年は社内のウェブページにも懇切丁寧な説明ページを載せてアナウンスしたのに、必要最低限のことすら記入してない社員が非常に多く、連絡がつかない社員もこれまた多く、しかも書類の記入不備を指摘すると逆ギレするヤツまでいるのである。

記入不備社員へ連絡し終わってからひっそりと「ムカツク!」と吐き捨てるY岡さん。大お局のK池さんも「そっちが間違っているくせにへりくだって、去年はこちらが見落としていたところもあったかもしれませんがって言うと、そうですねって言うのよ!何よ、間違っているのはそっちの癖に!」と吐き捨てる。私は内線番号表を片手に「全くどいつもこいつも!!」と叫ぶ。普段はそれはどれはおだやかなY岡さんなのにしまいには「あいつーーーーー!」と天に向かって絶叫する。

すっかり荒れる人事グループ、12月の給与処理が終わっても気が休まることはない。年が明けたら年末調整に間に合わなかった社員や、年末調整書類記入後に異動が生じた社員の分の再年末調整があるからだーーー。しくしく。
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