萌えの死角最近怠けて買ってなかったのだが、エッセイコミックとあったので買ってしまいました「萌えの死角」(今市子、ニチブンコミックス、780円)。その手の雑誌(「花恋」毎回4ページ掲載)に連載していただけあってネタはもちろん、やおい・BL満載なのだが、毎回落とし所がいいのと、今市子本人が非常にオーソドックスで薄めな腐女子であるために、そっちの世界になじみがない読者も読みやすい(……か??)一冊だ。

それにしてもこれを読むと今更ながらに、私には腐女子力がかけらもないのだということを実感いたしました。しかし幼いころより腐女子力を着実に身につけていた著者も薄めでオーソドックスな道を歩んできたがために(そして古株のやおらーというか、昭和の腐女子であることもあって?)、やおい・BLの「王道」趣味でありながらビッグウェーブというか、メジャー路線から外れている様がまた面白く読める。

私的には著者がオヤジ×ジジィ萌え(例:K平氏×T紫さん、内野聖陽×中村嘉津夫他)なところに萌え。あと、今さん描くユーリにも萌え。ま、私はエドガー派だがな。
テーマ:日記
ジャンル:アニメ・コミック
あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。……もう1月になっちゃってすっかり出遅れているよ、ママン……。まあそんなわけで遅ればせながらも1月からの新ドラマですよ。

1月12日、フジ月9「ヴォイス~命なき者の声~」(脚本・金子茂樹、P・瀧山麻土香他、演出・成田岳他、出演・瑛太、生田斗真、石原さとみ、濱田マリ、泉谷しげる、名高達男、時任三郎他)。「瑛太が連ドラ初主演で挑む月9は、医大の法医学ゼミに所属する大学生たちの青春ストーリー。抜群の直感力と人としてのまっとうな感性を見込まれて法医学ゼミに引き抜かれた主人公・大己(瑛太)を中心とする5人の医学生たちが、“法医学者にしか聞こえない声がある”というテーマの下、「死」を受け止め、残された者たちの「生」につなげていこうとする日々の葛藤を描く」(TV LIFEより)。「「法医学」をテーマに、法医学ゼミに属する5人の医学生が人の死と向き合う姿を描いた青春群像劇」(Wikipedia)というテーマは結構面白そうだし、演出と脚本が「プロポーズ大作戦」(2007年、フジ)のコンビなのも安心ポイント、でもドラマ自体はそんなに強烈に見たいという気にはならないかも。月9だしね(←ここんとこ月9株、暴落しっぱなし)。

1月13日、フジ火9「メイちゃんの執事」(原作・宮城理子、脚本・古家和尚、P・橋本芙美、演出・石川淳一、出演・水嶋ヒロ、榮倉奈々、佐藤健、山田優、向井理、杉本哲太、津川雅彦他)。「イケメン執事に囲まれたスーパーお嬢様学校が舞台のラブコメディー。ある日突然、執事・理人(水嶋)が現れ、お嬢様学校に編入することとなったメイ(榮倉)は、意地悪な学園の女生徒と競いながら真のお嬢様になるべく修業を積む。理人にライバル心を燃やす健人(佐藤)も何かとメイの世話を焼き、3人の危うい関係はエスカレートしていく」(ザ・テレビジョン12月12日号より)。イケパラ風味? この枠は前々回の「絶対彼氏」が予想外に結構面白かったけどね(やはりもこみちのロボット役が適役だったし)。

1月13日、日テレ火10「神の雫」(原作・亜樹直、脚本・渡辺雄介、P・桑原丈弥他、演出・中島悟他、出演・亀梨和也、田辺誠一、仲里依紗、内田有紀、戸田菜穂、升毅、田口浩正、佐々木希、辰巳琢郎、竹中直人、古谷一行他)。「義理の兄弟が、亡くなった父の遺言により"幻のワイン"をめぐって対決する。ビール会社の営業マン・神咲雫(亀梨)は、ワイン評論家の父に反発し、あえてワインを口にせず生きてきた。だがある日、父が莫大な財産と「究極のワインを探し当てろ」と遺言を残して急死。雫は、父と養子縁組をしていた兄と、父の遺産をかけて対決する」(ザ・テレビジョン12月12日号より)。原作は面白そうと思いつつまだ見てない作品(漫画)なんだけど、メインが亀梨かあ……。

1月6日、フジ火10「トライアングル」(原作・新津きよみ、脚本・水橋文美江、P・重松圭一他、演出・三宅喜重他、出演・江口洋介、稲垣吾郎、広末涼子、相武紗季、堺雅人、谷原章介、佐々木蔵之介、小日向文世、大杉漣、風吹ジュン、北大路欣也)。「未解決のまま時効を迎えた、少女殺害事件の真相に迫るミステリー。25年前、初恋の少女を何者かに殺害された過去を持つ亮二(江口)は、少女殺害事件を追うため、インターポールの刑事となる。研修のため日本に帰国する前、パリを訪れた亮二は、ある理由から素性を隠し、サチ(広末)に接触。その後、帰国した亮二は研修先の警察署で、事件のカギを握る刑事・舜(稲垣)と出会う」(ザ・テレビジョン12月12日号より)。江口洋介主演のフジのミステリードラマと言えば「モナリザの微笑」(2000年)を思い出すが、あれは面白かったなあ。脚本が「スクラップ・ティーチャー」の水橋文美江(「ビギナー」や「神はサイコロを振らない」の脚本も書いているけど)なのが一抹の不安だが、演出は「あしたの、喜多嘉男」「結婚できない男」の三宅喜重だし、何よりもサブがすごい。堺雅人、タニショー、蔵P、小日向さん、大杉漣、市川実和子ですよ。もう、今期のサブ・オールスター戦。これは見逃せないかも。

ギャラクティカ1月6日、日テレ火深夜「GALACTICA」。日テレの公式ホームページの写真を見て「え!? 本田博太郎主演のかなり濃い目の実験枠ドラマ??」と勘違いしてクリックしてみたら、何のことはない、海外ドラマだったよ……。

1月21日、日テレ水10「キイナ~不可能犯罪捜査官~」(脚本・吉田智子、P・加藤正俊他、演出・猪股隆一、出演・菅野美穂、平岡祐太、塚地武雅、小池栄子、草刈正雄、沢村一樹)。「菅野が警視庁捜査一課の女捜査官を演じ、不思議現象や犯罪に挑むミステリー。毎回巻き起こる妙な事件の数々は、実際に起きた事実をベースに描かれる」(ザ・テレビジョン12月12日号より)。まったくもって惹かれません。

1月8日、フジ木10「ありふれた奇跡」(脚本・山田太一、統括P・中村敏夫、演出・田島大輔、出演・仲間由紀恵、加瀬亮、陣内孝則、井川比佐志、戸田恵子、松重豊、風間杜夫、岸部一徳、八千草薫)。「脚本家・山田太一が孤独を抱える男女の不器用な交流を描く。加奈(仲間)と翔太(加瀬亮)は駅で自殺しようとする男・藤本(陣内)を助けたのをきっかけに知り合いに。二人は心に傷を抱えた者同士で、次第にひかれ合うようになる」(ザ・テレビジョン12月12日号より)。地味な「風のガーデン」からさらに地味な「ありふれた奇跡」へ。

1月15日、日テレ木12「リセット」(原作・山本まゆり「リセット」、脚本・山上ちはる他、P・、演出・白川士他、出演・田中直樹、安めぐみ)。「こんなことなら人生をやり直したいという、誰でも一度は思ったことがあるであろう願望がかなった後、主人公はどのような人生を歩んでいくのかを1話完結で描く。人々の人生を「リセット」する“時の案内人”のアンリを、ココリコの田中直樹が演じる。異色ドラマ「33分探偵」(フジテレビ系)の原案、脚本、演出を担当した福田雄一氏が脚本協力を務める」(livedoor番組紹介より)。これまたパス。

1月9日、テレ朝金9「必殺仕事人2009」(脚本・寺田敏雄他、P・内山聖子他、演出・石原興他、出演・東山紀之、松岡昌宏、大倉忠義、水川あさみ、和久井映見、中越典子、野際陽子、白木万里、菅井きん、藤田まこと)。今更語るでもない仕事人シリーズ、今回のメインはヒガシと松岡。時代劇は好きなんだけど、私の心は初代「必殺仕掛人」(1972年、テレビ朝日、緒形拳、林与一、山村聰他)にあるのさ。

1月16日、TBS金10「ラブシャッフル」(脚本・野島伸司、P・伊藤一尋、演出・土井裕泰他、出演・玉木宏、香里奈、松田翔太、貫地谷しほり、吉高由里子、DAIGO、小島聖、谷原章介)。「20代半ばから30代の、高級マンションの同じフロアに住む男女4人が、ふとした事から顔見知りになり、なんとそれぞれの恋人を「恋人交換=ラブシャッフル」することになる!!」(番組公式ホームページより)。玉木宏が出るなら応援したいところだが(吉高由里子も出るしね)、脚本が野島伸司……。TBS金10枠は手堅く面白いドラマが多いのだが……野島伸司だしなあ……。

1月16日、テレ朝金11「歌のおにいさん」(脚本・永田優子、演出・長江俊和、出演・大野智)。「物語はひょんなことから子ども番組の歌のお兄さんになってしまった男の奮闘と成長を描くコメディー。演技力とともに、大野の性格も主演起用を後押しした。感情の起伏が少ない独特のポーカーフェース。嵐メンバーから冗談交じりに「おじさん」と呼ばれるなど、温厚な性格で知られる。さらに「それほど子どもは好きじゃない」と話しており、終始ハイテンションなイメージの歌のお兄さんとはかけ離れている。川西Pは「最初は仕方なく歌のお兄さんになった主人公が奮闘する物語。無理やりやらされてる感じが出る方が役にはピッタリ」と歓迎した。(後略)」(朝日新聞より)。ドラマ自体にはまったく興味は惹かれなかったが、あのテンションが低い大野が無理やり(常に超ハイテンションな)歌のお兄さん役をやらされているというのは結構見ものかも。

1月24日、土8TBS「RESCUE~特別高度救助隊」(脚本・山浦雅大他、P・加藤章一他、演出・倉貫健二郎他、出演・中丸雄一、増田貴久、山本裕典、市川由衣、浅利陽介他)。「消防官の道を歩んだものの、過去のトラウマからレスキュー隊員になるどころか、ハードな消防官の仕事にもなかなかなじめず空回りばかりの北島大地。しかしそんな彼の秘めた才能に特別高度救助隊の隊長が気づいて…。大地は突然、特別高度救助隊の研修生に指名される。人命救助の理想と現実とのギャップ、若さゆえの過ちと葛藤…大地は手塚豊たち仲間や教官・上官との関わりの中で、レスキュー隊員として、人間として、男として成長していく」(Wikipediaより)。ここは確か家族で楽しめるドラマをということで始まった枠なので、たぶん今回の内容からいって面白ければ家族で楽しめる内容なのかもしれないが、しかし、「ROOKIES」「恋空」「ブラッディ・マンデイ」ときて今度はレスキュー物、TBS、どこに行きたいのだろうか。

銭ゲバ1月17日、日テレ土9「銭ゲバ」(原作・ジョージ秋山、脚本・岡田惠和、P・河野英裕他、演出・大谷太郎他、出演・松山ケンイチ、ミムラ、宮川大輔、光石研、りょう、椎名桔平他)。「1971年少年サンデーに連載された同眼漫画をドラマ化。幼少期のトラウマから金のためにしか生きられなくなった風太郎(松山)、通称"銭ゲバ"の闘争記。悲しい罪を繰り返す男の心情を描く」(ザ・テレビジョン12月12日号より)。はぁ?? 何故、今「銭ゲバ」!? 銭ゲバのゲバは「ゲバルト」っつー当時大流行した単語(左派政治運動家学生が使った言葉で、実力行使の暴力行為のこと)から来ているんだから、今こんな単語が出てきてもなんのことやら全く分からないだろーー(だから却って新鮮なのか?)。しかしね、主役の風太郎のビジュアルはこれ↑だよ! 松ケンがんばっているみたいだけど、しゃべるセリフは「金のためなら、なんでもするズラ」だから。松ケン、仕事選んでいるんだかいないんだかわかんないなあ。

1月3日、テレ朝土9「特命係長 只野仁」(原作・柳沢みきお、脚本・尾崎将也他、P・樽井勝弘他、演出・塚本連平他、出演・高橋克典、櫻井淳子、永井大、蛯原友里、田山涼成、はるな愛、三浦理恵子、梅宮辰夫)。会社帰りの乗り換え駅に貼ってあったポスターを見て初めて、原作が柳沢みきおだったと知りました。見ないけど。

1月10日、フジ土11「赤い糸」(原作・メイ、脚本・渡辺千穂、P・森安彩、演出・村上正典、出演・南沢奈央、溝端淳平、小木茂光、渡辺典子他)。あらすじ省略(←省略するな)。「八ワンダイバー」の溝端淳平が出ているけど、だからといってこんな夜中のこんな話を見ようという気にはならない。

1月17日、日テレ土深夜「妄想姉妹~文學という名のもとに~」(脚本・三浦有為子、P・森谷雄、演出・永田琴他、出演・吉瀬美智子、紺野まひる、高橋真唯、第1回目のゲストは戸次重幸)。「同ドラマは毎回違った文学作品の最も官能的な部分にスポットを当て、それぞれが自分を主人公として妄想し、究極のエロスを描く異色作。ある洋館で暮らす美人3姉妹の元に亡き父から手紙が届く。その中には、父の書斎の秘密の金庫のカギが。金庫には父が3人のためにそれぞれ残した数十冊の本が収められていた。第1話の題材は与謝野晶子の「みだれ髪」で、長女の晶子(吉瀬)が文学の中に潜む官能的な部分を自らの世界観で表現する」(スポーツ報知より)。土曜でも深夜枠は多分パス。

1月18日、TBS日9「本日も晴れ。異状なし」(脚本・藤本有紀、P・植田博樹他、演出・加藤新他、出演・坂口憲二、松下奈緒、青木崇高、岡本麗、半海一晃、近藤芳正、宇梶剛士、前田美波里他)。「美しい沖縄の離島を舞台に駐在さんと島民の触れ合いを描く。物語の主人公は、新宿中央署に勤める元バリバリの“マル暴”の刑事だった白瀬遼(坂口憲二)。そんな彼が自ら志願し、駐在さんとして沖縄の那瑠美島に赴任。しかし、過疎化や高齢化が進むこの島では、犯罪など全く起こらず、むしろ医者が望まれていただけに遼を邪魔者扱い。それでも、持ち前のおせっかいと熱血漢で島民と触れ合い、やがて島を変えていく姿を描くヒューマンドラマ」(TV LIFEより)。坂口さん、あまりしゃべらないで。「医龍」のときのように寡黙でいるのが一番です。

1月4日、NHK日8大河ドラマ「天下人」(原作・火坂雅志「天地人」、脚本・小松江里子、制作統括・内藤愼介、演出・片岡敬司他、出演・妻夫木聡、北村一輝、常盤貴子、玉山鉄二、高島礼子、阿部寛、小栗旬、城田優、上地雄輔他)。「主に舞台となるのは、戦国時代。この時代を舞台とした作品は近年でも2007年の『風林火山』のように大河ドラマのみに限定しても過去に多数制作されているが、本作は映像作品史上では初めて兼続が単独の主人公として取り上げられる作品である。同時に、大河ドラマ史上初めて関ヶ原の戦いに敗れた側の武将が主人公となる作品でもある。ひたすら利のみを求める戦国時代に「愛」を重んじ、「義」を貫き通したヒーロー・直江兼続が主人公。兼続と師と仰ぐ上杉謙信や友人・真田幸村との深い係わりを主軸に同時代に生きた戦国武将や妻・お船をはじめとする女性たちとの人間関係、利を求める社会において発生する格差など現代社会に通じる問題といったさまざまとテーマを盛り込みながら、兼続の生涯を描かれる」(Wikipediaより)。

先日会社で妻夫木ってどんなドラマに出てたんだっけ?という話になったのだが、皆全然覚えてなかった。「セカチュウに出ていたのは妻夫木だっけ?山田孝之だっけ?」「「手紙」(映画版)に出てなかったっけ?」「「ウォーターボーイズ」だっけ?「ファイヤーボーイズ」だっけ?」と、誰も作品名を断定できない始末。そこで練馬のS嬢が検索して出演作品名をメールで送ってくれたのだが、「「ローレライ」、結構好きな作品だったのに妻夫木の記憶がなかった。「春の雪」、どうしようもないエロエロ映画だった」とコメント。私も「えーっ、「ブタがいた教室」、見ようと思っていたんだけど妻夫木が主役だってことを忘れていたよ」と返事。Nさんは「やっぱり妻夫木は薄すぎるんだよ。こんだけ今までの作品の印象が薄いってことは、今度の大河がこけたら全部妻夫木のせいってことだよね」と返してくる。好青年なのにあまりにも薄すぎる男・妻夫木聡、頑張れ大河。

今回は「トライアングル」、あと第1回目だけはみてみるかもしれないのが「天地人」(真田幸村出るし)、「歌のおにいさん」、「ヴォイス」(一応、月9?)、「ラブシャッフル」(←腐ってもTBS金10だし)、あと怖いもの見たさで「銭ゲバ」かな。