2009年08月30日 (日)
「あなたが死んでも、会社は……大空電機は、生きつづけねばならないのです」(by 鷲津政彦)
映画が終っても、私達は生き続けなければならないのです。映画「ハゲタカ」が見られない日常に、もう慣れて行かないとね……(遠い目)。
さて、先週8月27日深夜、冬の舞踏会の〆切ギリギリで、申込をなんとか完了しました(オンライン申込は便利だね。〆切は遅いし、申込を途中までやっておくと、何度も「まだ完了してないですよ、早くやってーー」ってメールが来るもんね)。そしてサークルカットの新刊予告に「ハゲタカ廃人日記」って入れちゃったよ……。大丈夫か、自分(←自分を本当に信用していません)。

でも今はまだ新刊を出したい気満々なので、それ用の資料を作っています。何してるかっつーと……映画の中の台詞を起こしているのさ(相変わらずバカですね)。↑しかし、思っていたよりも格段に思い出せない!! 20回も見たのに(泣)。よく覚えているはずの台詞すらキレギレ。私はやっぱり北島マヤにはなれないわね(←当たり前だ!)。ふぅ……。まあ、普段から記憶力が揮発性だから仕方が無いのだが、これから時間が経つに連れてもっともっと忘れて行ってしまうので、今のうちにやっておかないと、来月にはあらかたクリアされちゃっているよ。こういうわけなので、行けるかどうか行くかどうか50%くらいの確率だった9月の深谷シネマですが、また超不純な動機のためにほぼ確実に行ってしまいそうです。まったく一体いつになったら無我の境地で(略)。
なお、以前何名かの方に申し込みいただきました「風のたより ハゲタカ廃人日記編」の送付の方はもう少し待ってね(はぁと)。
映画が終っても、私達は生き続けなければならないのです。映画「ハゲタカ」が見られない日常に、もう慣れて行かないとね……(遠い目)。

さて、先週8月27日深夜、冬の舞踏会の〆切ギリギリで、申込をなんとか完了しました(オンライン申込は便利だね。〆切は遅いし、申込を途中までやっておくと、何度も「まだ完了してないですよ、早くやってーー」ってメールが来るもんね)。そしてサークルカットの新刊予告に「ハゲタカ廃人日記」って入れちゃったよ……。大丈夫か、自分(←自分を本当に信用していません)。

でも今はまだ新刊を出したい気満々なので、それ用の資料を作っています。何してるかっつーと……映画の中の台詞を起こしているのさ(相変わらずバカですね)。↑しかし、思っていたよりも格段に思い出せない!! 20回も見たのに(泣)。よく覚えているはずの台詞すらキレギレ。私はやっぱり北島マヤにはなれないわね(←当たり前だ!)。ふぅ……。まあ、普段から記憶力が揮発性だから仕方が無いのだが、これから時間が経つに連れてもっともっと忘れて行ってしまうので、今のうちにやっておかないと、来月にはあらかたクリアされちゃっているよ。こういうわけなので、行けるかどうか行くかどうか50%くらいの確率だった9月の深谷シネマですが、また超不純な動機のためにほぼ確実に行ってしまいそうです。まったく一体いつになったら無我の境地で(略)。
なお、以前何名かの方に申し込みいただきました「風のたより ハゲタカ廃人日記編」の送付の方はもう少し待ってね(はぁと)。
2009年08月29日 (土)
「人生の悲劇は二つしかない。一つは金の無い悲劇。そして、もう一つは金のある悲劇。世の中は金だ。金が悲劇を生む」。
ドラマ版では第1回の最初に、水の中に浮かぶ鷲津政彦(大森南朋)と水中に散乱する紙幣のシーンで流れるこの台詞、映画「ハゲタカ」では最後に、立ち上る紙幣を燃やす炎の前に立つ鷲津のシーンで流れる。映画版ではドラマ版のラストから4年の月日が経っている事になっている。ドラマ版の同じ台詞がどちらかというと硬めのストレートな、そっけない言いようにも聞こえるのに、映画版のこの台詞はなんと優しく哀しく、そして深く響くのだろうか。

写真は今まで見に行った映画「ハゲタカ」のチケット。本当だったら21枚(20回+ハゲタカ映画祭)あるはずなのに、19枚しか無い。最初の頃、こんなことになるとは思ってなかったので、チケットを捨ててしまっていたようだ。
さてラスト・ハゲタカである。9月に深谷シネマでの上映もあるけど(そして多分見に行くけど)あれはまあオマケみたいなもんで、一応私のこの夏の総決算は昨日の20回目の映画「ハゲタカ」鑑賞でおしまいだ。最後だと思うともう泣いちゃうかも!などと思って第20回目に臨んだのだが……別に泣きませんでした。なぜならこんだけ見てもまだ全然見足りてなかったからだ!! うわーん、もう見られないのにこれからどうしたらいいんだよう(←ここで泣いてます)。禁断症状に会社でも手が震えて仕事にならないかも(←時節柄非常に不適切な表現です)。なお、そのうちDVDが出るんだからいいんじゃないかとおっしゃる向きもあるだろう。私としては映画とDVDは全く違うから、としか言えない(参照:8月22日「コミックマーケット76に行ってきました。」)。なぜ映画館に映画を見に行くのかについては、上記記事で書いた通りだが、ではなぜ映画「ハゲタカ」にそんなに惹かれてしまうのか。ドラマ版の時はこんなにハマっていなかったのに。
そう、ドラマ版の時は「すごく面白い話だな」「いいドラマだった」「名作」で終っていたのである。あのときハマって入ればもっともっと今回の映画を狂おしく待つ楽しみもあっただろうに。まあ、ドラマ版DVDを今見ても「やっぱり面白い、本当にいいドラマだった」という感想で、あらためてドラマ版に今回の映画版ほどにはハマることもないので、結局今回映画にならなきゃハマっていなかったんだろう(そうはいっても5話、6話にはかなりグイグイ鷲掴みされているのだが)。
そして、昨日の夜は映画を見終わった後に濃い~~ハゲタカ廃人の方々3名(Mackyさん、seiuさん、EMU・ューさん。あの濃さは私なんか目じゃねーよ)とプチオフ会をやりました。場所はなんと、鷲津と劉(玉山鉄二)がクリスマスを一緒に過ごしたニューヨークのバーですよ(この表現、何か誤解を与えてしまいがちなような気も(笑)。ちなみにここはseiuさんに連れて行ってもらったのさ、seiuさんありがとうございます。場所はニューヨークじゃなくて渋谷だったが)。ここで非常に楽しい時間をすごしたのだが、大森南朋について熱く熱く語る皆様を本当に羨ましく思って見ていました。生身の人間にハマれるのはやっぱり幸せなことなのよ。未来があるもんね。私も鷲津政彦じゃなくて大森南朋を好きになったんだったらどんなに幸せだっただろうか。くーーーーー、鷲津の馬鹿やろう!(←別に鷲津が悪い訳じゃありません)。
じゃなんで鷲津にハマったかというと、まあ年とってオヤジ感が出てきてハゲ専・老け専・スーツ萌えの私のどストライクゾーンに入ってきたというのはあるかもしれん(あー、また大森南朋ファンを敵に回してしまったか。でも予言しておく。大森南朋は絶対ハゲるね)。ドラマ版の鷲津はまだ若すぎて、苦悩と葛藤ぶりが見ているのもつらかったというのもあるかもしれんし(まあ、またそこがいいんだけどさ)。
とはいえ、別に鷲津にハマったからだけで「ハゲタカ」を見ていた訳ではない。やっぱり映画としての魅力が強烈だったとしかいいようがない。ストーリー的に穴がない訳じゃない(やっぱりさ、鷲津ファンドがあんだけスタンリーの財務状況をちゃんと把握しているのに中国側ではあんまりそこら辺をしっかり掴んでいなさ過ぎない? それともこの程度なら大丈夫と甘く見ていたのか? とか疑問に思うし)。でもずっしりと描かれた人間ドラマから目が離せないのだ。またリアルタイムで描かれる経済・金融戦争に、戦国時代のドラマを見るような楽しさ面白さ、緊迫感と高揚感もあるよね。うーん、それだけでもないな。惹きつけて離さない「ハゲタカ」の魔物がなんだったのか、未だに正体をつかみきれていないから、まだまだ見たりない思いでいるのかもね。
しかし昨日はかねてから無我の境地でラスト・ハゲタカを見ると宣言していたのに、そんなの出来っこ無かったよ。もともと雑念と邪念だらけで今更まっさらな気持ちで見る事なんかできやしない人間なのかも。色々雑念と邪念だらけで見てしまったのだが、今回一番の雑念シーンは、劉からの伝言メッセージを聞く鷲津のシーンですよ。
せっかくのこのシーンで私が何をしていたか。実は秒数をカウントしてました。劉が公園のロープに倒れ込むあたりから始まる「折れた翼」、この曲のどこらへんがどのシーンになるのか、あとで曲を聴く時にそこそこ正確に脳内再現をするために(←ため息が出るようなバカっぷりだが、DVDが出るまで我慢できなかったんかいというのは愚問だ)。それで曲が始まるとずっと1、2、3、4、……とカウントしながらあの画面を見てました。曲が一番盛り上がるのは2分25秒前後で鷲津の顔色が(興奮のためか)赤っぽく変わっている場面だ。ここでカウントした数字と曲が合っていればカウントしていた数字が正しいということになる。
それでカウントしていくと劉が倒れ込んでそうそうに鷲津ファンドでのアカマ自動車再建試案策定場面になり、そして充電中の鷲津の携帯場面(40秒すぎくらい)、雨に打たれている散らばる紙幣の場面へ変わり、さらに1分目くらいには鷲津が携帯電話を取るシーンになる。結構ここは長めだ。そして例の2分25秒だが、なんと私がカウントしていた数字とぴったりあったのである。やっほー、すごいぞ私、と思ったのが運のつき、それまで何秒目に若槻くん(野村修一)が説明しだして何秒目に紙幣の場面、何秒目に鷲津が代表部屋に入ったのかチェックして覚えていたのに、スコーーンと忘れちゃったよ。あまりにも邪念だらけでこのシーンを見ていたもんだから「ハゲタカ」の神の怒りに触れたのか? とほほ。まー、DVDが出たらまた見るからいいけどさーーー。
そんな私の邪念とは関係なく物語は進む。アカマ自動車臨時取締役会、それをリポートする三島(栗山千明)、そのニュース画面をじっと見る鷲津で曲が終る。そしてアカマ本社ロビー場面、足を組んで待っていた鷲津は芝野(柴田恭兵)が来ると足を直す。一応目上の人の前で足を組むのは行儀が悪いっていう認識があるのか? じゃあなんでドバイの王子の前では足を組んでいたんだ。王子を威嚇していたのか? それとも芝野の方が格上の王子様だから?(笑)ま、それはともかく。
社長を引き受けると言う芝野に、鷲津が「あいつ(劉)は、あなたですよ。アカマの車に夢と希望を与えられて、必死になって生き残ってきた」と言うと芝野がちょっと厳粛な表情をするんですね。まあ、あんまり芝野はわかっちゃいないんだが。そして「これからどうするんだ」と聞かれて、「見に行きますよ、焼け野原を。……資本主義のね」と新橋の疲れたサラリーマンのような表情で答える鷲津に、これまたわかっちゃいない芝野が「おまえらしい」なんて言うもんだから、鷲津も複雑な表情になっちゃうのね。
そうなのよ、私達はこの夏、「ハゲタカ」に夢と希望を与えられて、必死になって生き残ってきたのよ!(←本当か?)。
さて場面はアカマGTを乗り回す守山(高良健吾)に。いや-20回通して見ても結局守山には何の興味も持てなかったな。でも車で高速道路の高架を抜けた後にパァーッと広がる空、金を持った事で本当に空が広がったように感じた事だろうね。そして彼もまっすぐに伸びた道をアカマGTで駆け抜けてゆく。
その後、劉の生まれ故郷だったかもしれない山奥の廃屋を訪れた鷲津が、壁に残された赤い車の絵を見つめる訳ですね。鷲津はちゃんと対面して話したい人なので、人が相手なら待ち伏せするなり待ち合わせるなりしてきちんと直接話すし、残されたものが絵だけならやっぱり直接絵を見に行くわけだよ。ここで鷲津は別に劉の思い出にひたっていた訳ではない。アカマの車に夢と希望を与えられた少年の絵から、その夢と希望を受け取ったのだ。劉から、赤い車の絵を描いた少年から、目には見えない確かなバトンを渡されて鷲津は新たな道へと踏み出したのだ。この場面を感傷的すぎるからいらんという人の気持ちがわからん。これから資本主義の焼け野原で戦う覚悟の鷲津には必要な場面だよ。
さてそんな訳で私達の方を見て(←誤解です)新たな決意をした鷲津から、さらにその気持ちを確かに受け取って(受け取った事にして)、また来週からお仕事すっかぁ。
「何のために戦うのか。何のために働くのか。」。
そりゃ決まっている、冬に出る映画「ハゲタカ」のDVDのために、そして後何年後かに出るであろう続編の「ハゲタカ2」を見るためにさっ!
ドラマ版では第1回の最初に、水の中に浮かぶ鷲津政彦(大森南朋)と水中に散乱する紙幣のシーンで流れるこの台詞、映画「ハゲタカ」では最後に、立ち上る紙幣を燃やす炎の前に立つ鷲津のシーンで流れる。映画版ではドラマ版のラストから4年の月日が経っている事になっている。ドラマ版の同じ台詞がどちらかというと硬めのストレートな、そっけない言いようにも聞こえるのに、映画版のこの台詞はなんと優しく哀しく、そして深く響くのだろうか。

写真は今まで見に行った映画「ハゲタカ」のチケット。本当だったら21枚(20回+ハゲタカ映画祭)あるはずなのに、19枚しか無い。最初の頃、こんなことになるとは思ってなかったので、チケットを捨ててしまっていたようだ。
さてラスト・ハゲタカである。9月に深谷シネマでの上映もあるけど(そして多分見に行くけど)あれはまあオマケみたいなもんで、一応私のこの夏の総決算は昨日の20回目の映画「ハゲタカ」鑑賞でおしまいだ。最後だと思うともう泣いちゃうかも!などと思って第20回目に臨んだのだが……別に泣きませんでした。なぜならこんだけ見てもまだ全然見足りてなかったからだ!! うわーん、もう見られないのにこれからどうしたらいいんだよう(←ここで泣いてます)。禁断症状に会社でも手が震えて仕事にならないかも(←時節柄非常に不適切な表現です)。なお、そのうちDVDが出るんだからいいんじゃないかとおっしゃる向きもあるだろう。私としては映画とDVDは全く違うから、としか言えない(参照:8月22日「コミックマーケット76に行ってきました。」)。なぜ映画館に映画を見に行くのかについては、上記記事で書いた通りだが、ではなぜ映画「ハゲタカ」にそんなに惹かれてしまうのか。ドラマ版の時はこんなにハマっていなかったのに。
そう、ドラマ版の時は「すごく面白い話だな」「いいドラマだった」「名作」で終っていたのである。あのときハマって入ればもっともっと今回の映画を狂おしく待つ楽しみもあっただろうに。まあ、ドラマ版DVDを今見ても「やっぱり面白い、本当にいいドラマだった」という感想で、あらためてドラマ版に今回の映画版ほどにはハマることもないので、結局今回映画にならなきゃハマっていなかったんだろう(そうはいっても5話、6話にはかなりグイグイ鷲掴みされているのだが)。
そして、昨日の夜は映画を見終わった後に濃い~~ハゲタカ廃人の方々3名(Mackyさん、seiuさん、EMU・ューさん。あの濃さは私なんか目じゃねーよ)とプチオフ会をやりました。場所はなんと、鷲津と劉(玉山鉄二)がクリスマスを一緒に過ごしたニューヨークのバーですよ(この表現、何か誤解を与えてしまいがちなような気も(笑)。ちなみにここはseiuさんに連れて行ってもらったのさ、seiuさんありがとうございます。場所はニューヨークじゃなくて渋谷だったが)。ここで非常に楽しい時間をすごしたのだが、大森南朋について熱く熱く語る皆様を本当に羨ましく思って見ていました。生身の人間にハマれるのはやっぱり幸せなことなのよ。未来があるもんね。私も鷲津政彦じゃなくて大森南朋を好きになったんだったらどんなに幸せだっただろうか。くーーーーー、鷲津の馬鹿やろう!(←別に鷲津が悪い訳じゃありません)。
じゃなんで鷲津にハマったかというと、まあ年とってオヤジ感が出てきてハゲ専・老け専・スーツ萌えの私のどストライクゾーンに入ってきたというのはあるかもしれん(あー、また大森南朋ファンを敵に回してしまったか。でも予言しておく。大森南朋は絶対ハゲるね)。ドラマ版の鷲津はまだ若すぎて、苦悩と葛藤ぶりが見ているのもつらかったというのもあるかもしれんし(まあ、またそこがいいんだけどさ)。
とはいえ、別に鷲津にハマったからだけで「ハゲタカ」を見ていた訳ではない。やっぱり映画としての魅力が強烈だったとしかいいようがない。ストーリー的に穴がない訳じゃない(やっぱりさ、鷲津ファンドがあんだけスタンリーの財務状況をちゃんと把握しているのに中国側ではあんまりそこら辺をしっかり掴んでいなさ過ぎない? それともこの程度なら大丈夫と甘く見ていたのか? とか疑問に思うし)。でもずっしりと描かれた人間ドラマから目が離せないのだ。またリアルタイムで描かれる経済・金融戦争に、戦国時代のドラマを見るような楽しさ面白さ、緊迫感と高揚感もあるよね。うーん、それだけでもないな。惹きつけて離さない「ハゲタカ」の魔物がなんだったのか、未だに正体をつかみきれていないから、まだまだ見たりない思いでいるのかもね。
しかし昨日はかねてから無我の境地でラスト・ハゲタカを見ると宣言していたのに、そんなの出来っこ無かったよ。もともと雑念と邪念だらけで今更まっさらな気持ちで見る事なんかできやしない人間なのかも。色々雑念と邪念だらけで見てしまったのだが、今回一番の雑念シーンは、劉からの伝言メッセージを聞く鷲津のシーンですよ。
せっかくのこのシーンで私が何をしていたか。実は秒数をカウントしてました。劉が公園のロープに倒れ込むあたりから始まる「折れた翼」、この曲のどこらへんがどのシーンになるのか、あとで曲を聴く時にそこそこ正確に脳内再現をするために(←ため息が出るようなバカっぷりだが、DVDが出るまで我慢できなかったんかいというのは愚問だ)。それで曲が始まるとずっと1、2、3、4、……とカウントしながらあの画面を見てました。曲が一番盛り上がるのは2分25秒前後で鷲津の顔色が(興奮のためか)赤っぽく変わっている場面だ。ここでカウントした数字と曲が合っていればカウントしていた数字が正しいということになる。
それでカウントしていくと劉が倒れ込んでそうそうに鷲津ファンドでのアカマ自動車再建試案策定場面になり、そして充電中の鷲津の携帯場面(40秒すぎくらい)、雨に打たれている散らばる紙幣の場面へ変わり、さらに1分目くらいには鷲津が携帯電話を取るシーンになる。結構ここは長めだ。そして例の2分25秒だが、なんと私がカウントしていた数字とぴったりあったのである。やっほー、すごいぞ私、と思ったのが運のつき、それまで何秒目に若槻くん(野村修一)が説明しだして何秒目に紙幣の場面、何秒目に鷲津が代表部屋に入ったのかチェックして覚えていたのに、スコーーンと忘れちゃったよ。あまりにも邪念だらけでこのシーンを見ていたもんだから「ハゲタカ」の神の怒りに触れたのか? とほほ。まー、DVDが出たらまた見るからいいけどさーーー。
そんな私の邪念とは関係なく物語は進む。アカマ自動車臨時取締役会、それをリポートする三島(栗山千明)、そのニュース画面をじっと見る鷲津で曲が終る。そしてアカマ本社ロビー場面、足を組んで待っていた鷲津は芝野(柴田恭兵)が来ると足を直す。一応目上の人の前で足を組むのは行儀が悪いっていう認識があるのか? じゃあなんでドバイの王子の前では足を組んでいたんだ。王子を威嚇していたのか? それとも芝野の方が格上の王子様だから?(笑)ま、それはともかく。
社長を引き受けると言う芝野に、鷲津が「あいつ(劉)は、あなたですよ。アカマの車に夢と希望を与えられて、必死になって生き残ってきた」と言うと芝野がちょっと厳粛な表情をするんですね。まあ、あんまり芝野はわかっちゃいないんだが。そして「これからどうするんだ」と聞かれて、「見に行きますよ、焼け野原を。……資本主義のね」と新橋の疲れたサラリーマンのような表情で答える鷲津に、これまたわかっちゃいない芝野が「おまえらしい」なんて言うもんだから、鷲津も複雑な表情になっちゃうのね。
そうなのよ、私達はこの夏、「ハゲタカ」に夢と希望を与えられて、必死になって生き残ってきたのよ!(←本当か?)。
さて場面はアカマGTを乗り回す守山(高良健吾)に。いや-20回通して見ても結局守山には何の興味も持てなかったな。でも車で高速道路の高架を抜けた後にパァーッと広がる空、金を持った事で本当に空が広がったように感じた事だろうね。そして彼もまっすぐに伸びた道をアカマGTで駆け抜けてゆく。
その後、劉の生まれ故郷だったかもしれない山奥の廃屋を訪れた鷲津が、壁に残された赤い車の絵を見つめる訳ですね。鷲津はちゃんと対面して話したい人なので、人が相手なら待ち伏せするなり待ち合わせるなりしてきちんと直接話すし、残されたものが絵だけならやっぱり直接絵を見に行くわけだよ。ここで鷲津は別に劉の思い出にひたっていた訳ではない。アカマの車に夢と希望を与えられた少年の絵から、その夢と希望を受け取ったのだ。劉から、赤い車の絵を描いた少年から、目には見えない確かなバトンを渡されて鷲津は新たな道へと踏み出したのだ。この場面を感傷的すぎるからいらんという人の気持ちがわからん。これから資本主義の焼け野原で戦う覚悟の鷲津には必要な場面だよ。
さてそんな訳で私達の方を見て(←誤解です)新たな決意をした鷲津から、さらにその気持ちを確かに受け取って(受け取った事にして)、また来週からお仕事すっかぁ。
「何のために戦うのか。何のために働くのか。」。
そりゃ決まっている、冬に出る映画「ハゲタカ」のDVDのために、そして後何年後かに出るであろう続編の「ハゲタカ2」を見るためにさっ!
2009年08月28日 (金)
水曜日は無念の涙に暮れた私だが(8月27日「どこでもドアがあったなら。」)、どうしてもマンダリンで劉(玉山鉄二)を待ち伏せをする鷲津(大森南朋)の件が気になったのと、本当に最後の、ラスト「ハゲタカ」は余計なことは何も考えずに見たいと思って……次の日に見に行ってしまいました。ふっ、こんなバカなことをするのももう今回限りなのさ(遠い目)。
8月27日は26日(水曜日)の焦りが嘘の様に、午後5時30分には何の問題もなく会社を出て6時には渋谷についてました。そして今回取った座席はC列の真ん中、前の前ですよ。普通だったらあまりにも前過ぎるのでよほど混んでいない限り座らない場所だが、今回のスクリーンが小さいのでかなり前のほうが臨場感たっぷりに見られるというのと、マンダリンの鷲津をガン見るするためだ。でも座ってみるとC列、いいですよ。本当に「ハゲタカ」世界にどっぷり浸れて。ただしスクリーンが少し上になってしまうので首が痛くなってしまうのが難だな。
さて今回のテーマ(はい??)は「最後のツッコミ編」です。今まであんだけ書いてきたのはツッコミじゃなかったんかい!?と疑問に思われる方もいらっしゃることでしょう。ええ、まだ全然突っ込んでませんでした。ラスト「ハゲタカ」は心安らかに、無我の境地で見るので、これが最後のツッコミとなります。なので第1回目からそれぞれに思ったことなどダラダラ書き込んでみます。でも、これは決してアラ捜しをしているわけじゃないのよ、愛ゆえの暴走なの。許して。
で、その前にマンダリン・プロブレムですよ。mixiで目撃した新情報は「マンダリンで劉を待ち伏せしている鷲津が、劉が階段を降りてくる前はソファに座って待っていた、そのシーンが0.5秒だけ見られる」というものです。そりゃまあ、あの場所にずっと立ち尽くして待っていた訳じゃないだろうとは思ってましたが、じゃあ何してたかってえことまでは思い浮かびませんでした。なんだね、劉が守山(高良健吾)に振られてなければ一体事態はどうなっていたのか。劉が「メシ、行こうよ、メシ」と守山を誘ってあの場所に行っている以上、マンダリンバーの方じゃなくてやっぱりシグネチャーでメシを食うつもりだよね。そうすると仁王立ちしている鷲津の立場は!? 「おい、守山」の声が聞こえなければソファに座ったまま、劉と目が合っていたのか? ……ふっ、それはそれで見ものだけど。
さて肝心の場面ですが、いました、鷲津! 劉が守山に逃げられて「おい、守山!」と叫んだその直後の画面右上、ソファの左側(ソファ正面には挙動不審な外国人が一人座っていたよね)で酒を飲んでいるらしき人物が映っていました。しかしほんの一瞬ですよ、本当に0.5秒! これはよっぽど鷲津しか目に入らないか、アフリカ人並みの動体視力の持ち主でない限り、アレを鷲津だと判断するのは無理。今回だって状況証拠からの判断だからね。しかし鷲津、酒ばっかり飲んでいるな(人のことは言えないが)。だからドラマ版ラストから3kg太っちゃったのかい?(←そういう問題ではない)。
というわけでマンダリン・プロブレムも解決したので、あとは今まで感じたことなど。無駄に長くなったので折り畳みます。
8月27日は26日(水曜日)の焦りが嘘の様に、午後5時30分には何の問題もなく会社を出て6時には渋谷についてました。そして今回取った座席はC列の真ん中、前の前ですよ。普通だったらあまりにも前過ぎるのでよほど混んでいない限り座らない場所だが、今回のスクリーンが小さいのでかなり前のほうが臨場感たっぷりに見られるというのと、マンダリンの鷲津をガン見るするためだ。でも座ってみるとC列、いいですよ。本当に「ハゲタカ」世界にどっぷり浸れて。ただしスクリーンが少し上になってしまうので首が痛くなってしまうのが難だな。
さて今回のテーマ(はい??)は「最後のツッコミ編」です。今まであんだけ書いてきたのはツッコミじゃなかったんかい!?と疑問に思われる方もいらっしゃることでしょう。ええ、まだ全然突っ込んでませんでした。ラスト「ハゲタカ」は心安らかに、無我の境地で見るので、これが最後のツッコミとなります。なので第1回目からそれぞれに思ったことなどダラダラ書き込んでみます。でも、これは決してアラ捜しをしているわけじゃないのよ、愛ゆえの暴走なの。許して。
で、その前にマンダリン・プロブレムですよ。mixiで目撃した新情報は「マンダリンで劉を待ち伏せしている鷲津が、劉が階段を降りてくる前はソファに座って待っていた、そのシーンが0.5秒だけ見られる」というものです。そりゃまあ、あの場所にずっと立ち尽くして待っていた訳じゃないだろうとは思ってましたが、じゃあ何してたかってえことまでは思い浮かびませんでした。なんだね、劉が守山(高良健吾)に振られてなければ一体事態はどうなっていたのか。劉が「メシ、行こうよ、メシ」と守山を誘ってあの場所に行っている以上、マンダリンバーの方じゃなくてやっぱりシグネチャーでメシを食うつもりだよね。そうすると仁王立ちしている鷲津の立場は!? 「おい、守山」の声が聞こえなければソファに座ったまま、劉と目が合っていたのか? ……ふっ、それはそれで見ものだけど。
さて肝心の場面ですが、いました、鷲津! 劉が守山に逃げられて「おい、守山!」と叫んだその直後の画面右上、ソファの左側(ソファ正面には挙動不審な外国人が一人座っていたよね)で酒を飲んでいるらしき人物が映っていました。しかしほんの一瞬ですよ、本当に0.5秒! これはよっぽど鷲津しか目に入らないか、アフリカ人並みの動体視力の持ち主でない限り、アレを鷲津だと判断するのは無理。今回だって状況証拠からの判断だからね。しかし鷲津、酒ばっかり飲んでいるな(人のことは言えないが)。だからドラマ版ラストから3kg太っちゃったのかい?(←そういう問題ではない)。
というわけでマンダリン・プロブレムも解決したので、あとは今まで感じたことなど。無駄に長くなったので折り畳みます。
2009年08月27日 (木)
どこでもドアがあったらどんなにいいだろう、と誰しも一度は考えてみたことがあるはずだ。私は昨日の午後6時15分、会社の会議室で激しく思ったね、どこでもドアがあれば今すぐ渋谷シアターTSUTAYAの前に立っているのに! と。
しつこいようだが東京地区での映画「ハゲタカ」上映もあと本当に残りわずかである。せめてあと2回は見たい、だめでも今日はとにかく見たい、と思って今週に入ってから同じグループのY岡さんと大お局様のK池さんには「水曜日は定時で帰るから!」と宣言していたのだ。にもかかわらず私の本来の業務ではない仕事が降ってきて、Y岡さんに「皆で分担して片付けちゃいましょうね」と笑顔で言われて残業三昧な毎日にやさぐれる一方だ。
そして昨日、降って湧いた仕事のほうはなんとか死にものぐるいで片付ければ定時に会社を出ることができる!と思っていた矢先、午後2時半から会議があり、「会議している時間がどれだけもったいないと思っているんだーーー!!」と心の中で叫びつつも「ま、1時間で終るからなんとか挽回できるはず」と軽く考えていました。……甘かった。甘かったよ、ママン……。まるでルノアールのココアのよう甘かったよ(飲んだことないけど)。今まではいつも1時間で済んでいたのに昨日に限って「では3時間の予定で説明させていただきます」と業者さんに言われた時は卒倒しそうになったよ。この会議もまた、私の本来の業務じゃなくて、同じグループだからみんなの仕事も理解しておきましょうねみたいなスタンスで私も混ぜられていただけなので、「頼む、私は担当じゃないんだから、せめて今日だけは、今日だけはこの場から解放してくれーーーー!!」と心の中で叫んでいたさ。無駄だったけどな。
午後2時30分から始まった会議は3時間を予定しているのに、午後4時30分になってもまだ半分も進んでなくて、だんだん焦りの色が濃くなる私だ。いやいや、まだ1時間あるから大丈夫。5時30分の定時に会社を出れば、なんとか6時過ぎには渋谷に着いて6時15分からの上映に間に合う。落ち着け落ち着け。しかし5時になってもまだ終る気配なし。えっとー、今日中に片付けなきゃならない書類の件はとにかくY岡さんに説明して明日処理する事にして、自席の机の上の書類を全部しまって鍵をかけて、アプリケーションを全部終了させてPCをシャットダウンさせトイレにいくと10分はかかるな、5時40分? いや、まだ大丈夫。最寄り駅までとにかく走って電車に乗り、そして渋谷駅からダッシュすればまだ間に合う。
5時15分、まだ終らない。どうしてこの部屋にはこれみよがしな大きな時計がないのだ。他の同僚も言ってましたよ、会議室に大きな時計があったらいつまでもダラダラ無駄に会議を続けなくて済むのにって。いっそ目覚まし時計を置いておきたい、とか。それにしても業者さんも「今日は3時間で終らせますから」って言っていたのに終らせる気配がないのはどういうことだ。正面のホワイトボードにプロジェクタで映し出されているPC画面表示の時刻は5時20分、頭の中で映画「ハゲタカ」のサントラ曲「拿羽」が鳴り響きだしている。そろそろ冷や汗がにじみ出ていたような気もするが、ハタから見ているとただ単に暑がっているようにしか見えなかったかも。
5時25分、業者さんが「急ぎ足になりましたが(急ぎ足、結構!)ざっとこれまで説明させていただいたところで何かご質問などはありますか?」と来たので、もちろん「これは実際に作業してみないとわからないことがたくさんありますから、それはまたおいおい問い合わせさせていただきます」と私が言うと、Y岡さんも「そうですね、これはやっぱり実際にやってみないと……」と終る気配を見せていたのに、部長のMくんが「○○の処理の方はどうなっているんですか?」などと今聞かなくてもいいじゃん!!なことを質問して、一旦PCを片付ける気配を見せていた業者さんも「それはですね」とまたソフトを立ち上げちゃったよ。なんてことしやがるんだ、Mくん、呪ってやるぞ!
だんだんと私の呼吸も速くなっていたような気もする。もしかして業者さんをにらみつけていたかもしれない。K池さんが「Kさん(←私のことだ)、気分でも悪いの?」と聞いてきてくれる。ええ、この会議が全然終らなくて気分悪いです、すっごく! ……とは言えず、「いや、大丈夫。冷房がちょっときついみたいだから温度あげてくるよ」と一旦部屋の外に出る。このままトンズラしてえ。廊下でエアコンの温度調節をいじりながら、いっそ嫌がらせに20度くらいに下げちゃおうかなとか思いつつも、27度に設定して会議室に戻る。うわーーー、MくんだけじゃなくてY岡さんも積極的に質問してるーーー(泣)。時刻は5時30分ですよ!
いや、まだ大丈夫、今駆けつければかろうじて6時15分には間に合う。時刻表示は刻々と変わってゆく。1分増えるごとに私の眉間の縦じわも増えていったような気がする。
5時35分、まだ大丈夫、6時15分過ぎてもあの気力体力を著しくそがれる超B級映画の予告編が6分あるからその分まだ余裕があるはず。
5時40分、もうダメかも……。いやいや、ここでダメと思っちゃダメだ。不可能を可能にしてこそのハゲタカ廃人よ!(え!?)。
5時45分、まだなんとかなる……、PCをシャットダウンしてデスクに鍵をかけてとにかく走る! 走る! 走る! 電車の中で走れないのが残念だが(おいっ!)、渋谷に着いたらまた走る。普段の私からはとうてい考えられないプランだが、とにかく焦って頭の中が煮えたぎっていたのかもしれない。今ならかろうじて予告編が終わったぐらいで飛び込めるはず。しかし会議はまた終わらない。何か予定が入っていたらしい派遣のKさんはもうふてくされた顔をしている。
5時50分、いくらなんでももうダメだろうと思いながらも、もうこの際オープニングの畑のシーンもアカマ自動車新車発表会のシーンもすっ飛ばしていい、とにかく私をここから出してくれーーーー! もう今日は、マンダリンで劉(玉山鉄二)を待ち伏せしていた鷲津(大森南朋)がソファに座って待っている0.5秒の場面を確認出来ればいい(本末転倒甚だしいがこの際そんな事言ってられないのだ)。あとはそのすぐ後の「ご一緒にいかがですか」からの一連のシーンと、それよりちょい前のお着替えシーン、ドバイのスタスタ歩きとアラビア語、「強欲が善の時代は終わった」から始まる大攻勢場面、そしてもちろん劉からの伝言メッセージを聴く場面、それから古谷社長(遠藤憲一)に「私は経営者ではない。ファンドマネージャにすぎない」と言うところ、さらにアカマロビーでくたびれきった新橋のサラリーマンオヤジのような表情で「見にいきますよ、焼け野原を……資本主義のね」というところと、ラストの壁画をみつめて一本道で眼鏡をかけるところ……ってキリがないじゃないか。
5時55分、私の頭の中では「涙の日」(もちろん、鷲津のレクイエムですよ)が流れていました。
そして6時15分にやっとこの会議から開放された時には、もう泣きそうな気分になっている自分にさらにびっくりだ(頭の中で流れていた曲は「折れた翼」の前半で)。あんだけ見ておいてまだ見足りないって何事だ!? まあ、はじめて映画「ハゲタカ」を見たのが6月24日だってえのが全ての元凶だ。なんでもっと前に見ておかなかったんだ、自分。映画を本当に甘く見ていたよなあ、まるでルノアールのコ(略)。
まあ、気を取り直して仕事を続行する。そう、金曜日には必ず渋谷に向かうために。午後7時、私の頭の中では「ROAD TO REBIRTH」から「His Wings」へ、そして逆襲の「拿羽」がかかってましたよ。ふっ、今度こそ行くぜ。
なお、会議から自席に戻ったら大お局様のK池さんの机の上に、非常に神経質で有名な弊社某重役が書いた伝言メモが残っていたそうで「なんか怒りながら書いたみたいな字よね」とK池さんが不思議そうに言っている(なお、メモの内容自体は別に怒っている内容ではなかったようだ)。そして私の机の上に置いてあった携帯電話を見たら着信が3件あったのである。それもいつもならマナーモードにしているのに昨日に限って通常モードになったままで。
今週ここのフロアの総務チームメンバーは皆、夏休みやら体調不良やら子どもの病気やら切迫流産で入院やら(←未婚、なんですけどね)でお休みしている上に、私を始めとする他のグループのメンバーも全員会議で席を外していたため、社外からの電話をとる人がいなくてどうやらてんてこまいだったようなのである。なもんで誰か女子がいたら鳴ったままの携帯を机の中なり鞄の中なりに放り込んでくれていたんだろうけど、とにかく誰もいないので携帯電話は私の机の上で派手に鳴り響いていたままになっていたようだ。多分それを通りすがりに聴いた弊社某重役が不機嫌になったのではないかと推測されるのだが。ちなみに着信音のボリュームは最大、曲は「His Wings」である。ガーン……。
しつこいようだが東京地区での映画「ハゲタカ」上映もあと本当に残りわずかである。せめてあと2回は見たい、だめでも今日はとにかく見たい、と思って今週に入ってから同じグループのY岡さんと大お局様のK池さんには「水曜日は定時で帰るから!」と宣言していたのだ。にもかかわらず私の本来の業務ではない仕事が降ってきて、Y岡さんに「皆で分担して片付けちゃいましょうね」と笑顔で言われて残業三昧な毎日にやさぐれる一方だ。
そして昨日、降って湧いた仕事のほうはなんとか死にものぐるいで片付ければ定時に会社を出ることができる!と思っていた矢先、午後2時半から会議があり、「会議している時間がどれだけもったいないと思っているんだーーー!!」と心の中で叫びつつも「ま、1時間で終るからなんとか挽回できるはず」と軽く考えていました。……甘かった。甘かったよ、ママン……。まるでルノアールのココアのよう甘かったよ(飲んだことないけど)。今まではいつも1時間で済んでいたのに昨日に限って「では3時間の予定で説明させていただきます」と業者さんに言われた時は卒倒しそうになったよ。この会議もまた、私の本来の業務じゃなくて、同じグループだからみんなの仕事も理解しておきましょうねみたいなスタンスで私も混ぜられていただけなので、「頼む、私は担当じゃないんだから、せめて今日だけは、今日だけはこの場から解放してくれーーーー!!」と心の中で叫んでいたさ。無駄だったけどな。
午後2時30分から始まった会議は3時間を予定しているのに、午後4時30分になってもまだ半分も進んでなくて、だんだん焦りの色が濃くなる私だ。いやいや、まだ1時間あるから大丈夫。5時30分の定時に会社を出れば、なんとか6時過ぎには渋谷に着いて6時15分からの上映に間に合う。落ち着け落ち着け。しかし5時になってもまだ終る気配なし。えっとー、今日中に片付けなきゃならない書類の件はとにかくY岡さんに説明して明日処理する事にして、自席の机の上の書類を全部しまって鍵をかけて、アプリケーションを全部終了させてPCをシャットダウンさせトイレにいくと10分はかかるな、5時40分? いや、まだ大丈夫。最寄り駅までとにかく走って電車に乗り、そして渋谷駅からダッシュすればまだ間に合う。
5時15分、まだ終らない。どうしてこの部屋にはこれみよがしな大きな時計がないのだ。他の同僚も言ってましたよ、会議室に大きな時計があったらいつまでもダラダラ無駄に会議を続けなくて済むのにって。いっそ目覚まし時計を置いておきたい、とか。それにしても業者さんも「今日は3時間で終らせますから」って言っていたのに終らせる気配がないのはどういうことだ。正面のホワイトボードにプロジェクタで映し出されているPC画面表示の時刻は5時20分、頭の中で映画「ハゲタカ」のサントラ曲「拿羽」が鳴り響きだしている。そろそろ冷や汗がにじみ出ていたような気もするが、ハタから見ているとただ単に暑がっているようにしか見えなかったかも。
5時25分、業者さんが「急ぎ足になりましたが(急ぎ足、結構!)ざっとこれまで説明させていただいたところで何かご質問などはありますか?」と来たので、もちろん「これは実際に作業してみないとわからないことがたくさんありますから、それはまたおいおい問い合わせさせていただきます」と私が言うと、Y岡さんも「そうですね、これはやっぱり実際にやってみないと……」と終る気配を見せていたのに、部長のMくんが「○○の処理の方はどうなっているんですか?」などと今聞かなくてもいいじゃん!!なことを質問して、一旦PCを片付ける気配を見せていた業者さんも「それはですね」とまたソフトを立ち上げちゃったよ。なんてことしやがるんだ、Mくん、呪ってやるぞ!
だんだんと私の呼吸も速くなっていたような気もする。もしかして業者さんをにらみつけていたかもしれない。K池さんが「Kさん(←私のことだ)、気分でも悪いの?」と聞いてきてくれる。ええ、この会議が全然終らなくて気分悪いです、すっごく! ……とは言えず、「いや、大丈夫。冷房がちょっときついみたいだから温度あげてくるよ」と一旦部屋の外に出る。このままトンズラしてえ。廊下でエアコンの温度調節をいじりながら、いっそ嫌がらせに20度くらいに下げちゃおうかなとか思いつつも、27度に設定して会議室に戻る。うわーーー、MくんだけじゃなくてY岡さんも積極的に質問してるーーー(泣)。時刻は5時30分ですよ!
いや、まだ大丈夫、今駆けつければかろうじて6時15分には間に合う。時刻表示は刻々と変わってゆく。1分増えるごとに私の眉間の縦じわも増えていったような気がする。
5時35分、まだ大丈夫、6時15分過ぎてもあの気力体力を著しくそがれる超B級映画の予告編が6分あるからその分まだ余裕があるはず。
5時40分、もうダメかも……。いやいや、ここでダメと思っちゃダメだ。不可能を可能にしてこそのハゲタカ廃人よ!(え!?)。
5時45分、まだなんとかなる……、PCをシャットダウンしてデスクに鍵をかけてとにかく走る! 走る! 走る! 電車の中で走れないのが残念だが(おいっ!)、渋谷に着いたらまた走る。普段の私からはとうてい考えられないプランだが、とにかく焦って頭の中が煮えたぎっていたのかもしれない。今ならかろうじて予告編が終わったぐらいで飛び込めるはず。しかし会議はまた終わらない。何か予定が入っていたらしい派遣のKさんはもうふてくされた顔をしている。
5時50分、いくらなんでももうダメだろうと思いながらも、もうこの際オープニングの畑のシーンもアカマ自動車新車発表会のシーンもすっ飛ばしていい、とにかく私をここから出してくれーーーー! もう今日は、マンダリンで劉(玉山鉄二)を待ち伏せしていた鷲津(大森南朋)がソファに座って待っている0.5秒の場面を確認出来ればいい(本末転倒甚だしいがこの際そんな事言ってられないのだ)。あとはそのすぐ後の「ご一緒にいかがですか」からの一連のシーンと、それよりちょい前のお着替えシーン、ドバイのスタスタ歩きとアラビア語、「強欲が善の時代は終わった」から始まる大攻勢場面、そしてもちろん劉からの伝言メッセージを聴く場面、それから古谷社長(遠藤憲一)に「私は経営者ではない。ファンドマネージャにすぎない」と言うところ、さらにアカマロビーでくたびれきった新橋のサラリーマンオヤジのような表情で「見にいきますよ、焼け野原を……資本主義のね」というところと、ラストの壁画をみつめて一本道で眼鏡をかけるところ……ってキリがないじゃないか。
5時55分、私の頭の中では「涙の日」(もちろん、鷲津のレクイエムですよ)が流れていました。
そして6時15分にやっとこの会議から開放された時には、もう泣きそうな気分になっている自分にさらにびっくりだ(頭の中で流れていた曲は「折れた翼」の前半で)。あんだけ見ておいてまだ見足りないって何事だ!? まあ、はじめて映画「ハゲタカ」を見たのが6月24日だってえのが全ての元凶だ。なんでもっと前に見ておかなかったんだ、自分。映画を本当に甘く見ていたよなあ、まるでルノアールのコ(略)。
まあ、気を取り直して仕事を続行する。そう、金曜日には必ず渋谷に向かうために。午後7時、私の頭の中では「ROAD TO REBIRTH」から「His Wings」へ、そして逆襲の「拿羽」がかかってましたよ。ふっ、今度こそ行くぜ。
なお、会議から自席に戻ったら大お局様のK池さんの机の上に、非常に神経質で有名な弊社某重役が書いた伝言メモが残っていたそうで「なんか怒りながら書いたみたいな字よね」とK池さんが不思議そうに言っている(なお、メモの内容自体は別に怒っている内容ではなかったようだ)。そして私の机の上に置いてあった携帯電話を見たら着信が3件あったのである。それもいつもならマナーモードにしているのに昨日に限って通常モードになったままで。
今週ここのフロアの総務チームメンバーは皆、夏休みやら体調不良やら子どもの病気やら切迫流産で入院やら(←未婚、なんですけどね)でお休みしている上に、私を始めとする他のグループのメンバーも全員会議で席を外していたため、社外からの電話をとる人がいなくてどうやらてんてこまいだったようなのである。なもんで誰か女子がいたら鳴ったままの携帯を机の中なり鞄の中なりに放り込んでくれていたんだろうけど、とにかく誰もいないので携帯電話は私の机の上で派手に鳴り響いていたままになっていたようだ。多分それを通りすがりに聴いた弊社某重役が不機嫌になったのではないかと推測されるのだが。ちなみに着信音のボリュームは最大、曲は「His Wings」である。ガーン……。
2009年08月24日 (月)
そういえば子どもの頃、読書感想文を書くのが何よりも嫌いだったなあ。本を読むのは大好きだったけど、なんで好きなものをただ好きとだけ書いて終っちゃダメなのか、本当に納得できなかったもんですよ。なのに、今の私ときたら一体どうしたことだい? 今年の夏は「ハゲタカ」感想文オンパレードだよ……。でも書いているのが苦にならないというか、書かずにはいられないというかね。書く事でそうだったのかと判る事もたくさんあったし、また、皆様のコメントでいろいろわかることもたくさんあったし。読書(映画鑑賞)感想文、悪くないかも。
さて、東京地区ではいよいよ今週金曜日8月28日の渋谷シアターTSUTAYAの「ハゲタカ」最終上映(午後6時15分)でついにおしまいとなる(深谷シネマの話はこの際置いておく)。「コミックマーケット76に行ってきました。」(8月22日)でも書いたけど、私は映画は映画館で観る主義なので、映画としての「ハゲタカ」終了にはひときわ寂寥感がつのる訳よ。DVDが出るのはそりゃあ楽しみだし、絶対リピート鑑賞するにきまってはいるけど、でもそれはやっぱり映画とは違うしねぇ。なもんで、今週はできれば毎日行きたいところだ。無理だけど。
で、今日は久しぶりに出社したらやっぱりたまっていた仕事が山になっていて(泣)、「これは私に渋谷に行くなということか?」などと暗くつぶやきながらお仕事を片付けておりました。しかし「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず」ですよ(意味不明)。いてもたってもいられずに漂泊の思いのまま渋谷にGO!(さらに意味不明)。
今週の渋谷シアターTSUTAYAの「ハゲタカ」スクリーンは先週と違ってかなり小さめ。劇場に入ってまず「スクリーン、小さっっ!」とつぶやいてしまいましたが、いやー、今回非常に参ってしまったのは、本編上映の前に入った予告編です。今まで見てきた「アマルフィ」とか「ゼロの焦点」「火天の城」のような大作、「ココ・アヴァン・シャネル」や「グッド・バッド・ウィアード」のような佳作っぽい作品、「しんぼる」や「カムイ外伝」のような、ま、いいんじゃないのー?的作品とは打って変わって、超B級映画3連発の予告編にヘトヘトになっちまいました。あーうー。こっちは仕事帰りだってえのに、体力気力を削がれる事この上なし。もう本編が始まって東宝のいつものロゴが出てNHKエンタープライズのいつものnepのロゴを見たら本当にほっとしたよ。
そんな訳でもうすぐ終る事だし(こればっかり)、もう余計な事は何も考えずに今度こそ無我の境地で見よう!と決心していたのに……集中力がなさすぎるのか? また余計なところばかり見てました。今回は音楽を重点的にチェックしなおかつ芝野(柴田恭兵)にもちょっと目を向けてみようとか思ってしまったんですね。しかし音楽問題は……難しかったよ。私にはムリ。普通にiPodで映画サントラ版を聴いている限りではそれぞれの曲の識別がかろうじてつくのだが、映画本編の方を見ていると、「朱雀」「や「拿羽」「鋭觜」のようなわかりやすい曲はともかく、何故か「脆き翼」、「零れる羽」、「創」、「迷翔」、「旋翼」あたりの区別がつかない。あれ? これって「脆き翼」だっけ? 違ったっけ?と思う間に次の場面に移ってまた別の曲がかかり、あれ、これはえっとーー、てな具合ですよ。まあ、これはDVDが出ない限りはとやかく言えんわ、私には。
以下、サントラ版を聴いていない方には意味不明になってしまいますが。
それでもまあ、「朱雀」が劉一華(玉山鉄二)の表のテーマ曲だとすると(「中国が日本の企業に出資してはいけませんか」の場面と、スタンリー・BWP(CLIC)調印場面。でも朱雀って中国の神獣だから、日本の神獣であるイヌワシ--ハゲタカと対になっているわけだよね)、「飛べない鳥」「脆き翼」が裏のテーマ曲?(あれ? 「弔想」だったっけ?「創」だったっけ?) どんだけ脆いんだ、劉……ってな感じだし、また、アカマ・MGS銀行・鷲津ファンドの三者会談の「おねがい、ホワイトナイト(はぁと)」な場面でかかってた曲が「逼拍」なのもぷぷぷ、ですよ(いやもしかすると、この場面で使う曲にわざわざ「逼迫」と言うタイトルをつけたセンスに「乾杯」か?)。事態がとんでもないことになっているというのに「今を乗り切れば本当になんとかなるんですから、だからもう少しなんとかお願いしますよ」という多重債務者みたいな台詞を平気で言うんだもんね。どんだけ馬鹿なんだ、古谷社長(遠藤憲一)。あと、鷲津ファンドのアカマ自動車TOB発表会見で流れた曲、映画版サントラに入ってねーよ! ドラマ版のサントラに入っているのかなあ。
「拿羽」がかかっている場面はどれもがんがん攻めに入っていていいですよね。最初の方のBWPミーティング、劉の「じゃ、始めようか。アカマ株を買い占めろ」から、鷲津(大森南朋)の南の島での「うっせぇ!」、東洋テレビでの「TOBです!」までの一連の場面、「貪欲が善の時代は終わった」から始まるオルトX説明場面と200億円解約場面、そして一番最後、エンディングで「ROAD TO REBIRTH」と「His Wings」の後の真のラストで流れる「拿羽」。ここは鷲津の「I Shall return」ですよ(コメント欄のBOOKOさんからの指摘で初めて気が付いたんだったけど)。
またスタンリー株投げ売り、アカマ株大暴落のシーンで流れる「涙の日」がいまさら言うまでもないけど、これまたいいですね。「拿羽」や「鋭觜」のような大げさな攻めの曲じゃなくて、かといって「His Wings」のようなこの場面を肯定するかのような曲でもなく、世界を葬り去ろうとしている鷲津のレクイエムに、より「世界の破滅」の静かな大きさがじわじわと感じられます。しかもねー、翌朝の一息ついてざわついている鷲津ファンド内のメンバーの中で、鷲津一人、個室にこもって終焉のグラフをじっと見つめているのですね。破壊者の孤独っつーかさ。
そして「ハゲタカ廃人的バカンス」(8月19日)でも書いたけど「折れた翼」ですよ。常盤橋門跡で倒れこむ劉、アカマ自動車再建案策定の鷲津ファンド会議室、鷲津ルームでひっそり仕事をしている携帯電話、土砂降りの雨の中の紙幣、劉の伝言を聞いて顔色を変えてゆく鷲津、雨の中の倒れている人影、アカマ自動車臨時取締役会、それをリポートする三島(栗山千明)とそれを見つめる鷲津、までに流れる一続きの曲。最初悲しげな曲がやがて希望を思わせる曲調に変わって終るのに、なぜ「折れた翼」という寂しいタイトルがついているんだろうと思っていたのですが、ここもコメント欄のBOOKOさんからいただいた情報によれば、これはドラマ版で使われた「神の鳥」と「巣立ち」という二つの曲を併せたものであるとの事、なるほど~、これは憎い組み合わせですよ。劉の死をただの死にしないための、劉の魂はアカマの魂となって必ず再生するのだと言うメッセージだったのね。ううううむ。
というわけでまたもや無駄に長くなってしまったので、芝野の話はまたこの次に(この次、あるのかよ)。
さて、東京地区ではいよいよ今週金曜日8月28日の渋谷シアターTSUTAYAの「ハゲタカ」最終上映(午後6時15分)でついにおしまいとなる(深谷シネマの話はこの際置いておく)。「コミックマーケット76に行ってきました。」(8月22日)でも書いたけど、私は映画は映画館で観る主義なので、映画としての「ハゲタカ」終了にはひときわ寂寥感がつのる訳よ。DVDが出るのはそりゃあ楽しみだし、絶対リピート鑑賞するにきまってはいるけど、でもそれはやっぱり映画とは違うしねぇ。なもんで、今週はできれば毎日行きたいところだ。無理だけど。
で、今日は久しぶりに出社したらやっぱりたまっていた仕事が山になっていて(泣)、「これは私に渋谷に行くなということか?」などと暗くつぶやきながらお仕事を片付けておりました。しかし「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず」ですよ(意味不明)。いてもたってもいられずに漂泊の思いのまま渋谷にGO!(さらに意味不明)。
今週の渋谷シアターTSUTAYAの「ハゲタカ」スクリーンは先週と違ってかなり小さめ。劇場に入ってまず「スクリーン、小さっっ!」とつぶやいてしまいましたが、いやー、今回非常に参ってしまったのは、本編上映の前に入った予告編です。今まで見てきた「アマルフィ」とか「ゼロの焦点」「火天の城」のような大作、「ココ・アヴァン・シャネル」や「グッド・バッド・ウィアード」のような佳作っぽい作品、「しんぼる」や「カムイ外伝」のような、ま、いいんじゃないのー?的作品とは打って変わって、超B級映画3連発の予告編にヘトヘトになっちまいました。あーうー。こっちは仕事帰りだってえのに、体力気力を削がれる事この上なし。もう本編が始まって東宝のいつものロゴが出てNHKエンタープライズのいつものnepのロゴを見たら本当にほっとしたよ。
そんな訳でもうすぐ終る事だし(こればっかり)、もう余計な事は何も考えずに今度こそ無我の境地で見よう!と決心していたのに……集中力がなさすぎるのか? また余計なところばかり見てました。今回は音楽を重点的にチェックしなおかつ芝野(柴田恭兵)にもちょっと目を向けてみようとか思ってしまったんですね。しかし音楽問題は……難しかったよ。私にはムリ。普通にiPodで映画サントラ版を聴いている限りではそれぞれの曲の識別がかろうじてつくのだが、映画本編の方を見ていると、「朱雀」「や「拿羽」「鋭觜」のようなわかりやすい曲はともかく、何故か「脆き翼」、「零れる羽」、「創」、「迷翔」、「旋翼」あたりの区別がつかない。あれ? これって「脆き翼」だっけ? 違ったっけ?と思う間に次の場面に移ってまた別の曲がかかり、あれ、これはえっとーー、てな具合ですよ。まあ、これはDVDが出ない限りはとやかく言えんわ、私には。
以下、サントラ版を聴いていない方には意味不明になってしまいますが。
それでもまあ、「朱雀」が劉一華(玉山鉄二)の表のテーマ曲だとすると(「中国が日本の企業に出資してはいけませんか」の場面と、スタンリー・BWP(CLIC)調印場面。でも朱雀って中国の神獣だから、日本の神獣であるイヌワシ--ハゲタカと対になっているわけだよね)、「飛べない鳥」「脆き翼」が裏のテーマ曲?(あれ? 「弔想」だったっけ?「創」だったっけ?) どんだけ脆いんだ、劉……ってな感じだし、また、アカマ・MGS銀行・鷲津ファンドの三者会談の「おねがい、ホワイトナイト(はぁと)」な場面でかかってた曲が「逼拍」なのもぷぷぷ、ですよ(いやもしかすると、この場面で使う曲にわざわざ「逼迫」と言うタイトルをつけたセンスに「乾杯」か?)。事態がとんでもないことになっているというのに「今を乗り切れば本当になんとかなるんですから、だからもう少しなんとかお願いしますよ」という多重債務者みたいな台詞を平気で言うんだもんね。どんだけ馬鹿なんだ、古谷社長(遠藤憲一)。あと、鷲津ファンドのアカマ自動車TOB発表会見で流れた曲、映画版サントラに入ってねーよ! ドラマ版のサントラに入っているのかなあ。
「拿羽」がかかっている場面はどれもがんがん攻めに入っていていいですよね。最初の方のBWPミーティング、劉の「じゃ、始めようか。アカマ株を買い占めろ」から、鷲津(大森南朋)の南の島での「うっせぇ!」、東洋テレビでの「TOBです!」までの一連の場面、「貪欲が善の時代は終わった」から始まるオルトX説明場面と200億円解約場面、そして一番最後、エンディングで「ROAD TO REBIRTH」と「His Wings」の後の真のラストで流れる「拿羽」。ここは鷲津の「I Shall return」ですよ(コメント欄のBOOKOさんからの指摘で初めて気が付いたんだったけど)。
またスタンリー株投げ売り、アカマ株大暴落のシーンで流れる「涙の日」がいまさら言うまでもないけど、これまたいいですね。「拿羽」や「鋭觜」のような大げさな攻めの曲じゃなくて、かといって「His Wings」のようなこの場面を肯定するかのような曲でもなく、世界を葬り去ろうとしている鷲津のレクイエムに、より「世界の破滅」の静かな大きさがじわじわと感じられます。しかもねー、翌朝の一息ついてざわついている鷲津ファンド内のメンバーの中で、鷲津一人、個室にこもって終焉のグラフをじっと見つめているのですね。破壊者の孤独っつーかさ。
そして「ハゲタカ廃人的バカンス」(8月19日)でも書いたけど「折れた翼」ですよ。常盤橋門跡で倒れこむ劉、アカマ自動車再建案策定の鷲津ファンド会議室、鷲津ルームでひっそり仕事をしている携帯電話、土砂降りの雨の中の紙幣、劉の伝言を聞いて顔色を変えてゆく鷲津、雨の中の倒れている人影、アカマ自動車臨時取締役会、それをリポートする三島(栗山千明)とそれを見つめる鷲津、までに流れる一続きの曲。最初悲しげな曲がやがて希望を思わせる曲調に変わって終るのに、なぜ「折れた翼」という寂しいタイトルがついているんだろうと思っていたのですが、ここもコメント欄のBOOKOさんからいただいた情報によれば、これはドラマ版で使われた「神の鳥」と「巣立ち」という二つの曲を併せたものであるとの事、なるほど~、これは憎い組み合わせですよ。劉の死をただの死にしないための、劉の魂はアカマの魂となって必ず再生するのだと言うメッセージだったのね。ううううむ。
というわけでまたもや無駄に長くなってしまったので、芝野の話はまたこの次に(この次、あるのかよ)。
2009年08月22日 (土)

8月16日(日)は第76回コミックマーケットに参加してきました。当日スペースにお立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました。毎年年に2回は無理でもせめて1回は新刊を必ず出す!が信条だったのに、今年はこーんなことやあーんなことで出せないまま新刊がなく、当日は言い訳三昧(とほほ)。でも「今回は新刊がないんです……」とうつむきがちに「風のたより ハゲタカ廃人編」を渡すと、すぐに納得して下さった皆様、そんなにすぐに納得しちゃいや~ん。そして普通の「風のたより」の方だけお渡しすると「もう1枚(ハゲタカ廃人編)、ありますよね?」と言って下さったアナタ、アナタの夏もハゲタカにやられてしまったのね……。今年の夏は本当に燃え尽きてしまったわね(←実は私はまだ燃え尽きてないんだが)。
さてそんな中、お客様の一人がこうおっしゃったのです。
「私も映画のハゲタカは1回見て面白かったのでもう1回見ようかと思ったんですけど、結局2回目は見ないままになってしまいました。確かに面白かったんですけど、でもいくらなんでも15回はすごいですよね。そこまで見てしまうのは、いったいなぜだったんですか?」
ううううむ。すぐには答えられなくて「それが分かっていれば15回も見てませんよ~」と誤魔化したのだが、今回の助っ人・同僚M様の腐女子仲間のSさんと話していてなんとなくわかったよ。なお、「好きだから」というのは愚答だ。この場所は好きなものがある人間が集まる場所なので、そんなのは当たり前なのだ(一応)。さて、同僚M様がそんなに気に入っているならDVDになってから見ればいいのにというのに対して、私とSさんは映画は映画館で観る主義で、テレビで見る映画は映画じゃないということで意見が一致したのだ。あまりにも当たり前の話だが、私が映画の「ハゲタカ」にはまって15回(現時点で17回だが)も映画館に行ったのは、これが映画だったからなのだ。
別に映画を神聖視している訳でも特別視しているわけでもないのだが、映画は映画だしテレビドラマはテレビドラマだ。私はテレビで映画をやっていてもほとんど見ないし、DVDで借りることもほとんどない。映画は映画館で見るものと思っているから気に入った映画「ハゲタカ」を映画館で見たというだけの話で、それは気に入ったドラマのDVDがあればそれを自宅のプレイヤーで繰り返しみるのと同じなのだ。だから多分これから出るであろう映画「ハゲタカ」のDVDは、実は私にとっては映画「ハゲタカ」とはちと違うものだ。楽しみではあるけど、それは大きなスクリーンで真っ暗な中、すっかりその世界に浸りきってすごしたあの濃密な134分とはまた別のものになるわけなのよ。
またね、自宅にでっかいシアターでもあってそこにこもりっきりになって見ることができるという状況でもない限り、ふつうは自宅で洗濯や掃除や食事の合間に、子どもに「この宿題、わけわかんないんだけどーー」などと言われながらだったり、そしてご近所さんからの「地区班の連絡網ですが、今度の土曜日に班会を行いますので集合してください」という電話に邪魔されたり、あるいは「宅配便です、受け取りお願いします」という声に邪魔されたり、さらに家人に「これ見てるの? チャンネル変えてもいい?」と聞かれて断固拒否しながら見るという状況ですよ。別にそれは悪いことでもなんでもないのだけれど、やっぱり映画館で映画を見るのとは違うよね。
せめてもっと日常的なドラマや普通のラブストーリーだったら別に自宅でDVDで見ても全然変わらないのだろうけど、「ハゲタカ」はそんじょそこらの日常ドラマじゃなかったわけだしさー。「200億円分の証券を解約して、いますぐいつもの口座に振り込んでおいてくれ」とか「腐ったアメリカを買いたたく」なんてセリフ、普通の生活の中じゃ出てくるわけないもんね(当たり前だ)。
しかし映画にハマっているなんざまだまだ甘かったよ。同僚M様の濃い腐女子仲間のお嬢様(名古屋在住)はとあるお芝居の役者さんにハマっているそうだが、「お芝居のチケットってすごく高いんですよ~。それにディナーショーとかあると何万円もするし。この間は福岡の公演に行ってきたし先月は東京公演を見に来たので、本当に大変なんです」とのことだ。うううむ、そりゃ1回6、7千円のチケットに比べればレディースデイには1回1,000円で見られる映画はお安いよなあ。「でもお芝居は生き物ですからね、映画と違って毎回違うんです。一期一会なんです」。ちなみにそのハマっているという役者さんの名前を聞いたが、テレビには一切出ない人ということで全く知らない名前でした。
また、同僚のM様は現在、指揮者の西本智実にハマっているそうで「これから第九の予約を取らなくちゃならないんです」とのことだ。クラシックのチケットもそりゃもうお高いわけだよ。「普通クラシックを聴くとなると一番音響効果がいい席をとるものですけど、私たち(M様とお仲間)違うんです。何せ西本智実目当てですからねー、音は二の次です。彼女の横顔がみられる席が一番の席なんです!」とのことだ。なおM様がいうには「宝塚にハマりやすい人は西本智実にもハマりやすいはず」とのことだ。まあ、ビジュアルが確かにかっこいいよね。
しかし私が「あんたたちねー、生身の人間にハマれるって幸せなことだかんね。生身の人間じゃなくてキャラや物語世界にハマるって辛いのよ」と言ったところ、「それは、わかります!」と過去の二次元愛歴を披露されて完敗でしたよ。ふぅ……。
さて次回冬コミのサークル申込書だが、予定新刊の詳細記入ページに「ハゲタカ廃人日記、A5サイズ、42ページ、2009年12月発行」って書いちゃったよ。また大嘘にならなきゃいいんだが。
参照:
6月8日「夏の便り」
2008年8月22日「コミックマーケット74に行ってきました。」
2008年1月1日「コミックマーケット73に行ってきました。その2」
2009年08月21日 (金)
さて今回は「結局、劉一華とは何者だったのか」について書こうかと思ったのだが……やっぱりまだ書けませんでした。このテーマ、難しいよ! 一応、三島(栗山千明)の最後のレポート場面から、日本政府の内閣調査室は劉一華(玉山鉄二)の正体を完全につかんでいるからこそのあの発表なんだなとは思ったんだけど、彼が何を思いどのようにアイデンティティを崩壊させていったのかを考えると、深すぎて突っ込みがむずかしかったのよ。まあ18回目か19回目鑑賞までの宿題にして置きます。でも次は映画の中で使われている曲について書きたい気分なんだが。そして18回目がいつなのかはまだわからないが、今朝上映情報をチェックしたら9月に埼玉の深谷シネマで「ハゲタカ」の上映スケジュールが入っていて、埼玉なら電車で日帰りできる範囲じゃんと思ってしまっている私を誰か止めてくれ。
あと、実家の母親のPCでいろいろ書き込みするにあたって、漢字がすぐに出ないので「大森南朋」「柴田恭兵」「鷲津政彦」「劉一華」を漢字登録しちゃったよ……。うちの母、この単語は絶対使わないだろうがな。
さて16日のコミケ参加でボロボロになっているのに出社して仕事の締めと翌日からの北海道帰省のためにガシガシ仕事を片付けて、8月17日、やっとなんとか17回目の「ハゲタカ」鑑賞に間に合いました。しかしもうすぐ「ハゲタカ」もラストだと思うとやっぱりここで見ておかなくてはと仕事を必死でやっつけていたら、肝心の映画鑑賞時にはすっかり疲れてうすらボケっとしていたという有様で、かろうじて16回目で噴出した謎(8月16日「映画「ハゲタカ」16回目鑑賞」)の追及メインで見てました。とはいえ、TOB期間と三者会談についてはもうこれ以上わからないので、アカマ自動車TOB第4回株主応募状況調査発表時の資料掲載の日付確認と、劉の経歴を再度確認だ(←ずいぶんと本末転倒なことになっちゃっているよなあ)。
で、16回目鑑賞の追記事項でも書いたのだが、第4回株主応募状況調査発表時の資料掲載の日付と来たら、2008年2月11日になっているのよ!! 2008年? 私はもう2009年で確定しちゃったよ(←勝手に)。しかも「スタンリー破綻」の見出しが出ている3月24日の新聞だが曜日表示が(月)なの。3月24日が月曜日なのは2008年で、2009年は火曜日なのよ……。「ハゲタカ」の美術さん、少し反省してくれ。鷲津のドバイ行きを報道しているテイケイ新聞の日付も2008年になっちゃってるから。しかしよくよく考えてみると2月11日って建国記念日で祝日だからいくら緊急事態と言っても、この日程でこういう会議は通常はしないよなあ。もしかして日付を見間違って2月17日だったりしたのかなあ。これは次回要確認だ(←しつこい!)。まあ2008年/2009年問題は、鷲津が「CLICを道連れに、腐ったアメリカを買いたたく」という場面で出てくる説明資料に2008年度の第3四半期(2008年10月~12月)のグラフが出ている(ここで数字がはっきり出ているということは、現在は2008年度の第4四半期(2009年1月~3月)に入っている)ので、もう2009年で確定だがな(←勝手に)。
でも「結局、劉一華とは何者だったのか」テーマのために年表を作っていたら(←本当にバカだよな……)、そういえば大森南朋が今度の鷲津は40歳なので、と言っていたのを思い出したよ。鷲津の誕生日は1969年2月19日だから、2009年2月19日以降でないと40歳にはならないわけだよ! こんなごたついているときに40歳の誕生日を迎えていたなんて。日程的にはドバイから戻ってきたあたりか。せめて村田さん(嶋田久作)や中延さん(志賀廣太郎)がひっそりとお祝いしていてくれるといいんだけど。
そして劉の経歴だが(これも16回目鑑賞の訂正事項で書いたが)、若槻くん(野村修一)の説明では「都内の公立中学を経て苦学してアメリカに渡り」と言ってましたよ。プリンストン大学とハーバードビジネススクールを出ている超秀才だけど、日本での学歴は中卒。多感な傷つきやすいお年頃に、自分の本当のふるさとと本当の名前と本当の言葉を捨て異国の地で、「日本人なのに日本語を話せない」とか「日本人なのに中国語しか話せない」ということでいじめにあい、必至になって日本語を覚えたものの、ここは自分の場所ではないという思いが強かったんだろうね(だって本当に自分の場所じゃないんだし)。中学卒業後の劉がどんな苦労をしたのかまったくわからんけど(若槻くん、そこはしょっちゃダメだよ)、鷲津が逃げるようにアメリカに渡ったように、劉もまた、自分を認めない日本から逃げるようにアメリカに渡ったわけだよね。まだ作りかけの表だが、節目節目で鷲津とシンクロしているのがわかる。彼がいかに鷲津に自分を重ねていったか、非常に興味深い。そしてあのマンダリンで鷲津に「お前は、誰なんだ」と言われて「俺はアンタだ」とこたえる劉の手が少し震えているわけですよ(←ここ、大画面でないとよくわかりませんよ!)。……やっぱ、まだ劉について書くのは難しいなあ。
さて今回はここまで。昨日今日とドラマ版DVDを見ていたら17回目鑑賞時の記憶がほとんど吹っ飛んでしまって肝心なことは全然覚えていない、と書き逃げしておく。記憶力が揮発性だから仕方がないのさ~。
あと、実家の母親のPCでいろいろ書き込みするにあたって、漢字がすぐに出ないので「大森南朋」「柴田恭兵」「鷲津政彦」「劉一華」を漢字登録しちゃったよ……。うちの母、この単語は絶対使わないだろうがな。
さて16日のコミケ参加でボロボロになっているのに出社して仕事の締めと翌日からの北海道帰省のためにガシガシ仕事を片付けて、8月17日、やっとなんとか17回目の「ハゲタカ」鑑賞に間に合いました。しかしもうすぐ「ハゲタカ」もラストだと思うとやっぱりここで見ておかなくてはと仕事を必死でやっつけていたら、肝心の映画鑑賞時にはすっかり疲れてうすらボケっとしていたという有様で、かろうじて16回目で噴出した謎(8月16日「映画「ハゲタカ」16回目鑑賞」)の追及メインで見てました。とはいえ、TOB期間と三者会談についてはもうこれ以上わからないので、アカマ自動車TOB第4回株主応募状況調査発表時の資料掲載の日付確認と、劉の経歴を再度確認だ(←ずいぶんと本末転倒なことになっちゃっているよなあ)。
で、16回目鑑賞の追記事項でも書いたのだが、第4回株主応募状況調査発表時の資料掲載の日付と来たら、2008年2月11日になっているのよ!! 2008年? 私はもう2009年で確定しちゃったよ(←勝手に)。しかも「スタンリー破綻」の見出しが出ている3月24日の新聞だが曜日表示が(月)なの。3月24日が月曜日なのは2008年で、2009年は火曜日なのよ……。「ハゲタカ」の美術さん、少し反省してくれ。鷲津のドバイ行きを報道しているテイケイ新聞の日付も2008年になっちゃってるから。しかしよくよく考えてみると2月11日って建国記念日で祝日だからいくら緊急事態と言っても、この日程でこういう会議は通常はしないよなあ。もしかして日付を見間違って2月17日だったりしたのかなあ。これは次回要確認だ(←しつこい!)。まあ2008年/2009年問題は、鷲津が「CLICを道連れに、腐ったアメリカを買いたたく」という場面で出てくる説明資料に2008年度の第3四半期(2008年10月~12月)のグラフが出ている(ここで数字がはっきり出ているということは、現在は2008年度の第4四半期(2009年1月~3月)に入っている)ので、もう2009年で確定だがな(←勝手に)。
でも「結局、劉一華とは何者だったのか」テーマのために年表を作っていたら(←本当にバカだよな……)、そういえば大森南朋が今度の鷲津は40歳なので、と言っていたのを思い出したよ。鷲津の誕生日は1969年2月19日だから、2009年2月19日以降でないと40歳にはならないわけだよ! こんなごたついているときに40歳の誕生日を迎えていたなんて。日程的にはドバイから戻ってきたあたりか。せめて村田さん(嶋田久作)や中延さん(志賀廣太郎)がひっそりとお祝いしていてくれるといいんだけど。
そして劉の経歴だが(これも16回目鑑賞の訂正事項で書いたが)、若槻くん(野村修一)の説明では「都内の公立中学を経て苦学してアメリカに渡り」と言ってましたよ。プリンストン大学とハーバードビジネススクールを出ている超秀才だけど、日本での学歴は中卒。多感な傷つきやすいお年頃に、自分の本当のふるさとと本当の名前と本当の言葉を捨て異国の地で、「日本人なのに日本語を話せない」とか「日本人なのに中国語しか話せない」ということでいじめにあい、必至になって日本語を覚えたものの、ここは自分の場所ではないという思いが強かったんだろうね(だって本当に自分の場所じゃないんだし)。中学卒業後の劉がどんな苦労をしたのかまったくわからんけど(若槻くん、そこはしょっちゃダメだよ)、鷲津が逃げるようにアメリカに渡ったように、劉もまた、自分を認めない日本から逃げるようにアメリカに渡ったわけだよね。まだ作りかけの表だが、節目節目で鷲津とシンクロしているのがわかる。彼がいかに鷲津に自分を重ねていったか、非常に興味深い。そしてあのマンダリンで鷲津に「お前は、誰なんだ」と言われて「俺はアンタだ」とこたえる劉の手が少し震えているわけですよ(←ここ、大画面でないとよくわかりませんよ!)。……やっぱ、まだ劉について書くのは難しいなあ。
さて今回はここまで。昨日今日とドラマ版DVDを見ていたら17回目鑑賞時の記憶がほとんど吹っ飛んでしまって肝心なことは全然覚えていない、と書き逃げしておく。記憶力が揮発性だから仕方がないのさ~。
2009年08月20日 (木)
さて、ダラダラした日々を率先して行うために(←意味不明)妹がレンタルビデオ屋に連れて行ってくれました。目的は「(NHK版)クライマーズ・ハイ」「キャッチボール屋」「チルドレン」「殺し屋1」を借りることだ。帯広のTSUTAYAはそれなりの広さだったが、ドラマDVDが細かくジャンル分けされているので、非常に探しづらい。しかも探そうとしてういる作品の内容をまったく分かってないために、ジャンルなんぞ探しようがない状況だ。
妹「「キャッチボール屋」ってどんな話?」
私「わからん。とりあえずもしかしてほのぼの系かな?」
YouTubeで予告編を見る限りではほのぼのしていたんだけど。
妹「ここのファミリー向けのところかなあ」
私「たぶんこっちのコメディとかお笑い、アクションでもないのは確かだと思うんだけど、何せ内容が分かってないので断定できない」
妹「「クライマーズ・ハイ」はここにあるよ!」
私「……違う! 堤真一のじゃなくて佐藤浩市のやつだよ」
妹「違うの? じゃこっちの棚かな」
私「ジャンル分けが細かすぎて何が何だかわかんねーな。全部タイトルの50音順になっていた方がずっと探しやすいのに」アクション、お笑い、コメディはともかく、青春ものだのファミリーものだの細分化が激しい。
妹「「ヴァイブレータ」ならあるけど……でも、これはお茶の間で見るのはどうかと」
私「そうだよね、私もこれはあらすじチェックしたけど、子どもと母親の前でみる勇気はないよ……」
妹「他には?」
私「「チルドレン」と「殺し屋1」なんだけど」
妹「どんな話?」
私「「チルドレン」はさっぱりわからん。「殺し屋1」はタイトルから言ってアクション系の棚にあるのかなあ?? とりあえず「クライマーズ・ハイ」は店員さんに聞いて見よう」

というわけでTSUTAYAの店員に聞いてみたところなんと目立つところにあった「ハゲタカ」コーナー(↑写真参照)に置いてありました。すっげー。何がすごいって、帯広では映画「ハゲタカ」を上映した形跡がないのにもかかわらずこんなコーナーができていることにだ。まあスポンサーのTSUTAYAだから全国展開でキャンペーンしているのかもしれないけど。でもこのNHK版「クライマーズ・ハイ」は前後篇で1本ずつしかないため貸し出し中で借りられず。その後レンタルビデオ屋にはもう一軒連れて行ってもらったがここでも「クライマーズ・ハイ」は見当たらず、結局レンタルビデオ屋で借りるのは断念だ。
その後実家でドラマDVD
の鑑賞だ。実家のテレビは42インチなのでうちよりも大画面での鷲津が楽しめるわけですよ。それで母親に「DVD見るのはどうやったらいいの?」と聞いてみたところ、「居間のテレビではDVDは見られないよ」と想定外の答えが。言われて良く見りゃDVDのデッキがないし、テレビにも付いていないようだ……。「え? じゃあ2階のテレビだったらDVD見られる?」「いや、VHSならみられるけど」「……」「DVDはパソコンで見れるからいいでしょ?」。……それは考えて無かったよ。でもないよりはましか。そんなわけで母親のPCでドラマ版「ハゲタカ」を見てみるも、DVD鑑賞にはどうもスペックが厳しいのか、ときたまフリーズしたりカクカクしたりで、ちょっとしんどいわ~。でも見るけど。
そして第1話を見終わったところで愕然、だよ。私はドラマ版第1話はリアルタイムでは見て無くて、映画を見てから初めて見たら「映画版はここまでドラマ版をベースにしていたのか!?」とびっくりしたのだが、今日2回目の第1話を見て、さらにこのドラマ版も1回見ただけじゃなんもわかってなかったわーーーと思った次第。あーあ。なんというかさー、映画版は別にドラマ版視聴者へのサービスでドラマ版の各エピソードをなぞっていたわけでもないしドラマ版のキャストをそのまま出していたわけじゃなかったのね。キネマ旬報の「ハゲタカ」評では「映画なのにテレビと同じことやってどうする」みたいな文章が載っていたけど、違うのよ。映画版は映画版で楽しめる作品なんだけど、ドラマ版を見た後で映画を見た人には、重ねて見ることで完成されてゆくある種の絵画のような効果をもたらしているのね。ううううむ。
さて、母親のPCは居間にあるので母親が掃除をしたり片付けをしたり食事の支度をしたりする横でずっと「ハゲタカ」を見ていたのだが、そのうち私の後ろで立ち止まって「ハゲタカ」をちろちろ見始めていたのである。そうはいっても最初は本当に家事の合間にちらっとみている感じだったのだが、そのうち「この柴田恭兵はなんなのさ」「松田龍平はなんなの?」と聞いて来たのだ。そのたびに「柴田恭兵は銀行員で、中尾彬が上司」「栗山千明はテレビ局の経済記者」「松田龍平は老舗旅館の一人息子なんだけど、昔、鷲津にその旅館が買いたたかれていろいろあって、今はIT企業の社長なのよ」などと説明するはめに。そしたらだんだんと母親が私の後ろで立ち止まる時間が長くなり、第4話を見るころには椅子を持ち出して見てましたよ。
しかしもともと飛び飛びに見ていた上にこの内容で、なおかつ見るたびに鷲津が同じ人物に見えないらしく鷲津が出てくるたびに「この人誰さ」と聞かれる始末。
「さっきの鷲津だよ」
「ふーん。三島製作所って、この男とどういう関係があるのさ」
「鷲津が銀行員をしていたときに担当していたのがこの三島製作所で、鷲津が上司の命令で貸し渋りをしてお金を貸せなかったことでここの社長が死んじゃったの。この女の人(三島由香)はその社長の娘。それで鷲津は自分を責めて、それがすっごく大きな心の傷になって、銀行を辞めてアメリカにわたって、それから日本に戻ってきて今はハゲタカと呼ばれるような存在になっているわけ」
「ふーん。この女(三島由香)、この男(鷲津)のことが好きなんじゃないの?」
「ドラマ内にそういう描写はない」
「ふーん。でもそうなるんじゃないの?」
「それを予測できるような描写はない」
「松田龍平ってまだ若いよね?」
「そうね」
「なのに社長役なのかい?」
「そこはほら、IT企業だってえのがミソなのよ」
「ふーん。役者ってさ、全然違うのにその役に本当になりきるよね」
「……(誰を見て言っているのかな?)」
「市原悦子だって家政婦から社長夫人まで幅広くやれるもんね」
「……(ここで市原悦子を持ち出すか!?)」
というとんちんかんな会話を続けながらの鑑賞ですよ。そして。
「これ、あとどれくらいで終わるのさ」
「今、第5話の真ん中あたりで、全部で6話だからあと1時間半はかかるね」
「えーーーー、5時から夕食の支度を始めるのに」
「……(えーーーーー!!)じゃ5話が終わったら止めておくから夕食終わったら6話を見る?」
「いや、そこまではしなくていいわ」
「……ふうん。じゃ、私はこのまま最後まで見るけど」
「いいよ、見なよ」
しかし夕食の支度を始めてもちょろちょろ後ろに立たれるので私が気になる以上に、そんな見方じゃ話がわからないんじゃないか?と心配になる。
「これさ、この男(鷲津)と柴田恭兵と松田龍平が最後に手を組んで終わるんじゃないの?」
「……(!?)いや、ま、最後まで見たらわかるから」
「お楽しみってやつかい」
「……いや、まあ、最後まで見てみたら」
というわけで夕食の支度の合間に結局第6話の最終シーンを見た母親の感想は「やっぱり、思ったとおりだったね。いやなかなか面白かったよ」でした。うーん、うーん。うちの母親は現在73歳なのだが、北海道の帯広から九州の福岡まで一人で電車旅をしたり、いきなり富士山の頂上から電話をかけてきたりと、想像を絶するアクティブばばあなのだが(参照:「唐突の人」)、もしかして73歳のハゲタカ廃人が誕生するかと思ったよ!
妹「「キャッチボール屋」ってどんな話?」
私「わからん。とりあえずもしかしてほのぼの系かな?」
YouTubeで予告編を見る限りではほのぼのしていたんだけど。
妹「ここのファミリー向けのところかなあ」
私「たぶんこっちのコメディとかお笑い、アクションでもないのは確かだと思うんだけど、何せ内容が分かってないので断定できない」
妹「「クライマーズ・ハイ」はここにあるよ!」
私「……違う! 堤真一のじゃなくて佐藤浩市のやつだよ」
妹「違うの? じゃこっちの棚かな」
私「ジャンル分けが細かすぎて何が何だかわかんねーな。全部タイトルの50音順になっていた方がずっと探しやすいのに」アクション、お笑い、コメディはともかく、青春ものだのファミリーものだの細分化が激しい。
妹「「ヴァイブレータ」ならあるけど……でも、これはお茶の間で見るのはどうかと」
私「そうだよね、私もこれはあらすじチェックしたけど、子どもと母親の前でみる勇気はないよ……」
妹「他には?」
私「「チルドレン」と「殺し屋1」なんだけど」
妹「どんな話?」
私「「チルドレン」はさっぱりわからん。「殺し屋1」はタイトルから言ってアクション系の棚にあるのかなあ?? とりあえず「クライマーズ・ハイ」は店員さんに聞いて見よう」

というわけでTSUTAYAの店員に聞いてみたところなんと目立つところにあった「ハゲタカ」コーナー(↑写真参照)に置いてありました。すっげー。何がすごいって、帯広では映画「ハゲタカ」を上映した形跡がないのにもかかわらずこんなコーナーができていることにだ。まあスポンサーのTSUTAYAだから全国展開でキャンペーンしているのかもしれないけど。でもこのNHK版「クライマーズ・ハイ」は前後篇で1本ずつしかないため貸し出し中で借りられず。その後レンタルビデオ屋にはもう一軒連れて行ってもらったがここでも「クライマーズ・ハイ」は見当たらず、結局レンタルビデオ屋で借りるのは断念だ。
その後実家でドラマDVD
そして第1話を見終わったところで愕然、だよ。私はドラマ版第1話はリアルタイムでは見て無くて、映画を見てから初めて見たら「映画版はここまでドラマ版をベースにしていたのか!?」とびっくりしたのだが、今日2回目の第1話を見て、さらにこのドラマ版も1回見ただけじゃなんもわかってなかったわーーーと思った次第。あーあ。なんというかさー、映画版は別にドラマ版視聴者へのサービスでドラマ版の各エピソードをなぞっていたわけでもないしドラマ版のキャストをそのまま出していたわけじゃなかったのね。キネマ旬報の「ハゲタカ」評では「映画なのにテレビと同じことやってどうする」みたいな文章が載っていたけど、違うのよ。映画版は映画版で楽しめる作品なんだけど、ドラマ版を見た後で映画を見た人には、重ねて見ることで完成されてゆくある種の絵画のような効果をもたらしているのね。ううううむ。
さて、母親のPCは居間にあるので母親が掃除をしたり片付けをしたり食事の支度をしたりする横でずっと「ハゲタカ」を見ていたのだが、そのうち私の後ろで立ち止まって「ハゲタカ」をちろちろ見始めていたのである。そうはいっても最初は本当に家事の合間にちらっとみている感じだったのだが、そのうち「この柴田恭兵はなんなのさ」「松田龍平はなんなの?」と聞いて来たのだ。そのたびに「柴田恭兵は銀行員で、中尾彬が上司」「栗山千明はテレビ局の経済記者」「松田龍平は老舗旅館の一人息子なんだけど、昔、鷲津にその旅館が買いたたかれていろいろあって、今はIT企業の社長なのよ」などと説明するはめに。そしたらだんだんと母親が私の後ろで立ち止まる時間が長くなり、第4話を見るころには椅子を持ち出して見てましたよ。
しかしもともと飛び飛びに見ていた上にこの内容で、なおかつ見るたびに鷲津が同じ人物に見えないらしく鷲津が出てくるたびに「この人誰さ」と聞かれる始末。
「さっきの鷲津だよ」
「ふーん。三島製作所って、この男とどういう関係があるのさ」
「鷲津が銀行員をしていたときに担当していたのがこの三島製作所で、鷲津が上司の命令で貸し渋りをしてお金を貸せなかったことでここの社長が死んじゃったの。この女の人(三島由香)はその社長の娘。それで鷲津は自分を責めて、それがすっごく大きな心の傷になって、銀行を辞めてアメリカにわたって、それから日本に戻ってきて今はハゲタカと呼ばれるような存在になっているわけ」
「ふーん。この女(三島由香)、この男(鷲津)のことが好きなんじゃないの?」
「ドラマ内にそういう描写はない」
「ふーん。でもそうなるんじゃないの?」
「それを予測できるような描写はない」
「松田龍平ってまだ若いよね?」
「そうね」
「なのに社長役なのかい?」
「そこはほら、IT企業だってえのがミソなのよ」
「ふーん。役者ってさ、全然違うのにその役に本当になりきるよね」
「……(誰を見て言っているのかな?)」
「市原悦子だって家政婦から社長夫人まで幅広くやれるもんね」
「……(ここで市原悦子を持ち出すか!?)」
というとんちんかんな会話を続けながらの鑑賞ですよ。そして。
「これ、あとどれくらいで終わるのさ」
「今、第5話の真ん中あたりで、全部で6話だからあと1時間半はかかるね」
「えーーーー、5時から夕食の支度を始めるのに」
「……(えーーーーー!!)じゃ5話が終わったら止めておくから夕食終わったら6話を見る?」
「いや、そこまではしなくていいわ」
「……ふうん。じゃ、私はこのまま最後まで見るけど」
「いいよ、見なよ」
しかし夕食の支度を始めてもちょろちょろ後ろに立たれるので私が気になる以上に、そんな見方じゃ話がわからないんじゃないか?と心配になる。
「これさ、この男(鷲津)と柴田恭兵と松田龍平が最後に手を組んで終わるんじゃないの?」
「……(!?)いや、ま、最後まで見たらわかるから」
「お楽しみってやつかい」
「……いや、まあ、最後まで見てみたら」
というわけで夕食の支度の合間に結局第6話の最終シーンを見た母親の感想は「やっぱり、思ったとおりだったね。いやなかなか面白かったよ」でした。うーん、うーん。うちの母親は現在73歳なのだが、北海道の帯広から九州の福岡まで一人で電車旅をしたり、いきなり富士山の頂上から電話をかけてきたりと、想像を絶するアクティブばばあなのだが(参照:「唐突の人」)、もしかして73歳のハゲタカ廃人が誕生するかと思ったよ!
2009年08月19日 (水)
もうそろそろ本当に東京での上映も終わりかけている「ハゲタカ」(上映館は8月19日現在渋谷シアターTSUTAYAのみ)だが、私も「ハゲタカ」のない日常に慣れていかなくてはな、などと思いつつ、北海道帰省の荷物の中に映画パンフを忍び込ませる有様だ。北海道帰省は、今の仕事の締め日が8月18日であるためお盆休みが取れなくて仕方なく8月18日午後6時過ぎの飛行機の予約を取り、リーダーにも部長にも「8月18日の午後から休みを取りますから!」と断言していたのにもかかわらず、仕事が終わらねーーー。も、もしや飛行機を一旦キャンセルして8月19日の朝一の便で札幌に飛ぶことになるのか? そしたら映画をもう1回見れなくね?などと一瞬皮算用などもしてみるが、昨日はなんとか午後3時30分に会社脱出成功! 羽田には5時前に着いたので手続きをして土産などを購入する。

時間があるので空港内の書店に行ってみる。映画「ハゲタカ」原作の「レッドゾーン」は目立つ平台にどどーんと置いてありましたが、上巻の減りに比べて下巻の減りがこんな感じ。↑みんな旅のお供にとりあえず上巻だけ読んでみるかと手に取るのかね。

そしてふらふらっと旅行ガイドコーナーへ。台湾のガイドブックを開いて「墾丁凱撒大飯店」をチェック。そう、鷲津(大森南朋)がふてくされて酒を飲んでいたホテルですよ。中国本土には全く興味がないけど、香港と台湾はまた行ってみたいところだ。「1986年2月2日、北回帰線よりもはるかに南、熱帯の恒春半島初の5スターホテルとしてシーザーパークホテル墾丁は誕生しました。墾丁という町の発展の歴史は、そのままシーザーパークホテルの成長の歴史でもあります。試行錯誤を繰り返した創成期、豪華さを見せ始めた成長期、そして現在の絢爛な成熟期、とシーザーパークホテルは20年にわたり墾丁の街をあるときは牽引し、あるときは一緒にレジャー&リゾートの聖地としての地位を築き上げてきました」ですってよ。そんな経済的時間的余裕は今のところ全くないが念のために宿泊料金をチェックしてみたら、来年の3月の日程をチェックしても空室なし。いや、ま、行けはしないんだけどさーー。
時間が近づいたので手荷物検査場を抜けて搭乗ゲートに。ゲートへの通路を歩きながら大森南朋がサブで出演している「クライマーズ・ハイ
」を見てみたいなあと思いつつ、そういえば24年前のあの日あの時刻、JAL大阪123便に乗る人たちのすぐ横を通ってJAL札幌便に乗ったんだったなあなどと思いだす。1985年8月12日午後6時少し前ころだったろうか、当時の搭乗ゲートがどういう構造になっていたのだがよくわからないのだが、手荷物検査場を抜けた先にあった搭乗待合室からほぼ同時刻に離陸予定だった大阪便と札幌便と福岡便の乗客が、その先にあった共通の同じゲートを抜け同じ狭い通路を通ってそれぞれの便に乗ったのだ。その日の夜には燃える御巣鷹山の様子がテレビのニュースで映し出されていてびっくりしたものだが、翌日ほとんどの乗客が亡くなったのだと知って愕然としたものだ。ほぼ同じ時刻に本当にすぐそばに、何10cmかそばにいた人々の3分の1が、帰らぬ人となってしまった。夏に北海道に帰るたびに思い出す。しんみり。……さて「クライマーズ・ハイ」のビデオ、帯広にあるかなー。
そして搭乗して席につくと、暑さや仕事の疲れもあったのかうとうとしはじめるのだがうすらぼんやりと霞がかかった私の脳みそに「本日の機長は××マサヒコ、、、」という単語が。おおお、本日の機長さんはマサヒコかいっ! マサヒコォ、私の運命はあなた任せなのよ、よろしくね。しかしマサヒコ、運転(←操縦です)乱暴だよ。いや、気流の関係もあるだろうし、最後尾の座席というのもあるだろうけど、揺れて揺れてうとうとしかけても寝れやしねぇ、とにかくがくがく機体が激しく動いて眠れない。結局、ろくすっぽ居眠りできないまま千歳に着陸。バッド・トリップだよマサヒコォ!

そして札幌の駅構内の書店へ、「レッドゾーン」が全く見当たらない。もう映画もとっくの間に終わっていしね……。文庫棚にはかろうじて「ハゲタカ」が並んでる。
さて、映画版サントラ
を買ってからというもの、一番多く聞いた曲は「His Wings」(ラストにかかる景気がいい曲ね。先週の時点で再生回数が900回以上になっていたので、今はもう1000回くらいになっているかな)なのだが、ここんとこリピートが激しいのは「折れた翼」だ。最初は淋しげな感じであまり好きではなかったのだが、映画を見れば見るほどつい聞きこんでしまう。この曲が流れる映画場面を思い浮かべると胸が締め付けられそうになるな。
劉(玉山鉄二)が常盤橋門跡で刺されてロープが張ってあるところに倒れこむあたりからこの曲が流れはじめる。そして場面は一転し鷲津ファンド会議室に。若槻くん(野村修一)が「アカマ自動車再建試案を我々鷲津ファンドで策定しました。お手元の資料を……」って場面ですよ。やりきれないという表情の鷲津がやる気なさげに資料を手にするその時、鷲津ルームのデスクの上で充電中の鷲津の携帯に劉からの電話が入ります。でも、マナーモードになっているし会議中なので取れないわけないですね。若槻くんもなーー。鷲津に結構目をかけられている秘蔵っ子な訳で、鷲津に焦がれて焦がれてそれでも見つめるだけだった劉からしてみると(そういう存在がいると分かっていたら)さぞかし熱望してもしたりない存在なんだろうなあ。若槻君もそういう意味合いで描かれている存在なんだろうね。あーーー、やっぱり劉って不憫かも。
そしてこの映画一番の見どころ、劉からの伝言メッセージを聞く鷲津の場面に。普段喜怒哀楽を[怒]以外表に出さない鷲津の、あの場面ですよ!! 曲は2分25秒を過ぎたあたり。……DVDが出たらきっとこの場面は何度もリピートしちゃうんだろうなあ。
さらに場面は雨に打たれ斃れている劉の場面の後に、アカマ自動車臨時取締役会の場面に。曲は3分30秒あたり、曲は悲しげな曲調から希望をうかがわせる曲調に。古谷社長(遠藤憲一)が愕然としている場面になるんですね。まさかこんなに社長解任動議への賛成票が多いとは思ってなかったんだろうな。これはこれで可哀そうなキャラなんだね。
さらに場面が変わって、三島(栗山千明)がアカマの臨時取締役会についてリポートする画面に。「なお、日本政府は調査の結果、先日強盗により 刺殺されたブルーウォールパートナーズ代表・劉一華氏の身元について、日本人残留孤児・佐藤八重さんの親族とは別人であると発表しました。劉氏を名乗っていた人物の身元についてはいまだ不明です」と言っているんですね。それをじっと見つめる鷲津、そこでこの曲が終わるんですよ。ううううむ。
しかしその場面を思い浮かべながらしみじみ曲を聴いていた私を見て、母親が言ったのだった。
「あんた、何変な顔、しているのさ」
「……!!!」
変な顔のつもりは毛頭ないのだが、客観的に見てかなり異様な光景だったのであろう。ハゲタカ廃人的にまだまだ修行が足りないと反省した私であった。

時間があるので空港内の書店に行ってみる。映画「ハゲタカ」原作の「レッドゾーン」は目立つ平台にどどーんと置いてありましたが、上巻の減りに比べて下巻の減りがこんな感じ。↑みんな旅のお供にとりあえず上巻だけ読んでみるかと手に取るのかね。

そしてふらふらっと旅行ガイドコーナーへ。台湾のガイドブックを開いて「墾丁凱撒大飯店」をチェック。そう、鷲津(大森南朋)がふてくされて酒を飲んでいたホテルですよ。中国本土には全く興味がないけど、香港と台湾はまた行ってみたいところだ。「1986年2月2日、北回帰線よりもはるかに南、熱帯の恒春半島初の5スターホテルとしてシーザーパークホテル墾丁は誕生しました。墾丁という町の発展の歴史は、そのままシーザーパークホテルの成長の歴史でもあります。試行錯誤を繰り返した創成期、豪華さを見せ始めた成長期、そして現在の絢爛な成熟期、とシーザーパークホテルは20年にわたり墾丁の街をあるときは牽引し、あるときは一緒にレジャー&リゾートの聖地としての地位を築き上げてきました」ですってよ。そんな経済的時間的余裕は今のところ全くないが念のために宿泊料金をチェックしてみたら、来年の3月の日程をチェックしても空室なし。いや、ま、行けはしないんだけどさーー。
時間が近づいたので手荷物検査場を抜けて搭乗ゲートに。ゲートへの通路を歩きながら大森南朋がサブで出演している「クライマーズ・ハイ
そして搭乗して席につくと、暑さや仕事の疲れもあったのかうとうとしはじめるのだがうすらぼんやりと霞がかかった私の脳みそに「本日の機長は××マサヒコ、、、」という単語が。おおお、本日の機長さんはマサヒコかいっ! マサヒコォ、私の運命はあなた任せなのよ、よろしくね。しかしマサヒコ、運転(←操縦です)乱暴だよ。いや、気流の関係もあるだろうし、最後尾の座席というのもあるだろうけど、揺れて揺れてうとうとしかけても寝れやしねぇ、とにかくがくがく機体が激しく動いて眠れない。結局、ろくすっぽ居眠りできないまま千歳に着陸。バッド・トリップだよマサヒコォ!

そして札幌の駅構内の書店へ、「レッドゾーン」が全く見当たらない。もう映画もとっくの間に終わっていしね……。文庫棚にはかろうじて「ハゲタカ」が並んでる。
さて、映画版サントラ
劉(玉山鉄二)が常盤橋門跡で刺されてロープが張ってあるところに倒れこむあたりからこの曲が流れはじめる。そして場面は一転し鷲津ファンド会議室に。若槻くん(野村修一)が「アカマ自動車再建試案を我々鷲津ファンドで策定しました。お手元の資料を……」って場面ですよ。やりきれないという表情の鷲津がやる気なさげに資料を手にするその時、鷲津ルームのデスクの上で充電中の鷲津の携帯に劉からの電話が入ります。でも、マナーモードになっているし会議中なので取れないわけないですね。若槻くんもなーー。鷲津に結構目をかけられている秘蔵っ子な訳で、鷲津に焦がれて焦がれてそれでも見つめるだけだった劉からしてみると(そういう存在がいると分かっていたら)さぞかし熱望してもしたりない存在なんだろうなあ。若槻君もそういう意味合いで描かれている存在なんだろうね。あーーー、やっぱり劉って不憫かも。
そしてこの映画一番の見どころ、劉からの伝言メッセージを聞く鷲津の場面に。普段喜怒哀楽を[怒]以外表に出さない鷲津の、あの場面ですよ!! 曲は2分25秒を過ぎたあたり。……DVDが出たらきっとこの場面は何度もリピートしちゃうんだろうなあ。
さらに場面は雨に打たれ斃れている劉の場面の後に、アカマ自動車臨時取締役会の場面に。曲は3分30秒あたり、曲は悲しげな曲調から希望をうかがわせる曲調に。古谷社長(遠藤憲一)が愕然としている場面になるんですね。まさかこんなに社長解任動議への賛成票が多いとは思ってなかったんだろうな。これはこれで可哀そうなキャラなんだね。
さらに場面が変わって、三島(栗山千明)がアカマの臨時取締役会についてリポートする画面に。「なお、日本政府は調査の結果、先日強盗により 刺殺されたブルーウォールパートナーズ代表・劉一華氏の身元について、日本人残留孤児・佐藤八重さんの親族とは別人であると発表しました。劉氏を名乗っていた人物の身元についてはいまだ不明です」と言っているんですね。それをじっと見つめる鷲津、そこでこの曲が終わるんですよ。ううううむ。
しかしその場面を思い浮かべながらしみじみ曲を聴いていた私を見て、母親が言ったのだった。
「あんた、何変な顔、しているのさ」
「……!!!」
変な顔のつもりは毛頭ないのだが、客観的に見てかなり異様な光景だったのであろう。ハゲタカ廃人的にまだまだ修行が足りないと反省した私であった。
2009年08月16日 (日)


さて今日の同人誌即売会の収穫はこの本、「PLANETS 5「特集 テレビドラマが時代を映す--ゼロ年代テレビドラマの肖像」」である。ふらふらと情報・評論ジャンルを歩いていたら「~~の同人誌です」と呼び込みをやっているサークルがあり、ふとのぞいてみたらこの本があったのである。おお、大森南朋じゃん、しかもテレビドラマ特集となるとこれは絶対「ハゲタカ」について何か書いてあるよね、と買ってしまいました。しかし総ページ数298ページの分厚い本で、中身がぎっしり詰まっているとはいえ、財布のひもがめちゃくちゃゆるみがちなコミケいにおいてさえも、やっぱり1,500円は痛かったよ……。
大体この本って同人誌だったのかよ。以前、サブカル・アングラ雑誌を取り扱う「タコシェ」でこのPLANETSのバックナンバーを購入した事があるのだが、私はてっきりサブカル雑誌だと思っていたので、今日(多分製作者の人たちが?)「同人誌です」って言っていたのを聞いてびっくりしただよ。本の作りは書店に並んでいても全然おかしくないクオリティなのである(じゃ同人誌とサブカル雑誌の違いは何かと聞かれたら……うーむ、商業ベースに乗っているか乗ってないか、かな??)。以前購入したバックナンバーも、「野ブタをプロデュース。」「すいか」の脚本家の木皿泉へのインタビュー記事が載っていたので買ったのだが、木皿泉の記事なんて他じゃ全く読んだ事が無かったのでこれは拾い物でした。なもんで今回も中身を見ずに買ってしまいました。
でも大森南朋のインタビューは2ページのみ、しかもこの本の発行時期が2008年8月とドラマ「ハゲタカ」からも映画「ハゲタカ」からも一番遠い時期にあったせいか、内容はミシェル・ゴンドリー監督の「TOKYO!」という作品についてでした(作品は2008年夏公開、だった模様)。なーんだ。でもテレビドラマ特集の方はまあまあかな。2000年代(2000年~2008年)のテレビドラマについてあれこれみっちり書いてあります。とにかくNHKのドラマ全般に評価が高いのだが、特に「ハゲタカ」への評価は高いというのはよくわかりました。
でも通してざっと見てみて、製作者が「同人誌です」というのはなんとなくわかるような気がしました。本の作りは本当にしっかりとしていて内容も結構面白いのだが、取りあげている特集があまりにも雑多なのである。多分書き手や作り手が一番書きたい記事や一番取り上げたい特集を組んでいるんだろうけど、もう少しテーマを絞った方がいいのでわ。わたしゃこの本がなければ「小悪魔agehaのセカイ」とか「小悪魔ageha」の編集長インタビューとか読もうと思わなかったよ!
2009年08月16日 (日)


さて昨日は子どもを北海道のおばあちゃんのところに送り出し、家人も仕事で忙しいということなので、同人誌即売会用のチラシを用意したあとは、やったぜレイトショォォォォーっつーことでまたもや「ハゲタカ」を見てきた訳です。なお、おばあちゃんのうちに着いた子どもから夜に電話があり、またしつこく「いまどこにいるの?」と聞かれて「吉祥寺」と答えると案の定「もしかしてまたハゲタカ? もう5回目じゃないの?」と言われましたよ。するどいなあ。でも「いや、違うよ、買い物してるだけだよ。だってハゲタカもう終っているし(ほとんど、な)」と答えると「ふうん。そうなんだ」と返事して終ったのだが。いやいや、ごめんごめん、「ハゲタカ」5回目じゃなくて16回目だから。
さて、この時点で渋谷シアターTSUTAYAの「ハゲタカ」上映スケジュールは8月21日(金)までとなっている。私が北海道に帰省するのは8月18日(火)の夜で、東京戻りは8月23日(日)。そうなるとあと最大限見ることができたとしても8/15、8/16、8/17の3日間だけ、しかも8月16日はもう疲れきっていて映画どころじゃないはずなので、実際には最大2日、でも今度の月曜日に片付けることになっている仕事の量が半端じゃなくて、もしかすると残業三昧!?な可能性もあり、したがって最悪もう見られるのは今日だけかもしれない! これがラスト「ハゲタカ」になるかも、と思いつつ劇場に向かいました。
するとそこには予想外の光景が。シアターは地下1階の階段を降りたところでもぎりのおにいさんがいるのだが、階段の上まで行列ができているのである。うひゃーー、何事? もしかして「ハゲタカ」関連のイベントでもあったのか? そういえば前日ここで見た人の感想でも100人ほど入っていたと書いてあったっけ。な、な、何が起こったのだ……。しかしシアターの席についてから、思い出しましたよ。8月14日から16日まで、日本全国だけでなく世界中からよりぬきのオタクが50万人ほど集まるイベントがあるじゃないですか! しかもそのイベントで扱うジャンルのうちTV・映画・芸能は8月14日(金)だったよーーー。これはもしかしてそっちから流れてきたんじゃないのか? ……真相は謎だが、多分この予想外の客の入りに、渋谷シアターTSUTAYAは上映期間を延長したんだな。今朝チェックしたら8月28日までの上映スケジュールが入ってましたよ。「18:15~20:35」という小さい子どもがいる兼業主婦には非常にビミョーなスケジュールなのだが、それでもないよりはいいもんね。渋谷シアターTSUTAYA、ブラボォ!
でもまあ、昨日の時点ではこれで最後かもと思いつつの16回目鑑賞ですよ。そしたらもうあと1回みられるかどうかわからないのに色々謎が噴出してきて、もうどうしたらいいのーー!? な状態だ。たかが映画にどうしたらいいのもこうしたらいいのもないもんだが。
差し当たっての疑問はアカマ自動車・MGS銀行・鷲津ファンドの三者会談を、一体誰がセッティングしたのか、である。だってあの料亭のシーンで床の間らしき場所を背にして上座と思われる場所にすわっているのは、アカマの古谷(遠藤憲一)である。そしてその隣、奥の方がMGS銀行頭取の飯島(中尾彬)で、手前側がスタンリーのデイブである。そしてその向かい側奥がアカマの執行役員をしている芝野(柴田恭兵)で、その隣が鷲津(大森南朋)、一番前が中延さん(志賀廣太郎)だ。あの床の間の位置から行って上座が古谷の席になるのか飯島の席になるのか微妙だが(花が一番奥にあるから飯島の席が一番の上座かな?)、アカマの筆頭株主である銀行頭取が上座にいるのはともかく、「うちの会社をなんとかたすけてちょ!」とお願いする人たちが上座で、お願いされる人が下座って何だ? じゃあ、この三者会談は一体誰がセッティングしたのよ? 下座の位置から行って鷲津ファンドがセッティングしたの?? 芝野に「会うだけ会ってやってよ、お願い!」と泣きつかれたんだとしても、自分からこういう場を設けるのかなあ?と疑問に思った訳です(いや、まあ本当にどうでもいいことだけど)。芝野がセッティングしたんだとすると芝野が一番手前に座っているべきだろうし。まあ、そうすると鷲津達が遅れて登場した時に絵にならないというのはあるんだろうけどさー。鷲津がセッティングしたんだとするとそりゃ一体何故? ホワイトナイトを断るのだとしてもここで一つ、恩を売っておこうって腹か?
追記:8月31日、ドラマ版DVDをダラダラ見ていたのだが、鷲津と誰かが密談する時は相手側から持ちかけられた会談でも鷲津が用意した料亭を使っているので、今回もセッティングは鷲津ファンドの方でやった、だから鷲津達が下座なんだね、きっと(まあ、納得)。
あと、アカマ自動車で最初の株主応募状況発表の時に「Ver.4」という数字と芝野だか古谷だかが投げ出した資料に「200?年2月1?日」と日付がはっきり出ていました。うわーー、うっかりしててちゃんとした数字を見逃しちゃったよ。とりあえず最初のこのシーンは第4回で2月中旬に行なわれたんだとすると、やっぱり、BWP(ブルーウォールパートナーズ)が1月中旬にTOBをかけた期間が「1か月」って発表していたのが辻褄が合わないですよ。ここはどう聞いてもちゃんと1ヶ月って言っているんだよね。でもこのあと第8回応募状況発表結果があり、それで古谷が「鷲津をこれ以上待てん」と言ってBWPとの業務提携発表をすることになるんだから、TOB期間は1ヶ月じゃなくて2ヶ月の間違いなんじゃないのか? うーん、わからん。
追記:8月17日、第4回株主応募状況発表の資料には「2008年2月11日」という日付が表示されていました。えーーーーーー!? 2008年? しかも「スタンリー破綻」の見出しが出ている3月24日の新聞だが曜日表示が(月)なの。3月24日が月曜日なのは2008年で、2009年は火曜日なのよ……。「ハゲタカ」の美術さん、ちょっとちょっとーー!
そして、上記写真画面(左)だが、ここに劉一華の経歴が映し出されている。1976年中国湖南省生まれ(←これはリアル劉一華のデータだが)、プリンストン大学、ハーバードビジネススクール出(すっげー、超一流! そりゃ鷲津の出身校を無名の三流大学呼ばわりするわ)、2004年BWP設立と。んん? えっとー鷲津が日本に帰国したのが1998年で、アメリカに5年いたことになっているから渡米したのは1993年、するとそのとき劉はまだ日本にいるわけですよ。この時点でまだ17歳だし、「都内の公立高校を卒業し苦学してアメリカに渡り」と若槻(野村修一)が説明しているから高校を卒業しているのも確かと思われます。鷲津が渡米してすぐにホライズンに入社した訳じゃないとして、劉がその1年後の1994年に渡米してよっぽどの秀才ですぐにプリンストン大学に入ったんだとすると、鷲津と劉がであったのはその直後なのか? 大学に入ったばかりでホライズンのインターンになっているって一体なんだ? 大学のカリキュラムの一環か? あるいはものすっごーい秀才で大学は飛び級で半年くらいですっとばしちゃったのか? でも急がないと鷲津は1998年には日本に帰っちゃうよ!
訂正:8月17日、若槻くんは「都内の公立中学を経て苦学してアメリカに渡り」と言ってました。若槻くん、苦学して渡米って、そんなあやふやな事言わないでいったいいつ頃渡米したのかちゃんと断言してくれよ……。そんなわけで劉がアメリカに渡った時期が不明になってしまいました。苦学して、ってどのくらい何をしてたのかなあ。下手すると鷲津より先にアメリカに行っていた可能性も出てきちゃったよ。
って、感じで疑問点がどっと出てきちゃったの。あと1回しか見られないのに! うぎゃーー、とか昨日は思ったんですが、ま、まだ2回ぐらいは見られるから、そこは置いておいてもいっかあ。なお、これは別にあら探しをしている訳じゃないです。きちんと作り込んであるのでどこかに正解があるような気がしています。
2009年08月16日 (日)
*色々コメントを書き込んでいただいたこの記事ですが、私のうっかりミスで記事本文を消してしまいました(泣)。セーブしてなかったので全部は復旧できないんですが、なんとかあちこちからかき集めていただいたコメントだけは復活させました。す、すみません(とほほ。下書きしていた別の記事を消そうと思っただけなんだけどさーーー。自分のボケナスぶりにがっくりだよ。はぁ……)。

もうすぐ夏の舞踏会なので、8月16日までは載せておきます。スペースは以下の通りです。新しい舞踏会用の衣装はありません(泣)が、通常版のチラシとハゲタカ廃人編のチラシを作りましたので、配布致します。
東2ホールPブロック 55b
……また、サークルカットに大嘘かいちゃったよ。しくしく。でもこんだけ「ハゲタカ」三昧な毎日を過ごしてちゃ、そりゃ新刊はムリなのよ。人生にはこんな時もあるよね(遠い目)。なんとかせめてコピー誌で「ハゲタカ廃人日記」を出そうかとも思いましたが、それもダメでした。最後の悪あがきで、いつものチラシ(風のたより)の他に、ハゲタカ廃人バージョンも用意致しました。興味がある方はお立ち寄り下さい(でも、ただのチラシよ)。えっとー、合言葉は「腐ったコミケを買い叩く!」で。……すみません、嘘です。ごく普通にお声掛け下さい(笑)。
それにしてもさーー、6ページのチラシを結局昨日1日で作れちゃったんだもんなー、自分で自分に感心しちゃったよ。これで先週からやってたら絶対コピー誌作れていたよ、どうしてこんなに怠けていたんだ、バカバカ。
なお、当方のジャンルは創作少女漫画です。腐女子の皆様のご期待には全くお応えできない事をあらかじめお断りさせていただきます。そっち方面の妄想力が全くないことを、「本当にすまないと思うっっ!」(byジャック・バウアー)。
あーあ、いつもはTV・映画・芸能ジャンル(1日目)には行かないんだけど、今年は会社さえなければ(←おいっ!)行っちゃって、「ハゲタカ」本をガッツリ大人買するいところだ。
参照:
6月8日「夏の便り」
2008年8月22日「コミックマーケット74に行ってきました。」
2008年1月1日「コミックマーケット73に行ってきました。その2」


もうすぐ夏の舞踏会なので、8月16日までは載せておきます。スペースは以下の通りです。新しい舞踏会用の衣装はありません(泣)が、通常版のチラシとハゲタカ廃人編のチラシを作りましたので、配布致します。
東2ホールPブロック 55b
……また、サークルカットに大嘘かいちゃったよ。しくしく。でもこんだけ「ハゲタカ」三昧な毎日を過ごしてちゃ、そりゃ新刊はムリなのよ。人生にはこんな時もあるよね(遠い目)。なんとかせめてコピー誌で「ハゲタカ廃人日記」を出そうかとも思いましたが、それもダメでした。最後の悪あがきで、いつものチラシ(風のたより)の他に、ハゲタカ廃人バージョンも用意致しました。興味がある方はお立ち寄り下さい(でも、ただのチラシよ)。えっとー、合言葉は「腐ったコミケを買い叩く!」で。……すみません、嘘です。ごく普通にお声掛け下さい(笑)。
それにしてもさーー、6ページのチラシを結局昨日1日で作れちゃったんだもんなー、自分で自分に感心しちゃったよ。これで先週からやってたら絶対コピー誌作れていたよ、どうしてこんなに怠けていたんだ、バカバカ。
なお、当方のジャンルは創作少女漫画です。腐女子の皆様のご期待には全くお応えできない事をあらかじめお断りさせていただきます。そっち方面の妄想力が全くないことを、「本当にすまないと思うっっ!」(byジャック・バウアー)。
あーあ、いつもはTV・映画・芸能ジャンル(1日目)には行かないんだけど、今年は会社さえなければ(←おいっ!)行っちゃって、「ハゲタカ」本をガッツリ大人買するいところだ。
参照:
6月8日「夏の便り」
2008年8月22日「コミックマーケット74に行ってきました。」
2008年1月1日「コミックマーケット73に行ってきました。その2」
2009年08月15日 (土)

来週から夏休みを取って実家に帰り、食っちゃ寝、ハゲタカドラマ、食っちゃ寝、ハゲタカドラマ、たまにレンタルDVD、の毎日を過ごそうと思っていたのだが、まあせっかくなので仕事のほうの勉強でもしようかと思って図書館に行ってきたのに……。仕事の本を借りるはずがいつのまにやら手にしてたのは金融関連の本だよ……。どっかの企業でも買収するのか?(←買収しようと思い立ってから読むような本じゃありません)。
1 .アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない
2 .サバイバルとしての金融(祥伝社新書)(岩崎日出俊)
3 .図解でわかるM&A(宮崎哲也)
4 .信用リスクで読むM&A・企業再生(上野孝司)
5 .金融危機が人びとを襲う(白川真澄)
6 .ファンドマネージャー「私」の戦略(J-Fund人気の投資信託・編集部)
7 .世界金融危機開いたパンドラ(滝田洋一 )
町山智浩の本は株とか金融とは全く関係ない本で非常に面白く読めるのだが、他の本はなー、多分来週の移動の飛行機の中でも、札幌から帯広までの電車の中でも、これらの本を手にとればさぞかしぐっすり眠れる事であろう……。
あ、そうそう、リクエストしていた「日経マネー 6月号」が来ていたので、大森南朋インタビューのページだけコピーを取って返却いたしました。でもさ、こういう大森南朋の写真とか見るとちょっと悲しくなるのよ。「ああーー、鷲津政彦はもう、他の役(今なら「笑う警官」の佐伯役?)に上書きされちゃってどこにもないのね」てな、お前は中学生かよ!的気分になるのさ。まあ、ハナから鷲津政彦という人間はこの世のどこにもいないんだってわかっていてもね。
追記:8月17日
「町山智浩の本
2009年08月14日 (金)
今日は帰りに同僚のT田と一緒になったので、あれこれ話しながら歩いていたのだが。T田についてはこちらを参照(4月27日「中学3年生の娘の部屋で見つけた物は。」)。
T田「Kさん、また夏のイベントに行くの?」
私「うん、さっきM様と、じゃ明後日ね、って挨拶したばかりさ」
私とT田は漫画仲間で、T田は同人誌をまったくやらないが私がたまにT田のネタを同人誌に描くこともあるので新刊は渡しているのだ。そしてT田とM様は古くからの宝塚仲間、M様と私はサークル活動仲間だ(同人誌即売会でM様が助っ人になってくれるのだ)。
T田「じゃMさんと一緒に本を売るのね。今年は新刊は?」
私「今年の夏は……新刊はないのよ」
T田「あら」
私「今すっっっごくハマっているものがあって、同人誌の原稿を描けなかったのさ」
T田「まあ、それはなあに?(好奇心の目)」
私「映画なんだけど」
T田「わかった! 当ててみよう。洋物?」
私「ううん」
T田「日本のなの? 最近の?」
私「うん」
T田「ふーん。Kさんがハマる映画ねぇ……。大変そうなの山の映画?」
私「大変そうな山?? ……もしかして『劔岳』? 違うよ」
T田「じゃ、あれか? 船がでてくるヤツ?」
私「船がでてくる最近の映画? なんだ? 『蟹工船』か?」
T田「それじゃなくて、戦ったりするヤツ」
私「戦う船の映画?……もしかして『真夏のオリオン』の事言ってる?」
T田「そうそう」
私「……違うよ。それに『真夏のオリオン』は船じゃなくて潜水艦の話だよ」
T田「でも海に浮かんでたり沈んでたりするんだから似たようなもんだよ。大きい映画館でやっている?」
私「うん」
T田「有名な人とか出ている?」
私「有名……(大森南朋って、どんくらい有名なんだろう?)えっと、そこそこ(←大森南朋に非常に失礼です)」
T田「私が知ってそうな有名人?」
私「多分知らないと思う」
T田「うーん、わからないなあ」
仕方が無いので鞄の中に入れてあったiPodのモニタ画面を見せる。朝サントラ版を聴きながら会社に来て、席についたらOffにするので、そのときの画面のまま映画「ハゲタカ」というタイトルが表示されている。
T田「やっぱり、知らないわ……。もしかしてテレビでやっていた? NHKのやつ?」
私「そうそう、NHKでやってたよ!(お? 脈あり?)。今回の映画はそれの続編なのよ」
T田「あ、じゃもしかしてKくん(←T田のダンナ)が見ていたかも。えっとー、森山未来とか出てたでしょ」
私「……それ、「ハゲタカ」じゃないから。「リミット/刑事の現場」だよ」
T田「あら、違った? 誰が出ているの?」
私「主演は大森南朋だけど」
T田「え? おおもり? 知らないなあ」
私「あと柴田恭兵とか」
T田「あ、知ってる! あぶデカだよね」
私「刑事物じゃなくて、金融とか経済系のドラマなんだけど」
T田「えっと、じゃ悪いヤツといいヤツが戦ったりする?」
私「悪いヤツといいヤツ!? いや、悪いヤツもいいヤツもない映画だな」
T田が見ればきっと劉一華が悪いヤツになるんだろーな。
T田「誰かを懲らしめたりする?」
私「そんなことは全くない。水戸黄門じゃないから」
え? もしかして鷲津が劉をこらしめる映画だった??
T田「えーー、じゃハッピーエンドになる?」
私「ハッピーエンド!? うううむ、ドラマ版は納得できるラストだったな。映画版はまた見たいという気になるラストだった」
T田「へぇーー。……ハゲかあ。ハゲといえば企画のYさん、本物のハゲじゃなかったんだね、初めて見た時はツルっぱげだったのに今日見たら少し生えてるじゃない? 驚いたよ」
私「……そうね、彼は中途半端なハゲが嫌だったんじゃない。それで自分で全部剃っちゃったんだろうね……」
素人さんに説明するのが難しかったのか、それとも私に説明能力が無かったのか。とにかく自分の無能力さを実感したのだった。
T田「Kさん、また夏のイベントに行くの?」
私「うん、さっきM様と、じゃ明後日ね、って挨拶したばかりさ」
私とT田は漫画仲間で、T田は同人誌をまったくやらないが私がたまにT田のネタを同人誌に描くこともあるので新刊は渡しているのだ。そしてT田とM様は古くからの宝塚仲間、M様と私はサークル活動仲間だ(同人誌即売会でM様が助っ人になってくれるのだ)。
T田「じゃMさんと一緒に本を売るのね。今年は新刊は?」
私「今年の夏は……新刊はないのよ」
T田「あら」
私「今すっっっごくハマっているものがあって、同人誌の原稿を描けなかったのさ」
T田「まあ、それはなあに?(好奇心の目)」
私「映画なんだけど」
T田「わかった! 当ててみよう。洋物?」
私「ううん」
T田「日本のなの? 最近の?」
私「うん」
T田「ふーん。Kさんがハマる映画ねぇ……。大変そうなの山の映画?」
私「大変そうな山?? ……もしかして『劔岳』? 違うよ」
T田「じゃ、あれか? 船がでてくるヤツ?」
私「船がでてくる最近の映画? なんだ? 『蟹工船』か?」
T田「それじゃなくて、戦ったりするヤツ」
私「戦う船の映画?……もしかして『真夏のオリオン』の事言ってる?」
T田「そうそう」
私「……違うよ。それに『真夏のオリオン』は船じゃなくて潜水艦の話だよ」
T田「でも海に浮かんでたり沈んでたりするんだから似たようなもんだよ。大きい映画館でやっている?」
私「うん」
T田「有名な人とか出ている?」
私「有名……(大森南朋って、どんくらい有名なんだろう?)えっと、そこそこ(←大森南朋に非常に失礼です)」
T田「私が知ってそうな有名人?」
私「多分知らないと思う」
T田「うーん、わからないなあ」
仕方が無いので鞄の中に入れてあったiPodのモニタ画面を見せる。朝サントラ版を聴きながら会社に来て、席についたらOffにするので、そのときの画面のまま映画「ハゲタカ」というタイトルが表示されている。
T田「やっぱり、知らないわ……。もしかしてテレビでやっていた? NHKのやつ?」
私「そうそう、NHKでやってたよ!(お? 脈あり?)。今回の映画はそれの続編なのよ」
T田「あ、じゃもしかしてKくん(←T田のダンナ)が見ていたかも。えっとー、森山未来とか出てたでしょ」
私「……それ、「ハゲタカ」じゃないから。「リミット/刑事の現場」だよ」
T田「あら、違った? 誰が出ているの?」
私「主演は大森南朋だけど」
T田「え? おおもり? 知らないなあ」
私「あと柴田恭兵とか」
T田「あ、知ってる! あぶデカだよね」
私「刑事物じゃなくて、金融とか経済系のドラマなんだけど」
T田「えっと、じゃ悪いヤツといいヤツが戦ったりする?」
私「悪いヤツといいヤツ!? いや、悪いヤツもいいヤツもない映画だな」
T田が見ればきっと劉一華が悪いヤツになるんだろーな。
T田「誰かを懲らしめたりする?」
私「そんなことは全くない。水戸黄門じゃないから」
え? もしかして鷲津が劉をこらしめる映画だった??
T田「えーー、じゃハッピーエンドになる?」
私「ハッピーエンド!? うううむ、ドラマ版は納得できるラストだったな。映画版はまた見たいという気になるラストだった」
T田「へぇーー。……ハゲかあ。ハゲといえば企画のYさん、本物のハゲじゃなかったんだね、初めて見た時はツルっぱげだったのに今日見たら少し生えてるじゃない? 驚いたよ」
私「……そうね、彼は中途半端なハゲが嫌だったんじゃない。それで自分で全部剃っちゃったんだろうね……」
素人さんに説明するのが難しかったのか、それとも私に説明能力が無かったのか。とにかく自分の無能力さを実感したのだった。
2009年08月13日 (木)
まあ、こんだけ「ハゲタカ」「ハゲタカ」って言ってちゃあ、そりゃあスタッフとキャストがかぶる(らしい)NHKの来年の大河ドラマについてもある程度期待しないでもないわけですが(←非常にもってまわった表現)。ただね、生まれたときから父親にNHK大河ドラママニア養成ギブスををつけて育てられた私としては(←大嘘)「また、幕末物かよ」「あーあ、坂本龍馬かぁ」「ふーん、福山雅治ね……」って感じの、非常に低温度設定なんですよ。でもそうは言っても、やはり演出が「ハゲタカ」の大友啓史で、音楽が「ハゲタカ」の佐藤直紀、脚本はドラマには定評のある福田靖(「HERO」)で、なおかつ大森南朋も重要な役どころで出るとあっちゃあチェックしないわけにはいかないですよね……。
しかしなんというか、幕末物の中でも坂本龍馬といえば新撰組と並んで非常にポピュラーすぎるネタで、別にいいじゃんって気になるんですよ。生まれたときから時代劇マニア養成ギブスををつけて育てられた私としては(略)。ましてやそれを演じるのが福山雅治じゃなおのことです。それに登場人物が片っ端から死んでいく一方だっていう話なのもなー。
でもさっき、ついついWikipediaの「龍馬伝」の項目をチェックしたら(←仕事中に)、「三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の視点で坂本龍馬の生涯を描く」と書いてあるじゃあありませんか。しかもその岩崎弥太郎を演じるのは香川照之ですよ。うわーーーっ、これはかなりゴンぶとなドラマになるんじゃありませんか? 表の主役はこの際どうでもいいけど(はっ、もしかして先日の大森南朋ファンに引きつづいて福山雅治ファンも敵に回したか?)裏の主役が香川照之となるとこれは信頼できるでしょ。しかも他のキャストも(NHKの大河だから当然なのかもしれないけど)寺島しのぶ、大森南朋と曲者の実力派俳優が、若手も要潤、佐藤健(岡田以蔵役!)、真木よう子(龍馬の妻役)とおいしいところを持ってきているし、きれいどころは奥貫薫、貫地谷しほりとまあNHKらしいセレクト(広末や島崎和歌子も出るわけだがこっちは置いておく)、脇も蟹江敬三、宮迫博之、渡辺いっけい、児玉清、杉本哲太としっかり押さえているし(役者としての宮迫はなかなか見逃せない存在ですよ。ところで志賀廣太郎と嶋田久作も出してくれないかなあ)。
そして幕末志士役で大泉洋……、えーー、洋ちゃんも出るの? そしてピエール瀧!? ここはそういう枠なのか? さらに勝海舟に武田鉄矢、西郷隆盛に高橋克実って。高橋克実はまだしも、勝海舟に武田鉄矢ーーー!? うーん、うーん、ぐっとテンション落ちるな……。勝海舟は江戸っ子なんだから何も九州枠から取らなくてもいいじゃないか。せめて武田鉄矢はやーめーてーーーー。「篤姫」の時の北大路欣也とか「新撰組!」の時の野田秀樹にまた頼めばいいじゃん(そういう問題か?)。
と言うわけで、来年の大河ドラマは視聴決定(多分)。一昨年の「風林火山」はハマって最後まで見ていたんだけど去年の「篤姫」と今年の「天地人」は、もちろん最初の数回はどっちも見たけど結局途中でリタイアしたんだったなあ(「天地人」はまだ終わってないけど)。多分むさくるしい男のドラマが好きなんだな……ん? もしかして、だからこんなに「ハゲタカ」にはまったのか!? まあ、来年のむさくるしい大河ドラマに期待しています。でも福山だから全然むさくるしくはならないか。それに演出の大友さんも「彼(坂本龍馬)の登場によって、なぜか骨肉を争うような(幕末の)「対立」の空気が一変するからです。龍馬だけが、(日本のシステムを変革しようとする日本人と、旧態然とした日本のシステムを守ろうとする日本人たちとの)「共食いの構造」から、ちょっと離れたところに存在しているのはなぜでしょうか。龍馬の周りにだけ、爽やかな風が吹いている印象があるのはなぜでしょうか」とか言っているもんね(NHK「龍馬伝」放送開始前情報)。
で、大河が終わればもちろん次は「ハゲタカ2」だよね!?(え!?)
しかしなんというか、幕末物の中でも坂本龍馬といえば新撰組と並んで非常にポピュラーすぎるネタで、別にいいじゃんって気になるんですよ。生まれたときから時代劇マニア養成ギブスををつけて育てられた私としては(略)。ましてやそれを演じるのが福山雅治じゃなおのことです。それに登場人物が片っ端から死んでいく一方だっていう話なのもなー。
でもさっき、ついついWikipediaの「龍馬伝」の項目をチェックしたら(←仕事中に)、「三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の視点で坂本龍馬の生涯を描く」と書いてあるじゃあありませんか。しかもその岩崎弥太郎を演じるのは香川照之ですよ。うわーーーっ、これはかなりゴンぶとなドラマになるんじゃありませんか? 表の主役はこの際どうでもいいけど(はっ、もしかして先日の大森南朋ファンに引きつづいて福山雅治ファンも敵に回したか?)裏の主役が香川照之となるとこれは信頼できるでしょ。しかも他のキャストも(NHKの大河だから当然なのかもしれないけど)寺島しのぶ、大森南朋と曲者の実力派俳優が、若手も要潤、佐藤健(岡田以蔵役!)、真木よう子(龍馬の妻役)とおいしいところを持ってきているし、きれいどころは奥貫薫、貫地谷しほりとまあNHKらしいセレクト(広末や島崎和歌子も出るわけだがこっちは置いておく)、脇も蟹江敬三、宮迫博之、渡辺いっけい、児玉清、杉本哲太としっかり押さえているし(役者としての宮迫はなかなか見逃せない存在ですよ。ところで志賀廣太郎と嶋田久作も出してくれないかなあ)。
そして幕末志士役で大泉洋……、えーー、洋ちゃんも出るの? そしてピエール瀧!? ここはそういう枠なのか? さらに勝海舟に武田鉄矢、西郷隆盛に高橋克実って。高橋克実はまだしも、勝海舟に武田鉄矢ーーー!? うーん、うーん、ぐっとテンション落ちるな……。勝海舟は江戸っ子なんだから何も九州枠から取らなくてもいいじゃないか。せめて武田鉄矢はやーめーてーーーー。「篤姫」の時の北大路欣也とか「新撰組!」の時の野田秀樹にまた頼めばいいじゃん(そういう問題か?)。
と言うわけで、来年の大河ドラマは視聴決定(多分)。一昨年の「風林火山」はハマって最後まで見ていたんだけど去年の「篤姫」と今年の「天地人」は、もちろん最初の数回はどっちも見たけど結局途中でリタイアしたんだったなあ(「天地人」はまだ終わってないけど)。多分むさくるしい男のドラマが好きなんだな……ん? もしかして、だからこんなに「ハゲタカ」にはまったのか!? まあ、来年のむさくるしい大河ドラマに期待しています。でも福山だから全然むさくるしくはならないか。それに演出の大友さんも「彼(坂本龍馬)の登場によって、なぜか骨肉を争うような(幕末の)「対立」の空気が一変するからです。龍馬だけが、(日本のシステムを変革しようとする日本人と、旧態然とした日本のシステムを守ろうとする日本人たちとの)「共食いの構造」から、ちょっと離れたところに存在しているのはなぜでしょうか。龍馬の周りにだけ、爽やかな風が吹いている印象があるのはなぜでしょうか」とか言っているもんね(NHK「龍馬伝」放送開始前情報)。
で、大河が終わればもちろん次は「ハゲタカ2」だよね!?(え!?)
2009年08月12日 (水)
「救命病棟24時 第1回」(8月11日21時放映、フジテレビ)。主演の江口洋介のバイク事故負傷により当初の予定より1ヶ月遅れでスタートした話題のドラマ第1回だが、実は「救命病棟24時」シリーズは第3シリーズの関東大震災想定編しか見ていない。でもあれはあれで面白かったなあ。あの手の想定ドラマは結構好きだし、途中で議員役の仲村トオルのキャラがトンデモ方向に行ったのも楽しめたし、北海道郷土の星(笑)・大泉洋は大活躍だったし。あれ、主役は江口洋介なんだったっけ?
まあ、それはともかく今回の第1回だが。(多分)お約束どおりの進藤(江口洋介)の登場シーンに、ああ出た出た(←幽霊じゃないんだから)と見ていたわけだが、……うううむ? なんでしょうか、非常にもっさりとした印象があって、結構期待していたのに、あれれれ?なんですが。進藤が就くことになった海南医大の救急部門では、救急担当医達がいきなり全員辞めてしまったためにとりあえずヨソからかき集められたのがどうも救急部門的には問題ありの医者ばかり。そこからついつい「医龍 -Team Medical Dragon2-」(2007年、フジ)を思い出しちゃうのがいけないような気がするな。
比べちゃいけないとは思うものの、やっぱり「医龍2」は面白かったしなーー(ちなみに2007年のテレビドラマは、「医龍2」「SP」「セクシーボイスアンドロボ」「華麗なる一族」「風林火山」「ハゲタカ」「花より男子2」「プロポーズ大作戦」「帰ってきた時効警察」他色々と、私的には非常に豊作の年でした)。あの「医龍2」の超癖ありメンバーに比べたらみんな薄いしね(当たり前か)、主役のゴッドハンドぶりも全然物足りないし、海南医大救急センターに次から次と問題ありの患者が運び込まれても、北洋病院(←「医龍2」で朝田(坂口憲二)が勤務した病院)の方がもっととんでもなかったなあとかついつい思ってしまうのは、「いけないことでしょうか?」 (by 鷲津政彦)。ああああ、まだ頭が「ハゲタカ」モードだよ。いかんいかん。ああ、そうそう、北洋病院にも中延さん(志賀廣太郎、病院長・善田役)がいたんだったわ……(←処置なしのおバカぶりで申し訳ありません)。
おまけに進藤のやり方を見ても、現実の救急医療体制の問題点や増加するモンスターペイシェント問題指摘のために、見ているほうにそう思わせるように描いているんだろうけど、なーんかお医者さんたちの頑張りだけではやっぱりやっていけないよねぇと思って「進藤先生、頑張って!」とかこれっぽちも思えないし(笑)、敵役の新任医局長・澤井(ユースケ・サンタマリア。シリアスドラマ用に芸名を変えようとか思わないのかね?)の言い分が冷たいように聞こえてもそりゃごもっともと思っちゃうし。今までのシリーズへの思い入れが全然ないからこう思っちゃうのかね。
でもまあ、文句言いつつもきっと来週も見ることでしょう。私も来週は北海道帰省ですっかりご隠居モードに入っているので、もっと暖かい目で見守ることができるはず……。まあ、実家にドラマ版「ハゲタカ」DVDを持って行って、ずーーーっとかけっぱなしになってたりする可能性も否定できないが(笑)。
まあ、それはともかく今回の第1回だが。(多分)お約束どおりの進藤(江口洋介)の登場シーンに、ああ出た出た(←幽霊じゃないんだから)と見ていたわけだが、……うううむ? なんでしょうか、非常にもっさりとした印象があって、結構期待していたのに、あれれれ?なんですが。進藤が就くことになった海南医大の救急部門では、救急担当医達がいきなり全員辞めてしまったためにとりあえずヨソからかき集められたのがどうも救急部門的には問題ありの医者ばかり。そこからついつい「医龍 -Team Medical Dragon2-」(2007年、フジ)を思い出しちゃうのがいけないような気がするな。
比べちゃいけないとは思うものの、やっぱり「医龍2」は面白かったしなーー(ちなみに2007年のテレビドラマは、「医龍2」「SP」「セクシーボイスアンドロボ」「華麗なる一族」「風林火山」「ハゲタカ」「花より男子2」「プロポーズ大作戦」「帰ってきた時効警察」他色々と、私的には非常に豊作の年でした)。あの「医龍2」の超癖ありメンバーに比べたらみんな薄いしね(当たり前か)、主役のゴッドハンドぶりも全然物足りないし、海南医大救急センターに次から次と問題ありの患者が運び込まれても、北洋病院(←「医龍2」で朝田(坂口憲二)が勤務した病院)の方がもっととんでもなかったなあとかついつい思ってしまうのは、「いけないことでしょうか?」 (by 鷲津政彦)。ああああ、まだ頭が「ハゲタカ」モードだよ。いかんいかん。ああ、そうそう、北洋病院にも中延さん(志賀廣太郎、病院長・善田役)がいたんだったわ……(←処置なしのおバカぶりで申し訳ありません)。
おまけに進藤のやり方を見ても、現実の救急医療体制の問題点や増加するモンスターペイシェント問題指摘のために、見ているほうにそう思わせるように描いているんだろうけど、なーんかお医者さんたちの頑張りだけではやっぱりやっていけないよねぇと思って「進藤先生、頑張って!」とかこれっぽちも思えないし(笑)、敵役の新任医局長・澤井(ユースケ・サンタマリア。シリアスドラマ用に芸名を変えようとか思わないのかね?)の言い分が冷たいように聞こえてもそりゃごもっともと思っちゃうし。今までのシリーズへの思い入れが全然ないからこう思っちゃうのかね。
でもまあ、文句言いつつもきっと来週も見ることでしょう。私も来週は北海道帰省ですっかりご隠居モードに入っているので、もっと暖かい目で見守ることができるはず……。まあ、実家にドラマ版「ハゲタカ」DVDを持って行って、ずーーーっとかけっぱなしになってたりする可能性も否定できないが(笑)。
2009年08月10日 (月)
サブタイトルを「ひとりでできるもん編」にするか「危ない人妻 夜の渋谷で火遊び編」にするか迷ったのだが(←おいっ!)、人妻編にするとスパムコメントがどっと増えそうなのでやめました(でも本文の方に書いちゃうとやっぱりスパムが来ちゃうか)。で、何が一人でできるもんなのかつーと、一人で映画のレイトショウに行くぜ、っていうだけの話なのだが。……だって映画のレイトショウに行くなんざ20年ぶりくらいなんだよう。小さい子どもがいると夜は外出できないし、第一子どもに合わせた就寝時間になっちゃってるから、10時過ぎると眠たくなっちゃうしさ。ま、夜の10時を過ぎてなくても酒飲んで2回も寝ちゃった話は置いておく(7月31日「映画「ハゲタカ」12回目鑑賞(新宿で酔っぱらい編)」、8月1日「映画「ハゲタカ」13回目鑑賞(無我の境地を目指せ)」)。
今現在東京で「ハゲタカ」を上映しているのは「新宿ピカデリー」「渋谷シアターTSUTAYA」の2館だけ、しかもどちらもレイトショウのみなので、半分あきらめかけていたのだ。しかし一昨日になって子ども(10歳)が急に友達のうちにお泊まりに行きたいと言いだしたのだ。……うふ。やったぜ、行ってこいよ行ってこいよ、君がお泊まりに行っている間に私はレイトショウを見に行って来るからさーー。なんだったらあと2、3回はお泊まりしてきていいよーー。そんな訳で昨日はホクホクしながら夜の渋谷シアターTSUTAYAへ向かいました。
なお、子どもには以前「また、ハゲタカ見るの?」とすっかりバカにされたので(7月20日「映画「ハゲタカ」8回目鑑賞(DLPスクリーン)」)、映画を観る事は秘密だ。しかしなんてこったい、映画館に向かう途中で結構大きめの地震があったのだ。そしたら子どもからじゃんじゃん電話がかかってきてしまい、適当にあしらっていたのだがそのうち現在地を追求され、さらにそんなところで何をやっているのかと追求され、仕方なく「ハゲタカを見る」と白状したら、やっぱり「また見るのーーーーー!?」と言われてしまったのだった。ちっ、地震さえ無ければアリバイは完璧だったのに。その後しみじみと「お母さんてさー、マイペースだよね……」と言われてしまいましたよ。でもまあ、10歳にして母親の性格をちゃんと認識する事ができてよかったじゃんかよーーー(←開き直り)。
さて渋谷シアターTSUTAYAは初めて行く映画館だ。しかも渋谷。渋谷といえば迷子のトラウマですよ(7月30日「鷲津ルーム背後の抽象画をゲットせよ」、……トラウマ、ちっちぇなー)。今度は事前にしっかりと地図を頭の中にたたきこんでから渋谷駅ハチ公前を出発したのだが、犯人(私)を追い詰める刑事(子ども)の追及の手がなかなか厳しくて、ついに「ハゲタカを見るんだよ」と犯行を自供した時点であやうく目印のドンキホーテを見失うところでした。まあ、その先をずんずん進んで交差点で左に曲がって坂を上がると……またもやラブホ街のどまんなかだYO! なんでこんなところに映画館があるのだ。しかも昼間ならまだしも夜だよ、夜の円山町。まったくもう、怪しいエリアだな。でも今度はちゃんと映画館を見つけられてよかったよ。
そんな訳で映画「ハゲタカ」15回目鑑賞だ。今回の鑑賞ポイントは前回書いた記事(8月8日「映画「ハゲタカ」時系列検証(追記あり)」)で、この話が2008年の出来事なのか2009年の出来事なのかわからなくなってきたので、それを解明する事だ。まったくもう、いったいいつになったら無我の境地でこの映画を見ることができるようになるのか(もしかするとそんな日は一生来ないのか?)。上記記事の追記事項でも書いたが、もうパンフレットを虫眼鏡で見なくちゃわからないような資料に頼るのはやめよう、全て映画の中で見られることで判断しようと思いました。だって、虫眼鏡は老眼にはキツイんだよう(ふっ)。
まあ、実際にはこの映画が2009年に入ってから撮影している以上、映画の中に出てくる小物や小道具が2008年後半から2009年に入ってから入手できるものを使用しているので、そこを突けばいくらでも2009年の映画だということはいえるのだが、それはまあ最後の手段だ。例えば劉(玉山鉄二)が使用しているauの携帯W62CAは2008年夏モデルだし、鷲津(大森南朋)が使用しているSoftBankの携帯830CAは2008月11月発売モデルだからそれぞれ2008年初頭の話ではない、とかね。でも結局、鷲津がオルトXについて説明する場面のスタンリー・ブラザースの財政資料に2008年度第3四半期(2008年10月~12月。でもアメリカの会計年度だとどーなんだろうな)の数字が載っていたのが決め手となりましたよ。
他には今回は古谷社長(遠藤憲一)をいつもよりも重点的に見てみました。なーんかこのキャラ、ちょっと残念なんだよね。原作の方では非常に魅力的な人物として描かれていて、だから周りの登場人物たちもいまだかつてないアカマ危急存亡の時にこの人が社長でなければもっと大変なことになるから守らなくては、と必死になるのよ。でも色々あってもう社長を辞めるしかないと古谷が決断するんだけど、部下がなんとかそれを止めようと、唯一古谷の決心を変えられる人物としてそこに鷲津が登場するの(結構面白そうでしょ?)。まー、もちろん映画ではわかりやすいボンクラが必要だから仕方ないというのはあるんだけどさ。だったらそれなりにもう少し古谷の造型をなんとかしてほしかったかも。
最初の三者会談の時も鷲津が一目で「だーめだ、こりゃ」とわかるくらいのボンクラぶり(まあ、観客にもそれがはっきりくっきりわかるということだけどさ)、「鷲津は金を持ってくるのが仕事だろ」とか「このままでは私の代でアカマは終わってしまう、終わってしまうんだぞ!」とか。なーんか、超大企業アカマ自動車の社長の器じゃないじゃねーの? という気がしてしまうんですが。多分あんだけ底が浅いのに社長になれたんだとすると、よっぽど権謀術数に長けた人物か、そうでなければ創業者の血縁かあるいはとんでもない奇才ぶりで出世した人物ということになるんだろうけど、そこまではうかがわせてはくれなかったもんね。前にハゲタカ映画祭の時に(7月15日「映画「ハゲタカ」6.5回目鑑賞(ハゲタカ映画祭)」)、遠藤憲一が出てくると「大根役者!」という野次が飛んでビックリしたんだけど、でももしかするとこの「ハゲタカ」に関してはちょっと納得かも。エンケンだけが悪いんじゃないし、私も嫌いな役者さんじゃないんだけどさー。
映画の予告編の中にミニチュアのアカマGTを手のひらで転がすシーンがあるのだが、それは今回の映画の中にはない。多分カットされたのだろうけど、あれは誰の手のひらだったのか。いくら古谷社長が「アカマ全社員の命がかかっているんだ!」と叫んだところで薄っぺらくて説得力がないんだけど(薄っぺらいキャラでもいいんだけど、薄っぺらさの説得力がほしいというか)、せめてカットされたそのシーンが古谷の手なんだとしたら、少しは納得できるところなんだけどなあ。
さて、今回の目標はまず22時過ぎても「寝ない」に尽きるのだが(目標、低いよ……)、我ながら驚いたことにこんなに遅くまで見ていたのに(終了23時)、ちゃんと眠らずに一番最後のエンドロールを見終わることができましたよ。おお、やればできるじゃん、自分。この調子だと映画終了が24時になる新宿ピカデリーのレイトショウもいけるんじゃないのか? と思ったのだが、昨日の夜更かし(若い皆さんには夜更かしとは言わないレベルだが)のツケは今日になって来ているのだった。今、爆発的に眠いのだが、誰か助けてくれ……。
今現在東京で「ハゲタカ」を上映しているのは「新宿ピカデリー」「渋谷シアターTSUTAYA」の2館だけ、しかもどちらもレイトショウのみなので、半分あきらめかけていたのだ。しかし一昨日になって子ども(10歳)が急に友達のうちにお泊まりに行きたいと言いだしたのだ。……うふ。やったぜ、行ってこいよ行ってこいよ、君がお泊まりに行っている間に私はレイトショウを見に行って来るからさーー。なんだったらあと2、3回はお泊まりしてきていいよーー。そんな訳で昨日はホクホクしながら夜の渋谷シアターTSUTAYAへ向かいました。
なお、子どもには以前「また、ハゲタカ見るの?」とすっかりバカにされたので(7月20日「映画「ハゲタカ」8回目鑑賞(DLPスクリーン)」)、映画を観る事は秘密だ。しかしなんてこったい、映画館に向かう途中で結構大きめの地震があったのだ。そしたら子どもからじゃんじゃん電話がかかってきてしまい、適当にあしらっていたのだがそのうち現在地を追求され、さらにそんなところで何をやっているのかと追求され、仕方なく「ハゲタカを見る」と白状したら、やっぱり「また見るのーーーーー!?」と言われてしまったのだった。ちっ、地震さえ無ければアリバイは完璧だったのに。その後しみじみと「お母さんてさー、マイペースだよね……」と言われてしまいましたよ。でもまあ、10歳にして母親の性格をちゃんと認識する事ができてよかったじゃんかよーーー(←開き直り)。
さて渋谷シアターTSUTAYAは初めて行く映画館だ。しかも渋谷。渋谷といえば迷子のトラウマですよ(7月30日「鷲津ルーム背後の抽象画をゲットせよ」、……トラウマ、ちっちぇなー)。今度は事前にしっかりと地図を頭の中にたたきこんでから渋谷駅ハチ公前を出発したのだが、犯人(私)を追い詰める刑事(子ども)の追及の手がなかなか厳しくて、ついに「ハゲタカを見るんだよ」と犯行を自供した時点であやうく目印のドンキホーテを見失うところでした。まあ、その先をずんずん進んで交差点で左に曲がって坂を上がると……またもやラブホ街のどまんなかだYO! なんでこんなところに映画館があるのだ。しかも昼間ならまだしも夜だよ、夜の円山町。まったくもう、怪しいエリアだな。でも今度はちゃんと映画館を見つけられてよかったよ。
そんな訳で映画「ハゲタカ」15回目鑑賞だ。今回の鑑賞ポイントは前回書いた記事(8月8日「映画「ハゲタカ」時系列検証(追記あり)」)で、この話が2008年の出来事なのか2009年の出来事なのかわからなくなってきたので、それを解明する事だ。まったくもう、いったいいつになったら無我の境地でこの映画を見ることができるようになるのか(もしかするとそんな日は一生来ないのか?)。上記記事の追記事項でも書いたが、もうパンフレットを虫眼鏡で見なくちゃわからないような資料に頼るのはやめよう、全て映画の中で見られることで判断しようと思いました。だって、虫眼鏡は老眼にはキツイんだよう(ふっ)。
まあ、実際にはこの映画が2009年に入ってから撮影している以上、映画の中に出てくる小物や小道具が2008年後半から2009年に入ってから入手できるものを使用しているので、そこを突けばいくらでも2009年の映画だということはいえるのだが、それはまあ最後の手段だ。例えば劉(玉山鉄二)が使用しているauの携帯W62CAは2008年夏モデルだし、鷲津(大森南朋)が使用しているSoftBankの携帯830CAは2008月11月発売モデルだからそれぞれ2008年初頭の話ではない、とかね。でも結局、鷲津がオルトXについて説明する場面のスタンリー・ブラザースの財政資料に2008年度第3四半期(2008年10月~12月。でもアメリカの会計年度だとどーなんだろうな)の数字が載っていたのが決め手となりましたよ。
他には今回は古谷社長(遠藤憲一)をいつもよりも重点的に見てみました。なーんかこのキャラ、ちょっと残念なんだよね。原作の方では非常に魅力的な人物として描かれていて、だから周りの登場人物たちもいまだかつてないアカマ危急存亡の時にこの人が社長でなければもっと大変なことになるから守らなくては、と必死になるのよ。でも色々あってもう社長を辞めるしかないと古谷が決断するんだけど、部下がなんとかそれを止めようと、唯一古谷の決心を変えられる人物としてそこに鷲津が登場するの(結構面白そうでしょ?)。まー、もちろん映画ではわかりやすいボンクラが必要だから仕方ないというのはあるんだけどさ。だったらそれなりにもう少し古谷の造型をなんとかしてほしかったかも。
最初の三者会談の時も鷲津が一目で「だーめだ、こりゃ」とわかるくらいのボンクラぶり(まあ、観客にもそれがはっきりくっきりわかるということだけどさ)、「鷲津は金を持ってくるのが仕事だろ」とか「このままでは私の代でアカマは終わってしまう、終わってしまうんだぞ!」とか。なーんか、超大企業アカマ自動車の社長の器じゃないじゃねーの? という気がしてしまうんですが。多分あんだけ底が浅いのに社長になれたんだとすると、よっぽど権謀術数に長けた人物か、そうでなければ創業者の血縁かあるいはとんでもない奇才ぶりで出世した人物ということになるんだろうけど、そこまではうかがわせてはくれなかったもんね。前にハゲタカ映画祭の時に(7月15日「映画「ハゲタカ」6.5回目鑑賞(ハゲタカ映画祭)」)、遠藤憲一が出てくると「大根役者!」という野次が飛んでビックリしたんだけど、でももしかするとこの「ハゲタカ」に関してはちょっと納得かも。エンケンだけが悪いんじゃないし、私も嫌いな役者さんじゃないんだけどさー。
映画の予告編の中にミニチュアのアカマGTを手のひらで転がすシーンがあるのだが、それは今回の映画の中にはない。多分カットされたのだろうけど、あれは誰の手のひらだったのか。いくら古谷社長が「アカマ全社員の命がかかっているんだ!」と叫んだところで薄っぺらくて説得力がないんだけど(薄っぺらいキャラでもいいんだけど、薄っぺらさの説得力がほしいというか)、せめてカットされたそのシーンが古谷の手なんだとしたら、少しは納得できるところなんだけどなあ。
さて、今回の目標はまず22時過ぎても「寝ない」に尽きるのだが(目標、低いよ……)、我ながら驚いたことにこんなに遅くまで見ていたのに(終了23時)、ちゃんと眠らずに一番最後のエンドロールを見終わることができましたよ。おお、やればできるじゃん、自分。この調子だと映画終了が24時になる新宿ピカデリーのレイトショウもいけるんじゃないのか? と思ったのだが、昨日の夜更かし(若い皆さんには夜更かしとは言わないレベルだが)のツケは今日になって来ているのだった。今、爆発的に眠いのだが、誰か助けてくれ……。
2009年08月09日 (日)
やらなきゃならない事はたくさんあるのに、逃避してしまう訳だよ。そこで非常にすんばらしいニコ動映像にぶち当ってしばし悶絶だ(Chikaさんの「To Favorite One」を参考にさせていただきました。ありがとうございます)。しかし現時点(8月9日)では映像を見るために選挙アンケートに答えなきゃならないのが面倒だな。いいじゃないか、どこに投票しよーと。色々思うところはあるけど、今の与党にはそろそろ下野してもらわんと何も変わらんとは思うが、じゃあ今の野党第1党が頼りになるのかっつーと前に書いたようにいくらでも「君子、豹変す」の要素が盛りだくさんな訳だしな……ま、それはさておき。
【ハゲタカ】いけいけ!鷲津さん!(ニコニコ動画)
鷲津映像をこれでもかこれでもか、これでもかと盛りだくさんなのだが、作者が非常に萌えポイントをよーーーーくわかって作っているために、見ていてよだれが出そうでしたよ。曲のセレクトと編集もよく、前に映画版
を持っているからテレビ版
はいらないとか、映画版はテレビ版の焼き直しと言えなくもないとか非常に失礼な事を書いたけど(7月10日「映画「ハゲタカ」サウンドトラック」この時点で「His Wings」の再生回数は366回だった訳だが、今日見たら975回になっていたよ。ふっ……)、これ見ると(聞くと)テレビ版サントラも欲しくなっちゃったな。ニコ動なので当然コメント表示されるけど(コメントを非表示にもできるけど)、ところどころのツッコミもナイス。ただし「かっこいい」というコメントはいらないよ。そんなの、判っているから(!)。そして。
【ハゲタカ】せつない!鷲津さん!(ニコニコ動画)
せつない編なのでメガネ装着率低し。しかしドラマ版はリアルタイム放映時とDVDを1回見ただけだったので、「ここでも眼鏡をはずしていたかーーーー」という今更ながらの発見あり。今うちの「ハゲタカ」DVDは同僚のNさんに貸しっぱなしになっているのだが、そしてNさんは時間がないから夏休みにでも見ると言っていたのでそのまま放置していたのだが、……か、返してもらおうかな……。なお、第5話の鷲津と西野の対決で風が吹いて鷲津の髪がふわっと揺れた場面の「風グッジョブ」のコメントがまたナイスだよ。まあ鷲津にあんな目で見つめられた挙げ句に「撃てよ」なんて言われちゃあ、そりゃ西野だって自分の方を撃っちゃうよな。あと、今更ながら松葉杖スーツ鷲津にも萌え。
映画DVDが出たらこの作者さんには是非とも映画版もupしていただきたいところだが……えっとー、もしかして著作権法違反?
おまけ。
トロステーション・ハゲタカ編(ニコニコ動画)
今日もどこかでNHK(ニコニコ動画)
今日もどこかでNHK(YouTube)
【ハゲタカ】いけいけ!鷲津さん!(ニコニコ動画)
鷲津映像をこれでもかこれでもか、これでもかと盛りだくさんなのだが、作者が非常に萌えポイントをよーーーーくわかって作っているために、見ていてよだれが出そうでしたよ。曲のセレクトと編集もよく、前に映画版
【ハゲタカ】せつない!鷲津さん!(ニコニコ動画)
せつない編なのでメガネ装着率低し。しかしドラマ版はリアルタイム放映時とDVDを1回見ただけだったので、「ここでも眼鏡をはずしていたかーーーー」という今更ながらの発見あり。今うちの「ハゲタカ」DVDは同僚のNさんに貸しっぱなしになっているのだが、そしてNさんは時間がないから夏休みにでも見ると言っていたのでそのまま放置していたのだが、……か、返してもらおうかな……。なお、第5話の鷲津と西野の対決で風が吹いて鷲津の髪がふわっと揺れた場面の「風グッジョブ」のコメントがまたナイスだよ。まあ鷲津にあんな目で見つめられた挙げ句に「撃てよ」なんて言われちゃあ、そりゃ西野だって自分の方を撃っちゃうよな。あと、今更ながら松葉杖スーツ鷲津にも萌え。
映画DVDが出たらこの作者さんには是非とも映画版もupしていただきたいところだが……えっとー、もしかして著作権法違反?
おまけ。
トロステーション・ハゲタカ編(ニコニコ動画)
今日もどこかでNHK(ニコニコ動画)
今日もどこかでNHK(YouTube)
2009年08月09日 (日)
もうそろそろ「ハゲタカ」ネタも終るとかいいつつ、まだ書いているのな。本当にバカだな。
そういや映画「ハゲタカ」についてはこれでもかこれでもか書きまくっていた訳だが、鷲津政彦というキャラについては、それだけでは書き込んでなかったよなあ。多分ここをご覧いただいている皆様の中にも鷲津に関しては私も一言いいたい!という方もいらっしゃるでしょう。お返事できるかどうかはわかりませんが(多分出来ないことも多いかもしれないので、あらかじめ宣言しておきます。ゴメン)、公序良俗に反しない限り、ご自由に鷲津についてコメント欄で叫んでいただいてかまいません(笑)。
まあ、そんなわけで先日コメント欄でMackyさんからお尋ねのあった項目について、しつこく書いておきます。また、長くなっちゃったもんだからさー、コメント欄に書き込んでいたら自分でも何がなんだか判らなくなってきちゃったのよ。でもあくまでも私の妄想ですからっ。
「鷲津がやさぐれていた期間について」
前の記事で書きましたので参照ください(8月8日「映画「ハゲタカ」時系列検証」)。
「鷲津と三島由香の関係について」
噂ではドラマ版の未公表シーンの中に、鷲津が「由香ちゃん」と呼ぶ場面があるとかないとかという話を聞きますが、まあ、DVDにも収録されていないので考慮しません。またドラマにはないシーンもあるらしいノベライズ版も考慮しません(まだ読んでないんだけどさー)。ここではドラマ版本体と映画版本体でのみ判断します(っつーか、妄想します)。銀行員時代の鷲津は三島製作所に入り浸って、そうとう家族的な関係を築いていたようなので、三島由香を妹のように思って「由香ちゃん」と呼んでいたというのはありえそうです。でも、三島の父親の死で全てが一変してしまった。
ただ由香はドラマ版を見る限りでは、鷲津だけを責めている訳じゃないように思いますね。それは仕方がないことだったんだと頭では判っている部分がある。だから経済記者となり当時の自分にはわからなった世界を追求しようとしている。その冷静さや真面目さが、今回の映画版でもとてもクリアに表現されているように思います。だから由香にとっての鷲津は、銀行員時代の鷲津ならそのままいけば多分恋愛対象になる可能性はあったと思うのですが、経済記者になってからはある種の目標のようなものになり、そして今は非常にリスペクトされる存在であるような、そんな気がします(ま、このリスペクトってやつがくせ者だけどな(笑))。
一方鷲津の方は三島健一の死が(っつーか、葬式時期の一連のあれこれが。特に芝野とか芝野とか芝野とか)とにかく大きなトラウマになってしまった訳ですが、しかし大空電機の一件の後、鷲津的には一旦そこら辺が一応クリアされてしまったような気がします。クリアというと変だけど、やっと彼にとってはとてつもなく大きな山だったものを乗り越えることができたというかね。だから鷲津にとって由香は恋愛対象というよりも戦友に近いものがあるような気がするんですよ。戦うグランドは大きく違う訳ですけど。ちょっと他の女性とは違うポジションにいるんだけど恋愛とはまた別、というか。まー、そーゆー対象がやがて特別な対象になる可能性があるというのは否定しないが(笑)。
あー、ドラマ版最終話で病院に担ぎ込まれた鷲津に面会するため、由香が「身内です!」と叫んだエピソードは……あくまでも非常事態だったから、ということにしておく。ま、鷲津と由香がカップルって、鷲津ファンには(というか私的には)一番面白くないパターンだからっ!というのも置いておく(笑)。
それからもし今回の「ハゲタカ」の続編があったとして、キャストとスタッフがまた同じメンバーだったとしたら、やっぱり鷲津と由香の恋愛シーンは今後も描かれないことでしょう。でもキャストが同じでもスタッフが違うと(例えばフジテレビが制作するようなことになったら)絶対恋愛シーンは入ると思うな。なーんか、恋愛要素を絶対必要不可欠な物だと思っている人たちがいて、それでドラマを一番最後の最後でダメにしちゃう場合もあるって気がついてないみたいだな。その物語に本当に必要ならきちんと描けばいいけどね、とってつけたとうなサービスシーンなら必要ないですよ。ラブシーンやお色気が無くたって、面白い物は面白いんだよ!
「鷲津のトラウマ」について
>鷲津さんは、アメリカで、いろいろとヒドイこともしてきたと思うのですが、
>三島製作所のような心の傷になるような案件はなかったんですかね。
そりゃま、初々しくって毎日がピカピカしていた銀行員時代にはじめて受けたとんでもなく大きな傷と、もう既にボロボロになっていてどうとでもなれ的な気分(笑)でいるところに受けた傷では訳が違うのでは。それにもう、色々傷も受け慣れてきているかもしれないしね(なんだ、そりゃ)。
「鷲津ファンドが記者会見をした場所」
>ちゃんと鷲津ファンドのロゴがセッティングされていますが、
>自社の会議室じゃないですよね?
あのロゴには私もひっかかりを感じているんですが、リアルのマンダリンオリエンタルのホームページには「映画の重要なシーンの撮影は当ホテルで行われました。中国の巨大ファンド率いる劉一華の滞在先ホテルやオフィス、TOB発表会場、鷲頭ファンドの会見場、二人の“ハゲタカ”が対峙するレストランでの緊迫したシーンなど、セットでは伝えきれないリアルな重厚感、ハイクラスな世界感の表現に大きく貢献」と書いてあるので、あのシーンをマンダリンで撮影したのは事実みたいですよね。
でも映画「ハゲタカ」の世界の中で鷲津ファンドがマンダリンを記者会見会場に使ったことになっているのかというのはちょっと疑問。だってライバルのBWPのボスが常宿にしていて各種会見会場にしているところなのに、同じ場所を使うかな? だからもしかするとこの物語世界の中では別の場所という設定になっているかも。まあ、マンダリンじゃなくてマンダリンが入っている日本橋三井タワー内の他の場所か、その回りにボコボコ建っている三井ビルの方の会議室を使ったと言うのはありかも。
候補としては鷲津ファンド内と他の施設の会議室があるとは思いますが、鷲津ファンドは多分自社ビルではない(エレベータを降りたところ、主要な部屋と同じフロアに受付がある)から客用応接室はあっても、記者会見できるくらいの会議室はないだろうし(必要ないし)、第一セキュリティ上も自社内に特定多数の社外の人間を入れるかどうかも疑問。また、最初のアカマへの対抗TOBを発表した場所は会場に続く廊下の感じから行って鷲津ファンド社内じゃあないですよね。
では他の候補としては鷲津が常宿にしているフォーシーズンズホテルの会議室か、あるいは他の施設の会議室を使った(という設定)というところでしょうか。後ろのロゴについては記者会見があるたびに必ず後ろに貼ってあるようなので(アカマ・BWP提携発表、BWP・スタンリー提携発表など)、そういうもんなのかも。だからもしかすると記者会見があるたびに中延さんがよっこいしょっとロゴがついている背景ボードをセットしているのかもね。
「西野治とBWP、スタンリーブラザースとの関係」
>BWP(CLIC)と治君とスタンレーの関係は?
西野は由香には(鷲津の事ではあるけど)「マーケットの世界に一度足を踏み入れたら、なかなか抜け出せない」といい、鷲津には「やっと旅館業一本で食べていけるくらいまでに信用が回復しました」と言っているので、多分つい最近まで副業で「こっちの世界」の仕事を続けていたんじゃないかと思います。だからまだ伝手が残ってて色々情報が入るし、他の誰かに何がしかの渡りをつけることが出来ているんだと思います。蛇の道は蛇なんですよ。由香には「ただの旅館のダンナに用はないでしょ」とか言っているけど、実はただの旅館のダンナじゃないんだよ、コイツは(笑)。
前の仕事(今の副業)の関係でスタンリーとのコネが既にあり、多分他にもまだ各種のルートを持っているから、それを駆使してBWP(CLIC)に渡りをつけたんだろうなと推測しています。そこらへんをわかっているから鷲津も西野に暗躍(笑)を依頼したんだろうし。で、鷲津ストーカーである劉は表に出てきている情報しか知らないから未だ鷲津と西野は反目し合っているか、何か確執があると思っているから、直接連絡があったらどうかしらないけど、信頼できる筋を通しての接触があれば飛びつくんじゃないのかなあ。そこらへんもまた、鷲津に劣るとはいえまだまだ劉よりは格段に西野の方が経験値が上なのかも。
「なぜ最初の第一報でBWPのTOB先がアカマだとすぐに判ったのか」
>「TOBです。仕掛けたのは・・・BWP!」
>それはいいんだけど、この一言で、仕掛けられたのがアカマだって
>どうしてわかったんだろう、野中さん。
まあ、そういう台詞があったのにカットされたんじゃないかというのが一番妥当だけど、それじゃ話にならないので(笑)。まず野中に言われて三島がすぐに「生損保などの安定株主は…32%と、意外と少ない!」と資料をチェックしてますよね。そんな都合良くたった今ニュースに上がって来たばかりの会社の資料がすぐ机の上にあって必要なページが1、2ページ目にきている、なんてあるわけないじゃないですか。多分、三島はファンドビジネス特集を組もうとして色々調べていた途中なんだと思います(そしてこれは野中にいまさらファンドじゃないんだよと却下されている)。アカマは「PBR(株価純資産倍率)が1倍を割る異常な割安銘柄」で外資系ファンドに狙われやすい体質になっているため、そこら辺も調べていたんだと思います。それで上司の野中ともちょうど何か話していた途中なんじゃないのかなあ。
「三者会談の後、みんなでメシを食ったのか?」
酒は飲んだでしょうけど、メシは食べてません(←根拠の無い断定)。
そういや映画「ハゲタカ」についてはこれでもかこれでもか書きまくっていた訳だが、鷲津政彦というキャラについては、それだけでは書き込んでなかったよなあ。多分ここをご覧いただいている皆様の中にも鷲津に関しては私も一言いいたい!という方もいらっしゃるでしょう。お返事できるかどうかはわかりませんが(多分出来ないことも多いかもしれないので、あらかじめ宣言しておきます。ゴメン)、公序良俗に反しない限り、ご自由に鷲津についてコメント欄で叫んでいただいてかまいません(笑)。
まあ、そんなわけで先日コメント欄でMackyさんからお尋ねのあった項目について、しつこく書いておきます。また、長くなっちゃったもんだからさー、コメント欄に書き込んでいたら自分でも何がなんだか判らなくなってきちゃったのよ。でもあくまでも私の妄想ですからっ。
「鷲津がやさぐれていた期間について」
前の記事で書きましたので参照ください(8月8日「映画「ハゲタカ」時系列検証」)。
「鷲津と三島由香の関係について」
噂ではドラマ版の未公表シーンの中に、鷲津が「由香ちゃん」と呼ぶ場面があるとかないとかという話を聞きますが、まあ、DVDにも収録されていないので考慮しません。またドラマにはないシーンもあるらしいノベライズ版も考慮しません(まだ読んでないんだけどさー)。ここではドラマ版本体と映画版本体でのみ判断します(っつーか、妄想します)。銀行員時代の鷲津は三島製作所に入り浸って、そうとう家族的な関係を築いていたようなので、三島由香を妹のように思って「由香ちゃん」と呼んでいたというのはありえそうです。でも、三島の父親の死で全てが一変してしまった。
ただ由香はドラマ版を見る限りでは、鷲津だけを責めている訳じゃないように思いますね。それは仕方がないことだったんだと頭では判っている部分がある。だから経済記者となり当時の自分にはわからなった世界を追求しようとしている。その冷静さや真面目さが、今回の映画版でもとてもクリアに表現されているように思います。だから由香にとっての鷲津は、銀行員時代の鷲津ならそのままいけば多分恋愛対象になる可能性はあったと思うのですが、経済記者になってからはある種の目標のようなものになり、そして今は非常にリスペクトされる存在であるような、そんな気がします(ま、このリスペクトってやつがくせ者だけどな(笑))。
一方鷲津の方は三島健一の死が(っつーか、葬式時期の一連のあれこれが。特に芝野とか芝野とか芝野とか)とにかく大きなトラウマになってしまった訳ですが、しかし大空電機の一件の後、鷲津的には一旦そこら辺が一応クリアされてしまったような気がします。クリアというと変だけど、やっと彼にとってはとてつもなく大きな山だったものを乗り越えることができたというかね。だから鷲津にとって由香は恋愛対象というよりも戦友に近いものがあるような気がするんですよ。戦うグランドは大きく違う訳ですけど。ちょっと他の女性とは違うポジションにいるんだけど恋愛とはまた別、というか。まー、そーゆー対象がやがて特別な対象になる可能性があるというのは否定しないが(笑)。
あー、ドラマ版最終話で病院に担ぎ込まれた鷲津に面会するため、由香が「身内です!」と叫んだエピソードは……あくまでも非常事態だったから、ということにしておく。ま、鷲津と由香がカップルって、鷲津ファンには(というか私的には)一番面白くないパターンだからっ!というのも置いておく(笑)。
それからもし今回の「ハゲタカ」の続編があったとして、キャストとスタッフがまた同じメンバーだったとしたら、やっぱり鷲津と由香の恋愛シーンは今後も描かれないことでしょう。でもキャストが同じでもスタッフが違うと(例えばフジテレビが制作するようなことになったら)絶対恋愛シーンは入ると思うな。なーんか、恋愛要素を絶対必要不可欠な物だと思っている人たちがいて、それでドラマを一番最後の最後でダメにしちゃう場合もあるって気がついてないみたいだな。その物語に本当に必要ならきちんと描けばいいけどね、とってつけたとうなサービスシーンなら必要ないですよ。ラブシーンやお色気が無くたって、面白い物は面白いんだよ!
「鷲津のトラウマ」について
>鷲津さんは、アメリカで、いろいろとヒドイこともしてきたと思うのですが、
>三島製作所のような心の傷になるような案件はなかったんですかね。
そりゃま、初々しくって毎日がピカピカしていた銀行員時代にはじめて受けたとんでもなく大きな傷と、もう既にボロボロになっていてどうとでもなれ的な気分(笑)でいるところに受けた傷では訳が違うのでは。それにもう、色々傷も受け慣れてきているかもしれないしね(なんだ、そりゃ)。
「鷲津ファンドが記者会見をした場所」
>ちゃんと鷲津ファンドのロゴがセッティングされていますが、
>自社の会議室じゃないですよね?
あのロゴには私もひっかかりを感じているんですが、リアルのマンダリンオリエンタルのホームページには「映画の重要なシーンの撮影は当ホテルで行われました。中国の巨大ファンド率いる劉一華の滞在先ホテルやオフィス、TOB発表会場、鷲頭ファンドの会見場、二人の“ハゲタカ”が対峙するレストランでの緊迫したシーンなど、セットでは伝えきれないリアルな重厚感、ハイクラスな世界感の表現に大きく貢献」と書いてあるので、あのシーンをマンダリンで撮影したのは事実みたいですよね。
でも映画「ハゲタカ」の世界の中で鷲津ファンドがマンダリンを記者会見会場に使ったことになっているのかというのはちょっと疑問。だってライバルのBWPのボスが常宿にしていて各種会見会場にしているところなのに、同じ場所を使うかな? だからもしかするとこの物語世界の中では別の場所という設定になっているかも。まあ、マンダリンじゃなくてマンダリンが入っている日本橋三井タワー内の他の場所か、その回りにボコボコ建っている三井ビルの方の会議室を使ったと言うのはありかも。
候補としては鷲津ファンド内と他の施設の会議室があるとは思いますが、鷲津ファンドは多分自社ビルではない(エレベータを降りたところ、主要な部屋と同じフロアに受付がある)から客用応接室はあっても、記者会見できるくらいの会議室はないだろうし(必要ないし)、第一セキュリティ上も自社内に特定多数の社外の人間を入れるかどうかも疑問。また、最初のアカマへの対抗TOBを発表した場所は会場に続く廊下の感じから行って鷲津ファンド社内じゃあないですよね。
では他の候補としては鷲津が常宿にしているフォーシーズンズホテルの会議室か、あるいは他の施設の会議室を使った(という設定)というところでしょうか。後ろのロゴについては記者会見があるたびに必ず後ろに貼ってあるようなので(アカマ・BWP提携発表、BWP・スタンリー提携発表など)、そういうもんなのかも。だからもしかすると記者会見があるたびに中延さんがよっこいしょっとロゴがついている背景ボードをセットしているのかもね。
「西野治とBWP、スタンリーブラザースとの関係」
>BWP(CLIC)と治君とスタンレーの関係は?
西野は由香には(鷲津の事ではあるけど)「マーケットの世界に一度足を踏み入れたら、なかなか抜け出せない」といい、鷲津には「やっと旅館業一本で食べていけるくらいまでに信用が回復しました」と言っているので、多分つい最近まで副業で「こっちの世界」の仕事を続けていたんじゃないかと思います。だからまだ伝手が残ってて色々情報が入るし、他の誰かに何がしかの渡りをつけることが出来ているんだと思います。蛇の道は蛇なんですよ。由香には「ただの旅館のダンナに用はないでしょ」とか言っているけど、実はただの旅館のダンナじゃないんだよ、コイツは(笑)。
前の仕事(今の副業)の関係でスタンリーとのコネが既にあり、多分他にもまだ各種のルートを持っているから、それを駆使してBWP(CLIC)に渡りをつけたんだろうなと推測しています。そこらへんをわかっているから鷲津も西野に暗躍(笑)を依頼したんだろうし。で、鷲津ストーカーである劉は表に出てきている情報しか知らないから未だ鷲津と西野は反目し合っているか、何か確執があると思っているから、直接連絡があったらどうかしらないけど、信頼できる筋を通しての接触があれば飛びつくんじゃないのかなあ。そこらへんもまた、鷲津に劣るとはいえまだまだ劉よりは格段に西野の方が経験値が上なのかも。
「なぜ最初の第一報でBWPのTOB先がアカマだとすぐに判ったのか」
>「TOBです。仕掛けたのは・・・BWP!」
>それはいいんだけど、この一言で、仕掛けられたのがアカマだって
>どうしてわかったんだろう、野中さん。
まあ、そういう台詞があったのにカットされたんじゃないかというのが一番妥当だけど、それじゃ話にならないので(笑)。まず野中に言われて三島がすぐに「生損保などの安定株主は…32%と、意外と少ない!」と資料をチェックしてますよね。そんな都合良くたった今ニュースに上がって来たばかりの会社の資料がすぐ机の上にあって必要なページが1、2ページ目にきている、なんてあるわけないじゃないですか。多分、三島はファンドビジネス特集を組もうとして色々調べていた途中なんだと思います(そしてこれは野中にいまさらファンドじゃないんだよと却下されている)。アカマは「PBR(株価純資産倍率)が1倍を割る異常な割安銘柄」で外資系ファンドに狙われやすい体質になっているため、そこら辺も調べていたんだと思います。それで上司の野中ともちょうど何か話していた途中なんじゃないのかなあ。
「三者会談の後、みんなでメシを食ったのか?」
酒は飲んだでしょうけど、メシは食べてません(←根拠の無い断定)。
2009年08月08日 (土)
えー、コメントをいただいたMackyさんへの返事を書きながら「鷲津の出国期間」をチェックしていたら、昨日自分のとんでもない思い違いに気がついてしまったよ、ママン……。14回見てもまだまだ全然わかってなかったっつーことだな。しょぼーーーん。まあ、興味がない人には本当にどうでもいい問題なんだが。
今まで映画パンフレットの細かいところを全然チェックしてなかったのだが(鷲津しか見てなかったのさーーー)、昨日「鷲津出国問題」の為に虫眼鏡を片手に(笑)見直していたら、どう考えてもBWP(ブルーウォールパートナーズ)のTOB(株式公開買付)期間は1か月ではなく2ヶ月でないと、話の辻褄が合わないという事に今更気がついちゃったよ。うーむ、「ハゲタカ」内の実時間はだいたい1、2ヶ月くらいの話で、ずっとTOBは1ヶ月間だと思っていたのに、詳細に時間をつきつめていったら全然違ってました。とほほ。という訳で、鷲津出国問題については昨日コメント欄には書きましたが、あらためてまとめて書いておきます(自分のために)。あ、Mackyさん、ダシに使ってしまってすまん。
という訳で、まずは「鷲津がやさぐれていた期間について」
まず、鷲津が出国した時期=ライオンソース訴訟に敗訴した後、そして鷲津が帰国した時期=BWP(ブルーウォールパートナーズ)がアカマにTOB宣言した日です。そこでこれらの日にちを確定させていきますが、この映画の中で日付がはっきり表示されているのは、「スタンリーブラザース破綻」を知らせる3/24の朝刊と、三島由香が持っていた2/25号のサンデー毎朝(見出しは「さらば、ハゲタカファンド/さらば、拝金主義者/ライオンソース訴訟敗退で、傷心の鷲津代表、国外へ」)ぐらいなものだったと思います。劉が表紙になっている雑誌が何冊か出てきますが映画の中では日付をうまく確認できませんでした。TOB合戦中に新聞の見出しが表示されるのでその行間に何か日付のヒントになるようなものはないかと思ってみてましたが、これまたさっぱりわかりませんでした。
そこで映画パンフの小物紹介のページにある映画の中で使用された雑誌の表紙写真を虫眼鏡で見てみると(笑)、World Weeks 1/30号に「ブルー・ウォール vs 鷲津ファンド/戦局有利/アカマウォーズ/日本に挑む若き獅子」、週刊朝陽 2/7号に「アカマ自動車対ハゲタカファンド/TOBをめぐるドロ沼」、経済マガジン+ 2月号に「鷲津代表は不振アカマのドンキホーテか(文字が一部隠れているので類推)」の見出しがあります。
World Weeks 1/30号が1/23発行、週刊朝陽が2/7号が1/31に発行された物だとすると、BWPがTOBを仕掛けたのは1/22以前ということになります。普通の週刊誌の校了が発売日の2日くらい前であることを考えれば、1/21までには確実に鷲津FもBWPも動いていると思われる。そしてTOB合戦が膠着状態に陥り始めたのが1/29前後。また、常識的に考えてTOB開始が年末年始というのは多分あり得ない。さらにアマカ・MGS銀行・鷲津Fの三者会談の時に「久しぶりやな」「ご無沙汰しています」という挨拶をしているところから、とりあえず松の内(1/15まで)でもないとします(ごく普通の年末年始の挨拶をするような連中かよ、というのは置いておく。また、松の内は関西では1/15だけど関東では1/7くらいまでという話もありますが、やはり10日すぎくらいまでは新年の挨拶をする可能性があるので、ここは1/15までとしておきます)。
1/20までには鷲津ファンドも対抗TOBをかけてはいるもののまだドロ沼感はないようなので、BWPがTOBをかけたのは1/16~1/20あたりの1月中旬ではないかと推定できます。すると鷲津が日本に戻って来たのも1月中旬ということになります。衣装からしてもまだ冬服ですし。
週刊誌のサンデー毎朝2/25号は多分1週間前の2/18に出ているはずですから、これが当年(2009年)に出たんだとすると「ライオンソース訴訟敗退で、傷心の鷲津代表、国外へ」となるのは変ですよね。だからこのサンデー毎朝は1年前の記事ということになるのではないかと思います。そして三島由香はファンド特集を組むための資料として1年前の雑誌を持ち出してきたけど、上司に「いまさらファンドかよ」と言われたのではないかと推測しております。
したがって鷲津は2008年の2月頃に国外に出て、2009年の1月中旬頃に戻って来たのではないかと思います。
なお映画パンフ内資料には他にアカマ自動車の派遣労働者へのデモ告知看板が載っていて(こんなの見落としていたよ……)、あの国立代々木競技場前のデモ騒ぎが2/23であったこともわかります。さらにテイケイ新聞2008年2月19日の見出し*1が「UAE国家ファンドに鷲津ファンドが接触か/アカマ買収劇"パンダvsらくだ"!?」となっていて、鷲津がドバイに行ったのはこの前と思われます。そんな訳でハゲタカ事項を時系列順に並べると、
2008年2月 ライオンソース訴訟敗退、鷲津国外へ
2009年1月中旬 BWP、アカマへTOB発表、同時期に鷲津帰国
2009年1月中旬 アマカ・MGS銀行、鷲津Fにホワイトナイト依頼
2009年1月下旬 TOB合戦ドロ沼化
2009年2月中旬まで 鷲津、劉を待ち伏せ
2009年2月中旬まで 鷲津ドバイへ
2009年2月 アカマ、BWPと業務提携発表
2009年2月 村田さんによる劉一華調査結果判明
2009年2月23日 アカマ自動車派遣労働者デモ開催
2009年2月~3月 鷲津F、スタンリーに買収提案発表
2009年3月頃 スタンリー・BWP(CLIC)と業務提携調印
2009年3月頃 BWP、スタンリーとの業務提携発表
2009年3月 鷲津、劉を呼び出し
2009年3月 鷲津F、スタンリーのオルトX200億円分解約通知
2009年3月 CLIC、BWPにアカマから撤退するよう通告
2009年3月23日 スタンリーブラザース経営破綻
こんな感じか。だからBWPのTOBが1ヶ月しかないと2月中旬にはアカマ買収劇の決着が付ききってしまい、鷲津がいくら動いてもムダといいうことになるので、やはりTOB期間は2ヶ月が正しいのではないか、と考えた訳です。……うーむ、もしかしてこんな無駄な調査を一生懸命やるエネルギーを他に向けたら、何かもっと建設的な事ができていたんじゃないのか? 自分……(遠い目)。それにしても小さい字ばっかり見てたから目が疲れちゃったよ。
注記:
コメント欄からみ~さんよりご指摘をいただきました。最初、2008年に起こった事として記事を書いたのですが、実はこの話が2009年の話なのか、2008年の話なのか判断がつきかねています。映画の中で使用されたテイケイ新聞の発行年月日が「2008年(平成20年)2月19日」になっているのに、アカマ自動車派遣労働者へのデモ告知案内には「2月23日(月)」って書いてあるのです(2月23日が月曜なのは今年の話で去年だと土曜日になってしまう)。 きっとどちらかが間違っているんでしょうね。従って、次回最後の「ハゲタカ」鑑賞では、映画の中の雰囲気を見て決定だ!(←超勝手な判断)。なお、私の気持ち的には2009年なので、一旦2009年に直してしまいますが、また、事実が分かったら手直しします。
という訳でここまでお読みいただいた皆様、適当に「2008」と「2009」を当てはめて読んで下さい(おいっっ!)。ま、鷲津が1年近くやさぐれていたという事実は変わらないしな。
追記:8月9日
お騒がせした西暦2008/2009年問題ですが(笑)、無事解決しました。鷲津が日本に戻ってきてあーんなことやこーんなことをしでかしたのは2009年でした!
最終訂正:12月6日
公式サイトにカットされたライオンソース裁判のシナリオが掲載されています。それによれば、ライオンソーズ裁判で鷲津が敗訴したのは2007年! 鷲津が1年以上腐っているとは思えないのでやさぐれていた期間がほぼ1年だとすると、映画「ハゲタカ」の舞台は2008年になるものと思います。はぁ、まったくもう……(遠い目)。
実は本日「ハゲタカ」15回目鑑賞を致しました(勿論、ラストじゃなかったよ……)。もうパンフレットの小物資料に頼るからわけがわからなくなるのであって、そんな物に頼るのは止めて、映画の中に出てくる物だけで判断しようと思って見て見ました。最初、東洋テレビの三島のデスクの上に結構特徴的なイラストの週刊東洋経済の表紙が見えたので、これからチェックしていくかと思ったのですが、後半に決定的な証拠が出てきました。
鷲津が「CLICを道連れに、腐ったアメリカを買いたたく」という場面です。そこでオルトXについて説明する時にスタンリーブラザースの収益資料が出てくるのですが、説明資料のグラフでは2008年度の第3四半期がぐっと赤字に転落しているのです。アメリカの会計年度がどうなっているのか全くわかりませんが、日本で会計年度の第3四半期といえば10月から12月を指します。ここで数字がはっきり出ているということは、現在は2008年度の第4四半期(2009年1月~3月)に入っているということです。ふふふ、やったぜ鷲津さん。BWP・スタンリーブラザース業務提携調印式でほくそ笑む劉の気分な私だ。
今まで映画パンフレットの細かいところを全然チェックしてなかったのだが(鷲津しか見てなかったのさーーー)、昨日「鷲津出国問題」の為に虫眼鏡を片手に(笑)見直していたら、どう考えてもBWP(ブルーウォールパートナーズ)のTOB(株式公開買付)期間は1か月ではなく2ヶ月でないと、話の辻褄が合わないという事に今更気がついちゃったよ。うーむ、「ハゲタカ」内の実時間はだいたい1、2ヶ月くらいの話で、ずっとTOBは1ヶ月間だと思っていたのに、詳細に時間をつきつめていったら全然違ってました。とほほ。という訳で、鷲津出国問題については昨日コメント欄には書きましたが、あらためてまとめて書いておきます(自分のために)。あ、Mackyさん、ダシに使ってしまってすまん。
という訳で、まずは「鷲津がやさぐれていた期間について」
まず、鷲津が出国した時期=ライオンソース訴訟に敗訴した後、そして鷲津が帰国した時期=BWP(ブルーウォールパートナーズ)がアカマにTOB宣言した日です。そこでこれらの日にちを確定させていきますが、この映画の中で日付がはっきり表示されているのは、「スタンリーブラザース破綻」を知らせる3/24の朝刊と、三島由香が持っていた2/25号のサンデー毎朝(見出しは「さらば、ハゲタカファンド/さらば、拝金主義者/ライオンソース訴訟敗退で、傷心の鷲津代表、国外へ」)ぐらいなものだったと思います。劉が表紙になっている雑誌が何冊か出てきますが映画の中では日付をうまく確認できませんでした。TOB合戦中に新聞の見出しが表示されるのでその行間に何か日付のヒントになるようなものはないかと思ってみてましたが、これまたさっぱりわかりませんでした。
そこで映画パンフの小物紹介のページにある映画の中で使用された雑誌の表紙写真を虫眼鏡で見てみると(笑)、World Weeks 1/30号に「ブルー・ウォール vs 鷲津ファンド/戦局有利/アカマウォーズ/日本に挑む若き獅子」、週刊朝陽 2/7号に「アカマ自動車対ハゲタカファンド/TOBをめぐるドロ沼」、経済マガジン+ 2月号に「鷲津代表は不振アカマのドンキホーテか(文字が一部隠れているので類推)」の見出しがあります。
World Weeks 1/30号が1/23発行、週刊朝陽が2/7号が1/31に発行された物だとすると、BWPがTOBを仕掛けたのは1/22以前ということになります。普通の週刊誌の校了が発売日の2日くらい前であることを考えれば、1/21までには確実に鷲津FもBWPも動いていると思われる。そしてTOB合戦が膠着状態に陥り始めたのが1/29前後。また、常識的に考えてTOB開始が年末年始というのは多分あり得ない。さらにアマカ・MGS銀行・鷲津Fの三者会談の時に「久しぶりやな」「ご無沙汰しています」という挨拶をしているところから、とりあえず松の内(1/15まで)でもないとします(ごく普通の年末年始の挨拶をするような連中かよ、というのは置いておく。また、松の内は関西では1/15だけど関東では1/7くらいまでという話もありますが、やはり10日すぎくらいまでは新年の挨拶をする可能性があるので、ここは1/15までとしておきます)。
1/20までには鷲津ファンドも対抗TOBをかけてはいるもののまだドロ沼感はないようなので、BWPがTOBをかけたのは1/16~1/20あたりの1月中旬ではないかと推定できます。すると鷲津が日本に戻って来たのも1月中旬ということになります。衣装からしてもまだ冬服ですし。
週刊誌のサンデー毎朝2/25号は多分1週間前の2/18に出ているはずですから、これが当年(2009年)に出たんだとすると「ライオンソース訴訟敗退で、傷心の鷲津代表、国外へ」となるのは変ですよね。だからこのサンデー毎朝は1年前の記事ということになるのではないかと思います。そして三島由香はファンド特集を組むための資料として1年前の雑誌を持ち出してきたけど、上司に「いまさらファンドかよ」と言われたのではないかと推測しております。
したがって鷲津は2008年の2月頃に国外に出て、2009年の1月中旬頃に戻って来たのではないかと思います。
なお映画パンフ内資料には他にアカマ自動車の派遣労働者へのデモ告知看板が載っていて(こんなの見落としていたよ……)、あの国立代々木競技場前のデモ騒ぎが2/23であったこともわかります。さらにテイケイ新聞2008年2月19日の見出し*1が「UAE国家ファンドに鷲津ファンドが接触か/アカマ買収劇"パンダvsらくだ"!?」となっていて、鷲津がドバイに行ったのはこの前と思われます。そんな訳でハゲタカ事項を時系列順に並べると、
2008年2月 ライオンソース訴訟敗退、鷲津国外へ
2009年1月中旬 BWP、アカマへTOB発表、同時期に鷲津帰国
2009年1月中旬 アマカ・MGS銀行、鷲津Fにホワイトナイト依頼
2009年1月下旬 TOB合戦ドロ沼化
2009年2月中旬まで 鷲津、劉を待ち伏せ
2009年2月中旬まで 鷲津ドバイへ
2009年2月 アカマ、BWPと業務提携発表
2009年2月 村田さんによる劉一華調査結果判明
2009年2月23日 アカマ自動車派遣労働者デモ開催
2009年2月~3月 鷲津F、スタンリーに買収提案発表
2009年3月頃 スタンリー・BWP(CLIC)と業務提携調印
2009年3月頃 BWP、スタンリーとの業務提携発表
2009年3月 鷲津、劉を呼び出し
2009年3月 鷲津F、スタンリーのオルトX200億円分解約通知
2009年3月 CLIC、BWPにアカマから撤退するよう通告
2009年3月23日 スタンリーブラザース経営破綻
こんな感じか。だからBWPのTOBが1ヶ月しかないと2月中旬にはアカマ買収劇の決着が付ききってしまい、鷲津がいくら動いてもムダといいうことになるので、やはりTOB期間は2ヶ月が正しいのではないか、と考えた訳です。……うーむ、もしかしてこんな無駄な調査を一生懸命やるエネルギーを他に向けたら、何かもっと建設的な事ができていたんじゃないのか? 自分……(遠い目)。それにしても小さい字ばっかり見てたから目が疲れちゃったよ。
注記:
コメント欄からみ~さんよりご指摘をいただきました。最初、2008年に起こった事として記事を書いたのですが、実はこの話が2009年の話なのか、2008年の話なのか判断がつきかねています。映画の中で使用されたテイケイ新聞の発行年月日が「2008年(平成20年)2月19日」になっているのに、アカマ自動車派遣労働者へのデモ告知案内には「2月23日(月)」って書いてあるのです(2月23日が月曜なのは今年の話で去年だと土曜日になってしまう)。 きっとどちらかが間違っているんでしょうね。従って、次回最後の「ハゲタカ」鑑賞では、映画の中の雰囲気を見て決定だ!(←超勝手な判断)。なお、私の気持ち的には2009年なので、一旦2009年に直してしまいますが、また、事実が分かったら手直しします。
という訳でここまでお読みいただいた皆様、適当に「2008」と「2009」を当てはめて読んで下さい(おいっっ!)。ま、鷲津が1年近くやさぐれていたという事実は変わらないしな。
追記:8月9日
お騒がせした西暦2008/2009年問題ですが(笑)、無事解決しました。鷲津が日本に戻ってきてあーんなことやこーんなことをしでかしたのは2009年でした!
最終訂正:12月6日
公式サイトにカットされたライオンソース裁判のシナリオが掲載されています。それによれば、ライオンソーズ裁判で鷲津が敗訴したのは2007年! 鷲津が1年以上腐っているとは思えないのでやさぐれていた期間がほぼ1年だとすると、映画「ハゲタカ」の舞台は2008年になるものと思います。はぁ、まったくもう……(遠い目)。
実は本日「ハゲタカ」15回目鑑賞を致しました(勿論、ラストじゃなかったよ……)。もうパンフレットの小物資料に頼るからわけがわからなくなるのであって、そんな物に頼るのは止めて、映画の中に出てくる物だけで判断しようと思って見て見ました。最初、東洋テレビの三島のデスクの上に結構特徴的なイラストの週刊東洋経済の表紙が見えたので、これからチェックしていくかと思ったのですが、後半に決定的な証拠が出てきました。
鷲津が「CLICを道連れに、腐ったアメリカを買いたたく」という場面です。そこでオルトXについて説明する時にスタンリーブラザースの収益資料が出てくるのですが、説明資料のグラフでは2008年度の第3四半期がぐっと赤字に転落しているのです。アメリカの会計年度がどうなっているのか全くわかりませんが、日本で会計年度の第3四半期といえば10月から12月を指します。ここで数字がはっきり出ているということは、現在は2008年度の第4四半期(2009年1月~3月)に入っているということです。ふふふ、やったぜ鷲津さん。BWP・スタンリーブラザース業務提携調印式でほくそ笑む劉の気分な私だ。
2009年08月06日 (木)
このところ、どうやって会社をサボって映画を見に行くかをずっと考えていた私だ(←仕事しろ!)。昨日は会社を午後2時過ぎに抜け出して六本木で3時からの「ハゲタカ」を見たのだが、あやうく見られなくなるところだったのだ。月曜日から同じグループのY岡さんと大お局様のK池さんには何度も確認し「水曜日の午後は休むから!」と宣言していたのだが、昨日の午後1時過ぎになってとんでもなく急な仕事が入ってしまったのである。まずい! シアターの座席は予約してあるというのに、これじゃ行けないっっっ!
私「ゴメン、今日は2時で早退させてもらうから……」
Y岡さん「うん、わかってる。気にしないで。急に(仕事)ふっちゃってゴメンね」
私「…………」
K池さん「ちゃんと、Kさん(←私のことだ)の分は取っておいてあ・げ・る・か・ら! 明日よろしくね(はぁと)」
私「…………」
Y岡さんの笑顔が怖い。K池さんの視線が痛い。派遣のK林さんも「えーーー、こんなに忙しいのに本当に行っちゃうんですかあああ?」という目をしていて正視できない。私の冷や汗のほどを想像してみて欲しい。そしてそこから逃げるように飛び出してきたのだった。しかし10分後くらいには何事もなかったかのように山手線に乗り、上映開始ギリギリに劇場について、慌てて発券処理をし、「ちくしょー、ビールな気分だが今は飲んでいる時間はない!」(←時間があれば飲んでいたのかよ)と汗だくになってシアターに飛び込んだのだ。そしてあのバカっぷり炸裂の記事を書いた訳ですよ(8月5日「映画「ハゲタカ」14回目鑑賞(鷲津政彦甘党疑惑)」)。そういえば昨日は早退する事を部長のMくんには何も言ってなかった事を思い出したけど……ま、いいや……(いいのか!?)。
そして今、明日の夜6時の六本木の「ハゲタカ」を見るには一体どうしたらいいのか、などとほうけている様だ。6時の上映に間に合わせるためには会社を5時に出ないとまずいのだが、明日の仕事状況から行って、そんなの絶対ムリ。Y岡さんもK池さんも今度は許してくれないだろう。でもそうなるとあとはレイトショウしかなくなるしなあ。レイトショウでもまだみられるだけマシなのだろうが、うううううむ、レイトショウは諸般の事情によりこれまた無理なんだよう。うううう(……来週水曜日のレイトショウだけはなんとかチャレンジしてみようかとは思っているが)。

そこでふと、そういえば「ハゲタカ」世界のそれぞれの場所って、だいたいどこらへんにあるんだ? とGoogle Mapでチェックし始めてしまう。えーと、マンダリンオリエンタルがここで……とあれこれチェックしてみたのがこれ。↓
映画「ハゲタカ」マップ(Google Map)
それぞれの場所はmixiの映画「ハゲタカ」コミュのロケ地マップを参考にさせていただきました。上のGoogle Mapは東京・丸の内周辺をピックアップしたものだが、ごちゃごちゃしていてちょっとみにくいかも。一番下の青いピン、丸の内鍛冶橋駐車場は鷲津が劉を呼び出して泣かせちゃった場所。その上が鷲津が泊まっていたフォーシーズンズホテル丸の内東京だが、なんだ結構近場で呼び出しているじゃん。歩いて10分もかからないんじゃないのか? 鷲津が成田から乗って来た車はホテルじゃなくてここの駐車場に止めてあるのかなー。そのちょい上の紫のピンは守山が眺めていた新光証券(現・みずほ証券本店営業部)の株価ボードの場所だ。

さらにもっと上の赤いピンがあるところを拡大してみたのが上の地図(Google Mapの方を拡大した方がわかりやすいかも)。一番上の赤いピンは劉が宿泊していたマンダリンオリエンタル東京、そのすぐ横の黄色いピンが日本銀行で、劉はずっとホテルの部屋から日本銀行を見下ろし続けていた訳だね。その下の二つの赤いピン、下の方が日本パーキングセンターで、劉はここの横の信号を「とおりゃんせ」を聞きながら渡り、そしてその上のもう一つの赤いピン、常盤橋跡で(略)。地図見ると日本銀行の方向に向かっていたみたいだけど、どこに行こうとしていたのかね。ホテルに戻るなら何も常盤橋跡を通らなくたっていいじゃないの。日本銀行は通り抜け出来ないんだから近道にならないし。そしたらあんなことにならなくて済んだのにさーー。
などと今日も妄想三昧。しかし一番肝心な場所が分かってないのだ。いったい、鷲津ファンドはどこにあるのだーーーー!
私「ゴメン、今日は2時で早退させてもらうから……」
Y岡さん「うん、わかってる。気にしないで。急に(仕事)ふっちゃってゴメンね」
私「…………」
K池さん「ちゃんと、Kさん(←私のことだ)の分は取っておいてあ・げ・る・か・ら! 明日よろしくね(はぁと)」
私「…………」
Y岡さんの笑顔が怖い。K池さんの視線が痛い。派遣のK林さんも「えーーー、こんなに忙しいのに本当に行っちゃうんですかあああ?」という目をしていて正視できない。私の冷や汗のほどを想像してみて欲しい。そしてそこから逃げるように飛び出してきたのだった。しかし10分後くらいには何事もなかったかのように山手線に乗り、上映開始ギリギリに劇場について、慌てて発券処理をし、「ちくしょー、ビールな気分だが今は飲んでいる時間はない!」(←時間があれば飲んでいたのかよ)と汗だくになってシアターに飛び込んだのだ。そしてあのバカっぷり炸裂の記事を書いた訳ですよ(8月5日「映画「ハゲタカ」14回目鑑賞(鷲津政彦甘党疑惑)」)。そういえば昨日は早退する事を部長のMくんには何も言ってなかった事を思い出したけど……ま、いいや……(いいのか!?)。
そして今、明日の夜6時の六本木の「ハゲタカ」を見るには一体どうしたらいいのか、などとほうけている様だ。6時の上映に間に合わせるためには会社を5時に出ないとまずいのだが、明日の仕事状況から行って、そんなの絶対ムリ。Y岡さんもK池さんも今度は許してくれないだろう。でもそうなるとあとはレイトショウしかなくなるしなあ。レイトショウでもまだみられるだけマシなのだろうが、うううううむ、レイトショウは諸般の事情によりこれまた無理なんだよう。うううう(……来週水曜日のレイトショウだけはなんとかチャレンジしてみようかとは思っているが)。

そこでふと、そういえば「ハゲタカ」世界のそれぞれの場所って、だいたいどこらへんにあるんだ? とGoogle Mapでチェックし始めてしまう。えーと、マンダリンオリエンタルがここで……とあれこれチェックしてみたのがこれ。↓
映画「ハゲタカ」マップ(Google Map)
それぞれの場所はmixiの映画「ハゲタカ」コミュのロケ地マップを参考にさせていただきました。上のGoogle Mapは東京・丸の内周辺をピックアップしたものだが、ごちゃごちゃしていてちょっとみにくいかも。一番下の青いピン、丸の内鍛冶橋駐車場は鷲津が劉を呼び出して泣かせちゃった場所。その上が鷲津が泊まっていたフォーシーズンズホテル丸の内東京だが、なんだ結構近場で呼び出しているじゃん。歩いて10分もかからないんじゃないのか? 鷲津が成田から乗って来た車はホテルじゃなくてここの駐車場に止めてあるのかなー。そのちょい上の紫のピンは守山が眺めていた新光証券(現・みずほ証券本店営業部)の株価ボードの場所だ。

さらにもっと上の赤いピンがあるところを拡大してみたのが上の地図(Google Mapの方を拡大した方がわかりやすいかも)。一番上の赤いピンは劉が宿泊していたマンダリンオリエンタル東京、そのすぐ横の黄色いピンが日本銀行で、劉はずっとホテルの部屋から日本銀行を見下ろし続けていた訳だね。その下の二つの赤いピン、下の方が日本パーキングセンターで、劉はここの横の信号を「とおりゃんせ」を聞きながら渡り、そしてその上のもう一つの赤いピン、常盤橋跡で(略)。地図見ると日本銀行の方向に向かっていたみたいだけど、どこに行こうとしていたのかね。ホテルに戻るなら何も常盤橋跡を通らなくたっていいじゃないの。日本銀行は通り抜け出来ないんだから近道にならないし。そしたらあんなことにならなくて済んだのにさーー。
などと今日も妄想三昧。しかし一番肝心な場所が分かってないのだ。いったい、鷲津ファンドはどこにあるのだーーーー!
2009年08月05日 (水)
14回かあ……。随分遠いところにきちゃったなあ(しみじみ)。一番最初に見たときはこんな事になるとは思ってもみなかったのだが。
さて前回(8月1日「映画「ハゲタカ」13回目鑑賞(無我の境地を目指せ)」)、前々回(7月31日「映画「ハゲタカ」12回目鑑賞(新宿で酔っぱらい編)」)と酒に溺れて色々見逃してしまった私。反省して今日はもちろん素面だよ!(当たり前だっ!)。今回の鑑賞ポイントは「ハゲタカ」飲料についてと鷲津政彦甘党疑惑です。ま、つまり水とか酒とか水とか酒とかコーヒーですよ。そんなちっせいことにこだわるなんざ本当にバカじゃないのか?という話だが、私の場合こだわって見てこだわって書くことで初めて見えてくるものがあるわけですね、とにかくボンクラなもんでさ。
しかも今回の鑑賞ポイントは今までで一番おバカ度が高くて全くもって無駄な記事だ(役に立つような記事を書いた事なんか一度も無いけどな)。そして基本的に映画を2回以上見た人を前提にもう何もかも判ってもらっているはずと決めつけて書き散らしております。ま、いつもそうだけど。申し訳ありません。「ハゲタカ」に無関係な皆様、飛ばして下さい。
という訳でとにかく水物が出てくる場面をピックアップ。なお、カウントしてたらすごい量になっちゃったので中国サイドは省略。BWP(ブルーウォールパートナーズ)会議室、BWP記者発表はすべてマンダリンオリエンタル・オリジナルラベルのミネラルウォーターだったのでこれも省略。
[不明(ブランデー)]南の島のビーチ
[不明(ウィスキー)]南の島のバー
鷲津(大森南朋)と芝野(柴田恭兵)が南の島で飲んでいたブランデーやらウィスキーの銘柄については「ハゲタカ映画祭」(7月15日「映画「ハゲタカ」6.5回目鑑賞(ハゲタカ映画祭)」)の時に耳にしたのだが、残念ながら私はウィスキー、ブランデー、焼酎類を全く飲まないため、全然覚えていない(もし日本酒を飲んでてくれれば絶対覚えているんだが←飲まねーよ)。しかも全然飲まないから「パラソルもささずに飲んでいたらなまぬるーくなるだろうに、ブランデーなら生ぬるくてもOKなもんなのか? そういやグラスは裕次郎持ちをしたらブランデー自体は手のひらの温度でぬるくなるからもともとOKなのか」などと思ってました。ええ、鷲津は裕次郎持ちはしてませんでした(してたら殴るかも)。ま、私は裕次郎がブランデーグラスを持っているシーンは全く記憶にないので、ゆうたろうを参考にしています(笑)。
[ヴォルビック(ミネラルウォーター)]アカマ自動車会議室
最初のBWPの記者発表を見守る時のアカマ幹部が詰める会議室はヴォルビックだったものの、その後の株主応募状況調査のときは蓋付きのコーヒーカップも点在。
[不明(日本酒)]鷲津F・MGS銀行・アカマ三者会談
鷲津ファンド・アカマ自動車・MGS銀行トップによる三者会談では古谷(遠藤憲一)が鷲津に酌をしているのだが、音が聞こえるものの画像はないし、第一多分とっくりに入っているので日本酒の銘柄は不明。しかし「さすが日本のビジネスマンとは違う、話が早い」と言いながら日本人なんですから日本そのものといえる会社を助けてくださいよ~と言っているお笑いな古谷社長。
[ジョージア(缶コーヒー)]アカマ自動車
アカマ自動車視察に来ていた劉(玉山鉄二)が、喫煙室の外で引きこもりがちにタバコを吸っていた守山(高良健吾)に目をつけて、缶コーヒー(ジョージア)で手なづける場面。ドラマ版でもありましたが、あれはNHKだから銘柄は出なかったんだよね。
[ULIVETO(ミネラルウォーター)]鷲津ファンドオフィス
そして鷲津ファンド会議室では最初の劉についての説明場面、BWPとのTOB合戦場面、若槻(野村修一)によるCLICの説明場面、鷲津によるスタンリーの株を投げ売り説明場面、実際に「売って売って売りまくる」場面、若槻によるアカマ再建試案説明場面、全てULIVETOが置いてあるということで、ULIVETOは鷲津ファンド公式飲料と決定(笑)。でも室内にはウォーターサーバーもあるみたいなんですけど(ホワイトボード左側)、皆さん使っているんですか? コーヒー用なのかなあ。なお、鷲津ファンドのコーヒーに付いては後述。
[ULIVETO(ミネラルウォーター)]鷲津ファンド・アカマTOB記者発表
鷲津ファンド公式飲料なので当然記者発表でもULIVETOが演台の上にあります。だいたいこういう時って水が置いてあるもんだったっけ?と検索してみたら、ある場合もない場合もあるみたい。きっと昔は水差しが置いてあったんだね。
・阪神電鉄株TOB成立、阪急・阪神両社長が会見(なし)
・テクモ株式会社に対する同社株式の友好的公開買付の提案に関する記者会見(これは、エビアン?)
・慈善団体設立の中田英寿さん会見(うわ、コーラですよ)
[ミルク]村田さんin喫茶店
銀行員が村田さん(島田久作)に「まいったなあ、うちの近くは困りますよ」といいながらタレコミしてきた喫茶店で、村田さんはストローでミルクをチューチューやってました。ストローを使うのは髭についちゃうから?
[不明(白ワイン)]鷲津+劉inマンダリン
マンダリンで待ち伏せしていた鷲津と、守山に逃げられた劉の色々思惑アリアリコンビのディナータイム。コメント欄でnanakoさんからのタレコミでテーブルにあったのはボルドーの白だそうですが、私には白だという事以外よくわかりませんでした。ワインはクーラーに30度~40度ほどの角度で寝せてあり、鷲津のグラスにも劉のグラスにも半分ほどワインが入ってましたが、それ以上のことはなんもわからん。やっぱり何も食わんとストレートにワインだったような気もするけど。
[不明(ウィスキー?)]ニューヨークのバー
そして2人の思い出のニューヨーク……と書くと一体どんな二人なんだと思うが。クリスマスなのにバーでやさぐれている鷲津の前に、劉ときたらグラスを二つ持ってやってきてたんですよ。すっごくドキドキしちゃって「May I?」と聞いたのに鷲津ったら無視(もちろん鷲津の前にはちゃんと自分用のグラスあり)。でも遠慮なく同じテーブルについてグラスを1個鷲津の前に差し出したら、いきなり「お前は人を殺したことがあるか? 俺はある」なんてハードな話を切り出されて心臓が爆発寸前な訳ですよ。なもんで顔色悪く震えているわけですね。でもきっとここで劉のハートは鷲づかみされたんだな。悪いヤツだな、鷲津は。劉の負けはもうここで決まっていたんだよ。
[エビアン(ミネラルウォーター)]ドバイ
鷲津とドバイの王子とのご面談場面、テーブルの上の花の陰にエビアンらしきものが3本ほどたっている。
[ウーロン茶?]守山+劉inファミレス
守山と劉のファミレスディナー。特に目新しい発見はなし。
[コーヒー?]劉一華+三島由香(栗山千明)/東洋テレビインタビュー
高めのカップに入っているので多分コーヒー?
[なし]BWP+アカマ幹部inアカマ
アカマ幹部に派遣者問題を迫るBWP幹部。一応BWPも客なのに茶も水も無し。多分「お茶はいいから。他の誰もいれないようにして」とでも秘書にでも指示したんだろうなあ。
[エビアン]鷲津ファンド・スタンリー買収提案記者発表
そして鷲津ファンドのスタンリー買収提案記者発表、鷲津の前に置いてあるのはエビアンですよ! うーむ、ドバイマネーをここでつなげていたかー。しかも鷲津ファンド公式飲料(笑)ではない飲料を置いてあることで、もしかしてこの買収提案がフェイクであることも暗示しているのかもねー。まったくもう、小物で色々小細工しすぎだよ!
[ビッテル(ミネラルウォーター)]スタンリーブラザース証券日本支社
坂本さん(津田健次郎)が鷲津からいきなり「200億円分のオルトXを解約したい。すぐに現金をいつもの口座に振り込んでくれ」といわれる場面。
[日本茶]アカマ自動車
鷲津と飯島(中尾彬)による古谷への最後通告場面。まあアカマらしいごく普通のセレクト。
[ヴォルヴィック]アカマ自動車臨時取締役会
最初緑色っぽく見えたような気がしたので「いろはす」か「森の水だより」かと思ったけど、結局最初から最後までアカマのミネラルウォーターはヴォルヴィックだった模様。ただしここでのサイズは280mlか?
結局飲料関係でちょっとした発見があったのはエビアンだけか。
さてコメント欄で話題になっていた鷲津の甘党疑惑だが。鷲津ファンド会議室でのCLICについての説明場面、確かに鷲津の前にマドラーが入ったコーヒーが置いてあります。でも私だってコーヒーはミルクは入れるけど砂糖は入れないもんね。中身が見えないし、まだ甘党と決まって訳じゃないですよ。しかし村田さんの報告書をみながら「ただ一つ、この写真以外はね……」という場面、コーヒーにミルクが入ってないのにマドラーが入っている! こりゃ鷲津甘党決定か?
しかしその後芝野が劉一華についての報告書を読む場面、芝野のコーヒーカップにもマドラーが刺さってます。芝野も甘党かよ。さらにBWPとスタンリーの提携発表画面(「強欲が善の時代は終わった」というところね)、西野(松田龍平)のコーヒーにもマドラーが! み、みんな、糖分が足りてないのかい?
そして鷲津の「CLICを道連れに、腐ったアメリカを買い叩く」宣言場面、村田さんと中延さん(志賀廣太郎)のカップにもマドラーが! いくらなんでもこれは……。これはもしかして、こういう仕様のカップだっていう可能性もなきにしもあらずでは。それにシュガーポットやシュガーキューブらしきものも見当たらないのだが。……という訳で鷲津甘党疑惑は謎のままだ。……く、くだらねぇーーーーー! 自分。という訳で今回は特に収穫はなし。でも、ま、すっきりした部分はあるかもな。
さて飲み物が出てこない場面では比較的無我の境地で(あるのか?)、あるいはひたすら鷲津をガン見していたわけだが。しつこいようだがあの駐車場での二度目の「お前は誰なんだ」場面、劉ってば眼鏡を外して鷲津に会いに来てる時点でもう完全に負けちゃってるよな-。かわいそうに~(笑)。
はぁ……この映画もあと1週間でほぼ百パーセント完全におわっちゃうのね。8月28日あたりの磯野カツオな気分ですよ(意味不明)。
さて前回(8月1日「映画「ハゲタカ」13回目鑑賞(無我の境地を目指せ)」)、前々回(7月31日「映画「ハゲタカ」12回目鑑賞(新宿で酔っぱらい編)」)と酒に溺れて色々見逃してしまった私。反省して今日はもちろん素面だよ!(当たり前だっ!)。今回の鑑賞ポイントは「ハゲタカ」飲料についてと鷲津政彦甘党疑惑です。ま、つまり水とか酒とか水とか酒とかコーヒーですよ。そんなちっせいことにこだわるなんざ本当にバカじゃないのか?という話だが、私の場合こだわって見てこだわって書くことで初めて見えてくるものがあるわけですね、とにかくボンクラなもんでさ。
しかも今回の鑑賞ポイントは今までで一番おバカ度が高くて全くもって無駄な記事だ(役に立つような記事を書いた事なんか一度も無いけどな)。そして基本的に映画を2回以上見た人を前提にもう何もかも判ってもらっているはずと決めつけて書き散らしております。ま、いつもそうだけど。申し訳ありません。「ハゲタカ」に無関係な皆様、飛ばして下さい。
という訳でとにかく水物が出てくる場面をピックアップ。なお、カウントしてたらすごい量になっちゃったので中国サイドは省略。BWP(ブルーウォールパートナーズ)会議室、BWP記者発表はすべてマンダリンオリエンタル・オリジナルラベルのミネラルウォーターだったのでこれも省略。
[不明(ブランデー)]南の島のビーチ
[不明(ウィスキー)]南の島のバー
鷲津(大森南朋)と芝野(柴田恭兵)が南の島で飲んでいたブランデーやらウィスキーの銘柄については「ハゲタカ映画祭」(7月15日「映画「ハゲタカ」6.5回目鑑賞(ハゲタカ映画祭)」)の時に耳にしたのだが、残念ながら私はウィスキー、ブランデー、焼酎類を全く飲まないため、全然覚えていない(もし日本酒を飲んでてくれれば絶対覚えているんだが←飲まねーよ)。しかも全然飲まないから「パラソルもささずに飲んでいたらなまぬるーくなるだろうに、ブランデーなら生ぬるくてもOKなもんなのか? そういやグラスは裕次郎持ちをしたらブランデー自体は手のひらの温度でぬるくなるからもともとOKなのか」などと思ってました。ええ、鷲津は裕次郎持ちはしてませんでした(してたら殴るかも)。ま、私は裕次郎がブランデーグラスを持っているシーンは全く記憶にないので、ゆうたろうを参考にしています(笑)。
[ヴォルビック(ミネラルウォーター)]アカマ自動車会議室
最初のBWPの記者発表を見守る時のアカマ幹部が詰める会議室はヴォルビックだったものの、その後の株主応募状況調査のときは蓋付きのコーヒーカップも点在。
[不明(日本酒)]鷲津F・MGS銀行・アカマ三者会談
鷲津ファンド・アカマ自動車・MGS銀行トップによる三者会談では古谷(遠藤憲一)が鷲津に酌をしているのだが、音が聞こえるものの画像はないし、第一多分とっくりに入っているので日本酒の銘柄は不明。しかし「さすが日本のビジネスマンとは違う、話が早い」と言いながら日本人なんですから日本そのものといえる会社を助けてくださいよ~と言っているお笑いな古谷社長。
[ジョージア(缶コーヒー)]アカマ自動車
アカマ自動車視察に来ていた劉(玉山鉄二)が、喫煙室の外で引きこもりがちにタバコを吸っていた守山(高良健吾)に目をつけて、缶コーヒー(ジョージア)で手なづける場面。ドラマ版でもありましたが、あれはNHKだから銘柄は出なかったんだよね。
[ULIVETO(ミネラルウォーター)]鷲津ファンドオフィス
そして鷲津ファンド会議室では最初の劉についての説明場面、BWPとのTOB合戦場面、若槻(野村修一)によるCLICの説明場面、鷲津によるスタンリーの株を投げ売り説明場面、実際に「売って売って売りまくる」場面、若槻によるアカマ再建試案説明場面、全てULIVETOが置いてあるということで、ULIVETOは鷲津ファンド公式飲料と決定(笑)。でも室内にはウォーターサーバーもあるみたいなんですけど(ホワイトボード左側)、皆さん使っているんですか? コーヒー用なのかなあ。なお、鷲津ファンドのコーヒーに付いては後述。
[ULIVETO(ミネラルウォーター)]鷲津ファンド・アカマTOB記者発表
鷲津ファンド公式飲料なので当然記者発表でもULIVETOが演台の上にあります。だいたいこういう時って水が置いてあるもんだったっけ?と検索してみたら、ある場合もない場合もあるみたい。きっと昔は水差しが置いてあったんだね。
・阪神電鉄株TOB成立、阪急・阪神両社長が会見(なし)
・テクモ株式会社に対する同社株式の友好的公開買付の提案に関する記者会見(これは、エビアン?)
・慈善団体設立の中田英寿さん会見(うわ、コーラですよ)
[ミルク]村田さんin喫茶店
銀行員が村田さん(島田久作)に「まいったなあ、うちの近くは困りますよ」といいながらタレコミしてきた喫茶店で、村田さんはストローでミルクをチューチューやってました。ストローを使うのは髭についちゃうから?
[不明(白ワイン)]鷲津+劉inマンダリン
マンダリンで待ち伏せしていた鷲津と、守山に逃げられた劉の色々思惑アリアリコンビのディナータイム。コメント欄でnanakoさんからのタレコミでテーブルにあったのはボルドーの白だそうですが、私には白だという事以外よくわかりませんでした。ワインはクーラーに30度~40度ほどの角度で寝せてあり、鷲津のグラスにも劉のグラスにも半分ほどワインが入ってましたが、それ以上のことはなんもわからん。やっぱり何も食わんとストレートにワインだったような気もするけど。
[不明(ウィスキー?)]ニューヨークのバー
そして2人の思い出のニューヨーク……と書くと一体どんな二人なんだと思うが。クリスマスなのにバーでやさぐれている鷲津の前に、劉ときたらグラスを二つ持ってやってきてたんですよ。すっごくドキドキしちゃって「May I?」と聞いたのに鷲津ったら無視(もちろん鷲津の前にはちゃんと自分用のグラスあり)。でも遠慮なく同じテーブルについてグラスを1個鷲津の前に差し出したら、いきなり「お前は人を殺したことがあるか? 俺はある」なんてハードな話を切り出されて心臓が爆発寸前な訳ですよ。なもんで顔色悪く震えているわけですね。でもきっとここで劉のハートは鷲づかみされたんだな。悪いヤツだな、鷲津は。劉の負けはもうここで決まっていたんだよ。
[エビアン(ミネラルウォーター)]ドバイ
鷲津とドバイの王子とのご面談場面、テーブルの上の花の陰にエビアンらしきものが3本ほどたっている。
[ウーロン茶?]守山+劉inファミレス
守山と劉のファミレスディナー。特に目新しい発見はなし。
[コーヒー?]劉一華+三島由香(栗山千明)/東洋テレビインタビュー
高めのカップに入っているので多分コーヒー?
[なし]BWP+アカマ幹部inアカマ
アカマ幹部に派遣者問題を迫るBWP幹部。一応BWPも客なのに茶も水も無し。多分「お茶はいいから。他の誰もいれないようにして」とでも秘書にでも指示したんだろうなあ。
[エビアン]鷲津ファンド・スタンリー買収提案記者発表
そして鷲津ファンドのスタンリー買収提案記者発表、鷲津の前に置いてあるのはエビアンですよ! うーむ、ドバイマネーをここでつなげていたかー。しかも鷲津ファンド公式飲料(笑)ではない飲料を置いてあることで、もしかしてこの買収提案がフェイクであることも暗示しているのかもねー。まったくもう、小物で色々小細工しすぎだよ!
[ビッテル(ミネラルウォーター)]スタンリーブラザース証券日本支社
坂本さん(津田健次郎)が鷲津からいきなり「200億円分のオルトXを解約したい。すぐに現金をいつもの口座に振り込んでくれ」といわれる場面。
[日本茶]アカマ自動車
鷲津と飯島(中尾彬)による古谷への最後通告場面。まあアカマらしいごく普通のセレクト。
[ヴォルヴィック]アカマ自動車臨時取締役会
最初緑色っぽく見えたような気がしたので「いろはす」か「森の水だより」かと思ったけど、結局最初から最後までアカマのミネラルウォーターはヴォルヴィックだった模様。ただしここでのサイズは280mlか?
結局飲料関係でちょっとした発見があったのはエビアンだけか。
さてコメント欄で話題になっていた鷲津の甘党疑惑だが。鷲津ファンド会議室でのCLICについての説明場面、確かに鷲津の前にマドラーが入ったコーヒーが置いてあります。でも私だってコーヒーはミルクは入れるけど砂糖は入れないもんね。中身が見えないし、まだ甘党と決まって訳じゃないですよ。しかし村田さんの報告書をみながら「ただ一つ、この写真以外はね……」という場面、コーヒーにミルクが入ってないのにマドラーが入っている! こりゃ鷲津甘党決定か?
しかしその後芝野が劉一華についての報告書を読む場面、芝野のコーヒーカップにもマドラーが刺さってます。芝野も甘党かよ。さらにBWPとスタンリーの提携発表画面(「強欲が善の時代は終わった」というところね)、西野(松田龍平)のコーヒーにもマドラーが! み、みんな、糖分が足りてないのかい?
そして鷲津の「CLICを道連れに、腐ったアメリカを買い叩く」宣言場面、村田さんと中延さん(志賀廣太郎)のカップにもマドラーが! いくらなんでもこれは……。これはもしかして、こういう仕様のカップだっていう可能性もなきにしもあらずでは。それにシュガーポットやシュガーキューブらしきものも見当たらないのだが。……という訳で鷲津甘党疑惑は謎のままだ。……く、くだらねぇーーーーー! 自分。という訳で今回は特に収穫はなし。でも、ま、すっきりした部分はあるかもな。
さて飲み物が出てこない場面では比較的無我の境地で(あるのか?)、あるいはひたすら鷲津をガン見していたわけだが。しつこいようだがあの駐車場での二度目の「お前は誰なんだ」場面、劉ってば眼鏡を外して鷲津に会いに来てる時点でもう完全に負けちゃってるよな-。かわいそうに~(笑)。
はぁ……この映画もあと1週間でほぼ百パーセント完全におわっちゃうのね。8月28日あたりの磯野カツオな気分ですよ(意味不明)。
2009年08月04日 (火)

本屋でたまたま月刊誌の「シナリオ 2009年 09月号
さて肝心のハゲタカ評は概ね高評価な方なのだが(「いけちゃんとぼく」「ディア・ドクター」は絶賛、「真夏のオリオン」は「戦争をセンチメンタルで括ってる」と低め、「劔岳 点の記」は「監督の執念、情熱を感じる」とそれなりの評価の上に脱線し放題)、どうやら絶賛とはいかないものにしている原因として、もっと現実のドロドロした部分とかえげつないところ、金には絶対つきものの酒と女をもっとしっかり入れた方が映画に深みが出るのに、ということのようなのである。
……現場のおじさんたちのささいな言葉尻をとらえて文句言ってちゃダメだとは思うのだが、この「ハゲタカ」にそんなドロドロやヌトヌトが必要なのかな? もちろん、別に「私の鷲津様が女といちゃいちゃするなんて、嫌! 許せない!」というのではなく(笑)、面白くなるんだったら原作みたいに女とやり放題な上に(←非常にお下品な表現です)それで足元すくわれそうになったって、別にかまわないのである。物語として成立しているなら主人公が死んでもそれは仕方が無いと思う。でもさー、この「ハゲタカ」にそんなドロドロって、本当に必要なのか?
そりゃ緑色や青色ばかりの風景画の中に正反対の色をほんのすこし入れるだけで絵に深みが増す事もあるし、あまーーーいおしるこに少し塩を入れる事で甘みだけでないおいしさが引き立つ事だってあるというのはわかる。フェミニスト気味の私も確かにこの映画は女が少なすぎるとは思うけどさ、でも必要なのかな? そんなありがちな現実の話を私達は求めているのかい?
なーんか読んでいるとだんだん眉毛が八の字になってくるのよ。それでもここまではまだいい。でもラストへの言及でちょっと、ですよ。
鈴木 それで主人公がトップシーンの田舎の一本道で佇むところで終っているよね。あれがなんとなくNHK的でね。どうせ、あそこへ来させるなら、資本主義そのものの象徴の中国製の最高級車が砂ぼこりををあげ走って来させたい。
柏原 確かに画的にはいいんですけど、監督(注:ゲストの事)のいうように非常にNHKスペシャル的な画ですよね(笑)。
鈴木 彼の悲しみを引き受けて佇む主人公、で終ると、だからどうなんだよ!ってことになる(笑)。
ちょっとちょっと、おじさん達! 鷲津があそこでただただ劉の悲しみを引き受けてつったってると思ったら大間違いだよ! だいたい中国の山奥に来るのになんで鷲津が着崩しているとはいえスーツを着て来ていると思っているのよ。いくら鷲津でも、ただ単に劉の思い出にひたるためだけになんかあの場所には行かないっつーの。彼は自分が火をつけた焼け野原を見渡すため日本を出て、これからその荒れ地でまた新たな戦いに臨むため、かつていたもう一人の戦士(劉)の志を拾い上げるためにあの地に赴いたの! あそこにいたのはただ単に友を悼む一人の男ではなく、新たな決意を胸に秘めたファンドマネージャー鷲津政彦なの! そこで鷲津は劉一華からの思いも引き継いだの。だから場にそぐわないスーツを着ていやがるし(笑)、だから最後の最後のシーンであの眼鏡をかけて終るの! ……ふぅ。つい興奮しちゃったぜ。
えー、まあ、でもおじさんたちは最終的には「でもまあこの題材をよくちゃんと映画にしましたよね」「お金の、資本主義におけるマネー戦争を映画にして、これだけ面白くするのは脚本も演出もなかなかいいんじゃないの」「色々欠点もありますけど、これで終らずにもう1本、踏み込んで次をやって更に面白くして欲しい」ともおっしゃってます。次の「ハゲタカ」にも期待したいというところは、私も大賛成でございます。
2009年08月03日 (月)
私の夏はもう、終ってしまったの。あとは例のブツが出てくるのを待つばかり……。そう、もちろん映画「ハゲタカ」のDVDよ。出るのはいつかしら……(遠い目)。もし3ヶ月後にブルーレイでだけ出ます、なんて言われてしまったら歯を食いしばっても(←使い方を間違ってます)ブルーレイのデッキも買ってしまいそうな、そんなおバカな私です。
はぁ……。だいたい最近はDVD出るの早いけど、「ハゲタカ」の場合はどうなんだろう。土曜ドラマ版の場合は2007年3月放送終了で7月にDVD発売(販売元: ポニーキャニオン)、土曜日の夜9時に放映していたというのに視聴率が平均7%台という、深夜のバラエティ番組か?というようなすんばらしい低視聴率ドラマとしては画期的なような気もするけど(まあ、視聴率のことを言ったら映画化自体絶対ありえなかった訳だけど)。同じ東宝の映画だと1月公開の「感染列島」は7月にDVD発売(販売元: 東宝)、2008年12月公開の「K-20 怪人二十面相・伝」は今年の6月発売(販売元: VAP)、2008年11月公開の「私は貝になりたい」も6月(販売元: ジェネオン・ユニバーサル)と、だいたい半年後か? となるとすっごく早くても12月、へたすると来年以降かあ。待ちきれん。
さっさと出してくれると約束してくれるならもう、東宝の株だって買っちゃうよ。ちなみに7月31日の東証終値は1,640円、高値1,684円、単元株は100株だ。権利確定月は2月と8月だから今買って名義書換しちゃえば株主優待も受けられるよ!(100株だと優待割引券が2枚だけだけどさー)。17万円握りしめて証券会社へGO!(←早まるな!)。実は昨日は東宝を買収するにはどうしたらいいのかを考えていたのだ。まったくもう、バカって罪ね……。
そして付いてくる特典はどんなものがあるのか。テレビドラマ版DVDには未公開シーン集やらCM映像やらマスコミ用試写映像のほかに、「大木流経営論」のカバーをつけてハゲタカ経済キーワード集や内容紹介のブックレットをつけてくれた製作スタッフである。映画版でももちろんやってくれますよね!
普通に考えられるものとしては
・土曜ドラマ版同様に未公開シーン集、映画予告画像、テレビCM映像
・出演者へのインタビュー集
・メイキング映像
・副音声による作品解説
・「映画ハゲタカ特番~今、日本人に問う!何のために働くか~」(テレビ東京、5/30放送)
・「土曜スタジオパーク 大森南朋出演分」(NHK、6/6放送)
・シナリオ
・オリジナル写真集
まあ、未公開シーン集、予告編、TVCM画像、出演者へのインタビュー集あたりまでは無条件で入る可能性が高いとして。でもメイキング映像はどうかなあ。そういう作品そのものを裸にしかねない事を「ハゲタカ」でやってくれるかどうかは微妙かも。さらに副音声による作品解説も同様。そりゃ「水曜どうでしょう」の副音声は面白かったけど、「ハゲタカ」の場合は見る方もそんなの求めてないよなあ。特番関連は是非とも見てみたいんだけど、テレ東もNHKも東宝とは別会社だしなあ(しかしDVDはNHKエンタープライズからじゃなくて、東宝から出るのか?)。シナリオは多分無理だろうけど、できれば是非つけて欲しい。もちろん写真集も同様。なお写真集にはメインの人以外のキャラの解説も入れて欲しい(スタンリーの坂本さんとか、ホライズンのクラリスとか、鷲津ファンドの若槻さん他の社員も)。それから鷲津ファンドオフィスの設計図とかミーティングルームの詳細とか(←泥棒にでも入るのか?)。
あと、ブルーレイだけじゃなくて通常版の方にも日本語字幕を選択できるようにしてほしい。そして、できれば通常版の他にディレクターズカット版も出して欲しいけど……ハゲタカ廃人以外の誰が買うのかというのが問題だ。でも日本中にハゲタカ廃人が5,000人くらいいたら結構いいセンいくよね?(←ハゲタカ廃人が5,000人???? ポジティブシンキング過ぎ?)。
そして実現可能性は極めて低いと思われるが、以下の3点のビジネスパックと各種スペシャルパックを勝手にご用意させていただきました(笑)。
[鷲津ファンドビジネスパック]
・社員証(社員証カバーとネックストラップのみ)→ロゴ入りマウスパッド
・ロゴ入り名刺入れ(メタリック、10枚収納可能)
・ロゴ・鷲津マーク入りメモ用紙
・映画内の鷲津ファンド用PCで使っている壁紙データ、スクリーンセイバー
名刺と社員証は指定のURLにアクセスし、写真と自分のデータをアップロードするとそれぞれ自分で名刺と社員証をプリントアウトできるようにする。社員証用の用紙と名刺用の用紙を入れておいてもいいけど手書きは美しくないし。しかし鷲津ファンドのメンバーって別に社員証なんか誰もしてなかったよな。社員証が必要なのって結局セキュリティと社員の行動管理のためだから、鷲津ファンドでは必要ないってことだね。じゃ、社員証はなし、か(がっくり)。では社員証の代わりにロゴ入りマウスパッドで代用。
ロゴ入りクリアファイル(映画館で実際に売っていたやつではなく、鷲津マークとロゴがひっそりシンプルに入っているもの)とかロゴ入りバインダとかもどうかと思ったが、そうなるとA4サイズになってしまいミュージックストアの棚に並ばなくなってしまうので却下。映画内で実際に用意されていた鷲津ファンドマーク入りレポート用紙も是非とも欲しいところだが、多分これもA4サイズになって実現可能性が低いため、メモ用紙で代用。
スクリーンセイバー場面は映画の中では見た事無いが、壁紙がある以上(鷲津のPCの壁紙が鷲津マークになっていた)スクリーンセイバーも用意してあってもおかしくはないよね。実は鷲津マークチャーム付きの携帯ストラップ(映画館で実際に売っていたやつ)も欲しいところだけど、でも鷲津ファンド社員はそんなチャラチャラしたの、絶対、つけないよなあ。
[アカマ自動車ビジネスパック]
・社員バッジ
・アカマGTミニチュアカー
・アカマ自動車社内報(巻頭言:社長挨拶)
・2010年版会社案内
・日経新聞記事(アカマ自動車社長ロングインタビュー)
アカマGTミニチュアカーは歴代の3台分セットで。会社案内の1ページ目はもちろん芝野による社長挨拶ですよ。また、社内報の代わりに社内向け放送ということで芝野(柴田恭兵)の挨拶映像をDVDに収録でもいいかも。日経新聞記事の代わりにプレジデントとか日経ダイヤモンド、あるいはNewsWeek日本版のインタビューでも可(カラーだし)。
[BWPビジネスパック]
・広報室資料(メディアに掲載されたCEO(劉一華)の記事スクラップなど)
・BWP社2010年版卓上カレンダー
・BWP社ロゴ入り携帯ストラップ
・映画内のBWP用PCで使っている壁紙データ、スクリーンセイバー
鷲津ファンドパックとの差を出すのが難しい……。やはり劉一華(玉山鉄二)をメインに押し出すしかないということで、広報室資料を充実させました。経済誌だけでなく女性向け総合誌とかファッション誌掲載の記事(村田さんが読んでいた記事とか)もごっそり収録です。そしてBWPも社員証はしてなかったと思うけど、鷲津ファンドとは違う理由からだな。皆、外国(日本)に出張か出向身分(多分)で来ているからというのと、机の上が散らかっててそこら辺の管理がアバウトそうだから(笑)。あと、ついでにCEOの社葬を取材した新聞記事もおまけに付けておきます。
[メディアパック]
・東洋テレビ取材用腕章
・東洋テレビ社員証(仕様は鷲津ファンド版と同様)
・東洋テレビマスコットぬいぐるみ
・BWPによるアカマ自動車TOBメディア向け資料
・鷲津ファンドによるアカマ自動車TOBメディア向け資料
・鷲津ファンドによるスタンリーブラザース買収提案用メディア向け資料
……あんまりありがたみがないセットだな。じゃ、東洋テレビ社内報の三島由香(栗山千明)特集号と三島がキャスターを務める「プライムイレブン」番宣資料もつけちゃおう。
[アカデミーパック]
・アラビア語講座(CD、テキスト付き)
・中国語講座(CD、テキスト付き)
アラビア語は映画内で使われた台詞の他に、鷲津政彦による基本的な挨拶文例等付き。アラビア語の場合女性が同じ台詞を言うときは違う言い回しや単語になるそうなので、まあ、併せて女性用も。中国語は映画内で使われた台詞の他に、劉一華による基本的な挨拶文例等付き。
[ふざけるなーーーっ!パック]
・まさひこちゃん着せ替え人形(紙製)
ふふ。「ふざけるなーーーっ!」とののしられても本望です。でもさすがの私もまさひこちゃん人形のベースにヌードボディを用意することはできません! ま、ベースボディはラストシーンのお姿か、あるいはサスペンダー姿が基本でしょうか。
なお、立体フィギュアの人形にした場合、コストが高くなり梱包も大変でさらにスペースを取るのでミュージックストアの棚に並ばなくなる可能性が高くなるという問題の前に、立体化した場合そのフィギュアデザインはかなり違和感が生じるものと思われるため、着せ替え人形は写真を利用した紙製のものとする(ま、需要自体全くないだろうけど)。
さて、(お仕事着では)オシャレさんだからビジネススーツは色々持っているけど、色合いが似たようなものばかりで着せ替え甲斐があまりないかもしれません。着せ替えコスチュームは、ビジネススーツ3種(記者発表の時の通常スーツと社内で着ている三つ揃いスーツ、三つ揃いの上着なしベスト着用姿など。なんでいつも社内で三つ揃いなのかな。上着を脱いでベスト着用がデフォルトなのか?)、サスペンダー着用版、南の島のカジュアルウェア(テレビドラマ版とくらべると憑き物が落ちたせいか随分と私服もまともになったよな。それでもラストでは中国の奥地に行くっていうのにやっぱり上着を脱いでネクタイをはずしただけのスーツ姿だけど。どこかに行く途中なのかな? ……はっ、「資本主義の焼け野原」を見に行くところなのか!?)、空港で着ていたコート姿の他に、眼鏡、サングラス、ヅラ、帽子、さらに「ふざけるなーーーっ!」プレミアムとして、くいだおれ太郎衣装、ガチャピン着ぐるみ、浴衣とフォーシーズンズホテル(←最初にお着替えしていたホテルですね)のバスローブあり(笑)。
これは絶対、ないわー。
……もう私には、DVDが出るまでこうやって妄想するしかないのね……。
はぁ……。だいたい最近はDVD出るの早いけど、「ハゲタカ」の場合はどうなんだろう。土曜ドラマ版の場合は2007年3月放送終了で7月にDVD発売(販売元: ポニーキャニオン)、土曜日の夜9時に放映していたというのに視聴率が平均7%台という、深夜のバラエティ番組か?というようなすんばらしい低視聴率ドラマとしては画期的なような気もするけど(まあ、視聴率のことを言ったら映画化自体絶対ありえなかった訳だけど)。同じ東宝の映画だと1月公開の「感染列島」は7月にDVD発売(販売元: 東宝)、2008年12月公開の「K-20 怪人二十面相・伝」は今年の6月発売(販売元: VAP)、2008年11月公開の「私は貝になりたい」も6月(販売元: ジェネオン・ユニバーサル)と、だいたい半年後か? となるとすっごく早くても12月、へたすると来年以降かあ。待ちきれん。
さっさと出してくれると約束してくれるならもう、東宝の株だって買っちゃうよ。ちなみに7月31日の東証終値は1,640円、高値1,684円、単元株は100株だ。権利確定月は2月と8月だから今買って名義書換しちゃえば株主優待も受けられるよ!(100株だと優待割引券が2枚だけだけどさー)。17万円握りしめて証券会社へGO!(←早まるな!)。実は昨日は東宝を買収するにはどうしたらいいのかを考えていたのだ。まったくもう、バカって罪ね……。
そして付いてくる特典はどんなものがあるのか。テレビドラマ版DVDには未公開シーン集やらCM映像やらマスコミ用試写映像のほかに、「大木流経営論」のカバーをつけてハゲタカ経済キーワード集や内容紹介のブックレットをつけてくれた製作スタッフである。映画版でももちろんやってくれますよね!
普通に考えられるものとしては
・土曜ドラマ版同様に未公開シーン集、映画予告画像、テレビCM映像
・出演者へのインタビュー集
・メイキング映像
・副音声による作品解説
・「映画ハゲタカ特番~今、日本人に問う!何のために働くか~」(テレビ東京、5/30放送)
・「土曜スタジオパーク 大森南朋出演分」(NHK、6/6放送)
・シナリオ
・オリジナル写真集
まあ、未公開シーン集、予告編、TVCM画像、出演者へのインタビュー集あたりまでは無条件で入る可能性が高いとして。でもメイキング映像はどうかなあ。そういう作品そのものを裸にしかねない事を「ハゲタカ」でやってくれるかどうかは微妙かも。さらに副音声による作品解説も同様。そりゃ「水曜どうでしょう」の副音声は面白かったけど、「ハゲタカ」の場合は見る方もそんなの求めてないよなあ。特番関連は是非とも見てみたいんだけど、テレ東もNHKも東宝とは別会社だしなあ(しかしDVDはNHKエンタープライズからじゃなくて、東宝から出るのか?)。シナリオは多分無理だろうけど、できれば是非つけて欲しい。もちろん写真集も同様。なお写真集にはメインの人以外のキャラの解説も入れて欲しい(スタンリーの坂本さんとか、ホライズンのクラリスとか、鷲津ファンドの若槻さん他の社員も)。それから鷲津ファンドオフィスの設計図とかミーティングルームの詳細とか(←泥棒にでも入るのか?)。
あと、ブルーレイだけじゃなくて通常版の方にも日本語字幕を選択できるようにしてほしい。そして、できれば通常版の他にディレクターズカット版も出して欲しいけど……ハゲタカ廃人以外の誰が買うのかというのが問題だ。でも日本中にハゲタカ廃人が5,000人くらいいたら結構いいセンいくよね?(←ハゲタカ廃人が5,000人???? ポジティブシンキング過ぎ?)。
そして実現可能性は極めて低いと思われるが、以下の3点のビジネスパックと各種スペシャルパックを勝手にご用意させていただきました(笑)。
[鷲津ファンドビジネスパック]
・社員証(社員証カバーとネックストラップのみ)→ロゴ入りマウスパッド
・ロゴ入り名刺入れ(メタリック、10枚収納可能)
・ロゴ・鷲津マーク入りメモ用紙
・映画内の鷲津ファンド用PCで使っている壁紙データ、スクリーンセイバー
名刺と社員証は指定のURLにアクセスし、写真と自分のデータをアップロードするとそれぞれ自分で名刺と社員証をプリントアウトできるようにする。社員証用の用紙と名刺用の用紙を入れておいてもいいけど手書きは美しくないし。しかし鷲津ファンドのメンバーって別に社員証なんか誰もしてなかったよな。社員証が必要なのって結局セキュリティと社員の行動管理のためだから、鷲津ファンドでは必要ないってことだね。じゃ、社員証はなし、か(がっくり)。では社員証の代わりにロゴ入りマウスパッドで代用。
ロゴ入りクリアファイル(映画館で実際に売っていたやつではなく、鷲津マークとロゴがひっそりシンプルに入っているもの)とかロゴ入りバインダとかもどうかと思ったが、そうなるとA4サイズになってしまいミュージックストアの棚に並ばなくなってしまうので却下。映画内で実際に用意されていた鷲津ファンドマーク入りレポート用紙も是非とも欲しいところだが、多分これもA4サイズになって実現可能性が低いため、メモ用紙で代用。
スクリーンセイバー場面は映画の中では見た事無いが、壁紙がある以上(鷲津のPCの壁紙が鷲津マークになっていた)スクリーンセイバーも用意してあってもおかしくはないよね。実は鷲津マークチャーム付きの携帯ストラップ(映画館で実際に売っていたやつ)も欲しいところだけど、でも鷲津ファンド社員はそんなチャラチャラしたの、絶対、つけないよなあ。
[アカマ自動車ビジネスパック]
・社員バッジ
・アカマGTミニチュアカー
・アカマ自動車社内報(巻頭言:社長挨拶)
・2010年版会社案内
・日経新聞記事(アカマ自動車社長ロングインタビュー)
アカマGTミニチュアカーは歴代の3台分セットで。会社案内の1ページ目はもちろん芝野による社長挨拶ですよ。また、社内報の代わりに社内向け放送ということで芝野(柴田恭兵)の挨拶映像をDVDに収録でもいいかも。日経新聞記事の代わりにプレジデントとか日経ダイヤモンド、あるいはNewsWeek日本版のインタビューでも可(カラーだし)。
[BWPビジネスパック]
・広報室資料(メディアに掲載されたCEO(劉一華)の記事スクラップなど)
・BWP社2010年版卓上カレンダー
・BWP社ロゴ入り携帯ストラップ
・映画内のBWP用PCで使っている壁紙データ、スクリーンセイバー
鷲津ファンドパックとの差を出すのが難しい……。やはり劉一華(玉山鉄二)をメインに押し出すしかないということで、広報室資料を充実させました。経済誌だけでなく女性向け総合誌とかファッション誌掲載の記事(村田さんが読んでいた記事とか)もごっそり収録です。そしてBWPも社員証はしてなかったと思うけど、鷲津ファンドとは違う理由からだな。皆、外国(日本)に出張か出向身分(多分)で来ているからというのと、机の上が散らかっててそこら辺の管理がアバウトそうだから(笑)。あと、ついでにCEOの社葬を取材した新聞記事もおまけに付けておきます。
[メディアパック]
・東洋テレビ取材用腕章
・東洋テレビ社員証(仕様は鷲津ファンド版と同様)
・東洋テレビマスコットぬいぐるみ
・BWPによるアカマ自動車TOBメディア向け資料
・鷲津ファンドによるアカマ自動車TOBメディア向け資料
・鷲津ファンドによるスタンリーブラザース買収提案用メディア向け資料
……あんまりありがたみがないセットだな。じゃ、東洋テレビ社内報の三島由香(栗山千明)特集号と三島がキャスターを務める「プライムイレブン」番宣資料もつけちゃおう。
[アカデミーパック]
・アラビア語講座(CD、テキスト付き)
・中国語講座(CD、テキスト付き)
アラビア語は映画内で使われた台詞の他に、鷲津政彦による基本的な挨拶文例等付き。アラビア語の場合女性が同じ台詞を言うときは違う言い回しや単語になるそうなので、まあ、併せて女性用も。中国語は映画内で使われた台詞の他に、劉一華による基本的な挨拶文例等付き。
[ふざけるなーーーっ!パック]
・まさひこちゃん着せ替え人形(紙製)
ふふ。「ふざけるなーーーっ!」とののしられても本望です。でもさすがの私もまさひこちゃん人形のベースにヌードボディを用意することはできません! ま、ベースボディはラストシーンのお姿か、あるいはサスペンダー姿が基本でしょうか。
なお、立体フィギュアの人形にした場合、コストが高くなり梱包も大変でさらにスペースを取るのでミュージックストアの棚に並ばなくなる可能性が高くなるという問題の前に、立体化した場合そのフィギュアデザインはかなり違和感が生じるものと思われるため、着せ替え人形は写真を利用した紙製のものとする(ま、需要自体全くないだろうけど)。
さて、(お仕事着では)オシャレさんだからビジネススーツは色々持っているけど、色合いが似たようなものばかりで着せ替え甲斐があまりないかもしれません。着せ替えコスチュームは、ビジネススーツ3種(記者発表の時の通常スーツと社内で着ている三つ揃いスーツ、三つ揃いの上着なしベスト着用姿など。なんでいつも社内で三つ揃いなのかな。上着を脱いでベスト着用がデフォルトなのか?)、サスペンダー着用版、南の島のカジュアルウェア(テレビドラマ版とくらべると憑き物が落ちたせいか随分と私服もまともになったよな。それでもラストでは中国の奥地に行くっていうのにやっぱり上着を脱いでネクタイをはずしただけのスーツ姿だけど。どこかに行く途中なのかな? ……はっ、「資本主義の焼け野原」を見に行くところなのか!?)、空港で着ていたコート姿の他に、眼鏡、サングラス、ヅラ、帽子、さらに「ふざけるなーーーっ!」プレミアムとして、くいだおれ太郎衣装、ガチャピン着ぐるみ、浴衣とフォーシーズンズホテル(←最初にお着替えしていたホテルですね)のバスローブあり(笑)。
これは絶対、ないわー。
……もう私には、DVDが出るまでこうやって妄想するしかないのね……。
2009年08月02日 (日)
忘備録:8月発売のコミック新刊ラインアップ
ここんとこハゲタカ三昧ですっかり燃え尽きてるが、でもそれももうそろそろ終わって、多分これから通常営業……通常営業って、何だ?
4日 バクマン。 4[大場つぐみ/小畑健]
10日 のだめカンタービレ 22 [二ノ宮知子]
12日 3月のライオン 3[羽海野チカ]
26日 ガラスの仮面 44 [美内すずえ]
まあ、今月は「ガラスの仮面」とか「ガラスの仮面」とか「ガラスの仮面」でしょうか。もう最新刊が本当に44巻でいいのかもわからないし、前巻だったか前々巻だったかの桜小路くんの携帯電話も衝撃的だったし、とにかく決着つけてくれよ。私は30年以上前からリアルタイムで月影先生の「もう長くない」を聞いているんだからさーーー。
のだめはここ5巻ばかり積読のままになっているんだけどそろそろまた再開してみるかなあ。なお作者の二ノ宮知子のブログには昨年生まれたおぼっちゃまの写真が載っている……。
ちょっと気になるのは以下のコミックス。
7日 幻想綺帖 1[波津彬子] ソノラマコミック
7日 建てたぜ!二世帯住宅(仮)タコちゃんの青春シュビドゥバダ 2[うぐいすみつる]ソノラマコミック
そしてこれは?
7日 観用少女 1[川原由美子] ソノラマコミック
ただ単に最初に出たやつの新装版? それとも話が完結するまでの前フリ? だいたい話が終っているのか終ってないのかも把握してないのだが。
これも気になる。
上旬 ひみつの階段 1 [紺野キタ]ピアニッシモコミックス
上旬 ひみつの階段 2 [紺野キタ]ピアニッシモコミックス
これは一番最初に出た単行本は持っているんだけど……どこらへんがどう違うのか? なお、これは非常に「正しい少女漫画」なので、未読の方にはオススメの作品です。もう、夏休みの読書感想文の課題にしてもいいくらいだ。そういえば読書感想文といえば、弊ブログの今月の検索キーワード上位に「読書感想文 パクリ」とか「読書感想文 著作権フリー」とか「小学生 感想文 例文」とか上がって来ているんですけどーーーー。みんなーー、ちゃんと自分で書けよ! ちなみに参考サイトはここ(おいっ!)。
児童、そして生徒のための、自由に使える読書感想文
【例文つき!】 5分で完成!読書感想文
ネットで楽々!読書感想文を書こう
夏休み自由研究お助けサイト2009
ついでに読書感想文のパクリがバレた時には。
先生も思わず納得!? 反省文の書き方教室
さて、今週の水曜日はどうしようかな(←まだ全然通常営業じゃない!)。
ここんとこハゲタカ三昧ですっかり燃え尽きてるが、でもそれももうそろそろ終わって、多分これから通常営業……通常営業って、何だ?
4日 バクマン。 4[大場つぐみ/小畑健]
10日 のだめカンタービレ 22 [二ノ宮知子]
12日 3月のライオン 3[羽海野チカ]
26日 ガラスの仮面 44 [美内すずえ]
まあ、今月は「ガラスの仮面」とか「ガラスの仮面」とか「ガラスの仮面」でしょうか。もう最新刊が本当に44巻でいいのかもわからないし、前巻だったか前々巻だったかの桜小路くんの携帯電話も衝撃的だったし、とにかく決着つけてくれよ。私は30年以上前からリアルタイムで月影先生の「もう長くない」を聞いているんだからさーーー。
のだめはここ5巻ばかり積読のままになっているんだけどそろそろまた再開してみるかなあ。なお作者の二ノ宮知子のブログには昨年生まれたおぼっちゃまの写真が載っている……。
ちょっと気になるのは以下のコミックス。
7日 幻想綺帖 1[波津彬子] ソノラマコミック
7日 建てたぜ!二世帯住宅(仮)タコちゃんの青春シュビドゥバダ 2[うぐいすみつる]ソノラマコミック
そしてこれは?
7日 観用少女 1[川原由美子] ソノラマコミック
ただ単に最初に出たやつの新装版? それとも話が完結するまでの前フリ? だいたい話が終っているのか終ってないのかも把握してないのだが。
これも気になる。
上旬 ひみつの階段 1 [紺野キタ]ピアニッシモコミックス
上旬 ひみつの階段 2 [紺野キタ]ピアニッシモコミックス
これは一番最初に出た単行本は持っているんだけど……どこらへんがどう違うのか? なお、これは非常に「正しい少女漫画」なので、未読の方にはオススメの作品です。もう、夏休みの読書感想文の課題にしてもいいくらいだ。そういえば読書感想文といえば、弊ブログの今月の検索キーワード上位に「読書感想文 パクリ」とか「読書感想文 著作権フリー」とか「小学生 感想文 例文」とか上がって来ているんですけどーーーー。みんなーー、ちゃんと自分で書けよ! ちなみに参考サイトはここ(おいっ!)。
児童、そして生徒のための、自由に使える読書感想文
【例文つき!】 5分で完成!読書感想文
ネットで楽々!読書感想文を書こう
夏休み自由研究お助けサイト2009
ついでに読書感想文のパクリがバレた時には。
先生も思わず納得!? 反省文の書き方教室
さて、今週の水曜日はどうしようかな(←まだ全然通常営業じゃない!)。
2009年08月01日 (土)
この間の迷子の一件(7月30日「映画「ハゲタカ」11回目鑑賞(六本木で迷子編)」、7月31日「映画「ハゲタカ」12回目鑑賞(新宿で酔っぱらい編)」)ですっかり懲りて、あと20年は来ないさ、アデュウ六本木……とかほざいていたのに、早くも前言撤回、まだ3日しか経ってねーよ……。しかも「ひとりでも多くのリピーターじゃない皆様に見ていただきたいから、映画の日で混雑する今日は行かない」とか言ってたのも撤回しちゃって。そんな自分勝手な女なのさ。だって明日行こうと思ったら予定が入って一日家で留守番してなくちゃならなくなっちゃったんだよう。他の映画館はレイトショウだから昼間見るとなるとやっぱり今日になっちゃったんだよう……。
しかし今日の私は寝不足だ。自宅の炊飯器が故障して朝の5時45分にピーピーうるさく鳴って起こされたのだ。しかもヨ×バシに電話したら結局修理コーナーに持って行くことになり、炊飯器を担いで電気屋に寄ってから六本木に来たので、実は結構疲れている。なんたって炊飯器の重さが想定外でしたよ。そして何分にも今日も暑かったので(午後だったし)TOHOシネマズ六本木ヒルズの売店で思い切り「ハイネケン、ショートで」と頼んでしまったしな。……前回同様に沈没しそうな嫌な予感がするがそれは無視しておく。
さて今回の鑑賞ポイントについては、コメント欄からMackyさんより「NY時代の鷲津さんもポイントではありませんか?」と大変魅力的なご提案をいただきましたが(笑)、情報不足のためお受けする事が出来ませんでした(ありがとうございます)。ニューヨーク時代の鷲津(大森南朋)ネタは何よりも情報が少ないのがネックだな。映画の中で出てくるのはマンダリンで劉(玉山鉄二)がとうとうと語る場面だけだし、土曜ドラマ版でも日本に戻る直前か日本に戻って来てからの場面しかなかったんじゃなかったかな。あ、もしかして第2回か第3回だったかの鷲津が芝野(柴田恭兵)に「あなたが私を変えたんだ」という場面でなんか言ってたっけ? 劉がいうように、逃げるようにやって来て、全てを忘れるかのように仕事に打ち込みはじめた時期だもんね。例の鷲津メガネもかけはじめだし。難しいわ~。でもそうすると劉にとって「あこがれの鷲津さん(はぁと)」になったのは一体いつなんだろう。最初の成功の時か? ま、いいけど。
で、このところ私が気になっていたのは鷲津ファンド内のPCと鷲津ファンドのホームページですよ。とりあえずパソコンの方はNECだと言うのはロゴですぐに判ったけど、具体的にはどのタイプがよくわからん。mixiのタレコミによるとLaVieC2008年秋モデルらしいけど。玉木宏がCMやっているアレかぁ。いくらお揃いで買いたいって言ってもLaVieCはやだな(←なんとなく。根拠は特にない。でもデザイン的にはノートでは不細工な方だと思うなあ)。ま、それ以前に私の場合はMachintoshユーザーだから問題外だけど。
ホームページの方は映っている場面は一切無いのだが、あると考えた方が自然だよね。いくら不特定多数からの集金(!?)はしないとはいえ、今現在たとえトップページ1ページだけでもホームページを全く持たない企業って、存在しない事になってしまうことすらあるような気がするしね。ミーティングルームのプロジェクタから3面モニタに映し出される画面の美しさ、シンプルさからいって、ウェブページもシンプルで美しく、それでいて機能的で必要最低限の情報は載っているような、そんなページだろうなあ。見て見たい。でも映画には一切出てこないのよ(当たり前)。なもんでとりあえずまずはドメイン名検索してみたり(←本当にバカ……。なお、「washizu-fund」では.bizのみが取得済みだったためwashizu-fund.bizをIPドメインSEARCHで検索してみたら葛飾区の人が取ってたよ。一体何に使うんだろう。ファンでなければ転売屋?)、鷲津ファンドと社内電子機器保守やウェブページの更新・保守関係の契約をするとなるとどうなるだろうとか考えてみたりして更にずんずん脱線してしてしまったので、このネタは打ち切りだ。
まあ、いいや。今度こそ何も考えずに無我の境地で「ハゲタカ」を見る。今回の目標はこれだ。いやー、いまさらいうまでもないけど、やっぱりこの映画、ドラマとして面白いよね。単体の映画としては、「NHK土曜ドラマ版の続き」というのが客観的なマイナスポイントかもしれないし、話が複雑で難しい経済用語もバンバン出て来るから1回見ただけだとはぐらかされちゃう可能性もあるけどな。
そして本当に今回こそは無我の境地で見ることができたのか、というと、私、また寝てしまいました。ええ、また同じところで。三島(栗山千明)と劉のインタビュー場面から、またもや守山(高良健吾)の独りぼっちの演説場面に飛んでました。酔っぱらうタイミングの問題かな? もしかして飲んだ酒の量か? それともよっぽど私にはこの場面が合わないのか? 結論:飲んだら見るな。見るなら飲むな。
ところで今まで土曜ドラマ版のウェブページとかを全然見てなかったんだけど、コンテンツの一つである「渋谷で働くドラマディレクターの日記」を読むと「ハゲタカ」って内容だけでなく広報活動も随分と異色だったんだね。私は随分と大昔からNHKの土曜ドラマは熱心に見ている方だが、「ハゲタカ」がこんなにこまめに色々な広報活動をやっていたなんて知らなかったよ。このディレクターブログには「演出方針としては、台本に書かれたシーンだけでなく、そこに至る過程を実際に出来るだけ役者に体験してもら」う、そのためには実際には使わないシーンも役者さんにやってもらい撮影すると書いてあって(2007年1月10日「ビールが美味い、その理由(わけ)は・・・」)、うなってしまいましたよ。上記ブログは最新記事から読んでいったので、土曜ドラマ版撮影時にドラマにも使用せずDVD特典の未公開シーン集にも収録されていない場面があるという所を読んで(2008年7月3日「「ハゲタカ」公開セミナーを終えて」)、単純にこういうのもDVDに入れて欲しかったかも、とか思っていたけど。うーむ、もっと早くにここを見ておけば良かった、と悔やまれる。
さて今回の六本木ですが、前日の7月31日にネットで座席予約状況をチェックしてみたら結構入っててビックリ。えーー、なんだ、これ?? と思ったら1日は「映画の日」で1,000円で見られる日だったのね。前々回の六本木9人なんか嘘のような予約状況だ。そして今日の午前中にチェックしてみたらもう3分の2は埋まってて、行こうかどうしようか迷って結局行く事に決めた午後1時には空席は残りわずかと言う状態でしたよ。もちろん2時30分に劇場に着いたら満席表示は出ているし、3時の回を見終わってからロビーを見て見たら6時の回も満席表示が出ていました。「ハゲタカ」満席表示。素直に嬉しい。
しかしね、一番驚いたのは、今回エンドロールが全て終わるまで立ち上がる人が一人もいなかったことですよ。私はこの映画を13回みているが(ハゲタカ映画祭除く)満席および満席に近い状況でこんな事は初めてである。もしかして六本木のお客さんって普段からこんなにお行儀がいいのか? それともあの場所にいたのはもしかして全員リピーター様?
しかし今日の私は寝不足だ。自宅の炊飯器が故障して朝の5時45分にピーピーうるさく鳴って起こされたのだ。しかもヨ×バシに電話したら結局修理コーナーに持って行くことになり、炊飯器を担いで電気屋に寄ってから六本木に来たので、実は結構疲れている。なんたって炊飯器の重さが想定外でしたよ。そして何分にも今日も暑かったので(午後だったし)TOHOシネマズ六本木ヒルズの売店で思い切り「ハイネケン、ショートで」と頼んでしまったしな。……前回同様に沈没しそうな嫌な予感がするがそれは無視しておく。
さて今回の鑑賞ポイントについては、コメント欄からMackyさんより「NY時代の鷲津さんもポイントではありませんか?」と大変魅力的なご提案をいただきましたが(笑)、情報不足のためお受けする事が出来ませんでした(ありがとうございます)。ニューヨーク時代の鷲津(大森南朋)ネタは何よりも情報が少ないのがネックだな。映画の中で出てくるのはマンダリンで劉(玉山鉄二)がとうとうと語る場面だけだし、土曜ドラマ版でも日本に戻る直前か日本に戻って来てからの場面しかなかったんじゃなかったかな。あ、もしかして第2回か第3回だったかの鷲津が芝野(柴田恭兵)に「あなたが私を変えたんだ」という場面でなんか言ってたっけ? 劉がいうように、逃げるようにやって来て、全てを忘れるかのように仕事に打ち込みはじめた時期だもんね。例の鷲津メガネもかけはじめだし。難しいわ~。でもそうすると劉にとって「あこがれの鷲津さん(はぁと)」になったのは一体いつなんだろう。最初の成功の時か? ま、いいけど。
で、このところ私が気になっていたのは鷲津ファンド内のPCと鷲津ファンドのホームページですよ。とりあえずパソコンの方はNECだと言うのはロゴですぐに判ったけど、具体的にはどのタイプがよくわからん。mixiのタレコミによるとLaVieC2008年秋モデルらしいけど。玉木宏がCMやっているアレかぁ。いくらお揃いで買いたいって言ってもLaVieCはやだな(←なんとなく。根拠は特にない。でもデザイン的にはノートでは不細工な方だと思うなあ)。ま、それ以前に私の場合はMachintoshユーザーだから問題外だけど。
ホームページの方は映っている場面は一切無いのだが、あると考えた方が自然だよね。いくら不特定多数からの集金(!?)はしないとはいえ、今現在たとえトップページ1ページだけでもホームページを全く持たない企業って、存在しない事になってしまうことすらあるような気がするしね。ミーティングルームのプロジェクタから3面モニタに映し出される画面の美しさ、シンプルさからいって、ウェブページもシンプルで美しく、それでいて機能的で必要最低限の情報は載っているような、そんなページだろうなあ。見て見たい。でも映画には一切出てこないのよ(当たり前)。なもんでとりあえずまずはドメイン名検索してみたり(←本当にバカ……。なお、「washizu-fund」では.bizのみが取得済みだったためwashizu-fund.bizをIPドメインSEARCHで検索してみたら葛飾区の人が取ってたよ。一体何に使うんだろう。ファンでなければ転売屋?)、鷲津ファンドと社内電子機器保守やウェブページの更新・保守関係の契約をするとなるとどうなるだろうとか考えてみたりして更にずんずん脱線してしてしまったので、このネタは打ち切りだ。
まあ、いいや。今度こそ何も考えずに無我の境地で「ハゲタカ」を見る。今回の目標はこれだ。いやー、いまさらいうまでもないけど、やっぱりこの映画、ドラマとして面白いよね。単体の映画としては、「NHK土曜ドラマ版の続き」というのが客観的なマイナスポイントかもしれないし、話が複雑で難しい経済用語もバンバン出て来るから1回見ただけだとはぐらかされちゃう可能性もあるけどな。
そして本当に今回こそは無我の境地で見ることができたのか、というと、私、また寝てしまいました。ええ、また同じところで。三島(栗山千明)と劉のインタビュー場面から、またもや守山(高良健吾)の独りぼっちの演説場面に飛んでました。酔っぱらうタイミングの問題かな? もしかして飲んだ酒の量か? それともよっぽど私にはこの場面が合わないのか? 結論:飲んだら見るな。見るなら飲むな。
ところで今まで土曜ドラマ版のウェブページとかを全然見てなかったんだけど、コンテンツの一つである「渋谷で働くドラマディレクターの日記」を読むと「ハゲタカ」って内容だけでなく広報活動も随分と異色だったんだね。私は随分と大昔からNHKの土曜ドラマは熱心に見ている方だが、「ハゲタカ」がこんなにこまめに色々な広報活動をやっていたなんて知らなかったよ。このディレクターブログには「演出方針としては、台本に書かれたシーンだけでなく、そこに至る過程を実際に出来るだけ役者に体験してもら」う、そのためには実際には使わないシーンも役者さんにやってもらい撮影すると書いてあって(2007年1月10日「ビールが美味い、その理由(わけ)は・・・」)、うなってしまいましたよ。上記ブログは最新記事から読んでいったので、土曜ドラマ版撮影時にドラマにも使用せずDVD特典の未公開シーン集にも収録されていない場面があるという所を読んで(2008年7月3日「「ハゲタカ」公開セミナーを終えて」)、単純にこういうのもDVDに入れて欲しかったかも、とか思っていたけど。うーむ、もっと早くにここを見ておけば良かった、と悔やまれる。
さて今回の六本木ですが、前日の7月31日にネットで座席予約状況をチェックしてみたら結構入っててビックリ。えーー、なんだ、これ?? と思ったら1日は「映画の日」で1,000円で見られる日だったのね。前々回の六本木9人なんか嘘のような予約状況だ。そして今日の午前中にチェックしてみたらもう3分の2は埋まってて、行こうかどうしようか迷って結局行く事に決めた午後1時には空席は残りわずかと言う状態でしたよ。もちろん2時30分に劇場に着いたら満席表示は出ているし、3時の回を見終わってからロビーを見て見たら6時の回も満席表示が出ていました。「ハゲタカ」満席表示。素直に嬉しい。
しかしね、一番驚いたのは、今回エンドロールが全て終わるまで立ち上がる人が一人もいなかったことですよ。私はこの映画を13回みているが(ハゲタカ映画祭除く)満席および満席に近い状況でこんな事は初めてである。もしかして六本木のお客さんって普段からこんなにお行儀がいいのか? それともあの場所にいたのはもしかして全員リピーター様?
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