8月は「ハゲタカ」で燃え尽きたけど、9月は通常営業ですからなんて言っていたのに、気がついたら9月も「ハゲタカ」三昧だったんじゃあるまいか……。でも、もう「ハゲタカ」の上映館も茨城の下妻と、長野の飯田だけだもんね。さすがに無理だし……ましてや岐阜福岡なんて……(遠い目)。というわけで季節はもう秋、来年のカレンダーも来年の手帳も年賀状の案内もあちこちで出ていますよ。そして来年の新しい手帳を買ったらちゃんと2010年1月15日にチェックを入れないとね.

忘備録:10月発売のコミック新刊ラインアップ

2日 Real Clothes 8[槇村さとる]
8日 おうちつくりまSHOW[堀内三佳]
17日 中央モノローグ線[小坂俊史]
23日 きのう何食べた? 3[よしながふみ]
23日 聖☆おにいさん 4[中村光]
24日 カルバニア物語 12[TONO]
24日 辣韮の皮 7[阿部川キネコ]
29日 秘密 -トップ・シークレット- 7[清水玲子]

今月は手堅いラインナップです。しかし「Real Clothes」があのメンツでテレビドラマ化……。原作、面白いのに。「カルバニア物語」はさらに進展があったのか(何せ連載雑誌の方は読んでないので)期待大。「カルバニア物語」はねぇ、こういう言い方をすると誤解されるかもしれないけど、一種のフェミニズム漫画かもね。困難や偏見を乗り越えて国史始まって以来の初めての女王になったり女伯爵になったりするっていう設定だけじゃなく、キャラクタ達の自由っぷりがね、本当に魅力的ですよ。

そして「秘密」ですが、まあ昨日買った「大奥 第5巻」同様、続きが待ちきれなくて掲載誌の「Melody」を毎号買っちゃっているので、単行本に大きな驚きはないけど、やっぱり通して読むとさらに面白いです。「大奥」は表紙絵の人物が毎巻少しずつ後ろを向いていっていたので、5巻はついに完全な後ろ姿?とか思ったらそんなこともなく、普通の表紙でした。あ、そうそう、「大奥」実写映画化の話ですが、今朝の朝日新聞にキャストの詳細までは載っていませんでしたが、とりあえず第1巻の内容の「水野・吉宗編」が映画になるというのが載っていました。水野はともかく、吉宗役の女優は誰になるのかなあ。そういや、今月のMelody掲載の「秘密」を読んで、もしかして清水玲子って「ハゲタカ」か「相棒」が好きなんじゃ?とか思ってしまいました。ふふふ。

「聖☆おにいさん」は多分同僚のM様(腐女子)がきっと貸してくれるはず。

……という訳でそろそろまじめに色々はじめないとね。
テーマ:少女漫画
ジャンル:アニメ・コミック
大森南朋(タイガー&ドラゴン)
「タイガー&ドラゴン」は放映当時(2005年)リアルタイムでがっつり見ていて、大好きなドラマだったのだが、ごくごく最近になって「第3話に大森南朋が出ていた」と聞いても全くこれっぽちも、それらしいキャラを思い出せませんでした。当時のブログの書き込み見ても大森の「お」の字もないですよ。

 2005年5月2日「タイガー&ドラゴン第3話

そんな訳で、一体どこに出ているのよ~?? とDVDを借りてみてビックリ。↑えーーーー、これが……、これが大森南朋だったのーーー!? 物語も登場人物も全部覚えていたのに、あのインチキプロデューサーのキャラもちろん覚えていたのに、あれが大森南朋だったなんて気がつかなかった、っつーか、知らなかったよ……。いやあ、びっくり。

で、この大森南朋のキャラが「キテるよ」「ヤバイよ」を連発する訳ですが……、もうそろそろこの時点で本当にヤバイですよ、大森さん! もしかして特に金髪はヤバさを煽っているかも……(何せ透けてみえちゃうし)。

でも今見ても「タイガー&ドラゴン」、やっぱり面白いわ~。DVD-BOX買っちゃおうかと思いました(まだ買わないけど)。
テーマ:日記
ジャンル:日記
鷲津政彦8
さて、何分にも1週間も前の事なのでもうすっかり鑑賞の記憶等ふっとんでしまってて何をどうしたもんか……と遠い目をしてみたり。

まず劉一華に関しては、前々から「結局、劉一華とは何者だったのか」というネタで書こうと思いつつ、なかなか書き進まない状態でおります。このネタ、難しすぎるのよ。何せ劉一華って最初からアイデンティティが崩壊しているキャラなのにも関わらず、判らない部分が多すぎるので。で、今回はしょっぱなから超ネタバレなので(今更!?)一応20行ほど下をあけます。





















上の写真の場面は映画内では最後の方の、三島(栗山千明)がアカマ自動車の臨時取締役会についてリポートするテレビ画面を鷲津(大森南朋)が見つめるシーンだけど、ここで三島は「なお、日本政府は調査の結果、先日強盗により刺殺されたブルーウォール・パートナーズ代表・劉一華氏が、残留日本人孤児・佐藤八重さんの親族ではなく別人だと発表しました。劉氏を名乗っていた人物の素性はいまだ不明です」と言っているんですね。

8月初めの頃の何回目かの鑑賞の時に、三島のこの台詞が気になったのです。それまで劉一華(玉山鉄二)の本当の身元のことなんか気にしたことなかったので(この映画の中でそれを追求するのは本分ではない)、この三島の台詞についても気にも留めてなかったのですが、これってもしかして日本政府は、というか内閣調査室(←日本のCIAみたいなところ)は劉一華の本当の正体について把握していたんじゃないのか? 内閣調査室ならそれだけの調査能力はあるし、多分わざわざ日本人残留孤児三世であると最初に名乗った時点で、そういう経歴を持つ人物が日本を代表する大企業の買収に乗り出したことで、きっと一部で政治的な動きが何かあったはず、そこで内閣調査室が動きだしていざと言う時には何らかの手を打つ準備をしていたのではないか、と思いました。

しかしBWPの背後には中国の国家ファンドが控えていることがわかり、なおかつそのBWP代表が不審な死に方をしたことで、日本政府は外交的な配慮からこれ以上の追求をやめたのではないのか。日本政府はこの手の問題に対して昔から及び腰だったもんね。

まあ、芝野(柴田恭兵)が劉一華の調査報告書を見て「じゃあ、この男は、誰なんだ!?」と言った場面では、本当に疑問に思う気持ちの他に、正体がわからない何者かに脅かされているという一種の恐怖にも似た気持ちもあって出た台詞なんだろうけど、でも鷲津の2度目の「お前は誰なんだ」は、別に「あなたの中国での本当の戸籍名はなんですか?」という意味で言ったわけじゃないですよね(笑)。鷲津は劉が辛い境遇の中で育った子どもの頃からずっとアカマの車に夢と憧れを抱いていたことを知り、「お前が本当にやりたいことはそれなのか?」「おまえが本当にやらなきゃならないことは一体何だ?」という意味で、「……愛してたんじゃないのか? お前は」「お前だけが、アカマを本気で愛していたんじゃないのか!」という台詞の後に、「お前は誰なんだ!」と言ったと思うんです(字幕版でも「誰なんだ?」じゃなくて「誰なんだ!」でした)。

鷲津の気持ちは劉にはちゃんと伝わった、だから鷲津の言葉で劉は「アカマの車に夢と憧れを抱いていた頃の子ども」に戻ってしまい、ホテルの部屋で小さな子どものように丸まっていたんだし、多分子どもの頃の癖で爪を噛んでいた……。そして自分の原点に戻る決心をして、鷲津に本物のアカマ自主再建試案を送ったんだろうしね。見ている方の私も別にそれでいいじゃん、と思ったのです。まあ、そんなわけで公式には結局劉一華が何者だったのかというのはわからずじまいな訳です(というのが8月の話)。

ところが先週の事ですが、某コミュで(笑)「村田さんが持ち帰った劉一華関係の資料のうち、「死亡」の判が押された戸籍資料は、「頭を剃った少年」のものなのではないか」という指摘があって、そりゃあもう、目から鱗でしたよ(笑)。ずっとあの「死亡」という判が押された資料は気になっていました。死亡した一体誰の戸籍資料をわざわざつける必要があるのかとずっと考えていたのに、その資料自体を注目して見たことがなかったんですから。

それで先週の深谷シネマ第22回鑑賞分ではそこら辺の資料をガン見してみました。すると、死亡戸籍資料の中身もさることながら、CLICの本当の狙いを知って芝野が鷲津に電話をかけて来る直前のシーンで、鷲津のデスクの上には、リアル劉一華(3人の子持ちの方の劉……って中国の一人っ子政策はどうなっているんだ? 農村部とか残留日本人孤児だったり奥地の少数民族だったりするとOKなのか?)の資料の一番上に、死亡した男の子の戸籍資料があり、その横に赤い車の落書きの写真が並べてあったんですね。つまり鷲津は、「頭を剃った少年」=死亡戸籍の少年=赤い車の落書きをした少年=BWPの劉一華だと見ているんじゃないでしょうか。

とすると、駐車場での2度目の「お前は誰なんだ」はもっともっと意味が込められた台詞でもあったんじゃないのか(コメント欄でも一度書きましたが)。BWPの方の劉の本名と思われる戸籍資料の上にくっきりと押された「死亡」の文字。はっきりと「死亡宣告」がされ、既にこの世から否定されてしまっていると判っている男に、鷲津はわざわざ「お前は誰なんだ!」と言っているのです。この時の鷲津の気持ちを考えると(勿論、妄想なんだけどさーーー(笑))本当に胸が痛くなります。ドラマ版最終話で西野に「戻って来い」と言った様に、多分この時の鷲津は「お前にも戻る場所はあるんだ」という気持ちも込めて、「お前は誰なんだ!」と言ったんじゃないのかという気がするのです。

そしてこれに対応する場面が、劉が守山(高良健吾)に「君子不眼命争(中国語)、賢い人間は運命には逆らわない。中国のことわざだ。戻れ、元にいた場所に。それが賢明な生き方だ」という台詞ですよね。ここでの劉の声は本当に悲痛な叫びとなっています。自分はもう戻れないんだとわかっているから、自分にはもう帰る場所等ないと思っているからこその、思いを込めた台詞。字幕版ではこの台詞を一気にしゃべった後、劉の(吐く息)という注釈が表示されます。わたしゃこの映画で本当に玉山鉄二を見直したよ!

……でもさ、この問題はやっぱりDVDが出てからでないともうちっと書けないので、今回はごくごく簡単に劉の眼鏡に付いてだけ書いておきます(って、前フリ、なげーよ!(笑))。

劉の眼鏡(ブロウバー)A. 劉の眼鏡(ツーポイント)B.
劉の眼鏡(CLIC場面)C. 劉の眼鏡(サングラス)D.
という訳で(どう言う訳で?)、劉の眼鏡編。劉の眼鏡は4種類出てくるが、一番最初のCLICからの指示場面でだけかけていた(C)の眼鏡(ツーポイント……ではないよなあ? なんて呼ぶタイプのものなんだろう)、ヘリの中でだけかけていた(D)のサングラスを除くと、メインは(A)のブロウバー(いわゆる鷲津眼鏡)、(B)のツーポイント(縁なし眼鏡)、そして眼鏡なし状態のどれかである。ざっと簡単につくった一覧表がこちら(劉の眼鏡資料はメガネパークさんよりお借りしています。なお劉の眼鏡は鷲津のようなスタルクアイズではなく、レスザンヒューマンだそうです)。

 映画「ハゲタカ」劉一華の眼鏡一覧

前に鷲津のブロウバー(鷲津眼鏡)は武装するための眼鏡である、また、真摯に対峙したい相手のときは眼鏡をはずすと書きましたが(9月15日「ドラマ「ハゲタカ」第4話~第6話の鷲津眼鏡について」)、多分今回も同じじゃないのか?(←すげぇざっくり)。戻るとは思っていなかった日本で、愛するアカマ自動車の買収に関わり(鷲津には「ただの使いっ走りですよ。CLICの本当の狙いもおそらく詳しくは知らされてないでしょう」とか言われているけどさ、劉もバカじゃないんだし、ファンマネとしての実績もあるんだから、アカマが中国に持ってかれたらその先どうなるかぐらいはわかっていたよね)、そしてライバルは憧れて憧れてやまなかったあの鷲津政彦。そりゃあ武装しなけりゃやってけないんじゃなかろうか。

しかしその劉が眼鏡の種類を変えるのも、リアルタイムで眼鏡なし場面が登場するのも、鷲津と再会した後なんですよ。まず、NYホライズン時代の思い出を語る時に眼鏡を外しているんですね。それを今度はまたわざわざ掛けて「企業再生? ふざけるなよ。そんな事のためにあんたが今までやってきたとでも? 無名の三流大学を出て、銀行じゃただの兵隊だったアンタが、何のためにアメリカに渡って札束で人の顔をひっぱたくような仕事についたんです?」とか鷲津に言っちゃうんですよ。そのくせ「俺は……あんただ」という場面では手が震えているんですよ!(本当にもう、劉ってしょうがないヤツ……)。そして翌日の記者会見(「中国が日本の会社にに出資してはいけませんか?」)では眼鏡がツーポイントになっているんですね。多分ここが大きなポイントだと思うんですけど、ただなんでツーポイントなのかは、よくわかりませーん(だめじゃん)。すでに80%がた崩壊していた劉のアイデンティティとか、ぐちゃぐちゃになっていた心情とかが一気に坂道を転げ落ち始めたっつーこと? このあとの眼鏡なし場面は一人で祈りを捧げている時、そして守山と一緒にいる時ですね。

そんでもって2度目の「お前は誰なんだ!」(これまた眼鏡をかけないで鷲津にほいほい会いに行っちゃってるんですよ!)ですっかり崩壊しきって眼鏡なしな訳ですが、その後の記者会見場面でブロウバーをしていた理由は一目瞭然ですよね。張り付いたような強気の笑顔がまた哀しいですよ。

そして、CLIC幹部との電話会議の前に見せた決意の一呼吸と、微かな、本当に微かな笑み。CLIC幹部との電話会議の後(ここでは後ろ姿なので眼鏡をしているかどうかはわからないんですが、多分眼鏡はかけているんじゃないかなあ)、劉は「まともな再建案」を鷲津に送り(もちろん眼鏡なし)、そのままどこに行こうとしたのか、とうりゃんせのメロディが流れる信号を渡って(あの信号、実際にはメロディは流れてないそうですね。うひゃー)、常盤橋門跡公園に入ってしまった……。

まあ当然鷲津にあの電話をするときは眼鏡なしですね。しかしね、自分の本当の名前をもはや持たない彼は名乗らないんですよ。「もしもし……鷲津か?……俺だ……」。鷲津かって、じゃああんたは一体どこにかけたつもりなんだよ。まあ、嘘の名前は名乗らずに「俺だ」とだけ言うのが、精一杯だったんですね。もう虫の息だったしね(鷲津に電話する前にさっさと救急車呼べよ)。そして「頼むよ……乗せてくれよ……え? はっ……お……俺も……その車に……なあ、鷲津……頼むよ!……鷲津!(ブチッ)」ですよ。あーあ、鷲津のトラウマになっちゃうじゃないか。最後の最後までお前ってやつはーーー!(笑)

という訳で期待させた割に眼鏡編本編はざっくり簡単に書いてしまいました。まあ、あとはDVDが出るまでお待ちください(そのころにはこんなことなどすっかり忘れていると思うが)。
この間まで民主党は日和見気味だったのに(7月18日「夫婦別姓制度の動きは20年前から何も変わっちゃいねえ。」)、これまた私的にはびっくりなニュース。

 夫婦別姓導入へ…政府、来年にも民法改正案(読売新聞)

約60年ぶりくらいの民法改正ですって。他の法律はガシガシ現状に即して変わっていっているというのに。でも、もしかして読売新聞だからガセネタ確率50%?
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映画「ハゲタカ」アンケート
「本日はお忙しいところお集まりいただきありがとうございます。それでは発表させていただきます、本日、私ども鷲津ファンドは、映画「ハゲタカ」登場人物人気アンケートを集計し、その順位が確定した事をお知らせ致します」(鷲津の声で読んでね)。

 1.映画「ハゲタカ」の登場人物、おつきあいするなら誰?(投票総数137票)
 2.映画「ハゲタカ」の登場人物、一番好きなのは誰?(投票総数151票)

皆様、この超絶くだらないアンケートにおつき合いいただきまして、本当にありがとうございました。〆切を9月25日に設定したものの、25日の何時に勝手に閉め切られてしまうのか全くわかってなかったために、駆け込み投票できなかった皆様、申し訳ありません。私も最後に投票しようっと、とポチしようとしたら全然動かなくってびっくりだよ。一体何時に閉め切られちゃったのかなあ。

さて、アンケート結果の第1位は今さら言うまでもありませんでしたが、「おつきあいするなら誰?」も「一番好きなのは誰?」もぶっちぎりで鷲津政彦さんです! おめでとうございます(パチパチパチ)。そして2位も納得のポジション、劉一華さんです(パチパチパチ)。しかしなんだな、順位は1位2位同じでも2位の劉一華さんの得票率がほぼ同じ13%なのに、1位の鷲津政彦さんの得票率は「好き」と「おつき合いしたい」では随分とちがっていますよ。「好きなのに、でも見ているだけでいいの(はぁと)」な乙女な方が多いってことかしら(うふ)。

さてそれぞれのキャラについて個別にいってみましょう~。
鷲津政彦(三葉銀行) 鷲津政彦(NY時代) 鷲津政彦(ホライズン) 鷲津政彦
「好き」も「おつき合いしたい」も第1位の鷲津政彦さん(鷲津ファンド代表、40歳)(大森南朋)です。左から三葉銀行時代→NYホライズン時代→ホライズンジャパン時代→現在です。三葉銀行時代の写真に何もこれを使わなくても、とは思うがまあ他になかったので仕方がない。なお心霊写真のような鷲津の右肩に乗っている手は、余計ななぐさめをしゃべっている最中の芝野の手です。NY時代のお姿、ちょっとメタボっているのが悲しい。せめてNY時代の撮影は3kg貫禄を付ける前にやってほしかったね。そして日本に戻って来てイケイケゴーゴーだったホライズンジャパン時代、人相が悪いですね。やっぱり今の鷲津さんが一番(はぁと)。

「好き」でいただいた主なコメントは「基本Sなわたしだが、彼ならMに変更も可」「腐った者どもを買い叩く!←買い叩かれたい!」「好き、を辞書で引くと鷲津、と出ているから。」「劉の死を聞いた瞬間の表情を見てみたい… 」「西乃屋のネコと激しく迷いましたが・・・」など。「おつきあい」では「鷲津○○(ホントの名前)、ほら、ピッタリ♪」「運命の人だから。」「一途。」「鷲津さんだから、としか言えません。」「何を話したらいいのかわからないけど…。」と、「好き」よりも「おつきあい」のコメントの方が純情一途な感じがするのは何故かしら(笑)。

チビ劉一華 NY時代の劉一華 劉一華
これまた「好き」も「おつき合いしたい」も第2位の劉一華さん(BWP・CEO、33歳)(玉山鉄二)、左から中国湖南省の奥地で初めてアカマ自動車を見てインプリンティングされてしまった子ども時代、20歳そこそこでいきなり鷲津に「人を殺した事あるか」などと言われてビックリ仰天、これまた鷲津インプリンティングだったNYホライズン時代、そして現在です。現在の写真は「中国が日本の企業に出資してはいけませんか!?」と開き直っている場面。ここで一瞬目を伏せるお顔が実にラブリー。やはり美しい男はいいですね。アンケートにチビ劉とNY劉を入れてもよかったかもなー。

「好き」でいただいた主なコメントは「わけはわかんないけど、心かきむしられたから」「たった一人で人生切り開いて来て、あの最後は切なすぎ」「雨の日はあなたのことを思い出す… 」、「おつきあい」では「私があなたの心のスキマをうめてあげましょう」「付き合うなら、バクバク食う男がいいです」「脆い部分もすべて守ってあげたい!」 「ちょっとそこ通っちゃダメって忠告しなくちゃ。」とどちらのコメントも一途な感じですね。やはりあの劇的なラストの影響がコメントにも出ているのね。

村田丈志 中延五郎 若槻猛
鷲津ファンドのメンバー、村田さん(嶋田久作)、中延さん(志賀廣太郎)、若槻くん(野村修一)です。若槻くんのお写真がどこにもないので、ウェブニュースに載っていたタレント名鑑のお写真をお借りしました。非常に手堅いメンバーです。この3人はみんな声がいいよね。もしかして鷲津は声フェチ?

芝野健夫 西野治 飯島亮介(MGS銀行頭取) 
ドラマ版鉄板レギュラーの芝野健夫さん(アマカ自動車・現社長)(柴田恭兵)、西野治さん(西乃屋旅館社長)(松田龍平)、飯島亮介さん(MGS銀行頭取)(中尾彬)の面々。みんな肩書きも重い! 芝野、鷲津の王子様なのに(え?)、「おつきあい」ではドバイの王子と村田さんに負けてるし、「好き」ではかろうじて西乃屋のネコと同率の第3位です。もうちょっと反省するように。

三島由香 野中裕二(東洋テレビプロデューサー) 柴崎大輔(東洋テレビディレクター)
東洋テレビの皆さん、キャスターの三島由香さん(栗山千明)、プロデューサーの野中裕二さん(小市慢太郎)、ディレクターの柴崎大輔さん(脇崎智史)達。三島は劉に「現実から目を背けるな。それが君の役割だ」と言われて心揺らいでますからね、野中さんにはスポンサーの事を考えろなんて言われちゃってやりたいこともやれないのを実感しているから、そのうち東洋テレビを辞めて独立しちゃうかもね。

古谷隆史 守山翔
そしてこちらアカマ自動車(元)代表取締役社長・古谷隆史さん(遠藤憲一)と、同社派遣労働者の守山翔くん(高良健吾)。古谷さんの獲得票数ははもちろんゼロ(「おつきあい」で1票入ってますが、もしかしてこれは間違って入れちゃったのか?)。古谷さん、下品だもんね。台詞を拾っていくと特にそれが顕著。「(芝野に)そのために高いペイを払っているんだ」「鷲津はどうした、金を持ってくるのがやつの仕事だろう!」などなど。原作では魅力的なキャラだったんだけどねぇ。

一方守山翔くん。若いです。年収130万円いかない生活でも別にハングリーに見えないところを見ると、親元暮らしで親の扶養に入っているのかなあ。派遣工デモ騒動を企画し500人の人を集めるあたりの手腕と、劉から受け取った400万を着実に増やしているあたり、将来性は大なのかもしれんが、結局最初から最後まで全く興味が持てないキャラだったなあ。なお中の人の高良健吾は先日「白洲次郎」に白洲次郎の少年時代役で出ていたけど、よかったですね。目が本当にいいですよ。

ドバイの王子 デイビッド・ブラックマン(スタンリーブラザース証券)
こちら途中から選択肢に入れたドバイの王子様(イサム)と、「入ってないんですね」と指摘を受けながらも最後まで選択肢に入らなかったデイビッド・ブラックマンさん(スタンリー・ブラザース証券)(グレゴリー・ベーカー)の二人。デイブについては先日の深谷ハゲタカ廃人会議の時に「デイブって、仕事できるの?」「何もやってないよね?」などと話題になりました。まあ、スタンリー破綻で今は無職か。でも結構したたかにどこかに潜り込んでいるかもね。ドバイの王子様は何よりもリッチ。ドバイバブルがはじけたのに今更ドバイかよという声もあるかもしれんが、何せ王族だし、鷲津に投資するあたり先見の明があるはずだから、ドバイバブル崩壊も多分乗り切っている事と思われます。

という訳で皆様、本当にありがとうございました。皆様からいただいたコメントももっと入れようと思ったけど、アンケートは勝手に集計してくれるからいいけど、この記事を書くために写真を加工したりアップロードするのに意外と時間がかかったので挫折いたしました(グラフも色々作ってみたんだけど、MacのEXCELの使い勝手が悪いのと、色が美しくないので使いませんでした)。すんません。アンケートはまだ残っているので読んでね(はぁと)。

さて次のアンケートはここのところコメント欄でネタになっている「大森南朋は誰に似ているか」にでもしてみるかあ(←まだやるのかよ!)。山崎まさよし、佐野元春はアリだろうけど、マッキーに梅沢富美男と来た日にゃもはや「心の目」で見ないとなかなか見られないよなあ、などと思ってみたり。
深呼吸の必要
またもや返却日なので慌てて見た「深呼吸の必要」、いいかげん8月31日に宿題を片付けるくせをなんとかしなくてわ。

[作品紹介]
「2月。ひなみは、沖縄の離島にサトウキビ刈りのバイトにやってきた。平良家で一緒に働くのは、常連の豊と年長の池永、ブランド娘の悦子と無口な加奈子、冷めた大学生の大輔。35日で7万本のキビを刈らなくてはならないが、想像以上に過酷な仕事に、作業のペースは上がらない。悦子と大輔は、豊の威張った態度に反感を持つばかり。その頃、平良家の隣に住んでいた美鈴が里帰りする。美鈴の参加で勢いを取り戻すが、明るく見える美鈴も、ある事情を抱えていた…。」(goo映画紹介より)

いやー、すごいわ。何がすごいって,最初から最後までずーーーーーーっとサトウキビを淡々と刈り続けているの。大した事件も起こらず、ひたすらサトウキビを刈る毎日。まあ大森南朋演じる田所豊が事故で怪我をするくらいが大事件? ささやかにそれぞれがなぜここに来たのか、何から逃げてきたのかがこれまた淡々と描かれるのだが、不思議とそんなには退屈しないのである。まあ、キビ刈り青年団青春群像物語である。

一番最初、一面に広がるサトウキビ畑の大きさに、このメンバーのこの数で35日くらいで片付けられるのか?という感じだったのだが、それが徐々に進捗していって、最後に締め日までに全部刈り終えることができると、さすがに見ていてなかなかの達成感はあるかも。ただ、この作品は映画館のスクリーンで見たほうがいい作品じゃないでしょうか。ただひたすらまっすぐに、誰にも邪魔されることなく大きなスクリーンに向かい、ずーーーっと広がる南の島の青い空の下、のんびり流れる時間に、こんな日常があってもいいよなあなどと思わせられるだろうし、淡々と同じように過ぎていくようにも見えてちゃんとキビ畑の仕事は着々と片付いていく毎日に癒される事もあるかもしれない。少なくともノートPCの小さい画面でちまちま見ていちゃ(←私の事だ)全然ダメだろうな。でも、じゃあ映画館にわざわざこの作品を見に行くのか?と言われると、私は見に行かないが。

今回の大森南朋「風、グッジョブ」ポイント:
ヘアスタイルは「プリズナー」とほぼ同じなので結構ヤバイんだけど、この田所というキャラがあまり魅力的ではないので心動かない。いっちゃっていればOKというわけじゃなかったな(←おいっ!)。

今回の鷲津度:
キビ刈り隊のリーダーとして活躍すると聞いていたのでそこらへんのリーダーシップの発揮振りで鷲津度アップ?とか思って見てみたけど、残念ながら今回はゼロ。しかも松葉杖シーンも鷲津の時は結構グッと来たのに(何が?)、田所には全く心惹かれなかったなあ。第一、あの事故のシーン、この物語に必要か? 田所が松葉杖で色々不自由になったからといって特に物語の展開には支障がないみたいだが(多分リーダーという位置にある田所を他のメンバーと同じ位置に調整するための事故だったんだろうけどさー)。

今回の作品に、ストーリーの盛り上がりもなく(この淡々さが作品の持ち味だとは思うけど)、キャラクタの魅力も私的には今ひとつ、「風、グッジョブ」ポイントも鷲津度もゼロだったあたりが、反動で昨日の私を深谷に走らせたのかも(笑)。
テーマ:映画
ジャンル:映画
前回が21回なのに(9月22日「映画「ハゲタカ」21回目鑑賞(深谷シネマは遠かった編)」)、その次が23回とは何事か。いやあ、22回目鑑賞記は長くなりそうなのでちょっと置いておきます。後で必ず書くのでしばし待て。つまりまあ、今日またもや行ってきましたよ、深谷まで……。本当は行くかどうかギリギリまで迷っていたのだが、今日の午前中に子どもの友達から連絡があり「一緒に映画を見に行かない?」というお誘いがあったのだ。子どもは大喜び、そして私も、今年の私の標語「拾えるチャンスは拾っておけ」とばかりにほくそ笑んで、「行ってきなよ~、私もこれからちょっとあちこち遊びにいくからさ~」とお小遣いを置いてほいほいと家を出たのだった(←馬鹿っ母)。

しかし直前まで迷っていたせいで、家を出たのが電車に間に合うかどうかギリギリの時間で、しかもよくよく考えると財布の中にお金がない(1,000円しかなかったよ……)。おまけに深谷まで行くとなるとsuicaもチャージしないと間に合わない、でも時間がない、走りましたよ、駅前まで思い切り。そして駅近くのキャッシュコーナーにすべりこんだら私の前にスッと入り込んだオヤジがさっさとATMの前に立ったせいで、私は待ちぼうけですよ。オヤジ~~さっさとどけろーー! オヤジがよろよろとATMの前から移動すると電光石火でお金を引き出し、財布を引っ掴みながら駅に駆け込む、電車がホームに入り込んで来た音がする、改札のsuicaタッチパネルに定期券をたたきつけるようにして通り抜ける、どやどやと乗客が階段を下りてくる、階段を1段抜きで駆け上がる、発車メロディが聞こえる、階段をのぼりきった! ……私の前で電車のドアが締まり、そして私を残して電車は動き出したのだった。ATMのオヤジ! お前さえ邪魔しなければ乗れたのに~~(←もっと早く家を出ろ)。

携帯で電車経路の検索をしてみる。やっぱり今さっき行ってしまった電車なら12時57分に深谷に着くのだが、その次の電車だと13時32分になってしまう。映画「ハゲタカ」の今日の上映開始時間は13時30分である。間に合わない! しかしこのままボケっとしていても間に合わない事にはかわりがないのでとにかく先に進むことにする。次に来た電車に乗り、隣駅で新宿方面行きの快速電車に乗り換える。携帯で色々検索してみるが新宿12時18分発、池袋12時25分発の新宿湘南ラインではやっぱり、深谷に着くのは13時32分である。今乗っている電車が新宿に何分に着くのかと新宿発の埼京線の発車時刻をチェックするとほぼ同じ時刻、もしかすると走れば間に合うかも!

新宿に着くと埼京線のホームまで走る、階段をのぼり始めるとまたもや発車メロディが聞こえる、またもや1段おきで階段を駆け上る、そして……またもや私の目の前で電車のドアが閉まり、私を置いて電車が発車したのだった。えーー、今日はもう1ヶ月分くらい走ったような気がするのに、なぜこうも置いてけぼりになってしまうのだ。しかしボケっとしていては遅刻する一方なので、今度は山手線に乗って池袋を目指す。もちろん山手線も私がホームに降りた瞬間にドアが閉じやがったのだが、山手線は次の電車がすぐに来るからいいのだ。

池袋に着いたら12時10分、どの経路を探してももはや12時25分の新宿湘南ラインに乗るしか選択肢はないのだった。がっくり。まあ、今まで映画「ハゲタカ」を色んな方法で見たけど(字幕版を見たり、DLPスクリーンで見たり、インサイダーについて考えながら見たり、酔っぱらってみたり、色々)、遅刻というのは新機軸だな……。ふっ……。あきらめてコンビニでパンと飲み物を買い、椅子に腰掛けて昼飯を食べながら電車を待つ。

ところが12時25分になっても電車が来ない。なんだ?と思っていたら4、5分遅れでホームに入って来ましたyo! なんてこったい、5分遅れたら深谷に着くのは13時37分になるじゃないか! しかし私が焦っても電車は速くなったりはしないのだ。とりあえず電車が駅で止まる度に、時刻表と何分のズレで到着したのかチェックする。北本駅では3分遅れだったのだが、熊谷駅では2分遅れ、そして籠原で時刻表通りジャスト! ということは13時32分には深谷になんとか着けるということですよ。

しかし映画が始まるのは13時30分、深谷シネマはいちいち支配人が映画が始まる前に挨拶をするので、それで30秒かかるとして、予告が3~5分か。たいした予告はやってなかったような気がするので、映画本編が始まるのが13時35分くらいだろうか。13時32分に深谷駅に着いたとして、ホームから駅の外まで2分、駅から深谷シネマまで走って5分、入場料を支払ってさらに1分か。シアターにたどり着くのは13時40分すぎだろうか。映画開始5分だと、芝野(柴田恭兵)がやさぐれている鷲津(大森南朋)を訪問するかしないかあたりか? もうオープニングのCLIC幹部場面や2008年アカマ自動車新車発表会場面はどうでもいい(え?)。今回一番確認したかったのはBWPのTOB期間を字幕でしっかりと確認する事(前回はうっかり見逃していたのだ)と、村田さん(嶋田久作)が持ち帰った劉一華(玉山鉄二)の資料の一部を確認する事なので、そこさえしっかり確認できればいいのだが、やっぱり南の島のやさぐれ鷲津の生足は見逃したくないし~。生着替えは20分過ぎのはずだから大丈夫……あれ? そういえば1ヶ月前にも似たような事があったような……(8月27日「どこでもドアがあったなら。」)。

という訳で13時32分に深谷に着いたら、駅からはもう走る、走る、走る。といっても、寄る年波には勝てない私だ、端から見てたらよろめいているようにしかみえなかったかも。でもようやく深谷シネマに着いたら13時38分ですよ、もう完全に映画が始まっている~~! 鬼気迫る表情で入場料の1,000円を出す私に、受付の方はご丁寧に「スタンプカードはありますか?」などと聞くのである。もうスタンプカードなんかどうでもいいよ! もう深谷には来ないんだからさ! でも素直にスタンプカードをだしてしまう私。受付の方がスタンプカードに暢気に「余命1ヶ月の花嫁」とその次に「ハゲタカ」のスタンプを押すので、「これから始まるのはハゲタカですよね??」と確認してしまう。「はい、これから始まるのはハゲタカですが、まだ始まってないから大丈夫ですよ」と。「え!?」と驚きながらもシアター内に入り込む。スクリーンでは丁度「映画泥棒」の案内が終ったところだった。セ、セーフ! やった、もう今日はこれですっかり燃え尽きてしまったよ。とにかく空いている席をさがして座るが、座席数50の座席が8~9割方埋まっていますよ、すげーなー。

そして、席について一息つくと、いつもの東宝のロゴが出て、いつものnepのロゴが出て、いつもの「ハゲタカ」製作に関わった会社名が表示され、いつもの「幻鷹」が流れて、そしていつもの畑の少年が映し出されたのだった。間に合った、間に合ったよ、ブラボー(嬉し泣き)。

という訳で本日も無事、23回目鑑賞をすることができました。幸せだ……。やっぱりね、他のどの映画見ても私の鷲津欲は満たされる事がないのよ、やっぱり「ハゲタカ」でなくちゃダメなのよ。なのにもうスクリーンでは見ることが出来ないのね……。あーあ、これから1月15日までの4ヶ月、一体どうやってやりすごしたらいいのーーー(号泣)。
クライマーズハイ
8月からずっと借りられっぱなしで見る事が出来なかった「クライマーズ・ハイ」をやっと借りることができました。しかしなんだな、全く関係ないけど、何がやりたくないって、私は登山とマラソンは絶対やりたくないのだが、どちらか必ず選べと言われたら仕方なくマラソンを選ぶね。人間は垂直方向に逆らって生きる生き物じゃないのよ。

[作品紹介]
「クライマーズ・ハイ。登山中に興奮状態が極限にまで達し、恐怖感が麻痺すること。1985年8月12日、運命の日。群馬県の地方新聞記者・悠木和雅は魔の山とよばれる谷川岳の衝立岩の登頂に同僚と挑戦するはずだった。だがそれは突然絶たれる。もう一つの聖なる山がたちはだかったからだ・・・。群馬県御巣鷹の尾根の日航ジャンボ機墜落事故から20年。横山秀夫のベストセラーを原作に、未曾有の大事故を報道する地元新聞記者たちの興奮と混乱に満ちた1週間を描く。」(NHKドラマホームページより)

このドラマについての知識は「佐藤浩市と大森南朋が出ている」「日航機事故ネタ」「群馬の新聞社の話」「大森南朋が2年後の「ハゲタカ」のキャストに選ばれたきっかけのドラマ」というだけだったのだが、結構面白かったですよ。さすがNHKだけあって当時のNHKのニュース映像を織り交ぜながら(池上彰さんが若い! 松平アナはあんまり変わんないな)新聞社内のクライマーズ・ハイ状態が描かれる中、大事なところでグジグジになってしまう(クライマーズ・ハイが解けてしまう?)悠木(佐藤浩市)の情けなさがまたいいですよ(佐藤浩市には何の興味もないけど)。実際にはきちんとウラが取れていない以上、たとえスクープでも載せる訳にはいかないのは確かなんだけど、回りがハイ状態な中でやはり載せない決断をするのなかなか出来ないよね。まあ登山嫌いな私には登山シーンはかなり間延びして見えたんですが、でもこれを削る訳にはいかないもんね。

ドラマ自体は見応えのあるしっかりした作りの物なので今更とやかく言う事はないけど、とにかくキャストが非常にいいです。部下の大森南朋、社会部デスクの光石研、政治部デスクの松重豊、整理部長の石井愃一(よく時代劇の悪役で出てくる人ね)、社会部長の岸部一徳、編集局次長の塩見三省、販売局長の綿引勝彦、社長の杉浦直樹、編集局長の大和田伸也、親友の息子の高橋一生、登山指導のちょい役で寺島進などなど。一つの記事を仕上げていくための戦いが外での取材やヌキネタ(スクープ)だけでなく、新聞社の中でも色々な立場から繰り広げられていて面白いのだが、特に岸部一徳がいいですよ。この人って昔はジュリー(沢田研二)と一緒にグループサウンズだったんだよねぇ(さすがに私はその世代ではないが)。この人のキャラと存在感は独特だけど、特にこの「クライマーズ・ハイ」の部長役はいいですよ。見応えあり。

そして大森南朋だが、いやあ、やっぱり他の作品と「ハゲタカ」を繋ぐミッシングリンクがこの作品なんだねぇ。納得。まわりのキャストがすごいから飛び抜けているようには見えないけど、佐山というキャラが本当に生きていますよ。

今回の大森南朋「風、グッジョブ」ポイント:
七三分けなんですよ、佐山くんたら……。ふっふっふ。

今回の鷲津度:
「プリズナー」の時も思ったけど、やっぱり緊迫感のあるドラマのときは鷲津度が上がるよな。しかも真面目な働くおじさん(←まだおじさんじゃねーよ)なので、さらに鷲津度アップ。何気ない表情がドラマ「ハゲタカ」の最初の頃の眼鏡をかけてない鷲津を思わせるところもあり。ただしスーツは一度も着ていません。社会人なんだからたまには着ろよ。

という訳で「クライマーズ・ハイ」をやっとクリア。さて次は「深呼吸の必要」ですよ。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
映画メモ帳
9月20日は待ちに待った深谷シネマの「ハゲタカ」を見に行ってきました。これで通算21回目です(「ハゲタカ映画祭」を入れたら22回目な)。21回……自分で書いてて気が遠くなりそうな数字だ。本当にバカなんじゃないの? まあ、人生にはこんなこともあるさーーー(←開き直り)。しかし会社に鴻巣から来ていた同僚がいて「よく通って来ているもんだねぇ」などと言っていたもんだが、深谷はその鴻巣よりも先、いつも日本最高気温を記録する熊谷よりももっと先である。遠いわ~~。高崎線に乗っていくのだが、高崎線に乗ったのは20年前、結婚した友達の子どもを見に行った時以来だ。なんだか非常に「はるばる」感がいたします。また電車の窓からの眺めがのどかで、ところどころで目につく彼岸花に、「ああ、もう季節は秋……、「ハゲタカ」の夏はもう影も形もないのね……」としみじみ。

今回の上映館の深谷シネマだが、座席数50でスクリーンも小さめとは聞いていたが、本当にアットホームな映画館だったよ。小さな館内ロビーには映画関係の参考資料(多分オーナーさんとかスタッフの私物?)が並べられてて、シアター入口の壁には観客アンケートの結果掲示や、上映中や上映予定の映画作品それぞれの解説コーナーがあり、雑誌記事や新聞の切り抜き等が貼ってありました。もちろん「ハゲタカ」関連の新聞記事の切り抜きも貼ってあって、映画館のスタッフさん達がざわざ選んで「ハゲタカ」を上映してくれているんだなあというのもよくわかる。

そして、事前にMackyさんがデューデリしてくれた情報によると、入場料は1回払えば、あとは座席に目印(チラシ、座布団、膝掛け他)さえ置いておけば一旦外に出てもOKという「小学校の運動会の場場所取りかよ!?」なこれまたアットホーム(?)なシステム。なお、いつも熱いコメントを下さるMackyさんとクールなエイトさんと現地で合流し、10時30分からの第1回目上映を見終わった後に16時30分からの第2回目上映まで昼飯を食べに……いや結果的には現地の喫茶店でメシを食うよりも何よりも「ハゲタカ」トークや大森南朋布教活動(←主にMackyさんが(笑))を繰り広げてしまった私達だ。店内にいたのはお店の人だけだったみたいだけど、あの人たち、一体どう思ったことだろうなあ……。ま、次はあの店には行かないからいいやっ(←次もあるんかい!)。

さて肝心の「ハゲタカ」である。…………もう、何もかもが懐かしい……(遠い目。まあ、「宇宙戦艦ヤマト」の沖田艦長タッチでお読みください。「機動戦士ガンダム」のアムロの「こんなに、嬉しいことはない……」でも可)。8月28日に見終わってから(8月29日「映画「ハゲタカ」20回目鑑賞(ラスト・ハゲタカ in 渋谷編」)まだ1ヶ月は経っていないというのに、砂漠でオアシスにたどり着いた旅人のようにガツガツと食いついてしまったよ……。これから先がまだ長いというのにーー(泣)。もう、オープニングの「東宝」のロゴやNHKエンタープライズの「nep」のロゴを見ただけで胸がドキドキ。マンダリンの階段シーンなんか、心臓の音が他の人にも聞こえているんじゃないのか?っつーくらい興奮ですよ(←バカ)。とかいいつつ毎度の事だがその後の劉の「あれから何年になりますかね」という台詞には「いったい何年になるのかそろそろはっきりさせろ!」などと突っ込んでしまったり……(「そろそろ」はねーだろ、「そろそろ」は)。そして最後の方の劉からの伝言メッセージを聞く鷲津のシーンなんか、もう泣いちゃうかも!なぐらいでしたよ(全然全く泣かなかったが)。

しかしね、こうして素直に映画を見ていればいいものを、今回第1回目の上映は同人誌用資料作成のためにメモを取りながら見ると言う邪道中の邪道なことをしていた訳ですよ(↑上記写真。暗闇の中で書いていたので、自分でも読めないところがあるのさ……)。映画が始まる前にメモ用手帳を取り出した私に、「普通、映画見るのにそんな手帳用意しませんから」とMackyさんに突っ込まれる訳だよ(笑)。ちなみに今回のチェックポイントは、今回のこの「ハゲタカ」が字幕上映版であるため、1.台詞の補完、2.登場人物名およびそれぞれ誰がその台詞を言ったのか確認、3.台詞以外の注記事項の確認、4.劉のメガネの確認、である(そんなことやったからって、一体何!?などと言わないように。世の中のバカには色んな種類がいるのさー)。なお前回見た字幕版の感想はこちら(7月8日「映画「ハゲタカ(字幕版)」5回目鑑賞」)

特に台詞以外の注記事項だが、例えばBWPの資金調達先情報を村田さん(嶋田久作)から聞いた鷲津(大森南朋)をはじめとする一同が顔を見合わせるシーンで鷲津が手にしていた資料を下に落とすんだけど、そこでは(資料がたたきつけられる音)という説明が入るので、鷲津~やっぱり結構ムカついていたんかいなどと判る訳ですよ(笑)。また、劉(玉山鉄二)と守山(高良健吾)の400万円のシーンでは、劉が「君子不眼命争、賢い人間は運命には逆らわない。中国のことわざだ。戻れ、元にいた場所に。それが賢明な生き方だ」という台詞の後に(吐く息)という説明が入るので、劉がどんな思いを込めて守山にこの台詞を言ったのかが、よーーーく判る訳ですよ(まあこれはあの台詞だけで十分わかるけどさ)。劉からの最後の電話シーンなんか、「もしもし……」(絶え絶えの息)「鷲津か……」(弱々しい息)「俺だ……」、、、、「その車に……乗せてくれよ」(嗚咽)「なあ、鷲津……」(鳴き声)「頼むよ……!」(嗚咽)と説明がいちいちつくんですよ。なかなかいいでしょ? 字幕版は本当に面白いですよ。深谷シネマの上映は26日までなので、近くなら(私は別に近くはないんだが)一度ご覧になる事をオススメします。

さて私は同人誌作成のための資料として現在この映画の台詞起こしをしているのだが、揮発性の私の記憶力だけでは穴だらけなので、映画を見終わった後に、通常の記憶力を持っているMackyさんとエイトさんに台詞原稿(全31ページ……)を押し付けて「ちゃんと赤入れてメールで返信するように!」と強要して別れを告げたのだった(←ひ、ひどい……)。でもMackyさんもエイトさんもその日のうちにちゃーんと直しの連絡メールをくれたのよ。すごいな、君たち。夏休みの宿題は8月31日に泣きながらやったりするタイプじゃないんだね(笑)。私も子どもの頃は夏休みの宿題は7月中に終らせていたのに、いつの間に9月5日くらいに出しても平然としてられるようになっちゃったのかなー……。Mackyさん、エイトさん、本当にありがとーーーー。

という訳で「劉の眼鏡編」はこの日2回目に見た「22回目鑑賞記」で。
プリズナー
5時間以上の大作、「プリズナー」を早送りもせずに見ましたよ(ま、ただ単に私のPCのDVD再生ソフトが早送りできないだけだが)。ちょっと、疲れました。

[Amazon作品紹介]
「とある事件がきっかけで教師の職を辞した井沢圭吾(玉山鉄二)。大学時代の先輩で、東南アジアの小国セライビアで孤児院を経営している譲原(中村俊介)を訪ね、しばらくは孤児院を手伝うことに。そんな中、譲原は資金を提供してくれるというジョイという男の口車に乗せられ、全財産を失う。怒った圭吾はジョイに金の返却を求めるが、警察に裏金を払ったジョイの策略により、逮捕されてしまう。獄中で絶望に陥っていた圭吾は、同房の謎の男ポン(大森南朋)から脱獄計画を持ちかけられるが…。」

えっと、割と面白かったです。もっと短くても良かったけど。国際謀略物とかサスペンスとか好きなので、話の内容的にはよかったのですが、なんと言いましょうか、外国で起こった事件で、外国が舞台で、回りは外国人だらけなのに、日本語があんなに蔓延しているのが納得できないのが一番のマイナスポイントかも。もちろんお茶の間で楽しむドラマなんだから、日本語だらけなのは仕方がないんですが、そこらへんの処理がヘタなのか、やたら日本人がいたり日本語が話せる人だらけ、そんだけ日本人が多かったり日本対応な場所が多いのだとしたら大使館の対応だってもう少し違うんじゃないの!?とか思う訳ですよ。

あと、私は甘々な人間なので人が何度も騙される話を見るのが嫌いで見ない。TVドラマの「24」なんか見ないのよ、誰も信じられないから。「どっきり」系の番組も絶対見ない。で、この話の中では主人公の圭吾(玉山鉄二)が何度も騙されるんだよねー。そういうお人好しなキャラなんだと判ってても、いい加減にしろ、と言いたくなりました。

しかし問題は外国人キャストですよ。まあ、皆さんどなたも非常にインチキくさい。なんだか子どもの頃に見ていた「キーハンター」とか「ザ・ガードマン」とかに出て来た外国人てこんな感じだったよなあとしみじみ。2008年放映のドラマなのにここらへんが非常に昭和中期(笑)。まあ、日本人キャストでも敵のボス役の松重豊さん(王尊民役。つまり中国人役だ)がこれまた非常に泣けてくるくらいインチキくせぇーー! しかも松重さん登場場面のBGMがちょっと「007のテーマ」を思わせるような曲調なのにもこれまた泣けてきます。警察の副署長だかなんだかのアリ(池田成志)もこれまた舞台役者みたいなわざとらしさですよ。しかもみんなほとんど日本語話しているし。

しかし玉山鉄二はよかったです。この人、「ハゲタカ」とか「プリズナー」みたいなメリハリのあるドラマをやった方がいいんじゃないでしょうか。本領発揮と言うか、随所でうまいなぁと感じさせてくれました。ま、玉鉄が出ている他のドラマって「牛に願いを」と「BOSS」しか見た事ないので、実はどうこう言えるようなレベルじゃないんだが。

そして問題の大森南朋です。うーむ。いや、大森南朋はいいんだけどポンというキャラが今ひとつというか、第2話ではこの物語の進行的にポンのキャラがなんか納得できねぇと思って見てたのですが(そういう風に見せていたんだろうけどさー)、第3話あたりでまあやっと納得、でも4話5話でもしかして設定甘めじゃね?という気がしました。ポンに限らず全体にキャラクタ設定が甘いというか、ステレオタイプな面がかいま見られるところがちと残念。

今回の大森南朋「風、グッジョブ」ポイント:
風の力は要りません! ふっふっふ。

今回の鷲津度:
去年末に放映されたかなり最近の作品のせいか、また緊迫感のあるドラマ展開のせいか、さらに映画「ハゲタカ」キャストの玉山鉄二も出ているせいか、声だけ聞いているとかなり鷲津度高し! でもビジュアルはごろつきのあんちゃん風……。いや、だから他の作品に鷲津を求めるのはヒジョーーーに間違った見方なんだけどさーー(遠い目)。

そんなわけで、作品的には星三つという感じでしょうか。さて、この連休中にやっと借りて来た「クライマーズ・ハイ」と「深呼吸の必要」を見なくてわ。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
春眠り世田谷
さて、先週TSUTAYAで「プリズナー」を借りてさっさと帰ろうと思ったらふと目に入ってしまったので一緒に借りたままほぼ1週間放置していた「春眠り世田谷」、明日返却日なので(え?)何はともあれ見てみました。……8月31日に夏休みの宿題を片付けている子どもに文句いえねぇ。

[「キネマ旬報社」データベースより]
「個性派俳優・大森南朋主演、過剰な演出を一切排除したストイックでリアルな世界観が話題となったドラマ。30歳を前にして会社を辞めた男は、自分の存在の意味に疑問を抱く。ある日訪れた友人の家で妊娠中の奥さんを見た時、彼は奇妙な行動に出る…。」

恐ろしく淡々と話が進むというか、非常にゆるいわ~。かといってほのぼの系でもほっこり系でなし。むしろだらだら系。「友人の家で妊娠中の奥さんを見た時、彼は奇妙な行動に出る」とあるけど、別に奇妙でもなんでもない。要するにモラトリアムな生活の中で(30でモラトリアムって、いい時代なのかもね)とっかかりというか、確かな成果が欲しかったんだろうなとは思うけど、男の人は色々気の毒だね。女性の方がありとあらゆる意味で自由度も拡張性も高いよな。まあ、ダメ男役の大森南朋が非常にかわいい。かわいい大森南朋を見たい人にはおすすめだと思います。私はかわいい大森南朋には全く興味がないので、「やっぱ、大森南朋、表情がうまいよなあ」などとつぶやきながら見ておりました。

今回の大森南朋「風、グッジョブ」ポイント:
なし。まあ、ラストずぶぬれの前髪から垣間見える額にかすかに今後のヤバイ傾向が見て取れるのが、ポイントといえばポイントかも。

今回の鷲津度:
ゼロ。もちろんこれっぽちも期待はしてなかったが。鷲津も1年近くモラトリアムな状態だったとしても、結局結構険しい表情で酒飲んでたしな。

というわけで、さて次の宿題、「プリズナー」、第1話だけでも今日中に見終える事が出来るのか?
テーマ:映画
ジャンル:映画
毎回四半期に一度、テレビドラマ情報を書いているのにもかかわらず(前回は7月2日「2009年7月からのTVドラマ」)この7月期のテレビドラマを全く見ていないのは、やっぱりハゲタカ三昧だったせいだろうと思っていたのだが、今週号の「TV Bros」(10月2日号)を見てみたらどうやら今期のドラマはどれもこれも超低調だったようだ。ふーん、そうだったのか。まあ、そんな訳でもうすぐ10月期ドラマも始まります。

10月19日、フジ月9「東京DOGS」(脚本・福田雄一、P・鹿内植、演出・成田岳他、出演・小栗旬、水嶋ヒロ、吉高由里子、大塚寧々、勝地涼、ともさかりえ、東幹久、志賀廣太郎、田中好子、三浦友和他)。「シリアスとコメディーを融合させた、新感覚の刑事ドラマ。冷静沈着のエリート刑事と、情にもろいナンパ刑事の凸凹コンビが様々な事件を解決!」(ザ・テレビジョン9月25日号より)。凸凹コンビがどれくらい凸凹なのか次第かも。

10月13日、フジ火9「オトメン(乙男)・秋」(原作・菅野文、脚本・野口照夫他、P・関谷正征、演出・谷村政樹、出演・岡田将生、夏帆、瀬戸康史他、放送枠移動)。「菅野文の同名コミックをドラマ化。乙女心を持つ男子"オトメン"と男気あふれる女子が繰り広げる学園ラブコメディー。土曜夜11時台の「夏編」から放送枠を変更し「秋編」として放送」(ザ・テレビジョン9月25日号より)。夏編は帯広の妹が面白いって言っていたので、もしかすると1回目は見てみるかも。

11月3日、フジ火9「ライアーゲーム シーズン2」(原作・甲斐谷忍「LIAR GAME」、脚本・古家和尚、P・志牟田徹、演出・松山博昭、出演・戸田恵里香、松田翔太、鈴木浩介、吉瀬美智子、渡辺いっけい他)。「'07に人気コミックを映像化した連続ドラマの続編。正直者の女子大生・直(戸田)が、天才詐欺師・秋山(松田)と組み、巨額の金を懸けてだまし合う"ライアーゲーム”で数々の頭脳戦に挑む」(ザ・テレビジョン9月25日号より)。多分面白いのかもしれないけど、フジのこの曜日のこの時間帯のドラマというのにちょっと一抹の不安……。

10月13日、フジ火10「リアル・クローズ」(原作・槇村さとる、脚本・大島里美、P・佐野拓水他、演出・白木啓一郎他、出演・香里奈、高岡蒼甫、小泉孝太郎、加藤夏希、能世あんな、真野裕子、えれな、南明奈、黒木瞳他)。「今まで興味の無かった婦人服売り場へ異動となり、戸惑う主人公・天野絹恵。そんな彼女に、婦人服売り場を統括する鬼部長・神保美姫が、辛らつな言葉を投げつける。ファッションって? 仕事って? 恋愛って? 私って???? 絹恵と鬼部長・美姫の葛藤を通して、働く女性なら誰もが抱える「悩み」をリアルに描きます」(番組公式ホームページより)。原作の「Real Clothes」、面白くてすごく好きなんだけどねぇ、このドラマはなあ……。前に同じキャストでやっていた2時間ドラマ版を見たけど、そりゃあもうとほほなドラマで……。本当に勘弁して欲しい。

10月21日、TBS水9「浅見光彦~最終章~」(原作・内田康夫、脚本・石原武龍他、P・矢口久雄、演出・佐々木章光他、出演・沢村一樹、風間杜夫、田中幸太朗、黒田知永子、原沙知絵、佐久間良子他)。「旅と歴史のルポライター・浅見光彦が、北は北海道から南は沖縄まで日本各地を訪れ、旅先各地の歴史や伝説、名所、行事、名物などを取材する途中、さまざまな人と出会い、また事件に遭遇。持ち前の好奇心と正義感から、時には、図らずとも警察庁刑事局長である兄の力を借りることにより、難事件を解決していく物語」(番組公式ホームページより)。別に興味なし。

10月14日、テレ朝水9「相棒 season8」(脚本・興水泰弘他、演出・和泉聖治他、出演・水谷豊、及川光博、岸部一徳、六角精児、神保悟志他)。「警視庁特命係・杉下右京(水谷)の名推理を描く刑事ドラマの第8シーズン。前シーズンで卒業した亀山薫に代わり、元エリートで謎の多い神戸尊(及川)とコンビを組む」(ザ・テレビジョン9月25日号より)。たまに会社を休んだり土曜の午後にボケっとしてたりするとテレビで再放送をやっているのを見ちゃったりするのだが、見ると結構面白くてそのまま見てしまうものの、わざわざ「じゃ、水曜の夜9時は相棒だからっっ!」と選んで見る程でもないんだよな。

10月14日、日テレ水10「ギネ 産婦人科の女たち」(原作・岡井崇「ノーフォールト」、脚本・大石静、P・西憲彦他、演出・岩本仁志他、出演・藤原紀香、上地雄輔、板谷由夏、本仮屋ユイカ、近藤芳正、國村準、中村橋之助、西田尚美、八嶋智人、松下由樹他)。「深刻な医師不足から、産科医療の崩壊が深刻な社会問題となりつつある昨今――。産科医激減の大きな理由は、38時間連続勤務や月20日の当直が当たり前の「過酷な労働環境」と、他の科の約3倍の訴訟率という「訴訟の高リスク」と言われている。しかし、そんな劣悪な労働環境に置かれながらも、ただ、命を救いたい――!!ひたすら、その一心で日夜、闘う、産婦人科医達の熱いドラマを描く」(番組公式ホームページより)。もしかすると話は面白いのかもしれないし、スタッフも手堅め(演出は「野ブタ。をプロデュース」「女王の教室」の岩本仁志)、でもどうにも藤原紀香さんはパスかも。

10月14日、TBS水0「深夜食堂」(原作・安倍夜郎、演出・松岡錠司他、出演・小林薫、松重豊、綾田俊樹他)。「繁華街の片隅にある、深夜営業の小さな店を舞台にした人間ドラマ。マスター(小林)と常連客との交流をつづる」(ザ・テレビジョン9月25日号より)。かなり地味そうなドラマだと思うけど、もしかしたら気を抜いてみたら面白かったりするような気も。

10月15日、テレ朝木8「その男、副署長 シーズン3」(脚本・岩下悠子他、P・井上千尋他、演出・石川一郎他、出演・船越英一郎、田中美里、宇梶剛士、鈴木裕樹、石丸謙二郎、酒井敏也、的場浩司、本田博太郎、萬田久子他)。「このドラマのオモシロさは、不可解な謎をはらんだ事件の<ミステリー>、そして、副署長が禁を破って捜査に飛び出す<カタルシス>、周囲の人間たちとの対立と葛藤を描いた<奥深い人間ドラマ>、犯人の動機にこだわる副署長の信念に裏打ちされた<ヒューマニズム>とドラマに必要な要素がすべて盛りこまれているトコロにあります」(番組公式ホームページより)。木曜の8時か。裏のNHKの「ROMES/空港防御システム」の方が面白そうなんだけど。

10月15日、NHK木8「ROMES/空港防御システム」(原作・五條瑛、脚本・佐伯俊道他、P・、演出・椰川善郎他、出演・大倉忠義、安田章大、国仲涼子、草刈正雄他)。「世界最先端の防御システム、「ROMES」を駆使して国際空港を守れ!空の玄関を舞台に、警備チームと犯人たちの白熱の攻防を描くノンストップサスペンス。東京湾に浮かぶ人工島にオープンした東京湾国際空港、通称「湾空」は、世界最先端の施設警備システム「ROMES(ロメス)」に守られた海の要塞である。オープン1周年を控えたある日、ROMESシステムを開発したイギリスの会社から、1人の男が湾空に降り立った。成嶋優弥、27歳。世界で最もROMESシステムに精通した若き天才である。しかし湾空は、成嶋の到着以来次々と事件に見舞われることになる」(番組公式ホームページより)。主要メンバーがジャニーズというのがなんだけど、話は面白そう。でも木曜の夜8時って、以外と見逃しちゃうんだよなー。

10月22日、テレ朝木9「交渉人 THE NEGOTIATOR2」(脚本・寺田敏雄、P・内山聖子他、演出・松田秀和、出演・米倉涼子、筧利夫、笹野高史、鈴木浩介、田優、林丹丹、高橋克実、塚地武雅、陣内孝則他)。「事件が終わってから動き出すのではなく、まさに犯罪が行われている現場に出向き、犯人と対峙するSITは、犯人と粘り強い交渉を行うなど、最前線で命がけの任務にあたっている。その任務の特異性から滅多に日の目を見ることのないSITの日常を鮮やかに描く『交渉人~THE NEGOTIATOR~』が、この冬、木曜ドラマに登場」。話には興味があるんだけど(やっぱり「交渉人 真下正義」が面白かったしね)、このドラマ自体に全く心惹かれない。

10月、フジ木10「不毛地帯」(原作・山崎豊子、脚本・橋部敦子、P・長部聡介他、演出・澤田謙作他、出演・唐沢寿明、和久井映見、多部未華子、柳葉敏郎、小雪、佐々木蔵之介、天海祐希、竹野内豊、阿部サダヲ、古田新太、段田安則、松重豊、梶原善、袴田吉彦、遠藤憲一、岸部一徳、橋爪功、伊東四朗、中村敦夫、原田芳雄他)。「大本営陸軍作戦参謀の中佐であった壹岐正(いき・ただし)が主人公。エリート軍人であった壹岐がシベリアの強制収容所に囚人として抑留される。11年間のシベリア抑留を経て帰国し、急成長中の商社である近畿商事に入社。戦争経験、抑留経験の暗い過去を背負いながらも熾烈な商戦の中で活躍、苦悩しながら第二の人生を歩んでいく」(Wikipediaより)。うわー、すごいキャスト、さすがフジテレビ50周年記念ドラマ。でもフジテレビ50周年記念といえばつい「アマルフィ」(「アマルフィ」に関する非常にナイスなサイトさんはこちら)を思い出してマイナスのイメージで見てしまいそう……。あ、今ならエキストラをまだ募集中のようですよ(応募〆切9月22日)。ドレスコードが「女性/シンプルなパーティードレスもしくは着物希望」かあ(←出る気かよ!)。

10月22日、日テレ木0「傍聴マニア09~裁判長!ここは懲役4年でどうすか~」(原作・北尾トロ他、脚本・田村孝裕、演出・佐野達也他、出演・向井理、南明奈、六角精児他)。「裁判エッセイマンガのドラマ化。一人の青年が裁判の傍聴に魅せられていく」(ザ・テレビジョン9月25日号より)。もともと裁判エッセイをコミック化したんじゃなかったっけ?

10月、テレ朝金9「アンタッチャブル」(脚本・橋本裕志、P・桑田傑、演出・下山天他、出演・仲間由紀恵、要潤、佐藤智仁、芦名星、田中要次、酒井敏也、小澤征悦、田中哲司、寺島進他)。「粘着質な三流誌の女性記者が、怪事件の裏にある真実を追い求めていく」(ザ・テレビジョン9月25日号より)。脇が手堅いんだけど……仲間由紀恵さんはパス。

10月16日、TBS金10「おひとりさま」(脚本・尾崎将也、P・正木敦他、演出・植田尚他、出演・観月ありさ、小池徹平、松下奈緒、鈴木亜美、酒井若菜、真矢みき他)。「観月ありさ主演でお送りするラブコメディ!女 33歳 独身。人呼んで“おひとりさま”。そんな彼女に10歳も年下の彼氏が??? 彼は今どき増殖中の草食系男子!? 年齢も立場も収入も考え方も違うこの二人。まさに究極の格差恋愛。そこには波乱の予感が」(番組公式ホームページより)。非常に「イマドキ」なネタ、でも観月ありささんもパス。

10月16日、NHK金10「行列48時間」(原作・藤田宜永「喜の行列 悲の行列」、脚本・樫田正剛、P・、演出・土方政人他、出演・國村隼、森下愛子、金田明夫、佐野史郎、渡辺いっけい他)。「大晦日からデパート開店までの2日間、福袋の行列に並ぶ人々の悲喜こもごもを描くサスペンスコメディ」(ザ・テレビジョン9月25日号より)。話も面白そうだし、國村さんが主役というのもよさげ(しかし地味キャストだね、「ハゲタカ」の時もそうだったけどNHKだからできるんだよね)。

10月9日、テレ朝金11「マイガール」(原作・佐原ミズ、脚本・大島里美他、演出・高橋伸之他、出演・相葉雅紀、優香、村上信五、石井萌々果、北村有起哉、山崎樹範、平岩紙、井村空美、日村勇紀、室井滋、八名信夫、大森暁美他)。「亡くしてしまった恋人を忘れられないカメラマンアシスタントが、彼女との間に生まれた自分の娘と出会い、心を通わせていく究極のラブストーリー」(ザ・テレビジョン9月25日号より)。もう夜中なんで(11時15分で!?)もう寝ています。

10月2日、テレ東金0「嬢王 Virgin」(原作・倉科遼、紅林直、脚本・梶木美奈子、演出・岩田和行他、出演・原幹恵、永田彬、かでなれおん、辰巳奈都子、原紗央莉、麻美ゆま、黒川芽以他)。「キャバクラが舞台の人気ドラマ第2弾。18歳のヒロインがキャバ嬢ナンバーワンの座を懸けたグランプリで奮闘する」(ザ・テレビジョン9月25日号より)。うわー、すごいバカバカしそう。しかも公式サイトのあおりお文句は「昭和は終った!! 新しい時代の酒は新しい時代の女が注ぐ!! 優勝賞金3億円!! 平成生まれの蝶達が夜の六本木を華麗に舞う」ですって。ぶはは。平成と言いつつもバカバカしいまでに昭和な空気満杯で、実は面白かったりするのかも。ま、夜中なので見ないけど。

10月17日、土8TBS「小公女セイラ」(原作・フランシス・バーネット、脚本・岡田惠和、P・磯山晶、演出・金子文紀他、出演・志田未来、田辺誠一、黒川智花、大和田伸也、広岡由里子、斉藤由貴、樋口可南子他)。「世界的に有名な児童文学を、現代日本に舞台を移してドラマ化。父の突然の死により何不自由ない生活から一転、貧しくつらい生活を強いられることになるヒロインの運命を描く」(ザ・テレビジョン9月25日号より)。タイトルだけ拝借しているのかと思いきや、中身もそのまんまかい。貧乏描写のリアリティがどんなものか興味がないでもないし、スタッフが非常に手堅くて安心できるメンバー、さらに私としては子供の頃に繰り返し読んだ原作、見て見たいところだが……土曜の夜8時に、見る気になる内容かなあ。

10月17日、日テレ土9「サムライ・ハイスクール」(脚本・井上由美子、P・荻野哲弘他、演出・佐藤東弥他、出演・三浦春馬、城田優、杏、室井滋、大後寿々花他)。「普段は何事にも見て見ぬフリをしてしまう“草食系”男子高校生がイザという時には“サムライ”に変身して、世の中の理不尽な事に立ち向かう痛快エンターテインメントドラマです」(番組公式ホームページより)。あまり興味がないんだけどどうやら真田幸村関連のサムライネタが出てくるらしいので、第1回はみるかも。

10月10日、NHK土9「チャレンジド」(脚本・渡邉睦月、演出・国本雅広、出演・佐々木之介、富田靖子、村川絵梨他)。「突然の病気で目が見えなくなってしまった中学教師が、懸命のリハビリの末に教員への復職を決意。様々な困難にぶつかりながらも、生徒や同僚教師、家族とのふれあいを通じ、成長していく姿を描いたニューマンドラマ」(ザ・テレビジョン9月25日号より)。裏の「サムライ・ハイスクール」次第かも。

11月14日、NHK土9「外事警察」(原作・麻生幾、脚本・古沢良太、演出・堀切園健太郎他、出演・渡部篤郎、石田ゆり子、遠藤憲一、余貴美子、石橋凌他)。「世に知られざる警察が存在する。街に深く潜行し、決して姿を見せない「ウラ」と呼ばれる特殊班―警視庁公安部外事4課―。9・11を機に設立された、対国際テロ秘匿捜査の精鋭部隊である。「スパイ天国」と言われる日本で、スパイハンターとして鍛えられた彼らの実態とは?日本のインテリジェンス(諜報活動)の現在を徹底取材。陰謀、罠、裏切りが渦巻く外事警察の世界を、初めてドラマ化する」(NHKドラマトピックスより)これはちょっと面白そう。演出はドラマ「ハゲタカ」で大友啓史、井上剛ととも演出をした堀切園健太郎、脚本は「ゴンゾウ」や「相棒」の古沢良太、ちょっと期待かも。

10月11日、TBS日9「JIN-仁-」(原作・村上もとか、脚本・森下佳子、P・石丸彰彦他、演出・平川雄一朗他、出演・大沢たかお、中谷美紀、綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、田口浩正、戸田奈穂、佐藤二朗、高岡早紀、水沢エレナ、小林勝也、伊澤柾樹、武田鉄矢、六平直政、麻生祐未、小日向文世、山本耕史、内野聖陽、藤田まこと他)。「幕末の江戸へタイムスリップしてしまった脳外科医・南方仁が、満足な医療器具も薬もない環境で人々の命を救っていき、その医術を通して坂本龍馬・勝海舟・緒方洪庵ら幕末の英雄たちと交流を深め、いつしか自らも歴史の渦の中に巻き込まれていく」(公式ホームページより)。これは……1回目次第かなー。でも脇が佐藤二朗、六平直政、小日向文世、山本耕史、内野聖陽とおいしいところを押さえています。

という訳で今期見るかもしれないのは、「ROMES/空港防御システム」、「外事警察」、まず録画はとりあえずしておくのは「行列48時間」、「深夜食堂」、第1回目は見るかも組が「東京DOGS」、「小公女セイラ」、「不毛地帯」、「JIN-仁-」、気が向いたら見るかも組で「傍聴マニア09~裁判長!ここは懲役4年でどうすか~」、「ギネ 産婦人科の女たち」あたり。あれ? 今回は結構多いかも。でも同人誌(「ハゲタカ廃人日記」)の原稿にかかり切りでドラマどころではない可能性もアリ。

参照:
7月2日「2009年7月からのTVドラマ
3月28日「2009年4月からのTVドラマ
1月3日「2009年1月からのTVドラマ
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
Amazonの陳列棚に、「ハゲタカ 映画版DVD」の文字が入ってますよ。

 ハゲタカ 映画版 (大森南朋、玉山鉄二 出演) [DVD]

まだ発売時期とか何も書いてありませんが(せめて発売時期くらい、書いておいてーー!)、とりあえず登録しておけば、DVDが注文可能になった時ににEメールでお知らせしてくれる模様。で、いったい、いつなのよ!
追記:9月18日
発売日は2010年1月15日に決定(多分)。

 史上最大のマネー戦争が日本を揺るがす!「映画 ハゲタカ」待望のDVD化!(TSUTAYAショッピングニュース)

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★封入特典
・ブックレット(写真と解説で構成)
◆収録内容
・DVD2枚組
・本編134分
◆特典映像
・特報・予告編・TVスポット
・メイキング映像集
・イベント映像集(完成披露試写会/初日舞台挨拶)
・未公開シーン集
⇒ドラマから映画へと繋がる空白の4年間の鍵となる『ライオンソース裁判』を収録!
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問題はDVDにするか、ブルーレイにするか……。
さて先日コメント欄のsuikaさんに挑発されて(笑)、後半部分(第4話~第6話)で鷲津の眼鏡が何種類もでてくるのはどうしてかという質問があったので、そのうちとか思いつつもやっぱり気になってしまったので、ごくごく簡単に調べてみました。前半部分(第1話~第3話)は全くチェックしていません。一応超簡単な一覧表を作りました。

 鷲津眼鏡一覧表

一覧表作ってみたら答えは簡単でした。

まずドラマ版で出てくる眼鏡はサングラスを除くと、主に前半部分で大活躍のブロウバー(上部にフレームが渡してある、いわゆる鷲津眼鏡)と、後半部分で活躍のツーポイント(縁なしめがね)の2種類です。もしかするとブロウバーとツーポイントも更に細かく使い分けていたのかもしれないけど、そこまでは私にはわかりませんでした。ブロウバーとツーポイントの違いはフレームの形の違いだけでなく、人に対して与える印象も大きく違っています。ふちなし(ツーポイント)の方がソフトな印象、鷲津眼鏡(ブロウバー)は冷たくて人を跳ね返すような印象がありますよね。

で、何故鷲津が最初の頃はブロウバー(鷲津眼鏡)をかけていたのかというと、あれは武装するための眼鏡だからではないでしょうか。映画「ハゲタカ」でのニューヨーク時代のエピソードを見ると、その頃からすでにあの眼鏡をかけていますね。彼は日本から逃げるようにして渡米し、過去を忘れるかのように必死になって仕事をやってきた、でも元々は「情に厚いまっすぐな男」(by 芝野)だったが故に、何かの折りにくじけそうになったり何もかも嫌になったりすることもあったのではないかと思います。そんな自分を奮い立たせるための武器(武装用具)があの鷲津眼鏡だったのではないかと思います。

さてそんな鷲津に対して、上司のクラリスが「日本を買い叩け」と指令を出しますが、そのときの鷲津の表情ですよ。戸惑って目が泳いでいるんです。つまり彼はまだ傷が癒えてないが故に日本に戻る事等全く考えてなかったんじゃないでしょうか。だからことさら武装する必要があった。だからニューヨークでクラリスから指示を受けた時には眼鏡をしてなかったのに、日本で仕事をするときはずっとあの鷲津眼鏡をかけていたんじゃないでしょうか。じゃ、後半部分はなんで眼鏡の種類を変えて、ツーポイント(縁なし)なのよ、と言われると、すみません、まだよくわかっていません(笑)。前半部分がワルの(え?)鷲津が日本をガンガン買い叩いて痛快なのに対して、後半部分は鷲津の心の中に踏み込んでいるのが鍵なんじゃないかと思います。なんかグラデーションのような気がするんですよ。物語が進むにつれて武装度が弱くなって行く、だから鷲津眼鏡(ブロウバー)から縁なし眼鏡(ツーポイント)に、縁なしから眼鏡なしになっていっているような気がします。

で、一覧表です。後半部分で鷲津眼鏡が出てくるのは多分3カ所、それも第4話だけです。大空電機の売却部門の中に三島製作所の名前を発見して激しく動揺した後(一瞬呆然とし目が泳ぎまくり)と、大木会長にあれこれ過去の事を言われた挙げ句(←しかもこの時の鷲津と着たらそわそわしてて落ち着きがない!)、最後に「やりなおしたいなら何もやらない事だ」とまで言われてこれまた激しく心が動いた後の場面、車を運転している時(車の運転に当ってわざわざ眼鏡をかけかえたのか?)、そして多分その足で三島製作所に行って近くから三島製作所の看板をじっと見ていた時です(しかもよりによってネジを拾っちゃってますますくじけがちな鷲津だ。DVD-BOX特典映像ではこの後の芝野との会話シーンが入っているが、本編にゃそんなもん必要ねーよ)。どれも鷲津の弱い部分が露呈した後の場面です。眼鏡に頼って武装しないとやってけねー状態だったんじゃないですか、鷲津は。

で、話が進むにつれ人と色々関わってくるにつれて鷲津はどんどん武装解除してゆき、最後には全く眼鏡をかけないで終ります。……てなところでいかがでしょうか。今回は超簡単にまとめてしまいましたが、そのうち1話から6話分までもっと丁寧にやりますんで、今回はこれで許して下さい(笑)(って、誰に言っているのよ)。
ガラスの仮面44
前回の発行(2009年1月)から画期的な早さで出た「ガラスの仮面 第44巻」(美内すずえ、白泉社、420円)だが、もちろんまだまだ「紅天女」が誰になるんだか決まってない。というか二人の候補(北島マヤと姫川亜弓)の試演会もまだ開催されてなかったよ。この44巻を読み始めたばかりのあたりでは「もうさー、ヘレン・ケラーの時みたいにダブルキャストにすればいいじゃん」とか思ったんですが、「紅天女」の場合には上演権という大人の事情がからんでくるから事はそう簡単にはいかないのね。面倒くさいなあ。

さて前回だか前々回だかに衝撃の登場だったアイテム、携帯電話ですが、もー今回は北島マヤと速水大介(真澄様のお父様)がメアドの交換なんかしているんですけどーー。真澄様の秘書のヒト(名前忘れた)なんか、今はインターネットで知り合ってメールを交換するうちに愛情が育って、、、なんて真澄様に言っているんですけどーー。美内先生、もう、これ以上今風のアイテムを盛り込まなくて、いいです……。

それにしても30年以上続いているこの物語の決着は一体いつつくのか。一番皆が納得できる決着は、マヤと亜弓のどちらかが死んで、残った方がその意志を継いで紅天女を演じる、ってあたりでしょうか。でもそれじゃ月並みか。いっそのことマヤと亜弓で1年おきに交代でとか、衝撃の新人が登場して月影先生に気に入られあっという間に紅天女をかっさらわれて残されたマヤと亜弓が唖然とするとか、あんたたちじゃ話にならないって月影先生がやっぱり紅天女を演じながら舞台の上で息絶えるとか、いかがでしょうか。まあ、とにかく私が生きているうちに決着を付けて下さい。
テーマ:マンガ
ジャンル:アニメ・コミック
チルドレン
大森南朋「風、グッジョブ」キャンペーン第3弾「チルドレン」である。今日返却しなきゃならないのに、今日みてるだなんて、8月31日の磯野カツオか?

[作品紹介]
「人気作家伊坂幸太郎の短編集「チルドレン」を映画化したヒューマンドラマ。家庭裁判所の調査官が自身も苦悩しながら地道な努力で小さな奇跡を起こす。『機関車先生』の坂口憲二が内向的な主人公を熱演し、本作で新境地を開拓。彼を振り回す先輩役に『ヴァイブレーター』大森南朋、ヒロイン役に『天使の卵』の小西真奈美と若手実力派俳優たちが集結した。バラバラに見えた登場人物たちの物語が優しく結び付くラストは必見」(Yahoo!映画紹介より)

普通に面白かったです。もともとはWOWOWで放送した物が劇場公開されたそうだが、なるほど、閉じたメディアであるWOWOWだけでの放映はもったいないかもね。お話自体はハートウォーミングストーリーというやつで、安心して楽しく見られる代物なのだが。しかしなんだね、これの主人公って本当に武藤(坂口憲二)? 話の構成と進行とキャストではそりゃ武藤が(っつーか坂口憲二が)主人公なんだけど、武藤の同僚である陣内(大森南朋)のキャラの立ち方が尋常じゃないでしょ。

コメント欄で皆さんから随分と陣内のスピンオフを見たいという書き込みを見たけど、そりゃこれは見たいわ。陣内面白すぎる。Amazonの評を見たら原作では陣内が(ほぼ)主人公として描かれている(他人の視点でそれぞれの陣内が描かれている)と書いてあったけど、だったら陣内主人公でそのまま作ってくれればよかったのに。でもやっぱり大森南朋が主人公じゃ地味すぎるのか。もちろんこの「チルドレン」の中では神経質で堅物な武藤との対比でなおのこと陣内のハチャメチャぶりが際立っているようにも見えるのかもしれんけど、だったら武藤の生真面目な面接シーンと同じくらい陣内の面接シーンを増やして、相互に流した方が武藤のまっすぐさがもっと際立つんじゃありませんか、監督様(と、陣内の出演場面倍増依頼)。でもオープニングの銀行強盗のシーンでわざわざ全員にお面をかぶらせていて誰が誰だかわからない状況なのにも関わらず、それでもやっぱり陣内が際立っているあたり、確信犯なのかもね。

この陣内、ふざけたことやっててもその実誰よりも現実的で「チルドレン」の事を考えているから、居酒屋で一度非行に走ったガキは一生変わらないんだよなどとほざくオヤジに「そもそも大人が恰好良ければ、子供はぐれねえんだよ」「俺たちは奇跡を起こすんだ。ところで、あんたたちの仕事では奇跡は起こせるのか?」と喧嘩を売ったり、路地裏で同級生に殴られている男の子を(陣内が)殴ったり、補導された少年との面接で「白いカラスを見た」「白いカラスなんかいるわけねーだろ」と言い合いになってどんどんエスカレートしていったり、どれも面白く、痛快でもある。

もちろん話の本筋は、謎の万引き少年親子(三浦春馬・國村隼)と彼らをフォローする武藤のエピソードや、武藤が思いを寄せる女性(小西真奈美)と武藤の空回りぶり(え?)がメインで、そっちもまあよかったんですけどね(←とってつけたよう?)。

さて今回の大森南朋「風、グッジョブ」ポイントはラストですよ。まさに風が吹いてまたいい仕事をしています。それに学生時代の大森南朋の写真も出てきたときは、「なんだ、その傾向がもうあるじゃん」とつぶやいてしまった私だ。

で、このDVDを返却しに行ったついでに、今日こそは「M」にチャレンジ!と思って18禁コーナーに足を踏み入れてみました(9月5日「いまさらながら、そこはアンタッチャブル。」)。今日はアダルトコーナー内は誰もいませんでした。チャンス! ……しかしなんだ、あたり一面アレなパッケージばかりでどれがどれなんだかさっぱり区別がつかん。パッケージがどれも似たような表紙ばかりなんだもん。一面肌色。せめてアートなエロコーナーみたいな場所においてあるのかな?とか思いつつ探してみたものの、結局わからないまま、先週同様にすごすごと引き返して来てしまいました(とほほ)。まあ次回は素直に店員さんに持って来てもらうことにするよ。

なお、今日新たに借りたのは大森南朋と玉山鉄二共演の「プリズナー」、パッケージ写真をみただけでも大森南朋の状況がやばいのはアリアリな作品です(←何から何まで作品の楽しみ方を間違っています!)。でも3本(第5話)もあって、見るのに気力体力時間を食いそうだなあ。大丈夫か?
テーマ:映画
ジャンル:映画
さて、昨日は「映画「ハゲタカ」の登場人物、おつきあいするなら誰?」とアンケートを立ち上げた訳ですが、アンケート自体の仕組みもなんとなくわかったので(おいっ!)、いよいよ本命、「映画「ハゲタカ」の登場人物、一番好きなのは誰?」をお伺いします。……まあ、結果は火を見るよりもあきらかだけどね。ここは一つ、劉一華ファンの皆様や芝野健夫を守る会の皆様に奮起願いたいところです。今回も12時間に1回投票できます(もっとも多分PCを替えればすぐに投票できると思うんだけど)。

私は、鷲津とはおつきあいするのは真っ平ゴメンなので、「映画「ハゲタカ」の登場人物、おつきあいするなら誰?」では飯島に1票を投じましたが(←非常にどうかと思う態度)、好きなのはもちろん、鷲津だ。という訳でお好きなキャラに清き1票をどうぞ。

そんなに数が集まるとも思えないけど、「おつきあいしたいキャラ」と「好きなキャラ」の投票結果のまとめは26日以降に、記事にします。

一応、鷲津と劉を除くそれぞれのアピールポイントを勝手に書いてみよう。

・芝野健夫(アカマ自動車執行役員)……「クソがつくくらい真面目」
・古谷隆史(アカマ自動車社長)……もしかすると愛すべきボンクラかも。
・守山翔(派遣工員)……若い。青田買いするなら今かも。
・中延五郎(鷲津ファンド社員)……ラブリーなミスター執事。声がいい。
・村田丈志(鷲津ファンド社員)……色んな秘密を知っている。これまた声が素敵。
・西野治(西乃屋旅館社長)……まだ若いのに人生の荒波に揉まれているので結構オトナ。
・飯島亮介(MGS銀行頭取)……リッチでグルメでアグレッシブ。
・若槻猛(鷲津ファンド社員)……鷲津ファンドのエース。
・坂本(スタンリーブラザース証券社員)……あわってっぷりがラブリー。
・野中裕二(東洋テレビプロデューサー)……世渡り上手。頼めば大森南朋にも会わせてもらえるかも。
・柴崎大輔(東洋テレビディレクター)……多分東洋テレビのエース
・三島由香(東洋テレビニュースキャスター)……美人で真面目で一途
・西乃屋のネコ(……人じゃねーよ)……かわいすぎる

9月10日「映画「ハゲタカ」の登場人物、おつきあいするなら誰?」はこちら
9月11日「「映画「ハゲタカ」の登場人物、一番好きなのは誰?」はこちら↓




まあ、そんなに数があつまるとも思えないけど、試しにアンケートフォームを作ってみました。「映画「ハゲタカ」の登場人物、おつきあいするなら誰?」ですよ(本当にバカですね)。アンケートフォームを作ってみたのは初めてなので、私も使い方がよくわかってません。とりあえず投票期間は2週間、連続投票はできませんが、12時間たてばまた投票できます(できるはず。よくわかってないけど)。12時間おきに再投票してもかまいません。投票結果も随時確認できる、はず……。コメントがどういう風に表示されるのかまださっぱりわかっていません。公序良俗に反するようなコメントなら多分削除させていただくでしょう。状況によっては設定を途中で変えるかもしれません(すんません、よくわかってないので)。

これでうまくいったら次は「映画「ハゲタカ」の登場人物、一番すきなのは誰?」を作りますんで(ホントかよ)、とりあえず今回は「お付き合いしてもOKなのは誰」という設問に対する回答でお願いします。まあ、私は一番好きなのはもちろん鷲津だが、つきあうのは真平御免な訳ですよ。こんなかじゃあ中延さんか飯島かも(え!?)。坂本さんとおつきあいしたい人はいるだろうけど、スタンリーつぶれちゃったからこれから大変だよ~。

9月11日「映画「ハゲタカ」の登場人物、一番好きなのは誰?」はこちら
9月10日「映画「ハゲタカ」の登場人物、おつきあいするなら誰?」↓




この世で一番どうでもいい究極の質問、「鷲津政彦さんと劉一華さん、お付き合いするならどっち?」である。「いや、私は芝野(柴田恭兵)ラブなので」「面倒だから西野治(松田龍平)でいい」「ゲテモノ趣味なので古谷社長(遠藤憲一)萌え」「実は密かにスタンリーの坂本さん(津田健次郎)のあわてっぷりが気になって仕方がない」というのはなしで(笑)。

まず判りやすい特徴を比べてみよう。
鷲津政彦劉一華比較表

お二人とも「3高」ですよ(いま「3高」なんて言わないか)。鷲津の学歴については劉に「無名の三流大学を出て」なんて言われてますが、バブルの売手市場の時期とはいえ一応一流企業(多分)の三葉銀行に入行しているんだからそんなにひどいところではないはずだし、第一プリンストン大学とハーバードビジネススクールを卒業している人間からしてみれば東大卒だって1.5流なんじゃないでしょうか。しかも日本にいた時にいじめられてそこから逃げて来た訳で、日本に対して鬱屈したものをもっているから言い放題な訳ですよ。

家族については、鷲津の場合、ドラマ版第6話で生死の境を彷徨ったのに(しかもそれがテレビで大々的に報道されたのに)誰も来ていないからには何か余程の事情があるか、いないかのどちらか。しかも現在にいたるまで家族の影がまったく見えない。ドラマ版第3話で大河内社長に言った「伝わらない愛もあります」とは、自分の何を顧みて言った台詞だったのか。そして劉の場合は多分母子二人暮らしで極貧にあえぐ生活の中、母親が血を売って得た金でなんとか日本に渡ったもののその後さらにアメリカに渡っている事から、母親は多分死亡し、一緒に来日したと言う父親はおそらくブローカーが手配した別のニセモノさんだったのではないかと思われるので、これまた天涯孤独。よく似た二人だなあ。

経済状況は、鷲津はもちろんリッチ。ドラマ版第6話でホライズンからの36億円の退職なんたら分配金の提示をポンッと蹴っています(その後「私の全財産です」って飯島に「全財産らしきもの」を渡した可能性も高いけど、また稼いでいるもんね)。劉はCLICの雇われCEOとはいえ、ハーバードビジネススクール卒業後、ホライズン、投資銀行、BWP設立・CEOという実績があるので(CLIC幹部にも「ファンドマネージャとしての実績も十分」と言われているし)それなりの報酬も得ているはず。左腕にしている時計だって100万円のカルチェですよ(鷲津は10万円のSEIKO)。

生年月日は劉の場合リアル劉一華の誕生日だから、常盤橋門跡で死んじゃった方の劉の誕生日じゃないけど、まあとりあえずこの日にしときました。あら、二人とも水瓶座よ! 水瓶座は今年は12年に一度のラッキーイヤーなのに、劉ときたらこんなことになっちゃって。本当は蠍座あたりなんじゃないのか?(←根拠なし)。9月11日追記:いやーん、この日は魚座なんですって。星占い見ないで適当に書いちゃったよ←いつものことだが。ご指摘ありがとうございます。あら、そしたら蠍座の私とは相性バッチリ!……って、そういう話じゃないか

という結婚の外的条件で求められる(え?)と思われるものはどれも十分にみたしている二人だが、問題は人間性ですよ。鷲津さんはねぇ……。難しいよ。自分に厳しい人とつきあうのは本当にしんどいです。常に自分に対してそれでいいのか?と問い続け姿勢を正し続けなければいけないような気がしてきっと自分が勝手に辛いと思う(ま、鷲津は別に他人に求めたりしないだろうけどさ)。しかも鷲津は自分のテリトリに他人を入れないからね。多少なりとも心を許しているのは芝野と三島と西野だけど、それなりのいきさつがあってのことだし、それだって距離をおいてつきあっていやがるから、鷲津が1年近く海外でやさぐれてても皆どこにいるんだかよくわかってなかったくらいだ(芝野は中延さんに泣きついて鷲津の居所を聞いたのかなあ。だったら「やっと見つけた」じゃねーだろ)。

おまけに「怒」以外の感情を表に出さないから何考えているんだかよくわからない上に、色んな物を全部自分一人で抱え込んでこれまた表に出さないから重てぇよ。端で見ていてなんとかしてあげたいと思ってもなーんにもできないの。これまた辛い。ま、最近は随分とオトナになってはきているようだし、昔は「情に厚いまっすぐな男だった」(by芝野)んだからもっと時間が経てば今よりもさらにオトナになるのかもしれないけど、でもこれはおつきあいしたら(出来たとして)、とてつもなく疲れる相手ですよ。あれ、私ってば、好きなのになんでこんなにくそみそに!?(笑)。

さらに前にコメント欄でも書いたけど、鷲津ときたら指紋が無茶苦茶つきやすいらしいあの携帯がピカピカで、あんだけかけたりはずしたりしているスタルクアイズにも指紋がまったく付いていないんですよ(そりゃ勿論実際は美術さんがきれいにしているんだけどさ)。私も眼鏡がずり落ちるからよく掛けなおすけどあっという間に指紋やら手垢だかがついちゃうんですけど。時間があれば手慰みにでもみがいているのかもしれんが、ちと神経質すぎやしないか? そしてあの整然とした鷲津ファンド内の代表室と会議室、もはや魔窟と化している私の部屋等とてもじゃないけどお見せできません(泣)。

一方劉一華さんです。これまた出自を偽っての出国、来日、母の死(←推定)、日本人ではないのに日本人として過ごし、でも中国人としていじめられ、苦学して渡米、アメリカで血のにじむ思いで必死になってすごした日々、そんな中で出会った鷲津への憧れ。自分の寄って立つところのあやふやさが、自分と同じように重たい辛い過去を抱えながらも必死になって生きている鷲津を目標にすることで、少しは地に足がついたような気がしていたのかもね。こいつも難しいやつだよ。あんだけ鷲津一途だと、まあ普通「私と鷲津さんと、どっちが大事なの!」って言っちゃうんじゃないか?(笑)でも、小学生男子みたいなところもあるような気がするので、一旦手なずけてしまえば(おいっ!)もしかするとこっちのものかも。少なくともBWP会議室のあの乱雑さ(アスクルのダンボールくらい、片付けておけよ)にはホッとするね(笑)。でもこいつも重たい男なのでやっぱりパスだ。

まあ、そういうわけで私の結論は「どっちもゴメンだ!」なのでございます。
イチ
まあ、最近のトレンドは外人っぽく、「イチィ!」と呼ぶのが……え? 違う? 「ハチィ!」(byリチャード・ギア)じゃない? こりゃまた失礼しましたっ。……というわけで夏休みの宿題・大森南朋シリーズ第2弾「1 イチ」である。

[Amazon作品紹介]
「劇場版『殺し屋1』のスタッフが、“殺し屋イチ”覚醒の瞬間を描いたオリジナル作品。中央高校に通う赤熊大は、周りから最強と呼ばれているが、彼は1人の男を気に掛けていた。彼の名は城石一。元々臆病者ではあるが、キレるとその強さが表れ…。 」

とっても痛いです。いや、内容がアイタタタなのではなく、イチ(大森南朋)に思い切り硬球ぶつけたり暴力ふるったり、イチを一方的にライバル視している赤熊(TEAH)の骨を折るシーンとか、ガシガシ出て来て非常に痛い。千原ジュニア、本当に乱暴だな(そう言う問題ではない)。私はガンジーのような非暴力主義な女なので(←大嘘)、子どもを叩いて叱った事もなければ、鷲津みたいにものに当って破壊した事もない(←これはホント)。なもんで極力暴力を目にしない生活を送っているのだが、この作品ときたら、「ボウリョク、イッパーイ!」(byリチャード・ギア←……言ってねーよ)。あとね、色んな意味で汁気が多いのにも閉口。

しかし思っていたよりもちゃんと見られました。まあ、私の場合大森南朋の頭部目当てという実に不純な動機はあったものの、赤熊の視点で描かれるイチの不気味な行動がやっぱり気になるので(もう少し赤熊視点を強めに出してくれると物語としてももっと見やすいと思うんだけど)、非暴力主義ながら(まだ言っている)次を見ようって気になるし、「殺し屋イチ」の方を見てないけど、サイドストーリー作品としてはありだよなあと思うし。だけど、これを映画館でとか、あるいはセルビデオを買ってまで見ようとは思わないな。

さて、この作品は2003年の作品なので大森南朋は31歳で高校生役ですよ。そういや昔大河ドラマで三田佳子がセーラー服着て女子高生役をやってたのを見た時はひっくり返りそういなりましたが、でもこの「イチ」での大森南朋の高校生はアリですよ。もともと結構目が大きくて黒目部分が大きいから童顔にみられがちな顔とも言えるだろうけど(そしてメイクさんの技でもあるのかもしれないけど)、別に不自然じゃないし、ちゃんと高校生に見えてました。だいたい他の高校生だって、「おまえら何歳だーーー!」って感じなんだけど、実際の高校生の不良(今は不良とは言わないのか。今なんて言うのかなあ)ってこれまた結構オヤジっぽいしね。

で、肝心の風にたなびくサラサラヘアだが。確かにおでこは広いけど、全然まだまだだね。31歳ならあのくらいのおでこはアリだな。大昔、最初の仕事の時のリーダーがなかなかナイスなハゲオヤジで、わたしゃてっきり40歳くらいかと思っていたんだけど、29歳と聞いて何度も「また、冗談ばっかり!」「嘘でしょ!」と連発したのを思い出したよ(遠い目)。いやいや、大森南朋ファンの皆様、まだ彼は大丈夫ですよ(何が?)。

というわけで次の宿題は「チルドレン」だが、その前に「枯れオヤジ」も見なくちゃな。
テーマ:映画
ジャンル:映画
このところコメント欄から皆様に大森南朋関連の映画を色々オススメされて、ちょっと心動いている私です。昨日は「キャッチボール屋」と「イチ」と「枯れオヤジ」(←大森南朋、かんけーねーよ)の3本を近所のTSUTAYAから借りて(9月4日「多分、色々間違っている……。」)、今日「キャッチボール屋」をクリアしたのだが(9月5日「映画「キャッチボール屋」(DVD)」)、その後コメント欄からもえさんに「M」をオススメいただいてこれまたちょっと気になりましたので、早速近所の(といっても隣駅なので電車でGO!だ)TSUTAYAに行ってきました。

オススメポイントが「鷲津の影」らしいというのには心惹かれました。そんな訳ないんだろうけど、そうかもしれないと言われるとやっぱり揺れる乙女心なの(←誰が乙女だ)。でも一応夕飯の準備のために外に出たので途中で豚肉を買った後にそのまま電車に乗ろうとして、改札口であやうくsuikaをタッチするところに豚肉を乗っけるところだったよ……。私、疲れているのかな。まあ何はともあれTSUTAYAへ。もちろんしつこく「クライマーズ・ハイ」をチェック。相変わらず貸し出し中だ。くっそーー、早く返せ!私の「クライマーズ・ハイ」を!(←「私」のじゃねーよ)。

TSUTAYAでは毎回どの作品がどのジャンルの棚にあるのかさっぱりわからず迷子になるので、今回は外出する前にとりあえずWikipediaで「M」がどんな話なのかをチェック。内容からいって探すジャンルは「恋愛物」かなあ。あるいは「シリアス」か? とにかく「恋愛物映画」の棚を探すがない。もちろん「シリアス映画」のところにも「推理・サスペンス」や「その他」のところにもない。店員に聞こうと思ってもなかなかDVDのフロアにやってこない。ふと見たら検索機があったので使ってみることにした。表示された場所は「エロティック」。「エロティック」? なんだ、そりゃ。店内地図で表示されている場所はさっき見てみたけど確かドキュメンタリー映画が置いてあったと思うんだが。

で、検索機で表示されている場所にもう一回行ってみる。確かにドキュメンタリーなんだけど……おや、ここの裏側にも棚がある? よく見りゃ奥の方に入口が。のれんが掛けてあって「18歳未満は入れません」との表示がある。……「エロティック」って18禁のことかよっ! 素直にアダルトコーナーと言ってくれれば判りやすいのに。レンタルビデオ屋にはそこそこ来ているのにアダルトコーナーにはいまだかつて足を踏み入れた事が無い。うううむ、いまさらそんなことでビビるようなトシじゃないんだが、何分にもアダルトコーナーは未踏の大陸だ。しかしそうとうお子様には見せられないレベルらしい「ヴァイブレータ」すら一般の棚に並んでいるって言うのに、18禁の棚に並んでいるってことは、「M」は一体どんだけ「エロティック」なんだ。

しかし思い切って18禁ののれんをくぐろうとしたら。その先にある狭い通路の一番手前で、真剣にアレなパッケージのソフトを選んでいるお兄さんがいらっしゃって目が合ってしまい……そこから結局すごすごと引き返してしまった私である。「M」への道のりは遠いぞ。まったくもう、18禁コーナーに入るのモタモタして結局入れないって、男子中学生かよっ!

さて、何の収穫もなしに出るのもなんだな~と思っていたら非常に目につくところにすでにオススメいただいていた「チルドレン」があったので、借りてみました。決め手は「一応スーツっぽい服を着ている」「割と最近の作品である」「コメント欄からオススメしてくださったみ~さんが大森南朋ではなく、役名で推薦してくれていた」である。

あーーーー、なんだか夏休みの宿題がどんどん溜まっていっているわ。何故かしら。
テーマ:映画
ジャンル:映画
キャッチボール屋
さて昨日借りて来たDVD「キャッチボール屋」を見てみました(参照:9月4日「多分、色々間違っている……。」)。いやーーーー、本当にほのぼの。そんなところだろうとは思っていたけど、非常に淡々と物語が進む。

[Amazon作品紹介より]
「2006年10月に公開された、大森南朋主演のハートフルストーリー。監督は、本作が第1回監督作品となった大崎章。「10分百円、のんびり一休みしていきませんか?」。会社からはリストラされ、憧れていた女性は別の男性と結婚。人生ふんだりけったりの青年・タカシ(大森南朋)は、ひょんなことから “キャッチボール屋”の仕事を引き継ぐことになる。グローブとボールを携え、ゆったりと公園で過ごしながら、彼はさまざまな人々の人生に触れることに。傷ついた過去やそれぞれの悩みを抱えながらボールを投げていた者たちは、やがて新しい一歩を踏み出す力を取り戻してゆく。彼らだけでなく、タカシもまた…。劇中に流れる山口百恵の『夢先案内人』が心地よく胸に残り、心がほっとほぐれるような、優しい気持ちになれる作品」

まず、自分の言いたい事もろくすっぽ言えない青年・タカシ(大森南朋)の前に現れた先代キャッチボール屋にびっくりだよ。庵野秀明がこんなところに!? でもうさんくさいながらも何かありげな男の役にはぴったりかも(一応映画監督なのに詐欺師的雰囲気の方がぴったりってどうなの?)。まあだからこそいきなりキャッチボール屋の仕事をタカシに押し付けて消え去っても、そりゃ仕方がないような雰囲気も醸し出してて、一瞬もしかしてラストはこの先代キャッチボール屋は天使でした、みたいなオチか?と思ってしまいました。現代のファンタジーである事には変わりないかもしれないが。

また、過去の自分に決着を付けていない男達(寺島進、大賀社長……ではなく松重豊)のコンビはいつ見てもいいわ。天然ちゃん?と思いきや魔性の女?な面もみせるOL(キタキマユ)や、キャッチボール屋常連の不器用な男(遠山弁護士……ではなく光石研)の触媒的存在となっている大森南朋が、本当にゆるゆるでナチュラルというか、他から決して浮く事無く物語の中にとけんでいて、この路線の大森南朋が好きなファンの人にとっちゃもしかして「ハゲタカ」の鷲津政彦って、あり得ないキャラなんじゃないのか?とか思いました。そんだけ演技の幅が広いだろうけどねー。しかし、あれが3年でこうなるか……(というか1年でこうなっているし)。大森南朋、やっぱりすげーな。

結構面白かったです。でもわざわざ映画館に見にはいかないな。テレビドラマだったら見るかも。あ、そういえば履歴書を書いている場面では、「なんだ、ドラマで自分の名前(鷲津政彦)を書いている時よりも字うまいじゃん」と思ってしまいました。やっぱ「鷲津」は画数が多いのが致命的なのか?

ところでレンタルビデオだから仕方が無いのかもしれないが、他の新作映画(DVD?)の予告編が10分も入っているのに飛ばせないのはちょっとなんだかなー。もしかして専用のDVDデッキで見ていたら飛ばせたのかもしれないが、PCで見てたら(PCに入っているDVDプレイヤーソフトがタコなのかも)飛ばしも早送りも出来なくて少々時間をロスしてしまいました。今のレンタルDVDってみんなこんなもんなのか?

なお、見終わってから「ハゲタカ」公式サイトに飛んで、砂漠で水を求める旅人のように、ガツガツと予告編を見てしまった上に、ちょっと涙ぐんで(←大嘘)「上田(上田でんき館)まで2時間かあ……、いやいや、行かないから!」等とつぶやいてしまったのは秘密だ(笑)。
テーマ:映画関連ネタ
ジャンル:映画
クライマーズ・ハイ前編 クライマーズ・ハイ後編
大森南朋アドバイザーのMackyさんの強力な推薦に心動かされて、今日は早速会社帰りにTSUTAYAに行ってきました。目標はただ一つ、腐ったアメリカを……いやいや、違う違う、大森南朋関連のドラマ・映画のDVDを借りる事だ。第1希望「クライマーズ・ハイ」、第2希望「キャッチボール屋」そして第3希望が「イチ」だ。しかし普段TSUTAYAではCDは借りてもDVDはほとんど借りないので、どこになにがあるんだかさっぱりわからずにまたもや迷子になる(8月20日「ハゲタカ廃人的バカンス その2」)。うーむ、だいたい私は基本的に映画は映画館でしか観ないし、たまにDVDは借りても結局見る時間が無くて見ないまま返す事が多いのでほとんど近づかないエリアなのだ。頼むよ、もう少し素人にもわかるように配置してくれ。

さて目標「クライマーズ・ハイ」を探すも、ない! TVドラマの棚のカ行、「ガリレオ」、「華麗なる一族」、「木更津キャッツアイ」、「北の国から」、「救命病棟24時」、か、き、く、く、「喰いタン」、「GOOD LUCK!!!」、「クイズショウ」「黒革の手帖」、「クロサギ」、「ケイゾク」、「結婚できない男」、け、け、……け? けじゃないよ、く、だよ、ないじゃないか。はるか先のハ行にはちゃんと「ハゲタカ」もあるのに、一体どういうことだ。探し出せないのは私の修業が足りないのか? でもDVDを借りるのに必要な修業って一体何だ!?

しかし裏っかわに回ったら「今話題のテレビドラマ」の特集コーナーがあり、そこに「ROOKIES」だの「のだめカンタービレ」だの「花より男子」だの華やかな作品が並んでいる棚の一番下にひっそりと、陰になってて本当にひっそりと、「クライマー・ハイ」はございました。やったー、帯広では結局借りられなかったが、やっぱり東京は違うよね(何が?)、うふふ、と思ってケースを手にとってみたら中身がない。またもや貸し出し中だったよ。やられた。しかも映画版の「クライマーズ・ハイ」は10本くらい置いてあるのに、NHKドラマ版と来たら1組しかないので、借りられちゃっているともう見られないのだ。あーーーーー、(多分)名作(と思われる)なんだから(きっと)、せめて1ペアじゃなくて2ペアで置いてくれよ。くっそー、第1希望が借りられなかったので、すっかり気がそがれてしまい、もう何も借りないで帰っちゃおうかと思ったが念のために一応他の棚も見てみる。

ヴァイブレータ」はすぐに見つかりました。棚に何本もあるし。しかし、どんな話かはまったく知らないが子どもに見ているところを覗き込まれたら気まずい映画らしいので、これはやめておく。そしておもいがけずも「キャッチボール屋」はほのぼの系の棚にあったのでゲット。さて残りは何だっけ? 「チルドレン」? 「殺し屋イチ」? もう何を借りるんだったかも忘れている。この間Wikipediaで大森南朋の項を見てたら「もしかして仕事、選んでないんじゃねーの?」っつーくらい色々出ているみたいだから、出演作品は多いはずなのだ。なのに探すとないのはなぜなんだ。

そうこうしているとアクションの棚にあった「イチ」を発見。おお、これが大森南朋が30歳過ぎてから高校生の役をやって、なおかつやっぱりオーバー30な一面を披露してくれちゃってて、私がそこんとこだけでも見てみたいと思った作品ね(←作品鑑賞ポイントがもちろんまちがっています)。しかし「殺し屋1」も全く見てないのに、スピンオフ作品を先に見るってどうよ。そしたらすぐ近くに「殺し屋1」も発見、しかしこれまた貸し出し中だ。うーむ。私は作品はなるべく発表順にみたいし、前編を読まずに後編を、第1巻を読まずに第2巻をよむことはしたくないので、出来れば本編を見てからにしたいのだが……でも、まあ、私が見たいのは大森南朋のハゲっぷ……違う違う、実年齢30過ぎて高校生役をやっても違和感の無い演技を見たいんだから(←言い訳がましい)、いいよね。「イチ」ゲット。

第1希望もないことだしここらでもう止めておこうかと思ったら、前にネットニュースで見て、見てみたいと思ったDVDが目に入る。そう、あの中延さん(志賀廣太郎)の「枯れオヤジ~カレセンと呼ばないで~」である。あら、やだ、中延さんたら、こんなところでこんなお茶目なアルバイトしちゃってて。これは是非とも見なくちゃね。

という訳で本日の収穫は「キャッチボール屋」「イチ」「枯れオヤジ」の3本だ。なーんか間違っているような気が……。しかも中途半端に「ハゲタカ」にハマっちゃっている人のセレクトっぽいのが、なんか物悲しいわ。次回こそは「クライマーズ・ハイ」をゲットしたいところだ。なお、一番上の写真は帯広のTSUTAYAの「ハゲタカ」コーナーに置いてあった「クライマーズ・ハイ」のパッケージ。「報道に携わる男達の葛藤」「一癖も二癖もる男たちの現場」ですってよ。やっぱこれが一番見たかったなあ。
タイトルを読んだそのまんま。「十二国記新作、キターーーーーーッ!」である。私的メモ用

 yomyom 12号(9月26日発売)

「また9月26日発売の12号では、ファン待望、小野不由美さんの新作も掲載されます。人気シリーズ「十二国記」の新作です。発売までもうしばらくお待ち下さい。」(新潮社yomyom便り9/1より)

まったくもう、先月借りた本(8月15日「今日、図書館から借りてきた本」)も「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」(町山智浩)以外まだ読んでないというのに、そして帰省途中で買った池袋WGPの新作「ドラゴン・ティアーズ─龍涙」(石田衣良)も、先週買った「ガラスの仮面 第44巻」(美内すずえ)もまだ全く読んでないのに、どんどん読まなきゃならない本が~~~(←誰も無理して読んでくれとは言ってねーよ)。

ところで「ハゲタカ廃人日記」用勉強資料として「日本経済新聞社監修 知らないままでは損をする「モノやお金のしくみ」DS」を買おうかどうか真剣に迷っている私は、やっぱりおバカでしょうか。
今日は小学校で総合防災訓練があるので会社を休んで、そして何をしているかというと……もちろんドラマ版DVDを見ているのだった……。ドラマ版いいけどさー、本当に名作だけど、しみじみこのドラマに出会えてよかった!って思うんだけど、でも、ダメなヤツでもやっぱり私は映画版の方が格段に好きなのを実感して悲しいわ(とほほ……って、本当なら86年前の関東大震災に思い馳せなきゃならん日なのに、「ハゲタカ」「ハゲタカ」って、一体……)。

さて、東京で上映しているところはないようですが、地方ではこれからまだ上映開始をするところがあります。

 Yahoo!映画「ハゲタカ」上映映画館リスト

明石東宝(兵庫)、飯田トキワ劇場(長野)、イオンシネマ大曲(秋田)、上田でんき館1・2(長野)、ソラリアシネマ(福岡)、ディノスシネマズ苫小牧(北海道)、みやこシネマリーン(岩手)、盛岡中央映画劇場1・2・3(岩手)、小倉昭和館(福岡)、そして深谷シネマ(埼玉)と、まだまだかすかに希望は残っているので(笑)、もうねー、長野ならまだ日帰り圏内じゃね?とか、小旅行で北の方に行ってみるのも悪くないんじゃね?とか一瞬でも思ってしまうおバカさんぶりですだ。

まー、東京、関東圏内でも名画座関係や、何かのプチ映画祭、それからこれから学園祭の季節なのでそこら辺で上映が無いか探してみようかな。経済系の大学の学園祭とかでやってもよさそうな気がするけど、いっそのこと「ハゲタカ」上映はないんですかぁああ?とそれとなくプッシュしてみるという手もありか(笑)。