小学生の教科書 小学生の教科書
「教科書、見て」というので子ども(11歳)の社会科の教科書を見てみたのだが、いやー、今どきの小学校の教科書はカラー写真と漫画満載で、ディアゴスティーニの週刊なんたらかんたらみたいな感じだ。もちろん幕末のページを開いてみて見る(笑)。教科も、教科書と同時に使う社会科資料集でも、ちょうど「龍馬伝」で1年かけてやっているところが見開き2ページでさっくり説明。この2ページの中でも説明が載っている生麦事件をすっ飛ばしている「龍馬伝」ってどうよ(和宮降嫁もすっとばしているけど、6年生の教科書には出てこないので置いておくとして)。

しかし教科書はさすがにわかりやすいね。(社会科資料集の方だけど)ポイントは、「ペリーの来航(1853年)」「開国によって結ばれた二つの条約」「外国の力を知った二つの戦い」「大政奉還」で、次のページはもう明治維新と富国強兵になってる。「開国によって結ばれた二つの条約」のところで生麦事件、薩英戦争(1863年)、下関事件につて説明があり、ここで「外国の力の強さを知った二つの藩(薩摩藩、長州藩)は、幕府にかわって新しい政府を作り、外国とつきあって国力が大切だと考えるようになりました」。今、「龍馬伝」で描写しているとこなんか5行だよ(笑)。

真ん中に坂本龍馬の説明があるので指差して「ほら、「龍馬伝」の坂本龍馬」と言った所、
「ちゃんと(授業で)やるかなあ」
「そりゃ、いくらなんでもやるでしょ」
「でもさ、今ゆとり解消で、すっごいすっとばして授業やってんだよ」
「へー」
今の小学生高学年はゆとり教育解消のとばっちりを色々くらっているらしく、社会だけでなく他の教科もすさまじいまでの詰め込み授業になっているらしい。今までゆとりモードでやっていたのが来年度(小学校)再来年度(中学校)から一気に標準モード(という言い方をするのかどうか知らんが)に移行するようで、もしかすると土曜日授業が復活するかもしれません、と担任の先生も言ってたしなあ(復活してくれ!)。
「歴史もこの間、紫(式部)やっていたのにすぐ次が(源)頼朝だしさ、すっごい早いんだよ」
「ふーん」
「「龍馬伝」にペリー、出てきた?」
「出てきたよ」
「誰がやったの?」
「知らない外国人の人だよ」
「えー、なんで日本人がやらないの」
「なんでって、外国人の役だからに決まってんじゃん。じゃあ誰がやればいいっていうのよ」
「デーブ・スペクターとか」
「デーブ、日本人じゃないから」

という訳で、小学校の教書はなかなか楽しいです。ちなみに坂本龍馬の説明文は「土佐藩(高知県)出身の坂本龍馬は、土佐藩の仲間を中心に、日本初の貿易会社(のちの海援隊)を長崎でつくり、物産や武器の貿易を行ないました。また政治の面では、西郷隆盛(薩摩藩)と木戸孝允(長州藩)を引き合わせて薩長同盟の成立に大きな役割を果たしました。さらに将軍が大政奉還することを土佐藩主にすすめ、成功させるなど、明治政府の成立でも活躍しました」と。へー、海援隊が貿易会社だということをわしらの小学生時代には習ったんだったっけ?

しかしまあこの社会科の教科書の優れている所は、「わたしたちの12年間と社会の動き」という、この授業を受ける子ども達が生まれてから現在まで(1998年~2009年)に起こった社会の動きのグラビア年表が一番最初に載っているところだ。911とかあざらしのたまちゃんtかトリノオリンピックの荒川静香とか若田光一長期宇宙滞在とか、政治的な出来事だけでなくより身近なネタで歴史を実感させるようになっていてナイスですよ。しかしさ、この年表の一番最後の社会の動き(5年生、2009年)は「民主党の鳩山由紀夫氏が内閣総理大臣となる」で終ってるんだよね……。そして「6年生、2010年」のところに「今年は、どんなことがおこったかな?下に書いてみよう」ってメモ欄があるんだもの、そりゃ「鳩山、やめた」とか「総理大臣は毎年変わります」って書いちゃうよなー。
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