龍馬伝 第23回
龍馬伝 第23回(6月6日放映)。↑この写真の半平太(大森南朋)と以蔵(佐藤健)って、なんだかイエスとユダみたいだよね。まあ、言っている台詞は真逆だけんど(イエスはユダに対して「しようとしていることを、今すぐしなさい」と言い、半平太は以蔵に他の勤王党のメンバーのためにもしゃべるなと言う)。

[あらすじ]
「神戸海軍操練所が完成し、龍馬(福山雅治)らは航海術の訓練に打ち込む。その中で、望月亀弥太(音尾琢真)はひとり思い悩んでいた。攘夷(じょうい)派が京を追われ、かつての勤王党の仲間たちは弾圧を受けていた。土佐では武市(大森南朋)が後藤象二郎(青木崇高)の厳しい追及を受けていた。亀弥太は操練所を抜け出し、京の池田屋に潜り込む。龍馬は亀弥太を操練所に連れ戻すため京に向かうが、亀弥太は新選組に襲撃される」(NHK番組表より)。

前回、大穴で演出は真鍋さんかもって書いたら本当に真鍋さんだったよ……。しかも「獄吏が半平太の人物に傾倒していたために便宜を図ってもらえた」とか「まだ捕まっていない同志を思い、獄外同志やその他の協力者への連累を食い止めるべく吉田東洋暗殺を否認し続けた」のも今までが今までなのでそんな描写はもちろんありません、って書いたばかりだったのに、今回、しっかりその描写もありましたよ……。色々節穴だらけの私です。

さて、海軍操練所(「海軍操練所」という単語が一発で変換されるのになぜ「バラ」という単語は……ブツブツ)が神戸に出来てみんないそいそと駆けつけ学園生活を満喫してるんですけんど、武市先生や他のメンバーがお国で大変な事になっちゅうのに何も出来ずにいらだつ望月亀弥太(音尾琢真)は、クソ生意気な陸奥陽之助(平岡祐太)の挑発に乗ったり長次郎(大泉洋)に侍でもないくせにとふっかけたりしています。で、龍馬(福山雅治)ですよ。「時はどんどんどんどん流れっちゅう」とか、今更攘夷なんてないないない、とか、もう後戻りはできんとか言っちゃってるんですけど……なんかここんとこ龍馬って鼻につく発言ばかりしているわ~と思ってましたけど、今回のこれはもう、ムカつくね。何だろ、コイツ(←コイツ呼ばわり)。その後行方不明になった亀弥太を探しにいく前の大演説も、本当はオマエが金八なんじゃねーの!?と思ってしまった私を許してくれ。

しかも池田屋の手前で倒れている亀弥太を見つけた龍馬に対して、「おまんの言うとおりにしちょったら、よかったかのう」「後戻りはいかんかったのう」ですよ。全く、ここぞという場面でやっぱり龍馬の言う事を聞いとけば良かった、という台詞を混ぜ込まなきゃ気が済まんのか。先々週の半平太さんの最後の朝餉の場面でも「龍馬だったら」という台詞を無理矢理言わせてて、台無しにしてたけど、ここでもまただよ。今回物語が色々とゴチャゴチャしている割には結構素直に見られたのに、それをいちいち台無しにする龍馬の台詞は本当に勘弁して欲しい。そういや「また友を助ける事ができんかった」と来週も言うのかなと思ったら、龍馬って金田一耕助みたいとか一瞬思っちゃった。ま、龍馬の事は置いておいて(←主役なのに)。

この頃の外国の連中はクラリス(違)(アメリカ公使・ロバート・ブリュイン、イアン・ムーア)が「日本を買い叩け」と他の公使連中と一緒に言っています(違)。それぞれ通訳がついていてそれぞれが自分の国の言葉で喋っているけど、みんな外交官だしお互いが言っている事はちゃんとわかっているのね。

牢の中の半平太さん付きの牢番・和助に野中さん(小市慢太郎)、キターーーーーッ! ここは史実(という事になっている)通り、尊敬しちょりましたという和助が色々報告してくれたり富さん(奥貫薫)への手紙を届けてくれたりしています。その手紙も富さんを気遣う短い一文に「半」とだけ書いてあるんですね。そして以蔵と再会する半平太さん、興奮する以蔵に他の勤王党のメンバーのためにもしゃべっちゃいかん、とすぐそばでドSのしょうちゃん(後藤象二郎、青木崇高)が聞き耳立てているのに、口止めしちゃったりしています。あれじゃあ全然聞こえちゃってるじゃないですか。いいのか?

そして本日のメインイベント、池田屋事件ですが、長州の連中も京都市中と京都御所に火をつけて天皇を誘拐というとんでもない計画を立てて桂小五郎(谷原章介)待ちでいる所でブツッと画面が切られて、その後肝心要な部分は見せず(ま、日曜の夜8時の天下のNHKですから、大虐殺事件をそのまんま描写は出来ないよなあ)、その予告編として亀弥太に「あんなヤツら……誰ぜよ」と言わせての壮絶な死を見せ(いやー、すごい死に様だった。しかし刃物が刺さって死にかけている人間からその刃物を抜いちゃったら出血多量で死んじゃうんじゃないのか?)、そして誰だかわからない「あんなヤツら」がやらかした惨劇と、意気揚々と去っていく新撰組を実にクールに描いていて、よかったです。ま、なんで龍馬がここにいなくちゃならないのよとか思いましたけど(でも主役だしね)。またこの場面を見ていた家人が「池田屋階段落ち……」とつぶやくもんだから、つい脳裏に(映画「蒲田行進曲」の)松坂慶子の「銀ちゃーーん!」という台詞が響いてしまいましたが(笑)、そういや池田屋事件と言えば色々お約束なのにそこら辺を敢えて描かないのも、これはこれでいいですよね。

来週は「愛の蛍」って、また演歌の曲みたいなサブタイトルです。公式ページの説明を見る限りでは半平太さんと富さんのラブストーリーっつーことなんでしょうか。でも、このサブタイトルはなんだかなー。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ