龍馬伝 第30回
先週から高杉晋作(伊勢谷友介)と西郷どん(高橋克実)、小曽根乾堂(本田博太郎)、今週からは大浦慶(余貴美子)他圧倒的に濃いキャラから目が離せない「龍馬伝」なので、今回の演出があの渡辺Dでも気にせず流してみていましたが、流して見られんとこがあったぜよっっ! ……って、もう今日は土曜日なんですけどね(遠い目)。

[あらすじ]
「土佐の脱藩浪士・池内蔵太(桐谷健太)が、龍馬(福山雅治)を訪ねてくる。龍馬は池に連れられて高杉晋作(伊勢谷友介)に会うと、高杉は「長州藩が幕府に従わず、戦い抜く覚悟である」と語る。龍馬たちは食い扶持(ぶち)を稼ぐためカステラ売りを始めようと、長崎の豪商・大浦慶(余貴美子)らに相談。慶は龍馬たちに興味を持ち、出資を決める。一方で龍馬は、薩摩藩の西郷吉之助(高橋克実)に、長州と手を結べと提案するが…」(NHK番組表より)。

龍馬伝第30回(7月25日放映)。世間一般的には龍馬(福山雅治)も十分かっこいいはずなのに、やっぱり高杉晋作の格好良さが飛び抜けているよね。この人(伊勢谷友介)、自分の見せ方をよくわかっている上に、演出的にもキャラの立ち方が尋常ではなく、正面向いている龍馬よりも背中を見せている高杉晋作の方が圧倒的な存在感を見せてたりしてさ、すごいな。今まで現代的視点を持っている人物として坂本龍馬が描かれた訳だけど、こうして高杉晋作と並ぶと、その容貌(ザンギリヘアー、着流し姿)と現代的な言葉遣いや台詞からも、高杉晋作の方が龍馬よりもっと現代的に見えてしまう。にも関わらず「龍馬伝」という物語のパズルの中にしっかりとハマっている。伊勢谷友介、何の期待もしてなかったんだけど、いいですよ。

そして一方薩摩の西郷どん。長州征伐に反対する理由をきちんと自国(藩)の経済的立国事情をからめて説明していているのがちゃんと説得力があって(ここは脚本がグッジョブなのか?)先を見通す目の鋭さや見識の深さなども見せていて、気のせいなのかしら、西郷どんもかっこええんですよ(私がハゲ専だから、というのは却下(笑))。でもさー、タッキー(滝藤賢一、小松帯刀役)はじめ他の薩摩勢がおたおたしている感じでさー、龍馬に「あればあ進んだ考えを持った藩(長州)がこのまま滅んでしまうとは」などとつぶやかせてみたり、「長州は底力がある国じゃ。どこよりもよう学び、どこよりも戦う気力に満ちちゅう国じゃ」と言わせてみたりで、土佐藩のアレレな今までの描写と相まって、ふと、脚本の福田さん、長州出身だからちょっと身びいきなんじゃないのーー?とか思っちまったぜよ(笑)。

しかし龍馬と来たらあの態度、なんなの? 仮にもお世話になっているスポンサー様に対して口の利き方がなってないんじゃね? そりゃ垣根のない発想をするとかグロ~バル~な思想の持ち主だからざっくばらんなだけなのかもしれませんけど、先週からなんか、ずうずうしいな、こいつ……と思ってしまいましたの。

おまけにさ、自分らには志があるんだという脱藩仲間の面々に対して、「ええか、志だけではの、世の中は変えられんがじゃ」「武市さんやち、日本を守りたいいう気持ちはおんなじやったがじゃ。けんど、志だけでは世の中は変えられんかった。わしらはそれを学んだはずではないかえ?」「武市さんらーのあの無念を、無駄にしてはいかんがじゃ」……なにーーーーーーっ!!! ここで半平太さん(大森南朋)をそんな持ち出し方をするかっっ! 半平太さんは志だけの人じゃなかったぜよ、だいたいこの「龍馬伝」の中で半平太さんを切腹に追い込んだのは(第27回の)「龍馬の大芝居」で「絶賛大活躍」だったおまんじゃ、龍馬! 「龍馬伝 第3部」は先々週までやっていた「武市半平太伝」とは全く別なドラマとして楽しんでいたのに、これ以上「他のドラマ」の事を引き合いに出して余計な事言わんでええわいっ(あれ?)。

さてと。ええっと「龍馬の秘策」ですけんど。私は幕末には詳しくないので、坂本龍馬が薩長同盟や大政奉還の立役者の一人であるというのは知っちょりましたが、もしかして今後何もか龍馬の思いつきお膳立てで事が進むんでしょうか。まあそりゃ主役ですけどさー。うーむ。でも長崎商人達のつきあいっぷりにからめての、どんなに仲が悪くても状況によって手を組む必要があるという説明はよかったと思います(←エラソー)(またあの場面の花を手にした小曽根さんもナイス)。

さてと。次週はいよいよ中岡慎太郎(上川隆也)がやっと登場。ほんとなら土佐勤王党時代から登場しているはずの人物、薩長同盟や大政奉還では龍馬同様に活躍し、ほんとなら龍馬の「ソウルメイト」(by 鈴木CP)はこの人のはずなのに、このドラマの中では龍馬の「ソウウルメイト」(by 鈴木CP、しつこい(笑))は高杉晋作。そして超カッコエエ描写されまくりの高杉晋作の後の登場。不吉ですね、中岡慎太郎ファンの皆さん。武市さんの二の舞にならない事をお祈り致します。ってか、幕末はこれから事件起こりまくりでわざわざ中岡慎太郎のsage描写するほどの時間もあまりないか。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
……という訳で(参照:7月26日「灼熱熱風地獄のハゲタカ廃人的大人の遠足 準備編」)、気温35.8度、真夏の灼熱の太陽が照りつける土曜日の真昼間に竹橋の村田さん(嶋田久作)のデューデリカフェ(ちよだプラットフォームカフェ)に集まった廃人は5名、もちろん当然のように「ハゲタカ」や「龍馬伝」の話に。いやいや、普通にランチを頂きながらですがね。あ、私は水分補給のためしょっぱなからビールを飲んでしまっておりました。しかし今回初参加のぶるーうぉーるさんがご披露された「ハゲタカ」「龍馬伝」関連資料の数々がすごい。「クソがつくほど真面目だ」(by 鷲津政彦。ぶるーうぉーるさん、ごめんなさい)。あー、私ももうちっくと勉強しなくてわ。暑いからと色々怠けすぎだ(反省)。

さて、このカフェは屋内の飲食スペースと、村田さんがミルクちゅうちゅうしていたテラス、そしてビルの共有スペース部分に張り出しているオープンカフェからなっている。その共有スペースにでかいモニタが置いてあったために、「ここで鑑賞会をやるのもいいかも」と誰かが言いだし「このモニタの大きさだといいかも」と賛同、そこにお店のスタッフの方がやってきて色々説明してくれたが、実際にイケそうな案は、置いてあったモニタを使うのではなく(モニタは特定のビデオしか映せないのでDVDやテレビ番組などを映せないのだという)、店内のプロジェクタとスクリーンを使って映画を上映する(オープンスペースではなく店内で、先日も上映会があったそうだ)、スピーカも立派なものがあるし、店内も遮断幕のようなもので覆って真っ暗にしてもらえる、土曜日なら5万円以上の飲食であればOKということだ。5人なら一人1万円、10人なら5,000円、20人なら2,500円だ。うーむ、私の人脈ではハゲタカファンを20人も集めるのが不可能なのが残念だ。っつーか、金とって上映会をやろうとするからダメなのか。もう布教活動の一環としてやっちゃおうかしら。ちなみにセルDVDの上映に関しては色々問題があるのだが、ここでは飲食がメインであり、あくまでもBGM、環境ビデオの一環として映画「ハゲタカ」を流すということで問題をクリアである(本当か?)。でも5万円だすならもっと大きなスクリーンで見たいなあ(←色々贅沢)。

ランチも終えて、このクソ暑い真夏の太陽の下に出てゆく怪しいハゲタカ探検隊、次の目的地は「一緒に日本を買い占めましょう」とドラマ第3話で鷲津(大森南朋)が芝野(柴田恭兵)にラブコールをした丸の内仲通り。うーん、鷲津にしたら結構思い切ってナンパしたのに(心臓、どっきどき?)、芝野さんたら本当につれないんだからー(はっ、私ったら暑さのせいで腐りかけている?(笑))。季節がよければ歩いて行って十分な距離なのだが今回は地下鉄でGO、いかんせん、この日の最高気温は気象庁発表35.8度、しかしアスファルトの照り返しの中歩くわれらにとっては40度以上だ……。バカだ。バカすぎ。

ハゲタカロケ地マップ
しかしここは上の地図を見ていただければわかりやすいが、「ハゲタカ」ロケ地集結地帯だ。もし地方から東京に来てあまり時間がないけどちょっと行って見たいという場合はここら辺を見てみるのがいいかも。地図のブルーのピンが村田さんカフェ、水色がナンパストリート、下の方の黄色のピンがドラマ未公開場面・鷲津と芝野が握手をしていた丸ビル、上の方の黄色のピンが映画「ハゲタカ」で劉一華(玉山鉄二)がホテルの部屋から見下ろし続けた日本銀行、赤めのピンが、日本パーキングセンター(劉一華はここの前のとうりゃんせ信号を渡る)、劉が襲われた常盤橋公園、そしてホテルマンダリンオリエンタル東京である。地図には出ていないが東京駅のすぐ下が、映画で鷲津が常宿にしていたフォーシーズンズホテル、映画で鷲津が劉一華を泣かせた丸の内鍛冶駐車場、さらに映画未公開場面、会員制ラウンジの鷲津の背中がナニなバー・BAR MARBLEもある。また、村田さんカフェよりもう少し上の地図には出ていないところに、ドラマ第3話で鷲津がピアノを弾いていた東京倶楽部がある。

ハゲタカロケ地(ナンパストリート) ハゲタカロケ地(ナンパストリート)
ドラマ「ハゲタカ」第3話 ドラマ「ハゲタカ」第3話
さて東西線大手町駅の西改札を出たらすぐ横にB0出口(大手町フィナンシャルセンター)があり、ここから地上に出るとすぐ目の前にまっすぐ伸びる通りが丸の内仲通り(ナンパストリート)、出口の前に横に伸びる通りは永代通りである。B0出口前の信号を渡って、通りの右側にあるみずほコーポレート銀行の真ん中あたりで立ち止まり、現場検証写真を取り出して、鷲津の車はここら辺に駐車、じゃ芝野さんがあっちの建物から出てきたところからやってくださいよ、などとナンパごっこをするわしら。ここは残念ながら鷲津たちがB0出口方面を向いている後姿の場面で映っている右側のビルが工事中のためなくなっている。また、街路灯も新しいものになっていた。

そしてこのすぐ先に、ドラマ未公開場面、鷲津と芝野が握手をしていた丸ビルがある。ここの35階の展望レストランフロアだが、んー、私的にはこの場面は不必要なのであんまし興味なし。しかしMacky婦長に「はい、ちゃんと資料写真を撮って撮って」と指示される(笑)。

次の目的地はドラマ第4話の大空電機株主総会会場の日比谷公会堂だ。ここはこの近辺を知り尽くしているnanakoさんが丸の内線の霞ヶ関駅で降りても近くですよ、とのことなので、今度はnanako先生の引率でぞろぞろ地下鉄に乗りました(笑)。また同様にここらへんを知り尽くしているらしい廃人E嬢が「日比谷公園に行くなら電車は後方の車両の方がいいです」とアドバイス。もうすでにすっかり暑さにやられちゃっている私は後をついてゆくだけだ。

途中、家で夏休みの宿題をしながら留守番をしている子ども(小学6年生)から電話が入る。
「何? どうしたの?」
「お母さん、今茨城県にいるんでしょ?」
「えっ!? どうしてよ」
「だってハゲタカの友達と会うって言ってたから」
「……ハゲタカの友達と茨城県に行ったのは2月だから(参照:2月22日「あの道のずっと遠くに……茨城県湖南省への道」)。そんなに何度も茨城に行ったりしないよ。今は大手町だよ」
「よかった、茨城県で昨日地震があったから心配したよ」
「……ありがとう。今日は、お土産にアイスを買って帰るよ……」
「やったーー!」
……不良な母がいると心配が絶えないな(笑)。

ハゲタカロケ地マップ
日比谷公会堂は日比谷公園の中にあり、その隣には日比谷図書館がある(上記地図参照)。そしてこの図書館はドラマ第3話で三島由香(栗山千明)と芝野が書類のやり取りをしたり(図書館室内)、芝野が不正はないと言った場所(屋上)のロケ地でもあるのだが、残念ながら現在改修工事中(という看板が出ているが、何かが行われている形跡なし)なので中に入ることはできない。とりあえず、外からチラチラとだけ眺めて通り過ぎる。 

地図の日比谷シティの緑色のピンは三島由香が芝野にインタビューをしたカフェ(「ナチュラルビートカフェ」)だが、ここは残念ながら店の名前と内装が変わってしまったらしい。日比谷シャンテ近くの緑色のピンは「とん太」で、ドラマ第3話で芝野と沼田(佐戸井けん太)が飲んでいた居酒屋、中央下の青いピンは映画で西野治(松田龍平)が2階のバルコニーから鷲津と中延さん(志賀廣太郎)に声をかけたロビーがある第一ホテル東京、銀座地区にある水色のピンは本日の最終目的地・ドラマ第6話で鷲津が飯島さん(中尾彬)に全財産を差し出した水響亭である。

ハゲタカロケ地(日比谷公会堂) ハゲタカ第4話
ハゲタカロケ地(日比谷公会堂) ドラマ「ハゲタカ」第4話 大空電機株主総会会場
そして日比谷公会堂。ここはそれっぽい階段が2箇所あるが、鷲津が上った階段は日比谷通り側の方の階段である(この2箇所の階段は、階段の真ん中にある手すりが1本の方が鷲津階段、手すりが2本ある方は多分普段閉鎖されている)。この日は消防庁のイベントがちょうど開催中の時間だったが周囲に人影はなく、ま、階段は上がってみましょうねと上ってみたら意外と急な階段で「い、息切れが……」「鷲津さん、息切れもしないですたたたっと上ってましたよね」「まだ、若いから」「役に入り込んでいたからじゃないの?」などと話しながら、公会堂正面の入口を覗き込む。……開いている。さらに覗き込む。入口の両側に長机が置いてあり多分参加者が招待券を入れられるような段ボール箱がズラッと並んでいるが、受付スタッフの方以外いなさそう……。ここでnanakoさんが素晴らしい活躍をしてくれて我々はエントランスホールにまで入り込むことができたのである(参照:nanakoさんのブログ「ハゲタカ廃人 夏の遠足 その3 日比谷公会堂編」)。

ハゲタカロケ地(日比谷公会堂) ハゲタカロケ地(日比谷公会堂)
まるでおのぼりさんのようにおずおずと入ってエントランスホールを眺める。「ここで鷲津さんと治くんが」「床のこのタイルですよね」「劇場口のドアの色、違ってない?」「そういえばドラマでは赤かったかも」「新しくしたんですかね」などと会話してて、入口にいらした消防庁のスタッフの皆様にはさぞかし意味不明なおばさん集団であったことだろう。しかし邪魔になってももうしわけないのでここはそさくさと退散する。この次は正攻法で行って、ホールの中にまで入って鷲津席の近くまでいくぜ。差し当たっては8月8日の「「日本近代音楽館」へのオマージュ」(3,000円、7月29日現在発売中)が一番潜り込め安そうなので検討中。

時間は午後3時半、ちゃんとした「正しい主婦」のぶるーうぉーるさんは4時過ぎまでとのことだったので、近場の無印カフェで一休み。もちろん私は水分補給(ビールの摂取)を忘れない。そのせいだろうか、またもや「ハゲタカ」や「龍馬伝」について話したはずなのに何話したかほとんど覚えていないとは何事か。

午後4時半、帰宅されるぶるーうぉーるさんを見送って、相変わらず暑い日差しの中、次の目的地に向かうが、天王洲公園野球場と銀座水響亭は「灼熱熱風地獄のハゲタカ廃人的大人の遠足 後編」で。
ハゲタカロケ地(日比谷公会堂) ハゲタカ第4話
テーマ:日記
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さて、先日「ハゲタカ」のDVDを見て、大森南朋にハマりかけているとネタにした同僚の派遣のTさんだが(参照:7月24日「布教活動は成功したのか、失敗したのか。」)、どうやら鷲津萌え方向に行きそうな感じだ。わが家のDVDは今、Tさんから派遣のMさんの所に行っているが(Mさんは多分「ハゲタカ」にはハマりそうにないなー)、Tさんたら「もう一回見たいんですよね」と言っているのだ。これは脈あり! なんでも気に入った映画は2、3回は見に行くそうで(ま、ね、普通はそれくらいが限度よね……)。

しかも普段はネットサーフィンなどはしないTさんがわざわざ、ウェブやYouTubeで鷲津と大森南朋を色々検索した模様。「YouTubeで見たら大森さんって実際は鷲津さんと違ってゆるゆるな感じなんですねぇ……。なんかチャラいっていうか。私はああいうゆるい感じより鷲津さんみたいな感じの方がいいんですけど」と言っていましたよ。もちろん「いけいけ!鷲津さん!」と「せつない!鷲津さん!」をおすすめしときました。

さらに、昨日一緒に昼飯をコンビニに買いに行った時なんぞ、先に会計が終った私が何とはなしに雑誌売り場を見ていたら、「ほら、三島製作所の娘さんが」などと栗山千明が表紙の雑誌を指差すまでに。

そして本日、昨日の「ジョーカー 許されざる捜査官」を見た同僚のNさんがどうやら堺雅人にやられちゃったらしいという話をTさんとしていたのだが。

Tさん「昨日は見ました?」
私「最初の15分くらい見逃したけど、見たよ。面白かったよ」
Tさん「でしょ~~♡」
私「設定から言ってもっとトンデモ系かと思ったんだけど、結構手堅いドラマだったな。あれは次回も楽しみかも。で、Nさんは堺雅人が好きなのか、役の伊達なんたらが好きなのかわからないから堺雅人が出ている他の作品も見てみたいって言ってたよ」
Tさん「そんなの~、堺さんに決まってるじゃないですかあ♡」
私「でもさ、Tさんは大森南朋よりはどちらかというと鷲津寄りなんでしょ?」
Tさん「そうなんですよね……。私、知的な人がすごく好きなんですけど、申し訳ないけど、あの……大森さんにはあまりそれが感じられなくて。でも鷲津さんはすっごく知的で素敵ですよね」
……大森南朋が知的じゃないということは全くないのだが、それを打ち消すようなビジュアルといえなくもないしなあ(あ、全国1億人の大森南朋ファンの皆さん、どーもすんません)。
私「自分は鷲津萌えなのに、Nさんは堺雅人萌えと断言?」
Tさん「だってぇ、堺さん、素敵じゃないですかぁあ♡」
不思議だ。大森南朋の場合は本人よりも鷲津政彦や武市半平太のようにキャラクタにやられとる女子が多そうなのに、堺雅人はどんな役を演じていても、役よりは本人萌えの女子の方が多そうな気がする。
私「じゃ、DVD持ってたらとにかくNさんに貸してあげてよ」
Tさん「まだ全然、持ってないんですけど、「ゴールデンスランバー」は買います」
私「まだ見てないのにいきなり買うの?」
Tさん「だって私の好きな3人が出ている素晴らしい映画じゃないですか」
私「3人?」
Tさん「堺雅人さんと、大森さんと香川さんです」
私「あー……」
Tさん「三銃士ですよ! 楽しみです♡」
私「……」

「ゴールデンスランバー」の大森南朋の出演場面はほんんんんのちょっぴりなんだけど、というのは言わないでおきました(笑)。まあ、とにかくこれからが楽しみなお嬢さんです。
テーマ:日記
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踊る大捜査線3
映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」を見てきました。もうこのシリーズはテレビドラマ版(1997年、フジテレビ)からずっとリアルタイム見ていてコンスタントに面白いのでね、特に事前に話の内容とかもチェックせずに(出演者にタッキー-滝藤賢一ーがいるのだけは確認したけど)見に行きました。

[あらすじ]
「湾岸署を襲った連続殺人事件から7年。海外からの要人が降り立つ空港が近くにあり、高速道路や変電所などが立ち並ぶお台場は、テロリストの標的となっていた。そのため湾岸署は、よりセキュリティー設備が充実した新湾岸署への引っ越しをすることになる。引っ越しの作業を一任された青島(織田裕二)は、部下と一緒に取り掛かるものの、湾岸署管内で次から次へと事件が発生し……」(シネマトゥデイ

しかしまあどうしたことか、「踊る3」を見ていたはずなのに、ずっと「ハゲタカ2」はどうしたらいいのか、製作者でもないのに考えてましたよ。シリーズ物作品て、難しいよなあ。以下ネタバレになるので折り畳みます(もちろん、大したことは何も書いてないけどさ)。
テーマ:邦画
ジャンル:映画
ハゲタカロケ地(日比谷公会堂)
バカだ。しみじみ、バカだ。こんなにバカなのに……そのバカっぷりをみんなで笑いながら楽しめるって、1年前の自分には考えられなかったよなあ、などと思う今日この頃。ええ、前回(7月2日「ハゲ山の一夜」)に引き続いて、また行って来てしまいましたよ、「ハゲタカ」ロケ地に。しかもこのクソ暑いのに! 前回のお開きの時に「次は「私を変えたのはあなたなんだ、芝野さん」のグラウンドで!」「じゃ、次は7月ですね」などと言っていたんですが、そろそろスケジュール調整しましょうかねとかダラダラしているうちになんとなーく日程も決定し、じゃ、まだ行っていなくてそこに近めの他のロケ地は……などと検討し、今回のコースはこんな感じで。

1.村田さんのデューデリカフェ(映画「ハゲタカ」)
2.ナンパストリート(丸の内仲通、ドラマ第3話)
3.丸ビル35階(ドラマ未公開、鷲津と芝野の握手場面)
4.大空電機株主総会会場(日比谷公会堂、ドラマ第4話)
5.「私を変えたのはあなたなんだ、芝野さん」(天王洲公園野球場、ドラマ第2話)
6.「我々はハゲタカだ。最後までハゲタカなりのやり方を通させていただきます」(銀座水響亭、ドラマ第6話)

コース候補は他にも大河内邸(鳩山会館、ドラマ第2話~第3話)とかライオンソース裁判所前(東京国立博物館、映画未公開場面)とか、西野(松田龍平)と鷲津(大森南朋)のお話しあいバー(LUXIS、ドラマ未公開場面)とかあったが、今回はコレで。参加メンバーは私を含めて5名。

念のために色々下調べをしてみる。村田さんのデューデリカフェは竹橋から徒歩5分(神保町から10分くらい)にあるちよだプラットフォームカフェだが、ここは土曜日は午後3時までしか営業していないので、まずここを起点にして、ここでランチとおしゃべりをした後に、あっちゃこっちゃ歩いて、途中ちょっと休憩してまたハゲタカトーク(笑)、そして一番の目的地である「私を変えたのはあなたなんだ、芝野さん」グラウンドを見た後、銀座のこじゃれたバーで最後に乾杯。最初、ここ(村田さんのカフェ)の入口のところに集合ということにしていたのだが、先週のあまりの暑さにヘロヘロになってしまい、今の季節の晴れた日の真っ昼間に、ここの入口で待ち合わせをするなんざ自殺行為だというのもわかったので予約してきました。普段は予約は(パーティプラン以外では)受け付けないそうですが、確実に来店するなら受け付けるということで予約したら、とっておいてくれると言う席が村田さんがミルクちゅうちゅうしていたテーブルがよく見えるポジション。名前以外は何も言ってないのにこっちの正体バレバレだったのか?(笑)

ナンパストリートと丸ビルは3月の花見の時に行ったので特に問題なし(3月20日「目的は本当にお花見か?」)。

問題は日比谷公会堂である。ここのイベントスケジュールを見ると、遠足の日の7月24日は公会堂では消防庁の招待音楽イベント、そして野音では杉山清貴のライブをやっている。野音の観客でごったがえす可能性があるのはこの際置いておいて、日比谷公会堂は何がしかのイベント開催日以外は基本的に非公開のようなのである。だったらイベント開催日でないと中を見る事は出来ない。そんな訳で日比谷公会堂の事務局に電話して見て、中をちょっと見るだけなのは可能かどうか聞いてみたら、イベント開催時はイベント主催者に確認して欲しいとの事。なので今度は消防庁に電話して聞いてみたら「2000人ほどの観客が来場するイベントなので、混雑して受付時に対応しきれないので遠慮してもらいたい」とのことだ。うーむ。混雑するならいっそその混雑に乗じて中に潜り込んでもわからないんじゃね?とか一瞬思いましたが、「大人の遠足」はそういう人様にご迷惑がかかるような事はしないのだー。従ってここは外観を観察するのみとして。

天王洲公園野球場、せっかく行っても野球場自体が閉まっていたら話にならないので電話してみる。遠足の日にグラウンドを見る事は可能かどうか確認してみたら、いきなり「グラウンドは使用者の方のみとなっておりますので、どうしてもという場合はグラウンド使用者の方に確認してみて下さい」と日比谷公会堂の時と同じ答えが返って来たのである。えーーー! 「あの、グラウンドの外のネット越しに見るのもダメなんですか?」「あ、グラウンドの中に入るのではなく、外ですか? だったらご自由に見ていただいてかまいません」。よかった、セーフ。

そして「我々はハゲタカだ。最後までハゲタカなりのやり方を通させていただきます」の銀座水響亭ですよ。ぎ、銀座のバー……なんて敷居が高いんだ(泣)。いくらぐらいの飲み代になるのか見当もつかない……。しかしまあぐるなびにクーポンがついているくらいなんだから、実はぼったくられるような店じゃないのである。しかしお店のウェブページ掲載の写真を見ても店内のレイアウトがさっぱりわからない。これは当日現地で「あそこが鷲津席じゃないのか?」などと見当をつけて座るのは無理……。しかもだいたい、ボーナス後の土曜日の夜ならもしかして混んでいて座れないかもしれない。つーわけで思い切って状況視察のため電話してみました。

電話では予約しなくてもおそらく大丈夫でしょうとのことだったのだが、すっごく、すっごく思い切って、「あのー……3年前にNHKのドラマで使用した座席ってわかりますでしょうか…?」って、聞いたのである。すると「そのドラマのタイトルは何ですか?」と聞かれたので「…………「ハゲタカ」なんですが………」と言ってしまいましたよ。くそーーーーっ、マンダリンのシグネチャに予約する時でさえも「ハゲタカ」の名前は出さなかったのにーー!(泣)そしたら確認してくれて、そこの座席なら予約出来るっつーんで、もうね、予約してしまいましたの。どうせどこが鷲津席かわかんないしさー。それどころか夜の銀座のバーなんてどうせ店内暗くて座席自体よくわかんないだろうしさー(←開き直り)。ところがこの「ハゲタカ」という名前を出しての予約が思わぬ展開を迎えるのだが、それは「灼熱熱風地獄のハゲタカ廃人的大人の遠足」本編で。

そして先週毎日続いた灼熱熱風三昧な東京のお天気に、「この天気の中、ロケ地めぐりをするのはもしかして自殺行為!?」「もし途中で熱中症なんかで倒れたりしたらテレビで放映されちゃう!? 現実とドラマの区別がつかない中年女性の暴走、とかなんとか言われて!?(泣)」とか危惧しながら、参加メンバーには遠足の前日に、帽子、日傘、水分補給、汗吹きタオルの持参などの熱中症予防対策を忘れないようにと連絡をとりあう。

ハゲタカロケ地(水響亭)
また、いつもなら「遠足のしおり」を作って参加者に配布するのだが、今回は暑さにやられてすっかりヘロヘロな毎日をすごしてしまっているために作成を断念、他にもロケ地攻略スタンプ帳とか「ハゲタカ」すごろくとかアイデアは色々あったのだが今回はとにかく気力体力的に無理。東京のこの暑さは本当に尋常じゃねーよ(泣)。ただし前回の遠足で行った東京倶楽部で「え? 鷲津の席ってどこだったっけ?」「こっちが由香ちゃんの席?」「あれー? 東京倶楽部の看板ってなかったっけ?」などと現地で右往左往したために、今回はそういうことがないようにと、それぞれのロケ地場面がわかるドラマ場面の写真をプリントして持参する事にした(↑上写真)。という訳で、「ハゲタカ廃人的大人の遠足」本編に付いてはまたあとで。まだ、これは準備編なのよ(笑)。

7月29日「灼熱熱風地獄のハゲタカ廃人的大人の遠足 前編

*映画「ハゲタカ」のロケ地情報はmixi映画「ハゲタカ」コミュのロケ地情報を、ドラマ「ハゲタカ」のロケ地情報は全国ロケ地ガイドの情報他を参照させていただいています。ありがとうございました。
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龍馬伝 第29回
今日放送の第30回の前に、29回の感想を書いておこうと思って90%がた書いた所でうっかりマウスの上に本を落としてしまったら、入力してあった文章が全部消えたぜよ、オーマイガーー! この暑さで同じ文章をまた書き直す気力はこれっぽちもないぜよーーー!(号泣)はぁ……ダメージ大。もちろんこまめにセーブしてなかった私が悪いのさ~(遠い目)。

[あらすじ]
「西郷吉之助(高橋克実)と小松帯刀(滝藤賢一)と共に、龍馬(福山雅治)たちは長崎を訪れる。龍馬は“藩の力を借りずに生きていこう”と考え、まずグラバー(ティム)に蒸気船を貸してほしいと頼む。次に、商人が集まる引田屋に乗り込み、外国から武器を買うために、長崎へ来た高杉晋作(伊勢谷友介)たちと出会う。そこに、西郷ら薩摩藩士たちも現れ、長州と薩摩の藩士が龍馬たちの目の前で刀を抜き、一触即発の事態に…」(NHK番組表より)

ま、気を取り直して簡単にさっくりといきますよ……(泣)。今回のポイントは、1.武市半平太(大森南朋)が影も形もない、2.高杉晋作(伊勢谷友介)と西郷どん(高橋克実)の対決シーン、すっげーよかった、3.脇の怪しいキャラの皆さんナイス、4.そして龍馬さん、海軍操練所をつぶされ盟友・武市半平太を失ってすっかり変わったって、面の皮が厚くなってずうずうしくなってってことですか? ってところです。

オープニングのタイトルロール、今までは坂本龍馬(福山雅治)、岩崎弥太郎(香川照之)に続いて3番目に武市半平太の名前があったんですがー、今回そこに入り込んだのは高杉晋作。半平太さん、回想シーンでの登場とかあるかしらとか思ってガン見しましたが影も形もナッシング。ま、「龍馬伝」第3部は7月から始まった新ドラマと思ってみればいいのよ。っつー訳で、全く期待しないで見てみたんですが、西郷どんと高杉晋作の対決シーン、よかったんですよ。

まずしょっぱなに登場する小曽根乾堂(本田博太郎)がまた怪しげでいいですね。もし龍馬が長崎で不審死を遂げたら犯人は絶対コイツだろう?って感じ(んな話、ねーよ)。最後に登場する長崎奉行・朝比奈昌広約の石橋凌や幕府のスパイ役のお元(蒼井優)、下っ端役人感満載の松尾貴史もいいですし、もちろんタッキー(滝藤賢一、小松帯刀役)もナイス。やっぱりこのドラマ、まず配役がいいですよね。

さっき何書いたんだっけと思い出しながら書くのはストレス溜まるなあ。その小曽根乾堂の邸宅で、西郷どんに薩摩藩独立をそそのかす龍馬さんですが、幕府や藩の力に頼らずにこれからは自分たちの力でなんとかしていくのだというのと、だからこそこの先、藩と藩をつなぐ役目を担う事ができるようになるのだというのが、西郷どんとの会話の中からうかがえるのもよかったですが、結局西郷どんに「一介の脱藩浪士」に過ぎないと言われたあたりの龍馬さんの表情、そして西郷どんの説得力ある存在感と人間の大きさが感じられて実によかったです。政治の世界では龍馬はまだまだひよっこ、でもこれから、という感じもでていました。

そして一方、長州藩の高杉晋作、まずざんぎり頭や他の武士っぽい皆様とは違う着物の着こなしというビジュアルや非常に現代的な言葉遣いなどから他の皆とは違った立ち位置に立っている人物だというのが、見た目からわかりますが、それだけでなく存在のクールな感じがまたえらくかっこエエです。また実物の高杉晋作に似ているのもすごい(そりゃ似せてはいるんでしょうけど)。鈴木CPが高杉晋作は龍馬の「ソウルメイト」とか言っていた時にはヒジョーに嫌な予感がしたものですが、この高杉晋作像はええです。

で、とにかく真ん中すっとばして(だってさっき色々書いたのに思い出せないんだもーん(号泣))、高杉晋作と西郷どんの対決シーンですよ。薩摩に敵意をもやす長州藩士だらけの梅の間で一人クールな高杉晋作、そしてやはり長州をやっつけたるといきり立っている薩摩藩士だらけの椿の間で色々物思う所ありの西郷どん。龍馬達が飛び込み営業をかけたところが長州藩の梅の間で、そこに薩摩藩士達がやって来て狭い部屋の中で敵対する物同士が小競り合いになるというところで、龍馬が「今一番恐ろしい敵は誰ぜ! 異国じゃろうが!」と止めるんですね。この時の高杉さんと西郷どんの表情がいいです。二人ともそのキャラなりの実力者感がでていて、また見た目にもガッチリした体格で海千山千感たっぷりの手強そうなオッサンの西郷どんと、ひょろっとした異形の眼光鋭い神経質そうな若造の高杉晋作という対照的なキャラっぷりでこれからのこの二人の政治的対決がちっくと楽しみです。そしてそこに幕府の役人がやってくる、高杉さんはピストルをぶっ放す、この荒唐無稽な冒険活劇チックな感じがまた楽しい。

くそう、書きたかった事の半分もかけなかったが、とにかく今回はよかったです(たまに出てくる龍馬がうざかったけど)。ま、視聴率はサイテーでしたけどね。そしてこれからも毎週見るかどうかはまだわからん。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
昼飯時のことでだ。週末の予定を同僚のNさんと話してたら、すぐ近くの席にいる派遣のTさん(29歳、独身、社員の平均年齢が高くオタクな技術者が非常に多い弊社の中で無駄にとてもオサレなお嬢さん)がやってきたのだが、私が今度の週末はちょっとロケ地に行ってくると言ったら、「え?何のドラマですか?」と意外に食いつきが良かったのである。

私「えっとー、去年公開された映画なんだけど」
Nさん「「ハゲタカ」だよ」
私「ご存じないと思いますが」
Tさん「えっ! 知ってますよ、「ハゲタカ」」
私「え! そりゃ珍しい」
Tさん「去年、私TSUTAYAで仕事していたんですけど、貸し出し本数がすっごく多いドラマが「ハゲタカ」でずっと気になっていたんですよ」
私「あー、TSUTAYAは「ハゲタカ」のスポンサーだったからね。でもそんなに貸し出し本数が多かったんだ」
Tさん「ええ、みんなまとめて借りるし、週末は棚が空っぽになってましたから。それで気になって見てみたいと思ってたんですけど、近所のレンタルショップに借りに行くと貸し出し中でないので、まず本を買ったんです」
私「……原作の方を!? 読んだの?」
Tさん「……いえ、まだです」
私「原作とドラマでは話がちょっと違うけどね」ちょっとどころじゃないが(笑)
Tさん「違うんですか」
私「じゃ、見るならDVDお貸ししますよ」
Tさん「すごく嬉しいです~!」

という訳でDVDを貸したのが先週末。
Tさん「まだ時間がなくて2話までしか見てないんですけど、面白いです! でも「ハゲタカ」、武市半平太さんが出てるんですね、びっくりしました」(←本当に「武市半平太さん」と言った)
私「「龍馬伝」、見ているの!?」最近の若いお嬢さんにしては珍しい……。
Tさん「見てますよ~。武市さんと鷲津さんって、全然違うじゃないですか」
私「そうね、でもなんで大河ドラマを見ているの?」
Tさん「うちの母が福山くんのファンなので、いつも一緒に見ているんです」
私「お母様が福山のファン……」
Tさんのお母様のトシを聞くのがちと怖いぜよ(笑)。そこにやってきた同じく派遣のMさん(30歳、独身、某ゲームにハマっていてコミケにも参加している強者のお嬢さん)が。
Mさん「それ、誰?」
Tさん「んーーー、他に何に出てましたっけ?」
私「……なんだろう。「ヴァイブレータ」とかは見た?」
Mさん「知らないです」
私「えっとー、「笑う警官」とか「スイートリトルライズ」ももちろん知らないよね?」
Mさん「知らないです。おいかわなお(及川奈央)なら知っているけど」
私「う……」
Tさん「それ、誰?」
Mさん「AV女優」

そして今日。
Tさん「ドラマ全部見ましたよ!面白かったです!」
私「そりゃあよかった」
Tさん「大森南朋さんって、3話くらいまでは演技のうまい人だなあと思って見ていたんですけど、5話6話でいきなりずずんときました。もうすっかりやられちゃいました~♡」
私「ふふふ。昨日いいって言ってたらから本を持ってきましたよ」と例のブツ(「さもあればあれ」)を渡す。
Tさん「きゃーーーーーっ! 私、タレ目で痩せ過ぎず太からずの適度な体型の男の人って好きなんです」
私「へぇー。この間「ハゲタカ」を見たY岡さんは加藤さん(田中泯)が好きだって言ってたよ」(参照:5月14日「ゴールデンウィークの思わぬ収穫」)
Tさん「加藤さん……? あの技術者の人ですか? 信じられない」
しかもY岡さんはジャケット姿の加藤さんはNGで作業着の加藤さんでないと萌えないという、実に限定的な嗜好なのだ。
Tさん「私、演技がしっかりした俳優さんが好きで、堺雅人さんとか香川照之さんとかもすごく好きなんです」
私「堺雅人、香川照之、そして大森南朋。趣味渋いなー」
Tさん「堺さん、いいじゃないですかあ」
私「もしかして「篤姫」でファンになったくち?」
Tさん「そうです! 「ジャージの二人」は一人で映画館に見に行きましたよ」
私「じゃ、「ゴールデンスランバー」は見た?」
Tさん「見てないです」
私「「クヒオ大佐」は?」
Tさん「見てないです…」
私「えっと、「南極料理人」は見ているよね?」
Tさん「見てないです……。だって母がつきあってくれないから」
私「なのに「ジャージの二人」は一人で見に行ったの!?」
Tさん「だってこれはすごく見たかったんです~」
私「……」
Tさん「この浴衣姿がまた色っぽいですねぇ。ああ、この写真もいいですねえ……」
私「……」
弊ブログでは不評の大森南朋のあの浴衣写真をじっくり眺めて楽しんでらっさるようで、もしかして世間一般の普通の反応ってヤツがこれか? と思いつつ、「ハゲタカ」布教活動のつもりだったのに、ただ単に大森南朋ファンを増やしてしまっただけのようだ。チッ。大森南朋ファンじゃなくて「ハゲタカ」ファンが増えてくれないと次の「ハゲタカ」の目がないじゃないか。
テーマ:日記
ジャンル:日記
この間見た「踊る大捜査線3」の感想とか、面白かった「龍馬伝」第3部第1回の感想とか、現在「ハゲタカ」DVDを貸し出し中の脈があるんだかないんだか今ひとつ読めない派遣女子のTさんのネタとか、相変わらずランチ事情最悪の会社の話とか、結局買っちゃった大森南朋本の話とか、7月から始まった各テレビドラマの話とか、書きたいネタはたくさんあるのだが、本サイトリニューアルにかかりっきり。

 ・本サイト Cafe Tsumire
 ・移行作業中サイト Cafe Tsumire(←あちこちまだ準備中)

自分が作ったサイトとはいえ、今更ながらに無駄に情報量が多くて気が遠くなりそうだ(泣)。今ある本サイトのデータを全部移行するだけでなく他にも色々載せたい事は沢山あるというのにーーー。え? 夏コミの原稿? なんだっけ? それ(←完全に逃避どころじゃねーよ)。
龍馬伝 龍馬伝 第28回
龍馬伝 第23回 龍馬伝 第3回
前回、「龍馬伝 第28回」を見たときの感想がかなりグダグダでちっくと反省していたのだが(7月12日「龍馬伝 第28回「武市の夢」)、もう1回だけ見て別記事で、この半年さんざん悪態付きながらやっぱりも楽しませてもらった感謝をせめて書き残しておこうかと思ってぼんやりしてたら、昨日は土曜日だったもんで「龍馬伝」の再放送が始まったのね。それで武市半平太(大森南朋)も岡田以蔵(佐藤健)もこれで見納めだなと思いつつ(そりゃ大河ドラマ最終回お約束の走馬灯シーンでは出てくるだろうけど)見た訳ですよ。すると、日曜の夜に見たときよりは随分とすんなりと見ることができました。

まずは毎回思っていたけど書き忘れていた事を何点か。半平太が入っている牢屋がね、やっぱり何度見てもいいんですよ。天井もまた格子になっていて、中に入っている囚人が籠の中の鳥のようであり、それを常に俯瞰で撮っている。美術とカメラと演出が脚本よりもずっと歴史を見つめる視線で撮っている(作り上げている)ことを感じさせる牢屋の作りですよね。だから半平太さんがこの牢からあの白い衣装で出て行く時に、それはこの牢からの解放であると同時に、すべての物から解き放たれて最後を全うするのを感じさせてくれました。美術さん、照明さん、カメラさん、グッジョブ。

また、半平太さんのあの白い衣装がいいですよね。普通の時代劇の切腹場面では全身真っ白の場合が多い訳ですがここではあの衣装、浅葱色の入った裃に真っ白な熨斗目で立ち上がった姿が毅然としていて、そして真っ白だけの衣装よりもずっと立体的になおかつ非常に美しく見えるんです。今までの格好がどこぞの新興宗教の悪教祖みたいな容貌だっただけに(←ヒドイ)、対比ぶりがまた映えますよね。

そういや半平太さんは今まで着ていた衣装も、毎回、派手ではないけど非常に落ち着いた、シックな感じで、半平太という人のキャラクタをちゃんと表現しているんですよね。勝太郎(武田鉄矢)が登場したときの黒のモンペみたいな上下も、現実主義者であったであろう勝という人となりを衣装でも表現していて、なおかつ洋装でもなく正式な和装でもない感じがまたいいなあと思ったもんです。これは全ての人物の全ての衣装と扮装に対して言えるとはおもいますけど。はぁ~、衣装さん、人物設計さん、グッジョブ。もちろん他のスタッフの皆さん、どれもこれも本当にグッジョブなんですけど書いていったらキリがないので、ここらでやめておいて。

さてと、牢屋に来た大殿様(近藤正臣)ですよ。私は前回、大殿様は半平太に自分を見ていたと書きましたが、今回見て思ったのは、大殿様は「半平太に自分を見ていた」という生易しいレベルの心情ではなかったという事ですね。「徳川に失望しながらも忠義心だけは捨てられん。わしやち、心の底から帝を敬い奉っちゅう。この日本は、徳川幕府のものではないき」。攘夷運動自体はともかく、自分の立場上幕府にたてつく事になるであろうことには加担することが出来なかった、でも半平太がやってきたことこそ自分がやりたかったことだった。もしかするとある種の憧れににた視線と嫉妬のようなものもあったかもしれない。しかも自分の身に染み付いた上士・下士差別意識が、その自分の心情を素直に認める事を許さなかった。「虫けら同然」の者達に自分を見る事など、まず自分が我慢ならなかった。そのままならない心情の発露があの極楽絵図であり、アル中状況だったのではないか。……とか、思いました。

一方、半平太さんですが。上士・下士の区別(差別)から自由だった龍馬とは違って、半平太さんにとって上士・下士の区別は厳然としていて、乗り越えられない壁だった。例え半平太さんがのし上がって(出世して)どんなに権力を手に入れようとも、大殿様は常に自分の上に輝く太陽だった。その太陽が自分と同じ地べたに落ちて来たということは、半平太さんにとっては驚天動地の出来事であり、(この言葉、使いたかあないが)まさに「龍馬が起こした奇跡」だった。そして大殿様の「俺とお前は同じだ」、違う(←しつこい)、「おんしとわしは、よう似ちゅう」という大殿様の言葉から、半平太さんは大殿様の苦悩の程を読み取ってしまったのではないのか。だからあのとんでも「自白」に至ったのではないのか……。うーん、いや、やっぱりわからんです。ま、もう終っちゃったからいいんだけどさー。

あと、自分用のメモとして、先週号のステラ(2010/7/16号、Vol.1559)の一部を書き残し。
今週は、いよいよ半平太が切腹という最後を迎えます。これまでドラマでは、半平太の迷いや劣等感といった、人間としての弱い部分が重点的に描かれてきました。でも僕は、最後は「この人はやっぱり侍だった」と示して終りたかったんです。
切腹を前に、半平太が牢番に告げた言葉が実際に記録に残っています。彼は牢番に対して敬意を表したそうなんですが、それを知ったとき僕はすごく感動して。半平太は死を前にしながらも自分の姿勢を崩さず、真に侍であり続けたのだとーー。演出の方に「ぜひやらせてください」とお願いして、牢番への言葉をセリフとして追加してもらいました。罪状を後藤象二郎に読み上げられた後にも、二言くらい加えてもらって。凛とした様を具体的に示す事で、「半平太は、最後まで侍としての意地を見せたんだ」ということを、視聴者の皆さんに感じてほしいと思ったんです。


大森南朋、グッジョブ! 半年間(えっとー、「龍馬伝」に入ってからは8ヶ月?)、本当にお疲れさまでした。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
龍馬伝 第28回
この半年間、大森半平太他の皆様、本当にお疲れさまでした。おしまいっ!(え?)

[あらすじ]
「龍馬(福山雅治)は、投獄された武市(大森南朋)をなんとか助けようとしていた。容堂(近藤正臣)は牢(ろう)の中の武市に会い、武市は自分が吉田東洋殺害を命じたことを認める。その後、龍馬は弥太郎(香川照之)の手引きで武市の牢屋に忍びこむが、武市は脱獄を拒み、「龍馬が日本を変えるのを楽しみにしている」と語る。そして、龍馬は大坂に戻り、仲間たちに「海軍操練所で身につけた航海術を使って日本を変えよう」と語る」(NHK番組表より)。

さてと。やっぱりやっちまったなあ、自白。なんだろ、あの場面見てて、私には仰ぎ見る光り輝くような憧れの誰かという存在が全くないから理解出来ないのかなあとか思いましたよ。上士と下士の間には深くて暗い川がある、誰も渡れぬ川なれど、エンヤコラ、今夜も舟を出す~。じゃなくて。その深くて暗い川を渡って来た大殿様(近藤正臣)と同じ地べたにいるだけでも畏れ多くて(でも嬉しくて)、「オレとお前は同じだ」(by 芝野健夫)……でもなくって、えっと、「おんしとわしは、よう似ちゅう」「おまんは、ええ家来じゃのう」という大殿様の言葉で、自白……。なんか、脱力ですわ。でも、近くにいるだけで震えてしまうくらいの憧れの誰かが、今までずっとその人のためだけに生きて来たと言えるような誰かが、本当にすぐそばにいて自分を「認めてくれた」と思ったなら、猫にマタタビ状態でこうなっちゃうのも仕方がないのか?? 凡人で冷血人間の私にはわからんこってす。

でもさ、愛に目が眩んで信念置いてけぼり。ここであんな自白の仕方をしたことで、あの桜吹雪の中の決意の別れが台無し。半平太さん(大森南朋)が1年以上も犯行を拒否し続けたのは、同じく戦っている土佐勤皇党のメンバーのためであり、あくまでも自分の信念は間違ってなかったと思っていたからじゃなかったんですかい。……そういや罪は認めてたけど、「間違ってました」とは言ってないからOKなのか?(言ってない、よね? 1回しか見てないから確信もてないけど)

でもまあ半平太さんが衣装をあらためて牢から出る時に和助(小市慢太郎)に礼の言葉を言うあたりから切腹の命を受けて答えるまで、そして切腹場面までがすっごく毅然としていて本当によかったです。また言葉自体が文語調なんですよね。最初聞いたときは一瞬、何言っているんだかよくわからなかったくらいだ。そこがまた「武市半平太らしい」んですけど……こういう「武市半平太」をちゃんとした脚本でずっと見てみたかったよ、ママン……。これだけのすごい役者とスタッフが揃っていて、これだけの物を作り上げていながら、脚本がまったくもってクソ。半平太さんの死や富さん(奥貫薫)のひたむきさにではなく、この物語の脚本の人間造形とドラマ展開のとほほさに今更ながらに泣きたくなったことでございます。

なお、武市半平太の有名な獄中絵の上に書いてある文章は「花依清香愛/人以仁義榮/幽囚何可恥/只有赤心明」であり、意味は「花は、その清らかな香りによって人に喜ばれ、人は、仁義によって、人の輝きを増していくものである。いま、私は獄に繋がれてはいるが、少しも恥とは思っていない。なんとなれば、私の行為は、偽りのない忠義の心だけから出たものであることが、はっきりしているからである」(吟剣詩舞漢詩集さんより)だそうですよ。この半平太がどんな風にテロリストになっていったのか、そして失脚して、どうやって獄中で過ごしたのか、あの毅然とした半平太に繋がる半平太をちゃんとした脚本で本当に見てみたかったなあ……(しみじみ)。大友さん、この大森半平太のスピンオフ、作ってくださいよ……、福田さん以外の脚本で。「新撰組!」だってスピンオフはあったじゃないですかー。

で。切腹および富さんの場面が終わって、「あー、この半年、長かったのか短かったのか。今までこんなにひとつのドラマでしつこく脚本とか演出にあれこれ言ったことってなかったよなあ」などとちょっと感慨にふけっていたら、次の場面に龍馬(福山雅治)が出てきちゃっているの。はぁ? 何このヒト、とか思ったんですけど、このドラマ、龍馬が主役だったんだわ。いやー、忘れてた。なんだよ、龍馬かよ、とついつい思ってしまった私を許してつかあさい。

今週の以蔵(佐藤健)。この「龍馬伝」での以蔵は本当によかったです。この「龍馬伝」でなければ見られないオリジナルな以蔵像、佐藤健の以蔵をきっちり見せてくれて、毎週楽しませてくれました。お疲れ様でした。

今週の大殿様。「徳川に失望しながらも忠義心だけは捨てられん。わしやち、心の底から帝を敬い奉っちゅう。この日本は、徳川幕府のものではないき」と今まで苦しんできた胸のうちを独白。つまり半平太に自分を見てきたと。へぇー。いやあ、大殿様の胸のうちはわしのような何も見えちょらんものにはさっぱりわからんかったですきに。「おまんが、長宗我部の人間でのうてこの山内家の人間じゃったら、わしはどればあ、可愛がったことか……」。だーかーらー、なんでそこらへんの上士と下士の確執の原因を、最初の段階でもっとしっかりと描いておいてくれなあんだ。

さて来週からいよいよ、第3部ネゴシエータ編ですが予告編見たら龍馬以外の部分は面白そう。高杉晋作役の伊勢谷友介が写真ソックリだし結構イケてます。タニショーの桂小五郎もトリビアおじさんの西郷どんもよさげ。3部からはアラン(じゃなくて、ティムだよ、ティム。グラバー役)や有賀局長(朝比奈昌広役・石橋凌)も出るし、タッキー(小松帯刀役・滝藤賢一)の出演場面も増えそうだし、今までのことはすっぱり忘れて、来週から始まる新ドラマと思えばかなり楽しめるかも。……はっ、そして見ているうちにやっぱりまた「脚本がクソ」とか悪態つくようになっちゃうのか? ダメじゃん。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
大森南朋 さもあらばあれ
弊ブログでもたまに話題に上がっていた大森南朋の写真集「大森南朋 さもあらばあれ」であるが、もちろん鷲津政彦には興味があっても中の人にはまったく興味がない(役者の部分への興味は大いにあるが、プライベートは全く興味がない)のでそのうち本屋で目についたら見てみようかしらと思っていたのだが。しかし昨日の朝、Mackyさんから本文内容のタレコミがあって、ちょこっっっっっっとだけ「ハゲタカ」に言及している部分を送ってくれたのだった(ちくしょー、弱味を握られとる)。

大森南朋 さもあらばあれ
こ、これは。これはやっぱり見てみなくちゃダメか(え?)。という訳で昨日、夕飯の準備で忙しいのに近所の本屋をチェック、しかし小さい本屋なので当然置いてない、しかたがないので電車に乗って隣町のでかい本屋にGO! ま、写真集っつーても、福山雅治の写真集(「福山雅治 坂本龍馬写真集」講談社、4,095円、たっけーー!)はビニールパックされていて見る事はできないだろうけど、大森南朋なら大丈夫だろうと思って見て見たら、やっぱり大丈夫でした。そして本棚のAKB48の隣に置いてあったよ。でもって手に取って見てみたら……写真集なんかじゃないじゃーーん。これは大森南朋資料集でしたよ。中身の目次はこれ↓

 「さもあらばあれ」大森南朋(宝島社)

前半のグラビア写真部分は興味ないのですっ飛ばして、まず大友啓史監督の2ページコメント(「俳優大森南朋論」)を読む。ふむふむ、やっぱ大森南朋と大友監督どっちが好き?と聞かれたら迷わず大友さん、と答えるかも(笑)。中村義洋監督と廣木隆一監督のコメントも読んでみたかったが時間がないのですっ飛ばす。そしてタレコミいただいた「ハゲタカ」についての部分をチェック(「大森南朋に102の質問」と「役者とミュージシャンの語らい 斉藤和義」)。時間がないのでざっとしか読めなかったが本当にちょっとだけだ……。しかし大森親子鼎談(「大森一家大座談会 麿赤兒・大森立嗣」)のスリーショット写真がイカす。これまた時間がないので本文をまったく読んでいないが、先日のテレビブロスに載っていた兄弟対談もなかなか面白かったので、これは面白いんじゃなかろうか。他にも大森南朋資料としてかなり充実しているように思う。

これは、「ハゲタカ」関連資料として買うべきかどうか。来年の6月6日の映画「ハゲタカ」公開2周年記念日に、また弊ブログを「ハゲタカ」特集ページにするので(←気が長い)、その時用に買おうかどうか迷ったがやっぱ図書館にリクエストだけ出しておくことにして、昨日は電光石火で(ほぼ5分)で立ち読みだけして帰宅したのだった。
テーマ:日記
ジャンル:日記
来年の大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」のキャストが次々と発表されている。

2011年度NHK大河『江~姫たちの戦国~』男性キャスト発表(ORICON STYLE)
大河ドラマ「江 ~姫たちの戦国~」男性陣出演者発表!(NHKドラマトピックス)

大河ドラマスキーとしては一応チェックはしているのだが、だいたい、来年の大河は女大河らしいので食指が動かんです。タイトルの「姫たちの戦国」でもうテンションガタ下がり。「女たちのなんたら」「妻たちのなんたら」って類のドラマ、ほんっとっ、興味ないわ~。しかも主人公が江戸幕府第2代将軍徳川秀忠の正室・江(ごう)っていうのもこれまた興味なしポイントでどうにもこうにも。まあ「数奇な運命に弄ばれ」というお決まりのフレーズがよく似合う物の、後半生は時の将軍・徳川秀忠の妻として、息子は三代将軍・家光、娘は天皇の妻と、千姫(秀吉の息子の秀頼の妻)、勝ち組、保守本流っすよ。ま、秀忠の時代っつーことで私が好きな真田幸村(真田信繁)も出るんだろうけど(去年の真田幸村は城田優だったんだよなー。見なかったけど)。

どうもね、むさくるしい野郎大河、オヤジ大河、漢大河でないと心動かないというのがやっとこの5年くらいでわかってきました(今更!)。なのでここ5年ほどでコンスタントに見ていたのは2007年の「風林火山」と今年の「龍馬伝」のみ。2008年の「篤姫」は第8回くらいで挫折、野郎ばかりで趣味に合うはずだった2009年の「天地人」は何故か第1回で挫折という有様。2006年の「功名が辻」は仲間由紀江なのでパス、2005年の「義経」も主役がタッキー(滝藤賢一ではなく、ジャニさんちの滝沢くん)っつーだけでスルー、そして2004年の「新選組」がなー。脚本(三谷幸喜)といいキャストといい非常に楽しみにして第1回に臨んだのだが、主役の慎吾ちゃんのテンションについてゆけず1回目で挫折……。でも年末に総集編をちょっとだけ見たら、見なかったことを後悔したのだが、今さら最初から見る時間も気力もないのでそのままだ。

でもまあとりあえず男性陣だけキャストをチェック。ここでびっくり配役や渋い配役があると見る気になるんだけど……。

浅井長政(時任三郎)
織田信長(豊川悦司)
森蘭丸(瀬戸康史)
森坊丸(染谷将太)
森力丸(阪本奨悟)
豊臣秀吉(岸谷五朗)
石田三成(萩原聖人)
豊臣秀次(北村有起哉)
豊臣秀長(袴田吉彦)
黒田官兵衛(柴俊夫)
京極高次(斎藤工)
徳川秀忠(向井理)
徳川家康(北大路欣也)
千利休(石坂浩二)
柴田勝家(大地康雄)
明智光秀(市村正親)

……意外性、ナッシング。「龍馬伝」の時は最初の主要キャストも追加キャストの発表もわくわくしたもんだけど(ちなみに昨日も「龍馬伝」の方で追加キャストの発表があったが、それは上野彦馬役のテリー伊藤でした……)、「江」の男性キャストはこういってはなんだが、一般的なそれぞれのキャラのイメージに対して順当な配役というか、こう来たかー!という感じがない(若手俳優さんはよくわからんけど)。父親(家康・北大路欣也)と奥さん(江・上野樹里)に頭が上がらない恐妻家で、武将としてはヘナチョコ感満載の秀忠(←ごく普通の一般的な秀忠像)役に向井理かー。そしてあの、2010年上半期トンデモドラマ大賞受賞作(←勝手に)「チェイス」から斎藤工も参戦。身内の七光りまみれで出世したため蛍大名と言われたという京極高次役(蛍大名というネーミングがすごいな)。

この中で曲者感があってちょっと見てみたいのは北村有起哉くらいかなあ。でもせっかく北村有起哉を持って来ても豊臣秀次役じゃあやっぱりなーんだって感じ。ああー、殺生関白やっちゃうのねっつーか。北大路欣也もすっかり重厚すぎる役がハマりっぱなしだけど、ブレイクしたのは(ブレイクという言い方も変だが)やっぱり「華麗なる一族」だよね。ここで見せた父親としての葛藤を、この「江」でも期待されているんだろーなー。

ちなみに今までの大河での配役はこんな感じ

作品名(放映年、信長/家康/秀忠/江)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
黄金の日日(1978年・高橋幸治/児玉清/-/-)
おんな太閤記(1981年・藤岡弘/フランキー堺/佐藤佑介/五十嵐淳子)
徳川家康(1983年・役所広司/滝田栄/勝野洋/白都真理)
春日局 (1989年・藤岡弘/丹波哲郎/中村雅俊/長山藍子)
信長 KING OF ZIPANGU(1992年・緒形直人/郷ひろみ/-/津川里奈)
秀吉(1996年・渡哲也/西村雅彦/-/濱松恵)
葵徳川三代(2000年・-/津川雅彦/西田敏行/岩下志麻)
利家とまつ(2002年・反町隆史/高嶋政宏/-/垣内彩未)
功名が辻(2006年・舘ひろし/西田敏行/中村梅雀/新穂えりか)
風林火山(2007年・佐久間二郎/坂本恵介/-/-)
天地人(2009年・吉川晃司/松方弘樹/中川晃教/-)
江~姫たちの戦国~(2011年・豊川悦司/北大路欣也/向井理/上野樹里)

ハナから見る気ほとんどなしの来年の大河だが、上野樹里がのだめみたいな江役をやらかしたりしたら、見ちゃうかも。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
龍馬伝 第27回
「…………」。せっかくの大友さん演出回なのに、感想は「…………」でしたき。ううううむ、「龍馬伝第2部」プレ最終回だというのに、なんということでしょう(←「劇的ビフォアアフター」のナレーションで)。

今まで、歴史ドラマとして説得力があり納得できるドラマ描写は梶原さん、極端なマンガ描写は渡辺さん、とりあえずすべてにおいてマイルドで薄い真鍋さん、そして登場人物の気持ちを一番伝えてくれるのが大友さん、だと思っていたんですけどさ、今回、なんも伝わって来ませんでしたです。あああああー、これって、私の目が福田脚本・鈴木CP憎しで濁ってしまっているのーーー!?

前に大森南朋が半平太は中間管理職の悲劇とかなんとか言ってましたけど、それって実のところ、大友さんのことじゃね? とかも思ったです。役者さんと脚本以外のスタッフがこれだけすごいのに、脚本がアレで、プロデューサーがアレ。言いたい事は山ほどあるんだろうけど、自分もチーフディレクタだからまず間の調整を色々取らなきゃならなくて、本当に大変なんだろうなー、とか。

ディレクタによる作品の出来にバラ付きが大きく出て来たために、多分なんらかの標準化が諮られたのかもしれず、だからこそ以前は色々アレレな描写が多かった渡辺さんの演出でも引っかかる事なく自然に(自然、か?)見ることができるようになったんでしょうけど、その代わりに大友さんの回も心に残る事なく流れていったような気もします。

[あらすじ]
「龍馬(福山雅治)は寺田屋のお登勢(草刈民代)を訪ね、薩摩藩について話を聞こうとする。大坂の大和屋では長次郎(大泉洋)の妻・徳(酒井若菜)が、龍馬たちの行く末を心配していた。そこに、溝渕広之丞(ピエール瀧)が土佐から弥太郎(香川照之)の手紙を持って来る。手紙には、武市(大森南朋)や以蔵(佐藤健)が、厳しく追及されていることが書かれていた。龍馬は武市たちを助けるため、溝渕の手引きでひそかに土佐へ帰る」(NHK番組表より)。

龍馬伝 第27回(7月4日放映)。「もう止めにしませんか、くだらないエピソードは」(by 鷲津政彦)。タイトルからして期待薄だった今回のお話ですが……、どうしても龍馬(福山雅治)を直接、武市半平太(大森南朋)の切腹にからませなければ、しかもその切腹をするかしないかに関わらせなければ気がすみませんか? この回はむしろ直接絡ませるのではなく、土佐で半平太さんと以蔵(佐藤健)が大変な事になっている、にもかかわらず自分は何もすることができないという、自分の無力さに煩悶する龍馬を描いたほうが、今はまだ何者でもない龍馬に対する説得力が出るし、「龍馬の半平太と以蔵に対する思い」や「大事な友を失う悲痛さ」がより伝わってくるし、しかもここでもがき苦しんだエピソードが生きて第3部の人間関係描写にも深みが出るのではありませんか? 

「秘すれば花」……というのとはちっくと違うけれども、直接描かずに描く方法がありますよね。龍馬さんってフットワークがそりゃあもう軽いんでしょうけど、そして好奇心が先立ったり矢も立てもたまらずといった場合にすぐに動いてしまうのが身上なのかもしれないですけど、でも歴史的な場面場面に必ず立ち合わせなければその歴史的事実に関わったことにならない訳じゃないですよね。特に3部以降にネゴシエータとして活躍するのであればなおの事、この2部ではもっと直接動くのではない方法で歴史的場面に関わるようにしてネゴシエータとしての下地作りをしていたという場面を見せたほうが、のちのちの龍馬の行動に説得力が出るような気がするんですけど、いかがでしょうか?

さて、今回のエピソード自体、予想していたとはいえかなりフィクション感のあるとんでもエピソードのような気がすると言っては言いすぎでしょうか? なーんか来週の予告で半平太さんが「龍馬、おまんが起こしてくれた奇跡ぜよ」とやな感じの台詞を言って切腹に臨んでいたよう見えたので、多分今回の龍馬さんの罪かぶり大活躍のおかげで、半平太さんも無事、「侍としての最後をまっとうできる」っつー流れになるのかもしれないですけど……結局、亀弥太ん時と同じかよっっ! はぁ~~~(脱力)。

ドラマなんですからね、何も史実通りに描く必要はないんです。嘘っぱちのエピソードを織り交ぜたって全然OKなんです。でもそれをうまいぐあいに納得させて欲しいんです。うまく騙してくれよ。面白い嘘で、わしらを酔わせてくれよーーー(叫び)。せっかく、本来だったら今回で終るはずだった物語が1回延びたのだから、もっとじっくりと土佐勤王党近辺の話でも描いて下さいよ。ここでじっくりと武市半平太と岡田以蔵を見せて下さいよ。このところの番宣ぶりや来週の予告を見た感じじゃあこの「龍馬伝」における武市半平太って、「黄金の日日」(1978年、NHK大河ドラマ)における織田信長(高橋幸治)的ポジションと言えるくらい、途中退場の重要キャラじゃないですか(しかも「黄金の日日」での信長退場も奇しくも第27回放映分だ)。それをきちんと描いてこそ、のちのちの龍馬さんだって輝くっつーもんですよ。にもかかわらず、人物描写がまるで使い捨てキャラみたいになっているんですけどーー。

今週の以蔵。見所は後藤象二郎(青木崇高)に向かって、の不敵な、凄みの効いた笑いですよ。

今週のピエールピエール瀧、溝渕広之丞役)。鞍馬天狗だった!

今週の大殿様(近藤正臣)。あまりにも「図抜けて賢く」先の先まで見えすぎて、自分の無力ぶりに苛まれるが故のアレ、なんですかあ?? えーーー……。

来週はいよいよ「半平太伝」最終回。大友さん+大森南朋+他「ハゲタカ」スタッフ多数だからこそ見続けてきたこの「龍馬伝」ですが、第3部を見るかどうかは次回次第、でも期待薄かなー。あ、そうそう、NHK「龍馬伝」ホームページは武市半平太特集になっていたぜよ。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
NHKステラ20100710龍馬伝特集
来週7月7日発売のNHKステラ(7月16日号)「半平太伝」最終回特集「大河ドラマ〈龍馬伝〉 第2部完結!/大森南朋インタビュー/龍馬伝前半 振り返り絵巻」とのことですよ。まあ、元々大河ドラマスキーとはいえ、結構頑張って見て来たよなあ。面白くって評価大だった3年前の大河ドラマ「風林火山」ですら毎回見ていた訳じゃなかったのにさ。当初の期待とは大きく外れて行った武市半平太その他のキャラクター描写ではあったけど。しかし似たようなアングルでもコレは明らかに鷲津じゃないよなーー(当たり前だ)。まあ、今年の分のテレビドラマスクラップブック作成資料の一環として買いますけどね(参照:2005年8月17日「ナンシー関が抜けた穴は大きい。」)。
テーマ:日記
ジャンル:日記

あの、名作「【ハゲタカ】いけいけ!鷲津さん!」「【ハゲタカ】せつない!鷲津さん!」(ともにニコニコ動画)の作者の方による新作、「【ハゲタカ】映画だよ!鷲津さん!」(ニコニコ動画)がアップされています。映画はしつこく何度も見ているので(笑)、それぞれの場面とその場のBGMがしっかりセットになって思い出されるのだけど、違う曲がかぶさっているとまた新鮮。ついついまたイケイケとせつないも見直しちゃった。しかしこうして"えりぬき鷲津さん"を見比べてみると、今更だけどドラマ版の方が格段に萌えポイントが多いなあ。やっぱりドラマの方が弱味見せまくりだからか。ま、映画の方の鷲津はかわいげがないけどさ、別にいいの(←誰に言っているんだか)。


【ハゲタカ】いけいけ!鷲津さん!


【ハゲタカ】せつない!鷲津さん!
テーマ:映画
ジャンル:映画
ハゲタカの夕べ(常盤橋公園) ハゲタカの夕べ(常盤橋公園)
先月の19日(土)のことだが、6月は映画「ハゲタカ」公開1周年記念月間!ということで、ご近所のハゲタカ廃人の皆様(および廃人見習い、廃人観察の皆様)と、ちょっこし遊び呆けていたのだった。何をやったかというと、映画の舞台になったマンダリンオリエンタル東京のフレンチレストラン・シグネチャでランチ→DVD鑑賞会→ドラマ第3話ロケ地の東京倶楽部でその後のハゲタカについての策定会議である。

ハゲタカの夕べ(マンダリン) ハゲタカの夕べ(マンダリン)
シグネチャのランチ内容については参加メンバーであるnanakoさんの本宅で、そのうち記事があがるかもしれないので詳細は省略。ちなみに、お仕事がいつも早いnanakoさんは今回の集会の記事もその日のうちにアップしちゃってましたよ(「映画 ハゲタカ公開1周年記念集会」)。さすが、「Time is moneyが我々の信条ですから」?。そして座席位置だが、こんどこそ鷲津・劉一華ポジション(奥から3番目の4人掛け席)にリベンジ!という話もあったが(参照:3月11日「ハゲタカ廃人的大人の遠足 中編」)、参加者が5名となったのでごく普通に6名テーブルでおとなしくごく普通のランチを頂きました。……すみません、嘘を書いてしまいました。こんだけ「ハゲタカ」好きが集まっておとなしくしているわけがない。食事がサーブされている時以外は優雅でハイソに……無茶苦茶ハゲタカトークをしまくってましたー。でも、ま、そりゃ仕方がないのだー(開き直り)。

なお、せっかくシグネチャでランチの予約をしたので、参加メンバーには「ホテルに着いたら、守山と劉のようにエレベータを38階で降りて、守山が「やっぱいいっす」と引き返したあの階段を下り、幹事(私だ)を待つ振りをして鷲津が仁王立ちしていたシグネチャのウェィティングバーに座っているのもGOOD。私は予約時間ギリギリに行くようにするから」と連絡していました。

ハゲタカの夕べ(常盤橋公園) ハゲタカの夕べ(常盤橋公園)
当日、私は早めに日本橋界隈には行ったものの、まっすぐホテルには行かずに旧・常盤橋公園、現・劉一華記念公園(←勝手に命名)に行っていました。この公園には前にも梅の季節(3月8日「劉一華の梅」)と桜の季節(4月4日「お花見日記 [4/3] 劉一華の桜」)に訪れて、それぞれ満開の梅と桜を満喫したのだが、今の季節はちょうどランタナが満開。でもランタナは別に面白くもなんともない花だな。そして時間ぎりぎりにマンダリンの37階に行ったら、みーんなちゃっかり、鷲津チェアに腰掛けて待ってらっしゃいました(笑)。ふふふ、廃人よのお。

さて、ランチの後は上野のカラオケスペースでDVDの鑑賞会である。メンバーは6人、何せ映画「ハゲタカ」公開1周年記念なのでもちろん、映画「ハゲタカ」の特典映像とか見るのがメインであるが、せっかくなので各自秘蔵映像も持ち寄っていただいてそちらから鑑賞いたしました。Eさん御持参のあの「笑う警官」の特典映像とか(←なぜ「ハゲタカ」の1周年記念で「笑う警官」を?とは言ってはいけない)、お手製の大森南朋スペシャルDVDとか、Mackyさん御持参の、大森南朋の役の最後が「龍馬伝」の武市半平太よりもさらに悲惨だったという映画作品とか、凶悪ぶりと死体役の大森南朋が一部で評判の映画「OUT」とか、既婚者とわかっているくせに大塚寧々に手を出す超いい加減なチャラ男役の大森南朋ドラマとか、色々。まあ、私は大森南朋萌えではないので、こういう機会でもないと見られない映像の数々をしっかり堪能させていただきました。

笑う警官
笑う警官」の特典映像は……主役がハルキだった、やっぱり。ハルキのセミヌードまであって(←非常に語弊がある表現)、ハルキファンには嬉しいおまけかもしれんよのう(どこにいるんだ、そんなの)。でもあのハルキ時計は収録されてませんでした。他のスタッフに止められたのかなー。わしら全員各場面でハルキには総ツッコミである。そして「半平太よりもさらに悲惨な最期だったという映画作品」(ネタバレ防止のため作品名は特に秘す)、さすがに本当に悲惨で(本当の意味での「悲惨」とはちと違うのだが)狭いカラオケスペースではブーイングと絶叫でしたよ。「OUT」の死体役の大森南朋は裸にボクサーパンツ?姿だったのですかさず「あのパンツはOKなの?」とMackyさんに聞いた私だ。

カラオケスペースで出されるつまみやドリンクに手を伸ばしつつ、各種映像の感想をくっちゃべったり、突っ込んだり、ブーイングをしていたわしらだが、さすがに「ハゲタカ」の場面になると、みんな何も言わずに見入っていました。ひっそりと「やっぱりハゲタカ、ええわ」とか「鷲津さん、カッチョええですよね」などとつぶやきながら。いやあ、本当に「ハゲタカ」はいいですよ。そして映画「ハゲタカ」の、数時間前までランチをしていたシグネチャ場面を再生して「さっき、ここにいたー!」などと小学生のように叫び、さらに切なさぶっちぎりの留守電鷲津場面を再生してしんみりとしつつDVD鑑賞会はお開きとなった。

ハゲタカの夕べ(東京倶楽部) ハゲタカの夕べ(東京倶楽部)
そしてこの日のシメはドラマ「ハゲタカ」第3話ロケ地の東京倶楽部である。あの、鷲津が人差し指でポロンポロン、ピアノを弾いてたジャズバーである。ここで注文したのは、マッカランですよ。真山仁の原作版鷲津が好きな酒だが……私はウィスキーは全く飲まないのでおいしいんだかそうでないんだかさっぱりわからん。もちろんここでもジャズライブの合間を縫ってハゲタカトークをするわしら。明らかにジャズには興味が無さげで他のジャズ好きなお客様達とは違ってすっかり浮いている私達を、ライブ出演者のオジさんが何度もチラ見していました。オジさんにとってはさぞかし不審な客であった事だろう。

ここで一番の話題は、「ハゲタカ2」もしくは「ハゲタカスピンオフ」についてである。nanakoさんとMackyさんが「NY時代の鷲津は皿洗いのバイトをしながら一生懸命勉強している」とか「鷲津がそのバイト先でゴミを捨てに出ると……」などとどんどん話をふくらませていっていたような気がするのだが、私は夜に酒を飲むとすぐに眠くなってしまうために、実はあんまりよく覚えていないのだった。残念。そしてここを出た時には「じゃ、次はドラマ第2話の「私を変えたのはあなたなんだ、芝野さん」の、あのグラウンドに行きましょうね」と言って再会を約束した私達である。懲りるってことを知らないってか?
テーマ:日記
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龍馬伝 第26回
いつも公式ホームページかYahoo龍馬伝特集のところから武市半平太(大森南朋)の写真を落してきているのだが、さすがに今週はなんもないので(ドラマ的にもほとんど動きがないし)、以蔵(佐藤健)の写真で。でも佐藤健、すげーよ。弥太郎の(香川照之)の手の震え(震えすぎだよ)、武市先生からの差し入れという言葉から何もかも察して、すべてを受け入れようとするあの表情、武市先生を責めるのでもなく諦めるのでもなく、ただ師の「思い」をそのまま受け入れて自ら毒を服そうとする、あの以蔵の表情です。ここの部分だけ見れば、半平太さんと以蔵の間には私たちにはうかがい知れない深い絆で結ばれているのだと思うこともできるのだが……残念っっっ! 半平太の描写にブレがあるために、ちゃんとここんとこで感動できないのだった。あーあ。

[あらすじ]
「海軍操練所の閉鎖が決まり、龍馬(福山雅治)は勝麟太郎(武田鉄矢)の紹介で、薩摩藩の西郷吉之助(高橋克実)に会う。西郷は、操船技術を持つ龍馬たちを薩摩に引き取ろうと話す。龍馬は、長州を討った薩摩に従う気にはなれない。操練所を離れ、行き場のない龍馬たち。龍馬は薩摩の世話になるか悩む。同じ頃、弥太郎(香川照之)は武市(大森南朋)から以蔵(佐藤健)を毒殺するための毒まんじゅうを預かるが、食べさせられない」(NHK番組表より)。

えっとー、今週も特急「龍馬伝」号は、「Cafe Tsumire」駅には止まらずに通り過ぎて行ったぜよ。何せここは土日は各駅停車と準急しかとまらない駅だからな。でも今まで車掌さんが渡辺Dの時は、停車位置が変でズリズリズリと修正してたり、まだ乗り切っていない人がいるのにドアを閉めちゃったりと、色々あったのに(←どうかと思われるたとえ)通り過ぎていくもんだから印象が薄い薄い。残すところあと2話だというのにこんなことでいいのかしら。そしてただでさえボケがちなのに、日が経つにつれてどんどん今回のお話の記憶が薄れちゃってゆくので、いっそこのまま土曜日まで放ったらかしておけばどのくらいまで覚えているかしらとか思ったけど、でも、まあ、多分今回はこの以蔵(と弥太郎と)、西郷吉之助(高橋克実)と小松帯刀(滝藤賢一)につきるかも。

あー、金八先生(武田鉄矢、勝太郎役)の卒業式(海軍操練所閉所式?)もあったけど、なるほど、龍馬(福山雅治)の青春時代の終わりなのね(30歳だけど)と思っただけでございました。丁寧に描いているとは思うんだけど、そしてこの海軍操練所で培った物が龍馬にとってはすっごく大きな礎になったんだろうなあとか思うんだけど、なんでしょうか、龍馬さん、非常に浮いていたように見えちゃったの。お気の毒。

さてサブタイトルの西郷吉之助(西郷隆盛)ですが、この人について私が知っている知識は「上野のお山に犬を連れた銅像がある(この間見てきたばっかりだ)」「本人の写真は残っていないので現在西郷隆盛のものとされている肖像画は本当かどうかわからない」「男性と心中しようとして失敗した」「薩長同盟を成功させた」「西南戦争で討ち死にした」くらいのものだったので、デブ専の話とか載ってないかしら(←野次馬根性)と思ってWikipediaを見てみたら。「(蛤御門の変の後)9月中旬、西郷は大坂で勝海舟と会い、勝の意見を参考にして、長州に対して強硬策をとるのを止め、緩和策で臨むことにした」。……え? 今回の「龍馬伝」では龍馬さんが提言したことで(直接じゃないにせよ)長州への攻撃を止めることになった風な感じでしたけんど、実際には勝海舟と会ったことで長州への攻撃を止めることにしたっつーこと?? あのー……今まで半平太さん他が龍馬age要員だったわけですが、も、もしかして龍馬age要員がいなくなったあとは、史実上の他の皆様の手柄を横取り?? いくらドラマだからフィクションはアリといっても、それはないですよね?? あ、そうそう、Wikiにはデブ専エピソードも載ってました(笑)。

で、西郷吉之助役のトリビアおじさん(高橋克実)ですが、この人なりの西郷さんぶりで飄々としているけど強かな感じもしっかりしていて、ちゃんとこの物語の中に入り込んでいてよかったです(エラソー。あ、言わずもがなですが、私がハゲ専だからよかったと言っている訳じゃないですよ!)。そしてタッキー演じる小松帯刀、一番最近ではやっぱり「篤姫」で瑛太がやった小松帯刀のイメージの方が強烈なのかもしれませんが、私は「篤姫」は第7話だか8話だかで挫折したので、小松帯刀にそんなに瑛太感はなく無問題。この西郷どんと小松帯刀のコンビがなかなかよくて、これはちっくと今後も見てみたいかもと思ったぜよ(とはいえ、毎回リアルタイムで見たいかというとそれほどでもない)。

そして西郷どんと龍馬さんの会話ね、龍馬が真面目な顔してデブ専の話から入った時は、「掴みはOKとか思っているんだろうなあ」とか思ってしまった私を許してくれ。龍馬に関してはついつい斜めに見てしまうんだよなあ。福山雅治はかなり頑張ってるとは思うんだけど、龍馬というキャラがいつも同じっつーか、周りから台詞で「面白い男」とむやみやたらと評価されているほど面白い男には見えないのがつらいです。

さてと、今週の半平太さん。和助(小市慢太郎)から以蔵が「生きちょります」と聞いて、落胆、、、ですよね? 究極の方法ではあるけど「楽にしてやる」ことが、できなかったという。生きていることを知ってほっとしている表情じゃないよなあ。で、またしきりに「大殿様に会わせてつかぁさい」だし、大殿様は大殿様でアル中状態なのに最後の最後で何かにハッとしているのが、非常にやな予感……。この半平太さんもあと2回で見納め。どうか最後まで侍として死なせてやってつかぁあさい。

来週は「龍馬の大芝居」ですってー(棒読み)。小芝居の間違いじゃないの? と毒づいてしまう私です。すまんこってす。一応(一応?)演出は大友さんですけどねー。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ