2010年08月30日 (月)
木曜日に大宅壮一文庫、土曜日に国立国会図書館に行って色々資料を検索したのだが、どちらもギリギリの時間に行ったために、まだまだ調べ残した所は結構あって、この次調べにいくのがちっくと楽しみでもある(8月27日「ホラードラマ「ハゲタカ」の恐怖」、8月29日「国立国会図書館の進化にびっくり。」)。今回検索したのは「ハゲタカ」「大友啓史」「訓覇圭」の三つで、直接関係ある資料のみ取り寄せてコピーしたが、この次行ったらもう少し周辺資料もじっくり読んでみたい。
さて今回チェックした資料のうち、訓覇Pについて対照的な、しかし読み応えのある2種類の資料があった。
・「ロングインタビュー 訓覇圭,日経ビジネスassocie. [2007.7.17]」
・「訓覇圭 (特集 一瀬降重),Director's magazine. [2009.2・3]」
日経ビジネスアソシエの方はプロデューサーとして「ハゲタカ」に関わって、どのようにして作品を作り上げていったかと言う話がメインだったのだが、ディレクターズマガジンの方はNHKに入局してからどのような紆余曲折を経てプロデューサーになったのか、プロデューサー訓覇圭ができるまでをインタビューしたもので、どちらも非常に面白く読むことができた。
「普通のドラマというのはどうしても分かりやすく作るんですね。特に経済をテーマにしたドラマでは、わかりにくい言葉が多く出てくる。だけど経済のプロ同士が話をしているのに、台詞が説明的だとしらけてしまうでしょ。リアリティーがなくなってしまう。例えば、「そうなるとウチの会社はお終いだ!」というような、視聴者に対する説明的な台詞を言うか言わないか。こんな言葉、現実社会では言わないですよね。リアリティーを出すために大事なのはそこなんです。
もちろんそれらをしないことへの恐怖心はありました。意味が分からないから見るのをやめるというのは、僕らにとってはものすごい恐怖なんです。でも今回は、幅広い人に届けるよりは、このドラマを欲してくれる人により深く届けることをポリシーにやっていきたかったので、開き直ることにしました。わからなくてもそのままでいいよというスタンスで。と言いつつ、一生懸命ホームページで説明していたんですけど(笑)」(日経ビジネスアソシエ)
「アシスタントディレクター、アシスタントプロデューサーの修業をへて、何本か演出するんですけど、全然上手くいかないわけですよ(笑)。こんな貴重な人たちが集まってくれているのに、大したものが出来上がらない。地獄のような苦しみでした」
「それに、僕は関西弁で言うところの"気ぃ遣いぃ"なんですよ。ドラマの現場ってすごい人数で、あんなにいろんな人のいろんな思いがある中で、いろんな人にいやだなって思われながら、何かをやってもらうということが本当にいやなんですよ。そんな姿を見ているだけでも辛い。僕は、自分の我を通すよりは、みんなが気持ちよくやってくれるこよの方が大切なんです。それで、ついに行き着いたのがプロデューサーへの道でした。それが今から6年くらい前の話です」(ディレクーズマガジン)
他に訓覇P+遠藤p関連記事の収穫はこんな感じ。
・訓覇圭「「ハゲタカ」の恩返し」GALAC、2008.06、p.24-25
・訓覇圭「テレビ的発送のドラマの世界観をそのままスクリーンに再現したい」調査情報、2009.5-6、p.22-25
・遠藤学「ボーダーレスな相互協力で、より魅力的な作品を」調査情報、2009.5-6、p.26-27
・訓覇圭「特集・テレビは経済が苦手!?/「ハゲタカ」」GALAC、2009.6、p.33
・訓覇圭「特集・何故支持される?ハゲタカの魅力を探る インタビュー訓覇圭」キネマ旬報、2009.6月下旬号、p.150-151
・遠藤学「「ハゲタカ」 同時不況を取り込んだ世界初の映画に (特集 映画界の徹底研究) -- (監督・製作者が語ったこの映画)」創、2009-07、p.70-73
・訓覇圭「特集・男の生き様映画がアツい/製作者に聞く/大森の「主張を消す演技」」日経エンタテインメント、2009.07、p.117
そして。ドラマ「ハゲタカ」は数々の賞を受賞しているが、技術的な賞を受賞したスタッフの方の数々のコメントが載っているのがコレ。さすが技術雑誌なので専門用語が盛りだくさんでわけわかんないところも(笑)。ドラマ「ハゲタカ」の白黒メイキング写真が沢山載っています。
・清水昇一郎「土曜ドラマ「ハゲタカ第1回」の撮影 (特集 映像技術賞受賞報告)」映画テレビ技術、2008.07、p.22-23
・山口類児、日高一平、神林篤「土曜ドラマ「ハゲタカ第1回」の美術 (特集 映像技術賞受賞報告) 」映画テレビ技術、2008.07、p.40-42
・久慈和好「土曜ドラマ「ハゲタカ第1回」の照明 (特集 映像技術賞受賞報告)」映画テレビ技術、2008.07、p.34-35
今さら言うまでもないが、大友さんはあちこちで語っているんですが……。
・大友啓史、島津楽貴「話題の人 テレビドラマ「ハゲタカ」で「イタリア賞」を受賞」三田評論、慶応義塾、2008-04、p.54-59
「それからおもしろかったのは、韓流スター好きだった主婦層の女性たちが次のターゲットを探していたのか、格好よくバリバリ仕事しているスーツ姿の男たちに「萌え」という感じで反応してきたこと(笑)。男同士が企業買収をめぐってやりあっている、ビジネスの戦いの部分と、主婦がやっている家事も日々の戦いであるとの思いが重なったのか、女性たちがとても共感してくれたようなんですよ」(三田評論)
えーーーーーーーー!! は、韓流スターの次のターゲットで「ハゲタカ」!? 家事が日々の戦いだから「ハゲタカ」に共感!? ……( ゚Д゚)ハァ?(←はじめて顔文字使ってみた)。そりゃもちろん韓流スターも好きで「ハゲタカ」も好きって人もいるんでしょうけど、私を含めて私の回りにはあまりいないんだが(「ハゲタカ」にハマった後に濃い韓流ファンになった友人ならいるけど)、大友さん的にはそういう認識なの!? だったら韓流ファン層の厚さ濃さからいって、「ハゲタカ」ファンがもうちょっといてもよかないですか? それとも世の中の「ハゲタカ」ファンの女子の皆さんは韓流スターファンを経て「ハゲタカ」に流れてきていたの!?
・大友啓史「HOSOスペシャリストFILE/大友啓史 NHKドラマをハリウッド流に!?」放送文化、2000.04、p.2
・大友啓史「TVコラム・ザ・ジグゾウ/実は思い通りにならない事が一番面白いんじゃないかな」別冊カドカワ、2007.03、p.196-197
・インタビュー 大友啓史「今を生きている人間の「匂い」を描く!」GALAC、2008.02、p.40-41
・大友啓史「特集・テレビドラマの現在/2008年-ーテレビドラマは、「電気紙芝居」を脱しているのか」調査情報、2008.3-4、p.19
・宇野維正「大友啓史インタビュー/カウンターとしてできることをやるしかない」クイックジャパン、Vol.84、p.128-129
ところで大宅壮一文庫にも国会図書館にもなくて、「ハゲタカ」ファン的には非常に重要な資料がある。私は杉並区の図書館で借りたのだが(2009年10月12日「雑誌「ドラマ2007年3月号」(ドラマ「ハゲタカ」第1話第2話脚本採録)」)。
・林宏司「シナリオ『ハゲタカ』第1回 第2回」ドラマ、2007.03、p.96-138
映画のシナリオも見てみたかったなあ。
さて、次回の検索ワードは「大森南朋」でやってみるかあ。でも今年の分は写真誌とオヤジ週刊誌と女性週刊誌だらけになっちゃうような気が(笑)。なにせ今週号の週刊女性には「現代の光源氏」って書かれちゃってたしなー。
さて今回チェックした資料のうち、訓覇Pについて対照的な、しかし読み応えのある2種類の資料があった。
・「ロングインタビュー 訓覇圭,日経ビジネスassocie. [2007.7.17]」
・「訓覇圭 (特集 一瀬降重),Director's magazine. [2009.2・3]」
日経ビジネスアソシエの方はプロデューサーとして「ハゲタカ」に関わって、どのようにして作品を作り上げていったかと言う話がメインだったのだが、ディレクターズマガジンの方はNHKに入局してからどのような紆余曲折を経てプロデューサーになったのか、プロデューサー訓覇圭ができるまでをインタビューしたもので、どちらも非常に面白く読むことができた。
「普通のドラマというのはどうしても分かりやすく作るんですね。特に経済をテーマにしたドラマでは、わかりにくい言葉が多く出てくる。だけど経済のプロ同士が話をしているのに、台詞が説明的だとしらけてしまうでしょ。リアリティーがなくなってしまう。例えば、「そうなるとウチの会社はお終いだ!」というような、視聴者に対する説明的な台詞を言うか言わないか。こんな言葉、現実社会では言わないですよね。リアリティーを出すために大事なのはそこなんです。
もちろんそれらをしないことへの恐怖心はありました。意味が分からないから見るのをやめるというのは、僕らにとってはものすごい恐怖なんです。でも今回は、幅広い人に届けるよりは、このドラマを欲してくれる人により深く届けることをポリシーにやっていきたかったので、開き直ることにしました。わからなくてもそのままでいいよというスタンスで。と言いつつ、一生懸命ホームページで説明していたんですけど(笑)」(日経ビジネスアソシエ)
「アシスタントディレクター、アシスタントプロデューサーの修業をへて、何本か演出するんですけど、全然上手くいかないわけですよ(笑)。こんな貴重な人たちが集まってくれているのに、大したものが出来上がらない。地獄のような苦しみでした」
「それに、僕は関西弁で言うところの"気ぃ遣いぃ"なんですよ。ドラマの現場ってすごい人数で、あんなにいろんな人のいろんな思いがある中で、いろんな人にいやだなって思われながら、何かをやってもらうということが本当にいやなんですよ。そんな姿を見ているだけでも辛い。僕は、自分の我を通すよりは、みんなが気持ちよくやってくれるこよの方が大切なんです。それで、ついに行き着いたのがプロデューサーへの道でした。それが今から6年くらい前の話です」(ディレクーズマガジン)
他に訓覇P+遠藤p関連記事の収穫はこんな感じ。
・訓覇圭「「ハゲタカ」の恩返し」GALAC、2008.06、p.24-25
・訓覇圭「テレビ的発送のドラマの世界観をそのままスクリーンに再現したい」調査情報、2009.5-6、p.22-25
・遠藤学「ボーダーレスな相互協力で、より魅力的な作品を」調査情報、2009.5-6、p.26-27
・訓覇圭「特集・テレビは経済が苦手!?/「ハゲタカ」」GALAC、2009.6、p.33
・訓覇圭「特集・何故支持される?ハゲタカの魅力を探る インタビュー訓覇圭」キネマ旬報、2009.6月下旬号、p.150-151
・遠藤学「「ハゲタカ」 同時不況を取り込んだ世界初の映画に (特集 映画界の徹底研究) -- (監督・製作者が語ったこの映画)」創、2009-07、p.70-73
・訓覇圭「特集・男の生き様映画がアツい/製作者に聞く/大森の「主張を消す演技」」日経エンタテインメント、2009.07、p.117
そして。ドラマ「ハゲタカ」は数々の賞を受賞しているが、技術的な賞を受賞したスタッフの方の数々のコメントが載っているのがコレ。さすが技術雑誌なので専門用語が盛りだくさんでわけわかんないところも(笑)。ドラマ「ハゲタカ」の白黒メイキング写真が沢山載っています。
・清水昇一郎「土曜ドラマ「ハゲタカ第1回」の撮影 (特集 映像技術賞受賞報告)」映画テレビ技術、2008.07、p.22-23
・山口類児、日高一平、神林篤「土曜ドラマ「ハゲタカ第1回」の美術 (特集 映像技術賞受賞報告) 」映画テレビ技術、2008.07、p.40-42
・久慈和好「土曜ドラマ「ハゲタカ第1回」の照明 (特集 映像技術賞受賞報告)」映画テレビ技術、2008.07、p.34-35
今さら言うまでもないが、大友さんはあちこちで語っているんですが……。
・大友啓史、島津楽貴「話題の人 テレビドラマ「ハゲタカ」で「イタリア賞」を受賞」三田評論、慶応義塾、2008-04、p.54-59
「それからおもしろかったのは、韓流スター好きだった主婦層の女性たちが次のターゲットを探していたのか、格好よくバリバリ仕事しているスーツ姿の男たちに「萌え」という感じで反応してきたこと(笑)。男同士が企業買収をめぐってやりあっている、ビジネスの戦いの部分と、主婦がやっている家事も日々の戦いであるとの思いが重なったのか、女性たちがとても共感してくれたようなんですよ」(三田評論)
えーーーーーーーー!! は、韓流スターの次のターゲットで「ハゲタカ」!? 家事が日々の戦いだから「ハゲタカ」に共感!? ……( ゚Д゚)ハァ?(←はじめて顔文字使ってみた)。そりゃもちろん韓流スターも好きで「ハゲタカ」も好きって人もいるんでしょうけど、私を含めて私の回りにはあまりいないんだが(「ハゲタカ」にハマった後に濃い韓流ファンになった友人ならいるけど)、大友さん的にはそういう認識なの!? だったら韓流ファン層の厚さ濃さからいって、「ハゲタカ」ファンがもうちょっといてもよかないですか? それとも世の中の「ハゲタカ」ファンの女子の皆さんは韓流スターファンを経て「ハゲタカ」に流れてきていたの!?
・大友啓史「HOSOスペシャリストFILE/大友啓史 NHKドラマをハリウッド流に!?」放送文化、2000.04、p.2
・大友啓史「TVコラム・ザ・ジグゾウ/実は思い通りにならない事が一番面白いんじゃないかな」別冊カドカワ、2007.03、p.196-197
・インタビュー 大友啓史「今を生きている人間の「匂い」を描く!」GALAC、2008.02、p.40-41
・大友啓史「特集・テレビドラマの現在/2008年-ーテレビドラマは、「電気紙芝居」を脱しているのか」調査情報、2008.3-4、p.19
・宇野維正「大友啓史インタビュー/カウンターとしてできることをやるしかない」クイックジャパン、Vol.84、p.128-129
ところで大宅壮一文庫にも国会図書館にもなくて、「ハゲタカ」ファン的には非常に重要な資料がある。私は杉並区の図書館で借りたのだが(2009年10月12日「雑誌「ドラマ2007年3月号」(ドラマ「ハゲタカ」第1話第2話脚本採録)」)。
・林宏司「シナリオ『ハゲタカ』第1回 第2回」ドラマ、2007.03、p.96-138
映画のシナリオも見てみたかったなあ。
さて、次回の検索ワードは「大森南朋」でやってみるかあ。でも今年の分は写真誌とオヤジ週刊誌と女性週刊誌だらけになっちゃうような気が(笑)。なにせ今週号の週刊女性には「現代の光源氏」って書かれちゃってたしなー。
2010年08月29日 (日)
先日の大宅文庫に続いて(8月26日「ホラードラマ「ハゲタカ」の恐怖」)、昨日は国会図書館に行ってきました。でも一日家でぐだぐだしてて気がついたら午後2時だったもんで、国会図書館に着いたのが午後3時、そして土曜日は資料請求は4時、利用は5時までなもんで、実質利用時間は1時間のみ、ダメダメじゃん。でもあらかじめ国会図書館ウェブページの雑誌記事検索でチェックしたら、「ハゲタカ」「大友啓史」「訓覇圭」関連でここで閲覧出来る資料はそんなになかったので1時間でもいっかあと思ったのさ。
しかし国会図書館と言えばなんといっても待ち時間がとんでもなく長いことで有名だ。むかーーーし資料を調べにいった時は、雑誌請求に1時間~2時間、その資料の複写依頼にさらに1時間ととにかく待たされたので、今回も待ち時間の間に読むための本を2冊持っていったのだが……今の国会図書館、すごいですよ、ほとんど待たずに本が手元に届くんですよ! 最初に入口そばにある端末に利用者カードをセットして資料を検索したら、その資料の閲覧請求のところクリックするだけで資料請求手続き終了なんすよ。超簡単。それで雑誌カウンタの所でちっくと待っていれば掲示板に利用者カード番号が表示されるので、窓口で利用者カードを渡して資料を受け取るだけ! 3時過ぎに行った時は10分くらいで資料が出て来て、昔の待ち時間の長さを知ってるだけに、そりゃあもうびっくり。待ち時間用の本は一回も開かなかったよ。一体どうなっているんだろう。Amazonみたいに書籍に全部タグがついていて取り出しから輸送まで全部機械化しているってだけの話?
そして手元の資料をコピーするために複写依頼書を作成するんですが、これも利用者カードを端末にセットしたら、今現在手元にある資料の一覧が出るのでこれをチェックしてプリントアウト、そのプリントアウトした複写依頼書に何ページから何ページまでコピーするのか記入して雑誌の複写箇所にしおりを挟むだけでOKと非常に簡単。いやあ、うかうかしてたら色々進化していたのね。しかもコピーも10分もかからずに出て来て、昔の待ち時間の長さを知ってるだけに、そりゃあもうびっくり(←しつこい)。
しかも国会図書館のコピーのすごさは、まず複写する時に「見開きでコピーするか、ページごとに複写するか」「カラーか白黒か」はともかく、「写真の方にポイントを置くか、文字の方にポイントを置くか」もいちいち聞いてくるんですよ。で、出来上がって来たコピーを見たら文字の方にポイントを置いて複写依頼したのに写真も文字もすごくきれいでコピー品質のレベルが高く、こりゃ写真の方にポイントを置いてもらえばよかったと思いましたです。ううううむ、国会図書館、やるなあ。
で、借りた資料を読んでいたり複写依頼をしてたりしたらあっという間に午後4時、3時59分にギリギリ請求依頼をした資料を4時7分に受け取って読んで(「旬の顔 大森南朋--オレだとバレない芝居を / 滝野 俊一,ぎゃらく. (通号 447) [2006.9]」「私の好きな唄(第13回)俳優 大森南朋 不良に憧れた中学時代、ロックといえばストーンズ。ビートルズはナメていました / 大森 南朋,週刊現代. 51(44) (通号 2548) [2009.11.28]」「FACE 大森南朋 / 進藤 良彦,キネマ旬報. (1553) [2010.3.下旬]」)、コピーする必要はないからいいやとそのまま窓口に返却して今度は新聞記事閲覧室へ。
ここの新聞記事閲覧のデータベースが秀逸だったのだが……あっという間に閲覧終了時刻の5時になってしまって撤収。検索した新聞記事をそのまま即プリントアウトできるシステムにも今更ながらにびっくり。昔は端末で検索した新聞記事はマイクロフィルムで見たもんじゃったがのう(ま、超大昔の新聞資料だったからかも)。この次はしっかり時間を取ってこの新聞記事閲覧室を攻略だぜ。
おっと、調べた大友Dと訓覇Pの雑誌記事について書こうと思ったのにあらかた国会図書館のことばかりになってしまったので、それはまた別記事で。いやあ、大宅文庫といい国会図書館といい、今は本当に便利になってましたよ。
しかし国会図書館と言えばなんといっても待ち時間がとんでもなく長いことで有名だ。むかーーーし資料を調べにいった時は、雑誌請求に1時間~2時間、その資料の複写依頼にさらに1時間ととにかく待たされたので、今回も待ち時間の間に読むための本を2冊持っていったのだが……今の国会図書館、すごいですよ、ほとんど待たずに本が手元に届くんですよ! 最初に入口そばにある端末に利用者カードをセットして資料を検索したら、その資料の閲覧請求のところクリックするだけで資料請求手続き終了なんすよ。超簡単。それで雑誌カウンタの所でちっくと待っていれば掲示板に利用者カード番号が表示されるので、窓口で利用者カードを渡して資料を受け取るだけ! 3時過ぎに行った時は10分くらいで資料が出て来て、昔の待ち時間の長さを知ってるだけに、そりゃあもうびっくり。待ち時間用の本は一回も開かなかったよ。一体どうなっているんだろう。Amazonみたいに書籍に全部タグがついていて取り出しから輸送まで全部機械化しているってだけの話?
そして手元の資料をコピーするために複写依頼書を作成するんですが、これも利用者カードを端末にセットしたら、今現在手元にある資料の一覧が出るのでこれをチェックしてプリントアウト、そのプリントアウトした複写依頼書に何ページから何ページまでコピーするのか記入して雑誌の複写箇所にしおりを挟むだけでOKと非常に簡単。いやあ、うかうかしてたら色々進化していたのね。しかもコピーも10分もかからずに出て来て、昔の待ち時間の長さを知ってるだけに、そりゃあもうびっくり(←しつこい)。
しかも国会図書館のコピーのすごさは、まず複写する時に「見開きでコピーするか、ページごとに複写するか」「カラーか白黒か」はともかく、「写真の方にポイントを置くか、文字の方にポイントを置くか」もいちいち聞いてくるんですよ。で、出来上がって来たコピーを見たら文字の方にポイントを置いて複写依頼したのに写真も文字もすごくきれいでコピー品質のレベルが高く、こりゃ写真の方にポイントを置いてもらえばよかったと思いましたです。ううううむ、国会図書館、やるなあ。
で、借りた資料を読んでいたり複写依頼をしてたりしたらあっという間に午後4時、3時59分にギリギリ請求依頼をした資料を4時7分に受け取って読んで(「旬の顔 大森南朋--オレだとバレない芝居を / 滝野 俊一,ぎゃらく. (通号 447) [2006.9]」「私の好きな唄(第13回)俳優 大森南朋 不良に憧れた中学時代、ロックといえばストーンズ。ビートルズはナメていました / 大森 南朋,週刊現代. 51(44) (通号 2548) [2009.11.28]」「FACE 大森南朋 / 進藤 良彦,キネマ旬報. (1553) [2010.3.下旬]」)、コピーする必要はないからいいやとそのまま窓口に返却して今度は新聞記事閲覧室へ。
ここの新聞記事閲覧のデータベースが秀逸だったのだが……あっという間に閲覧終了時刻の5時になってしまって撤収。検索した新聞記事をそのまま即プリントアウトできるシステムにも今更ながらにびっくり。昔は端末で検索した新聞記事はマイクロフィルムで見たもんじゃったがのう(ま、超大昔の新聞資料だったからかも)。この次はしっかり時間を取ってこの新聞記事閲覧室を攻略だぜ。
おっと、調べた大友Dと訓覇Pの雑誌記事について書こうと思ったのにあらかた国会図書館のことばかりになってしまったので、それはまた別記事で。いやあ、大宅文庫といい国会図書館といい、今は本当に便利になってましたよ。
2010年08月29日 (日)

暑さでボケっとしてて読んでない新聞が溜まってて今日まとめてチェックしてたら。
人形美術家・アニメ作家、川本喜八郎さん死去 85歳(朝日新聞)
まあ、もうおトシだった訳ですけど。NHKの「人形劇 三国志」(1982年10月2日~1984年3月24日)は毎回非常に楽しみにしてみてました。最初は進行役が紳助・竜介だったもんで全く興味がなかったんですが、たまたま総集編みたいなのを見たらこれが結構面白かったんですよ。私は「三国志」をちゃんと読んだ事がないので、「三顧の礼」とか「泣いて馬謖を斬る」みたいな中国古典由来のことわざは全部この人形劇で色々知りました(色々間違っちゅう?)。でもなんといってもこの「人形劇 三国志」は、諸葛孔明がかっこよかった、に尽きます(笑)。
この「人形劇 三国志」は子ども向けのせいか、はたまた原作の「三国志演義」がそうだからなのかわからんですが、主役の劉備と諸葛孔明のライバルの曹操は悪役として描かれていましたけど、今なら曹操の方が格段に面白そうなキャラクタですねえ。
ご冥福をお祈り致します。
2010年08月26日 (木)

子どもが風邪ひいたらしく病院に連れて行くために今日は会社を休んだのだが、お昼にはもうピンピンしていたので昼飯の後には「じゃ、おとなしくしているようにね!」と放置して外に出た私だ。今回の目的地は大宅壮一文庫、膨大な雑誌のコレクションと独自の検索性で知られた私立図書館である。ここで何をしたかっつーと、もちろん「ハゲタカ」関連の文献を調べておりました。まあ映画公式ウェブページの新着情報ページにもメディア掲載情報は載っているのだが、こちらは主に映画宣伝がメインのため、役者へのインタビューがメインだったり、あるいは周辺情報や映画批評などがほとんど載っていない上に、掲載時期も2009年4月から6月までのものしか載っていないのでね。
そんな訳で10年ぶりくらいに大宅文庫に行ってみたが、当たり前だけど今は全部パソコンで検索ですよ。30年くらい前に来たときは検索ワードが書かれたカードケースからカードの束を取り出して(そういえばカードに書かれた文献情報も全部手書きだった)雑誌の請求をしたもんじゃったがのう。
検索ワードは「大友啓史」「訓覇圭」「ハゲタカ」の三つ。「大友啓史」と「訓覇圭」に関してはそんなに件数がなかったので探すのが簡単だったが、「ハゲタカ」……多いよ、ドラマ「ハゲタカ」と映画「ハゲタカ」以外の雑誌文献が……。でももしかして「大森南朋」で検索したら今ならもっとすごい件数になってたのかなー。最近スキャンダルキングだもんね(笑)。なお訓覇P関連の記事で石田ひかりの結婚に向けて、みたいな記事まで読んじゃったよ。訓覇Pはものすごい気配りと気遣いの人で自分の中に色々溜め込むから胃に来たり白髪がとんでもないことになっている、と奥様はおっしゃってました。
あとドラマ「ハゲタカ」の頃のan・anの大森南朋の記事とか(2007年2月21日号)。「ト書きには"佇むハゲタカ"とだけ書いてあり、台詞のない演技を求められる事が多くある。それと、意図せずに、演じながら生まれる感情に自分でもドキッとすることがあるんです。ひとりで脚本を読んでいた時には感じなかった悲しい気持ちが、恭兵さんとのからみの中で込み上げてきたことも。ハゲタカ役を演じる面白さは、そういう予想もつかない部分です」(漢字は原文ママ)。"佇むハゲタカ"ですって。で、最後に「ずばり、読者はハゲタカ・大森南朋のどこに注目すべきか」という問いには「横分けの髪と、いつになく厳しいオレ、ですかね(笑)」。横分けにされちゃったせいで厳しいことになっているオレのおでこ、じゃないのね(笑)。
そういや週刊女性の2007年3月13日号にも2ページ見開きで「ハゲタカ」特集ページがあったんですが、タイトルは「民放よりも"わる"く"華麗"な/初めてのNHKドラマ「ハゲタカ」/松田龍平連ドラ初出演/中村獅童降板/柴田恭兵肺ガン復帰/でも話題! 制作秘話に迫る!」というものでした。このタイトルはドラマ「ハゲタカ」とほぼ同時期に「わるいやつら」(テレビ朝日)と「華麗なる一族」(TBS)があったからだな、きっと。でもこの手の雑誌にしてはちゃんとした記事でした(失礼だったかしら)。「当ドラマの目玉のひとつが個性派俳優・大森南朋の(ほぼ)初主演。いつも脇役でイイ味出していた彼を抜擢しようと思った理由は? 「"覚えてない人の怖さ"ってあると思うんですよ。大森さんはどのドラマに出ていても自分のキャラを主張しないので、匿名性が高いんです。大森さん自身、そういう志でお芝居に取り組んでいるんですね。僕が表現したかったのは、柴田恭兵さん演じる芝野が鷲津に再会したときの恐怖。覚えてない人に"覚えていますか?"と言われて襲われるのって、怖いと思いませんか?」(訓覇D)」(←「D」って載ってた)。「ハゲタカ」は実はホラーだったんですよ~(笑)。
さて色々文献をコピーしてきたので、近日中に本サイト(まだ移行中だけど)のハゲタカ書誌情報を更新する予定ですが、今回、おおおおっっと思ったのはコレ↓

「宝島」の2007年5月号なんですが、NHKのTV情報誌「ステラ」以外で「ハゲタカ」が表紙になっている雑誌って、初めてみたよ。ちなみに中の記事は「世の中は金か? 金が悲劇を生むのか? NHKドラマ『ハゲタカ』が描いたリアルな葛藤」という2ページのものでした。せっかく表紙にするんだからもっともっと特集を組めばいいのにー。
と言う訳で時間が出来たら今度は国会図書館に行ってくる予定(ふふっ、バカだからさ)。あ、そうそう一番上の写真の大森南朋と柴田恭兵と真山仁の3人が写っている記事の鷲津ですけど……2009年2月中旬に古谷社長最後通告場面を撮影したときのものだそうですが(小説現代2009年4月号「映画『ハゲタカ』撮影快調!」)、やっぱりまんまるだよね!(笑)
2010年08月26日 (木)
会社で「ハゲタカ」と鷲津にややハマリ(堺雅人には激ハマリ)の派遣のTさんが昨日言っていたのだが(7月24日「布教活動は成功したのか、失敗したのか。」、7月28日「布教活動は成功したのか、失敗したのかーーその後」)。
Tさん「このビルの25階に鷲津さんみたいなヒトがいるんですよ!」
私「なにーーーー! そ、それはどんな人なの!?」
私が仕事をしている千代田区のオフィスは外資系の商社とか証券会社などが入っているために、事業所の移転前にはもしかすると若鷲津とアランがいるかもなんてバカ言っていたのだが(5月20日「来週から民族大移動月間」)、今のところ鷲津もどきにもアランもどきにも全く会わない日日だ。
Tさん「えー、わかんない~♡」
私「なんだよ、それ。私が25階でその人を見かけてもTさんのその人かどうかわかんないじゃないの。背は高いの?」
Tさん「高いです、私よりも結構ありました」
Tさんはモデル並みのスタイルと身長なので、背は本当に鷲津並み、と。
私「だいたい何歳ぐらいなの?」
Tさん「40歳くらいですかね」
ふむふむ、年齢はどんぴしゃ、と。
私「顔は?」
Tさん「目が細かったです。地肌は少しあばたが残っているんですよね。私、あばたの顔の人って生理的にダメなんですけど、あの人は大丈夫でした!」
そんなこと聞いてねえ。
私「眼鏡は?」
Tさん「めがねはしてなかったです」
私「なーんだ。眼鏡がないのはポイント低いなあ」
Tさん「髪の長さは普通で、ちょっとだけ天然パーマが入っている感じでした」
私「それじゃあ鷲津かどうかわかんねーよ。雰囲気が鷲津だったわけ?」
Tさん「お尻がキュッとしていて鷲津さんだったんです♡」
私「……」
Tさん「それから、歩き方がまさに鷲津さんでした!」
私「スタスタ歩いていたんだ」
T「そうなんです、あれは鷲津さんでした♡」
私「……」
今度25階で降りたらそいつが鷲津もどきってわかるかなあ。
Tさん「このビルの25階に鷲津さんみたいなヒトがいるんですよ!」
私「なにーーーー! そ、それはどんな人なの!?」
私が仕事をしている千代田区のオフィスは外資系の商社とか証券会社などが入っているために、事業所の移転前にはもしかすると若鷲津とアランがいるかもなんてバカ言っていたのだが(5月20日「来週から民族大移動月間」)、今のところ鷲津もどきにもアランもどきにも全く会わない日日だ。
Tさん「えー、わかんない~♡」
私「なんだよ、それ。私が25階でその人を見かけてもTさんのその人かどうかわかんないじゃないの。背は高いの?」
Tさん「高いです、私よりも結構ありました」
Tさんはモデル並みのスタイルと身長なので、背は本当に鷲津並み、と。
私「だいたい何歳ぐらいなの?」
Tさん「40歳くらいですかね」
ふむふむ、年齢はどんぴしゃ、と。
私「顔は?」
Tさん「目が細かったです。地肌は少しあばたが残っているんですよね。私、あばたの顔の人って生理的にダメなんですけど、あの人は大丈夫でした!」
そんなこと聞いてねえ。
私「眼鏡は?」
Tさん「めがねはしてなかったです」
私「なーんだ。眼鏡がないのはポイント低いなあ」
Tさん「髪の長さは普通で、ちょっとだけ天然パーマが入っている感じでした」
私「それじゃあ鷲津かどうかわかんねーよ。雰囲気が鷲津だったわけ?」
Tさん「お尻がキュッとしていて鷲津さんだったんです♡」
私「……」
Tさん「それから、歩き方がまさに鷲津さんでした!」
私「スタスタ歩いていたんだ」
T「そうなんです、あれは鷲津さんでした♡」
私「……」
今度25階で降りたらそいつが鷲津もどきってわかるかなあ。
2010年08月25日 (水)
ま、大人には夏休みなんて関係ないですけどねー。さて夏休みと言えば自由研究と読書感想文ですよ。うちの子どもは自由研究も読書感想も全然片付けないくせに遊びほうけているので、先日思いっきり雷を落としたばかりだが、まあ小学6年生になってよかったのは(というか今の担任の先生になってよかったのは)、親が読書感想文を書かなくてもよくなったことだ。
親が読書感想文を書くってなんだ!?って話だが、子どもの2年生の時の担任の先生が、親にまで感想文を書かせる先生だったのだ(2006年9月26日「親に読書感想文なんか書かせるな。」)。しかし夏休み、久しぶりに弊ブログのアクセス解析を見てみたら、8月の検索キーワード上位は(うーむ、「じょうい」って入力すると一番に「攘夷」って出ちゃうのな)、
・読書感想文 パクリ
・走れメロス 読書感想文 パクリ
・博士の愛した数式 読書感想文 著作権フリー
・読書感想文 中学生 コピペ ルーキーズ
・読書感想文 例文
・ハゲタカ 読書感想文
・竜馬伝読書感想文 コピペ
・羅生門 読書感想文 パクリ
とかズラズラズラーっと読書感想文絡みの検索ワードがならんでましたよ。じゃ、ま、恒例ですけど、オススメの読書感想文参考サイトはここですから、注意書きをしっかり読んで利用するように。
~児童、そして生徒のための~自由に使える読書感想文
ここは注意書きがいいんですよ。
・パクリ・コピペがばれても、自己責任(悪いのは自分)とし、センセイに思いっきりしかられること。
・パクリがばれそうになったら「これはオリジナルだ!」と最後まで言い張る根性を見せること。
・「読書感想文」から解放された時間で夏休みのすてきな思い出を作ること。
しかしなー、子どもの頃にあーんなに大嫌いだった読書感想文だったのに、今、「ハゲタカ」絡みで感想文書きまくりって、どうなのよ。
あ、アクセス解析の検索ワードでは他にはこんなのも。
・ズル休みをするときの注意点6つ(これは私も気になる)
・視聴率 ハゲタカ 剣岳(この間の特別編集版の視聴率は4.4%、剣岳は9.8%の模様)
・冷やしハゲタカ(私以外にもこういうバカ企画を考えている人はいるってことか?)
・大森南朋 ハゲ(ノーコメント)
・鷲津 スタルクアイズ 女にも似合う?(人それぞれだと思います)
・ジョーカー 犯人は誰(最後まで見ろ)
・ドラマ ハゲタカ ロケ地 日比谷公会堂 鷲津席(ふふふ、これを検索した人が誰かは判明している)
・ ハゲタカ映画最後玉山鉄二は死んだのか(玉山鉄二は死んでません。劉一華はアレですけど)
・先生に感想文のパクリがバレた(素直に謝った方がいいと思います)
・北海道 雨戸がない(そりゃ雨戸なんかあったら冬の間は凍り付いて開かないまま、家の中が暗くなってしまいますからね)
・大森南朋 私生活(知りません)
・子宮筋腫手術後の運動はいつぐらいからしていいですか(1ヶ月後くらいだと思います)
・竜馬伝 真木よう子 お風呂(9月5日放送の「寺田屋騒動」まで待て)
それから「鷲津政彦 誕生日」で検索してきたアナタ、誕生日は1969年2月19日ですよ。ちなみにリアル劉一華(子沢山の方の劉一華)の誕生日は1976年2月21日、そして頭を剃った少年の誕生日は1976年4月17日(推定)。「ハゲタカ映画 劉一華の日本名」で検索して来たアナタ、日本名は佐藤恒久です。「ハゲタカを上映している映画館」で検索してきたアナタ、今日の時点では上映館はありません。でもドリパスで頑張ってツイートしてみてくれ。もしかすると新宿バルト9で「ハゲタカ」の上映ということになるやもしれん。「大森南朋 裸」で検索して来たアナタ、私が知っているのは「OUT」の死体の大森南朋ぐらいです(笑)。もしかして「スイートリトルライズ」にも裸シーンあったっけな? ま、私は興味がないので全然覚えてないけど。「やっぱりハゲタカはいい」で検索してきたアナタ、私もそう思いますが、求める答えは見つかりましたか?
と言う訳で、自由研究と読書感想文を片付けている皆さん、頑張ってーー(棒読み)。
親が読書感想文を書くってなんだ!?って話だが、子どもの2年生の時の担任の先生が、親にまで感想文を書かせる先生だったのだ(2006年9月26日「親に読書感想文なんか書かせるな。」)。しかし夏休み、久しぶりに弊ブログのアクセス解析を見てみたら、8月の検索キーワード上位は(うーむ、「じょうい」って入力すると一番に「攘夷」って出ちゃうのな)、
・読書感想文 パクリ
・走れメロス 読書感想文 パクリ
・博士の愛した数式 読書感想文 著作権フリー
・読書感想文 中学生 コピペ ルーキーズ
・読書感想文 例文
・ハゲタカ 読書感想文
・竜馬伝読書感想文 コピペ
・羅生門 読書感想文 パクリ
とかズラズラズラーっと読書感想文絡みの検索ワードがならんでましたよ。じゃ、ま、恒例ですけど、オススメの読書感想文参考サイトはここですから、注意書きをしっかり読んで利用するように。
~児童、そして生徒のための~自由に使える読書感想文
ここは注意書きがいいんですよ。
・パクリ・コピペがばれても、自己責任(悪いのは自分)とし、センセイに思いっきりしかられること。
・パクリがばれそうになったら「これはオリジナルだ!」と最後まで言い張る根性を見せること。
・「読書感想文」から解放された時間で夏休みのすてきな思い出を作ること。
しかしなー、子どもの頃にあーんなに大嫌いだった読書感想文だったのに、今、「ハゲタカ」絡みで感想文書きまくりって、どうなのよ。
あ、アクセス解析の検索ワードでは他にはこんなのも。
・ズル休みをするときの注意点6つ(これは私も気になる)
・視聴率 ハゲタカ 剣岳(この間の特別編集版の視聴率は4.4%、剣岳は9.8%の模様)
・冷やしハゲタカ(私以外にもこういうバカ企画を考えている人はいるってことか?)
・大森南朋 ハゲ(ノーコメント)
・鷲津 スタルクアイズ 女にも似合う?(人それぞれだと思います)
・ジョーカー 犯人は誰(最後まで見ろ)
・ドラマ ハゲタカ ロケ地 日比谷公会堂 鷲津席(ふふふ、これを検索した人が誰かは判明している)
・ ハゲタカ映画最後玉山鉄二は死んだのか(玉山鉄二は死んでません。劉一華はアレですけど)
・先生に感想文のパクリがバレた(素直に謝った方がいいと思います)
・北海道 雨戸がない(そりゃ雨戸なんかあったら冬の間は凍り付いて開かないまま、家の中が暗くなってしまいますからね)
・大森南朋 私生活(知りません)
・子宮筋腫手術後の運動はいつぐらいからしていいですか(1ヶ月後くらいだと思います)
・竜馬伝 真木よう子 お風呂(9月5日放送の「寺田屋騒動」まで待て)
それから「鷲津政彦 誕生日」で検索してきたアナタ、誕生日は1969年2月19日ですよ。ちなみにリアル劉一華(子沢山の方の劉一華)の誕生日は1976年2月21日、そして頭を剃った少年の誕生日は1976年4月17日(推定)。「ハゲタカ映画 劉一華の日本名」で検索して来たアナタ、日本名は佐藤恒久です。「ハゲタカを上映している映画館」で検索してきたアナタ、今日の時点では上映館はありません。でもドリパスで頑張ってツイートしてみてくれ。もしかすると新宿バルト9で「ハゲタカ」の上映ということになるやもしれん。「大森南朋 裸」で検索して来たアナタ、私が知っているのは「OUT」の死体の大森南朋ぐらいです(笑)。もしかして「スイートリトルライズ」にも裸シーンあったっけな? ま、私は興味がないので全然覚えてないけど。「やっぱりハゲタカはいい」で検索してきたアナタ、私もそう思いますが、求める答えは見つかりましたか?
と言う訳で、自由研究と読書感想文を片付けている皆さん、頑張ってーー(棒読み)。
2010年08月24日 (火)

亀山社中のヒトたちって、ヒッドーーーイ!(笑)
[あらすじ]
「ユニオン号を下関に運んだ龍馬(福山雅治)たち。しかし、その運航をめぐり亀山社中が有利になるようにした長次郎(大泉洋)と長州側がもめ、龍馬は薩長を結びつけるため長州の要求をのむ。長崎に戻った長次郎は、私欲に走ったと社中に責められる。長次郎はグラバー(ティム・ウェラード)の勧めで、ひそかに英国留学しようとするが、嵐で船が出港せず、密航の情報が奉行所に知られる。社中に調べが入り追い詰められた長次郎は…」(NHK番組表より)
龍馬伝第34回(8月22日放映)。他の坂本龍馬ドラマって見た事ないけど、近藤長次郎(大泉洋)っていうキャラをここまでガッツリ描いたことっってあるのかしら(1989年のTBS版「坂本龍馬」では香川照之さんが演じたそうですけど)。史実ではユニオン号の代金を横領し密航に失敗したのを亀山社中のメンバーに責められて切腹っつーことだったらしいので、洋ちゃん(洋ちゃんじゃねーよ、長次郎だよ)、どんな腹黒キャラになる訳?とか思っちょりましたけんど、非常にきれいにまとまってましたね。ま、このドラマ、本物の腹黒キャラが出てくる事はないのかもしれません。今んとこ一番腹黒そうに見える長崎奉行(石橋凌)や眉なし(徳川慶喜役、田中哲司)だって別に腹黒い訳じゃないしなー。
でもさー、亀山社中の連中の「わしらは日本を守るために働いとるがじゃ」「わしらは私利私欲に走らんのじゃなかったがかえ」「武士は食わねど高楊枝じゃ」「おまんはどうせ偽侍じゃき」って、あんたらちょっと! 洋ちゃん(だから洋ちゃんじゃねーよ、長次郎だよ)がない金を捻出するためにどんだけ苦労して来たと思ってるんじゃーー! 勘定方がカステラで頑張って利益出していたり、なんとか「新たなバリューアップ策と資金源を探して」たりしてたからこそ(違)、丸山で遊んだりユニフォーム作って写真撮ったりできたんじゃねーのー? お気楽だな、おめーたちは。今まで色んな雑用を現実的にきちんと処理していた長次郎がいなくなったら困るのはあんたらじゃねーの?
そんで亀山社中に居場所がなくなった感じのところにきて、グラバーさん(ティム・ウェラード)の悪魔の誘いが(違)。そういやグラバーさんも別に腹黒キャラじゃなかったな。
で密航なんですけどー、見ててそんなに大それた事のようには見えなかったんですよ。もちろん開国したとはいえ一部だけで、一般にはまだ許されてないであろう日本ではやっちゃいけないことだろうってえのはわかるんですけど、そして長崎奉行がわさわさ動いていて、あれほど長次郎を責めまくっていた亀山社中の連中も一生懸命逃げている長次郎を探したりしているし、小曽根さん(本田博太郎、あの顎のプルプルに目が釘付けだ!)の態度からも最終的には切腹に至ってもしょうがない大罪だったんだろうなーとはうっすら思うんですけど、でも、その大それた感がなんか実感出来なくて(理解出来なくて)、この暑さの疲れと北海道帰省の疲れでボケちゃっているのかなーとか思って見ておりました。
しかしこの時代、にわか侍が本当に切腹をするのって大変だったろうなあ。武士として生まれたのなら小さい頃から作法の一つとして切腹のシミュレーションはやっているだろうけど、長次郎は何せ商人で饅頭屋の息子だもんね。切腹するときのあの表情はなかなかリアルだったと思います(←エラソー)。しかも介錯なしで。介錯なしの切腹は本当に苦しいらしいですからねー、太平洋戦争の最後の日に自宅で切腹した阿南陸軍大臣は介錯を拒んで1日以上苦しんだとかって記事を見た事あるし。長次郎はすぐに死ねたのかしら。洋ちゃん(だから、洋ちゃんじゃなくて(略))、本物の侍じゃあないしなあ。自分んちの庭先でこんなことになっちゃって小曾根さんも大変~。
さて、この長次郎の死も龍馬ageに利用されるのかよ?とか思いましたが、亀弥太(音尾琢真)や半平太さん(大森南朋)のようなことにはならなくてよかったです。しかし約束してたからとはいえ、そしてこれが龍馬なりの長次郎の供養とはいえ、はたまたこの国から逃げたいと思いつつ生きているお元(蒼井優)と、この国から世界に旅立とうとして命を落とした長次郎の対比場面だとしても、結局お元とお座敷で飲んでいる龍馬さん(福山雅治)には、そりゃしんみりとする場面ではありましたけんど、なんかすっきりしない感じだったのは、まあ、私が疲れているせいですよね、きっと……。
今週の高杉晋作(伊勢谷友介)。彼のカッコよさよりも、いつ咳をしはじめるんだろうという関係ない方面に注意が行ってしまうはなぜなんだ。
今週の桂さん(谷原章介)。中間管理職の悲哀(笑)。
今週の西郷どん(高橋克実)。今回はほんの一瞬だけだった。でも来週はなにせ「薩長同盟ぜよ」だし、もっとフル回転するものと思われるので楽しみ。
今週の龍馬。んーーー、ちょっと金田一耕助っぽくなってないですか? 事件が終わって登場人物が死んじゃってから登場していらんこと叫んでいるっちゅうか。
そんなわけで、来週は小学校の社会科の教科書(ただし教科書と合わせて使う資料集の方だけど)にも載っている薩長同盟ぜよ。これからどんどん幕末の事件がてんこもりだけど、10月期新ドラマに激しく置いてけぼりを食らいそうな予感……。大友さんに次の「ハゲタカ」を作っていただくためにも、とりあえず視聴率だけは盛り返してほしーなーと思うんですけど(先週よりも視聴率がアップしたのはもしかして道産子パワーか?(違))、やっぱダメか? 頑張れー、「龍馬伝」(棒読み)
2010年08月22日 (日)

8月15日は第78回コミックマーケットに参加してきました。当日スペースにお立ち寄りいただいた皆様、「ハゲタカ廃人日記」他の各種実録スチャラカ日記本を手に取っていただきました皆様、本当にありがとうございました。そして「全部、今年の夏の暑さが悪いんです(←意訳「新刊は今回ありません」)」という私のトホホな返答に、「次がありますよね」「次回、期待してます」「とにかく夏を乗り切って下さい」などなど励ましの言葉をありがとうございます。今、図に乗って北海道でのんべんだらりーんな日日をすごしております(てへっ)。
ところで前回(2009年12月30日)、新刊「ハゲタカ廃人日記」をお買い上げいただいた方の何名かが、あれからどうやら実際に「ハゲタカ」を見てくださったらしく、「見ましたよ」とお声かけいただきましたが、反応はくっきり、「面白かったです!」というのと「難しくてよくわからなかったです!」の2種類でした。でさー、なんとなく「ハゲタカ」は実は経済ドラマというよりは人間ドラマなんだから、この際「難しくてよくわかんないこと」はすっ飛ばして見ちゃってもいいんじゃないのか? とか思ったんですけど、邪道でしょうか?(笑)。
さて、私がとぐろを巻いていたのは例によって創作少女漫画ジャンルだったのですが、毎回、「ここは時が止まってるんじゃねーのか?」と思うくらい、サークル主催者の平均年齢が高くまったりとした一帯なんですが……このところ出している節操のない私の新刊のせいでしょうか? あたりを見回すと「創作少女漫画」の超端っこで動物ものや企画系、イロ物ジャンルに隣接しているみたいなんですけど。そりゃエッセイ漫画ばかりで本筋の創作少女漫画を描かなくなって早20年、致し方がないとは思うけどさー。
今回の助っ人もいつもの同僚M様と、M様の友人のSさんのお二人が夏バテでうすらぼんやりとしている私をヨソに私よりもテキパキと動いてスペースのセッティングをしてくれていたが、そこにいつものように新潟の女教師S川がやってくる(参照:2005年08月16日「昨日から北海道に来ています。」)。
S川「1年に2回はここに来てお前の顔をみないとな」
私「もしかして今回も3連チャン(三日連続でコミケ参加)?」
S川「当たり前だろ、昨日なんか2日目参加した後に千葉まで(サッカーの)試合を見に行ったぜ」
M様「有明でコミケ参加の後に千葉まで遠征ですか。相変わらずタフですねえ」
S川「頑張って応援して来た!」
私「で、今年は海外はどこに行ったのよ」
S川「南アフリカに決まってんだろ!」
M様、私、Sさん「あーーー……」
私「今年はワールドカップがあったんだっけー、もうすっかり忘れてたよ」
S川「0泊4日の旅だったよ」
私「で、どことの試合を見たの?」
S川「もちろんオランダ戦だよ!」
私「このトシでよく体がもつな」
S川「私もさすがに今回はつらかったよ。それで帰国後にフラフラになって学校に行ったら、今年は研究主任としての仕事もあって大変なんだろうって皆心配してくれてさ」
私「皆、サッカー観戦疲れとも知らずに」
S川「休んでいいよっていうから2日ほど休んじゃったよ。さすがに今回はねえ」
私「今回だけじゃねーよ、S川の旅は」
そんな訳で新刊もないので一日まったりとして、翌日はお仕事、翌々日もお仕事、この日は日曜日に在庫を運んだツケがきたのか体中がギシギシ傷んだのだが、2日目に痛くなるならまだいいほうかとか思いつつお仕事、帰宅後に次のコミケの申込作業を途中までして、翌々々日もお仕事をしてやっと夏休み。帯広では次の新刊のための原稿を描こうと思ってクロッキー帳と筆記具も持って来たのに結局使わなかったなあ……。いや、まあ、今度こそ新刊を出さなくては。ネタだけは本当に豊富にあることだしーー(遠い目)。
参照:
2010年1月1日「コミックマーケット77に行ってきました。」
2009年8月22日「コミックマーケット76に行ってきました。」
2010年08月22日 (日)


仕事が8月18日までどうしても休めなかったために、18日の夜の便に乗って北海道の実家に帰省したのだが……ついたのが夜だったせいか空港から出たら「す、涼しい……っつーか、寒い!?」とか思ったんですが、やっぱり帯広も地球温暖化の宿命からは逃れられず、昼間の最高気温は31度と暑い! そりゃ東京に比べればマシかもしれんが暑いもんは暑い。で、妹とかタクシーの運ちゃんとかに聞いても今年のこの暑さはやっぱり異常だとのことだ。でも、きっと例年通り、私が東京に戻ったら涼しくなるものと思われる。


18日の夜に帯広空港に降り立ったら「口蹄疫/侵入防止にご協力をお願いします」のポスター。さすが酪農王国・十勝。そして今まで何度も見たはずなのに、荷物受け取りエリアのヒグマ像に今更ながらにぎょっとする。


荷物の中にDVDを突っ込んで来たので「壊れ物/DVD」の札がついている。もちろん、わざわざ持ち帰ったDVDは「ハゲタカ」だが、これを帰省してみながら何してたかっつーと、まあコレだった訳で、実に実りがない夏期休暇であったことだ(てへっ)。そして写真右は帯広の本屋の平台。すっごーーーーく寂れた感のある某デパートの中にある巨大書店では龍馬伝本の上にあの「大森南朋 さもあらばあれ

帯広はゴミの分別が非常に厳しく、私のような面倒くさがりにはとても出来そうにないが、母はきちんと納豆のパックもきれいに洗って分別してましたよ。

そしてちょっと出かけて六花亭に立ち寄ると、基本的に甘いものは食べない私だが(参照:4月4日「鷲津チョコ(HINT INDEX BOOK) 」、2007年4月26日「さすがアメリカもんは破壊力が違う」)ついつい買ってしまう。六花亭の本店には賞味期限限定のお菓子がたくさんあるし(2時間以内とか3時間以内ににお召し上がりくださいというヤツがあるんである)、どれもおいしそうなのでつい食べたくなってしまうのだが……甘いものは食べないのでせっかく買ったのにいまだに実家の冷蔵庫の中だ。あと4時間でここを出なくちゃならないから、早く食べなくてはー。


こっちのネコ達は今年に入ってから妹の家の家族になった連中(トリ猫家族「すずとなつ」)。確かに人懐っこいネコ達で、初めて見た私に対しても全然動じない……っつーか、人の膝の上で寝てたりして。ちなみにこの2匹の区別がつかないって言ったら、先に帯広に来ていた子どもに「雀みたいな背中がすず、人なつっこいのがなつでしょ」と言われちまっただよ。
さてー、今日の夕方には東京に着いてー、明日からはまたお仕事だーーー(泣)。この帰省中に色々やろうと思ったのに、やっぱりダラダラしてただけだったな。「ハゲタカ」の全台詞起こしもドラマ版第1話しかできなかったし(←バカ)。はぁ……(遠い目)。でもまだ夏休みは残っているから、突発的に休んじゃおうかなーー。
2010年08月20日 (金)

さてコメント欄で「じゃあ「納涼鷲津祭り」をしよーぜ」と宣言しちゃったことだし、冷やし「ハゲタカ」、始めてみました。まず最初は熱い鷲津や暑苦しい鷲津から。また涼しい鷲津や寒い鷲津には、物理的に低温度場面の鷲津と、場面の空気が凍り付いていたりクールな鷲津もいたりと色々。解説は折り畳みのあと。さあ、納涼鷲津アイコンをクリックしてみよう。たまにハズレや地雷もあり(笑)。色が濃いほどより暑め・寒目の鷲津っつーことで。
































2010年08月17日 (火)

写真は今回フルスピードでフラグが立ちまくっていた洋ちゃん(近藤長次郎役、大泉洋)のお疲れさまっす、な場面。大仕事をまかされて実績を残し、グラバー(ティム・ウェラード)にも高く評価され、井上聞多(加藤虎ノ介)達の話を聞いて留学にあこがれ、京都(?)に残して来た徳(酒井若菜)への手紙でしみじみ+赤子の笑顔、しつこいくらいの「nice meet you」。わかりやすいのお。なお、ちょっと腐っている沢村惣之丞(要潤)を龍馬(福山雅治)がなぐさめる場面で、「おっと、ついでに沢村惣之丞のフラグ立てのオマケ付き?」とか思ったけど、Wiki見てみたら沢村惣之丞のアレは龍馬暗殺の後だから関係なかったのね(←色々疑り深い)。でも洋ちゃん(洋ちゃんじゃねーよ、長次郎だよ)については第3部に入ってから結構ちょこちょこ描かれてきたので今回突然、という感じはそんなにないんですけど、でもいままで3%くらいだったのがいきなり89%くらいに跳ね上がったので、いよいよキタよ、コレ……と思っちまいました。
そういえば、洋ちゃんは先々週の「スタジオパークからこんにちは」に出て色々しゃべりまくったそうですね。見てなかったんですが、なるほど、確かに「北海道の洋ちゃん」というのはその通りかも(参照:「大泉洋、自分が愛される理由を饒舌に語る」てれびのスキマさんより)。私も家人も北海道出身なので洋ちゃんがテレビに出ているとつい顔を上げて見てしまいますけど、応援しているからというよりも(いやもちろん北海道の星として(笑)応援してないわけじゃないけど)「大丈夫かな? 洋ちゃん……」視線の方が格段に大きいのは確かで、第3部に入ってから割と多めに画面に出るようになり、第1部第2部での「便利屋洋ちゃん(だから洋ちゃんじゃねーよ、長次郎だよ)」から脱して物語の一部として描写されるようになってきたのもそこそこ嬉しくは思っていたわけですけどさ。
[あらすじ]
「薩摩の名義で長州の船と武器を購入するという龍馬(福山雅治)の策に、桂(谷原章介)がのり、龍馬はグラバー(ティム・ウェラード)に話を持ちかけるが、危険だと断られる。しかし龍馬はグラバー邸に乗り込み、お慶(余貴美子)の口添えもあってグラバーを説得。長次郎(大泉洋)の活躍で商談がまとまる。お元(蒼井優)は、龍馬に「この商談を秘密にする代わりに、自分がキリシタンだと言わないでくれ」と取引をもちかけるが…」(NHK番組表より)
今週の演出は大友さんでしたけど、やっぱり大友さんは登場人物の気持ちの描きっぷりがいいですね。ドラマ的には今回の見所は頑張ってる洋ちゃんのフラグキターーーーッ!(違)と龍馬vs幕府の隠密(また、隠密だって)お元(蒼井優)かもしれんですが、私的には西郷どん(高橋克実)と桂さん(谷原章介)+高杉晋作(伊勢谷友介)の色々思う所ありな表情ですね。高杉晋作は桂さんよりも単純に喜んでいるように見えたかもしれないけど、あれは自分のアジテーターとしての役割をわかっていての行動って感じがするです。そして龍馬の仲介にもその成功にも素直によかったという顔はしないこの二人(西郷どん+桂さん)。ずっと先を見通すことができる者が、さらにその先の先を考えに考えて、こんなことで安心はしてられないし万が一幕府に計画が発覚したら破滅するかもしれないし、何もかもが綱渡り状態の中で戦い続けなくちゃならないリーダーの苦悩がいいっすよ。ま、他にも思うところアリなんかもしれんですけど。
一方、お元ですが。彼女の存在意義ってすっごく単純に考えたら、幼馴染み(加尾、広末涼子)、同僚・先輩もどき(佐那、貫地谷しほり)、妻(お龍、真木よう子)と来たので、もしかして愛人?と思わないでもなかったんですが(笑)、まあ今回を見る限りでは、台詞の内容はともかく、この国を「現実に立ち向かい、正面から変えていこうとしている」(ってことになっている)龍馬と、「現世に絶望して、この国から逃げ出したい(でも逃げるに逃げられない)」お元との対比がメインっつーことでしょうか。それにしても蒼井優、うまいわ~。今までの龍馬の女たち(この言い方はどうかと思うけど)が皆さんストレートなキャラだっただけに、途中参加のハンデありの、さらに変な設定の(隠れキリシタンで幕府の隠密で訳ありの芸妓って)屈折キャラ設定が目を引きますけんど、演じている役者さんがやっぱりいいですよね。
しかしグラバーが客を待たせているので話を聞くのは10分だけといった時に、ついつい、頭の中で(「ハゲタカ」の)アラン(ティム・ウェラード)の声で「2時間で結構です」「Time is moneyが我々の信条ですから」とかかぶさってきた上に、時計のカチッという音に「出た、ストップウォッチ」とかつぶやいてしまう相変わらずなハゲタカ馬鹿っぷりな私です(笑)。
あと、今回引っかかったのはやっぱりアレですよ、「私心があっては志とはいわんきに」。志、言うなーーーーっ。志というのは半平太さん(大森南朋)が使う言葉なの!(笑)まあ多分、グラバーに一目置かれるべく言われた台詞であると同時に、私心があって来週あんなことになるであろう洋ちゃん(だから洋ちゃんじゃねーよ、長次郎だよ)ネタの前フリなだけなんだろうけどさー。
しかしまあ、なんでしょうか。第3部第1回の時は単純に「冒険活劇っぽくて面白い」とか言ってましたけど、だんだん、嘘っぱち感が増量になっているような気がするんですけど。そりゃ面白きゃいいですけど残念ながらフィクション感満載の所よりも史実に近いエピソードの方がずっと面白いし、だいたいそんなことやっている場合なんでしょうか。前にコメントでも書きましたけど、今回が第33回だから48回やるとして、後15回、多分第47回で龍馬が襲われて、第48回でご臨終+走馬灯シーン+弥太郎の演説+その後の人々描写だろうから(笑)、実質後13回、ラブシーンは丁寧に描いているから、寺田屋騒動で1回分(お龍の裸は視聴率アップに貢献するか?)、結婚式で1回、新婚旅行で1回ずつ描いたら(登山したそうですけど、1回分まるまる二人で山登って温泉に入っているだけだったりして)あと10回、でも来週は長次郎の晴れ舞台だからあと9回! うわぁああ、どうなんですか、このスケジュール?(笑)
ためしに今後のスケジュールを勝手に書いてみた。第39回「馬関の奇跡」までは公式ホームページにタイトルが載っているがそれ以降は未掲載、第40回以降の*印が私の適当スケジュール(笑)。ちなみに公式ホームページはたまにちらっと見る程度、そしてノベライズは一切読んでおりません。ま、歴史上の事実なのでネタバレも何もあったもんじゃないですが、一応折り畳みます。
2010年08月14日 (土)

とうとう新刊は出せずじまいだったこの夏……(遠い目)。まあそんなわけで明日の有明城の舞踏会は西1ホールの[む26a]でまったりと致しております。お近くにお寄りの際はお声かけ下さい。なんとかチラシだけは用意致しましたのでお渡し致します↑。やっぱチラシ描いていると、「ハゲタカ廃人日記2」描けばよかったかなーとか思わないでもないけど、ま、ね、だって暑いんだもーん。
なお、私はスペースでうすらぼんやりとしていると思いますが(この夏の暑さで生ける屍状態でヒジョーにお見苦しい事かと思いますが、許してつかあさい)、たまに散歩にいくこともあり、その場合スペースにいるのは助っ人の同僚のM様とM様のお友達の方です。M様は私の「ハゲタカ」へのハマりっぷりをこの1年生温かく見守ってくれましたが、お友達の方は多分「ハゲタカ」のハの字もご存じない方と思われます。「ハゲタカ」の話題を振っても意味不明だと思われます。ご注意。
本サイト Cafe Tsumire(まだ移行作業中だけど)
2010年08月14日 (土)
同僚の大お局様のK池さんは、こまかくアンラッキーなことで有名である。外を歩けばK池さんだけが鳩に糞を引っ掛けられそうになったり、カラスに襲われそうになることなどザラで、乗ろうと思って走ったのに目の前でエレベータのドアが閉まってしまう、バスのドアが目の前で閉まって発車してしまう、行列に並んでいたのに直前で売り切れになってしまう、というのもありがちなK池さんのアンラッキーだ。そういえば今年の4月には高校生になったばかりのお嬢さんの学校の保護者会に行ったら、中学の時の同級生がPTAの役員をしていてその友達に無理やり押し切られる形でPTAの役員を引き受けさせられたそうだが、なんとその学校では1年の時にPTAの役員になったら卒業するまで3年間ずっと役員をやらなくてはならないそうである。どこに行ってもK池さんにはアンラッキーがついてまわるのだ。
火曜日などは自宅を出たときはポツリポツリとしか降っていなかったので傘を持たずに家を出たら途中でいきなり土砂降りになり、仕方なく途中のコンビニでビニール傘を買って会社に来たらもうすっかり雨が上がっていたのだという。しかし確かつい最近も晴れていたので傘を持たずに会社を出て自宅最寄り駅に着いたら土砂降りになっていたという話を聞いたばかりなので、私たちは「ああ、やっぱりね」とうなづいただけである。
そんなK池さんは一昨日、普通に道を歩いていたらいきなり何かが顔に当たって落ちたのだという。
K池さん「それがさあ、みてみたらなんと蝉の抜け殻だったのよ!」
私、他「へぇーーーーっ」
K池さん「私、普通に歩いていただけなのよ!?」
私「でもK池さんめがけていつも何かがぶつかってくるんでしょ?」
Y岡さん「K池さんは蝉にも人気者なんですね」
K池さん「でも皆も蝉の抜け殻が顔や頭にあたることってよくあるでしょ?」
私、Y岡さん、派遣のKさん「ないです(きっぱり)」
私「やっぱり、夏だねえ……(しみじみ)」
K池さん「……」
なお、一昨日は夕方からとあるお役所に行っているのだが……もちろんK池さんが外に出た瞬間、雨が降り始めて、私たちは「やっぱりね」「K池さんは雨雲にも人気者」などと言っていたのだった。
火曜日などは自宅を出たときはポツリポツリとしか降っていなかったので傘を持たずに家を出たら途中でいきなり土砂降りになり、仕方なく途中のコンビニでビニール傘を買って会社に来たらもうすっかり雨が上がっていたのだという。しかし確かつい最近も晴れていたので傘を持たずに会社を出て自宅最寄り駅に着いたら土砂降りになっていたという話を聞いたばかりなので、私たちは「ああ、やっぱりね」とうなづいただけである。
そんなK池さんは一昨日、普通に道を歩いていたらいきなり何かが顔に当たって落ちたのだという。
K池さん「それがさあ、みてみたらなんと蝉の抜け殻だったのよ!」
私、他「へぇーーーーっ」
K池さん「私、普通に歩いていただけなのよ!?」
私「でもK池さんめがけていつも何かがぶつかってくるんでしょ?」
Y岡さん「K池さんは蝉にも人気者なんですね」
K池さん「でも皆も蝉の抜け殻が顔や頭にあたることってよくあるでしょ?」
私、Y岡さん、派遣のKさん「ないです(きっぱり)」
私「やっぱり、夏だねえ……(しみじみ)」
K池さん「……」
なお、一昨日は夕方からとあるお役所に行っているのだが……もちろんK池さんが外に出た瞬間、雨が降り始めて、私たちは「やっぱりね」「K池さんは雨雲にも人気者」などと言っていたのだった。
2010年08月12日 (木)

このところ色々忙しくて(同人誌の原稿も、即売会配布用のチラシも描いてないのに!)「龍馬伝」も今日まで見ずじまい、定期購読している「ザテレビジョン」のあらすじ紹介も読んでないので話がどう進んだのか全然わかってなくて、しかもRSSリーダーで表示される他のブログ主さんの龍馬伝の感想タイトルが「はぁ??」な内容、自分の感想を書くまでは内容を読まない事にしているので意味不明で気になる上に、suikaさんのタレコミで今更ながらにいっけい(千葉重太郎役、渡辺いっけい)が再登場、そしてエイトさんのタレコミで龍馬(福山雅治)の危機管理意識ゼロというのだけはわかっちょった訳ですが(笑)、いやー、いっけいがまさか龍馬にプロポーズしにくる展開とは思わなかったぜよ。「僕があきらめきれなかった」って、この時期に(はい??)その台詞ですか!?
[あらすじ]
「下関に来なかった西郷(高橋克実)を追い、京に来た龍馬(福山雅治)と中岡(上川隆也)だったが、薩摩藩邸には入れず、龍馬は寺田屋へ。そこで龍馬は、お龍(真木よう子)が新選組・近藤(原田泰造)の酒の相手をさせられているのを救う。千葉重太郎(渡辺いっけい)も龍馬を追いかけ寺田屋に来たが、龍馬が大きな仕事に挑んでいると知り江戸へ去る。西郷に会った龍馬は、再び薩長を結びつけるため、思いがけない策を提案する」(NHK番組表より)
有明のお城で明日から開催される舞踏会、明日13日の金曜日のジャンルが「大河ドラマ」(TV・映画・芸能)、15日の日曜日のジャンルが歴史っすよ。みんな大忙しだなー(←完全に他人事)。ま、私は創作少女漫画ジャンルだし、新刊もないので日曜日の西ホールではまったりと過ごしますけど(開き直り)。
さて。今回の「狙われた龍馬」ってタイトル、この内容からするとなんかビミョーに外していると思うんだけど。近藤勇(原田泰造)他の新撰組に狙われているってことだったわけ? なんか話自体はあんまり狙われていてスリルとサスペンスに満ち満ちたっていう展開じゃなかったし、それどころかお龍さん(真木よう子)を助けるためにわざわざ近藤勇の前に姿を現しちゃっているもんだから、見ているこっちがおいおいおい、もう少し考えて行動しろよと突っ込みたくなるような成り行き。確かにこれじゃあ最終回で殺されちゃっても仕方がないかもねえ。はっ、「狙われた龍馬」って、もしかしていっけいに狙われてあんなことになっちゃって、という意味か!? いやー、いっけいったら、風呂場で裸の龍馬にいきなり抱きついてあんな(略
ま、龍馬の事はどうでもいいや。ラブストーリーの展開も少女漫画みたいだったし(棒読み)。それよか問題なのは中岡さん(上川隆也)かなあ。なんかやな感じのフラグが立ってましたね。熱血青年の中岡慎太郎がつば飛ばしながら西郷どん(高橋克実)に長州との連合を訴えても動かない所を、「冷静」で「全体を見渡している」(ってことになっている)龍馬が、「現実的なアイデアを提供する」事で、薩長同盟へと一歩前進ですよ。中岡さん、完全に龍馬さんのアテ馬。実際には中岡慎太郎の方が積極的に動いていたらしいという史実はこの際別にどうでもいいですよ。でもさー、ここでまた半平太さん(大森南朋)の時のように、龍馬をもちあげるためのコマに使うって、どうよ。対照的なキャラを使う事でそれぞれのキャラの持ち味がくっきり……っていうレベルじゃないように見えましたわ~。
はあ……今更ながらに半平太さんがもう出ないのが寂しく、そしてあんな扱いをされてしまっていたのが本当に残念でしたよね。特に今回は平和な龍馬とお龍さんの朝餉のシーンがあっただけに、半平太さんとお富さん(奥貫薫)のあの最後の朝餉のシーンが思い出されて、まだ見たかったと思いましたよ。やっぱり大森半平太スピンオフを見てみたいよ、大友さん……。そしてせめて中岡さんは武市さんみたいなことにはしないであげてつかあさい。
でもって先週西郷ごんが桂さん(谷原章介)達長州との約束をドタキャンしたのはやっぱり幕府の隠密のせいだったのね~。先週あんだけ「隠密」っていう手垢のつきまくった「時代劇っぽい」単語を使うのはやめとけって言ったのに~。でも先週程には浮いて聞こえなかったのはもしかして演出が梶原さんだったせい? 今週と先週と比べてみて見ると結構違いがよく出てましたよね。先週はアップが多く事件が盛りだくさんだったのにも関わらずドラマ的には非常に平坦だったけど、今週は全体的に捉えるシーンが多く、なんといえばいいのか、歴史劇を撮ろうとしている視線を感じました。
で、今週はやっぱりアレですね、近藤勇ですよ。昆虫みたいだったけどね(「昆虫だあ」by大友D)。お龍さんに入れあげて寺田屋に毎日通って来ているって……まさか寺田屋騒動はそれが原因とかというトンデモ展開になったりしないですよね? そして毎回気になるのはラストの「龍馬伝紀行」ですよ。ドラマの中で散々な描かれ方をした人物のフォローのためにあるんでしょうか、アレは。今週は中岡慎太郎だったっつーことは、ちょっとあんまりな描写だったと言う意識はあるわけか? だったらドラマの中できちっとフォローしてくれよ。
そして来週はグルーバルなー、平和主義だったはずのー、龍馬さんがー、武器商人に! ま、龍馬の事はどうでもええがじゃあああ。
2010年08月11日 (水)

世間的にはもう夏休み、もうお盆休みですよ。てなわけでわが家も子どもが札幌の父方のおばあちゃんちに行っちゃってるし、家人は帰りが遅いし、今日は水曜日でレディーズデイだし、ってえんで会社帰りに映画「インセプション」を見に行ってきました。場所は新宿ピカデリー。ああ、1年前の今頃はこの新宿ピカデリーに何度も通ったもんだったよ、映画「ハゲタカ」を見るために……(遠い目)。あれからもう1年ですよ、月日が経つのは早いもんだ。
[あらすじ]
「ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人がいちばん無防備になる夢の中にいる状態のときに、その潜在意識の奥底に潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという犯罪のスペシャリストである。危険極まりないこの分野で最高の技術を持つコブは、陰謀渦巻く企業スパイの世界で引っ張りだこの存在だった。しかしそのために、コブは最愛のものを失い、国際指名手配犯となっていた。そんな彼に、幸せな人生を取り戻せるかもしれない絶好のチャンスが訪れる。そのミッションは、インセプションと呼ばれるものだった。それは彼の得意とするアイデアを盗むミッションではなく、他人の潜在意識に別の考えを植え付けるという難度の高いミッションで、ほぼ不可能だと言われていた。それでもコブは、それを最後の仕事と決め、業界トップの類まれな才能をフルに活用し、万全の準備をしてミッションに挑む。しかし、予測していなかった展開が彼を襲う」(MovieWalkerより)
暑くなってからすっかりうすらぼけーっとすごしているために、TVCMだけ見て面白そうだから見てみようかなーとかうっすら思ってたら、一足先に見て来た派遣のTさん(そう「ハゲタカ」を見て大森南朋よりも鷲津の方がいいと言っていたお嬢さんですよ。7月24日「布教活動は成功したのか、失敗したのか。」、7月28日「布教活動は成功したのか、失敗したのかーーその後」)が、「複雑すぎて訳判らないけど、面白いです」と力説したのである。ふむふむと言う訳で予備知識がほとんどない状態でこの映臨んだ訳ですが……最初の30分は本当にわけわからなかった(泣)。でも面白かったです。まあ、誰にでもお勧め出来るかっつーと、どうかなあと思うけど。
そして派遣のTさんは「あれの主人公はもう、ディカプリオじゃなくて渡辺謙ですよ」と言っていたけど、いやいや、主人公はちゃんとディカプリオでしたよ。すっげーきたないオヤジになっててびっくりしたけど。ただし世界のケン・ワタナベの存在感は確かにディカプリオを上回っていて、なおかつかっこよかったけどさ。あー、言うまでもないけど、これは私がハゲ専だからじゃないですよ(笑)。
と言う訳でネタバレがあるので折り畳みます。
2010年08月08日 (日)
8月7日にNHK総合テレビで放映された映画「ハゲタカ」特別編集版、本来2時間14分の本編が1時間48分に短縮ってなんなのよ、っつーことでやっちゃいましたアンケートですが、皆様ご協力ありがとうございました。昨日はわたくし、mixiのパブリックビューイングイベント(生まれて初めて参加したよ、パブリックビューイングってやつに)にて大騒ぎしながら見ていたので、リアルタイムではそんなにはじっくりと見てませんでした。
でも大胆にこの場面のここをばっさばっさカット、というのではなく各場面を小刻みに切り刻んで数秒ずついただきました~という感じなのがなんともビミョーでした。特に暗転部分や余韻を感じさせる部分がほとんどカットになっているので物語的に非常にスピーディになったとは感じられますが、余計な事を自らは語らないこの物語の中では、余韻部分で見るものに想像させるところが大きかっただけに、このカットはちと痛い。でもさすが大友さんご直々の編集だけあって、台詞の中抜きや、場面の最後から次の場面の台詞を先にかぶせてくる技などは絶妙。そりゃカットされないにこしたことはないけれど、どうせカットされるなら中途半端にはやってほしくないので、まあ、特別編集版としてはこれはこれでよかったのかも(好きじゃないけど)。
中盤、派遣工問題告発場面前後や派遣工デモ場面は、ちょっと中だるみ的に感じていたので確かに「ギュッと短くして締まったよ」(by 大友D)かもしれん。でも他の場面なんかはカットだけでなく、いつもの場面にいつもとは違う曲がかぶさっているあたりも違和感有り。もちろん慣れの問題もあるけど、劉一華の朝の祈りと鷲津のファンドルーム独りぼっち場面で「朱雀」がかかるのはどうかなあと思う。特にここで「朱雀」がかかると、劉一華の祈りの意味が全く変わって来ちゃうじゃないですか。まあ鷲津と劉一華にともに本格的に戦闘スイッチが入ったっつーことで特別編集版的にはOKかなとも思いますが。
でも他のどこをカットしても、何よりもラストの一本道の鷲津場面の短縮はダメだって、大友さん。ドラマよりも格段に鷲津の心情表現がないこの映画の中では、鷲津が眼鏡をかける、はずすはすんごーーっく、重要な間接的心情表現でもあるし、一番最初のオープニングシーンで聞こえていたのは「風の音」、でも最後の場面で聞こえていたのは「風が鳴る音」、かつて頭を剃った少年が聞いていたあの風の音を、今聞くのは鷲津ただ一人、その彼が「焼け野原」へと一歩踏み出すあの瞬間をああいう風にカットってーーー(泣)。
しかしまあ心配なのは、NHK総合で今後映画「ハゲタカ」を放映する時に、この特別編集版がスタンダードになってしまうことだな。頼んますよ、NHKさん、次はどうかフルで放映してつかあさい。この特別版をまた放映する事になるなら、せめてラストの一本道の鷲津はノーカットでお願いします。
そんな訳で昨日録画しておいた映画「ハゲタカ」特別編集版を改めて見直して、カットされた場面がどこだったのか検証しようと思ったんですが、本当にこまかい数秒単位のカットが多いので、さすがに全部はチェック出来ない、っつーか細かくチェックしてみたものの最初の30分で挫折(とほほ)。まず場面と場面の境目のところが数秒単位でカットがデフォルト(例えばアカマ自動車西安川工場の最初の数秒と最後の劉が歩いて去って行く場面の数秒とか)なんで気が遠くなりそうだよ、ママン……。という訳で、昨日大騒ぎしながら1回見た記憶と、特別編集版を今回2倍速で流し見してみた感想から、もうざっくりいっちゃうよ。他にも気がついたところや間違いがあったら、皆様コメントでタレコミよろしく。多分今月末までにはカット場面一覧として完成することであろう(←丸投げ??)。もちろん、超ネタバレなので(え? 今更?)折り畳みます。
「じゃ、行きましょうか」(by 鷲津政彦)
でも大胆にこの場面のここをばっさばっさカット、というのではなく各場面を小刻みに切り刻んで数秒ずついただきました~という感じなのがなんともビミョーでした。特に暗転部分や余韻を感じさせる部分がほとんどカットになっているので物語的に非常にスピーディになったとは感じられますが、余計な事を自らは語らないこの物語の中では、余韻部分で見るものに想像させるところが大きかっただけに、このカットはちと痛い。でもさすが大友さんご直々の編集だけあって、台詞の中抜きや、場面の最後から次の場面の台詞を先にかぶせてくる技などは絶妙。そりゃカットされないにこしたことはないけれど、どうせカットされるなら中途半端にはやってほしくないので、まあ、特別編集版としてはこれはこれでよかったのかも(好きじゃないけど)。
中盤、派遣工問題告発場面前後や派遣工デモ場面は、ちょっと中だるみ的に感じていたので確かに「ギュッと短くして締まったよ」(by 大友D)かもしれん。でも他の場面なんかはカットだけでなく、いつもの場面にいつもとは違う曲がかぶさっているあたりも違和感有り。もちろん慣れの問題もあるけど、劉一華の朝の祈りと鷲津のファンドルーム独りぼっち場面で「朱雀」がかかるのはどうかなあと思う。特にここで「朱雀」がかかると、劉一華の祈りの意味が全く変わって来ちゃうじゃないですか。まあ鷲津と劉一華にともに本格的に戦闘スイッチが入ったっつーことで特別編集版的にはOKかなとも思いますが。
でも他のどこをカットしても、何よりもラストの一本道の鷲津場面の短縮はダメだって、大友さん。ドラマよりも格段に鷲津の心情表現がないこの映画の中では、鷲津が眼鏡をかける、はずすはすんごーーっく、重要な間接的心情表現でもあるし、一番最初のオープニングシーンで聞こえていたのは「風の音」、でも最後の場面で聞こえていたのは「風が鳴る音」、かつて頭を剃った少年が聞いていたあの風の音を、今聞くのは鷲津ただ一人、その彼が「焼け野原」へと一歩踏み出すあの瞬間をああいう風にカットってーーー(泣)。
しかしまあ心配なのは、NHK総合で今後映画「ハゲタカ」を放映する時に、この特別編集版がスタンダードになってしまうことだな。頼んますよ、NHKさん、次はどうかフルで放映してつかあさい。この特別版をまた放映する事になるなら、せめてラストの一本道の鷲津はノーカットでお願いします。
そんな訳で昨日録画しておいた映画「ハゲタカ」特別編集版を改めて見直して、カットされた場面がどこだったのか検証しようと思ったんですが、本当にこまかい数秒単位のカットが多いので、さすがに全部はチェック出来ない、っつーか細かくチェックしてみたものの最初の30分で挫折(とほほ)。まず場面と場面の境目のところが数秒単位でカットがデフォルト(例えばアカマ自動車西安川工場の最初の数秒と最後の劉が歩いて去って行く場面の数秒とか)なんで気が遠くなりそうだよ、ママン……。という訳で、昨日大騒ぎしながら1回見た記憶と、特別編集版を今回2倍速で流し見してみた感想から、もうざっくりいっちゃうよ。他にも気がついたところや間違いがあったら、皆様コメントでタレコミよろしく。多分今月末までにはカット場面一覧として完成することであろう(←丸投げ??)。もちろん、超ネタバレなので(え? 今更?)折り畳みます。
「じゃ、行きましょうか」(by 鷲津政彦)
2010年08月07日 (土)
暑さと疲れで、帰宅してメシ食って片付けて洗濯して風呂入ったらそのまま倒れるように寝ちゃって、連日のドラマ「ハゲタカ」の視聴もままならない毎日だ。でもって夜中に「ハッ、ハゲタカ!!!」と飛び起きたら1時で終りかけだったり、目が覚めたら丁度12時10分くらいで「やった、今日は全部見られる!」と思った日に限って12時15分からの開始ではなく12時45分という私には起きているのはムリな時間だったりして、とほほ……。さて7月期新ドラマの感想など。
フジ月9「夏の恋は虹色に輝く」。月9、せめて1回目だけは見ようと思っていたのに、前回のキムタクドラマに続いて今回も初回から見逃しちゃった。でも全然無問題。
フジ火9「ジョーカー許されざる捜査官」。うーむ、まいったなあ。視聴前は今期一番のトンデモドラマ視していたのに、始まって見てみたらこれが結構面白いんですよ、奥様(って、誰に言っているんだ)。各回の真犯人への警察の捜査がちと甘め?と思わないでもないけど、まあそれがないと「おまえに明日はこない」につながらない訳なので置いておいて、思ったよりもかなりしっかりめのドラマで、いつの間にやら楽しみに(笑)。見る前は"Cafe Tsumire"&"トリ猫家族"共同主催「2010年度トンデモドラマ大賞」の上半期部門大賞が「チェイス」で、「ジョーカー」は下半期部門のノミネート第1位だったんだけどなー(笑)。なお、主題歌のRIP SLYMEの「SCAR」もダウンロードしちゃったよ。
フジ木10「GOLD」。第1回目の最初の15分は見たんだけど、どうして続けてみる気力が湧かないのか。
フジ木深夜「もやしもん」。第1回目だけ見た。タイミングが合えば見ることもあるかもしれないけど、積極的には見なくてもいいかも。
テレ朝金9「崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事な「カネ」の話」。子どもが見ているのでたまに目にはいるが、主人公の母親の職場がハゲタカファンにはおなじみの「とん太」(笑)。
TBS金10「うぬぼれ刑事」。これは期待していたんだけどなあ。脱力系ドラマというにはまだまだ脱力が足りず、おバカドラマとしても期待したほどでもなく、全体的に妙に芝居かかってるようで、いつも途中で寝てしまうんである。うーむ、敗因はなんだろう。クドカン作品でも「タイガー&ドラゴン」(2005年、TBS) とか「流星の絆」(2008年、TBS、東野圭吾原作)は大好きなんだけど、「ロケット・ボーイ」(2001年、フジテレビ)、「ぼくの魔法使い」(2003年、日本テレビ)、「マンハッタンラブストーリー」(2003年、TBS)は第1回で挫折、「吾輩は主婦である」(2006年、TBS)は途中で挫折、「未来講師めぐる」(2008年、テレビ朝日)は一応全回見たけど、面白いか?というとかなりビミョー。「池袋ウエストゲートパーク」(2000年、TBS、石田衣良原作)と「木更津キャッツアイ」(2002年、TBS)はリアルタイムでは見てなかったせいか、面白いと思うけどハマるほどでなし。もしかして好きな作品の方が少ないか(笑)。長瀬は「マイ★ボス マイ★ヒーロー」(2006年、日本テレビ)の時のおバカっぷりが本当によかったんだけど、「華麗なるスパイ」(2009年、日本テレビ)といい今回といいビミョー。
テレ朝金11「熱海の捜査官」。過剰なまでに何もかもが怪しいのにほどよくぬるくて、かなり期待。とにかく脇の皆さんがすごい。でも「時効警察」みたいな1話完結ではなく話がずっと続くのがちとつらいかも。
テレ東金深夜「宇宙犬作戦」。第1回目の前の準備編を見ただけなのに、もうお腹いっぱいでした。お安いにもほどがあるっつーか。なのに今時珍しい事に半年もやるんだね。
TBS土8「ハンマーセッション!」。子どもが見ているのでたまに目にはいる。もこみちには何の期待もしてなかったが、この作品のもこみちはいいですね。なんかマンガのキャラみたい(って、原作は漫画だけど)。このヒトは「絶対彼氏」みたいな人間じゃない役がハマっていると思ったけど、今回もある意味マンガのキャラっぽい(現実の人間からちと遠い感じ)のがすごくハマっているように思う。物語も現代の青春物語っつー感じだし。でも自分から見ようとは思わないけど。
NHK土9「鉄の骨」。このところのNHK土曜ドラマは「君たちに明日はない」といい「チェイス」といい外しているので(「チェイス」くらいいっちゃってるとこれはこれでいいけどネ)、期待しないでみていたのだが、思っていたよりもずっと手堅いドラマでした。「監査法人」(2008年)みたいな、がんばっているけどちょっ惜しいドラマになるかと思ったけど、ずっとよかったです。小池徹平にはなんの興味もないけど、海千山千の他のオッサン連中の中の掃き溜めの鶴というか(笑)、この人が持っている初々しい感じがこのドラマには合っていてよかったと思います(←エラソー)。また、小池徹平の恋人役の臼田あさ美も同様にピュアな感じで、「龍馬伝」の時には別にどうとも思わなかったのに、この「鉄の骨」では恋人が泥沼のなれ合いの世界に浸かりきって行くのを止められない自分にもどかしく思う様なども出ていてよかったです。また、物語的には予想外な展開にはならないものの納得出来るストーリーで結構面白かったです。そして中延さん(志賀廣太郎)は中延さんだった(笑)。
NHK日8「龍馬伝 第3部」。第3部第1回目みたいな冒険活劇っぽい展開や、あるいは西郷どん(高橋克実)や高杉晋作(伊勢谷友介)、桂さん(谷原章介)、眉なし(徳川慶喜役、田中哲司)達が展開する政治劇をじっくり見せてくれたり、小曽根さん(本田博太郎)他の怪しい面々が活躍するととても楽しい。でも龍馬(福山雅治)は(略
TBS日9「GM~踊れドクター」。「ハゲタカ」の林さん脚本になるドラマ。面白いです。毎回患者の病気が本当はなんなのかを追求して行くミステリードラマとしての面白さと、クセがありすぎる総診のメンバー達が「医龍」みたいな感じに覚醒してゆく?感じも楽しみだし、ヒガシはともかく多部未華子がいいですよ。また吉沢悠もハムテル(「動物のお医者さん」2003年、テレビ朝日)、藤堂さん(「エースをねらえ! 」2004年、テレビ朝日)、霧島さん(「ブラッディ・マンデイ」2008年、2010年、TBS)ときて、今回のこの後田というビミョーなキャラがまたなんともいいですし。ただなー、ヒガシ、しつこいようだけど本当に踊る必要あるのか!? そりゃファイヤー(東山紀之)を日本に引き止めていくために必要だっていうのと、独特な推理スタイルを印象付けるためっつーのと、他のキャラをダンサーとして見立ててギャップを楽しむという物語上の必要性(必然性か??)があるのだとしても、やっぱまだそう思っちょります、わたくし。
フジ月9「夏の恋は虹色に輝く」。月9、せめて1回目だけは見ようと思っていたのに、前回のキムタクドラマに続いて今回も初回から見逃しちゃった。でも全然無問題。
フジ火9「ジョーカー許されざる捜査官」。うーむ、まいったなあ。視聴前は今期一番のトンデモドラマ視していたのに、始まって見てみたらこれが結構面白いんですよ、奥様(って、誰に言っているんだ)。各回の真犯人への警察の捜査がちと甘め?と思わないでもないけど、まあそれがないと「おまえに明日はこない」につながらない訳なので置いておいて、思ったよりもかなりしっかりめのドラマで、いつの間にやら楽しみに(笑)。見る前は"Cafe Tsumire"&"トリ猫家族"共同主催「2010年度トンデモドラマ大賞」の上半期部門大賞が「チェイス」で、「ジョーカー」は下半期部門のノミネート第1位だったんだけどなー(笑)。なお、主題歌のRIP SLYMEの「SCAR」もダウンロードしちゃったよ。
フジ木10「GOLD」。第1回目の最初の15分は見たんだけど、どうして続けてみる気力が湧かないのか。
フジ木深夜「もやしもん」。第1回目だけ見た。タイミングが合えば見ることもあるかもしれないけど、積極的には見なくてもいいかも。
テレ朝金9「崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事な「カネ」の話」。子どもが見ているのでたまに目にはいるが、主人公の母親の職場がハゲタカファンにはおなじみの「とん太」(笑)。
TBS金10「うぬぼれ刑事」。これは期待していたんだけどなあ。脱力系ドラマというにはまだまだ脱力が足りず、おバカドラマとしても期待したほどでもなく、全体的に妙に芝居かかってるようで、いつも途中で寝てしまうんである。うーむ、敗因はなんだろう。クドカン作品でも「タイガー&ドラゴン」(2005年、TBS) とか「流星の絆」(2008年、TBS、東野圭吾原作)は大好きなんだけど、「ロケット・ボーイ」(2001年、フジテレビ)、「ぼくの魔法使い」(2003年、日本テレビ)、「マンハッタンラブストーリー」(2003年、TBS)は第1回で挫折、「吾輩は主婦である」(2006年、TBS)は途中で挫折、「未来講師めぐる」(2008年、テレビ朝日)は一応全回見たけど、面白いか?というとかなりビミョー。「池袋ウエストゲートパーク」(2000年、TBS、石田衣良原作)と「木更津キャッツアイ」(2002年、TBS)はリアルタイムでは見てなかったせいか、面白いと思うけどハマるほどでなし。もしかして好きな作品の方が少ないか(笑)。長瀬は「マイ★ボス マイ★ヒーロー」(2006年、日本テレビ)の時のおバカっぷりが本当によかったんだけど、「華麗なるスパイ」(2009年、日本テレビ)といい今回といいビミョー。
テレ朝金11「熱海の捜査官」。過剰なまでに何もかもが怪しいのにほどよくぬるくて、かなり期待。とにかく脇の皆さんがすごい。でも「時効警察」みたいな1話完結ではなく話がずっと続くのがちとつらいかも。
テレ東金深夜「宇宙犬作戦」。第1回目の前の準備編を見ただけなのに、もうお腹いっぱいでした。お安いにもほどがあるっつーか。なのに今時珍しい事に半年もやるんだね。
TBS土8「ハンマーセッション!」。子どもが見ているのでたまに目にはいる。もこみちには何の期待もしてなかったが、この作品のもこみちはいいですね。なんかマンガのキャラみたい(って、原作は漫画だけど)。このヒトは「絶対彼氏」みたいな人間じゃない役がハマっていると思ったけど、今回もある意味マンガのキャラっぽい(現実の人間からちと遠い感じ)のがすごくハマっているように思う。物語も現代の青春物語っつー感じだし。でも自分から見ようとは思わないけど。
NHK土9「鉄の骨」。このところのNHK土曜ドラマは「君たちに明日はない」といい「チェイス」といい外しているので(「チェイス」くらいいっちゃってるとこれはこれでいいけどネ)、期待しないでみていたのだが、思っていたよりもずっと手堅いドラマでした。「監査法人」(2008年)みたいな、がんばっているけどちょっ惜しいドラマになるかと思ったけど、ずっとよかったです。小池徹平にはなんの興味もないけど、海千山千の他のオッサン連中の中の掃き溜めの鶴というか(笑)、この人が持っている初々しい感じがこのドラマには合っていてよかったと思います(←エラソー)。また、小池徹平の恋人役の臼田あさ美も同様にピュアな感じで、「龍馬伝」の時には別にどうとも思わなかったのに、この「鉄の骨」では恋人が泥沼のなれ合いの世界に浸かりきって行くのを止められない自分にもどかしく思う様なども出ていてよかったです。また、物語的には予想外な展開にはならないものの納得出来るストーリーで結構面白かったです。そして中延さん(志賀廣太郎)は中延さんだった(笑)。
NHK日8「龍馬伝 第3部」。第3部第1回目みたいな冒険活劇っぽい展開や、あるいは西郷どん(高橋克実)や高杉晋作(伊勢谷友介)、桂さん(谷原章介)、眉なし(徳川慶喜役、田中哲司)達が展開する政治劇をじっくり見せてくれたり、小曽根さん(本田博太郎)他の怪しい面々が活躍するととても楽しい。でも龍馬(福山雅治)は(略
TBS日9「GM~踊れドクター」。「ハゲタカ」の林さん脚本になるドラマ。面白いです。毎回患者の病気が本当はなんなのかを追求して行くミステリードラマとしての面白さと、クセがありすぎる総診のメンバー達が「医龍」みたいな感じに覚醒してゆく?感じも楽しみだし、ヒガシはともかく多部未華子がいいですよ。また吉沢悠もハムテル(「動物のお医者さん」2003年、テレビ朝日)、藤堂さん(「エースをねらえ! 」2004年、テレビ朝日)、霧島さん(「ブラッディ・マンデイ」2008年、2010年、TBS)ときて、今回のこの後田というビミョーなキャラがまたなんともいいですし。ただなー、ヒガシ、しつこいようだけど本当に踊る必要あるのか!? そりゃファイヤー(東山紀之)を日本に引き止めていくために必要だっていうのと、独特な推理スタイルを印象付けるためっつーのと、他のキャラをダンサーとして見立ててギャップを楽しむという物語上の必要性(必然性か??)があるのだとしても、やっぱまだそう思っちょります、わたくし。
2010年08月07日 (土)

いよいよ今週末土曜日に、映画「ハゲタカ」地上波初放送、っつーことでTV情報誌にも記事が色々載っています。写真右上は私が30年来定期購読している「ザテレビジョン」。全然期待しないで今週号の記事をパラパラ見ていたらいきなりコレが目に飛び込んで来てビックリ。何度も見ている写真ばかりだけど、やっぱり嬉しい。映画単体記事としては半ページとかなり大きいし。さすが私が定期購読しているだけあるぜ。ただし写真についているキャプションがなかりビミョー。「アカマの派遣社員の劣悪な労働環境を知った劉は彼らをたきつけ労働争議を起こさせる」「アカマに契約を切られ、追い込まれた鷲津は、一発逆転を懸けた大胆な策に打って出る」……。
で、mixi映画「ハゲタカ」コミュにテレビ情報誌の紹介が載っていたので、近所の本屋で立ち読みした結果、買っちゃったよ(←すでに定期購読しているのに!)。写真左は「TVガイド」おお、こっちも半ページ。さすが老舗テレビ情報誌、ドラマ紹介記事をからめての映画紹介が非常に的確で、映画を見ようという気にさせられる文章で、上のザテレビジョンの記事と比較すると、圧倒的にTVガイドの方が素晴らしい。
でもって写真下の小さい記事が本家本元のNHKのステラの記事。やる気あんのか? もう少し頑張って我が子を宣伝してくれよ~~。
8月4日

今更気づいたんですが、映画「ハゲタカ」のテレビ放映、一番最初に発表されたときよりもさらに10分短くなって1時間48分になっとるやんけ。本編2時間14分なのに(泣)、しかも直前までドラマの再放送やっているのに、映画本編にドラマ版のダイジェストまで入るって、どんだけ短くなるのよ。
8月7日(土) NHK総合 午後9時00~10時48分 映画「ハゲタカ」~SPECIAL EDITION~
NHK総合テレビ ドラマ「ハゲタカ」再放送
8月3日(火)午前0時15分より 第1回(※8月2日(月) 深夜)
8月4日(水)午前0時15分より 第2回(※8月3日(火) 深夜)
8月5日(木)午前0時15分より 第3回(※8月4日(水) 深夜)
8月6日(金)午前0時45分より 第4回(※8月5日(木) 深夜)
8月7日(土)午前0時50分より 第5回(※8月6日(金) 深夜)
8月7日(土)午前1時50分より 第6回(※8月6日(金) 深夜)
もちろん、映画「ハゲタカ」の方は録画しますが(何せ大友監督ご直々の特別編集だしさ)、もうHDDの容量が本当にないっっ。わが家では常に「そっちの録画を早く消せ!」と戦争だ(笑)。そんなわけで、東芝のブルーレイデッキのカタログを見ちゃったりして。まだ買わないけどさ、USB接続で外付けHDD増設可能って、すっげー魅力的。
7月31日
2010年08月07日 (土)
以下は映画「ハゲタカ」のテレビ放映時(8月7日(土) NHK総合 午後9時00~10時48分)にどの場面がカットされるかについてのアンケートです。ハデにネタバレになっていますので、映画未見の方はご注意ください。
◆Livedoor投票
◆FC2投票フォーム
バカだなあ……。
さて、8月7日(土) NHK総合午後9時00~10時48分に放映される映画「ハゲタカ」、映画本編の長さは2時間14分、しかしテレビでの放映時間は1時間48分(しかもドラマダイジェスト込み)。一体、どれだけ各場面が削除されているのか、短縮されるのか、予想してみよう。
という訳でアンケートを作ってみたんですが、Livedoorのアンケートでは20項目しか入れられないので、あの場面もカットされそう、あの場面も一部短縮されそうというところはあると思いますが(しかも後から編集できないでやんの)、とりあえずこれで。また、このlivedoorのアンケートだと、一人1回しか投票出来なかったはず。
そんな訳でFC2の投票フォームも作ってみました。ふふふ、こっちは項目を50個まで追加出来るし、あとから編集もOKだ。前回の投票(「映画「ハゲタカ」の登場人物、おつきあいするなら誰?」「映画「ハゲタカ」の登場人物、一番好きなのは誰?」)では連続投票禁止時間を12時間に設定しましたが、今回はなし。好きなだけ、自分だったら泣く泣くここをカットする!という場面を投票してみてつかあさい。なお投票閉め切り時間までは設定出来ないので、多分8月7日の22時頃には投票できなくなっているんじゃないかと思います。
おおよそカットされそうなところを入れて見ましたが(だから絶対カットされないであろう鷲津留守電場面や「この勝負、必ず取る」などは除外)、FC2の方にはまさかの大穴でオープニングの「やっと見つけた」と、ラストの中国湖南省場面も入れて見ました。今回大友さんが編集するからカットした場面のつなぎもあんまり違和感なしに出来るんじゃなかろうか(そりゃカットしないのが一番だが)。
しかし、まあ、当っても(当らなくても)全然嬉しくないけど。
もしかして一番最初のオープニングの赤い車を見た少年のシーンをカットというのもありかなあ。ここを削る事で、劉一華の存在の不気味さとか謎が際立ったりして。ところで大友さんは今回の特別編集を「ギュッと短くして締まったよ」とおっしゃっているようですね。わしらが見たかったディレクターズカットって、これじゃないよなあ、きっと。まあ、見てみないとわからないけど。
8月2日 「龍馬伝」広報イタ・リポート 今夜から!「ハゲタカ」集中アンコール放送
◆Livedoor投票
◆FC2投票フォーム
バカだなあ……。
さて、8月7日(土) NHK総合午後9時00~10時48分に放映される映画「ハゲタカ」、映画本編の長さは2時間14分、しかしテレビでの放映時間は1時間48分(しかもドラマダイジェスト込み)。一体、どれだけ各場面が削除されているのか、短縮されるのか、予想してみよう。
という訳でアンケートを作ってみたんですが、Livedoorのアンケートでは20項目しか入れられないので、あの場面もカットされそう、あの場面も一部短縮されそうというところはあると思いますが(しかも後から編集できないでやんの)、とりあえずこれで。また、このlivedoorのアンケートだと、一人1回しか投票出来なかったはず。
そんな訳でFC2の投票フォームも作ってみました。ふふふ、こっちは項目を50個まで追加出来るし、あとから編集もOKだ。前回の投票(「映画「ハゲタカ」の登場人物、おつきあいするなら誰?」「映画「ハゲタカ」の登場人物、一番好きなのは誰?」)では連続投票禁止時間を12時間に設定しましたが、今回はなし。好きなだけ、自分だったら泣く泣くここをカットする!という場面を投票してみてつかあさい。なお投票閉め切り時間までは設定出来ないので、多分8月7日の22時頃には投票できなくなっているんじゃないかと思います。
おおよそカットされそうなところを入れて見ましたが(だから絶対カットされないであろう鷲津留守電場面や「この勝負、必ず取る」などは除外)、FC2の方にはまさかの大穴でオープニングの「やっと見つけた」と、ラストの中国湖南省場面も入れて見ました。今回大友さんが編集するからカットした場面のつなぎもあんまり違和感なしに出来るんじゃなかろうか(そりゃカットしないのが一番だが)。
しかし、まあ、当っても(当らなくても)全然嬉しくないけど。
(2010.8.1)
もしかして一番最初のオープニングの赤い車を見た少年のシーンをカットというのもありかなあ。ここを削る事で、劉一華の存在の不気味さとか謎が際立ったりして。ところで大友さんは今回の特別編集を「ギュッと短くして締まったよ」とおっしゃっているようですね。わしらが見たかったディレクターズカットって、これじゃないよなあ、きっと。まあ、見てみないとわからないけど。
8月2日 「龍馬伝」広報イタ・リポート 今夜から!「ハゲタカ」集中アンコール放送
(2010.8.3)
2010年08月04日 (水)
暑い……まだまだ暑いよ…こんちくしょー、私は北海道出身だから東京の暑さにはもう完璧に弱っちゃっているんだよーー! ……と叫んでみてもこれっぽちも涼しくはならないのだが、まあ、目的があるとこんな暑さも目じゃなかったわけだね。というわけでもうあれから10日もたってしまいましたが、「灼熱熱風地獄のハゲタカ廃人的大人の遠足 後編(完結編)」(参照:7月26日「灼熱熱風地獄のハゲタカ廃人的大人の遠足 準備編」、7月29日「灼熱熱風地獄のハゲタカ廃人的大人の遠足 前編」)。
そういや昨日の夜はNHK総合テレビでドラマ「ハゲタカ」第2話の放映、この間行ってきたばかりの天王洲公園野球場のシーンでしたが……昨日は仕事で無茶苦茶疲れてヘトヘトになって帰宅したために(業務中に映画館に電話したりコメント返しする時間はあっても、とにかく作業的にヘトヘト)飯食って片づけして風呂入って洗濯機回している最中にバタンキュー(←死語)。でもって夜中に「はっ、洗濯物干さなくちゃ!」と飛び起きたらきっかり1時だったよ、ママン……。あわててテレビつけたらちょうどグラウンド場面で、まあよかったのかわるかったのか。そして洗濯物を干しながらそのままテレビを見ていたら映画「ハゲタカ」の番宣が入ったのでガン見。この番宣を見る限りでは「TOBです」も「拾え、拾うんだ、守山」もアカマ自動車ウォールーム立上げもカットはされないみたいだな。
そんなわけで遠足後編はドラマ第2話、「私を変えてくれたのはあなたなんだ、芝野さん」のグランドからスタート。この場面、ずっと「私を変えたのはあなたなんだ」と思ってたけど、昨日みたら「私を変えてくれたのはあなたなんだ」だったんだね。この言い回しがまだまだ鷲津(大森南朋)も青いのう……(笑)。

さて日比谷でぶるーうぉーるさんとお別れして遠足の道中4人で東京モノレール天王洲アイル駅に向かう。目指す野球場は天王洲アイル駅のすぐそばなのだが、ここはグラウンドが3箇所あるために、どれがハゲタカグラウンドなのか行って見ないとわからない(迷子になりやすいと自覚している方の場合は、りんかい線天王洲アイル駅下車のほうがわかりやすいかも)。駅を降りたらグラウンドが見えるのでとにかく行ってみてぐるっと一回りすりゃあどれがハゲタカグラウンドかわかるだろうってなもんで、まず一番手前のAグランドのネット裏に行ってみたらこれがビンゴ。

持参した現場検証写真(笑)(下の水響亭のところのビール写真の背後にあるアルバム)をチェックしながら「あのJALのビルがこの場面ですよ」「このネットの支柱がこの場面のこれか」「このネット裏から映している場面で見える窓の明かりはあそこのビルですかね」といいながら検証。この日はいい感じに野球の試合をやっていたためにわしら的には臨場感があってよかったのだが……ここで試合をやってらした選手のご家族らしき方々(親子連れが1組いた)にとってはさぞかし不審な一行であったことだろう。

この場面、もちろん鷲津がやったようにネットをガシッとつかんでみることを忘れない廃人E嬢、現場検証写真を見ながら「あの建物がフレームに入るってことはここはかなり下から映しているんですね」と実証するnanakoさん、「水響亭場面の写真の鷲津さんがイケてないのは飯島さん(中尾彬)のせいじゃないんですか。このグラウンドの芝野さん(柴田恭兵)と一緒の場面の鷲津さんはどれをとっても本当にカッチョいいですよねぇ」としみじみするMackyさん(ちなみに持参した水響亭場面の写真の鷲津がイケてないのは私が現場検証しやすい写真を選択してプリントアウトしたせいで、決して飯島さんのせいではない(笑))、と廃人も三者三様。
夕暮れのグラウンドで「ハゲタカ」に思いを馳せた後、次に向かうはドラマ第6話、「我々はハゲタカだ。最後まで、ハゲタカなりのやり方を通させていただきます」の銀座・水響亭だが、ここはなんたって銀座のバーなのでここで満腹になるまで食べたらとんでもないことになる、っつーことでちょっと腹ごしらえしてから向かう。

場所は銀座資生堂本社ビルのすぐそばのビルの地下2階、地下1階から下は階段ではなくスロープでどんどんもぐっていくような感じが結構いいです。そしてここの受付で予約の名前を告げたところなんと、「「ハゲタカ」でご予約のお客様ですね。私、撮影の時に現場にいたんですがしばらく離れていて、つい最近またここに戻ったばかりなんですよ」とスタッフの方が。なにーーーーっ、3年前のドラマ撮影時のスタッフの方が!? な、なんてラッキーなんだ。nanakoさんだったかMackyさんだったかが「tsumireさんにはハゲタカの神がついているんですよ」と言って私も「もしかしてそうかも。私ってば「ハゲタカ」絡みでは色々ラッキーすぎる」とか腑抜けた事言っていたんですが……なんのことはない、これは水響亭のサービスが行き届いているというだけの話でした。その証拠にこの当時のスタッフの方が撮影時のお話を少ししてくださったのだが、テーブルについた担当の方も私たちの現場検証アルバム(笑)を見て、「あ、ハゲタカですね」と言ったのである。「ご存知なんですか!?」と聞いたところ、「お客様がいらっしゃると聞いて昨日勉強しました」「えーーーっ!?」「聞かれてわからないと大変ですから」という会話があったのだ。こんなおバカな客のために何の役にも立たない「勉強」をさせてしまって、お店のスタッフのお嬢さん、本当にすんませんでした~。そして色々と行き届いたお気遣いをありがとうございました。

そして事前にすっっっっごく思い切って「ハゲタカ」の名前を出して予約しておいたおかげで座ることができた例の飯島さんと鷲津が座った座席だが。常々この席は一体どうなっているんだろう??と思っていたのである。普通の2人掛け3人掛けテーブルで真ん中に水槽があって座席を分断しているって一体なんなの? もしかして水槽が仕切りになっている別々のコーナー座席のところから鷲津が無理やり手を伸ばしてきて、EBO書類や小切手のやりとりをしたのか?とかさ。
ここは左の写真の通路の真ん中あたりの右側にあるステップを下りてすぐ右横にある席なのだが、繋げたら「コ」の字になる二つのL字席の仕切りがこの水槽になっていたのだった(下の写真・左参照)。つまりドラマでは二つのテーブルがぴったりくっついているのだが、実際には上の右の写真のようにテーブルが少し離れていて全然別の組の3人~4人程度の客が座れる2つのL字コーナーとなっているのである(今回、お店の方に断って写真を撮影させていただいたが、そのときにもっと離れていたこのテーブルを少しだけ近づけたのだ)。私たちが案内された席は水槽の左側のL字席、つまり飯島さんサイドだったが、私たちが席についてまもなく隣のL字席(つまり鷲津席)には他のお客が来ちゃったので、ここで鷲津と飯島さんごっこはできずじまいだった。もしここを占領して「ハゲタカ」ごっこをするなら、5人~8人程度で予約して二つのL字コーナーを丸ごと押さえておいたほうがいいかも。

なお、この席につくまでに何箇所かステップがあり、さらに上の左の写真で鷲津が立っている場所のすぐ後ろにも階段がある。「鷲津さん、松葉杖なのにこんなに上ったり降りたり、しんどいですよね」「飯島さんも確か杖ついていたよね」「病人にやさしくないな……」などと勝手を言っておりました。
そんな訳でここで飲んだカクテルやワインの話(私はこんなところに来たくせにビールだったが)とかはきっとnanakoさんが書いてくれることだろう(と、プレッシャーをかけてみる(笑))。ここでは多分相変わらず「ハゲタカ」や「龍馬伝」の話など盛り上がっていたんじゃないかと思うが、私は日中の暑さですっかりイカれていたせいかあんまり覚えていない(ビールの飲みすぎだろというのは却下)。そして「次は横浜の裁判所(映画未公開、ライオンソース裁判場面、桐蔭横浜大学・旧横浜地方裁判所陪審法廷)ですかねー」「三葉銀行(日本郵船歴史博物館)も確か横浜の方だっけ」「すっごく離れているけど(ドラマ第6話の)鷲津が入院してた慶明病院(神奈川リハビリテーション病院)も神奈川の方だな」「西乃屋にはなんとかもぐりこみたいですね」などと会話して、廃人どもは別れを告げたのだった。
……次? 変だなー、いつの間にロケ地に行くのがローテーションに!?(笑)。
そういや昨日の夜はNHK総合テレビでドラマ「ハゲタカ」第2話の放映、この間行ってきたばかりの天王洲公園野球場のシーンでしたが……昨日は仕事で無茶苦茶疲れてヘトヘトになって帰宅したために(業務中に映画館に電話したりコメント返しする時間はあっても、とにかく作業的にヘトヘト)飯食って片づけして風呂入って洗濯機回している最中にバタンキュー(←死語)。でもって夜中に「はっ、洗濯物干さなくちゃ!」と飛び起きたらきっかり1時だったよ、ママン……。あわててテレビつけたらちょうどグラウンド場面で、まあよかったのかわるかったのか。そして洗濯物を干しながらそのままテレビを見ていたら映画「ハゲタカ」の番宣が入ったのでガン見。この番宣を見る限りでは「TOBです」も「拾え、拾うんだ、守山」もアカマ自動車ウォールーム立上げもカットはされないみたいだな。
そんなわけで遠足後編はドラマ第2話、「私を変えてくれたのはあなたなんだ、芝野さん」のグランドからスタート。この場面、ずっと「私を変えたのはあなたなんだ」と思ってたけど、昨日みたら「私を変えてくれたのはあなたなんだ」だったんだね。この言い回しがまだまだ鷲津(大森南朋)も青いのう……(笑)。

さて日比谷でぶるーうぉーるさんとお別れして遠足の道中4人で東京モノレール天王洲アイル駅に向かう。目指す野球場は天王洲アイル駅のすぐそばなのだが、ここはグラウンドが3箇所あるために、どれがハゲタカグラウンドなのか行って見ないとわからない(迷子になりやすいと自覚している方の場合は、りんかい線天王洲アイル駅下車のほうがわかりやすいかも)。駅を降りたらグラウンドが見えるのでとにかく行ってみてぐるっと一回りすりゃあどれがハゲタカグラウンドかわかるだろうってなもんで、まず一番手前のAグランドのネット裏に行ってみたらこれがビンゴ。


持参した現場検証写真(笑)(下の水響亭のところのビール写真の背後にあるアルバム)をチェックしながら「あのJALのビルがこの場面ですよ」「このネットの支柱がこの場面のこれか」「このネット裏から映している場面で見える窓の明かりはあそこのビルですかね」といいながら検証。この日はいい感じに野球の試合をやっていたためにわしら的には臨場感があってよかったのだが……ここで試合をやってらした選手のご家族らしき方々(親子連れが1組いた)にとってはさぞかし不審な一行であったことだろう。


この場面、もちろん鷲津がやったようにネットをガシッとつかんでみることを忘れない廃人E嬢、現場検証写真を見ながら「あの建物がフレームに入るってことはここはかなり下から映しているんですね」と実証するnanakoさん、「水響亭場面の写真の鷲津さんがイケてないのは飯島さん(中尾彬)のせいじゃないんですか。このグラウンドの芝野さん(柴田恭兵)と一緒の場面の鷲津さんはどれをとっても本当にカッチョいいですよねぇ」としみじみするMackyさん(ちなみに持参した水響亭場面の写真の鷲津がイケてないのは私が現場検証しやすい写真を選択してプリントアウトしたせいで、決して飯島さんのせいではない(笑))、と廃人も三者三様。
夕暮れのグラウンドで「ハゲタカ」に思いを馳せた後、次に向かうはドラマ第6話、「我々はハゲタカだ。最後まで、ハゲタカなりのやり方を通させていただきます」の銀座・水響亭だが、ここはなんたって銀座のバーなのでここで満腹になるまで食べたらとんでもないことになる、っつーことでちょっと腹ごしらえしてから向かう。


場所は銀座資生堂本社ビルのすぐそばのビルの地下2階、地下1階から下は階段ではなくスロープでどんどんもぐっていくような感じが結構いいです。そしてここの受付で予約の名前を告げたところなんと、「「ハゲタカ」でご予約のお客様ですね。私、撮影の時に現場にいたんですがしばらく離れていて、つい最近またここに戻ったばかりなんですよ」とスタッフの方が。なにーーーーっ、3年前のドラマ撮影時のスタッフの方が!? な、なんてラッキーなんだ。nanakoさんだったかMackyさんだったかが「tsumireさんにはハゲタカの神がついているんですよ」と言って私も「もしかしてそうかも。私ってば「ハゲタカ」絡みでは色々ラッキーすぎる」とか腑抜けた事言っていたんですが……なんのことはない、これは水響亭のサービスが行き届いているというだけの話でした。その証拠にこの当時のスタッフの方が撮影時のお話を少ししてくださったのだが、テーブルについた担当の方も私たちの現場検証アルバム(笑)を見て、「あ、ハゲタカですね」と言ったのである。「ご存知なんですか!?」と聞いたところ、「お客様がいらっしゃると聞いて昨日勉強しました」「えーーーっ!?」「聞かれてわからないと大変ですから」という会話があったのだ。こんなおバカな客のために何の役にも立たない「勉強」をさせてしまって、お店のスタッフのお嬢さん、本当にすんませんでした~。そして色々と行き届いたお気遣いをありがとうございました。


そして事前にすっっっっごく思い切って「ハゲタカ」の名前を出して予約しておいたおかげで座ることができた例の飯島さんと鷲津が座った座席だが。常々この席は一体どうなっているんだろう??と思っていたのである。普通の2人掛け3人掛けテーブルで真ん中に水槽があって座席を分断しているって一体なんなの? もしかして水槽が仕切りになっている別々のコーナー座席のところから鷲津が無理やり手を伸ばしてきて、EBO書類や小切手のやりとりをしたのか?とかさ。
ここは左の写真の通路の真ん中あたりの右側にあるステップを下りてすぐ右横にある席なのだが、繋げたら「コ」の字になる二つのL字席の仕切りがこの水槽になっていたのだった(下の写真・左参照)。つまりドラマでは二つのテーブルがぴったりくっついているのだが、実際には上の右の写真のようにテーブルが少し離れていて全然別の組の3人~4人程度の客が座れる2つのL字コーナーとなっているのである(今回、お店の方に断って写真を撮影させていただいたが、そのときにもっと離れていたこのテーブルを少しだけ近づけたのだ)。私たちが案内された席は水槽の左側のL字席、つまり飯島さんサイドだったが、私たちが席についてまもなく隣のL字席(つまり鷲津席)には他のお客が来ちゃったので、ここで鷲津と飯島さんごっこはできずじまいだった。もしここを占領して「ハゲタカ」ごっこをするなら、5人~8人程度で予約して二つのL字コーナーを丸ごと押さえておいたほうがいいかも。


なお、この席につくまでに何箇所かステップがあり、さらに上の左の写真で鷲津が立っている場所のすぐ後ろにも階段がある。「鷲津さん、松葉杖なのにこんなに上ったり降りたり、しんどいですよね」「飯島さんも確か杖ついていたよね」「病人にやさしくないな……」などと勝手を言っておりました。
そんな訳でここで飲んだカクテルやワインの話(私はこんなところに来たくせにビールだったが)とかはきっとnanakoさんが書いてくれることだろう(と、プレッシャーをかけてみる(笑))。ここでは多分相変わらず「ハゲタカ」や「龍馬伝」の話など盛り上がっていたんじゃないかと思うが、私は日中の暑さですっかりイカれていたせいかあんまり覚えていない(ビールの飲みすぎだろというのは却下)。そして「次は横浜の裁判所(映画未公開、ライオンソース裁判場面、桐蔭横浜大学・旧横浜地方裁判所陪審法廷)ですかねー」「三葉銀行(日本郵船歴史博物館)も確か横浜の方だっけ」「すっごく離れているけど(ドラマ第6話の)鷲津が入院してた慶明病院(神奈川リハビリテーション病院)も神奈川の方だな」「西乃屋にはなんとかもぐりこみたいですね」などと会話して、廃人どもは別れを告げたのだった。
……次? 変だなー、いつの間にロケ地に行くのがローテーションに!?(笑)。
2010年08月02日 (月)

龍馬伝第31回(8月1日放映)。もちろん夕飯時なので、まずディレクタが誰なのかを確認して、リアルタイムで見るか録画で見るかを判断しようとか第2部までの癖でか無意識のうちに思っちゃってたのね。もう半平太さん(大森南朋)は出ないのに。先週は渡辺Dだったから今週は梶原さんかしら、それとももしかして真鍋さん? 先々週大友さんだったから今回も大友さんの確率は低いよなあなんてうすらぼんやり見ていたら。そしたら演出のところに「福岡利武」って文字が。は? 福岡利武? 誰ぜよ!?
[あらすじ]
「龍馬(福山雅治)は陸奥(平岡祐太)と共に、高杉(伊勢谷友介)に会うため太宰府へ向かう。しかし高杉は、すでに太宰府を去った後で、そこにいたのは土佐藩を脱藩した勤王党の中岡(上川隆也)。龍馬は三条実美(池内万作)と中岡に「長州と薩摩が手を結べば新しい世の仕組みがつくれる」と説く。中岡は西郷(高橋克実)を連れに薩摩へ向かう。一方、龍馬は下関へ向かい桂小五郎(谷原章介)と共に、西郷が来るのを待つのだが…」(NHK番組表より)
検索してみたら、大河ドラマ「義経」の演出補・製作補スタッフに入っていたり(「大河ドラマ「義経」が出来るまで」黛りんたろう著、p.185)、「坂の上の雲」のところにスタッフで入ってたり、「ドラマ8芸能社」という去年やったワンセグドラマで演出されてた方の模様。また2002年にはNHK福島放送局の「ふくしまのうた~こめら~」という番組で放送文化基金北日本制作者フォーラムミニ番組コンテスト審査員特別賞を受賞している福岡利武さんって、きっとこの人だよね? まだお若い方なのかしら。で、どうしようかなあー、リアルタイムで見なくてもいいっかあ。でも梶原さんなんかは初登場時でもしっかりとドラマを見せてくれたし、もしかしするともしかするとかしら……などと期待半分で見たんですけど。
……いや、ま、もちろん相変わらず脚本が悪いですよ、でもって多分演出さんのせいだけではないのだとは思うんですが。でもさ、史実的にも「龍馬伝」的にも今回は要になる回でもあったんじゃないんでしょうか。にもかかわらず、ドラマとしてすごく平坦な感じがしたんですよね。史実的には、亀山社中結成、薩長同盟前の長州説得、薩長会談セッティング、西郷どん(高橋克実)のドタキャンとものすっごくバタバタしていたし、この「龍馬伝」の中でもあわただしく時間は流れてました。でもなんか残るものがなかったというか。ま、イカす高杉晋作(伊勢谷友介)も出てないし、西郷どんと小曾根さん(本田博太郎)の出番も少なかったので流してみていたというのはありますが。
あと、中岡慎太郎(上川隆也)は初登場だというのに随分前から出てたような存在感を見せていた上に、ラストの「どういてがじゃあああああ」でカツオくんをやらかしてくれて、「でた。今週の「どういてがじゃあ」当番は中岡慎太郎か」とかつぶやいちゃったりしましたけどさ。この中岡慎太郎、ヘタすると龍馬とかなりキャラがかぶるんじゃないのか。でも演技力で言ったら上川隆也の方が格段に上。難しいところだなー。そういえばあの鈴木CPがどこかで、中岡慎太郎は坂本龍馬の盟友として描かれる事が多いが、この「龍馬伝」では龍馬のライバル的存在となる、みたいな事を言ってましたけど、ますますヤバい予感……。
あ、そうそう、今回も半平太さんのことを何やら言ってましたよ、中岡さんと龍馬(福山雅治)が。中岡さんが「長州を助けるために東奔西走しちょった。あの藩は強い志を持っちゅう。それは武市さんの志でもあるがぜよ」というと、龍馬ときたら「武市さん……」とちょっと遠い目なのな(すっかり忘れちょったのか、あるいは龍馬にとってはもう過去のヒトなのか、それとも失った傷が大きくて考えたくなかったのか)。でさらに畳み掛けるように中岡さんが「わしはあのお方に出会うて目が覚めた。武市さんのように一切の私心なく、天下のために働きたいがじゃ」。くーーーーっ、だったら第2部でそのように描写しておいてくれよ! 今さら言葉でだけで持ち上げられても納得できないぜよっっ。しかもこの中岡さんの言い方がまたさ、真実味がある感じに聞こえるだけに、ほんにもう、第2部のあの描写がつくづく残念だよ。
ところで、割とリアルな世界を目指しているであろうこの「龍馬伝」の中で、今回いきなりフィクション感満載になってしまったのはアレだ。西郷どんの「隠密だ!」ですよ。隠密……って。もちろん、江戸時代に実際に隠密はいましたさ。だからアレが本当に隠密だったとしても嘘じゃないんですけど、他の方はともかく、物心ついた頃からずっっっっと時代劇を見て来た私にとって隠密っちゃあ、「隠密剣士」(1962.10.7~1965.3.28、TBS)とか隠密同心(「大江戸捜査網」1970.10.3~1971.9.25、東京12チャンネル)な訳よ。テレビドラマの中で一番最初に好きになったヒーローが「隠密剣士」だったしさー。なんかこの「龍馬伝」の中で「隠密だ!」なんて台詞を聞くと、「ゴルゴ13」を読んでいるつもりでいたら振り向いたデューク東郷の顔がバカボンのパパだった、くらいの驚きがあるな(←非常に極端な例え)。しかもこの隠密、絵に描いたようなヘッポコ隠密なんだけど、脱げだせたとしても船の上だったのにどうやって逃げたのやら。泳いで逃げたのか?? まさか西郷どんのドタキャンはこの隠密のせいじゃないですよね?(一応Wikiでは幕府の長州征伐政策に協力しないための朝廷工作のためのドタキャンだったと書いてあるけど、ま、このドラマじゃ史実はあんまり関係ないか)。
さて来週はまたカッコエエ高杉晋作と、クールな近藤勇(原田泰造)が見られるようで楽しみです。これで龍馬が出てな(自粛)。
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