龍馬伝 第39回 龍馬伝 第39回
はっきり言って先週の第3部最終回で、なけなしの有り金を全部巻き上げられた気分だったので、今回の演出が大友さんでもあまり期待はしてませんでした。しかしさすが大友さん、すっげー力業で今までの穴をフォローしまくり(ま、穴が大きいからフォローしきれてなかったけど)。そしてラストスパートをかけてきているんだなあというのはよ~くわかりました。最後に「龍馬滅亡まであと1年」と弥太郎のナレーションが入った時に(違)、宇宙戦艦ヤマトみたい~~とついつぶやいてしまった私を許してくれ。

[あらすじ]
「下関についた龍馬(福山雅治)たち亀山社中は、高杉(伊勢谷友介)率いる奇兵隊と合流する。社中の操船術によって組まれた奇襲作戦で長州軍は大勝利。将軍・家茂(中村隼人)が死去し、幕府は停戦する以外になかった。長州は、それに乗じて“幕府を武力で倒そう”という機運が大きくなる。一方、弥太郎(香川照之)は、長崎で土佐商会のもと商売を始めようとするが、どこへ行っても「土佐なら龍馬を通してくれ」と、言われ続ける」(NHK番組表より)。

龍馬伝 第39回(9月26日放映)。夜明けの奇襲場面がまるで西部劇のようでした(キタノ映画って「みんな、やってるか~?」しかみた事ないんだけど、もしかしてこんな感じ?)。しかし高杉晋作(伊勢谷友介)、弾があたらなさ過ぎなのには笑っちゃったよ。高杉さんはもう軍神みたいなもんだから弾は当たらないってことになっているのかもしれないけど、もしかして私が夕飯を作ってテレビの前から離れている隙に実は死んじゃって幽霊として歩いているのか!? とか一瞬思いました。しかもそのあとも必殺仕事人!? 座頭市!?という活躍ぶりに、三味線に何か必殺の武器が隠してあるのか!? もしかして仕事屋家業の呼び名は「三味線の晋」!?とか思ったり(笑)。なんだかあそこのシーンだけ映画を見ている気分になりましたよ。いやー、惜しい人を亡くし……って、まだ活躍は第41話「さらば高杉晋作」まで続くよ!(第41話、内容は「海援隊結成」と一言あるだけなのに(9月27日時点)なんだよ、このサブタイトル。龍馬が主人公なんだからここは「海援隊を作ろう!」か「海援隊結成ぜよ」じゃねーの? しかしさ、第45回のサブタイトルの「龍馬の休日」って、まさか「ローマの休日」のもじりじゃないよね? だとしたら最終回間近だと言うのにすごいセンスだと思うが)。

今週の弥太郎(香川照之)。新パート突入時に必ず濃い登場ぶりを見せつける弥太郎ですが、今回は流石に三菱から本気でクレームが来るんじゃないのか?と心配になりました。ま、今更心配した所でもう間もなくクランクアップだが。で、弥太郎も高杉晋作ばりに血を吐いているもんだから、すわ、弥太郎にも死亡フラグ!?と思ってWikipediaをチェックしたら歴史的には幕末時よりもおきれいになったかーちゃん(倍賞美津子)に叩かれてから二年後に病死の模様。しかしやっぱり香川照之、すごいなー。どの場面も力業で見せつけているもんね。このドラマ、香川照之がメインの主役で話を進めて来た方がよかったんじゃないの? そしたらこの脚本でも全然OKだったと思うけど。

今週はあの、西部劇の中の村人みたいな感じのビジュアルも含めて奇兵隊の描写がよかったです。百姓だって日本を変えていくことができるんだという彼らの願いとかもええ感じだし、それをささえているのが高杉晋作だというのもよーーーーく感じられて。土佐勤王党と半平太さんの描写とは大違い。そして歴史が大きく動いているのだと、確かに実感させられる西郷どん(高橋克実)の叫びとと眉なし(徳川慶喜役、田中哲司)の絶叫ですよ。眉なし、怪獣みたいだった(笑)。

今週の龍馬さん(福山雅治)。なんかボーッとしてたり、「その通りじゃあ」とつぶやいていたり、なんだか唸っていたり、手広げてなんかしてたり。とても主役とは思えない影の薄さ。で、いきなり「幕府に政権を返上させたら戦をせずに幕府を倒す事ができるできるがじゃ」と来たもんだ。「はぁあああ?」と思ってしまいましたが(そりゃ龍馬が大政奉還で重要な役割を果たしたのは歴史的事実な訳ですけどさー、薩長同盟も馬関の奇襲戦も大政奉還もぜーーーーーんぶ龍馬さんの思いつき!)、ここですかさず木戸さん(谷原章介)が「大政奉還論か」とつぶやいて説明してくれてなおかつ、「坂本君、君が日本の未来を憂いている事はよう知っちょる。じゃが、地に足の着いた考え方でなければ夢物語と同じじゃ。僕たちにそれにつきつきおうとる暇はない」ない」ともはやドリーマー龍馬はアウトオブ眼中であるとか言うわけですが(龍馬は龍馬なりにすっげー頑張って現実主義者になってみたのに、本物のリアリストの前ではやっぱりまだドリーマーなのな)、でもこの台詞、「大政奉還など……奇跡でもおこらん限り無理じゃ!」。……あーあ。第二部のラストで半平太さん(大森南朋)の「これはおまんが起こした奇跡ぜよ」っつー台詞を思い出しちゃいますねー(棒読み)。

今週の中岡慎太郎(上川隆也)。……今週も欠席! 来週は象ちゃん(後藤象二郎役、青木崇高。すっげー悪代官顔だった)が出て来るんだから、出て来てもよさそうだけど……もう、休職かなー。

さて来週は悪代官・象ちゃんvs龍馬。うーん、悪いけど、見所がどこなのかよくわからん。やっぱ象ちゃんの悪代官ぶりを楽しむのがポイントかしら(違)。
追記:(9月29日)
追記っつーても大した追記じゃないんだが。「見所がどこなのかよくわからん。やっぱ象ちゃんの悪代官ぶりを楽しむのがポイントかしら」とか言っていた次回の第40回「清風亭の対決」ですが、演出はなんと初お目見えの松園武大という方。……だ、誰!?

キャリアのある方だとしたら「龍馬伝」のテコ入れ?(今更??)、若手だとしたらどせ沈む船だし(おいっ!)チャレンジしてもいっかあぁと半ば捨て鉢!?と非常に失礼な憶測をしてしまったんですが、とりあえず去年の朝ドラ「つばさ」(多部ちゃんが主役だったやつね)で演出をされていた方のご様子。あと、単発ドラマ「きみの知らないところで世界は動く」(2005年11月28日放映)で、大友さんと一緒に演出されていたようだ。大友さんが呼んだのかしら。「日本映画テレビプロデューサ協会報」を見ると、2001年NHK入局の方なので若手の方ですよね。NHKのワンセグドラマ「ドラマ8芸能社」の演出もされていたようですが、そういやこのドラマからは他にも福岡利武さんという方がこの間「龍馬伝」に参戦してたよなー。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
龍馬伝 第38回
いやー……、今回見てた人の90%が、思ったよね? 「なんだかよくわかんないけど、でもその逆鉾、引っこ抜いていいんかいっ?」「お元(蒼井優)と池内蔵太(桐谷健太)って、一体いつの間にそんなことに!?」「いきなり方向転換して、龍馬ったら武闘派宣言!?」ってさー。ま、私はあれじゃあお龍さん(真木よう子)が亀山社中の連中に嫌われても仕方ないわなあとも思いました。

[あらすじ]
「龍馬(福山雅治)とお龍(真木よう子)は、薩摩の温泉で療養中、霧島山の神話を聞く。早速、龍馬は女人禁制の山に男装したお龍と登り、頂上の“逆鉾(さかほこ)”を引き抜き「日本を変える先頭に立つ」と誓う。長崎では亀山社中の船が難破し、内蔵太(桐谷健太)が命を落とす。弥太郎(香川照之)は後藤象二郎(青木崇高)と長崎へ向かう。一方、幕府による第二次長幕戦争が始まり、龍馬は長州のために初めて戦うことを決心する」(NHK番組表より)

龍馬伝 第38回(9月19日放映)。何分にも九州の観光事情に疎いので、もしかしてこれって山頂に着いたら山の神に対するご挨拶として引っこ抜くものか? とか思って検索しちゃったよ。一応最後の「龍馬伝紀行」でも「天の逆鉾には触れる事はできません」って書いてあったけどさー、これって「この物語はフィクションです」って2時間ドラマの最後に入る言い訳と同じようなもん? で、龍馬(福山雅治)が引っこ抜いた時につい、「聖剣エクスカリバー!」ってつぶやいちゃったけどさ、もしかして龍馬は幕末志士のキングとして「この剣を引き抜きしものは王たる資格を持つものなり」という意味で抜いちゃったのか? 

んーーーーーー。今回はどうせ龍馬の新婚旅行ネタだし全く期待はしてなかったんですけど(おまけに渡辺Dだし)、何から何まで、ものすっっっっっごく、雑じゃないですか? もしかして「龍馬伝」の制作スタッフの皆さん、自棄を起こしているんですか? 今までさんざん歴史的事実を無視してオリジナルな展開をやらかしていたくせに、ここにきて歴史的事実にドラマの方を無理矢理合わせようとして、なんかぐだぐだになっている感じがするんですけど。

そんでもってお元ですよ。なんですかねえ、死亡フラグが立っているキャラに対して手があいている女子をくっつけとけば死んだ時の盛り上がりスイッチも自動的にオン、っつーわけですか? まあ、いきなりな内蔵太のプロポーズに応えるお元の表情からは、内蔵太に応える事で龍馬を諦めようとしているようにも見えなくもないんだけど、でも今までそういう描写(お元が龍馬にラブラブだとか、お元が内蔵太に思いを寄せているとか)がまっっっっっっったく、なかったですからね。なんじゃこりゃあああ(by松田優作)ですよ。せめてさー、3部に入ってから亀山社中の連中が引田屋で飲む時に、池内蔵太が何か言ったらお元が視線を内蔵太に向けるという程度の場面でも、ほんの一瞬でもあればちったあ違っただろうにさ、その一瞬の手間も惜しむんかい。また、実は龍馬の事を思っているけど龍馬は結婚しちゃったから諦めたのだとしたら、もう少しお元の龍馬への気持ちを描写しましょうよ。先週みたいな雑な三角関係の火花を散らせるんじゃなくてさ。一体何のために出ているキャラなのかなー、お元って。暗殺フラグ要員?

で、弥太郎(香川照之)vs 象ちゃん(後藤象二郎、青木崇高)。うわあ、漫画みたい。一際悪い目つきに変なもみあげのヤクザみたいな象ちゃんに、これまた漫画みたいな表情の弥太郎ときて、そこにこれまた漫画みたいに登場するジョン万次郎(トータス松本)ですよ。象ちゃんのこの顔、顔だけで暗殺要員になっているんじゃね?(←ヒドイ)。

今週の西郷どん(高橋克実)と木戸さん(谷原章介)。この「龍馬伝」、戦闘場面は見応えがあっていいですよね。こういうのをガンガン入れてくれたらいいのに。でもって長州と薩摩を結びつけたのは自分という自負がある龍馬ですけんど、着々と厳しい現実に立ち向かっている長州と薩摩は、もうぬるい龍馬の手には負えなくなっているのねー。「幕府と戦をせんで日本を変えるとは無理じゃっとごわす。そいがどげんしてもいやじゃちゅう言わるっとは、坂本龍馬ちゅう役者には舞台から降りてもらうしかありもはん」という西郷どんの台詞に呆然として、それでバスに乗り遅れたらいかんっつーことで武闘派宣言なんでしょうか。でもあれで亀山社中の連中は納得したんでしょうか。そしてこの西郷どんの台詞もまた、もしかして暗殺の伏線っすかあ?

うーむ。文句を言い続けるのすら、しんどい回でしたわ。えー、次回から第4部ですってよ。月日が経つのは本当に早いわね。わたしゃ今日は「青い鷲津政彦は美しかったか?解読編その2(解読してねーけど)」を書くために、「その1は書いたけど、その2は書いたっけ? 書いてなかったっけ?」とここ半年くらいの記事を流し見してみたんですけど、合間合間の「龍馬伝」の記事で半平太さん(大森南朋)の事を色々書いていたのも、ヒジョーーーーーに懐かしく思いましたよ。ふぅ……(遠い目)。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
この連休中何をしていたかと言うと、掃除をしようとか、夏物をしまっちゃおうとか、魔窟化しているPC部屋を片付けてBOOK OFFに送る本をピックアップするとか計画してたのに、まっっっったく何一つ片付ける事ができませんでしたよ(とほほ)。そんじゃあ何やっていたかと言うと、ウェブページ作成ソフトをバージョンアップしたので色々いじくってたり、本サイトの契約が今月一杯で期限切れになるので同じところでまた続けるか、それともFC2の方に完全に移行するか検討していたり、ついでに本サイトのハゲタカページを色々いじくっていたり(まだアップロードしてないので現時点ではほとんど変わってないけど)そのついでに色々「ハゲタカ」の場面をチェックしておりました。実に非生産的な休日だったことである。

まあ、そう言う訳でブルーレイで映画「ハゲタカ」とドラマ「ハゲタカ」の場面を3カ所程確認して、少し掴めたような気がしたのだが、今ひとつ自信がないので、青い鷲津政彦をお持ちで(えー、つまりブルーレイディスクで「ハゲタカ」をお持ちで)、興味がある方は以下の3点をチェックしてご報告いただけるとすっごくうれしいです。聞く所によるとブルーレイのデッキでも物によって鮮明度が多少違うらしいので、もし、以下の場面がはっきり確認できるようなら教えてつかあさい(いやあ、ほんとにバカですけどね……)。(参照:4月28日「青い鷲津政彦は美しかったか?解読編その1」)

ハゲタカ
映画「ハゲタカ」の1時間35分30秒目、鷲津ファンドに芝野(柴田恭兵)がやってきて、劉一華(玉山鉄二)に関する情報を読む場面。机の上に広げられた劉一華の個人情報は以下のように見えます。photoshopの色調補正で色々いじくると結構くっきりと文字が浮かび上がってくるので、イケそうな気もするんだけど……。
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職歴
197?年 12月4日[なんたらかんたらとにかく解読不能]
1987年 残留孤児日本人三世として日本へ
    [なんたらかんたら]センターにて日本語を習得
1988年 東京都 区立荒川第十一中学入学
1991年 東京都立[?]ケ丘高校入学
1994年 アメリカへ留学 プリンストン大学入学
    インターンシップとしてホライズンファンドへ
199?年 バーバードビジネススクールにてMBA取得
2000年 アメリカの投資会社ゴールドマスターズ入社
2004年 NYに独立系投資会社としてBWPを設立

資格
経営学修士(MBA)
米国公認フィナンシャルアナリスト(ICFA)

主な投資実績
2004年 (略)
2005年 (略)
2006年 (略)
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ここのところの1994年のところですよ。これが1994年と読み取れるかどうか。いかがでしょうか、青い鷲津政彦持ちの皆様(もちろん、青い鷲津をお持ちでなくとも、「心の目で、こう見えた!」でもかまいません(笑))。

ハゲタカ
ドラマ「ハゲタカ」第1話16分17秒目、芝野が三葉銀行の人事部の古い資料をチェックする場面。鷲津(大森南朋)の経歴書の下左端に家族欄があり、そこに「鷲津文子」(もしかすると「鷲津久子」かも)「母」という文字が読み取れる(ような気がする)のだが、その下にもう1名の名前があるのである。これが一体なんなのか。「鷲津■彦」「弟」、あるいは「鷲津■■」「妹」と読み取れるような気もするのだが、どうでしょう?

ハゲタカ
ドラマ「ハゲタカ」第4話3分31秒目、大空電機の古参役員達が新しくやってきた執行役員の芝野についてあれこれ言っている場面。ここで芝野の履歴書をめくっていて、ほんの一瞬、誕生日らしき数字が見えるのだが、これが「10月15日」に見えるような気がするのだが、もしかして「10月18日」と見えなくもないか?

青い鷲津政彦をお持ちの皆さん、よろしくね♡。ま、この文章をお読みの皆様の、「あーあ、相変わらずどうしようもねーヤツだなあ」という呆れ声が聞こえるような気がするが、そんな事気にしちゃいられないのだーー(←開き直り)。ちなみに、テレビにかじりついてこのチェックをしていた時に、子ども(11歳)に、「お母さんってさー、私に似て細かい所にこだわるよね~」と言われたのだった。おい、そりゃ逆だろ!?(笑)
テーマ:雑記
ジャンル:日記
日本沈没1973
映画「日本沈没」は草なぎ剛版の「日本沈没」じゃなくて、小林桂樹版「日本沈没」が鉄板ですからっ! じゃなくて。

 ・俳優の小林桂樹さん死去 86歳、「社長シリーズ」(朝日新聞)
 ・俳優の小林桂樹さん死去 代表作に「裸の大将」など(北海道新聞)

まあ、もうおトシでしたけんど。

で、「日本沈没」ですよ。お若い方はご存じないでしょうけど、小松左京の原作が1973年に発表された時は空前の大ベストセラーだったんですよ。そんで1973年の12月にお正月映画として公開されたんですが、うちの父親がパニック映画とか怪獣映画とかが好きだったので父親に連れられて見に行った記憶があります。私は「地球最後の日」というジュブナイルSFが大好きで出版社と翻訳者が違う本を、大人向け原作文庫本と洋書版含めて5冊持っているくらいディザスター物が好きなので、多分この時もそういう「地球最後の日」的展開の映画を見るつもりでいたんだと思います。

しかしこの映画のポイントは、沈んでゆく日本のスペクタクル映像ではなく、ましてや主人公・小野寺(藤岡弘)と玲子(いしだあゆみ)のラブストーリーでもなく、日本と言う国が消滅しようとしている空前絶後の危機に対して、日本人を生き残らせようとギりギリまで手を尽くして戦い続けるオッサン達の、実に見応えがあるドラマだったんですよ。私のジジィ萌えはここから始まったといっても過言ではない(←非常にどうでもいい情報)。

日本が沈没するであろうことを発見した田所博士(小林桂樹、当時50歳)の偏屈ジジィっぷりが実にナイスでしたが、このいまだかつてない、最初で最後のトンデモ事態に冷静に対応する山本総理(丹波哲郎、当時51歳)、総理付きの秘書官?中丸忠雄(当時40歳)、学者陣の夏八木勲(当時34歳)、滝田裕介(当時43歳)、中条静夫、二谷英明(竹内均先生もご出演されてましたが、もちろん全く萌えませんでした)、海外との交渉に当たる外交特使に中村伸郎(当時65歳)、日本を陰で動かしている渡老人に島田正吾(当時68歳)、他にもがんばるオヤジ満載な映画で、しかも日本が沈没した後、遠い目をしながら世界各地をさすらう日本人達の映像で終るので、またその世界を放浪する日本人がどうなるのかも気になる映画でした(原作者の構想ではまず沈没した後の世界を漂流する日本人というのがあったらしい)。

そういえば当時、最後の最後、もうこれ以上ここに留まっていては助からないというところで、引きこもっていた田所博士を総理とか主人公とかが助けに来るんですけど(←あんまり覚えてない)、田所博士は日本に残る事を選択するんですよ。たしかここで、田所博士と一緒なら沈んでもいいかも、と思ったんだった(笑)。「JOKER」の伊達さん(堺雅人)に撃たれたいと言っていたNさんを笑える立場じゃなかったよ……(参照:9月16日「ジョーカー 許されざる捜査官 最終回」)。

おっと、「日本沈没」語りが長くなってしまった。真実味がないかもしれないけど、本当に、ご冥福をお祈り致します。
テーマ:日記
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ジョーカー 許されざる捜査官 最終回(9月14日放映)。いやー、あからさまに怪しい人がやっぱり犯人で、しかも最初の数分で告白、もう一人のあからさまに怪しいオーラを撒き散らしていた人は、ぜってーどんでん返しがあるだろうと思ってみていたのに、どんでん返しはありませんでしたーー。「神隠し… 解き明かされる謎 黒幕は? 衝撃の結末」とかいいつつ、衝撃度ナッシング。ちなみに前回の「ジョーカー」がらみのヨタ話はコレ→「7月期ドラマ感想 その2」(2010年9月9日)

私「あんだけ怪しかったのにやっぱり大杉漣が犯人かよー」
派遣のTさん「やっぱりマスターでしたね~」
Nさん「怪し過ぎて意外性がまったくなかったね」
私「てっきり鹿賀丈史が何かやらかすと思ったんだけどなあ」
Nさん「鹿賀丈史は顔が犯人だからね」
私「あれは鹿賀丈史をキャスティングした時点でずるいとも言える」
Nさん「ハハハ」
私「CDを預かると言った時も絶対横取りだと思ったし、杏(宮城役)が誘拐された時も一味だと思ったのにさ」
Nさん「そうそう、あれじゃ普通のいい人だよね」
私「アレ、サブタイトルで解き明かされる謎とか衝撃の結末とか言ってたけどさー、全然衝撃の結末でもないし、謎の解明もしてないじゃん」
Nさん「何もあんなに殺すことはないよね」
私「大杉漣、色々いい訳が長過ぎだよ」
Tさん「でも杏ちゃんの自白剤を打たれた後の演技、結構すごかったですねえ」
私「またさ、国家権力で国土地理院を黙らせて日本地図から島を消してもさ、Google Earthがあるからだめじゃん」
Nさん「そうだよねえ」
私「悪いヤツをみんな殺さずにあの島で飼い殺しにしているとなると、結構莫大な経費もかかっているよね」
Nさん「裏金はそういうところにも使われているってことだよね。いっそ、殺しちゃった方がいいんじゃないの」
私「うひゃー、血で血を洗う凄惨なストーリーになっちゃうなあ」
Tさん「あれ、絶対続編やりますよね」
Nさん「だって、鹿賀丈史もジョーカーの仕事引き受けちゃってるし」
Tさん「また堺さん、見れますかねえ~」
私「そういや、子ども(11歳)がさ、いつもは怖いからって「ジョーカー」見てなかったのよ。でも昨日は私が結構真剣に見ていたせいか、初めてチラッと見たみたいなんだけど、堺雅人を見て「この人何!?」って言ったのよ」
Tさん「え~、どういうことですか?」
私「この人何って、何よ?って聞いたらさ、この人の顔、演技なの?地なの!?って」
Tさん「え~~そ、それは~(笑)」
Nさん「わかる。堺雅人の顔って変だよね」
私「笑っているんだか泣いているんだか」
Tさん「堺さんはあの笑顔がポイントじゃないですか~」
Nさん「不思議な笑顔なんだよね。口元よりも目が笑っているというか」
私「そういえばNさんはキャラの伊達が好きなのか堺雅人が好きなのか、判明したの?」
Nさん「いや、まだわからないから他の映画も見てみようと思ってSちゃん(練馬のS嬢)に聞いてみたら、「南極料理人」をお勧めされたのよ」
私「あー、「南極料理人」なら「ジョーカー」とは対照的な作品だもんね」
Tさん「そうですね~、「南極料理人」はいいですね」
私「ま、「クヒオ大佐」もある意味、対照的かもしれんが」
Nさん「でもさ、ラストで堺雅人がこっちに向かってピストルを撃ったじゃない? 子ども(12歳)と二人でやられた~といいながら倒れて遊んでたんだけど、堺雅人なら撃たれてみたいかも、と思っちゃった」
私、Tさん「えーーーーーーー!」
Tさん「私は堺さんの拳銃になりたい、と思いました」
私、Nさん「えーーーーーーー!」
Tさん「だって、いつもでも握りしめててくれるじゃないですか~」
私「そんな、しょっちゅう撃ってる訳じゃないし」
Nさん「あの拳銃のタマになって込めてもらいたいとかいうのでもないんだ」
私「……」

いやあ、愛の形は様々。
まだクランクアップしてなかったんかい、と思っちゃいましたけどね。

 NHK「龍馬伝」新たな出演者発表!

「ハゲタカ」キャストから飯島さん(中尾彬)登場。そして大久保利通はもう出ないのかと思ったらなんとミッチー(及川光博)に。「篤姫」では「龍馬伝」で近藤勇をやっている原田泰造でしたけんどね。

じゃ、この調子で最終回までに村田さん(嶋田久作)と芝野さん(柴田恭兵)にも出ていただきましょうよ、大友さん。芝野さん、違う、柴田恭兵は龍馬の最後に駆けつける田中光顕役とかどう?とか思ったけど、この時の田中光顕って24歳だから問題外かー。じゃ、田中光顕は若槻くん(野村修一)か守山(高良健吾)あたりにやってもらって、年齢的に三岡八郎(由利公正)とかどうでしょう? 坂本龍馬の死の直前に会った人物だし、明治政府では金融財政政策担当だったしー。では村田さんは坂本龍馬暗殺実行犯あたりで(←ヒドイ)。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
龍馬伝 第37回
龍馬(福山雅治)だって「時がない。急がんといかん」って言っていたのにさー、なんでここでお龍(真木よう子)とお元(蒼井優)の三角関係フラグを立てるかなーー(怒)。

[あらすじ]
「寺田屋の襲撃で生死をさまよった龍馬(福山雅治)は、お龍(真木よう子)の看病で動けるようになり、安全な薩摩で療養することになる。そして、お龍に「夫婦になろう」と告げ2人で、薩摩へ向かう。途中、長崎に立ち寄り、亀山社中の仲間やお元(蒼井優)と出会うお龍。今まで知らなかった龍馬の世界を知り不安に思うが、龍馬に「お龍が今は支えだ」と励まされる。龍馬はグラバー邸で、密航しようとする高杉(伊勢谷友介)と会う」(NHK番組表より)。

龍馬伝 第37回(9月12日放映)。昨日の夜、8割方記事を書いたもののあまりにも眠くてPCを放置したままガーーーッと寝ちゃって、朝早めに起きたもんだからそのまま続きを書いてブログ記事の保存ボタンをクリックしたらさ……、全部データが消えちゃったのな。ブログの管理画面がとっくのまにタイムアウトになっていたのに気がつかず保存ボタンを押すとこうなるんですが、テキストファイルでの保存などもまったくしてなかったもんだから、全部パァですよ。まったくこういうものってこまめに保存している時は大丈夫なのに、勢いで書いて全然保存してない時に限ってやっちまうのな。はぁ~……。さ、気を取り直してもう一回、まあざっくり書いてみますよ(遠い目)。

前の記事(9月11日「2010年10月からのTVドラマ」)で「ここまで来たら最後まで見ますよ」とか書いたけど、感覚のズレがどんどん激しくなってきて、今回みたいに見たい部分がほんの一瞬で流されちゃってどうでもいい部分を延々とやられちゃうと見続けるのが本当にしんどいわ~。まあね、なまじっかまだ気持ちが「龍馬伝」に残っているからダメなんだな。これが「チェイス」みたいに斜め上からつっこみまくるという観点で見て「2010年上半期トンデモドラマ大賞決定!」とか断定できるようになったらもっと気楽に見れるんだろうし、あるいは8月末から始まったNHK土曜ドラマファイナルの「チャンス」みたいに、「おまえ、亀治郎の癖に、その台詞を言うかっ!」とネタに出きればまだマシなのかもしれないんだけどなー。

さて、今回は「龍馬の妻」なんだから龍馬とお龍が結婚にいたるまでをじっくり描くのはいいですけど(私は興味ないけど)、政治的背景描写が早回しか!? 30倍速?? っつーくらいあっという間に過ぎていったり、西郷どん(高橋克実)や桂改め木戸さん(谷原章介)、喀血キターーーーーッな高杉晋作(伊勢谷友介)もほんのちょっとだけだったのは非常に残念(それでもこの期に及んでまっっったく出てこない中岡慎太郎(上川隆也)よりはマシだけど)。

で、その30倍速場面ですが、さすが納得力描写(という言葉があるかどうか知らんが)の梶原D、短い時間に歴史的出来事を詰め込む詰め込む。

16:22 長州 山口城
 木戸さんがお殿様の毛利敬親(一岡裕人)に薩長同盟が成立したことを報告
17:00 京 薩摩藩邸
 薩摩藩のガードと三吉さん(筧利夫)と龍馬たちの旅立ち
17:17 京 薩摩藩邸
 西郷どんが「慶喜公(田中哲司)がおる大阪で騒ぎを起こしもんぞ」と宣言
17:34 大阪城
 眉なし(徳川慶喜)の前に市中に出回っているビラの報告をしている手下、「薩摩と長州が手を組んだだの、薩摩の軍艦が下関に入港しただのと町人たちが大騒ぎ-ー」
17:50 長州
 太刀を振って、「長州攻めは、のうなった…」とつぶやく木戸さん
18:10 長崎奉行所
 「薩摩と長州の動きが不穏だとあれほど知らせたのに、もっと確かな動きは掴めなかったのか!」とお元をしかる朝比奈さん(石橋凌)
18:29 大阪城
 ビラを破って悔しそうな顔の眉なしに、「薩長の動きを警告する知らせを、幕府の重臣らは信じようとせんかった」と弥太郎のナレーションが入る
18:35 京 薩摩藩邸
 京を脱出する龍馬たち
18:47 土佐 高知城
 出た、久しぶりの大殿様(近藤正臣)と象ちゃん(後藤象二郎役、青木崇高)、機を見るに敏らしい大殿様は「風向きが変わってきたっちゅうことじゃ」とつぶやく
19:37 土佐 弥太郎と象ちゃん
 龍馬を見くびる象ちゃんに薩長同盟を成立させたのは龍馬であると伝え、くやしがりながらも藩のため日本のために働きたいと訴える弥太郎と、色々思う所ありな象ちゃん
22:23 薩摩の船中の龍馬たち
 船は馬関(長州、現在の山口県下関市)を抜けて長崎に
22:40 長崎
 亀山社中ゴーーーーーール!

6分でこんだけ社会的背景と政治状況を盛り込んでいるんですよ、奥さん。わざわざ馬関を抜けてって言っているのは、多分ここで三吉さんが降りたからと、第4部の第1回が「馬関の奇跡」だからでしょうね。こういう場面はもっとガッツリ見せていただきたいけど、でもこんだけあれよあれよと言う間に描かれちゃっているからこそ、幕末の風雲急を告げる展開ぶりを実感できるといえなくもないかも。

で、まあその肝心の龍馬の結婚ですけどー、今までお龍さんの気持ちについては丁寧に描写してたと思いますけんど、龍馬の気持ちがどうかって、思想信条政治傾向その他含めてきちんと経過を描写してなくて「いよいよ幕府を倒しかからんとならん」とか言っているのと同様に、なんか「夫婦になるがじゃ」もいきなり感があったんですよねー。そりゃここら辺で結婚するという歴史的事実を知っているから、なるほどと思ってみるし、それにまあね、命の恩人に弱っている時にあんなにかいがいしく介護されちゃあ(違)、そりゃまあ心も動くっつーもんですけど、だったらもっと龍馬の心情もちゃんと描いてくださいよ。なんか常に龍馬の行動には心の動きがなくて結論ありきだし、台詞でそれらしい文言があっても全然実になってない感じがするんだよなあ。あ、そうそう、龍馬とお龍のあのくんずほぐれつな盟約書の裏書き場面ですけんど、なんで文机や脇息(よく時代劇でお殿様がもたれかかっている枕付きの台ね)を使わんのかと思ったぜよ。床に置いて書くことないじゃーん(ま、この「龍馬伝」でそんなこと言ってたらキリがないけどさ)。

そしてお元とお龍の三角関係フラグ以上に「はぁあ?」だったのは、龍馬が結婚したと言うニュースに憤慨する陸奥陽之助(平岡祐太)ですよ。なんだこりゃ、「俺の龍馬さんをとった憎い女」って感じ? もしかして歴史的事実でそういう描写があるのかと思ってWikipediaを見てみたら(Wikiだから話半分だとしても)、お龍はどうやら亀山社中(海援隊)の連中には非常に嫌われていたみたいですね。でも陸奥ひとりが噛み付いているもんだから非常に浮いています。

今週の高杉さん。「時がない。急がんといかん」と実感しているのは高杉さんの方ですよねえ。退場も近いのね。

そして来週はいよいよ第3部最終回(はえーなー)、龍馬とお龍の新婚旅行スペシャル(違)&幕府反撃スペシャル?で高笑いする眉なし(徳川慶喜)の逆襲が見られるんでしょうか。ま、次回の演出は渡辺さんですけどね。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
クレイジーキャッツ
私の好きな、クレイジーキャッツのメンバーがまた一人。

 クレージーキャッツ・俳優の谷啓さん死去 78歳(朝日新聞)

植木等とハナ肇以外にあとどなたが亡くなっていたんだっけ? などと不謹慎な検索をしてみたり。

1993年9月10日 ハナ肇死去
1994年6月22日 石橋エータロー死去
1996年11月5日 安田伸死去
2007年3月27日 植木等死去
2010年9月11日 谷啓死去

犬塚弘さんと桜井センリさんがご健在で何より。そりゃ皆さん、おトシですけど(そしていくら私でもクレイジー全盛時代(昭和30年代)の記憶はないですけど)、寂しい限りです。ご冥福をお祈り致します。
テーマ:日記
ジャンル:日記
変だなあ、ついこの間「2010年1月からのTVドラマ」を書いたばかりのような気がするのに、もう10月かよ!

10月11日、TBS月8「水戸黄門 第42部」(出演・里見浩太朗、東幹久、的場浩司、雛形あきこ、内藤剛志、林家三平)。第42部だって。公式サイトの「水戸黄門」というロゴの下に数字がズラーーーッとならんでいるので、放送日程か何かか?と思ってよく見たら、水戸黄門第1部から第41部までのウェブページだったよ! しかし随分とみないでいるうちにいつのまにやら助さん格さんが東幹久と的場浩司で、風車の弥七が内藤剛志に、お色気担当が雛形あきこ、うっかり八兵衛が林家三平という、あれ? 水戸黄門ってバラエティだったっけ? な布陣に。

10月、フジ月9「流れ星」(P・中野利幸、演出・宮本理江子、出演・竹野内豊、上戸彩、松田翔太、北乃きい)。「10月期の月9は、秋の夜長にふさわしく、泣ける純愛ストーリー。人生に絶望した男女が偶然に出会い、さまざまな困難を乗り越え、「本当の愛」を真正面から問いかける切ない姿を描く。竹野内が演じるのは、誰からも慕われる水族館の飼育員、健吾。一見、平凡だが、すべてを犠牲にしても守りたい秘密を抱えている主人公だ。自殺しようとしたヒロインを引き止め、利害関係から契約結婚を申し込むが、彼女との真実の愛に目覚めた瞬間、自分が犯してしまった現実に苦しみ、究極の純愛に翻弄(ほんろう)される」(サンケイスポーツより)。演出は「きらきらひかる」「タブロイド」「拝啓、父上様」「風のガーデン」の宮本理江子。このサンスポの紹介文のラスト、「演技派の2人がつむぐ泣ける純愛が月9の名作となるか、注目だ」って書いてあるんですよ。上戸彩、演技派だったんだ……知らなかったよ。しかし月9、ホントッに、興味ないわー。

10月18日、テレビ東京月10「モリのアサガオ」(原作・郷田マモラ、脚本・羽原大介、旺季志ずか、P・森田昇、演出・佐々木章光、古厩智之、出演・伊藤淳史、ARATA、香椎由宇、柄本明、温水洋一、中村獅童、六平直政、大杉漣、ベンガル、塩見三省)。「新人刑務官である及川直樹は、死刑囚舎房に配属される。深く反省している者や無気力な者、自らの罪を罪と思わない者など死刑囚の性質も様々であった。そんな彼らと接していく中で、直樹は死刑制度の是非について深く考えるようになる。それとともに、死刑囚・渡瀬満との心の交流を深めていく」(Wikipediaより)。これねえ、原作が面白そうなんで読んでみたいと思いつつ、あの独特な絵柄にちょっと手が出ないままでした。しかし、死刑囚役にあの「チェイス」のあのARATAですよ。そして脇の悪人たちの手堅いこと、これはちょっと楽しみかも。なお、脇の皆さん、全員囚人役かと思ったら(笑)、塩見三省とベンガルは刑務官だし、大杉漣は主人公の父親役でした。

10月19日、フジ火9 「フリーター、家を買う。」(原作・有川浩、脚本・橋部敦子、P・橋本芙美、演出・河野圭太、出演・二宮和也、香里奈、井川遥、大友康平、鷲尾真知子、半海一晃、浅野温子、竹中直人他)。「わずか3カ月で会社を辞め、その気になればいつでも働けるという考えのままだらしない生活を送っていた武誠治(二宮さん)は、ある日、母・寿美子が重度のうつ病にかかっていることを知る。企業戦士だった父・誠一は、事実を受け止めきれず家から逃避、母の唯一の理解者だった姉・亜矢子も、結婚して家を出ていた。誠治は、過酷な現実から就職活動を再開するものの、失敗続き。仕方なく土木工事現場でアルバイトを始めた誠治は、そこで目標に向かって明るくたくましく働く千葉真奈美(香里奈さん)らに出会う。働くことの意味に気付いた誠治は、家族のために家を買うことを目標に、再出発のスタートを切る……という社会派ホームドラマ」(毎日新聞より)。脚本は「僕の生きる道」「Around40~注文の多いオンナたち~」「不毛地帯」の橋部敦子、演出は「古畑任三郎」「わが家の歴史」の河野圭太。二宮のドラマはあんまりハズレはないと思うけど、物語には心惹かれないなあ。

10月12日、NHK火10「セカンド・バージン」(脚本・大石静、P・田村文孝、演出・黒崎博、柳川強、出演・鈴木京香、深田恭子、小木茂光、石田太郎、朝加真由美、布施明、段田安則、草笛光子)。「鈴木京香が年下の男性と不倫関係に陥るヒロインを演じる、NHKドラマ10「セカンドバージン」が10月12日(火曜後10・0)からスタートする。大石静の書き下ろしで、40代女性の危険で切ないラブストーリーが展開する。敏腕編集者のるい(鈴木)は、あるワイン会で17歳年下の男性・行(こう、長谷川博己)と知り合う。彼は日本の金融市場を改革しようと、エリート官僚の座を捨てて証券会社を創設した野心家だった。そのアプローチに戸惑いつつも、るいは行に心引かれていくが、彼には資産家の娘である万理江(深田恭子)という妻がいた」(TV GUIDEより)。NHKのドラマはなるべく応援したいとは思っているけど……京香様の不倫物、心惹かれないわ。

10月12日、フジ火10「ギルティ 悪魔と契約した女」(P・吉條英希、稲田秀樹、演出・小林義則、出演・菅野美穂、玉木宏、吉瀬美智子、水上剣星、吉田鋼太郎、唐沢寿明)。「15年前に起こった悲劇の謎を探り、罪を犯した人間たちに復讐を遂げるために、ひとりの女が動き出す。ほんの些細なことだけで人の生活は無惨にも壊れていく…、女はそれを次々と実証していきます。復讐こそが生きる意味となった女と、生きる意味そのものを見失った男。そして、そこに絡むクセのある怪しい男女たち。それぞれの想いが交差し、やがて驚愕の真実へと辿りつく愛とミステリーの誕生です」(とれたてフジテレビより)。なんとなくパス。

10月12日、TBS火深夜「闇金ウシジマくん」(原作・真鍋昌平、脚本・福間正浩、山口雅俊、P・山口雅俊他、演出・山口雅俊、川村泰祐、出演・山田孝之、片瀬那奈、崎本大海、やべきょうすけ、横山美雪、希崎ジェシカ、かすみりさ、西條るり、徳井優)。「「闇金ウシジマくん」は金貸しを主役に、借金で身を滅ぼす人々を描いたヒューマンドラマ。非合法な商売など社会のダークサイドをリアルに描き、時代の空気とマッチした内容で人気を集めている」(コミックナタリーより)。とりあえず「MW」ではまんまるだった山田孝之がこのドラマでは痩せてるなと思いました。

10月5日、TBS火深夜「クロヒョウ 龍が如く新章」(脚本・八津弘幸、谷村典子、P・名越稔洋、演出・六車俊治、村松弘之、出演・斎藤工、石田卓也、石黒英雄、波瑠、西原亜希、魔裟斗、岩城滉一)。「巨大な歓楽街・神室町を舞台に元極道の男が活躍するセガの人気アクションゲーム「龍が如く」の新シリーズ「クロヒョウ 龍が如く新章」がドラマ化され、 10月からTBS・MBS系で放送されることが27日、明らかになった。ゲームの世界観を踏襲しながらもドラマではオリジナルストーリーが展開する。夢も希望も持てずに暴力に対する自信だけで生きてきた若者たちがある事件がきっかけで運命に翻弄されていく姿を描く」(毎日新聞より)。主演は「チェイス」ではおぼっちゃま役だった斎藤工がここでは「喧嘩に明け暮れストリートでは敵なしの不良」だそうですよ。でも深夜なので見ません。

10月20日、テレ朝水9「相棒 season9」(脚本・輿水泰弘他、P・松本基弘他、演出・和泉聖治他、出演・水谷豊、及川光博、神保悟志、六角精児他)。「相棒」のtwitterが「相棒なう」で、覗いてみたら「撮影に向かってるなう!」って書いてありましたよ……。でも右京(水谷豊)の相棒がミッチーになってからあんまりいい評判聞かないな。

10月20日、日テレ水10「黄金の豚 会計検査庁会計検査庁 特別調査課」(脚本・吉田智子、P・櫨山裕子他、演出・佐藤東弥、南雲聖一、出演・篠原涼子、岡田将生、大泉洋、桐谷健太、もたいまさこ、生瀬勝久、宇津井健他)。「2010年度の国家予算、92兆円――、その財源は、庶民が汗水たらして働き納めている税金。だがその庶民の汗の結晶を、私利私欲のために騙し取り浪費する者がいる――それは、公僕と言う冠をつけた現代の悪代官たち。彼らは、「国民のため」という偽善の仮面を被り、涼しい顔で税金を食い物にしているのだ。そこに真っ向から挑む一人の女性が誕生する! 税金の不正使用というタブーに挑戦するニュー・ヒロインを描いた、痛快で辛辣な勧善懲悪ドラマです」(番組公式ホームページより)。ウェブページのURLが"buta"という身も蓋もないアドレスなのは置いておいて(笑)、これはなかなか面白そうじゃなかろうか。脚本はともかく(脚本は「キイナ」「働きマン」の吉田智子)演出は「すいか」「ハケンの品格」「マイ★ボス マイ★ヒーロー」の佐藤東弥だし。しかし桐谷健太、スーツ着て眼鏡してたら特別調査課の調査員と言うよりは、「流星の絆」の妄想課長・高山を思い出しちゃいますけどね。

10月14日、テレ朝木8「京都地検の女」(脚本・西岡琢也他、P・井上千尋他、演出・石川一郎他、出演・名取裕子、寺島進、益岡徹、渡辺いっけい、蟹江敬三、有馬稲子)。「事件解決のカギは、主婦の勘! 痛快&ハートフルな女性検事がふたたび!2003年7月に放送を開始した『京都地検の女』は、“主婦の勘”を武器に難事件を解決する女性検事・鶴丸あや(名取裕子)を主人公にした“検察ミステリー”として、シリーズを重ねるたびに好評を獲得してきました。そして、この秋、いよいよ第6シリーズがスタートします! 本シリーズでも、“主婦”ならではの視点から、送致されてきた犯人の心の奥に潜む“真実”を、細やかに解き明かしていく、あや。そんな彼女の活躍を、晩夏~秋に掛けての京都の情緒たっぷりに描き出していきます! 」(番組ホームページより)。まず見ないですけど、脇キャラが渋くてナイス。

10月14日、TBS木9「渡る世間は鬼ばかり 最終シリーズ」(作・橋田壽賀子、P・石井ふく子、演出・清弘誠、荒井光明、山崎統司、出演・泉ピン子、長山藍子、中田喜子、野村真美、藤田朋子、宇津井健)。「TBSではこの秋より、橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』を1年間に渡って放送する。平成2年にスタートしたこのドラマシリーズは21年目、新シリーズが第10作という節目を迎える。視聴者と同じ目線で生きる等身大の家族、岡倉大吉(宇津井健)と5人の娘の暮らしぶりを描きながら、人と人が向き合う姿や家庭の温かさなどを伝え、ホームドラマの王道を貫いてきた同ドラマだが、新シリーズでも家の中で起きる様々な問題、社会との関わりから恋の行方まで、ますますパワーアップしたストーリーを存分に楽しんでいただく」(番組ホームページより)。「鬼」「最終シリーズ」という単語がすっごく攻撃力高そう。見ないけど。

10月21日、テレ朝木9「ナサケの女~国税局査察官~」(脚本・中園ミホ、P・内山聖子、木内麻由美、演出・松田秀知、田村直己、出演・米倉涼子)。「米倉の役どころは、東京国税局査察部の内偵班に所属する敏腕査察官の松平松子。内偵班は、脱税の実態解明に当たる査察部の中でも情報収集に特化した部隊で、情報の「情」の一字を取って“ナサケ”と呼ばれている。だが、松子の仕事に情け容赦は一切なく、大胆な変装や、時には女の武器を駆使して徹底的に証拠を追及する。ドラマでは、松子と悪質な脱税者との頭脳戦が、コミカルかつシリアスに展開する」(TV GUIDEより)。日テレが会計検査庁ならテレ朝は国税局査察官!? みんな、もしかして「チェイス」にハマっていたのか?

10月14日、フジ木10「医龍 Team、Medical Dragon3」(原案・永井明、原作・乃木坂太郎、脚本・林宏司、P・渡辺恒也、演出・水田成英、葉山浩樹、出演・坂口憲二、稲森いずみ、小池徹平、阿部サダヲ、北村一輝、谷村美月、遠藤憲一、池田鉄洋、佐々木蔵之介、夏木マリ、岸部一徳)。「病院経営の合理化や、メディカル・ツーリズムといった日本医療界の最新トピックスを交え、さらには、米国での保険制度改革に象徴される世界規模での医療の動向の中で、朝田龍太郎と「チーム・ドラゴン」の面々が、何を目指し、何と戦っていくのかを描いてゆく。また、今回のシリーズから、遠藤憲一と谷村美月がレギュラー出演することも決定。遠藤は、坂口憲二演じる外科医・朝田龍太郎の前に現れる最大かつ最強のライバルであり、今作のキーパーソンとなる内科医、という重要な役どころ。谷村は胸部心臓外科に入局するが、全くやる気がなく、朝田、加藤(稲森いずみ)、伊集院(小池徹平)らに対しことごとく反発するものの、彼らの仕事にかける情熱に心を打たれ、徐々に心を開いていく新人研修医という難しい役どころに挑戦する。もちろん、阿部サダヲ、池田鉄洋、佐々木蔵之介、夏木マリ、岸部一徳ほか、懐かしいオリジナルメンバーも再集結だ」(とれたてフジテレビより)。これは見ますよ。「医龍1」も「医龍2」も面白かったしね、脚本はなんといっても「ハゲタカ」の林さんだし、またキャストが魅力的なオヤジ揃いの上にエンケンが新登場(あ、もちろん夏木マリもオヤジ枠ですから(笑))、そしてしゃべらなきゃいい坂口憲二がこのドラマではあまりしゃべらないのがいいです(←ひどい言いよう)。

10月7日、日テレ木深夜「FACE MAKER」(脚本・荒井修子、P・堀口良則他、演出・植田尚、出演・永井大、日向千歩)。「日本テレビ系では、永井大がミステリアスな天才美容整形外科医・霧島瞬に扮(ふん)する「FACE MAKER」を10月7日(木曜後11・58=読売テレビ制作)からスタートさせる。医師役初挑戦の永井は「クールな役柄なので、新たな自分を見せられると思っています。自分の代表作にしたいですね」と気合十分だ。ドラマは、理想の人生を歩むため、霧島の元で全く新しい顔を手に入れた患者のその後を描くサスペンス。患者は報酬として、今までの自分の顔を霧島に渡さなければならないため、自分の顔をした誰かが患者の前に現れ、想定外の結末が訪れる。その“ラスト5分の大ドンデン返し”が最大の見どころで、永井自身も「非常に深みがあり、自分の人生についても考えさせられそう」と楽しみにしている」(TV GUIDEより)。脚本は「パパとムスメの7日間」「モンスターペアレント」「エンゼルバンク~転職代理人」の荒井修子、演出は「結婚できない男」「白い春」「まっすぐな男」の植田尚。でも深夜だし主演が永井大なので見ません。

10月22日、テレ朝金9「検事・鬼島平八郎」(原作・鍋島雅治、池辺かつみ「東京地検特捜部長 鬼島平八郎」、P・安井一成、出演・濱田雅功、内田有紀、西山茉希、濱田岳、松重豊、西村雅彦他)。「浜田さんが演じるのは、44歳にして新人という異色の経歴を持つ、とある地方検察庁の検事・鬼島平八郎(おにじま・へいはちろう)。豊富な社会経験に裏付けられた「庶民感覚」を持ち、難しい法律よりも自分の感覚を信じて、正しいと思うことを押し通し、大人の事情や理不尽な圧力には決して屈しない。時に「司法の常識」とのズレが生じ、検察庁内で摩擦を引き起こしながらも、感覚的に納得いかないことにとことんこだわり、真実を追究するうちに、事件を解決に導いてしまう。そして、小さな横領事件が発端となり、“落ちこぼれ”といわれていた地方の検事たちが、談合や裏献金、贈収賄といった巨悪がひた隠す事件の解決に挑んでいき、最後には日本の政権政党の大物政治家と戦うことになる」(毎日新聞より)。こういってはなんだけど、ハマちゃんじゃなければ見たかも。

10月8日、TBS金10「SPEC~警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿~」(脚本・西荻弓絵、P・植田博樹、演出・堤幸彦、加藤新、今井夏木、金子文紀、出演・戸田恵梨香、加瀬亮、田中哲司、徳井優、城田優、安田顕、椎名桔平、竜雷太他)。「世の中には、通常の人間の能力や常識では計り知れない特殊能力(スペック)を持った人間が潜んでいる。例えば、異常に感覚が進化した人間、異常な運動能力を隠し持っている人間、異常に優れた頭脳を持っている人間。もし、そのうちの何パーセントかの特殊能力者が、その能力を悪用しているとしたら…。特殊な能力で、他人の命や財産、果ては社会的地位、もしくは、政権を狙いだしたとしたら…。そして、そのことに、すでに各国の政府は気づいていて、水面下ではすでに、暗闘が繰り広げられているとしたら…。このドラマは、凡人にはない特殊能力、「SPEC」を持っている犯罪者に立ち向かう、若き刑事たちの物語である」(番組ホームページより)。このドラマ自体に特に惹かれる物はないですが、ゲストキャラに上川隆也、タッキー(滝藤賢一)、よっちゃん(岡田義徳)など色々出演されるご様子。

10月15日、テレ朝金11「秘密」(原作・東野圭吾、脚本・吉田紀子、P・中川慎子、太田雅晴、演出・唐木希浩、高橋伸之、出演・志田未来、佐々木蔵之介、本仮屋ユイカ、升毅、林丹丹、吹越満 石田ひかり他)。「物語はごく平凡な3人家族である杉田家を突然襲った“悲劇”から幕を開ける。妻と娘を乗せたバスが崖から転落。妻は死亡し、娘は奇跡的に助かるが、そのとき誰もが想像すらしなかった事態が起こっていた。助かった娘の体には妻の魂が宿っていたのだ! その日から、一家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まる――。連続ドラマ化するにあたって、この珠玉の名作により深く、より丁寧にアプローチ。原作本来のミステリーの縦軸はもちろん、全編に散りばめられた家族愛と夫婦愛の軌跡を余すところなく映像化する」(番組ホームページより)。最近色々と根性がなさすぎなので多分パス。

10月8日、 TBS金深夜「クローンベイビー」(脚本・中山智博他、P・伊與田英徳他、演出・川嶋龍太郎、岡本伸吾、出演・市川知宏、松坂桃李、滝裕可里、山崎賢人、菊田大輔、稲葉友、稲葉友、菊池亜希子、未来穂香、牧田哲也)。「「自分と同じ人間は2人もいらないー」“オンリー・ワン”を求め、引き寄せあうクローンたちによって繰り広げられる究極の「イスとりゲーム」は、クローンたちの周りにいる人々をも巻き込み、さらに加速していくー。そして、ゲームが終焉を迎えたとき、そこには予測不能な結末がー!? 「用意されたイスはひとつしかない…」そのたったひとつの“イス”に座るのは果たして誰なのか!?その結末に隠された衝撃の真実とは? 果たして、誰がホンモノで誰がニセモノなのか…。禁断の「イスとりゲーム」が今、幕を開けるー」(番組ホームページより)。オーディションによって選ばれた新人さんばかりっつーことで、全然知らない若者だらけのドラマ、私のようなおばさんはお呼びでないです。

10月8日、テレビ東京金深夜「嬢王3~Special、Edition~」(原作・倉科遼、紅林直、脚本・遠藤彩見、P・阿部真士、演出・佐藤源太、松木創、出演・原幹恵、渡部豪太、金剛地武志他)。「テレビ東京系では、キャバクラで働く女性たちの哀歓を描くシリーズの第3弾「嬢王3~Special Edition~」を10月8日(金曜深夜0・ 12)からスタートさせる(テレビ大阪は11日から月曜深夜0・12)。昨年に放送された「嬢王Virgin」の続編で、原幹恵が再びヒロインの杏藤舞を演じる。前2作とは異なり、今回は原作漫画から発展したオリジナルのストーリーが展開する。平成生まれのキャバクラ嬢ナンバーワンの座を競う「嬢王GP2nd」の閉幕から数カ月後、夜の世界を去っていた舞がアクシデントに巻き込まれて多額の借金を背負い、キャバ嬢に復帰。売り上げのためなら手段を選ばないキャバクラ「ゴッデス」で働き始めた舞が、ライバルたちと新たな闘いを繰り広げる」(TV GUIDEより)。パス。

……あれ? NHK土曜9時ドラマ枠は!? 「ザテレビジョン」4週間分の新ドラマ特集ページをチェックしても、土曜日のドラマ紹介欄には日テレの「Q10」とNHK7時の時代劇枠ドラマしか載ってないんですけど!?

10月16日、日テレ土9「Q10(キュート)」(脚本・木皿泉、P・河野英裕、演出・狩山俊輔、出演・佐藤健、前田敦子、田中裕二、光石研、白石加代子、小野武彦、薬師丸ひろ子)。「だらだらした日常に、突然キラキラしたものがあらわれる。僕たちは、それをつかむのに、いつも必死で、もしそいつを、一瞬だけでもつかまえることができたなら、また、どうでもいい教室に戻って行けるのに。僕が恋した転校生は、ロボットだった――。平凡で臆病で、人生をあきらめかけた青年が、転校生のロボット・Q10(キュート)に恋をした!2人(?)の恋に成就はあるのか??どんな未来が待ち受けるのか―!?そして、二次元愛するオタク男子、コンプレックスだらけの優等生、孤独な貧乏学生、赤髪バンド少女、病気を抱えた落第生、など個性あふれるクラスメイト、さらに、婚活中の担任教師、仕事に生きる女教授、学費滞納の親、病気の息子を持つ家族、etcが、入り乱れ、様々な「愛と友情と生き方」を描く、涙と笑いの物語です」(番組ホームページより)。こ、これは……脚本が「すいか」「野ブタ。をプロデュース」の木皿泉、Pが「野ブタ。をプロデュース」「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」の河野英裕(ま、「銭ゲバ」とか「1ポンドの福音」とかもあるけど)というだけでもつかみはOKなのに、「龍馬伝」で株価急上昇の佐藤健主演に脇が光石研と白石加代子(よっちゃん(岡田義徳)がいるともっとよかったけど)、これはとりあえず見ますよ。前田敦子には何の興味もないが、子ども(11歳)が今AKB48にハマッているので彼女も多分みるであろう。

9月26日、NHK日8「龍馬伝 第4部」(脚本・福田靖、P・鈴木圭他、演出・大友啓史他、出演・福山雅治他)。第4部開始に当ってはあの鈴木CPがまたなんかごたくを並べるんでしょうけど、まーねー、ここまで来たら最後まで見ますよ、最終回には以蔵(佐藤健)や半平太さん(大森南朋)、収二郎(宮迫博之)や長次郎(大泉洋)も回想シーンで出るだろうしねー。しかしこの間の「寺田屋騒動」みたいに龍馬(福山雅治)の瀕死シーンをあんなにダラダラとやらないで欲しい。人間描写が格段に、想像を絶するレベルで弱いんだし、新撰組の追跡劇や、第3部オープニングの時の西郷どん(高橋克実)と高杉晋作(伊勢谷友介)の対決シーン、そして今回の寺田屋騒動みたいな大立ち回り場面の方がずっと見応えがあって面白いんだから、もう開き直ってそういうところをガッツリ描いて下さいよ。

12月5日、NHK日8「坂の上の雲 第2部」(原作・司馬遼太郎、脚本・野沢尚他、P・菅康弘他、演出・柴田岳志他、出演・本木雅弘、阿部寛、香川照之他)。「日本が近代国家へと歩み始めた明治時代、伊予国・松山に3人の男がいた。後に参謀として日本海海戦の勝利に貢献する秋山真之、その兄で日本騎兵の父となる好古、俳句・短歌の中興の祖となった正岡子規。彼らはただ前のみを見つめ、明治と言う時代の坂を上ってゆく」(Wikipediaより)。第1部見てないけど、オンデマンド登録したことだし、とりあえず見てみようかしら。

10月17日、TBS日9「獣医ドリトル」(原作・夏緑、ちくやまきよし、脚本・橋本裕志、P・瀬戸口克陽、演出・石井康晴、出演・小栗旬、井上真央、成宮寛貴、國村隼、石坂浩二)。「物語は、「獣医はビジネス」が口癖で口が汚く金と飼い主に厳しい、悪徳敏腕獣医と評判の鳥取健一(通称・ドリトル)が、飼い主の知識や注意が足りず、病気やケガに遭いながら苦しみを伝えられない“声なき動物たち”を救うだけでなく、問題を抱えた飼い主の心までをも華麗に治療していく感動作となっている。動物たちと獣医という仕事を通して命の大切さを問いながら、登場人物それぞれが抱えている問題、悩み、葛藤を浮き彫りにしていく感動の人間ドラマが毎回楽しめる内容になっている」(番組ホームページより)。タイトルがちょっとなんだけど意味は「動物のお医者さん」ですよね。脚本は「華麗なる一族」「官僚たちの夏」の演出が橋本裕志、「流星の絆」や「新参者」の石井康晴、Pは「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「スマイル」「花より男子」の瀬戸口克陽……期待できるのかできないのか色々ビミョーだけど、"口が汚く金には厳しい悪徳獣医と評判の主人公・ドリトル役"に小栗旬、"ドリトルと出会った事で人生に大きな変化を迎える・多島あすか役"に井上真央、"ドリトルの心優しきライバル獣医・花菱優役"に成宮寛貴……嫌いなメンバーじゃないしなあ。

10月17日、フジ日9「パーフェクト・リポート」(脚本・酒井雅秋、浜田秀哉、P・太田大、森安彩、江森浩子、演出・石川淳一、岩田和行、出演・松雪泰子、小出恵介、相武紗季、要潤、小日向文世他)。「『パーフェクト・リポート』は、テレビ局の報道記者たちの現場をリアルに描く、大人のエンターテインメント。落ちこぼれのレッテルを貼られた記者たちが、第一報の裏に隠された「真実」を追い求め、一致団結して再起を図るストーリーで、事件や事故、さまざまな社会問題と向き合い、いろいろな思いを抱えながら取材に奮闘するチームの姿を描いていく」(とれたてフジテレビより)。TBSの裏に新たにフジがぶつけてきたドラマ枠、メンバーは手堅いしテーマも面白そう。でも裏のTBSもメンバーとスタッフは手堅い。まったく、もう1時間ずらしてくれればいいのにー。

10月10日、テレ朝日11「霊能力者 小田霧響子の嘘」(原作・甲斐谷忍、脚本・渡辺雄介、P・関拓也、井上竜太、演出・常廣丈太、出演・石原さとみ、谷原章介、大島優子)。「『霊能力者 小田霧響子』は、幽霊・心霊写真・ポルターガイストなど、人知を超えた超常現象や、それらに端を発した怪奇事件の謎を解き明かすとともに、事件の裏側に隠された衝撃の真実を暴く、スケール感溢れるミステリードラマだ。しかも通常のミステリーと一味違うのは、探偵役の霊能力者が、実は“ニセモノ”だということ!?」(番組ホームページより)。なんとなくかすかに「TRICK」臭が。

9月26日、NHK日11「蒼穹の昴」(原作・浅田次郎、脚本・楊海薇、監督・汪俊、出演・田中裕子、余少群、張博、殷桃、小澤征悦、平田満他。「ドラマ化は不可能と言われていた歴史小説が、日中共同制作で遂にドラマ化されました。舞台は、日本の明治30年頃の中国・清朝。「中国三大悪女の一人」とまで言われた西太后に新たな眼差しを向け、彼女を中心に、三人の若者が繰り広げる壮大な歴史大河ドラマです。原作は浅田次郎さん。浅田さんがライフワークとしている清朝末期以降の中国を舞台にした歴史小説シリーズの記念碑的第一作です。 浅田さんは以後、「珍妃の井戸」、「中原の虹」と発表し続け、シリーズ累計300万部を誇る大ベストセラーとなっています。浅田次郎さんが描く新しい西太后像をドラマで結実させようとキャスティングされたのが、日本の女優、田中裕子さんです。日中共同制作のシンボルとして、また、NHKドラマ「おしん」によって中国でも有名な女優の出演に、中国でも大いに話題となっています。今までとは違う、人間・西太后を見事に演じきっています」(番組ホームページより)。お話は面白そうだし、田中裕子が西太后役ってえのにも心惹かれるんだけど、見る根性がない。

と言う訳で、とりあえず見そうなのは木10「医龍 Team、Medical Dragon3」と土9「Q10(キュート)」、様子見で月10「モリのアサガオ」、第1回目は見てみるかもしれないのは水10「黄金の豚」、火9「フリーター、家を買う。」日9「パーフェクト・リポート」、日9「獣医ドリトル」、宿題として見続ける(はい!?)のが日8「龍馬伝」というところでしょうか。でも秋期は仕事が忙しい上に、今度こそ同人誌の原稿を描かなきゃならないからほとんど挫折する鴨。
参照:
2010年6月16日「2010年7月からのTVドラマ
2010年3月19日「2010年4月からのTVドラマ
2009年12月24日「2010年1月からのTVドラマ
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
大分、涼しくなってまいりましたが、それでも東京の夏が超苦手な私にとってはまだまだ夏でございます。子どもは「9月に入ったら、もう秋だから!」と勝手に宣言しているが。さて、会社での昼飯時の話だが。

派遣のTさん(7月28日「布教活動は成功したのか、失敗したのかーーその後」参照)「昨日のアレ、見ました?」
私「もう来週は最終回だね、「ジョーカー」」
Tさん「もう終っちゃうなんて寂しい~~~! もう堺さんが見られないなんて~~。で、誰が犯人だと思います?」
Nさん「まあ、井筒課長(鹿賀丈史)かマスター(大杉漣)のどっちかじゃないの?」
私「君たち、もうひとつの可能性を忘れているんじゃないのかね。堺雅人が犯人というのもアリなんじゃないのか?」
Tさん「えーーー、堺雅人さんは違います! でも来週はどっちが犯人かはっきりしますよね?」
「堺雅人が犯人」「堺雅人は犯人じゃない」と言っている時点で大間違いな私たち。
私「それはなんとも」
Tさん「え? どうしてですか?」
私「だって、「ジョーカー」はフジテレビでしょ? 最終回で中途半端な終り方をして、続きは映画でってやりかねない」
Tさん「えーーーっ! 「踊る大捜査線」方式ですか!?」
Nさん「「踊る」ってドラマの続きが映画なんだったっけ?」
私「違うよ。「踊る」はドラマ第1シリーズはちゃんと終ってたよ。「SP」とか「アンフェア」方式だよ」
Tさん「あ~~「SP」ですか~~。でも映画化されるほど人気あります? 先週なんかいっぺんに4人も死んだじゃないですか。よっぽど視聴率悪いから殺しまくっちゃったんじゃないかと思ったんですけど」
私「毎回13%から15%はあるから悪くない方だと思うけど。でも先週は4人死んだことよりも、みんな何かっちゃあ倉庫に行くのが気になったよ。お話し合いに行くのにデフォルトが倉庫ってなんだよ」
Nさん「倉庫、危な過ぎだよね(笑)」
Tさん「まあ、とにかく中途半端な終り方はしてほしくないですね~」
Nさん「私、昨日は「ジョーカー」の後、「逃亡弁護士」を見ちゃったよ」
私「えーーー、一体またなんで」
Tさん「面白かったですかあ~?」
Nさん「いや、まあ、上地(雄輔)だしね、子どもがドラマの説明をしてくれたけど、20分程見て変えちゃった」
私「私は昨日はNHKの「10年先も君に恋して」を見たよ」
Tさん「誰が出ているんですか?」
私「上戸彩と内野聖陽」
Nさん「上戸彩かあ」
私「私も上戸彩には拒否反応があったんだけど、ドラマは割と面白かったよ。今期見ているドラマはあと「踊れドクター」と「龍馬伝」だけになっちゃったなあ。「熱海の捜査官」は録画しておいた先々週分と先週分まだ見てないけど、なんかリタイアしそうだし」
Tさん「録画してためちゃうとだめですよね。私、テレビドラマは録画しないでなるべくリアルタイムで見る主義なんです」
私「それは正しいよ……。そういや、もうそろそろ10月期のドラマをチェックしてみるかあ」(参照:6月16日「2010年7月からのTVドラマ」)
Nさん「Kさん(←私のことだ)のドラマチェック、いつも楽しみにしているから、よろしくね」
Tさん「私も楽しみにしています~~。だってドラマの趣味が私とすごくよく似てますよね♡」
私「ははは……」
今の所、「ハゲタカ」と「ジョーカー」だけだがな。

まあ、そんな訳で10月期ドラマをチェックしてみるかあと今日届いた「ザテレビジョン」最新号を開いてみたのだが。そういえば8月29日から始まったNHK土曜ドラマの「チャンス」、見逃した第1話と録画に失敗して見れなかった第2話をやっぱりオンデマンドで見てみるかと思いつつ「ザテレビジョン」のストーリー紹介記事の情報欄を見て超ビックリ。「チャンス 第3回」の演出担当の名前が「堀切園健太郎」と載っていたのである。堀切園健太郎といえばドラマ「ハゲタカ」の第4話と第5話の演出担当をしてらした方ですよ。そして「篤姫」で姫の逆鱗に触れて遠い所に行ってしまわれたものの、去年の「外事警察」でわしら廃人をほれぼれとされせくれたあの堀切園健太郎さんです。こ、これは「チャンス」第3話を楽しむためにやはり第1話と第2話も見なくては。例え亀治郎の自信満々な薄ら笑いにムカついたとしても、だ(笑)。なお、第1話と第2話の演出担当は本木一博さんという方でした。

あ、10月からのNHKの朝ドラ「てっぱん」の演出は井上剛さんでした。ええ、ドラマ「ハゲタカ」第2話と第3話の演出担当の、そして「クライマーズ・ハイ」で大森南朋とまた熱い男のドラマを作りましょうと約束したというあの井上さんです。……でも私は朝ドラは見ないと思うけどさ。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
マンダリンオリエンタル東京+日本銀行 マンダリンオリエンタル東京、そうじ人
遠縁のYさんの結婚が決まったためお誘いをいただいて、YさんとYさんの友人の方と3人で結婚式場で開催されていたブライダルフェアに行ってきました。場所はそう、マンダリンオリエンタル東京……。もちろん会場がマンダリンなのは新郎になられる方のご親族の方が地方からいらっしゃることを考慮されてのことで、けっっっっして他意はございません(笑)。そしてブライダルフェアの時は、映画「ハゲタカ」で使用されたホール(BWPの記者会見場「サンクチュアリ」、アカマ・スタンリー業務提携記者発表会場「ボールルーム」、鷲津ファンドTOB記者会見場「オーク」)の中を見ることができますけど、もちろん今回は結婚式場としての場所選びのお付き合いです。

ここんとこ結婚式の話にはとんとご無沙汰で、来るお知らせといったら葬式ネタばかり、たまに結婚する友人がいてもみんな地味婚ばかりで結婚式場に行くことなどさっぱりないお年頃の私ですが、やはり結婚が決まった女性は輝いていていいですね。結婚式式次第について丁寧に説明してくださるマンダリンのスタッフの説明にも、着々と色々なことが決まっていっている様子が伺えて楽しい面倒くささを満喫されているように見えてよかったです(まあ、私の場合はただひたすら面倒くさいだけだったけどさ)。

マンダリンオリエンタル東京
しかし、マンダリン、結婚式場としても実に優秀。そりゃもちろんお値段も相当なもんでしたがサービスが行き届いていましたよ。色々なプランやサービスがあったようだが、例えば結婚式のリハーサルの時からスタイリストがついて衣装からアクセサリーから花束、メイクからヘアメイクからトータルにアドバイスしてくれたり、式当日も常に花嫁が美しく見えるようスタイリストさん(介添えのおばちゃんではなく)が常についていてくれるそうですよ。中でも特によかったのは結婚写真のアルバムなのだが、これがまた式当日の美しいドキュメンタリーにもなっているようなアルバムで、家族と過ごす新郎新婦の自然な表情や移動やお色直しの合間やちょっと休憩しているときなどのその時にしか見せないほんの一瞬の表情をひろっていたり、あるいはなかなかあり得ない背景(地下鉄駅入口前とか大型金庫の前とか)でモデル写真のようなカットがあったりと、よその人の結婚式のアルバムなど見てもおもしろくもなんともないのだが、これはよかったし面白かったです。また歴史ある三井本館の古い建物や新しい三井タワーの各所を背景にしているので、どのカットも非常に決まっています。アルバムの体裁も古い写真アルバムだったり洋書のような体裁だったりゴージャスな造本だったりと色々(上の写真のコーヒーの上にある洋書の写真集のように見えるのが、ウェディングアルバムのひとつだ)。

マンダリンオリエンタル東京、金庫前
でもまあ、問題は式場自体ですよ、これはまず見てみなくちゃね(笑)。小規模人数のお式でしたらこちらおすすめですというホールや、花嫁控え室、美容室、着替えルームなどを見せてもらい、参考にさせていただきたいのでとお断りしてからあちこちの写真を(アリバイ工作のために?いえいえ、資料写真として)バシバシ写し、途中例の金庫の前を通り過ぎたのでもちろん記念に(何の?)これも撮影。そして新郎親族控え室設定のオークの前に。この部屋はこの古い三井本館の建物の中でも唯一当時の内装のままに残っている部屋ということで、ぜひとも見てみたかったのだが(何せ鷲津ファンドTOB発表会場だし!)、しかしこの日に結婚式をされていた新郎親族の方が使用中ということで、一番肝心の部屋が見れずじまい、残念。

マンダリンオリエンタル東京、ボールルーム
その後、ボールルームを見学、ここは大ホールを通常は二つに分けて使用しているとのことだが、もちろん映画ではフルに使用していたはず。私たちが見学させていただいた時も分けて使用されていたので、今一つホールの大きさの実感が沸かない。

マンダリンオリエンタル東京、サンクチュアリ マンダリンオリエンタル東京、サンクチュアリ
そして映画「ハゲタカ」ではBWPのTOB記者発表会場として使われたチャペル・サンクチュアリの中へ。Yさんの友人と「あのドアから劉たちがバーンと入ってきて」とむふふとする私たち。

マンダリンオリエンタル東京 マンダリン38階からのながめ
懇切丁寧な説明と考え抜かれた至れり尽くせりなサービスに結婚式なんぞ挙げたいと全く思ったことがない私でも「お金があったらマンダリンウェディング、いいかも」とかなり本気で思った次第だ。オーク以外はあらかた見学させていただいたのでお礼を言って撤収、もちろんせっかくここに来たので今回も一旦38階まで行ってみる。スタッフさんの説明では、宿泊客が3階のイベントフロアに行く時は、混雑緩和のためとセキュリティ上の問題から一旦38階に行ってそこから別のエレベータに乗って下のフロアに行くのだと言う。そこでYさんの友人が、「わかりました! 劉はずっと宿泊していた訳ですから一旦38階に行く癖がついていたんですよ、だから守山を連れてシグニチャに行った時も38階で降りたんですよ!」と素晴らしい洞察を披露。なるほど、劉が37階にあるシグネチャに行くためにわざわざエレベータを38階で降りたのは、撮影上、演出上の問題からだけではないと。ふむふむ。

常盤橋 日本パーキングセンター
そして飽きもせずもちろんまたもや劉一華記念公園(笑)へ向かう私たち。

常盤橋公園 常盤橋公園
まだまだ暑い夏の日差しの中で、相も変わらず「ハゲタカ」に思いを馳せるわしら……あ、Yさんは「ハゲタカ」は一度しかみていない、ごく普通のお嬢さんです。Yさん、今回は本当にありがとうございました。ええもん、みせてもらいましたわ~。そしてご結婚、おめでとうございます~。
テーマ:日記
ジャンル:日記
龍馬伝 第36回
最後の「龍馬伝紀行」を見てたら「龍馬が伏見奉行所の役人たちに襲われたのは深夜3時頃でした」とかなんとか言ってて、一緒に見ていた家人が「そりゃ心外だな、奉行所にしてみれば怪しいから業務の一環として捕まえにいっただろうに襲われたなんて」とつぶやいたので、そりゃまあそうだなとか思ったんですけど、それより何より午前3時に襲われたってことはこの時間にお風呂に入っていた訳ですよね、お龍さん(真木よう子)は。いくら船宿だからと言っても遅過ぎじゃね?

[あらすじ]「薩長同盟を成し遂げ、寺田屋に戻った龍馬(福山雅治)から「自分が薩長を結びつけ、日本はこれから大きく変わる」と告げられた弥太郎(香川照之)は土佐へ帰る。幕府は、龍馬が薩長の間に入っていることを察知し、伏見奉行が寺田屋を囲む。それに気づいたお龍(真木よう子)は龍馬に知らせ、龍馬・三吉(筧利夫)と奉行の激闘が始まる。左手を切られた龍馬が寺田屋を抜け出た後、出血で動けなくなったため、三吉は薩摩藩邸へ走る」(NHK番組表より)。

龍馬伝 第36回(9月5日放映)。いやー、先週の弥太郎(香川照之)の救出劇、ありゃ一体何だよとか文句言っていた訳ですが、はあ~なるほどね~、第4部の坂本龍馬(福山雅治)と後藤象二郎(青木崇高)の会談につなぐためのエピソードだったのね~~。ふ~~~~~ん、そうですか~~~。でも象ちゃん、前に弥太郎を使って龍馬を暗殺しようとしたこともあったしね~、もしかして龍馬暗殺犯後藤象二郎説の前フリ!? でもって今週の龍馬と弥太郎の無駄な会話、長過ぎ。その後の寺田屋騒動が面白かっただけに、この前半部分が本当に冗長に感じられましたわ。龍馬の台詞を聞いてて、アンタなんでそんなに国際情勢を把握しているわけ?(国際都市長崎で亀山社中と言う会社を経営して活動してればそりゃ色々わかることもあるだろうけど、そういう描写がないから説得力がねーよ)とか、なんでそんなに先の先を見通せている事になっている訳?とか、今更だけどやっぱり思っちゃうのな。だいたい秘密の会話だったらもう少しひっそりと話せっつーの。龍馬もおしゃべりだということになっている弥太郎にペラペラペラペラ秘密の政治情勢の話をしすぎ。おしゃべりなのはオマエだ!

さて寺田屋騒動(「寺田屋騒動ぜよ」じゃなくてよかったぜよ)。なるほどね、龍馬はお龍が知らせにくる以前に危機に気がついていたので、お龍が知らせにきた時も彼女の心配をした上で薩摩藩邸に行くように指示する余裕があったっつーわけですね。でも期待の(何の!?)入浴シーンはほんの一瞬だし(やっぱ皆様のNHKの、さすがの家族団らんのゴールデンタイム、天下の大河ドラマだからー?)、もう少し露出があるかと思ったお知らせ場面、袷一枚で飛び出したシーンも短いぞー(オヤジか?)。そしてさっすが人道主義の龍馬さん、ピストルを天井に何発も撃って威嚇し、捕まえにきた役人を人質に取って誰も殺さずに寺田屋から逃亡、ここはさすが大友さん、以蔵(佐藤健)の捕縛場面を思い出しますねー(5月31日「龍馬伝 第22回「龍という女」」)。ま、あんなに破壊されちゃった寺田屋はこれから大変だなーとも思いましたが(笑)。

で、薩摩藩邸に急を知らせるお龍さんの走りもよかったし、逃げる龍馬と三吉さん、追う役人たち、そして狭い路地で立てかけてあった竿竹を駆使して戦う三吉慎蔵(筧利夫)の殺陣が半端なく決まってましたよ! でもさ、龍馬さん、指を切られただけなのにもう本当に死にそうな感じで、歴史上の事実から「指を切られただけ」と知らなかったら、そして「龍馬伝」の残り回数を知らなければ、もしかして来週が最終回??てなぐらいの瀕死っぷり(笑)。そりゃ出血多量ならもちろん死にますけど、あの傷であの瀕死っぷりじゃ近江屋で最後に本当に斬られた時は一体どんなことになるのか楽しみですよ。まーねー、ここで死の影を見たことがのちの龍馬の行動にも関わってくるし結局お龍との結婚に至るんでしょうけどー。

さて来週は高杉晋作(伊勢谷友介)がいよいよ喀血しています! 龍馬の"ソウルメイト"(by鈴木P)だったのに退場近し! そして久しぶりに大殿様(近藤正臣)も登場! だったら久しぶりに中岡慎太郎もオマケ程度には再登場したりする? さらに弥太郎が何かに目覚めて叫んでます。……でもきっと養生する龍馬と看病するお龍のシーンがメインなんだろーなーー。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
龍馬伝 第35回
今回の「龍馬伝」、思わず「おおっ、キターーーッ!」とつぶやいてしまったのは、次回予告のお龍(真木よう子)の入浴シーンだった私って……どうなんでしょうか。

[あらすじ]
「長府藩士・三吉(筧利夫)と京に着いた龍馬(福山雅治)は、薩長の動きを探る幕府方のために薩摩藩邸に入れずにいた。一方、薩摩藩と単身交渉に臨む、桂改め木戸(谷原章介)は「龍馬がいなければ話を始めない」と言い、西郷(高橋克実)と「龍馬こそ信じられる男」と確認する。同じころ薩摩を探りに京へ来た弥太郎(香川照之)は、新選組に捕まり拷問を受けていた。新選組や伏見奉行が龍馬を追う中、龍馬はついに薩長同盟を結ぶ」(NHK番組表より)

龍馬伝 第35回(8月29日放映)。うーん、脱藩して、よかとですか?(泣)なんかいまだかつてなく、まったく心に残らなくて我ながらビックリなんですけど。あんまりにも色々通り過ぎていっちゃうのでせめてもう一度見て確認しようかと思いましたが……もう、そんな気力もヒマもねえ。

今回は幕末の大事件、薩長同盟じゃなかったんですか? なのに弥太郎(香川照之)のお笑いパートがメインってどういうこと? 背後にいるのは坂本龍馬(福山雅治)だということを幕府サイドにお知らせするためのエピソードになっているんでしょうけど、アレ、この長さであんなにダラダラと描く必要ありますかね。そりゃ渡辺さんらしいマンガチックな描写で、ここんとこすっかりなりを潜めていたから「あら渡辺さん、健在ね」とは思いましたけんどね(笑)。

でもって、桂さん改め木戸さん(谷原章介)と西郷どん(高橋克実)が向かい合っている小松帯刀(滝藤賢一……宇宙人……)邸に向かう前の龍馬さんの台詞ですよ。「武市さん(大森南朋)、以蔵(佐藤健)、長次郎(大泉洋)……、みんな行ってくるぜよ」。もう、それは言わんでもええがです。

龍馬が寺田屋を出ようとするあたりのお龍とのやりとりは結構丁寧でしたね。初恋の人・加尾(広末涼子)でもなく、やや憧れポジションに近い佐那(貫地谷しほり)でもなく、ましてや本物の恋愛からは一歩引いた場所にいるお元(蒼井優)でもなく、まさにこれからパートナーになるであろうお龍と、いつ死ぬかわからない(ということになっている)龍馬の描写が少女漫画みたいで。大和和紀の「ヨコハマ物語」や市川ジュンの「陽の末裔」みたいな感じでこの部分の「龍馬伝 少女漫画編」を読んでみたいかもと思いました。

しかしさ、行くと決めたら寄り道しちゃダメだろーーっ! なんでいまさらこの大事な瞬間に、寄り道して新撰組の屯所に行くんでしょうか。「仲間の危機を見過ごすことができない龍馬」&「新撰組がとことん龍馬に目をつけているということを龍馬が身をもって知る」&「近藤勇が報告することで、龍馬という人物が底知れぬ図太さがある謎の浪人であるということを松平容保(長谷川朝晴)が知る(よって寺田屋騒動が勃発)」というフラグなんでしょうけどさー。でも結局、吊るし上げられていた弥太郎は龍馬が助け出すまでもなく道端に投げ出されてこれみよがしに龍馬の前に登場、しかも「新撰組に捕まった~~~」とマンガのような大泣き。渡辺さんのマンガ描写には慣れているとか思ってたけど……今回は流石に、脱力でしたわ……。この弥太郎救出のエピソードを入れることで、(それなりにあった)切迫感と薩長同盟に向かっていた物語のベクトルが台無しになる上に、時間も大幅にロス!

そしてそれなりに期待していた肝心の薩長同盟の場面なんですけど……前半の余計なエピソードのせいでしょうか、なんか重量感がないように思えたんですよ。西郷どんと木戸さんは相変わらずよかったですけどね、龍馬が何言っているんだかさっぱりわかんなかった。密約の第1条から第5条までが具体的な長州サポート大作戦なのはわかりましたけど、その後対等じゃないから受け入れられないという桂改め木戸さんとじゃあどうすりゃいいのさな西郷どんの間を取り持つために新たに提案した第6条の項目、龍馬さんが言っていることがさっっっっぱり理解出来ませんでしたの。亡くなったもの志がどうしたとかこうしたとか言ってた? 訳わかんない。とりあえず結局第6条の「困ったときはお互い様、ヨロシクね!」一個だけでもよかね? とかも思ったんですけど(それを言っちゃあおしまいだけんど)、まだまだ夏の疲れが残っているのかしら、私……。

今、公式サイトをみてみたら、大友さんが「寺田屋は龍馬暗殺へのプレリュード」と語っているようですね。つまり今回のコレもとにかく龍馬暗殺に繋げるための伏線なんでしょうけどさー(そうか?)、でも薩長同盟くらいはもっとガッツリ描写しましょうよー。でもって薩長同盟自体には中岡慎太郎(上川隆也)も重要役割を果たしたはずなのに全く登場しないんですね。そりゃ薩長同盟締結の場には実際にはいなかったそうですけんどせめて手紙とか回想くらいは出してやれ。はっきりいってこの「龍馬伝」の中の中岡慎太郎って刺身のつまか? なんか歴史の教科書に載っているからとりあえず置いておきましたとかって感じもしちゃうんですけど。

大友さんの語りページを見ると寺田屋騒動はおもしろそうですけど、これから最終回(の多分前の回)の「幕末ミステリー2時間スペシャル土佐脱藩浪士連続殺人事件、お龍は見た! 龍馬暗殺の直前に西郷隆盛と木戸孝允がつぶやいた謎の一言とは! 後藤象二郎が謎を追って雪の日本海に…」(←大嘘)に向けてとにかく突っ走るのね~(違)。

今回のお笑いポイント:ラストのおどろおどろしい語りの「すがすがしい朝じゃった」という実にすがすがしくない弥太郎のナレーション。

さて、来週は大友さん演出の寺田屋騒動です。真木よう子のキャッチーな場面の視聴率はどうなることでしょう(←色々間違っちゅう)。
テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ