映画「ハゲタカ」公開4周年記念
(↑2013年6月6日限定、映画「ハゲタカ」公開4周年記念仕様)

2009年6月6日に映画「ハゲタカ」が公開されてからもう4年です。毎年この日は特別な、ハゲタカ仕様のブログにしていますが、今年は何にしようと迷って、やっぱり昨日の夜中にNHKBSPで見た映画「ハゲタカ」のラスト、資本主義の焼け野原を見に行く鷲津かなと思ったけど、それはもう去年やっちゃってたのね。orz そんな訳で今回は非常に地味なトップ画像です。

昨日は久しぶりにテレビ放映の映画「ハゲタカ」を見て(途中からだったけど)、映画館で32回も見て(ハゲタカ映画祭を入れると33回だが←しつこい)なお飽きないって一体なんだろう??としみじみ思いました。いやまあ、そういう作品と出会えたというのは非常に幸せなことですけど。

しかしまあ昨日もテレビの前で絶叫していたけど、「映画館で、上映してくれよ!」。名画座では色んな映画が結構バンバンかかっているというのに、映画「ハゲタカ」は2010年2月のアカデミー賞受賞記念上映以来とんとご無沙汰ですよ。Next HAGETAKAについては去年大友さんから今はその時期ではないというお話を聞いたので(2012年10月20日「生大友Dを見に6 茅ヶ崎で質問攻めのランチ」)気長に待ちますけど、だったらせめてFirst HAGETAKA Movieを映画館で上映して下さい。お願いします!

ハゲタカ公開3周年記念
↑2012年6月6日の弊ブログ。

映画「ハゲタカ」公開2周年記念
↑2011年6月6日の弊ブログ。

2010年6月6日Cafe Tsumire
↑2010年6月6日の弊ブログ。
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先週のNHK朝ドラ「あまちゃん」、天野アキ(能年玲奈)と種市先輩(福士蒼太)の別れの場面が本当にしみじみとよくて、この年代の少年少女のこういう場面を正面からきちんと描いているドラマってちょっとないよなあとか思いました。少女漫画の「君に届け」をこの「あまちゃん」スタッフが作れば無茶苦茶面白くてなおかつ大傑作になるかも、と思ったり。

さて、評判も視聴率もいいようで何よりな「あまちゃん」、私も土日にまとめて1週間分見ています。朝ドラが楽しみなのは去年3月までやっていた「カーネーション」以来、でも「カーネーション」より前に見た朝ドラがどれか思い出せないくらい大昔の事で、この2年の朝ドラの面白レベルは非常に嬉しい限りです。でも「カーネーション」と「あまちゃん」って何から何まで対照的なドラマで、見れば見るほど面白いドラマって通り一遍のもんではないと思います。

「カーネーション」はドラマとしてまず物語が面白くて、波瀾万丈の女性の一生を描いているだけに特に最初の頃はクエストをクリアし敵キャラやボスを倒してステージをクリアするRPG的な面白さもあったし、緻密に構成された脚本の見事さとそれをきちんと見せてくれる演出や役者さんに感動し、そして何よりも女性の成長と老いを正面からちゃんと描いてくれていた事にも驚きました。今までの朝ドラでも老いた主人公の描写や老年期の女性の描写はもちろんあったけど、「カーネーション」では「老年期にある女性」を描くのではなく、「女性が年を重ねる事」「女性が老いる」ということを正面から描いている事、それは実にただならぬ事だと思いました。あれだけメリハリが効いて泣かせどころも山ほどあったドラマなのにも関わらず、血も涙もない私は「カーネーション」を見ても泣いた事は一度もなかったんですが、でも見終わった時の感無量感とか意味不明な達成感(笑)はちょっとなかったです。

それに対して「あまちゃん」はドラマの物語としての面白さよりも、まずキャラクタの面白さと漫画的な個性と魅力(ヒロイン能年玲奈のピュアっぷりがすごすぎ。また橋本愛の等身大の美少女っぷりとか、一癖も二癖も三癖もあるサブの皆さんとかナイスすぎ)、実にリズミカルでコミカルな楽しい会話、オタク心をくすぐるネタ発掘の楽しさ、お芝居的な場面の見せ方や時間描写の巧みさ、なんというか「ドラマの宝石箱やぁ〜」(by彦摩呂?)というか遊園地的な楽しさが満ちあふれている作品だと思います。

でもクドカン(宮藤官九郎)脚本のドラマって、私の場合、ものすごーーーく面白くて毎回楽しみでリアルタイムで見るために残業をしないでドラマ開始時刻までに必ず帰宅して見て今も好きなドラマ(「タイガー&ドラゴン」2005年、TBS、「流星の絆」2008年、TBS)か、リズムが合わなくて苦痛で長くて3回目くらいでリタイア(「マンハッタンラブストーリー」2003年、TBS、「我輩は主婦である」2006年、TBS、「うぬぼれ刑事」2010年、TBS、「11人もいる」2011年、テレビ朝日)か、あるいは放映終了後に再放送やビデオで見て結構好きかも?(「池袋ウエストゲートパーク」2000年、TBS、「木更津キャッツアイ」2002年、TBS)と、どれかに分かれるので、今回も期待半分不安半分でした。

しかしね、一番最初の、

お母さんが倒れた!(‘j’)/
今、救急車を呼んだYO! (‘j’)/
意識がないYO! (‘j’)/
やばい!(‘jj’)/
最悪の事態だYO! (‘jjj’)/
今来れば間に合うかも!
手遅れかもしれない!(‘jjj’)/
喪服はもっているか?

このメールで掴みはOKだったよなあ。最初、なんだ、この顔文字は??とか思ったら、これは驚愕表現の「じぇじぇ」とリンクしているんだもんね。最初はまあ無難な感じ?(←エラソー)とか思いつつ見ていましたが、まず驚いたのはこのドラマのヒロインである天野アキ(能年玲奈)が、表向きのヒロインであり、裏のヒロインにアキの母親・春子(小泉今日子)が設定されていることですよ。朝ドラの主人公っつうたら若くてピチピチした女性と決まっているだけに、こんなのもアリなのか!?と思いました。しかも春子の青春時代の描写は過去の回想ではなく過去の現在を見せてくれるので、2008年〜2009年の現在と1984年の現在が入り交じり、1984年の面影を残す春子の部屋はあくまでも時が止まった過去の部屋なのに、そこにいりびたる2008年のアキにとっては母への共感ではなく、大昔に生きた同じ世代の女性への共感とあこがれとなっている。

そして、表のヒロイン、裏のヒロインだけでなく奥のヒロイン(なんだそりゃ)として祖母の夏(宮本信子)が設定されている。それぞれの世代の女性を出す事で各世代から共感を得られるというというのはあるかもしれないけど、「カーネーション」とは全く違う形で女性の成長と老いを正面から描写していると思いました。しかしながら現時点では夏ばっぱの過去の現在の描写はほとんどないので、これはもしかしてこれから起こる311の時に何か描かれるのではないか?という気がします。

また舞台となる北三陸の海の美しい事、悲しくなってくるくらいです。「風の谷のナウシカ」の前半でのどかで美しく平和な風の谷の描写がこれでもかというくらいあるのは、風の谷がナウシカが命を賭けて守るに値する故郷である事を見せるためでしたが、このドラマで北三陸の美しい海とこの場所を大事にしている人々がこんだけしっかり描かれていると、あの美しく寄せる波がやがてどす黒く人の命を奪う波になっていったのを(テレビでだけど)見てしまっているだけに(そういう見方をするのは正しくないのかもしれないけど)色々考えてしまいますね。

でもそんな余計な事をなんか考えずに見るのが一番なのかも、このドラマは。
コミックマーケト84
この間のCOMITIAは絶不調のためお休みしてしまいました(5月4日「COMITIA104は欠席します。」)。なので夏の舞踏会は絶対参加しますよ、もちろん新刊を携えてね!とか言ってたんですが、これで落選したら今年は超ほら吹き野郎になっちゃうよなあ、でもここ数ヶ月本当に体調不良だしさー、描きたい事は山ほどあるしネタも盛り沢山なんだけどなあとかうだうだしていたら、5月31日にサークル情報登録&当落情報検索システムから連絡がきちゃったよ。

 8月11日(日)東地区“ヤ”ブロック-50a

今回こそはなんとかゆるゆるとながらも、夏の舞踏会には新しいドレスで参加します、多分参加すると思う、参加するんじゃないかな、ま、ちょっと覚悟しておけ……って、さだまさしか!? いや、まあ、鋭意努力する所存です(てへっ)。
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シムシティ1989 シムシティ2013
6月に入ったら最初に書く記事は6月6日の映画「ハゲタカ」公開4周年記念記事だろうとか、もちろん6月4日の映画「ハゲタカ」NHK放映に合わせてBSアンテナをあわてて設置した話とか、先週会社休んで行ってきた中学校の修学旅行説明会の話とか、5月に散々こぼしていたお年頃で体調不良な話とか、新しく買ったPC(MacBook Pro Retina)が非常に快適でそのせいで色々買い物をしてしまったり使い慣れてないもんだから書きかけのブログ記事を何度も消してしまってとほほな話とか、夏コミ当選しちゃったとか、そろそろ今年の4月期ドラマの感想を書かなきゃとか、「あまちゃん」のNHK朝ドラとは思えない複雑で巧妙で例のないドラマ作りについてとか、「あまちゃん」はすごいと思うけど全然萌えないあたりドラマ「ハゲタカ」を見ていた時と似ているとか、色々あるのだがちょっとしみじみしているので今回は懐かしゲームネタをちょこっと。

この間ハゲタカ廃人な友人と話してて、20年以上前にプレイしたSimCity(シムシティ)というゲームでは自分の街に原発を設置するとたまにメルトダウンしちゃうんだよと言ったら、その友人が「そんな昔からそう言う事ができたゲームがあったんですか」と驚いていたわけです。まあ、1979年のスリーマイル(アメリカ)、1986年のチェルノブイリ(ソ連)の後の1989年のゲームなのでアリなんだろうけど、当時(1989年〜1990年頃)このSimCityにハマって自宅のMacintoshでずっと走らせていて、予算確保のために夜中も放置プレイ状態にしておいたらたまに飛行機事故も起こって朝見てみたら街の一部が廃墟になってたり、交通渋滞や工場放置のため公害だらけになってたりしていたのも懐かしい……。

このゲームは街に発電所がないと何も動かない(街が発展しない)のでまず発電所を設置、原発は初期費用がお高いものの火力発電所よりも公害が少なく水力発電よりも圧倒的な電力供給力があるし、火力発電所は公害を発生したり、そうなると街の治安が悪くなり地価も下がり街の人口が減り税収もダウンするので、このゲーム内では原発はお手軽な電力供給手段でした。しかもゲーム内だとメルトダウンしてもその土地が何年も使用不可になるということもなく、廃墟を撤去するとまた使えるようになっていたし。そこが現実とは違う所だよね……。

その後、このゲームが好きだったので他のゲーム機でSimCityをプレイしたものの、なんか色々違う……(参照:2007年6月7日「シムシティー本編も久々に復活…舞台はもちろんPC『SimCity Societies』」)。Nintendo64やNintendoDSでプレイしたものの、つまらなくてすぐにやめてしまいました。そんなに色々できなくてもいいんだよ、カラーでなくてもいいし立体でなくてもいいし。1989年版のように単純なもので全然いいんだけどなあ。ちなみに上の写真、一目瞭然だけど左が1989年Mac版のSimCity(画像はこちらからお借りしました)、右が最新のSimCity。

ピグワールド
そして何故今SimCityかというと、相変わらずピグライフをプレイしているんですが(2012年10月21日「ピグライフは着せかえ人形の楽しみ」、2011年11月6日「うちの「政彦」」他)、他にピグワールドという類似品のゲームがあり、これはクエストをクリアしながら自分の街を育てていくというゲームなのでついついSimCityと比較してしまうのね。「住宅レベルを自分であげるのではなく周囲の環境を整えると住宅レベルがあがるようになっていると、周りの環境を色々いじくる気になるんだけど」とか「警察署や消防署をちゃんと置かないと治安が悪くなって街のポイントがあがらないとか、住民の雇用対策のために商業地区や工業地区開発をなんとか出来ればいいのに」などと思ったり。

それだけでなく子ども(14歳)と話しているとどうも社会についての知識がバラバラで(本人も興味ないとか言っているしなあ……)、小学校や中学校でSimCityを必修科目にしたら楽しんで社会の勉強ができて、しかもしっかり身に付いていいんじゃね?とか思うです。今のSimCityみたいな何でも色々できる複雑なものじゃなくて、1989年版みたいにシンプルな作りで、インフラを整えないと住民が生活できないとか、工業地区や商業地区ができていないと住民の雇用機会がないために市の税収が不足するとか、環境対策をしておかないと公害が増えて街のレベルが下がって住民が増えない(だから税収も増えない)とか、市の予算内で公共施設を塩梅よく配置して市のレベルをあげるとか、各種発電施設のメリットデメリットを考えて設置しなくちゃいけないとか、絶対オススメだよなあ。もしかして類似の教材が実際に使われていたりするのかしら。

……なんて、ゲームに逃避しがちなのは、やっぱり夏コミ当選情報が来て今度こそ本気で新刊を作らなくちゃならなくなったからか(←ダメダメ)。
テーマ:レトロゲーム
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