2015年11月23日 (月)
毎度言っているが月日が経つのは早いものでもう11月だったのね。つか、弊ブログ記事、10月は全く書いてなかったのな。orz いや、もう、あれやこれやと忙しかった上に疲れが溜まっていたのか土日祝日はずっと寝たきりたったという非常に不毛な日々だっただけなんだけど。書きたい記事やネタも相変わらず書き溜めているので少しずつ書いて行きます。冬コミも落選しちゃったしさ。
とりあえず夏から秋にかけてみた映画の感想をちょいと。
11月21日、「コードネーム U.N.C.L.E.」

[あらすじ・解説]
『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が、1960年代に人気を博したテレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を映画化したスパイ・サスペンス。CIAとKGBの敏腕エージェントが手を組み、世界の破滅を企む謎の国際犯罪組織に戦いを挑む姿を描く(Movie Walkerより)。
今年は「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」「キングスマン」そして12月には「007スペクター」と大物スパイ映画の花盛りだけど、これは日本で1966年〜1970年まで放映された「0011ナポレオン・ソロ」のリメイク、他の作品が昔ながらのテイストを残しながらも舞台を現代に映しているのに対して、東西冷戦時代の1960年代の話。当時の風景や衣装、小物とか(多分)かなり忠実に再現しているんだと思うけど、中でも再現率高いと思ったのは女性のメイク。まつげバッサバサ、アイラインも太くて無茶苦茶濃い化粧に盛り盛りヘアで昔のVOGUEの表紙みたいでした。話はつっこみどころもかなりあるし展開が予想できちゃうんだけど面白く見られました。なんかねー、昨今の政治状況というか見境のないテロ事件の勃発ぶりをみていると、東西冷戦時代って裏での動きはともかく表向きはそれなりのルールで動いていたからある意味、平和だったんだなーとか思いました。昔読んだ小説で東西ドイツを舞台にしたサスペンスアクションの「元首の謀叛
」(中村正軌、文藝春秋)とか思い出したですよ。
そして主役の片方、ソロ役のヘンリー・カヴィルって正統的過ぎてなんかスーパーマン顔だよなあと思っていたら、本当にスーパーマン役をやっていたのね(2013年「マン・オブ・スティール」)。あとイリヤ・クリヤキン役のアーミー・ハマー、キャラ付けはされているんだけどなんか薄いわー。二人がかなり違うキャラであると言うの描写はそれなりにされているんだけどもっとはっきりわかるようになっていた方がよかった鴨。そんで帰宅してから昔イリヤをやっていたデビッド・マッカラムってよかったよなあと思って検索してみたら……バッチリ、ハゲでした。↓

11月11日「マイ・インターン」

[あらすじ・解説]
ニューヨークのファッション業界を舞台に、オンラインサイトのCEOとして働くキャリアウーマンが、40歳年上のアシスタントとの出会いを機に成長していく姿を描くヒューマンドラマ(Movie Walkerより)。
若手女性社長(アン・ハサウェイ)と彼女の付き人に配置されたシニアインターンのリタイア男性(ロバート・デ・ニーロ)のお話。この二人が恋愛に発展したらなんとなくいやだなと思ったけどそんなことはなく、数々のエピソードを積み重ねて非常にいい関係を築いて行く。ロバート・デ・ニーロが実にいいジジィっぷりで、老け専の私としては嬉しい限りです(そこか!?)。
でもって「インターン」の単語に微妙に反応した私です。なんたってね、映画「ハゲタカ」に登場する劉一華は過去にアメリカのファンド、ホライズン・インベストメントワークスにインターンとして登場しているからさー。こんな小さな会社でも社会貢献の一環でシニアインターンの雇用があるのね、じゃ大手企業で若手だったらもっと入り込む余地がある訳か、とかさ。
11月1日、「バクマン。」

[あらすじ・解説]
漫画家としての成功を夢見て奮闘する2人の高校生の姿を描き、テレビアニメにもなった、「DEATH NOTE」のコンビによる人気漫画を佐藤健&神木隆之介の主演で実写映画化した青春ストーリー(Movie Walkerより)。
子ども(高2)がお母さんと一緒に映画を見たいというので、主人公が高校生でライトなアニヲタの子どもにも興味が持てそうな作品をチョイス。見ている時も見終わったもちょっと反応薄いかな?と思ったら、「今まで神木くんに何の興味もなかったけど眼鏡の神木くんが素敵過ぎて死ぬかと思った」「神木くん、素敵すぎ!お母さん、どうしよう」と。知らねーよ(笑)。キミはまだ理解していないだろうけど、それは眼鏡の神木くんが素敵なんじゃなくてこの映画の高木(神木隆之介)というキャラにやられちゃってるんだよ。ま、私も最初に「ハゲタカ」を見た時は鷲津政彦の中の人の大森南朋が好きなんじゃないかと思ったけど、何度も見るうちにそうじゃなくてやっぱり鷲津が好きだとわかったしな。
さて映画の方は、部屋でひたすら漫画を描くと言う地味な作業をあの手この手で、そして実に漫画的な見せ方で見せていて面白かったです。なんというか、映画なんだけど「漫画」作品を作り上げているような、そんな感じ。そりゃ週刊連載をしていて(しかも週刊少年ジャンプで)アシスタントがいないって変じゃね?とかこいつらの親はどうしているのよ?とか細かい所が気にならないでもないけど、でもそれは漫画が好きで漫画を描きたい人達を徹底的に描きたいがために、あえて骨格をシンプルにしちゃっているんじゃなかろうかと思いましたです。
9月23日、「キングスマン」

[あらすじ・解説]
『キック・アス』のマシュー・ボーン監督が、コリン・ファースを主演に迎えて描くスパイ・アクション。どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関“キングスマン”のスパイたちが、前代未聞の人類抹殺計画を進める凶悪な敵に立ち向かう姿を描く(Movie Walkerより)。
面白かった。階級意識が強烈なイギリスを舞台にしてオープニングからダイアー・ストレーツの「Money for Nothing」が流れるのもナイス。昔ながらのスパイ小物を紹介しながら実は最新兵器というのも楽しいが(陳列棚の)iPhoneには「スパイの世界ではもう使われてない」とかそっけなく言うのもええ。しかしまあ遠慮なく人が死ぬので主人公たちが最後まで生き残る気がしないのもすごい。でも眼鏡スーツの英国紳士のキレッキレのアクション場面が実にカッコええ。予告編を見た時は現役スパイにしてはオッサン過ぎじゃね?(老け専の私的には全然OKだが)とか思ったけどコリン・ファースのカッコいい事カッコいい事!
でもサクッと残虐描写やジェノサイドがあるので(直接惨殺死体を見せるわけでも血しぶき飛びまくりでもないんだけど)素直に人にオススメできない。もうね、ラスト近くの「威風堂々」が流れるあの場面の描写といったら、こう言っては何だけど開いた口が塞がらない(笑)。さすがR15+だけあるわ。
9月19日、映画「ピクセル」

[あらすじ・解説]
パックマンにドンキーコング、スペースインベーダーなど、ゲームの人気キャラクターに変身した宇宙人が地球に襲来し、人類を恐怖に陥れるSFアクション。触れたものをブロック状にしてしまう恐るべき力を持った敵に元ゲームオタクたちが戦いを挑むユニークな物語を手がけたのは、『ハリー・ポッター』シリーズのクリス・コロンバス(Movie Walkerより)。
ゲーム好きの子どもに見に行こうと誘われて鑑賞。しかしインベーダーゲーム花盛り時代にゲームを全くやったことがなかったため、予習のため「パックマン」を初めてプレイしてみました。うーん、スマホのゲームは超苦手だった也。さて「ピクセル」、テレビゲームネタの映画はむしろテレビ画面で見た方がいいんじゃね?という気もしたけど、このバカバカしさを満喫できるのも大画面でこそかもしれない。でもマリオとかドンキーコングあたりはわかっても他のゲームのキャラが全くわからなかった……。orz エンディングのクレジット画面が秀逸。
8月26日、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

[あらすじ・解説]
終末的な世界で繰り広げられる壮絶なサバイバル・バトルを描いたメル・ギブソン主演のアクション『マッドマックス』シリーズ。同シリーズで監督・脚本を務めたジョージ・ミラーが再びメガホンを握り、放つバイオレンス作。砂漠ばかりの荒涼とした世界に生きるマックスとフュリオサという2人の反逆者の物語がつづられる(Movie Walkerより)。
この日の午前中に「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を見て、夕方に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を見てきました。いやあ、すごい映画だった。でもこの「怒りのデス・ロード」というタイトルはどうなの?すっごくお安い、ただの続編感ただようタイトルだけどそれもわざわざ狙ってなのかしら? でもワーナーブラザースのオープニングロゴっていつも映画の内容に合わせた物になってていいよな。今回は錆び付いたイメージの「WB」マークでした。
さて、私はアクション物は好きだけどが暴力物は嫌いなので、30年前に映画館で最初の「マッドマックス」の予告を見た時に「こりゃだめだ」と思ってこのシリーズは全く見ていません。今回も見るつもりはなかったのだが、非常に評判がいいらしいというのと、ほとんど女性が主人公でそれがすごくかっこいい、らしい、というのを聞いてちと心が動きました。
最初の30分くらいは荒れ果てた世界を支配するイモータンジョー(ヒュー・キース・バーン)の手下に捕まって振り回される主人公マックス(トム・ハーディ)が描かれるんだけど、もう一方的にやられるばかりだしやられっぷりも単調で、恐ろしく不毛で圧倒的に絶望的な世界が描かれるだけなので、一体誰が主人公なんだよーとか思ったけど、でもこれはこの作品世界に観客を引込む為の仕掛けなのね。見ているうちに段々と感覚が麻痺してきて、無理矢理この「マッドマックス」の世界の中に丸ごと放り込まれるような感じがしくる訳ですよ。これぞ映画というか、これは映画館で見なくちゃだめな作品でしたよ。いやあ、すごい作品だった。でも好きじゃないので1回見れば十分だけど(笑)。
8月26日、映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」

[あらすじ・解説]
スパイ組織“IMF”のスゴ腕エージェント、イーサン・ハントの活躍を描くトム・クルーズ主演のスパイ・アクションのシリーズ第5弾。IMF壊滅を目論む組織、シンジケートとの戦いが繰り広げられ、今回もクルーズが体を張った命がけのアクションを披露。監督は『アウトロー』でもクルーズとコンビを組んだクリストファー・マッカリー(Movie Walkerより)。
6月7月と仕事が忙しいのと夏バテでほとんど映画を見ない生活が続いていたのだが、この日この「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を見に行ったのは、やはり前作「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」が面白かったからです。とはいえ今回は予告編すら見ていなかったので予備知識ナッシング、でも無問題。何故なら物語は超シンプルなスパイ大作戦だったから。
しかしまあ、劇中にMI6が登場するせいか、あるいはイーサン・ハントの単独行動が目立つからか、「M:I(ミッション・インポッシブル)」と「007」の違いはなんだろう?とか考えてしまいましたよ。やっぱり大きな違いは国の為に(ほとんど大抵)一人で仕事をしているジェームズ・ボンドと、CIA内の組織とはいえ(って、知らなかったよ!)国のためにミッションをこなしている感があまりなくチームプレイの「M:I」の差?とか思ったけど、今回のイーサン・ハントはお一人様が多めな感じなのね。そして007もそうだけどこの「M:I」も昔の作品の音楽を本当にうまく使っているんですよ。音楽だけでなく、「古典」と現代の織り交ぜ具合のバランスがすごくいい映画だと思います(エラソー?)。
とにかく息をつかせぬアクションの連続、っつーとただの映画のPR台詞みたいだけど実際にスピード感はすごいし、ストーリーがそんなに小難しくない分、緩急のリズムとか動と静の見せ方とか登場人物のキャラの対比とかがすごくいい感じでした。しかし映画を楽しんでたのにエンドクレジット画面で大きな落とし穴が。……字幕が戸田奈津子でした……。orz
さて来月は「007スペクター」と「スターウォーズ」が待っている。「スターウォーズ」はなあ……いちばん最初のエピソード4がアメリカで公開(1977年5月)されてから日本で公開されるまで(1978年7月)1年かかり(←当時はそんなもんだった)その間に情報があらかた出尽くした上に、日本でも本編公開前にバッタもんの映画が次から次へと作られていたもんだから、本編に対して期待しすぎちゃったのね。本物の「スターウォーズ」を見た時はストーリーのあまりのスカスカぶりに顎がはずれるくらいガックリ来たもんだよ。だから今回も出来るだけ早く見ておきたいんだけど、でも「スターウォーズ」がそんなに好きなのか?と言われると微妙(←色々こじらせている(笑))。
とりあえず夏から秋にかけてみた映画の感想をちょいと。
11月21日、「コードネーム U.N.C.L.E.」

[あらすじ・解説]
『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が、1960年代に人気を博したテレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を映画化したスパイ・サスペンス。CIAとKGBの敏腕エージェントが手を組み、世界の破滅を企む謎の国際犯罪組織に戦いを挑む姿を描く(Movie Walkerより)。
今年は「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」「キングスマン」そして12月には「007スペクター」と大物スパイ映画の花盛りだけど、これは日本で1966年〜1970年まで放映された「0011ナポレオン・ソロ」のリメイク、他の作品が昔ながらのテイストを残しながらも舞台を現代に映しているのに対して、東西冷戦時代の1960年代の話。当時の風景や衣装、小物とか(多分)かなり忠実に再現しているんだと思うけど、中でも再現率高いと思ったのは女性のメイク。まつげバッサバサ、アイラインも太くて無茶苦茶濃い化粧に盛り盛りヘアで昔のVOGUEの表紙みたいでした。話はつっこみどころもかなりあるし展開が予想できちゃうんだけど面白く見られました。なんかねー、昨今の政治状況というか見境のないテロ事件の勃発ぶりをみていると、東西冷戦時代って裏での動きはともかく表向きはそれなりのルールで動いていたからある意味、平和だったんだなーとか思いました。昔読んだ小説で東西ドイツを舞台にしたサスペンスアクションの「元首の謀叛
そして主役の片方、ソロ役のヘンリー・カヴィルって正統的過ぎてなんかスーパーマン顔だよなあと思っていたら、本当にスーパーマン役をやっていたのね(2013年「マン・オブ・スティール」)。あとイリヤ・クリヤキン役のアーミー・ハマー、キャラ付けはされているんだけどなんか薄いわー。二人がかなり違うキャラであると言うの描写はそれなりにされているんだけどもっとはっきりわかるようになっていた方がよかった鴨。そんで帰宅してから昔イリヤをやっていたデビッド・マッカラムってよかったよなあと思って検索してみたら……バッチリ、ハゲでした。↓

11月11日「マイ・インターン」

[あらすじ・解説]
ニューヨークのファッション業界を舞台に、オンラインサイトのCEOとして働くキャリアウーマンが、40歳年上のアシスタントとの出会いを機に成長していく姿を描くヒューマンドラマ(Movie Walkerより)。
若手女性社長(アン・ハサウェイ)と彼女の付き人に配置されたシニアインターンのリタイア男性(ロバート・デ・ニーロ)のお話。この二人が恋愛に発展したらなんとなくいやだなと思ったけどそんなことはなく、数々のエピソードを積み重ねて非常にいい関係を築いて行く。ロバート・デ・ニーロが実にいいジジィっぷりで、老け専の私としては嬉しい限りです(そこか!?)。
でもって「インターン」の単語に微妙に反応した私です。なんたってね、映画「ハゲタカ」に登場する劉一華は過去にアメリカのファンド、ホライズン・インベストメントワークスにインターンとして登場しているからさー。こんな小さな会社でも社会貢献の一環でシニアインターンの雇用があるのね、じゃ大手企業で若手だったらもっと入り込む余地がある訳か、とかさ。
11月1日、「バクマン。」

[あらすじ・解説]
漫画家としての成功を夢見て奮闘する2人の高校生の姿を描き、テレビアニメにもなった、「DEATH NOTE」のコンビによる人気漫画を佐藤健&神木隆之介の主演で実写映画化した青春ストーリー(Movie Walkerより)。
子ども(高2)がお母さんと一緒に映画を見たいというので、主人公が高校生でライトなアニヲタの子どもにも興味が持てそうな作品をチョイス。見ている時も見終わったもちょっと反応薄いかな?と思ったら、「今まで神木くんに何の興味もなかったけど眼鏡の神木くんが素敵過ぎて死ぬかと思った」「神木くん、素敵すぎ!お母さん、どうしよう」と。知らねーよ(笑)。キミはまだ理解していないだろうけど、それは眼鏡の神木くんが素敵なんじゃなくてこの映画の高木(神木隆之介)というキャラにやられちゃってるんだよ。ま、私も最初に「ハゲタカ」を見た時は鷲津政彦の中の人の大森南朋が好きなんじゃないかと思ったけど、何度も見るうちにそうじゃなくてやっぱり鷲津が好きだとわかったしな。
さて映画の方は、部屋でひたすら漫画を描くと言う地味な作業をあの手この手で、そして実に漫画的な見せ方で見せていて面白かったです。なんというか、映画なんだけど「漫画」作品を作り上げているような、そんな感じ。そりゃ週刊連載をしていて(しかも週刊少年ジャンプで)アシスタントがいないって変じゃね?とかこいつらの親はどうしているのよ?とか細かい所が気にならないでもないけど、でもそれは漫画が好きで漫画を描きたい人達を徹底的に描きたいがために、あえて骨格をシンプルにしちゃっているんじゃなかろうかと思いましたです。
9月23日、「キングスマン」

[あらすじ・解説]
『キック・アス』のマシュー・ボーン監督が、コリン・ファースを主演に迎えて描くスパイ・アクション。どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関“キングスマン”のスパイたちが、前代未聞の人類抹殺計画を進める凶悪な敵に立ち向かう姿を描く(Movie Walkerより)。
面白かった。階級意識が強烈なイギリスを舞台にしてオープニングからダイアー・ストレーツの「Money for Nothing」が流れるのもナイス。昔ながらのスパイ小物を紹介しながら実は最新兵器というのも楽しいが(陳列棚の)iPhoneには「スパイの世界ではもう使われてない」とかそっけなく言うのもええ。しかしまあ遠慮なく人が死ぬので主人公たちが最後まで生き残る気がしないのもすごい。でも眼鏡スーツの英国紳士のキレッキレのアクション場面が実にカッコええ。予告編を見た時は現役スパイにしてはオッサン過ぎじゃね?(老け専の私的には全然OKだが)とか思ったけどコリン・ファースのカッコいい事カッコいい事!
でもサクッと残虐描写やジェノサイドがあるので(直接惨殺死体を見せるわけでも血しぶき飛びまくりでもないんだけど)素直に人にオススメできない。もうね、ラスト近くの「威風堂々」が流れるあの場面の描写といったら、こう言っては何だけど開いた口が塞がらない(笑)。さすがR15+だけあるわ。
9月19日、映画「ピクセル」

[あらすじ・解説]
パックマンにドンキーコング、スペースインベーダーなど、ゲームの人気キャラクターに変身した宇宙人が地球に襲来し、人類を恐怖に陥れるSFアクション。触れたものをブロック状にしてしまう恐るべき力を持った敵に元ゲームオタクたちが戦いを挑むユニークな物語を手がけたのは、『ハリー・ポッター』シリーズのクリス・コロンバス(Movie Walkerより)。
ゲーム好きの子どもに見に行こうと誘われて鑑賞。しかしインベーダーゲーム花盛り時代にゲームを全くやったことがなかったため、予習のため「パックマン」を初めてプレイしてみました。うーん、スマホのゲームは超苦手だった也。さて「ピクセル」、テレビゲームネタの映画はむしろテレビ画面で見た方がいいんじゃね?という気もしたけど、このバカバカしさを満喫できるのも大画面でこそかもしれない。でもマリオとかドンキーコングあたりはわかっても他のゲームのキャラが全くわからなかった……。orz エンディングのクレジット画面が秀逸。
8月26日、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

[あらすじ・解説]
終末的な世界で繰り広げられる壮絶なサバイバル・バトルを描いたメル・ギブソン主演のアクション『マッドマックス』シリーズ。同シリーズで監督・脚本を務めたジョージ・ミラーが再びメガホンを握り、放つバイオレンス作。砂漠ばかりの荒涼とした世界に生きるマックスとフュリオサという2人の反逆者の物語がつづられる(Movie Walkerより)。
この日の午前中に「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を見て、夕方に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を見てきました。いやあ、すごい映画だった。でもこの「怒りのデス・ロード」というタイトルはどうなの?すっごくお安い、ただの続編感ただようタイトルだけどそれもわざわざ狙ってなのかしら? でもワーナーブラザースのオープニングロゴっていつも映画の内容に合わせた物になってていいよな。今回は錆び付いたイメージの「WB」マークでした。
さて、私はアクション物は好きだけどが暴力物は嫌いなので、30年前に映画館で最初の「マッドマックス」の予告を見た時に「こりゃだめだ」と思ってこのシリーズは全く見ていません。今回も見るつもりはなかったのだが、非常に評判がいいらしいというのと、ほとんど女性が主人公でそれがすごくかっこいい、らしい、というのを聞いてちと心が動きました。
最初の30分くらいは荒れ果てた世界を支配するイモータンジョー(ヒュー・キース・バーン)の手下に捕まって振り回される主人公マックス(トム・ハーディ)が描かれるんだけど、もう一方的にやられるばかりだしやられっぷりも単調で、恐ろしく不毛で圧倒的に絶望的な世界が描かれるだけなので、一体誰が主人公なんだよーとか思ったけど、でもこれはこの作品世界に観客を引込む為の仕掛けなのね。見ているうちに段々と感覚が麻痺してきて、無理矢理この「マッドマックス」の世界の中に丸ごと放り込まれるような感じがしくる訳ですよ。これぞ映画というか、これは映画館で見なくちゃだめな作品でしたよ。いやあ、すごい作品だった。でも好きじゃないので1回見れば十分だけど(笑)。
8月26日、映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」

[あらすじ・解説]
スパイ組織“IMF”のスゴ腕エージェント、イーサン・ハントの活躍を描くトム・クルーズ主演のスパイ・アクションのシリーズ第5弾。IMF壊滅を目論む組織、シンジケートとの戦いが繰り広げられ、今回もクルーズが体を張った命がけのアクションを披露。監督は『アウトロー』でもクルーズとコンビを組んだクリストファー・マッカリー(Movie Walkerより)。
6月7月と仕事が忙しいのと夏バテでほとんど映画を見ない生活が続いていたのだが、この日この「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を見に行ったのは、やはり前作「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」が面白かったからです。とはいえ今回は予告編すら見ていなかったので予備知識ナッシング、でも無問題。何故なら物語は超シンプルなスパイ大作戦だったから。
しかしまあ、劇中にMI6が登場するせいか、あるいはイーサン・ハントの単独行動が目立つからか、「M:I(ミッション・インポッシブル)」と「007」の違いはなんだろう?とか考えてしまいましたよ。やっぱり大きな違いは国の為に(ほとんど大抵)一人で仕事をしているジェームズ・ボンドと、CIA内の組織とはいえ(って、知らなかったよ!)国のためにミッションをこなしている感があまりなくチームプレイの「M:I」の差?とか思ったけど、今回のイーサン・ハントはお一人様が多めな感じなのね。そして007もそうだけどこの「M:I」も昔の作品の音楽を本当にうまく使っているんですよ。音楽だけでなく、「古典」と現代の織り交ぜ具合のバランスがすごくいい映画だと思います(エラソー?)。
とにかく息をつかせぬアクションの連続、っつーとただの映画のPR台詞みたいだけど実際にスピード感はすごいし、ストーリーがそんなに小難しくない分、緩急のリズムとか動と静の見せ方とか登場人物のキャラの対比とかがすごくいい感じでした。しかし映画を楽しんでたのにエンドクレジット画面で大きな落とし穴が。……字幕が戸田奈津子でした……。orz
さて来月は「007スペクター」と「スターウォーズ」が待っている。「スターウォーズ」はなあ……いちばん最初のエピソード4がアメリカで公開(1977年5月)されてから日本で公開されるまで(1978年7月)1年かかり(←当時はそんなもんだった)その間に情報があらかた出尽くした上に、日本でも本編公開前にバッタもんの映画が次から次へと作られていたもんだから、本編に対して期待しすぎちゃったのね。本物の「スターウォーズ」を見た時はストーリーのあまりのスカスカぶりに顎がはずれるくらいガックリ来たもんだよ。だから今回も出来るだけ早く見ておきたいんだけど、でも「スターウォーズ」がそんなに好きなのか?と言われると微妙(←色々こじらせている(笑))。
| ホーム |