早い……。月日が経つのが早過ぎる! そんな訳でいつものドラマ情報。

ちなみに。1月期ドラマではダントツで「ちかえもん」、次が「フラジャイル」「ナオミとカナコ」あたり、4月期ドラマはやはり「重版出来!」と「トットてれび」、それから少し離して「99.9―刑事専門弁護士―」と「ディアスポリス-異邦警察-」、さらに離して「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」というところだったでしょうか。

◆月曜日
7月11日、月9フジテレビ「好きな人がいること」■脚本・桑村さや香、演出・金井紘、田中亮、森脇智延、P・藤野良太■出演・桐谷美玲、山崎賢人、三浦翔平、野村周平、大原櫻子、佐野ひなこ、吉田鋼太郎、浜野謙太、菜々緒他▲「海辺のレストランを舞台に、ケーキ作りに人生を捧げキスの仕方も忘れるほど恋愛にご無沙汰だったヒロインが、イケメン3兄弟と一つ屋根の下で暮らしながら四角関係の恋愛模様を繰り広げるロマンチック・ラブコメディー」(楽天エンタメナビより)●イケメン3兄弟と一つ屋根の下って少女マンガみたい……って、前の月9のときも書いていたような? そんでもって「アタシんちの男子」(2009年、フジテレビ)よりも「お荷物小荷物」(1970年、テレビ朝日)を思い出した事にトシを感じたり……。

◆火曜日
7月12日、火10TBS「火曜ドラマ せいせいするほど、愛してる」■原作・北川みゆき、脚本・李正美、渡邊真子、上聖司、演出・石井康晴、池田克彦、岡本伸吾、P・伊與田英徳、飯田和孝■出演・武井咲、滝沢秀明、水沢エレナ、トリンドル玲奈、中村隼人、中村蒼、高橋光臣、横澤夏子、和田安佳莉、神野三鈴、松平健他▲「原作は、小学館「プチコミック」に連載されていた、北川みゆきの同名マンガ「せいせいするほど、愛してる」。ティファニーの広報部で働く主人公・栗原未亜(武井咲)が恋に落ちたのは、自社の副社長・三好海里(滝沢秀明)。しかし三好は既に妻を持つ立場だった...。この二人の禁断の恋愛を軸に、複雑に絡み合う人間模様ーー。物語には、ジミーチュウの敏腕広報マンで、海里の最強の恋敵となる宮沢綾(中村蒼)、未亜のルームシェア仲間で、出版社に勤務し、恋愛に奥手な真咲あかり(水沢エレナ)、同じくルームシェア仲間で、恋に奔放、独占欲が強いモデルの美山千明(トリンドル玲奈)、あかりが担当する証券マンにして新進気鋭の小説家、久野淳志(中村隼人)、未亜に対してストーカー化する元彼の山下陽太(高橋光臣)など、個性豊かな面々が登場し、それぞれの恋模様も展開していく。“せいせいするほど”ひたむきで、限りなく純粋な、大人の群像劇だ」(番組公式サイトより)●禁断の恋って面倒くさいだけじゃんとか思うのはやっぱり女子力ないのね。

ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子
7月12日、火10フジテレビ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」■原作・内藤了、脚本・古家和尚、演出・白木啓一郎、宝来忠昭、P・河西秀幸、萩原崇、石田麻衣■出演・波瑠、横山裕、要潤、高橋努、百瀬朔、佐藤玲、伊藤麻実子、林遣都、奥貫薫、光石研、原田美枝子、渡部篤郎他▲「放連続ドラマ初主演の波瑠が演じる藤堂比奈子は警察学校を優秀な成績で卒業し、刑事部に配属された新人刑事。母親の形見である「進め!比奈ちゃん」と書かれた七味缶をお守りとして持ち歩き、何にでもその七味を振りかけては変わり者扱いされている。一見すると、明るく真面目な比奈子だが、彼女には誰にも明かしていない心の闇があった…。比奈子が刑事になった理由、それは「人を殺す者と殺さない者の境界はどこにあるのか?」という疑問を解決するため。凄惨極まりない猟奇殺人現場でも平然と捜査に取り組むが、強すぎる探求心から時に単独で殺人犯に接近するなど危険な一面も。なぜ比奈子は犯罪者に異常なまでの興味を示すのか?それは物語が進むにつれ明らかになる。個性豊かなメンバーたちに支えられ、次々と起こる不可解な猟奇殺人事件の捜査にあたる比奈子。様々な犯罪者との出会いで、彼女の運命は大きく動き出す!」(番組公式サイトより)●お話は面白そうだしキャストもいい感じと思ったけど、脚本が「ウロボロス」「S-最後の警官-」の古家和尚、演出が「戦う!書店ガール」「ハングリー!」の白木啓一郎なところに一抹どころじゃない不安……。

6月28日、火11:15NHKBSP「プレミアムよるドラマ ふれなばおちん」■原作・小田ゆうあ、脚本・安達奈緒子、演出・三木康一郎、P・磯智明、石田麻衣■出演・長谷川京子、成田凌、古畑星夏、戸田菜穂、鶴見辰吾他▲「夫婦とは、母とは、女とは――。“母”と“女”の間で揺れ動く主人公・夏。この夏、お送りする「禁断の恋」の物語家庭のために身を捧げ、もはや女であることから遠ざかった一家の母・上条夏。そんな彼女に、少しは女らしさを取り戻してもらおうと、夫は会社の部下に「妻を誘惑して欲しい」と頼む。だが、それは禁断の恋の始まりだった。夫の軽い思いとは裏腹に、夏はその男を好きになってしまう――」(NHKドラマトピックスより)●だから禁断の恋なんて面倒くさいだけだって(←しつこい)。

6月21日、火深夜TBS「ドラマイズム OLですが、キャバ嬢はじめました」■原作・鏡なな子、脚本・山咲藍、演出・小川弾、P・ 大澤剛■出演・倉持明日香、筧美和子、奥仲麻琴、成瀬瑛美、天乃舞衣子 高橋胡桃、片山萌美、永田 薫 石川梨華、福士誠治他▲「これは、金を稼ぐことだけを目的にキャバ嬢を始めた“貯金0円”のちょい地味OLが「一人前の“稼げる”キャバ嬢になることは、すなわち女に磨きをかけることである」と気付き、一人の素敵な大人の女性として成長していく物語である」(番組公式サイトより)●深夜だし若いお嬢さんばかりだし、見ません。

7月19日、火深夜TBS「ドラマイズム 闇金ウシジマくん Season3」■原作・真鍋昌平、脚本・福間正浩、演出・山口雅俊、川村泰祐、P・山口雅俊■出演・山田孝之、綾野剛、崎本大海、やべきょうすけ、中村倫也、マキタスポーツ他▲「真鍋昌平の漫画「闇金ウシジマくん」を原作に、ヤミ金「カウカウファイナンス」社長の丑嶋馨とその客たちの人間模様を赤裸々に描いた、山田孝之主演の人気シリーズ第3弾。今作では、原作漫画の中で最も危険なエピソードとされる「洗脳くん編」を基に、甘い言葉で女性に近づき食い物にする神堂大道(中村倫也)が、出版社に勤務する上原まゆみ(光宗薫)をマインドコントロールしていくストーリーなどを描く。今秋には、「闇金ウシジマくん Part3」「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」と続編映画2作が公開されることも決まっており、人気シリーズがついに完結する」(楽天エンタメナビより)●「闇金ウシジマくん」自体はいつも面白そうとは思うですが、深夜の重たいドラマは体力気力がついていけなくなりました。

◆水曜日
7月13日、水9テレビ朝日「刑事7人 第2シリーズ」■脚本・真野勝成、大石哲也、森下直、演出・長谷川康、及川拓郎、新村良二、P・内山聖子、三輪祐見子、和佐野健一■出演・東山紀之 北大路欣也、高嶋政宏、片岡愛之助、鈴木浩介、倉科カナ、吉田鋼太郎他▲「東山紀之演じる刑事・天樹悠を中心に、個性的なエキスパート7人が難解な刑事事件に挑む姿を描いた『刑事7人』。昨年7月クールに第1シリーズを放送し、好評を博したあの刑事ドラマがよりハードに、よりプロフェッショナルにスケールアップし、水曜よる9時枠に帰ってきます!なんと今回の第2シリーズでは「機動捜査隊」へ異動した天樹が北大路欣也演じる法医学者・堂本俊太郎らおなじみのメンバーと手を組み、警視庁最強の「別動捜査隊」を編成! 数々の超凶悪犯罪に立ち向かいます」(番組公式サイトより)●テレ朝のお約束な刑事ドラマは見ればそれなりに面白いとは思いますが、あまりそそられません。

家売るオンナ
7月13日、水10日本テレビ「家売るオンナ」■脚本・大石静、演出・猪股隆一、佐久間紀佳、P・伊藤響、小田玲奈■出演・北川景子、工藤阿須加、千葉雄大、イモトアヤコ、鈴木裕樹、新木優子、本多力、臼田あさ美、梶原善、仲村トオル他▲「016年、夏——。東京オリンピックを4年後に控え、熾烈な住宅売買競争が繰り広げられている東京。そこに現れた天才的不動産屋、三軒家万智(さんげんや まち)!「わたしに売れない家はない」彼女の手にかかればどんな客でも必ず家を買うと言われている。客の人生最大の買い物をある時はダイナミックに、ある時は感動的に演出して売りまくるのだ! 常識に縛られない彼女の独特な生き方は会社では浮いているが、お構いなし。この夏、不動産屋のスーパー営業ウーマン・三軒家万智があなたの心を爽快に解き放つ!!」(番組公式サイトより)●このところ私的に高感度アップの北川景子ドラマ、第1回は見ます。脚本の大石静は置いておいて、演出は「○○妻」「デスノート」「美丘-君がいた日々-」の猪股隆一、「床犯罪学者 火村英生の推理」「花咲舞が黙ってない」「悪夢ちゃん」の佐久間紀佳だけど……。

7月13日、水深夜TBS「テッペン!水ドラ!! 死幣ーDEATH CASHー」■脚本・吉田海輝、演出・渡瀬暁彦、川嶋龍太郎、東仲恵吾、P・伊藤雄介、植田春菜■出演・松井珠理奈、戸次重幸、葉山奨之、中村ゆりか、西田麻衣、白洲迅、山田裕貴、吉岡里帆、筧利夫他▲「呪われた一万円札“死幣”の謎を追う本格ホラーサスペンス。他人の死が見える第六感を持つ女子大生・南由夏をSKE48の松井珠理奈が演じ、連続ドラマ初主演を果たす。連続怪死事件に疑問を持ち、由夏と共にその謎を追う正義感あふれる刑事・若本猛に戸次重幸が、また、由夏が通うゼミの教授・財津太一郎に筧利夫、財津ゼミ生として葉山奨之、中村ゆりか、西田麻衣、白洲迅、山田裕貴、吉岡里帆ら若手俳優が共演する。お金に翻ろうされ、お金に苦しめられる人たちを通して、現代社会の本当の恐怖を皮肉たっぷりにあぶり出す](楽天エンタメナビより)●深夜ドラマだし、これまた若いお嬢さんばかりなのでパス。

7月13日、水深夜フジテレビ「ラブラブエイリアン」■原作・岡村星、企画・大辻健一郎、大嶌諭、脚本・三木康一郎、演出・三木康一郎、P・岡本真由子、宮阪直樹■出演・新木優子、森絵梨佳、太田莉菜、久松郁実他▲「物語は、突如女性専用アパートに不時着した手のひらサイズの宇宙人と、その宇宙人と同居することになった女性たちの日常を描きます。驚異の科学力を持ち、いつでも地球を滅ぼせる宇宙人という設定は、地球あやうし…一見SF的な展開を思わせますが、そこに繰り広げられるのは宇宙人をものともしないガールズトーク!男性の前では決して見せないであろうイマドキ女子の本音を包み隠さずさらけ出しまくります。強烈な世界観で、男性漫画雑誌の連載ながら、女性ファンも含めコアな支持を集め、編集関係者から“神マンガ”と称された作品です」(とれたてフジテレビより)●これ、ドラマなのかな? もしかしてドラマの体をしたバラエティなのでは?

◆木曜日
7月21日、木8テレビ朝日「木曜ミステリー 女たちの特捜最前線」■脚本・深沢正樹、演出・濱龍也、P・関拓也、島田薫■出演・高島礼子、宮崎美子、高畑淳子、渡辺いっけい、相島一之、飯田基祐、冨家規政、増澤ノゾム、近野成美、杉浦琴乃、泉川実穂他▲「2015年12月に「土曜ワイド劇場」枠で放送され、好評を博した“警察女子会ミステリー”を連続ドラマ化。高島礼子、宮崎美子、高畑淳子の“アラフィフ熟女トリオ”が再び競演を果たす。物語は、京都中央警察署の総務課に勤める室町京子(高島)、広報課に勤務する一条弥生(宮崎)、同署の食堂で働く嘱託署員・八坂美鈴(高畑)を軸に展開。うわさ好きで地獄耳の彼女たちが、署内でゲットした極秘捜査情報を持ち寄っては“井戸端捜査会議”を開催し、本物の捜査本部とは全く違う視点で事件を分析する中で、解決につながる意外なヒントを見つけ出していく」(楽天エンタメナビより)●今一番話題の高島礼子がメインメンバー。それは置いておいて物語には特に心惹かれません。

はじめまして、愛しています。
7月14日、木9テレビ朝日「木曜ドラマ はじめまして、愛しています。」■脚本・遊川和彦、演出・片山修、日暮謙、P・黒田徹也、山田兼司、太田雅晴■出演・尾野真千子、江口洋介、速水もこみち、坂井真紀、余貴美子、藤竜也他▲「それは、子どものいない夫婦が、親に捨てられた見ず知らずの5歳の男の子を自分たちの子どもにしようと決断し、“本当の家族”になろうと奮闘する6カ月の物語。男の子は笑わず、しゃべらず、名前もありません。一切の感情を失くした子どもに他の大人たちが苦慮する中、なぜか夫婦は彼とコミュニケーションが取れる唯一の方法を持っていたのです。これは奇跡か、それとも運命か…。戸籍上、本当の親子として認められるこの養子制度には、タイムリミット、試験期間、裁判による審議など、まるで「本当の親子になるためのテスト」のような難題が数々設けられています。尾野が演じる挫折続きのピアニスト妻と、江口が演じる自他ともに認めるお人好し夫は、この課題をクリアしようと七転八倒。そんな、もがきながらも前進し続ける愛すべき夫婦の姿を、遊川がユーモアたっぷりに描き出します!」(番組公式サイトより)●特別養子縁組制度ネタ、でも脚本があの「○○妻」「純と愛」「家政婦のミタ」の遊川和彦、信用できねぇ。なお演出は「サムライせんせい」「ゼロの真実」「1人もいる!」の片山修と「偽装の夫婦」「政婦のミタ」の日暮謙、これまたちとビミョー。

7月21日、木10フジテレビ「木曜劇場 営業部長 吉良奈津子」■脚本・井上由美子、演出・河毛俊作、P・牧野正、三竿玲子、金城綾香■出演・松嶋菜々子、松田龍平、DAIGO、岡田義徳、中村アン、足立梨花、白洲迅、高木渉、板尾創路、石丸幹二、原田泰造、松原智恵、伊藤歩他▲「ドラマは、広告代理店の売れっ子クリエイティブディレクターだった主人公が、40歳手前で結婚し、出産と育児休暇を経て、3年ぶりに職場復帰したことをきっかけに、次から次へと勃発していく問題に正面から向き合いながら、仕事と家庭を両立させるため奮闘していく姿を描く、“女の戦いと再生”の物語。いわば、“産後復帰した女性が働く”ということを真っすぐに描いたドラマです」(番組公式サイトより)●産休前にそんなに有能だったなら産休育休中も現場とそれとなくコンタクトとったり復職に向けて情報収集しているんじゃね?とか(売れっ子とは書いてあるけど有能とは書いてないか)、大体会社内でチームを組んで仕事をしていたなら産休に入る前に仕事の引き継ぎをしながら復職後の業務がどうなるのかシミュレーションするでしょとか、実際そんなに売れっ子だったなら育休を(産休込みで)3年も取らないでしょとか、乳幼児がいてフルタイムで復職するならいざという時のためのサポート体制はちゃんと固めるよねとか、確かに3年間も休職していたら浦島太郎だけどさーとか、育児は母親だけの問題じゃないでしょとか、ストーリーをそんなにチェックしてないけど見る前から突っ込んじゃうのな。一応脚本は「きらきらひかる」「ギフト」「14才の母」の井上由美子、でも最近の作品は「遺産争族」「緊急取調室」「昼顔 平日午後3時の恋人たち」なり。演出は「極悪がんぼ」「GOLD」「救命病棟24時 第4部」の河毛俊作。

4月7日継続、木11:15NHKBSP「植物男子ベランダー SEASON3」■原作・いとうせいこう「ボタニカル・ライフ 植物生活」「自己流園芸ベランダ派」、脚本・望月一扶、演出・望月一扶、P・■出演・田口トモロヲ、岡本あずさ、安藤玉恵、古舘寛治、谷内里早、渋谷さゆき、松尾スズキ、小林竜樹他▲「都会の片隅でひっそりと暮らす中年のバツイチ男、自称「ベランダー」。彼は、自分勝手なやり方でベランダで植物を育てることを無上の喜びとしている「植物男子ベランダー」は花が咲いたり枯れてしまったりすることに大げさなまでに一喜一憂し、植物たちに翻弄される男のこっけいな姿を描くドラマ。複雑に絡まりあう多肉植物たちの愛憎を描いた「多肉愛の劇場」などのコーナーも」(番組公式サイトより)●キャストは結構好きなんだけど、なんかこう、私にはあまりリズムが合わないドラマです。

遺産相続弁護士 柿崎真一
7月7日、木深夜日本テレビ「プラチナイト 遺産相続弁護士 柿崎真一」■脚本・林誠人、演出・白川士、P・中村泰規、田中雅博■出演・三上博史、森川葵、酒井若菜、豊原功補他▲「三上博史が遺産相続を専門とするワケあり弁護士役で主演を務めるヒューマンドラマ。三上が演じるのは、変わり種の弁護士・柿崎真一。「遺産の価値は“金”」が持論で、相談者から持ち込まれた案件を常識やモラル、規制を超えて決着に導く。その一方で、「故人の財産だけでなく、“思い”を残された人たちへつないでいく」をモットーとするなど、人間くさい一面も持ち合わせている。ドラマでは、そんな柿崎が財産をめぐる骨肉の争いをとんでもない形で解決していくさまを、硬軟織り交ぜて描いていく」(楽天エンタメナビより)●三上博史のワケあり弁護士ってだけで見てみたくなるけど(誇大広告かもしれんけど)「財産をめぐる骨肉の争いをとんでもない形で解決していく」っていうのも見てみたい。

◆金曜日
7月22日、金8テレビ東京「金曜8時のドラマ ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~」■原作・原宏一「ヤッさん」他、脚本・大島里美、演出・小林義則、P・稲田秀樹■出演・井原剛志、柄本佑、山本舞香、上地雄輔、板谷由夏、里見浩太朗他▲「この作品は、築地を舞台に、宿ナシ無一文でありながら食の天才で素性は謎に包まれているヤッさん(伊原剛志)が、東京に憧れIT企業に就職したものの流れ流れてヤッさん同様、宿ナシになってしまった青年・タカオと共に、食べ物への愛情のない食のハイエナたちを成敗していく痛快な人情喜劇です」(番組公式サイトより)●テレ東のこの時間枠のドラマって昔よくやっていた人情時代劇をそのまま現代劇にしたような感じのドラマが多いような……。

7月15日、金8NHKBSP「BS時代劇 伝七捕物帳」■原作・陣出達朗、脚本・森脇京子、山本むつみ、演出・吉田啓一郎、山下智彦、宇喜田尚、P・銭谷雅義、内堀雄三、原林麻奈■出演・中村梅雀、上遠野太洸、徳重聡、田中美佐子、原田夏希、石橋蓮司、松平健、ももいろクローバーZ他▲「黒門町の伝七(でんしち)は罪を憎んで人を憎まず。粋で優しい岡っ引き。遠山奉行から預かった紫房(むらさきぶさ)の十手にかけて、悪い奴らは許さねぇ。恋女房の切り火に送られ、お江戸の悪をくじくため、伝七親分は今日も行く。父・中村梅之助の当たり役、ご存知「黒門町の伝七」を、今、梅雀が受け継ぐ。平成によみがえる「伝七捕物帳」。乞うご期待!!」(NHKドラマトピックスより)●伝七に違和感ないなと思ったら、そういや中村梅雀って昔の「伝七捕物帳」(1973年、日本テレビ)で伝七役だった中村梅之助の息子だったのね。

6月17日、金10NHK「ドラマ10 水族館ガール」■原作・木宮条太郎、脚本・荒井修子、演出・谷口正晃、山内宗信、東田陽介、P・金澤友也■出演・松岡茉優、桐谷健太、澤部佑、内田朝陽、足立梨花、木下ほうか、西田尚美、戸田恵子、石丸幹二、伊東四朗他▲「ヒロイン・嶋由香(松岡茉優)は大手商社に入社して三年目。しかし、ミスは多い、態度もなれなれしい、上司にはにらまれてばかり。ついには、系列のはまかぜ水族館に異動を命じられる。慣れたOL生活とは打って変わって、イルカや生き物たちと向き合う日々は、由香にとって初めてで、手探りのことばかり。哺乳類の中で人間の次に賢いといわれるイルカたちは手強く、それ以上に、生き物を扱ううえでは容赦ない先輩・梶良平(桐谷健太)やおたくで無口な今田修太(澤部佑)、姉御肌の吉崎一子(西田尚美)、さらにはクールな総務課長・倉野久幸(石丸幹二)や謎の館長・内海良太郎(伊東四朗)たちに鍛えられる日々は、まるで台風のよう。飼育担当になったイルカも、彼女にはそっぽを向く。それでも、持ち前の前向きな性格で壁にぶつかり、一癖も二癖もある飼育員たちの内面を知るにつれ、徐々に水族館飼育員の顔つきになっていくヒロイン。しかし、生き物を相手にしているこの仕事、決して慣れや気合だけでは解決できない事ばかりで・・・」(NHKドラマトピックスより)●NHKのドラマって民放局のように4半期単位じゃないのでつい見落としてしまいます。

金曜ドラマ 神の舌を持つ男
7月8日、金10TBS「金曜ドラマ 神の舌を持つ男」■脚本・櫻井武晴、演出・堤幸彦、P・伊藤雄介、加藤新、植田博樹、楠千亜紀■出演・向井理、木村文乃、佐藤二朗他▲「堤幸彦ワールドが炸裂する、温泉場を舞台にしたコミカルミステリー。主人公の朝永蘭丸を向井理が演じ、連続ドラマで堤と初タッグを組む。2時間サスペンスドラママニアの甕棺墓光役に木村文乃、暴走しがちな2人を鋭いツッコミでまとめる宮沢寛治役で佐藤二朗が共演。3人は謎の温泉芸者・ミヤビを探し求めて旅をする。行く先々で巻き込まれる事件を、舌に乗せたものを分析する蘭丸の能力で解決していく姿が見どころ」(楽天エンタメナビより)●演出・堤幸彦かあ……(言うまでもないが主な作品は「TRICK」、「20世紀少年」、「ケイゾク」、「SPEC」など)。

9月23日、金10NHK「ドラマ10 運命に、似た恋」■脚本・北川悦吏子、演出・一木正恵、石塚嘉、P・須崎岳■出演・原田知世、斎藤工、小西真奈美、大後寿々花、小市慢太郎、渋谷謙人、西山潤、久保田紗友、草笛光子、奥田瑛二他▲「その少女は幼い日、ひとりの少年と再会の誓いを立てた。いま、45歳になった彼女は、バツイチの母親。生きるために、ただ精一杯働く日々だった。そんな彼女の前に現れた、超一流デザイナーの男。まるで境遇の違うふたりが、恋に落ちてゆく。男はなぜ、彼女の前に現れたのか。もしかして彼は、あの時の少年なのか?純愛と、宿命と、救済の物語」(NHKドラマトピックスより)●大人の少女マンガ?(←少女マンガをディスっている訳ではない)。

7月22日、金11:15テレビ朝日「金曜ナイトドラマ グ・ラ・メ!~総理の料理番~」■原作・西村ミツル、大崎充「グ・ラ・メ!~大宰相の料理人~」、脚本・菱田シンヤ、演出・常廣丈太、落合正幸、小松隆志、P・内山聖子、中川慎子、浅井千瑞、神通勉■出演・剛力彩芽、滝藤賢一、高橋一生、新川優愛、内藤理沙、松尾幸実、三宅弘城、小日向文世他▲「吉田茂政権以来、約70年ぶりに総理任命の『官邸料理人』が復活。その座に抜擢されたのは、25歳の女性料理人・一木くるみだった!ひとりの天才女性シェフが“総理官邸”に乗り込み、その腕一本で数々の要人・政治家たちを虜にしていく、エンターテインメント性たっぷりの料理ドラマが誕生! 主演に剛力彩芽を迎え、個性豊かな俳優陣とともに週末の夜に“美味しいひととき”をお送りします!」(番組公式サイトより)●面白そうなのか面白くなさそうなのかよくわからない。せっかく高橋一生も出る事だし総理役は遠藤憲一でもよかったのでは(違)。

侠飯
7月15日、金深夜テレビ東京「ドラマ24 侠飯~おとこめし~」■原作・福澤徹三、脚本・根本ノンジ、清水匡、演出・榊英雄,山口雄也、P・浅野太、濱谷晃一、松本拓、近藤正岳、中野剛■出演・生瀬勝久、内田理央、高畑裕太、戸塚純貴、木下隆行、木本武宏、三浦誠己他▲「福澤徹三の小説「ドラマ24「侠飯~おとこめし~」」を連続ドラマ化。「任侠×グルメ」をテーマにした異色グルメドラマで、絶品料理を振る舞うやくざの組長役で生瀬勝久が主演する。命を救ってくれた柳刃組の組長・柳刃竜一(生瀬)を、なぜか自分の部屋にかくまう羽目になった大学生の若水良太(柄本時生)が、居座る柳刃に戸惑いながらも、毎回冷蔵庫の残り物で料理を作ってもらい、その発想とおいしさに驚くとともに柳刃の生きざまから何かを学び、成長していく姿を描く。各話で柳刃が披露する至高のレシピが見どころの一つで、深夜に食欲を刺激する“夜食テロ”が炸裂する」(楽天エンタメナビより)●食事ネタ、グルメネタは全く興味がないのだが、主演が生瀬勝久なので第1回は見てみる鴨。

7月8日、金深夜テレビ東京「こえ恋」■原作・どーるる、脚本・大林利江子、中村能子、三浦直之、演出・、P・■出演・永野芽郁、竜星涼、落合モトキ、大友花恋、桜田通、水谷果穂、唐田えりか、白石隼也、森尾由美、櫻井孝宏他▲「漫画・ノベルアプリで連載中の同名人気漫画を基にした青春ラブストーリーで、なぜか紙袋をかぶって生活しているクラス委員長・松原くんと、彼の素敵な声と優しさに引かれていく吉岡ゆいこ(永野)、そして超が付くほど真面目な生徒会長・兵頭誠(竜星涼)というちょっと変わった高校生たちが織り成す、ピュアで切ない恋模様を描く」(楽天エンタメナビより)●深夜だし、お若いキャストばかりなので多分見ません。

◆土曜日
時をかける少女(2016)
7月9日、土9日本テレビ「時をかける少女」■原作・筒井康隆、脚本・渡部亮平、演出・平林克理、湯浅弘章、宝来忠昭、P・■出演・黒島結菜、菊池風磨、竹内涼真、吉本実憂、加藤シゲアキ他▲「2016年版「時をかける少女」最大の特徴は史上初の試み…。時をかける少女だけではなく、未来からやってきた少年ケン・ソゴルの目線からも同時に物語を描くこと今まで描かれてこなかった未来人ケン・ソゴル。彼の感じた切なさや思いを描く事によって「時をかける少女」という物語が今、新しい魅力をもって生まれ変わる。 「時をかける」少女と少年そして「淡い恋」と「暑すぎる夏」…。この夏、誰もがあの日経験した 青春のもどかしさと切なさが蘇る」(番組公式サイトより)●「泣くな、はらちゃん」、「妖怪人間ベム」や「ど根性ガエル」のようなチャレンジドラマ、「Q10」や「野ブタを、プロデュース」のような佳作、「女王の教室」のような問題作、「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」や「デカワンコ」のような超バカバカしいけど楽しくて面白いドラマなど数々の作品を放ってきた日テレ土9枠は今期は「時をかける少女」ときたか……。原作者の筒井康隆は「よく稼ぐ娘」と言ったそうだが、つくづく黄金のコンテンツだよなあ。胸キュン(死語)な青春SFと言うだけでなく誰の心にも常にノスタルジックな何かを思い起こさせる作品だからとは思うけど、この作品で何が一番素晴らしいのかというともしかすると「時をかける少女」というタイトルなのかもね。

時をかける少女(1972) 時をかける少女1972
最初にドラマ化された「時をかける少女」、番組タイトルはNHK少年ドラマシリーズの「タイムトラベラー」(1972年、写真左)と「続タイムトラベラー」(1972年、写真右)(引用資料は「NHK少年ドラマシリーズのすべて」より)。ドラマの主題曲を何度も何度も繰り返し聞くようになったのはこのドラマからだったと思う。
時をかける少女(1983) 時をかける少女(1985)
大林宣彦監督の映画「時をかける少女」(1983年、写真左)、原田知世がそりゃあもうかわいかったけど深町一夫(ケン・ソゴル)役の高柳良一のあまりにも普通なビジュアルにビックリした記憶が。写真右はフジテレビのドラマ版「南野陽子の 時をかける少女」(1985年)、見た記憶は無いけど何故かこの写真の記憶はある。ちなみにケン・ソゴル役はショコタンパパ(中川勝彦)だったようだ。
時をかける少女(1994) 時をかける少女(1997)
写真左はフジテレビの短期連ドラ版「時をかける少女」(1994年)、1回だけ見たような気が。ケン・ソゴル役は袴田吉彦、そして脚本は「踊る大捜査線」の君塚良一。写真右はWikipediaによると、ハルキ監督(角川春樹)による映画作品らしい(1997年)。主人公は中本奈奈、ケン・ソゴル役は中村俊介。他にモーニング娘版の時かけもあったり(2002年、TBS、ケン・ソゴルは内田朝陽)。
時をかける少女(2006) 時をかける少女(2010)
写真左はアニメ版の「時をかける少女」(2006年)、これはストーリーがもう原作から結構離れてはいたんだけど、とても新鮮でした。そして「時をかける少女」はそのエッセンスさえ変わらなければやはり「時をかける少女」なんだな、と思ったです。写真右はアニメ版で主人公の声を演じた仲里依紗の実写版映画(2010年)。見なかったけど。まあ、今期の時かけも多分見ます。

土曜ドラマ 夏目漱石の妻
9月、土9NHK「土曜ドラマ 夏目漱石の妻」■原案・夏目鏡子、松岡譲 「漱石の思い出」、脚本・池端俊策、演出・柴田岳志、榎戸崇泰、P・吉永証、越智篤志■出演・尾野真千子、長谷川博己、黒島結菜、満島真之介、竹中直人、舘ひろし他▲「今年は夏目漱石没後100年の年。「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「こころ」など今なお夏目漱石の作品は人々に愛されているが、実はその多くは、妻・鏡子との夫婦生活を下敷きに描かれている。頭脳明晰で几帳面、しかしとんでもなく気難し屋の漱石。一方、大らかで、自分の考えをすぐ口にする鏡子。正反対の二人は、時にぶつかり合い、時に支え合いながらも、やがて、かけがえのない家庭を築いていく。明治という激動の時代を駆け抜け、夫婦として成長していく二人の姿を、妻・鏡子の視点から、生き生きとユーモアを交えながら描くエンターテイメント・ホームドラマ」(NHKドラマトピックスより)●NHK土曜ドラマなのでまずは見ます。9月からだけどね。演出は明治時代をガッツリ描いた「坂の上の雲」の柴田岳志。

6月4日、土深夜フジテレビ「オトナの土ドラ 朝が来る」■原作・辻村深月、脚本・高橋麻紀、演出・古澤健、金子与志一、P・松本圭右、渋谷未来、井上季子■出演・安田成美、川島海荷、田中直樹、黒川智花、小野塚勇人、滝沢沙織、石田えり他▲「このドラマは、“普通の幸せ”“家族の幸せ”をただただ願って、もがき苦しみながらも前に進んでいく女性の物語です。特別養子縁組によって“母”になることが出来た主人公の佐都子。そこには光あふれる幸せな毎日が待っていました。しかし、その幸せな光の裏には養子縁組によって光を失ってしまったもうひとりの“母”の存在があったのです。ドラマでは夫の不妊症、特別養子縁組など、現代の日本で一般的になりつつありながらタブー視されがちな問題を、リアリティを大事に描いていきます。人を信じ続けることで、人は強くなれる。人生の光と影を描き切った辻村深月の最高傑作!珠玉の人間ドラマ!!オトナの土ドラ第2弾「朝が来る」にご期待ください」(番組公式サイトより)●おっとここでも特別養子縁組ネタのドラマが。多分見ないけど。

7月16日、土深夜テレビ東京「土曜ドラマ24 徳山大五郎を誰が殺したか?」■原作・秋元康、脚本・徳尾浩司、喜安浩平、土屋亮一、演出・豊島圭介、古厩智之、吉田浩太、P・川村庄子■出演・欅坂46、嶋田久作、江口のりこ、相島一之、今野浩喜、岩松了他▲「ある朝登校したら、担任の徳山大五郎の遺体が…。自殺か?果たして他殺か?私立欅学園三年C組の教室。徳山の死体を見つけて誰もが右往左往。まだ生きてるかも? 人工呼吸とかすれば…。やがて背中にナイフが刺さっているのを見つけ、死んでいることを悟る。やばい、時間がない。とりあえず隠さなきゃ…!そうして、先生の遺体を隠しながら過ごす、女子高生の非日常的な日常が始まった。そんな彼女たちを囲む、怪しい大人たち…。なぜ徳山は死んだのか?最後まで生徒は遺体を隠し通すことができるのか?そして、彼女たちは、犯人を見つけることができるのか!?」(番組公式サイトより)●深夜だし、お若いキャストが多いので多分見ません(←こんな頑な事でいいのか!?)。

◆日曜日
継続、日8NHK「平成28年大河ドラマ 真田丸」■脚本・三谷幸喜、演出・木村隆文、田中正、小林大児、土井祥平、P・屋敷陽太郎、吉川邦夫、清水拓哉■出演・堺雅人、大泉洋、長澤まさみ、木村佳乃、高畑淳子、近藤正臣、内野聖陽、草刈正雄、藤井隆、遠藤憲一、高嶋政伸、藤本隆宏、斉藤由貴、藤岡弘、、吉田羊、西村雅彦、寺島進、段田安則、小日向文世、鈴木京香、山本耕史、片岡愛之助、竹内結子他▲省略●真田幸村ネタのドラマや映画は本当にすきなんだけど……「真田丸」視聴はこのところサボっています。

仰げば尊し
7月17日、日9TBS「日曜劇場 仰げば尊し」■原案・石川高子「ブラバンキッズ・ラプソディー」「ブラバンキッズ・オデッセイ」、脚本・いずみ吉紘、演出・平川雄一朗、吉田健、福田亮介、P・佐藤善宏、大西孝幸■出演・寺尾聰、多部未華子、真剣佑、村上虹郎、北村匠海、太賀、佐野岳、石坂浩ニ他▲「弱小高校吹奏楽部を舞台に一人の男と生徒たちが起こした“奇跡の実話”に基づく感動の物語誰からも期待されなかった無名高校の吹奏楽部がたった一人の教師の下で全国の頂点“音楽の甲子園”を目指した『魂の合奏』一人では叶えられない夢がある一人では味わえない喜びがある世代を超えて届けたい 心に響くヒューマンドラマ」(番組公式サイトより)●音楽ネタは非常に苦手ですが、日曜TBS9枠なのでとりあえず第1回は見ます。

7月17日、日9フジテレビ「HOPE〜期待ゼロの新入社員〜」■原作・ユン・テホ「ミセン-未生-」、脚本・徳永友一、演出・河野圭太、城宝秀則、P・高丸雅隆■出演・中島裕翔、遠藤憲一、瀬戸康史、山本美月、桐山照史、山内圭哉他▲「『HOPE~期待ゼロの新入社員~』は、囲碁のプロ棋士の夢に挫折した主人公が、訳あって総合商社で働くこととなり、満足な社会経験も学歴も無い中、組織の一員として認めてもらえるよう、ひたむきに仕事に向き合う姿を描いた感動のヒューマンドラマです。この時代に働くすべての人が100%共感できる会社での悩み、怒り、笑い、そして涙を丁寧に、そして克明に描く本作は、今夏の話題をさらうことは間違いありません」(番組公式サイトより)●キャストが結構渋くていい感じだけどなんとなく続けて見られそうにない感じ。脚本は「信長協奏曲」「探偵の探偵」の徳永友一、演出は「マルモのおきて」「フリーター、家を買う。」の河野圭太、「リスクの神様」「すべてがFになる」「リーガル・ハイ」の城宝秀則。

7月10日、日10NHKBSP「プレミアムドラマ 受験のシンデレラ」■原作・和田秀樹、脚本・山岡潤平、武井彩、武田樹里、演出・植田泰史、木下高男、P・後藤高久■出演・小泉孝太郎、川口春奈、山口紗弥加、山田裕貴、松尾諭、川原一馬、遠藤新菜、原田佳奈、児嶋一哉、袴田吉彦、富田靖子他▲「五十嵐 透(38)は名門予備校のカリスマ講師だが、近ごろ急に酒びたりになり生活がすさんでいた。遠藤真紀(18)は定時制に通う高校生で、昼夜複数のアルバイトをしながら生活費を稼ぐ毎日に疲れきっていた。そんな2人が、ある日偶然に出会う。定職につくため高校を卒業したい真紀が、「追試の勉強を教えて欲しい」と五十嵐に頼み込む。予備校を辞め、教師のプライドも教える情熱も失った五十嵐はひらめいた。デキの悪い真紀を東大に合格させて、世間を見返してやる! じつはこのとき、五十嵐は余命1年の宣告を受けていたのだ…。そして、元日本一のカリスマ講師・五十嵐と落ちこぼれ生徒・真紀の、1年後の合格に向けての猛烈な受験勉強が始まる。彼ら人生のどん底にいる主人公たちが伝えるのは、「人生は変えられる。未来への道は、自分で切り開くんだ」というシンプルで力強いメッセージ。誰もが自分の可能性に気づき、生きる勇気と希望がわいてくる! まるでスポ根ドラマのような物語です」(NHKドラマトピックスより)●ちょっとこのストーリーはどうかと思わないでもないけど、気になります。第1回は見る鴨。

7月17日、日10:30日本テレビ「そして誰もいなくなった」■脚本・秦建日子、演出・佐藤東弥、伊藤響、P・鈴木亜希乃、渡邉浩仁、鈴木香織、八木欣也■出演・藤原竜也、玉山鉄二、伊野尾慧、黒木瞳他▲「主演・藤原竜也!最高に最悪なドン底の主人公を熱演!!豪華出演者で送る予測不可能な超本格サスペンス!!容姿端麗、頭脳明晰、家族や友人、恋人にも恵まれ、順風満帆な人生を送っていた "藤堂新一"。ある日、同姓同名の男"藤堂新一"の逮捕により、新一の人生の歯車が一気に狂い始める…。突如現れた、偽者に"人生を丸ごと乗っ取られ"、次々と押し寄せる不可解な事件の数々。一体、誰が、何のために!?味方ゼロ、信頼していた仲間の裏切り、登場人物、全員、容疑者。救いようの無い絶望的状況に陥れられた新一が見えない敵に立ち向かう!!息つく暇なし!ジェットコースターのようなスリルと衝撃が日曜夜を駆け抜ける!!」(番組公式サイトより)●脚本が「アンフェア」「サマーレスキュー~天空の診療所~」「ドラゴン桜」の秦建日子、演出は「掟上今日子の備忘録」「家政婦のミタ」「ごくせん」「14才の母」の佐藤東弥(最低映画「ガッチャマン」の監督でもあるけどな)、期待していいのかよくないのか、色々ビミョー。

そんな訳で今回はあんまりコレ!というのがないけど、とりあえず「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」「家売るオンナ」「はじめまして、愛しています。」「遺産相続弁護士 柿崎真一」「神の舌を持つ男」「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」「侠飯~おとこめし~」「時をかける少女」「夏目漱石の妻」「仰げば尊し」「受験のシンデレラ」「そして誰もいなくなった」の第1回は見てみる鴨。まー、夏コミの原稿を描いていてドラマどころじゃないかもしれんが。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
ポーの一族
あの萩尾望都のあの「ポーの一族」の続編が40年ぶりに出るというニュースを聞いたのは、2ヶ月近く前のことだった(「ポーの一族:40年ぶり続編 フラワーズに読み切り掲載へ」)。情報をタレこんでくれたコミケの時の助っ人・同僚M様と予告カットを見て「どうなんでしょう、これ?」「やっぱ絵が違うよね。なんか、肉感的というか、夢の中の存在じゃない感じだよなー」などと言っていたのもすっかり忘れていた先月末の5月28日、所用があってたまたま外出しその帰りに立ち寄った本屋のレジ前に平積みされていた掲載誌フラワーズを目撃、もう10年くらい萩尾作品は読んでないけどとか迷ったものの、まあこれは宿題だしと思いつつ購入いたしました。

帰宅後に買った雑誌を取り出して40年ぶりとやらの「ポーの一族」の最初のページを開く。絵が違うのはもうそれは仕方がないことだから置いておいて。構図がなんか違う……。最初のキャラの見せ方も違う。昔の「ポーの一族」だったらまず遠景から入って、キャラも一つのコマでアップを入れたら他のコマはもっと他の情報がわかるように引いて描写していた……。特に今回のこの主人公、周りから浮いている感を際立たせるためにもっとポツン感がある描写になったはず……。

いやいやいや、続編といったって作品はその時の作者とその時代のもの、かつての作品と同じでなくてもかまわない、続編が作られるにいたった時間の経過も続編の作品の一部。続編には続編なりの描写があり世界がある。以前のものと同じものを求めるならそれはコピーでしかないし、新しい何かがあって、何らかの展開があってこその続編ではないか?

そんなこんなで結局3ページ目まで見て放置していたのだが、世の中はコレをめぐって結構大騒ぎであったようで、先々週は週刊文春の記事にまでなっていてビックリだ。

・コミケの助っ人・同僚M様は関東の端っこの県在住のため休みの日は何かイベントでもなければ家をあまり出ないそうだが、この日はたまたま絵画展を見るため朝から上京し展覧会の前に立ち寄った本屋で掲載誌を見かけて、「荷物になるよなあ」と思いつつも購入したとのこと。絵画展を見終わってからまた本屋に行ったらすでに売り切れになっていたという。
・同僚T田(お局歴30年、上の娘が今年就職したばかり)は発売日の翌週の月曜日に気がついて買おうと思ったらもうすでにどこの本屋にもなく、会社近くの大型書店3軒(ジュンク堂、三省堂、旭屋)にもまったくなくて予約も受け付けてもらえなかったとのこと。先日の重版でやっと入手したそうだ。
新潟の女教師S川も発売日に買いそびれてそのままだったため近所の大型書店に日参してやっと重版版を入手したとのこと。次を買い逃したくないので定期購読を申し込んだという。
・同僚M田(かつて「スラムダンク」全31巻を貸してくれたが、私が10巻目で挫折して本を返したら「だったら飛ばして最後の5巻だけ読めば十分だよ」というファンの皆様に確実に怒られる発言歴あり)も油断していたら買い逃してしまい、やはり都内の大型書店をかなり回ったそうだが入手できず、予約も受付不可でできなかったため電子書籍版を購入したという。あとで「あの付録の話ってさあ、どういう形の付録だったの?A5サイズとかB5サイズとかの別冊?」と聞かれて、電子書籍版だと付録感が全くないんだなと初めて知ったわ。
・大学のサークルの後輩は発売日の開店時刻に書店に行ったらすでに売り切れていて何軒か回ったものの入手できず仕舞い、断固として電子書籍ではなく紙媒体で読むと心に決めて、なんとか伝を頼って本編を読むことができたという。

いやあ、そんなことがあったとは露知らず。最近はめっきり漫画雑誌を買わなくなってしまい、唯一毎号買っている「MELODY」(隔月刊)ですら2ヵ月後の次号発売日直前に買うという体たらくで、今回もあの日に外出していなければ、そしてその時会っていたのが非常に濃い漫画研究関係の方でなければ、多分見逃していた事だろう。

「ポーの一族」単行本発売予告
(当時の「ポーの一族」初コミックス予告)

そんな訳で6月初めのとある平日、同僚M様と同僚T田で今回の「ポーの一族」について語るためランチをすることになり、「じゃ、当日までに全部読み終わっている事!宿題だから!」とT田に指示されたため、ランチ当日の朝に慌てて読了したのである。

M様「絵がね、やっぱり違うでしょ。エドガーなんかすごくリアルな感じで」
T田「そうだよねぇ、なんかこう、(バンパネラじゃなくて)人間みたいだよね」
私「エドガーはねぇ……。でも40年も経ってりゃ絵が違うのは仕方が無いよ」
T田「えー、そうなの? 漫画家の絵ってそんなに変わる物なの?」
M様「昔のコミックスと今の絵を比べたら皆それなりに少しずつ変わってはいますね」
私「今回の「ポーの一族」は絵だけじゃなくて構図とかお話の進め方とかキャラの見せ方とか描線のタッチとか、もう、何から何まで変わっているし。だいたいね、絵が変わっているっていうなら「小鳥の巣」(1973年)の連載が終わって萩尾望都がちょっとヨーロッパに行って帰ってきてから描いた「エヴァンズの遺書」(1975年)だって、もう絵がすごく変わっていてバリバリに違和感ありまくりだったよ。でもさ、絵なんて変わるのが当たり前なのよ。私はね、面白ければいいの。絵がどんなに変わろうとも何かの物語世界がしっかりあってお話が面白ければね」
M様「面白かったですかあ?」
私「まあ……、少なくともリアルタイムで昔の「ポーの一族」を読んだときのような、魂を丸ごと不思議な世界に持って行かれるような感じは全くなかったけどさ。でもそれは作者のせいばかりじゃなくて、もしかするとわしらがトシとったせいなのかもよ」(3人とも40代末〜50代)
M様「あー、それは確かにありますねぇ。若いころと同じようには読めなくなったというか、心身ともに色々ガタが来ているというか。大体本を読む時に目から離して読んだり」
T田「漫画家名だけじゃなくて作品名が全然出てこないよね」
私「そうそう、肝心の名前が出てこないのに、別の雑誌で連載していた作品がドラマ化されてその主演は誰だった、みたいな無駄な周辺情報ばかり色々思い出したりしてさ」
M様「昔なら気になってこだわってた部分もスルーして読めるようになりましたね」
私「でも本を読んでてもすぐ眠くなって全部読みきれなくなったわ」
M様「あります、あります。(通勤)電車の中でも昔なら一気に読めたのに今は熟睡しちゃいますもの。読み続けられる根性がなくなりましたよ」
私「でさー、今回のポーで私が一番気になったのは、お話の見せ方がすっっっっっごく説明的だったことなんだよ」
T田「説明的って?」
私「昔のポーだったら、ちゃんと絵で見せてくれて必要な事は必ずどこかに言葉ではなく絵で描かれていたから、いちいち説明されなくても見る所を見てさえいれば登場人物達の行動や背景や気持ちが読み取れていたのよ。それが今回はいちいち台詞や文章で説明されているのが気になったわ。あとどうでもいい事だけど、キャラのアップが結構多くてモブシーンや小さい物の描写が少ない感じで、もしかして萩尾望都は老眼のせいで小さい物が描けないのかなとか思った(←暴言!)」
T田「へぇー。なんか、私はよくわかりませんでした(キリッ)」
M様「今回、何も描いてないですよね? お話が何もないと言うか。期待が大き過ぎたのかなあ」
私「つか、大きな物語のプロローグだよね、あれは。まだ何も始まっていない」
M様「前後編で次は次号に載るんでしたっけ?」
私「当初は前後編だったみたいだけど、今回見てみたら"Vol.1"ってなっていたから3回以上はあるんじゃない? しかも次回は今年の冬って書いてあったよ」
M様「なんだ、そんな先なのかー」
私「でも次はもう都内の本屋のどこにもない、なんてことは無くなるかもね」

今回は思いのほか「ポーの一族」愛を掘り起こされた人が沢山いたことにびっくりだ。

「小鳥の巣」最終回予告
(別冊少女コミック1973年6月号の「小鳥の巣」最終回予告)

さて、「ポーの一族 春の夢」。どうにもこうにも考えがまとまらない。ランチの時は技術的な問題で暴言を吐きまくりだったけれど(ファンの皆さん、本当にすみません、、、)作品そのものに対してはまだ保留だ。まず続編の「春の夢」そのものがどうなのか。続編の意義とか意味ってなんなのか。シリーズの中でこの作品はどうなのか。そして、「ポーの一族」の「ポーの一族」(1972年)が連載された時にエドガーと同じ年だった私はずっと「ポーの一族」シリーズとともに年を取り、エドガーの年を越して40年以上が過ぎてしまった事に対して思うことがあったり(ま、他人は興味ない事だが)、あれらの作品をリアルタイムで読む事ができたのはなんて幸せな事だったかと思うし。夢の中の存在であったエドガーの軌跡を追い続け、年老いた自分の前に40年以上前と変わらぬ姿で現れたエドガーに対して、なんとか彼らの現実の片鱗をとらえようとしたジョン・オービン、彼の心情が自分に重なるお年頃なのにも色々思うことがあったり。うううううむ。多分、連載が終わらないと何も言えねえ(by 北島康介)(←結論はそこか!?)。
「ポーの一族」
(1976年「エディス」より。グレンスミスのように(笑)何度も何度も繰り返し読んだ最初のコミックスからスキャンしたのですっかり黄ばんでいるが)

また「続編」についても、映画「ハゲタカ」を見て以来、幸せな続編ってなんだろうと考えてきたので色々思うことがあるのだが、それはまた別の記事で。なんだ、結局40年ぶりの「ポーの一族」についてジタバタした事した事しか書いてないな(とほほ)。

<追記>(2016.7.3)
コメントでoha〜さんからタレコミがあったので朝日新聞の天声人語の記事を載せておきます。
天声人語(2016.07.01)
テーマ:感想
ジャンル:アニメ・コミック
映画「ハゲタカ」公開7周年記念
↑2016年6月6日〜6月12日までのブログトップ

映画「ハゲタカ」公開7周年記念
前の記事を書いたのは3月末だよ! もうブログも飽きたか放置しているんだろうと思われているかもしれんが、残念ながら飽きてもないし放置もしてない。ネタは山ほどあるし書きたい事も沢山あるから時間さえあればどんどん更新したいのよ。一日48時間ほしい。でも仕事が一日24時間だったりしたらやだな……。

そんなこんなで映画「ハゲタカ」公開から今日で7周年、ひっそりとひっそりと相変わらず追いかけております。7周年記念なのでもう少し芸のあるブログトップにしようかと思っていたのですが、何分にもこのところ色々あってヘロヘロのボロボロなため(先週の金曜日はもうぶっ倒れるかと思ったわ)、今回はこんな感じで。最初は上の写真を加工してもっと真っ青な空の下、真っ赤な車の後ろ姿の写真で何かやってみようと思ったんだけど、最近の中国ときたら黄砂だのPM2.5だので青い空感もなかったのね。そんな訳で今回は珍しく芝野先輩&鷲津コンビの写真にしてみました。出遅れたので今回は今週末までこのトップにしておきます(←6月12日終了)。

それにしても相変わらず映画「ハゲタカ」の再上映の噂もなければNHKでのドラマ「ハゲタカ」の再放送もまったくなし。お寂しい限りです。とかいって民放とかでいきなりまったくの新キャストで恋愛要素たっぷりな「ハゲタカ」をやられてもびっくりだが。

まあとにかく、映画「ハゲタカ」7周年に、密かに乾杯。
テーマ:日本映画
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