2016年10月24日 (月)

弊ブログでも何度か取りあげた事がある伝説の漫画家・谷ゆき子ですが(2006年2月7日「漫画家・谷ゆき子について」とか)、同人誌で谷ゆき子本を作る作るといっておきながら怠けに怠けていたら、プロの皆さんの手による非常にナイスな本が出てしまいましたよ。
「超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界」(図書の家・編、倉持佳代子・協力、立東舎、160p、2016年10月25日発行)
帯には東村アキコによる「子どもの頃にバレエを習いたかったけど、獅子舞を習わされた私にとって、憧れの先生です」というフレーズが! そうなのよ、昭和40年代(特に前半)はバレエって夢の舞台だったのよね。それが結構ハードな世界である事を知るのはやはり山岸涼子の「アラベスク」だったけど。さてこちらの本には数々の資料写真(全作品の表紙とかグッズがみんなカラーで載ってるんですよ)やコラム、詳細な作品リストや作品解説だけでなく、小学館の学年誌に連載されていた「バレエ星」が2回分再録されているので、ドンピシャな年代の皆さん(1961年度生まれですね)には特にグッとくるかもしれませんが、そうでない皆さんにも谷ゆき子作品の超展開ぶりを堪能出来る1冊となっています。
実は私もちょびっっっっとだけ協力させていただきました(つうてもほんの1%くらいだけどさ)。本屋さんで見かけたら、冥土の土産に是非お手に取ってみて下さい(←おいっ)。いやあ、こんな日が来るなんて長生きはするもんじゃのう(遠い目)。
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