ドリーム
2017/10/04 映画「ドリーム」
面白かった。1960年代にアメリカの宇宙計画を支えた黒人女性達の物語でもう一つの「ライトスタッフ」。技術や理論、数字に肌の色も性別も関係ない。被差別を声高に訴えるのではなく実績と結果を示す事で少しずつ前進して行く。脚本と演出が本当に素晴らしい。ロケットの打ち上げが成功するという結果がわかっていてもワクワクドキドキした。

ミックス>
2017/10/21 映画「ミックス。」
初日舞台挨拶付きチケットを前日にひょんなことから急遽入手し鑑賞。何も考えずに楽しめる映画。面白かったけどわざわざ映画にする必要がある作品かな?役者さんと脚本がナイスだけど、演出が今三つ。無駄にだらだら見せている場面が結構多く非常に間が悪かった。最初にキャストの皆さんの挨拶が終わったら席を立つ人がそこそこいた。他の映画の初日挨拶の時もいたけど、挨拶だけ見て次の映画館での舞台挨拶を追っかけているのかなー。

ブレードランナー2049
2017/10/27 映画「ブレードランナー2049」(IMAX 3D)
すごい映画だけど面白いか面白くないかよくわからない。ビジュアルはPSの名作ゲーム「MYST」や「RIVEN」のような空気を感じる。アクション場面があるのに静かで美しく時間が止まったかのような世界とその世界の謎が広がる。前作が人間と人間ではないものを分かつのは何か?命とは何かがテーマなら、今作は"魂"の器が人間であろうがレプリカントであろうがあるいはVRであろうが、「我思うゆえに我あり」、それは"命"なんだという事なのかもしれない。映画的に成功はしないかもしれないだろうけど、いっその事デッカード(ハリソン・フォード)を出さずに、K(ライアン・ゴスリング)をもっと徹底的に描写する話でもよかったかも。
テーマ:映画感想
ジャンル:映画
香港ミニチュア展
先週の金曜日、電車の中の吊り広告で見て土曜日にフラッと見に行ってきました、東京KITTEの「香港ミニチュア展」。香港は返還(1997年)前までは7回か8回くらい行っていたのですが、返還後は直後に1回行ったっきりで以降20年ほど行っていません。食べ物がおいしいだけでなく、色々な風景が懐かしく、そして生き生きとしてとても魅力的な街でした。私の中の香港は20年前で止まっているのですが、多分その、昔のままで止まっている風景がミニチュアというかジオラマ?で再現されていました。

香港ミニチュア展
無料のイベントなのでどこかのホールの隅っこの方でちょこっとだけ展示しているんだろうと思ったら、思いのほか大掛かりなものでいにしえの香港の街中の風景や建物がそのまま再現されています。見に行ったことがある長州島の饅頭祭とか、外から眺めるだけだった九龍城とか、雑多な街並みとか、朝一で食べに行った飲茶屋とか朝粥とか何もかもが懐かしい……。

香港ミニチュア展 香港ミニチュア展
香港ミニチュア展 香港ミニチュア展
また香港に行ってみたくなったけど、でもこの会場で見たような風景は今の香港にはもうどこにもないのかもしれないと思うとなかなか行動にはうつせそうにないかも。私は香港や台湾で使われている繁体字が好きで中国本土で使われている簡体字は大嫌いなんだけど、今じゃ簡体字が繁体字を駆逐しちゃってるんじゃないのか?とか、狭い路地に並んでいた様々な小さい店も今では高層ビルに変わっているんだろうなあとか、ちょっと残念な妄想を色々してみたり。

会場がもっと雑多でもっと薄暗くて何があるかわからない感じにしてくれるともっとよかったけど、でもそんなところを見に来る人はいないか(笑)。まあ、昔のような香港を実際に見ることができなくても、私がこよなく愛する天下のクソゲー「九龍風水傳」のPS VR版が近日中に発売されるはずなので(「20年の思い出がPlayStationVRで甦る。「クーロンズゲートVR 朱雀」」)、とりあえずそれでお茶を濁す予定。ちなみにこの「香港ミニチュア展」は10月9日まで開催しています。
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