コミックマーケット93(C93)
12月30日、今年もコミックマーケット93に行ってきました。先月の記事(2017年11月30日「冬の舞踏会に参加してきます」)で新刊を出すとか出さないとか書いていましたが、まったく新刊の影も形もナッシング。夏コミ(8月13日)に落選したけどその翌週のコミティア(8月20日開催)で新刊出したから今年はもういいっかな?と怠けてしまったのは否めない……。おまけに今月15日の人間ドック受診までに「今年こそ特定保健指導を受けないで済むよう頑張る」とい見当違いな努力を1ヶ月半ほどしていたので、それで昨日のコミケまでに燃え尽きたのもあったなー(遠い目)。

しかも即売会に参加する時はいつも「風のたより」というチラシを作って手当たり次第配布しているのだが、前日の29日になっても全く手をつけていない始末。29日はまだ仕事があったので終わってからチラシの原稿を描くためにとお道具セットを一緒に持っていきましたよ。夕方に超ささやかな納会があり「Kさん(←私のことだ)はやっぱり日本酒でしょ?そのためにわざわざ買って来たんだから」と酒を勧められる。もちろん原稿を描くから酒は飲まないつもりだ。「いやいや、今日は納会だから。日本酒といったらKさんだから」(どんだけ酒飲み伝説が出来上がっているんだ)と言われてついコップで1杯弱(本当に1杯弱、全部で150ccもないくらいだった)飲んで「お疲れ様でした、皆様良いお年を〜」なんつって会社を出て電車に乗ったら、年末なもんで山手線が空いていて椅子に座れたのね。今の部署は月末年末年度末が無茶苦茶忙しいところなので今週色々忙しかったからかなあ……新宿で降りるつもりだったのに、気がついたら目黒でしたよ。オーマイガー。このあと画材屋で30年ぶりくらいに変態に遭ったり(ババア専なのか?)、画材のインクが切れて原稿が描けなくなったり色々あったが省略。

結局チラシが出来たのが29日の夜中になったので、朝一で有明に行く前に新宿近くのキンコーズでコピーをしなくてはならないハメに(泣)。遅刻ギリギリになりそうな朝6時半過ぎ、キンコーズに着いたらコピー機を使っているのは同人のお仲間ばかり。もしかしてこれはコミケ初遅刻か!? じっとりと冷や汗が流れるが、受付で白黒両面コピー機を使いたいと伝えたら、すぐにその時に空いたコピー機に案内してもらえた。……と思ったら順番待ちをしていた人がいて、あと1時間くらい待ちになるかもとのことだった。オーマイガーーーッ。しかしその言葉をきいた私の顔がよほど愕然としていたのであろうか。店員さんがすごく気を使ってくださって「私の誘導ミスですから」となんと受付の中にあるコピー機で店員さんがスキャンして両面コピーして裁断までしてくれたのであっという間にチラシが出来上がってしまったのだった。Mさんありがとう、おかげで遅刻は回避できました! ま、ヤバイ原稿じゃないからできた事かもしれないが(笑)。

しかし東京駅から出ているビッグサイト行きの臨時バスに乗ろうとしたら行列がいつもよりも格段に長く伸びている。最後尾がどこだかもう分からない。キンコーズの店員さんのおかげで遅刻回避できたと思ったのに、これではやはり遅刻か!? もうこの時点ですっかりヘトヘト、tsumireのライフはもうゼロよ! 

……とうとうタクシーに乗ってしまいました。そしたらタクシーの運転手さん、以前は艦これのファンだったそうで、会場近くに住んでいて仕事では何度も東京ビッグサイトに行ったのに、勇気がなくてコミケには行ったことがないという話に。「いやあ、今は普通の人が普通に参加してますから。私はコミケに参加して40年近くになりますけど、随分と参加しやすくなったと思いますよ」と話したり、新しくできた豊洲市場の横を通った時に「来年はこっちの方のこの道が混むと思いますよ」とか夜の銀座のタクシー事情とか色々聞いて、無事東京ビッグサイトに到着。着いたばかりなのにもうなんもかんもやり終えたような感じ(←ダメダメ)。

コミックマーケット93(C93)
無事サークルスペースのセッティングも終えて一息つく。今年10月に出た谷ゆき子の単行本「バレエ星」も一緒に展示する。厚さが5cmもあるので本立てを使わなくても自立する。もちろん私の本じゃないけど(当たり前)ほんのちょびっっっっっとだけお手伝いさせていただいたので、置いてみました(てへっ)。弊サークルが陣取っているジャンルは創作少女漫画なので年寄りが多い(←ヒドイ)。そのせいか立ち寄ってくださるお客様も「懐かしい〜〜」「この漫画、知っています!」「買いました」という声から、なんと「これは、あなたの本なんですか?」という声まで。いや、びっくりだよ……。

疲れてぼんやりとしていたら自宅で大掃除をしているはずの子ども(19歳)から電話が入る。
「○○っていう本、買って来て」
「どこにあるのよ?場所とサークル名がわからないと買えないよ」
「えーと、企業スペースみたい」
「企業スペースは(コミケで)一番混雑するところなのに、人の本を買いに行けるか!」
弊サークルの助っ人・同僚M様に「もう、親に本を買いに行かせるような年になったんですねぇ。あんなに小さかったS子ちゃんが……。Kさんが産休でコミケを欠席したのがついこの間のような気がしてたのに」と言われる。ま、ヨソの子の成長はすごく早く感じるよね……。

コミックマーケット93(C93)
今回は時間がなくて事前にカタログも見ていなかったし、他の情報収集もまったくしてないし、お気に入りのサークルもチェックしていなかった。だからどこに何があるか全くわかっていなかったのだが、サークル受付のところのホワイトボードにこんな地図↑があり、非常に便利だった。どのジャンルがどの日なのかすらわかっていなかったので、この地図を見て初めてテレビ、映画ジャンルがすぐ近くにあると知る。くそーーー、そうと知っていたら事前にサークルチェックをしたのにーー(自業自得)。一応テレビ、映画、芸能ジャンルスペースに行ってみたけど、本やポスターの絵を見ただけじゃなんのドラマなのか映画なのかわかんなかったよ……。orz 「シン・ゴジラ」とか特撮ものとか戦隊ヒーロー物はわかったんだけどなー。

さて、以前はよく大学のサークル時代の仲間でN県の女教師・S川が弊サークルに顔を出していたのだが、最近はとんと姿を見せていない(2010年08月22日「コミックマーケット78に行ってきました。」、2011年01月03日「コミックマーケット79に行ってきました。」)。同僚M様と「彼氏とラブラブで同人どころじゃないのかもねー」と話していたのだが、そのS川がお昼ころに久しぶりにやってきたのである。そしてS川のご無沙汰の理由は彼氏じゃなかった。なんとお父様がお年のせいで色々危機一髪だったようだ。このところ半年先の予定が立たなくてコミケの申し込みをしてなかったのだという。うーむ、わしら、もうそういうお年頃だからね……。ただちゃっかりなのは変わっていなくて、手下(昔の教え子、今は社会人)に行列サークルの本を買って弊サークルに渡しておくよう指示をしていたらしい。手下が「S先生に渡しておいてください」と言い残して去って行き、後から来たS川がそれを受け取ったのだが、なんだかヤバイ物の密売っぽくない?(笑)

そういえば今回驚いたのは「ハゲタカ」本が2冊も売れたことだ。たまたま私が買い物に行っていて、M様が留守番をしていた時にそのお客様がいらしたそうだが、2人とも男性だったという。もうM様と二人で「なんでハゲタカ本だったんですかねぇ??」「なんで今ハゲタカ?」と売っているのにもかかわらず間抜けなことを言い合う。いやお買い上げいただいて非常に嬉しいが(手に取っていただけただけでも十分に嬉しいが)、もうドラマ「ハゲタカ」から10年、映画「ハゲタカ」から8年だもんね、うれしいけどちょっと謎。

そんなこんなで日も暮れて、冬コミも無事終了しM様と別れて帰路につく。でも「ハラ減ったから東京駅で何か食ってから帰ろうかなー」と言ったらM様に「酒は飲んじゃダメですよ。今度乗り過ごしたら高尾とか青梅まで行っちゃいますからね」と釘を刺されたのだった。とほほ。

今回お立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました。一応コミケでは新刊扱いの新刊だったけど、次回は本物の新刊を出ししたい所存です(何だ、それ)。それでは皆様、良いお年を。
毎週視聴しているTBSの「サンデーモーニング」という番組では、毎年最終週にその年に亡くなった方々を取り上げる「墓碑銘」というコーナーがあり、これがはじまると今年もいよいよあと僅かとしみじみ実感します。それでその年の訃報を色々確認してしまうわけです。

 「墓碑銘2016」(2016年12月31日)
 「墓碑銘2015」(2015年12月31日)

今年取り上げられたのは以下の方々(肩書き、年齢は番組で表示されたもの)。

俳優 神山繁(87歳)
元イラン大統領(ラフサンジャニ師 82歳)
俳優 松方弘樹(74歳)
タレント 藤村俊二(82歳)
映画監督 鈴木清順(93歳)
作曲家 船村徹(84歳)
歌手 かまやつひろし(78歳)
俳優 渡瀬恒彦(72歳)
歌手 チャック・ベリー(90歳)
詩人 大岡信(86歳)
漫才師 京唄子(89歳)
歌手 ペギー葉山(83歳)
落語家 三遊亭円歌(85歳)
元横綱 佐田の山(79歳)
女優 月丘夢路(95歳)
元財務相 与謝野馨(78歳)
俳優 ロジャー・ムーア(89歳)
元沖縄県知事 大田昌秀(92歳)
女優 野際陽子(81歳)
元ドイツ首相 ヘルームート・コール(87歳)
フリーアナウンサー 小林麻央(34歳)
元プロ野球監督 上田利治(80歳)
中国民主活動家 劉暁波(61歳)
医師 日野原重明(105歳)
作曲家 平尾昌晃(78歳)
女優 ジャンヌ・モロー(89歳)
元首相 羽田孜(82歳)
日本原水爆被害者団体協議会 谷口稜曄(88歳)
歌手 三條正人(74歳)
フランス文学研究者 篠沢秀夫(84歳)
歌手 はしだのりひこ(72歳)
曽我ひとみさんの夫 チャールズ・ジェンキンス(74歳)

これらの訃報は亡くなった日順に並んでいるので並び順自体に他意はないだろうけど、セレクトにはいつも多少政治的なニュアンスが漂うので、まあ最後に挙げるのはジェンキンスさんじゃなくて別の人でもよかったのではという気もします。

ここで取り上げられなかった方では、海老一染之助(日本の太神楽曲芸師、兄弟コンビ海老一染之助・染太郎の弟)、渡部昇一(日本の英語学者、評論家)、野村沙知代(日本のタレント、元プロ野球監督野村克也の妻)、キム・ジョンヒョン(韓国のシンガーソングライター、アイドル、SHINeeメンバー)なども今年亡くなっています。

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今年は一昨年みたいな「あの人の名前が何故ない!」ということはなかったけど、私的には以下の皆様の訃報が多少なりとも印象的でした。データはWikipediaからいただいています。敬称略。

・1月3日 - 神山繁、日本の俳優

超古い作品になってしまうけど神山繁と言えばやっぱり「ザ・ガードマン」です。子どもの頃、金曜日の夜は「ザ・ガードマン」、土曜日の夜は「キイハンター」だったものです。ま、私的にはドラマ「ハゲタカ」(2007年、NHK)の三葉銀行の頭取役ですが(笑)。

藤村俊二
・1月25日 - 藤村俊二、日本の俳優、声優、タレント

いい感じのゆるい、というか力の抜けた感じのキャラがよかったですね。

名作の舞台裏「黄金の日日」
・2月2日 - 近藤晋、日本のテレビ・映画プロデューサー

近藤さんはNHK大河ドラマ「黄金の日日」のプロデューサーで、情文ホールで開催された「公開セミナー 第31回 名作の舞台裏「黄金の日日」」(2012年2月23日)の時にもお姿があって、まだまだ現役なんだなと思ったものです。

・2月5日 - 吉村芳之、日本の映画監督、テレビディレクター

吉村さんはNHKの大河ドラマ、時代劇で演出を数多く担当されていました。有名どころだと「独眼竜政宗」(1987年、NHK)や「北条時宗」(2001年、NHK)、「風神の門」(1980年、NHK)、「テンペスト」(2011年、NHK)ですが、私的には「土曜ドラマ 外事警察」(2009年、NHK)です。


・2月11日 - 谷口ジロー、日本の漫画家

言わずと知れた「孤独のグルメ」の作者ですが、私が好きなのは「坊ちゃんの時代」5部作。最初は生真面目すぎる描線やキャラクタが好きじゃなかったんですが、この「坊ちゃんの時代」はその硬さが作品にとてもマッチしていました。

・2月13日 - 金正男、北朝鮮の第2代最高指導者金正日の長男、第3代最高指導者金正恩の異母兄

別にファンでもなんでもないですが、ディズニーランドに行きたいとか言って日本で密入国容疑?で拘束された時(2001年)のビジュアルは、本当にインパクトがありましたよねぇ……。

ディック・ブルーナ
・2月16日 - ディック・ブルーナ、オランダのグラフィックデザイナー、絵本作家

あのミッフィーちゃんの作者。もう15年くらい前にオランダのユトレヒトに行ったら町中がディック・ブルーナ仕様になっていたんですよ。出身地なせいかありとあらゆるところにブルーナの絵があって、駅前の公衆トイレも丸ごとブルーナ仕様。オムツ替えスペースも広めで高さもいい感じで、さすがこっちの公共施設は違うなと思ったけど、トイレの便座の位置がすっげー高かった。私だって一応身長164cm(当時)なので低い方じゃないのに、便座に座ると足が床につかねぇー。このあいだ安住アナも日曜天国で言っていたけど(2017年7月9日「安住紳一郎 一泊四日のオランダ弾丸出張を語る 」miyearnZZ Labo)オランダは高身長がデフォルトなので、男性の方がトイレでは大変そう(笑)。

・3月4日 - 津雲むつみ、日本の漫画家

代表作はやはり「俺は男だ!」でしょうか。あの「風と共に去りぬ」が週刊セブンティーンで連載された時は映画と結構話が違うじゃーーーんと驚いたもんでした。65歳、まだまだ若いですよね。

三遊亭圓歌
・4月23日 - 3代目三遊亭圓歌、日本の落語家

三遊亭圓歌は歌奴時代に「山のアナ、アナ、アナ」で一躍有名になりましたが、何分にも田舎に住んでいたので生で聞くまで落語って昔の面白おかしい話や人情話ばかりかと思っていました。生で落語を聞いたのは圓歌が初めてでネタは「中沢家の人々」でしたが、落語があんなにもおかしくて面白いものだとは知りませんでした。寄席で腹がよじれるほど爆笑したのも初めてでした。

日下武史「生命果てる日まで」
・5月15日 - 日下武史、日本の俳優、声優

劇団四季の創立メンバーとして、名バイプレイヤーとして有名でした。代表的な作品に何があったっけ?とチェックしたら「獅子の時代」(1980年、NHK)とか「ポーツマスの旗」(1981年、NHK)とか「山河燃ゆ」(1984年、NHK)とかドラマは全部覚えているのに、日下さんがどの役だったか全く覚えていない……。orz でも劇団四季の舞台装置家・金森馨の物語「生命果てる日まで」(1981年、テレビ朝日)の金森馨役は記憶にあります。

・5月23日 - ロジャー・ムーア、イギリスの俳優

007シリーズの中ではロジャー・ムーアとピアース・ブロスナンのボンドがイギリスっぽくて好きです。特にロジャー・ムーアの「007 私を愛したスパイ」は本当に面白かった。007シリーズの中でも映画として一番好きなのは「スカイフォール」なんだけど、ダニエル・クレイグのボンドはいつ見てもロシアのスパイっぽく見えるんだよなー。

・6月13日 - 野際陽子、日本の女優、元NHKアナウンサー

野際陽子については「野際陽子さん死去」(2017年6月18日)で書きました。その時も書いたけど、次に「ガラスの仮面」をドラマ化された時でも野際陽子にまた月影先生を演ってほしかったデス。

・6月16日 - ヘルムート・コール、ドイツの政治家、第6代首相

東西ドイツ統一時の首相ですが、なんとなく好きでした。

・7月15日 - マーティン・ランドー、アメリカ合衆国の俳優

マーティン・ランドーといえば「スパイ大作戦」(1966-1969年)、「スペース1999」(1975-1977年)です。でも「エド・ウッド」のベラ・ルゴシ役の怪演も印象的でした(この役でアカデミー賞助演男優賞を受賞)。

犬養道子「花々と星々と」
・7月24日 - 犬養道子、日本の評論家、犬養毅の孫

犬養道子の名前を初めて見たのは子どもの頃に見たドラマ「花々と星々と」(1978年、NHK)でした。でも異母妹が安藤和津、従姉の娘が緒方貞子とは知りませんでした。すごいご一族で……。

・7月27日 - サム・シェパード、アメリカ合衆国の俳優、劇作家

サム・シェーパードは私が愛する映画「ライト・スタッフ」でナイスな一匹狼、チャック・イェーガーを演じた俳優(本当は劇作家)ですよ!

・8月3日 - 倉嶋厚、日本の気象学者、気象庁鹿児島地方気象台元台長、元日本放送協会解説委員

昔、NHKのお天気おじさんといえば倉嶋さんでした。

・8月10日 - 阿部進、日本の教育評論家

阿部進には何の思い入れもないですが、私が子どもの頃に「カバゴン」として有名でした。

・8月19日 - ブライアン・オールディス、イギリスの小説家
・9月8日 - ジェリー・パーネル、アメリカ合衆国のSF作家

ブライアン・オールディスは「地球の長い午後」、ジェリー・パーネルは「神の目の小さな塵」の単行本をそれぞれ買いましたが、どちらも途中でリタイアした過去あり(←ダメダメ)。

・11月21日 - デヴィッド・キャシディ、アメリカ合衆国の俳優、歌手、ミュージシャン

デヴィッド・キャシディは中学時代に一番仲が良かったMちゃんがすごいファンで、つきあってテレビドラマ「パートリッジ・ファミリー」とか見た記憶があります。当時クラスの女子はみんな新御三家(野口五郎、西城秀樹、郷ひろみ)に夢中だったのに目もくれず、海外ドラマや外国映画の俳優さんが好きだったMちゃんはすごく大人びた子だったなあ。ちなみに今年はMちゃんから喪中欠礼はがきが来てたんだった。わしらももうそういうお年頃……。

・12月2日 - はしだのりひこ、日本のフォークソング歌手・作曲家、元ザ・フォーク・クルセダーズメンバー

はしだのりひこには特に思い入れはないですが(さっきから何気に失礼?)、何年か前にNHKで「フォーククルセダーズ新結成記念解散音楽會」の再放送をやっていて非常に面白かったです。もうフォーククルセダーズも加藤和彦が既に亡くなっているので北山修だけになったのね。なお北山修は自切俳人(ジキルハイド)名でやっていたオールナイトニッポンを10代の頃に聞いていて、番組内でよくかかっていた超ヘンテコな曲「世界は君のもの」が好きでした。最近の北山修のビジュアルってストレンジラブ博士(映画「博士の異常な愛情」に出てくるマッドサイエンティスト)に似ているなあとか思ったり。

・12月16日 - 早坂暁、日本の小説家、脚本家

早坂暁については先日「作家・脚本家の早坂暁さん死去」(2017年12月24日)であれやこれや書きました。

自分も年寄りになっているんだから当たり前なんだけど、よくお名前やお顔を見て身近に感じてきたような方々がゴッソリ亡くなられている感があります(しんみり)。皆様のご冥福をお祈りいたします。
テーマ:ひとりごとのようなもの
ジャンル:日記
毎週日曜日の朝はTBSの「サンデーモーニング」を見ているが、年末になるとその年に亡くなった方々について「墓碑銘」というコーナーで特集している。去年、一昨年の「墓碑銘」を見た時の記事はこちら→2016年12月31日「墓碑銘2016」、2015年12月31日「墓碑銘2015」。今年の分の記事はまた12月31日にアップします。

今年もこんな方々が亡くなっていたのかとしみじみしながら他にも訃報があったよな?とチェックして見たら、なんと脚本家の早坂暁さんが!ちょうど1週間前のことですよ。

・作家・脚本家の早坂暁さん死去 代表作「夢千代日記」(朝日新聞
・早坂暁さん死去 88歳 脚本家「夢千代日記」(東京新聞

「天下御免」とか「夢千代日記」とか「花へんろ」とか本当に多くの素晴らしい作品の脚本を担当された方で、最近はどんな作品があったっけ?とWikipediaを見てみたら、作品リスト「テレビドラマ」の項目の最後、1998年の作品以降のところで「他、多数」とあって以降の記述がない。おいおいおい、ふざけんなよ、じゃあ私がWikiに追加したるわと思ってテレビドラマデータベースで検索してみたら、1998年以降は本当にちょっとしかありませんでした……(しかも見てないし)。元々お身体が丈夫な方ではなく活動期でさえも休み休み執筆されていた様子なので、やっぱりお年を召されると執筆は厳しかったのかもしれません。

風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~
そんなわけで早坂暁といえば「夢千代日記」ですが、私的にはまず「天下御免」(1971年、NHK)です。今度の三谷幸喜脚本の時代劇「風雲児たち~蘭学革命篇~」(2018年1月1日放映)のメインの登場人物が杉田玄白(新納慎也)、平賀源内(山本耕史)、田沼意次(草刈正雄)と聞いて、真っ先に「天下御免」を思い出したですよ。そしたらWikiには「三谷幸喜が脚本家を目指したのは、早坂の『天下御免』・『天下堂々』に感動し、知人よりそれらのシナリオを入手し、こういうものを書きたいと思ったのがきっかけで、いつかはああいう(『天下御免』・『天下堂々』のような)ものを書きたいと語っている」との表記が。

早坂暁 田舎刑事
(1980年6月28日、朝日新聞)
そして「田舎刑事 時間よとまれ」(1977年、1980年、テレビ朝日)なのよ。1977年放映版にカットされた場面などを追加し再編集したものが1980年に放映されて見ましたが、渥美清の刑事が実にいいんですよ。(話は逸れるけど)私は寅さんの渥美清も好きな方だけど、一番好きなのは「拝啓天皇陛下様」(1963年、松竹映画)と「放蕩一代息子」(1973年、TBS)、「放蕩かっぽれ節」(1978年、TBS)とこの「田舎刑事」かな。

早坂暁 夢千代日記1 早坂暁 夢千代日記2
「夢千代日記」(1981年、1982年、1984年、NHK)、何年か前に再放送されていたので見ましたが、リアルタイムで見ていた時はそうでもなかったのに、今見たら結構暗いドラマで見終わったらなんだか疲れてしまいました。

早坂暁 花へんろ
(1985年4月27日、朝日新聞。第1回は4月13日から)
早坂暁脚本の作品といえば「夢千代日記」よりも「花へんろ」(1985年-1988年、NHK)の方が人気があったようですね。

早坂暁 花へんろ2記事
(1986年8月29日、朝日新聞か東京新聞)
こちらは「花へんろ」の続編についての新聞記事。「花へんろ」が早坂さんの自伝的な作品であるとの記述があります。

早坂暁 冬の花火
(1979年10月19日、東京新聞)
太宰治が主人公の「冬の花火 わたしの太宰治」(1979年-1980年、TBS)も好きな作品です。当時のドラマ評では「意欲は買うが消化不良気味」とか「"斜陽"のドラマ」とかなり評判が悪かったですが。

早坂暁 続続事件 早坂暁 新事件
こちらは「続・続・事件」(1980年、NHK)と「新・事件」(1981年、NHK)の新聞切り抜き。一番最初の「事件」(1978年、NHK)は早坂さんの脚本ではなく中島丈博さんだったのね。

早坂暁 1980年TV回顧記事
(1980年12月12日、朝日新聞か東京新聞)
こちらは1980年のTVドラマ評記事。冒頭から「近年、一作ごとに円熟を感じさせる早坂暁の作品の中では、市原悦子を主役の老嬢に仕立て、一幕ものの舞台をみるような「空想家族」がおもしろかったが、ここでは人権の理念に触れた「暁は寒かった」を取り上げた」とある。

早坂暁 暁は寒かった
(1980年10月25日、朝日新聞)
こちらは上記のTV評で1980年ドラマベスト5の1位に挙げられている「暁は寒かった」(1980年、NHK)の新聞切り抜き。

他にも山口瞳の伝記ドラマ「血族」(1980年、NHK)とか森繁久弥が結婚詐欺師役の「赤サギ」(1978年、NHK)とかもっと色々とありますが、今回Wikipedを見て驚いたのは植木等主演の喜劇映画「日本一の裏切り男」(1968年、東宝映画)の脚本も早坂さんだったことです。植木等主演の日本一シリーズは「日本一のホラ吹き男」はじめ全部で10本ありますが「裏切り男」はなんか忘れられた作品ぽく、植木等の各種喜劇映画について何か言われる事があってもあまり名前があがってこない作品です。でも私は子供の頃に映画館で見て初めて大笑いした作品なので非常に思い出深いのです。

沢山の素晴らしいドラマをありがとう。早坂さんのご冥福をお祈りいたします。
テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ