去年の11月で60歳になったんですが、60歳になるとファーストデイやレディースデイじゃなくても映画を1,100円で見られるんですよ。こりゃ映画見放題〜と思っていたのに、なんということでしょう、去年の12月は1本も映画を見ていねぇ。いつでも見られると思っちゃうせいかしら。

さて昨年に引き続き今年も前年に見た映画についてちょいと書き残しておきます。ええ、ボケ防止を兼ねて(←こればっかり)。なお、昨年までの記事はこちら。

2017年に見た映画」(2018年2月28日)
2016年に見た映画」(2017年1月15日)

私が2018年に映画館で観た映画は以下の作品。

2018/01/08 「キングスマン:ゴールデン・サークル」
2018/01/29 「祈りの幕が下りる時」
2018/03/07 「スリー・ビルボード」
2018/04/01 「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
2018/04/13 「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
2018/05/14 「ホース・ソルジャー」
2018/05/16 「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」
2018/05/28 「ゲティ家の身代金 」
2018/05/30 「恋は雨上がりのように」
2018/06/06 「犬ケ島」
2018/06/11 「万引き家族」
2018/06/17 「空飛ぶタイヤ」
2018/06/27 「デッドプール2」
2018/06/27 「ワンダー 君は太陽」
2018/07/02 「ハン・ソロ」
2018/07/04 「ブリグズリーベア」
2018/07/16 「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」
2018/08/08 「カメラを止めるな!」
2018/08/08 「ミッション:インポッシブル フォールアウト」
2018/08/15 「スターリンの葬送狂騒曲」
2018/08/15 「劇場版コード・ブルー」 
2018/08/22 「タリーと私の秘密の時間」
2018/08/22 「ペンギン・ハイウェイ」
2018/09/01 「インクレディブル・ファミリー」
2018/09/05 「輝ける人生」
2018/09/12 「1987、ある闘いの真実」
2018/09/20 「プーと大人になった僕」
2018/10/03 「バッド・ジーニアス」
2018/10/10 「若おかみは小学生!」
2018/11/07 「search/サーチ」
2018/11/15 「ボヘミアン・ラプソディ」
2018/11/22 「アンクル・ドリュー」
2018/11/24 「ボヘミアン・ラプソディ」

観た映画は34本、うち1本(「ボヘミアン・ラプソディ」)は2回見たので正確には33作品。本当は1月に「ルパン三世 カリオストロの城」のチケットを取ったのに当日(確か土曜日だった)あまりにも寒くて外に出られずに見ずじまい。10月に「響−HIBIKI−」のチケットを取ったのにその前にスマホの機種変更をしていたら上映時間に間に合わずに見ずじまいだったのが残念。この他に見ようと思って見ないままだったのが「シェイプ・オブ・ウォーター」「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」「勝手にふるえてろ」「シュガー・ラッシュ: オンライン」かなあ。「グレイテスト・ショーマン」と「ラ・ラ・ランド」はミュージカルが超苦手なので見ていない。「バーフパリ」も興味はあるんだけど、見ると疲れそうで見ていない。「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」も見たいんだけど12月忙しくてスルーしていたらもうすぐ終わってしまいそう。「パッドマン」は超久しぶりに前売り券を買ったのに、まだ見ていない。

映画館で観た映画、とわざわざ書いているけど、私はテレビで映画は見ないので、普通に「2018年に見た映画」です。

2018年に見た映画
さて。この中で順位をつけるとすると、こんな感じでしょうか。

1.「タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜」
2.「ボヘミアン・ラプソディ」
3.「バッド・ジーニアス」
4.「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
5.「恋は雨上がりのように」
6.「1987、ある闘いの真実」
6.「ミッション:インポッシブル フォールアウト」
7.「ブリグズリーベア」
8.「search/サーチ」
9.「ワンダー 君は太陽」
10.「万引き家族」
10.「犬ケ島」

タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜」は韓国の光州事件(1980年)をテーマにした史実ベースの物語。最初は金目当てにドイツ人記者を光州まで運ぶ主人公キムの珍道中かと思いきや、どんどん緊迫感あふれるスリルとサスペンスな展開になっていく。テレビで見る作られた事実とは全く違う、目の前の現実。現地で一体何が起こっているのか。戦っている人たちとわずかの時間ながら共に過ごしキムも変わっていく。キムも彼の脱出を手伝う他のタクシー運転手達も、見た目は冴えないおっさん達が本当に凄くて面白かった。

ボヘミアン・ラプソディ」は面白かったけど、もっとドラマの部分を見たかったような気も。当たり前かもしれないけど何もかも音楽に持っていかれ過ぎ。まーそんだけクイーンが凄いんだろうけど。クイーンの曲は本当に素晴らしいし様々な場面の再現率も完成度も高いし高揚感超満載だけど、ドラマ部分でもそれぞれの曲が作られるに至った過程や、フレディの葛藤部分とかもっともっと見たかったような気がする。でもそうなると曲の部分はどうしても少なくなってしまうだろうし。音楽映画ってどの部分を切り取って見せるのか難しい……。それにこの、見ているとつい一緒に歌いたくなったり一緒に足踏みしたくなってしまうというノリや、曲が流れる場面の臨場感とか、この作品は伝記物とか音楽映画というよりもイベント映画というか体験する映画と言った方が近いのかもしれない。ちなみに2回目は子ども(20歳)が行きたがっていたので付き添いとして鑑賞。子どもはまた見たいと言っていたけど、応援上映は全く理解できないとの事だ。

バッド・ジーニアス」は天才少女リンが親友のピンチを救うためカンニングさせた事から話がどんどん大きくなるという物語でタイの作品。たかがカンニングなのにスリルとサスペンスが半端ない。格差社会問題がベースにあるが、犯罪なのに上手くいってくれと祈りたくなった。

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」は1971年のウォーターゲート事件よりも前に起きたアメリカの機密文書暴露事件を描いたもの。ペンタゴンペーパーズは漫画「パームシリーズ」(伸たまき/獣木野生)でネタになっていてずっと気になっていたので、楽しみだった。最悪のタイミング、なおかつ最高のタイミングで重大な決断を迫られるワシントン・ポスト誌編集のベン(トム・ハンクス)と社主のケイ(メリル・ストリープ)。文書を暴く者、謎を追う者、政府や周囲からの圧力、サスペンスとしても面白かったが、これはケイが自分を取り戻す物語でもあった。この後の話になる「大統領の陰謀」もまた見てみたいと思っていたのに、すっかり忘れていたよ……。

恋は雨上がりのように」の原作は未読。この時期やたらと沢山あったJKと中年男の恋愛物かと思ったら違った。いや違わないんだけど、描かれているのは、心に火をつけるものは何か、という事だった。きちんとした青春の物語だった。タイトルと一瞬のビジュアルにすっかり騙されました(笑)。じゃあ何で見に行ったかというと、大泉洋と小松奈々という(私的には特にどうとも思えない)キャストでなおかつJKとダメダメな中年男の物語、ポスターなども特に心惹かれるような訴求力がなかったのに評価がすごく高かったから。ネタバレを見ないよう評価の内容は見ていなかったので、いったい何で?というのが一番の理由だった。見てみたら納得の面白さだったけど。余計な説明台詞がないのに画面でちゃんと見せるべきものを見せているので、その時の登場人物の状況や感情がすっと自然に入ってくるし、次への流れも心地いい。これは見る人の年齢を超えた力を持つ作品だと思います。

1987、ある闘いの真実」は「タクシー運転手」から7年後、1987年の韓国が舞台。拷問死した学生の死を隠蔽する警察と権力者に対して、解剖医が、検事が、記者が、看守が、神父が、「デモをしたって何も変わらない」と言っていた女子大生が、他多くの人々が自分のできる範囲であるいは命からがら真実を伝えるリレーの物語。面白かった。しかし「タクシー運転手」といい、この「1987、ある闘いの真実」といい、私は韓国の俳優さんの名前と顔がいまだに全く覚えられない。あ、まったくでもないか。イ・ビョンホンとヨン様だけはわかるわ(←ひどい)。

お馴染み「ミッション:インポッシブル フォールアウト」、面白かったけどイーサン・ハント(トム・クルーズ)ってさー、身体能力高いのにも程があるとか、ここが例の骨折場面かとか、もうそろそろトシなのにいくら何でも無理しすぎだろとか無駄にリアルな心配もしてしまう(笑)。でもそれとは別にいつもの音楽がそれぞれの場面にガシッとハマるのも快感。各キャラが実に魅力的だけど何よりも二転三転どころか九転十転するストーリー、ロケーションを最大限生かした超弩級のアクション、本当にインポッシブルな展開にワクワクドキドキして面白かった。でも前作を復習しておくともっと良かったの鴨。

ブリグズリーベア」は誘拐犯に彼らの子どもとして育てられ、全く外に出ることなく誘拐犯が製作した教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」だけを見て育った青年が、25歳にして現実社会に戻ってくるという物語。ある意味オタクの純粋培養と言える鴨w 現実にこんな事があったら世間の好奇の目にさらされ当事者は心が壊れてしまうかもしれないし、この映画に出てくるような人達ばかりではないだろうけど。でも彼の「ブリグズビー・ベア」を追う気持ちが周りの人を少しずつ変えて行く。好きな気持ちが明日を変えるという作品。

search/サーチ」は全編PC画面上で行方不明になった娘を探す父親の物語が展開するが、全く退屈しない。SNSだけでなく様々なメディア上に情報が溢れかえるけど、FaceTimeやニュースメディアで主人公の父親の姿も映るので一方的な感じではないし、画面のカーソルの動きや文字入力のスピード、一旦入力した文字の取り消し、何を検索したかからもこの父親の心情がよくわかる。でもとーちゃんネットスキル高過ぎではww

他の感想(ほとんどtwitterでつぶやいたものだけど)は折りたたみ先に残しておきます。今年は前売り券を使えるうちに「パッドマン」を見たいけど、先週公開の「日の名残り」とか来月公開予定の「七つの会議」「ファースト・マン」も見たいし、テレビドラマも1月期ドラマが始まったのでとりあえず第1回は見なくちゃならないし、いつもと同じく、無駄に忙しい(笑)。
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