2019年04月08日 (月)
私は非常に面倒くさがりである。だから休みの日はボーっとしてテレビドラマを見たり、ダラダラしながら漫画を読んでいるのが一番。人見知りも激しいから知らない人ばかりの場所に行くこともない。なのにこの私のこの2、3週間の行動力と言ったら、もしかしてもうすぐ死んじゃうんじゃね?っつうくらいだ。毎日どこかで一人で花見をするのは当然として、私としては珍しく普通の人と普通の花見もしていたのである。

最初は昼飯時に会社のランチ仲間と、桜並木が美しいお寺の近くで食事をした後に桜を堪能。時間もあまりなかったのでほんのちょっぴりだったけど、静かな薄曇りのお日和で古い建物と桜が美しかった(出店が結構あったのに静かだったというのもそれはそれでどうなのか?)。ランチ仲間とはだいたいこの時期にいつも花見をしているのだが、毎年メンバーが微妙に少しずつ入れ替わっている。派遣さんが入れ替わったり、退職したり、病気で休職に入ったり。人事時代に一緒に大変な時を乗り切ったものの去年の3月に退職したY岡さんは今頃どうしているだろうか。同じく人事時代の派遣のSさん、今は上野の某デパートで仕事しているそうで去年の夏に久しぶりに飲んだけど、やっぱりどうしているだろうか。
そういえばこのメンバーのもっぱらのアイドルは3月に定年退職を迎え、3月末まで仕事をしていた某部門の部長、政彦だ。わしらはマーくんとかマサヒコとか呼んでいたけど、小さくて超真面目でキュートなマサヒコ(60歳、独身)がついに会社を去っていくのだ。弊社では定年退職後に会社を去る社員には退職のセレモニーがある。社長が定年後退職者に長年ご苦労様でしたと挨拶をして記念の品を渡すのだが、みんなでセレモニーを覗き見しに行こうとか、マサヒコがいつも持っている小さい手提げバッグ(イベント時のノベルティ物)を記念に譲り受けられないか聞いてみようとか、会社を卒業するんだからスーツの第2ボタン、もらっちゃう?などと盛り上がっていたのだ。まあ、私がこよなく愛する鷲津の政彦とは何もかもがまるで違うが、アイドルが去るのはやっぱり寂しいものだ。


次は子どもの高校の時の部活(吹奏楽部)のママ友と井の頭公園で。花曇りの日曜日で3月末にしては異様に寒い日だったが、空いている場所になんとかシートを敷いて、自分の酒は自分で持ち寄り、おつまみは買い出し担当が買ってきたものをバクバク食べつつ飲みつつ近況を語る。いつもながらみんな準備がいい。レジャーシートを持ち寄るもの、場所取りに早くから駆け付けるもの、トイレットペーパーやごみ袋、シートだけだと痛くなるので座布団代わりになる物を出してくれたりと、臨戦態勢OKである。子どもの彼氏の話題になったり、早く孫の顔が見たいと言う人やら(その気持ちは私にはわからんが)、実父母義父母の介護や葬儀の話題になったり、自分たちの病気の話題になったり、まだ下の子がいるお母さんは受験の話をしていたり。花見の後に予約していたお店で改めて乾杯してまたよもやま話。そういえばこのグループで一番の酒飲みのYさんはこの間転職したばかりなのだが、知人との酒の席で転職の話になり、今度の転職先の社長に「じゃ、うちに来なよ」と言われて転職しちゃったとか、料理を全くしないで毎日カップ麺ばかり食べているのに全く健康な92歳の姑とこの後また飲みに行くって言ってたなあ。
楽しかったけど、普通の人は花見の時に桜なんかまったく見ねえな。ママ友だけでなく周囲の花見客もみんな花なんか見てねえ。井の頭公園、桜満開だよ? まあ「動物のお医者さん」に出てきた桜の下でジンギスカンパーティをやる花見と同じで、桜は単なる飲み会のお題でしかない。
3回目にカウントするのもどうかと思うが、先週の金曜日、4月5日に母が北海道から上京してきたので、一緒に新宿御苑へ。昨年夏に父が亡くなって一人で暮らしているので何かと心配ではあるものの、何せ私の百万倍の行動力の持ち主なので結構甘く見ていた。連絡が来たと思ったら富士山の頂上からだったりブラジルからだったり、昔から一人でも鉄道を乗り継いであちこち旅行し、見るも楽しい旅行アルバムを作り上げ(一種の同人誌と言えなくもない)、パソコンでWORDを使いこなしてエッセイを書き何か月か一回は地元の新聞に掲載され、映画も「マスカレード・ホテル」を見たばかりでもちろん東野圭吾の原作も読んだそうだ。私よりも流行りに乗ってないか?
しかしやっぱり82歳である。歩くスピードが格段に落ちていたし、階段も手すりにつかまらないとシンドイようだった。今回、近場で手っ取り早く花見が出来て足場も悪くなく満遍なく桜を楽しめるのは新宿御苑だろうと思い、千駄ヶ谷門から入りあちらこちらの桜林を通り抜けて新宿門から出るという花見コースにしたのだが、ここではちょっと桜を見ると椅子に腰かけて一休み、また少し歩いて桜を見ると売店のベンチで一休み、とこれまた思っていたよりもなかなか大変そうなのだった。桜と一緒の姿を写真に撮ってあげるよと言うと、いちいち枝につかまって立っているし。翌日一緒にいた姪っ子(妹の娘)が「杖は使わないの?」と聞いたところ、「杖に頼るともっと歩けなくなるから」と言っていたけど、やっぱりあると便利だと思うなあ。折り畳みの杖があるよと言ったら簡単に持ち運びできて仕舞えるならいいかもと言っていたので、もしかすると来年の花見の時には使っているかもしれない。
そして夜、寝入った時はいびきがしていたのに、夜中に目を覚ますといびきが聞こえないので、もしかして息をしていないんじゃないかと心配だったが、明け方にはいつものように動き出してガサゴソ音がしていたのでほっといたしました。
そして4回目は先週の土曜日の4月6日、羽田で母を見送り直行で新宿御苑へ。今度はハゲタカ廃人な皆様とのお花見、本当に楽しかったのでこれはまた別記事で。再来週は子どもの保育園の時のママ友との飲み会。……なんだ、私もあまり花は関係ないか!


最初は昼飯時に会社のランチ仲間と、桜並木が美しいお寺の近くで食事をした後に桜を堪能。時間もあまりなかったのでほんのちょっぴりだったけど、静かな薄曇りのお日和で古い建物と桜が美しかった(出店が結構あったのに静かだったというのもそれはそれでどうなのか?)。ランチ仲間とはだいたいこの時期にいつも花見をしているのだが、毎年メンバーが微妙に少しずつ入れ替わっている。派遣さんが入れ替わったり、退職したり、病気で休職に入ったり。人事時代に一緒に大変な時を乗り切ったものの去年の3月に退職したY岡さんは今頃どうしているだろうか。同じく人事時代の派遣のSさん、今は上野の某デパートで仕事しているそうで去年の夏に久しぶりに飲んだけど、やっぱりどうしているだろうか。
そういえばこのメンバーのもっぱらのアイドルは3月に定年退職を迎え、3月末まで仕事をしていた某部門の部長、政彦だ。わしらはマーくんとかマサヒコとか呼んでいたけど、小さくて超真面目でキュートなマサヒコ(60歳、独身)がついに会社を去っていくのだ。弊社では定年退職後に会社を去る社員には退職のセレモニーがある。社長が定年後退職者に長年ご苦労様でしたと挨拶をして記念の品を渡すのだが、みんなでセレモニーを覗き見しに行こうとか、マサヒコがいつも持っている小さい手提げバッグ(イベント時のノベルティ物)を記念に譲り受けられないか聞いてみようとか、会社を卒業するんだからスーツの第2ボタン、もらっちゃう?などと盛り上がっていたのだ。まあ、私がこよなく愛する鷲津の政彦とは何もかもがまるで違うが、アイドルが去るのはやっぱり寂しいものだ。




次は子どもの高校の時の部活(吹奏楽部)のママ友と井の頭公園で。花曇りの日曜日で3月末にしては異様に寒い日だったが、空いている場所になんとかシートを敷いて、自分の酒は自分で持ち寄り、おつまみは買い出し担当が買ってきたものをバクバク食べつつ飲みつつ近況を語る。いつもながらみんな準備がいい。レジャーシートを持ち寄るもの、場所取りに早くから駆け付けるもの、トイレットペーパーやごみ袋、シートだけだと痛くなるので座布団代わりになる物を出してくれたりと、臨戦態勢OKである。子どもの彼氏の話題になったり、早く孫の顔が見たいと言う人やら(その気持ちは私にはわからんが)、実父母義父母の介護や葬儀の話題になったり、自分たちの病気の話題になったり、まだ下の子がいるお母さんは受験の話をしていたり。花見の後に予約していたお店で改めて乾杯してまたよもやま話。そういえばこのグループで一番の酒飲みのYさんはこの間転職したばかりなのだが、知人との酒の席で転職の話になり、今度の転職先の社長に「じゃ、うちに来なよ」と言われて転職しちゃったとか、料理を全くしないで毎日カップ麺ばかり食べているのに全く健康な92歳の姑とこの後また飲みに行くって言ってたなあ。
楽しかったけど、普通の人は花見の時に桜なんかまったく見ねえな。ママ友だけでなく周囲の花見客もみんな花なんか見てねえ。井の頭公園、桜満開だよ? まあ「動物のお医者さん」に出てきた桜の下でジンギスカンパーティをやる花見と同じで、桜は単なる飲み会のお題でしかない。


3回目にカウントするのもどうかと思うが、先週の金曜日、4月5日に母が北海道から上京してきたので、一緒に新宿御苑へ。昨年夏に父が亡くなって一人で暮らしているので何かと心配ではあるものの、何せ私の百万倍の行動力の持ち主なので結構甘く見ていた。連絡が来たと思ったら富士山の頂上からだったりブラジルからだったり、昔から一人でも鉄道を乗り継いであちこち旅行し、見るも楽しい旅行アルバムを作り上げ(一種の同人誌と言えなくもない)、パソコンでWORDを使いこなしてエッセイを書き何か月か一回は地元の新聞に掲載され、映画も「マスカレード・ホテル」を見たばかりでもちろん東野圭吾の原作も読んだそうだ。私よりも流行りに乗ってないか?
しかしやっぱり82歳である。歩くスピードが格段に落ちていたし、階段も手すりにつかまらないとシンドイようだった。今回、近場で手っ取り早く花見が出来て足場も悪くなく満遍なく桜を楽しめるのは新宿御苑だろうと思い、千駄ヶ谷門から入りあちらこちらの桜林を通り抜けて新宿門から出るという花見コースにしたのだが、ここではちょっと桜を見ると椅子に腰かけて一休み、また少し歩いて桜を見ると売店のベンチで一休み、とこれまた思っていたよりもなかなか大変そうなのだった。桜と一緒の姿を写真に撮ってあげるよと言うと、いちいち枝につかまって立っているし。翌日一緒にいた姪っ子(妹の娘)が「杖は使わないの?」と聞いたところ、「杖に頼るともっと歩けなくなるから」と言っていたけど、やっぱりあると便利だと思うなあ。折り畳みの杖があるよと言ったら簡単に持ち運びできて仕舞えるならいいかもと言っていたので、もしかすると来年の花見の時には使っているかもしれない。
そして夜、寝入った時はいびきがしていたのに、夜中に目を覚ますといびきが聞こえないので、もしかして息をしていないんじゃないかと心配だったが、明け方にはいつものように動き出してガサゴソ音がしていたのでほっといたしました。
そして4回目は先週の土曜日の4月6日、羽田で母を見送り直行で新宿御苑へ。今度はハゲタカ廃人な皆様とのお花見、本当に楽しかったのでこれはまた別記事で。再来週は子どもの保育園の時のママ友との飲み会。……なんだ、私もあまり花は関係ないか!
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