家人の本家の伯父の葬儀のため、北海道の最果ての地(←非常に大げさすぎる表現です)に行ってきたわけだが(3月31日「唐突の人、南の島へ」)今回ほどどこでもドアがあったならと思ったことはなかったよ……(遠い目)。国内旅行なのに片道だけで移動に7時間も8時間もかかるとは何事か。どうしてまだ誰もどこでもドアを発明してないんだ。

さて、日曜日の朝、羽田から飛行機で旭川に向かう。羽田の搭乗口のテレビで天気予報を見ていると、本日の東京の最高予想気温は24度、しかしこれから向かう旭川の気温は2度ですよ、2度。私は半袖のセーターを着ていて「マジかよ」とつぶやいていたが、もちろん北海道はまだ冬なのだ。旭川までは2時間弱、しかし着いてみると昼間はそこそこ暖かい。って言ったって東京の「暖かい」と比較できるようなレベルではないが。

12時50分、旭川空港からJR旭川駅までバスで移動、さらに旭川から美深(びふか)までは電車(北海道では汽車というが)で移動なのだが、13時40分、旭川駅行きのバスですっかり酔ってしまった子どもが駅のトイレにこもりっきりになる。特急列車サロベツの出発時間は13時56分、しかし子どもはトイレから出てこない。改札口にいる家人からまだかという電話が入り、私も子どもをせかしてみるが、子どもにしてみたらご無体な、というところだろう。13時45分、子どもがやっとトイレから出てくるが弱っているのか走れないと言う。じゃあおぶってあげるからというがそれは拒否される。そしてまたもやトイレへ。13時52分、やっとトイレから出てくる。足取りの重い子どもの手を引いて改札口へ走る。何せこのトイレは駅の細長いショッピングモールの一番奥にあるのだ。

13時54分、改札口を通って地下通路に降りるがこれから乗る電車の時刻、番線表示が全くないために何番線のホームから乗るのかがまったくわからない。見当をつけて階段を急いでのぼると電車が動き出している音が聞こえる、オーマイガー! なんと無情にも電車は私たちの目の前で発車してしまったのだった。仕方ない、次の電車は?と聞くと次の特急は3時間後だという。そうだよ、そうだったよ、北海道のローカル列車は2時間3時間待ちなんか当たり前なんだったよ。次の電車が3分後にはやってくる東京の山手線なんかとは違うのだ。すっかり忘れていたよ、ママン……。
さてその隣の番線からは同じ方面行きの普通列車が14時2分に出発するという表示が出ていた。目的地美深の手前の名寄(なよろ)までは2時間弱かかるという。3時間待つよりはと思いこの鈍行列車に乗ったのだが、これが結構面白かった。特に北海道の地名はアイヌ語由来の名前が多いために、北海道出身の私が聞いても「変な名前」と思う地名が多いのだが、子どもにはもっと変な名前ばかりに思えたらしい。和寒(わっさむ)とか士別(しべつ)あたりはまだしも蘭留(らんる)って、暴走族かよとツッコミを入れたくなるし、有名地名ではあるけど比布(ぴっぷ)なんていうのもやっぱり結構変な名前だ。しかも終点・名寄の手前に多寄(たよろ)なんて駅もあり、つい「もしかして「かよろ」とか「はよろ」もあるのか??」と聞いてしまいましたよ。

15時46分やっと名寄駅に着くと、家人の妹のK子ちゃんが車で迎えにきてくれていた。宿泊先のホテルに着くと16時20分で、すぐに着替えてお通夜にGO!である。お通夜・告別式編はまた明日書く事にして、日曜日の行きはそんなにひどく時間がかかった気がしなかったのだが、翌月曜日の帰路では、名寄から電車と飛行機を乗り継いで東京の自宅に着くまでがずいぶんと長く感じられた。

これは名寄名物?のなよろプリン。全国ネットでおいしいとの評判が流れて注文が殺到したために、オーナーの人が体を壊してしまったらしい。しかしなんとこの日から4日ほど連続の休みに入っていたために、私たちは食べる事はできなかった。

これはたまにジンギスカン肉を通販で取り寄せている名寄市内の肉屋・東洋。ジンギスカンのタレだけでもこんだけ色々な種類の物が置いてある。この横には他にもしゃぶしゃぶのたれとか豚丼のたれとか色々な種類のタレが並んでいたが、そんなに味が違うのか?

さて帰りは、16時33分名寄出発(ただし8分遅れで実際には16時41分)→17時35分旭川駅→バスは子どもが酔うのでタクシーで空港まで移動、18時5分旭川空港到着、チェックインし夕食を食べ会社の同僚への土産を買い搭乗口へと向かう。19時30分旭川空港→21時20分羽田到着、もうぐったりと疲れていたのでちょいと喫茶店で一休みして、京急線へ。 しかしどこかで架線だか信号故障だかで少し遅れているという表示が出ている。22時5分羽田→22時39分品川到着。今度は京王線で人身事故があったとかで駅のホームがなんだか非常に混んでいる。普通ならこのまま山手線で新宿に向かうのだが、新宿方面行きはこれからどんどん混む一方のようなので、反対周りの東京経由で帰ることにする。22時55分には東京駅で子どもが「こんな時間に起きている子どもなんて、私だけだよ!」と言う。いや、そんなことはないから。ここで乗ったのが中央線の各駅停車だったためにさらに帰宅時間が延びて、自宅最寄り駅に着いたのはなんと23時40分でしたよ。

心の底から「明日は会社休みてーー」「だれか早く、どこでもドアを発明しろ!」と思った夜だった。
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ジャンル:日記
コメント
ゲゲーッッ、読んだだけで疲れちゃったよ。お嬢さんにはさぞかししんどい旅だっただろうね。
それにしても、この記事を読んでふと思ったんだけど、お土産っていうのは「ずる休みじゃないですよ。ちゃんと行ってきたんですよ」っていうアリバイ作りに必要なものなのかもしれない。特に普段ずる休みしそうに思われてる人には。
2007/04/04(Wed) 07:59 | URL | suika | 【編集
>特に普段ずる休みしそうに思われてる人には

でも私なんかいつも「今日は花見をするから午後半休します!」「明日は病院で検査するから午前休します」「明後日はガス器具の点検の人が来るので1日休みます」って公言して休んでいるからズルも何もあったもんじゃないけどな。そのついでに買物したり映画見たりしているだけだしー。

ちなみに子どもは疲れは微塵も見られず、むしろすさまじくハイテンションではしゃいでいたので、そばにいた私がより一層疲れたのさ……。
2007/04/04(Wed) 11:09 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
いやー大変な旅でしたね。
北海道にお葬式出るほどの親戚がいなくてよかったよ。

わたしも3日は仕事を休ませていただき長女の大学の入学式に出席してきました。
わたしたちは武道館での入学式で、遠くで何かやってるなーって感じだったけど、娘は五反田の郵政省関係のナンタラホールで、入学する全員の名前を呼び、返事をして立つ、という方式でした。こじんまりしてなかなか良かったですよ。
でも昨日は寒かった。2度のところには比べようもないけれど、雨は降るは、風は強いは、気温は低いは、息が白くなるかと思うほどでした。
ところで今日は飯能に行ってきた(クルマで15分ほど)のですが、桜満開、丘陵の木々も新芽が芽生えてとてもキレイな彩りです。
秋も広葉樹の山は錦のごとくキレイですが、春は薄絹の重ねを観るような美しさがあります。池袋から1時間足らずの旅もいいですよ。
2007/04/04(Wed) 12:53 | URL | いがらし | 【編集
おお、無事ご入学、おめでとうございます。
いがらしさんの娘さんの世代だと少子化のせいでこじんまりなのかしら。

北海道の寒さと東京の寒さはちょっと違うんだよね。私は北海道の寒さは大丈夫なんだけど、東京の寒さには震えるよ。なんか中途半端に全身にまといつくような寒さでさ。その点北海道の寒さはキリッとしていて、防寒さえしっかりしていれば過ごしやすいんだよん。

>池袋から1時間足らずの旅もいいですよ

やっぱりどこでもドアが……。
2007/04/04(Wed) 13:03 | URL | tsumire→いがらしさん | 【編集
読んでいるだけでも壮絶さが伝わってくる北海道、お疲れ様でした。北海道はP子のに地元より都会かと思っていましたが認識を改めます。ほとんど一緒です。
車酔いは、私もよくやるので飛行機に乗ったときは必ずいただいてきます。トイレに立ったときは、もちろん何枚か余計いただき、そして他の車での旅行の際に利用してます。

偶然にも台湾旅行も今回の旭川もtsumireさんが出かける1~2週間前にP子が行っていました。
2007/04/04(Wed) 14:24 | URL | P子 | 【編集
>北海道はP子のに地元より都会かと思っていましたが認識を改めます。

今回行った美深や名寄はまだ都市部に近い方だから(だって特急列車がちゃんと止まるし)、多分北海道の本当の奥地と比べればP子さんの地元の方が都会かもよ。

>車酔いは、私もよくやるので飛行機に乗ったときは必ずいただいてきます。

私は車にはまったく酔わないけど子どもが酔うので海外旅行の時は準備を怠らないんだけど、今回はちょっと油断しました。北海道も海外だったんだよなー。それにしても車に酔いやすい体質って遺伝なのかねぇ(子どもの父親と叔母が酔いやすい)。
2007/04/04(Wed) 21:48 | URL | tsumire→P子さん | 【編集
おぉ~ご苦労様としか言い様がないなぁ。
しかし北海道のローカル線をみすみす1本逃すとは・・・。
忘れもしない30年近く前、サロマ湖駅(もう無いかも)で1本列車を逃し、駅長さん宅(駅に住んでた)に上がり込み、奥さんにごちそうになったことがある。
わたしゃあの時、北海道の列車ダイヤの恐ろしさと、北海道人の親切さが骨身にしみたよ。親切の方はどうか知らんが、ダイヤの方は変わってなかったのね。

そうそう、車に酔ったら、手首の内側(腕時計のベルトの当る辺)指圧すると治るよ。(娘で実験済み)
2007/04/04(Wed) 23:26 | URL | oha~ | 【編集
>北海道のローカル線をみすみす1本逃すとは・・・。

ほんとだよ、東京に出てきたばかりの頃は電車が次から次と来る事にびっくりしてたっつーのにさ。ま、ダイヤの方も帯広なんかは昔よりも随分と本数が多くなっているから油断していたのかもね。

>車に酔ったら、手首の内側指圧すると治るよ。

おお、それはどうもありがとう。今度やってみるよ。
2007/04/05(Thu) 06:57 | URL | tsumire→ohaさん | 【編集
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