さて北海道への長旅の間に読んでいたのがこれ、「まほろ駅前多田便利軒」(三浦しをん、文藝春秋、334p、1,680円)。天下の直木賞受賞、中身は男二人の付かず離れず物語? そしてその直木賞授賞式で堂々とBL大好き宣言したといういわくつきの作品ですよ。Amazonに載っていた作品紹介では「東京のはずれに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営まれる便利屋稼業。今日の依頼人は何をもちこんでくるのか。痛快無比。開巷有益。やがて切ない便利屋物語」ということでもしかして結構ハードな話か? と思いつつ読んだが、まあ、そんなことはなく、読んでいる間はなんとなく「池袋ウエストゲートパーク」(石田衣良)に近い読み心地のような気もした。

でも後半の山場的な場面で、もしかして三浦しをんは「BANANA FISH」(吉田秋生)のラストを変えたかったのではないのか? と思ってしまったのだが。話も登場人物のキャラも全く違うけど、あの「彼」には生きていてほしかったんじゃないのか(それは、もちろん私もそう思うけど)、と一瞬思ってしまいました。ま、私の勘違いだろうけど。

これは結構漫画やTVドラマにしやすい作品かも。このラストから行くといくらでもシリーズ化も出来そうだし。多田便利軒の多田には「ハゲタカ」の大森南朋とかトヨエツ、江口洋介あたり(←でもトヨエツや江口だと設定よりかなり年上かも)、行天にはオダギリジョーでも……ああ、でもオダジョーも設定より多分年上すぎかも。でもオダジョーがどっちかの役をやってくれたら、多分作者の三浦しをんは鼻血大絶叫もんだろうなあ。

軽くサクサク読めてようございました。でも三浦しをんはエッセイの方がもっと面白いけど。
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コメント
こんばんは
「まほろ~」面白いですね。私も映画で観たいなぁと思います。オダギリさんて意外と女性作家、漫画家にファンが多いですね。
2007/04/06(Fri) 23:12 | URL | オキョン | 【編集
こんにちわ、はじめまして。
こういう相棒物って映画でもいけそうですよね。「あぶない刑事」とか「相棒」とかルパンと次元みたいな。
本当に映画化されて本当にオダジョーがキャスティングされたときの著者の反応はぜひとも見てみたいですね(←性格悪)。
2007/04/07(Sat) 14:06 | URL | tsumire→オキョンさん | 【編集
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