セクシーボイスアンドロボ 第2回(4月17日放映)。なんだろな、こんだけ素っ頓狂な設定でありながら(人の声を聞き分けて真似できるという一種の超能力をもつ中学生の少女とロボットオタクな青年が、強盗犯と珍道中を続けて、強盗犯の恋人の腎臓が移植された人に会いに行くって)、実にほのぼのとした内容で、しかもところどころが実にバカバカしくてナイス。オープニングアニメが原作どおりなら、絵のタッチが好みなので原作(「セクシーボイスアンドロボ」黒田硫黄、小学館イッキコミックス)の方も読んでみようかなあ。もっとも「野ブタ。をプロデュース」の時の原作改変具合からすると、話の内容までドラマと同じようなものかどうかは期待できないと思うけど。

さて今回は、ニコ(大後寿々花)の行きつけの美容室に強盗犯・後藤(村上淳)がバイクで突っ込んで来て、偶然居合わせたロボ(松山ケンイチ)ともども凶器で脅され、後藤に言われるがまま伊豆へ向けての逃走劇が始まる。一方、真境名(浅丘ルリ子)に2億円の仏像を運ぶように命じられたヨッちゃん(岡田義徳、名梨秀吉役、なんでヨッちゃんなんだろう?)もまたバイクで伊豆へ向かっていた。道中、後藤は「パン、洗剤、さくら餅」という買物のお使いをしながら頻繁にどこかへと電話をかけている。ニコの「耳」でその内容を聞いてみると、たたひたすら留守電の「お帰り」という声を聞いているだけだったのだが、それは既に亡くなっていた彼の恋人すずちゃんだった……。

相変わらず松山ケンイチが「いくらなんでも(同僚の)オタク野郎のFに似すぎ」というのが私的に難なのだが(参照:4月11日「セクシーボイスアンドロボ 第1回「三日坊主」」)、それとは別にドラマ自体に漂う不思議なほのぼの感がよかったよなあ。それでいて、ニコの両親(片桐はいり、塚本 晋也)が久しぶりに二人きりなった夕食時の会話、「こういう時に犯罪って起こるのかしらね」「それって、どちらかが被害者ってこと?」というビミョーな間合いのシーンとか、ヨッちゃんと真境名のなんだかちょっとSM的な関係とか、ヨッちゃんのバイク道中とか、フランスパンで作った仏像とか、あるいは警察の検問を変装で逃れようとするロボに対して「変装というよりコスプレでしょ」とニコが突っ込み、さらにそこにコスプレマニア(ロボット物マニア?)の警官達が「コスプレ、ご苦労様です」なんて挨拶していたり。「帰ってきた時効警察」とは別の意味でバカバカしい小細工が結構楽しめるドラマだ。

また、ラスト近く、すずちゃんの腎臓をもらった夫婦の「俺達、長生きしような。二人で長生きしような」という会話や、ニコの「会えなくても、運命の人がどこかにいる。そう思うだけでどんなに明日が楽しいだろう」というモノローグのように、「すいか」や「野ブタ。をプロデュース」の時にも感じだ読後感のよさがこのドラマの持ち味かもしれないなあ。
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テーマ:テレビ番組・ドラマ
ジャンル:日記
コメント
第1回目、浮いていたロボも今回は、ちゃんと納まっていて面白かった。ありえない展開もなぜかすんなり入ってきて説得力じゃないけど突っ込みも必要ない感じ?
それに大後寿々花って上手いね。いったい、どこから出てきた娘なんだって感じです。マニアな街、高円寺が舞台なのも楽しい。今度、病院に行った帰りにでも高円寺駅周辺を観光してみますか~って観る所あるのか?
やっぱり、このスタッフは優秀だわぁ~~。
オープニングのナレーションがシャーアズナブルなのもお宅心をくすぐるのよねー。

ガンダム仲間から「P子はストライクゾーンが広すぎる」と注意を受けています。ドラマも主役じゃなくて脇役で見る作品を決めるから、ついついマニア街道を行っちゃうんですよ。
2007/04/18(Wed) 14:08 | URL | P子 | 【編集
>それに大後寿々花って上手いね。

私も今回初めて見たけど、同僚のNさんからの情報によれば「ごくせん」で仲間由紀恵の子ども時代を演じていたそうよ。まだ中学生なのに達者だよね。

>オープニングのナレーションがシャーアズナブルなのもお宅心をくすぐるのよねー。

やはりそうくると思いました。
2007/04/18(Wed) 20:20 | URL | tsumire→P子さん | 【編集
やっと録画してあった今週分を見ました。いいなぁ。今季で一番いいかも。時効警察も捨てがたいけど。(とP子さんを煽ってみる)
それにしてもヨッチャンの「プロフェッショナルな仕事をしよお~♪」のメロディとも呼べない曲が頭の中をグルグルしてるんだけど、これもあちらの思惑通りか?浅丘ルリ子、今までいいって思ったことが一度も無かったけど、これはちょっといいかも。
2007/04/19(Thu) 09:42 | URL | suika | 【編集
>今季で一番いいかも。時効警察も捨てがたいけど。

私も松山ケンイチが同僚Fにさえあんなに似ていなければ(←まだ言っている……)もっともっとポイント高いんだけどなー。

>「プロフェッショナルな仕事をしよお~♪」のメロディとも呼べない曲が

あのメロディが頭から離れないというのはあちこちで読んだよ。思う壺、なのかも。ヨッチャンの間抜けっぷりがまたいいよな。私はニコとロボの関係には萌えないけど、真境名とヨッチャンの関係にはちょっと萌えるかも。
2007/04/19(Thu) 14:28 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
先週は途中睡眠に入ってしまった私ですが、今回は録画の保険をかけてちゃんと見ました。どうしてもロボは藤井隆にしか見えません。(とってもマシューが好きなのよー)

でも今回はちゃんと最後まで鑑賞しましたよ。なんか話の運びが「幸福の黄色いハンカチ」かよ!と思わせましたが、
いろんな不出来をいまは亡き恋人に真剣にあやまる犯人や、それを真摯にうけとめる元移植患者である夫婦の中に、愛や命の大切さや、愛するものを失う悲しみや、移植する(受ける)感情など、
ちょっと普段ならちよっと、こっ恥ずかしいさまざまな思いを伝えていたと思います。

時効警察の楽しいコネタには及ばないけど、コスプレマニアの警官とか楽しかったな。
今度ロボがマシューのコスプレしてくれないかしらー♪
2007/04/19(Thu) 14:31 | URL | いがらし | 【編集
>ちょっと普段ならちよっと、こっ恥ずかしいさまざまな思いを伝えていたと思います。

そうなんだよねぇ。だからあちこちのテレビ感想サイトなんかを見ても「感動した」とか「泣いちゃった」とか目にしたんだけど、それを言葉に書いちゃうのも私はこっ恥ずかしい感じもあるんだよなあ。特に臆面もなく堂々と感動的な台詞を言ってたりするからさー。

>今度ロボがマシューのコスプレしてくれないかしらー♪

それもまたかなりレアなリクエストのような気も。
2007/04/19(Thu) 14:47 | URL | tsumire→いがらしさん | 【編集
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