今日、自宅最寄り駅隣の本屋さんに行ったらこんなポスターが。「萩尾望都パーフェクトセレクション」全9巻、7月26日には「トーマの心臓 第1巻」「トーマの心臓 第2巻」発売ですってよ。第1巻には「湖畔にて エーリク 十四と半分の年の夏」を、そして第2巻には「訪問者」と、「11月のギムナジウム」を収録という、これから先のラインナップも楽しみな取り合わせ。もしかして8月発売の「11人いる!」には「東の地平・西の永遠」だけでなく「スペースストリート」も入ってるんじゃないのか?

一瞬「なんでまた今萩尾望都選集?」と思わないでもなかったけど(もしかして第27回日本SF大賞受賞記念?)、ポスターのイラストを見たら萩尾望都作品の名場面が走馬灯のように浮かんでは消え、本屋の階段で一人立ち尽くしてしまいましたよ。「11月のギムナジウム」を読んだのは中学生の時の友達のO川さんの家でだったとか、「トーマの心臓」の連載第1回目は高校のちょっと近くにあったコンビニみたいな店に並んでいた少女コミックを立ち読みしていて、その時突風が吹いてコンタクトレンズが吹っ飛んでしまったとか、色々。まあ、買うかどうかは微妙だけど。

なおポスターに書いてある煽り文句は「現在の少女マンガの母のひとり、とも言える萩尾望都。約40年の活動で数々の名作を生み出し続け、2006年に「バルバラ異界」で第27回日本SF大賞受賞を受賞するなど、現在も第一線で活躍している。そんな萩尾望都が自ら厳選した珠玉の全9巻を「連載当時のカラーページを全てそのまま再現して順次発売! これまで多くの人を惹きつけ魅了してきた萩尾望都の世界に、あなたも酔いしれて下さい」。おおおっと、「当時のカラーページを全てそのまま再現」っていうのはちょっとポイント高いかも。

さて別の本屋の大人のぬりえコーナーをのぞいてみたら、この写真のこの棚、全部ぬり絵でしたよ(ぬり絵人口ってどんくらい~?)。この間ブログに書いた萩尾望都のぬり絵はなかったが(6月7日「いつまでも夢見る乙女たちにおくるぬり絵」)、他にも高橋真琴とか松本かつぢとかもありました。でもベルバラと高橋真琴のぬり絵を手に取って見比べてみたら、ぬり絵としてはベルバラの方が格段に優秀。だって高橋真琴版は原画をそのまま白黒に直しただけなので中間トーンが全部灰色になってるのである。これじゃ色を塗ってもきれいに色が出ないじゃないか。その点ベルバラは黒目の部分すら白抜きになってますよ。とにかく徹底して自分の色で塗ることができるようになっているのである。素晴らしい~。まあ、その分色を塗る前のぬり絵用原画が薄気味悪いっちゃあ薄気味悪いけど。

なお、他にも「夢少女―大人のなつかしぬり絵ときせかえ」というのがあったので、着せ替え人形マニアの私としてはチェックしてみた訳だが……本としての出来は悪くなかったけど、ぬり絵と着せ替え人形のキャラの絵がヘボくて手を出す気になれなかったよ、ママン……。あと、「山下清のぬりえ帖」というのがあってなんだそりゃと思って手に取ってみたら、山下清のあの貼り絵をそのままぬり絵にしたという、やってて楽しいのかそれ?な代物でした。一応Amazonの紹介文では「類書に比べ、非常に細密なトレースをほどこしており、塗りがいは抜群。科学的に証明されている"ボケ防止""脳の活性化"といった効果が十二分に現れるであろう一冊です。高齢者への贈り物にも最適! 」とあるので、塗ってて楽しいかどうかは別なのかもしれないが。

でも「塗る+わかる 戦国時代の合戦と武具」や「塗る+わかる 太平洋戦争 戦いと兵器」あたりは実用的かも。
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コメント
わたしも本屋さんに行くと、ついぬり絵のコーナーをチェックしちゃうんだな。
一番心が惹かれるのは薄ピンクのオールドローズが表紙の「花のぬり絵」。
でも前に買った、なぞってみる「奥のほそみち」に、触れてもいないので当分手を出すことはないでしょう。いろいろのぬり絵があるなかには「きいち」のぬり絵もあって、60歳ぐらいの方々にはいいボケ防止になるんじゃないでしょうか。でもあんなにコーナー作っちゃうぐらい売れるのかなー???
2007/06/18(Mon) 16:00 | URL | MI | 【編集
温泉で母から塗絵を所望されたのですが、未だ本屋で塗絵を見かけた事ないです。いつも同じコミックコーナーにしか行かないせいか?観察能力の欠如か?
塗絵を見つけたら母にはベルバラを送ろう♪
2007/06/18(Mon) 21:13 | URL | P子 | 【編集
へぇー、そんなにぬり絵って面白い? まさか私のように切実にボケを意識していてなんとか阻止、っていうんじゃないよね? 私はネタは面白いとは思うものの、ぬり絵自体は好きじゃないんだよなあ。着せ替えは大好きなんだけど。

>でもあんなにコーナー作っちゃうぐらい売れるのかなー???

いくらなんでもこんだけ場所とるのは今だけのことなのかもしれないけどねぇ。だから今のうちによさげなのがあったら買っておいた方がいいかも。
2007/06/18(Mon) 21:58 | URL | tsumire→MIさん | 【編集
>未だ本屋で塗絵を見かけた事ないです。

場所はほとんどの本屋で美術コーナーか、実用書のところですぜ。

>塗絵を見つけたら母にはベルバラを送ろう♪

P子さんのお母様はお若いのね。うちの母親だとやっぱりきいちの塗絵かなあ。
2007/06/18(Mon) 22:00 | URL | tsumire→P子さん | 【編集
「萩尾望都パーフェクト・・」は私も気になるな。
萩尾望都と大島弓子だけは9度に渡る引越しにも捨てられず、今だ変色したコミックス、大事に持ってるし。(←Kさんには当たり前のことね)
でも全9巻で1、2巻がトーマじゃ、私の好きな「スターレッド」や「銀の三角」辺りはどうなのかしら?(正直トーマは繊細すぎて私には理解できない世界だった)
ところで本屋の階段で 萩尾望都にまつわる青春の日々を回顧するKさん!いいわぁ。
それと前から疑問だったんだけど、萩尾望都って絵はいいんだけど、色のセンスはかなり変じゃない?(最近は問題ないけど)
2007/06/18(Mon) 22:58 | URL | oha~ | 【編集
>私の好きな「スターレッド」や「銀の三角」辺りはどうなのかしら?

とりあえずポスターを見る限りでは、3巻が「11人いる!」、4巻5巻が「メッシュ」、6巻7巻が「ポーの一族」、8巻が「スターレッド」(しかしコミックス3巻分が1巻になるのね)、9巻が「半神」で自選短編集となっているよ。「銀の三角」は短編じゃないから入らないかもね。

>萩尾望都って絵はいいんだけど、色のセンスはかなり変じゃない?

ふふ。指摘する人はあんまりいないと思うけど、また、補色や対比した色を使っているからとはいえ、私も昔からあんまりうまいとは思わなかったなあ。例えば同時代の漫画家として文月今日子とか大矢ちきなんかやっぱりすごいカラーイラスト描いていたもんね(ま、大矢ちきの色彩センスもすごかったけど、でも力業で1枚の美しい絵に仕上げていたもんね。どちらかというとマックス・フィールドパリッシュみたいな感じで)。
2007/06/19(Tue) 00:13 | URL | tsumire→ohaさん | 【編集
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