テレビ朝日スペシャルドラマ 玉蘭(6月16日放映、21時)。桐野夏生の原作は全く読んでいないのだが、舞台立てやら久しぶりにドラマで見る常盤貴子やらで、ちょっと期待して見たドラマだったのだが……だからなんなの? という感想しかなかったですよ。こんなことなら録画したまままだ見てない「帰ってきた時効警察」の最終回の方を見ればよかった。なんだか退屈な舞台劇を見ているような感じだったなあ。

テレ朝の番組ウェブページの煽り文句には「直木賞作家・桐野夏生原作、常盤貴子主演。映像化は不可能といわれた小説が、ついにドラマ化。上海そして広東、大規模中国ロケを敢行、壮大なスケールで描く」とあるのだが、今回のこのドラマを見る限りでは別に映像化は不可能でも何でもない感じだ。原作読んでないから全然わからんけど、不可能なのは原作の中に描かれた1920年代の上海だけでなく、主人公広野有子(常盤貴子)と伯父・広野質(長嶋一茂)のファンタジックな部分とか主人公の無茶苦茶な心理描写とかだったのかなあ。

だいたい物語からして、仕事と恋愛に挫折して、それは自分を理解してくれない他人がぜーんぶ悪いからと投げ出して上海に逃げてきた有子の元に、1920年代の伯父が現れて昔の危険な政治情勢の中自分たちの生死がかかった恋愛を語り、有子は有子で留学生社会にも中国人社会にも馴染まずに何やってんだ?的行動を繰り返し、あげくの果てに昔の恋人が迎えにきてくれてめでたしめでたし? ……主人公の気持ちに共感できないのはまだしも(他人が理解してくれないのが全部悪いったってなー、他人は他人を理解なんかしないし出来ないよ)、他の場面も登場人物たちの行動もなんだかただ流れて行くだけの感じで、(一部)激動の時代を描いている割には全然盛り上がらないし、面白くもなんともないんだよなあ。

でも上海や広東の景色はきれい~。しばらく香港へも行ってないから久しぶりに行きたくなりました。あと長嶋一茂は思っていたよりもちゃんとしていてちょっとびっくり。でもただそれだけ。なんだかもったいない作りのドラマだったかも。
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テーマ:テレビ番組・ドラマ
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