私が子どもの頃、北海道の小学校では蚕の観察実習なんて時間はなかったので、去年小学校のPTA広報部の定例会で3年生になったら子どもが蚕を家に持って帰ってくる、と聞いた時には「なんじゃ、そりゃ?」と思っていたのだが、いよいよ我が家にもおかいこ様がやってきたのだった。

その前に同い年の娘がいる同僚のNさんのところでは早々と5月くらいに、蚕を持ち帰っていたのだが、その数、なんと100匹ですってよ。うわーーーーーーーーっ!!

私「段ボール箱の中に100匹!?」
Nさん「うん、それくらい。で、桑の葉を入れておくと朝にはすっかり食い尽くされているんだよね」
私「ということは100匹がむしゃむしゃ葉っぱを食っている音もするんじゃないの?」
Nさん「結構静かなもんだけど、やっぱり100匹いると少しわさわさ音がするかなあ」
私「別に虫が嫌いな訳じゃないけど、蚕って箱から出てきたりしないの?」
Nさん「全然でてこないよ」
私「おとなしくただ食っているだけっつーのがよくわからんなあ」
Nさん「あんなの、箱から出てきたりしたら、A(Nさんの長男、3歳)に見つかって何されるかわからないもん、とにかく蚕が入った箱は高いところに置いてあるよ」
私「その高いところに置いてある箱からさ、ポロリポロリと落ちてきたりしたらさ、うっかり踏んづけそうなのが絶対的にやだよね」
N「踏まないにしても逃げ出したやつを見つけるのが大変だよね」
練馬のS嬢「蚕は箱から出てこないから大丈夫だって」
私「だって、北海道じゃ蚕の観察なんてなかったから全然わからんもん」
S嬢「そんだけいるなら、いっそのこと桑だけじゃなくて色んな葉っぱを食わせてみる実験をするっていうのはどう? 理科の授業なんだし」
Nさん「え”……」

と言う会話をしていたものの、子どものクラスではさっぱり蚕がやってくる兆しがないなあとか思っていたら、いきなり今日やってきたのだが、うちの子どもと来たら「うちのマンション、ペット飼っちゃだけなんでしょ?」と言ってますよ。蚕はペットじゃないから。

持ち帰った箱の中を見てみると、100匹じゃなくて2匹、子どもはもちろん名前をつけていて、大きい方がスパイク、小さい方がスパーキーだそうだ。それで子どもに一体いつまで家に置いておかなきゃならないの? と聞いたところ「知らん」とかいいやがる。同じクラスのMちゃんは「明日学校に持って行く」と言っていたけどどうなってるんだろう。Nさんのところでは100匹の蚕を順番に持ち帰っているらしいのだが。

とりあえず葉っぱがすっかりしなびているし、土日も預かるなら桑の葉が足りないから夕食前に学校にもらいに行く事にした。葉っぱは担任の先生が分けてくれたので、ついでにいったいいつまで預かるものなのか聞いてみると、「繭になるまで観察をするんですけど、理科の授業の時は学校に持ってきてもらった方がいいですね」とのことだ。つまりNさんのところ(鎌倉)では100匹を順番に持ち帰るシステムになっているけど、杉並区では一人2匹くらいずつを全員が持ち帰るっつーことか。虫嫌いのお母さんにとってはどちらにしても地獄だな。

なお、Nさんのところでは今週、もう少し大きくなったのを25匹くらい家に持ち帰ってきたそうだが、「親がダメって言っている家では持ち帰らなくてもいいんだって。それでうちがもしかするとこのまま繭になるまでずっと家に置いておくことになるのかも」と言っていたのだった。でも、100匹じゃないだけ、まだましか?
関連記事
テーマ:日記
ジャンル:日記
コメント
お蚕様なんて小学校の時、授業で見ていたNHK教育TVの教育ドラマ(?)以来です。農家生まれの農家育ちだけどお蚕様はやっていなかったし、小学校の区域内のどこかのお家ではやっていたと思うのでいつでも社会見学できるという事で育てるということは無かったのでしょう。

毛虫が嫌いで見ただけで絶叫したり気絶する子供や親もいるだろうに学校も怖い事やりますね。それこそ非常識な親達のネタになりそうな感じですが、そうでもないですか?
2007/06/22(Fri) 08:48 | URL | P子 | 【編集
>うのでいつでも社会見学できるという事で育てるということは無かったのでしょう。

へぇー。練馬のS嬢の話では寒さに弱いらしいっつーので北海道ではやらなかったのかと思ってたんだけど、そういう理由でもあるのね。

>それこそ非常識な親達のネタになりそうな感じですが、そうでもないですか?

それで苦情が来ているらしき様子は見えないねぇ。あったら多分去年の広報部定例会の時に必ず話に出ていたはずだし(学校内の噂話ばかりしていたのよ)、学校からのプリントにもそういう種類のものが必ず入っているはずだけど、全然きてないしねぇ。嫌いな人たちは我慢しているのかねぇ。
2007/06/22(Fri) 10:45 | URL | tsumire→P子さん | 【編集
蚕なんて、とても懐かしい話題です。育ったM市は大島紬で有名な産地で、わたしが小学生の頃は、帰りに桑畑を通って桑の実を食べて手や口の周りを赤くして帰ったものさ。
ちなみにお蚕さんはぜーったい桑の葉以外食べないからね。へんな葉っぱは与えないように。
それに高校1年生の時には、理科の教科書に蚕の解剖図が載っていて、文化祭の練習で免除された人(含むわたし)以外は、蚕の解剖をやったんだよ。学校は多摩地区だったけど、みんなやってるもんだと今日まで思っていました。
お蚕さんは、お姫様だから、おとなしくて、5センチもない柵でさえ越えません。とってもお上品なのよ。
虫キライなお母さんにはつらいでしょうが、毛も生えてないし、かわいい顔してるのでしばし我慢の時をお過ごしください。
(蚕は好きでも、成虫は我慢できないわたし…)
2007/06/22(Fri) 13:01 | URL | MI | 【編集
私は昨日、生まれて始めて蚕をみたよ~。何せ今まで全く見る機会が無かったからな。でもダンゴ虫以外の虫は嫌いなうちの子どもが、結構大事そうに面倒見ているのも面白かったな。

>お蚕さんは、お姫様だから

こっちの人にとっては蚕って特別な虫なんだね。練馬のS嬢は「一度蚕に触ってみ。独特な触感だから、こういうチャンスに触っておいたほうがいいよ」と言われちゃったよ。
2007/06/22(Fri) 13:17 | URL | tsumire→MIさん | 【編集
わたしは蚕の観察は小学校で(つまり家には持ち帰らず)やったよ。でもそういえば、子供たちからはそんな話聞いたことないな。ずっと不思議だったのは、生糸は蚕の繭から作るって説明はあるのに、繭の中の蚕はそのときどうなるのかってこと。熱湯に漬けられてぷかぷか浮かんでいる繭の写真は見たことがあるけど、あれって成虫が出た後?(ま、多分そんなはずはないよね。それじゃ繭に穴があいちゃうもんな)
合掌。(←決め付け)
2007/06/22(Fri) 19:37 | URL | suika | 【編集
>わたしは蚕の観察は小学校で(つまり家には持ち帰らず)やったよ。

地域によって色々なんだねぇ。もっとも同僚の練馬のS嬢も「私の時は持ち帰らずに学校で観察していたような気がする」って言ってたなあ。とにかく私なんざ理科の観察実習もなかったし詳細な説明もなかったからろくすっぽ知識がない上に、蚕を見たのも今回が生まれて始めてなもんだから、蚕が色々特別扱いされているのも理解でできんよ。
2007/06/24(Sun) 15:18 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック