新マチベン~オトナの出番~ 第1回(6月30日放映、NHK、21時)。NHKのこの土曜夜9時のドラマ枠は渋い作品や手堅い作品が多い。去年の「マチベン」もついこの間やっていた「ハゲタカ」も見応えがあって面白いドラマだった。今度の「新マチベン」もそれなりに期待して見てみたのだが……、いや、面白いんだけど、メインの登場人物がオヤジばっかって、渋過ぎ! そりゃ私はフケ専だから気にしないけどさ、やっぱりメインの視聴者層は団塊の世代なのか?

司法修習を終えたばかりの60代の新米弁護士、徳永源太郎(渡哲也)、堺田春樹(石坂浩二)、岡村重勝(地井武男)の3人組は、堺田が(余裕で)用意したオフィスで弁護士としての仕事を始めることになる。しかし徳永などは、年とっているせいか新米の癖してムダにプライドが高くて最初は堺田の誘いすら拒否していたくらいだったが、そうはいってもこのトシではどこの弁護士事務所でも雇ってもらえず、かといって独り立ちして仕事をするほど経験も人脈もなく、ほどなく飛び込んだ依頼を処理するためにも結局オヤジ3人組で弁護士事務所を始めることになった。この事務所の維持費とか、どうしているのかしら。コピーを何枚も取っているだけで「大丈夫?」とつい心配してしまいますよ。堺田は余裕のよっちゃんだろうけど。

でもリストラサラリーマン(技術者)からガードマンの仕事をしながら15年かかって弁護士になった庶民派の岡村、画廊経営を経て若き日の夢を実現させようとしているおぼっちゃまの堺田、そして真面目というか堅物で、何か訳ありで新聞記者を辞めて弁護士を目指した社会派の徳永、となかなかいい取り合わせですよ。この組み合わせだと普通の大学や弁護士事務所を経験しただけの若造とは一味も二味も違う弁護が出来るんじゃないですかね。

そして飛び込んできた痴漢事件の被害者・及川玲子(黒木瞳)の依頼。でも黒木瞳の登場の仕方がいかにももったいぶって訳あり風なので、最初っからただの痴漢被害者になんか見えやしねー。そして裁判が進むにつれやはり実は痴漢の被害には遭っていなかった事がわかる。しかし玲子の「私は傷つけられたんです」という言葉で、痴漢による物ではないにせよ、加害者扱いをされた土井猛(鶴見辰吾)、もしくは土井の会社に謝って欲しい何かがあるらしい事がわかる。玲子の別れた夫・川端仁(小日向文世)が何やら衝撃の告白をしたところで次週に続く……ですよ。予告では高校生っぽい女の子が飛び降り自殺をしているようなシーンがあったから、もしかするとそれが玲子の死んだ娘なのか。それと土井がどう関係しているのか。

それにしても痴漢冤罪というとつい「それでもボクはやってない」(2007年、周防正行監督)を思い出す。あの映画の中では「やっていない」という状況証拠を丹念に重ね、不可能であると再現実験ビデオを作製して訴えても結局無罪が認められないんだから、今回のこのドラマの中の痴漢事件なんか絶対痴漢で立件されちゃうじゃんとか思いつつ見てたけど、でも土井サイドの弁護士は実に優秀なので、来週はどうやら立場が逆転してしまうようだ。大丈夫か、オヤジ3人組。そして来週は裏で日テレの新ドラマ(「受験の神様」)も始まっちゃうよ!
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コメント
こ、こりゃまた渋い配役ですなぁ。たまたま番組がついてたら見るかもしれないけど、わざわざチャンネルを合わせるにはちょっと枯れすぎているかと。わたし的には小日向文世さんに熱い視線を送りたいところ。それにしてもtsumireさん、ほんとフケ専なんだから。
2007/07/03(Tue) 16:43 | URL | suika | 【編集
まあ、フケ専の私でも、石坂浩二、チィチィ、渡哲也は全くもって好みじゃないけど、ドラマ自体は結構おもしろかったよ。
でもフケ専の悲しいところは「花ざかりのオヤジたちへ」みたいなドラマは決して作られないってことかしら。
2007/07/03(Tue) 22:08 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
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2007/07/03(Tue) 12:04:46 |  トリ猫家族