さて、学習机到着予定時刻1時間前に家具屋さんが来てしまって「あと1時間後に来 てくださいっっ!」と頼んだ私だが。一緒にいた子どもは午前中に父親と一緒に区営 プールに行ってひと泳ぎしてきたせいで、昼飯を食べ終えると都合よくすっかり眠た がり始めた。ラッキー! これで邪魔されずに片づけが進む(はず)。居間に山積み のダンボール箱の谷間に布団を敷いて子どもを寝かせておく。よしっ、あと1時間、 ラストスパートだ。

まず、幅90cm高さ180cmの本棚を部屋から運び出して外に出すことにする。本棚には可変棚がついているので横にして動かすとバタバタ棚板が落ちる。しかもただでさえ狭い部屋なのにそこかしこにダンボール箱が山積みになっており、その隙間には子どもが眠っていて、さらに現在マンションの外壁塗装工事をやっているので洗濯物が外に干せずに居間の物干し竿にまとめてかけてある。ちょっと無茶苦茶な障害物レースだが、なんとか本棚を玄関の外に運び出し、粗大ごみ処理センターに電話する。「そちらの地区は現在処理数が多いので引き取りは5月11日になりますがよろしいですか?」。よろ しくなくたってとにかく処分しなくちゃならないのだ。幅90cm×奥行き30cm×高さ180cmの本棚の処理代は800円だった。

次にスチールラックだがこれを1時間で始末すのは不可能。現在60cm×45cmのラックを横長に置いてあるのでこれを縦長に置くとすると、本棚分とあわせて確実に1m以上の空間が空く。もう時間がないのでラックに入っているものを片っ端からダンボール箱に詰める。変だなー、棚に入っている時はそれなりに収まっているのに、ダンボール箱に詰めるとなんでこんなに数が多くなるのか。ともかく棚を空っぽにし、向きを変えて空きスペースの幅を計ってみる。ほぼ110cmちょっと。やった、なんとか幅1mの机 を置ける!

時間はちょうど3時、部屋の中はダンボール箱と散乱した子どものおもちゃと洗濯物 (と、布団を敷いて寝ている子ども)ですごいことになっている。家具屋さんもびっ くりだ(家具屋さんじゃなくてもびっくりだが)。山積みダンボール箱を少しずつ片 付けていると、3時20分、家具屋さんがやってきた。ああああ、人様に見せられる部屋 じゃないのに~~。しかしきっと世の中にはもっとすごい部屋もあることだろう。そ う自分を慰めて「すみません、今すっごく、散らかっているんですが」といいながら 机設置スペースに案内する。

「えっと、組み立てスペース足りますか?」と今更ながらの質問をしてみる。「な い」と言われても「すみません」としか言えないのだが。家具屋さんもギリギリの作 業スペースに一瞬ひるんだようにも見えたが「大丈夫ですよ」と言いながらさっさと 薄手の作業マットを床に敷き、机を組み立て始めた。後から他の部品を持って現れた もう一人の作業員も、とんでもないことになっている部屋の中にちょっとびっくりし ているようにも見えたが、それは勿論気のせいだ。またたく間に机が組み立て上が り、子どもも起きてきて目を輝かせていた。

2005042502s.jpgじゃーーーーん。これがお机様だ。逃げ るように去っていく家具屋さん(←勿論これも気のせい)に私がお礼を言っている間に、子どもは一国一城の主としてお机様の前の椅子に座ってふんぞり返り、しかもやれと言った訳でもないのに意味もなく算数ドリルまでやりはじめている。これがいったい いつまで続くことやら。そして、光り輝くお机様の周囲にはまだまだダンボール箱が散乱しているのだった。はぁ~~。まだまだ道のりは遠いよ……。

なお、後日同僚にこの話をすると練馬のS嬢にはこう言われた。
「つまり3週間でできなかったことを結局半日でやったってこと? 人間が何かやろうと思った時に必要なのは時間じゃなくて、いかにせっぱつまっているか、いかに気力が重要かってことだね」
「……まあね」
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