緒形拳もうおトシだとはいえ、なんだかいきなり感もないわけではないような。

 緒形拳さん死去 71歳 銀幕・TV・舞台…幅広く活躍(朝日新聞)

先日会社で、(少年隊の)東と(TOKIOの)松岡で「必殺仕事人」が復活するらしいという話を昼飯時に話していて、練馬のS嬢が「中村主水の仕事人が好きだったのでこれはちょっと楽しみかも」と言うので、「何言っているのよ、必殺と言えば一番最初の「必殺仕掛人」でしょ!! 仕事人なんか仕掛人のpart2だよ」と言って、S嬢とNさんにポカーンとされたばかりだ。「必殺と言えば、あの曲、そして緒形拳の藤枝梅安だよ」と力説したばかりだったんだが。そんな訳で練馬のS嬢は今朝のニュースでこの訃報を聞いた時に、真っ先に「Kさん(←私の事だ)が泣いているかも」と思ったそうだ。いや、ま、泣いてはいないけどさ。

「黄金の日日」(1978年、NHK大河ドラマ)の時の秀吉は本当によかったわ~。この時は高橋幸治の織田信長もこれまたすっごくよかったんだけど、それは置いておいて。助左(6代目市川染五郎、現松本幸四郎)がなんかの戦いで藤吉郎(後の秀吉・緒形拳)とともに命からがら逃げ出して、友好を深めるものの、出世するに従って他の者の言う事等聞かぬ独裁者となっていく秀吉の様がそれはそれはよかったですよ。あの時(命からがら逃げ出した時)の事を思い出してくれと助左が秀吉からもらって大切にしていた誓いの六文銭(だったっけな?)を秀吉に差し出すが、なんだこんなものと六文銭を投げつける、そしてそれを拾う石田三成(近藤正臣)、熱い思いは秀吉から助左へ、そして三成へと渡され、やがて三成は関ヶ原の戦いで散ることになり、助左は日本を脱出する……ボケの進捗著しい私だが、このドラマの場面はどれもこれも忘れられない。

最近の作品ではもちろん去年のNHK大河ドラマ「風林火山」ですよ。この際Gacktの上杉謙信は置いておいて(っつーか、置いておくしかないが)、その参謀役の宇佐美定満(緒形拳)と出て来ると場面がぐっと引き締まって重みがでてきたもんね。「風林火山」はごっつい野郎満載のドラマで実に見応えがあったけど、それもやっぱり緒形拳のような優れたサブがいてこそだよね。

さてその緒形拳は今週から始まるドラマにも出ていたのだが。
練馬のS嬢「緒形拳も「ゲゲゲの鬼太郎」が遺作だと思ってたら、「風のガーデン」が遺作になるんだね。鬼太郎じゃなくてよかったよね。しかもクランクアップしていたっていうのは自分の死期を判っていたんじゃないかって感じだよね」
私「何日か前にテレビに出ていた場面を見たけど、重病そうには見えなかったけどね」
Nさん「でもドラマの挨拶でなんだか悟っていたようなことを言ってたみたいよ」
S嬢「そうそう、なんか自分の死を予測していたようなコメントだった」
私「へぇー」
S嬢「それにしてもすごいタイミングで亡くなったよね。これじゃあどうしたって「風のガーデン」、見て見たくなるじゃない?」
Nさん「そうだよね、私も見て見たくなっちゃったもん」
私「私も第1回目はとりあえず予約録画だな。でもさー、このドラマ、中井貴一の他に誰が出ているの?」
S嬢「誰だっけ」
私「中井貴一が主役じゃ、今ひとつぱっとしないよね」
S嬢「でも中井貴一はいい役者さんだよ」
私「私もそうは思うけどさ、ジャニタレとか今風の若手イケメンとか出てないじゃない?」
S嬢「うちの母親に言わせると、お父さん(佐田啓二)の方がずっといい男だったって言っているけどね」
私「黒木メイサと……他に誰だったっけ……」
S嬢「えっとね…………、そうだ、大滝秀治!」
私、Nさん「…………」
私「なるほど、今度のドラマはフケ専には堪えられないドラマだっていうことなんだね」

ご冥福をお祈りいたします。
2008年10月8日:
フジテレビでは追悼番組として「古畑任三郎スペシャル 黒岩博士の恐怖」を再放送の予定。

 フジ緒形さん追悼番組に「古畑任三郎SP」(サンケイスポーツ)
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テーマ:ドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
コメント
いやー、結構びっくりだったよ。最近プリンターのCM(だっけ?)で、元気そうな姿を見たばっかりだったからさ。池波正太郎のエッセイが好きで、その中に新国劇つながりで緒方拳が出てきて、そちらの出身の人だとわかって、ちょっと驚いたことがあるんだけど、大河ドラマでは、TBSの大岡越前が好きだったから見始めた「風と雲と虹と」(←検索しちゃったよ。てっきり平将門が題名だと思ってたわ)に、藤原純友の役で出てたのが記憶の隅にある。(でもつまんなくなってすぐに見なくなっちゃった。吉永小百合のせいだな)あとは題名は分からんが桃井かおりと共演した、街のつぶれそうなフレンチレストランのシェフ。緒形拳にしては軽い役で、なぜだか記憶にあり。でも今回のことで一番驚いたのは、インタビューを受けてる津川雅彦が68歳だったということ。外見、どうみても78歳だよ。亡くなった緒形拳より年下とは、どう贔屓目に見てもありえなかったわ。あら、でもtsumireさんの追悼カテゴリ、わたしの大好きなポール・ニューマンがまだですけど。
2008/10/08(Wed) 07:49 | URL | suika | 【編集
>藤原純友の役で出てたのが記憶の隅にある。

あー、そういえば出ていたねぇ。私は主人公の大岡越前より(大岡越前が名前じゃねえ)、しょっちゅう笛を吹いていた草刈正雄の方が記憶に残っているけど。

桃井かおりと共演したドラマって「ちょっとマイウェイ」(1979年、日テレ)だよね。見た記憶があるのに内容が全然思い出せない~。私がおぼえているのはあと「さよならお竜さん」(1980年、TBS?)かなー。大企業のバリバリやり手秘書を岩下志麻がやってたんだけど、38歳で処女という設定、そのロストバージンの相手が新聞記者だか雑誌記者の緒方拳だったなあ。

>でもtsumireさんの追悼カテゴリ

追悼カテゴリーかあ、いいかも。と言うわけでつくっちゃったよ。ポール・ニューマンはそのうちに。
2008/10/08(Wed) 10:07 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
少し前、NHKらしい渋いドラマで主演やってたばかりなので、びっくりしたよ~。
「黄金の日日」は私も真面目に見てたけど、Kさんの記憶力には感心!いや、もしかすると年のせいで 過去はより鮮やかに、現在はモウロウとしてるのかもしれんが・・。

そうそうsuikaさん、いってくれてありがとう。
私の大大好きなポール・ニューマンも追悼してね。
先日NHKBSで「スティング」やってたけど、こん時もう50近いはずなのに、アップになった時のハンサムぶり!隣で見てた娘も「すげーカッケーおっさん!」と言うとりました。
2008/10/08(Wed) 12:57 | URL | oha~ | 【編集
>もしかすると年のせいで 過去はより鮮やかに、現在はモウロウとしてるのかもしれんが・・。

大当たり……。昨日もボケやらかしちゃって、アルツカテゴリの新ネタを書き込もうかどうか迷っているところさ~~。

>アップになった時のハンサムぶり!

ハンサム……? うーむ、私はポール・ニューマンをハンサムカテゴリで見たことはないなあ。どちらかといえば渋めカテゴリで見ていたような気が……。
2008/10/08(Wed) 14:06 | URL | tsumire→oha~さん | 【編集
P子が大河ドラマの面白さに目覚めたのは「黄金の日々」だけど緒形拳より(当時)市川染五郎の印象の方が強く残っています。
緒形拳といえば、まだ白黒TVだった頃の(と思う)ドラマでタイトルは忘れちゃった(こればっかり)のですが、妾腹の息子が緒形拳で大人になってから父の会社(店?)に入社し苦労しながらも会社(確か洋服屋)を立て直すという話。色々調べたんだけど緒形拳の作品リストにはそれらしいタイトルが見つからないので他の役者さんだったかもしれない。

しかしtsumireさんの記憶力はすごい!
2008/10/08(Wed) 21:40 | URL | P子 | 【編集
>だけど緒形拳より(当時)市川染五郎の印象の方が強く残っています。

当時、一番人気だったのは染五郎じゃなくて石川五右衛門役の根津甚八だったよね……。

>緒形拳の作品リストにはそれらしいタイトルが見つからないので他の役者さんだったかもしれない。

確かに緒形拳の作品だとすると、初期の出演ドラマの作品内容紹介ページをチェックしてもそれらしいのがないよね。で、話の内容からいってもしかして花登筐あたりの浪花もの?と思って検索してみたら、緒形拳は出てこないんだけど、なんとなく結構近めな作品で「土性っ骨」(KTV、1966年、平井昌一主演)というのがあり、1976年に志垣太郎主演で再度テレビドラマ化されたときのタイトルが「あかんたれ」、内容は「明治の半ば、大阪・船場の大きな呉服問屋に二人の男の子が同時に生まれた。一人は正妻の子、もう一人はめかけの子として……。めかけの子・秀太郎は本家に丁稚奉公に上げられるが、その家には冷たい正妻と、腹違いの子どもたちがいた。丁稚・秀松となった少年はみじめな日々を送るが、次々と起こる苦難に立ち向かい、次第にその頭角を現してゆく。お母はんと一緒に住みたい、それだけを胸に秘めて……丁稚から大商人へとど根性で駆け昇った男の苦難と栄光の一代記」っつーものだが。
2008/10/08(Wed) 23:00 | URL | tsumire→P子さん | 【編集
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