先週のことだが、子どもの小学校で二分の一成人式というのがあった。20歳の二分の一にあたる10歳をお祝いする式典のことらしいが、私が10歳の頃なんてそんなものなかったなー。ちょうど分数も習ったばかりだからごろもいいのか? 平日の午後だったのでその日は会社を午後休とって参加してきました。会場の体育館の壁は紅白の陣幕で覆われ、「そつぎょう」「おめでとう」の花文字飾りで卒業式の準備万端だったが、この日は卒業式じゃなくて二分の一成人式。もしかしてセレモニーっつーことはそれなりの服装で登校させなきゃならなかった?と一瞬ギクッとしたが、子ども達が体育館に入ってきたら皆普通の格好で安心したよ。

で、この二分の一成人式で何をやるかと言うと、一人ずつステージの上に立って将来の自分の夢を語るのだと言う。持ち時間は一人1分だそうだが、4年生全員が発表するとなると75分、でもカンペを見るわけじゃないからつっかえつっかえ発表するとなると結局2時間近くかかるのか? 学芸会観劇も拷問のようにつらかった私には結構つらいかも(基本的に子どものこういう行事に興味がないからなー)。まあ自分が小学生だった時は1クラス45人前後で1学年5クラス、学年だけで200人以上で、下の学年だと9クラスとか12クラスまでいったことがあったからそうなるとこんな風に一人一人ステージに立って何か発表するなんてそりゃできやしなかっただろうなあ、としみじみ。

さて子ども達がステージにあがると、その子の小さかった時の写真がステージ後ろのスクリーンに映し出され、演台の前に立った子どもがそれぞれ自分が将来なりたいものについてスピーチをする。まあ、驚いたのは3番目くらいに立った女の子で、将来の夢は「社会保険労務士になること」ですって。えーーーっ、はっきり言って、子ども達はもちろんのこと、後ろの方にいた他の保護者の皆さんにだって「それって、何する人?」な職業じゃなかろうか。小学4年生の子が目指したいというにはあまりにも専門職過ぎるんじゃないのか?と思って聞いていたのだが、なんでなりたいのかという理由が「お父さんが社会保険労務士だから」。あー、ちょっとほっとしちゃったよ。

サッカー選手になりたいという子は「特にゴールキーパーになりたい、なぜなら点を入れるよりも点を守る方がかっこいいと思うから」って言ってましたよ。また、「長渕剛みたいなギタリストになりたい」という子がいたのだが、長渕ってギタリストだったんだっけ? 子役モデルとして雑誌に載ったことがある子は舞台慣れしている風で、ハキハキと「役者になりたい」と言っていたし、夏休みの自由研究で高速道路の研究にハマってすっかり高速道路ファンとなった子は「高速道路の設計士に」(マニアック?)、なぜかとにかく「会社の社長になりたい」という子もいたし(どういう会社の社長なんだかはさっぱりわからなかったが、お金持ちになりたいということか?)、「小さい頃から「刑事コロンボ」とか「Gメン75」とか「太陽にほえろ」のような昔のドラマをよくみてきたので、映画監督になりたい」という子(同じ年のほかの子とは話が合わないんじゃないのか?)など、色々。

また、子どもの同じクラスに前々から政治家になりたいという子がいるのだが、その子は「総理大臣になった時に困らないように」漢字検定を受けているぐらい野望が大きい子なのだ。それでその子が今回一体どういうスピーチをするのかと期待していたのだが、なんと彼の夢は「ピアニストになりたい」でしたよ。びっくり。どうしてかっつーと、ずっとピアノをやっていたからというのと、ピアニストになるのには特に資格は必要ないから、なんだと。ふーーーーん。……実は政治的配慮から「政治家になりたい」という夢はパブリックでは(特に大人の前では)主張しないだけなのでは?と深読みしてしまう私だ。

なお、今回一番印象に残ったのは「科学者になりたい」という子だった。理由は「漫画やテレビで見ていいなあと思ったから」。妥当だ。小学4年生の夢としては実に正統的な夢だ。しかも「空飛ぶ車やタイムマシンを発明したい」というのだ。素晴らしい~。今現在、実用的なロボット開発をしている技術者の皆さんはみんな子どもの頃に「鉄腕アトム」を見て科学者になろうと思ったとか言っているもんね。しかしその子は続けて「特に映画の「バックトゥザフューチャー」の科学者がよかったです」と言ったのであった。……ええっとー、あの映画に登場するドク(エメット・ブラウン博士)は明らかにマッド・サイエンティストだが……それは言っちゃいけないお約束か?

ちなみにうちの子どもがなりたい仕事は「秘密」。そんなことをブログに書くな、と子どもに口止めされているのだ。
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コメント
>学芸会観劇も拷問のようにつらかった私

同じくです。運動会も、各種式典も大変つらかった(泣)なのに今年は入学式が二つと卒業式が二つ(卒業式の内、ひとつは大学なので当然のように欠席)。先日の中学の卒業式では、周囲のお母さん方がハンカチで涙をそっと拭く中、つまらん祝辞や送辞、答辞にあくびをかみこらえ、涙をそっと拭くわたし。もうあの種の式典には体がアレルギー反応を起こしている模様。残りの入学式二つ、先が思いやられるわ。昔から学芸会や運動会を見に行くのが面倒くさくてたまらなかったけど、それを言うと人非人のように言われ、あきれられちゃったよ。わたしら少数派?
二分の一成人式、こちらでもあったけど、いったいいつ頃から始まったのかね。これが本番の成人式になると荒れたりするわけだから、これからの十年で荒み始めるってことか?(ちなみに、わたしはまだ将来何になりたいか決めてないけど)
2009/03/24(Tue) 08:53 | URL | suika | 【編集
まあ、学芸会は演目がつまらない(なーんか環境に優しくとかみんな仲良くとか)、演者がヘタクソでつまらない、元々劇・芝居関連にまったく興味がない、自分の子どもの芝居っぷりを見てもなんら感動がない、とないないづくしだからしかたないけどさー、その点卒業式・入学式はもしかして目の保養になるようなメンズを鑑賞出来たりはしないの?

今回の二分の一成人式もあくびをかみ殺すどころか四六時中出るあくびをかみ殺しもしなかったけど、ま、「少しはネタになるからいいや」と思っていたので多少はましだったかもなあ。

>それを言うと人非人のように言われ、あきれられちゃったよ。わたしら少数派?

客観的に見て、面倒くさいしつまらないのは事実だから仕方がないんだが、「事実」は楽しくないことも多いからな。まあ、この際事実には目をつぶって「世間の波」に乗ったほうが心穏やかにすごせるのでは。

>ちなみに、わたしはまだ将来何になりたいか決めてないけど

あ、私もーー!(おいっ!)

2009/03/24(Tue) 15:09 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
(ちょっと掘り返しちゃいました。
”運命の6/24”以前は、こういう健全なネタも書いてたんですねぇ。)

友人の娘、幼稚園の頃だったか
「むっちゃんは大きくなったらなにになるの?」
「むっちゃんはね、”出来ちゃった婚”するの♪」
・・・あぁそうですか。

そんなむっちゃんは、今は小学4年生。
(おっ!tsumireさんちのご令嬢と同じ年?)
『悪夢のエレベーター』
『山形すくりーむ』
『キラー・ヴァージンロード』
を見に行くまでに成長しております。
どの映画もママ(=私の友人)と見に行ってます。
さすがにお友達でこれらの映画を見に行きたい!という子は少ないんだろうなぁ。
(確かに、友人も変わってますが^^;、映画に関しては、娘の希望でチョイスしているそうです)

ま、『しんぼる』を好んで見に行く小学4年生もいるそうだからなぁ。
今がそういう時代ってことなのかしらね。
2009/10/16(Fri) 15:06 | URL | Macky | 【編集
>ちょっと掘り返しちゃいました。

随分と深く掘り返したもんですねえ、Mackyさん。

>”運命の6/24”以前は、

本当に、私の人生を変えた6月24日だったよ(遠い目)。でもさ、映画第1回目の鑑賞記ってやけにあっさりしているんだよね。2回目を見たあたりでもまだ「また見に行ってしまいました……。私って、バカ?」とか書いてるし(笑)。あの時はこんなに深みにハマルとは思ってもみなかったんだよなあ。はぁ~しみじみ。もしかして悪い男に引っかかる時ってこんな感じなのかしら。

>友人の娘、幼稚園の頃だったか
>「むっちゃんはね、”出来ちゃった婚”するの♪」

なるほど、世間様ではできちゃった婚は祝福モードだもんね。ごく普通の結婚よりもおめでたい感じ満載でよさげ? そういえば一昨日気休めサイト用の写真を探しに埼玉のドバイのサイト(アーヴェリール迎賓館OOMIYA)を見てたら、マタニティウェディングプランのコースもありましたよ。どうですか、Mackyさん、もしご結婚のご予定があったら式場は埼玉のドバイっつーのは。

>そんなむっちゃんは、今は小学4年生。
>『悪夢のエレベーター』『山形すくりーむ』『キラー・ヴァージンロード』
>を見に行くまでに成長しております。

うちのガキは小学5年生になりましたが、この間やっぱり「キラー・ヴァージンロード」を見たいって言ってましたよ(ま、ごく普通に「サマーウォーズ」や「南極料理人」も見たいって言ってたけど)。「しんぼる」を面白いって言っていたし、もしかするとむっちゃんと気が合うかも。でも私は「キラー…」も「しんぼる」もパスだ。むっちゃんのおかあさんはえらいなあ。
2009/10/16(Fri) 16:45 | URL | tsumire→Mackyさん | 【編集
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