もういい加減にしろよ、と言う声が遠くから聞こえて来るような気が……。いや、遠くからじゃなくても近くからも聞こえているか。昨日の夜は子ども(10歳)は小学校の夏祭りに出かけ家人は仕事かなにかで遅くなると言うことだったので、じゃあ私はちょっと映画を見てこようかなーと言ったところ、

子ども「えーー、もしかしてまたハゲタカ?」
家人「また行くの? 一体何回目?」
子ども「お母さん、4回目だよ」(本当は8回目だが)

同じ曲や同じビデオを飽きもせずに毎日毎日聞いている君たちに言われたくないが。でも私もさすがに今週の水曜日のレディースデイを最後の「ハゲタカ」にしようとは思っていたのよ(←結局8回目を見るんかい)。ところが耳寄りな劇場情報が入って迷ってしまった訳です。今日現在東京地区で「ハゲタカ」を上映しているのは「お台場シネマメディアージュ」、「TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 」、「ヒューマントラストシネマ 渋谷」「新宿ピカデリー」「TOHOシネマズ錦糸町」「ユナイテッド・シネマ豊洲」「109シネマズ グランベリーモール」の7館(新宿ピカデリーとTOHOシネマズ 六本木ヒルズ以外は夜間上映のみ)。しかし先週「ハゲタカ映画祭」が開催されたおかげなのか(参照:7月15日「映画「ハゲタカ」6.5回目鑑賞(ハゲタカ映画祭)」)ここにきてユナイテッド・シネマ豊洲で12あるスクリーンのうち音響効果が最高に素晴らしい(らしい)というスクリーンNo.1でこの連休の間だけ「ハゲタカ」を上映するらしく、実際に豊洲のNo.1スクリーンで見た方々の絶賛の声が上がっていた訳です。

私はあまり耳がいい方でもなく音響効果にもこだわりが無い方なので、そこまでして見なくても別にいいんじゃないかと思ったのだが、しかし「連休の間だけ」「特別に」見られるというのが、なんか特別限定セールのチラシのように私の心に響いてしまったのか、はたまた今年の私の標語(←そんなもんあったんかい)「拾えるチャンスは拾っておけ」に響いてしまったのか、ついついまたもや足を伸ばしてしまいました。ちなみに最高に素晴らしい音響効果というのはDLP(デジタル・ライト・プロセッシング)というやつで、「フィルムを使用せず、デジタル化された映像データをDLP CinemaR映写機を通してスクリーンに映しています。スクリーンの隅から隅までシャープで鮮明な高画質が投影され、音も圧縮されていないため非常にクリアです」とのことだ。

と言う訳で見てきたDLPの「ハゲタカ」ですが、音に対してとてつもなく鈍感な私でもわかるくらいの違いがありました。まあ、細かい違いは多分全然わかってないと思うのだが、まず重低音が全然違いました。すんごいズンズン迫って来るのよ。ファミレスで劉(玉山鉄二)が守山(高良健吾)に「誰かになるんだ」と言う場面なんか、あの効果音の重低音がズズンズズンときて、これじゃあ守山が洗脳されてもしかたねーなって感じ(え?)。あととても細かい背後の音までクリアに聞こえるので臨場感があるし、あちこちから聞こえる(ことになっている)音や会話が本当に立体的に耳に届くのにもびっくりですよ。また、ラストの「風が鳴る音」(参照:7月8日「映画「ハゲタカ(字幕版)」5回目鑑賞」)がぐぐっとくる音だったしね。

この調子で他の映画もこういう音響効果が素晴らしい劇場で見ると、もしかすると今までとは違った見方が出来るのかもね。でもこのスクリーンのいいところは何よりもサイズがでかいことだな。割と前の方で見ていたので今回は思い切り「ハゲタカ」を体感させていただきました。あと、椅子の座り心地が非常にいいだけでなく、椅子の肘掛けがそれぞれの座席分だけちゃんとあるというのもポイントだ(椅子の肘掛けはまだまだ隣の席と共有のところの方が多いんじゃないのか?)。

さて本編の方の今回の注目ポイントは劉が守山に「拾え、拾うんだ守山、拾わなきゃダメなんだ」というシーンですよ。前々からこの場面の劉が最初は眼鏡をかけていたのに最後のシーンでは眼鏡をかけていないので、いったいいつはずしたのか気になっていたのですが、ついつい、いつも入り込んで見てしまってチェックするのなんか忘れてしまうのだ。しかし今回は注目ですよ。何せ登場人物の心情について何の説明も無いこの映画では、眼鏡の掛け外しも非常に重要な心理表現の一つになっているからなー(参照:7月2日「映画「ハゲタカ」3回目鑑賞」)。

っつー訳で今回は劉をガン見。ニューヨーク時代の劉がこれまた妙にかわいい……。いや、ま、それは置いておいて。最初にケースから金を出す場面、400万円をテーブルに置く場面、守山が400万円を散らかす場面はまだ眼鏡をしている。「拾え、拾うんだ守山、拾わなきゃダメなんだ」と守山のポケットにお札をねじ込む場面もまだ眼鏡をしている。そして守山がお札を拾い始め、床に腰を落としてそれを見る劉、眼鏡がありません! それから椅子にこしかけて守山を見つめる最後のシーンも眼鏡なし。眼鏡あり場面の劉は守山をあくまでもアカマとの交渉のためのコマにすぎないと思って見ているけど、眼鏡なしの劉は、這いつくばって床に散乱するお札を拾う守山を同じ目線で見ているわけですね。そしてそれが一番最後の場面につながっている……。マンダリンでニューヨーク時代の鷲津(大森南朋)の思い出を語るときもそのときだけわざわざ眼鏡を外しているし、もちろん鷲津に駐車場で「お前は誰なんだ」と言われるシーンも、その後の朝方の場面も、そして一番最後の場面も眼鏡なしだ。

あー、眼鏡と言えば中延さん(志賀廣太郎)もたまに眼鏡を掛けているけど……でもこれは老眼鏡だから関係ないか。村田さん(嶋田久作)と古谷社長(遠藤憲一)、飯島(中尾彬)は眼鏡はずし場面なし。芝野(柴田恭兵)は眼鏡場面がないけど、これは正攻法の一直線男だから別にいいのか。それにしてもこの映画、眼鏡率高いよなあ。にもかかわらずあんなに眼鏡をかけたり外したりしてて、一体お前らの視力はいくつなんだ!と聞いてみたいところだ。ちなみに劇中で使用したメガネメーカーのハゲタカ特設ページはここ。
 
 メガネパーク「ハゲタカ」特設ページ

鷲津眼鏡、50,400円也(フレームのみ)。うーむ、私も今年はそろそろ眼鏡を新しいのにしようかと思ってはいたが、そして私の場合近眼と乱視(そして老眼も…)がひどいのでレンズを入れるといつも非常にお値段がお高くなってしまうのでこの値段には別に驚かないけど(そのままの視力でレンズを選ぶととんでもなく分厚くなってしまうので薄めのししてもらうと高くなるし、物使いが荒いので傷がつきにくいのにしてもらってさらにお値段アップですよ)、でもこのタイプの眼鏡は絶対私には似合わないのが一番の問題だな(←同じのを掛ける気だったんかい)。まあそれ以前に私の場合、扱いが乱暴なのでフルフレームではない眼鏡だとあっという間に分解してしまうという最大の問題があるが。
参照:
6月26日「映画「ハゲタカ」」(1回目鑑賞)
6月28日「映画「ハゲタカ」2回目鑑賞
7月2日「映画「ハゲタカ」3回目鑑賞
7月5日「映画「ハゲタカ」4回目鑑賞
7月8日「映画「ハゲタカ(字幕版)」5回目鑑賞
7月13日「映画「ハゲタカ」6回目鑑賞
7月15日「映画「ハゲタカ」6.5回目鑑賞(ハゲタカ映画祭)
7月17日「映画「ハゲタカ」7回目鑑賞
7月20日「映画「ハゲタカ」8回目鑑賞(DLPスクリーン)」←いまここ
7月22日「映画「ハゲタカ」9回目鑑賞「それはインサイダー取引なのか?」
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コメント
もうっ!私も7回目でハゲタカのコメントは終わりにしようと思ってたのよ(笑)。でもKさんたら劉をがん見なんですもの。なるほど!400万の場面では途中で外してたましたか!?やっぱ2回じゃやっと話が飲み込めた程度だ・・・。
こうやって君の分析を読むと、私の劉萌えシーンはメガネなし場面に集中してるのだが、あのメガネと髪型で玉鉄くん、すごく日本人離れして見えたわ。メガネ場面では片眉つり上がって傲慢そうな感じがでてたし、反面NY時代はほんとにかわいい♪そっと後ろの方で拍手しててういういしいし。
ファミレスや400万のシーンでは守山との関係が腐女心を刺激されるし、もしエキストラするならファミレスの隣りのテーブルがいいなぁ(妄想)。
一口でいっちゃうと反共、反米、愛国経済ドラマをオジサンのみならず、女性たちにアピールできたのはこのキャスティングが大きいと私は思うね(←えらそー)。いや~Kさんには悪いけど、この映画の主役はやっぱ劉でしょう!?
2009/07/20(Mon) 21:40 | URL | oha~ | 【編集
>私も7回目でハゲタカのコメントは終わりにしようと思ってたのよ

あー、ごめん。今週の水曜日(映画レディースデイ)はもう予約して席取っちゃった。したがってあともう1回鑑賞記が入る予定(笑)。

>私の劉萌えシーンはメガネなし場面に集中してるのだが

それはなんとも言えないかもよ。映画の物語が進むにつれて劉の描写が進んで(どんどん素の部分が暴露されることによって眼鏡なしシーンも増えてきて)より劉がわかるようになってきたから、かもしれないしねー。

>反面NY時代はほんとにかわいい

いや、あれはイケメンには全く興味がない私でもラブリーと思いました。

>いや~Kさんには悪いけど、この映画の主役はやっぱ劉でしょう!?

ふふ、とりあえずそういうことにしておいてあげてもよくってよ(←超上から目線)。真の主役はもちろん、鷲津だけどね(はぁと)。

……でもま、今回玉山鉄二は本当にみなおしたよ。あんだけ演技がちゃんとできるのに、イケメンすぎてそれを色々邪魔しているかもしれないのが気の毒になるくらいだよ。
2009/07/21(Tue) 01:02 | URL | tsumire→oha~さん | 【編集
7回いいなぁ~
5回行きましたが!!
受験さえなければ・・・
毎日でも行きたかったです。
あぁ~それにしてもDVDが待ち遠しいって気持ちは初めてです。

先日はコメントありがとうございました。
2009/07/21(Tue) 17:19 | URL | 朋 | 【編集
>受験さえなければ・・・

おっとーーー、受験生には危険な罠だったんですね(笑)。つらいところですね。まあ、私もこの1ヶ月色々やらなきゃならないことをほったらかしにして過ごしてしまいましたが(汗)。

DVD出るの、いつ頃でしょうかね。私も待ち遠しくって我慢できそうにないです。
2009/07/21(Tue) 21:58 | URL | tsumire→朋さん | 【編集
おはようございます。
受験日は今度の日曜日なんですよぉ~。
一応?国家試験なんですけど
今年も予備校へ行かずに独学にしたので
どうなることやらです。
昨年は73点取れたのに1科目あしきりにあって撃沈しましたv-12
平均的に取れないと次へいけない

前に合格した時は71点で合格して二次試験へ行けたのですけど・・・ね。

今年から改正されて4科目から5科目へ

二次試験2度落ちると再度一次試験からなので再度受験してるアホはここにおります。

お互いやることがたくさんありそうで
頑張りましょう~。
2009/07/22(Wed) 09:54 | URL | 朋 | 【編集
独学で受験とはすごいですね。しかもなかなか難しそう……。
どうか、まだまだこれからも「ハゲタカ」を楽しく見続けるためにも是非とも頑張って下さい。応援しています。
2009/07/22(Wed) 22:43 | URL | tsumire→朋さん | 【編集
はじめましてー。
ハゲタカはDLP上映は存在しません。全部フィルム上映です。つまりDLPだから高品質だと言うのは方便なのです。
失礼しましたー。
2009/10/02(Fri) 02:47 | URL | damu | 【編集
こんにちわ、はじめまして。コメントありがとうございます。

私はDLPというのは音響システムかなにかの事かと思ってて(←無知)、画質の問題ではなく音の話だとばかり思っていたのですが、今この期に及んで調べてみたら、DLPだと見た目の画質も変わってくるんですね(デジタルだから当たり前か……)。

今まで24回見て、画質で差があったことはほとんどありませんでしたが、音は映画館によってかなり差がありましたので、そういうもんなんだと思ってました。この時も確かに音は違ってましたので。調べもせずに書くといけませんね(とほほ)。ご指摘ありがとうございました。
2009/10/02(Fri) 06:36 | URL | tsumire→damuさん | 【編集
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