鷲津ファンドミーティングルーム5
今、渋谷のポスターハリスギャラリーで、画家でロックバンドのギタリストである恒松正敏氏の個展が開かれている。どんな作品が展示されているのかっつーと、これが映画「ハゲタカ」の鷲津ファンド内の社長室の背後に掛けられている抽象画だそうですよ。↑ほとんど見えないと思うが上の写真の後ろにかかっている絵ね。まあ、私は抽象画は好きではないので今回のこれがハゲタカがらみでなければ多分見ようとも思わなかったと思うが(←恒松氏にはそこはかとなく失礼で申し訳ないのだが)、昨日はなんせ思い切り会社をサボって六本木くんだりまで出かけたので(7月30日「映画「ハゲタカ」11回目鑑賞(六本木で迷子編)」)、足を伸ばしついでに渋谷まで行ってみたのだった。

六本木で映画を見終わるともう午後1時、おなかがすいていたが六本木で何か食べようという気にならない(迷子のトラウマか?)。今日の午後はいくら何でもそろそろ同人誌の原稿に手をつけないととんでもないことになるので、後はもう帰宅して原稿を描く準備をするばかりだ。しかしmixiの「ハゲタカ」コミュで恒松正敏氏の個展情報が流れていて、どうも気になる。六本木から渋谷まではそんなに時間もかからない。ちょっと見るだけ。ちょっと見て、あとはまっすぐ帰宅すればいいのよ。ギャラリーでやっている規模の個展なら見るだけで20分はかからないはず。ほんのちょっと寄り道するだけよ。

しかし渋谷かぁ……。下手に行けば無駄に体力気力を吸い取られる魔の街だ。近づかないようにしていたのだが、今回ばかりは仕方が無い(本当か?)。渋谷に行くのも15年ぶりくらいだが、地図でだいたいの場所と住所表記をチェックし、なんとかなるだろうと渋谷で降りて目印の東急本店を目指す。109の前ではテレビ番組「あいのり」関係の撮影をしていたが、あの番組ってまだやっていたっけ? それはともかく東急本店前から横道に入り更に路地に入り込む。

ううううむ、ここらへんと来たらラブホテルばかりだYO! 昼間っからこんなところで美術展なんか本当にやっているのか? ラブホを差別する訳じゃないが、「画廊に入る」という目的が無ければあまり通りたくもない所だ。住所表示をチェックし、道玄坂2丁目26番の区画をぐるぐる回ってみて画廊を探すが、ない……。だいたいここらへんは路地が入り組んでてよくわからない。しかし住居表示が正しいのであれば絶対たどり着くはずなのに、行けども行けども目の前に見えてくるのはラブホの看板ばかりだ。

空腹だし、疲れていたのかもしれない。ここは一旦どこかで一休みしてちゃんと昼飯をくって、そこで対策を練らなくては。と言う訳で引き返して駅前のこぎれいな店にふらふらっと入ったら、なんとロクシタン・カフェだったよ。私ときたらよっぽど疲れていたんだな。「ふわり漂う、香り高き南仏プロヴァンス」なコーヒー一杯がバカヤローな値段だったが、気にしてられないくらい疲れていたようだ。店内で腰を下ろしてメニューをみるが、腹がすいているのに食欲がわかない。シーザーサラダ(パン付き)とグラスワインを頼み、携帯電話でギャラリーの場所を検索する。なんてこったい、路地を1本曲がり間違えていたよ。そこで最初にワインが来たので喉も乾いていたし思いっきり飲んでしまう。教訓:いくら喉が乾いているからって空腹時に酒を水代わりにしてはいけません。

昼飯代わりの軽食を食った後今度は無事ギャラリーにたどり着いて、かの鷲津ルームに展示されていた絵を拝むことができました。映画の中で使用された絵は1枚だけだったが、そのために何枚もの作品を用意したらしく他にも10点ほど「ハゲタカ」と名付けられた絵が展示されていました。作品は確かに抽象画なのだが、恒松氏が「鷲津と言う人間をイメージして描き起こした」せいなのか、確かに「ハゲタカ」感がただようような気がしました。底が無い沼のような、それでいてどこか透明な部分も感じる絵で、特に鷲津ルームに使用された絵は離れて見ると遥か遠くにある美しい星雲のようで、つかみ所が無い鷲津を言う人間を確かに表現しているように感じました。なお、映画使用の絵の下には鷲津ルームで絵の前に立つ大森南朋の写真も置いてありました(この写真も額にでも入れて展示しておけばいいのに)。

まあ、そんな訳でギャラリーを出たらまっすぐ帰宅するつもりが、つい気の迷いで新宿にも足を伸ばしてしまったのは、また別記事で。
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コメント
映画のためにわざわざ絵を描くんだねぇ。既成の絵では鷲津は表現できないってこと?なんか、製作者サイドも鑑賞者サイドもこだわりまくりの映画ですなぁ。ちらっと横のカテゴリー欄を見たら、「ハゲタカ」が22とあるけど、まだそんな?もっといってそうな勢いだけどね。この後どこまで票(?)を伸ばすのか。まだ軽く10票は入りそうだな。
それにしても「ロクシタン」ってカフェもあるんだね。化粧水のひとつも買ってきたかい?
2009/07/31(Fri) 07:47 | URL | suika | 【編集
おはようございます。
道玄坂か懐かしいな
よく地方からLive目的に行ってました。
神奈川県と東京は一人で行けない癖に
何度もlive参加で行ってました。
あそこはラブホ多いもんね。
お疲れ様です。

そっか個展あったのですね。
元々美術系の私は絵は好きだが・・・
抽象画は好きでは無いが
映画を観るたびに探してましたが
ちゃんとは見れずv-4093回目の時にやっとでしたけど・・・
イマイチ?でした。

「映画使用の絵の下には鷲津ルームで絵の前に立つ大森南朋の写真も置いてありました(この写真も額にでも入れて展示しておけばいいのに)。」
見たいよぉ~でも期間までには行けない
しばらくlive参加予定無いし
2009/07/31(Fri) 08:10 | URL | 朋 | 【編集
>製作者サイドも鑑賞者サイドもこだわりまくりの映画ですなぁ。

映画パンフの解説を見ると、お前ら黒沢明か?っつーくらい無駄に凝っているみたいだね。たとえば自動車会社の会社案内をちゃんと2008年版と2007年版の2年分作ってあったり、鷲津ファンド専用のレポート用紙やBWP社製のカレンダーを作ったり。

>まだ軽く10票は入りそうだな。

後10回は見られそうもないけど、ネタは豊富だからなあ。興味がない人にはしばらく退屈なネタが続くが……ま、病気だからしょうがないよね!

>化粧水のひとつも買ってきたかい?

あれは気の迷いでは行った店なので、まず入店したとたんに「臭っっ!」(←非常に失礼な表現)とか思ったんだけど、疲れていたからさ、もう歩くのが嫌でそのまま腰を下ろしたのよ。サラダとワインだけで1,900円だかんね、化粧水も香水も買おうとも思わなかったよ……。
2009/07/31(Fri) 09:43 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
おはようございます、渋谷は……歩くだけで本当に体力気力を消耗するので近寄らないようにしていたんですが、魔が差してしまいました(笑)。

私も抽象画は好きじゃないので今回のような機会がなければやっぱり見に行こうとは思いませんでしたね。ただ実物を見ると、やはり映画でほんの一瞬映っているだけのものとは違う感想も出てきます。映画では何描いてあるんだかわけわかんないし。

>見たいよぉ~でも期間までには行けない

そこらへんはほら、製作者側に直訴して、映画DVD特典資料に収録するようアピールですよ。
2009/07/31(Fri) 09:51 | URL | tsumire→朋さん | 【編集
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