えー、コメントをいただいたMackyさんへの返事を書きながら「鷲津の出国期間」をチェックしていたら、昨日自分のとんでもない思い違いに気がついてしまったよ、ママン……。14回見てもまだまだ全然わかってなかったっつーことだな。しょぼーーーん。まあ、興味がない人には本当にどうでもいい問題なんだが。

今まで映画パンフレットの細かいところを全然チェックしてなかったのだが(鷲津しか見てなかったのさーーー)、昨日「鷲津出国問題」の為に虫眼鏡を片手に(笑)見直していたら、どう考えてもBWP(ブルーウォールパートナーズ)のTOB(株式公開買付)期間は1か月ではなく2ヶ月でないと、話の辻褄が合わないという事に今更気がついちゃったよ。うーむ、「ハゲタカ」内の実時間はだいたい1、2ヶ月くらいの話で、ずっとTOBは1ヶ月間だと思っていたのに、詳細に時間をつきつめていったら全然違ってました。とほほ。という訳で、鷲津出国問題については昨日コメント欄には書きましたが、あらためてまとめて書いておきます(自分のために)。あ、Mackyさん、ダシに使ってしまってすまん。

という訳で、まずは「鷲津がやさぐれていた期間について」

まず、鷲津が出国した時期=ライオンソース訴訟に敗訴した後、そして鷲津が帰国した時期=BWP(ブルーウォールパートナーズ)がアカマにTOB宣言した日です。そこでこれらの日にちを確定させていきますが、この映画の中で日付がはっきり表示されているのは、「スタンリーブラザース破綻」を知らせる3/24の朝刊と、三島由香が持っていた2/25号のサンデー毎朝(見出しは「さらば、ハゲタカファンド/さらば、拝金主義者/ライオンソース訴訟敗退で、傷心の鷲津代表、国外へ」)ぐらいなものだったと思います。劉が表紙になっている雑誌が何冊か出てきますが映画の中では日付をうまく確認できませんでした。TOB合戦中に新聞の見出しが表示されるのでその行間に何か日付のヒントになるようなものはないかと思ってみてましたが、これまたさっぱりわかりませんでした。

そこで映画パンフの小物紹介のページにある映画の中で使用された雑誌の表紙写真を虫眼鏡で見てみると(笑)、World Weeks 1/30号に「ブルー・ウォール vs 鷲津ファンド/戦局有利/アカマウォーズ/日本に挑む若き獅子」、週刊朝陽 2/7号に「アカマ自動車対ハゲタカファンド/TOBをめぐるドロ沼」、経済マガジン+ 2月号に「鷲津代表は不振アカマのドンキホーテか(文字が一部隠れているので類推)」の見出しがあります。

World Weeks 1/30号が1/23発行、週刊朝陽が2/7号が1/31に発行された物だとすると、BWPがTOBを仕掛けたのは1/22以前ということになります。普通の週刊誌の校了が発売日の2日くらい前であることを考えれば、1/21までには確実に鷲津FもBWPも動いていると思われる。そしてTOB合戦が膠着状態に陥り始めたのが1/29前後。また、常識的に考えてTOB開始が年末年始というのは多分あり得ない。さらにアマカ・MGS銀行・鷲津Fの三者会談の時に「久しぶりやな」「ご無沙汰しています」という挨拶をしているところから、とりあえず松の内(1/15まで)でもないとします(ごく普通の年末年始の挨拶をするような連中かよ、というのは置いておく。また、松の内は関西では1/15だけど関東では1/7くらいまでという話もありますが、やはり10日すぎくらいまでは新年の挨拶をする可能性があるので、ここは1/15までとしておきます)。

1/20までには鷲津ファンドも対抗TOBをかけてはいるもののまだドロ沼感はないようなので、BWPがTOBをかけたのは1/16~1/20あたりの1月中旬ではないかと推定できます。すると鷲津が日本に戻って来たのも1月中旬ということになります。衣装からしてもまだ冬服ですし。

週刊誌のサンデー毎朝2/25号は多分1週間前の2/18に出ているはずですから、これが当年(2009年)に出たんだとすると「ライオンソース訴訟敗退で、傷心の鷲津代表、国外へ」となるのは変ですよね。だからこのサンデー毎朝は1年前の記事ということになるのではないかと思います。そして三島由香はファンド特集を組むための資料として1年前の雑誌を持ち出してきたけど、上司に「いまさらファンドかよ」と言われたのではないかと推測しております。

したがって鷲津は2008年の2月頃に国外に出て、2009年の1月中旬頃に戻って来たのではないかと思います。

なお映画パンフ内資料には他にアカマ自動車の派遣労働者へのデモ告知看板が載っていて(こんなの見落としていたよ……)、あの国立代々木競技場前のデモ騒ぎが2/23であったこともわかります。さらにテイケイ新聞2008年2月19日の見出し*1が「UAE国家ファンドに鷲津ファンドが接触か/アカマ買収劇"パンダvsらくだ"!?」となっていて、鷲津がドバイに行ったのはこの前と思われます。そんな訳でハゲタカ事項を時系列順に並べると、

2008年2月 ライオンソース訴訟敗退、鷲津国外へ
2009年1月中旬 BWP、アカマへTOB発表、同時期に鷲津帰国
2009年1月中旬 アマカ・MGS銀行、鷲津Fにホワイトナイト依頼
2009年1月下旬 TOB合戦ドロ沼化
2009年2月中旬まで 鷲津、劉を待ち伏せ
2009年2月中旬まで 鷲津ドバイへ
2009年2月 アカマ、BWPと業務提携発表
2009年2月 村田さんによる劉一華調査結果判明
2009年2月23日 アカマ自動車派遣労働者デモ開催
2009年2月~3月 鷲津F、スタンリーに買収提案発表
2009年3月頃 スタンリー・BWP(CLIC)と業務提携調印
2009年3月頃 BWP、スタンリーとの業務提携発表
2009年3月 鷲津、劉を呼び出し
2009年3月 鷲津F、スタンリーのオルトX200億円分解約通知
2009年3月 CLIC、BWPにアカマから撤退するよう通告
2009年3月23日 スタンリーブラザース経営破綻

こんな感じか。だからBWPのTOBが1ヶ月しかないと2月中旬にはアカマ買収劇の決着が付ききってしまい、鷲津がいくら動いてもムダといいうことになるので、やはりTOB期間は2ヶ月が正しいのではないか、と考えた訳です。……うーむ、もしかしてこんな無駄な調査を一生懸命やるエネルギーを他に向けたら、何かもっと建設的な事ができていたんじゃないのか? 自分……(遠い目)。それにしても小さい字ばっかり見てたから目が疲れちゃったよ。

注記:
コメント欄からみ~さんよりご指摘をいただきました。最初、2008年に起こった事として記事を書いたのですが、実はこの話が2009年の話なのか、2008年の話なのか判断がつきかねています。映画の中で使用されたテイケイ新聞の発行年月日が「2008年(平成20年)2月19日」になっているのに、アカマ自動車派遣労働者へのデモ告知案内には「2月23日(月)」って書いてあるのです(2月23日が月曜なのは今年の話で去年だと土曜日になってしまう)。 きっとどちらかが間違っているんでしょうね。従って、次回最後の「ハゲタカ」鑑賞では、映画の中の雰囲気を見て決定だ!(←超勝手な判断)。なお、私の気持ち的には2009年なので、一旦2009年に直してしまいますが、また、事実が分かったら手直しします。

という訳でここまでお読みいただいた皆様、適当に「2008」と「2009」を当てはめて読んで下さい(おいっっ!)。ま、鷲津が1年近くやさぐれていたという事実は変わらないしな。

追記:8月9日
お騒がせした西暦2008/2009年問題ですが(笑)、無事解決しました。鷲津が日本に戻ってきてあーんなことやこーんなことをしでかしたのは2009年でした!

最終訂正:12月6日
公式サイトにカットされたライオンソース裁判のシナリオが掲載されています。それによれば、ライオンソーズ裁判で鷲津が敗訴したのは2007年! 鷲津が1年以上腐っているとは思えないのでやさぐれていた期間がほぼ1年だとすると、映画「ハゲタカ」の舞台は2008年になるものと思います。はぁ、まったくもう……(遠い目)。

実は本日「ハゲタカ」15回目鑑賞を致しました(勿論、ラストじゃなかったよ……)。もうパンフレットの小物資料に頼るからわけがわからなくなるのであって、そんな物に頼るのは止めて、映画の中に出てくる物だけで判断しようと思って見て見ました。最初、東洋テレビの三島のデスクの上に結構特徴的なイラストの週刊東洋経済の表紙が見えたので、これからチェックしていくかと思ったのですが、後半に決定的な証拠が出てきました。

鷲津が「CLICを道連れに、腐ったアメリカを買いたたく」という場面です。そこでオルトXについて説明する時にスタンリーブラザースの収益資料が出てくるのですが、説明資料のグラフでは2008年度の第3四半期がぐっと赤字に転落しているのです。アメリカの会計年度がどうなっているのか全くわかりませんが、日本で会計年度の第3四半期といえば10月から12月を指します。ここで数字がはっきり出ているということは、現在は2008年度の第4四半期(2009年1月~3月)に入っているということです。ふふふ、やったぜ鷲津さん。BWP・スタンリーブラザース業務提携調印式でほくそ笑む劉の気分な私だ。
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コメント
すごいですね!こういう細かい作業は私には絶対無理ですぅ。

ところで、疑問ですが?
確か、映画の宣伝で舞台は今年と言っていたような・・・2009年という文字も出てきていた気がしたので、すっかり2009年の話と思っておりました。「世界金融危機前夜」というスポット(?)もあったと記憶しております・・・
確かに現実のサブプライム問題とかリーマンショックと重ねると2008年とも思えますが・・・
ドラマから、4年後。ドラマの最後が2004年ですが、EBOを仕掛けたのは年の瀬も押し迫った12月。2004年12月から、4年後というと(正確に4年後でも)2008年12月となってしまいます。なので、2009年、今年の話ではないかと思っているのですが・・・
2009/08/08(Sat) 14:22 | URL | み~ | 【編集
実は私もまだ確信が持てないでいます。

というか、この資料調べを始めるまでは私もてっきり2009年の話だと思っていたんですよ。ところが、映画の中で使用されたテイケイ新聞の発行年月日が「2008年(平成20年)2月19日」になっているんですよね。他は「2008」なのか、「2009」なのかよくわからない(小さい字が本当に読めなくて)状況だし。あと鷲津ファンドの記者クラブ向けTOB発表資料も日付のところがよく見えないし。映画用に用意されたアカマ自動車の会社案内は2007年度版と2008年度版の2種類というのがこれまた微妙。2008年度は2009年3月までだもんなーー。ただし、今よくみたら、アカマ自動車派遣労働者へのデモ告知案内には「2月23日(月)」って書いてありました。2月23日が月曜なのは今年の話だ!(去年だと土曜日になってしまう)。

という訳で、次回、最後の「ハゲタカ」鑑賞ポイントは「一体、何年の話なのか!」となりました(笑)。み~さん、ご指摘本当にありがとうございました。
2009/08/08(Sat) 15:13 | URL | tsumire→み~さん | 【編集
tsumireさん

>最後の「ハゲタカ」鑑賞ポイント

最後?またまたぁ。
うふふ。。

さて、明日は100円ショップで虫眼鏡を買ってこなければ!
2009/08/09(Sun) 22:30 | URL | Macky | 【編集
まあ、追記にも書いたように今日(もう、昨日か)、15回目を見に行っちゃったよ。そして問題は解決したのさ。ふぅ、すっきり。

じゃ、この調子でまた今週も頑張ってみよう!(←反省の色、全くなし)。
2009/08/10(Mon) 00:44 | URL | tsumire→Mackyさん | 【編集
>じゃ、この調子でまた今週も頑張ってみよう!(←反省の色、全くなし)。

はぁ~い!頑張りまーす♪
(反省?必要ナイナイ!)
2009/08/10(Mon) 01:53 | URL | Macky | 【編集
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