水曜日は無念の涙に暮れた私だが(8月27日「どこでもドアがあったなら。」)、どうしてもマンダリンで劉(玉山鉄二)を待ち伏せをする鷲津(大森南朋)の件が気になったのと、本当に最後の、ラスト「ハゲタカ」は余計なことは何も考えずに見たいと思って……次の日に見に行ってしまいました。ふっ、こんなバカなことをするのももう今回限りなのさ(遠い目)。

8月27日は26日(水曜日)の焦りが嘘の様に、午後5時30分には何の問題もなく会社を出て6時には渋谷についてました。そして今回取った座席はC列の真ん中、前の前ですよ。普通だったらあまりにも前過ぎるのでよほど混んでいない限り座らない場所だが、今回のスクリーンが小さいのでかなり前のほうが臨場感たっぷりに見られるというのと、マンダリンの鷲津をガン見るするためだ。でも座ってみるとC列、いいですよ。本当に「ハゲタカ」世界にどっぷり浸れて。ただしスクリーンが少し上になってしまうので首が痛くなってしまうのが難だな。

さて今回のテーマ(はい??)は「最後のツッコミ編」です。今まであんだけ書いてきたのはツッコミじゃなかったんかい!?と疑問に思われる方もいらっしゃることでしょう。ええ、まだ全然突っ込んでませんでした。ラスト「ハゲタカ」は心安らかに、無我の境地で見るので、これが最後のツッコミとなります。なので第1回目からそれぞれに思ったことなどダラダラ書き込んでみます。でも、これは決してアラ捜しをしているわけじゃないのよ、愛ゆえの暴走なの。許して。

で、その前にマンダリン・プロブレムですよ。mixiで目撃した新情報は「マンダリンで劉を待ち伏せしている鷲津が、劉が階段を降りてくる前はソファに座って待っていた、そのシーンが0.5秒だけ見られる」というものです。そりゃまあ、あの場所にずっと立ち尽くして待っていた訳じゃないだろうとは思ってましたが、じゃあ何してたかってえことまでは思い浮かびませんでした。なんだね、劉が守山(高良健吾)に振られてなければ一体事態はどうなっていたのか。劉が「メシ、行こうよ、メシ」と守山を誘ってあの場所に行っている以上、マンダリンバーの方じゃなくてやっぱりシグネチャーでメシを食うつもりだよね。そうすると仁王立ちしている鷲津の立場は!? 「おい、守山」の声が聞こえなければソファに座ったまま、劉と目が合っていたのか? ……ふっ、それはそれで見ものだけど。

さて肝心の場面ですが、いました、鷲津! 劉が守山に逃げられて「おい、守山!」と叫んだその直後の画面右上、ソファの左側(ソファ正面には挙動不審な外国人が一人座っていたよね)で酒を飲んでいるらしき人物が映っていました。しかしほんの一瞬ですよ、本当に0.5秒! これはよっぽど鷲津しか目に入らないか、アフリカ人並みの動体視力の持ち主でない限り、アレを鷲津だと判断するのは無理。今回だって状況証拠からの判断だからね。しかし鷲津、酒ばっかり飲んでいるな(人のことは言えないが)。だからドラマ版ラストから3kg太っちゃったのかい?(←そういう問題ではない)。

というわけでマンダリン・プロブレムも解決したので、あとは今まで感じたことなど。無駄に長くなったので折り畳みます。
今回、映画を見てからドラマ版の第1話を初めて見たので(リアルタイムでは第1話だけ見てなかった)、「こんなところも?」「え? ここも?」と(わざわざ)同じような場面がたくさんあるのには本当に驚きました。もちろんそれはわざわざ重ねて表現してあるんだけど、最初にびっくりしたのは鷲津がクラリスに「日本を買い叩いてこい」と言われた時の鷲津の表情ですよ。鷲津はこの時点で日本に帰る気なんかこれっぽちもなかったのね。だから日本に戻るにあたっては鎧を沢山付けて登場した。

では劉はどうだったのか。彼もまた、CLICの幹部から子どもの頃からの憧れだったアカマの買収指令を受けた時点では動揺の表情を見せているわけですが、あれは多感な時期に自分のアイデンティティを捨てて過ごした日本でいじめられて、逃げるように去ったのに、その場所にまた戻るという当惑もかなり入っていたのね。

その劉が、日本についてから行なう会議でBWPのメンバーに、「君たち、日本語で話してくれないか」「それに、私は日本人だ」という訳ですよ。かつて日本語が話せない日本人(中国残留孤児三世)というニセモノの身分のせいでいじめられて、逃げるように日本を出た劉が、わざわざ「日本語で」「日本人だから」と言うんですね。彼にとっては日本語を話す事が鎧となっていたのかもね。もっとも中国湖南省で生まれ育った劉にとっては、マンダリン(標準中国語)で話すのも鎧を着るようなものなのかもしれないけど(でも劉が話す中国語は結構耳障りが良くて好きだ)。

芝野が南の島で鷲津を説得……芝野が「金融立国日本、グローバルスタンダードを日本に。そうやって旗を振ってきたのは俺たちだったんじゃないのか。その俺たちがこうしてのうのうとしてていいのか?」って言ってますけど、そりゃ団塊の世代のアナタは確かに今の日本を作ってきた張本人だろうけど、13歳も年下の鷲津に、いくらこの10年の金融業界を牽引してきた部分があったとしても「お前も共犯者だろ」というのはいかがなものかと。

鷲津が成田から車に乗ってホテルに向かうまで……後ろに鷲津と中延さん(志賀廣太郎)、そして前の運転席に一人人物がいるのだが、これは若槻くん(野村修一)? 背の感じからいって村田さん(嶋田久作)じゃあなさそうなんですが、じゃあ村田さんはBWPや劉について鷲津が到着するまでにと思ってホテルで必死になって調べていたのか?? あと、ここの最初に中延さんが「お元気そうな姿を拝見して、ほっとしました」と言うところ、ついつい「政彦ぼっちゃま」と中延さんの台詞を頭の中で補足してしまいます。だって中延さん、本当に執事っぽいんだもん。

ホテルでの若槻君の髪型……仕事中は七三分けみたいな感じなのに、オープニングの鷲津のお着替えシーンのところ、カジュアルな髪型になっているんですけど、これは休日に急に呼び出されたから?? それにしても鷲津は期待を掛けているとはいえまだまだ若い若槻くんに言う時でも敬語なのね~。「ビジネスとして成立しますか?」って。

西野治の西乃屋での登場シーン(「ただの旅館のダンナに関心を寄せる必要は無いでしょ」と、鷲津がやってきて「力になってくれないか」という場面……何故ここでヘリコプターの効果音が入るのか。最初のシーンは上空を劉が乗ったヘリが飛んでいるんだろうと思うのだが、2回目のアレは何だ? ただ単に鷲津の悪巧みで不安感をあおる音?(笑)

スタンリーのデイブ……BWPのアカマTOB発表を見るアカマ会議室内で、社長の古谷に「シンジナイデ」と日本語で話しているのは何故? もしかして古谷があまり英語を話せないと思ってて言っているのかなとか思ったけど、他の場面ではちゃんと英語で話しているみたいだし。もしかして鷲津の執事が中延さんなら、古谷の執事はデイブってことかい?(←違います)。

芝野(柴田恭兵)がウォールームを立ち上げる場面……アカマウォールームにどやどやとメンバーが入ってくる時に入口のドアのところでそれを唖然とした感じで眺めている外国人がいるのだが(ドアを押さえておくためにいたのか?)、彼は芝野が「ここがウォールームだ」と宣言して話し始めていても一人だけ背を向けてコピーか何かをしているのである。あやしすぎないか? こいつ。

MGS銀行・鷲津ファンド・アカマ自動車三者会談……参照:8月16日「映画「ハゲタカ」16回目鑑賞(噴出する謎編)

鷲津ファンド内の飲み物について……ま、公式飲料についてはすでに書いたが(8月5日「映画「ハゲタカ」14回目鑑賞(鷲津政彦甘党疑惑)」)、今回よく見て見たら会議室内のウォーターサーバーの横のワゴンに、コップや湯呑み等が伏せてあり、その下になにやら関連小物、さらのその下の段にULIVETOなども並んでました。冷蔵庫の中に入れておかないのかい? それとも冷えてない水が好みのメンバーがいるのか。小物を置いてあるらしき場所に砂糖も置いてあるんだろうけど、まだまざ鷲津政彦甘党疑惑は解明されておりません。

服装について……皆さん(芝野以外)カフスボタンを使っているのになぜタイピンはしてないのか? 三つ揃いのスーツを着ていることが多いからチョッキ(ベスト)を着ていればタイピンはいらないのだろうけど、鷲津なんざツーピースを着ていることだって多いのに(スタンリー買収提案発表場面、「私は経営者ではない」場面、「見に行きますよ、焼け野原を……資本主義のね」場面など)タイピンをしていない。私は芝野が古谷社長に「企業だって人間と同じ生き物なんです!」という場面で、やたらとネクタイがブラブラしているのがとても気になったんですけど。あとポケットチーフも芝野だけないの。そんな浮ついたおしゃれなんかしない実直な男っつーこと?

鷲津&劉 in マンダリン……「あれから何年になりますかね」って、あれから何年になるのかはっきりしてくれ!

守山と劉のファミレス場面……守山が「俺たち派遣は人事部じゃないんだよ、調達部なんだよ」と言う訳ですが、弊社自動車関連の会社じゃありませんが、派遣さんの扱いは「生産管理部」だよー。多分日本全国のかなりの会社で「人事部」扱いじゃないんじゃないかなー。

中国湖南省で調査中の村田さん……本物の劉一華に「劉だよ、劉一華」と名乗られて、その場からすぐ去っている訳ですが、報告書には劉ファミリーの家族団らん写真がある。あれからまた戻って、仲良くお話をききながら情報収集していたのかな? そこらへんが村田さんのすんばらしい情報収集テクなのか。

鷲津ファンドの公式発表場面に必ず鷲津と並んでいる中延さん……身長が鷲津(大森南朋)が178cmで中延さん(志賀廣太郎)が165cm、なのに二人並んで座っていると座高が同じなんですけどーーーー(鷲津がちょっと前屈みになってはいるけど)。ま、中延さんは団塊世代だから仕方ないか。

西野治の喫煙場面……一番気になったのは鷲津ファンドのスタンリー買収提案発表後に、ホテルの上の階から「鷲津さん」と呼びかけるところ、そこでタバコ吸っちゃダメだろーー! 灰が下に落ちるじゃないか!

守山のピアス……守山が左耳にだけしている黒いピアスと劉が右腕にしている黒っぽい数珠、何かを暗示しているのか? 例えば守山がミニ劉一華になる暗示とか。

劉が渡した帯封つき400万円を守山がたたき落とすところ……銀行が発行した帯封付の100万円分の紙幣は、ちゃんと本当に100万円束になっている場合は、ちょっとやそっとのことではあんなふうにバラバラにはならないそうですが……。

スタンリーとBWP(CLIC)調印場面……ちょっとちょっと劉さん、書類をなめた指でめくるのは行儀悪くありませんか? 私もたまにやって会社で大お局様に注意されるんですが。それともいよいよ図に乗っちゃって気を抜いている場面であると言う表現?

鷲津ファンドでのオルトX説明場面……ここでは最後の方のスタンリーの収益グラフに2008年度第3四半期の数字が載っている事で、他に小さな2008年補足証拠があるのにも関わらず、一度は「ハゲタカ」は2009年の物語であると断定したのだが、この間会社の資料を見ててハタと「それって間違ってなくね?」と思ったのである。あれが実績グラフじゃなくて業績予想値のグラフだったら2008年の話になっちゃうじゃんかーーー。という訳で映画の中のあのグラフを見た時に「予想(予報)」なのか「実績報告」なのかすぐに判断できるように、英和辞書を駆使して単語まで調べちゃったよ! なのに肝心な場面ではそれを判断できるような単語(日本語/英語)はなし。がっくり。

劉の故郷を訪ねる鷲津が目撃する紙銭を燃やす場面……中国語を全く話せない私でも中国では葬式の時に紙のお金(本物ではない)を燃やすのは知っているのに、中国語がぺらぺらの鷲津が知らないんですかぁ?

ラスト、一本道に立つ鷲津……えっとー、ガイドの人いなくてもちゃんと帰れます?(一本道だから迷子にならないって話?)果てしなく続く道でタクシーとか通りかかりそうにもないんですけど、無事宿まで帰りつけたのでしょうか? ま、実際にあの場所の近くに住んでいる人の話(同僚M様)では、本当に、なんんんんにもなくって、車がないと絶対移動できない場所だそうですが、もしかして途中でギブアップして携帯で車を呼んだりしたとか?

で、判らないところはこれから冬頃に出るであろうDVDで、きっと付いているであろう特典資料とDVD画面でチェック、そして鷲津と劉を眺めてしみじみするのさー。でもDVDの発売時期が12月初旬~中旬だと、同人誌の新刊発行の方がアウトだよ……。
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