今朝、同僚のT田がつつつつと、私の所にやって来てぼそっと言ったのだ。

「あのさー、「チェイス」って、見てる?」
「ああ、見ているよ。でも先週分はまだ見てないけど」
「あれって、劇画チックだよね」
「ははは、そうね。なーんか何から何まで芝居がかっててさー、突っ込みどころが満載だよね」
「そうだよね。なんだ、まだ見てないの? この間のはさらに劇画チックだったよ」
「今まで以上に芝居がかっているのー? そりゃ今日は頑張って見ようかしら」
「あれってさ、色々大丈夫?って思うよね」
「そうそう。そんな脱税方法で本当にバレないの? とかさ、ARATA(村雲修一役)と麻生久美子(村雲の愛人で檜山基一の妻・歌織役)の会話もさー、ダンナ(檜山基一役・斎藤工)がちょっと席を外したらすぐにやばい会話を始めるじゃん。聞こえたらどうすんの!?っていつも思うね」
「ほんと、10秒もたたないうちにあんな会話しちゃって、もうちょっと用心しなよって感じだよね」
「あと、今どきの義手はもっと精巧だろう??とか、昔の「スチュワーデス物語」のような手袋の脱ぎ方はわざと??とかねー。でもあのARATAからちょっと目が離せないんだよね」
「あの人、なんか変な髪型してるよね」
「なんか、カツオくんだよね」
「カツオくん!?」

という会話をしていたら例のY岡さんが「ドラマの話ですか?」と聞いてきました。なお、Y岡さんにお貸ししている「ハゲタカ」DVDの件だが(5月14日「ゴールデンウィークの思わぬ収穫」)、今朝のお言葉は「まだ全部見れてないのでもう少し貸して下さい」との事でした。どうやらやっぱりボリュームがあるせいか多分まだ2回目を見ている途中のようだ。「あれって、結末が判ってて見るとまた違った目で見れますね」との事ですよ。なので「「ハゲタカ」はねー、すっごく作り込んであるドラマだから、3回見ても4回見てもまた違う発見があるのよ。だから存分に見てちょうだいっ」と言っておきましたが、Y岡さんのハゲタカ廃人への道のりはまだ遠そうだ。

「ドラマの話ですか?」
「そうそう、NHKの土曜ドラマなんだけどね」
「面白いんですか?」
「ふふふ。いやまあ、作り手は多分、「ハゲタカ」みたいなハードなドラマを作りたいんだろうなーって思うし、すごく真面目に作っていと思うんだけど、でも色々突っ込みどころが満載なドラマなのよ」
「えええ? 一体どういうドラマなんですか?」
「国税査察官の話で、主人公がマルサの江口洋介と脱税のプロのARATAの二人なんだけど、江口洋介なんか影が薄くなるくらい、ついついARATAの方にばかり目が行っちゃうね」
「ARATA? 聞いた事がない人ですねえ。カッコいい人なんですか?」
「かっこいい……? うーん、目鼻立ちはすごく整っているから世間一般的にはカッコいい部類の人なんだろうけど、なんか変な存在感がある人なんだよね、目が離せない。私もこのドラマ見るまで全然知らなかった人なんだけどさ」

という訳で、帰宅後に早速見ましたよ、第5回目。ふっ、なるほど、今までも随分と絵に描いたようなドラマだなあと思って見てましたが、確かに絵空事感がパワーアップしているというか、なんだろ、すごく昔のドラマによくあったようなとんでもなさを平気で織り込んでいるというか。物語がかなりスカスカなんだけど、結構それでも大丈夫っつーか。骨組みはしっかりしているから大した肉がついていなくても見られるということかしら。江口洋介の娘、信用取り引きで損した分の3000万、どうする気なの?とか(母親の保険金でチャラになったからOK?)、子どものパスポートの名前はどうなっているの?とか、大体株の暴落と暴騰で資産価値を変えて脱税って、脱税技としては雑過ぎなんじゃないのか?とか、ここにきていきなり平田満の登場は反則じゃないのか?とか色々楽しいです。しかしなんだ、来週はもう最終回だっていうのにここに来てまた随分と大風呂敷広げちゃった上に、来週の予告見たら皆さん血だらけになっているんですけど、大丈夫なんでしょうか。楽しみにしていますので、とにかく広げた風呂敷はちゃんと畳んで置いて下さい。
関連記事
テーマ:ドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ
コメント
いや~なんつうかいろんな意味でおもしろいドラマだよね。
確実に「ハゲタカ」ではないし「外事警察」でもないよね(笑
ところどころいい台詞とか印象に残る場面とかあるのにさ、繋ぎがすんごい雑だよね。キャラもブレまくりだしさ~
全体的な昭和テイストは好きだけどさ。
何かさ査察官VS脱税プロとかじゃなくて普通に復讐ドラマになってるよね~
急に平田満出てきて、お母さんは生きていたとか・・広げすぎだろ!ってね。
来週はみんなで殺し合いして全員死亡、香織だけ生き残るってアレかい?
いろんな意味で楽しみだぞ。
2010/05/18(Tue) 09:46 | URL | きこり | 【編集
先週くらいのNHKのスタパにARATAさんが出たんだけど
ARATAさんが普通に笑ったら、司会の女性アナウンサーが、
「安心しました」とか言うんですよ。
そりゃ笑うわよね、人間だもの。
色素が薄い人だなぁと思って見てました。

結構、話題作に出てるんですね。
(南朋さんを知るまでは)邦画はほとんど見てなかったので
まったく知りませんでした、ARATAさん。
ふぅぅん。

私は斉藤工クンが気になりましたが。。。
ほら、南朋さんといい、私ってイケメン好きぃ~な女の子なので。
2010/05/18(Tue) 10:57 | URL | Macky | 【編集
>いや~なんつうかいろんな意味でおもしろいドラマだよね。

NHK土曜ドラマの新しい楽しみ方? ここんとこ「君たちに明日はない」といい、この「チェイス」といい、かなりハズしているよな。

>確実に「ハゲタカ」ではないし「外事警察」でもないよね(笑

多分作り手としては「外事警察」路線を狙っていたんだろうけどねえ(ま、Y岡さんは「外事警察」見てないから「ハゲタカ」みたいな、とか言ってみたけど、明らかに「ハゲタカ」路線じゃないし)。

>ところどころいい台詞とか印象に残る場面とかあるのにさ、

印象的な台詞っつーか、ドラマ見ているのに、「うわ~、ドラマみたい~」とか言っちゃったよ(笑)。

>繋ぎがすんごい雑だよね。キャラもブレまくりだしさ~

なんか、びっくりするよね。これでOKなんだ、、、っつーか。

>全体的な昭和テイストは好きだけどさ。

私、会社で昔の「キーハンター」とか「ザ・ガードマン」みたいなテイストのドラマだって言ったらさ、みんなに「それ、知らない」って言われちゃったよ(とほほ)。

>何かさ査察官VS脱税プロとかじゃなくて普通に復讐ドラマになってるよね~

この、何から何まで大げさで古めかしい感じはもしかして韓流ドラマに近いのか?とか思ったんですけど、韓流ドラマって冬ソナすら見てない私としては断定できましぇん。随分と韓流ドラマをご覧になっているきこり奥様としてはいかがざんしょ?

>来週はみんなで殺し合いして全員死亡、香織だけ生き残るってアレかい?

それこそ懐かしい感じなラストだね~。いまどきそんな芝居がかった連ドラの最終回ってあまりないもんね(2時間ドラマか韓流ならアリか?)。実に楽しみです。
2010/05/18(Tue) 16:11 | URL | tsumire→きこりさん | 【編集
愛人の子、異母兄弟、復讐にもえる…ってなんだか、昼メロみたいなノリになってきましたね(ふっ)
見たことないのでわからないんですが、韓流ドラマもこんな感じかしら?
私もMackyさんと同じく、偶然ARATAさんが出てるスタパをみました。結構物静かな方なんですね。モデル出身なんだから、そりゃ顔は整ってて当たり前か。個人的には江口さんを見ると、東京ラブストーリー(古っ!)からずいぶん歳月がたったのね(笑)としみじみ思います。

>とにかく広げた風呂敷はちゃんと畳んで置いて下さい。

ちゃんと終わるのかしら?まだ、謎がいっぱいあるような気がするんだけど…
PCの画面の5800いくらだかの数字をみて「いいなぁ、ひかる君、超うらやましいぞっ!生まれた時から自分の口座にそんな大金が…」いや、違法な金なんですけどね(苦笑)
2010/05/18(Tue) 16:23 | URL | ぶるーうぉーる | 【編集
そうなの、そうなの。
・・・って何が?ってまさに「昭和の香り」のドラマなのよ。
設定は大映つうか韓流チックなんだけど、そこはくさってもNHK、外事警察ぽく味付けしてて、リアリティ有りげに見せて、実は韓流って、これぞ”正しいドラマ”でしょ?(笑)
私はかなり気に入ってます(笑)

ARATA、最初に見たのがあのドネクラドラマ「刑事の現場2」の凶悪犯人だから、気持ちの悪いヤツと思ったのだが、「空気人形」ではヒロインの相手役(やはり暗い役)でよかったわよ。影のある役が多くて、不憫萌えの(とTsumireさんに疑われてる)私としては要チェック俳優なのさ。
友人に寄ると若松孝二の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」ではすごくよくて、これを見たら絶対ARATAが好きになるんだそうな...。映画自体が見るのに気合いが要りそうだけど...。
2010/05/18(Tue) 17:40 | URL | oha~ | 【編集
おほほ、GWに「チェイス」を観て追いつけて良かったわあ。

ARATAさん、私は映画「ピンポン」で知りました。(古ッ)
メガネ男子っぷりがイカしてましたよ~。
クボヅカとか獅童とか夏木マリとか、特濃な共演者のなかにあってニュートラルなムードの人だった記憶があります。
その後、あまり出演作を拝見していませんでしたので、「チェイス」で久々に再会。
そしたら、「チェイス」では彼が濃いというか、特殊な存在感を放っていますよね。
かなりモード系な方でもあり、女子人気か高い方だというのも、初めて知りました。
私は『ピンポン』の時のイケてるメガネ男子の時のARATAさんのほうが好みです。
でも、これ以上は興味なし。
…って「「私とARATA」について語るコーナーじゃないか。(笑)

いや、本当にここまで話が大きくなって、どーなるんでしょうか。
朝日新聞のラテ欄担当記者さんは、どえらくハマッているらしく、「脚本にしびれる」とレビューされてましたよ。
確かに、「ドヒャー」と叫んだり「おいおい」とつっこみながら観てしまったりするので、ある意味シビれてるかもなあ。
だけど、やっぱり土曜ドラマだから、ちゃんと骨太ではあるわけですよね。
そこに乗っている薄い筋肉や余計な脂肪(イヤン)が、大映テイストだったり韓流風だったりするんだけど、骨組みはちゃんとしてるので、クサくても、突っ込みながらでも、ちゃんと観られる。
なにより、文句無く面白いですよ。
細かいところは置いといて、先が気になるものね。

>>ここにきていきなり平田満の登場は反則じゃないのか?

これは、私もヒジョーにそう思いました。ほんと反則。
でもって、帰り際に旅館の女将が密告ってのもすげえ御都合だけど、それも許す。
「チェイス」だから。(笑)
さて、どう風呂敷を畳むのか、楽しみですよ~。
吉本新喜劇みたいに、皆が倒れこむラストかもしれん。
油断なりませんよ。
2010/05/18(Tue) 23:45 | URL | 美冬 | 【編集
>そりゃ笑うわよね、人間だもの。

でもまあ、ドラマのあのキャラからすると、自然な微笑みっつーやつが想像できないからなあ。私もスタパは見てみようと思っていたのに、例によってすっかり忘れてたんだよなあ。おまけに日本映画チャンネルの「大森南朋、鷲津政彦を語る」もすっかり忘れて見逃したし、さらにこの間のサラリーマンNEOでハゲタカネタをやるって聞いていたのにやっぱりすっかり忘れて見逃してしまったし……何もかも忘れてばっかりだ……(泣)。

>私は斉藤工クンが気になりましたが。。。
>ほら、南朋さんといい、私ってイケメン好きぃ~な女の子なので。

……。斉藤工がイケメンであるというのは否定しない。斉藤工がカッコいいかどうかは保留。そして、生大森南朋は確かにすごくかっこよかった。しかし、イケメンではないと思う。……あれ? またもや地雷を踏んじゃったかしら、私。でも本人も「トップランナー」で似たような事言ってたからいいよね。
2010/05/18(Tue) 23:49 | URL | tsumire→Mackyさん | 【編集
>愛人の子、異母兄弟、復讐にもえる…ってなんだか、昼メロみたいなノリになってきましたね(ふっ)

うわあ、書き出してみるとほんとに昼メロか韓流か大映ドラマかっつー感じ(笑)。もしかしてNHKで普通にやっているドラマとしては珍しいタイプのドラマなのかしら。

>東京ラブストーリー(古っ!)からずいぶん歳月がたったのね(笑)としみじみ思います。

まあ、もう20年近く前のドラマですよ奥様。うーむ、私はトレンディドラマっちゅうやつを全く見てなかったので江口洋介の記憶は「救命病棟24時」とか「モナリザの微笑」あたりからだなー。

>ちゃんと終わるのかしら?まだ、謎がいっぱいあるような気がするんだけど…

ま、広げすぎた風呂敷を強引にいっきに畳む手段が、登場人物皆殺しだよなあ。そこまでやってくれるのか(別にやってほしいわけじゃないけど)、それもまた楽しみです(←悪趣味)。
2010/05/19(Wed) 06:39 | URL | tsumire→ぶるーうぉーるさん | 【編集
>そこはくさってもNHK、外事警察ぽく味付けしてて、リアリティ有りげに見せて、実は韓流って、これぞ”正しいドラマ”でしょ?

つまりこの、昭和テイストで、韓流か大映ドラマっぽいけど、「外事警察」の香りもしないでもないのは、「外事警察」を目指して作ったのが失敗した訳ではなくて、あえてこうなんだ、と(笑)。まあ、結局こうして見ちゃってる訳だし、最終回も結構楽しみにしちゃっているしな。

>影のある役が多くて、不憫萌えの(とTsumireさんに疑われてる)私としては要チェック俳優なのさ。

へぇー、私は初めて見たよ。これはちょっと他の映画も見てみようかしら。でも「リミット 刑事の現場2」「空気人形」はまだしも「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」はチャレンジ出来そうにないわ……。
2010/05/19(Wed) 06:48 | URL | tsumire→oha~さん | 【編集
>ARATAさん、私は映画「ピンポン」で知りました。

おお、私、「ピンポン」は見てないんだけど(見てないのだらけだな)、これは前々から見てみたかったんですよね。でも「ピンポン」というとついつい、「日本仮装大賞」(萩本欽一と香取慎吾のアレ)で大賞を取ったことがある「ピンポン」が一番に思い出されます。映画の一場面を切り取った仮装だったんだけど、秀逸でした。

>クボヅカとか獅童とか夏木マリとか、特濃な共演者のなかにあってニュートラルなムードの人だった記憶があります。

このメンバー、本当に濃いなあ……っつーか、みんな人相、悪っ。

>だけど、やっぱり土曜ドラマだから、ちゃんと骨太ではあるわけですよね。

まあ突っ込みつつ見ているとはいえ、ベースはしっかりしているから安心して見ているというのはありますよね。期待していた方向での骨太さとは別タイプのものでしたけど(笑)。

>吉本新喜劇みたいに、皆が倒れこむラストかもしれん。

それもまたよし。何せ「チェイス」ですから(笑)。
2010/05/19(Wed) 06:58 | URL | tsumire→美冬さん | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック