龍馬伝 第21回
龍馬伝 第21回(5月23日放映)。えっとー、昨日の夜の8時は外で飯を食っててリアルタイムでは見れなかったんですがー、今回は残念なディレクタさん担当だというのはわかっていたのでー、やっと今さっき昨日の「龍馬伝」をみたぜよ。……あれ? 先週の大友さん演出の時のすっきりしない感じも謎だったんだけんど、今回の渡辺Dの演出もなんか謎だ。脚本にキレまくったり過呼吸シーンがない武市半平太(大森南朋)を渡辺Dが演出するとこうなるという訳? 全然、まったくもって期待してなかったのに、思いのほか自然に見ることができてびっくりしたぜよ。

[あらすじ]
「龍馬(福山雅治)は武市(大森南朋)の身を案じ、再び京の勝麟太郎(武田鉄矢)に相談に行く。そのころ、長州を中心とする過激な攘夷(じょうい)派が、朝廷から追放されるという「八月十八日の政変」が起こる。それを機に、土佐でも山内容堂(近藤正臣)が土佐勤王党の弾圧を本格的に開始。武市も投獄されてしまう。龍馬は武市のために土佐に戻りたいと勝に訴えるが、勝は龍馬ひとりが土佐に戻っても武市を救えないと引き止める」(NHK番組表より)。

前回、大友さん演出なのにしっくりこない感じが納得出来なくて、結局あれから(5月18日「龍馬伝 第20回「収二郎、無念」その1」)2回目を見て細かいところを追ってみたもののわからなくて、久しぶりに3回目を見たのにやっぱりわからなかったぜよ。でもさ、だんだんともしかしてこれは「わからない」のが正解なのかも、と思えてきましたよ。だって加尾(広末涼子)も「(わからないから)教えとうせ、龍馬さん」と言っているし、龍馬(福山雅治)もやっぱり「わしにはわからん」と言っているしさー(違)。んー、龍馬のヤツが(←ヤツ呼ばわり)が現代風の正義を振りかざして今まで散々半平太のやっている事を「間違っちゅう」とか言っていたくせにこの期に及んで「こんな理不尽なことはない」なんて言っているあたりがモヤモヤすんのかなー。今さら言うまでもないけど、龍馬の台詞ってとにかく浮いているんだよなー。

まあそんな訳でいつもよりさらに屈折して見ちゃっているもんだから冒頭の龍馬の裸祭りも「はいはい、サービスショットね」などとつぶやいている有様。でも心配げに龍馬を見守る長次郎(大泉洋)の視線がちっくと気になりました。長次郎のポジションって一体なんなんだろう。生まれた時から侍で、結局侍として死んでゆく半平太、侍とかなんとかではなくそういうあり物の形からは自由であろうとした(という事になっている)龍馬、そして商人から侍になって侍として死んだ(切腹した)長次郎っつーことなんだろうけど、洋ちゃん、意外とこの長次郎と言うキャラをつかんでいるんだよなー。

さて今回はいよいよ投獄される半平太さん、山場はやっぱり富さん(奥貫薫)との別れの朝餉んとこなんでしょうけど、私はほんまもんの冷血人間なので、あそこではそんなにはぐっときませんでした。脚本の狙いが見え見えでさー(←ひどい)。もちろんすごくいいシーンだったとは思うし、大森南朋と奥貫薫が本当によかったと思います。まあお城の役人達がやってきても富さんに語りつづける半平太さんには、お殿様が何よりも大事な半平太さんなのにそのお殿様からの呼び出しを敢えて無視して語り続ける、それは富さんへの思いもさることながら、半平太さん的には最初で最後のお殿様へのささやかな抵抗の一瞬には見えましたけんど。

でも私はそれよかお城を見つめる半平太さんとそこにやってくる弥太郎との会話の方がぐっときたぜよ。自分が信じるしかないと思っているものからざっくりと身を斬られる、それをわかっていてもなお、信じ続けるしかないと、他に生きる道はないのだと自分の生き方を決めつけてしまっている半平太さんですが、「わしは刀よりも算盤を信じちゅう」という弥太郎に対して、「おまんのような人間がおってもええがかもしれん。おまんの女房は気だてがええらしいのう。はよ子どもを作りや」ともはや彼岸の境地な訳ですよ。

ここで弥太郎が「くやしゅうはないか、理不尽とはおもわんがか。それでもまだ大殿様(近藤正臣)を慕うちゅうがか。武市さんは今、辛そうな目であれ(お城)を見ちょったぜよ」という台詞がなあー、先週の龍馬のぜーーーんぜん納得出来ない「こんな理不尽なことはない」とは違って、本当にせまってくる台詞になっているんだよなあ。他人の気持ちなんかアウトオブ眼中だったように見えていた弥太郎なのにさ(材木が売れたおかげで色々見えてくるようになったのか?)。肩をつかむ弥太郎の手を振り払う半平太さんに「儂のような人間がおってもええがと思うなら、武市さんも好きに生きてみや、正直に生きたらええがじゃ」とか弥太郎は言う訳ですけんど、でも弥太郎ももはや半平太さんにはそんな生き方はできないのだというのも判ってはいるんですよねえ。超ゴーイングマイウェイなこの弥太郎ですら、こう言ってしまうほどに、覚悟を決めた半平太さんには心動かされるものがあるんですけんどねー。とはいえ「わしは正直に生きちゅう。お殿様に忠義を尽くすがは侍にとって当たり前の事ぜよ」と吐き捨てるように言って去ってゆく半平太さんに、いまだかつてない程心配げな表情を見せる弥太郎ですよ。はぁ……。

この場面はよかったんだけど、でも今回数々の歴史上の場面を弥太郎のナレーションで説明し過ぎ。また逃げる以蔵(佐藤健)とか、土佐に帰ろうとする龍馬を引き止める勝海舟(武田鉄矢)とか、昨日はちょっと悪いヤツっぽかったタニショー(「龍馬伝」では桂小五郎役、「新参者」では意味不明なアーチスト)が久しぶりに出てきて久坂玄瑞(やべきょうすけ)を止めてたり、三条実美公(池内万作)が失脚したり、最後には新撰組まで出てきて(でも衣装デザインとかスタイルがかっこ良かった)超盛りだくさんというか詰め込み過ぎ。

しかし、演出はあの渡辺さんだったのに、なんでこんなに自然に見る事ができたのかしら(←決めつけすぎ?)。
1.実は今回の演出は渡辺さんじゃない。
2.今までの演出があまりにもヒドイので教育的指導が入った。
3.やっとここで渡辺さんが本領を発揮し始めた(えええええ??)
4.ドラマが自然に見えていたというのは実は気のせい(え?)。
5.今まで以上に役者さんの演技がすごかった。
6.渡辺さんは脚本に忠実なので、脚本が良かったからそう見えた(ええええええ??)
7.最初っからハードルが低すぎたから、よく見えただけ。
8.実は今までの渡辺さん演出ということになっていた回は別の人がやっていた。
9.渡辺さんの性格が突然変わった。
10.まぐれ。

さて来週の演出は大友さんです(多分)。でももはや演出さんでアタリかハズレかはさっぱり見当がつかなくなっているぜよ!
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テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
コメント
わたしも今回、演出に残念Dの名前を見てハードルをぐっと下げ、覚悟をして見たせいか、「あらっ?普通じゃん」と肩透かしをくらった感じでした。(無意識に残念っぷりを期待してた?)

>あそこではそんなにはぐっときませんでした。脚本の狙いが見え見えでさー

おっしゃる通り。富さんに泣き言いってたし。「龍馬伝」なんだからしょうがないとは思うけど、あの場面でさえ半平太に、「龍馬だったら」なんて言わせたのがまた龍馬へのよいしょに聞こえて、げんなりしました。
まあ、お城から迎えが来てるのに(この表現だと、シンデレラみたいだな)、待たせて富さんと会話を続けるって所は好きだけど。

>演出はあの渡辺さんだったのに、なんでこんなに自然に見る事ができたのかしら

10.まぐれ。 

あるいは
11.ここに来て肩の力が抜けた。
12.脚本家が「もうすぐ死ぬことだし」と、半平太を「サゲ」ることをやめた。(そういう意味では6.?)

>でももはや演出さんでアタリかハズレかはさっぱり見当がつかなくなっているぜよ!

これさ、私達と違って、演出家や半平太に特別の思い入れの無い人たちから見ると、どういう風に見えてるのかしら。すんなり自然に毎回繋がってるのかなぁ。「この武市半平太って人、龍馬に比べたら人間ちっさい」でくくられてるのかなぁ………(脚本家の思惑通り)
2010/05/25(Tue) 08:05 | URL | suika | 【編集
私も、「残念なDだし…それにNHKが泣けるの押し売りするし…」とハードルを下げ、やや冷めた気持ちで観始めたのですが、やはり見終わったら「あら、意外と良かったじゃないの。」とビックリ(良かったなら喜ぶのが正しいのに…)
冒頭の龍馬さんの筋肉感謝祭のあたりでは、「まーた視聴率アップのために脱がせたな…」と鼻で笑っていたというのに、NHKの思う壺にはまり、武市夫妻のシーンで号泣してしまいましたよ。
歳のせいか、いったん泣きのスイッチが入ってしまったら、涙が止まりませんでした。
お恥ずかしい…。
そうなると、あのクサイようなストレートなセリフに加えて、大森&奥貫両氏の名演が、どんどん涙の追加を促してくれちゃって…。
GWから録画してみている『ゲゲゲの女房』ですら、「ここで泣くこと」みたいなシーンで、泣いてしまってますから、もうダメ、赤子の手を捻るがごし。。(笑)

武市さんと弥太郎のシーンも良かったですね。
でも、私は最初に「うわ、コーンスターチ消費しすぎだよ!」なんてツッコんでしまったせいか、その場ではググッと来たのに、後から「この2人は仲が悪いのに、いつも弥太郎が核心を突いて来るなぁ…この脚本家は弥太郎に頼りすぎだよ」とか、余計なことを考えてしまいました。

>>数々の歴史上の場面を弥太郎のナレーションで説明し過ぎ。

毎度のことですが、ここでも弥太郎に頼りすぎですよね。
私は、三条さまがぶちレキる姿なんか観たかったわぁ。(マニア?)
和宮降嫁も、ナレーションで終わりそうですね。
しかし、高杉を龍馬のソウルメイト(鈴木Pの言語感覚のベタさもすごい…だからこの脚本家にしたのか?)だというわりには、長州の扱いは、ちっくと雑すぎる気が。
どうやって帳尻を合わせるのかしら。
あー、高杉が登場するころには、脱藩してるから関係ないか。(投げやり)

>>新撰組まで出てきて(でも衣装デザインとかスタイルがかっこ良かった)


新撰組の登場の仕方は、クールで格好良かったです。
スタイリングも格好良かったし。
壬生浪士組→新撰組に改名して、御馴染みの浅葱色の羽織を採用する少し前の時期なので、あの白っぽい羽織なんですね。
例のダンダラ模様のヤツより、このほうがスタイリッシュでいいなあ。
この際、通説を無視して、ずっとこの羽織でもいいのに。(わがまま)
『龍馬伝』はキャラのヴィジュアルデザインが本当に素敵です。
各専門スタッフのお仕事が素晴らしい。
なのにさ、肝心の脚本が…ブツブツ…。

>>しかし、演出はあの渡辺さんだったのに、なんでこんなに自然に見る事ができたのかしら(←決めつけすぎ?)。

私の考えでは

>>9.渡辺さんの性格が突然変わった。
>>10.まぐれ。

かと。
もちろん、ハードルは下げてましたが、そのおかげでニュートラルに見られた気もします。
渡辺さんは、今まで武市の人間臭さを強調しすぎて、良かれと思って(当たり前)、東洋さまにキックされてヅラを飛ばしたり(飛んでません)、はなぢ出して分裂したり、過呼吸で倒れたり…とテンパリすぎな姿を見せ付けていたわけですね。(すげえ決めけ)
だけど、今回の武市は、つきものが落ちたみたいになっているので、渡辺さんの余計な愛(?)が不要だったわけで、粛々と出しゃばらないように、ドS演出を我慢していたのだろうと、私は勝手に思いこんでます。
性格が変わった…というまでではないけれど、ま、性癖を抑えたってことで。
あとは、やっぱりまぐれ度も高い。(笑)

残る心配は、投獄後の以蔵絡みの史実が、武市sage材料になるので、そこがどう書かれているか、ですね。


2010/05/25(Tue) 21:57 | URL | 美冬 | 【編集
素直になれなくて・・・
こんばんは★
おっしゃる通り、演出家だけではもはや我々には予測不可能な「龍馬伝」。
今回、気のせいか???と思いつつ素直によかったと思うことにしましたです。
でも、その理由を考えるのが面倒だったので見ないふりをしていたのですが、
さすがtsumireさん。記事のかなりのスペースを割いて追及(笑)して下さり・・・。

私としては、↓の3点を勝手に採用させていただきます(笑)
2.今までの演出があまりにもヒドイので教育的指導が入った。
5.今まで以上に役者さんの演技がすごかった。
6.渡辺さんは脚本に忠実なので、脚本が良かったからそう見えた(ええええええ??)

脚本がよかったかどうかは分かりませんが、渡辺さんもある意味被害者なのでは?と今回思ったのであります。。。

あ、以蔵は短いながらも不憫でよかったです。(←おバカ)
2010/05/26(Wed) 00:08 | URL | nanako | 【編集
tsumireさま、皆様、はじめまして、こんにちは。いつも楽しく拝見しております。
演出や脚本の良し悪しが判断できるほどドラマを見る目が肥えて無く、歴史にも疎く、毎回ポヤーンと見ている一般人な私の印象ですが、「武市半平太が龍馬に比べて人間が小さい」ように描かれてると思ったことは無いです。ただ回が進むにつれ「あれっ、この人案外普通の人なんだ」とは感じました。もっと超然とした傑物みたいに見せていくのかと想像してたので。
いきり立つ勤皇党員をなだめきれず弱りきったり、足蹴にされて絶叫したり、殿の麻疹にオロオロしたり、過呼吸にハアハアしたりする姿に「頑張れ武市さん!」と共感する人は少なくないと思うのですが、案外少数派なのでしょうか。
脚本家の思惑としては、「半平太を印象悪く描いて龍馬を良く見せよう」としてるのではなく、龍馬と半平太のコントラストをくっきりと示すことで両者を同じくらい際立たせようとしてるのだと思うのですけどどうなのでしょう。
それにしても(今回は別にしても)渡辺Dへの評価の低さには驚かされます。そ…それほどひどいですか?武市さんが殿の部屋からお菓子持ってまろび出てきてひっくり返る場面はちょっといただけませんでしたが。
演出家が出来上がりの鍵をある程度握っているものでしょうが、他にも関わるスタッフは大勢いるわけで、その時その時の諸条件もあり、ドラマの出来の責をすべて演出家に負わせられるわけでも無いような気もします。素人考えですが…
2010/05/26(Wed) 00:45 | URL | kumako | 【編集
>無意識に残念っぷりを期待してた?

まあ、歯を食いしばって(←大げさ)覚悟はしてたよね。そしたらいつものマンガ演出が鳴りを潜めているもんだから、普通ならラストの朝餉シーンももっと大げさになるだろうに、思いがけずも押さえた演出になっていて(いつものバタバタぶりもないし)、いやー、驚いたよな。

>あの場面でさえ半平太に、「龍馬だったら」なんて言わせたのがまた龍馬へのよいしょに聞こえて、げんなりしました。

あ、書くの忘れてた、そうだよ、折角の夫婦の会話場面に「龍馬だったら」ってなんだよ(そりゃ「龍馬伝」だけどね)。会話の流れ的にも変すぎだろ。ここで龍馬を思い出すなら(「龍馬伝」的に龍馬を持ち出しておく必要があるなら)、もう少し別の言い方があるんじゃないかっつー気がするけどなー。

>待たせて富さんと会話を続けるって所は好きだけど。

そうそう、ここはよかったね。

>演出家や半平太に特別の思い入れの無い人たちから見ると、どういう風に見えてるのかしら。

うーん……。私は物心ついた頃からの大河ドラマスキーだけど、ドラマ自体にハマって見た事はあっても、今まで演出家がどうこうとか特定の出演者にどうこう思って見た事ってなかったんだよね。まあ普通に見ていれば、まず時代背景自体がバタバタした時代で、本当に色々なキャラが入り乱れて活躍した時代なので、キャラクタ造形に多少の齟齬があっても気がつかないか、まあそんなもんかなと思って見ちゃうかもね。

そして龍馬と比べて半平太がこんまいやつに見えているかどうかはよくわからんなー。役者さん達がすごく頑張って脚本を越えたお芝居はしていると思うので、見ている人もそこらへんはちゃんと感じているんじゃないかっつー気はするけどなー。
2010/05/26(Wed) 01:49 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
相変わらず、キャストもスタッフもノーチェックで見てるので、以蔵が追いつめられるシーンでも「この新撰組ハラダに似てるなぁ」とボケたこと思ってた位(笑)。でも今回はなかなかよかったと思います。半平太は静かな目の時は大体いいわね(笑)。相変わらず以蔵くんも不憫でOK(?)

ただ最近再び龍馬に不満あるなぁ。今まではかわいかったから許す(何様?)。
でもそろそろ龍馬の何がそんなにすごくて大きいのか?今だに分からんのが不満。
この龍馬って確かに当時の人間としては藩や家の枠を軽々と超える身軽さがあって、そういうとこが半平太とはいい対照形になってると思う。
でもそれは末っ子で自由に育ってるから、お兄ちゃんや半平太より家や藩の呪縛が少ないお気楽人間って感じで、そういう風には、ちゃんと描けてると思うんですけど。(あれっそう描きたかった訳ではないの?)
で、今んとこ、最大の彼の魅力は人たらしであること!だから大物にすぐ気に入られちゃう。

龍馬ってほんとのとこ何をした人なのかな?すごい発想とか主導力を持ってた訳じゃなく、会った人がみんな魅了されてしまう人で、その結果、犬猿の仲の薩長をまとめた。何分歴史に弱すぎで、龍馬の果たした役割が、そういう風にしか見えてこないけど、それはそれで悪くないじゃん。
「愛され龍馬伝」はある意味ちゃんと成功してるのに、製作側が大河のセオリーに縛られて主人公を傑物にしなくちゃならんとばかりに、他人のセリフで持ち上げるから、却っていつになったら「すごい」とこや「大きい」とこ具体的に見せてくれるの!?ってな不満を持ってしまうんじゃ...。←すまん、何言ってるのか自分でもよう分からん(笑)

もう大きいとこは勝や西郷さんにまかせて、あの殺伐とした変動期に咲いた一輪の薔薇、とか一服の清涼剤、龍馬くんでいいじゃんか?少なくとも福山はそう演じてるじゃん。(それとも単に福山の力不足でそう見えちゃうだけ?)

2010/05/26(Wed) 16:08 | URL | oha~ | 【編集
>後から「この2人は仲が悪いのに、いつも弥太郎が核心を突いて来るなぁ

そうなんですよね、よくよく考えてみれば、弥太郎がそんなに半平太の事を理解している訳がないから(弥太郎は頭はいいし勘がいいけど、基本的に人の感情に対して鈍感だと思うんですよね)、弥太郎のあの数々の突っ込みはおかしいんですけど、でもあの場面はよかったですね。

>しかし、高杉を龍馬のソウルメイト(鈴木Pの言語感覚のベタさもすごい

あの「ソウルメイト」っつーお言葉を聞いた時はさー、なんか、脱力したっすよ。龍馬と高杉晋作がソウルメイトなら龍馬と半平太はなんなのよ、っつーか。いい方に考えれば、半平太と言うかけがえのない友(という描写が本当の意味であったかよ、というのは置いておいて)を失った過去があるからこそ、ソウルメイトと呼んでもいい友を得られたという言い方もできるのかもしれんですけんどねーーー(投げやり)。

>例のダンダラ模様のヤツより、このほうがスタイリッシュでいいなあ。

そうそう、あの黒マフラー(マフラー?襟巻き?なんだ?)といい、洗いざらした感のあるあの羽織と言い、テロップで何の紹介もなくいきなり無言で現れて以蔵をおいつめるシーンといい、なかなかええです(エラソー)。

>『龍馬伝』はキャラのヴィジュアルデザインが本当に素敵です。

こまかいところまで神経が行き届いていていいですよね。人物設計をきちんと生かしたビジュアルを職人さん達がしっかりと作り上げていて、うっとりしてしまいます。そういえば私、いつも気になるのが龍馬の襟元(普段着の襟元はボロボロなんだけど、決め衣装の時はもちろんちゃんとしていて)と、半平太さんの衣装なんですよね。半平太さん、ああ見えて地味ながらもオシャレさんだよなー。まあああいう絵を描く人だから美的センスがいいってことなんでしょうけど。

>私の考えでは

>>9.渡辺さんの性格が突然変わった。
>>10.まぐれ。

私さー、一昨日からこの件でずっと考えていたんですけんど(←仕事しろ)、演出家による作品のバラつきがあまりにもひどくなってきたので、一旦標準化が諮られたんじゃないかっつー気がしてきたんですよ。だから先週の大友さんの演出では今ひとつすっきりしなかったのに、あの渡辺Dの今週の演出はちゃんと見られる物になったんじゃないのか。ま、そうでなきゃやっぱり、まぐれ?(笑)。

>残る心配は、投獄後の以蔵絡みの史実が、武市sage材料になるので、そこがどう書かれているか、ですね。

あー、毒殺しようとしたとか、ハナから馬鹿にしてたとか? んー、福田さんにとって「史実」って一体なんなのかねー。
2010/05/26(Wed) 23:37 | URL | tsumire→美冬さん | 【編集
>今回、気のせいか???と思いつつ素直によかったと思うことにしましたです。

RSSを見ていたら、nanakoさんのお宅からいち早く速報が上がってましたので(笑)、nanakoさんも今週は満足されたのねと思ってました。

>脚本がよかったかどうかは分かりませんが、渡辺さんもある意味被害者なのでは?と今回思ったのであります。。。

これねー、確かに半平太切腹に向けて福田さんも「仕上げ」に入ってきたんでしょうけど、上の美冬さんへのコメントでも書きましたけど、やはり演出さんによってあんなにも作品の仕上がりにバラつきがあるということに対して、なんらかの標準化対策がとられたんじゃないかっつー気がするんですよ。今回の渡辺さんの演出がただまぐれだったとか(笑)教育的指導が入ったとかだけだったら、先週の大友さんの回のすっきりしない感じが納得できないんですよね。ま、やっぱり一番大きいのは、福田さんが「半平太伝」最終回に向けて「お約束」な描写に入っているっつーことなのかもしれませんけど。

>あ、以蔵は短いながらも不憫でよかったです。

以蔵はこれからもっともっと不憫ですよね……(ふふ)、「チェイス」のとんでもなく不憫だったARATAさんもあんな事になっちゃったし(いやー、まあ開いた口が塞がらんっつか)、今月来月はnanakoさんの不憫祭りに(笑)。
2010/05/27(Thu) 06:53 | URL | tsumire→nanakoさん | 【編集
村雲さん・・・あんなことに。不憫Max!

今、店頭に並んでいる「この映画がすごい!2010年7月号」で
大好評連載中(←ヤケクソ)の南朋さん渾身のエッセイ「青春ごっこ」ですが、
いつもは「は?」な内容ですが、
今回は半平太さん後の気持ちが南朋さん語でちっくと語られていてグッジョブ!です
(But 過度な期待は危険です^^;)

このCafeで定期購読されている「テレビブロス」、今週号は南朋さんファン必読です!
「オレ、出るの?」・・・ギザかわゆす!

演出や脚本から「龍馬伝」を読む解く皆様のコメントのあとに、
こんなんですみません<(_ _)>
2010/05/27(Thu) 10:06 | URL | Macky | 【編集
こんにちわ、はじめまして、コメントありがとうございます。また、このように偏屈で勝手な感想を書き散らしているところ(笑)に、ご丁寧なコメントを本当にありがとうございます。

>「頑張れ武市さん!」と共感する人は少なくないと思うのですが、案外少数派なのでしょうか。

いえいえ、むしろ弊ブログのような偏屈な(笑)見方をする方がもしかすると少数派なのかもしれません(会社などでは「龍馬伝」を見ている同僚がいないので、実生活での評判がどんなものなのかよくわかってません)。NHK大河ドラマの視聴者層は通常のワンクールで終る民放ドラマとは違って、本当に幅広く小さな子どもからお年寄りまでが見ているドラマです。そういう層にもきちんとわかるようなドラマを作っていると思いますし、天から降って沸いたような「英雄」ポジションの龍馬よりは、半平太の方がより身近な存在と思えるであろうこともわかります。半平太役の大森南朋も「中間管理職の悲哀」とか言ってましたし、そこらへんでも共感される方もいると思います。

また、私も子どもの頃に見た時代劇では主役と対立する設定のキャラに対して応援したりしたもんでした(NHKの時代劇「鞍馬天狗」で、主役の鞍馬天狗を演じていた高橋英樹よりも、敵である山岳党のボスを演じていた松橋登をひいきにしてたなあとか)。

>脚本家の思惑としては、「半平太を印象悪く描いて龍馬を良く見せよう」としてるのではなく、龍馬と半平太のコントラストをくっきりと示すことで両者を同じくらい際立たせようとしてるのだと思うのですけどどうなのでしょう。

ごく普通の視聴者である(と、名乗ってらっしゃる(笑))kumakoさんがそう思われたのだったら、脚本家の思惑は成功しているのかもしれませんね。ただ、残念ながら私にはそうは思えないんです。対照的な二人の人物をそれぞれきちんと立体的に描いていれば、その対比がくっきりと浮かび上がってコントラストをなしていると言えると思いますが、ここではそれが出来ているようには思えないのです。赤い色に対して緑色、黄色に対して紫がしっかりと描かれているならそれはコントラストとなるのでしょうけど、赤い色を今一つうまく描けないから赤を際立たせるために隣にはもっと薄い色を置いてみました、みたいにしか見えないのです。

また、この脚本家さんは、歴史劇の中で物語を立体的に作り上げるという事が苦手なのか、あるいは無関心なのか、はたまた敢えて無視しているのか、どちらかなのも気になる所です。歴史劇の中で非常に重要な位置を占めるのは、それが既に起こってしまったことで、しかもそれを見ている私達が知っているということです。歴史劇というのは、動かせない歴史的事実の中で、精一杯生きてゆく(そして死んでゆく)人々のドラマです。描かれる人間像の歴史的背景を無視する事は出来ません。歴史劇は時代背景と、描かれるドラマ(物語)と、登場人物像が密接に絡み合い融合して出来上がる立体的なジグゾーパズルのようなものです。

でもこの脚本では、歴史的背景描写はおざなりで、登場人物を立体的に描くという事を放棄している(あるいは描くことが出来ない)ために、描かれる物語が非常に平面的なものになってしまい、そして登場人物の行動に説得力がなくなってしまっている。ただこの脚本家さんはドラマを作ると言うという事にかけては非常に手慣れたお仕事をされる方ですから、場面場面の盛り上げ方は心得てらっしゃいますよね。ここを押せばこうなる、ここを引けばああなると判っているので、きっちり場面場面では視聴者をつかんでいるんだろうなあとは思います。ただ私は納得できないですけど、そんなのは本当に一部の視聴者なんだろうと思います(ちょっとヤケクソ気味?(笑))。

>ドラマの出来の責をすべて演出家に負わせられるわけでも無いような気もします。

そんなわけで一番の戦犯は脚本家さんと、私は思っているのですが、それを映像化するにあたって一番大きな役目を担っているのは演出さんと役者さんです。もちろん大河ドラマは非常に多くの様々なスタッフの方々によって作られていますが、やはり作品を左右するのは脚本、演出、俳優が大きな柱だと思います。上のコメントでnanakoさんも書いてらっしゃいますが、このダメ脚本を映像化するのに当って演出さんも役者さんも非常に四苦八苦していて、弊ブログをはじめとしていろんなところでクソミソに言われている渡辺Dもその犠牲者なのかもしれず、その意味では渡辺さんだけが悪いとは確かに言えないと思います。また、これほどまでに演出さんによって作品にバラつきが出ているということは、それをちゃんと統括しきれていないチーフディレクタの大友さんとプロデューサーの鈴木さんにも非常に大きな責任があると思います。

うーん、長々と書いたわりにはあんまり中身がなかったなー。読みづらくなってしまってスミマセン。こんなトホホな弊ブログですが、これからもよろしくおねがいいたします(ペコリ)。
2010/05/28(Fri) 00:12 | URL | tsumire→kumakoさん | 【編集
>半平太は静かな目の時は大体いいわね(笑)。相変わらず以蔵くんも不憫でOK(?)

静かな目の時……挙動不審な感じにちょくちょく目が泳いでいる時ではなく(笑)。以蔵の不憫さはまだまだこれからですよ~。

>でもそろそろ龍馬の何がそんなにすごくて大きいのか?今だに分からんのが不満。

ま、歴史的事実でそうなっているからー(棒読み)。周りの人もそういう未来の評価を知っているかのように龍馬をヨイショしているしー(棒読み)。そういや龍馬って何した人なんだっけ? えっと薩長同盟と大政奉還だったっけか? あと日本で初めての株式会社らしき組織を作ったのと日本で初めて新婚旅行に行った(という通説になっている)んだっけか。ふーん。

>「愛され龍馬伝」はある意味ちゃんと成功してるのに、製作側が大河のセオリーに縛られて主人公を傑物にしなくちゃならんとばかりに、他人のセリフで持ち上げるから、却っていつになったら「すごい」とこや「大きい」とこ具体的に見せてくれるの!?ってな不満を持ってしまうんじゃ...。

なーるほど。何者でもない龍馬像。人たらしで愛されるが故に歴史がどんどん転がってゆく。それこそうまく行っていれば画期的な坂本龍馬ドラマになっていたんだろうねえ。

まあ、今後「すごい」とこや「大きい」とこ具体的に見せてくれてくれても、それが「すごい」ことや「大きい」事に見えないかもしれないけどんなー。

>あの殺伐とした変動期に咲いた一輪の薔薇、とか一服の清涼剤、龍馬くんでいいじゃんか?少なくとも福山はそう演じてるじゃん。

NHK大河じゃなければ良かったのかもね(←大前提を無視……?(笑))。
2010/05/28(Fri) 00:46 | URL | tsumire→oha~さん | 【編集
>村雲さん・・・あんなことに。不憫Max!

今月の不憫ランキング第1位はぶっちぎりで村雲さん(ARATA)だね。以蔵は5位くらいか。以蔵は先月の方がもっと不憫だったかも。でも来月はまた以蔵がトップ1に返り咲き!、、、って嬉しくはないランキングだが(笑)。

>今、店頭に並んでいる「この映画がすごい!2010年7月号」で
>大好評連載中(←ヤケクソ)の南朋さん渾身のエッセイ「青春ごっこ」

立ち読みしてきましたよ。たまに読むと「ラリっているんですか!? 大森さん」な内容ですが、文体は相変わらずとはいえ、疲れているのか今回は結構ストレートにきてますわね。最初の方の文章を読んだ時は"たま"(←イカ天キング)の歌の歌詞みてえ、とか思ったけど。

>このCafeで定期購読されている「テレビブロス」、今週号は南朋さんファン必読です!

これ、ちょっと立ち読みしたら結構面白かったので結局買っちゃいました(ちなみに私が30年ほど定期購読しているのは「ザテレビジョン」で、「テレビブロス」購入はテーマによりけり)。
http://blog-imgs-30.fc2.com/k/i/r/kiritani/2010052701.jpg
いやはや、あのオヤジとこの兄にして、この弟かぁぁああという内容で楽しめました。にーちゃん、毒があるな。しかしにーちゃん、オヤジクリソツ。
2010/05/28(Fri) 01:57 | URL | tsumire→Mackyさん | 【編集
ありがとうございました!
何だか野暮なこと書いてしまった、恥ずかしい、と正直ヒヤヒヤしてましたが、たいへんに丁寧なお返事いただいて恐縮しています。なるほどと納得しつつ読ませていただきました。

少しセリフがくだけ過ぎてること以外は、今のところほぼストレスなく「龍馬伝」を見ることができているのですが、それは私が歴史を知らず、歴史劇を見る素養が無いからなのかも。私にとって「龍馬伝」の武市半平太は十分魅力的ですが、それはドラマ上で創作された役を俳優がきちんと演じきっているに過ぎず、歴史上の人物である「武市半平太」が表現されているかどうかはまた別問題なのかもしれないですね。
脚本家さんが歴史的背景をあっさり済ませたり省略したりするのは複雑な幕末史を素人向けに整理してわかりやすしようという意図からかなと思うのですが、そしてある程度成功してるような気もするのですが、それはあくまで私のような歴史初心者にのみ有効なのかもしれません。
「一般的視聴者」と名乗ったのは、まあ言葉の綾というのもので、弱みを見せまくりで苦悩する武智さん素敵、という感覚はあんまり普通じゃないかも?いわゆるヒーローヒロインより多少屈折したアクの強い人物のほうが面白みがありますね。「新撰組!」の慶喜をやった今井朋彦さんとか大好きでした。「竜馬伝」にも出てくれないかな?

半平太がきっかけで大森出演作を借りにビデオ屋に通ったり、録画したまま放ってあった「クライマーズハイ」のビデオテープを家捜ししたり、ネット検索の末こちらのブログにたどりついた次第です。
「ハゲタカ」の紹介記事を放送当日新聞で見たときは、ぜんぜん名前も聞いたことの無い人が主役というのでかえって興味をひかれたものでした。本放送一度見たきりだったのですが、これを機会に見直して、映画版もそのうち購入しようと思っています。コメンタリーが楽しみです。
2010/05/29(Sat) 08:45 | URL | kumako | 【編集
>正直ヒヤヒヤしてました

いやあ、弊ブログのような本当に好き勝手な事を言っているところに書き込むのはすごく敷居が高かったんじゃないのかと思うのですが、また違ったご意見やご感想をいただけるのはとても嬉しいです。

>歴史上の人物である「武市半平太」が表現されているかどうかはまた別問題なのかもしれないですね。

まー、上に書いたのとちっくと矛盾してしまいますが、私達が知っている歴史って結局ほんの一部でしかないし(それは私達の知識量が少ないからということではなく、当時の事を全て知る事はできないという意味で)、それにドラマなんですから実は好きなように作っていいんですよ。

歴史的事実の無視はともかく、まず登場人物の行動や考えがちゃんと納得出来る物になっていないと、それは実に平面的な、面白くも何ともないただの絵巻物を見ているようなものになってしまうんです。でもそれぞれが立体的に実にうまく組み立てられているのなら、歴史的事実と全然違っていても「画期的解釈」とか「斬新な描写」って言われし(笑)、ドラマとして面白いならそれはそれで「傑作」と言われるんですよ。ドラマがちゃんと成立しているなら実はなんでもアリなんですよねぇ。

それで脚本家さんですけんど、確かに判りにくくて複雑な歴史劇を、誰にでも判るように噛み砕いて説明する必要はありますから、歴史をかなりはしょるのもアリなんですよ。でも端折り方一つでちゃんと背景が判るように描写する事は可能なんです。

この「龍馬伝」の脚本家さんは、その歴史的背景を、登場人物達の台詞だけで説明して終わりにする事がすっごく多いですけど、それを台詞ではなく、ちゃんと場面で見せた方がずっと理解しやすいしドラマとしての奥行きが出るのに、いっつも登場人物達の台詞で流してしまうので、NHK大河ドラマ版「渡る鬼は世間ばかり」になってしまっている。本当にもったいない事です。

>弱みを見せまくりで苦悩する武智さん素敵、という感覚はあんまり普通じゃないかも?

ふふふ、そんなことはありません。萌えのポイントは人それぞれ(笑)。

>「新撰組!」の慶喜をやった今井朋彦さんとか大好きでした。

おお、今井朋彦さんとはこれまた渋いセレクト。ま、ちっくとTVCM(消臭プラグ)の印象が強くなっちゃってますけんど、脇をしっかりと押さえるいい役者さんですよね。

>本放送一度見たきりだったのですが、これを機会に見直して、映画版もそのうち購入しようと思っています。

ドラマ「ハゲタカ」をリアルタイムで見ていたんですね(視聴率は6~7%だったのに(笑))。ドラマも映画も借りるとお手軽ですが、6月に(BSハイビジョンですけど)NHKで放映されます。映画版がNHK本家での放映というのもちょっと嬉しいです。どうかお楽しみくださいませ~。
2010/05/30(Sun) 09:29 | URL | tsumire→kumakoさん | 【編集
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