龍馬伝 第26回
いつも公式ホームページかYahoo龍馬伝特集のところから武市半平太(大森南朋)の写真を落してきているのだが、さすがに今週はなんもないので(ドラマ的にもほとんど動きがないし)、以蔵(佐藤健)の写真で。でも佐藤健、すげーよ。弥太郎の(香川照之)の手の震え(震えすぎだよ)、武市先生からの差し入れという言葉から何もかも察して、すべてを受け入れようとするあの表情、武市先生を責めるのでもなく諦めるのでもなく、ただ師の「思い」をそのまま受け入れて自ら毒を服そうとする、あの以蔵の表情です。ここの部分だけ見れば、半平太さんと以蔵の間には私たちにはうかがい知れない深い絆で結ばれているのだと思うこともできるのだが……残念っっっ! 半平太の描写にブレがあるために、ちゃんとここんとこで感動できないのだった。あーあ。

[あらすじ]
「海軍操練所の閉鎖が決まり、龍馬(福山雅治)は勝麟太郎(武田鉄矢)の紹介で、薩摩藩の西郷吉之助(高橋克実)に会う。西郷は、操船技術を持つ龍馬たちを薩摩に引き取ろうと話す。龍馬は、長州を討った薩摩に従う気にはなれない。操練所を離れ、行き場のない龍馬たち。龍馬は薩摩の世話になるか悩む。同じ頃、弥太郎(香川照之)は武市(大森南朋)から以蔵(佐藤健)を毒殺するための毒まんじゅうを預かるが、食べさせられない」(NHK番組表より)。

えっとー、今週も特急「龍馬伝」号は、「Cafe Tsumire」駅には止まらずに通り過ぎて行ったぜよ。何せここは土日は各駅停車と準急しかとまらない駅だからな。でも今まで車掌さんが渡辺Dの時は、停車位置が変でズリズリズリと修正してたり、まだ乗り切っていない人がいるのにドアを閉めちゃったりと、色々あったのに(←どうかと思われるたとえ)通り過ぎていくもんだから印象が薄い薄い。残すところあと2話だというのにこんなことでいいのかしら。そしてただでさえボケがちなのに、日が経つにつれてどんどん今回のお話の記憶が薄れちゃってゆくので、いっそこのまま土曜日まで放ったらかしておけばどのくらいまで覚えているかしらとか思ったけど、でも、まあ、多分今回はこの以蔵(と弥太郎と)、西郷吉之助(高橋克実)と小松帯刀(滝藤賢一)につきるかも。

あー、金八先生(武田鉄矢、勝太郎役)の卒業式(海軍操練所閉所式?)もあったけど、なるほど、龍馬(福山雅治)の青春時代の終わりなのね(30歳だけど)と思っただけでございました。丁寧に描いているとは思うんだけど、そしてこの海軍操練所で培った物が龍馬にとってはすっごく大きな礎になったんだろうなあとか思うんだけど、なんでしょうか、龍馬さん、非常に浮いていたように見えちゃったの。お気の毒。

さてサブタイトルの西郷吉之助(西郷隆盛)ですが、この人について私が知っている知識は「上野のお山に犬を連れた銅像がある(この間見てきたばっかりだ)」「本人の写真は残っていないので現在西郷隆盛のものとされている肖像画は本当かどうかわからない」「男性と心中しようとして失敗した」「薩長同盟を成功させた」「西南戦争で討ち死にした」くらいのものだったので、デブ専の話とか載ってないかしら(←野次馬根性)と思ってWikipediaを見てみたら。「(蛤御門の変の後)9月中旬、西郷は大坂で勝海舟と会い、勝の意見を参考にして、長州に対して強硬策をとるのを止め、緩和策で臨むことにした」。……え? 今回の「龍馬伝」では龍馬さんが提言したことで(直接じゃないにせよ)長州への攻撃を止めることになった風な感じでしたけんど、実際には勝海舟と会ったことで長州への攻撃を止めることにしたっつーこと?? あのー……今まで半平太さん他が龍馬age要員だったわけですが、も、もしかして龍馬age要員がいなくなったあとは、史実上の他の皆様の手柄を横取り?? いくらドラマだからフィクションはアリといっても、それはないですよね?? あ、そうそう、Wikiにはデブ専エピソードも載ってました(笑)。

で、西郷吉之助役のトリビアおじさん(高橋克実)ですが、この人なりの西郷さんぶりで飄々としているけど強かな感じもしっかりしていて、ちゃんとこの物語の中に入り込んでいてよかったです(エラソー。あ、言わずもがなですが、私がハゲ専だからよかったと言っている訳じゃないですよ!)。そしてタッキー演じる小松帯刀、一番最近ではやっぱり「篤姫」で瑛太がやった小松帯刀のイメージの方が強烈なのかもしれませんが、私は「篤姫」は第7話だか8話だかで挫折したので、小松帯刀にそんなに瑛太感はなく無問題。この西郷どんと小松帯刀のコンビがなかなかよくて、これはちっくと今後も見てみたいかもと思ったぜよ(とはいえ、毎回リアルタイムで見たいかというとそれほどでもない)。

そして西郷どんと龍馬さんの会話ね、龍馬が真面目な顔してデブ専の話から入った時は、「掴みはOKとか思っているんだろうなあ」とか思ってしまった私を許してくれ。龍馬に関してはついつい斜めに見てしまうんだよなあ。福山雅治はかなり頑張ってるとは思うんだけど、龍馬というキャラがいつも同じっつーか、周りから台詞で「面白い男」とむやみやたらと評価されているほど面白い男には見えないのがつらいです。

さてと、今週の半平太さん。和助(小市慢太郎)から以蔵が「生きちょります」と聞いて、落胆、、、ですよね? 究極の方法ではあるけど「楽にしてやる」ことが、できなかったという。生きていることを知ってほっとしている表情じゃないよなあ。で、またしきりに「大殿様に会わせてつかぁさい」だし、大殿様は大殿様でアル中状態なのに最後の最後で何かにハッとしているのが、非常にやな予感……。この半平太さんもあと2回で見納め。どうか最後まで侍として死なせてやってつかぁあさい。

来週は「龍馬の大芝居」ですってー(棒読み)。小芝居の間違いじゃないの? と毒づいてしまう私です。すまんこってす。一応(一応?)演出は大友さんですけどねー。
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テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
コメント
以蔵ねぇ………「佐藤健、やるじゃん」と思いましたよ。人気先行の配役だと思ってたけど、新しい以蔵像を作ったよね(ひらがなで書くと、ぞうが二匹も)
半平太からの毒饅頭も、全て分かった上で嬉しそうに食べるその心情がまた哀れよのぉ………
でもさ、わたしもここでtsumireさんと同じ水溜りに足を取られたというか、「以蔵がそんなに思うほど、半平太に何かしてもらったっけ?無視されて、勘違いさせられて、利用されて、捨てられる便利な男コースを歩まされただけじゃねーの?」って考えが頭の中にもくもく広がって、感動はいまいちだったわ。龍馬アゲの弊害がこんな所にまで(やれやれ)
ちなみに、娘の友人(どっちも佐藤健のファン)が、「今週の健、汚かったから見なくてもいいよ」と言ったとかで、娘もパスしてました。(もともとそれほど熱心に見ていたわけでもなかったし。てか、時代劇の扮装をした佐藤健には萌えないらしい)

西郷さんと帯刀さん、こちらも良かったね~。高橋克実は(年下だから呼び捨てでもいいかと思って)、トリビアの司会とか、ドラマでもコミカルな役が多くて、実際のところ西郷吉之助はどうだろうと危ぶんでたんだけど、良かったです。表面は穏やかに見えて、策士でもあり冷酷でもあるという一筋縄ではいかない人物像がしっかり伝わってきてた。(大物感ひしひし)
わたしは瑛太帯刀もわりとしっかり見てたけど、タッキー帯刀はあれはあれこれはこれと思わせてくれて、期待感大。
それにしても、登場人物の出来具合に著しい差が出来るのはなぜなんだろう。すごい奴になっとった筈の龍馬が、西郷の前ではすごく小物に見えたのは、どーいて?
まぁでも、しばらくは高橋西郷を楽しめそうですよ。

>「掴みはOKとか思っているんだろうなあ」とか思ってしまった

小賢しかったよね、龍馬。その割にはあえなく玉砕したように見えたけど。

>またしきりに「大殿様に会わせてつかぁさい」だし

ここにきてまだこんなことを言ってる半平太って、バカ?むしろ大殿様に絶望して、悟りの境地で静かにしてて欲しいよ。ま、最終回が近くなったあかつきには、脚本家にホームページで「武市半平太」の人物設定を、ぜひとも語って頂きたいものだわ。
2010/07/01(Thu) 21:48 | URL | suika | 【編集
>「佐藤健、やるじゃん」と思いましたよ。

家人が「仮面ライダー電王」を見ていたので斜め見はたまにしていたし、"仮面ライダー史上最弱の主役"というのも聞いていて仮面ライダーの主役にあるまじきへなちょこキャラだと思っていたけど(この時点でもう佐藤健の評価は結構高かったらしいけど)、「龍馬伝」、今回の以蔵のキャラもいいし佐藤健の演技もよかったねえ。スタジオパーク出演の時の受け答えもしっかりしてたし期待大の俳優さんだね。

>「以蔵がそんなに思うほど、半平太に何かしてもらったっけ?無視されて、勘違いさせられて、利用されて、捨てられる便利な男コースを歩まされただけじゃねーの?」

まー、半平太もねー、いっそのこと以蔵を無視して勘違いさせて利用しまくって「以蔵はもう使えないぜよ」とか言って捨てた上に、口封じのために毒殺という非情振りを徹底してくれりゃあよかったのにさーーー。

>「今週の健、汚かったから見なくてもいいよ」

やっぱ、若けーなー。汚さも込みで丸ごと好きになるまでにはまだまだ道のりは遠いのね。

>西郷さんと帯刀さん、こちらも良かったね~。

西郷どん、存在感がずっしりとあって、只者でない感じがちゃんとしてて、きちんとドラマの一部になっててよかったね。私は小松帯刀には固定イメージがないんだけど、タッキー帯刀には何かこう、新しさを感じたなあ。この西郷どんとタッキー帯刀のコンビ、いいっすよ。

>それにしても、登場人物の出来具合に著しい差が出来るのはなぜなんだろう。

・脚本家さんが登場人物を全く愛してないから(魂こめてないから/流れ作業で描いているから)、役者さんの実力と演出さんによる違いがはっきり出てしまう。
・龍馬ageに利用されていないキャラはキャラ本来の持ち味が出ている(余計な調味料がかかっていない)。

>すごい奴になっとった筈の龍馬が、西郷の前ではすごく小物に見えたのは、どーいて?

でも、まあ、第3部開始の時はまた弥太郎が「すっごいヤツになっちょってた」とフォローしてくれるからいいんじゃないのー?(棒読み)。

>ここにきてまだこんなことを言ってる半平太って、バカ?

半平太がバカであるのはある意味正しいんだけど(一途な侍バカっつーことでな)、違う種類のバカっぷり描写になっているよなー。どうか「半平太伝」最終回は心安らかに見させて欲しいもんです。ま、心安らかに切腹場面を見るっつーのも変だけど、くれぐれも龍馬には余計なことをしゃべらせたりせず、半平太さんもまだやり残したことがあるとか残していくお富さんが気がかりだとか言うならまだしも、龍馬の言うとおりにしちょけばよかったとか、先に死んでいった人たちを貶めることになるようなご発言は控えていただきたいと思いますだ。
2010/07/02(Fri) 14:05 | URL | tsumire→suikaさん | 【編集
佐藤以蔵
もともと出不精なので、ご無沙汰しております。
才媛ぞろいのこちらのカフェで鋭くも面白おかしい皆様のコメントや
それをしっかと受け止めていらっしゃるtsumireさんのご様子を見ていると、
自分が出ていかなくても代弁していただいてるしね~なんてまるで隠居老人です。(笑)

でも!なんか、佐藤以蔵が褒められているとうれしくって。。。
大森半平太があんなことになっているので、もろもろの正論?をぶつけるのも面倒になってきて、
殆どスルー気味。この回の半平太の感想なんて、ウチではたったの1行しか書かなかったくらいです。
半平太応援隊のお仕事もあと2回分だと言うのにこの体たらくですよ。。。

で、その現実逃避の行き先がどうも佐藤以蔵になってしまっているようです。
以蔵と半平太の関係を思うとき、半平太の支離滅裂ぶりは無視しないと入り込めません。
でも、入り込んでしまうとどっぷり楽しめるんですよぉ♪佐藤健君上手いし!

どうも、不憫な美形2~3番手に弱いようです。(苦笑)
2010/07/03(Sat) 00:19 | URL | nanako | 【編集
>でも!なんか、佐藤以蔵が褒められているとうれしくって。。。

だってさ、佐藤健、よかったざんしょ? キャスティングの良さ(あの人斬り以蔵に、若くて幼い容貌の俳優を当てると言う)もさることながら、出演場面は少ないのに、ちゃんと存在感があるしさ。今週(今日の第27回)の後藤象二郎への不敵なあの笑いといい、よかったっすよ。

半平太はねー……(遠い目)、つくづく、このキャストで、この演出陣他のスタッフで、違う脚本家さんのこのドラマを見てみたかったと、今日思ったです。もったいないなあ、本当に。

>どうも、不憫な美形2~3番手に弱いようです。

やっぱり不憫萌えはそうでなくちゃね(笑)。
2010/07/04(Sun) 21:52 | URL | tsumire→nanakoさん | 【編集
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