龍馬伝 第31回
龍馬伝第31回(8月1日放映)。もちろん夕飯時なので、まずディレクタが誰なのかを確認して、リアルタイムで見るか録画で見るかを判断しようとか第2部までの癖でか無意識のうちに思っちゃってたのね。もう半平太さん(大森南朋)は出ないのに。先週は渡辺Dだったから今週は梶原さんかしら、それとももしかして真鍋さん? 先々週大友さんだったから今回も大友さんの確率は低いよなあなんてうすらぼんやり見ていたら。そしたら演出のところに「福岡利武」って文字が。は? 福岡利武? 誰ぜよ!?

[あらすじ]
「龍馬(福山雅治)は陸奥(平岡祐太)と共に、高杉(伊勢谷友介)に会うため太宰府へ向かう。しかし高杉は、すでに太宰府を去った後で、そこにいたのは土佐藩を脱藩した勤王党の中岡(上川隆也)。龍馬は三条実美(池内万作)と中岡に「長州と薩摩が手を結べば新しい世の仕組みがつくれる」と説く。中岡は西郷(高橋克実)を連れに薩摩へ向かう。一方、龍馬は下関へ向かい桂小五郎(谷原章介)と共に、西郷が来るのを待つのだが…」(NHK番組表より)

検索してみたら、大河ドラマ「義経」の演出補・製作補スタッフに入っていたり(「大河ドラマ「義経」が出来るまで」黛りんたろう著、p.185)、「坂の上の雲」のところにスタッフで入ってたり、「ドラマ8芸能社」という去年やったワンセグドラマで演出されてた方の模様。また2002年にはNHK福島放送局の「ふくしまのうた~こめら~」という番組で放送文化基金北日本制作者フォーラムミニ番組コンテスト審査員特別賞を受賞している福岡利武さんって、きっとこの人だよね? まだお若い方なのかしら。で、どうしようかなあー、リアルタイムで見なくてもいいっかあ。でも梶原さんなんかは初登場時でもしっかりとドラマを見せてくれたし、もしかしするともしかするとかしら……などと期待半分で見たんですけど。

……いや、ま、もちろん相変わらず脚本が悪いですよ、でもって多分演出さんのせいだけではないのだとは思うんですが。でもさ、史実的にも「龍馬伝」的にも今回は要になる回でもあったんじゃないんでしょうか。にもかかわらず、ドラマとしてすごく平坦な感じがしたんですよね。史実的には、亀山社中結成、薩長同盟前の長州説得、薩長会談セッティング、西郷どん(高橋克実)のドタキャンとものすっごくバタバタしていたし、この「龍馬伝」の中でもあわただしく時間は流れてました。でもなんか残るものがなかったというか。ま、イカす高杉晋作(伊勢谷友介)も出てないし、西郷どんと小曾根さん(本田博太郎)の出番も少なかったので流してみていたというのはありますが。

あと、中岡慎太郎(上川隆也)は初登場だというのに随分前から出てたような存在感を見せていた上に、ラストの「どういてがじゃあああああ」でカツオくんをやらかしてくれて、「でた。今週の「どういてがじゃあ」当番は中岡慎太郎か」とかつぶやいちゃったりしましたけどさ。この中岡慎太郎、ヘタすると龍馬とかなりキャラがかぶるんじゃないのか。でも演技力で言ったら上川隆也の方が格段に上。難しいところだなー。そういえばあの鈴木CPがどこかで、中岡慎太郎は坂本龍馬の盟友として描かれる事が多いが、この「龍馬伝」では龍馬のライバル的存在となる、みたいな事を言ってましたけど、ますますヤバい予感……。

あ、そうそう、今回も半平太さんのことを何やら言ってましたよ、中岡さんと龍馬(福山雅治)が。中岡さんが「長州を助けるために東奔西走しちょった。あの藩は強い志を持っちゅう。それは武市さんの志でもあるがぜよ」というと、龍馬ときたら「武市さん……」とちょっと遠い目なのな(すっかり忘れちょったのか、あるいは龍馬にとってはもう過去のヒトなのか、それとも失った傷が大きくて考えたくなかったのか)。でさらに畳み掛けるように中岡さんが「わしはあのお方に出会うて目が覚めた。武市さんのように一切の私心なく、天下のために働きたいがじゃ」。くーーーーっ、だったら第2部でそのように描写しておいてくれよ! 今さら言葉でだけで持ち上げられても納得できないぜよっっ。しかもこの中岡さんの言い方がまたさ、真実味がある感じに聞こえるだけに、ほんにもう、第2部のあの描写がつくづく残念だよ。

ところで、割とリアルな世界を目指しているであろうこの「龍馬伝」の中で、今回いきなりフィクション感満載になってしまったのはアレだ。西郷どんの「隠密だ!」ですよ。隠密……って。もちろん、江戸時代に実際に隠密はいましたさ。だからアレが本当に隠密だったとしても嘘じゃないんですけど、他の方はともかく、物心ついた頃からずっっっっと時代劇を見て来た私にとって隠密っちゃあ、「隠密剣士」(1962.10.7~1965.3.28、TBS)とか隠密同心(「大江戸捜査網」1970.10.3~1971.9.25、東京12チャンネル)な訳よ。テレビドラマの中で一番最初に好きになったヒーローが「隠密剣士」だったしさー。なんかこの「龍馬伝」の中で「隠密だ!」なんて台詞を聞くと、「ゴルゴ13」を読んでいるつもりでいたら振り向いたデューク東郷の顔がバカボンのパパだった、くらいの驚きがあるな(←非常に極端な例え)。しかもこの隠密、絵に描いたようなヘッポコ隠密なんだけど、脱げだせたとしても船の上だったのにどうやって逃げたのやら。泳いで逃げたのか?? まさか西郷どんのドタキャンはこの隠密のせいじゃないですよね?(一応Wikiでは幕府の長州征伐政策に協力しないための朝廷工作のためのドタキャンだったと書いてあるけど、ま、このドラマじゃ史実はあんまり関係ないか)。

さて来週はまたカッコエエ高杉晋作と、クールな近藤勇(原田泰造)が見られるようで楽しみです。これで龍馬が出てな(自粛)。
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テーマ:龍馬伝
ジャンル:テレビ・ラジオ
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