日本沈没1973
映画「日本沈没」は草なぎ剛版の「日本沈没」じゃなくて、小林桂樹版「日本沈没」が鉄板ですからっ! じゃなくて。

 ・俳優の小林桂樹さん死去 86歳、「社長シリーズ」(朝日新聞)
 ・俳優の小林桂樹さん死去 代表作に「裸の大将」など(北海道新聞)

まあ、もうおトシでしたけんど。

で、「日本沈没」ですよ。お若い方はご存じないでしょうけど、小松左京の原作が1973年に発表された時は空前の大ベストセラーだったんですよ。そんで1973年の12月にお正月映画として公開されたんですが、うちの父親がパニック映画とか怪獣映画とかが好きだったので父親に連れられて見に行った記憶があります。私は「地球最後の日」というジュブナイルSFが大好きで出版社と翻訳者が違う本を、大人向け原作文庫本と洋書版含めて5冊持っているくらいディザスター物が好きなので、多分この時もそういう「地球最後の日」的展開の映画を見るつもりでいたんだと思います。

しかしこの映画のポイントは、沈んでゆく日本のスペクタクル映像ではなく、ましてや主人公・小野寺(藤岡弘)と玲子(いしだあゆみ)のラブストーリーでもなく、日本と言う国が消滅しようとしている空前絶後の危機に対して、日本人を生き残らせようとギりギリまで手を尽くして戦い続けるオッサン達の、実に見応えがあるドラマだったんですよ。私のジジィ萌えはここから始まったといっても過言ではない(←非常にどうでもいい情報)。

日本が沈没するであろうことを発見した田所博士(小林桂樹、当時50歳)の偏屈ジジィっぷりが実にナイスでしたが、このいまだかつてない、最初で最後のトンデモ事態に冷静に対応する山本総理(丹波哲郎、当時51歳)、総理付きの秘書官?中丸忠雄(当時40歳)、学者陣の夏八木勲(当時34歳)、滝田裕介(当時43歳)、中条静夫、二谷英明(竹内均先生もご出演されてましたが、もちろん全く萌えませんでした)、海外との交渉に当たる外交特使に中村伸郎(当時65歳)、日本を陰で動かしている渡老人に島田正吾(当時68歳)、他にもがんばるオヤジ満載な映画で、しかも日本が沈没した後、遠い目をしながら世界各地をさすらう日本人達の映像で終るので、またその世界を放浪する日本人がどうなるのかも気になる映画でした(原作者の構想ではまず沈没した後の世界を漂流する日本人というのがあったらしい)。

そういえば当時、最後の最後、もうこれ以上ここに留まっていては助からないというところで、引きこもっていた田所博士を総理とか主人公とかが助けに来るんですけど(←あんまり覚えてない)、田所博士は日本に残る事を選択するんですよ。たしかここで、田所博士と一緒なら沈んでもいいかも、と思ったんだった(笑)。「JOKER」の伊達さん(堺雅人)に撃たれたいと言っていたNさんを笑える立場じゃなかったよ……(参照:9月16日「ジョーカー 許されざる捜査官 最終回」)。

おっと、「日本沈没」語りが長くなってしまった。真実味がないかもしれないけど、本当に、ご冥福をお祈り致します。
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