薩長同盟の龍馬の裏書き
テレビで、あの「龍馬伝」の中で龍馬(福山雅治)とお龍(真木よう子)がくんずほぐれつでやたらと無駄に苦労して書いていた薩長同盟の裏書きの実物を展示するというニュースを聞いて、何となく話のタネに見に行ってみようかな、とは思っていたのである。場所は皇居東御苑の中にある三の丸尚蔵館だから秋の花を見るついでにもいいかもとは思っていたものの、坂本龍馬自体には全く興味がないのでずるずる延ばしていたら、ハゲタカと美術とおいしいものには目がないハゲタカ廃人仲間のnanakoさんから「ご一緒に、どうですか?」とお誘いがあったのである。

そんな訳で行ってきましたよ、皇居東御苑に。

「皇室の文庫(ふみくら) 書陵部の名品」展
秋のプチ遠足 龍馬の裏書を見に皇居東御苑へ(nanakoさんのブログ)

当初は10月9日の土曜日に小学校の運動会があり、私はPTA競技で綱引きをする予定だったので、この展示会を見に行く10月11日にはボロボロになってヘロヘロになっているはず、またnanakoさんも色々お忙しい時期と言う事で、今回はかる~くプチな遠足でまったりという予定であった。

しかし10月9日は大雨のため運動会が延期になったと言うのに、私ときたら延期になった場合のスケジュールを全然把握していなかったのである。
「運動会、延期だから明日になったよ」
「へー。……え!? もしかして明日(10月10日)が延期だと明後日(10月11日)に延期になるの!?」
オーマイガーーーー! なんてこったい、プチ遠足に行けなくなる!?
「いや、11日は普通に休みなの」
「はい? 休み? じゃあ運動会はどうなるのよ」
「12日にやるよ。でも12日だと普通の日だからお母さん、綱引きできないでしょ?」
「うん……」
と言う訳で、結局10日も朝は雨だったために運動会は11日をすっとばして12日に開催ということになり、11日の朝(っつーても午前9時だが)、私は安心してプチ遠足に向かったのである。

地下鉄での人身事故のために一人遅刻して現地についたら、もちろんもう皆さんが集ってましたよ。メンバーはいつもの(笑)、nanakoさん、廃人E嬢、oha~さん、そして私で4人で秋の遠足である。さくさくと目的のブツ(龍馬の裏書き)を見たら、秋の東御苑を散策ですよ。空は雲一つなくきれいに晴れ渡り、風は心地よく、緑がさわやかな中、この場にふさわしく優雅にロイヤルファミリーネタを話していたはずなのに、……気がついたら話題が色々飛びまくった挙げ句に劉一華記念公園(一般名称、常盤橋公園)のホームレスの話になってましたよ。あれえ?

東御苑のウメモドキ 東御苑のオトコヨウゾメ
ウメモドキ(写真左)をじっくり見ているうちに他の3人はどんどん先に行っていたのだが、ふと見るとみんな足を止めて何かの木を見ている。何かと思ったら「この木の名前、いったいどこで切るんでしょうか」というので見てみたら立て札には「オトコヨウゾメ」という名前が。「オトコ、ヨウゾメ?」「オトコヨウ、ゾメ??」「オト、コヨウゾメ???」などと言っていると通りがかったオッサンが「オンナヨウゾメもあるんだよ」と教えてくれたのである。しかし今検索してみたら「オトコヨウゾメ」はあるけど「オンナヨウゾメ」ってないじゃーーーん。オッサンにかつがれたぜ。

東御苑のギンモクセイ 東御苑の金木犀
そして東御苑の金木犀は不思議な程香りがしないのだった。皆で「一体なんで?」「こういうやんごとなき場所で咲く花は匂いも控えめにしているのか?」と言っているとnanakoさんが「この東御苑の中では競争する必要がないから匂いが退化しちゃったんじゃないですか?」というのである。「どゆこと?」と聞くと「だって蜂とか呼び寄せて受粉させるために木は頑張っている匂いをさせているんじゃないですか? でもここでは庭師が丁寧に面倒見てくれるからその必要がないんじゃないですか?」という非常に論理的な説明に、納得するわしらである。でも「もう花も終りかけているからかもしれませんね」という現実的なコメントも忘れないnanakoさんだ。

そういえばこの東御苑のカリンときたら、インドリンゴ?っつーくらいでかい。これもやっぱりやまほどいる庭師が丹念に面倒を見るからあんなにでかいカリンになるんじゃないのかと言っていたのだが。

東御苑の白式部 東御苑のコムラサキ
この間もネタにした(10月7日「秋来ぬと目にはさやかに見えねども…」)コムラサキと白式部。でも白い方はもっと長くてややこしい名前がついていた。

ヒョウタンボクは有毒 東御苑の彼岸花
そして、左の木、ヒョウタンボクはどんな実がなるのかわからんが、しっかりと「実 有毒」という目立つ札が下がっていたのである。誰か盗み食いをするやつでもいるのか?

さて東御苑は旧江戸城の中にあるので、あちこちに「大奥跡」とか「松の廊下跡」という札が芝生の上に立っている。
「松の廊下って、以外と短いですよね」
「龍馬伝にも出て来ているね」
「眉なし(徳川慶喜役、田中哲司)がいつも歩いているよ」
「あ、そっか」
「あれ? じゃあ江戸城って一体いつなくなったんですか? 誰か取り壊したんですか?」
「……」
「……」
「……」
「江戸城無血開城をしているから、幕末には確かにまだあったんですよね」
「空襲でやられた、とか?(←バカ)」
「違いますよ、アメリカ軍は皇居だけは避けたんです。だから下町が絨毯攻撃されたんですよ」
「その時にはもうここはなくなっていたの?」
「……」
「……」
私なんざ入試は日本史を選択したと言うのに、こんな基本的な事もわかってないよ! なお今Wikipediaでチェックしてみた所、明治政府に明け渡されたあと、一部が焼失し、その後関東大震災で壊滅的な被害を受けてそのまま修復されなかった部分があるようだ。へぇーーー。

東御苑を出たあとは、せっかく近くなんだからといつものナンパストリート(ドラマ「ハゲタカ」第3話)をチェックし、ランチの店を探してドラマ「ハゲタカ」未公開場面、鷲津(大森南朋)と芝野(柴田恭兵)が握手をした丸ビルに向かうが、食べ物に関しては素晴らしいセンサーを持っているnanakoさんの誘導により、結局新丸ビルの地下の店でランチに。まあランチと言っても11時半頃に中に入ったのに、結局いつものように喋り倒して店を出たのは3時半だったが。今回の収穫は、nanakoさんとoha~さんという二人の「不憫萌え」会話によって、不憫萌えにはおバカ不憫萌えとお利口不憫萌えというジャンルがあるということがわかったことか(笑)。なお、おバカ不憫対象の代表的なものとしては岡田以蔵(佐藤健)、お利口不憫対象だと、、、鷲津(大森南朋)?劉一華(玉山鉄二)?

さて、じゃこのあとどうします? ま、ここまで来たらやっぱり劉一華記念公園でしょ、あそこは満遍なく季節の花が咲いているし、、ということで常盤橋公園に。

秋の劉一華記念公園
写真は常盤橋から公園を振り返ってみた所。普段は薄暗い公園だが、マンダリンに当っている陽の光が反射して公園を照らしている。写っている影は私他廃人たちのもの(笑)。

マンダリン38階からの眺め 季節はもうハロウィン
そしてもちろんここまで来たらやっぱりマンダリンでしょ、ということでマンダリンオリエンタル東京の38階のトイレで眺望を楽しむ。スカイツリーがきれいに見える。

そんな訳で今回はプチな遠足なので夕方には解散したのだが、「次こそ西乃屋を攻略したいですよね」といって分かれた私たちだ。いやー、おつきあいいただいた皆様、ありがとうございました。映画「ハゲタカ」の公開が終ってもう1年以上になると言うのに、相変わらずまだまだバカな私です(てへっ)。
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コメント
いいなぁ、秋晴れの中の遠足。さぞかし気持ちが良かったことでしょう。

>ロイヤルファミリーネタを話していたはずなのに、気がついたら~

それはもう当然の成り行きでしょ。面子が揃ってるからね。龍馬を見に行っても頭の中には常に「ハゲタカ」。それが廃人。(もうoha^さんも廃人くくりでいいんじゃないかな。これだけお付き合いできるってことは、感染してると診断していいんじゃないかと)

>でも「もう花も終りかけているからかもしれませんね」という現実的なコメントも忘れないnanakoさんだ。

ふと気になって玄関先で我が家の状況を今確認してきたら、銀木犀は花がすっかり落ちていて匂うどころではなく、金木犀も花がもう枯れていて、さっぱり匂いませんでした。花の命は短いわねぇ………(「ハゲタカ」花は一年以上狂い咲きしてるけど)

>なお、おバカ不憫対象の代表的なものとしては岡田以蔵(佐藤健)、お利口不憫対象だと、、、鷲津?(大森南朋)

えっ?お利口不憫萌え代表選手は劉じゃないの?鷲津は切ないけど、不憫かなぁ?(この時点で頭の中にあんな鷲津やこんな鷲津が朝から駆け巡ってるオバカ主婦)

最近ようやっとドラマ「クライマーズハイ」を見ました。前編の大森南朋は全然いけてなくて、これがきっかけで鷲津?と思ったけど、後編は「おっっ、これは!」という感じで、「よし、次の『男のドラマ』は大森くんでいこう!」な流れが理解できましたよ。(ここでも岸辺一徳が光ってたけど。あと杉浦直樹の暴君社長が良かったっす。おやじスキーにはたまらん作品ですな)
2010/10/13(Wed) 08:23 | URL | suika | 【編集
皆様の会話の内容が、植物学から近代日本史、そして恋愛心理学までと、幅広くアカデミック(?)で、素晴らしいです。
これぞ、オトナの遠足に相応しい話題。

>>不憫萌えにはおバカ不憫萌えとお利口不憫萌えというジャンルがあるということがわかった

なるほど、お馬鹿不憫萌えとお利口不憫萌えですか。
深い……ような、そうでもないような(笑)。
そういえば、従妹が最近になって映画『ハゲタカ』を観て、アカマの古谷社長に不憫萌えした事例がありました。(そのままエンケンに転んだ模様。)
これもお馬鹿不憫萌えなのでしょうか。
それとも第三の不憫萌え?(ヒールか?)

そして、さすが、tsumire先生。
遠足は晴天、運動会は雨天順延で綱引きは無し、ですか。
天をも味方につけておいでのようで、天候に恵まれていらっしゃいますなあ…。

私は、皆様より一足早く三の丸尚蔵館に行きましたが、あいにくの雨で、東御苑の散策はパスしてしまいました。
やはり、日ごろの行いが悪いせいでございませう。

いつも感心いたしますが、tsumireさんは本当に用意周到、事前準備バッチリてすね。
私は、ボケーッとしているので、「あ、確かこのあたりにハゲタカ・スポットが…。」と近くに行ってから気づいたりして、結局、現場に行けなかったり、正確な場所を把握していなくて「このアングルじゃない気がするけど?」とか、無駄なことになってしまいます。

そんな感じなので、オヤジを掻き分けて薩長同盟裏書を見た後は、フラフラしているうちに日比谷公園に流れ着き、日比谷公会堂の階段だけは上ってみました。
しかし、その後は丸の内に行ったのに、ナンパストリートの確認もせず(というか、忘れていた)、丸ビル35階にはハゲタカを知らない同行者に一蹴されて立ち寄れず…。
まだまだ廃人見習いの見習いレベルでございます。
まだまだ修業が足りません。

遠足レポを拝拝読するにつけ、無計画で無軌道な自分は、効率的に濃く時間を過ごしていらっしゃるtsumireさんやnanakoさんの3倍くら薄いハゲタカ・ライフを送っているような気がいたします。

2010/10/13(Wed) 22:28 | URL | 美冬 | 【編集
美冬さんてば本当にオトナなんだからー。わしらのあまりに脈絡のないベシャリをそんな風に表現していただくと、まるで本当にアカデミックに聞こえちゃうじゃないっすかあ。

>アカマの古谷社長に不憫萌えした事例がありました。

あああ……。美冬さんのお宅で記事を読ませていただいた時に、「そういうのも、アリか……」と思ったんでした(笑)。まあね、古谷さんの場合は自業自得とはいえ、あーんなことになっちゃうと流石にお気の毒な面もない訳ではないですから、そこにググッとくるお嬢様もいらしゃると。うーむ、不憫萌え(か?)の世界は深い(違)。

>やはり、日ごろの行いが悪いせいでございませう。

私の場合、綱引きがなくなったのはよかったんですけど、でもこの日が天気だったのは「晴の特異日」の半日遅れ(本来10月10日は晴の確率が異常に高い日)なので、残念ながら日頃の私の行いのおかげでは決してないんですよね(笑)。美冬さんの時は雨で残念でしたが、東御苑内なら雨の日には一際緑が映えていいですよね。

また、あの日は晴れすぎて暑かったんですよね。だからわしら、「この間の灼熱地獄の遠足の時は覚悟して絶対に倒れてニュースになったりしないように気をつけようって言ってたけど、今日みたいな日の方が注意した方がいいよね」と言ってたんですよ。

>tsumireさんは本当に用意周到、事前準備バッチリてすね。

それは違います。用意周到じゃなくふらふら徘徊して勘違いなデューデリをした時はブログに書いてないだけざます(笑)。失敗は数多くございます。ですから効率から言ったら美冬さんの方が格段に上なのでございます。
2010/10/14(Thu) 07:22 | URL | tsumire→美冬さん | 【編集
ほんとにいいお天気でしたね。
ハゲタカトーク(これは廃人観察人の私は皆さまに全然ついていけませんでしたが)&不憫萌えトークに加え、「腐」トーク(E嬢さんの影響か?)もかなりありましたねぇ。
中学生日記のセリフ、「ホモの嫌いな女子なんていません!」を憶えていた自分にもびっくりしましたが(笑)

ところで不憫なら絶対「オバカ」系を支持する私ですが、例外としての劉。
利口不憫は普通だと野心家が策略をめぐらして成り上がるものの、破綻ってパターンで、「銭ゲバ」の松ケンとか、「砂の器」の和賀英良とかで、まあ劉もこっち側だよね。
でもさ、劉って彼らとちょっと違うと思うのは、小学生男子じゃない?その辺がバカ不憫好きな私もやられちゃったのよね~。(って何バカ言ってるのか、自分でも恥ずかしくなってきたけど...)
2010/10/14(Thu) 22:26 | URL | oha~ | 【編集
先日はおつきあいいただきありがとうございました。そしてお疲れさまでした~。

>ハゲタカトーク(これは廃人観察人の私は皆さまに全然ついていけませんでした

……全然そんなことなかったと思う。そりゃ細かい所にまでつっこむのは無理だったかもしれんけど、oha~さんも基本的に体質は同じだかんね(笑)。

>でもさ、劉って彼らとちょっと違うと思うのは、小学生男子じゃない?その辺がバカ不憫好きな私もやられちゃったのよね~。

そう言われてみると、劉は「お利口不憫」ではなく、実は第3の不憫のような気もしてきます。不憫萌えってつまりは「かわいそうたあほれたってことよ」ってやつだよね。いやー、不憫萌えの世界って奥が広いわ~、私には全く縁がない世界だけど~(笑)。
2010/10/15(Fri) 06:23 | URL | tsumire→oha~さん | 【編集
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2010/10/16(Sat) 14:51 |  |  | 【編集
こんばんは
tsumireさま…とうとうやってしまいましたデューデリデビュー!
とうりゃんせ信号をちゃんと渡りました。
郵便局も発見しました。

もちろんさるブツを準備して鷲津と芝野先輩ごっこもしましたよ(地元で←大笑い、大ヒンシュクでした)
こちらにおおっぴらに色々書いていいかメールでコッソリお伝えすべきか悩みました。

この際ブログでもはじめるべきかともこの機械オンチ(←死語) の私に思わせてくれるとは……ハゲタカ恐るべし!!

2010/10/18(Mon) 20:32 | URL | むぎこがし | 【編集
デューデリデビュー(?)おめでとうございます。まだまだはじめたばかりですから、これからが楽しみですね(って、どんどん泥沼?(笑))。

>こちらにおおっぴらに色々書いていいかメールでコッソリお伝えすべきか悩みました。

ほほほ、おおぴらに書いて廃人宣言されるもよし、こっそり書いて廃人告白するもよし。

>この際ブログでもはじめるべきかともこの機械オンチ(←死語) の私に思わせてくれるとは……ハゲタカ恐るべし!!

じゃさっそく、思いの丈をブログに書いてみましょうよ~。ブログは機械音痴だろうがなんだろうが結構簡単に出来ますよ。現に小学生のうちの子どもも書いているくらいだし。書いているうちに自分の気持ちも結構すっきりするしね。ふふふ、むぎこがしさんのブログ、楽しみにしてますよん。
2010/10/18(Mon) 23:37 | URL | tsumire→むぎこがしさん | 【編集
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